山行・水行・書筺 (小野寺秀也)

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小野寺秀也

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2019.10.27
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テーマ: 街歩き(676)
カテゴリ: 街歩き

 台風19号の一週間後は町内会の秋まつりである。会場になる広瀬川の河川敷緑地公園は大増水で冠水した。一週間もあれば泥砂も乾燥するだろうと踏んでいたが、前日には大雨が降るという予報が出たため、民間施設の前庭と食堂を借りて行うことになった。
 広い河川敷公園に会場を設営する手間に比べれば、格段に仕事量が減って町内会役員は大喜びだが、祭り気分は半減である。たぶん、祭りというのはそれにかかる手間をもみんなで楽しむというのが昔からの姿だろう。今では、誰かがお膳立てして、その他大勢が楽しむというのが一般的なのかもしれないが………。
 秋まつりが終わり、さらに一週間後の日曜日は子供会と町内会の合同の地域清掃の日である。河川敷公園も清掃の対象に含まれていて、冠水時に流されてきた大きなゴミに苦労しながらいつもの数倍のごみを集めた。
 午前中には地域清掃、午後からは脱原発デモ。充実した一日と言いたいところだが、精神の充実と体力の衰亡という矛盾は大いなるものがあるかもしれない。









肴町公園から一番町へ。(2019/10/27 15:06~15:26)


 25日の金曜日、台風21号の影響で東日本に大雨が降り、またまた多くの被害が出た。仙台でも土砂災害警報レベル3が出て落ち着かない日となった。台風19号のときのように高齢者用の避難所を設営するかどうか、情報を集めながらじりじりしていた。
 「デモは休む」と断固として宣言したのだが、「月末で日曜日のデモじゃないの」と妻に鼻であしらわれて、27日の日曜昼デモだったことを思い出した。
 台風がなければ本当にいい季節である。暑くもなく寒くもなくデモには最適な季節で、今日も青空がのぞいてときどき陽が射す「デモ日和」である。
 日和のいい休日のデモは参加者が少ないというのが相場だが、肴町公園にはいつも通りにデモ人が集まっていた。県議選の投票日当日ということもあって、多少はスピーチの内容に気を遣っていたようだが、淡々と集会は進んだ。
 「選挙には行きましたか。まだの人は必ず行ってください」という集会の締めで、25人のデモは肴町公園を出発した。











一番町。(2019/10/27 15:27~15:29)







広瀬通り。(2019/10/27 15:30~15:35)


 「​ 原発マネー還流発覚で関電崩壊、原発消滅カウントダウン始まる」


​関西電力の岩根茂樹社長ら役員20人が、高浜原子力発電所が立地する福井県高浜町の元助役から総額3.2億円相当の金品を受け取っていたことが判明した。原発を保有する電力会社への視線は厳しく、いよいよ原発消滅へのカウントダウンが始まった。​


 こんなフックの文章で始まる心地よい記事だが、読み進み、読み終えても、ほんとうに関西電力が崩壊し、さらに日本から原発が消滅するかどうかは、私には確信が持てなかった。どちらかと言えば、次のような原発関係者の発言を集めて、原子力業界の落胆ぶりを強調した記事のように思えた。


(1)「もう原子力は終わりでしょうね」。大手電力会社関係者は肩を落とした。
(2)大手電力会社幹部は「昭和の時代ならともかく、震災後も地元と癒着が続き、しかもトップが金品を受け取っていたのには驚きを禁じ得ない」と眉をひそめた。
(3)「あらゆる原子力政策を前に進められるかもしれない大事な時期だったのに、関電のおかげで全てパア」(エネルギー業界関係者)になった。
(4) エネルギー政策に詳しい橘川武郎・東京理科大学大学院教授は、「震災後の原発を引っ張ってきた関電が信用を損ねたことは、電力業界にとって大きなダメージ」と指摘。「関電を軸とした原発事業の再編も難しくなるだろう」と語る。


 ただし、記事は次のような予言めいた文言で締めくくられていて、脱原発を願う身にはとても喜ばしいのだが、期待しつつも楽天的に信じることなく脱原発デモは続けるのである。


 第5次エネ基では、原発の新増設、リプレースは明記されていない。原発を巡る厳しい世論を考慮すれば、建設中であるJ-POWERの大間原発、東電の東通原発、中国電力の島根原発3号機が運転できなくなる可能性も小さくない。
 このままだと、早ければ北海道電力の泊原発3号機が運転期限を迎える2049年までに、日本から原発が自然消滅する。







晩翠通り。(2019/10/27 15:37~15:41)







青葉通り。(2019/10/27 15:43~15:54)


 アーケードのある一番町を出てしまえば、だいぶ傾いた陽が射したり翳ったりしながらの街歩きとなる。ハロウィーンに因んだデモ人のオレンジ色の防止に斜光が映えて美しいのだが、カメラはそれをうまく写し取れないのだった。
 美しい逆光の写真を撮りたい。ずっと思っているのだが、いっこうに進歩する気配がない。

小野寺秀也のホームページ







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Last updated  2019.10.28 11:10:11
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