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人物相関図を公開! - ブギウギ - NHK 《ついに完結》朝ドラ史に残る最高のスタートダッシュからの急失速…「ブギウギ」が吉本、ジャニー喜多川の存在を描けなかった理由 (msn.com) 視聴者の「見る力」を問うクセの強さ…前代未聞の挑戦作『ブギウギ』が“朝ドラ史に残したもの”とは (msn.com) 見どころ見ごたえのあった朝ドラ「ブギウギ」今までと違いさわやかさからは程遠い、あまりににぎやかな主題歌。このテンポ・リズムに乗れず“けったいな音楽やなぁと”感じた。それも半年続くと慣れてきたとはいえガチャガチャ感は否めない。現代は聞くこともないブギウギと言う楽曲をこの半年、聞かされ続けても親しむことはなかったように思う。とはいえ歌のうまさと大げさな表現力でステージを圧倒していた趣里はすごい。演技もうまい。かつてドラマ出演している彼女を応援していた。それゆえ朝ドラ主演には期待した。ところがである。始まってみると、とても良いドラマなのだが、主演の趣里を応援する気は起らない。何がそうさせるのか。歌はうまいし、演技もできる。とすれば愛嬌が足りないのかもしれない。つるんとしたきれいな肌で小柄な体を大きく使う彼女。苦悩も悲痛も表現できているけれども健気さや可憐さが見られず愛らしさに限っては長すぎるまつ毛のせいか感じられなかったのかもしれない。水谷豊・伊藤蘭という両親の七光りをはねのけてではないが、まったく触れなかった点も終わってみれば良くなかったのかもしれないと思う。特にそう感じたのはNHK紅白歌合戦に母・伊藤蘭が選出された時だ。私が目にしなかっただけなのかもしれないが、母の出演決定に関してのコメントやお祝いの言葉はなく、親子共演を取りだたされていたにもかかわらず、共演がないだけでなく、定番ともいえるNHK紅白への朝ドラ出演者応援出演というのも一切なかった。紅白出演者でなく、スペシャルゲストとしてスズ子&趣里としてオンステージで「東京ブギウギ」を生中継で聴いて見たいと思った視聴者は多かったはずだ。それさえもなかった。中だるみや途中失速したといわれるドラマ「ブギウギ」であるけれど、NHK紅白歌合戦に応援出演して番宣していれば新たな視聴者も獲得できたり、さらなる盛り上がりを見せたのかもしれないと思う。さて、その紅白歌合戦であるがドラマがフィクションと言う位置づけのためか男女歌合戦となっている。民放の番組をフィクション化したわけではないので紅白歌合戦としなかったのはどういう配慮が働いたのだろう。紅白歌合戦チームへの遠慮なのだろうか。とはいえ、ジェンダー差別が声高に叫ばれる現代において、“男女”歌合戦というネーミングの悪さ。誰しも気になったと思う。スタッフも気にならなかった人はいなかったと思うがそのまま決定されて放送されてしまうとは悪手である。さて、出演者について述べよう。主演の趣里については可もなく不可もないというか大いに健闘したと思う。歌良し、芝居良しであった。しかし、欲をいうなら朝ドラファンを趣里ファンにするくらいの魅力が欲しかった。母・花田ツヤを演じた水川あさみはとても良かった。信じられなくくらい良かった。関西のお母ちゃんを演じて上出来。こんなに素晴らしい女優だったかなぁと考え直したくらい。大絶賛である。彼女がいたから前半の盛り上がりを大きくできたと思う。父・梅吉の柳葉敏郎も馬鹿笑いする父親を良く演じていた。これもギバちゃんからすると予想外な演技だったかも。話題に上った弟・六郎の黒崎煌代(くろさき こうだい)。これがデビュー作品とは驚くばかり。良かったなぁ。梅丸少女歌劇団(USK)の面々は良かったなぁ。大和礼子の蒼井優は言うまでもなく、相手役であった橘アオイの翼和希(つばさかずき)が男役として良かった。それもそのはず、現役のOSK日本歌劇団の男役スターである。とはいえ、テレビドラマゆえの戸惑いはあったと思うけれど、それは一切感じられなかった。素敵だった。後輩、秋山美月の伊原六花の出演は嬉しく思うし、みごと演じていたと思う。部長の橋本じゅんも良かったなぁ。マムシ酒ならぬスッポンの血。笑える~。羽鳥善一の草彅剛は別掲の「気になる俳優・草彅剛 八人目」を読んでいただきたい。すごいし素晴らしい。その奥方の市川実和子も奥様として見事に演じていた。茨田りつ子の菊地凛子に関しては評判も良くよく演じているんだろうけれど、私は晩年の淡谷のり子を渋谷ジャンジャンで何回か鑑賞しているので馴染めない。東京での下宿屋の女主人、ふせえりは良かった。小夜の富田望生はキャラクター的に良くなかった。感じが悪い。村山興業では村山愛助の水上恒司はもっとボンボンでいてほしかった。理解があるのはいいけれど、ボンボンゆえに理解できないところが描ければもっと良くなったと思える。マネージャーの山下の近藤芳正は当初どうかと思えたが、馴染んでくるにつけいい役だった。東京支社長の坂口の黒田有は当初、アクが強くてどうかと思えたが、これくらい強くないと大阪人を体現できないなと思えたくらい怪演だった(笑)。社長の小雪はミスキャストに思えた。ここは関西人を抜擢すべきでしょう。小雪は社長役は出来たかもしれないが関西人にはなれなかったと思う。もっと豪放磊落で無遠慮であるべし、反面、とても気が回るところを見せてほしかった。さてさて、問題のキャストはタケシ役の三浦獠太(みうら りょうた)ですね。登場するなり、誰だ⁉こいつ!!と思えた風貌、態度、演技。キャラクター的に損なのかもしれないけれど、話題になるほど反感を持たれてしまっては良くない。父・三浦知良に似ているかもしれないけれど、父・三浦知良は見せ方を知っていて二枚目でもないのにかっこよく映る。このドラマでかっこよさはいらないのかもしれないがヒールになることはなく、そこに表情とか発声とか演技とか見せるべくものがあるんじゃないのかな。山下(近藤芳正)の甥の役なら山下の甥と感じられる俳優のキャスティングを望みたい。 これまた、誰?こいつ、と思えたのは次代を担うスター美空ひばりを模した水城アユミという大人気の若手歌手役の吉柳 咲良(きりゅう さくら)。彼女のことを全く知らなかったので反感を持ったがググってみると第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン「PURE GIRL 2016でグランプリを受賞し、2017年2月にミュージカル『ピーター・パン』の10代目ピーター・パン役に抜てきをされた一押しの次代スター。聴いてみると歌はうまいので納得!?笑えたのは沼袋勉で登場した中村倫也。豪放磊落に笑い飛ばしてまわりを席巻する芝居は良かった(笑)
2024.03.31
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NHK BSシネマで放送される映画の中からおすすめ作品を紹介します。4月おすすめ作品は「ポセイドン・アドベンチャー」「シェルブールの雨傘 」「エアフォース・ワン」「ア・フュー・グッドメン」「愛は静けさの中に」「パリで一緒に」「ミセス・ダウト」「レジェンド・オブ・フォール」「許されざる者」「プリティ・リーグ 」「エビータ」「クリムゾン・タイド」 」の作品の中から選んだ5作品はこれら。紹介済みの「シェルブールの雨傘」「愛は静けさの中に」「レジェンド・オブ・フォール」「クリムゾン・タイド」を除外するとこうなった。(チラシ画像の下のリンクは画像の出展元を掲載)写真:Album/アフロ「エア・フォースワン」2024年4月8日(月)午後1時00分~3時06分AIR FORCE ONE 1997 アメリカ見た当時、痛快に感じたのだろうなあ。90点とある。大統領を演じ、勇敢に闘うハリソン・フォード。最高である。お薦め度★★★★☆(90%)映画.com 3.6/5ア・フュー・グッドメン | スタッフ・キャスト・作品情報 - 映画ナタリー (natalie.mu)「ア・フュー・グッドマン」2024年4月9日(火)午後1時00分~3時19分A FEW GOOD MEN 1992 アメリカ融通の利かないエリート軍人をトム・クルーズが好演していたと思う。お薦め度★★★★(85%)映画.com 3.8/5おすすめ洋画・コメディー映画BEST40!ランキング形式でご紹介します☆【家族で楽しめる!!】 | KYUN♡KYUN[キュンキュン]|女子が気になるエンタメ情報まとめ (kyun2-girls.com)「ミセス・ダウト」2024年4月16日(火)午後1時00分~3時06分MRS.DOUBTFIRE 1993 アメリカロビン・ウィリアムスの化けっぷりを堪能できるコメディ。お薦め度★★★★(80%)映画.com 4.0/5写真:Everett Collection/アフロ「許されざる者」2024年4月19日(金)午後1時00分~3時02分THE UNFORGIVEN 1992 アメリカ公開当時見てみて、アカデミー賞作品賞受賞にて、なぜ?と思えたが、含蓄のある作品なのでしょうねぇ。監督賞・助演男優賞・編集賞も受賞。お薦め度★★★★(80%)映画.com ALL tIME BEST 「許されざる者」3.9/5 ポスター画像「プリティ・リーグ」2024年4月22日(月)午後1時00分~3時09分A League of Their Own 1992 アメリカマドンナも出演のコメディ。実在した女子プロ野球がチーム一丸となるまでを描く。お薦め度★★★★(85%)映画.com 3.2/5
2024.03.31
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(C)LESFILMSPELLEAS_LESFILMSDEPIERREようやく公開された「オッペンハイマー」よりもこちらの方が作品賞にあたいするのではないかと見に行ったが、真相が不明でスッキリしないのが尾を引き「オッペンハイマー」に軍配を上げるかな。カンヌ国際映画祭パルムドール受賞である。フランス映画ということに驚き、英語が離されていることに驚く。ドイツ人妻とフランス人夫に視覚障害の息子の3人が山荘で暮らす。夫(父)が3階の屋根裏から転落したのか血を流し絶命していた。自殺か他殺か、事故か事件か。殺人の容疑者として妻(母)が逮捕される。そして、裁判の日々、真相は……。言葉が多用されるので眠くなるが、なんとかこらえて鑑賞。夫婦の間のことがいろいろと根掘り葉掘り明らかにされていくにつれて夫婦仲は見かけほどよくなかったということがわかる。そして……。真相は……。2023年/フランス/152分/G監督:ジュスティーヌ・トリエ脚本:ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ出演:サンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー、ミロ・マシャド・グラネール、アントワーヌ・レナルツ、サミュエル・セイス、ジェニー・ベス、サーディア・ベンタイブ、カミーユ・ラザフォード、アン・ロトジェ、ソフィ・フィリエール原題:Anatomie d'une chute(「落下の解剖学」)お薦め度「落下の解剖学」★★★☆(75%)字幕翻訳:松崎広幸
2024.03.30
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(C)Universal Pictures. All Rights Reserved.アカデミー作品賞受賞作「オッペンハイマー」を見に行った。前半は眠気がありセリフ過多でついていくのが苦しかった。後半、眠気が去るとしっかり見ることが出来た。前半ちょっと登場のロバート・ダウニー・Jr.が彼とわからず、ジェレミー・アイアンズに見えて、この老け方でアカデミー助演男優賞を獲得したのかと思ったら、情けでの受賞かと思えたが後半の名演技、助演男優賞もむべなるかなと思えた。この映画作品を見て知りえたことが多かった。日本向けの原爆だと思っていたが、もとはドイツに落とすためのものであったということ。日本へは流用。オッペンハイマーは原爆の開発には意欲的だったが水爆には否定的だった。オッペンハイマーはアメリカに協力的だったにもかかわらずスパイ疑惑をかけられたこと。見終えて思うが、さすがのクリストファー・ノーラン監督である。冒頭から前半まで光の点や曲線、火花を散らす映像を何度か見せて、分子や原子、それらを扱い爆弾を作るということをイメージさせた。著名な俳優を数多く使い、こんなチョイ役でもったいないと思う人もいて、その最たる人物がラミ・マレックなんだけれど、後半の公聴会の場を見ると芝居のしどころのあるシーンがあり、もったいないチョイ役じゃなかったんだと安心した。逆に意外とチョイ役だったのがケネス・ブラナーか。原爆開発者オッペンハイマーを描いて、微に入り細に入り、その人となり、私生活の隅々まで描いて上出来だと思える。妻のキャサリン(エミリー・ブラント)との関係を見ていると大人の関係であり、すごいと感じた。フローレンス・ピューの脱ぎっぷりに脱帽。対共産主義、対ソ連のアメリカを知ることが出来る。必見とは言えないが、見て損のない作品といえよう。2023年/アメリカ/180分/R15+監督:クリストファー・ノーラン原作:カイ・バード、マーティン・J・シャーウィン脚本:クリストファー・ノーラン出演:キリアン・マーフィ、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナー、ディラン・アーノルド、デビッド・クラムホルツ、マシュー・モディーン、ジェファーソン・ホール、デべニー・サフディ、デビッド・ダストマルチャン、トム・コンティ、グスタフ・スカルスガルド、マイケル・アンガラノ、デイン・デハーン、オールデン・エアエンライク原題:Oppenheimer(「オッペンハイマー」)お薦め度「オッペンハイマー」★★★★(80%)字幕翻訳:石田泰子
2024.03.30
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(C)2019 映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 (C)東野圭吾/集英社ほぼ原作に忠実に映像化しているのはすごいと思える。原作小説を読んでいるのでこまごまとしたことが分かり、たとえ映像で端折っていても理解が進むので、とてもわかりやすく楽しんで見た。映画で初見の人も楽しめただろうか。小説通りに描こうとすると3時間を越える超大作になってしまうだろう。そこを端折ってつなげて、2時間13分にまとめ上げたのは素晴らしい。しかもそれがダイジェストだったり、意味不明に飛ばされるわけもなく多少の改変をしながら、すべてのエピソードを落とすことなく映像化している。ただキャストには不満があり、キムタク(木村拓哉)はいいにしても、長澤まさみは存在が大きすぎるように思う。竹内結子あたりが良いと思えるのだが、若手なら西野七瀬あたりか。この頃だと誰が良かったのか。原作を読んでいるからキー・パーソンは誰かと注目したが松たか子であった。名演!と思える化け方は最高。監督が「HERO」シリーズの鈴木雅之であるがゆえ、彼女の演技に欠けることが出来たのだろう。これ以上ないというベスト・キャストに思える。逆に能勢役の小日向文世は小説からはまったくイメージできない、あまりにも違った。もっと小太りの仕事できなさそうなおっさんというイメージなので最適な役者は誰だろうか、悩みどころである。あれだけの長編エンタメ小説をよくうまくまとめたものだと感心した。あっぱれ!Amazon Prime Video にて2019年/日本/133分/G監督:鈴木雅之原作:東野圭吾脚本:岡田道尚出演:木村拓哉、長澤まさみ、小日向文世、梶原善、泉澤祐希、東根作寿英、石川恋、濱田岳、前田敦子、笹野高史、高嶋政宏、菜々緒、生瀬勝久、宇梶剛士、橋本マナミ、田口浩正、勝地涼、松たか子、鶴見辰吾、篠井英介、石橋凌、渡部篤郎お薦め度「マスカレード・ホテル」★★★★(80%)
2024.03.28
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映画を見ていると思い込んでいた。この本を読みながら、近年の物忘れの激しさから、映画を見たのに筋を忘れていると思い、楽しみながら本を読んだ。そして、読書感を書こうとしてチェックしてみると、映画を見た痕跡がない。“えっ!”、見ていないのか、というショック。記録にない。この後、映画を見ようと思う。映画の予告を見ただけで本編は見ていないのかもしれない……。 さて、この本を読みながら時系列ではシリーズ第2作の「マスカレード・イブ」の方が過去と言うことを知り、先に“イブ”を読んだ。十分に面白い作品だったが、小説という気がした。しかるにこの“ホテル”は小説でありながら、映像が浮かび上がり、とてもエンタテイメントであり、驚いた。すごい、さすがの東野圭吾である。 不可解で手掛かりのない数字だけの犯行声明。犯人はとても聡明で狡猾で捜査の手が及ばない。そんな中、新たな犯行現場となるホテルを捜査員潜入にてガードする。日夜、往来する宿泊客たちを観察し、多種多様なクレームにも対応する。クラークとして潜入した刑事と彼を補佐・監督・監視するホテルマン・クラークの関係の変遷も読んでいて面白く思えた。次へ次へと読み進めたくなる魅力ある小説である。やっぱり、さすがの東野圭吾である。マスカレード・ホテル (集英社文庫(日本)) [ 東野 圭吾 ]
2024.03.28
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インタビュー 羽鳥善一役 草彅剛さん - ブギウギ - NHKいい役者だなぁと思う。現在放送中のNHK朝ドラ「ブギウギ」で羽鳥善一(モデル:服部良一)を演じる。稀代の名作曲家・服部良一。風貌からすると似ても似つかない感じがするが、本人像を気にかけなければ、おおよそこのような作曲家がいたんだろうなぁと思える。草彅が演じる羽鳥善一が服部良一とどれほど似ているかはこの際関係ない。それよりも音楽、作曲のことしか頭になく、家のことは奥様にまかせっきり。子だくさんであり、日夜作曲に没頭する。当時の日本人男性ならではの着流し姿はあまりに似合っている。はまっている。似合いすぎである(笑)深刻すぎず飄々として明るく抜けた感じは真実一路、まっすぐに歌に邁進する福来スズ子を温かく見守る立場として最高である。力みのない泰然とした演技ができる、それが草彅である。最近評判となったドラマ「VIVANT」で見る力みなぎる演技とは対極にあるもののような気がする。思えば仙人のように存在する草彅、いや羽鳥善一であった。ゆえに、スズ子が「先生、先生」と言って崇め奉っても不思議ではないし、かといって高圧的でもない。まさに泰然自若の境地である。さて、草彅剛を絶賛する人が多いけれど、彼の演技は素晴らしくとも彼の出演作がすべて素晴らしいとは限らない。事実、私が初回で頓挫したドラマ「猟奇的な彼女」は日本風に翻案したのが過ぎて辟易した。このたび「新幹線大爆破」をリメイクするらしいが、映画「日本沈没」も見なかったが、リメイク物を見ようとは思わない。(苦笑)(Netflixなので見るかもしれない)なかなか見ることが出来ず遅ればせながら見た映画「ミッドナイトスワン」はとても良かった。すごく良かった。手術までして女性になりたかった男性を演じて見事であった。その精神は女性そのもの、女性でありたかった男性そのものであった。この心は映画「覇王別姫」で見たスーパースター、レスリー・チャンと同様であると思えた。この「ミッドナイトスワン」は本当に素晴らしく、見るべき映画だと思う。草彅剛を初めて見た映画は「黄泉がえり」であった。この映画も素晴らしい作品である。作品だけでなく草彅剛はもちろん竹内結子も良いのだが、いかんせん柴咲コウが良すぎて、彼女の印象しか残っていない(笑)さて、朝ドラの草彅剛である。そこにいる、それだけでいいと思わせる存在感。立っている佇まいだけで魅力のあった高倉健とは違うけれど、その存在感は勝るとも劣らない、恐るべき演技力の持ち主である。
2024.03.27
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2021年10月13日に亡くなった山本文緒さんの最後の著書と思っていたが、その後に「ばにらさま」とエッセイ「無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記」が出版されている。「恋愛中毒」を読んで過激な小説を書く人だと思えたが、マスコミ絡みの話はエンタテイメント性があり、楽しんで読んだ。直木賞を受賞した「プラナリア」は未読なので読んでみたい。彼女の死とともに注目していた「自転しながら公転する」をようやく読んだ。読み終えて、現代と未来の話であったが、三十代、仕事と婚活に揺れる独身女性の生きざま、行動を描いてとても刺激的であった。仕事と結婚、それはもう人生そのものである。大人になってしまった女性の逡巡、考えと行動、予期せぬ出来事に翻弄されるさまは痛々しくて生々しい。ベトナムが登場してくるあたり現代を切り取り、未来を先取りしているように思えた。先見性があるということなのだろう。昨年末、この「自転しながら公転する」がドラマ化された。見たくて録画していある。ようやく見ることが出来る。楽しみである。自転しながら公転する (新潮文庫) [ 山本 文緒 ]
2024.03.27
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Operator (2015) (imdb.com)銃撃、爆破、カーチェイスと見どころはいっぱいある。”911”に入る緊急電話を取り上げたところはおもしろいけれど、筋書きとして制作者たちのやりたいほうだあい。作りたい映画を作った、という感じの作品。それゆえ、そこに正義はあるのか?とか、それは命の担保があるのか?とか、通話中のオペレーターに911緊急電話が溜まっていくということはどういうこと?なんてあったりする。極めつけは妻を救出するところだがわけがわからない。とはいえ、筋書きに注目しなければ、有名な俳優も出てるゆえか、金のかけた作品である。Hulu にて2022年/韓国/109分/G監督:アマリヤ・オルソン、オービン・オルソン原案:ドウェイン・ウォーレル、アマリヤ・オルソン、オービン・オルソン脚本:トニー・フィオーレ出演:ルーク・ゴス、ミーシャ・バートン、ビング・レイムス、マイケル・パレ原題:Operator(「電話通信者」)お薦め度「デンジャー・コール」★★★(60%)
2024.03.24
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Hulu(フールー) | 人気の映画・ドラマなどが見放題!最新作やライブはレンタル/購入して視聴可能!映画化と思っていたらドラマでの映像化。しかも配信、Huluでの配信。推理小説としてロングセラーとなっている「十角館の殺人」。原作小説は最近読んでいて、評判が納得できるほどには思えなかったけれど、公開前のX(旧TWITTER)での賑わい、昨日配信されてからの賑わいとお薦め度を見ると、どうしても見たくなり、本日Huluを契約して見た。見た、見た、見た。全編通しても、やや長めの映画くらいの時間だったので、全5話を一気見した。原作を読んでいるので4話の途中くらいまで、漫然と見ていた。映像化したんだね、くらいの感じ。ところがである。たぶん、原作では終了となる事件が報道されるあたりからがぜん興味が湧いた。原作小説から離れてのクライマックス。最終話においてはありえない展開に驚くとともに感心した。すごい、すごい、すごいドラマだ。原作を知っている者のほうが知らない視聴者よりはまってしまうかもしれない。これはとても素晴らしい展開の配信ドラマである。最終話を見ると、それまでの気にかかる些細な点が実はこういうことだったのかと納得し感心してしまった。見て、良かった。お薦めする。Huluにて2024年/日本/監督:内片輝原作:綾辻行人脚本:八津弘幸出演:奥智哉、青木崇高、濱田マリ、池田鉄洋、前川泰之、河井青葉、草刈民代、角田晃広、仲村トオル、望月歩、長濱ねる、今井悠貴、鈴木康介、小林大斗 、米倉れいあ、瑠己也 、菊池和澄お薦め度「十角館の殺人」★★★★(80%)
2024.03.23
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(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED AND BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2022 ALL RIGHTS RESERVED.シェイクスピアでも有名な英国王・リチャード三世。その遺骨は500年もの間、行方不明であった。シェイクスピアの劇「リチャード三世」を見た中年女性フリッパ・ラングレーは職場での不当な処遇にリチャード三世の不遇を重ね、32歳と若くしてこの世を去った彼の遺骨探しに注力することになる。リチャード三世愛好家たちとも知り合い、いろんなところに協力や資金を頼むも断られ挫折し頓挫してしまいそうになる。そんな時、別居中の夫の賛同と助力をえて、子供たちの応援もあり、試行錯誤しクラウドファンドにて世界中からの援助を得て、とうとう発掘作業が始まる……。市井の人間が興味を持った墓場なき王の遺骨を探すことに熱意と感情で周りの人を動かし、発掘作業が始まる。その後も、専門家でないがゆえに疎んじられ、うまく進められないなどあった。内容はもちろん映画としても主人公の感情の揺らぎなどが感じられていい作品である。U-NEXTにて2022年/イギリス/108分/G監督:スティーブン・フリアーズ原作:フィリッパ・ラングレー、マイケル・ジョーンズ脚本:スティーブ・クーガン、ジェフ・ポープ出演:サリー・ホーキンス、スティーブ・クーガン、ハリー・ロイド、マーク・アディ原題:The Lost King(「行方不明王」)お薦め度「ロスト・キング 500年越しの運命」★★★★(80%)
2024.03.23
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(C)This Beautiful Fantastic UK Ltd 2016なかなかいい映画だった。主役のベラは暗い感じの本好き女性であった。そのベラを演じるジェシカ・ブラウン・フィンドレイは美しさにかわいさが同居する素敵な感じがした。若き女性ひとりで庭付き住宅をあてがわれて、居続けるには庭を手入れしなければならない。管理者に即刻退去を言いつけられるもその場にいた料理人に手助けされて一カ月の猶予が出来た。庭を造らないと……。隣人には素晴らしく素敵な庭を持つ口うるさい老人がいた。アルバイトで働く図書館で変な理系男子と出会う。恋の訪れかも?いや、恋だ!!しかし、初デートの日……!!日々の生活と人生と結婚生活と恋と、いろんなことをぎゅっと詰めた物語。見て良かった。原題:This Beautiful Fantastic らしくファンタジックな映画。U-NEXTにて2016年/イギリス/92分/G監督:サイモン・アバウド脚本:サイモン・アバウド出演:ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、トム・ウィルキンソン、アンドリュー・スコット、ジェレミー・アーバイン、アンナ・チャンセラー原題:This Beautiful Fantastic(「この素晴らしき感動」)お薦め度「マイビューティフルガーデン」★★★★(80%)
2024.03.22
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(C)2019 88miles2019年・第32回東京国際映画祭コンペティション部門で最高賞にあたる東京グランプリを受賞した作品ということで見てみた。舞台はデンマークの農村。牛の世話に忙しい牧畜を主とする家なのかも。27歳の女性クリスは叔父と暮らしていた。叔父は4年ほど前に倒れて手足が不自由である。手助けを借りてなんとか動けるくらい。彼女が主体となって牛の世話などをやる。休みの日などないはず。彼女は14歳の時に兄弟を亡くし、親を亡くした。それ以来、叔父の世話になり、叔父が倒れてからは面倒を見ている。早朝に起きる。朝ごはんの支度。かわす言葉もなく、点けっぱなしのテレビを叔父さんが見ながら食事する。クリスは数独を解きながら食事をする。二人で協働。一日中、一緒。クリスは獣医の学校に進みたかったのか。牛の逆子を手助けしたクリスを獣医は褒める。村の農作業をする男性とも知り合う。ただ、叔父が気になる。同じ日々が繰り返される牛の世話、収穫時の農作業もある。広大な農地で叔父と二人の協働はとてつもなく大きな作業車を扱う。いつまでも叔父さんの面倒を見ていられるわけではない。しかし……。デンマークの農村の日々を映し出した作品。それが、東京グランプリを獲るのか、と思いつつ見終えた。2019年/デンマーク/110分/G監督:フラレ・ピーダセン脚本:フラレ・ピータゼン出演:イェデ・スナゴー、ペーダ・ハンセン・テューセン、オーレ・キャスパセン、トゥーエ・フリスク・ピーダセン原題:Onkel(「叔父」)お薦め度「わたしの叔父さん」★★★☆(70%)
2024.03.21
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(C)2023 One Tree Productionsダンスシーンは素晴らしい。それだけで一見の価値はある。しかし、物語は良くない。設定も展開も感心できない。そもそも舞台に立つ人間が舞台袖でスマホをフェイスタイム(対面通話)するなんて!と思って見始めたものだから、この作品を作った人たちの意識の低さに落胆した。そうはいっても、やはりダンスは素晴らしい!なぜ、ここにダンスシーンが必要か?と思えるところもあるけれど、それは物語として必然とされるもので無理はあるけれど容認すべきものなのかも。物語は理(ことわり)が成っていればよかった。(映画.comより)”世界有数のバレエコンクールで金賞を受賞した経験を持つ主演のジュリエット・ドハーティを始め、キャストには実績のあるダンサーたちを起用し、バレエシーンもすべて本人が演じた。オーストラリア・バレエ・カンパニーのプリンシパルであったダニエル・ガウディエッロが振付を担当。”主演のジュリエット・ドハーティが出演している「ハート・ビート ネクストステージ」お薦め度★★★★☆(90%)はとても傑作です。2023年/オーストラリア/111分/G監督:ジェシー・エイハーン、ジョアンヌ・サミュエル脚本:ザカリー・レイナー、ジョン・バナス、ピーター・マクロード振付:ダニエル・ガウディエッロ出演:ジュリエット・ドハーティ、ローレン・エスポジート、ジョエル・バーク、キャロリン・ボック、プリムローズ・カーン、ニコラス・アンドリアナコス、ミエッタ・ホワイト、アシュリー・ロス原題:The Red Shoes: Next Step(「赤い靴:次の一歩」)お薦め度「RED SHOES レッド・シューズ」★★★☆(70%)字幕翻訳:大西公子
2024.03.20
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(C)2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & M PICTURES. All Rights Reserved.いやー興味津々、おもしろい。カーチェイスの連続であるけれど、チェイスそのものよりもドライビングテクニックを駆使する技を見せるところがとてもいい。素敵だ。知らない女優だと思ったパク・ソダムは2019年公開のポン・ジュノ監督映画『パラサイト 半地下の家族』に、半地下で生活するキム家の長女・ギジョン役を演じた彼女だった。野球賭博、脱北という韓国にある特殊条件を設定してあるのもオリジナリティがあり、リアリティを感じさせてくれる。警察内部の腐敗が現実にはどの程度かわからないけれど、ヤクザ顔負けの荒稼ぎぶりに非情さに驚く。内容は違えど女性版「トランスポーター」とも言えよう。とても面白く見た。Amazon Prime Video にて2022年/韓国/109分/G監督:パク・デミン脚本:パク・デミン出演:パク・ソダム、ソン・セビョク、キム・ウィソン、チョン・ヒョンジュン、ヨン・ウジン、ヨム・ヘラン、ハン・ヒョンミン原題:Special Delivery(「特別配送」)お薦め度「パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女」★★★★(80%)
2024.03.18
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(C)2023. FIFTH SEASON, LLC. All Rights Reserved.彼女の友人の結婚式でブーケトスを阻止したのは彼氏。同棲はしてるけれど、結婚をせっつかれるのは……。不倫のふたりは破局。映画圏で出会った孤独の老女と老人は……。三者三様の男女のが一堂に会した時、ドラマは動く。とても込み入った関係で、話の内容も当初字幕を追うのが精いっぱい。なかなかややこしい設定であった。結婚生活における幸せなんて、突き詰めれば訳が分からなくなり、何が答えでなにが正しいのか。腫れされどうなるか。終わってみれば、なんという絡み合った家族だと思ってみても。ライトコメディが見たかったので意気をそがれた感じがした。ややシリアスなブラック・コメディと思って見れば楽しめるかも。4人のシニアのなかで銀髪のダイアン・キートン、リチャード・ギア、ウィリアム・H・メイシーと違って一人栗色の髪を輝かせるスーザン・サランドンは若々しかった。豊な胸を強調するランジェリー姿も抜群。期待したエマ・ロバーツの物語でありながら主役でなかったのは残念。恋物語は若い人のほうがいいよね(笑)2023年/アメリカ/95分/G監督:マイケル・ジェイコブス脚本:マイケル・ジェイコブス出演:ダイアン・キートン、リチャード・ギア、スーザン・サランドン、エマ・ロバーツ、ルーク・ブレイシー、ウィリアム・H・メイシー原題:Maybe I Do(「たぶん誓います」)お薦め度「アバウト・ライフ 幸せの選択肢」★★★(60%)字幕翻訳:
2024.03.17
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「マスカレード」シリーズの第2弾。第1弾の「マスカレード・ホテル」の前日譚になるとのことだったので、まくはこちらから、と読んだ。面白い。よどみなく進展する物語に引きずられ、気が付けば終章の「マスカレード・イブ」を読んでいた。大学の研究室内で起こった教授殺人事件は近年、大学構内で教授を襲った実際の事件があっただけに興味を持って読むことが出来た。ホテルマンと刑事、そしてホテルの宿泊客。不倫を絡ませた事件は淫靡でありながらバラの香りというエッセンスでとても香り豊かで華やぎ、清楚な感じを抱かせる。スラスラと読めて謎解きも事件解決も腑に落ち、読書を楽しめる本であった。さあ、注目の「マスカレード・ホテル」読んで見ようか(笑)マスカレード・イブ 東野圭吾/著
2024.03.17
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Ladies in Black (2018) (imdb.com)温かい思いに涙がこみあげてくる。素敵な映画だった。1959年にヨーロッパからやってきた多数の移民と、現地オーストラリア人との交流を描く。主な舞台は百貨店。百貨店が流行の最先端をいっていたんだなと思える。高校卒業まで百貨店の短期アルバイトをすることになったリサはクリスマス休暇から婦人服売り場で不妊に悩む先輩と彼氏のいない先輩の補助として働く。大陸からやってきた妙齢の女性はオートクチュールを扱う貴婦人だ。彼女たちの日常をそれぞれの気持ちを汲んでうまく表現しているこの作品はハートウォーミングな作品であった。見て良かった。ヨーロッパの俳優を大陸人(移民)にオーストラリア人をオーストラリア人でキャスティングしているのはさすがだなぁ。U-NEXTにて2018年/オーストラリア/109分/監督:ブルース・ベレスフォード原作:マデリン・セント・ジョン脚本:スー・ミリケン、ブルース・ベレスフォード出演:ジュリア・オーモンド、アンガーリー・ライス、ライアン・コア、アリソン・マクガー、シェーン・ジェイコブソン、ノニ・ハズルハースト、スージー・ポーター、バンサン・ペレーズ、レイチェル・テイラー原題:Ladies in Black(「黒衣の女性たち」)お薦め度「しあわせの百貨店へようこそ」★★★★(80%)
2024.03.16
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(C)2022 - Haut et Court - Versus Production - Auvergne-Rhone-Alpes Cinema”2023年・第48回セザール賞で作品賞・監督賞・助演男優賞・有望若手男優賞・脚色賞・音響賞を受賞。”とある。これは見なければならない。そう思って映画館へ足を運んだ。2023年NO.1フランス映画。何がいいのか、しかと見届けよう。見届けよう……。未解決事件となった、猟奇的殺人。生きたまま焼かれた若い女性。深夜3時の犯行。犯人は男。とても素敵に思える女子大生なのに、男性遍歴が多く、セフレだったり、浮気の相手だったり、かなり奔放だったことがわかる。犯人は誰なのか。犯人と思しき男を見つけても決定的な証拠はない。殺された彼女のまわりには身勝手な暴力的な男ばかり。深夜に殺された女子大生。なぜ彼女はひとりで帰宅しようとしたのだあろうか……。クライマックスは殺された女子大生のまわりの人間が誰一人と知らない男が捜査線上に浮かびあがった時。彼は、犯人か!?一生懸命見たけれど、この作品の何が評価されたのかわからない。2022年/フランス/121分/G監督:ドミニク・モル原案:ポーリーヌ・ゲナ脚本:ジル・マルシャン、ドミニク・モル出演:バスティアン・ブイヨン、ブーリ・ランネール、テオ・チョルビ、ヨハン・ディオネ、ティビー・エベラー、ジュリアン・フリゾン、ポール・ジャンソン、ムーナ・スアレム、ポーリーヌ・セリエ、ルーラ・コットン=フラピエ、ピエール・ロタン、アヌーク・グランベール原題:La nuit du 12(「12日の夜」)お薦め度「12日の殺人」★★★☆(70%)字幕翻訳:宮坂愛
2024.03.16
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(C)2013 LES FILMS DU 24 - TF1 DROITS AUDIOVISUELS - TF1 FILMS PRODUCTION十年前に、この作品。現在ではもっと国際結婚が増えて、フランス人同士というのはかなり少ないのかも。街中を歩けばフランス人は半分にも満たないのかもしれない。観光客が多い都市部、中でもパリなんかだと生粋のフランス人は一割もいないのかもしれない。さて、移住者に加え移民も増えた現在のフランスでは笑い事ではない事象を描いた、ある種、心温まる話である。敬虔なカトリックのフランス人夫婦には4人の娘がいる。一人はユダヤ人と、一人はアラブ人と、一人は中国人と結婚した。末娘にはなんとかフランス人の婿をと考えるが、同棲相手はアフリカ人。で、プロポーズされて、結婚ということになるのだが、父親はどちらも反対。さて、どうなるのか……。滑稽なお話ではあったが、ラスト胸が熱くなり涙ぐんでしまう。この気持ちを他民族を受け入れない人たちにもわかってほしいなぁ。U-NEXTにて2013年/フランス/97分/G監督:フィリップ・ドゥ・ショーブロン脚本:フィリップ・ドゥ・ショーブロン、ギィ・ローラン出演:クリスチャン・クラビエ、シャンタル・ロビー、アリ・アビタン、メディ・サドゥン、フレデリック・チョウ、ヌーム・ディアワラ、フレデリック・ベル、ジュリア・ピアトン、エミリー・カーン、エロディー・フォンタン、パスカル・ンゾンジ、サリマタ・カマテ、タチアナ・ロホ原題:Qu'est-ce qu'on a fait au Bon Dieu?(「私たちは神に何ををしましたか?」)お薦め度「最高の花婿」★★★★(80%)
2024.03.14
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(C)Finding Your Feet Limited 2017邦題の「輝ける人生」にはちょっと照れてしまうが、”Finding Your Feet” (足元を探しなさい)という原題はなかなか粋である。日々、同じことの繰り返し。その毎日が明日もまた繰り返されると思っていた主婦。夫は出世し、称号まで与えられたその祝いの日に夫の不実さ、浮気、いや本気を発見してしまう。家を出て10年音信不通の姉の独居に転がり込んだ彼女に離婚届が送られてくる……。失意の中に暮らす妹を慰めることなく、前向きに元気に生きている姉は叱咤激励し趣味のダンスに誘う。ダンスなんか嫌いと言った妹は子供の頃、ペアダンスに出場していた……。美男美女などいない、シワくちゃのじいさんやばあさんたち。若手でも十分な大人たちの寄せ集めのダンス教室。いけ好かないおやじたちとも交流するとなかなかいい人であった。素敵で前向きな物語と思いきや人生の局面、不幸がそれぞれにやってくる。この不幸についてはくどく描くことなくさらっと描き、しれっと終わる。クライマックスは青春映画のようだった。いいなぁ、この映画。見覚えのある出演者は姉役のセリア・イムリーくらいで、友人役のティモシー・スポールも見たことがあるかも。セリア・イムリーは「ノッティングヒルの洋菓子店」「カレンダー・ガールズ」で見ていて、ティモシー・スポールは覚えはないが出演作は「秘密と嘘」「バニラ・スカイ」「ラストサムライ」「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」「ハリー・ポッターと謎のプリンス」「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」「ハリー・ポッターと死の秘宝PART2」「魔法にかけられて」「デザートフラワー」「英国王のスピーチ」を見ている。主演のイメルダ・スタウントンもハリー・ポッターシリーズでドローレス・アンブリッジ役で出演している。それを知ってあの役かと思い出した。Amazon Prime Video にて2017年/イギリス/114分/PG12監督:リチャード・ロンクレイン脚本:メグ・レナード、ニック・モアクロフト出演:イメルダ・スタウントン、ティモシー・スポール、セリア・イムリー、デビッド・ヘイマン、ジョン・セッションズ、ジョアンナ・ラムレー原題:Finding Your Feet(「足元を探す」)お薦め度「輝ける人生」★★★★(80%)
2024.03.13
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「キノベス!2023」1位「汝、星のごとく」2位「光のとこにいてね」「2023年本屋大賞」1位「汝、星のごとく」2位「ラブカは静かに弓を持つ」3位「光のとこにいてね」「第168回直木賞」「地図と拳」「しろがねの葉」、候補作「汝、星のごとく」「光のとこにいてね」「汝、星のごとく」が「光のとこにいてね」を上回った。直木賞では林真理子氏が「同じテイストを持っていたため脚をひっぱり合っていたような気がしてならない。」とあるように似たものとして評価が低くなってしまったのかもしれない。「光のとこにいてね」は導入部から中盤までは良いのだけれど、佳境となる終章「光のところ」になると二人の関係というか思いが不明になっていくように思われて、ラストに締まりがない。その点、「汝、星のごとく」は秀逸でエキサイティングだった気がする。また、「ラブカが静かに弓を持つ」も面白く、興味を持って読めた作品だ。直木賞は時代小説ゆえ受賞したのかもだけれど「しろがねの葉」は感激度やシンパシィでは「汝、星のごとく」や「光のとこにいてね」ほどではなかった。「地図と拳」は未読なので、わからない。このシンパシィというか共感とも思える主人公二人にはとても心酔するような感じで読み進めた。年月を経て交錯することは興味深く、大人となってしまった時の不慮の再会は刺激的であった。家族の人たちの存在感が乏しく、それぞれが排他的であるのも、主人公たちに友達がいないのも納得(?)であった。とても同情と言うよりは同調して読んでいたので、読むのが嬉しくて嬉しくて、幸せ気分で読んだ。読み終える時にほんとお別れするのが寂しく感じられた。さて、この本、クライマックスの怒涛のような展開とありえない果遠の行動に不明瞭な感触のまま読み終えた。この終わりなき終わり方がこの本の評価を曇らせているのかもしれない。しかし、好きだなぁ。とても好きな感じがした。光のとこにいてね [ 一穂 ミチ ]
2024.03.11
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Five Blind Dates (2024) (imdb.com)「恋のチャンスは5回まで」というハチャメチャなライトコメディを思わせるような邦題である。”FIVE BLIND DATES”を邦訳するのも、ブラインド・デートが一般的でない日本において、このニュアンスは5回のお見合いとすればいいのかもしれかい。しかし、お見合いとすると格段とシリアスになってしまうのでコメディ感がでない。そこそこの内容で面白さを詰め込んだ作品だと思える。主人公をショアン・フーが演じたことは脚本担当なのでしょうがないにしても、キー・パーソンとなるリチャードを演じたヨソン・アンのルックスがいいと思えない。目つきが甘くも優しくもなく、イケメンか好感度ある俳優だったら、見ている方のテンションももう少し上がったかと思われる。デートの相手の一人、ジョン・プラシダが相手であれば、まだましだったかも。ま、それも好みといわっれば、それまでだけど、ね。SNSの使い方も今ではありきたり、すでに使い古された手法で新鮮味も驚きもないかな。Amazon Prime Video にて2024年/オーストラリア/84分/監督:ショーン・シート脚本:ネイサン・ラモス=パーク、シュアン・フー出演:ショアン・フー、ヨソン・アン、ジョン・プラシダ、デズモンド・チャム、イライ・スウィンデルズ、ティファニー・ウォン、レネー・リム、メル・ジャーンソン、ロブ・コリンズ、ツィ・マー原題:Five Blind Dates(「5回のブラインド・デート」)お薦め度「恋のチャンスは5回まで」★★★(60%)
2024.03.10
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ネタバレ感想「検察側の証人」怒濤のどんでん返し!原作にはない結末 (dramaeveryday.com)これ、U-NEXTで配信している、BBCドラマ。原作を読んだ気がしていて、映画「情婦」を見たけれど、とてもおもしろいという記憶があって、この作品を見てみたと思っていた。1時間ドラマの前・後編、約2時間を一気見した。予想以上にどんでん返しのどんでん返し、さらに、どんでん返し、そしてどんでん返し。どんでん返し、ありすぎ!!主人公でなくても驚きのたうち回るほどのどんでん返し。すごすぎる。映画だとさぞかし話題になっただろうなぁという、どんでん返し。ネタバレ見ないで見たほうが、引きずり込まれること必至。驚きの極みを楽しんだ。U-NEXTにて2016年/イギリス/117分/監督:ジュリアン・ジャロルド原作:アガサ・クリスティー脚本:サラ・フェルプス出演:トビー・ジョーンズ、キム・キャトラル、アンドレア・ライズブロー、デヴィッド・ヘイグ、モニカ・ドラン、ビリー・ハウル、ティム・マクマラン、ヘイレ・カーマイケル、ドリアン・ラフ原題:The Witness for the Prosecution(「検察側の証人」)お薦め度「検察側の証人」★★★★(80%)
2024.03.10
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True Story (2015) (imdb.com)”真実の物語”という題名に惹かれて見てみたけれど、真偽がわからず、なかなかの見ものだった。この真偽がわからないのは、主人公マイケル・フィンケル(ジョナ・ヒル)と同じ状態に置かれたということだろう。彼の恋人ジル役でフェシリティ・ジョーンズが出演している。犯人クリスチャン・ロンゴ役はジェームズ・フランコである。ニューヨーク・タイムズの著名記者マイケルはアフリカでの虐待の取材を印象的にするために複数の証言を一人の者のものとした記事に仕上げた。発表したところ反響は大きく、また抗議も大きかった。アフリカの支援団体から疑義照会され、記事が捏造されたものとされマイケルはニューヨーク・タイムズをくびになってしまう。郷里モンタナに帰った彼はあちこちに取材を持ちかけるが誰にも相手にしてもらえなかった。失意の中、自身の名”マイケル・フィンケル”を名乗った殺人犯が捕らえられたことを知り、彼に面会し取材することになる…。彼は、妻と子供三人を殺害した殺人犯なのか!?真実はどこに?という思いで見てしまうと主人公と同じように思ってしまい、とてもキケン。U-NEXTにて2015年/アメリカ/99分/監督:ルパート・グールド原作:マイケル・フィンケル脚本:ルパート・グールド、デビッド・カイガニック撮影:マサノブ・タカヤナギ出演:ジョナ・ヒル、ジェームズ・フランコ、フェシリティ・ジョーンズ原題:True Story(「本当の物語」)お薦め度「トゥルー・ストーリー」★★★☆(70%)
2024.03.09
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(C)2023 FANTASIA日本アカデミー最優秀作品賞が「ゴジラ-0.1」だったことに気落ちして、ならばキネマ旬報ベストテン1位の「せかいのおきく」のほうが良いのではないだろうかと思い見てみた。見終えてみると、なんだかなぁ、といった感じに捕らわれてしまった。監督・阪本順治は何を描きたかったのだろうか。見どころはあるのか。見ごたえは「ゴジラ-0.1」の方が圧倒的にある。淡々とした日常を描くにはベストテン2位の「パーフェクト・デイズ」の方が優れているのではないだろうか。白黒映画である点、冒頭のクレジットが縦書きである点など、邦画の鋭さを発揮する描き方かと思えたが、各章の最後にカラーになる点、エンド・クレジットが横書きである点などこれまたなんだかなぁと思えた。口跡、セリフがしっかりとはっきりとしていた石橋蓮司は素晴らしく、黒木華、池松壮亮の間にあって寛一郎がみごとに演技していることに注目した。江戸時代に屎尿を農家が購入していたという事実を知ったことは勉強になった。2023年/日本/89分/G監督:阪本順治脚本:阪本順治製作:近藤純代出演:黒木華、寛一郎、池松壮亮、眞木蔵人、佐藤浩市、石橋蓮司お薦め度「せかいのおきく」★★★(60%)
2024.03.09
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恋愛短編集・人気女性作家たちのアンソロジー「最悪よりは平凡」島本理生・著島本理生はいい。「深夜のスパチュラ」綿矢りさ・著スパチュラって何なの!?って話。「フェイクファー」波木銅・著着ぐるみ、大学の手芸サークルの思い出。キモイけど、なんかいい。「カーマンライン」一穂ミチ・著カーマンラインって言葉を知った。小説「ホテル・ニューハンプシャー」に興味を持った。映画化されているので映画を見ようかな。「道具屋筋の旅立ち」遠田潤子・著初めての彼氏の言いなりになってしまう。「無事に、行きなさい」桜木紫乃・著ちょっとなぁ、染みる話だわ。セカンドって、セカンドかぁ。「海鳴り遠くに」窪美澄・著恋?女性が女性に惹かれる、でも、でも……。う~ん、わかる気がするかも。二周目の恋 (文春文庫) [ 一穂 ミチ ]
2024.03.06
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NHK BSシネマで放送される映画の中からおすすめ作品を紹介します。令和6年3月のおすすめ作品は「レイダース 失われたアーク<<聖櫃>>」「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」「プレイス・イン・ザ・ハート」「ペギー・スーの結婚」「戦場にかける橋」「フィラデルフィア」「ナバロンの要塞」「エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事」「博士の異常な愛情 または如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」「インディ・ジョーンズ 魔球の伝説」「カメラを止めるな!」「そして父になる」「八つ墓村」「犬神家の一族」「シコふんじゃった。」「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」「八日目の蝉」「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」「マイノリティ・リポート」「ナチュラル」「ハドソン川の奇跡」「戦場のメリークリスマス」の作品の中から選んだ5作品はこれら。紹介済みの「ハドソン川の奇跡」と未見の「シコふんじゃった。」を除外するとこうなった。(チラシ画像の下のリンクは画像の出展元を掲載)サリー・フィールド主演で"永遠の家族のありかた"を描いたヒューマン・ドラマ「プレイス・イン・ザ・ハート」、NHK BSプレミアムで3月13日(火)放送。 | 映画、大好き (moviefanjp.moo.jp)「プレイス・イン・ザ・ハート」2024年3月5日(火)午後1時45分~3時37分Places in the Heart 1984 アメリカ監督・脚本は「クレイマー、クレイマー」のロバート・ベントン、主演サリー・フィールドの代表作。お薦め度★★★★☆(95%)写真:Album/アフロ「フィラデルフィア」2024年3月6日(水)午後1時00分~3時06分Philadelphia 1993 アメリカエイズが蔓延し始めて、先に公開された「ロングタイム・コンパニオン」とともにエイズを取り上げた映画として注目を浴びた。邦画では「私を抱いてそしてキスして」という傑作も生まれた。主演トム・ハンクスはアカデミー主演男優賞を受賞。お薦め度★★★★(85%)映画.com ALL TIME BEST「フィラデルフィア」(C)ENBUゼミナール「カメラを止めるな!」2024年3月11日(月)午後11時30分~1時07分 2017 日本自主製作映画っぽい人たちが山でゾンビ映画を撮影中に本物のゾンビが登場!次々と襲われる……!とてもユニークな作品。お薦め度★★★★☆(90%)映画.com ALL TIME BEST「カメラを止めるな!」戦場にかける橋 | Japanese movie poster, Cinema posters, Japanese poster (pinterest.jp)「戦場にかける橋」2024年3月18日(月)午後1時00分~3時43分The Bridge on the River Kwai 1957 アメリカこれはテレビでしか見ていないけれどなかなかの見ごたえのある実話映画である。日本兵として出演しているハリウッドスター、早川雪洲も見もの。お薦め度★★★★(80%)映画.com ALL TIME BEST「戦場にかける橋」(C)大島渚プロダクション「戦場のメリークリスマス」2024年3月28日(木)午後1時00分~3時04分Merry Christmas Mr. Lawrence 1983 日本・イギリス・ニュージーランドお薦め度★★★★(80%)映画.com ALL TIME BEST「戦場のメリークリスマス」
2024.03.03
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新国立劇場オペラ研修所 修了公演フランシス・プーランク カルメル会修道女の対話約一か月前、初台の居酒屋で出会った外人さん。帰り際にお声をかけたら、オペラ演出家だった。名刺をいただき、メールを送り、返信もいただき、チケットを取り本日、見に行った。とても良かった。前半は睡魔との闘いだったので、よくわからなかった。休憩に入ってパンフレットのあらすじを読んで、気合を入れた。眠気も消え去り、しっかりと見た。二部に入って、牧師による最後のミサのシーンでの牧師を中心にシンメトリーに修道女を配した情景は絵になるほど素晴らしいことに気づいた。その後、まわり舞台で舞台が回っている中で、修道女たちが修道女の服装から民衆の服装に着替えるシーンも良かった。秀逸だったのはクライマックスである修道女たちが断頭台に向かうシーン。ギロチンの効果音とともに切り落とされた修道女の姿勢、落ちる赤い布。吊り下げられた赤い布が落ちる。その刹那、見ている者をくぎ付けにした。フランス革命において貴族とつながりのあった僧侶たちを嫌い、宗教弾圧をしたことを知らなかった。それがこのカルメル会修道院にも及び、修道女たちが牢獄に収容される憂き目にあう。そして、裁判の結果、全員がギロチンの刑とされた。そのことを全く知らなかったことがショックであった。そして、この作品が映画化されていたことも知らなかった。本日、素晴らしいオペラとして見られたことに感謝する。
2024.03.03
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(C)2023 Hypnotic Film Holdings LLC. All Rights Reserved.娘の失踪で始まり、ベン・アフレックなので「ゴーン・ガール」のような作品なのかと思って見始めた。ところがカウンセリングで催眠療法を受けていたようなところから催眠術を用いた犯罪へと展開した。空に浮かぶ歪んだ地平は映画「インセプション」を思わせ、これは時空の歪みなのか、幻想の世界なのか。幻想の世界ならば、どうして多くの人間が同時に同じものを見られるのか、といった疑問を持ちつつ見続けることになる。クライマックスを迎え、その後クレジットになってからの映像は次作を期待させるものとなっているけれど、作品の不完全さを助長するような蛇足に思えた。考えられた作品で映像も良いけれど、発想のぶっ飛び具合をうまくおさめることが出来なかったように思える。原題にある「催眠状態の人」という内容がわかっていたなら、もう少し楽しく見られたかも。U-NEXTにて2023年/アメリカ/94分/G監督:ロバート・ロドリゲス原案:ロバート・ロドリゲス脚本:ロバート・ロドリゲス、マックス・ボレンスタイン出演:ベン・アフレック、アリシー・ブラガ、J・D・パルド、ハラ・フィンリー、ダイオ・オケニイ、ジェフ・フェイヒー、ジャッキー・アール・ヘイリー、ウィリアム・フィクトナー原題:Hypnotic(「催眠状態の人」)お薦め度「ドミノ」★★★(60%)
2024.03.02
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(C)2016 showbox and moon film ALL RIGHTS RESERVED.韓国映画「神弓 KAMIYUMI」を見て、若妻役で出演していたムン・チェウォンに惹かれて、彼女の出演映画「その日の雰囲気」を見た。7・3(しちさん)で【かわいい70%・きれい30%】くらいの見た目の女性が好きなようだ(笑)。もう少し現実味のあるラブ・コメを見たかったが仕方がない。ナンパで「今日僕と寝ませんか」というような男にろくな奴はいない。ただ、初恋の彼を友達にとられ(友達の結婚相手)、20代の10年を捧げた彼からはプロポーズもされず、倦怠期を感じて心がささくれていた女には感じるものがあったのかも。というより、これほど必然、偶然、突然に何度もしなければ成り立たないし、ナンパ男に誠実さを垣間見れば、心ほだされていくのかもしれない。いい感じのドラマに仕上げていたが、もっとストレートで熱い恋物語を見てみたいものだ。U-NEXTにて2015年/韓国/103分/監督:チョ・ギュジャン脚本:ソヨン・ミン、チョ・ギュジャン出演:ムン・チェウォン、ユ・ヨンソク、キム・デリョン、パク・ミヌ原題 : 그날의 분위기英語題:Mood of the Day(「その日の雰囲気」) お薦め度「その日の雰囲気」★★★(60%)
2024.03.01
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