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ランチはうちのBOSSと一緒にミーティングルームで弁当を食べるのですが、キッチンの冷蔵庫から弁当を出す時に、BOSSが「あ、そうそう、これがあったんだ♪」と言って一緒にプラスチックのパッケージを取り出しました。あ、それはもしや、先日アジアンショップに買い物に行った寿司職人のAさんに買ってきてもらった例のものでは・・・・・。それはやめといた方がいいんじゃ・・・・そんなおいらの制止は僅かに遅く・・・・画像はイメージです。蓋を開けたとたん、事務所に充満するコチュジャンとニンニクの香りに、従業員は上を下への大騒ぎ。「何の魚が腐ったの」「とにかく窓を開けて窓を」あちらこちらで罵声が飛び交っていました。それでも平気でご飯の上にキムチを乗っけて、美味しそうに頬張っていた我がBOSSでしたが、あとで事務所の秘書さん(50ウン歳)に、「今度食べる時は外で食べるように。さもなくば殺すわよ。」とこっぴどく叱られて「しゅん」としていました。
2008.05.29
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久しぶりの土曜休みだったので、散髪に行ってきました。以前もご紹介したこの散髪屋に行ったのですが、今日は「ある法則」に気がつきました。この散髪屋には、おばちゃんとおっちゃん2人の理髪師がいるのですが、おばちゃんの時の散髪代は$16.00-、そしておっちゃんの時の散髪代は何故か$15.00-なのです。鏡の横に貼ってある料金表を見る限り、おいら、どうやらこのおっちゃんに、学生と思われているみたいなのです。おいら、今年本厄なんですけど、学生料金でいいんでしょうか・・・・・でも確か、A美を連れて行った事もあったんだけどなぁ・・・・。もしや妹と思われていたのでしょうか。
2008.05.24
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まったく、こんな言葉どこで憶えたんだろう。でも、素直にこんな表現ができるようになった娘を、ちょっと誇らしく思いました。おいらも、亡き母にこんな言葉のひとつでもかけてあげればよかった、と思った母の日でした。
2008.05.11
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父の日は国によって違えども、母の日は世界共通なのですね。そういえば金曜日、仕事を終えて帰る社員たちは皆、「Have a good Mother's Day!」と言って嬉しそうに帰っていったなぁ。中でも「母」である人たちは皆、一様に期待に胸ふくらませながら職場を後にしていたような気がします。みんなそれぞれ、家族と良い週末をを過ごしたんだろうと思います。我が家で唯一「母」と呼ばれる資格のある嫁はん。昨夜は「プレ母の日」と称し、A美からフットマッサージのプレゼントを受けていました。今日はA美とおいらから、ささやかなプレゼント。これはA美が学校で作ったコーヒーカップとカプチーノです。こちらはおいらとA美の合作。ダークチョコレートとナッツで作ったタルト。 ちょっと楽をして土台はスーパーで購入。フィリングだけの手作りです。午後から家族揃ってビーチまでウォーキングに行きましたが、消費したカロリーを一気に引き戻してくれそうなリッチなプレゼントです。
2008.05.11
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【5日~6日の予定】SINGAPORE09:30→(カンタス航空 無料航空券)→18:50SYDNEYSYDNEY09:30→(カンタス航空 無料航空券)→11:00BRISBANEBRISBANE15:50→(カンタス航空 無料航空券)→17:05ROCKHAMPTONシンガポールから、最終目的地のわが町ロックハンプトンまでは、無料航空券のお世話になりました。諸税金と燃料追加料金だけで空の旅をさせていただきます。さすがにメインのブルネイ訪問を滞りなく終えた後は、疲れがドッと出てしまい、エコノミー席にもかかわらず、どのフライトでも熟睡させていただきました。でも出されるものは残さず平らげましたけど・・・。水平飛行後、すぐに出されたランチ。お魚をチョイスしました。付合せはポテト。サラダもポテト。ジャガイモ度高し!カンタス航空はアイスクリームのデザートがあるから嬉しいですね。到着前には軽食のサービスも。シドニーには定刻に到着。シドニーに着いた段階で、「あぁ、やっと帰ってきた」と思ってしまったのは、オーストラリアに染まってしまった証拠なんでしょうか。ブルネイのいろんな珍しいお土産を買いたかったのですが、やはりオーストラリアには食べ物の持ち込みは厳しいですからね。今回はシンガポールで無難にチョコレートを買ってくるに留めました。いつも厳しい検疫をかいくぐって貴重な食料を持ち込んで下さる日本からの皆さん、本当にありがとうございます。てな訳で、無事に帰国と相成ったわけでありました。で、何はともあれやっぱ旅行のシメは、これですね。シドニーの「一番星」さんの、あぶりチャーシュー麺とサーモンロール。しめて$20.00-なり。物価高は仕方ありませんが、やっぱ日本人はラーメン食うとホッとしますねぇ。
2008.05.05
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【本日の予定】BANDAR SERI BEGAWAN18:00→(ロイヤルブルネイ航空 220ドル)→20:05SINGAPOREおそくおきたブルネイの朝・・・陽はすでに高し。この日はMawiんちの隣のモスクから聞こえるコーランで起こされました。シャワーを浴びて、ランチにお出かけ。近所のレストランに連れてってもらいました。豚肉がご法度のこの国は、ビーフかチキン、またはシーフードがメイン。干しエビや小魚と炒めてあるナシゴレンやミーゴレン、ビーフのスープなどが・・・グぅー!その足で近くのショッピングセンターへ行き、Mawi君のフライト準備の買い物に付き合いました。出張中の食事代は会社から支給されるのだけど、ドバイやロンドンは物価が高いので、ホテル内で食べられるように、いつもインスタントのうどんやラーメンを持参するんだそうです。この辺は堅実だなぁって思いました。なかなか近代的なショッピングモール再び家に戻り、Mawiが1週間のパッキングをするのを眺めていましたが、手際よくパパーっと荷造りを仕上げてました。さすがです。でもお仕事柄、顔だけは念入りに「作って」ましたねー。母ちゃんのより立派なんじゃないかっていう程の鏡台の前に立ち、長時間いろんなものを塗りたくっていました。まぁ機内は乾燥しますからねー。乗務員さんじゃなくても顔の乾燥は気になるところです。Mawiにとっては少し早めのショウアップでしたが、彼は夕方においらを空港まで送ってくれました。本当にお世話になりっ放し。名残惜しいブルネイとも、Mawiともいよいよお別れです。「7月は季節もいいし、国王に会えるからまたおいでよ」と、Mawiからありがたい言葉。おいらも、ヤップーンや鹿児島の位置関係を説明するのに大変苦労しましたが、(こういう時田舎在住は困るんです・・・)今度は是非こっちに遊びに来るように、とお願いしました。そしてお互いの携帯番号とメルアドを交換して、再会を固く誓い合ったおいら達でありました。そしてロイヤルブルネイの翼は、再びシンガポールへ向けて飛び立っていったのでした。機材はA320になります。夕暮れの上空から見るブルネイの眺め。この国ともしばしの(?)お別れです。眼下に広がるのはEmpire Hotelのマリーナです。ビーフとヌードルの機内食。きっとまた使うであろう、ブルネイ通貨。オーストラリアのものと同じ素材と色使いなので、財布の中に混ざっているとついつい間違えてしまいそうになります。肖像になっているのが国王です。まるで夢の中にいたような2日間でしたが、なんだかまたこの地を訪れている自分が容易に想像できる気がします。日本在住のブログ友達であるtkayさんがよくオーストラリアに「帰る」という表現を使われますが、おいらもまた、ブルネイに「帰りたい」なぁ。そう思いながら、おいらを乗せた飛行機は、再びのシンガポールの街へ向け、順調に飛行を続けたのでありました。
2008.05.04
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お友達夫婦の奥さんの誕生日パーティが開かれるという事で、Mawiに連れられて夜にそのお宅を訪問しました。ご夫婦はブルネイ最高級のエンパイアホテルの中にある、高級クラフト製品を扱うテナントショップのオーナーだそうで、3階建ての豪邸の庭では、既にバンドも入って賑やかなパーティが始まっていました。敬虔なイスラム教徒の多いこの国では、市中でお酒の販売は一切されておりません。お酒は、通常マレーシアやシンガポールあたりから合法的に持ち込まれたものが、個人ベースで飲まれているようです。だからホームパーティとかではコーラやスプライトなどのソフトドリンクが主流となっています。これはお酒が飲めないおいらにとっては大変都合のいい環境。でも、この盛り上がりよう。なにゆえシラフでそこまで騒げる、と激しく突っ込みたくなります。上半身裸で踊っているのは、この国のモデルさんだそうです。この日1番超ノリノリだったB君仲良くなった連中。右端がMawi。中央のイケメン君は四日市市に彼女がいるとか。料理はマレーシアンフードが主流。スパイシーだけど素材の味が生きていて、どの料理も美味しかったです。実はこのテーブルの下には、テーブルクロスに隠されてビールやウィスキーが忍ばせてありました。途中ご自宅拝見!との事で家の中を少しだけ探検させてもらいました。とにかく豪華で贅沢な造り。子供部屋もこの通りです。まるで自宅が保育園のよう・・・プールの前で記念写真夜中も12時を回ろうとしていましたが、庭の盛り上がりは収束を見せる気配は感じられませんでした。おいら達は日付が変わる頃に退散しましたが、後から聞いた話によると明け方4時まで騒いでいたとか。ご近所迷惑にならなかったかと人ごとながら心配になったおいらでした。しかし酒なしでカラオケを熱唱できるおいらも、シラフでそこまでハイになれるこの連中のタフさには脱帽です。Mawiの自宅へ戻ったのは2時を回る頃。Mawiは明日の夜から1週間のフライトがあるって言ってたけど大丈夫かな?と心配になりながらも、ちゃっかりとお泊りさせていただいたおいらなのでした。(その7につづく・・・)
2008.05.03
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ついに神秘の国への入り口、バンダル・スリベガワン国際空港に到着!入国審査もあっけない程スムーズに終わり、憧れのブルネイ・ダルエスサラーム国へ足を踏み入れました。と大騒ぎする程の事もない、フツーの空港の風景・・・。機内で出会ったロイヤルブルネイ航空のキャビンアテンダント、Mawi君に連れられ、まずは空港に程近い彼の自宅へ。8人家族の彼は、2階建ての家の1階部分に自分専用のリビングルーム、ダイニングルーム、ベッドルームの3部屋を持っているお坊ちゃま。2階にはご両親、兄弟とその家族が住んでいるそうですが、長男という事もあり、家族の中では優遇されている様子でした。家はモスクに隣接しており、日中はたえずコーランが流れています。8人家族に自家用車は7台あるそうで、そのほとんどが何故かこのように赤い車でした。本人曰く「特に深い意味はなくて、偶然なんだよ~」との事。一番左が本人の愛車のHYUNDAI。隣はお父様のBMWです。とりあえず荷物を置き、市内散策に出発。首都バンダルスリベガワンは、人口約6万人の小さな町。ちょうどおいらが住むロックハンプトン市の中心部と同じくらいの規模です。街の至る所にはイスラム寺院のモスクと近代的なビルが立ち並び、まるでお伽ばなしの国の中にいるようでした。残念ながらドーム部分は補修中。モニュメントの前で記念撮影。街はいたる所に金色が使われています。まさか純金という事はないんでしょうが・・・。街の中心部から程近い、川沿いのマーケットも覗いてみました。海産物や果物など、地元で採れたものを販売しています。但し食料品や生活必需品はその殆どをオーストラリアや中国から輸入しているそうです。手前は干した海産物の山。これを刻んで入れたナシゴレン(炒飯)やミーゴレン(焼きそば)がめっちゃ美味しかったんです。赤いのはブルネイの伝統菓子で、地元の呼び名で「CINCIN」と言うそうな。発音はモロ「ち〇ち〇」です。こちらの言葉で「輪っか」という意味があるそうですが、Mawi君が嬉しそうに紹介していました。日本でいう粽(チマキ)。干しエビバージョンとビーフのバージョンがあり、どちらもモッチモチとして日本人好み。ウマかったです。おじさんにしきりに水上ドライブに誘われましたがお断り。向こうに見えるのは世界最大の水上集落です。水上集落と言うと貧しいイメージがありますが、単に涼しいから水上に簡素な家を建てて生活しているそうで、中にはベンツで港に乗りつけて、モーターボートで自宅へ行く住民もいるそうです。中心部にある老舗のショッピングモールです。そんなに目新しいものはないですが、一通り生活に必要なものは調達できそうでした。今回本当にお世話になったMawi君です。翌日からドバイとロンドンへの1週間の乗務があるにもかかわらず、おいらにずっと付き合ってくれました。感謝感謝です。34歳独身家つき車つき。玉の輿を目指す皆様いかがですか?ドライブ中にMawi君とブルネイについて色んな話をしましたが、とにかく税金もなく、教育費も医療費もかからないブルネイはとても平和で豊かな国。それは単に金銭的にリッチというだけではなく、国民が暮らしやすさを実感しているところに、無意識に気持ちの余裕があるからなんだろうと思います。街もどこかのんびりしていて、何となく人々の表情からもそれを感じ取ることができました。Mawiもこの国を愛し、自分の会社を心から愛しているとの事。小さな国だからこそ、国王が国民を思う心も国の隅々まで行き届いているんだろうなぁ、と羨ましくさえ感じました。しかし途中で給油に寄ったスタンドで、リッター30セント(日本円25円??)というのには度肝を抜かれましたね。さすが産油国。ガソリンは水より安いです。街の散策も終わり、今夜は友人の誕生日のホームパーティがあるからそれに行こう、という事で、一旦自宅へ戻った後、夜に再び繰り出す事になりました。いやー、願っても無い展開にワクワクするばかりです。こちらはMawi君の自宅近くにある、自慢のビーチ。そしていよいよ、ブルネイのホームパーティに潜入です。(その6につづく・・・)
2008.05.03
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シンガポールからブルネイの首都、バンダルセリベガワン(いつ口にしても舌を噛みそうな名前です)までは2時間の空の旅。機内で出迎えてくれたのは、とっても色彩鮮やかで上品なカラーリングのシートでした。奥に見えるのがキャビンアテンダントさん。薄いへジャブ(スカーフのようなもの)で頭部を覆っているのが神秘的です。デモンストレーションが終わると、離陸に向けて機体はタキシングを始めますが、突然オーバーヘッドに収納されていたビデオスクリーンがすーっと降りてきて、何やら厳かな祈りとともにモスク(礼拝堂)をバックにしたコーランの文章が画面を流れ始めました。どうやら出発前に飛行中の安全を祈願していたようです。そして無事にチャンギ国際空港を離陸。快晴のシンガポールから海を越え、ボルネオ島にある小さな小さな国へ快適に飛行していきます。イスラム教の機内食はポークはなし。アルコールも勿論ありません。(ま、おいらには痛くも痒くもありませんが・・・)おいらは魚をチョイス。白身魚の中華サワーチリ風味、ロングライスのご飯、カボチャのグリル、チョコレートケーキのデザート。これが結構イケました。今回は機体後部の窓側座席に座っていたのですが、隣の座席に座っていた兄ちゃんが、おいらがいろんな所にカメラを向けているのを見て話しかけてきてくれました。おいらがオーストラリアからわざわざブルネイに観光に来た日本人だと知ってたいそう驚き、「何で日本人なのにオーストラリアに住んでいるのか」だの、「何でわざわざブルネイに観光に来るんだ」だの質問攻め。いろいろ話をしていくうちに、何と彼はこのロイヤルブルネイ航空のキャビンアテンダントだという事がわかりました。たまたま業務外で自社機に搭乗していたようです。おいらがかつて空港で働いていて、ロイヤルブルネイ航空で使っていた機材をハンドリングしていたという事を話すととても喜び、さらに話は弾みました。そして話の流れで、おいらがブルネイでは何もプランを立てていないという事を話すと、彼がブルネイの案内役を買って出てくれたのです。これこそ予想もしなかった展開。ブルネイ航空のCAさんと友達になれて、しかもガイドまでしてくれるなんて。彼は翌日ドバイ経由ロンドン行の1週間のロスターに出るそうだったのですが、おいらの復路フライトに合わせて空港まで送ってあげるから、自宅に泊っていきなよ、とさらに非常にありがたい提案をしてくれました。こんな渡りに船でいいんだろうか、とちょっぴり不安に思いつつも、めったに出来る経験じゃないと思って、図々しくもそのプランに乗っかる事にしたおいらなのでした。(怒涛のその5につづく・・)
2008.05.03
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5月3日(土)【本日の予定】SINGAPORE10:55→(ロイヤルブルネイ航空 220シンガポールドル)→13:05BANDAR SERI BEGAWANチャンギ国際空港は、早朝にもかかわらず多くの乗継客で賑わっていました。ロビーでは、到着客がインフォメーションボードで次の便が出発するターミナルやゲートを確認し、それぞれ散らばって行く姿があちこちで見られました。トランジット客の為に作られたと言っても過言ではないこの空港。ロビー内は通常の空港に見られる免税店や飲食施設などのほか、コンビニ、美容院、フィットネスセンターは言うに及ばず、無料のDVD鑑賞ブースやスポーツバー、果てはトランジット客用のホテルまで、ありとあらゆる施設が揃っています。フリーのインターネットスペースもあちこちにあり、無料でメールチェックやネットサーフィンが楽しめます。各出発ゲートの前にはフットマッサージ機が備え付けられ、昨今のエコノミー症候群対策も施されています。これは気持ちよかった。しかも勿論無料。でも良く見るとこのマッサージ機。☆印航空時代においらが通販で買い求め、後にランプのT中リーダーに半値で売りさばいたシロモノと同じ商品でした。外はSQのオンパレード。さすがに機体年齢が世界一若い航空会社だけあって、どこのスポットにもピカピカの最新鋭機が駐機されています。とにかく随所に退屈させない工夫が施されているチャンギ国際空港ですが、そろそろおいらも乗継便へ向かう事にしましょう。憧れのロイヤルブルネイ航空のボーディングパスを手にし、いざゲートへと向かいます。搭乗ゲートで出発準備中のロイヤルブルネイ航空B767-300ER。初めて搭乗するのに何だか懐かしい気持ちがするのは、きっと☆印航空がかつてこの航空会社からの中古機を使っていたからでしょう。あの当時はカーゴルームを開けると何となくココナッツの薫りが漂い、「あー、これがブルネイの香りなんだ~」なんて思った記憶があります。ボーディングも無事に完了し、これからいよいよ未知なる国、そして黄金の国、ブルネイへと向かいます。(その4につづく)
2008.05.03
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メルボルン空港で次便のチェックインを済ませ、出発時刻20分前にはボーディング開始。メルボルン発パース行きカンタス航空777便は、最終の出発準備を済ませ、ほぼオンタイムにドアクローズ。この時長旅を予想して自宅から文庫本を数冊持ってきていたおいらは、着席時からずっと小説を読み耽っていた為、出発前後の動きを把握しないままに本に没頭しておりました。ふっと気がつくと、出発予定時刻を30分も過ぎても、まだブロックアウトしていない様子。これはフローコントロールにしてはおかしい、と思うや否や、キャプテンからのアナウンスが入りました。おいらの耳の英語力と、雑音がひどかったので、キャプテンの言うことは「Unfortunately」という単語しか拾えませんでした。隣に座っていた何かのスポーツ団体の引率らしきオバちゃんに尋ねると、「とにかく機材に不具合があって、次の情報まで待ちなさい、って事よ」との事。まぁドアクローズまでしてるから、その時は数分くらいで出発できるかなぁなどとタカをくくっていたのですが、その次に入ってきた情報は、「携帯電話を使いたい人は使って結構です」との事。と同時にあちこちで、迎えに来る家族や友人へ連絡したり、仕事のアポイントの変更依頼などをする人達が携帯電話を使い始めました。パース到着予定時刻は17:15。次に乗る予定の国際線出発時刻は4時間後の21:35。ターミナル間の移動を考えても20:00までにパースにつけば何とかなるや、と思っていたのですが、さすがに16:30を回った頃、次のアナウンスを聞いた時には焦りを憶えました。「残念ですが当機は出発の条件を満たす為の不具合解消ができなかった為、別の機材を調達した上で別のゲートより出発します。一旦皆様には降機の上出発ロビーでお待ちいただきますので、手荷物を全て持って降機して下さい。新しい出発予定時刻は現在のところ18:00を予定しております。」こりゃあマズイと感じたおいら。早速ゲート前のカウンターでコネクションがある旨を伝え、可能であれば当日中にシンガポールまで行けるルートを手配して欲しい、と申し出ました。カウンターの地上職員は一生懸命に検索してくれたのですが、残念ながらメルボルンやパース、あるいはシドニーのいずれからも、自社便で翌朝までにシンガポールへ行く可能性はありませんでした。最終的にメルボルンをブロックアウトしたのは、ちょうど4時間遅れの19:10。その段階でおいらは既にパースからの搭乗予定便を諦め、解決策を組み立てる事で頭がいっぱいでした。(飛行中はしっかり寝ましたけど)でもカンタス航空のカウンターの対応にはとても好感を持てましたし、出来る事と出来ない事があるのは地上職の経験があるおいらには十分過ぎる程わかっていたので、これも貴重な経験と思ってそのシチュエーション自体を楽しんじゃいました。日本なら権利ばかりを主張する乗客が暴徒となりかねないこの事態にも、オージーは全く気楽なもんで、この遅延に際してもロビーのカーペットに寝転がって分厚い本を読んだり、ワインの試飲コーナーで試飲以上に飲んだくれたりと、それぞれの時間の潰し方をしていました。ある意味見習いたいものです。パースに着いたのは現地時間の21:10。国際線ターミナルに到着した時には、既に搭乗予定のタイガーエアウェイズ717便は、予想通り出発済みでした。急遽おいらは、空港のインターネットで、その日の深夜1:05発のシンガポール航空の同路線便をゲット。はからずしてこれがおいらの初シンガポール航空搭乗体験となったわけであります。PERTH01:05→(シンガポール航空 640ドル)→SINGAPORE06:25シンガポール航空は、噂通りそのサービスは卓越していました。そして何より、キャビンアテンダントさん達の「せくすぃー」なユニフォームにうっとり。夜中の便であったにも関わらず、目がさえて眠れなかった程です。(ウソ)という訳で(?)、今回のA美へのお土産はこれに決定!決してコスプレ趣味と思わないで下さい。あたし「せくすぃー」かしら?そしてシンガポール航空216便は、夜も未だ明けきらぬチャンギ国際空港へ静かにランディングしたのでありました。(その3へつづく・・・)
2008.05.02
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5月2日(金)【本日の予定】ROCKHAMPTON10:40→(タイガーエアウェイズ 130ドル)→13:15MELBOURNEMELBOURNE15:25→(カンタス航空 無料航空券)→17:15PERTHPERTH21:35→(タイガーエアウェイズ 330ドル)→02:50+1SINGAPOREいよいよ黄金の国、ブルネイへ向けて出発です!ブルネイまで、ブリスベンから直行便で行けば8時間のところ、節約の為に格安航空会社と無料航空券を駆使した大回りの日程。その輝ける第1区間は、おいらが自分の中で「空飛ぶ杉本彩ねえさん」と呼んでいるタイガーエアウェイズへの初搭乗です。タイガーエアウェイズの紹介日記は こちら 。この時間のロックハンプトン空港は、乗入れている全4社(カンタスリンク、ジェットスター、バージンブルー、タイガー)のブリスベン行きの便が重なり、空港に1つしかないセキュリティ検査場へはご覧の通り長蛇の列。この時間以外は閑散としているので、航空会社間でダイヤ編成を考えて欲しいものです。ボーディングパス。はい。☆印関係者の皆さん。懐かしいですねー。ATB券前の搭乗券ですよ。チェックインシステムも同じっぽいです。不安だった遅延もなく、10分遅れでゲートオープン。機材はA320。最近の格安航空会社はこの機材の使用が多いですね。シートピッチは割と狭め。☆印航空の初期767-300ERと同じくらいです。シートは予めネットで座席指定しました。座席指定料金がなんと有料で8ドル。しかも全席エコノミー設定にもかかわらず、非常口席はシートピッチが広い為、これより高めの料金設定をしていました。さすがです。勿論、機内ドリンク、ミールは全て有料。新幹線のワゴン販売のように携帯端末を持ったCAさんが通っていきます。順調に飛行し、メルボルン空港へも10分遅れでの到着。サービスもエンタテイメントもありませんが、あっという間の3時間でした。機体は勿論沖止め。しかもメインのターミナルからはだいぶ離れている為、アライバル客はこのように空港内をゾロゾロと歩いて行きます。500mはあったでしょうか。貨物上屋のような手荷物受領所。セキュリティ外のお客さんとは金網で仕切られています。出口もまるで動物園の出口のようでした。まー、Budget Airlineと割り切っていれば、全く問題なく、空飛ぶ長距離バス、って感覚で使えると思いました。但し一人旅とか、子連れでない旅とかに限定されますけど。このように第1区間は思った以上に快適かつ順調に終了し、次なるフライトへ向けてメルボルン空港のメインターミナルへ向かったのですが、この時おいらはこれから我が身に起こる大きな出来事を、微塵も知る由もなかったのでした。(その2に続く・・・)
2008.05.02
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