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1週間弱という時間もあっという間に過ぎ去り、翌週から自分との本格的な闘いが始まる父を勇気づけ、後ろ髪を引かれる思いで、再び渡豪の旅路へ。冬の衣類品揃えに乏しいオーストラリアへ発つ前に、しっかりユニクロでヒートテック系のアンダーウェアを調達。最近のユニクロは決して安いだけではなく、そこそこのお金を出せば、非常に機能性の高い衣類が手に入るのが嬉しい。ユニクロのヒートテックは本当に軽い着心地であったか。吸湿性に優れ、薄いのに風を通さず、冬太り+着膨れのダブルパンチを回避できるのが嬉しいところ。これを着ていればマッチ売りの少女もきっと凍え死なずにすんだであろうに。朝の飛行機でまずは羽田へ。前の日記で触れた通り、今回はJALマイレージ利用であるが、通常ならこの区間だけでも結構な金のかかる旅行である。しかし最近はスカイマークが随分安くで就航しているし、今後ジェットスタージャパン、エアアジアジャパン、ピーチなどのLCCに、このドル箱路線、あるいは成田線などにバンバン就航してもらい、利用者の選択肢を広げてくれたらありがたいなと思う。羽田からモノレールに乗り、東京駅の大型コインロッカーにスーツケースを預け、最後の買い物に。モノレール470円プラス30円で山手線内どの駅へも行けるお得なチケットをゲット。有楽町には東北復興イベントでかまくらが出現。足はやっぱり「天龍」へ向かってしまった。夕刻には成田へ。これに乗ると日本を離れるという実感が。成田空港で借りていたSIMカードとポケットWiFiを返却し、出国ロビーでジェットスターのチェックイン。今回のジェットスター復路はカンタスのマイレージを利用。3万マイル+税金と燃料代は別に2万8千円の実費。帰路には通常の日本食財や生活用品でいっぱいの荷物に加え、家に眠っていた楽器を運ぶために超過手荷物料金10kg分を事前支払しており、33kgギリギリセーフ。復路は足元の広い非常口席に空席がなかったので、通路側にアサインしてもらい、無事にチェックインも完了。出国手続きも済ませ、頼まれていた免税品類の調達も終え、カフェテラスでささやかな晩餐。後で機内食もあるし、日本で既に増えてしまったであろう体重も気にはなったのだが、「脂肪は腹に変わるけど、背に腹は変えられないわ」などと日本語的に説明のつかない自己弁明をし、自責の念にかられながらも最後の日本食として味噌カツ丼をゆっくりと堪能するのであった。カンタス・JAL・ジェットスターの3社共同運航使用機材(A330)は出発準備中。エコノミークラス座席。この後ほぼ満席に。本当は夜行便の復路で非常口席が欲しかった。しかし搭乗後、てっきり1泊2食つきの夜行便であると思っていたおいらの予想に反し、カンタス航空のマイレージ利用の場合はミールがオプションである事が判明。さすがおいら。自分にその意識はなくても胃袋がしっかりそれを予見していた。あの味噌カツ丼がなければ、おいらはその夜「メシ抜き罰ゲームフライト」となるところであった。(機内で買えばいいんだけどね)搭乗機は定刻にゴールドコーストへ。ほぼ同時刻に関空からも到着便。機内餓死する事もなく、シップは定刻通り、雨上がりのゴールドコースト空港へ到着。今回は利用区間全てにおいて全く遅延や欠航がなく、ディレイの神様のおいらにしては珍しく非常にスムーズな旅行であった。が、おいらの搭乗した成田便に加え、同じジェットスターの関空便、そしてクアラルンプールからのエアアジア便と午前6時台から7時台にかけては立て続けに国際線が到着する時間帯であった為、空港は到着旅客で大混雑。午前6時25分にブロックインしてから、入国審査を通過したのは7時前くらいであったが、最終的においらの荷物がターンテーブルから出てきたのは何と8時過ぎであった。それから通関の長い長い行列に並ぶこと30分ほど。おいらのスーパー人当たりの良い人相が幸いしてか申告物があるにもかかわらず手荷物開被検査は免れた。しかし乗車予定していたロビーナ駅行きの路線バスはおいらの目の前で無常にもあばよとばかりに出発してしまい、貧乏旅行には不本意ながら、ブリスベンからの国内線(11時発)に間に合う電車に乗るためにタクシーを使って駅まで行くことになった。うぅ。せっかく出発の日にタクシー代を節約したのに。ゴールドコースト空港利用の皆さん。出発時だけでなく、帰着時にも時間には余裕を持ってプランを組み立ててくださいね。つうか州政府、この現状はちゃんと見直しすべきですぞ。(と、選挙権もないおいらが提言)てな事で、最後にプチ焦ったシチュエーションになりつつも、無事に今回の帰省旅行は終了した。初めてのジェットスター利用であったが、遅延や欠航がなかった事で、おいら個人としてはそう悪くはない印象であった。これでロックハンプトンからのコネクションが良ければまた使う機会もあるとは思うのだが、現在日本から就航しているケアンズ、ゴールドコーストともにロックハンプトンからの乗り継ぎが非常に悪いというのが現状。おいら達ロッキー住民にとってはシドニーからのカンタス、JALまたはブリスベンからのアジア系キャリアの方が結果的にリーズナブルになりそうな気がする。夏から冬へ、そして地方都市から地方都市への移動の大変さをしみじみと実感した今回の旅行であった。
2012.01.14
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実は今回の帰省ではもうひとつのメインの目的があった。そう、自分自身のメディカルチェックすなわち人間ドックの受診である。わが社では40歳を超えると、会社が100%人間ドックの費用を補助してくれるのだが、おいらは40超えてからずっとこちらへ赴任しているので、今までその恩恵にあずかれないでいた。御歳40ウン歳にしての「初体験」である。事前に自宅へ届いていた「検査キット」の中には生まれて初めて目にするこんなものも同封されていた。詳しい説明をするとこの日記を見ながら飲食をされている方からドロップキックを食らわされそうなので省略するのだが、とにかく随所に衛生的な工夫がなされていた。さすがにおいらはマッチ箱に入れていた時代の人ではないが、昔に比べると「採取方法」から「運搬」に至るまで非常に効率的衛生的に出来ているなぁ、と感激した次第である。検査会場は、鹿児島市内の保健センター。指定された時間より少々余裕を持って受付に行くと、そこには既に、同じ柄の検査服に着替えた老若男女の受診者がずらり50人あまり。とにかく異様な光景であった。検査は血液採取に検尿、血圧測定、聴覚、視力などなど、メニュー的には通常の健康診断とさほど変わらなかったのだが、度肝を抜かれたのが造影剤による胃の検査であった。最初に胃を膨張させる為に粉末の炭酸を飲まされるのだが、これが駄菓子屋で幼少の頃に買い求めていたソーダ菓子のようではっきり言ってこれは想定外に「美味かった」のである。味のイメージ検査技師の注意に従って、ゲップをしないように我慢しながらその後に飲んだ「バリウム」はしかし噂にたがわず飲みづらいうえに結構な量があり、かなり苦戦した。しかし本当に苦戦するのはここから。遊園地の絶叫マシンのような機械に乗せられ、バリウムが胃全体に行き渡る様、体をあっちへねじり、こっちへねじり、挙句の果てにはマシンごと体が回転。さながらおいらはタイムショックで5問答えられずに罰を与えられる回答者のようであった。こんな感じ。しかしながら、最終的な検査結果には絶叫する事はなく、1点を除いて全て健康な値である事が確認された。問題の1点については「まぁとりあえず検査をおすすめします」というレベルで紹介状を渡されたのだが、検査を行うには2日間くらいに渡って腸の中を空っぽにする必要がありさすがにこの短い滞在中にそれを行う事は不可能だったので、とりあえず後日検査を行う事にし、紹介状を持ってこちらへ帰ってきた。後日その話をこちらのスタッフとしたところ、うちの事務所のスタッフの一人も、その検査を受ける為に腸内を空にした際、なんとそれだけで4キロも体重が減ったのだそうな。あんた4キロも宿便があったの、と思いつつも、検査を受けるだけでそんなに痩せる事が出来るんであればおいらもやっておけばよかった、と後悔するのであった。こっちじゃあ医療費がとんでもない事になるから、宿便出すのに何百ドルもかけるわけにはいかないなぁ。あ、そっちがメインの目的じゃあないか、と本末転倒になる前に、検査はしっかり早めに受けようと思う。
2012.01.11
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ふと思い立ち、久しぶりに日本の散髪屋さんに出掛けた。同じカットオンリーの店でも、オーストラリアと日本とはやっぱり違う。おいら行きつけの3Qカットでは、券売機で事前に千円のチケット購入、待合席には番号が振られ、番号順に空いた美容師のもとへ。カット後は大型の掃除機のようなバキュームで髪の毛を吸引するなどなど。日本ならではの機能的かつ清潔なサービスに加え、無駄を省いて料金を安く提供しようとする姿勢にここでもローコストキャリアに通じるビジネスポリシーを感じるのであった。なかなかよろしいではないか。環境にもフトコロにも優しい、こうしたビジネスモデルには頑張って欲しいな、うん。マイナスイオン漂うこの散髪屋でしかし、おいらは予想もしなかった衝撃を受ける事となる。散髪も終盤を迎え、美容師のお兄さんがハサミを置き、「こんな感じでよろしかったでしょうか~」と、頭部全体がわかるように合わせ鏡でおいらに見せてくれた。散髪屋さんでは良くある一コマである。しかし普段ヤップーンで行く床屋さんではハサミよりも口が滑らかに動くおばちゃんがせいぜい手鏡で申し訳程度に襟足を見せてくれるくらいなので、おいらがこうして自分の頭部全体を自身で目にしたのは、実に4年半ぶりであった。「え、こんなに寂しかったかしらアタクシ」これがおいらの正直な感想であった。背中をつーっと流れる冷たい汗。それでもニッコリ笑っておいらからの返事を待っている美容師にはさすがにそんな事を言うのはお門違いも甚だしいので「あ、はい、よろしかったでございます」と口ではいいつつも、心の中では「実は全然よろしくないんですけどぉぉぉぉーーー」と叫びつつ、散髪屋を後にするのだった。そういえば、「最近はシャンプーやリンスの品質向上で、髪の毛の指通りがスムーズになったなぁ」と感じていた事や、「あれ、今日は頭のてっぺんの寝癖が直ってないなぁ」と思っていた事が、実は単に毛髪の絶対的本数の減少、及び頭皮のハリの欠落に起因していたのだとこの時初めて気がついたのだった。散髪終了直前までのすがすがしい気持ちにはどこへやらあぁおいらはテッペンハゲタカ系なのか。それならまだ前髪後退系の方がよかったかしら、今夜はわかめうどんにしなきゃ、そうそうヒジキも買って帰らなきゃね。今年の書初めは「減量」から「育毛」に変更だわ。などと、薄くなった頭の中では様々な思いが交錯し、冬の空にも似たどんよりとした気持ちを抱え、家路に着くのであった。
2012.01.10
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空港には父と姉が迎えに来てくれていた、はずだったが、父の横には見慣れない年配の女性が一人。それは、ズンバ効果でダイエットに成功した姉だった。以前にも日記で触れたのだが、姉はスポーツジムで衝撃的に出会ったズンバにハマり、毎日のように通いづめて楽しみながらエクササイズをした結果、驚くことに9ヶ月で30キロものダイエットに成功したんだとか。以前の姿はまさに「ヨシコデラックス」という感じだったので、その変貌ぶりには、事前情報は得ていたもののやはり驚きを隠せなかった。あまりの変わりように、実は「ヨシコデラックス」の着ぐるみが家の物置に置いてあるのではないかとか、いや、もしかしたら実は「マトリョーシカ人形」みたいに外側のヨシコちゃんがこたつでみかんを食べているのではないかとか、様々な憶測がおいらの頭の中をかけめぐるのであった。姉は生まれ変わった自分をエンジョイしており、保育士としてバリバリ働く傍らで、ズンバだけでなく長女(大学生)の着なくなった「逆おさがり」を着てやれ旅行だのショッピングだのと、失っていた青春時代を取り戻すかのように生き生きとしていた。その一方で、やっぱり元気がなかったのが父。年末の保健センターの検診でひっかかり、翌週から入院をする事になった父は、生まれてこの方病院の世話などには一度もなった事のない「超」がつくほどの健康体。80歳を超えてからホールインワンと「エイジ・シュート」を達成したほどのゴルフの達人である。息子がその血を1滴もひかなかったのが残念極まりないのだが。※エイジ・シュートとは?(以下ウィキペディアより引用)自分の年齢よりも低い打数で1ラウンドを終了(エイジ・シュート)した者は、「エイジ・シューター」と呼ばれ、ゴルファーの尊敬を集める。らしい。それだけに、今回の入院は本人としても相当ショックだったらしい。残念ながらゴルファーとしての血は受け継がなかったものの、父親だなぁと実感するくらいおいらと性格が似ているところは、毅然として見えて実は小心者で心配性という点。案の定翌週からの入院を控え、ここんとこは色々な事を考え過ぎて眠りにつくことも出来なかったと、父は珍しくその心境を吐露した。頑固で、表向きにはこうした弱い所を全く見せる事のなかった父親しか知らなかったおいらだけに、やはりこうした姿を目の当たりにするのは複雑な心境だった。帰国前は、本来なら実際に入院してから帰省した方が良かったのではないかとも思ったのだが、入院前のこうした不安な気持ちを抱える1週間に、父と一緒にいる時間を作り、気晴らしさせる事が出来た事でかえってよかったのかも、と思うのだった。散髪や買い物に連れ出したり、洋服をお互い交換したり、荒れ放題の庭の手入れを入れたり(すいません業者を使いました 汗)、久しぶりに親子の時間をたっぷり持つ事が出来た。近所の料理屋さんにて。左からおいら、父、伯母、姉、甥やっぱ鹿児島は魚が最高に旨い。酢味噌でいただく「キビナゴ」。子供の頃は嫌いだったのに今は大好物。荒れ放題だった庭(ビフォー)アフター。おいらの仕事は庭師さんへお茶を入れただけm(_ _)m隣の伯母さんちのたわわに実った「はっさく」電話交換手を使っていた昔と違って、今はケータイ同士で安く簡単に電話やメールは出来るし、昔ほど「離れている」という実感は正直なかったのだが、やっぱりこうして自分の目で耳で状況を確認する事は必要な事だよなぁ、と「長男」としての重責を今あらためて感じるのであった。
2012.01.09
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言うまでもないがネットブックにケータイにデジカメ用の充電器にとおいらの持っているぜーんぶの電子機器はソケットがこの形である。その為、モノが豊富な東京にいるうちに変換プラグを買いに行くことにした。はからずもホテルから秋葉原へは徒歩数分の好ロケーション。朝食後にフロントで荷物を預かってもらい、身軽になって電気街へと出掛けていった。上野ではこんなキュートなバスにも遭遇。しかしながら暫くぶりの秋葉原でんでんタウンはいわゆる「アキバ」と化しており、街には「萌え萌え」の広告が溢れかえり、それ系の皆様方が大勢いらしたのはさすがに驚きを隠しきれなかった。聖地には朝から多くのAKBファンが。前日にはこんな催しもあったらしい。この街ではこんな商売も成り立つ。目的のプラグを購入後、ゆっくりとPC関係アクセサリーやデジタルビデオカメラなども見て回りたかったのだが、飛行機が午後一番の出発だった事と、なんだかこの街に40半ばのおっさんが独りで徘徊しているのも場違いな気がして、早々に引き上げてしまった。裏のストリートまで見て回れば、もっと面白いネタもあったのだろうが。御徒町の駅まで歩き、JRとモノレールを乗り継いで羽田のJALターミナルへ。今回の鹿児島までの往復はJALのマイレージを利用。カンタスのマイレージを使う時は、国内線でも税金や燃料付加料金は別途徴収(または追加マイル)されるのだが、JALの場合は追徴ナシ。あっぱれ日本の航空会社と、税金や燃料代ではなく、自分のために1,000円を払い、その場でJ Classへアップグレードするおいらであった。随分すっきりきれいになったJAL側ターミナル。お土産名店街や書店などをのぞきつつ、適当に腹ごしらえできるレストランを探したのであるが、さすがに日本、さすがに東京。人気店は行列が出来るほどの混雑ぶりに加え、ちょっと小洒落たレストランに至ってはランチで軽く1,000円超え。弁当男子、いや弁当オヤヂたるおいらはさすがに昼飯ごときに14ドルは出せんぜよと、地下のモノレール駅まで戻り、パン屋のイートインで軽く済ませる事にした。カレーパンにチーズドッグ、クラムチャウダーに大根サラダ。泣きそうなくらい旨かった。しかし、こんな気軽なベーカリーショップでもクオリティの高いこと!コンビニでもパン屋でも駅の立ち食い蕎麦屋でも食べ物に外れがないのはさすが日本だなぁとあらためて実感した。ヤップーンの町中のパン屋の店主を呼びつけ、おまえらここで1ヶ月くらい修行して来いと言いたくなるくらいに絶品のおかずパンの数々であった。鹿児島行の出発ゲート付近には携帯の無料充電コーナーやビジネスデスクなどもあり、設備も充実。WiFiにも無料でアクセス可能であり、非常に快適。ゲートでの出発案内も昔とは随分様変わりし、優先搭乗から一般搭乗まで、係員がラウンジ放送でやたらと「がなりたてる」のではなく、液晶モニターによる案内と優しいチャイム音、そして穏やかなアナウンスでボーディング開始を知らせる、非常に静かな出発であった。従来の「きっぷ」ではなく、ICカードで「タッチ&ゴー」する人も多く、空港の風景も様変わりしたなぁと感激した次第である。窓からは嵐JETも見えた。コーヒーも随分美味しくなった。たかだか千円ぽっちのJ Classなのに「かちょー。様 ご搭乗ありがとうございます」と名前を呼んでくれたのには感動。目覚ましのはずの機内サービスのコーヒーでいつの間にか睡魔に襲われ、2時間弱のフライトもあっという間。富士山から潮岬を過ぎ、日向灘を越えると2年7ヶ月ぶりの故郷はもう間もなくである。
2012.01.08
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トランジットステイに関しては都心にさしたる用事がなければ、リムジンバスを使って成田、または羽田にステイするのが一般的。だけどそれじゃあ、せっかくの東京を楽しめないじゃないというのがおいら達地方出身者の気持ち。成田、羽田からの両方のアクセスも良く、かつある程度の「おのぼりさんステイ」を楽しめるロケーションとしてわが社の社員出張ではよく品川エリアをステイ先として手配するのだが、おいらが今回自分自身の為にトライアルしてみたのは上野周辺であった。というのも、京成スカイライナーの新線が開業し、日暮里や上野まで僅か30分台で到達できるようになった事と、アメ横や秋葉原などのB級ショッピングエリアには上野の方が俄然アクセスがいい、と思ったからである。で、最終的に落ち着いたのが R&Bホテル上野広小路 。よくよく調べてみると、R&Bホテルは有名なホテルチェーンであるワシントンホテルグループから派生したバジェットブランドであり、昨今の航空業界のLCCよろしく、無駄を省いて必要なサービスだけを行い、その分利用者に料金を安く提供する事で業績を伸ばしているホテルチェーンであった。上野広小路の交差点から1本奥へ入った閑静なロケーション京成上野駅はJR上野駅とメトロ上野広小路駅のほぼ中間地点にあり、京成の駅からメトロ上野広小路駅までは地下道で繋がっていた為、寒風吹きすさぶ地上を歩かずとも、ホテルまで徒歩5分程で到達する事が出来た。但し広小路の地下道から地上に出るまでは、気合と根性でスーツケースをかついで階段を登らなくてはならなかったが。おいらが到着した時には、メインフロント、と呼べるかどうか、コンシェルジュカウンターのような所に女性のスタッフが1人だけ。チェックインしたい旨を告げると、既においらの登録情報が記載されているレジストレーションカードを渡され、それに署名をすると引き換えにカードキーを手渡された。「ご利用前にご精算をお済ませください」との事で、対面にある自動精算機にカードキーを挿入し、この機械でホテル代4,600円(税込)を支払うと、ルームキーが有効となった。なるへそ。自動精算機にて宿泊前に精算を済ませる。歯ブラシ、T字カミソリは希望者のみがフロントで受領。またルームウェアもエレベーターの前にあるクローゼットから、必要な人だけがピックアップするというしくみになっていた。いずれも無料のサービスである。これはエコだなー。とつくづく感心。(エコロジー&エコノミー)まぁオーストラリアのホテルは、歯ブラシやルームウェアはもともと客室アメニティとしては存在しないのであるが、日本の文化を踏襲しつつも、付加サービスを省く(あるいは選択性とする)スタイルは、ビジネスホテルにおいては今後主流になって行くのではないか、と思った次第である。しかも精算を機械で行う事で、フロントでの現金取扱いは一切行われず、スタッフの教育も最小限に留める事が出来る。通常のホテルにあるような電話・有料放送・客室内冷蔵庫など後払いになるようなものもすべて排除(またはクレジットカード・プリペイドカード払い)になっている為に、翌朝のチェックアウト業務もなし。これで相当の人件費を節約できているはずである。翌日、ロビーの横にあるカフェスペースで無料の朝食サービスをいただいたのであるが、そこはビュッフェスタイルになっており、テーブルを拭いたり、追加のパンやジュースを運んだりしているのは、前日にフロントで対応をしてくれた女性であった。日本人は食べ散らかしたりしないので、カフェスペースの管理も実に簡単なものである。ふっかふかの焼きたてパン。これは「ウマス」。ネスレのコーンスープは感激の旨さ。ロイホのホットチョコ以来の衝撃。コーヒー、野菜ジュース、塩味つきゆで卵焼きたてパン3種。左端はこのホテルお薦めのモンブランパン。またまた脳内はこんな状態に。ここのホテルの損益計算書を是非是非見せちくり~と思ったのはおいらに経理マンとしての自覚が出てきたからであろうか。大きな荷物は空いたスペースに置かざるを得ない。広いダブルベッドにふかふかの羽毛布団。全てのコントローラーはベッドサイドに凝縮。コンパクトなバスルーム。でもウォシュレット完備。さすが日本。ついつい指が"G"を探してしまう。客室は確かに狭く、スーツケースの置き場にも困る程ではあったのだが、寝るだけの「寝室」と考えれば全くノープロブレム。上野の中心部からはちょっと離れているから静かだし、LAN接続も無料サービスだし、これで4,600円だったら品川エリアで素泊まりに9,000円前後払うより、絶対コッチに泊まって浮いた金で美味しい寿司でも食べた方がいいと思うのであった。
2012.01.07
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久しぶりの日本の厳しい寒さとそこはかとなく漂う醤油の香りを懐かしみながら入国審査と通関を済ませ、到着ロビーへ。今回の帰省は無理言って直前に許可をもらったので、会社との連絡が常に出来る状態にしておく必要があった。しかしオーストラリアの携帯電話をやみくもに通話や通信に使うと、後で莫大な請求に泣かされる事になる。という事で、スカイライナーに乗る前に、おいらは事前に予約を済ませておいたSoftbankのサービスセンターへ出向いた。その場でボーダフォンのSIMカードの借用手続きを済ませ、携帯に入っていたOptusのSIMカードと交換し、待つこと数秒。見事においらの携帯電話は、日本の携帯電話と化した。懐かしい090から始まる1週間だけの電話番号も割り振りされ、これで受信は無料、発信も日本の携帯電話並みの料金となったわけである。1日あたりのレンタル料金が105円、通話料は2~3週間後にクレジットカードに請求との事で、これで通話料を気にせずとも滞在できる事になった。また同時に、今回はポケットWiFiの貸出しも受けた。父親が一人で暮らすおいらの実家は、30インチを超えるドでかいテレビが2台もあるにもかかわらず、なんとインターネット回線を引いていないというワケわからん家である。という事で、滞在中のネット環境を確保する為にポケットWiFiをレンタルする事になったのだが、これが1日1,575円。実際日本の公衆WiFi環境は、整っているとはいえ会員制のものが多く、それゆえに自在にアクセスできるポケットWiFiのレンタルは結果的に非常に便利であった。フル充電で3時間は連続使用可能。しかし日本人なのに携帯をレンタルするなんて、4年も日本を離れていると、完全においらの生活環境はアウェー化しているなぁと実感した次第である。という事で、モバイル環境も晴れて日本人となったおいらは、先般新生デビューした(らしい)スカイライナーに乗り込み、トランジットステイ先である上野へ。品川エリアよりも近く、宿泊代金や食事も安めの上野周辺は羽田から地方へ向かう成田到着客にとってはカシコイ選択肢になると思ったがゆえである。土曜の20時台上り線。乗客はちらほら。果たしておいらのチョイスはあながち誤りでもなく、宿泊先のホテル(後日レポート)はコンパクトながら必要な機能は全て整っており、周辺には安くて美味しい多くのB級グルメが夜遅くまで営業をしていた為、長旅で疲れた体にムチ打つ事もなく、トランジットナイトを快適に過ごす事が出来た。と、言う事で、その夜はイージーしかしこれぞ日本食、というものを。一体誰が考えた?この絶妙なコンビネーション夜もかなり更けていた時間帯だった為、客はおいらの他に2人程のサラリーマン、そして店には静かな演歌が流れるという枯れたシチュエーションであったが、あまりのコロッケ蕎麦の美味しさに努めて平静を装っていたものの、ううううううう、うめぇーーーーーーーと、実は頭の中がリオのカーニバル状態であったのは言うまでもない。脳内イメージ
2012.01.07
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ジェットスター国内線やタイガー航空、そして日本のスカイマークなど、俗にLCCと呼ばれる格安航空会社国内線の搭乗経験はあったものの、海を越えてのLCC搭乗経験が全くなかったおいら。今回、初めてそれが実現される事になった。実際、これまでにもわが社の社員のためにジェットスター便を手配する事は数回あったものの、「いやぁー、普通の航空会社と何ら遜色ありませんから」などとまるで自分に搭乗経験があるかのように「知ったかぶり」していたおいらであったが、ようやく、それを自らの経験に基づいて説明できるようになった。今回は寄り道せずに鹿児島へまっすぐ帰る予定であったため、帰国便の選定にあたっては、福岡か大阪まで飛んで新幹線で帰るか、乗継に便利な羽田に乗り入れているCXやSQなどのキャリアを使うか、はたまた鹿児島へ直接入れているKEやMUを使うかなど様々なオプションが考えられた。しかし料金、乗継時間、運航日その他でじわじわと絞り込んでいった結果、最終的には国際線は往復ともJQ(ジェットスター)のゴールドコースト~成田便を使い、東京~鹿児島の国内線を往復するというシンプルな形が最も経済的かつ効率的という事に落ち着いたのだった。カンタス航空のマイレージが17万ポイントほど貯まっていたので、それを利用して復路はカンタス便として特典航空券の予約が取れたのだが、往路は残念ながら希望日とその前後に特典席の空席がなく、ジェットスターのウェブサイトから直接航空券を購入。基本のスターター運賃に20kgの預け荷物料金とオプション(機内食+カンタスマイル加算+予約変更手数料無料)をつけ、867ドル。さらに足元の広い非常口席のアサイン料金として49ドル、それと前述のラウンジ利用料金9.99ドルを追加購入し、諸税込みで片道の総額が約$1030。折りしも冬休み最後の週末という事もあり、類似区間の他社FSA(フルサービスエアライン)は片道で$1,500は下らず、往復ともなると$2,500前後にまで高騰していた為、上記オプションを加算してもこの金額で落ち着くジェットスター便は悪くない条件であった。機体はA330で、アプレストは2-4-2。座席は最近のLCCではよく採用されているレザー張りシート。(掃除がしやすい?)シートピッチはさすがに他社より窮屈そうであったがおいらは非常口席を追加料金で購入していた為、常に足をゆったり伸ばした形で移動する事が出来た。これは大正解。この追加料金でフットスペースだけでもビジネスクラス並みのゆとりが得られるのは非常にお得感がある。今回勉強の為に、事前購入で機内食をセットしていたのだが、飛行中2回提供された機内食は、通常のエアラインでサービスされるような、前菜+メイン+デザートといった一通りの「定食」ではなく、2食ともご飯とおかずが一緒になったメインと、ソフトドリンク1杯だけのシンプルなもの。これで$50はさすがに高すぎっていうのが正直な感想。1食目のランチ。ハヤシライスっぽい。温野菜には蓮根と大根が。2食目のスナック。ベジタリアンカレー。周りを見ると、オージーの皆様方は結構「マイ弁当持参」が多く、おいらの隣のお姉さんは、ピザ1枚を数回に分けて食べていたし、斜め前の兄ちゃんは、果物やミックスナッツなどをタッパーに入れて持ってきていた。次回は絶対おいらもそうしよう、と心に誓ったのであった。食事時以外のドリンクは有料。コーヒー3ドルなり。(クレジットカード支払のみ)機内エンタテイメントも勿論有料。$15でJQオリジナルコンテンツが楽しめるipadの貸し出しがあったが、おいらは文庫本を読んだり、自前Laptopでこうしてブログの下書き作ったりして時間を潰した。押しつけのサービスではなく、必要な人が必要なものだけを追加購入するこのシステムは利用者にとっても大歓迎である。懸念されたディレイもなく、搭乗機は定時に成田へ到着。一歩機外へ出た瞬間、真冬の日本の厳しい寒さの洗礼を受けた。そういえば機内アナウンスでCAさんが、「ただいまの成田空港の天候は晴れ、気温は摂氏4度です」なんて涼しい声で言ってたのを思い出した。摂氏35度のQLDの真夏の日差しから、一気に西高東低冬型気圧配置の日本へ突入。成田空港では、日焼けしたおいらの顔だけが異常に浮いていたのであった。
2012.01.07
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もはや「アラフォー」とは呼べない歳に差し掛かってきたおいらにとって、朝4時台の起床は、「まぁちょっと早起きっちゃあ早起きかしら」くらいの難易度。それくらい朝がニワトリ並みに早くなってきた昨今のおいらである。ホテルを5時過ぎにチェックアウトし、てくてくと徒歩でローマストリートの駅へ。ここからゴールドコーストのロビーナ駅まで電車での移動である。ロビーナまではここから1時間ちょい。ごくごく普通の通勤型電車に乗る。さすがに土曜日の早朝ともなると電車はガラガラに空いており、終点のロビーナまで座席が2割以上埋まる事はなかった。1時間15分程の電車の旅を終え、ロビーナからは路線バスに乗り継ぎ。バスに揺られてゴールドコースト・クーランガッタ国際空港へ向かった。今回入手したブリス版「スイカ」。これでタッチ&ゴーすると電車もバスもかなり割引になるのが嬉しい。ロビーナ駅。ここから路線バスに乗り換えこのバス停に停車します。終点はツイードヘッド。空港連絡バスと言うよりは、途中に空港へ立ち寄る路線バスに乗る、という感じ。ご覧の通りただの路線バス。この路線バスはあちこちの住宅街やショッピングセンターに立ち寄りながら空港へ向かう為に角を曲がったりラウンドアバウトを回ったりする度に揺れ、大きな荷物を持つ身としては結構大変だった。もともと空港連絡バスではなく、地元住民の足である路線バスが空港に立ち寄る、という程度なので大きなラゲージスペースもなかったのであるが、LCCのハブとして近年路線も利用者も右肩あがりに増加しているゴールドコースト空港へのアクセス、もちーっと考えて欲しいものである。この空港を利用するのは実に10年以上ぶりになるのであるが、その変貌ぶりには目を見張るほどであった。国内線はジェットスターとヴァージン、タイガー国際線は上記に加えてニュージーランド航空にエアアジアと、その路線網は非常に充実している。ジェットスターのセルフチェックインコーナー。この向こうに日本行き国際線の長い長い行列が。おいらが利用するジェットスターは東京行きと大阪行きがほぼ同時刻の出発、しかも今日が冬休み最後の週末という事でチェックインには日本人の家族連れを中心にした長蛇の列が出来ていた。家族連れ旅行客の財布にも優しいLCCの台頭はありがたい。この空港、ターミナルは国内線と国際線が併用となっており、その為に通常の空港と異なり、国際線利用客は以下のルートでボーディングゲートまで向かう事になる。1.国際線チェックインカウンターで搭乗手続2.国内線・国際線兼用のセキュリティゲートにて持ち物検査を受け、国内線制限区域内へ。3.国内線制限区域内のさらに奥にある国際線用セキュリティゲートにてさらに持ち物検査を受け、出国審査場へ。4.出国審査を受け、国際線制限区域内にある搭乗ゲートへ。この4つのイベントごとに列を作らなければならないというのは言うまでもない。その為、おいらは事前に$9.99で購入できる国内線ロビー内にあるラウンジクーポンを手配していたのだが、結局ラウンジに入るのを諦め、時間を気にしながら国際線出発ロビーに向かう決断をしたのだった。このラウンジ内はネットもフリー、朝食もフリー、しかもご飯に味噌汁、ちくわの穴にキュウリが入ったおかずまである(アビ姐さん情報)という事で楽しみにしていたのだが、結局それらを放棄し、別途大枚$12を払って国際線のカフェでロングブラックとベーコン玉子トーストをかじる羽目になった。今夜はちくわが夢に出てきそうである。搭乗券。20kgの預け荷物、エキストラレッグルームシート、ラウンジ入室、ミールの4つが手配されているのがわかる。関西行と成田行が輻輳する時間帯につき、待合室も大混雑。カンタス、JALとの共同運航便。8番搭乗口より定刻に搭乗開始。おいらが利用する成田行きの1時間前に出発予定だった関西行きは、使用機材到着遅れの為に1時間の遅れとのアナウンスが。しかしおいらの便は、定刻にボーディングが開始された。実はチケット手配の段階で関西行きも視野に入れていたので、こりゃあ春からまたまた縁起がいいわいと、さっきのラウンジ権放棄がチャラになるくらい気分上々でおいらはシップへ向かうのであった。シップは沖止め。当然のごとく徒歩にて機側へと向かいます。使用機材はA330。
2012.01.07
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日本への帰国は2年ぶり、そして鹿児島の実家への帰省は、実に2年7ヶ月ぶりとなる。年末最後の業務日にしゃちょー。へ連絡を入れ、事情をお話しして休暇の許可をいただいた。そしてその日に自宅のPCでうおりゃああああーーっと一気にフライトやホテルの手配を済ませ、出来たぁーーーっつというタイミングでごぉーーーんと正月を迎えたというドタバタな年末であった。(実際には除夜の鐘ではなく花火の打ち上がる音で正月を迎えるのだが)おかげでという訳ではないが、うちの嫁はんも年越し蕎麦ではなくうっかり年越しスパゲティを作ってしまったという2011年の締めくくりになった。最終便のセキュリティチェック。その日の業務が終わる為、この便はいつもスタッフからボーディングをせかされる。年明けからの1週間は、休暇中の業務の引継ぎなどを済ませ、金曜日の終業後、その足で職場から直接ロッキーの空港へ。そしてその晩に、おいらの弾丸ツアーでは欠かせないヴァージン航空のブリス行き最終便に飛び乗ったのである。(この便が意外と直前に買っても安いのよ奥さん)ロッキー出発時にFacebookに書き込みしたところ、携帯に「あんたどこいくのさこんな夜更けに(倒置法)」というこあらオヤヂさんからのテキストメッセが入っていた。そん時おいらは、シャトルバスの待ち時間が30分以上あるという事で空港で一緒にタクシー待ちをしていたおばはんとハナシがつき、相乗りでブリスの市内へ向かっていた所だった。「行きずりのご婦人とともにタクシーでホテルへ向かっている」という主旨の返信にこあらオヤヂ氏は大きく勘違いし興奮していた様子であったがそれを放っておき、おばはんが5つ星ホテルのパークレジスでタクシー代の半額を支払って下車された後、おいらはその2ランクも3ランクも下のアイビスブリスベンで残りの半額を払ってタクシーを後にした。これで先ずは約25ドルの節約。嫁はんのドケチ道の教えもこういう時に役に立つものである。アイビスブリスベンは、うちのリゾートが新しいブランドになる時に暫く手伝いに来てくれていたグレン君が支配人をしているホテル。今回事情を説明したところ、非常にありがたいレートで宿泊を提供してくれた。あん時グレン君に優しくしておいて良かったと、「情けは人のためならず」という諺を身にしみて感じた夜でもあった。チェックインしたのは夜も22時を回った頃。翌朝11時前にゴールドコーストを出発する飛行機に乗るためには市内を5時台の電車に乗らなければならず、チェックアウトは5時半、つまりホテルでの滞在時間はわずか7時間半。それだけにグレン君のオファーはおいらにとっては大変ありがたく、お礼にとメッセージを添えて、日本へのお土産予定だったチョコレートをひとつ客室に置いてあげた。ハウスキーパーのおばちゃんが自分宛だと勘違いしないのを祈るばかりである。さぁ、明日は丸々1日移動日だ。
2012.01.06
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ご訪問いただいた皆さん 明けましておめでとうございます。(つうか、もうこの挨拶にも違和感を感じてくる今日この頃ではありますが)皆さんはどんなお正月を過ごされたでしょうか?我が家はしょっぱなから千客万来。日本から昨年のリベンジを果たしたじいじ、せっちゃん、それに義兄のところから4人息子のうちの下2人(つまりおいらにとっては甥っ子)も今回初参加で、かちょー。家はこの1週間、この4人を含め、いきなりの7人家族になった。さすがに我が家の車はこの大家族をカバーするだけのキャパがない為、ワゴン車を借りて対応。家でも集められるだけの寝具を集め、まさにミニ合宿状態。でも新春早々一気に賑やかになり、笑う門には福が来るという諺を実践するかのような、楽しい正月を過ごすことが出来た。空港から自宅への道すがら、いきなり露店のマンゴーを「大人買い」。静岡からヤップーンまではほぼ24時間の道のり。さすがに到着日の午後はぐったりしていたじいじと孫たち。やんちゃ坊主は、早速犬猫用の出入口を自分の勝手口に。しかし翌日、気力も体力も120%回復し、職場仲間のI子ちゃん、S子ちゃん、そしてS子ちゃんの友達で滞在中のY子ちゃんの3人を誘い、グレートケッペル島へ真夏の1日遠足へ出かけた。風が強くて波も高く、30分の船旅は結構エキサイティングであったが、とにかく天気は最高。島の周辺まで行くと、海の色もエメラルドグリーン。軽く弁当を食べた後でビーチ遊びを楽しみ、午後はクルーズ船でリーフ周辺へ行き、シュノーケリングを楽しんだ。おいら達が荷物を置いたままビーチで遊んでいると、なんとその荷物を狙ったギャングが出現!これはシャッターチャンスと思い、暫くこいつをパパラッチしたのであるが、こいつが結構「どんくさい」やつで、自分の身の丈が金網の穴より大きい事に気がつくまで一生懸命エスケープしようとしていたり、この後にも小鳥に威嚇されてビビッていたりと何とも情けない。「お前も頑張れよ、俺も頑張るから」とついついこの小心者ゴアナに自分の姿を映し出してしまうのだった。翌日(3日)からおいらは仕事が始まったので、彼らと合流するのは夕飯以降だけだったのであるが、日中はシドニーやゴールドコーストでは体験出来ないような、田舎なりのホリデーを満喫してくれたようである。わがBOSSから差し入れしていただいたマッドクラブを堪能。リゾートでつかまえたカブトムシに男の子達は大喜び。A美は一言「気持ち悪い」リゾートの人気アクティビティ、アーチェリーにも挑戦月の砂漠ではない、緑のリゾートをはるばると。椰子の木登りもお手のもの。とろけるような「和牛しゃぶしゃぶ」を堪能。うちのA美も女子にしては相当やんちゃな方であるが、男の子はとにかく元気で朝から晩までパワーが有り余っている。そしてエネルギーが切れるとまるでブレーカーが落ちるようにコトリと寝てしまうという極端さが面白い。釣りや虫捕り、木登りなど遊び方も女の子とはやっぱり違うなぁ、と実感した。男の子の父親の皆さん、ほんとご苦労さんですなぁ、って感じ。彼らは週末にヤップーンを離れ、7日の朝に日本へ向けてシドニーを発つ予定。そして彼らより1日前に、おいらはゴールドコースト空港を発ち、一足お先に日本へと出発する。父の様子を見るのが一番の目的であるが、勿論自身のメディカルチェックや買出しなど、予定は山積み。そんな道中も、ブロガー魂でネタはしっかり押さえてこようと思います。という事で、何かと慌しい新年一発目の日記になってしまいましたが、今年もひとつ、宜しくお願い申し上げます。
2012.01.01
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