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【科学に関する雑学】
画素って何?

デジカメや携帯のカメラを購入する際に、よく画素数という記載がありますが、画素とは何でしょうか?画素とは、デジタル画像を構成する単位の事です。色のついた「点」のことピクセルと呼びます。画像とは、このピクセルが規則正しく並んだ状態で描写するのです。したがって、画素が多ければ多いほどより鮮明な画像になります。

ただし、サイズの小さい画像で良い場合は、さほどこの画素を気にする必要はありません。しかし、A4サイズ以上の画像が欲しい時は、画素数が少ないとギザギザ(シャギー)が目立ち、非常に荒い画像となってしまうのです。
メッキとは?

メッキとは、金属製品の表面処理方法のひとつとして開発された手法で、銅を水銀で擦り、銀に似せたために滅金と呼ばれ、この滅金(メッキン)の事をメッキと言うようになったのが語源と言われています。メッキの役割は、金属の表面に目的に応じて他の金属を覆う事で、元々の地金属を腐食から守ると同時に装飾し商品の価値を高め、 さらには光沢を与えることにより摩擦などの抵抗から地金属を守る事です。
青色発光ダイオード

青色発光ダイオードは、青色LEDとも呼ばれます。LEDとは電気を通すと発光する半導体の事です。従来の光源よりも消費電力が少なくて、かつ寿命も長い画期的な発明です。しかし、赤や黄は発明されていましが、青色の発明が非常に困難で、20世紀中に発明できないと思われていました。そこで1993年に発明に成功したのが、中村教授です。この光の三原色全てがそろう事でどんな色でも表現する事が可能になったのです。しかしながら、その発明対価は2万円だったそうです......。

中村教授は当然納得できるはずもなく、裁判という事になったのです。裁判では、発明対価は請求額である200億と決定されましたが、結局、6億で和解と落ち着きました。和解会見では、中村教授は激怒しました。一見すると、6億ももらえるのにどうして怒っているのか?疑問に感じると思いますが、これは明確な支払い基準が何も説明されずに決まった額だからです。その基準を知るために、裁判を起こした中村教授からしてみれば、納得できる事ではありません。つまり、和解=中村教授の負けを意味します。今回の裁判により今後、日本の頭脳とも言うべき技術者が、海外に流出するのではないか、と懸念されます。
ゲノムって何?

バイオテクノロジー関連の記事でたびたびゲノムという言葉が出てきますが、「ゲノム」とは一体何でしょうか?「ゲノム」とは、生物の姿や形、その性質など生物自身を表す遺伝情報を表します。つまり遺伝子であるDNA全体を指す言葉でもあります。遺伝子とは、アデニン、チミン、シトシン、グアニンの4つの塩基が二重の螺旋状に組み合わされる生物に必須なタンパク質などを作る設計図であり、ゲノムは、その生き物自身を表す設計図と言えます。つまり、ゲノムを解析する事で、その生き物の詳細を理解する事ができ、人工的に作り出す事が困難だった植物などを作り出す事が可能なのです。そう遠くない将来、食卓の食物のほとんどが人工的な食品になってるかもしれません。
コンタクトレンズ

最初にコンタクトレンズのアイデアを発明したのは、レオナルド ダ ビンチです。実際に、実用的?なコンタクトレンズを発明は、1887年、スイスの眼科医師がガラスのコンタクトレンズを自分の目に入れて試したそうです。考えただけでも恐ろしいスーパーハードレンズですね。
電子ペーパー

新聞や雑誌などの紙媒体は今は一般的ですが、非常に場所をとるし持ち歩くのも面倒です。現在、実用化へむけて研究されているのが電子ペーパーです。この電子ペーパーというのは、紙のように非常に薄く、電気的な手段を用いてデータの表示・消去が可能なディスプレイです。見た目はクリアファイルの中に紙が挟まれているかのようで、液晶ディスプレイなどと比べても非常に見やすく、かつ、軽くて消費電力も小さいため、次世代媒体として注目されています。紙のような液晶ディスプレイを持ち歩くと考えると良いと思います。すでに、実用化されている商品もあり、電子ペーパーを用いた腕時計が発売予定になっています。
乾電池

乾電池の種類を表す時に、単1や単2など「単」という漢字を使います。この「単」という漢字は、電極(プラスとマイナスのセット)が一つという意味を表します。そして、単の後の数字は、電池が作られた順番に数字がつけられています。つまり、最初に作られた電池が単1形、その後、2、3という順番に作られたということです。
電話の発明

電話は、グラハム ベルが1876年に発明しました。ベルは、電線の端につけたバネが電気を流す事でうなり、音を出す事に着目し、人が話した音声を電磁石で電流に変換、受け取った電話も同じシステムで電流を音声に変換する事で電話を作り出したのです。しかし、ノイズが入ってしまい実用化には今一歩という感じでしたが、その2年後、エジソンが改良を重ね、現在の形の電話になりました。現在は、携帯電話やIP電話が主流になりつつあるので、このタイプの電話はそのうちなくなるかもしれません。
ロボット

ロボットという言葉は、1920年にチェコのカレル=チャペックという作家が発表した「R.U.R-ロッサム・ユニバーサル・ロボット会社-」という戯曲が起源と言われています。ロボット(Robot)とは、チェコ語の強制労働(robota)や労働者(robotik)から作られた造語です。つまり、奴隷の意味をもつ道具として当初から考えられていました。この戯曲で作られたロボットは、言わば生体ロボットで、機能を極端に削減された人間が、単純労働用に開発されたクローンのような存在として描かれています。
国際宇宙ステーション

国際宇宙ステーションは、1984年1月、レーガン元米大統領が有人宇宙基地建設計画を発表し、6月に各国に参加を呼び掛け、開発がスタートしました。参加は、日本、ロシア、カナダ、欧州11カ国が参加しています。基本練「ザリャー」をロシアが打ち上げた後、それを連結する「ユニティ」をアメリカ合衆国が打ち上げて連結しました。その後、居住練(ズベズダ)や実験練(きぼう、ディスティニー、コロンブス、セントリフュージュ)を打ち上げて(または打ち上げ予定)、六つの実験棟と二つの居住棟がある宇宙ステーションが完成する予定です。宇宙ステーションでは、無重力空間でしか生成できない、新しい素材や医薬品などの開発や実験が行われる予定です。
イージス艦

現在、自衛隊はイージス艦を数隻所有しています。イージス艦は、アメリカで開発され、高性能レーダーを積み、戦闘機やミサイルに対して接近を早期にキャッチし迎撃する能力を持った艦船です。世界でも、アメリカと日本しか所有していません。

日本のイージス艦は、三菱重工がアメリカの設計図を元に船体とエンジンを設計し、レーダーなどの迎撃システムは、アメリカで開発された物を輸入しています。値段は、1350億円、その内訳は未公表です。「イージス」とはギリシャ神話に登場する最高神ゼウスが娘のアテナに与えた、「無敵の盾」の事です。
CMカット録画

ビデオやDVDにはCMをカットして録画する機能を持つ機種があります。なぜカットできるのでしょうか?これは、放送の仕組みの違いを利用したものです。通常の番組はモノラル放送ですが、CMはステレオ放送です。この信号の違いを読み取り、CMをカットしています。
CTスキャン

CTスキャンとは、放射線を体にあてることにより、各組織の放射線吸収の違いを測定して、コンピューターを用いて体の断面像(輪切り画像)を映し出す装置です。CTスキャン非常に精密で、非常に小さなガンも発見できるため、病気の早期発見と治療に大きく貢献しています。最新型のヘリカルCTというCTスキャンでは、螺旋状に放射線をあてる事で、脳の立体画像を撮る事もできるようになり、脳梗塞などの小さな動脈瘤も早期発見できるようになりました。
CD-ROM

CD-ROMはデータを収納するためのメディアです。また、CD-ROMは、「Compact Disc-Read Only Memory」の略です。つまり、読み込みしかできないコンパクトなディスクという事です。
ワンセグ

ワンセグとは地上デジタル放送の携帯電話などの移動媒体向けの放送の事を言います。元々、1セグメント放送と呼ばれていたものがワンセグという名称に決定されました。ワンセグは帯域が通常放送より狭いため、通常より解像度の低い映像しか送信できませんが、いつでもどこでも通常のテレビと同じように視聴できるようになるそうです。
X線

X線は波長が -0.1A(10-10 m)程度の電磁波の事です。1895年にレントゲンが発見したため、レントゲン線と呼ばれる事もあります。レントゲンは未知の光線を発見したため、未知を表すXから、X線(X-rays)と名づけました。現在では、X線は電磁波の一種である事が分かっているため未知の光線ではないのですが、現在でもX線と呼ばれているのです。
乾電池

電池とは、異なる二種類の金属を電解液に触れさせ、その時に起こる化学反応のエネルギーを電気エネルギーに変換して利用しています。よって、消費エネルギーが大きければ乾電池の消費もはやく、逆に消費エネルギーが少なければ乾電池は長持ちします。


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