ここらでちょっと途中下車

ここらでちょっと途中下車

2008.12.09
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カテゴリ: 懐かしい昔のこと
今日のにととらさんのブログは、 消防訓練

本当に訓練は大事なんだと思う。

中学二年の終わり近く、
1月の末に、実際に私の通っていた学校が火事になった。
午後の授業が始まってすぐ、私たちは美術室にいた。
美術の先生が、何かにおいがすると言って落ち着かなかった。
そうこうしているうちに、連絡が来て、
私たちは教室に荷物を取りに戻った。
運動場へ出て、点呼。
その後、運動場を出て、近くの池の堤に避難した。
小高い堤から、学校を見ていた。
3階建ての木造校舎が、ものすごい火柱をあげ、
ごうごうと火を吹いて、柱だけになって崩れ落ちた。

古い校舎で、原因は漏電。
漏電が起こった場所の両隣りの教室は、
体育の授業で、全員運動場に出ていた。

今だと火災訓練は、何も持たずに大急ぎで非難するが、
体育の授業をしていた3年生の2クラス以外は、
みんな荷物を持って出ることができた。
それなのに誰一人怪我もなくてきぱきとできたのは、
その一週間ほど前に、火災訓練をしたばかりだったからだろう。

木造校舎が一つなくなって、
教室には受験を控えた3年生が入り、
体育館は、小さく区切られ教室になった。
バラック校舎ができるまで、
私たち2年生は、順番に青空教室を体験した。
その年の卒業式は、テントの中だった。
制服も教科書もすべてなくした3年生もいて、
参加していた私たち2年生も、涙、涙の卒業式だった。

中学3年生の教室は、職員室を区切った場所。
ベニヤ板を挟んだ隣に先生たちがたくさんいるので、
最初はみんな割と緊張して授業を受けていた。
そして、11月。
新しい校舎が完成し、3年生が優先的に入らせてもらった。

中学時代、私は演劇クラブで、
新校舎完成の記念式典で、
火事のことを盛り込んだ寸劇と、シュピレヒコールをした。
詳しい内容は忘れたけれど、みんな感情が高揚していて、
終わったときすごく感動した覚えがある。
その時の演劇クラブから、2人がプロの道に進んだけれど、
そんなことも影響しているのかもしれない。


そんなわけで、火を見ると怖くて仕方がない。
消火器では大失敗した経験があるんだけれど、
そろそろ新しいのを買わなくては。


MIYATA 家庭用消火器 キッチンアイ





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最終更新日  2008.12.09 23:24:08
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