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5月30日(土)の午後から31日(日)にかけて香川県高松市で行われた、眼科医トレーニング講座(日本を代表する眼科医12人による40分×12コマの集中講義)の「四国EYEランドセミナー」に参加してきました。 私のクリニックは土曜日は12時までの診察で、クリニックから高松市までは230キロ、セミナーの開始時刻は午後3時ということで、診察終了と共に車に飛び乗って香川を目指します。絶対に3時に間に合うぞ。。。。 あぁ、いけません、どうしてもお腹が空いてしまい、途中の「さぬき豊浜SA」でうどんを爆食いです。めちゃうまい。 すぐにお腹が空くのが私の最大の欠点なんですね。思えば愛媛大学医学部附属病院眼科の研修医だった頃も「早弁」をしていて先輩に良く叱られたものでした。人間変わらないですね。 案の定セミナーに遅刻です。ただ幸いなことにセミナーの2コマ目には間に合いました。 医学の世界というのは進化が激しく、 「変わっていないようで常に少しずつ進歩」しています。そのため常にアグレッシブに勉強をしていないとあっという間に置いて行かれ、時代遅れの患者様に迷惑をかけるような医療行為をしてしまうことになってしまいます。 私はそのようなことがないように、5年間で100単位、年間では20単位取ればいいとされる眼科専門医の更新資格(このような勉強会や学会に参加することで得られる)を、その倍の「年間40単位」取ることを自らに課しています。普通の専門医の最低でも2倍は勉強をし、八幡浜地域の皆様に全国レベルの安心な眼科医療を提供できるように頑張っていきたいと思っています。
2009.05.31
私たちのクリニックでは日々常に掃除を徹底し、清潔で快適な院内環境整備を心掛けていますが、それに加えて定期的にプロの掃除屋さんにお願いしてエアコンクリーニング・ガラス拭き・床ワックスも施行しています。 5月は本日を含め2回に分けて院内を綺麗にクリーニングして貰いましたので、現在待合室を筆頭に院内はピカピカです。もちろんスタッフも院長の私も、いつも通りピカピカの元気&笑顔で患者様をお待ちしております。(笑)
2009.05.30
当院の待合室の一角にティーサーバーを設置しています。 4種類のお茶+八幡浜の美味しいお水が飲める優れもので患者様からも大変ご好評を戴いているのですが、実はこのティーサーバーにはちょっとした秘密があります。それは、、、、、、、、、、、 「ボタンをずっと押しっぱなしにすると濃いお茶が出る」 のです。濃いお茶が好きな方は是非試してみてください。 またこのお茶の内容は定期的に見直しています。以前はほうじ茶が入っていたのですが、不人気だったため今は玄米茶に入れ替えました。幸いこの玄米茶は好評のようです。
2009.05.28
目のかゆーい花粉症、スギによる春先だけのものと思われている方が多いですが、実はわりと年中あります。今の季節だとヒノキ、カモガヤなどが原因となります。 私のクリニックのある四国だと、こんなものも原因になったりもします。 また一昔前は小さいお子さんには花粉症が少なかったのですが、最近ではほんの2、3歳くらいでも花粉症の症状が出る場合もあります。日本がどんどん清潔になってきたことと関係しているなどという説もありますが、本当の所は良く分かっていません。 ちなみにこの花粉症、「それまでなんとも無かったのにある日突然発症する」ことがあります。私はこの現象を、 「恋と花粉症は突然訪れる」 と患者様に説明しています。(笑) まあいずれにせよ今は良いお薬がたくさんありますので、よほどのことがない限りは来院戴ければ症状は改善します。ご心配なく。
2009.05.26
開院2年目を迎え外来問診票を見直しました。項目を減らし、文字を大きくして見やすく記入しやすくしました。もちろん診察にどうしても必要な情報は全て入れてあります。 患者様の訴え・既往歴を見逃さないようにするためには、この問診票というものは極めて大切なものです。これからもより記入しやすい問診票になるように努力を重ねて行きたいと考えています。
2009.05.26
当院は開院2年目を迎え、より安全で快適な医療を提供できるように様々な部分で見直し・改善を進めているのですが、その一環としてこの度「手術前問診表」を導入いたしました。 表の項目は今までも私が患者様に口頭でお尋ねしていた内容ではあるのですが、確実性を増すためにこのような形としました。ちょっとその内容を御覧戴きましょう。 眼科の手術、特に白内障手術というのは、現在術式が極めて洗練されたものとなっており安全性も非常に高くなっています。ただやはり手術ですので思わぬ大きな合併症が起こることも0%ではありません。 当院では全ての手術を日帰りで行っているので、なおさら手術には万全の備えが必要となります。このような項目に事前にお答え戴くことにより、手術をより安全・確実に施行する事ができますので、皆様のご協力をよろしくお願い致します。
2009.05.25
初夏も近づきアウトドア活動の楽しい季節になりましたね。ただし同時に目の怪我も増えるので、我々眼科専門医にとっては要注意の時期でもあります。 今日はそんな目の怪我の中の一例をご紹介しましょう。5月から10月はスズメバチ が活動する時期でもあるのですが、この恐ろしいスズメバチに目を刺されると、 目はこのような状態になってしまいます。この方はスズメバチに角膜(黒目)を刺され前房(目の中)にまで毒素を注入されてしまい、その結果、黒目の表面の皮、水晶体(目の玉)が溶けてしまいました。何度かの手術を受けられたのですが、現在視力を失ってしまっています。 アウトドアでの活動は楽しいですが、是非サングラスをかけて目を防御しながらにして欲しいと眼科専門医として願っています。
2009.05.15
開院2年目ということで、待合室のマガジンラックを新しいものに入れ替えました。 以前のものよりも一回り大きくなり、雑誌も取り出しやすくなりました。雑誌の内容についてはどのジャンルがよく読んで貰えるのかを分析して常に入れ替えています。 「こんな雑誌を置いて欲しい」などの要望が御座いましたら気軽に受付スタッフに提案して戴けたら幸いです。
2009.05.14
当院は本日5月7日で開院一周年を迎えることができました。 開院来、多くの患者様に御来院戴けたことに心から感謝しています。また私はスタッフにも恵まれ、この一年間楽しく診療を続けることが出来たことも本当に嬉しく思っています。 これからも八幡浜地域の皆様に、安全で快適かつ医学の進歩に対応し続ける眼科医療を提供できるように毎日頑張っていきたいと気持を新たにしています。
2009.05.07
患者様から「どうしてこの病院は外観が黒いの?」という質問を戴くことがあります。そこで今日は当院の外観の由来を紹介してみたいと思います。 まず外観が黒い理由ですが、もともと設計時に「いかにも病院という外観は嫌だな。居酒屋さんや美容室のように気軽に入れる雰囲気の建物にしたいな。」と考えながらいろいろな建物を見ていました。 その中で八幡浜中心部にある「わいんからあ」(料理もくわ焼など美味しいですし、隠れ家っぽくてとっても良いお店です)という居酒屋さんの外観が気に入って、あとはそこにプラスして松山市にある「伊丹十三記念館」の雰囲気も取り入れて設計をお願いしました。外壁は地元長浜で作られた焼杉を使用しています。 またシンボルマークがオレンジ色なのは、もちろん八幡浜のシンボルであるみかんをイメージしてのことです。「眼」という字を元にプロのデザイナーの方に巧みに可愛く仕上げて戴きました。 側壁の一部は「壁面緑化」を目指してワイヤーを這わせ、ツタが伸びるようにしています。昨年の夏に一度枯れかけましたがなんとか復活して頑張っています。ただ壁面緑化には程遠い状態でまだまだ時間がかかりそうです。
2009.05.05
日本人には昔から肩凝りの人が多いですが、何故かオランダ人には肩凝りの人がほとんどいないということで研究者の方がオランダに出かけて実地調査をしたという話がありました。 「肩凝りというのはこれこれこういう症状です」と説明すると、「あぁ、そんな症状ならあるある。」ということで、実はオランダ人にも肩凝りの人がたくさんいることが分かったという笑い話でした。オランダではそれまで「肩凝り」という概念を説明する言葉がなかっただけだったんですね。 いまや「国民病」とも言われるドライアイですが、実はこれも同じような部分があると考えています。2006年の最新の定義ではドライアイとは、「さまざまな要因による涙液および角結膜上皮の慢性疾患であり、眼不快感や視機能異常を伴う。」ことなのですが、こういった緩やかな疾患概念であるため、「言われてみれば当てはまる」という方はたくさんいるわけです。 少し細かくなりますが、ドライアイの診断基準を下に載せておきます。 上の表での「角結膜上皮障害」というのは一般的にはフルオレセイン染色という方法により判断します。 上の写真がそのフルオレセイン染色で、緑色の染まっている部分が傷があるということですね。 このドライアイの治療法ですが、よほどの重症例でない限りは目薬(ヒアルロン酸ナトリウムが代表的)で症状は緩和します。数年後には新しい機序の目薬も出る予定なので、今後も治療法はどんどん改善されていくものと期待しています。
2009.05.02
外来診察をしているとたまにこのようなキラキラした宝石のような輝きが目の中にある患者様がいます。 まるで少女漫画の主人公の目のように輝いていますね。この方は白色ですが、金色だったり黄白色だったり色々なバリエーションがあります。 これは星状硝子体症(Asteroid Hyalosis)といって、60歳以上の方にたまに見られます。硝子体という目の玉の中の線維の変性疾患なのですが、ほとんどの場合は視力も良好で治療の必要はありません。 外来中にこのような綺麗な星状硝子体症を見ると、その輝きの魅力で思わず見入ってしまうこともあります。我々眼科専門医にとってのちょっとした秘密の楽しみなのかもしれないですね。
2009.05.01
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