2023年12月10日
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1971年7月10日発売の美空ひばりさん253枚目のシングル。
美空ひばりさんは演歌調の曲がシングルのほとんどを占めていますが、
1割〜2割ほどはいろんなジャンルの楽曲をシングルとして発売しています。

一番よく知られているのはグループサウンズ(GS)を取り入れた「真赤な太陽」です。
1967年に発売されたのですが、その頃は空前のGSブーム。
ジャッキー吉川とブルー・コメッツの演奏でレコーディングした事で本格的なGSのサウンドに
仕上がって往年のひばりさんファン以外の若者にも受け入れられた。
翌年に「真っ赤な太陽」よりもカッコ良く洗練された「むらさきの夜明け」をリリースしましたが
「真赤な太陽」ほどのヒットにはならなかった。








A面「ふるさとはいつも」(芸能生活25周年記念曲)
作詞 吉岡オサムさん  作曲 かとう哲也さん  編曲 佐々永治さん

1971年4月5日の加藤和彦さんと北山修さんが作り歌った「あの素晴しい愛をもう一度」の
大ヒットがあって、それまで批判や不満を暴力的に歌ってるイメージだったフォークソングの
イメージが変わって来て、フォークソング自体も爽やかな曲に変わってきた。
そこに目をつけたひばりさんのブレーンは、この曲を作り上げた。
この曲をレコーディングされたのは5月15日でした。
作曲のかとう哲也さんは美空ひばりさんの弟ですが、良い曲を多く残しています。
その前に小野透さんという芸名で歌手、役者としてデビューしていて、ひばりさんの楽曲も
「小野透」の名前で多く作曲しています。
演歌調の楽曲以外にもポップスやロック調の曲も多く作っています。

ひばりさんにそれまでになかったような、新しい世界を提供しています、
1960年代半ば〜1970年代半ばまでが、美空ひばりさんは様々なジャンルに挑戦していた印象。
「太陽と私」なんて凄く好きな曲です(「唇に花シャッポに雨」はこの曲のB面です)

「ふるさとはいつも」は爽やかなフォークナンバーです。
ジローズ、はしだのりひことシューベルツ、はしだのりひことクライマックス、ベッツィ&クリス、シモンズ…などのカレッジフォークが主流になった頃にリリースしたシングル。

ひばりさんも演歌っぽい歌唱を完全に封印して、爽やかに自然に歌っています。
印象的なコーラスは、シンガーズスリーです!


B面「恋のわらべ唄」
作詞 横井弘さん  作曲 青江深史さん  編曲 小谷充さん

この曲の歌詞とメロディーは完全に「和」ですが、アレンジ、演奏は違います。
「和」と「洋」の融合的な曲。
宝塚歌劇の和モノのショーの音楽的なアレンジ。
ベースがかなり前に出ていてカッコいい音です。






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最終更新日  2023年12月10日 05時19分41秒
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