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2023年11月4日発売の「ゴジラ-1.0」のオリジナルサウンドトラックCDこのサントラ盤、生産がまだ間に合っていないようで、至る所で品切れ状態。自分も11/3の映画初日に観て、家に帰ってきてからAmazonで買おうとしたら品切れ!映画初日なのに、レコード会社やる気ないのか?って思ってしまった。すぐに予約注文したら5日後に送られてきた。でも、Amazonを観てみるとすでに品切れ。そのあと、普通に販売していたのに現在、また品切れのようです。やはり伊福部昭さんのあのテーマが-1仕様に編集されてるのを爆音で聴きたい!と思う人が多いんだと思う。映画館でスピーカーの音が割れる寸前までデカイ音で聴いてしまうと、絶対に家でも聴きたいと思ってしまう。あのゴジラのテーマが流れると幼い頃から細胞に組み込まれてしまってる何かが反応して胸が熱くなり、時には涙が流れてしまう事もある。1曲目「Godzilla-1.0 Fear」2曲目「Godzilla-1.0 Portent」3曲目「Godzilla-1.0 Confusion」4曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite I」5曲目「Godzilla-1.0 Divine」6曲目「Godzilla-1.0 Elegy」7曲目「Godzilla-1.0 Mission」8曲目「Godzilla-1.0 Hope」9曲目「Godzilla-1.0 Honor」10曲目「Godzilla-1.0 Pride」11曲目「Godzilla-1.0 Pain」12曲目「Godzilla-1.0 Resolution」13曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite II」14曲目「Godzilla-1.0 Unscathed」15曲目「Godzilla-1.0 Last」16曲目「Godzilla-1.0 Pray」17曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite III」伊福部さんの音楽以外に今回新たに作られた楽曲ももちろん素晴らしい。予告編で流れてインパクトが凄かった5曲目「Godzilla-1.0 Divine」も改めてCDで聴いて感動した。不安感と静かな圧迫感に息を呑むような12曲目「Godzilla-1.0 Resolution」も凄く好きです。神々しさを感じるような14曲目「Godzilla-1.0 Unscathed」も鳥肌です。暗雲の中から天使の階段が降りてきて光を放っているような16曲目「Godzilla-1.0 Pray」も凄く好き。伊福部昭さんの楽曲は4曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite I」と13曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite II」と17曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite III」の3トラックです。3トラックとも完璧に編集されていて最高の一言です!1961年と1964年の「モスラ」「モスラ対ゴジラ」の音楽や1962年「キングコング対ゴジラ」の音楽も織り交ぜての編集が素晴らしい。12月1日から北米やニュージーランドなどで公開が始まった。もの凄い反響のようで嬉しい限り。これまでアメリカで一番動員が多かった「ゴジラ2000」を初日3日で抜いてしまったようです。これまでもアメリカの映画の評判を知るためにいつも観てた「Rotten Tomatoes」のサイト。ここ観たら、今、全米で上映されてる映画の評判が一番よくわかる。映画評論家の支持が96%! 映画を観た観客の支持が98%!映画評論家のほとんどが大絶賛しています。こんな高評価ってアメリカの映画でもなかなかないと思う。それもオーディエンスは1000人を超えてるにも関わらず、まったく98%から落ちない。これは12月5日時点で調べたもの。驚異的な数字です。これまでの日本のゴジラ映画で一番評価が高かった「ゴジラ2000」でも70%〜80%だったように思う。(1980年代後半までのゴジラ映画は全米公開されていないものが多いしネットもなかったので入らない)こちらの評価も6300人超えても10点中8.5点と凄い高評価。このサイトでも評判を確かめる事はよくあったけど、こんなに高いのは珍しい。オーストラリアやニュージーランドでも観客動員は凄いようで、これから各国の情報も入ってくると思います。アメリカで字幕の映画がここまでヒットして高評価なのは驚異的。今からでも吹き替えヴァージョンを作ればまだまだ興行成績は伸びる。早くまた映画館に観に行きたい。「シン・ゴジラ」の時は初日に観た時は感動と興奮だったんだけど、2回目、3回目と観ていくうちになぜか急激に冷めた。Blu-rayももちろん買ってるけど映画公開から2度ほどしか観ていない。モンスターヴァースシリーズがアメリカで始まったのもあるけど。来年の「ゴジラ×コング」の予告編が昨夜から公開された。あれはあれで許容範囲。 ゴジラとコングが並んで走ってる。ミレニアムゴジラのように背びれが赤いのは最高!放射熱線もミレニアムゴジラのようで良い感じ。キングコングは昔からあまり好きじゃないんだけどね。ゴジラ「おい!アンギラス」アンギラス「なんだい?」ゴジラ「すぐ、ていさつにいけ! いそげよ!」って会話してるのも許容範囲^^;ゴジラが「シェー!」ってやるのも意外とアメリカでは「ビクトリーダンス」とか呼ばれて受け入れてる人も多い。アメリカ人は「シェー!」なんて知らないから。尻尾抱えてバックに飛ぶのも、木枯らし紋次郎みたいに木を引き抜いて爪楊枝にしてるのもOKガメラがバイラス星人に黄色い光のバリアに閉じ込められて、手の甲でバリアをめくるのもOK怪獣映画は何でもありで。怪獣自体がありえない物だから。シリアスにリアルに作るのも良いけど、結局は怪獣がいる限り100%リアルにならないのをリアルに見せようとしてるのも楽しいから嫌いじゃない。初代ゴジラや今回の「ゴジラ-1」のようなシリアスに作り上げる作品はこれはこれで最高。単体ものなら「ラドン」が自分は異常に好きです。1961年「モスラ」より1956年「ラドン」に惹かれる。派手さでは「モスラ」には敵わないけど。「ギララ」は新たに作られて映画館上映されたけど、「ガッパ」の続編を誰か作ってほしい。あの親子、どうなったんだろ?「ガッパ怒る!」って叫んでた子供は60歳超えてる健在だろうか。「ギララ」はかなりお笑いよりに作られてて、あれはあれでおもしろかった。
2023年12月05日
1992年5月21日発売の名盤「メンフィスまで」のラストに収録されてる曲。最近、山崎ハコさんの90年代の5枚のアルバムをよく聴いています。「SA・SU・GA」「日本詩集 〜遠い町 遠い空〜」「メンフィスまで」「私が生まれた日」「唯心」の5枚です。その中なら「SA・SU・GA」と「私が生まれた日」が特別好きなアルバムですが、「メンフィスまで」も名曲がたっぷり入っています。『LONELY ROAD』作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 森一美さんこの前、木村充揮さんとのジョイントライブで久しぶりにハコさんの生歌を聴いて鳥肌が止まらなかったのですが。一番ラストの曲を歌う時にハコさんがリクエストありますか?って聞いたら、何人かの人が「飛びます」って叫びました。「飛びます」が聴きたいのは凄くわかる。でも、いつもデビューアルバムと2ndアルバムや初期の曲からリクエストする事がこれまでも多かったように思う。例えば自分が「霧の朝」や「ANOU」「硝子の夕暮れ」「小さな質問」「BEETLE」「SODASUI」「螢」「城」「Don't cry my love」って叫んでもハコさんは困るだろうし、やっぱりみんなが知ってる曲を聴きたい人が多いのはわかる。初期の曲なら「サヨナラの鐘」「向かい風」「にぎりこぶし」「二つに一つ」などあまりセットリストに入らない曲が聴きたい。「飛びます」も毎回聴ける曲ではないのですが、あまりライブで歌っていない曲をやはり聴きたい。ギター1本で出来ない曲も多いと思うけど、例えば「ANOU」なんてギター1本でやってみたら最高にカッコ良くなりそうなんだけどなぁ。それは置いといて「LONELY ROAD」の事を。こんなカッコいい曲があまり知られていないのが残念。アルバム「メンフィスまで」はブルースやブギー調の曲を集めたハコさんにとって異色なアルバムかも知れないけど、ややHeavyなブルースを歌うハコさんのカッコ良さを多くの人に知ってほしいと思ってしまう。2014年にハコさんが自ら楽曲をチョイスした二枚組のベスト盤が発売されました。「山崎ハコ ハ・コ・で・す 1975-2014」です。ここに、この「LONELY ROAD」をハコさんは選んでいます。そして選んだ1曲ごとにハコさん自ら説明文を掲載しています。『「メンフィスまで」のアルバムの最後に収録されている。 こういう曲を作り、こういう風に歌うのが 大好きだということを やはり知ってもらいたくて選んだ』と、ハコさんは書いています。本当にめちゃくちゃカッコイイから!島村英二さんのドラムと高水健司さんのベースの重厚なリズム隊とJimmy IizukaさんとSam Hayakawaさんのギター、トランペット、オルガン、最高の演奏。ハコさんのボーカルは気持ち良さそうに歌い上げてるので、聴いてる方も最高に気持ち良くなれる歌唱。最近、90年代のハコさんを集中して聴いてるので「LONELY ROAD」の素晴らしさに改めて気づきブログに書きたくなった。(ハコさん自ら選曲した究極のベスト盤です!「山崎ハコ ハ・コ・で・す 1975-2014」)自分が一番感動しそうなライブのセットリスト(妄想です)第一部1曲目「ANOU」2曲目「BEETLE」3曲目「流れ酔い唄」4曲目「黒いバス」5曲目「たとえばジャニスのように」6曲目「都会の小鳥」7曲目「光る夢」第二部8曲目「ブリキのマーチ」9曲目「Don't cry my love」10曲目「鍵とコイン」11曲目「小さな質問」12曲目「新月」13曲目「三日月」14曲目「硝子の夕暮れ」15曲目「暗闇」16曲目「LONELY ROAD」17曲目「私が生まれた日」アンコール18曲目「未来の花」19曲目「城」20曲目「夢」あえて、よくセットリストに入る曲は全て外した。この中で比較的ライブで歌ってくれるのは「未来の花」ぐらいです。もっとマニアックな選曲でも良かったのですが、こんな曲たちならハコさんファンはみんな知ってる曲なので。それと!特報!山崎ハコさんの「気分を変えて」を挿入歌にしてクライマックス場面で爆音で流れる秋山純監督の映画「TOKYO RED 鉛丹」がフランスで2つの映画祭で入選!Mediterranean Film Festival Cannes Milan Athens 入選 Paris Lift-Off Film Festival 入選この映画は今年6月に東京、代官山「シアターギルド 」での先行上映で鑑賞してきました。主演の蘭乃はなさんは元宝塚トップ娘役で、かなり下級生の頃から自分は蘭乃さんの芝居とダンスに惹かれてずっと応援していました。宝塚退団後にはファンクラブにまで入るほどです。その蘭乃さん主演の映画で山崎ハコさんの「気分を変えて」のライブヴァージョンがメイン挿入歌に!それも、ハコさんの曲で蘭乃さんが狂ったように踊りまくり!鳥肌がとんでもなかった。予告編も出来ていました。日本公開は来年1月5日から東京を皮切りに順次、上映されるそうです。90分カメラを回しっぱなしで撮影された驚異の長回しの作品。蘭乃さんの狂気の芝居とダンスが最高です。
2023年12月04日
1986年5月29日発売の美空ひばりさんのヒット曲。美空ひばりさんの代表曲のひとつになっている「愛燦燦」ですが、発売当初はヒットしていなかった。後にロングランヒットになり全シングルの12番目に売れた曲となった。この曲を発売した頃はもうすでにひばりさんは腰の痛みに悩まされていました。A面「愛燦燦」作詞・作曲 小椋佳さん 編曲 若草恵さんこの曲を初めて聴いた時は1971年発売の「ふるさとはいつも」を思い出し、軽いタッチのフォークソングっぽい曲だと思ったのを思い出す。「ふるさとはいつも」は大好きな曲だったので「愛燦燦」もすぐに好きな曲になった。でも「ふるさとはいつも」の方が今でも好きですが・・・。(「ふるさとはいつも」は芸能生活25周年記念曲です)「愛燦燦」のイントロのブルースハープが入る前のアコギのアルペジオの2小節がたまらなく好きでそこでいつもゾクゾクしてしまう。ひばりさんの歌唱も優しく柔らかく、それまで聴いた事のなかったような声を使っているように思う。力を入れると簡単に朗々と歌い上げられるのを抑えて引いた歌唱がいい。島倉千代子さんの高音部分のような細い声でちりめんビブラートを使っている箇所があってあまりひばりさんが使わないような唱法なので鳥肌でした。特に「不思議〜なものですね」のふしぎの「ぎ」を伸ばすちりめんビブラートの声が凄く好きです。この曲は味の素のCMのために作られた曲で、最初にテレビで流してた頃は歌唱が誰かも画面に出ていませんでした。たまにテレビCMでやる手法ですが、サントリーの缶ビールで松田聖子さんの「SWEET MEMORIES」も最初は歌手名を画面に出さなかったので、誰が歌っているのか?と話題になった。石川さゆりさんの「ウイスキーが、お好きでしょ」も画面に「SAYURI」とだけ出てたために誰なのか話題になった。ひばりさんの場合は声に個性がありすぎるので、すぐにバレたらしいですが・・・。B面「太鼓」作詞・作曲 小椋佳さん 編曲 若草恵さんこの曲ももっと話題になればいいのにと思ってた。シングルを買った人は、初めて聴いた時は驚いたと思う。激しい打ち込みの上で軽快に歌い上げるひばりさんの歌唱がカッコいい!能登半島の輪島のご当地ソングです。今なら、テレビ番組でこのB面を歌ったりすれば話題になって両A面としてジャケット変えて発売とか。若草恵さんのかなり攻めてる編曲は素晴らしい。1986年でこれはなかなか先に行ってると思う。QUEENの「A Kind of Magic」辺りの打ち込みっぽさを感じる。この曲、カッコイイのにまったく話題にならなかったのは残念。
2023年12月03日
「ゴジラ-1.0」2回目観てきた。今回は、やっとIMAXで鑑賞。「109シネマズ大阪エキスポシティ」でとにかく観たいのでIMAX 上映が終了するまでには行かなければ…と。IMAXの破壊力と迫力は凄かった。ゴジラ映画は必ず「109シネマズ大阪エキスポシティ」のIMAXで一度は観る事にしてる。(初日には売り切れてたドリンクカップホルダーを買った)(12月1日からのはずなのに、万博記念公園の「太陽の塔」やその周辺がライトアップされてました)初日観てから少し時間が経ったのもあって、初見のように新鮮に観る事ができた。やっぱり今回のゴジラは素晴らしい。全てのゴジラ映画のベスト5には確実に入る。最近、Blu-rayでゴジラ映画を立て続けに何本か観なおしたりしてて(特典映像の確認も兼ねて)、やっぱゴジラ好きやわ〜っと再確認してる所でした。伊福部昭さんの楽曲を惜しげも無くハイライト場面に何度も使うのが本当に感動する。あの音楽が流れるだけで涙腺が緩む。それも今回はかなりの爆音で流してくれる。今日のIMAXではさらにデカくクリアな音で聴けて感動しまくり。自分の好きなゴジラ映画は基本的に敵怪獣が出てきて、リアルさを求めすぎずにほぼファンタジーな世界で成り立ってる作品を望んでるのですが、今回の「ゴジラ-1.0」は小難しい設定や様々な理論よりもゴジラそのものを楽しませてくれる。ゴジラがカッコ良くて恐ければ、たとえ江戸時代であろうと金星で敵怪獣と戦おうと、宇宙からブラックホールを撃ち込まれようと怪獣同士で会話しようと…何でもOKありえない事で固めてくれててもゴジラに関しては許せてしまう。いくらリアルに作っても、そこにゴジラがいるだけでリアルからかけ離れてるのだから何でもありで作ってくれる方が楽しめる。5年前ほど前にブログで好きなゴジラ映画の順位を書いてたけど、それほど変動していない気がする。もっと前は好きな作品が凄くコロコロ変わってたように思う。子供の頃に観た思い入れの強さで、かなり左右される。初期の映画のほとんどが「東宝チャンピオンまつり」でのリバイバル上映での再編集版で観た。「モスラ対ゴジラ」などはゴジラ復活委員会での上映で初めてオリジナルノーカット編集版を映画館で観た時は感動した。ゴジラ映画は必ずサントラ盤も買っています。買って一度聴いただけでほとんど聴かないサントラ盤もありますが、今回の「ゴジラ-1.0」のサントラは毎日のように聴いてる。伊福部昭さんの曲は出てこないけど「ゴジラ×メカゴジラ」のサントラはよく聴く。「モスクワ・インターナショナル・シンフォニック・オーケストラ」の演奏でモスクワでのレコーディング!凄い迫力の演奏です。大島ミチルさんの作った「Gのテーマ」は伊福部サウンドに負けないほどの名曲。「Mgのテーマ」も華やかなファンファーレのような楽曲でこれも名曲。メカゴジラが暴走を始める時の音楽も素晴らしい。「ゴジラ×メカゴジラ」のサントラはクラシックアルバムを一枚聴いたほどの満足感があります。「ゴジラ×メガギラス」の時点で「Gのテーマ」はありましたが、モスクワ録音の迫力は凄い。大谷幸さんの「ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃」の音楽も結構好きでよく聴いてる。この時の「モスラのテーマ」と「キングギドラのテーマ」が特に好きです。伊福部昭さんの楽曲ももちろん使われています。そして服部隆之さんの「ゴジラ2000」のサントラも名曲揃いです。この映画も伊福部昭さんの楽曲は新たにオーケストラでレコーディングされて使用しています。キングコングは子供の頃からあまり好きじゃなかったので下の方になってしまう。ここに「ガッパ」や「ギララ」、「ガメラシリーズ」を入れるとかなり変動するけど、上位10位までは変わらない。11位が「ガメラ対ギャオス」かな。「ゴジラ-1.0」、3回目はXスクリーンで観ようかとも思うけど、もう一度IMAXの方がいいかな。1位「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」2位「ゴジラ-1.0」3位「モスラ対ゴジラ」4位「ゴジラ2000 ミレニアム」5位「ゴジラ対ヘドラ」6位「三大怪獣 地球最大の決戦」7位「ゴジラvsビオランテ」8位「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」9位「ゴジラ」195410位「ゴジラvsデストロイア」11位「GODZILLA ゴジラ」201412位「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」13位「ゴジラvsキングギドラ」14位「ゴジラ×メカゴジラ」「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」15位「ゴジラの逆襲」16位「シン・ゴジラ」17位「ゴジラ対メカゴジラ」18位「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」19位「ゴジラvsコング」202120位「ゴジラvsモスラ」199221位「怪獣総進撃」22位「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」23位「怪獣大戦争」24位「キングコング対ゴジラ」25位「ゴジラ 1984」26位「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」27位「ゴジラ対メガロ」28位「ゴジラvsスペースゴジラ」29位「ゴジラvsメカゴジラ」30位「メカゴジラの逆襲」31位「ゴジラ FINAL WARS」32位「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」33位「GODZILLA」1998
2023年12月01日
1969年1月5日発売の美空ひばりさんの240枚目のシングル。美空ひばりさんのEP盤は全367枚のうち3割ほどしか持っていませんが、コンプリートするのは難しいので諦めています^^;この367枚のシングルの中にはカヴァー曲シングルは含まれていないので、全て合わせたら400種類ほどありそうです。A面「魂」作詞 関沢新一さん 作曲 山本文晴さん 編曲 佐伯亮さん1月5日発売とレコード会社も力入れてたとは思いますが、あまりヒットしなかったようです。昔からこの曲を聴くとベースの動きにばかり耳が追いかけてしまう。個性的なベースラインな上にかなり前に出てる。曲自体はかなりオーソドックスな演歌曲です。B面「嗚呼、舟がくし」作詞・作曲 森繁久弥さん 編曲 佐々永治さんこの曲は森繁久弥さんのカヴァー扱いなので、オリジナル曲の中に入っていない事が多い。発売された1969年には大阪フェスティバルホールで森繁久弥さんと二人でジョイントコンサートを開催しています。源平の古戦場の屋島での物語をテーマにした曲。戦いに敗れた平家が船を隠し、源氏の襲来を待ち受けた高松市庵治町の入り江「船かくし」悲しい物語を浪曲風に歌い上げるひばりさんの歌唱も最高です。
2023年11月30日
1980年6月30日発売のQUEENの8枚目のアルバム「The Game」からのシングルカット。(アルバムの日本盤発売は7月21日)このシングルもアルバム発売に合わせて海外より1ヶ月以上遅れての発売。もうこの頃になると日本盤発売を待つなんて事はしなかった。情報も入りやすくなってたし、輸入盤屋さんも多くなってきて UK盤でもUS盤でも簡単に手に入るようになった。その上、価格も安いし。でも結局、日本盤が発売されると、帯が欲しいし必ず日本盤も買ってしまう。A面「Play The Game」冒頭、いきなりシンセサイザーの音から始まる。前作のアルバム「JAZZ」まではわざわざ「No Synthesizer」と目立つように書かれていた。この曲の初めて聴いた時に冒頭のシンセに正直驚いた。でも、QUEENの可能性がより広がったように思えて楽しみが増えた気もした。ここからはシンセをどんどん取り入れてめちゃくちゃカッコいい曲が山ほど出来た。このアルバムではまだ控えめだったシンセも次の「Hot Space」では惜しむ事なく使いまくった。初めて「Hot Space」を聴いた時の感動は忘れられない。批判的な反応も多かったけど、自分は「Staying Power」を聴いた瞬間の鳥肌は忘れない。いまだに好きなアルバムBEST3に確実に入る。「Body Language」のカッコ良さもまったく今でも色褪せない。この「Play The Game」って曲。今でも聴くたびに、あと2分ぐらい長くてもいいのにって思ってしまう。ライブで聴いた時ももっとずっと聴いていたいって思ってた。「JAZZ」から曲をコンパクトにまとめるのが主流になってたので「Save Me」にしてもすっきりまとまってる。もっと展開があって長く聴いていたいとも思ってしまう。ライブでは「Play The Game」はオープニングの激しい熱狂を少しクールダウンさせるような位置で演奏される事が多かった。それまでは「Somebody To Love」がその役割だったように思う。1982年「Hot Space Tour」ではその2曲が連続で聴けるなんていうお得な日もあった。この曲は自分がやってたバンドでもよくカヴァーした。やってて気持ち良い曲だった。B面「A Human Body」この曲はロジャー作でボーカルもロジャーです。南極探検家のスコット船長とそのチームの事を歌っている曲。人間の身体は強くどんな障害をも乗り越えるって感じの曲。アルバムにも未収録でライブでも演奏された事もない曲。昔はあまり聴かなかったけど、CDのボーナストラックなどに収録されるようになって改めて聴くようになった。ボコーダーを使ってたり、それまでのQUEENになかったタイプかも。
2023年11月29日
Art Blakey and the Jazz Messengersが1958年10月30日にレコーディングした名盤「Moanin'」からのシングルカット。バンドメンバーArt Blakey – drumsLee Morgan – trumpetBenny Golson – tenor saxophoneJymie Merritt – bassBobby Timmons – pianoアート・ブレイキーの事は何度も書いていますが、こんなシングルも出てきたので45回転で聴いてた。「Moanin'」はLPとCDでだけで聴いてたので45回転7インチはどうだろうと、シングルの棚からいつ買ったかわからないこのレコードを見つけた。アート・ブレイキーは1961年に初来日した時から、親日家になった。空港に到着した時のあまりの熱狂的な歓迎に驚き、初めて差別されていないことに感動して涙した話は有名です。1961年の時点ですでに日本ではスーパー・スター状態だったので熱狂で迎えられて当然。日本での感動が大きくそれから何度も来日しています。1963年にはアルバム「Ugetsu」をリリース。「雨月物語」からインスパイアされたとか。そのアルバムには「On The Ginza」も収録。1964年にはアルバム「Kyoto」をリリース。そのアルバムには「Nihon Bash」も収録。A面「Blues March」この曲はジャズのスタンダードの1曲になっています。いろんな場面でこの曲を耳にする事がよくあります。B面「Along Came Betty」この曲はアルバム全曲の中でアルバムタイトル曲「Moanin'」に負けないほど好きな曲。アルバムではA面のラストを飾った曲。心地良さと、と同時に寂しさも感じる美しい曲です。
2023年11月28日
美空ひばりさんの1966年12月発売のコンパクト盤少しマニアックな曲は「哀愁出船」のみで、あとはかなりベタな選曲ですが、当然、名曲揃いです。A面1曲目「リンゴ追分」 1952年オリジナルヴァージョン作詞 小沢不二夫さん 作曲 米山正夫さん 編曲 山屋清さん2曲目「哀愁出船」作詞 菅野小穂子さん 作曲 遠藤実さん 編曲 安藤実親さんB面1曲目「柔」作詞 関沢新一さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん2曲目「悲しい酒」作詞 石本美由起さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん1曲目「リンゴ追分」はオリジナルヴァージョン。ベスト盤などには1963年ヴァージョンが収録されてる事も多く、録音年月日が掲載されていないと分からない人も多いと思う。1963ヴァージョンはステレオ録音でパーカッションも派手に入っています。ラジオ劇「リンゴ園の少女」の主題歌。タイトル曲「リンゴ園の少女」とカップリングで発売された。タイトル曲「リンゴ園の少女」は「リンゴ追分」とは対照的に海外ミュージカルの主題歌のようなアレンジもメロディも西洋音楽になっています。2曲目「哀愁出船」は雑誌「平凡」で歌詞募集した曲。1963年4月5日発売。ド演歌曲です。この年の紅白歌合戦で歌った曲。B 面1曲目「柔」は1964年11月20日発売の美空ひばりさん最大のヒット曲。東京オリンピックとの相乗効果で190万枚の売り上げ。子供の頃はまったく好きではなかったのに、年を重ねるごとにこの曲のカッコ良さが分かるようになった。ひばりさんの低音の渋さがわかるようになったのも40代半ばからだったかも知れない。2曲目「悲しい酒」1966年6月10日発売。この曲もひばりさんの代表曲のひとつ。145万枚を売り上げ、ひばりさんの3番目に売れた曲になっています。古賀政男さんがギターで参加してるオリジナルヴァージョンがやはり一番イイ!2000年に発売された『美空ひばりトリビュート』に谷村新司さんが歌ったヴァージョンはカヴァーの中でも秀逸です。
2023年11月27日
高石ともやとザ・ナターシャー・セブンの初期のライブ音源がライブ盤として発売されています。2020年に発売されました。デビューして1年目のライブ。高石ともやとザ・ナターシャー・セブンと言えば自分とっては高石友也さん、城田じゅんじさん、坂庭しょうごさん、木田高介さんの時代に初めてライブに行ってそこからこの4人時代を一番多く観ていました。木田さんが脱退後の兼松ゆたかさん加入時、そしてオリジナルアルバムを制作した進藤さとひこが加入した時代もよくライブに行っていました。この高石ともやさん、城田じゅんじさん、金海たかひろさんの時代はライブ音源は数曲聴いてましたが、ライブ全編で聴けるのはうれしかった。このアルバムは3枚組のライブ盤です。かなり長くなると思うので・・・。そのうちの1枚目だけをとりあえず。1曲目「口上〜MC」2曲目「私を待つ人がいる」3曲目「MC」4曲目「兄妹心中」5曲目「MC」6曲目「別れの恋唄 その3」7曲目「陽気にいこう」8曲目「MC」9曲目「花嫁」10曲目「家をつくるなら」11曲目「MC」12曲目「柄パン人生」13曲目「MC」14曲目「下駄のブレイクダウン」15曲目「MC」16曲目「あの娘のひざまくら」17曲目「MC」18曲目「音頭与三郎」19曲目「MC」20曲目「近江の子守唄」2曲目「私を待つ人がいる」と7曲目「陽気にいこう」の2曲は80年代前半でもセットリストほぼ鉄板曲。「私を待つ人がいる」はやらない時もたまにあったけど。1979年にラジオ番組でカーターファミリーのオリジナルを流してから、自分たちの演奏を続けて演奏するという企画がありました。この曲は高石ともやさんが一度歌をやめてた時にこの曲の訳詞を書いたそうです。名田庄村に移り住んでそこで毎日出会うおばあさんや村の人々との事などを思い、自分の出発点の歌にしようと思ったそうです。それで70年代はザ・ナターシャー・セブンのオープニングテーマと高石さんが語っていました。「陽気にいこう」もカーターファミリーのオリジナル曲「Keep on the Sunny Side」を流してから「陽気にいこう」を演奏した時の企画は楽しかった。1950年代の世界恐慌下のアメリカで「Keep on the Sunny Side」と陽気にいこうと作られた曲。この2曲と「春を待つ少女」「明日になればね」「夜明けを待ちながら」の5曲は中学生の頃〜高校生の頃にいろいろと疲れた時に聴いて元気もらってた曲。「疲れた靴」にも心を和らげてくれたのも思い出す。ライブで聴くと坂庭さんと城田さんのハーモニーの美しさが包み込んでくれるような感覚になる曲。「今,風の中」「見知らぬ世界」「道づれは南風」「少年」「グッデイ・グッドラック」などの80年代に発表された新曲にも好きな曲がいっぱいあった。4曲目「兄妹心中」は元々、近江に伝わっている「江州音頭」が元になってるようですが、その元歌は聴いたことがない。この曲は山崎ハコさんが歌ったヴァージョンでよく知ってる曲。自分が観てた頃のナターシャー・セブンで歌ってるのを聴いたことがなかった。歌詞もメロディーもハコさんのとはまったく違いますが。このライブ盤でしか聴けないので貴重かも。6曲目の「別れの恋唄 その3」も重く悲しい曲です。16曲目「あの娘のひざまくら」は70年代後半の時点ではあまりセットリストに入ってないと思う。「107 SONG BOOK Vol.04 きれいな娘さん。」もよく聴いたアルバムなのでアルバムのヴァージョンとはかなり違う印象の演奏でこれはこれで凄く楽しめる。
2023年11月26日
1970年7月発売の「思い出のアルバム 第3集/淡谷のり子」コロムビアレコードが力を入れていた企画シリーズの「ミニ・デラックス・シリーズ」として発売されました。淡谷のり子さんは1930年デビューなので、この時点でデビュー40周年!大阪万国博覧会もちょうど1970年開催。あの時ですでに40周年だったとは…。「Paul Butterfield」〜「木村充揮さん/山崎ハコさん」とブルース続きなので日本の最古かも知れないブルースシンガー「淡谷のり子さん」の代表曲。アメリカのブルースとはちょっと違いますが、日本の歌謡ブルースも名曲が山ほどあります。演歌は大嫌い!だった淡谷のり子さんですが、森進一さんの事はいつもべた褒めでした。淡谷さんにとって森進一さんはブルースシンガーとしての認識だったのかも知れない。森進一さんの楽曲で「〜ブルース」とタイトルに付いてる曲は、ほとんどが演歌要素の強いものが多かったイメージ。「〜ブルース」と付いてない曲にブルースを感じる曲が多かった。「盛り場ブルース」「港町ブルース」「波止場女ブルース」など・・・その中なら「波止場女ブルース」には凄くブルースを自分は感じます。森進一さんの歌唱そのものがソウル、ブルースなのでどの曲でもブルースといえばそうなんだけど。初期の森進一さんの曲なら「夏子ひとり」「他国の女」「神戸の夜」「流れのブルース」「旅路のはてに」辺りにはブルースを感じます。中期以降はジャンルの幅がどんどん広くなったのでブルースな曲は多くなった。「別れの接吻」なんて最高にカッコいい!「止まり木のブルース」なんてロックンロールのように軽快でブルースって感じではないけど。淡谷のり子さんはSP盤時代の楽曲が多くてオリジナル音源がどのヴァージョンなのかよくわからない。誰か淡谷のり子さんのマニアの人が一度まとめてほしい。「別れのブルース」だけでも何度レコーディングしてて、その音源ごとに「別れのブルース(1937)」とか整理してくれたらうれしいのに。1937年版がオリジナルでその後は全てセルフカヴァーです。このコンパクト盤に収録されてる「別れのブルース」はステレオ録音だし、使用楽器もあまり古くなさそうなので多分1960年代半ば〜後半にレコーディングされたものじゃないかな。淡谷のり子さんのデータが少なすぎて詳しく知りたくてもわからない事だらけです。A面1曲目「別れのブルース」作詞 藤浦洸さん 作曲 服部良一さん 編曲 河村利夫さん2曲目「東京ブルース」作詞 西條八十さん 作曲 服部良一さん 編曲 佐伯亮さんB面1曲目「雨のブルース」作詞 野川香文さん 作曲 服部良一さん 編曲 河村利夫さん2曲目「人の気も知らないで」作詞 奥山靉さん 作曲 Guy Zokaさん 編曲 三井澄男さん1曲目「別れのブルース」は悪質なモノマネタレントのせいで、この渋くめちゃくちゃカッコいい曲が汚されたような気がしてしまう。本当に凄いソプラノです。東京音楽大学声楽科を首席で卒業して「10年に一度のソプラノ」とまで言われた天才シンガー。最上のソプラノである事は当然なのですが、声楽曲やオペラを歌うのでなく、流行歌的なブルースなどを歌うのがカッコいい!「10年に一度のソプラノ」とまで言われた淡谷さんだからオペラでも軽く歌いこなすのだと思う。この「別れのブルース」は元々、「本牧ブルース」というタイトルで歌詞ももっと退廃的だったとか…。そのヴァージョンもレコーディングしてるのならベスト盤のボーナストラックなどに収録してほしい。「別れのブルース」は最近、特によく聴くようになった。「東京ブルース」が一番好きだったのですが、最近は「別れのブルース」のカッコよさに惹かれてる。2曲目「東京ブルース」この曲のオリジナルは1939年発売。昭和14年です。ゴジラが銀座を暴れる15年も前です。昭和14年の曲と知ってから、この曲の歌詞が超モダンな事に惹かれたのを思い出す。「♪ラッシュアワーのたそがれを 君といそいそエレベーター ああ、プラネタリュームの きれいな星空 二人で夢見る 楽しい船路 仰ぐ南極十字星」さらに進化したモボモガが銀座を闊歩してるような映像が頭に浮かんでくる曲。新幹線計画がこの年に始まる一方で戦争への不穏な足音が聞こえている時。そんな時に流行った「東京ブルース」を聴いてると、この何年か後にはその銀座のエレベーターもプラネタリュームも焼け落ちてるのかと想像してしまう。B面1曲目「雨のブルース」も淡谷のり子さんの代表曲のひとつ。1938年5月発売のヴァージョンがオリジナルです。このコンパクト盤に収録されてるのはステレオ録音の60年代に録音されたもののような気がする。この曲もめちゃくちゃカッコいい。当時SP盤なので長尺の曲は収録できないので、この曲も2分30秒と短すぎる。もっとずっと聴いていたい曲。2曲目「人の気も知らないで」この曲も持ってるだけで3ヴァージョンあるのですが、どれが何年録音なのかとかまったくわからない。オリジナルは1938年3月発売。海外の曲のカヴァーですが、まだ検閲とか入っていない頃のようです。1960年代あたりにレコーディングされたピアノ、バイオリン、ブラシドラムのみの演奏で録音されたモロにシャンソンのヴァージョンが一番好きです。
2023年11月25日
木村充揮さんと山崎ハコさんのジョイントライブに行ってきました。今日のライブは『木村充揮 レッツゴー古希 嬉し楽しの3日間! 楽しんでや!!」という企画の3日目。「木村充揮の世界 VS 山崎ハコの世界」と題されたライブ。心斎橋JANUSに行くのは「黒猫チェルシー」を観に行って以来。もう5年以上前かも。山崎ハコさんのライブも4年ぶり。それまでは毎年、必ず1度はハコさんの生の歌声を聴いていたのですが、情報を得られなかった事もあるし、コロナでハコさんが大阪でのライブが出来なかったとか、他にもいろいろ原因はあったと思う。やっと久しぶりにハコさんの生歌が聴けて感涙でした。木村充揮さんの生歌を聴いたのは多分、45年ぶりかも。京都円山音楽堂での宵々山コンサートだったか昼下がりコンサートだったかで生のステージを観た。当時ナターシャー・セブンと自切俳人さんのファンで毎年、円山音楽堂には年に2〜3回行ってた。自分が中学生〜高校生の多感な時で、そこで三上寛さんや遠藤賢司さん他、強烈な個性のアーティストの歌をいっぱい聴いた。その中に憂歌団もいたように思う。レコードやCDでは木村さんの歌声は聴いてますが、やっぱり生はまったく違うと実感。1曲目の歌を一声聴いただけで、不思議に自然に涙が出て来た。心のある歌の力は、歌い始めたばかりの知らない曲なのに泣けた。「俺の村では俺も人気者」も生で聴くと鳥肌もんだった。「石狩挽歌」も本当に凄かった。「今日もヨロシク」も聴けてよかった。この曲最近の曲だけどなぜかよく聴いてた曲。「テネシーワルツ」もずっと鳥肌立ってた。客席から誰かが急に口笛でメロディーを吹き始めて木村さんがギターで伴奏して、何か感動的な時間だった。山崎ハコさんが紹介されると、木村さんとの会話の時間・・・・「ハコさん大丈夫かな…」って思ったけど、それなりに会話は成立してた。(してたかな…)ハコさんのライブ観た事ない人は、真っ暗の中、ギター抱えて何も話さずに歌い続けるようなイメージがあるかもしれないけど、しゃべる時はかなり長くいろいろと話してくれます。子供の頃のおばあちゃんとの話や横浜に出て来たすぐの頃の話など、笑いも織り交ぜながら話してくれます。ハコさんのライブには80年代からずっと観続けてるので、4年以上も生の歌声が聴けなかった事がなかった。凄い久しぶりのハコさんの歌声・・・感動でした。「織江の唄」から始まったハコさんの時間。いつもならレアな曲をやってほしいと思ってて「織江の唄」はよく歌うので・・・って思ってたけど4年ぶりに生で聴くと泣けた。次に初めて聴く曲、カラオケで歌った。わかぎえふさんの作詞の芝居の主題歌。「横浜ホンキートンク・ブルース」は90年代からライブではよくセットリストに入る曲だけど、この曲も久しぶりに生で聴けたのと、木村さんのブルースに触発されるようにいつも以上にソウルフルに歌い上げるハコさん最高だった。次の曲「歌ひとつ」はアルバム「私のうた」の9曲目に収録されてる曲で、聴くたびに自分にもいろいろ問うてしまうような曲。また聴けてうれしかった。そして「ごめん…」は聴く度に涙腺が崩壊しそうになる曲。亡くなった安田裕美さんとの思い出を語り、この曲を歌った。安田さんのギターを流し、それに合わせてギターを弾き歌うハコさん。「気分を変えて」はいつも以上に激しくソウルフルに歌い上げた。凄かった。この曲、この前観た映画「TOKYO RED 鉛丹」の中で主演の蘭乃はなさんが狂ったようにハコさんのライブ音源の歌に合わせて踊る。壮絶な場面でした。木村さんとハコさんのコラボのコーナーでは、ハコさんのリクエストで木村さんの声に絶対合うという事で「ダンシング・オールナイト」をハコさんと二人で歌った。カッコよかった! そのあとのMCでは、木村さんの暴走にハコさんも楽しそうで何より・・・^^;ライブ始まってからバーボン水割りをかなり飲んでたからなあ。5杯ぐらいお代わりしてたような。「コーヒー・ルンバ」も木村さんとハコさんの二人で最高だった!飛び入りで香西かおりさんも出て来て「OSAKA RAINY BLUE ~蛸焼き橋」を3人で。そして「無言坂」と2曲歌った。最後に「見上げてごらん夜の星を」を二人で歌った。アンコールはハコさんが「胸が痛い」が聴きたいとリクエストしたけどダジャレ連発ではぐらかされて歌わなかった。木村さんが「ハコさんの歌が聴きたいわ」と言い出して、最後の曲はハコさんが歌う事に。客席から「飛びます」がリクエストされて久々に「飛びます」が聴けた。終演後、友人と二人で心斎橋で飲み屋探し。最高のライブの後は酒が本当に美味しい。「船中八策」と「醴泉」を熱燗で2合ずつ注文。酒の肴は「いさきの煮付け」「タチウオの天ぷら」「きんぴら」「からし蓮根」「そば寿司」等、料理も全て美味しくて大満足で帰ってきました。ハコさんと木村さんの生の歌声をまた近いうちに聴きたい。
2023年11月24日
アメリカのブルースバンド「ポール・バターフィールド・ブルース・バンド」のデビューアルバム。1965年10月発売。このバンドの事はこれまでに何度も書いてるけど、デビューアルバムの事はまだ書いていなかった。バンド構成Paul Butterfield – Lead vocals (all but 4, 5, 7曲目), HarmonicaMike Bloomfield – Lead guitarElvin Bishop – Rhythm guitarJerome Arnold – Bass guitarSam Lay – Drums, Lead vocals (5曲目)Mark Naftalin – Organ (3,4,7,8,9,10曲目)(このLPは22〜3歳の頃に梅田のLPコーナーで2ndアルバムの「East-West」と同時に買ったように思う。 当時、本当によく聴いた。それにしては盤質はかなりよく良い音で聴けた)A面1曲目「Born In Chicago」2曲目「Shake Your Money-Maker」3曲目「Blues With A Feeling」4曲目「Thank You Mr. Poobah」5曲目「I Got My Mojo Working」6曲目「Mellow Down Easy」B面1曲目「Screamin'」2曲目「Our Love Is Drifting」3曲目「Mystery Train」4曲目「Last Night」5曲目「Look Over Yonders Wall」ブルースロックのバンドなら白人にも多かったのですが、当時、白人でのブルースバンドは珍しかったようです。デビューアルバムにして、ブルースのスタンダードナンバーを作り、その後、多くのミュージシャンがカヴァーした曲もあります。A面1曲目の「Born In Chicago」です。この曲はアメリカに銃社会の危険さに1965年の段階で警鐘を鳴らした曲。3曲目「Blues With A Feeling」も大好きな曲。この曲はブルースのスタンダード曲のカヴァー。オリジナルは1947年に発売されました。5曲目「I Got My Mojo Working」はアップテンポなブルース。ボーカルはPaul Butterfieldが担当していますが、Bobby "Blue" Blandのような歪んだ声での熱唱がカッコいい!6曲目「Mellow Down Easy」も好きな曲。軽快なナンバーです。B面1曲目「Screamin'」はインストです。2曲目「Our Love Is Drifting」はこのアルバムで一番好きな曲。ミディアムスローなガチブルースナンバー。3曲目「Mystery Train」はかなり有名な曲。1953年にジュニア・パーカーが書いて大ヒット、その後、エルヴィス・プレスリーがカヴァー。その後も多くのブルースシンガーやロックバンドがカヴァーしています。4曲目「Last Night」はがっつり歌を楽しめるスローブルース。5曲目「Look Over Yonders Wall」のオリジナルは1945年。カヴァーしたヴァージョンはMike Bloomfieldのギターがカッコ良すぎます。この曲も多くのアーティストがカヴァーしています。このアルバムから始まったPaul Butterfieldの歴史ですが、1987年に44歳で亡くなっています。それまでに名盤を何枚も残しています。ブルースもブルースロックも大好きなのでPaul Butterfieldが参加したアルバムはどれもクオリティの高いアルバムのように感じます。ブルースロックならTen Years Afterが最高です。最近またブルースもよく聴くようになってきて、アナログ盤でしか持っていないアルバムのボーナストラックたっぷりのリマスターCDも欲しくなってきた。
2023年11月22日
美空ひばりさんの1972年1月発売のシングル。「この道を行く」がアナログ盤で聴きたくなってレコードの棚から探してけど見つからなくてネットで調べたら「ひばり仁義」のB面だと言うことを思い出した。25周年記念曲なのでA面だといつの間にか思い込んでた。A面「ひばり仁義」作詞 石本美由起さん 作曲・編曲 市川昭介さんイントロでいきなり任侠での自己紹介である歯切れの良い口上から始まります。普通「お控えなすって」で始まるイメージですが、ここでの向上は「お見かけ通りの渡り鳥…わたし、生国と発しまするは関東 関東と言っても 関東はいささか広うございます 海の玄関横浜で生まれた時から船の汽笛を子守唄に 聞いて育った私です」ヤクザ映画でよく聞く任侠モノの口上とは少しイメージが違うように作られています。歌の出だしが「♪ごめんなすって 皆々さまへ〜」で始めります。編曲は使用楽器やフレーズは任侠映画のテーマ曲そのもので作られています。大正琴、尺八が前面にフィーチャーされています。昔、邦画映画館のインターバルでいつも流れてたような、あの頃の映画館の中を思い出すようなサウンドです。神戸東宝は「東宝チャンピオンまつり」の時でも爆音でこの系統の楽曲がインターバルで流れていました。神戸東宝は大好きな映画館でそこで何本のゴジラ映画を観たか。キャパもかなり広かった。872席も客席がありました。スクリーンもデカかったしゴジラ観るならココ!って子供頃からずっと思ってた。1990年代頃に閉館。B面「この道を行く」 芸能生活25周年記念曲作詞 石本美由起さん 作曲・編曲 市川昭介さん石本美由紀さんと市川昭介さんの強力なタッグで作られた名曲。1971年末の紅白歌合戦でも、まだ発売もされてなかったのにこの曲が歌われた。ひばりさんとひばりさんの母親と二人三脚で25年がんばったのが伝わってくる曲です。 でも、この曲のリズムを聴くとどうしてもインファント島が頭に浮かんでくる^^;
2023年11月21日
今日は宝塚花組公演全国ツアーを観劇してきました。この作品は1999年に姿月あさとさん、花總まりさんコンビで初演上演され芸術祭賞優秀賞も獲得して大好評でした。その後、2回の再演(全国ツアー)があり、今回3度目の再演。全国ツアーになると、大階段がないので初演の芸術性の高かった舞台装置も組めずにかなりしょぼくなってしまうのは否めない。全国ツアー向きじゃないんじゃないかと前から思ってる。2010年星組全国ツアーで初めて再演した時に最初に思ったのは、日比野克彦さんの装置ありきの作品だったので大階段使えない時点でガッカリ感が凄かった。それでも凪七瑠海さんと花組選抜メンバーのパフォーマンスは素晴らしかった。主演の永久輝せあさんは華があって真ん中が似合うのがよくわかった。凪七瑠海さんが出演してるので作品が締まってたし、凪七さんの安定感で安心して作品を楽しめた。一ノ瀬航季さんの芝居も良かった。羽立光来さんの存在感は今の花組になくてはならない。ショーでも芝居でも輝いて見えた。ショー「GRAND MIRAGE!」で本公演にはなかった追加場面で凪七瑠海さんが歌う「ラ・ノスタルジー」が秀逸でした。その場面での一ノ瀬航季さんのダンスも魅力的だった。(次にカルメンを上演するなら、初演「ドン・ホセの一生」の方で再演してほしい。 古城都さんと初風諄さんのコンビ)少し前に悍ましく気持ちの悪い3人の記者会見をyoutubeで観て呆れ果てた。パンフレットをめくると最初のページにその3人のうちの一人の名前と挨拶が掲載されてて少し寒気がした。テレビ、雑誌、新聞をまったく観ないから、ほとんどネットや動画で情報を得てますが、全て変わる時が来た感じ。今みたいに厳しくなる前の「稽古さぼってファミリーランドで遊んでた」とか「本番中に舞台袖でウイスキー一口飲んで舞台に出てた」とか「下級生の頃にホリゾントのバトンにぶらさがって同期や先輩と遊んでた」などのエピソードを楽しそうに話してるOGの時代のように戻るといいのに。「寮や教室の掃除なんて一度もした事ないよ、掃除のおばさんがいたから」って言ってた大スターもいたなあ。1950年代〜70年代前半まではまだ温泉の余興的で、おじさんが温泉入浴後に大広間でビール飲んで「歌劇でも観にいこか」ってノリで劇場に行ってた…なんて話もよく聞いた。その頃に戻るのは無理だけど、もうちょっと気軽でいいのに。いつからそんなに厳しくなったのだろう?自分は昔から宝塚歌劇は映画観に行く感覚で行ってる。いつでも近くでやってるから。中学生の頃、みんなでファミリーランドで遊んでて、「歌劇観にいこか」って急に劇場に行ってショーからだけ観たり(ショーからのみは割引があった時期もあった)、自由だった。1970年代のジェットコースター、大観覧車1回分とほぼ同じ値段で歌劇が観れた。70年代後半でも3階席はC席で300円だった。昔は食事OKだったし、立ち見の人が通路や階段に新聞紙敷いて座って観てる人もいた。(SS席からD席まで細かく席種をわけてた時期もあった)昔の観光バスみたいに補助席もあったり、小さい子供が銀橋の前をうろうろしてるなんて事も何度か見た。応援の声掛けは問題になって70年代半ばには禁止になったけど、昔の実況録音盤のレコードを聴いてると、歌舞伎の大向こうのように「スータン!」とか「こうちゃん!」とか「マルさん!」とか「ミヤコさんっ!」とかタイミングばっちりで叫ぶのはカッコいいと思う。多分、叫ぶ担当の人は決まってたんだと思う。当時観てた人から聞くと、スポットが完全にその人に当たり切る前に叫び始め、叫び終わるとスターはポーズ決めてスポットの中にいる。大向こうとスポットが一体化してたとか聞く。ベルばら以降にアイドルに叫ぶようにやたらと叫ぶようになったから禁止になったように思う。今の心臓止まりそうになるほどびっくりする異様な大きい拍手よりはずっとマシ。ファミリーランドの昆虫館と電車館がめちゃくちゃ好きだった。スペースコースターの斜め前だったかな。その横はゲームコーナー。スペースコースター向かって左が大人形館。そういえばタカラジェンヌもよくファミリーランドで遊んでるのと遭遇した。卵からヒヨコが生まれる装置をずっと観てるちょっと有名なジェンヌも見たし、アシカの前のベンチに3人で座って何か食べてるタカラジェンヌも見た。夏休み限定のゲゲゲの鬼太郎のお化け屋敷に並んでるジェンヌも見たし、ファミリーランドの中に流れてた小川でザリガニ釣りしてる子供を見て何人かで楽しそうにしてるジェンヌも見た。大急ぎで劇場の方へ笑いながら走って行くジェンヌのグループも見た事がある。あの中でタカラジェンヌを見つけるとインパクト大なのでよく覚えてる。その全員がキラキラと楽しそうにしてるのが印象的だった。もし、今ファミリーランドがあったとしても多分そんな余裕はないんだろうな。(まだ、「スペースコースター」が出来る前のファミリーランド。 大劇場の近くに大温泉(ヘルスセンターと呼ばれてた時もある)があった。「恐竜館」なんて忘れてた。「恐竜館」も好きだった。 ぐるぐる回るだけだけど、ボブスレーが一番好きだったかも。 仕方から閉まっていき真っ暗になった中、光の演出を見ながらひたすらぐるぐる回る)ファミリーランドには数え切れないほど遊びに行ってる。歌劇観ない時でもファミリーランドに遊びに行く事が多かった。歌劇のチケットあれば入れたし乗り物もそんなに高くなかった。ファミリーランドがなくなる間近かでも一番高いので700円ぐらいだったように思う。一番高かったのは大人形館、ジェットコースター、急流すべり、スペースコースターかな。大観覧車も700円だったか…ジェットコースターかスペースコースターがどちらかが少し安かったような気もする。入園券の中に大浴場の入場料も含まれてたので温泉入ってから帰る時もあった。朝から行って大浴場に入って大広間でご飯食べてから劇場に歌劇観に行った事もあった。温泉ついでに歌劇観る人も多かったように思う。ファミリーランドを失くしたのが痛すぎる。阪急今津線で仁川駅越えたあたりで大観覧車とかが見えてくる。子供の頃はワクワクしながら車窓からファミリーランドが近づいてくるのを観てた。動物も多かったし、植物園も充実してた。ゲート入って最初に象がいていつもエサ買ってあげてた。ホワイトタイガーやライオンなどの猛獣が並ぶ檻の一番奥に小動物と触れ合うコーナーがあってそこでいろんな動物を間近で触れ合ってた。大きいペリカンが一羽いて、機嫌が悪い時はちょっと怖かった。のんびりおおらかな時代に歌劇も戻れたらいいのに。今日は観劇後に飲みながらいろいろと話してた。情けなさと腹立たしさでお酒の量も少し多くなってしまった。
2023年11月20日
淡谷のり子さん事を書くのは多分、はじめて。シングル盤、LP盤、CDと結構、集めています。今回は超有名曲は外して、少し隠れた名曲的な作品。淡谷のり子さんは東京音楽大学のピアノ科から声楽科に編入。「10年に一人のソプラノ!」と言われた事は有名な話。本当に凄い歌唱力です。昭和4年に東京音楽大学声楽科を首席で卒業!これが凄すぎる!基本が完璧に出来ているので80代になってもソプラノで歌えていました。そりゃ10代〜50代の頃のような声量は落ちてましたが、高音は完璧に出ていました。淡谷のり子さんの歴史が凄すぎる。あの大ヒット曲「別れのブルース」を発売した時(1937年)は日中戦争勃発の年。そんな時にあんなにモダンなジャズブルースを歌っていたとは・・・。1937年って、初代ゴジラの17年も前です。「別れのブルース」は100万枚を突破して大ヒットになりました。A面「君忘れじのブルース」作詞 大高ひさをさん 作曲・編曲 長津義司さん超名曲の「雨のブルース」「別れのブルース」に負けない感動的な名曲です。最初にレコーディングしたのが1948年です。自分の持ってるシングルはステレオ録音なので1948オリジナルでは絶対にない。淡谷のり子さんは詳しいデータがあまり出ていなくて、何年レコーディングヴァージョンなのかとか分からないものが多い。時代が昭和一桁代からの歌手生活なので、戦前どころじゃない。この頃の歌手で自分がよく聴いてるのはディック・ミネさんと淡谷のり子さんぐらいかな。このシングルの「君忘れじのブルース」は1960年代(昭和30年代)以降だと思う。使用楽器もアレンジも昭和20年代って事は絶対にないと思う。淡谷のり子さんのベスト盤を流しながらパソコンで仕事してたら、焦ってるのも落ち着けて良い。B面「しのび泣く雨」作詞 清水みのるさん 作曲・編曲 長津義司さん1950年三原純子さんが、大映映画「ニッポンGメン 難破崎の血斗」の主題歌として歌ったのがオリジナルで、淡谷のり子さんがカヴァーしたもの。この曲がまた素晴らしくて、淡谷さんの歌唱はもちろん、アレンジ、演奏がカッコいい!70年代後半に一度だけ生の淡谷のり子さんの歌を聴いた事があります。NHKの公開録音の歌番組だったと思う。森進一さん目当てで行ったのですが、淡谷のり子さんの歌唱力の凄さにも驚かされたのを覚えてる。森進一さんが「あゝ人恋し」を新曲として歌ってた時だと思うので1975年か。
2023年11月19日
昨日からUSAゴジラのテレビシリーズが配信されています。Apple tv+で観ることができます。現在2話まで配信しています。この前、「ゴジラ−1.0」を観に行った時にこの「モナーク レガシー・オブ・モンスターズ」の予告編が流れて、その迫力に驚きました。映画の大スクリーンでもじゅうぶんに魅力を発揮できるテレビドラマです。それまで以上に配信される日が待ち遠しくなった。2014年のハリウッド版「Godzilla」を 何度も観て頭の中に細かい部分まで覚えてる人はそのまま観て、今回の作品との細かい繋がりがわかって凄く楽しめます。何度も観た作品だけど自分は予習のつもりで2014年「Godzilla」を昨夜、観ました。2014年「Godzilla」を観てから、今作を観て本当に良かったと思う。時代がコロコロと変わるので、各時代でのワクワク感がすごい。1973年髑髏島、2015年東京、1959年カザフスタン、2014年サンフランシスコ、1952年マニラと2話まででそれだけ時代と場所が変わっていきます。ハリウッド版の「モンスター・ヴァース シリーズ」が大好きなので、今回のテレビドラマシリーズもかなり期待値が上がりまくってましたが、その期待値を上回るおもしろさでした。この「モナーク レガシー・オブ・モンスターズ」は怪獣映画として観るつもりは初めからなく、映画のシリーズをより良くおもしろくさせてくれる人間ドラマを期待してました。「モナーク」という組織の謎をこれから深く掘り下げていくのが楽しみ。そしてそのドラマの中にゴジラやその他の怪獣が現れてメリハリをつける。エピソード2まで観ただけで、怪獣ファンにとっては神ドラマ決定です。(1973年髑髏島 髑髏島は2017年「キングコング 髑髏島の巨神」の舞台になった所)(エピソード1は東京がかなり頻繁に登場します。新宿3丁目駅がゴジラ指定避難所に)(2014年サンフランシスコの大橋の上でスクールバスの前にゴジラが現れる場面。 そのスクールバスに乗ってた教師が主人公のうちの一人です。 あの時の事がトラウマになってしまっている。橋のシーンは新たに撮った映像です)(このカットは1995年「ガメラ 大怪獣空中決戦」での五島列島、姫神島にギャオスが現れた場面の オマージュのような映像でした)エピソード3は11月22日から配信!シーズン1は10エピソードまで。2024年1月12日が最終話配信。「ゴジラ−1.0」もまだ何度も観たい。「ScreenX」ってどうなんだろう?昔、梅田のOS劇場でシネラマ方式での上映に近い感じなのかな。OS劇場は1991年まで営業してましたが、シネラマ方式での上映は完全にやっていなかった。ただ、スクリーンがかなり大きくそして湾曲していました。たしか映写機3台で上映する方式では一度だけ観たような記憶があります。「アリス THE MOVIE 美しき絆」もOS劇場でロードショーされました。3回観に行ったけど1200席以上ある客席に毎回ぎっしりと満員のお客さんだった。「ScreenX」興味あるけど、全編を3面スクリーンで上映するのではないらしい。IMAXの方がやっぱり良いのかな。
2023年11月19日
1965年5月10日発売の美空ひばりさんのシングル。このシングルは1965年9月18日公開の映画「新蛇姫様 お島千太郎」の主題歌。美空ひばりさん、林与一さんの主演作品。A面「お島千太郎」(セリフ 林与一さん)作詞 石本美由起さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん映画のサントラではないのですが、サントラ風にセリフが入った構成になっています。復讐劇と恋愛ドラマを芯にした歌あり踊りありのミュージカルのような作品。元々は舞台作品として美空ひばりさんと林与一さん主演で上演された物の映画化でした。和楽器を中心として作られたオケも素晴らしい。林与一さんのセリフもグッときます。60年代の東映の人情物はたまに観ると感動してしまう。B面「蛇姫様」作詞 石本美由起さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん「蛇姫様」の映画は各映画会社で制作されています。市川雷蔵さんと瑳峨三智子さんコンビ、東千代之助さんと高千穂ひづるさんのコンビなど。この曲も和楽器が中心の演奏でレコーディングされています。この映画、観た事がない人は「へびひめ様」って名前にも気になると思う。
2023年11月18日
2007年9月19日発売の谷村新司さんの40枚目のシングル。この曲はNHK教育テレビ『みんなのうた』のために作られた曲で作曲は千住明さんが担当。4曲入りのマキシシングルとして発売されました。1曲目「夢人~ユメジン~」作詞 谷村新司さん 作曲・編曲 千住明さん2曲目「カノン」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 瀬戸谷芳治さん3曲目「ココロノジカン」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 妹尾武さん4曲目「勇気のカタチ 〜私を変えてくれたあなたへ〜」作詞 谷村新司さん 作曲 弾厚作さん 編曲 瀬戸谷芳治さん1曲目「夢人~ユメジン~」は発売当初はあまりピンと来なかったって言うか、一つ前のシングル「風の暦」が凄く気に入ってて、そんな曲を無意識に求めてたのかも知れない。この「夢人」が好きになったのは、2009年3月16日シンフォニーホールでの「TANIMURA CLASSIC」 で初めてフルオーケストラでこの曲を歌ったのを聴いて一気に惹かれた。分厚いストリングスと子供達のコーラス、そしてCDには入っていない管楽器も加わって音に包み込まれる感覚でこの曲を聴いてから、よく聴くようになった。2曲目「カノン」は懐かしい感じのする70年代のフォークソング風なアレンジ。「五年目の手紙」を少し彷彿とさせる。このコード進行のまま「五年目の手紙」歌えてしまいそうに思えてしまう。コンサートでは一度だけ聴いたように思う。3曲目「ココロノジカン」はアルバム「オリオン13」からのシングルカット。シンプルなロックサウンドで力強い曲です。あまり普段聴かない曲だけど、久しぶりに聴くとアレンジが意外とハードな事に驚く。歌詞にも引き込まれ胸が熱くなった。2007年4月22年東京キネマ倶楽部での「ネオドラゴン集会」のオープニングを飾った曲です。4曲目「勇気のカタチ 〜私を変えてくれたあなたへ〜」は「サライ」を作ったコンビでの2曲目のタッグ。弾厚作さんは加山雄三さんのペンネームです。大阪でのコンサートで加山雄三さんがシークレットゲストのような扱いで登場でしてこの曲を生で聴いたのが良い思い出。DVDと2枚組で、DVDには「みんなのうた」で流れた映像が収録されています。DVDにこの1曲だけってのも勿体無いように思う。「カノン」もMV作って収録したら良かったのに…。
2023年11月17日
谷村新司さんの40周年に制作されたコラボアルバム「NINE」に収録。9曲のコラボ曲と1曲のボーナストラックで構成されています。その中から楽曲の良さとアレンジの秀逸さで聴くたびに好きになっていった曲。『あれから』作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 武部聡志さんプロデュース&ピアノ 武部聡志さんアコースティックギター 遠山哲郎さんSynsetheizer Operator(Manipulator) 山中雅文さんボーカル 谷村新司さん・夏木マリさんこのミュージシャンを見るとそのまんま松任谷由実さんのサポートメンバー。このユーミンの音をいつも作り上げてるメンバーがちんぺいさんの楽曲を完成させた音は最高です。アルバムが発売された当初からちんぺいさん独特のヨーロッパの香りがするような世界に惹かれた。「引き潮」の頃のマニアックなサウンドとは違うけど「棘」の頃のボサノバ+歌謡曲なテイストを彷彿させる大人のサウンドです。ちんぺいさんと夏木マリさんの声質の相性も良くてカッコいい大人のボーカルって感じです。Aメロはちんぺいさん王道で古賀メロディならぬ谷村メロディ。アルバム「NINE」は名曲揃いで、様々なコラボが楽しめるアルバムです。最近、またよく聴くようになったので、特にお気に入りの曲を書いて行こうと思ってる。
2023年11月16日
1974年11月5日発売の谷村新司さんのソロアルバム「蜩」に収録されている曲。この1stソロアルバム「蜩」は一人の女性との別離をテーマにした半コンセプトアルバムのような創りになっているのですが、この曲は男の友情を歌った曲です。(「蜩」をコンサート会場で買えばもらえたポスター。姉と2枚買ったのでポスター2本もらった)このアルバムの1曲目はちんぺいさん作曲のインスト「テーマ・さよならの季節」です。様々な「さよなら」を歌った曲が多いアルバムですが、失恋の曲はきっと一人の女性の事を歌っているのだろうと歌詞を読んでて想像できる。歌詞カードには更に一篇の詩を書いています。「1つの恋が終わると肌で感じた時 人はみな一番やさしくなれるのです 自分のわがままや思いやりのなさを 痛切に身に感じるものなのです この恋にすがってはいけないと 分かっていても それはなかなか出来ないもの 男と女はどうしても一人では生きられないもの それゆえ男と女は結ばれるのです お互いの幸福を祈りつつの別離なんてありえないもの 別離とは必ず憎みあうべきもの それが男と女のたった一つの本当の愛の証なのです。 季節が変わってゆくように 気づかぬうちに 心が変えられるものならば 人は誰も悩みはしません 悩むからこそ 人は皆やさしいのです 悩むのです 悩むべきです やさしい人であるために」25歳のちんぺいさんがきっと大失恋した頃なのだと思う。この詩もこのアルバムの女性を歌う曲も、どれもがその一人の女性に宛てて書いた曲のようにしか思えない。未練がましさを堂々と歌う人間臭さと逆に男らしさを感じるアルバム。このアルバムを発売されて聴いた時はまだ小学生だったので、歌詞よりも曲のカッコ良さに惹きつけられた。「面影」「冬木立」「想い出橋」そしてこの「Good-Bye My Friend So Long」特にコンサートで当時よく聴いてた「面影」は別格で好きでしたが、その次にコンサートで聴いた事もない「Good-Bye My Friend So Long」が好きでした。「セレナーデ」も小学生の頃は大好きでよく聴いてた記憶がある。「おやすみ」は雑音だらけのラジオから真夜中に半分眠りそうになりながら聴いてた思い出の曲。あんな時間に起きてた小学生もちょっとやばい気もする^^;(21時ぐらいから一旦寝て1時に目覚ましで起きてたから睡眠時間はそこそこ取ってたように思う)20歳過ぎた頃からはこのアルバムでよく聴く楽曲が変わってきた。「挽歌」「蜩」の渋さにハマっていった。「恋唄」の良さも分かり始めたのも20歳過ぎてからだった。(一度も針を落としていなかった見本盤。今日、初めてまっさらのLPに針を落として聴いた。 この見本盤はかなり昔にある人にもらったもので聴かずに大事に置いてた。 いつか絶対に聴くつもりで置いてて、ちんぺいさんがいなくなってしまったので まっさらのレコードで聴きたくなった。)「Good-Bye My Friend So Long」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 篠原信彦さんこの曲は誰をイメージして書いた曲なのか中学生の頃、友人とよく話題になった。ここで歌われてる「君」は、近い友人だし、歌を歌っている友人、でも、なぜ友人なのに「さよなら」なのかわからない。べーやんがちんぺいさんに結婚を伝えた時に書いた曲のようにも思えるけど「さよなら」は違うし。ひょっとしてその頃体調も悪かったべーやんが結婚を機に音楽をやめようとしてたとか…。違うか。その頃にちんぺいさんと仲の良かったミュージシャンで結婚を機に音楽を辞めた人がいたっけ。山本峰幸さんの可能性もあるとは思う。山本さんがいつ結婚したのか、まったくわからないけど。結局はノンフィクションじゃなくてべーやんの結婚でインスパイアされて作った物語の可能性が一番濃厚だって結論に至ったような。この曲についてラジオで語った事がなかったように思うので謎のままになってしまった。アルバム発売時にセイヤングで1曲ずつ流した時に何か語ってたのかも知れないけど…。ヤンタンではこの曲を流した記憶もないし。ヤンタンでは「思い出橋」をよく流してたように思う。(CD、音圧が低いままなのでリマスターしてほしい)
2023年11月15日
アメリカのハードロックバンド「Y&T」のライブ盤。1985年1月24日全米発売。6枚目のアルバム「In Rock We Trust 」の次のアルバムがこの時期に発売されるはずだったのが、急にライブアルバムが発売される事になった。バンド構成Dave Meniketti – Vocals, GuitarJoey Alves – Guitar, Backing vocalsPhil Kennemore – Bass, Backing vocalsLeonard Haze – Drums, PercussionA面1曲目「Open Fire」 (4th「Black Tiger 」A面2曲目収録)2曲目「Go for the Throat」 (6th「In Rock We Trust 」ボーナストラック曲)3曲目「25 Hours a Day」 (1st「Yesterday and Today」A面2曲目収録) 4曲目「Rescue Me」 (3rd「Earthshaker」A面ラスト曲)B面1曲目「Summertime Girls (Studio Version)」2曲目「Forever」 (4th「Black Tiger 」A面5曲目収録)3曲目「Barroom Boogie」 (4th「Black Tiger 」B面2曲目収録)4曲目「I Believe in You」 (3rd「Earthshaker」B面ラスト曲)B面の1曲目「Summertime Girls」のみスタジオレコーディングされた新曲でした。今日、どうしても聴きたかったのは「25 Hours a Day」のライブヴァージョン。この曲はデビューアルバム「Yesterday and Today」のA面2曲目に収録されてる曲。「25 Hours a Day」はオーソドックスなロックンロールな曲なのですが、10代の頃からこの曲が好きでよく聴いた曲。1曲目「Open Fire」はスタジオヴァージョンをほぼ完全に再現したかのような演奏が鳥肌もん。この曲はY&Tの楽曲の中でもベスト10に入る名曲です。2曲目「Go for the Throat」は日本盤のボーナストラックとして収録されています。トゥイステッドシスターにありそうな曲みたいだと当時から思ってた。4曲目「Rescue Me」は人気曲です。Y&Tの得意とするようなドラマチックな展開に引き込まれる曲です。B面2曲目「Forever」も大人気曲。日本でもシングルカットされていてライブでは盛り上がる曲のひとつ。3曲目「Barroom Boogie」はスタジオヴァージョンよりもテンポアップさせよりHARDにアレンジされています。スリリングな演奏と展開で自分はかなり好きな曲です。4曲目「I Believe in You」はラストに相応しいパワーバラードです。スタジオ盤と比べて聴くものいい。この曲自体、20年ぶりぐらいに聴いたけど、やっぱり良い曲。ギターも凄くカッコいい!大好きなアルバム「Mean Streak」から1曲も収録されていない事は当時かなり不満に思ってた。でも今となれば「Mean Streak」からのライブヴァージョンは簡単にいろいろと聴ける。
2023年11月14日
1975年6月1日発売の美空ひばりさん268枚目のシングル。最近はひばりさんのやや忘れられがちな楽曲を書いていますが、この曲も隠れた名曲的なシングル曲です。A面「ひとりぼっち」作詞 山口洋子さん 作曲 遠藤実さん 編曲 斎藤恒夫さんこの曲は元々、アルバム用に作られて、アルバム「ひとりぼっち〜歌は我が命」に収録されていました。アルバム発売の1ヶ月後にシングルカットされました。DVD化もされてる「芸能生活35周年記念リサイタル」のセットリストに入るほどひばりさん本人も気に入ってた曲なのだと思う。小料理屋かスナックのママが一人のお客さんに語りかける設定の曲で有名なセリフから始まります。「おお寒い… 冷えるわねぇ どういっぱい? ところで聞いてくれる こんな淋しい女のはなし」このセリフを読めば「ああ〜あの曲ね」と思い出す人が多いと思う。セリフはもう一度、アウトロで出てきます。「ごめんなさい しめっぽい愚痴、聞かせちゃって そろそろ看板だけど、ねぇ もう一杯いかが…」これからの季節の少し寂れた飲屋街。熱燗の匂いが漂う裏路地から聞こえてきたら最高な曲。熱燗とお出汁の匂いが漂うような裏路地の飲み屋が一番好き。B面「渚の足跡」作詞 山口洋子さん 作曲 鈴木惇さん 編曲 竜崎孝路さんこの曲は自分が大好きな編曲家の竜崎孝路さんの編曲が楽しめる曲。サビのリズム隊のアレンジが凄く好き。この曲のメロディも良い!かなり低い所から歌い出す歌メロはひばりさんの声の魅力をより引き出してるように感じます、
2023年11月13日
宝塚歌劇雪組100周年記念のライブイベントに行ってきました。今日の出演者は、平みちさん、一路真輝さん、紫ともさん、えまおゆうさん、和央ようかさん、月影瞳さん、成瀬こうきさん、朝海ひかるさん、舞風りらさん、壮一帆さん、音月桂さん、愛原実花さん愛加あゆさん、舞羽美海さん。(全日程出演者)美穂圭子さん、未来優希さん、緒月遠麻さん、真波そらさん、沙月愛奈さん、蓮城まことさん、笙乃茅桜さん、彩月つくしさん、坂井美乃里さん、大原万由子さん、桜庭舞さん、ゆめ真音さん一路真輝さんが歌ったのは、「二人だけの戦場」から「追い詰められる男達」 和央ようかさん、緒月遠麻さんと「ブルボンの封印」から「風と光の中で」 紫ともさんと「花幻抄」から「花夢幻」「微笑みの国」から「君は我が心のすべて」「TAKE OFF」から「TAKE OFF」 未来優希さん、紫ともさん他 大勢「エリザベート」から「愛と死の輪舞」「エリザベート」から「闇が広がる」 和央ようかさんと「エリザベート」から「最後のダンス」「ポップ・ニュース」から「愛!」もう1曲、何か歌ったような気がするけど思い出せない。比較的、コンサートなどでも歌ってた曲が多かった。「愛!」はかなりレア。一路さんは『寺田瀧雄宝塚歌劇作品集「愛! − All This Dreams −」』のためにレコーディングしています。スタジオヴァージョンもとんでもなく素晴らしい歌唱です。あのCDの「愛!」は何百回聴いたかわからないほど聴いてる。ライブでは、かなり前にビルボード大阪で一度聴いたような気もするけど。(「恋のチェッカー・フラッグ」から)相手役の紫ともさんも一緒に出演してるから「いつも二人で」が聴きたかった。オペレッタの曲だから版権もかからないと思う。大人数の生バンドなので「今始まりの刻」が聴きたかった。少し前のライブで久しぶりに「ツーロンの薔薇」からの「あの日のように」を聴いたけど、もう一度聴きたかった。一路さん40周年記念のコンサートで、宝塚時代のショーメドレーを歌った。あの時のショーメドレーの構成でそのままやっても良かったと思う。私はカモメ〜スカイ・ハイ・スカイ〜マ・ベル・エトワール〜LOVEバロック千一夜〜TAKE OFFそういえば「サジタリウス」からの曲は、これまでにもほとんどセットリストに入った事がないように思う。(「マ・ベル・エトワール」のオープニング)「マ・ベル・エトワール」のオープニングはアメリカのヘヴィメタルバンド「Symphony X」のメドレーで構成されていました。「A Winter Dream-Preluude~The Damnation Game ~Dressed to Kill」の3曲のメドレー。何でまだ新人バンドだった「Symphony X」の2ndアルバムから3曲もメドレーにしたのか当時も凄い不思議だった。演出、構成の村上信夫さんが「Symphony X」が好きだったんだろうけど、「Symphony X」ってチョイスがかなり突飛な感じもする。でもびっくりだった。「Symphony X」の曲がいきなり使われて自分が宝塚で一番好きな一路真輝さんが歌うとか何事が起きたのか?とマジで思った。「Symphony X」も日本の女性だけの劇団で自分たちの曲が3曲もショーのオープニングに使われてるなんて知らなかったのじゃないかな。オリジナルの歌詞とはかなり違う日本語歌詞で歌われたけど・・・。生演奏じゃなくテープ演奏だったのが少し残念だった。あの3曲、宝塚歌劇のオーケストラでは絶対に演奏できないから仕方ない。「Symphony X」の曲を生演奏でやったとしたら凄い。ドラムとギターが絶対に無理だと思う。宝塚歌劇の全てのショーの中でも一番と言っていいほど攻めてるオープニング。このメタルのメドレーが終わると、通常の宝塚歌劇の主題歌の「マ・ベル・エトワール」が昭和臭ばりばりで始まるのがめちゃくちゃ好きだった。あのホッとした感。「マ・ベル・エトワール」のオープニングは最高!(左はスッシーさんかな)日本物だと、「花の都は恋の花ざかり」を歌ってほしい。平みちさん「愛のカレードスコープ」と「アンド・ナウ」の主題歌を久しぶりに聴けたのは感動。平みちさんトップ時代の雪組もよく観た。懐かしい作品が多いので、どの曲を歌ってもほとんどわかると思う。かなり昔にコンサートで平みちさんが歌った「あいつが死んだ晩」に凄く感動したのを思い出した。美穂圭子さんの歌も何曲も聴けたので満足。歌って欲しい曲はもっと他にあるんだけど、「ノバ・ボサ・ノバ」のシスター・マーマや「花のオランダ坂」の「私は桃の花が好き」も聴けたのはうれしかった。ルーア神父は未来優希さん!そして未来優希さんの「シナーマン」も最高でした!和央ようかさんの「大上海」は懐かしかった。歌うと思ってなかったので聴けてうれしかった。朝海ひかるさんを中止にした「Joyful!!」も盛り上がった。
2023年11月12日
イギリスのロックユニット「The Alan Parsons Project」の3枚目のアルバム。1978年5月に発売されました。当時は実験的な音楽集団って印象もありプログレバンドとは少し別に考えてた。このバンドで初めて買って聴いたのがこのアルバムだったので思い出深い。アラン・パーソンズ・プロジェクトの事もこれまで書いた事がなかったように思う。そう考えたら書いていない好きなバンドはまだまだ残ってる。とりあえずアラン・パーソンズ・プロジェクトはこのアルバムから。アルバムごとにかなり印象が変わるバンドです。あまり売れなかったアルバムだけど1985年発売の「Stereotomy」とか大好きです。大ヒットアルバム「The Turn Of A Friendly Card」には売れて当然の要素が詰まってるし「Stereotomy」の次に出た「Gaudi」も良い曲の宝庫です。世界的にヒットした「Eye in the Sky」ももちろん大好きなアルバムです。最近、ボーナストラックたっぷりのリマスターCDも揃え始めてる。アナログ盤LPでしか持ってなかったので新鮮。でも結局、アナログ盤で聴くんだけど。(アートワークはヒプノシスです!)(紙ジャケCD Wジャケ仕様じゃないのがね…)レコーディングメンバーDavid Paton – Bass, VocalsStuart Elliott – Drums, PercussionIan Bairnson – Electric and Acoustic GuitarsEric Woolfson – KeyboardsDuncan Mackay – KeyboardsDean Ford, Colin Blunstone, Lenny Zakatek, John Miles, Jack Harris – VocalsPhil Kenzie – Saxophone solos on "One More River"A面1曲目「Voyager」(邦題「異次元への旅人」)2曲目「What Goes Up...」(邦題「万物流転」)3曲目「The Eagle Will Rise Again」(邦題「鷲の飛翔」)4曲目「One More River」(邦題「もう一つの河」)5曲目「Can't Take It With You」(邦題「不可解な物体」)B面1曲目「In The Lap Of The Gods」(邦題「偉大なる神々の伝説」)2曲目「Pyramania」 (邦題「ピラミッド狂」)3曲目「Hyper-Gamma-Spaces」(邦題「超第三空間」)4曲目「Shadow Of A Lonely Man」(邦題「孤独な男の影」)(アナログ盤Wジャケットの内側)A面1曲目「Voyager」無機質な物が宇宙空間を彷徨っているようなイメージが頭に広がる。次第に脈打ち始め命の始まりを感じる。ゾクゾクするアルバムの幕開けです。2曲目「What Goes Up...」は「Voyager」から流れるように繋がっている曲。この曲、アナログ盤をヘッドフォンで聴くと毎回鳥肌が立つ。メロディーが天才的。このアルバムから2枚目のシングルカット曲。3曲目「The Eagle Will Rise Again」美しく幻想的でドラマチックなバラードナンバー。ミュージカルの中で歌われそうなアレンジにも惹かれる。4曲目「One More River」キャッチーなブギーなロックナンバーです。SAXソロもカッコいい!5曲目「Can't Take It With You」8ビートのキャッチーなロックパートを中心にプログレな構成も感じられる曲。B面1曲目「In The Lap Of The Gods」このタイトルを見て頭に「♪It's so easy but I can't do it So risky but I gotta chance it It's so funny there's nothing・・・・・」って頭に浮かぶ人はよほどのQUEENマニア。「♪I live my life for you Think all my thoughts with you, and only you Anything you ask I do, for you・・・・」の方が頭に浮かぶ人もいるかな。でもやっぱり「♪It's so easy but I can't do it・・・・」の方でしょ。それはいいとして、この曲インストなのですが、凄い曲です。インストだけど重厚なコーラスパートがあって一気にドラマチックに展開していきます。2曲目「Pyramania」リードトラックで先行シングル曲。この曲は初期のQUEENのイメージがある。チューバのソロのようなシンセベースのソロがゾクゾクするほどカッコいい!3曲目「Hyper-Gamma-Spaces」インスト曲ですが、この曲が第三弾のシングルカット曲。1978年5月にしたらかなり先を行くシンセの演奏。レコーディングは1977年なので驚きです。4曲目「Shadow Of A Lonely Man」壮大なバラード。突き抜けるようなボーカルも感動的です。10代の頃によく聴いた曲なので、細かく頭にフレーズも残ってる。(裏ジャケ)
2023年11月11日
松任谷由実さんの大阪城ホール公演に行ってきました!今日はぴあの最速先行で取れた席。アリーナなのかスタンド席なのかもわかっていない状態。昼12時、電子チケットのチケプラからの座席発表。スタンド席だった!この前の神戸2daysはユーミンのファンクラブで取れた席。2日間ともアリーナ席だった。観やすい席で大満足でしたが、アリーナはかなり賭け。スタンド席なら全体見渡せるので、どこの席になってもその席なりの楽しみ方ができる。スタンド席の方が好きですが、神戸で2日続けてアリーナ席で観て、アリーナ席でしか体感できない興奮度があった。周りの熱量もアリーナ席は凄かった。(この前の7月の大阪城ホールの時とは全く違う景色。すっかり夜の光景)今日はBブロックの前方席だった。今までで一番良い席だった。ユーミンが船尾にいても船首にいても両側のマストの上に上がっててもどこにいても死角になる事なく全て見えた。ただ、ドラゴンは後姿を観てる時間が多かったけど。7回目だけど、観るたびに感動がより大きくなるライブ。ユーミンがとにかくカッコ良すぎる!「9900円でこれ観せてもらっていいの?」って毎回本気で思ってる。「THE JOURNEY TOUR」は20000円でも安いと思う。装置や演出だけじゃなくユーミンのパフォーマンスにその価値がある。神々しさと人柄に魅了される。この前の神戸からライティングとレーザー光線、映像がより派手にブラッシュアップされたように思う。スモークの量も確実に増やしててレーザーの効果を上げている。今回のツアー、大阪城ホール公演は6回ありましたが、今日がその6本目。大阪最後の公演でした。今日も凄い立ち見の観客の数!拍手の大きさも凄かった。フリフラもみんな効果的に振ってて見事でした。手拍子しちゃうと光ってる部分が内側になるので効果が半減。2023年11月9日(木) 大阪城ホール1曲目「心のまま」 「REINCARNATION」B面2曲目2曲目「WANDERERS」 「LOVE WARS」2曲目3曲目「リフレインが叫んでる」 「Delight Slight Light KISS」1曲目4曲目「ただわけもなく」 「Wings of Winter, Shades of Summer」4曲目5曲目「満月のフォーチュン」 「天国のドア」4曲目6曲目「TYPHOON」 「VOYAGER」B面2曲目7曲目「青いエアメール」 「OLIVE」2曲目8曲目「紅雀」 「紅雀」5曲目9曲目「あの日にかえりたい」 シングル曲10曲目「さまよいの果て波は寄せる」「悲しいほどお天気」ラスト曲11曲目「セイレーン」 「スユアの波」1曲目12曲目「Blue Planet」 「A GIRL IN SUMMER」1曲目13曲目「Delphine」 「KATHMANDU」5曲目14曲目「LOVE WARS」 「LOVE WARS」3曲目15曲目「Now Is On」 「FROZEN ROSES」1曲目16曲目「星空の誘惑」 「REINCARNATION」A面4曲目17曲目「埠頭を渡る風」 「流線形'80」2曲目18曲目「真夏の夜の夢」 「U-miz」3曲目19曲目「航海日誌」 「COBALT HOUR」5曲目 アンコール20曲目「守ってあげたい」 「昨晩お会いしましょう」A面ラスト21曲目「やさしさに包まれたなら」 「MISSLIM」3曲目22曲目「春よ、 来い」 「THE DANCING SUN」ラスト曲Wアンコール23曲目「瞳を閉じて」 「MISSLIM」2曲目Wコールの前のユーミンのMCは感動的だった。バンドの演奏も毎回素晴らしいし、パフォーマーの人たちの心を感じられるアクロバティックな演技も毎回感動させられる。10000人以上の規模の会場で全54公演。あと10公演。多分60万人以上の動員になると思う。ユーミンの動員力の凄まじさは衰える事を知らない。とうとうこのツアーも自分が観るのはツアーラストの日のみになってしまった。次はホールツアーだと思うけど、その前にどんなオリジナルアルバムを出してくれるのか凄く楽しみです。「宇宙図書館」「深海の街」と最高のオリジナルアルバムをたて続けにリリースしたので、期待値が上がってしまう。今のユーミンが最高です。
2023年11月10日
イギリスのロックバンド「スプーキー・トゥース」の2ndアルバム。スプーキー・トゥースも10代〜20代の頃によく聴いてたバンド。何度かブログにも書いてると思うけど、マイナーなアルバムばかり書いてたような気がする。昔はハードロックバンドにジャンル分けされてる事も多かったけど、ハードロックってイメージはほとんどなかった。バンド構成Mike Harrison – Vocals,KeyboardsLuther Grosvenor – GuitarGary Wright – Keyboards,VocalsGreg Ridley – BassMike Kellie – Drumsこの2ndアルバムが一番有名なのかも知れない。このアルバムや1st「It's All About」はもちろん最高にカッコいいんだけど、自分が一番好きでよく聴いたのは7th「The Mirror」と6th「Witness」の2枚。特に「The Mirror」は初めて買ったSpooky Toothのアルバムだったのが大きい。A面1曲目「Waitin' For The Wind」2曲目「Feelin' Bad」3曲目「I've Got Enough Heartaches」4曲目「Evil Woman」B面1曲目「Lost In My Dream」2曲目「That Was Only Yesterday」3曲目「Better By You, Better Than Me」4曲目「Hangman Hang My Shell On A Tree」A面1曲目「Waitin' For The Wind」はライブリハーサルのドラムサウンドチェックのようなPAさんが「ドラム全体で回して!」って言われた時のような凄く基本的なリズムから始まる。逆にこれが気分を高揚させていく。途中からドラムにリバーブがかかっていく。Heavyなリフとソウルフルなボーカル、ゾクゾクさせる要素が詰まってる曲。2曲目「Feelin' Bad」はシングルカットされたキャッチーな曲。3曲目「I've Got Enough Heartaches」はゴスペルを意識してるようなソウルフルな曲。ピアノを中心にしたサウンドと女性コーラスでゴスペル感をかなり出しています。4曲目「Evil Woman」はブルースです。R&Bっぽいファンキーな部分もあってこの曲、昔から大好きです。A面に関しては、まったくと言っていいほどハードロックなアプローチはないように感じる。B面1曲目「Lost In My Dream」はプログレな壮大な曲です。この曲は特に気に入っててよく聴いてた記憶がある。このアルバム、B面ばかり聴いてた事を思い出した。2曲目「That Was Only Yesterday」はブルースとカントリーを合わせたような曲で、出だしの歌とかジャニス・ジョプリンのようなイメージ。3曲目「Better By You, Better Than Me」は何と言ってもJudas Priestがカヴァーした事で有名になった曲と言っても過言じゃない。アルバム「Stained Class」に収録。そしてシングルとしても発売しました。その事で多くのメタルファンもこの曲を認識。ジューダスのヴァージョンはテンポを少し速くしてよりハードにアレンジされています。2006年に発売されたSpooky Toothのリマスター盤には、この曲のFirst Mixが収録されてます。生々しい演奏が楽しめるので必聴。4曲目「Hangman Hang My Shell On A Tree」はアルバムラストに相応しいドラマチックな展開と演奏の名曲です。2006年リマスター盤の事を書いたけど、9曲もボーナストラックが追加されててお得。正直どうでもいいボートラもあるけど、凄いのもあるので貴重。
2023年11月09日
2006年6月9日に上海のライブハウスで開催された松浦亜弥さんのライブDVDこのDVDは2006年10月25日に発売されました。ちんぺいさんは2003年で一旦、毎年必ず行われてたコンサートツアーを止めて、全て0にして1から何かを始めようとしていた。2004年には運命的に中国・上海音楽学院で教授を務める事になり中国の新人シンガーの毛寧さんをプロデュースして楽曲提供。中国との関わりがこれまで以上に大きくなっていた頃です。そして2006年は3年ぶりに音楽活動を本格的に再開。そんな中での松浦亜弥さんの上海公演。2004年3月10日にシングル曲「風信子」を松浦亜弥さんに提供。その関係で上海での知名度は抜群なちんぺいさんが特別ゲストとして出演しました。そして!2010年上海万博の開幕式で異例の日本人歌手として「昴」をフルコーラス歌唱。「昴」1曲にお金をかなりかけた演出と照明。この時、多くの中国の人々が「昴」は日本の歌だと知ったそうです。それまで、中国の歌だと思ってた人が多かった。それほどに「昴」は中国やアジア諸国に浸透しています。数年前にフランスのオペラ歌手だったシンガーが日本語で「昴」をカバー。これが異常な大ヒットした事はあまり知られていません。ダブルミリオン突破。そして「SUBARU」とタイトルをつけたアルバムも大ヒット。ヨーロッパ各国でも「昴」は詠み人知らず的にメロディーが浸透していっています。「風信子 (ヒヤシンス)」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 小島久政さんギターを持って登場したちんぺいさん。サビはハモりで熱唱。2022年に国立劇場と大阪フェス、神戸国際会館で開催されたリサイタルで初めてセルフカバー。そしてこの公演はCD2枚組Blu-rayのBOXセット『SHINJI TANIMURA RECITAL 2022「THE SINGER」 ~夢のその先~ 』として発売されています。松浦亜弥さんが、ちんぺいさんと共演した感想などを語ってる映像もあります。
2023年11月08日
谷村新司さんがアイドルグループ「ribbon」に提供した曲。ミュージカル「大草原の小さな家」のテーマソング。ちんぺいさんの王道のワードとメロディ、フレーズが散りばめられてる楽曲です。「ribbon」は永作博美さん、松野有里巳さん、佐藤愛子さんの3人組。「愛のダイアリー」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 新川博さん1993年6月18日発売「More Delicious ribbon Best II」のアルバムラスト曲キーボード 新川博さんドラム 山木秀夫さんベース 高水健司さんE・ギター 梶原順さんコーラス 坪倉唯子さん、広谷順子さん、Rajiさん1993年6月頃のちんぺいさんは、22枚目のソロアルバム「バサラ」を発売した頃。イントロはユーミンっぽい雰囲気を感じる。「ひとつの恋が終るとき」のイントロを初めて聴いた時にこのイントロ思い出した。「♪あなたと生きた穏やかな時間が 幸せと気付く時まで 私 泣かないわ」昔からのちんぺいさんのファンなら、メロディーと歌詞を聴くとちんぺいさんが作ったとすぐにわかるように思う。あまり知られていない楽曲の中にも、このまま時代に流されるには勿体無い曲が多くあります。この曲もちんぺいさんファンでも知らない人が多いと思う。この前の土曜日の夜に阿雅佐できんちゃんといろいろ話してきました。1980年日本平での「HOT JAM’80」のコンサート会場で知り合った、40年以上の友人関係の仲間と、その少し後に知り合った東京の友人と、関西から一緒に行った友人と4人で4ヶ月ぶりの阿雅佐の料理を楽しんだ。「HOT JAM’80」の1日目の終了後に声を掛けて来てくれたのがきっかけで40年以上も信頼できる友人の一人として続いているのも全てアリスのおかげ。東京と神戸という距離がありながらも、いまだに会えば何時間でも話が尽きない。アリスがあったから出会えた人たちが凄く多い事に感謝。
2023年11月07日
水夏希さんの芸能生活30周年記念公演「GRAN TANGO 2023」を観て来ました。2020年にも同じイイノホールで「GRAN TANGO 2020」を観劇したのですが、あの時はコロナ真っ只中で当初予定してたブエノスアイレスからの本場のミュージシャンやダンサーの来日が困難になって実現しませんでした。そして今回、とうとう本場の超一流のブエノスアイレスアからのキャストと共に「GRAN TANGO 2023」が開催されました。前回のタンゴのダンスと歌で構成された「エビータ」は水夏希さんの圧倒的なダンスと歌で脳内に生で観た最高だったイメージがずっと残っています。映像では伝わりにくい熱量と空気の振動。今回の「GRAN TANGO 2023」は、2020をも凌ぐドラマチックで張り詰めた緊張感を楽しめました。今日のスペシャルゲストは彩吹真央さん。(11月3日4日は壮一帆さんがスペシャルゲスト)水夏希さんの横に彩吹真央さんが立っていると、それが当たり前のような自然な感じで今でもペアのような感覚になってしまう。二人のトークは相変わらずおもしろかった。そして彩吹真央さんのソロ2曲も圧倒的な歌唱力で楽しめました。本場のミュージシャンはやはり想像以上に素晴らしかった!各メンバーがメインになってるインスト曲がありましたが、各楽器の出来る事の限界までを聴けたような得した感覚。そのミュージシャンの生演奏で踊るタンゴは素晴らしかった!第一幕のストーリー仕立てのタンゴショーの構成演出も水夏希さんです。情熱的で嫉妬や憎しみが渦巻いている舞台。絶望的な結末へと向かっていくダンスで表現されている物語。緊張感と集中力の息を呑むような時間でした。11月5日 出演者水夏希さんGuillermo FernandezさんCristian LopezさんGonzalo CuelloさんDavid LeguisamonさんEmanuel Dos Reisさん村野みりさん天緒圭花さん浅田舞さん【Bandoneon】Federico Pereiroさん【Violin】Ramird Galloさん【ContraBajo】Iuan Pablo Navarroさん【Piano】Emiliano Grecoさん【Cello】Karmen Rencarさんスペシャルゲスト 彩吹真央さん関西でも最高のタンゴショーを上演してほしい。そして芸能生活30周年記念公演第二弾で、これまでの歴史を振り返るコンサートをしてほしい。今回は東京のみの公演だったので、次は宝塚バウホール3Daysとかで。ダンスの名場面を再現とか、新人公演でのソロ曲から退団公演までの曲の歌。第一部は「Carnevale 睡夢」バウホールヴァージョンとかやってほしい。稲葉先生にバウホールヴァージョンを40分ほどに演出構成してもらって、スペシャルゲストは彩吹真央さん。新場面は作らずに基本的にあの時のままでやってほしい。当時の雪組全15名が出演とかどうかな。雪組100周年だし。未来優希さん、緒月遠麻さん、舞咲りんさん、彩那音さん、愛原実花さん、大湖せしるさん、大凪真生さん、大月さゆさん、蓮城まことさん、香音有希さん、香綾しずるさん、此花いの莉さん、透水さらささん、帆風成海さん、星乃あんりさん。(完全に自分の好みで選んでいますが…)「ロック・オン!」バウホールヴァージョンでも最高だし。「風の錦絵」バウホールヴァージョンでもかなり楽しそう。轟さんの役を彩吹さんで。「RIO DE BRAVO!!」バウホールヴァージョンも凄い盛り上がりそう!「ミロワール」でもいいね。水夏希さんが主演したショーは全て最高でした。
2023年11月05日
「ゴジラ −1.0」を観て来ました。この映画は「ゴジラ生誕70周年記念作品」で作品としても30作品目の節目に合わせて作られた大作!70周年記念で30本目がこの映画で本当に良かった。最近の10年はハリウッドゴジラの存在感が強過ぎて、日本のゴジラが隅に追いやられた感があったけど、この作品で起死回生出来たような気がした。この「ゴジラ −1.0」は日本映画としては極めて珍しく北米1000スクリーン以上で上映されます。最近で北米で大々的にロードショーされたのは「ゴジラ2000」だけだったように思う。北米版の「ゴジラ2000」のDVDを買って観たけど、なかなかよく編集されていました。「ゴジラ2000」以来の本格的な北米公開でどんな評価になるのか楽しみです。今日、鑑賞してきて日本のゴジラ史上、最大のヒットになりそうな気がします。(北米版のポスター)アメリカで上映されても初めて恥ずかしいと思えないクオリティのVFX、SFX、CG。いつも「だから日本のゴジラは着ぐるみでやってほしい」と思うのですが、そう思う事も今回はなかった。これまでは2014年以降のハリウッドゴジラを観てしまうと、全てに於いて天と地の差を感じてたけど、今回は同等のクオリティに感じられる場面も多かった。でも、今でも基本的にはミニチュアセット組んで怪獣達は着ぐるみで撮ってVFXをSFXを重ねるような日本独自のゴジラを貫いてほしいとも思ってる。ピアノ線が見えようと構わない。そりゃなるべく消してほしいけど。リアルなVFXはハリウッド映画でいつでも何作でも観られるから日本映画にはあまりリアルな映像とか求めてなかった。「ゴジラ −1.0」のストーリーは、まだ初日なので書かないけど、心を何度も揺さぶられました。ゴジラ映画にあまり人間ドラマは求めてはないけど素直に感動しまくりでした。パンフレット爆音で何度も流れる伊福部昭さんの楽曲にも何度も泣きそうになった。サントラ盤を買おうとAmazonを見たら売り切れだった。伊福部作品の他の楽曲もゴジラをより怖くカッコよく感じさせるような音楽で感動した。やっぱりゴジラが現れる時は、あの曲じゃないと。山崎貴監督はゴジラが好きな事も凄くよくわかったし、往年のゴジラファンが何を求めてるのかも熟知しているのがわかった。次も山崎貴監督でゴジラ映画を撮ってほしい。今回の続きじゃなくてもいいし、全く違う時代でもいいし。ラストシーンからの続きを観たいと思った作品は「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」「ゴジラ2000 ミレニアム」「ゴジラ対ヘドラ」の3作。それと今回の「ゴジラ −1.0」「ゴジラ −1.0」は、あと何度か観に行こうと思う。そう言えば、Apple TV+で配信される「モナーク レガシー・オブ・モンスターズ」の予告編を大画面で観たけど、凄い迫力だった。全作配信が終われば映画館で上映すればいいのに。テレビドラマとは思えない凄いクオリティだった。「モスラ対ゴジラ」のゴジラ登場場面を思い出させるような土の中から登場するゴジラの映像がやばすぎる。Apple TV+の配信は11月17日から!これも凄く楽しみ!それから今日からネットで公開された「ゴジラVSメガロ」のリメイク映像。10分ほどの短編ムービーだったけど、凄い映像だった!昭和の「ゴジラ対メガロ」はあまり好きではない作品だったけど、新たに作られたのを観て久しぶりに「ゴジラ対メガロ」を観たくなった。ゴジラ生誕70周年で「ゴジラ −1.0」そしてApple TV+「モナーク レガシー・オブ・モンスターズ」そして!2024年には「Godzilla x Kong: The New Empire」が公開される!しばらくゴジラの溢れた世界になる。こんな事になるのを1982年〜84年頃の「ゴジラ復活委員会」やってる頃には想像も出来なかった。今日も「ゴジラ復活委員会」にいた友人と「ゴジラ −1.0」を観た。「メカゴジラの逆襲」以降、過去のゴジラ作品を大スクリーンで観るためにいろいろ努力したり、ゴジラ復活に向けてもイベントなどいろいろあったように思う。これだけ「ゴジラ」に溢れた世の中になるなんて本当に想像できなかった。(クリアファイル)
2023年11月04日
2002年1月12日発売のアルバム「半空-NAKAZORA-」のDisc 2の1曲目に収録されています。このアルバムは全て新曲の2枚組アルバムでシングル曲は1曲も収録されていません。アルバム発売時に、この「クリムゾン」という曲の事を解説した文章があります。『「紅」の色に魅かれます。それはきっと血の色だからかもしれません。 「チャンピオン」の歌に続きがあるとするならば、 年老いてなお、挑む勇気があるかどうか?・・・ということでしょう。 生きるなら前向きに、倒れるなら前のめりに』そして2002年「半空コンサートツアー」での「クリムゾン」を歌う前のMC。アリスの「チャンピオン」を作った時のエピソードを話した後に『今回、30年の記念のアルバム(半空)の曲作りをしていた時に 「チャンピオン」って作品がずっと気になっていたんです。 あの「チャンピオン」の中に出てくる主人公は30歳でリングを降りて行った。 あれから20年経って今、彼はどうしてるのだろうか? 50歳になった彼はどうしてるんだろうか? まだ何かに闘いを挑んでるんだろうか? もし、挑んでるとすればそれは外に向かってではなくて、自分の内面に向かってかも知れないって… よし、じゃあ20年後の「チャンピオン」の歌を作ってみようって、 そう思って作った作品があります。タイトルを「クリムゾン」と名付けました。 その言葉の意味は・・「血の色の紅(あか)です」』 そう語ると「クリムゾン」のイントロの重く深い音が響く。そして照明は真っ赤に。この演出はちんぺいさんの全てのコンサートの演出のベスト10に確実に入る鳥肌もののパーフェクトな演出でした。他にもこんな文章に残している物もあります。『自分が50歳過ぎてふと思ったのが、あの時の「チャンピオン」だった男は 50歳過ぎてどうしてるんだろう? もし彼が今、何かに挑んでいるとするならば、自分の内側に対して挑んでるじゃないかなぁ…と そんな気がして、その20年後の「チャンピオン」の歌を書いてみようと思って 今回のアルバムで作りました。タイトルは「クリムゾン」と言います。』『クリムゾン』作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 武部聡志さんレコーディングミュージシャンドラム 村石雅行さんシンセベース 武部聡志さんギター ポール・ギルバートさんE ヴァイオリン 金子飛鳥さん キーボード 武部聡志さんプログラミング 山中雅文さんバックコーラス Amazonsイントロの1発目の音が、Judas Priestの「Love Bites」の1発目の音とほぼ同じなのは武部さんがジューダスを知ってたのか、他のミュージシャンが知ってたのか…ちんぺいさんは多分というか絶対にジューダスは知らないと思うからなぁ・・・。Judas Priestの「Love Bites」は自分の大好きなアルバム「Defenders Of The Faith」に収録されてる曲でジューダスのライブでも一時期、ライブでは重要な曲だった。自分はそのアルバムなら「The Sentinel」と「Jawbreaker」がダントツに好きなんだけど…。「クリムゾン」のイントロ聴いた瞬間に、これは「Love Bites」!ってすぐに頭に浮かんだ。(Judas PriestはイギリスのメタルバンドでMETAL GODSと呼ばれるバンドの中のひとつ)ポール・ギルバートさんは「クリムゾン」をレコーディングする時に、このイントロ頭の音を「Love Bites」だとは思わなかったのだろうか…。ジューダスはもちろん聴いて育ってると思うし。イントロ頭の音の話はここまでで・・・。かなり武部聡志さんが攻めたアレンジです。(武部聡志さんは松任谷由実さんのツアーのバンマスでユーミンの曲は全ての曲をピアノで弾けるほど。 ユーミンのライブのリクエストコーナーでどんな曲がリクエストされてもその場で弾けてしまいます)全てのギターをポール・ギルバートさんが弾いています。超本気のソロが聴けます! 金子飛鳥さんのEヴァイオリンのソロも強烈です。ちんぺいさんの凄い熱量のボーカルも強烈です!激しさで言えば「チャンピオン」の5倍以上かも。ライブでもちんぺいさんのボーカルは凄かった!この曲がカットアウトすると間髪入れずにソロアレンジの「チャンピオン」が始まる構成も最高でした。2曲で約10分間、音圧と目に染みるほどの真っ赤な世界。ちんぺいさんの体力も凄かった。このツアーはいつものツアーよりも1.5倍の体力はいったと思う。ツアーの本数も50本以上あったので、ツアーの後半で帯状疱疹が出来てしまった。それでも1本も止める事なく最後までやりきった。(そう言えばこのツアーで初めて「青年の樹」を歌った。「青年の樹」はGLAYのTAKUROさんが 初めて買ったレコード。ちんぺいさんの楽屋にそれを伝えに来たと言う逸話があります)谷村新司さんのソロの曲で特に激しくHARDなROCKナンバーはこの「クリムゾン」「ハリマウ」「九龍の出来事」「龍のエムブレム」「ROAD TO HEAVEN」「バサラ」「ラバン」「ラ・ストラーダ」・・・今、頭に浮かんだのは辺りの曲かな。そう言えばボクシングをテーマにしてた曲がもう1曲あります。アルバム「人間交差点 ~ヒューマン・スクランブル~」1曲目の「ビクトリーロード -JOEの幻-」です。ライブではほとんど歌われなかったので、忘れられがちの曲。そう言えば「人間交差点 ~ヒューマン・スクランブル~」ってアルバム通して聴く事が少ないかも。単体で聴く曲は多いんだけど。大好きな「柊の街 -RAINY DAY-」や「階段のオスカー」「エデンの夏」の3曲は特によく聴く曲。「葬送セレナーデ」は何かあると急に聴きたくなる曲。(ツアー初日のチケット)ツアー日程。かなり細かく普段行かないような街も回っていました
2023年11月03日
イギリスのロックバンド「Wishbone Ash」の5枚目のアルバム。ギターボーカルのTed Turnerが脱退して、このアルバムから Laurie Wisefieldに変わった。最近は3rdアルバム「Argus」をたまに聴いてて、そこから「Wishbone Ash」を1stからまた聴き始めてた。「Wishbone Ash」の事はまだ3回ほどしか書いていなかった。好きなアルバムは多く(全て持っているわけではないけど)、聴くたびに凄い事してるなと何度も聴いてるはずなのに驚く。(高音質のSMH-CDで聴くより、やはりアナログ盤で聴くと感動が倍増する)バンド構成Martin Turner – Bass, Lead vocalsAndy Powell – Acoustic and Electric Guitars, MandolinLaurie Wisefield – Acoustic, Electric and Steel Guitars, Banjo,backing vocalsSteve Upton – Drums, PercussionゲストミュージシャンAlbhy Galuten – organ , synthesizers (3曲目)Nelson Flaco Padron – congas (6曲目)A面1曲目「Silver Shoes」2曲目「Don't Come Back」3曲目「Persephone」(邦題「永遠の女神」)B面1曲目「Hometown」2曲目「Lady Jay」3曲目「F.U.B.B.」初期の「ウィッシュボーン・アッシュ」は特に1曲が長くアルバムには6曲〜8曲収録が多かった。7分超えでもまったく長く感じさせないのが「ウィッシュボーン・アッシュ 」です。昔から思ってるけど、このバンド日本では認知度が低過ぎるのが不思議だった。レコード会社のプロモーションが悪かったのか、来日のタイミング等が悪かったのか…。1970年〜78年頃の日本での海外バンドの評価はかなり偏ってたように感じる。ミュージックライフって雑誌が肩入れしたバンドは必ず売れるって構図が出来上がってた。そしてアイドル的なビジュアルも必要でした。この「ウィッシュボーン・アッシュ 」のビジュアルはその頃、日本で売れてたバンドと比べてもまったく劣らないように思う。曲も日本人の琴線に触れるような美しい物も多く、ギターキッズが飛びつくようなあの頃にはあまりなかったツインギターのテクニックが楽しめるはずなのに。70年代のロックバンドの中で自信持ってお勧めできるバンド。1曲目「Silver Shoes」のイントロはアコギ2本とEギターが美しく混ざり合う最高の響き。このアルバムの始まり方が最高に好きです。落ちぶれた女優の事を憂いているような内容の楽曲です。ドラマチックな展開には毎回引き込まれてしまう。2曲目「Don't Come Back」この曲なんて80年代前半のツインギターのメタルバンドのお手本になっているようにも思える曲。今日、久しぶりに聴いたけどめちゃくちゃカッコいい!とにかくギターがカッコ良過ぎる!3曲目「Persephone」(邦題「永遠の女神」)この曲が聴きたくて、今日このアナログ盤をターンテーブルに乗せた。歌メロとギターのフレーズがたまらなく好きな曲。「Silver Shoes」と同様にこちらは落ちぶれたショー・スターを歌っています。1976年の「Locked in」ツアーのブートのこの曲を凄く聴いた。スタジオヴァージョンは7分4秒なのですが、ライブヴァージョンは8分45秒!ツインギターを思う存分楽しめる構成になっています。B面1曲目「Hometown」キャッチーなアップテンポナンバー。2曲目「Lady Jay」強烈に感動的なロッカバラードです。埠頭で自ら命を絶った彼女を歌っています。この曲を聴いているとツインギターの完成形はこれなんじゃないかと思ってしまう。3曲目「F.U.B.B.」この曲のタイトルは何の略かは書かないでおこう。9分30秒のインスト曲です。ドラマチックに展開して後半にアップテンポのラテンパートに突入します。ギターフレーズはどれも素晴らしくて聞き惚れる。2000年リマスターSMH-CD
2023年11月02日
谷村新司さんの24枚目のソロアルバム「生成」は1997年12月3日に発売されました。もう26年も前の事なんだ・・・。つい最近、ニューアルバムいいね!って友達と話してたような気がする。このアルバムも大好きなアルバムです。なのに、まだブログに書いていない事に気付いた。全曲 作詞・作曲 谷村新司さん (7曲目のみ作曲 佐藤隆さん)1曲目「極東セレナーデ」 編曲 小島久政さん2曲目「ジャスミン」 編曲 小島久政さん3曲目「29th BIRTHDAY」 編曲 小島久政さん・瀬戸谷芳治さん4曲目「トマト」 編曲 小島久政さん5曲目「ジュピター」 編曲 鈴木和郎さん6曲目「ペルソナ」 編曲 小島久政さん7曲目「12番街のキャロル」 編曲 小島久政さん8曲目「この空の下」 編曲 鈴木和郎さん9曲目「櫻守」 編曲 佐孝康夫さん10曲目「生成」 編曲 鈴木和郎さんこのアルバムは軽井沢で合宿レコーディングと言う形で製作されました。レコーディングメンバーは菅沼孝三さん ドラム・パーカッション小島久政さん ギター・シンセ・オペレーション岡 尚史さん ベース鈴木和郎さん ピアノ古川初穂さん ピアノ瀬戸谷芳治さん キーボード木戸泰弘さん コーラス比山貴咏史さん コーラス広谷順子さん コーラス加藤JOEグループ ストリングス(ツアーグッズのカタログとツアー初日のちらし。1997年12月青山劇場で配られていたもの)1曲目「極東セレナーデ」合宿レコーディングの初日の夜にアレンジも仕上がり、少し遅れてスタジオに到着したちんぺいさんはそのまま合わせて歌い始めたとか。合宿レコーディングでしか出せないようなグルーブ感というかライブ感を強く感じられる。コンサートツアーでもっと何度もセットリスト入りしても良いような曲なのに確か「生成」のツアーでしか歌われなかった。2曲目「ジャスミン」最初に出来上がったアレンジは壮大なバラードナンバーだったそうです。アルバム全体のバランスを考えると変えた方がいいと、スタジオであの独特な音作りの曲に仕上がったそうです。すぐにその場で対応していく事が出来るのも合宿レコーディングの良いところ。3曲目「29th BIRTHDAY」 この曲は何度かセットリスト入りしてる曲です。「抱擁」「棘」の路線の女歌です。4曲目「トマト」 具体的な場所や細かい表現は、さだまさしさん風で「抱擁」「棘」路線。ストーリー性の高い人気曲です。完全アンプラグドで、菅沼さんもドラムではなくコンガを叩いています。5曲目「ジュピター」 もしアナログ盤時代ならA面ラストに相応しいドラマチックなスタンダードナンバーのようでもありプログレっぽさもある曲。この曲ももっと生で聴きたかったなぁ。6曲目「ペルソナ」これは完全にB面1曲目!!って曲。この曲は元々、レコーディングする予定になかった曲。ちんぺいさんが合宿の途中でかなり盛り上がって創り上げてた曲を突然「この曲はやめよう」と。そして「こんな曲もあるよ」と出してきた曲が「ペルソナ」かなり形になってきてたのにボツになった曲がどんな曲だったのか知りたい^^;「ペルソナ」はファンクな派手な曲です!7曲目「12番街のキャロル」 ニューヴァージョンこの曲は1985年7月1日にシングルとして発売された曲。同時発売だったアルバム「人間交差点 ~ヒューマン・スクランブル~」にも収録されています。この曲を何で改めてレコーディングしようと思ったのかが謎。ニューヴァージョンはよりジャジーにアレンジされています。この曲をセルフカヴァーするのなら、せっかく菅沼孝三さんがドラムなのだから違う曲をセルフカヴァーしてほしいと当時から思ってた。ジャジーな曲なら「煙草のけむり」「真夜中のカーニバル」「ファイアフライ-螢-」「ライザ -Liza-」などを、このバンドメンバーの演奏で聴いてみたかった。8曲目「この空の下」 ニューヴァージョン1976年オリジナルのイントロからの全ての音の一つ一つが子供の頃から細胞に染み込んでて、最初にこのヴァージョンを聴いた時は予想通り拒絶反応だった。今でも1976年「引き潮」収録のオリジナルの完璧すぎる歌唱と編曲、演奏には敵わないけど、この「生成」ヴァージョンも今では感動して聴けるようになった。この曲はきんちゃんのピアノで3人の演奏で聴くのが好きだった。1981年11月7日後楽園スタジアムでセットリストに入るかどうか前日までわからずにきんちゃんはピアノの練習をしていたと後に発売された写真集に書かれていました。この曲は広大な空が広がる野外コンサートで聴くのがまた格別でした。1979年4月29日滝野ローンステージでのアリス最大級の野外コンサートの時に初めて野外で聴いた。何もないような田舎の公園の中に作られた巨大な野外コンサート会場。長椅子の座席席が10000席近くあり、その後ろには広大な芝生席。自分は前から7列目あたりに座っていましたが、開演寸前に後ろを見渡した時の凄さに鳥肌が立ったのを覚えてる。翌日の新聞などの発表で25000人近く動員してたそうです。この日の事は結構詳しくブログに書いています。「アリス『ALICE Super Special in TAKINO』/1979年4月30日」で検索すれば出てくると思います。その次の野外で「この空の下」を聴いたのは、つま恋・多目的広場「HOT JAM '79 IN TSUMAGOI』でのステージ。この日は音源にも映像にも残っているのでyoutubeなどで観る事が出来るかも。9曲目「櫻守」 アルバムヴァージョン1997年8月6日に先行発売されたシングルのMIX違いです。10曲目「生成」この曲、ちんぺいさんがいなくなってから、より胸に響くし言葉が刺さる。この1曲だけ聴く為にCDをトレイに乗せたけど、やはり通して聴きたくなった。アルバムを聴いて最後にこの曲が流れてきてきれいに完結します。シンプルなアレンジだけど全てが繊細で丁寧に演奏されています。そしてちんぺいさんの歌声もいつも以上に丁寧に歌っているように感じてしまう。もう一度だけでいいから、生のステージで聴きたかった。「♪嘘に染まりながら 心は生成のまま 罪を背負いながら 心は生成のまま」内蒙古自治区で撮影された「生成」のイメージフィルム。映像作品「風姿花伝」に収録されています。
2023年10月31日
1988年9月18日に発売されたアルバム「獅子と薔薇」のB面1曲目に収録されていた曲。ちんぺいさんはこのアルバムから3作連続でヨーロッパでレコーディングしました。ヨーロッパ三部作として、ちんぺいさんの音楽を深く聴いているファンにとってはとても大切な三枚です。第一弾がこの曲が収録されている「獅子と薔薇」です。全曲ロンドン交響楽団の演奏でレコーディングされています。(日本人ミュージシャンは一人も参加していません)日本人アーティストとして初の共演。お金をいくら積んでもアルバム1枚全ての曲を演奏してくれる事なんて有りえない事で、ほぼ奇跡。レコーディング風景はドキュメントとして映像作品で発売されています。演奏は当然素晴らしく、アレンジも素晴らしい。当時、何かのインタビューにロンドンフィルの指揮者がちんぺいさんの歌のピッチとリズム感の素晴らしさを語っていました。片手間じゃなく本気でこのアルバムに取り組んでくれてるのがよくわかるドキュメントとインタビュー。ヨーロッパ三部作の第二弾は「国立パリ・オペラ・オーケストラ」第三弾は「ウィーン交響楽団プロジェクト」です。3作品とも全て新曲をレコーディングしています。「昴」や「群青」を世界的な交響楽団でレコーディングしたわけではない。そのオーケストラに合った曲を全曲が書き下ろしたのも凄い事。こんな凄い事を成し遂げたポピュラー音楽アーティストは日本にはいない。こんな功績をちんぺいさんは自慢する事もなく淡々と次へ次へと進んでいった。もっと派手に自慢して知らしめたらいいのにと当時、思ってた。それはちんぺいさんの美学に反するのだろうとわかってるけど。ちんぺいさんがよく言ってた事で、一つの事を成し遂げれば、その場にとどまらずに次の石をもっと先に投げて次はその先の石に向かう。なのでヨーロッパ三部作が完成した時にはもう次の方向にちんぺいさんは歩き始めてた。「SA YO NA RA - エピタフ -」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 Gavyn Wrightさん編曲を担当したGavyn Wrightさんはクラシック音楽はもちろん映画音楽、ポップミュージックにも多く参加しています。(OASIS、Elton John、Simply Red、Tina Turnerなど)アルバム「獅子と薔薇」の中では一番シンプルで静かな曲です。発売当時はアルバムのB面1曲目らしくないなどと感じてたけど、年と重ねる度にこの曲の重要度がわかってきて聴くたびに胸に沁み行ってくるようになった。ちんぺいさんが亡くなってから聴くと歌詞の言葉ひとつひとつがより重く美しく感じられて胸の深いところで聴いているような感覚になった。「♪冬の雨が 病葉(わくらば)を濡らして降る なつかしい名前を刻んだ石に 貴方と共に生きた柔らかな日々を 思えば寂しさはとめどなくつのるけれど」シンプルで静かな演奏だけどオーケストラの弦楽器の厚みと揺らぎが心の震えと同調するようでオーボエの音色は光を感じさせてくれる。この曲、父親を亡くした時によく聴いてたのを思い出した。曲の中は冬の冷たい雨だけど、傍に不思議な熱を感じるような気がする曲です。いつもなら「冬のメリーゴーランド」「神のマリオネット」「獅子の時代」「家路 -私が死んだ日- 」「THE NAME」「英雄」、この6曲を絶賛してしまうのですが、今日は「SA YO NA RA - エピタフ -」が胸の奥で響いた。「エピタフ」は墓石に刻まれる墓碑銘の事です。ちんぺいさんはどんな碑文は刻まれるのだろうか。「家路 -私が死んだ日- 」の最後の歌詞はこんな歌詞で終わります。「♪ 人は皆泣き乍ら 辿り着く故郷に 愛と心を母に還す為に そして夢は父に還す為に」「獅子と薔薇」のツアーMBSで夜遅くに放映されました。MBSはこれを再放送してほしい。CM入れて1時間半の番組だったと思うけど、ノーカットに編集しなおしてDVDかBlu-rayで発売してほしい。ビデオに録った映像は劣化してきてるし・・・。
2023年10月30日
谷村新司さんが1995年5月24日に発売した12インチシングル& シングルCD1995年1月17日に起きた阪神淡路大震災によって壊滅状態だった神戸の街のために作られた曲。このレコードとCDは一切宣伝なしで発売して、その売り上げを義援金にしました。いつもはCDやiTunesで聴いているのですが、今日はアナログ盤12インチシングルで聴いてた。1995年と言えばもう音楽市場は全てアナログ盤からCDに移行し終わった頃。そんな中、45回転の12インチシングルで発売されたのはうれしかった。ちんぺいさんが亡くなってから、この曲を初めて聴いたけど、ちんぺいさんが青春時代を過ごした神戸への想いが詰まっている曲です。 A面「メシアふたたび」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 住友紀人さん編曲の住友さんは多くの映画音楽の制作でも有名な方です。発売された日に買ったとは思うのですが、5月24日はまだ日常を取り戻せていない中、生活してた時期。ちんぺいさんが被災地のために音楽を作ってくれた事がうれしかった。自分の家も全壊でまだバタバタしてた頃だった・落ち着いてこの曲を聴いたのは、多分、発売されて半年後ぐらいだったように覚えてる。やっと地に足がついてきた感覚になってきた頃。日常を取り戻そうといろいろと震災が起きる前のようにしてたけど、何をしてても不安感と喪失感が常に心の奥にあって、震災から半年ほどは本気で何かを楽しむ事が出来ていなかったように思う。自分でも震災で感じた事をストレートに書いた曲を、その頃やってたバンドで歌ったりもしてた。その頃、ライブハウスでライブをよくしてたけど、その曲を歌う時は急に胸が苦しくなるような時もあった。この「メシアふたたび」はジャジーな大人のサウンドです。震災の日々が遠くなっても、この曲は様々な不幸な出来事の中に落ちた時に一筋の明かりを灯してくれてるように安心感を与えてくれる曲です。ちんぺいさんの声と歌唱は、弱った人の心を包み込んでくれる柔らかさと温かさがあります。だから、このような曲が嘘っぽく感じる事なく安心して身を委ねて聴ける。B面「印象派の街」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 住友紀人さんアレンジの住友さんは「Take It To The Limit」を少し意識したのか、そのイントロ部分が凄く効果的で曲の始まりを感動的にしてくれています。前にも一度書いたかも知れないけど、この曲はちんぺいさんの超名曲「心の駅」の元になっているように感じる曲です。震災で壊れて傷んだ神戸の街に思いを乗せて書いている歌詞。ちんぺいさんが10代〜20代前半に過ごした神戸の街並みを思い浮かべながら書いたのがよくわかるしどの辺りの、どの街並みなのかも何となく浮かんでくる。神戸の街に特化せずに作り直したのが「心の駅」だと思う。「心の駅」は誰もが通る別れと再会を歌っているので、誰の心にも響く。今は、「心の駅」を聴くのはちんぺいさんファンは辛いかも知れない。「印象派の街」「心の駅」ともに自分にとって凄く大切な曲です。きっと自分が死ぬ時まで折に触れて聴き続けている曲だと思う。アナログ盤12インチシングルで聴くと、音がより柔らかく感じられちんぺいさんの歌声もより大きく優しく包み込んでくれてるように感じます。このアナログ盤を手に入れるのは今はかなり難しいかも知れないけど、中古屋さんとかオークションなどで見つけたら少し高くても買う事をおすすめ!45回転の高音質で聴けます。(1972年のちんぺいさん)
2023年10月29日
ブルース・スプリングスティーンの日本で発売されたシングルをコンプリートしたアルバムが発売されました!シングル曲全て収録されているのは貴重だし、一度にシングル曲のみを聴く時にはうれしい企画。(そんな事があるかどうかは別にして・・・)そして全て2023年最新リマスターで収録されています。CD2枚、DVD2枚の4枚組です!映像に関しては日本初DVD化の曲も世界初DVD化の曲も多く、これもかなり貴重なDVDになっています。Disc 1はライブでも定番曲が多く日本でも多くの人に知られてる曲ばかりです。あまり知られていないのは「Atlantic City」ぐらいかな。これも有名な曲ではあるし、自分はめちゃくちゃ好きな曲ではあるけど。「Nebraska」ってアルバムがあまり知られていないような気がする。超名盤ですよ。「Atlantic City」は胸が締め付けられるような虚しさに襲われる悲しくドラマチックな曲です。Disc 11曲目「Born To Run 明日なき暴走」2曲目「Tenth Avenue Freeze-Out 凍てついた十番街」3曲目「Prove It All Night 暗闇へ突走れ」4曲目「Badlands バッドランド」5曲目「Hungry Heart ハングリー・ハート」6曲目「I Wanna Marry You アイ・ウォナ・マリー・ユー」7曲目「Santa Claus Is Comin' To Town サンタが街へやってくる」8曲目「Atlantic City アトランティック・シティ」9曲目「Dancing In The Dark ダンシン・イン・ザ・ダーク」10曲目「Cover Me カヴァー・ミー」11曲目「Born In The U.S.A. ボーン・イン・ザ・U.S.A.」12曲目「I'm On Fire アイム・オン・ファイア」13曲目「Glory Days グローリィ・デイズ」14曲目「I'm Goin' Down アイム・ゴーイン・ダウン」15曲目「My Hometown マイ・ホームタウン」16曲目「WAR ウォー」LIVE17曲目「Fire ファイア」LIVEDisc 21曲目「Brilliant Disguise ブリリアント・ディスガイズ」2曲目「Tunnel Of Love トンネル・オブ・ラヴ」3曲目「One Step Up ワン・ステップ・アップ」4曲目「Tougher Than The Rest タファー・ザン・ザ・レスト」5曲目「Spare Parts スペア・パーツ」6曲目「Human Touch ヒューマン・タッチ」7曲目「Better Days ベター・デイズ」8曲目「57 Channels (And Nothin' On) 57チャンネルズ(アンド・ナッシン・オン)」9曲目「Roll Of The Dice ロール・オブ・ザ・ダイス」10曲目「Streets Of Philadelphia ストリーツ・オブ・フィラデルフィア」11曲目「Secret Garden シークレット・ガーデン」12曲目「The Ghost Of Tom Joad ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード」13曲目「Dead Man Walkin デッドマン・ウォーキング」14曲目「Blood Brothers ブラッド・ブラザーズ(Alternate Rock Version)」15曲目「I Wanna Be With You アイ・ウォナ・ビー・ウィズ・ユー」16曲目「Chimes Of Freedom 自由の鐘」LIVE July 3, 1988, At Stockholm17曲目「American Beauty アメリカン・ビューティー」18曲目「I'll Stand By You アイル・スタンド・バイ・ユー」Disc 2はみんなが知っているような曲は少ないけど(日本ではそうだけどアメリカでは有名曲ばかりです)アルバム「Tunnel Of Love」から5曲も収録されています。この5曲とも自分は強烈に好きな曲ばかりです。強いて言えば「Spare Parts 」が特に好きかも。「Tougher Then The Rest」も久しぶりに聴くとゾクゾクする。アルバム「Tunnel Of Love」の前作の超大ヒットアルバム「Born in the U.S.A.」でBruce Springsteenを好きになった人には少し肩透かしだったかも知れない。激しいロックアルバムではなかった。自分は先行シングル「Brilliant Disguise」を聴いた時から引き込まれニューアルバムには期待しかなかった。思った通りに「Tunnel Of Love」は好きなアルバムになった。確かに最初は少し戸惑いもあったけど(特に1曲目から)、結局は全ての曲が好きになってる。「Two For The Road」も今回、入れておいてほしかった。そしてアルバム同時発売で話題になった「Human Touch」と「Lucky Town」の2枚から。この2枚のアルバムにも今でも惹かれ続けてる曲がいくつもある。ブログで何度も書いてる「The Ghost Of Tom Joad」はBruce Springsteenの全ての曲の中でベスト5に入るほど惹かれてる曲。地味なアレンジだけど、演奏が鳥肌止まらないほどカッコ良く、ブルースの歌唱も最高です。映画「Blinded by the Light 」(カセットテープ・ダイアリーズ)のサントラでしか聴けなかった「I'll Stand By You」も収録されたのがうれしい。あの映画は何度観ても泣ける。サントラ盤もBruce Springsteenの曲が多く何度も聴いた。映画邦題「カセットテープ・ダイアリーズ」はBruce Springsteenが好きな人は絶対観てほしいと思う映画です。このシングルコレクションのラストに「I'll Stand By You」が収録されている事で感動がより大きくなる。「I'll Stand By You」は何とも言えない心に安らぎをくれる。(映画「カセットテープ・ダイアリーズ」から)映画も是非!観て欲しいと思う。何度観たかわからない。何度観ても冒頭の少年2人が都会繋がる大きなハイウェイを前に夢を語ってるシーンから泣ける。またこの曲のMVが泣かせる編集です。映画を観た人ならきっとこのMV、泣いてしまうから。もう一度、ブルースを生で聴ける事は叶わないのかなぁ。1985年に観た時よりも、今の方が何十倍も感動すると思う。とりあえずCDの事だけ。DVDの事はまたいつか書きます。
2023年10月28日
1981年夏。 夏休みの最後の日に後楽園球場へアリスのLIVEを観に行った。次の日は2学期の始業式。9月1日の昼過ぎに神戸に帰ってきたので当然、始業式には間に合わなかった。神戸から同じクラスの4人と違うクラスの数人で一緒に行ってたので、始業式の次の日にみんな呼び出されて怒られた・・・。いくら怒られても行っておいて良かったって気持ちの方が当然大きかった。あれから40年以上経っても、そう思えるのだから自分が選んだ事は間違いではなかったと確信できる。退学になっても別にいいやって気持ちだった。この日のチケットもプラチナチケットで取るのに苦労したように思う。ファンクラブや主催者先行とかで多めにチケット押さえて良い席で観ようって事になって手元には半券を切り離してないチケットが数枚残ってる。半券の付いてるチケットも持っておきたかったから丁度,良かった。もうアリスがこのツアーで観られなくなる、小学生の頃から追っかけ続けてたアリス。この半年間は何よりもアリスが最優先にしてた。高校生だけどバイトもしてたしお金は結構持ってた。行ける限りこの年はアリスのコンサートに行った。このライブ映像はビデオ、LD、DVDで6曲カットして発売されてました。CSで何度か6曲カットのヴァージョンが放映もされました。やっとノーカット完全版のDVDが発売になってうれしい限りです。遠くてスモークも多すぎてほとんど何だかよく分からない感じでしか当日は見えなかったから映像が残ってて全部観られるのはうれしい。大型スクリーンがあるわけでもなく、遠くのステージを双眼鏡で観るだけでも異常に興奮してたと思う。今まで映像化されてなかった部分だけを書きます。DISC 1「プロローグ」活動停止記者会見の映像から当日の客入れの映像を新たに加えています。開場時間に入場していく観客や客席が多く映されています。当日、後楽園球場の中にいた人は映ってる可能性あり。かなりの観客が映っています。6曲目「メシア-救世主-」この曲は1980年8月「HOT JAM'80」から1981年10月31日まで必ずと言っていいほど演奏されてた曲です。この曲のライブ映像は貴重。この曲を聴くと日本平での熱い汗だくの2日間を思い出す。2日間とも最前列に陣取って盛り上がってました^^;9曲目「SILENT MAN-静かなる男-」この曲のライブ映像もかなり貴重です。高崎のライブがノーカットで発売されたらいいんだけど・・。3人だけの演奏です。キンちゃんのピアニカを弾いてるのを観れるのは,この曲だけ。そしてチンペイさんのシブシブの13からのカウントダウンも鳥肌です。10曲目「ハドソン河」この曲も映像として残ってるのはこの後楽園と高崎だけだと思う。花王名人劇場がライブ全編撮ってたら大阪フェスティバルホールの映像もあるかも知れない。 DISC 21曲目「CAT IN THE RAIN」スタジアムバージョンでイントロがホーンセクションの演奏になっています。できれば通常バージョンの方が残っていてほしかった。名曲です。この日の歌唱はチンペイさん、ベーヤンとも素晴らしいものでした。2曲目「MOON SHADOW」大好きな曲です!名曲なのに「謀反ツアー」以来、セットリストに入らなかったのが不思議なほど。この日の歌も演奏も最高にかっこいい。3曲目「ラ・カルナバル」この曲はアリス最大の大騒ぎ曲^^;日本平での「HOT JAM'80」でも、1981年4月最後の滝野ローンステージでも大盛り上がりだった^^この後楽園でも盛り上がったけど・・・何しろ遠い。アリーナ席を作らなかったのが残念でならない。客席の近くまでステージから降りて来てグランドを半周回った。以上が今回,初めて映像化された曲です。そして特典映像で高崎での謀反ツアーの映像が2曲。「おまえ」と「遠くで汽笛を聞きながら」なぜ・・この選曲なのかかなり意味不明だけど・・・ないよりは遥かにいい。この映像のノーカットバージョンを昔、レコード会社の人に見せてもらった事があった。あのままお蔵入りになってるのは勿体なさ過ぎる。はっきり言って夏の後楽園よりもずっとアリスを感じられる映像だった。イベント的な大きな会場でのアリスは平熱より少し高めの熱さで本来の落ち着いたアリスとは少し違っています。まあ、どれが本来なのかと言われればわからないけど・・基本的にホールを回ってるアリスの熱は野外コンサート時の熱とはまったく違うと思う。できれば高崎のライブこそノーカットで発売した方が、アリスの良さがもっと出てると思う。この2曲だけでも後楽園のライブを遥かに上回る感動なんだけど・・・。映像リマスターとか大変なのかも知れないけど、是非、商品化するべきだと思う。この2曲を観る、聴く限りでは問題なさそうに思うけど。この高崎の映像は3回しか全編通して観た事はないけど凄い感動したのを覚えてる。ツアーパンフ再現した内容そのままにプラスして、この日のリハからの写真多数。そして歌詞カードにもなっています。
2023年10月26日
2007年4月発売の谷村新司さんのアルバム「オリオン13」に収録されている曲。オリジナルは2004年12月に夏川りみさんのシングルのために書かれた曲のセルフカバーです。この曲は「愛・地球博」のテーマ曲として使われ、2004年レコード大賞の金賞も受賞しました。今日、この曲を聴いたきっかけは、アルバム「オリオン13」の歌詞カードにちんぺいさんの文章が載ってた事を思い出して、久しぶりに読みたくなってCDの棚からこのCDを出して来た。(このアルバム発売の前日が大阪城ホールでのライブだった。大阪城ホール特別仕様のジャケットです)「ココロを決める」と題されたちんぺいさんの文章を読んで目からウロコでした・・・。多くのことを改めて気付かせてくれる文章だった。CDが発売された頃に何度か読んでたはずなのに、解釈がかなりあの頃と違って感じた。「夢」とは「志」・・・ココロザシとはココロが指す方向へ誠意を持って走り続けること。「昴」の中の「心の命ずるままに」の意味が「ココロザシ」だったと知ったと書いています。「昴」の「心の命ずるままに」のずっと前には「心のままに」と言うワードが何度か使われています。「心のままに生きてきたことが」(1973年)「あー心のままに生きてみたい」(1976年)など。そして「心を閉じたまま」は「セレナーデ」と「遠くで汽笛を聞きながら」で使われていて前までは「心のまま」の対照的に感じてたけど今はそう感じなくなった。家ではほとんどお酒は飲まないんだけど、ここ数日は夜に飲みながら音楽聴いてる。お酒飲むと、いつも以上に記憶力が強まって忘れてたような言葉とか頭に浮かんでくる。この歌詞カードのちんぺいさんの文章の一部の「心を開くってどういうこと?」の部分が頭の中に浮かんで来たので、全文読みたくなった。「心を開く」「心を閉じたまま」…10代の頃によく考えてたように思う。「ココロツタエ」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 千住明さんライブでも何度か歌われました。中でも2009年3月16日のシンフォニーホールで開催された70人のフルオーケストラで歌われた「ココロツタエ」はいつも以上の感動でした。フルコーラスの迫力にも負けないちんぺいさんの丁寧で説得力のある歌唱に鳥肌でした。あの時は全16曲をフルオーケストラの演奏で歌われました。「風の暦」のフルオーケストラバージョンも素晴らしかった!「群青」「昴」「マカリイ」はオーケストラに合う楽曲なので感動も倍増でした。2009年発売のアルバム「マカリイ」には、シンフォニーバージョンの「ココロツタエ」が収録されています。素晴らしいオーケストラアレンジなので、かなりおすすめです。アルバム「オリオン13」ヴァージョンは何と言っても篠崎正嗣さんの二胡の演奏がこの曲をより美しくドラマチックに感じさせてくれています。華やかな「マカリイ」ヴァージョンも、シンプルな感動の「オリオン13」ヴァージョン、両方、甲乙つけがたい高いクオリティです。この曲のテーマの一つでもある「自然の中で人は生かされている」ってのを強く感じるのは「オリオン13」ヴァージョンかも知れません。人が抗おうと自然の叡智の前では何もできない。全て受け入れる強さと優しさに気づかせてくれる曲。「♪ 嗚呼、生まれ生きて生かされて伝える 人は小さく されども熱き 命を歌う旅人」
2023年10月25日
1983年5月1日に発売された谷村新司さんのシングル。両A面扱いのようにプロモーションされていて「夢の世代」をA面だと思い込んでいる人もいます。「夢の世代」をもじって「夢の世鯛」なんていう鯛のノベルティを作ってたりしてたからA面だと勘違いした人も多いかも。ラジオでも「夢の世代」の方が流れてたような気もする。「シングルB面コレクション」に「夢の世代」が入ってる事で確実。さらにシングル盤の曲番号も「小さな肩に雨が降る 7P-73-1」「夢の世代 7P-73-2」になっています。「小さな肩に雨が降る」はファンの中でもかなり人気のある曲です。あまり一般的に知られていない事が勿体なさすぎる名曲。A面「小さな肩に雨が降る」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 大村雅朗さんイントロ聴くだけでジーンとしてしまう。コンサートの後半で度々セットリストに入って多くの人を感動させて来た曲です。「♪ どんな人にも雨はやさしく 時には残酷に降る 春の雨に肩を抱かれて もう少し歩いてみたい」ちんぺいさんには多くの人が知っている名曲も数多くあるのですが、ファンの中では超名曲扱いなのに一般的に知られていない曲が多すぎるといつも思っています。「いい日旅立ち」や「陽はまた昇る」「サライ」「群青」などと匹敵する…、いやそれ以上の名曲は確実に何曲もあります。この「小さな肩に雨が降る」にも何度、辛い時間を和らげてもらったかわからない。ちんぺいさんがよく言ってた事に「受け入れる事も必要」って事。起きてしまった事は、それを受け入れてポジティブな方向に考える事。そう思えるまでにかなり時間がかかる事柄もあるけど、いずれは良かった事だけが記憶に残る。子供の頃に怖れていたような事、消えたらどうしようと思ってた事も、その事が実際に起きても、受け入れる努力するくせが付いたのは確実にちんぺいさんのおかげです。この「小さな肩に雨が降る」は10枚目のソロアルバム「EMBLEM」に収録されています。ベスト盤なら「アリガトウ」、別ヴァージョンなら「21世紀BEST OF THE BLUE 1982-」に収録。この別ヴァージョンも素晴らしいアレンジと歌唱です。(見開きジャケット。このサイン、いつもらったのだろう…。サイン会なんてなかったと思うし。 懸賞でサイン付きレコードプレゼントなんてのもなかったと思うし)B面「夢の世代」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 国吉良一さんこの曲、初めて聴いた時にゾクゾクしたのを覚えてる。ギターを弾きながら歌うタイプの軽いロックな曲。アリスが活動停止してこのタイプの曲はなかったのでうれしかったのを覚えてる。2011年に観客を入れての1発録りの公開レコーディングで作られた半ライブアルバム。そこにもこの「夢の世代」が収録されています。渋谷道玄坂の「duo MUSIC EXCHANGE」で観客を100人ほどだったかな、入れてレコーディング。自分もその中の一人として参加できた。物音を一切立てられない、かなり緊張感漂う空間で1曲ずつレコーディングが進んで行った。ちんぺいさんも、もちろんバックミュージシャンもいつもとはまた違った緊張が伝わってきた。2011年5月11日発売「今 伝えたい」というアルバムです。そのアルバムを聴くたびに、あの時の緊張が思い出される。ちんぺいさんを追悼する番組が次々と放映されています。まだこれから地上波、BS、ラジオなどでも放映されていくようです。(1983年EMBLEMツアーのパンフから)
2023年10月24日
HUKUROH(ふくろう)のライブに行って来ました。約1年半ぶりのライブでした。前回は2022年4月24日京都のライブハウス「都雅都雅」でした。自分は今回で6回目だったと思う。1回目 2011年10月7日 大阪umeda AKASO2回目 2012年5月17日 大阪umeda AKASO3回目 2013年2月16日 高槻1624 TENJIN4回目 2017年2月15日 原宿クエストホール5回目 2022年4月24日 京都都雅都雅そして今日で6回目。最初の2回の大阪umeda AKASO は自分もバンドで何度も出てたライブハウスで自分が出てる場所に、あの、きんちゃんも出ている不思議な感覚で観てたのを思い出す。ライブの冒頭でのきんちゃんからの言葉に水を打ったように客席が静まり集中した。それでもライブが始まるとHUKUROHの熱くて陽気なライブに沈んで硬くなってた心がほぐされて温まった感じがした。1曲目はHUKUROHミニアルバムのラスト曲「十六夜の月」からスタートでした。そしてミニアルバム3曲目の「早く家(うち)に帰ろう」が2曲目に演奏された。そして定番になりつつある「Sunny」次が鳥肌もんだった「Montego Nights」この曲はBLENDのアルバム「INTERCITY RENEGADE」のB面4曲目に収録されています。めちゃくちゃ大好きな曲!オリジナルと同じように波が打ち寄せるSEから始まった。オリジナルよりかなりゆったりと、ムーディーにアレンジされていました。この曲、いつかやってほしいと願ってた曲なのでめちゃくちゃうれしかった!BLENDでもう1曲、きんちゃんが作った「Mine Tonight 」もHUKUROHでやれば盛り上がりそう!BLENDのライブは4回しか観てないのですが、好きな曲も多くアルバム1枚で終わったのは残念だった。「Montego Nights」「Mine Tonight 」の2曲はもちろん最高に好きです。もう1曲、きんちゃんが作曲した「Soft Scat」もめちゃくちゃオシャレで最高です。シングル「Lady I Love You So」のB面曲なのであまり知られていないのが勿体無い。あとライブのラストに演奏された「Peace Of Mind」や「INDIAN WATERS」も大好きだった。ソウルでファンクな「To Lose Your Love」もめちゃカッコよかった!NHKのテレビでも歌われたバラード「My Place」も好きな曲だった。「BLEND」の話はここまで。「La Bamba」「Twist and Shout 」「If I Had a Hammer」のメドレー。そして「DISCOメドレー」Kool & The Gangの「Celebration」から始まったメドレー。Kool & The Gangなら「Fresh」が凄く好きだった。このブログでDiscoの曲もいろいろ何度も書いてるけど、そう言えばKool & The Gangは書いてなかったような気がする。ディスコといえば・・・「Commodores」「Earth, Wind & Fire」「The Three Degrees」「WAR」「Donna Summer」「The Pointer Sisters」「Moonpie」「Eddie Floyd」「Blue Magic」「The Hues Corporation」が、今、頭に浮かんだアーティスト。この辺りのアーティストはブログによく書くアーティスト。長いディスコメドレーで1部終了で休憩。2部は「HUKUROH」のテーマ曲から始まった。「愛をありがとう」「あたたかい涙」などのオリジナルはもちろん、ザ・スパイダースのカバーなどを挟んで、HUKUROHらしい楽しく温かいライブで盛り上がっていき、アンコールでは総立ちで大盛り上がりでした。住出さんがちんぺいさんの話を少ししかけて言葉にならなくなって絶句した時は客席も涙と寂しさに包まれた。住出さんは、たしか3年近くちんぺいさんのバックバンドでギターとコーラスしていました。「明日への讃歌」や「愛の光」ではべーやんの代わりにべーやんのパートを歌い演奏して3人だけのアリスの再現もしていた。住出さんとアリスの関係で一番思い出すのは1979年2月の大阪府立体育館での「ALICE Hand in Hand Concert」ゲストとしてシグナルと岸田智史さんが出演しました。自分はその時、すでにシグナルのファンでもあったので、6000人の前でシグナルが実力を見せつけてる姿に感動してた。シグナルのコーナーでの最初のMCは高揚しきった声の住出さんが「いやぁ〜凄い人ですね!これだけ大きな会場でやるのは、ほんとねぇ久しぶりなんです。 久しぶりと言うよりも…初めてなんです」と観客を笑わせていましたが、いつものシグナルの時とはまったく違う上ずった声の住出さんでした。でも、このMCのあとの「雪のひとひら」は凄い手拍子も大きく盛り上がった。もちろんバックバンドはなく3人でのライブ。そして「愛に捧ぐ」では、ざわついてた人たちも静かに聞き入ってた。3人のクオリティの高い歌と演奏が、それまで「シグナル?誰?」って感じの観客も引き込んで聞こうとしてた。この日は1時30分公演と17時公演の2回公演。自分は2回とも観た。夜の方がさらにシグナルのステージが充実していた。自分はこの日が高校受験の前日だった^^;17時公演が19時半に終わって、みんなで軽くご飯食べて大阪府立体育館から神戸の家に着いたのが22時半。さすがに少し怒られたけどね。あの頃は全てアリスが優先だった。「もう受かる時は受かるし、落ちる時は落ちる。前日に焦ったところで」・・・って感じで完全に明日の受験の事なんか忘れてる自分も凄いと思った^^;無事、受かったので誰にも何も言わせなかったけど。たしか、その1週間後はこのツアーと内容が少し違う「セカンド・チャンスコンサート」を観に岡山体育館に行ってたと思う。これはアリスと太田裕美さん他、若手フォークバンドがいくつか出るライブ。アリスとシグナルが同じステージに立ってたのは「ALICE Hand in Hand Concert」だけだったように思う。エンディングの「美しき絆 Hand in Hand」ではゲストのシグナル、岸田智史さんもステージに上がって歌った。「今日のステージを盛り上げてくれた 岸田智史くん!! シグナルのみなさんです〜」ってちんぺいさんが声を振り絞って叫んでたのを思い出す。でも「シグナルのみなさん」って・・・昼、夜ともに言ってたので何かちょっと笑った。「ALICE VII」バージョンではなく、非売品シングルバージョンのロングバージョンでの「美しき絆 Hand in Hand」でした。自分は非売品シングルバージョンの方が好きです。この大阪府立体育館の事を10年前のブログに詳しく書いています。今日は「HUKUROH」のライブ終演後は5人でネパール料理の店でいろいろ食べながら話をした。いろんなインド料理、ネパール料理の店に行ってるけど高槻駅前のネパール料理はかなり美味しかった。アリスのコンサートの客席、ちんぺいさんのソロコンサートの客席などで会話交わした事はないけど、よく見る人たちも多く来てました。みんなそれぞれに、自分なりのちんぺいさんへの悲しさを胸の奥にしまって今日を生きているんだろうって思うと、自分も含め早く乗り越えて行ければいいのに…と願ってた。(2011年のチラシ)(2012年の梅田のチラシ)2013年の高槻1624 TENJINでのライブ BLENDのチケット
2023年10月23日
アリスの最後のオリジナルアルバム「ALICE XI」に収録されている曲。2013年4月10日に発売されました。今から10年前。この時からの10年で自分は大切な人を3人亡くしました。そして、ちんぺいさんまで…。「ユズリハ」作詞 谷村新司さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 アリスこの曲の歌詞はいろいろと覚悟を持つことを気づかせてくれた曲。いつまでも、このままなわけはないと、別れる日は近くに来ているのかも知れないと。「♪ 必ず明日は来るものと 疑うこともない素振りで 人は今日を生きている 人は今日も生きている 」考える事をなるべく避けて逃げている事を優しく諭してくれるように的確に覚悟を持たせる歌だと初めて聴いて時から逃げ場所がない事を教えてくれた。このアルバムを中心に歌うコンサートツアー「ALICE CONCERT TOUR 2013 ~It's a Time~」でももちろんセットリストに入っていた。CDで聴いてるよりも生で聴くとよりリアルに感じられて、これから必ず体験する悲し過ぎる現実の事を逃げずに想像できるようになった。だから、どの別れの場面でも狼狽えずにいられたのかも知れません。「♪ 空を見上げながら 命を感じながら 心では気付いてる 残りの時間の数 ひとりで生きる強さ ひとりで逝く寂しさ 覚悟を持つ者だけ やさしさを知っている 」べーやんが作ったこのメロディーは神がかっている。初期のべーやんのソロアルバムで書いていたようなメロディーが進化しきった完成形のようにも思える。この曲はべーやんとちんぺいさんが交互に歌い、サビでハモるのですが、アリスのツインボーカルの凄さを改めて感じられる。凄く哀しい曲だけど、強さをもらえる曲。「♪ ユズリハは音も発てずに 密やかに 時の中に散る 」
2023年10月21日
谷村新司さんの2008年8月27日発売の44枚目のシングル。この曲は「四季の旅」として季節ごとにシングルを発売する企画の中の1曲。「春夏秋冬」を「花鳥風月」で伝えたい… をテーマにして名曲が4曲誕生しました。この「ロード・ソング」は「秋」の歌で「風」がテーマ。「春」は「桜は桜」で「花」「夏」は「ツバメ」で「鳥」「秋」は、この曲で 「風」「冬」は「十三夜」で「月」1曲目「ロード・ソング」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 瀬戸谷芳治さん春夏秋冬の4曲の中で一番好きな曲です。「♪ 風に吹かれたら あなたを思い出す 風に吹かれたら 涙が溢れる」で、始まるミディアムテンポのROCKです。メロディーはちんぺいさんの幾つかある王道メロディーラインの中のひとつです。歌詞もちんぺいさんが伝え続けていた物を凝縮したような歌詞です。ライブでもほとんど歌われた事がなかった曲なので、ファンの中でも忘れかけてる人もいるかも。この時の4部作を春から順番に聴くと、ちんぺいさんを近くに感じると思う。この曲ももう15年も前の曲なのか・・・と聴きながら思ってしまった。時間が過ぎていくのは仕方ない事だし、年老いて行くのを受け入れて楽しまないといけない事だけど、15年かぁ…とか考えると寂しさと残酷さをやはり少し感じてしまう。1973年撮影 「ALICE III」の見開き中ジャケットに使われなかったボツになった写真2曲目「風のメロディー」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 瀬戸谷芳治さんこの曲を聴くと、2012年プレミアムコンサートでの1曲目にこの曲が歌われた事を思い出す。柔らかく優しいメロディーに心を穏やかにしてくれる言葉。「♪ あー あなたの声につつまれていた頃 おそれるものもなく 生きた頃 あー あなたの声につつまれていた頃 悲しみも涙も キラメキの中に 」この曲はちんぺいさんの柔らかい声で歌って初めて完成する曲。他の誰が歌っても完成しない曲。木曜日は神戸国際会館でべーやんの生のステージを観て、日曜日はきんちゃんが参加してるバンド「HUKUROH」のライブを観に行きます。何か不思議な感じ。1週間の中でべーやんときんちゃんの生のライブが関西である。偶然とは思えない奇跡に近いような日程です。1973年5月 日本武道館の前での集合写真。アリスの部分だけ大きくした。この翌日、アリスが初めて日本武道館のステージで歌った。1978年秋のツアーでの「10000人の讃歌」
2023年10月20日
今日は堀内孝雄さんの出演してるコンサートに行って来ました。アリスの聖地「神戸国際会館」でのコンサート。堀内孝雄さん、渡辺真知子さん、相田翔子さんの3人でのステージ。ちんぺいさんとの思い出がぎっしり詰まってるだろう神戸国際会館。べーやんはもちろんプロだからきっちりと観客を楽しませる事に徹していました。感情が溢れて崩れたりしないだろうかと心配してたのも吹っ飛ばすほどにいつも通りのべーやんで…それはそれで何か凄く泣けたけど…素晴らしい歌声を聞かせてくれた。ちんぺいさんも惚れ込んだべーやんの歌声、いつもの神戸国際会館にきっとちんぺいさんも来てたと思う。今日、べーやんが歌ったセットリスト。1曲目「君にひとみは10000ボルト」2曲目「りんご村から」3曲目「さらば恋人」4曲目「秋止符」5曲目「恋唄綴り」6曲目「都会の天使たち」with 相田翔子さん7曲目「竹とんぼ」8曲目「時代屋の恋」9曲目「愛しき日々」10曲目「また逢う日まで」全員で5〜9曲目がべーやんのコーナーとして一人のステージ。あとの曲は3人が1曲ずつ順番に歌っていく場面で歌われた曲。べーやんのコーナーでのMCは曲を歌い終わると気持ちが溢れ出て来るようにちんぺいさんの話。「ちょうどこの辺りにちんぺいさんがいて…」とアリスでのちんぺいさんの立ち位置あたりまで歩き話したり、先週、NHKのうたコンでの話。周りのスタッフや関係者はちんぺいさんが8日に亡くなってた事を10日のうたコン生放送が終わるまでべーやんに言わないようにしていた。「伝えるとあいつは歌えなくなるから」と。べーやんは知らないままうたコン収録した。その時、番組の冒頭で「いい日旅立ち」を坂本冬美さんと葉加瀬太郎さんが歌い奏でた。べーやんは「遠くで汽笛を聞きながら」を歌った。ちんぺいさんが書いた歌詞の曲が2曲も出て来てうれしくて最高やん!って思っていたようです。曲の間に話す話は本当に溢れ出て来るようにちんぺいさんの話。目を潤ませながら、涙声になりながら…でも、しっかりとプロの歌手としての凄さを見せてくれた。べーやんが、ちんぺいさんと初めて出会った場所・・・神戸国際会館。笑いも入れながら観客を楽しませ、感動させ、べーやん凄い。1978年神戸文化ホールでファーストソロコンサートに行った。あの時、べーやんがこんなにMCで人の心を動かせるようになるとは想像もできなかった。アリスのステージでもちんぺいさんが中心にMCをしてたのでステージで話す事は得意じゃなかったと思う。歌では文句なしに感動させてくれてたのはファーストソロコンサートの時から。「あいつが死んだ晩」が発売された時のコンサート。今、「あいつが死んだ晩」を聴くのは辛いけど、こんな気持ちでこの曲を聴く日が来るとは…。帰って来て「あいつが死んだ晩」を聴いていた。「♪ あいつは二人の友達さ やつはどうして死んだのか 先も見えない暗い道 心にぽっかり穴があき 打ちのめされてあてもなく おまえと俺は闇をいく」べーやんが歌っている時に上手でちんぺいさんが笑顔で目を閉じて聴いているように思えた。今日、べーやんもMCで言ってたけど「べーやん、いつ通りにやりや」って聞こえた気がしたって。渡辺真知子さんと相田翔子さんも、もちろん素晴らしい歌声を聴かせてくれた。圧倒的な歌唱力で楽しませてくれた渡辺真知子さんは、「迷い道」「ブルー」「かもめが翔んだ日」「唇よ熱く君を語れ」など代表曲の数々を歌い上げた。相田翔子さんはWINK時代の曲はもちろん、岩崎宏美さんの「思秋期」を見事に歌った。昔のイメージよりも遥かに歌が上手くなって、情景が浮かんで来る歌唱で素晴らしかった。桂銀淑さんとべーやんがデュエットしてヒットした「都会の天使たち」も相田翔子さんの歌声があの曲にばっちりハマってた。バックバンドは9人編成で歌謡曲にはばっちり合ったバンド。べーやんのはぐれ刑事シリーズも豪華なアレンジで楽しめました。
2023年10月19日
2012年7月18日発売、ちんぺいさんの48枚目のシングル「はじまりの物語」のカップリング曲。このシングルは40周年を記念したもので、カップリング曲の「伴奏」はこれまで長い道のりを伴に歩んで来たファンに向けて作られた曲でした。「伴奏」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 石坂慶彦さんこの曲を初めて歌ったツアーの2012年7月22日NHK大阪ホール。アンコールの最後に歌われました。「この40年の記念にずっと支えてくれたみんなに感謝の気持ちを込めた歌を作ろうと思い、 作りました。タイトルは「伴奏」と言います。伴に奏でる。 自分一人では実はなにも出来なかった…。みんなと一緒に過ごして来られたから今の自分がいる。 その感謝の気持ちをこの1曲に込めて最後にみなさんに捧げたいと思います。 それでは「伴奏」聞いてください」こんなMCのあとコンサートの最後に「伴奏」が歌われた。本当にファン冥利につきると思わせてくれたファンの中では特別な1曲。美しく優しい言葉で綴られた歌詞と柔らかで温かいメロディ。「♪粉雪舞う道も 陽炎立つ道も 凩吹く道も 桜見上げた道も それぞれの苦しみも悲しみも すべて 過ぎ去るものは必ず美しく変わる 夜が明けたなら 旅を奏でよう ゴールテープの君を抱きしめて いつかお互いの命果てる時 そっと笑顔で送りあおうね きっと…」自分はこの曲を初めて聴いた時に「いつかお互いの命果てる時 そっと笑顔で送りあおうね きっと…」この歌詞が心にずっしりと降りて来た。アウトロは前を向いて歩くことを促すようなスネアのドラムマーチ。そう、「昴」でも使われてるドラムマーチのリズム。想像したくない事だけど、すでに父を亡くしてた自分は覚悟する強さを持つ事は大切だとずっと考えてた事。自分の愛する人、尊敬する人がいなくなる時を想像するようになってた。どんな別れ方になるのだろうかと。想像してたものと同じ事は一度もなかったけど、本当に突然の別ればかりだったけど、覚悟してる事で狼狽える事も少しは抑えられた。母を亡くした時も、親友を亡くした時も突然だったけど自分を無くさずにいられた。ちんぺいさんとの別れも、悲しさよりもこれまでの感謝の気持ちの方が大きくいられた。亡くなったニュースを観て泣きじゃくりながら言葉にならない言葉で電話掛けてきた友人もいた。呆然として何も今は考えられないって落ち込んでる友人もいた。それぞれに思いが深すぎて、人生のほとんどをちんぺいさんに寄り添って生きて来て、これからの希望が見えなくなりかけてる人もいると思う。ちんぺいさんが優しく語りかける『伴奏』を今一度、聴いてほしいって思う。明日・・・神戸国際会館に入るだけで胸が締め付けられてしまいそうだけど、哀しみの中でべーやんが力を振り絞る姿を観て応援しないと。1975年冬。ちんぺいさんの書き下ろしの詩は意味深に思える。この詩を元にした歌詞がありそうな気がする。1972年。まだ大阪難波に事務所があった頃。ちんぺいさんはこんな風に道頓堀界隈をよく歩いてたのだろうか。ちょうど松竹系映画館「浪花座」では天地真理さん主演の「虹をわたって」のロードショー看板。
2023年10月18日
ちんぺいさんは自分の青春のほとんどを形成した人。何を書こうか・・・。何か書いておこうと思う。凄く短くしか書けないか…凄く長くなるか…出会いから。小学3年生で初めてアリスのコンサートに行き、良いのか悪いのかそんな事じゃなく衝撃の一言でした。3人だけなのに身体が振動するほどの圧力。5歳上の姉の付き添いのような形で最初に観たアリスは衝撃以上の言葉が浮かばない。そしてその半年後に再びアリスのコンサートに行く事になる。あの時の衝撃だけを感じたのとは違い、今度は感動ってものが湧いてきた。まだヒット曲もなく「青春時代」がほんのわずかにヒットしてた頃。小学生の心を揺さぶるものがあった。「愛の光」「青春の影」「知らない街で」「散りゆく花」「明日への讃歌」「かもめ」「走馬燈」まだ「ALICE IV」が出る前のコンサート。自分はアリスIIIに収録されてる「青春の影」が小学生の自分は一番好きだった。 (1971年アリスとして初めて撮影した宣材写真。この写真はほとんど雑誌などで使われてません)それでも神戸の大ホールはほぼ満席状態。アリスは神戸から始まったバンドと言ってもいいと思う。ちんぺいさんとべーやんが神戸のフォークサークル「ポート・ジュビリー」で知り合い、結成したアリス。ヒット曲がない時代でも神戸では絶大な人気だった。(大阪、京都、奈良など、近畿圏内でももちろん人気があり、 倉敷でもMBSラジオが受信出来てた関係ですでに人気がありました)神戸はアマチュア時代からちんぺいさんを応援してた「神戸新聞会館興行部の畠山さん」がアリスを激推ししてたのもあり、神戸のコンサートは年に何度もあったし町中にポスターを貼ったり、宣伝もかなりしていた。後に畠山さんは独立してHAD(ハタケヤマアートディレクション)を設立。神戸、明石、加古川、姫路、三田、三木、西脇までアリスのコンサートはHADが主催していました。(大阪も1978年春まではHADの主催が多かった)2001年アリスが神戸国際会館で活動停止後、初めての復活コンサートが行われた!この時ももちろんHADが主催でした。その時も年を取り少し疲れてそうな畠山さんに「よ!来たんか!」と声を掛けてもらって少しだけ話ができた。あの時が畠山さんと話をした最後でした。小学生の頃から神戸のアリスのコンサートには必ず行ってたので覚えてくれてていつも声を掛けてくれてた。当日券売り場にいる畠山さんに顔を見せに行くのも毎回のお決まりだった。「今日も、ちんぺいくん張り切ってるぜ!」とか話してくれてたのも思い出す。(きんちゃんが合流してすぐの頃。1972年)ちんぺいさんが亡くなったと聞いた時に、最初に頭に浮かんだ光景は、やはりまだ「冬の稲妻」が出る前のコンサートホールやコンサートの光景。「今はもうだれも」がヒットして勢いが付き始めた雰囲気もファンとして体で感じた。ちんぺいさんは優しい存在でもあり、厳しく怖い存在でもあり、小学生の頃から尊敬していた。コンサートでは目立とうとするような観客や周りの迷惑になるような人にはかなり厳しく注意していた。喧嘩腰になってしまう時もあるほどでした。それも含め、ただ優しいだけじゃない、ちんぺいさんが好きだった。1976年までのアリスのコンサートに通ってた人は多分、今でも基本的にコンサート中はおとなしく観てるような気がする。(野外コンサートでは羽目を外して盛り上がる事もありましたが…^^;)(これも1972年)何となく覚悟してたので、訃報を聞いた時は冷静にいられた。最近はあえてアリスやちんぺいさんの事を書くのをやめてた。ちんぺいさんが元気になったら山ほど昔の事も書こうとか…。でも、「この空の下」がスピーカーから流れ出したら感情が溢れてきてしまった。ラジオ番組の最後に流してたのもあって、一人で暗い部屋でカセットにラジオを録音しながら聞いてた子供の頃を思い出す。ヤングタウンを録音したカセットは100本どころじゃないかも。神戸の震災でかなりダメになってしまった物もあるけど今でも大切に保管してたまに聞いたりしてる。自分にとって立ち直れそうもないような大切な人を亡くした時に必ず聴いてた曲があります。親友を亡くした時も、母親を亡くした時も、この曲で心を落ち着けた。作詞・作曲 谷村新司さん 『魂のゆりかご」 2002年発売「半空 -NAKAZORA」収録「♪ 人生は時に残酷で 憎しみさえも振りまいて 人生は突然の別れさえも 君に与えるけれど いいか、それこそが君の歌 人生は魂のゆりかご」ちんぺいさんが亡くなった事を、このちんぺいさんの曲で心を落ち着けようとするなんて。そして小学生の頃から不安な事がある前や、辛い事があった時に必ず聴いてたちんぺいさんの曲がある、作詞・作曲 谷村新司さん 「青空」 1976年発売「引き潮」収録「♪ 雨は空から あざけるように 心の中に 降りしきる 雨よおまえは知らないだろう 傷つき悩む人の心を あゝ限りあるこの人生 あゝちっぽけな人間達よ」小学生でこの曲に励まされてたとか、ちょっとヤバい小学生かも…悔しい事があった日なども、この曲を聴いて泣いてた12歳の頃から18歳の頃。「♪昨日の明日が 今日になり 今があるから 夢を見る 雨よおまえに負けはしない 雲の彼方はいつも青空」この曲を書いたのはちんぺいさんが27歳の時。27歳で一人の人間の人生を励まし勇気づける曲を書いたちんぺいさんに感謝の気持ちをいつも持ってた。そして、今ちんぺいさんが最近までセットリストに必ずと言っていいほどに入ってた曲。この曲を聴いてる。作詞・作曲 谷村新司さん 「流星」 2002年発売「半空 -NAKAZORA」収録「♪ 永遠の命はないと 流星が教えてくれている 輝きながら消えてゆく それが最後のメッセージ 先に逝くもの 残されるもの 残されるものも やがて逝くもの 大いなる旅を行け 星達の声を聞け 涙は今日に置いて行け 明日の風に吹かれて行け 」2019-2020のツアーパンフ兼、ムック本の資料提供などで参加させてもらえた事が今更ながら本当にありがたかった。ツアー日程やチケットなどの資料を引っ張り出してくるのもいろいろと大変だったけど楽しくて仕方なかった。出来上がった物を見せてもらった時は最高の気持ちだった。今、見直すと書き損ねてるコンサート会場もあったり、あれから出てきた資料もいっぱいあったのがちょっと心残りだけど、いい思い出になりました。止めどなく書いてしまいそうなので、今日はアリスとちんぺいさんの曲を聴き続けて朝を迎えようか。飲みながら殴り書きのように書いてしまったので、もう読み返さない。アリスのデビュー曲宣伝用ポスター。この写真は2枚目のシングル「明日への讃歌」と同じ時の写真。ポーズと表情が少し違います。ポスターはちんぺいさんが少し下を向いてます。このポスター用の写真撮りして使わなかった他の写真を使って「明日への讃歌」のジャケ写にしたようです。額に入れて飾ってるので少し後ろが反射してしまってます。
2023年10月16日
今日も神戸ワールド記念ホールで松任谷由実さんの50周年のツアーに行って来ました!今日もファンクラブ先行チケット。昼の12時にスマホに電子チケットの座席が送られて来た。今日もアリーナ席だった。昨日が北5ブロック。今日は北2ブロック。列も昨日よりも10列ほど前。かなり観やすい席でした。昨日よりも凄い熱気と盛り上がりだった!(今日はすっきりと晴れた空)ユーミンのコンサートは昔から神戸公演の熱気は特別なものを感じた。昔のユーミンの神戸公演は「ハタケヤマアートディレクション(HAD)」が主催だった。社長の畠山のおっちゃんは面白い人で名物主催者と言ってもいいほど。アリスやザ・ムッシュ(かまやつさんではない方の)のコンサート、そしてユーミンのコンサートでも社長自ら2階席からアンコール時に「ブラボー!また神戸に来てや!!」とか叫んでいました。自分はあの声が社長だとわかってたので毎回、笑ってしまい温かい気持ちになった。元々、神戸新聞会館興行部の代表をしてた畠山さんが独立してHADを作った。1977年までは神戸新聞会館興行部が神戸のコンサートの多くを主催していました。1978年春からHADになった。今日、ユーミンのコンサート観てて忘れてた記憶がよみがえった。1982年1月27日神戸文化ホール公演の「昨晩お会いしましょうツアー」の事。自分は舞台設営とコンサート警備のバイトとして会場にいた。(3月18日姫路と3月22日大阪フェスのコンサートをちゃんと客席で観たんだった。神戸も客席で観てたような記憶になってた^^;)1982年1月27日神戸文化ホール、午前中からホールに行って舞台セットを組み立てる。床が乳白色のアクリルの板でその組み立てから始まった。枠組みを設置してアクリル板をはめ込んでいく。何度も「足元!落ちないように!」と叫ぶ声が聞こえた。そのあと、アクリル板のステージの上で舞台背後の孔雀の羽のように広がった扇型電飾の設置。(「中央フリーウェイ」の時などに効果的に使ってました)その扇型の組み立てをバイトの10人ほどで担当してた。棒の向きを逆に付けてしまってた部分があり、怒られてやり直した事とかまで急に思い出した。舞台セットが出来上がり、リハーサルが始まった。もっと観たかったけど…ロビーで観客に配るコンサートチラシ束を作る作業。音はずっと聞こえてて、「お!この曲やるんだ!」とか一人で心の中だけで盛り上がっていました。その時、超お気に入りだった「夕闇をひとり」が聞こえた時は聞き入ってしまいそうだった。このツアーのMy初日がバイトだったのは、かなりなストレスだった^^;観客も入り終え、警備の仕事に。自分が割り振られたのはセンターブロック横の通路の一番前・・・「うわぁ・・・もみくちゃになる・・・」と思ったのとステージに背を向けないといけないストレス。オープニング…観たくてうずうずしてたのを思い出す。・・・ちょっと斜め横向いて偽物ユーミンが立っているのを観たけど。オープニングも凄い盛り上がりだったけど、観客は座席の前に立って盛り上がってましたが・・・アンコールになると通路に後ろから人が押し寄せカオス状態!こうなる事は何度もユーミン観てたので簡単に予想できた。これは止められない事もわかってた。(今では通路を後ろから客が押し寄せるなんて絶対無理)当たり前のようにどんどん後ろから通路に流れ込んで来る。1981年…いい時代だったな^^;曲は「カンナ8号線」・・・誰も止められない。それ以上に観たい!!(ちなみに…5年ほど前の森進一さんのライブ。アンコールの「東京物語」「恋月夜」で 総立ちの観客が通路に押し寄せてきてカオス状態。森さんのファンも熱い! 森さんのアンコールは毎回かなり盛り上がって熱い!)続いて「DESTINY」・・・もう完全に自分もユーミン観てた。14列目の通路入り口にバイトを2日くらい配置して侵入させないようにしてたはずなのに…。でもカオス状態のおかげでユーミンを最前列で最後の1曲だけ楽しめた・・・・圧迫感も強烈で真冬なのにみんな大汗かいてる・・・。ユーミンの歌が観客を煽り続ける…。もう41年も前の事。まだ自分は10代だった。あの頃のユーミン最高にカッコ良かった!でも!確実に今のユーミンの方が何倍もカッコいい!と断言できる!オーラがあの頃とまったく違うし、有り難みを感じてしまうほどの存在感。登場するだけで泣きそうになるぐらいのカッコ良さ!今日、ユーミンのライブ観てて、バイトした事を急に思い出した。あの時、ユーミンのコンサートのバイトは断ろうと思った事も思い出した。「PEARL PIERCE TOUR」からは舞台を背にするストレスもなく、全て客席で楽しんだ。懐かしい事を思い出したので長々と書いてしまった。ここからネタバレ。トリプルアンコールにせずにダブルアンコールで2曲歌った。多分・・・その日中に新幹線に乗って帰りたいミュージシャン、スタッフのためかも。一旦、はけて、またステージに戻る時間を削減?絶対トリプルになる事はわかってる事だから、そうしたのかも。一瞬、ダブルだから粘ればもう1曲ある?とか思ってしまった。「経る時」「卒業写真」・・・いや・・・自分は「宇宙図書館」が一番聴きたい。「宇宙図書館」がダブルアンコールの定番曲になったらいいのになぁ。2023年10月14日(土) 神戸ワールド記念ホール1曲目「心のまま」 「REINCARNATION」B面2曲目2曲目「WANDERERS」 「LOVE WARS」2曲目3曲目「リフレインが叫んでる」 「Delight Slight Light KISS」1曲目4曲目「ただわけもなく」 「Wings of Winter, Shades of Summer」4曲目5曲目「満月のフォーチュン」 「天国のドア」4曲目6曲目「TYPHOON」 「VOYAGER」B面2曲目7曲目「青いエアメール」 「OLIVE」2曲目8曲目「紅雀」 「紅雀」5曲目9曲目「あの日にかえりたい」 シングル曲10曲目「さまよいの果て波は寄せる」「悲しいほどお天気」ラスト曲11曲目「セイレーン」 「スユアの波」1曲目12曲目「Blue Planet」 「A GIRL IN SUMMER」1曲目13曲目「Delphine」 「KATHMANDU」5曲目14曲目「LOVE WARS」 「LOVE WARS」3曲目15曲目「Now Is On」 「FROZEN ROSES」1曲目16曲目「星空の誘惑」 「REINCARNATION」A面4曲目17曲目「埠頭を渡る風」 「流線形'80」2曲目18曲目「真夏の夜の夢」 「U-miz」3曲目19曲目「航海日誌」 「COBALT HOUR」5曲目 アンコール20曲目「守ってあげたい」 「昨晩お会いしましょう」A面ラスト21曲目「やさしさに包まれたなら」 「MISSLIM」3曲目22曲目「春よ、 来い」 「THE DANCING SUN」ラスト曲Wアンコール23曲目「瞳を閉じて」 「MISSLIM」2曲目24曲目「タワー・サイド・メモリー」 「昨晩お会いしましょう」1曲目 観客の盛り上がりも凄くて昨日とは何かが違ったように感じた。ライティングがまた変わった?演奏も少し違うように思えたし。スモークの量も昨日より多かった。「さまよいの果て波は寄せる」の時もユーミンが見えなくなるほどにドライアイス系のスモークが!あの演出で感動がより深くなった。この曲、本当に好きです。4曲目「ただわけもなく」は泣いてしまった。本当にいい曲。天才的な歌詞とメロディ。15曲目「Now Is On」…最高すぎる!それにしても、2時間をあれだけ踊って走って歌い続けてカッコ良くあり続けるユーミンの凄さを改めて感じたし、観客へのサービス精神、体力の限界まで楽しませてくれるユーミンに感涙。今日のライブも当然、100点満点の最高のライブでした!次は大阪。ぴあの先行で取った席。またまたアリーナかスタンドかわからない席。アリーナの観客の熱を感じながら観たいのもあるし、全体をスタンドから観たい気持ちもある。どっちしろ、会場に入れるだけでありがたい。
2023年10月16日
先週の広島公演に続き、今日は神戸公演を観て来ました!今日のチケットはファンクラブ当選分。第1期はファンクラブで全てハズレたけど、第2期は今回の神戸2daysが当選。CD購入先行はスタンド席希望かアリーナ席希望か選べたのですが、ファンクラブ席は当日になるまでアリーナかスタンドかわからない。これも逆にドキドキで当日までの楽しみが増えた。帰って来てから、友人にもらった石川県の地酒を呑みながら「宇宙図書館」をアナログ盤で全曲聴いてたら、いい感じに酔った。あては、広島の帰りにサービスエリアで買った「ままかり」の酢漬け!「ままかり」の三杯酢漬けは止まらなくなる。酒は「手取川 酒魂 純米吟醸」・・・これ美味しい!「手取川」自体、めちゃくちゃ好きな酒だけど「酒魂 純米吟醸」は初めて呑む。「宇宙図書館」のアナログ盤の音がたまらん!(終演後、外に出るとひどい雨だった。混み合う駅までの狭い道を傘と傘がぶつかり合いながら傘さしてても結構、濡れた。)昼の12時。。。スマホに送られてきた座席はアリーナ席!今回、初めてのアリーナ席。ここまでの4公演はCD購入先行で取った席。全公演スタンド席希望でした。スタンド席はステージの床が見えるが大きいし全体が見渡せる。「TIME MACHINE TOUR」の時の床の演出がめちゃくちゃカッコ良かったので、あれからアリーナツアーはスタンド!って思ってた。今回は床の演出はそれほどないのですが・・・^^;アリーナ席北ブロック。これまで全て船尾側だったのですが、今回は船首側!結論から言うと・・・アリーナ席最高!でした。それほど前の席ではなかったけど、やはりユーミンが、舞台が、かなり近く感じる。何かスタンド席の熱気とは別次元の熱気を感じた。7割以上の曲をスタンディングで聴いた。Zeppやなんばhatch、ライブハウスなどのオールスタンディングのライブに、最近行く事が減ったのですが、あの感じ思い出した。5年ほど前まではDeath、Black、ブルデス、デスコア、グラインドコア系のライブに良く行ってた。今でもCD買って聴いてるバンドは多いけど、来日決まっても躊躇するようになったのは年のせいか…。今は完全にユーミンにハマってしまってるので、ユーミンが見せるショーとユーミンの人柄に今更、またどっぷりとハマり込んでる。80年代頭からユーミンのコンサートに行くようになって「昨晩お会いしましょう」「パールピアス」「リ・インカーネーション」「Yuming Blood」・・・この辺りのユーミンに凄くハマってライブを何本も観てた。でも、はっきり言ってあの頃のユーミンより、今のユーミンの方が断然カッコいい!今のユーミンが観られる、今のユーミンの歌が聴ける幸せを感じながら毎回、このツアーを観てる。今日のユーミンも最高でした!2023年10月14日(土) 神戸ワールド記念ホール1曲目「心のまま」 「REINCARNATION」B面2曲目2曲目「WANDERERS」 「LOVE WARS」2曲目3曲目「リフレインが叫んでる」 「Delight Slight Light KISS」1曲目4曲目「ただわけもなく」 「Wings of Winter, Shades of Summer」4曲目5曲目「満月のフォーチュン」 「天国のドア」4曲目6曲目「TYPHOON」 「VOYAGER」B面2曲目7曲目「青いエアメール」 「OLIVE」2曲目8曲目「紅雀」 「紅雀」5曲目9曲目「あの日にかえりたい」 シングル曲10曲目「さまよいの果て波は寄せる」「悲しいほどお天気」ラスト曲11曲目「セイレーン」 「スユアの波」1曲目12曲目「Blue Planet」 「A GIRL IN SUMMER」1曲目13曲目「Delphine」 「KATHMANDU」5曲目14曲目「LOVE WARS」 「LOVE WARS」3曲目15曲目「Now Is On」 「FROZEN ROSES」1曲目16曲目「星空の誘惑」 「REINCARNATION」A面4曲目17曲目「埠頭を渡る風」 「流線形'80」2曲目18曲目「真夏の夜の夢」 「U-miz」3曲目19曲目「航海日誌」 「COBALT HOUR」5曲目 アンコール20曲目「守ってあげたい」 「昨晩お会いしましょう」A面ラスト21曲目「やさしさに包まれたなら」 「MISSLIM」3曲目22曲目「春よ、 来い」 「THE DANCING SUN」ラスト曲Wアンコール23曲目「瞳を閉じて」 「MISSLIM」2曲目トリプルアンコール24曲目「タワー・サイド・メモリー」 「昨晩お会いしましょう」1曲目 15曲目の「Now Is On」を歌い踊るユーミンがカッコ良すぎて鳥肌立ちまくりでした。アリーナで感じる振動やパワーはスタンドとは全く違った。自分はもっと最近の曲を多く聴きたいと思ってしまう。1999年以降のユーミンのアルバムは全てと言っていいほど最高です。特に2009年「そしてもう一度夢見るだろう」以降のアルバムは超名盤しかない。今のユーミンが一番好きな理由はそこにもある。第二期からレーザー光線の演出も派手になったし、ライティングもパワーアップ!アリーナ席から見るフリフラの光は、スタンドから見るのとはまったく違って感じられた。13曲目の「Delphine」のレーザー光線もアリーナ席だとまったく違ってステージが見える。3曲目「リフレインが叫んでる」は発売当初はあまり好きな曲じゃなかったのに、このツアーで聴いてから凄く好きな曲になった。このツアーまでに何度も「リフレインが叫んでる」はライブで聴いていたのに・・・。なぜか、今回のこの歌、感動して泣ける。18曲目「真夏の夜の夢」も発売当初、ぜんぜん好きじゃなかったのに、このツアーで聴いてからCDでも何度も聴くようになった。今回のツアーは神がかってるのか、魔法でもかかってるのか、これまで何とも思ってなかった曲が全て好きになってしまった。3度の「SHANGRILA」で、その2曲聴いても特に好きにもならなかったんだけどな。「THE LAST WEDNESDAY TOUR」の時も「リフレインが叫んでる」よりも断然「LATE SUMMER LAKE」に興奮してたのを思い出す。「さまよいの果て波は寄せる」に関しては神曲過ぎて、何を書いても安っぽくなってしまう。高校生の頃からこの曲に異常にハマってた。「悲しいほどお天気」は特別に好きなアルバムで発売当時、中でもこの曲と「丘の上の光」の2曲ばかり何度も延々と聴いてた。今でも「悲しいほどお天気」はよく聴くアルバム。明日はスタンド席か、アリーナ席か・・・・。今日、アリーナで観てアリーナ席で観る良さがよくわかったから、どちらでもいい。(バッジセットと新色のヒッピーポーチを買った。台にしたのは、ブログ書き終わったら聴こうと思ってる「Ten Years After」の5枚目「WATT」「Ten Years After」も一定の周期で絶対に聴きたくなるバンド。このアルバム、最近まったく聴いてなかった。最近、CDで「Stonedhenge」は聴いたけど、やはり「Ten Years After」はアナログ盤で聴きたい。)
2023年10月15日
アメリカのGrindcore『Cattle Decapitation』の8枚目のフルアルバム。2019年発売の「Death Atlas」から4年、今年の5月にこのアルバムがリリースされました。最近はDeath、Grindcore、Blackmetal系の音楽は以前ほど聴かなくなっていますが、いくつかのバンドは新譜が出ると必ず買っています。その中の一つのバンドが「キャトル・デカピテイション」です。この手の音楽を一番よく聴きまくってたのは10年前ぐらいかな。このバンドの「Monolith of Inhumanity」が出た頃ぐらい。「Cattle Decapitation」はそれ以前から聴いてたバンドですが、「The Harvest Floor」「Monolith of Inhumanity」辺りから凄くお気に入りのバンドになってました。2019年リリースの前作「Death Atlas」が最高だったので、新作をずっと心待ちにしてた。バンド構成Vocals – Travis RyanGuitar(Lead) – Josh ElmoreGuitar(Rhythm) – Belisario DimuzioBass – Olivier PinardDrums – David McGrawKeyboards [Additional Keyboards] – Dave Otero (10曲目)Keyboards, Synth, Drums – Dis Pater (1曲目, 3曲目, 10曲目)メンバー全員がベジタリアンな事も有名。その事が歌詞のテーマになっている物もあったりする。動物実験、搾取、環境破壊、動物の権利などを歌っている曲が多い。バンド名のように、かなりエグめのジャケットが初期のアルバムには多かった。「Humanure」「Karma.Bloody.Karma」「The Harvest Floor」の3枚のアルバムジャケットは特にベジタリアンを過激に表現した印象だった。「Humanure」の家畜の牛が人間の遺体を排泄しているジャケットはかなりの衝撃とインパクトだった。1曲目「Terrasitic Adaptation」2曲目「We Eat Our Young」3曲目「Scourge Of The Offspring」4曲目「The Insignificants」5曲目「The Storm Upstairs」6曲目「...And The World Will Go On Without You」7曲目「A Photic Doom」8曲目「Dead End Residents」9曲目「Solastalgia」10曲目「Just Another Body」今回のジャケットは人型の蛹から昆虫化した人間が羽化した姿・・・なのかな。1曲目「Terrasitic Adaptation」から強烈なインパクトで前作同様に大満足な凄さ。ラスト曲10曲目「Just Another Body」には感動させられた。前の曲はエグさも強烈な曲、「Solastalgia」で凄い圧迫感の直後にオアシスを感じるようなこの曲のイントロ。10分超えの大作で構成も素晴らしく後半のクリーンボイスで歌うパートも感動的。ドラマチックなアルバムの締めくくり方で、聴き終えると満足感が半端ない。3曲目「Scourge Of The Offspring」はアルバム買ってすぐに聴いた時のインパクトが凄かった。アルバム買ってからもう5ヶ月も経ちますが、その間も何度も聴いてます。毎回、この曲に惹かれる。何となくMudvayneを感じる部分があったりするのもイイ!4曲目「The Insignificants」も凄く好きな曲でドラマチックでスペイシー。7曲目「A Photic Doom」もたまらなくカッコいい!このアルバム、確実に「Cattle Decapitation」のベスト3に入るほど気に入ってます。
2023年10月14日
1985年5月29日発売の美空ひばりさんのシングル。この曲はひばりさんの誕生日に発売された。A面「夢ひとり」作詞 美空ひばりさん 作曲 イルカさん 編曲 松井忠重さん美空ひばりさんが、前に書いていた「夢ひとり(我が愛の詩)」にイルカさんが曲を付けた。この詩は1981年に母を亡くした後に書かれ、一人になってしまった事の実感を綴っています。イルカさんの父親の保坂俊雄さんがひばりさんのバンドの指揮をしていた関係で楽屋に挨拶に来たイルカさんにひばりさんが白い封筒を手渡し、「この詩に曲をつけてほしい」と直接頼んだそうです。この詩は包み隠しのないひばりさんの気持ちだと聞かされたイルカさんはプレッシャーを感じながらもこの曲を書き上げた。孤独と悲壮感も感じる歌詞にイルカさんらしい優しいメロディが付いて、柔らかい光が射しているように感じられる楽曲になっています。演歌色はまったくない完全ポップスな編曲ですが、ひばりさんの歌の良さを全面に出せている曲。B面「ビロードの夜」作詞 来生えつこさん 作曲 イルカさん 編曲 松井忠重さんシティポップな楽曲。A面とは正反対に幸せの中に生きている事を噛み締めているような歌詞です。優しい高音ファルセットも聴けます。エフェクトはちょっとリバーブが深くて気になる。おしゃれなメロディなのですが、A面の方が断然イイ。
2023年10月13日
1976年に発売された「ベルサイユのばら」のテーマ曲を集めたアルバム。宝塚歌劇団はその頃は東宝レコードからLPとEPをリリースしていましたが、「ベルサイユのばら」の大ヒットで目をつけたのがCBSソニー。安奈淳さん、榛名由梨さん、寿ひずるさん、峰さを理さんを所属アーティストに迎えてLP、EPをどんどんリリースしてきました。劇団の実況盤とベルばら以外の主題歌シングルは安奈淳さんも榛名由梨さんも東宝レコードから発売。契約はどうなってたのか不思議。でもまあ、QUEENとフレディのソロがレコード会社違ってる事もあるし(1985年〜)、そんなに珍しい話でもないのかも知れない。A面1曲目「愛あればこそ」 安奈淳さん2曲目「夢の馬車」 榛名由梨さん3曲目「愛の巡礼」 安奈淳さん4曲目「心のひとオスカル」 榛名由梨さん5曲目「駈けろペガサスの如く」安奈淳さん6曲目「白ばらのひと」 榛名由梨さんB面1曲目「ばらベルサイユ」 寿ひずるさん2曲目「ばらのスーベニール」 峰さを理さん3曲目「愛の怯え」 峰さを理さん4曲目「結ばれぬ愛」 寿ひずるさん5曲目「そは薔薇の花」 榛名由梨さん・安奈淳さん(オフィシャル舞台写真。この頃のカラーの舞台写真やスチールは高価だった)CBSソニー版のベルサイユのばらのテーマ曲は歌謡界を代表するアレンジャーが編曲を担当。馬飼野俊一さん、馬飼野康二さん、高田弘さん、あかのたちおさんと言う誰もが知っている4人が担当。このアルバムは、宝塚オリジナルとは一味違う楽曲単体としてじゅうぶんに楽しめるようにスタジオレコーディングされています。1曲目「愛あればこそ」の編曲は馬飼野俊一さん。馬飼野俊一さんは天地真理さんの「ひとりじゃないの」「虹をわたって」「恋する夏の日」などの超大ヒット曲のアレンジを担当した。チェリッシュの「若草の髪飾り」「てんとう虫のサンバ」「白いギター」のほか、70年代の有名な歌謡曲の多くを担当しています。100周年BOX「TAKARAZUKA BEST SELECTION 100」には、このCBSソニーヴァージョンを収録。2曲目「夢の馬車」を榛名由梨さんが歌ってるのも不思議な感じ。これがソニー版のおもしろい所。「♪行くは〜フランス憧れの国 白い〜大きいお城の中に」の部分では榛名由梨さんの綺麗なファルセットが聴ける。3曲目「愛の巡礼」と言えば自分の中では安奈淳さんか一路真輝さんの声で脳内再生される曲。このアレンジも1曲の歌謡曲のようにアレンジされています。編曲は高田弘さんです!ちあきなおみさんの「喝采」「夜間飛行」や桜田淳子さんの「私の青い鳥」「夏にご用心」、いしだあゆみさんの「ブルーライトヨコハマ」を編曲した方です。イントロのヴァイオリンのフレーズは劇中のオリジナルのフレーズを使っています。4曲目「心のひとオスカル」は馬飼野俊一さんの編曲。この曲も上質な歌謡曲として聴けます。使ってる楽器やフレーズはアグネス・チャンの曲を編曲した時によく使ってた時のものに近い印象。5曲目「駈けろペガサスの如く」を安奈淳さんの声で聴けるのはソニー版ならでは。この曲と言えば鳳蘭さんのイメージが強すぎる曲。高田弘さんの編曲も素晴らしく劇中歌の印象とはまた違った感じで楽しめます。6曲目「白ばらのひと」は榛名由梨さんが歌うのが一番しっくりくる。この曲は榛名由梨さんの声で聴きたくなる曲なので、このソニー版でノーカットヴァージョンが聴けるのは貴重です。編曲は馬飼野康二さんです。良いアレンジ!B面1曲目「ばらベルサイユ」は寿ひずるさんでレコーディングされています。このレコードを買った当時は何で安奈さんと榛名さんで録らなかったのかって思ってたけど、何度も聴くたびに、この寿ひずるさんの美しい声で聴くヴァージョンも大好きになった。高田弘さんのアレンジも素晴らしくドラマチックです。2曲目「ばらのスーベニール」は峰さを理さんの柔らかい声で楽しめます。演歌系の編曲でも有名なあかのたちおさんのアレンジ。完全に1曲の歌謡曲として出来上がっています。あかのたちおさんと言えば、まずビューティ・ペアの「かけめぐる青春」からの1連のシングル曲の編曲を担当した事を最初に思い出す。他にも田中星児さんの「ビューティフル・サンデー」や細川たかしさんの「心のこり」、内藤やす子さんの「弟よ」、桜田淳子さんの「花物語」を編曲しています。3曲目「愛の怯え」は峰さを理さんの声で聴ける。この曲は元から完全な歌謡曲なのですが、あかのたちおさんがより歌謡曲なアレンジをしています。シングルでも発売されたように記憶してます。峰さを理さんの歌唱が最高です!4曲目「結ばれぬ愛」は 寿ひずるさんの歌唱です。この曲も元から完全な歌謡曲です。馬飼野康二さんの編曲で単体の良質な歌謡曲としてレコーディングされています。西城秀樹さんの「傷だらけのローラ」「ブルースカイ・ブルー」、そして宝塚歌劇でも使用された「炎」も馬飼野康二さんの編曲です。5曲目「そは薔薇の花」を安奈淳さんと榛名由梨さんが歌ってるのも貴重。そう!この曲はあの「♪青きドナウの岸辺に〜 生まれた一粒の種」とマリー・アントワネットが歌い上げる曲です。オスカルとアンドレのデュエットでこの曲を歌っているようで不思議な感じ。またこの二人のハモリも良くて何度も聴きたくなる1曲です。この「そは薔薇の花」は寿ひずるさんもテンポを上げて更に歌謡曲にアレンジしたヴァージョンをレコーディングしています。2002年に再発されたCD版には収録されています。(LP裏ジャケ)
2023年10月12日
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