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堀内孝雄さんのアナログ盤でのベスト盤。名匠と呼ばれる現在の最高峰のカッティング技師「武沢茂さん」による入魂のカッティングサウンド!このアナログ盤シリーズはアリス、谷村新司さんも発売されています。さらに盤は180g 重量盤で安定したサウンドを楽しめます。ただ、選曲はマニアックなアリスファンには物足りないかも知れない。ベスト盤なので仕方ないのですが、最高の音質で聴ける事が重要。ベスト盤にしないで、アルバム単位で最高のカッティングをしてほしいと思ってしまう。堀内孝雄さんなら繊細にレコーディングされている名盤「忘れかけていたラブソング」や「ブラウン」「デイ・ブレイク」「デラシネ」「ソング・フォーエヴァー」などをリマスターも含め、この企画で再発してほしい。谷村新司さんのアナログベストは3種類発売されていますが、やはりちんぺいさんのアルバムも音にこだわり切ったアルバムが多く、特に「引き潮」は現在のテクノロジーで蘇らせてほしい。「引き潮」の歌詞カードには当時のディレクターからこのLPを聴くための注意が書いてあります。「このレコードは出来る限り高音質のアルバムを作りたいというアーティストの 強い要望により、76センチ/秒のテープ速度でレコーディングしました。 従ってかなりレベルの高いカッティングされていますので、 カートリッジの針圧を重めにして聞いて下さい」続くアルバム「黒い鷲」も凄く繊細なレコーディングが行われています。アリスなら「ALICE VI」にも同じような針圧についての注意が書かれています。アリスなら「ALICE II」「ALICE IV」「ALICE V」「ALICE VI」ちんぺいさんなら「海猫」「引き潮」「黒い鷲」「海を渡る蝶」「JADE-翡翠-」「獅子と薔薇」アナログ盤で再発してほしいアルバムは山ほどあります。少し前にレコード針を交換したので、べーやんのこの最新アナログ盤を聴いた。A面1曲目「影法師」2曲目「河」3曲目「ガキの頃のように」4曲目「カラスの女房」(ニュー・バージョン)5曲目「冗談じゃねえ」B面1曲目「恋唄綴り」2曲目「東京発」3曲目「遠くで汽笛を聞きながら」(ゴスペル・バージョン)4曲目「恋文」5曲目「灯(ともしび)」この中でアナログ盤で発売されたのは、3曲目「ガキの頃のように」と5曲目「冗談じゃねえ」の2曲のみで後は全てCD時代の楽曲。1曲目「影法師」は、2024年1月号の堀内孝雄さんのファンクラブのDVD会報の中で最新スタジオライブとして歌われています。今回は全曲カラオケで歌っていました。これまでギター1本で弾き語りで歌ってくれてる事が多く、できれば弾き語りで歌ってほしいと思ってしまいますが・・・。その中でべーやんも言ってましたが、この曲がソロ曲の中で一番カラオケで歌われている曲だそうです。「愛しき日々」や「恋唄綴り」を凌ぐカラオケ人気なのは驚いた。この最新カッティングバージョンで聴くと、物凄く心地良いサウンドになっていて聴き入ってしまう。1993年25枚目のシングル。2曲目「河」は、今回のこのアナログ盤で一番感動した音です。この曲自体も好きなのですが、このアナログ盤でじっくり聴くとより一層、この曲の良さが伝わってきます。2003年41枚目のシングル。3曲目「ガキの頃のように」もCDやアナログ盤シングルで聴くのとはまた印象が違って感動した。この曲も人気曲でソロコンサートでもよくセットリストに入る曲です。最新カッティングでよりボーカルが気持ちよく聞こえる。1988年15枚目のシングル。4曲目「カラスの女房」(ニュー・バージョン)元のシングルバージョンよりも少し落ちついたイントロとアレンジで演歌色を少し強くしたのがニューバージョン。べーやんの歌い方もかなり違っています。ニューバージョンは2004年42枚目のシングル。オリジナルは1998年35枚目のシングル。5曲目「冗談じゃねえ」はギリギリでアナログ盤シングル発売された曲。どんどんCDに移行してきてた時に発売されたシングル。EP盤、カセット、8cmCDと3種類発売された。1989年16枚目のシングル。B面1曲目「恋唄綴り」は100万枚売り上げ大ヒット曲。第32回日本レコード大賞、第21回日本歌謡大賞、全日本有線放送大賞グランプリ、と多くの賞を受賞した楽曲。何度も再発されました。1990年20枚目のシングル。2曲目「東京発」も2024年1月号の堀内孝雄さんのファンクラブのDVD会報の中で最新スタジオライブとして歌われています。このアナログ盤は本当に気持ち良い音になっています。1995年30枚目のシングル。3曲目「遠くで汽笛を聞きながら」(ゴスペル・バージョン)宮川彬良さんが編曲したゴスペルバージョンは発表当初はあまり好きではなかった。最初はシングル「不忍の恋」のカップリング曲として収録されました。その後にベスト盤「Thank You ~愛すべき男たち~」に収録。「不忍の恋」は大正演歌風なイントロから始まる「和」のイメージの強い曲でした。その流れで聴くので違和感があったのかも知れない。「Thank You ~愛すべき男たち~」の収録曲の流れで聴いてからよく聴くようになった。2006年46枚目のシングル、カップリング4曲目「恋文」はあまりベスト盤などでチョイスされなかったやや地味な印象の曲ですが、50周年記念のアルバムには選曲されました。日本テレビ系年末ドラマ『源義経』の主題歌だった曲です。このアナログ盤で聴くとよりべーやんの迫力あるボーカルが楽しめるように思う。1991年23枚目シングル。5曲目「灯(ともしび)」この曲も好きな曲ですが、アルバムラストがこの曲なのはちょっと・・・。ここは「遥かな轍」か「坂道」「山河」「愛しき日々」がいい。そりゃ「Day Break」や「忘れな詩」「愛と涙とやさしさと微笑」「懐かしい友のうたう歌」「道程(みち)」「俳優」「サークル・ゲーム」「Don't Stop My Love」「トラベリング・マン」「少年時代」「故郷には帰りたくない」「少年達よ」「涙を捨てる街」「限りないあこがれの中へ」などがラスト曲なら最高ですが、他の曲との流れでは合わないから・・・。自分がアナログ盤ベスト作るならA面1曲目「Change Your Mind」2曲目「バスを待ちながら」3曲目「あなたのすべてを」4曲目「ロンリー・ロンサム・ナイト」5曲目「目をとじて」6曲目「懐かしい友のうたう歌」B面1曲目「飛び立てジェット・プレーン」2曲目「限りないあこがれの中へ」3曲目「真赤なアカシア」4曲目「俳優」5曲目「愛と涙とやさしさと微笑」6曲目「Day Break」こんな最新リマスター、最新カッティングのアナログベスト盤出ないかな・・・。
2024年01月29日
小林麻美さんの6枚目のアルバム「GREY」のタイトルナンバー。1987年3月21日発売「GREY」作詞・作曲 松任谷由実さん 編曲 後藤次利さんこの曲は後にユーミンは「宇宙図書館」のアルバムでセルフカヴァーしています。小林麻美さんのヴァージョンはボーカルに深くかかったリバーブの効果でより艶っぽい哀しさに引き込まれる。ユーミンのヴァージョンは「宇宙図書館」のアルバムのラストに収録されているため時空を超えるようなSF感を感じ見えてくる景色や人は全く違う。松任谷正隆さんの編曲が「命」や「時間」を強く感じさせる。後藤次利さんの編曲も素晴らしくシンプルなのに各楽器のフレーズを耳が追いかけてしまう。特に後藤次利さん本人が弾いてるベースのラインは感動的です。この曲、「宇宙図書館」が発売されて聴いてから、曲の凄さに気づいた。そして1987年の小林麻美さんのヴァージョンを聴き直すとあの頃に気づけなかった曲の良さや歌唱の良さを感じた。小林麻美さんの6thアルバム「GREY」は10曲中、9曲がユーミンの作詞作曲です。そしてプロデュースも松任谷由実さん本人です。編曲は全曲、後藤次利さんでサウンドプロデュースも後藤次利さんです。ミュージシャンも最高のメンバーで構成されています。記憶から忘れがちのアルバムですが、こうやってたまに聴くと素晴らしさを改めて実感できる。「宇宙図書館」はアートワークもビジュアルもアルバム内容も完璧で今でもまったく飽きる事なくよく聴いています。
2024年01月27日
1969年3月に発売されたイギリスのロックバンド「Pesky Gee!」のシングル。 Pesky Gee!は、デビューアルバム発売の後、翌年にBlack Widowと名前を変えて名盤「Sacrifice」をリリース!Black Widowの事は何度も書いてるように思うので、その前身のバンドPesky Gee!の事を。Pesky Gee!は1966年に結成され男女のツインボーカルでした。Vocal ・・・Kay Garret & Basil FrancisGuitar ・・・Jimmy GannonOrgan ・・・Jess TaylorBass ・・・・Bob BondDrums ・・・Clive BoxSax,Flute ・・・Clive JonesBrass ・・・・Alan Hornsby(サイケなジャケットもいい感じ)A面「Where is my mind」1969年に1stアルバム「Exclamation Mark」を発売して、その中からこの曲をシングルカット音質は良くないけど曲はカッコイイ!R&Bの要素も含んだROCKで当時は少し斬新だったのかも。アルバムのB面1曲目に収録されています。B面「A Place of heatbreak」1stアルバム「Exclamation Mark」のA面ラストに収録されています。キャッチーなリフだけど、展開は多くテンポもかなり変わっていきます。プログレな展開に引き込まれる。
2024年01月25日
シンガーソングライター、遠藤賢司さんの7枚目のアルバム。遠藤賢司さんと言えば1970年代前半の「夜汽車のブルース」「満足できるかな」「ほんとだよ」「カレーライス」「歓喜の歌」などを思い出す人が多いと思う。初期のアルバム3枚も好きですが、自分が衝撃だったのはこの「宇宙防衛軍」です。1980年秋の京都円山音楽堂での昼下がりコンサートだったかで、このアルバムから数曲歌った。光線銃のような武器を手に持ち絶叫してたのが強烈なインパクトで、それまでのややハードなフォーク、ロックのイメージがぶっとんだ。その時はこのアルバムの一つ前の「東京ワッショイ」を聴いた事がなかったので驚きも大きかった。その時に共演してた三上寛さんのインパクトも凄かったけど「宇宙防衛軍」は異彩を放ってた。(初めてCD化された時に買ったもの。あれから何種類か出てるのでリマスターされてるのかな…)1曲目「宇宙防衛軍」2曲目「通好みロック」3曲目「ザ・ガードマン」4曲目「東京演歌」5曲目「白銀の翼」6曲目「春のめざめ」 7曲目「喜びの歌」8曲目「哀愁の東京タワー」9曲目「夜汽車のブルース」10曲目「宇宙防衛軍のマーチ」11曲目「宇宙防衛軍放送局」12曲目「宇宙防衛軍放送局」このアルバムのミュージシャンは「四人囃子」のメンバーやを中心に土屋昌巳さんやゲストボーカルで平山みきさんも参加。編曲は四人囃子の佐久間正英さんです。高音でシャウトしてるのを聴くと大好きな自切俳人(北山修)さんのシャウトを思い出す。声の高さもよく似てる。1曲目「宇宙防衛軍」ふざけてるように思ってしまう人も多いと思うけど真面目に作ってるから楽しめます。自切俳人さんの「ハエ・ハエ・ハエ」もそうだけど、聴き込むほどに好きになる曲。2曲目「通好みロック」この曲も好きな曲。「マイ・シャローナ」をパロってるような感じもする曲。セリフの感じも自切俳人さんを彷彿させて凄くイイ!3曲目「ザ・ガードマン」宇津井健さん主演の大ヒットドラマ「ザ・ガードマン」のテーマ曲のメロディーに遠藤賢司さんが歌詞をつけて歌っています^^;聴いてると懐かしさがこみあげてくる。4曲目「東京演歌」遠藤賢司さんは演歌も好きなので、こんな本格的な演歌も作ってしまう。三橋美智也さん、こまどり姉妹、島倉千代子さんが好きらしい。ここに畠山みどりさん、森進一さん、八代亜紀さん、水前寺清子さんが加われば自分と同じ。5曲目「白銀の翼」プログレなイントロもカッコよく、歌が入ってくるとタイトなロックに。8曲目「哀愁の東京タワー」完全なムード歌謡です。ラテンなリズムも気持ち良く、デュエットの平山みきさんの歌唱も最高です。9曲目「夜汽車のブルース」1stアルバム「niyago」の1曲目をハードなロックにアレンジ。オリジナルもフォークロックな曲なのでそんなに違和感はなく楽しめる。10曲目「宇宙防衛軍のマーチ」前半の前衛的な現代音楽のような世界から、伊福部昭さんが作ったようなゴジラ映画で流れてきそうな曲。いきなりリタルダンドして曲が終わる感じ、それっぽくて笑ってしまう。CDには「踊ろよベイビー」と「外は雨だよ」のライブヴァージョンがボーナストラックとして収録されています。この「外は雨だよ」最高です!京都・円山音楽堂で「宇宙防衛軍」を歌ってるところ。
2024年01月24日
1966年4月発売のフランク・シナトラの大ヒット曲「Strangers In The Night」ミュージシャンPianos Bill Miller and Michel Rubini Guitars Al Casey, Bill Pitman, Glen Campbell and Tommy TedescoBass Chuck Berghofer - BassDrums Hal BlainePercussion Emil Richards and Eddie Brackett Jr.A面「Strangers In The Night」(邦題「夜のストレンジャー」)フランク・シナトラ本人は大ヒットしたにも関わらず、この曲の事を当時かなり嫌っていて、コンサートで「♪Love was just a glance away」の後の「 a warm embracing dance away」を「♪a lonesome pair of pants away」と替え歌にして歌った事があったとか。晩年はこの曲を大切にしていた。この曲を聴くと、子供の頃に流れてた光景が浮かぶ。深く包み込むような歌唱と美しいメロディ、素晴らしい演奏・・・大好きな曲です。ベット・ミドラーがカヴァーして大ヒットしたヴァージョンも最高です。(1976年リリース)B面「Oh, You Crazy Moon」「Strangers In The Night」の壮大なスタンダードナンバー的な雰囲気とは違い。B面のこの曲は気持ち良くスイングするJAZZナンバーです。かなり前にYoutubeでこの曲のライブ映像を観てから、この曲が以前よりさらに好きになった。最近、探してみたけどもう削除されてた。他にもライブ映像はあるけど、あの時に観たのがまた観たい、聴きたい。いろんなヒット曲とカップリングしてシングル発売しています。
2024年01月23日
ザ・ナターシャー・セブン『107 SONG BOOK』の記念すべき第一弾。「オリジナル・カーター・ファミリーをお手本に編」とサブタイトル通りにカーターファミリーのレパートリーを楽譜集とともにレコーディング。「107 SONG BOOK」の中でもかなり良く聴いたアルバム。一番良く聴いたのは「107 SONG BOOK Vol.5 春を待つ少女。」ですが。1曲目「私を待つ人がいる(アメリカ民謡)」2曲目「今宵恋に泣く(アメリカ民謡)」3曲目「柳の木の下に」4曲目「あなたを恋しています(アメリカ民謡)」5曲目「別れの恋唄 その1(アメリカ民謡)」6曲目「別れの恋唄 その2(アメリカ民謡)」7曲目「丘の上の校舎」8曲目「高い山に登って」9曲目「ひとり旅」10曲目「陽気に行こう(アメリカ民謡)」11曲目「わらぶきの屋根」12曲目「森かげの花(アメリカ民謡)」13曲目「どこにいればいいんだろう」14曲目「海の嵐(アメリカ伝承)」15曲目「青い海のお墓」16曲目「ワルツを踊りましょう」訳詞は全て高石ともやさん。アメリカ民謡以外の作曲はA.P. カーター。1曲目「私を待つ人がいる」は高石ともやさんが一時期フォークソングを歌うのを完全にやめて福井県の名田庄村に移住した。そこの生活で村人の人たちとも仲良くなっていき、この「私を待つ人がいる」をきっかけに歌うことを始めるようになったと何かで語っていました。1979年12月2日放送のFM番組「サウンド・アプローチ」の中でカーターファミリーのオリジナルをまず流して、続いてその曲を生演奏で聴かせて解説するという企画をしました。この時の回のラジオを録音したものを今でもよく聴いています。この時にもともやさんは「フォークソングやめてもう一回やり直した時、最初に作った歌がね、私を待つ人がいるって いつも村にいってね、仕事もないしね、朝起きて山に行って「♪あ〜あ〜」てやって 昼下がりにご飯食べて、でまた行って、夕方になるとおばあさんに必ず会う人がいてね、 「いや、こんにちは」って「いつも日暮れに迎えに行くのさ 私を待つ人がいる」ってね・・ もうあのー、このケンタッキーの歌が、まるで名田庄村の歌みたいなんでね、 あ!これは私の出発点の歌にしようと思って、自分流に歌ってたの で、それでね、今もナターシャーセブンのいつもオープニングテーマになってるですけどもね」と、話してオリジナルのカーターファミリーのレコードを流して、続いてナターシャーセブンの演奏で「私を待つ人がいる」を聞かせる。まだ1979年ごろは「私を待つ人がいる」がライブの1曲目の事が多かったですが、1980年ごろからには1曲目は「陽気に行こう」や「明日になればね」だったりした。1972年の「KBS KYOTO INCREDIBLE TAPES」ではイントロがオートハープで始まります。このヴァージョンはライブで聴いた事がないので初期のみでの演奏なのかも。そういえば1977年の宵々山コンサートでもイントロはフオートハープの演奏からだった。3曲目「柳の木の下に」もコンサートでよく聴いたので印象に強く残ってる。リードボーカルは坂庭しょうごさんです。ハスキーなハイトーンが気持ち良くて大好きなボーカリストでした。このレコーディングヴァージョンでは、ソフトに歌っていますが、コンサートでは突き抜けるような強い声で歌っていました。「♪し〜〜だれ柳が〜」って。サビから城田じゅんじさんも坂庭さんに負けないほどのハイトーンでハモるのも最高だった。「♪や〜〜なぎの木の下、土の下で眠ります」かなしい歌なのですが、二人のハイトーンボーカルに聞き惚れてました。7曲目「丘の上の校舎」も大好きな曲だった。中学生の頃に初めて行ったナターシャーセブンのコンサート。その時もこの曲を歌ってくれた。この曲の歌い出しの歌詞が自分の幼少期と重なる。「♪背よりも高い草はらを駆け抜けて いつでも唄ってた子供の頃」中学生の頃に聴いた感覚と、今、聴くのでは感じ方がまったく違う。初めて聴いてから40年以上経っても今でもこの曲を聴いて感動してるのが不思議。40年前にこの曲を40年後も聴いてるとは思ってもなかった。8曲目「高い山に登って」は何と言っても1979年「いこまいか」コンサートのオープニング曲!この曲も聴いてるといろんな場所の風景が頭に浮かんでくる。10曲目「陽気に行こう」はこれまで生きてきて何百回口ずさんだだろう。この曲を聴いたり口ずさんだりすると心がホッとしてトゲトゲしてた心が少し丸くなる感覚。1972年「KBS KYOTO INCREDIBLE TAPES」の演奏はかなり違ってて新鮮ですが、「これじゃない感」が強い。この曲も1979年12月2日放送のFM番組「サウンド・アプローチ」で取り上げています。まずレコードでオリジナル「Keep on the Sunny Side(陽気にいこう)」を流してからナターシャーセブンの演奏でこの曲を歌う。11曲目「わらぶきの屋根」はコンサートでは聴いた事がなかったと思うけど、この曲を聴いてると母方の田舎の風景が鮮明に浮かび上がってくる。母の実家はわらぶきではなかったけど、自分が子供の頃は母の実家の周りの家にはわらぶきが多かった。「♪魚を追って山を越えて 日暮れて帰る 子供心に家のあかりが ありがたかった」今日は2017年に初CD化されたものを聴いてた。「107 SONG BOOK」が全てCD化されたのはうれしい。アナログ盤で聴く事の方が回数は多いけど、楽にPCででも簡単に聴けるのがいい。
2024年01月22日
クイーン、アルバム徹底研究シリーズ”エクスパンデッド・コレクターズ・エディションの第9弾として発売された1982年発表の「Hot Space」が2CD&1DVDセット。オフィシャル物としか思えない丁寧な作りですが、ブートです。CDの音質も良くDVDの映像画質も悪くない。「Action This Day」のMV ミルトンキーンズ野外ライブでリップシンクで撮影。DISC 1はOriginal Album Remix And Remasters 1〜11曲目とSingles/Alternate Remix And Versions が12〜19曲目。DISC 2はDemos / Alternate Remix And Versions として全18曲。DVDはAudio Album (Lyrics With Multiple Selections)1〜11曲目。Video Collectionが12〜32曲目。徹底研究シリーズと言うだけあって、「Hot Space」に関してほとんどの貴重な音源が網羅されています。なぜか「There Must Be More To Life Than This (William Orbit Mix)」が収録されています。この曲はフレディのソロアルバムに収録されてる曲です。マイケル・ジャクソンとデュエットしてるヴァージョンなども収録されています。デヴィッド・ボウイとの「アンダー・プレッシャー」の未完成初期バージョンなども収録。「Calling All Girls」のMV. 今日はDISC 2のことを。1曲目 Staying Power (Demo)2曲目 Back Chat (Demo)3曲目 Action This Day (Demo)4曲目 Life Is Real (Song For Lennon) (Demo)5曲目 Calling All Girls (Stripped Mix)6曲目 Las Palabras De Amor (The Words Of Love) (Demo)7曲目 Cool Cat (Original Mix with David Bowie)8曲目 Feel Like aka Under Pressure (Unreleased Sessions)9曲目 Dancer (Demo)10曲目 Under Pressure (Reconstructed Mix)11曲目 There Must Be More To Life Than This (Freddie Version)12曲目 Staying Power (Extended Remix)13曲目 Back Chat (Extended Remix)14曲目 Cool Cat (Take 2 with David Bowie)15曲目 Las Palabras De Amor (The Words Of Love) (Rejected Mix)16曲目 Under Pressure (Stripped Mix)17曲目 Under Pressure (2000 Club Mix)18曲目 There Must Be More To Life Than This (Gold Remix with Michael Jackson)1曲目 Staying Power (Demo)はこれまでにもいろんなブートに収録されていましたが、このCDの音質が一番良いように思う。ベースシンセにブーストかかってるような荒さがカッコいい!4曲目 Life Is Real (Song For Lennon) (Demo)はこのデモヴァージョンの方が生々しくて感動してしまう。6曲目 Las Palabras De Amor (The Words Of Love) (Demo)も感動、鳥肌もんです。7曲目 Cool Cat (Take 2 with David Bowie)はデビッドボウイとのデュエットヴァージョン。8曲目 「Feel Like aka Under Pressure」はレコーディングセッションの段階のヴァージョン。9曲目 Dancer (Demo)は必聴。歌は入ってませんが、打ち込みに合わせて弾いてるギターリフがこの曲の元の感じがわかっておもしろい。11曲目 There Must Be More To Life Than This (Freddie Version)は当然最高です!この曲はフレディのソロアルバムの曲ですが、本当に好きな曲。12曲目 Staying Power (Extended Remix)は12インチシングルヴァージョンです。CDでも良い音で聴けるのはうれしい。18曲目 There Must Be More To Life Than This (Gold Remix with Michael Jackson)はほぼ完成形のように思える。マイケルと交互に歌っています。アレンジもフレディのソロヴァージョンとはまったく違います。この「アルバム徹底研究シリーズ”エクスパンデッド・コレクターズ・エディション」シリーズはどれ買っても損しないと思う。貴重な音源、映像がまとめて聴けます。テレビ番組で「Under Pressure」 リップシンクじゃなく生演奏、生歌です。「Back Chat」のMV
2024年01月20日
月組公演を梅田芸術劇場で観てきました。芝居ではなく今回はコンサート形式のショーでした。次の公演で退団する月城かなとさんの歴史を振り返る雪組時代からの楽曲から始まったコンサート。月城さんが月組に組替えする少し前のやや最近の月組の歴史を振り返るような曲も懐かしく聴いた。「ファンシー・ダンス」のショーは選曲が好きだった。「Apasionado!!」も結構回数観に行ったような気がする。「月ノ塚音楽学園」と題したコントコーナーもあった。全体的に少しゆるい感じのほのぼのしたようなショーでした。(入り口でもらえたカード)タイトルの「GOAT」はスラングで「史上最高の」とかを表すのですが、「ヤギ」の事なのか?と最初は思ってた。自分が好きなバンド「Belphegor」のアルバムタイトルに「GOAT」が付くアルバムが2枚もあります。5thアルバム「Goatreich - Fleshcult」と7thアルバム「Bondage Goat Zombie」の2枚。この2枚とも物凄く気に入ってるアルバムです。「Belphegor」はオーストリアのベテランBlack Metalバンドで1995年デビューです。2022年には12枚目のアルバム「The Devils」をリリース。Black Metalの楽曲には「GOAT」がタイトルに付くものや、歌詞の中に「GOAT」が出て来る物がかなり多いので、今回の月組のタイトル「GOAT」にもすぐに反応してしまった。「Bondage Goat Zombie」って楽曲はライブセットリストでもラスト曲になったりする事も多い人気曲。(「Bondage Goat Zombie」のジャケット。「Goatreich - Fleshcult」のジャケットは ちょっとヤバいので載せるのやめとこ)ラスト曲といえば・・・今日のコンサートの本編ラスト的な曲が中島みゆきさんの「銀の龍の背に乗って」でした。ほぼオリジナルを忠実に演奏されフルコーラスの演奏でした。Gソロのフレーズもかなり近くコピーしてました。宝塚で中島みゆきさんの曲を歌ったと言えばバウホールでの専科のエンカレッジコンサートで京三紗さんが「命の別名」を歌ったのを鮮明に覚えてる。かなり渋い選曲だし、京三紗さんが「命の別名」ってイメージとまったく違ってたのでかなり驚いたし感動した。転調もオリジナルのままにフルコーラス歌いました。演奏はシングルヴァージョンをコピーしてました。できればアルバムヴァージョンで聴きたかった。京三紗さんがファルセットをほとんど封印して地声で歌ってたのも良かった。(「銀の龍の背に乗って」のノベルティのうちわ、10枚ぐらいある)あの時の専科のエンカレッジコンサートは本当に感動した。矢代鴻さんの「想い出のサントロペ」も最高だった。完全に芝居のセリフのように聞こえる歌唱とパフォーマンスだった。汝鳥伶さんが歌った「グラナダ」も今でもCDでよく聴いてる。矢代鴻さんの「夢(Dream)」も最高です!萬あきらさんが演じ歌った「アコーディオン弾き」も本当に良かった。あの時、萬あきらさんは「最後のダンス」も歌ったんだった。2007年の2回目の専科のエンカレッジコンサートも凄く良かった。今日のコンサートの話に戻って、月城かなとさん、鳳月杏さん、風間柚乃さん3人で歌うコーナーも最高だった。3人の声でハモると美しかった。
2024年01月19日
29年前のこの時間、自分は何をしてただろうかって考えてた。西の空が真っ赤に染まってて父親とバス道に出て迫ってくる火を心配そうに無言で見てた。街灯も消えてて真っ暗な中、炎の赤さと炎に映し出される真っ黒な煙が目に焼き付いてる。自分と父親の周りにも多くの人たちが心配そうに西から迫る炎を見つめてた。その時、小さな子の怯えたような震えた泣き声が耳について今でもリアルに響く。みんな同じように泣きたい気持ちだった。自分の家は全壊でどこからどう片付けて、どう生きて行こうかとその夜は悲観的になってた。阪神・淡路大震災で無くした物は多すぎた。それはあの場で経験した人はみんな同じ。両親と一緒に住んでなかったので、震災直後に電話して生存を確認できて、そこから渋滞と壊れた道路を避けながら普段なら30分あれば行ける道のりを11時間かかってやっと両親に会えた時に、酷い状態の家の前で神様に感謝したのを覚えてる。そこからの記憶は不思議な感じで断片的にしか思い出せない。5日間ほどどう生きてたのか何をしてたのか記憶が飛んでしまってる。確かに覚えてるのは父親の横で呆然と無言で西の空を見ていた光景や臭いや子供の泣き声だけは忘れない。杉田二郎さんが震災から3年後にこんな曲を歌った。「子供の心」作詞 きたやまおさむさん 作曲 杉田二郎さん 編曲 塩入俊哉さん幼稚園の頃のこと迷子になって 見知らぬ町ではぐれて夜になってもう誰にも会えないだろうと 世界から見捨てられたと思い込みました何かにぶつかって擦り傷つくって 切れた見えない額から一筋流れた血を見て死ぬかと心配しました 目の前が真っ赤に染まりましたあの子供の気持ちがわかりますか あの子供の心は忘れましたかあなたの心の小さな子供は 今、今何を感じていますか神戸の子供達は何を感じたでしょう大地が激しく揺れて町が壊れて両親と別れてさ迷うあの日の彼ら笑っていましたか泣いていましたかあの子供の気持ちがわかりますか あの子供の心は忘れましたかあなたの心の小さな子供は 今、今何を感じていますかこの曲は1998年の「杉田 二郎 30周年記念コンサート「絆」 ~きたやま おさむ作品を唄う~」で初めて発表されライブバージョンのみでした。2016年にアルバム「やわらかい心」で初スタジオレコーディング。この曲を初めて聴いた時に自分達と同じように炎を見上げてた泣いてる子供の声を思い出す。今日は無性にこの曲が聴きたくなって何度も聴いていました。きたやまおさむさんと杉田二郎さんで作った「祈り~prayer~」という曲も心に響いた。「明日何がおこる 地球のどこかで 今眠れないのは 明日が見えないから 愛だけで私たち 本当に生きて 死んでいけるの」こんな歌詞で始まるこの曲も、あの夜の自分が眠れずに考えていたような事。あの時から毎年、毎年、この日が来ると心が重くなって体調がいつもと違うように感じる。こんな風に時間を過ごしてる人が物凄く多いんだろうなと思う。頭の中で封印していたあまりのも悲惨な光景や声を少しずつ甦らせて向き合ってる。今までなら思い出しそうになると、すぐに目を開けて違う事を考えて封印してきた。29年前のあの日から自分は違う人間になったほど変わったかもしれない。
2024年01月18日
ガロの7枚目のシングル。1973年12月10日発売。3rdシングル「学生街の喫茶店」の大ヒット以降、6枚連続で山上路夫さんが担当。(「学生街の喫茶店」が時差で大ヒットしたので4thシングルのみメンバーオリジナル)山上路夫さんは天地真理さんの「虹をわたって」以降の大ヒット曲のほとんどを担当。A面「一枚の楽譜」作詞 山上路夫さん 作曲 村井邦彦さん 編曲 大野克夫さんこの曲はフォーク色はほとんどなく軽快な8ビートのロック歌謡です。小学生だった自分もこの曲が好きでよく口ずさんでいた。3人の発声やハーモニーもアイドルグループのような印象でした(あいざき進也さん的な)。「ロマンス」もけっこうアイドルっぽい雰囲気が強かったか…。堀内護さん(MARK)がリードボーカルは声質も甘いのでアイドルっぽく人気も凄かった。「ピクニック」が一番アイドル路線だったかも。大野真澄さん(VOCAL)がリードボーカルの曲は渋めで大人っぽくなる。「姫鏡台」なんて渋くてカッコいい。日高富明さん(TOMMY)がリードボーカルの曲は沢田研二さん的なロック歌謡なカッコ良さがありました。B面「憶えているかい」作詞 山上路夫さん 作曲 村井邦彦さん 編曲 有馬すすむさんこの曲も凄く好きな曲。おしゃれなソフトロックでギターソロとかも洋楽のようで渋くておしゃれです。多分、トミーが弾いてるのだと思う。アルバムにも名曲が多いので、また今度はアルバムの事も書こうと思う。
2024年01月17日
アメリカのシンガーソングライター「Randy VanWarmer」のデビューシングル。「ランディ・ヴァンウォーマー」の名前は知らなくても、この曲は知ってる人が多いと思う。学生の頃に夜中のFMでこの曲を初めて耳にした時、すぐにメモして翌日レコード屋に行ったのを思い出す。近所の小さなレコード店には置いてなくて、注文して2.3日後に手にした。A面「Just When I Needed You Most」(邦題「アメリカン・モーニング」)キラキラしたギターの音と透明感のある唯一無二の美しい声。激しいRockも聴く一方、こんな落ち着ける美しい曲にもハマって聴き込んでた10代の頃。アメリカの郊外の緑の多い町の気怠くコーヒーを淹れてテラスでボーッとしてるような・・・そんな印象で聴いてたけど、歌詞は、荷物をまとめた恋人が雨の朝、ドアも閉めずに去って行ったって内容です。邦題の「アメリカン・モーニング」ってタイトルが明るさを想像してしまう。ランディ・ヴァンウォーマーはファルセットを多用した美しい高音で惹きつけます。メロディラインも素晴らしくて、何十年かぶりにシングル盤で聴いても感動が新鮮です。B面「Your Light」(邦題「あなたの輝き」)レコード店でシングル盤を手にして家に帰ってさっそく針を落とした。「アメリカン・モーニング」の美しさに感動してB面を聴いた。A面以上に自分の心には刺さったのを覚えてる。今でもこのB面の方がさらに好きです。「アメリカン・モーニング」はアコギの音を前に出して少しフォーキーな印象もあるのですが、この曲はピアノが前に出ているソフトロックな印象。歌詞は恋人に愛を伝えるラブソングです。間奏のアルトサックスのソロがまた最高です。ランディ・ヴァンウォーマーは20年前の1月12日に48歳の若さで白血病で亡くなりました。この2曲が収録されてる1stアルバム「 Warmer」には、この2曲以上の名曲も多く収録されています。今、頭に浮かぶ特に好きな曲は、3rdアルバム「Beat Of Love」に収録されてる「I Guess It Never Hurts To Hurt Sometimes」が、たまらなく好きです。「I Guess It Never Hurts To Hurt Sometimes」は地味な曲なんだけどハマってしまうと抜けられなくなるような名曲です。
2024年01月16日
1990年9月25日 オーストリアの「ウイーン・コンチェルトハウス」で開催された谷村新司さんのコンサートの映像作品を久しぶりに観た。約1時間に短縮編集されたライブ映像です。谷村新司さんwith ウィーン交響楽団プロジェクトとして日本でもツアーした後、最後の日がウイーン、コンチェルトハウスでした。当時はVHSとレーザーディスクで発売されていました。2001年3月に中国でDVDとして発売。海賊版の可能性がかなり高いのですが、アリス関係の映像作品は中国で多くDVD化されて発売されていました。このDVDは前半が堀内孝雄さんのMV集で後半がちんぺいさんのウイーンライブ。画質はレーザーディスクとほぼ変わらない。ただDVDなのでLDデッキをつなげなくても、いつでも観られるのは便利。(ちんぺいさんとべーやんがカップリングになってるDVD)(レーザーディスク)「DREAMS COME TRUE」のライブ映像が観たくて、この作品を観ることにした。誰が選曲したのかわからないけど、せっかくウィーン交響楽団プロジェクトとレコーディングし、ウィーン交響楽団プロジェクトの演奏でそれもウイーンでライブができるのだから、アルバム「プライス・オブ・ラブ」やヨーロッパ三部作から演奏されたものを多く収録すればいいのにって発売当時から思ってた。1曲目「GLOBAL THEATER-地球劇場-」2曲目「22歳」3曲目「DREAMS COME TRUE」4曲目「ビートルズ・メドレー(ウィーン交響楽団プロジェクトの演奏)5曲目「9月のマリー ヴィエナ讃歌」6曲目「陽はまた昇る」7曲目「英雄」8曲目「昴」9曲目「忘れないで」(この日のちんぺいさんの歌唱は神がかっていました。ノーカットBlu-ray版が出る事を望む)(MCは英語です)(オーストリア語でもMCを)(この曲もまたライブで聴きたかった…)(「ウィーン交響楽団プロジェクト」の演奏)(ウイーンでの歌唱は格別なものがある。この曲の中で登場するカフェのマスター夫妻も客席に)「英雄」「昴」「忘れないで」と歌い終えるたびに観客の拍手は凄まじく、ちんぺいさんも感無量の表情です。
2024年01月15日
1994年1月1日発売の島倉千代子さんのシングル。 1曲目「昔も今も・・・女」作詞 たかたかしさん 作曲 幸耕平さん 編曲 若草恵さん京都・嵯峨野を舞台にした楽曲です。嵐山なんてもう何十年も行ってないなぁ。嵯峨野嵐山駅から野宮神社の竹林の小径から祇王寺…良い気候の頃ならぶらぶら歩くには丁度良い距離。40分ほどで着きそう。別れを決心しきれない女性が桜の散る季節に一人で迷いながら歩くには辛そうな道。自分は嵐山に行くにはいつも阪急電車。阪急嵐山駅から渡月橋を渡って野宮神社まで歩くなら20分ほどかな。こんな事書いてたら、京都に行きたくなってきた。若草恵さんのアレンジは和物歌謡曲っぽいイントロから京都嵯峨野のイメージが浮かぶ。(内田あかりさんの「浮世絵の街」ほどの和物歌謡ではない)島倉さんの歌唱はジャケット写真のイメージそのもので、しっとりと哀しげに歌っています。2曲目「恋女」作詞 たかたかしさん 作曲 幸耕平さん 編曲 杉村俊博さんカップリング曲はよりニューアダルトミュージック寄りなアレンジです。軽快なテンポのキャッチーな曲なので、こっちをA面にしても良かったような気もする。アコーディオンを効果的に使っててシャンソンのように聞こえたりもします。この曲がもう30年も前の曲とか… つい最近の曲のような感覚で聴いてしまう。昨日、35年ほど付き合いのある友人と久しぶりに食事に。16時に待ち合わせして目的の店に着くと、夜は17時からの営業だったので、すぐ近くの湊川神社に行ってきた。物心ついた頃からここの神社にはよく来てた。自分が小学生低学年の頃までは神門とくぐり境内に入ると、すぐ右側に鳩の餌を売ってるおばあさんがいて、いつも10円か20円だかで買ってもらってた。適当な広告紙やら包み紙を小さな円錐形の器にして、中にはトウモロコシ、粟、麦の乾燥させたものが入ってた。その餌を買うと、鳩が周りの木の上から一斉に降りて来て自分の周りに集まってくる。それが楽しくて小さい頃は鳩に餌をあげにいくのが目的で湊川神社に行ってた。神門をくぐって左側には日本最古のオリーブの木があります。樹齢150年以上なんだとか。そして大鳥居をくぐり御本殿の手前に子供の頃から大好きな狛犬があります。その狛犬までに他の2種類の狛犬を過ぎるのですが、奥にある自分が好きな狛犬は青銅で作られています。少し珍しい狛犬だと思う。物心ついた頃からのゴジラ好きだった自分は向かって右側の狛犬がゴジラのように見えてカッコ良くて大好きでした。(右側の狛犬)(左側の狛犬にはツノがあり少しゴメスのように見える。この狛犬も凄く好きだった)湊川神社でお参りして、境内の中を散策してたらあっという間に1時間過ぎてた。前から行きたかった広東料理の店に。料理も美味しかったし、10年もののかめ出し紹興酒が最高で、熱燗で何杯呑んだだろう…(写真は前菜しか撮ってなかった。良さそうな店だとピータンは前菜で必ず注文する。 ここのピータンはアンモニア臭なくかなり美味しいピータンでした。 ピータンって紹興酒に合う。熱燗の紹興酒にザラメを少し入れて、干し梅入れたら完璧!)
2024年01月13日
10年ほど前に書いた事があるのですが、あまり知られていない八代亜紀さんの名唱なので、さらに詳しく書こうかと。この曲自体は、谷村新司さんの5枚目のソロアルバム「喝采」のB面3曲目に収録されていた曲。(1979年4月20日発売)ちんぺいさんがこの曲をライブのセットリストに、この「喝采」が発売されて2ヶ月後に開催された「アダモ」とのジョイントコンサートの時だけだったと思います。ソロとして初めてのコンサートでした。(その時からアリス活動停止まで、ソロコンサートは一度も開催される事はなかった)このマニアックな楽曲を八代亜紀さんは1980年10月に開催されたデビュー8周年記念のリサイタルでフルコーラスを歌った!この曲はちんぺいさんのレコードでも7分近い大作。八代さんはさらに曲の雰囲気を作るためにバンドネオンの演奏と八木治郎さんの司会でパリの「ムーラン・ルージュ」の事を話して一気にシャンソンの世界を作り上げています。ちんぺいさんのファンなら、この曲が本格的なシャンソンとしてレコーディングされている事はわかっていると思います。ちんぺいさんは1976年の3rdソロアルバム「引き潮」辺りから本格的なシャンソンを作り歌うようになっています。ちんぺいさん自身まだ26〜27歳でシャンソンにもどっぷりハマってた事は、ちんぺいさんをずっと聴いてたファンしか知らないと思います。3rdソロアルバム「引き潮」を聴いてもらえば分かると思いますが、アリスとはまったく違う音を作り上げています。前作の2nd「海猫」からすでに完全にアリスとは線を引いて完全にソロでしか出来ない音楽を追求しはじめていました。「昴」をつくるずっとずっと前です。自分は3rdアルバム「引き潮」の凄さをもっと知ってほしいとずっと思ってる。Jazz、シャンソン、Rockとフォークを微塵も感じさせないアルバム。中でも「暗い桟橋」って曲はピアノ1本とトランペットのみでマニアックなシャンソンの世界を作り上げてて、カッコ良さで言うならアルバムの中で一番カッコいい曲です。とにかく「引き潮」に収録されてる曲は全曲最高に好きです。話がまた脱線しまくりなので戻して。アルバム「喝采」は「引き潮」をキャッチーに洗練させたようなイメージを自分は持っているアルバムです。中でも「Left Alone」「真夜中のカーニバル」「ムーランルージュ物語-哀しみのライト-」は「引き潮」のマニアックな色をかなり残してる曲のように思う。「暗い桟橋」が「Left Alone」、「煙草のけむり」が「真夜中のカーニバル」、「春雷のあとで…」が「ムーランルージュ物語-哀しみのライト-」へと、更に進化させたような印象。八代亜紀さんの話に戻して・・・「ムーランルージュ物語」を八代亜紀さんが歌うと、ちんぺいさんとはまったく違う世界が広がってきます。7分46秒たっぷりとちんぺいさんのシャンソンの世界を聴かせてくれます。ちんぺいさんと同じキーで1オクターブ上で歌っていると思います。これが物凄い効果を出していて、かっこいい八代さんの歌唱が楽しめます。この曲のためだけにきっとバンドネオン奏者も入れていると思う。この日のコンサートはダン池田とニューブリードという最高峰のビッグバンドが入っていますが、必要以上の楽器は一切使わずにちんぺいさんのオリジナルアレンジを基本大事にして、さらに八代亜紀さんの世界を作り上げる細かいアレンジを加えているのも素晴らしい。「八周年記念 八代亜紀リサイタル'80」は2013年にCD化されています。レコード探さなくても聴く事ができます。「港町絶唱」までのシングル曲の名曲もたっぷり聴けます!もちろん!ちんぺいさんが八代亜紀さんに提供した「哀歌 -エレジー」も歌っています。他のオリジナル曲とは一線を画すように5分も使って特別にこのコンサート用にアレンジしたヴァージョンで聴かせてくれます。自分が最後に観た八代亜紀さんの50周年記念のコンサートでも本編のラストで歌われた。八代さんがこの曲に特別な思いがある事は昔から感じてた。「八周年記念 八代亜紀リサイタル'80」での「哀歌 -エレジー」はちんぺいさんのファンにも聴いてほしいと思う凄い歌唱です!50周年記念で発売された「八代亜紀ベストヒット・ニューレコーディングス」でも「哀歌 -エレジー」は12曲の中にもちろん選ばれています。この新たにレコーディングした「哀歌 -エレジー」の方がオリジナルよりも更に良い事には本当に驚かされた。・・・・そういえば、このライブ盤で「ムーランルージュ物語」の次に歌われたのが「ダンシング・オールナイト」です。「ムーランルージュ物語」でじっとりと少し重くなった空気を変えるように、派手に「ダンシング・オールナイト」を歌うちんぺいさんが亡くなって、そのあとにもんたよしのりさんが亡くなって、12月30日に八代亜紀さんが亡くなった。何か不思議な関連を感じてしまった。ちんぺいさんのアルバム「喝采」は現在発売されていません。上の紙ジャケ盤は24bitリマスターで、下の最初のCD化の音と比べたら数段音が良くなっています。ソロアルバム全てリマスター紙ジャケで発売してほしい。できればボーナストラック付きならなお良い!ボートラはライブヴァージョンやアウトテイク集とか。
2024年01月12日
アメリカのジャズシンガー/エンターテイナーのFrank Sinatraの1966年発売のシングル。A面「The Moon Was Yellow」(邦題「黄色いお月さま」)作詞・作曲 Edgar Leslie Fred E. Ahlert1966年発売のアルバム「Moonlight Sinatra」のラストに収録されてる曲をシングルカット。この曲は2ヴァージョンがスタジオレコーディングされてるようです。このシングルのヴァージョンは静かにしっとりとギターとフルートのイントロから始まる、静かなラテンジャズです。もうひとつのヴァージョンは、仰々しく派手に交響楽団の演奏でサビから歌い出すヴァージョンはフラメンコ調のラテンアレンジでブラスセクションを多く使ってる。派手なヴァージョンもいいけど、やはり静かなムード歌謡チックなラテンの方がしっくりくる。フランクシナトラの歌声に軽く絡んでくるようなフルートのアレンジが最高です。月をテーマにしたアルバム「Moonlight Sinatra」は超おすすめ。全曲、タイトルに「Moon」が付いています。B面「Summer Wind」(邦題「夏のそよ風」)作詞・作曲 Johnny Mercer Heinz Meierこの曲はアルバム「Moonlight Sinatra」の次のアルバム「Strangers in the Night」に収録されている曲。この曲は大好きな曲です。シナトラの最高の歌声で聴くために作られたような曲。でもこの曲はカヴァー曲で元はドイツ語で書かれててそれを聴いたJohnny Mercer が英語に書き直した。ビッグバンドの演奏とアレンジも最高です。
2024年01月11日
八代亜紀さんが亡くなったと信じたくないニュースを耳にした。夏過ぎからしばらく療養するために活動を休止するとは知ってましたが、春頃には復帰して関西でもライブしてくれるだろうと楽しみにしてた。コンサートでは特に優しく温かく柔らかい人柄が溢れててホールの中はいつも、ほんわかした空気だった事も忘れずに、これからも八代亜紀さんの歌を聴き続ける。2010年3月20日発売のアルバム「Mr. SOMETHING BLUE」を聴いてた。いくつかあるJAZZアルバムの中から一枚、これを選んだ。八代亜紀さんの音楽のルーツはJAZZな事は有名です。八代亜紀さんの父親がいつも蓄音機でJAZZやアメリカの歌を聴いてたのもあり、JAZZが体に沁み込んでいた。ある日、父親が子供の八代さんにプレゼントした「Julie London」のアルバム。八代さんのドレスの感じや初期の髪型は完全に「Julie London」を意識していると思う。ド演歌を歌うようになったのはプロになってからのようです。クラブやキャバレーでもJAZZ歌手として出演していました。「Mr. SOMETHING BLUE」の事を書こうと思ったけど、その後に50周年記念に発売された5枚組BOXからDisc 3の「八代バラエティー」を聴いた。5枚の中で一番聴く回数が少なかったDisc 3。その1曲目が「ワタシウタ」です。この曲は2020年3月に50周年記念シングル「明日に生きる愛の歌」と両A面として発売されました。このシングルが発売された時にも書いてると思うけど、八代亜紀さんの大ヒット曲のタイトルが12曲も歌詞の中に入っている50周年の企画曲。50周年BOXにはDVDを1枚含みます。そのDVDの中にこの「ワタシウタ」のMVが収録されています。「ワタシウタ」作詞・作曲 片山圭司さん 編曲 鎌田雅人さん
2024年01月10日
谷村新司さんが亡くなって、3ヶ月が過ぎました。そっか…毎年楽しみにしてた春の国立劇場でのリサイタルや全国ツアーはもう二度とないのかと、そんな事を考えてました。ちんぺいさんのライブ映像を観ようと、凄い数のライブ映像の中からチョイスしたのは、1989年夏、大阪フェスティバルホールでの「獅子と薔薇」のアルバム発売時の「CORAZON III」1990年9月NHKホールでの「Price of Love」発売時の「with ウィーン交響楽団プロジェクト」1993年夏、「バサラ」発売時の「沖縄野外コンサート」この3本のライブを観ていました。少し時代が偏ったけどちんぺいさんが40代になった1989年から順に観たくなった。「輪舞」発売時の「CORAZON IV」は少し前に観た所だったので飛ばした。(気がつけばこのブログも1500万アクセス超えてた)3本のライブ映像を観て、心にずっしり響いたのは、1989年大阪フェスでのライブのラストの2曲。「家路 -私が死んだ日-」「THE NAME」この時のコンサートは「群青」「英雄」「昴」本編ラストの「冬のメリーゴーランド」の順に歌われ、アンコールは「家路 -私が死んだ日-」「THE NAME」の2曲。このいつもの流れとは少し違うセットリストも自分は大好きでした。(このツアーでの「英雄」でのライティングは強烈にカッコよかった!)雪の紙吹雪が大量に降りしきる中「冬のメリーゴーランド」の熱唱で幕が降りる。再び幕があがると、ちんぺいさん舞台の真ん中に座っている。ピアノ1本のみで「家路 -私が死んだ日-」を歌う。アンコールではMCはなく、この2曲を歌う。なので、「THE NAME」の事については「群青」を歌う前のMCで語られた。この話はいくつかのツアーで話されたので、ちんぺいさんのコンサートに通い詰めた人なら記憶に残っていると思う。「去年の冬の終わりでした。大切な友人がひとりこの世から去りました。 ま、友人と申しましても明治生まれの方でしたから…。 その御老人とは年に一回、歌いながら全国をまわった時、九州は博多でお会いしたんです。 お会いすると必ず家に連れて行ってくださって、その御老人自らお茶を点ててくださる。 それをいただきながら、いろんなお話を伺うのが旅の楽しみのひとつでした。 そんな話の途中、突然そのご老人がこんな事をおっしゃった「谷村くんは名前はなんだっけ」 「しんじです」「どう書くんだ」「新しく司ると書きます」 「良い名前だ。いい名前だよ。ご両親の思いがよく込められてる」 恥ずかしいですけど、僕はその時はじめてです。自分の名前について考えたの、 でも考えるとそうですよね。親から子にそしてその子が親になってまた親から子に残してやれる肩身。 その血の流れのような宿命的な物とは別に万感の思いを込めて残していってやれる肩身…それは 名前だけかも知れないなって。 だから両親が名前をくれた時の思いだけは忘れないようにしなくちゃいけないなって思ったのも 寒い冬の夜でした。 そして1989年1月7日…同じような寒い冬の夜に我々の昭和という時代が終わりました」暗転になると「群青」のイントロ。凄く感動したのを覚えてる。『THE NAME』 作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 服部克久さん印象的なピアノのイントロに寄り添う美しいストリングスの響き。ライブではスタジオ盤のテンポよりも少し早めにしています。ちんぺいさんの歌唱はレコードよりも更に柔らかく優しく歌いかける。1988年12月の青山からツアーが始まり、この収録した次の日が大千秋楽。何十回も歌い、そして完成した形がこの歌唱なんだと思う。ツアー序盤の時と歌の表情がかなり違う事に気づかされる。この曲は、いつかきっとまた歌ってくれるだろうと願ってたけど叶わなかった。「昴」同等の名曲が山ほどある事を本当に知ってほしいと思う。レコード、CDではロンドン交響楽団の演奏で包み込まれるような大きな波の中で自由に歌い上げるちんぺいさんの歌唱はもちろん最高です。この曲に関してはライブでのシンプルなアレンジで聴いた方が感動した。歌い熟れて出来上がったちんぺいさんの「THE NAME」の歌唱。この年の12月にちんぺいさんのお父様が亡くなった。この大阪のコンサートでは千秋楽前のこの人、大千秋楽ではこの曲を歌うちんぺいさんの目は始終、涙が光ってた。きっと父親の事を強く思いながら歌ってたのだと思う。「♪ Oh あなたにいつも見つめられて 感じた勇気忘れない」の部分で声を震わせてた。「家路 -私が死んだ日-」「THE NAME」の2曲は60歳過ぎたちんぺいさんの歌唱で聴きたかった。17枚目のソロアルバム「獅子と薔薇」は超名作であると、うるさいほど何度も書いてると思うけど、ちんぺいさんにとっては通過点の一つで、そこに戻って自慢する気なんて微塵もなかったのだと思う。ヨーロッパ三部作なんて、普通にできない事をしてる。でも過ぎた事には拘らないのがカッコいい。その部分も最後まで貫いてた。谷村新司リサイタル1989『A STORY BEGINS -CORAZON III』/大阪フェスティバルホール<テレビ中継のセットリスト>1曲目「獅子と薔薇」2曲目「青い薔薇」 3曲目「ジョニーの子守唄」 4曲目「冬の稲妻」 5曲目「涙の誓い」 6曲目「狂った果実」 7曲目「チャンピオン」8曲目「今はもうだれも」〜「ジョニーの子守唄」 9曲目「秋のソナタ」 10曲目「陽はまた昇る」11曲目「レストランの片隅で」 12曲目「群青」13曲目「英雄」 14曲目「昴」 15曲目「冬のメリーゴーランド」 16曲目「家路-私が死んだ日-」 17曲目「THE NAME」(自虐ネタを言ったあとでの客席の反応でよく見せた表情)(キメポースで拍手や指笛を煽る表情)(真冬から始まったツアー。衣装はそのままで夏に突入。汗が凄かった)(提供が「食道園」なのが・・・。1社提供じゃなく名前が出たのは「食道園」だけですが、 中でのCMは「ポートピアランド」「東条湖ランド」「ハウス とんがりコーン」「足立宝石店」「銀座ジュエリーマキ」「アカプルコ」など、夜中の番組だったので関西ローカルCMが多い。「食道園」は今も現役バリバリです。20年以上行ってないけど、久しぶりに行きたくなってきた。焼肉はあんまり好きじゃないので「しゃぶしゃぶ」を食べに行ってた。「すき焼き」も美味しかった記憶がある。ちょっと調べたら北新地店は今でも夜中の3時まで営業してる!大阪に住んでる時、夜の11時ごろから2時過ぎまでウダウダと飲みながら食事してたような気がする。あとは西梅田の「DON SHOP」も朝まで開いてたので朝まで飲むためによく行ってた。80年代〜90年代は朝まで飲める場所は居酒屋だけじゃなく、いろいろあったなぁ。
2024年01月09日
アメリカのフォークシンガー「Eric Andersen」が1966年発売したアルバムに収録。この曲は当時、アメリカの黒人の基本的人権を要求する活動家の友人に向けて書いた曲のようです。「疲れた脚のブーツを脱いで休んで行かないか 私はあなたを笑わせる事が出来るかも知れない」と、友人に戻って来ないか?と書いた曲。このアルバムからは「疲れた靴」の他、「サンフランシスコ・ベイ・ブルース」「腰まで泥まみれ」「綿つみの歌」「ミッドナイト・スペシャル」もライブで何度も聴けた曲。高石ともやとザ・ナターシャー・セブンのヴァージョンはまた違った景色が見える。この曲を初めて聴いたのは中学生の頃だったので素直に優しく温かい歌声と歌詞に惹かれて、感動していた。ナターシャー・セブンのコンサートでは何度も聴いた。「107 SONG BOOK Vol.08 お! スザンナ。アメリカの古い歌編」のスタジオ録音のヴァージョンも好きですが、一番よく聴くオフィシャルで出ているヴァージョンは「いこまいか。」のライブヴァージョン。今日、この曲が聴きたくてアナログ盤「いこまいか。」を引っ張り出してきて聴いた。「♪笑い話をしてあげようか〜」の後に入る坂庭省悟さんの高音の「♪フゥ〜ウ〜」のコーラスを聴いた瞬間に涙が出た。ライブで何度もこの曲を歌ってる姿を観てるので、この部分はともやさんがどんな表情してたとかメンバー同士が顔を見合わせながら歌ってる姿が鮮明に頭に浮かぶ。キラキラした音のイントロのギターを真剣な眼差しで弾いてる純二さんの顔も浮かぶ。サビから入ってくる省悟さんの高音コーラスパートと共に美しい3人のハーモニーには感動の鳥肌です。木田高介さんのほんわかした存在も本当に好きだった。このライブ盤も超おすすめ。ナターシャー・セブンはもちろん、杉田二郎さん、自切俳人、ダウンタウンブギウギバンドの演奏も最高です!ジローちゃんの「題名のない愛の唄」「積木」「やわらかい心」最高です!「疲れた靴」君は長い道のりを歩いてきた辛い言葉を浴びせられて泥にまみれて足も重いでも罵る者はすぐ背中を見せる疲れた靴を脱いで休んで行かないか笑い話をしてあげようか君の瞳は輝いている黄昏と夜明けを求めながら歳をとってくると、何でもないふとした優しい歌詞や歌い回しに泣けてきたりする。今の時期になるといつも寒い風の中、口をついて出てくる曲がある「春を待つ少女」冷たい風の丘に咲く光る花はネコヤナギ今日もたたずむ娘ひとり海を見つめて誰を待つ光る花はネコヤナギ春の日を待ちながらかける娘は光の中どこへ行く娘この曲はシモンズもカヴァーしています。高石ともやとザ・ナターシャー・セブンでスタジオ録音は2ヴァージョン、ライブヴァージョンは多くあります。「1972 コンサート -KBS KYOTO INCREDIBLE TAPES- 」のヴァージョンは自分がいつもコンサートで聴いてたアレンジとは違うので何かしっくり来ないのですが、他のライブヴァージョンはどのヴァージョンにも思い入れがある。いきなり高石友也さんのアカペラから始まるヴァージョンも好きだった。その時はフィドルがかなりフィーチャーされてるアレンジでした。「107 SONG BOOK Vol.05 春を待つ少女。」のヴァージョンがやはり一番よく聴いたのでこのヴァージョンのキラキラしたギターソロに胸を震える。進藤了彦さんが加入してからのナターシャー・セブンもライブもよく観た。円山音楽堂は楽しかった思い出が山ほどある。
2024年01月08日
1991年12月16日発売の山崎ハコさんの19枚目のアルバム。このアルバムはなぜか、今日現在ウィキペディアにも掲載されていないアルバム。どこかで見たディスコグラフィにもこのアルバムは掲載されていなかった。ハコさんの歴史から消されたアルバムなのだろうか?1曲目「ベイシティを流れて」2曲目「港まで」3曲目「あばずれ」4曲目「Again To Me」5曲目「セイディア」6曲目「BAND」7曲目「元気か」8曲目「時代にはぐれて」9曲目「親友みたいに」10曲目「スクリーン」全曲 作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 森一美さんこのアルバムからライブで歌われた曲はかなり少ないと思う。このアルバムの次の「メンフィスまで」の中からならセットリストに入ってた曲が多かった。自分もそんなに聴くアルバムではないけど、たまにこうやって聴いてみると良い曲が多い事を思い出す。17thアルバム「SA・SU・GA」からの流れのロック色強めなアレンジが多く収録されています。バックバンドがないとライブでやりにくい曲が多いのですが、ギター1本で歌ってもカッコイイだろうなと思える曲も多い。レコーディングもバンドサウンドに拘ってるようなアレンジと演奏です。タイトな演奏がストレートなハコさんのボーカルにハマり切っててカッコイイ!かなり久しぶりに聴いて感動したのと、このアルバムの事をブログで書いてなかった事に驚く。書いた気になってたのと思うけど。7曲目「元気か」のタイトなリズムのバンドサウンドがたまらなくイイ!ハコさんの歌も勢いがあってゾクゾクする。1曲目「ベイシティを流れて」は80年代前半の頃のハコさんのような楽曲アレンジ。この曲が急に有線などで流れてきたとしたら「風の色」や「ダージリン」に入ってた曲だったかなって勘違いしてしまいそう。サビまで聴けば「流行歌が聞こえる」に収録されてる曲だと当然、わかるけど。9曲目「親友みたいに」はレゲエアレンジの曲で、歌詞は少し珍しいように思う。ハコさんはレゲエな曲は多くありますが、この曲が一番本格的なレゲエっぽい空気を感じる。2曲目「港まで」もレゲエです。この曲もおしゃれなアレンジと艶っぽいハコさんの歌唱が最高です。このアルバム、もう少し知られてもいいと思うな。ハコさんファンでも買ってない人もいるんじゃないかな。確か廃盤なので再発するべき。6曲目「BAND」はミディアムスローのやや重めな曲。バンドをやってる者には刺さる歌詞だった。こんな歌詞もハコさんには珍しい方だと思う。10曲目「スクリーン」はアルバムラスト曲です。フレットレスベースを前に出してて、これがカッコイイ!8曲目「時代にはぐれて」ミディアムスローの3連曲。この曲もブルースロックなハコさんのカッコよさを堪能できる曲です。3曲目「あばずれ」は音の作り的には「道を探せ」を思い出すようなアンプラグドなロック。ハコさんの歌い回しも渋くて最高です。ローズピアノのソロもカッコいい!4曲目「Again To Me」は初めて聴いた時の印象はとくに良くもなかったのに、聴くほどに妙にハマってしまった曲。5曲目「セイディア」もレゲエっぽいアレンジとおしゃれなメロディーラインとハコさんの楽曲ではやや珍しいタイプの曲です。廃盤にしているには勿体無いアルバムです。BGMビクターも山崎ハコさんのアルバムの再発、リマスターを早くすればいいのに。レコーディングメンバー
2024年01月07日
天地真理さんのクローバーシリーズ第二弾「虹をわたって」売り上げ枚数などのデータはないのですが、きっとかなりの枚数売れていると思います。デビュー曲「水色の恋」を除く「虹をわたって」までのシングル曲が3曲と大人気だったチェリッシュのカヴァー1曲の4曲構成。それで600円なので、最低でも30万枚〜50万枚は売り上げてると想像できます。小学生の自分でもこのシリーズは必ず買ってたし、友人でも買っている人が何人もいた。A面1曲目「虹をわたって」作詞 山上路夫さん 作曲 森田公一さん 編曲 馬飼野俊一さんこの曲は1973年春の選抜高等学校野球大会の入場行進に使われ、天地真理さん本人も実況席で出演しました。この日、自分もバックネット裏近くの席にいました。自分の姉が少女コーラス隊として出場してて立川澄人さんと合唱で出演していました。そのおかげで開会式の良い席をもらえた。姉の行ってた学校のコーラス部が毎年、開会式に出演してたのだったと思う。天地真理さんもかなり遠くからだけど、肉眼で観る事ができた。この時が初めて生の天地真理さんを観た時でした。あれから現在までこんなに天地真理さんにハマってしまうとは、あの時は当然、想像もしてなかた。開会式では天地真理さんの歌唱はありませんでした。この曲はオリコン1位を二週連続、そして11週間にわたりオリコンのベスト10に入り続け23週間にわたってオリコン100以内に入り続けた超ロングラン大ヒット曲です。2曲目「ひまわりの小径」作詞 林春生さん 作曲 筒美京平さん 編曲 馬飼野俊一さんチェリッシュのオリジナルはもちろん良いのですが、この天地真理さんヴァージョンのアレンジと演奏が素晴らしくMIXも本当にイイ!そして天地真理さん声質にも良く合ってる曲です。アルバムではチェリッシュのカヴァーは4曲もしていますが、1974年以降にライブでセットリストに入った事はなかった。B面1曲目「ちいさな恋」作詞 安井かずみさん 作曲 浜口庫之助さん 編曲 馬飼野俊一さんデビュー曲「水色の恋」に続く2枚目のシングル曲。この曲はオリコン1位を4週連続、そして12週間にわたってベスト10以内に22週間にわたってオリコンベスト100位以内に入り続けた大ヒット曲。1974年8月の梅田コマ劇場でのショーの時に生で初めて聴いた。もうこの時点で最後のサビ繰り返しの「♪なぜか揺れてる バラの花 はずかしそうな 恋の歌」はカットされていました。その後もこの部分を歌った事はなかったと思う。1975年春のツアーでは、あまりにもテンポが速すぎて落ち着きのない「ちいさな恋」でした。1975年8月梅田コマ劇場ではテンポは元に戻ったけど1コーラスのみの歌唱でメドレーの中の1曲に組み込まれていました。1976年1月からの「全国ツアー」ではまたテンポが速くなりサビ繰り返しなしの2コーラスを歌唱。1976年夏の梅田コマ劇場ではセットリストから外れた。1976年9月からの「そよ風に誘われてツアー」でもセットリスト入りしなかった。2曲目「ひとりじゃないの」作詞 小谷夏さん 作曲 森田公一さん 編曲 馬飼野俊一さんこの曲はシングルヴァージョンとアルバムヴァージョンがあります。誰もが知っているヴァージョンはシングルヴァージョンですが、ライブではアルバムヴァージョンのアレンジで歌われた事もあった。ライブ盤「天地真理オン・ステージ」ではアルバムヴァージョン、ライブ盤「私は天地真理」ではシングルヴァージョン。この曲もロングラン大ヒット曲で6週間オリコン1位を続けると12週間ベスト10内に入り続け、24週間、100位以内に入り続けました。
2024年01月06日
1973年5月10日発売のガロの5枚目のシングル。「学生街の喫茶店」がシングルリリースから半年経った頃から売れ始め、このシングルが出た頃には100万枚を売り上げていました。ガロブームの中、発売されたシングル。A面「君の誕生日」作詞 山上路夫さん 作曲・編曲 すぎやまこういちさん3枚目のシングル「学生街の喫茶店」の次にリリースされたシングルは「涙はいらない」でした。この「涙はいらない」は初期にビー・ジーズを彷彿させる爽やかフォークでした。その時点ではまだ「学生街の喫茶店」はまったくヒットしていませんでした。(この時点では「学生街の喫茶店」はまだB面でA面曲は「美しすぎて」でした)「学生街の喫茶店」が大ヒット、そしてその流れを汲んだような曲が「君の誕生日」です。レコード会社の思惑通りにこの曲も大ヒット。そして、この曲の1番と2番の間の間奏は「学生街の喫茶店」の歌メロがそのまま使われています。同じ「すぎやまこういちさん」の作曲なので何の問題もないのですが、かなり大胆に思えた。B面「散歩」作詞 山上路夫さん 作曲 村井邦彦さん 編曲 有馬すすむさんこの曲もA面になってたらヒットしたと思う曲。少しカーペンターズを感じる曲で、アレンジもカッコよく子供の頃から好きだった。
2024年01月05日
イギリスのロックバンド「Led Zeppelin」の1973年11月日本発売のシングル。(アメリカでは1973年3月28日発売)昨日、ヒプノシスの作品の事を書いてたのもあってZepの「Houses Of The Holy」が聴きたくなった。そのアルバムに収録されてるシングル盤。バンド構成Robert Plant – VocalsJimmy Page – GuitarsJohn Paul Jones – Bass, Piano, Mellotron, Organ, SynthesizerJohn Bonham – DrumsA面「D'yer Mak'er」(ディジャ・メイク・ハー)ジャケットには「ディ・ジャ・メイク・ハー 」と表記されていますが、日本盤のアルバムには「ディジャ・メイク・ハー」と書かれています。5枚目のアルバム「Houses Of The Holy」からの第二弾シングルカット。シングルカット第一弾はアルバムA面3曲目「Over The Hills And Far Away」で「D'yer Mak'er」はB面2曲目。レゲエとドゥーワップを組み合わせた曲を作ろうとした事からこの曲が完成したとか。シングルヒットしたにも関わらずライブではフルコーラスで演奏された事もなく、セットリストに入った事もない曲です。アルバム「Houses Of The Holy」の中では自分は好きな方じゃない曲だけど、たまに急に聴きたくなったりする。アルバム「Houses Of The Holy」だと「No Quarter」「The Song Remains The Same」「The Ocean」「The Rain Song」「Dancing Days」の順で好きな曲。歌詞は「俺がこんなに泣いたのに行かないでおくれ」「愛しているから行かないでおくれ」と出て行こうとする女性にすがりついている歌詞です。子供の頃は訳詞もついてなかったので、この曲は何を歌ってるんだろうってずっと思ってた。B面「The Crunge」アルバムA面ラストに収録されてる曲。ファンクなアレンジの曲だけど、変拍子の嵐でわざと踊る事が出来ないソウルソングに作られています。この曲も単体でライブのセットリストに入った事はなく、フリーソロの中でドラムがこのリズムを叩き出すと、ベースがたまに合わせてイントロの例のフレーズを弾き出す事があったようですが、ギターが参加してくる事はほとんどなかったとか。Led Zeppelin自体、聴いたのは何年ぶりだろ?って感じ。今日は堰を切ったように「Houses Of The Holy」「Led Zeppelin III」「Physical Graffiti」と3枚のアルバムを連続で聴いてた。ハマってずっと聴いてた20代の頃が懐かしい。「Houses Of The Holy」のCDも新しく発売されると買ってしまう。でも、一番よく聴くのはダントツにアナログ盤だけど。
2024年01月04日
松任谷由実さんの1983年発売アルバム「VOYAGER」A面ラストに収録されてた曲。(ユーミンの1984年発売の映像作品「コンパートメント TRAIN OF THOUGHT」から)この曲がライブで歌われる時の演出はいつも驚かされたり感動させられたりでこの曲のイントロが流れ出しただけで、ワクワクしてしまう。1984年「YUMING BLOOD」ツアーの本編最後で歌われた時の演出は凄かった。初めてライブで歌ったツアーだったのもあって、鳥肌が止まらない中、リフレインをずっと聴いてたのを思い出す。それほど何度もセットリストに入った事はない曲ですが、その度にインパクトが強くて印象に強く残る。これまでに5ツアーで歌われたと思う。最近では「TIME MACHINE」ツアーではギャレス・エドワーズ監督の「モンスターズ」の夜のシーンで2体の地球外生物が婚姻色を出してるような光を出して求愛してるような場面を思い出させるような映像にも感動だった。70年代から歌の中にSFを入れたのは日本ではユーミンが最初なんじゃないかと思う。そして、初の本格的な映像作品「コンパートメント TRAIN OF THOUGHT」の中での「不思議な体験」の場面が凄く好きです。この映像作品はイギリスのアート集団「ヒプノシス」を中心メンバーとして結成したストーム・トーガソンが監督しています!ストーム・トーガソンも初めての長編映像作品でやりたい事が凝縮して詰め込まれてるような作品です。ヒプノシスが担当したロックアルバムのアートワークは60年代後半〜80年代まで数え切れないほどあります。超有名アルバムからマニアックなロックアルバムまで。自分がいま頭に浮かぶ好きなアルバムアートワークはQuatermass の「Quatermass」ってアルバム、The Moody Bluesの「Caught Live + 5」The Alan Parsons Projectの「Pyramid」、Peter Gabriel「Car」、Led Zeppelin「Houses of the Holy」「Presence」、Black Sabbath「Technical Ecstasy」、Renaissance「Turn of the Cards」、・・・そしてユーミンの「昨晩お会いしましょう」と「VOYAGER」。全てブログに書いたアルバムばかりだと思う。「Quatermass」・・・好きで凄い何度も聴いてた。意外と知られてないバンドですが、めちゃくちゃオススメのアルバム。レインボーが好きな人は「Black Sheep Of The Family」のオリジナルなので知ってると思う。「One Blind Mice」なんてカッコ良すぎる曲!「コンパートメント TRAIN OF THOUGHT」を久しぶりに観ていて、そのあとで「不思議な体験」をいろんなライブヴァージョンなどでも聴いてた。そして2002年にDVD版で再発売した時の特典映像には監督のストーム・トーガソンのインタビューを収録!
2024年01月03日
イギリスのプログレッシブ・ロック「The Moody Blues」の1970年6月発売の日本盤シングル。日本以外の国では「Candle Of Life」はB面で「Question」がA面です。バンド構成Justin Hayward – 12-string acoustic Guitar, Lead vocalsJohn Lodge – Bass, backing vocalsMike Pinder – Mellotron, backing vocalsRay Thomas – Tambourine, backing vocalsGraeme Edge – Drums, percussionA面「Candle Of Life」この曲は5枚目のアルバム「To Our Children's Children's Children」のB面4曲目に収録されている曲のシングルカット。(5枚目のアルバムは1969年発売)アルバムの中でもこの曲は特に好きで20代の頃によく聴いてた曲です。この曲のストリングスアレンジを聴いていると瀬尾一三さんって「The Moody Blues」の影響をかなり受けてるのじゃないかと思う。他の「The Moody Blues」のアレンジでもそう思うフレーズがよく出てくる。アルバムでは次の曲「Sun Is Still Shining」に繋がってるのですが、ここの流れはいつも鳥肌です。このアルバム自体、通して聴くことは比較的少なかったアルバムだけど、部分、部分で好きな所が山ほどある。B面「Question」6枚目のアルバム「A Question Of Balance」の1曲目に収録されてる人気曲。イントロから凄いインパクトです。アコーステックギターを16ビートで搔き鳴らす!アルバムも大ヒット、このシングルもイギリスでは2位に、オランダでは1位になった。そして1988年にはロンドン交響楽団とのコラボで再びレコーディングされました。なぜか日本で「The Moody Blues」はあまり人気がないような気がするけど、プロモーションのしかたがダメだったのだろうか。日本人受けするバンドだと思うんだけど。マニアックなロックファン、プログレファンは必ずと言っていいほど聴くバンドじゃないかな。2024年になる瞬間,今年は高田渡さんの映画をDVDで観てた。高田渡さんの事を書こうかと思ったけど、長くなりそうなのでまた今度にしようと思い、その前に20時頃からThe Moody Bluesのアルバムを立て続けに3枚聴いてたのでその中からの書く事に。アルバムもシングルもまだ書いていないものが多い。高田渡さんはまだ一度も書いてないかもしれない。映画「タカダワタル的」はかなりおすすめな映画です。ドキュメント映画ですが、気づけば物語のように観てる不思議な映画。三上寛さんやみなみらんぼうさん、坂庭しょうごさんや松田幸一さんの事は何度も書いてるのに高田渡さんの事はなぜか書いてなかった。
2024年01月01日
1973年10月発売のThe Stylisticsのヒット曲「Rockin' Roll Baby」日本盤は1974年発売。The Temptations、Four Tops、The Stylisticsなどのソウル・コラースグループの人気が安定してソウルブームが日本にもやってきた。上に書いた3つのグループはどれも好きで最近、またよく聴くようになった。A面「Rockin' Roll Baby」(邦題「ロッキン・ロール・ベイビー」)3枚目のアルバム「Rockin' Roll Baby」のタイトル曲。このシングルではアルバムヴァージョンよりも1分短いシングルヴァージョンです。アルバムをよく聴いてると、物足りなさを感じる部分もあるけど、やっぱりこの曲は最高です。「渚のシンドバッド」の歌バックのアレンジによく似てて、編曲の都倉俊一さんはこの曲を聴いてて閃いたのかも。(こんなバッキングの曲は山ほどあるけど…)メロディーは秀逸だしハイトーンのソウルフルなボーカルが気持ちいい!ブラスセクションのアレンジもめちゃカッコいい!B面「Pieces」(ピーセス)2ndアルバム「Round 2」のアルバムラストに収録されてた曲をシングルカット。この曲のやや重いノリにハマると病みつきになる。1977年頃にシングルとして発売したら、大ヒットしたんじゃないかと思う。アルバム「Round 2」と「Rockin' Roll Baby」はよく聴くアルバム。まだ完全に洗練されてなく、やや荒削りな感じがこの曲を余計にカッコよく感じさせてくれる。The Stylistics、来日してたけど行けなくて残念すぎる。大阪は3日間もあったのに無理してでも行っとけばよかった。
2023年12月31日
1963年5月に日本独自のカップリングでこのシングル盤が発売されました。A面「Begin the Beguine」作 Cole Porterこの曲のオリジナルは1935年にBroadway musical 「Jubilee」のために書かれた曲。 フランク・シナトラがレコーディングしたのは1946年2月24日です。これまでにいろんなヴァージョンでこの曲を聴いて来たけど、自分はこのフランク・シナトラのヴァージョンかエラ・フィッツジェラルドのヴァージョンが好きです。フランク・シナトラのヴァージョンの方はテンポも速めで派手なアレンジです。エラ・フィッツジェラルドのヴァージョンはゆったりとしたテンポでミュートトランペットのオブリがかなり印象に残るアレンジ。B面「My Blue Heaven」(邦題「私の青空」)作詞 George A. Whiting 作曲 Walter Donaldsonこの曲も超有名なスタンダードナンバー。オリジナルは1927年発売のジーン・オースティンヴァージョン。フランク・シナトラヴァージョンは自分がシナトラのアルバムの中でも特に好きなアルバム「Sinatra's Swingin' Session!!!」のレコーディング時に収録されました。タイトル通りにスイングしまくりのJAZZアルバムです。「September In The Rain」のアレンジが最高です。シナトラの「My Blue Heaven」はアップテンポで軽快にアレンジしていてビッグバンドの最高の演奏、そして歌声も心地良く跳ねてて聴いてるだけで幸せな気分にしてくれる。「Sinatra's Swingin' Session!!!」は全曲最高なのでアルバム自体がおすすめ。
2023年12月30日
松任谷由実さんの50周年記念全国アリーナツアーの最終日に行ってきました!このツアーが始まって6本目の5月28日の大阪城ホールが自分の1回目でした。その日、観終わった後すぐに、このツアーは出来る限り回数を観たいと思った。結局、8回が限界だった。もっと回数観たかったんだけど、チケットがまったく取れない場所もあったし日程的に難しい日も多かったし、・・・それでも8回観る事が出来て良かった。その8回とも観る座席によって感じ方が大幅に違って、8回とも毎回新鮮に楽しめた。ユーミン自身が毎回、新鮮な気持ちでステージに立ってるのも凄くよくわかった。次のツアーからは今日、一緒に行った友人がファンクラブに入会したのでこれまで以上に回数を観る事ができるかも。今回ファンクラブで2公演、CDの先行で5公演、ぴあの最速先行で1公演。ファンクラブは4公演申し込んで2公演ハズレた。1口で4公演まで申し込めるのはうれしい。8回のうちアリーナ席は2回。ファンクラブの2公演でした。あとは全てスタンド席で申し込んだ。今日のツアーラストが一番ユーミンに近い席だった。スタンドのかなり前だった。オペラなしでも表情がよく見えた。11月9日の大阪公演のラストも、神戸の4回目も物凄く盛り上がったけど、今日も凄かった。大歓声と拍手の中、50周年ツアー千秋楽が終わった。2023年12月28日(木) 日本ガイシホール (名古屋)1曲目「心のまま」 「REINCARNATION」B面2曲目2曲目「WANDERERS」 「LOVE WARS」2曲目3曲目「リフレインが叫んでる」 「Delight Slight Light KISS」1曲目4曲目「ただわけもなく」 「Wings of Winter, Shades of Summer」4曲目5曲目「満月のフォーチュン」 「天国のドア」4曲目6曲目「TYPHOON」 「VOYAGER」B面2曲目7曲目「青いエアメール」 「OLIVE」2曲目8曲目「紅雀」 「紅雀」5曲目9曲目「あの日にかえりたい」 シングル曲10曲目「さまよいの果て波は寄せる」「悲しいほどお天気」ラスト曲11曲目「セイレーン」 「スユアの波」1曲目12曲目「Blue Planet」 「A GIRL IN SUMMER」1曲目13曲目「Delphine」 「KATHMANDU」5曲目14曲目「LOVE WARS」 「LOVE WARS」3曲目15曲目「Now Is On」 「FROZEN ROSES」1曲目16曲目「星空の誘惑」 「REINCARNATION」A面4曲目17曲目「埠頭を渡る風」 「流線形'80」2曲目18曲目「真夏の夜の夢」 「U-miz」3曲目19曲目「航海日誌」 「COBALT HOUR」5曲目 アンコール20曲目「守ってあげたい」 「昨晩お会いしましょう」A面ラスト21曲目「やさしさに包まれたなら」 「MISSLIM」3曲目22曲目「春よ、 来い」 「THE DANCING SUN」ラスト曲Wアンコール23曲目「瞳を閉じて」 「MISSLIM」2曲目トリプルコール24曲目「卒業写真」 ピアノ 松任谷正隆さん「COBALT HOUR」2曲目セットリストも凄く良いバランスだったと思う。各自の思い入れで聴きたい曲の時代が微妙に違うと思うけど、全て考慮してこのセットリストって感じがする。自分だったら2009年発売の「そしてもう一度夢見るだろう」以降の楽曲が10曲以上入ってくるし、荒井由実時代ばかりを聴きたい人も中にはいるだろうし、超絶ブームだった頃の曲を多く聴きたい人もいるだろし。ツアー第二期の神戸の2日目からレーザー光線のプログラムが変わったり、スモークの量も明らかに多くなったのと、「TYPHOON」の映像と照明が変わってから、観る側の高揚感がさらに強くなった。神戸1日目とその前の広島を観てるけど、その時は変わってなかったように思えた。気づかなかっただけって事はないと思うんだけど。とにかくツアー後半のレーザーとライティングは最高だった。第一期でもじゅうぶんに満足していましたが。それにしても、このツアー…9900円で観られるのが凄すぎる。ユーミンの観客を楽しませるために舞台の端から端まで何度もぐるぐると歩きながら歌ったり、毎回、振り絞るように渾身のボーカルを聴かせてくれるのも感動で何度も泣けた。あの運動量は年明けたら70歳になる女性としたら驚異的です。「Now Is On」のダンスも後半に近くなるたびに激しくなってきてたし、「Blue Planet」でのサーフィンのダンスと走り回ってのパフォーマンスも激しい。「さまよいの果て波は寄せる」の歌唱には毎回、心を震わされた。元々、大好きな曲ってのもあるけど、生で聴いてこの曲がより好きになった。「ただわけもなく」を歌ってるユーミンの雰囲気が柔らかく優しくて凄く好きです。「ただわけもなく」も異常に好きな曲なので、今回聴けた事が本当にうれしかった。今日のユーミンは「リフレインが叫んでる」の後の1回目のMCから涙声になってた。「今日が最後の航海になります。二度とないこのツアー、ここからの眺めをしっかりと 心に焼き付けたいと思ってます」そんなMCの後での「ただわけもなく」は泣けた。ツアーラストの「航海日誌」はいつも以上に胸にしみた。アンコールの「守ってあげたい」「やさしさに包まれたなら」「春よ、 来い」3曲は、やはりずっと多くの人に愛され続けている名曲なのを改めて強く感じた。何十年経っても古く感じさせない、いつまでも新鮮に聴ける。1982年「昨晩お会いしましょうツアー」で聴いた時の「守ってあげたい」と今日の「守ってあげたい」で新鮮さは変わらない。45周年ツアーの時も同じように感じた。Wコールの時、ユーミンが泣きながら話した。「1ステージも落とす事なく無事、最後の名古屋にたどり着けました。 みんなの応援のおかげです。もっと続けられる気がする!」と力強く叫んだ!これからのユーミンがより楽しみになった。年々、涙もろくなって感情を素直に前に出す今のユーミンが最高です。トリプルコールでも涙でボロボロになりながらも旦那である松任谷正隆さんを紹介するユーミンの言葉に感動した。ユーミンという人生の伴走者。「卒業写真」の正隆さんのピアノにも感動した。ユーミンが涙で声が詰まりそうになると、ピアノを強く弾いて「泣くな!」って言ってるようにも聞こえて心が震えた。今まで聴いた「卒業写真」の中で確実に一番でした。ユーミンは今日から39日後には、もう次の新しいステージの初日を迎えます。「松任谷由実SURF&SNOW in Naeba Vol.44」8回公演。チケット取れなかったけど、今年も「松任谷由実 Y-topia」で様々なコンテンツを楽しめるので今から楽しみです。3日分のライブの配信とリクエストコーナーで歌われる場面の特集など、苗場に行けなくても十分楽しめるのもうれしい。「Y-topia」の前にWOWOWがある。そしてBlu-rayの発売もきっとある。Blu-ray用に編集しなおしての発売だと思う。50周年ツアーの特典映像はどんな映像になるのかも今から楽しみです。
2023年12月29日
甲斐バンドの1986年5月1日発売の12インチシングル。33枚目のシングル。このレコードがアナログ盤として最後になりました。それと1回目の解散前の最後のシングルでした。A面1曲目「メガロポリス・ノクターン」作詞 松山猛さん 作曲 松藤英男さん 編曲 大村憲司さんこの曲は、甲斐バンド全シングル曲の中でもベスト3に入るほど気に入ってる曲。初めて聴いた時は地味な印象でそんなに好きではなかったはずなのに、聴くたびにハマっていった曲。噛めば噛むほど旨味が出てくるスルメ系の曲。久しぶりに今日、聴いてたけどめちゃくちゃカッコいい!タイトな青山純さんと富倉安生さんのリズム隊もゾクゾクする。作詞の松山猛さんはサディスティック・ミカ・バンドや加藤和彦さん関係の曲の作詞を多く手掛けている方です。松藤英男さんの作ったメロディーも心に残るカッコいいメロディです。そしてアレンジが素晴らしすぎる!2曲目「レイニー・ドライブ」(Ballad Version)作詞 松尾清憲さん 作曲 松藤英男さん 編曲 新川博さん一つ前の32枚目のシングルのバラードヴァージョン。甲斐バンドはファンハウスに移籍した後が特に好きで「フェアリー(完全犯罪)」「野獣」「ラヴ・マイナス・ゼロ」、そしてこの「レイニー・ドライブ」この曲を歌う甲斐さんの歌唱は特別に良いと思う。B面1曲目「破れたハートを売り物に」 (Private Room Version)作詞・作曲・編曲 甲斐よしひろさん この打ち込みのみの斬新なヴァージョンの存在はあまり知られていないような気がする。Demoなのに、かなりクールな印象でオリジナルに負けないほど好きです。オリジナルヴァージョンは椎名和夫さんのアレンジが天才的だった!この曲、もっと売れてるものだと思ってた。オリコンで最高位50位とか信じられない。時代の先取り過ぎたのかも知れないけど。この12インチのマニアック過ぎるヴァージョンも本当にカッコいい。2曲目「ナイト・ウェイブ」 (Private Room Version)作詞・作曲・編曲 甲斐よしひろさんこれも「破れたハートを売り物に」 (Private Room Version)同様にマニアック過ぎるリミックス(Demo)です。甲斐さんのボーカルが浮き立つので歌をしっかり楽しめる。
2023年12月27日
QUEENのヴォーカリスト「Freddie Mercury」の1987年1月発売のソロシングル。この曲は1955年11月3日に「The Platters」がリリースして大ヒットした曲のカヴァーです。(1954年11月3日なら「ゴジラ」がこの世に誕生した日だったのに。「ゴジラ」のちょうど1年後)プラターズの「The Great Pretender」はTony Williamsのリードボーカルが素晴らしく、そして4人のコーラスも気持ち良くてもっと長い曲だったらいいのにっていつも思ってしまう。フレディがカヴァーするまでに多くのアーティストがカヴァーしています。中でもElvis Presleyのヴァージョンは有名。Temptations、Neil Diamondも歌っています。今日、聴いてた12インチシングルは一番最初にリリースされたヴァージョンです。後にアレンジ違いなど数種類のヴァージョンが存在しています。A面1曲目「The Great Pretender (Extended Version)」 5分50秒Written-By – Buck Ram正直、このロングリミックスヴァージョンはあまり好きではない。でも、たまに聴きたくなって今日みたいに針を落として聞き入ってしまう。B面1曲目「The Great Pretender (7" Version)」Written-By – Buck Ramやはりこのヴァージョンが一番キャッチーだし心地よく聴ける。MVもこのヴァージョンです。このヴァージョンの他にEギターのアルペジオから始まるヴァージョンがあります。「The Great Pretender」というアルバムタイトルで発売されたベスト盤にはギターから始まるヴァージョンが収録されています。この曲の歌詞はフレディ自身が昔からインタビューなどでよく話してたそのままの内容です。自虐的な部分もあるし自分という人間を知って欲しいって気持ちがあったのかも知れない。「♪ああ、そうだ、俺は偉大なペテン師だ」で始まる歌詞。MVではこれまで自分が演じたり扮装したQUEENでのMVが登場します。そして何より1980年「The Game」からトレードマークのように生やしてた口髭を剃り落とし「JAZZ」以前の顔に。1987年頃はコンサートツアーをしばらく止めると発表したりしてのでQUEENファンはいろいろと憶測が飛び交ったり、バンドとしての存続の不安などで複雑な気持ちだった。フレディは生き急ぐようにソロの楽曲を次々とリリース。モンセラート・カバリェと最高のコラボアルバムを制作したり、うれしい事も多かったのですが…この曲や、MVが意味深に感じられて、さらに髭を剃っている…とかいろんな要因で様々な噂話は絶えなかった。2曲目「Exercises In Free Love (7" Version)」Written-By – Mercury, Moran美しい唯一無二のメロディーで泣かせるこの曲はモンセラート・カバリェと作った名盤「Barcelona」の中に収録されてる「Ensueño」と同じ曲です。Barcelona (Special Edition - Deluxe)に収録されてる「Exercises In Free Love (1987 B-Side)」は、フレディがピアノを弾き、Montserrat Caballéが即興で歌っているようなラフなヴァージョンですが、これが最高すぎて何十回も聴いてしまう。この時のフレディのピアノも力強くて感動して泣けてくる。ピアノの旋律も天才的に美しい。この12インチの「Exercises In Free Love」はフレディ一人が驚異的なボーカルで全編スキャットで歌い上げているヴァージョンです。フレディの夢が叶って憧れのMontserrat Caballéとアルバムを創る事が出来たのがこれまでの全ての辛かった事や哀しかった事を払拭できたように思う。ドキュメント映像などでMontserrat Caballéと話しているフレディは子供のように喜びを全身から発してるようで、見てる側なのに自分の事のようにうれしくなってしまう。Montserrat Caballé自身もフレディの音楽性を認め、フルパワーで手抜きなくアルバム「Barcelona」に全身全霊を注ぎ込んでる。フレディ、うれしかっただろうな!ってアルバム聴くたびに泣けそうになる。QUEENの全アルバムもちろん好きだけど、フレディが歌ってるアルバムの中では自分はアルバム「Barcelona」がダントツに一番好きです。「La Japonaise」って曲を書いてくれた事も本当にうれしい。アルバム「Barcelona」は全曲が「Bohemian Rhapsody」レベルの楽曲です。
2023年12月26日
一路真輝さん主演「エリザベート」の主題歌CDこの頃の宝塚は主題歌をちゃんとスタジオレコーディングしてフルヴァージョンで聴けた。今では初日か初日前日のゲネプロ時のライブ録音でスタジオでレコーディングされていません。いつの間にこうなったのか覚えてないけど、レコーディングしてフルヴァージョンで残す方がいい。1960年代のコロムビア時代から東宝時代、(中にはCBSソニーから)、手抜きなしできっちりとスタジオレコーディングされてEP盤やシングルCDで発売されてたのに。ま、一路さんがトップ時代の主題歌は全てレコーディングされているからいいけど。この初演エリザベートの主題歌CDを聴くのはめちゃくちゃ久しぶり。このレコーディングはたしか宝塚大劇場公演の合間だったか、千秋楽後すぐだったかと思う。1曲目「愛と死の輪舞」 一路真輝さん2曲目「私だけに」 花總まりさん3曲目「エリザベート~夜のボート」 高嶺ふぶきさん4曲目「最後のダンス」 一路真輝さんこの初演公演は大劇場と東京公演合わせて9回観たと思ってたらチケットが出て来て11回観てた。宝塚歌劇のエリザベートはこの初演から全て観てるけど、初演の衝撃と感動はまだ一度も超えた事がない。「エリザベート」やりすぎで飽きてきてるのも正直あるし、この前の花總まりさんの東宝エリザベートは花總まりさんのファンクラブ入ってるけどもう1公演も申し込まなかった。花總まりさんには東宝ミュージカルじゃない作品に出て欲しい。ストレートプレイの方が観たいし、日本物の時代劇などが観たい。宝塚退団後の作品なら「永遠物語」が一番感動したし最高だった。「おかしな二人」も凄く良かった。一路真輝さんは出演する芝居は全て気に入ってる。退団後なら「エリザベート」「キス・ミー・ケイト」「イーストウィックの魔女たち」「アンナ・カレーニナ」「リタルダント」「スワン」「君はどこにいるの&娘よ」「おんなの家」「細雪」「トロイ戦争は起こらない」「愛しいクレアへ -冷蔵庫のうえの人生-」「リハーサルのあとで」・・・どれもまた何度も観たいと思える作品。特に「スワン」と「リハーサルのあとで」は本当に一路さんの芝居に心を揺さぶられた。「トロイ戦争は起こらない」もそうだけど、その2本は一路真輝さんの芝居力の凄さにずっとファンの自分でも改めて驚かされ、そして誇らしかった。「アンナ・カレーニナ」も何度観劇したのかわからないほど観てるけど、毎回、感情の動きが微妙に違うアンナに出会えた。「娘よ」と「君はどこにいるの」も素晴らしい脚本と演出と一路さん他キャストの張り詰めた芝居に毎回、感動で涙が出た。一路さんのファンになって38年。「はばたけ黄金の翼よ」を観てから、ほとんどの宝塚雪組の公演を観てる。(エリザベート東京公演のチケット発売のページには、すでに退団後の主演ミュージカル「王様と私」の ポスター写真が掲載されていました。このおかげで宝塚退団がそれほど寂しくはなかった)一路真輝さんが退団する時は寂しかったけど、それ以上に退団後の一路さんの方が楽しみだった。雪組「エリザベート」の東京公演のチケット発売日の頃には、もうすでに日生劇場での主演ミュージカル「王様と私」のポスターが出来上がっていて、雑誌などでも多く掲載されてた。退団公演中に退団後の主演ミュージカルのポスターや雑誌インタビューがあるのはかなり異例な気もする。なので、1996年6月30日千秋楽で退団しても9月6日から日生劇場で37公演決まってたので東京公演のエリザベートの頃には、もうすでに頭は9月の日生劇場「王様と私」主演の事を考えてたように思う。エリザベート千秋楽から10日後には、「王様と私」の稽古が始まっていたとか…。黄泉の帝王トートからアンナ・レオノウェンズへの切り替えも凄かった。(この写真は「エリザベート」の宝塚大劇場公演中に撮影されたらしい)一路さん語りが始まると永遠に続きそうに書いてしまう。この主題歌CDは4曲とも演奏もバランスもエフェクトも凄く気に入ってる。一路さんは舞台ではなく曲を聴いてもらうためのCDなので、演じる時より抑え気味で重たくならないように歌っているように感じる。そのおかげで何度聴いてもしんどくならない。花總まりさんの「私だけに」も宝塚歌劇娘役トップのお手本のような可愛い声で歌い上げる。初演の時のエリザベートの花總まりさんは神がかっていた。高嶺ふぶきさんの太い声での歌い上げも気持ちいい。フランツのイメージを初演で高嶺ふぶきさんが作り上げてしまったので、この型以外で歌われれると違和感を感じるほどになってる。(1996年6月30日 宝塚歌劇団を卒業して、すぐに日生劇場の稽古が始まった。 1996年8月に撮影された稽古場スナップ)(まだ髪はかなりショートヘアです。「王様と私」の稽古場風景)
2023年12月25日
アメリカのジャズシンガー/エンターテイナーのFrank Sinatraの1957年9月発売のシングル。フランク・シナトラ、ペリー・コモ、トム・ジョーンズ、アンディ・ウィリアムス、エンゲルベルト・フンパーディンクetc・・・のようなザ・シンガー的なスタンダードなアーティストも好きで昔からよく聴いていますが、ブログではほとんど書いていなかった。ので、徐々に書こうかと。ナット・キング・コールの事だけはよく書いたような気がする。フランク・シナトラが歌った曲で好きな曲は数え切れない。超代表曲ではないこの曲あたりから少しずつ好きな曲を書きたい。(上が1964年写真ジャケット付きで再発された物で、下が1957年の日本盤シングルのジャケ)A面「All The Way」作詞 Sammy Cahn 作曲 Jimmy Van Heusenこの曲はフランク・シナトラ主演映画「The Joker Is Wild(邦題 抱擁)の主題歌として作られた曲。映画も凄く好きで何度も観ました。気持ち良い歌唱はもちろんなのですが、声質の深みや強さ、丸みなどを感じながら目を閉じて聴いてしまう曲です。イントロのストリングスの美しい調べから身を委ねて聞き入ってしまう。映画、観てなくても楽曲単体で世界が出来上がってるので感動する事、間違いなし。(解説は大橋巨泉さんです)B面「Chicago」作詞・作曲 Fred Fisherこの曲はディキシーランド・ジャズのスタンダードナンバーを映画「The Joker Is Wild」の中で使われ、フランク・シナトラが歌っています。2分10秒と短い曲なのですが、もっと長い間聴き続けていたいと思うほど気持ちいい曲です。このシナトラヴァージョンのアレンジが凄く好きです。いろんな人がこの曲をカヴァーしています。(上の赤盤が1964年再発分、下が1957年オリジナル盤。品番ほか、レーベルはまったく同じ)
2023年12月24日
1981年1月1日発売の美空ひばりさん288枚目のシングル。この曲は1980年発売のアルバムからのシングルカットです。A面「恋女房」作詞 たかたかしさん 作曲 徳久広司さん 編曲 伊藤雪彦さん久しぶりだったヒット曲、286枚目のシングル「おまえに惚れた」と同じ、たかたかしさん、徳久広司さんコンビのキャッチーなオーソドックスな演歌曲です。長く苦労を共にした妻に対しての感謝を歌っている男歌です。ひばりさんの男歌は唯一無二で他の歌手には真似できない世界を作り上げるのでひばりさんの男歌のファンは多い。B面「昭和ひとり旅」作詞 麻生香田郎さん 作曲 杉本眞人さん 編曲 高田弘さんこの曲も1980年4月25日発売のアルバムからのシングルカットです。シングルのA面にはこっちの方が一般受けしそうに思う。Eギターから始まるイントロもインパクトあるフレーズだし、メロディーも歌詞もキャッチーです。「♪帰れないからふるさとさ 帰れないからふるさとさ」の部分には胸に響く人が多いように思う。ひばりさんの説得力のある歌唱なので、より心に響きます。ずっと録ったままHDに入ってた衛星放送でのひばり特集での主演映画やライブ映像をこの前からまとめて観ていて、ひばりさんの曲もまたよく聴いています。
2023年12月23日
1966年7月31日封切りの怪獣映画「サンダ対ガイラ」を初めて映画館で観たのは初上映からかなり経ってから湊川温泉劇場で観たように記憶してる。1970年前後だったと思う。ここの映画館は当時にしたら結構大きい温泉施設「湊川温泉」の2階にあった映画館。入浴券を買って正面を入ると右側に食堂(というより、飲み屋)があって、その奥に学校の階段のようなギシギシ木が軋むような油引きした階段を上がると映画館があった。そんなに大きいキャパでもなかったけど、300人ぐらいは入れたと思う。1階の食堂の匂いが2階に充満してたようなイメージ。日本酒の熱燗が絶えずお湯の中に浸かっててその匂いと、1年中煮込み続けてるような関東煮(かんとうだき)の匂い。ここの映画館の事を思うとこの2種類の匂いの記憶がリアルに浮かんでくる。この食堂には昭和の頃にはよくあったガラスケースの中に「ゆで卵」「おはぎ」「いなり寿司」なんかがいつも並んでた。そこでゆで卵買って2階の映画館で食べてた。ここの湊川温泉劇場の地下にも小さな映画館「湊川温泉地下劇場」があった。ここは主にポルノ映画を上映してた。2階の湊川温泉劇場には10回以上行ったように思う。覚えてるだけで「ゴジラの息子」と「怪獣大戦争」の2本立て、「続・社長千一夜」とあと1本は思い出せない、「大映版の牡丹灯籠」と「怪談累ヶ淵(大映カラー版)」の2本立て、「サンダ対ガイラ」と「怪獣総進撃」の2本立て、「男はつらいよ」の2本立て(どれか覚えていない)・・・家族でここの温泉に入ってから映画を観る事もあったし、友達同士で映画観るのがメインでついでに温泉に入るとかってのもあった。普段ではなかなか観ることのできないゴジラ映画をたまにかけてくれてたのでその度に親に頼んで観に行ってた。お盆時期はいつも怪談映画2本立てで、上に書いた二本立て以外にも確か「耳なし芳一」も観たような気がする。幼稚園の頃なのでかなり怖かったように記憶してる。まったく「サンダ対ガイラ」と関係ない話が長くなったけど、この映画はけっこう怖い怪獣映画として小さい頃は認識してた。自分が幼稚園の頃に怖いと思ってたは、この映画と「大魔神シリーズ」と「ギャオス」が怖かった。人間を食べたり、人間に杭を打ち込んだり、直接危害を与えるのが怖かったんだと思う。ガイラも人を食べまくりだから。妖怪大戦争のダイモンも怖かった。特に武士の着物を着てるダイモンが怖かった。今じゃ、ちょっと笑ってしまうんだけど・・・。(復刻版パンフレット)この「サンダ対ガイラ」の前年に「フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン」があって、その続き的な内容ですが、水野久美さんは同じだけど高島忠夫さんは「サンダ対ガイラ」には出演してなくて佐原健二さんも役柄が違った。博士もニック・アダムスから変わってるし。・・そういえば知り合いにニック・アダムスと親しくしてた友人がいます。自分よりも10歳以上年上なのですが、来日時には二人きりで会ってたり手紙のやり取りもニック・アダムスのプライベートな写真も多く撮ってたりもらったりしてました。ニック・アダムスはエルヴィス・プレスリーは親友で2人の関係の事などもいろいろと聞いてたようです。謎に包まれてる亡くなった時の事などもいろいろ聞いた。急に思い出したのでまた関係ない話になってしまった。「サンダ対ガイラ」で脚本などは特に良いとは思わないけど、ミニチュアセットの作り込みが素晴らしいのと場面ひとつひとつが美しい。映画の中でビアガーデンのステージでジャズを歌うキップ・ハミルトンの「Feel in My Heart」が凄く良い!作曲は伊福部昭さんです。名曲です。この映画でも伊福部さんの音楽は恐怖と圧迫感を味わえる素晴らしいスコア。今日は「ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX」のパンフなどを楽しみながらこの映画を久しぶりに観ました。(このイラスト、顔がほぼ人間なので余計に怖い。東京タワー持ち上げてるし…25mのはずだったけど)映画冒頭はいきなり大ダコに漁船が襲われ、そこにガイラが現れ大ダコをと格闘。そして漁船の乗組員を食べてしまう。この操縦士だけが助かる。羽田空港に現れたガイラ。この場面とかも特撮よくできています。メーサー光線や電流攻撃などで瀕死のガイラを助けに突然現れるサンダこの茶色いのがサンダ
2023年12月21日
松任谷由実さんのCDとしての50周年企画第二弾「ユーミン乾杯!!」が発売されました。12月20日発売です。今回はユーミン初のコラボレーション・ベストアルバムという事でまたおもしろい事考えついたなと企画が発表された時から楽しみでした。レコーディング時のマルチテープを各アーティストに提供して、それを自由に料理してもらうってよほど信用できるアーティストじゃないと託せないと思う。ユーミンらしくジャンルもさまざまで幅広い音楽性は当然の事ながら、新たにそのアーティストの良さに気づかせてくれた事もうれしい事でした。1曲目「影になって」 岡村靖幸さん cheers 松任谷由実さん2曲目「中央フリーウェイ」 YOASOBI cheers 松任谷由実さん3曲目「Kissin' Christmas (クリスマスだからじゃない) 2023」 桑田佳祐さん & 松任谷由実さん4曲目「今だから」 松任谷由実さん, 小田和正さん, 財津和夫さん5曲目「春よ、来い (Nina Kraviz Remix)」 Nina Kraviz & Yumi Matsutoya6曲目「SATURDAY NIGHT ZOMBIES」 RHYMESTER cheers 松任谷由実さん7曲目「真珠のピアス」 YONCEさん cheers 松任谷由実さん8曲目「守ってあげたい」 乃木坂46 cheers 松任谷由実さん9曲目「輪舞曲」 くるり cheers 松任谷由実さん10曲目「真夏の夜の夢」 GLIM SPANKY cheers 松任谷由実さん11曲目「今だから (Another Version)」 松任谷由実さん, 小田和正さん, 財津和夫さんこの曲の中でオリジナルとして一番好きな曲は1曲目の「影になって」です。一番好きな曲が、一番好きな作品に仕上がっていて感動でした。少し前にユーミンのラジオに岡村靖幸さんがゲストに出た時の放送を聞いたけど岡村さんがユーミンをリスペクトしている事が凄くよく分かったし、ユーミンの岡村さんの音楽性を凄くリスペクトしてるのが伝わってきた。尊敬しあえる同士で、こんな風に凄く好きな「影になって」を良い形で創り変えてくれて嬉しい限りです。「影になって」はユーミンの全アルバムの中で確実にベスト3に入るアルバム「悲しいほどお天気」の2曲目に収録されていて、1曲目の「ジャコビニ彗星の日」から「影になって」の流れは初めて聴いた44年前から飽きる事なくゾクゾクする鳥肌ものの流れです。このアルバムには自分がいつの時代でもずっと好きであり続けてる「丘の上の光」が収録されてる。この頃のユーミンの曲を聴くと、悲しい事があったわけでもないのに胸が締め付けられるような感覚になる。それはノスタルジックな感覚や気持ちとはまた確実に違う。でも、ユーミンは今が一番最高です。過去の名曲がずっと輝いてるのは今のユーミンが最高でないと、ここまで輝き続けないと思う。次に音的に惹かれて入り込んだのは10曲目「真夏の夜の夢」です。GLIM SPANKYのアレンジ、演奏がカッコ良すぎてラジオで初めて聴いた時にカッコ良すぎて泣けた。ユーミンがイントロのあのリフを使わないでって注文したらしいけど、言ってなくてもきっとあのリフは使っていないと思う。あのリフの凄さとキャッチーさは天才すぎるのは当然ですが、今回のGLIM SPANKYもいちいち全てがカッコいい!フランスのIndie Rock「Brooklyn」のアルバム「Clandestine」(2008年発売)を初めて聴いた時の衝撃に近い。1枚しかアルバム出していない「Brooklyn」ですが、自分のツボに入りまくりの曲ばかりでした。中でも特に「Clean」って曲は今でも急に聴きたくなる。インディー系はアメリカの「Velvet Crush」も一時期よく聴いてた。あとは「Air Waves」の「Warrior」と「Dungeon Dots」の2枚は好きだった。そして次は6曲目「SATURDAY NIGHT ZOMBIES」も最高です!RHYMESTERのこのヴァージョンは以前にもライブ映像で観てたのですが、より洗練されたようで、気持ちよすぎる。ラジオではこの曲が一番最初にオンエアされたのですが、もうすでに何度も聴いてるのに飽きる事なく楽しめる。9曲目「輪舞曲」は、くるりの変態的なアレンジと演奏にトリップさせられてしまう。歌メロにも他の楽器同士もおもしろいほどに音がぶつかってる。ユーミンが特典映像のBlu-rayの中でもこの曲の事を語ってるのが凄くよくわかる。レジスタンスたちが閉ざされたパブでタバコの煙の中、地下新聞を読みながらお酒を飲んでるような妖しげな世界。7曲目「真珠のピアス」も鳥肌もんです。ベースが異常にカッコ良くて、いつもよりスピーカーのBASSをかなり上げて聴いてみた。最高です!ボーカルもカッコいいしギターもゾクゾクする。8曲目「守ってあげたい」は、素朴で身近にユーミンを感じる曲ですが、小室哲哉さんのアレンジと乃木坂46の歌唱はクリスマス間近かの教会の中で聖歌隊が聖歌を練習しているかのような新鮮で汚れのない音楽に思える。良いアレンジです。2曲目「中央フリーウェイ」もオリジナルの1975年はその当時最新の流行の車で完成したばかりの中央フリーウェイをドライブしてるイメージだけど、YOASOBIの2023ヴァージョンは透明のチューブの中を最新の自動運転のEV車で未来の中央フリーウェイをドライブしてるかのような映像が頭に浮かぶ。名前ぐらいしか知らなかったアーティストもあったけど、どのアーティストもアルバム買って聴いてみようかと思える。2023年のユーミンファンクラブからのクリスマスカード。今年も豪華でおしゃれです!ベストアルバムだから、有名曲がほとんどを占めるのは仕方ないけど、マニアックな曲が「影になって」だけなのはちょっと寂しい。YOASOBIは「Flying Messenger」「巻き戻して思い出を」とか良さそう。岡村靖幸さんは「Summer Junction」「110°F」「Northern Lights」「Dangerous tonight」「トランキライザー」「命の花」「インカの花嫁」「BABYLON」など、どうなるのか聴きたい。乃木坂46には「愛と遠い日の未来へ」「Midnight Scarecrow」を歌ってほしい。GLIM SPANKYには「ノートルダム」「残火」「コインの裏側」「破れた恋の繕し方教えます」くるりは「ピカデリー・サーカス」「砂の惑星」「きみなき世界」「太陽と黒いバラ」Blu-rayも44分も濃い内容で大満足です。あと1週間で「The Journey Tour」ツアーラストです。奇跡的にチケット取れたので名古屋まで行きます。次で8回目。もうあと何回か観たかった。7回観てもまだまだ観たいと思わせてくれるショー!この次のコンサートツアーはオリジナルアルバム出してからのツアーかな。楽しみです。
2023年12月20日
Bruce Springsteen & The E Street Bandがアメリカ以外で初めてライブを行なった、1975年11月18日ロンドン・ハマースミスオデオンでのLIVE DVDブートではなくオフィシャルで発売されています。2005年12月に発売された「明日なき暴走 Born To Run」の発売30周年記念BOXの中に入ってたライブDVDです。このライブ映像は断片的にブートVHSで持っていましたが、画質が悪すぎて暗い照明の場面などはほぼ真っ暗状態でした。驚くほど映像も美しくなり、何よりリマスターされた音質が素晴らしすぎてCDにして何度も聴いてた。このBOX、ついこの前に出たような感じがするけど、もう18年も前だったのか…。再来年は発売50周年で、さらに何か凄い企画があるのだろうか。このライブが行われた1975年11月の時点ではまだ3枚のアルバムしか出ていませんが、セットリストの充実感は半端なく、アルバム10枚以上出してるベテランのセットリストのような錯覚さえしてしまうほどにクオリティの高い楽曲の数々です。でも1978年からの「Darkness Tour」になると、この「Born to Run Tour」のさらに何倍も充実したライブになります。そして「The River Tour」では、その何倍も充実したセットリストに!アルバムが出るごとにキリなく充実していく。「Born in the U.S.A. Tour」「Tunnel of Love Express Tour」「1992–1993 World Tour」と続く。「Born in the U.S.A. Tour」は初来日公演で生で3公演観た。・・・それでも、タイムマシーンがあるとして、どのツアーか1つだけ選ばせてくれてライブ会場の中に存在できるのなら、迷うことなく1980年10月〜1981年9月14日までの「The River Tour」を選ぶ!できれば「Los Angeles Sports Arena1981年8月」か「Wembley Arena1981年6月」「Madison Square Garden1980年12月」のいずれかの会場で観たい。1曲目「Thunder Road」2曲目「Tenth Avenue Freeze Out」3曲目「Spirit In The Night」4曲目「Lost In The Flood」5曲目「She's The One」6曲目「Born To Run」7曲目「The E Street Shuffle」8曲目「It's Hard To Be A Saint In The City」9曲目「Backstreets」10曲目「Kitty's Back」11曲目「Jungleland」12曲目「Rosalita (Come Out Tonight)」13曲目「4th Of July, Ashbury Park (Sandy)」14曲目「Detroit Medley」15曲目「For You」16曲目「Quater to Three」バンド構成Bruce Springsteen –Vocals, guitars, harmonicaRoy Bittan – PianoClarence Clemons – Saxophone, Percussion, Background vocalsDanny Federici – Organ, Electronic glockenspiel, AccordionGarry Tallent – Bass Steven Van Zandt – Guitars, Background vocals Max Weinberg – Drums1曲目「Thunder Road」は完全にピアノ1本ヴァージョン。ブルースの歌とブルースハープのみです。「Thunder Road」のピアノヴァージョンの時は鉄琴のような音が入るのもある。でも、この曲はバンドヴァージョンで聴きたくなる。2曲目「Tenth Avenue Freeze Out」は1975年のライブヴァージョンは「Darkness Tour」以降とではかなり印象が違う。「キメ」もギターオブリのフレーズも違う。このDVDを観るといつもこの曲が新鮮に感じる。3曲目「Spirit In The Night」はいつもいつでもカッコいい!イントロダクションのClarence Clemonsのフリーソロがカッコよすぎる。4曲目「Lost In The Flood」のライブ映像が観られるのも貴重。5曲目「She's The One」はレコード、CDでは飛ばしてしまう事もあるけど、ライブになるとこの曲は物凄くカッコいい曲になって聴き入ってしまう。6曲目「Born To Run」がこの時のツアーでは最新曲だなんてどんな感覚なのか想像できない。9曲目「Backstreets」は昔から大好きな曲なので1975年ライブ映像で観られるのが最高!11曲目「Jungleland」、この曲だけ観ようかとこのBOXを出して来たけど、やはり全編観てしまった。この曲は歌にもアレンジにも演奏にもいつも感動する。12曲目「Rosalita (Come Out Tonight)」はこの時はまだあっさりしてるように感じてしまう。この曲はどのライブヴァージョンも凄く違うので長い曲だけど全て楽しめる。15曲目「For You」の間奏では「Independence Day」のイントロのフレーズが出て来ます。「Independence Day」が世にでる5年前だけど、すでにこのフレーズは作られてて原型はすでに作られつつあったのかも。
2023年12月19日
やっぱりもう一度映画館で観たくて「ゴジラ-1.0」を観に行ってきた。この前に観に行った109シネマズ大阪エキスポシティのIMAXよりも小さいスクリーンでしたが、じゅうぶんに映像も音響も楽しめた。109シネマズ大阪エキスポシティだけは、規格外的な化け物クラスのでかいスクリーン。ゴジラ映画を観る時は一度は109シネマズ大阪エキスポシティのIMAXで観るようにしてる。公開開始から7週目にも関わらず、思った以上に観客の数は多かった。北米や各国での大ヒットのニュースや海外で賞をいくつも獲ったりノミネートされたりしてるニュースのおかげで「ゴジラはちょっと…」って思ってる人も観に来てるように思う。(映画館で買った「ゴジラ70周年」のカレンダー。日本製作ゴジラだけで30本もある。写真や作品のチョイスも難しいとは思う。みんなそれぞれに自分が観たいゴジラが違うし。さらにアメリカ製作が6本で現在36本も実写ゴジラ映画はあります)今日も鑑賞しててつくづく本当に良く出来てる構成だと思ったし、エフェクトも音楽も回数を観るごとにより完璧に思えて感動はより大きくなった。観るたびに醒めていく映画は多いのですが、久しぶりに観るたび高揚と興奮を強く感じる映画です。気に入ったら何度も観に行くのは子供の頃から変わらない。1990年代までは入替制じゃなかったので、初日にまず2回観て、気に入れば次の週にまた何度か連続で観たりしてた。90年代にはもう閉館してた、神戸東宝でゴジラを観るのが子供の頃の楽しみだった。東宝の邦画を封切る映画館の中で神戸でダントツに一番大きいスクリーンでした。キャパも700〜800人客席の広い館内でした。神戸東宝、神戸シネマ、神戸名画とひとつのビルに3つの映画館が入ってました。今のシネコンみたいな感じ。神戸東宝以外は2番館で2本立て、3本立てで低価格で邦画が観られました。一度だけ神戸東宝で「ゴジラ対ヘドラ」、横の神戸シネマで「ガメラ対ジグラ」が同時に上映された時があった。近くの大映映画を上映してた映画館が閉館したために、神戸東宝の真横の神戸シネマでガメラ。あの時、見上げた映画看板はゴジラとガメラが建物の壁いっぱいに描かれてて、小学生だった自分はものすごく興奮して見上げてた。もちろん両方の映画を観たあとでも1971年の夏休みは何度もこの映画館の前まで行って看板を観に行ってた。ロビーカードも同じなのに何度も何度も観てた。1971年7月17日にガメラ対ジグラが1週早く公開、24日にゴジラ対ヘドラが公開。先に「ガメラ対ジグラ」観て、次の週に「ゴジラ対ヘドラ」を観た。小学2年生だったけど、こう言う事の記憶だけは忘れない。状況もはっきり覚えてる。いつもの通り子供を楽しませてくれるガメラ映画と、これまでとはトーンも違うし、重苦しいイメージの「ゴジラ対ヘドラ」の凄い違いに戸惑ってたと思う。「ゴジラ対ヘドラ」もゴジラに憧れる子供はきっちり出て来てゴジラを正義のヒーローのように思ってるのですが、公害の映像の重暗さとたまに入る不気味なアニメーション。この時、ゴジラとガメラの違いを子供ながらにはっきりと分けた。(12月28日からメキシコとチリで公開されるポスター)(北米用のポスター。MX4Dと4DXはどう違うのだろう)また「ゴジラ-1.0」とまったく関係ない話になったけど、ゴジラの事を書き始めると、どうしても子供の頃に怪獣映画を観に行った思い出が溢れ出てくる。「ゴジラ-1.0」、冒頭の大戸島の凸凹の滑走路に敷島の操縦する零戦が着陸する場面からその夜の呉爾羅(ゴジラ)上陸、そして基地を破壊し尽くしす。物凄い緊張感とVFXの素晴らしさに、瞬きするのを忘れてると思ってしまうほどに今日、3回目なのに冒頭から一気に集中してしまう。その後、エンドロールが流れるまで集中力を途切れさせる事なく完璧な編集で楽しませてくれる。3回目にしても心地良い疲労感を感じられる。知らない間に肩に力が入ってしまってるのかも知れない。(ポストカードも今日買った。なかなか良いシーンの写真満載!10枚組)年末からより多くの国で公開されていくそうです。アメリカも15日から上映館数をさらに拡大させ、日本での全興行収入を超えたとか。さらにまだ動員は伸びてるようなので、どうなっていくのか楽しみです。アメリカの映画評論サイトRotten Tomatoesでも映画評論家のレビューは131人にも達して評価は今だに98%!を維持しています。一般オーディエンスのレビューも2500を超え、それでも今でも98%!北米での「ゴジラ-1.0」の評価はとんでもない事になっています。こんな高評価は早々ありません。それもこんな多くのレビューなのに。書き込んでる人数が少ない映画では高評価もあったりしますが、ここまで多くのプロの評論家やオーディエンスの評価で98%は凄い事です。Rotten Tomatoesは25年前から比較的信用できる評論サイトだったので、日本公開前にこのサイトをのぞいてから観に行くかどうかを決めてた事もあった。その他のアメリカの映画評論サイトでも軒並みに高評価に溢れかえっています。日本の実写映画がここまで多くの人に、それも映画マニアのみじゃなく、子供から老人までに広く感動を与えてるなんて凄い。映画マニアだけが褒めちぎるアートな映画はこれまでにもありましたが。本当は今日、T・ジョイ梅田でDolby Cinema上映を観に行くつもりだったのに、「ゴジラ-1.0」のDolby Cinema上映はもうやってなかった。それでTOHOシネマズ西宮OSでIMAX上映を観ることにした。IMAXで観た方が良かったとは思う。(北米の「Dolby Cinema映画館」用のポスター。これもカッコいい!)(北米でのIMAX上映館用のポスター。これが一番好きかも)(これも北米のポスターだと思うけど、アートな感じでこれはこれで、欲しいと思う)
2023年12月18日
現在、全世界で異様な大ヒットを記録している「ゴジラ −1.0」ですが、同時にApple TV+で「MONARCH: LEGACY OF MONSTERS」が配信中です。今日、現在でエピソード6まで配信。このドラマ、映画館の大スクリーンで観たくなるようなテレビドラマと思えない素晴らしさです。最近のアメリカやヨーロッパのテレビドラマは映画並みのクオリティの作品も多々ありますが、この「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」は並外れて凄いと思う。IMAXで観たいと思わせる作品です。ゴジラは毎回は登場しません。他の怪獣も登場しますが、怪獣をじっくり楽しむのは映画版で。「MONARCH(モナーク)」とは、原爆投下、水爆実験などで膨大な放射能の影響で、かつて地上を支配していた巨大生物の種族の末裔であると考えらえる「GODZILLA」が地上に姿を現した。その事で、トルーマン大統領が、巨大生物を調査する特務研究機関を設立、それが「モナーク」「ゴジラ」の設定は1954年初代ゴジラを筆頭に、誕生の原因は様々です。ビキニ環礁の水爆実験によって恐竜の末裔が突然変異を起こした設定が一番多いですが。ハリウッド版ゴジラは「モンスター・ヴァース」シリーズとして2014年「GODZILLA ゴジラ」からスタート。来年公開の「ゴジラxコング 新たなる帝国」で5作品目です。正直、ここまで続くとは思ってなかったので嬉しい限り。ま、内容はどうあれゴジラ映画が製作され続けているだけでうれしい。12月15日の今日から全米では「ゴジラ −1.0」が更に上映館を拡大する事が決定していてまだまだ興行収入は大きく伸びていきそうです。英語以外の外国語の映画としても「ゴジラ −1.0」が動員数1位になったそうです。それによって、6作目の「モンスター・ヴァース」シリーズはかなり「ゴジラ −1.0」の北米での大ヒットに影響されるのじゃないかと思う。これからどう展開していくのか楽しみです。「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」は、ゴジラそのものが好きで、ゴジラがいる世界が好きな昔からのゴジラ好きには、まったく退屈な時間はないのですが、怪獣のあり方や怪獣の登場時間にこだわる人には退屈かも知れない。自分はゴジラが存在している世界を描いているだけでワクワクしてしまう。今日から配信のエピソード6では、久しぶりにゴジラが登場!!それもとんでもなくカッコいい登場シーンだったので、そこばかり何度も観てしまった。1964年「モスラ対ゴジラ」の倉田浜干拓地の砂浜から登場するゴジラの名シーンを思い出すような鳥肌たちまくりの登場でした。テレビドラマのクオリティを遥かに超えた凄い迫力の登場シーン。(砂漠の砂が金の砂に見える。神々しいゴジラの登場シーン!)その前にも日本でゴジラが登場するシーンがあります。ここの登場シーンも素晴らしく鳥肌ものです。こちらは海の中から登場。この二つの登場シーンは時代が異なります。主役格のケイトとケンタロウは母親違いの兄妹で、「モナーク」に係わりのあるこの二人の父親ヒロシを探している。そういえば、エピソード6でこの兄妹が「タンスにゴン タンスにゴン 端っこ歩きなさいよ」とか「ポリンキーポリンキー三角形の秘密はね…教えてあげないよ」とか歌っててえ?この時代いつだった?とか一瞬考えながら笑ってしまった。なぜ、このチョイス。「ドンタコス」ではダメだったのか。「ドンタコスったらドンタコス ドンタコスったらどんタコス うれしい〜 もうすぐドンタコスが食べれる〜〜」「スコーンスコーン湖池屋スコーン カリッとサクッとおいしいスコーン」もあるし・・・とはいえ、「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」!毎週金曜の新しいエピソード公開が楽しみすぎる。Apple TV+でもダントツに一番の視聴数なので、きっとエピソード2もあると信じてる。どうしてもまた「ゴジラ −1.0」をIMAXで観たくて明後日映画館へ行ってきます。「ゴジラ −1.0」の世界的大ヒットを記念して70周年でもある事だし、ゴジラ作品の名作をチョイスして4KリマスターをIMAX上映してほしい!「モスラ対ゴジラ」「ゴジラ対ヘドラ」「ゴジラvsデストロイア」「ゴジラvsビオランテ」「ゴジラ2000 ミレニアム」「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」「三大怪獣 地球最大の決戦」「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」「ゴジラ」1954、「ゴジラの逆襲」そしてハリウッド版ゴジラの「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」と「GODZILLA ゴジラ2014」はIMAX3Dで上映してほしい。「空の大怪獣 ラドン1956年」「大怪獣バラン1958年」「モスラ1961年」「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ1966年」の4本もIMAXの大スクリーンで観たい。
2023年12月16日
山崎ハコさんの11枚目のアルバム「風の色」のA面の最後に収録されている曲。「風の色」というアルバムは、デビュー当時からの多くの固定概念を崩していった。その前のアルバム「硝子の景色」の時点でその作業は始まっていた。「硝子の風景」からファンになったと言われた事が当時はよくあったとハコさんもエッセイに書いている。そして「硝子の風景」「風の色」を作る事ができたのは「幻想旅行」「幻想旅行2」があったからだとハコさんは語っています。何かが変わったようで、何も本質は変わっていないような、そんな揺れていた時期のハコさん。そんな中で異色な1曲だと思うのがこの曲。(1983年2月21日発売 LP C28A0259)「旅人形-りりあ」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 福井峻さんこの曲は、このタイトルのまま短編小説としてエッセイ集「風の色」の中に残しています。その小説を読んで、この曲の事がより深く知る事が出来て、より好きになった事を思い出す。40年前の事。・・・「りりあ」という人形が暗い倉庫から売り場の棚、そして人に買われて幾人もの手を渡ってそして捨てられて拾われて、また捨てられ、野良犬に咥えられ連れて来られたのは暗い倉庫の中でよく聞いた船の汽笛の音が聞こえる場所。小説は人形「りりあ」からの視点で人間たちや風景や風を感じている。楽曲の「旅人形-りりあ」はこの人形の事を思って歌われてる曲。ハコさんが「りりあ」と自分をだぶらせてるように書かれています。福井峻さんの編曲が素晴らしく、不思議な世界に迷い込ませてくれます。ハコさんの「呪い」が暗くて怖い曲って言うのなら、この「旅人形-りりあ」はある意味でもっと怖い曲。(「呪い」は怖い曲だとは自分は思ってませんが)曲を先に聴いていて、はっきりとは何なのか分からなかったのが、アルバム発売から約1ヶ月後にこの小説を読んで背筋がゾクッとしたのを覚えてる。小説の中で「りりあ」が詩を何度か語ります。「私は旅をする人形 人間のように歩けないが 人間よりも歩けるぞ 人間よりもはかない旅 人間よりも長い旅 もしかしたら永遠の旅 けっして息切れしたりせず 私に息などありません 私に心臓ありません けれど死んではおりません」そして野良犬に目を傷つけられてしまい片目がよく見えない状態でゴミの山の中。風を感じながら、ぼんやりと船が見える。暗い倉庫の中でよく聞いた船の汽笛はよく聞こえる。最後にまた詩を語る。「私は旅をする人形 人間よりも小さくて 人間よりも大きいぞ 人間のように生きられないが 人間よりも生きられる 死んでいるのじゃありません 私には心臓はありません 人間よりも早死にか 人間よりも長生きか 自由なのか 不自由なのか 人間よりも小さくて 人間よりも大きいぞ 私は旅をする人形 人間よりもはかなくて 人間よりも長い旅 人形だけの長い旅」この詩で短編小説は終わります。この小説を読んでから曲を聴くと不思議な感覚になってどこかに迷い込んで行く。ハコさんの声の力と、絶妙な編曲でトリップしていく。お酒なんて呑んでなくても酔ったような感覚になる。この「風の色」という11枚目のアルバムはどこか忘れ去れがちな印象もあるのですが、カッコいい曲が山ほどつまってるアルバム。1曲目「ヨコハマ・アンバランス」は渋くてカッコいい曲です。これがハコさんだ!って言いたくなる曲です。2曲目「雨に唄えない」もソフトなロッカバラードで最高です。B面3曲目「旅の人」は後藤次利さんの編曲が鳥肌立ちまくり。ハコさんの歌の世界と完璧に融合してて引き込まれていく。中島みゆきさんも後藤次利さんが編曲した曲はどれもレベチに思える。どうしても中島みゆきさんは後藤次利さんが編曲した曲ばかり聴いてしまう。「夜会」を全曲、後藤次利さんの編曲でやってほしいといつも思ってしまう。そして「旅人形-りりあ」はこのアルバムで一番異色な世界。「港O U T」「二人の風」「オーディション」など名曲揃いです。(上がLPよりも10ヶ月遅れで発売されたCD 1983年12月5日発売 D35A0030 下は2009年3月19日発売のリマスター盤 PCCA50075)(1983年3月30日発売のエッセイ集 当時、何度も繰り返して読んだ)
2023年12月15日
1966年発売のアルバム「Nancy in London」に収録していた曲。日本盤で同年にシングルカットされました。フランク・シナトラの長女である事でも有名です。A面「This Little Bird」凄く久しぶりに聴いた。自分の青春の歌としては古い曲過ぎるのですが、後に20歳過ぎた頃に買ったアルバムに収録されてて、初めて聴いた瞬間から惹かれてしまった曲。中古屋でシングル盤も欲しくて買った。イントロの50年代のフランス映画のようなストリングスの演奏からオシャレで鳥肌です。歌メロも寂しげで美しく最高です。ナンシーシナトラのCDは数枚しか持っていないのでいろいろと買って聴こうと思ってる。B面「Nice 'n' Easy」この曲は父親のフランク・シナトラの作品のカヴァーです。全てがかっこいいオリジナルのアレンジ、演奏、歌唱とは全く違うアプローチでレコーディングされています。ビッグバンドをバックにレコーディングした父親のヴァージョンとは差別化するように小編成のジャズコンボでレコーディングしたナンシー・シナトラのヴァージョンも久しぶりに聴くと、鳥肌ものでした。名曲です!フランク・シナトラを聴きたくなってきた。フランク・シナトラの歌に合わせGene Kellyがタップを踏むライブ映像は何度観たかわからない。最高にオシャレでカッコよくて、カッコ良すぎて泣けて来る映像です。
2023年12月14日
日本のフォーク/ロックグループ「ガロ」の4枚目のシングル。誰もが知ってる大ヒット曲「学生街の喫茶店」の次のシングルですが、この曲はあまり知られていません。A面「涙はいらない」作詞・作曲 堀内護さん 編曲 宮本光雄さん大ヒット3rdシングル「学生街の喫茶店」の次のシングルなのにどうしてあまり売れなかったか…1972年6月20日に「学生街の喫茶店」は発売されましたが、発売当初はB面曲でした。A面は「美しすぎて…」です。ヒットしないまま日が過ぎて10月10日にこの「涙はいらない」のシングル発売。この曲もヒットせずに3枚目のアルバム「GARO3」を12月10日に発売。アルバムのプロモーションなどでラジオ出演が増えて「学生街の喫茶店」が何度かオンエアされると有線とラジオから売れ始めレコードも1973年年明け頃にはヒットしはじめA面を「学生街の喫茶店」に変更するとオリコン1位までチャートを駆け上がった。春先まで売れ続け100万枚突破。そんな中、忘れ去られたようにこの4枚目のシングル「涙はいらない」が不憫な存在に。2枚目、3枚目とシングル曲はプロの作曲家の作品でリリース。この4枚目で久しぶりにメンバーのオリジナル曲をリリース。「涙はいらない」はカーペンターズ、初期のビー・ジーズのような叙情的で爽やかなアレンジとメロディーの良い曲です。そりゃ「学生街の喫茶店」ほど完璧な曲ではないかも知れないけど、自分は「涙はいらない」はかなり好きな曲でした。B面「明日になれば」作詞・作曲 日高富明さん 編曲 宮本光雄さんロック志向の強かったトミーらしい軽いロックナンバー。アルバム「GARO3」のアルバムラスト曲。アルバム「GARO3」は全曲メンバーの作詞作曲のオリジナルです。良い曲が多く収録されています。
2023年12月13日
アメリカのジャズボーカリスト「サラ・ヴォーン」が1966年1月にリリースしたアルバム「Pop Artistry of Sarah Vaughan」に収録された曲。その中からこの曲と「Yesterday」をカップリングして日本盤でシングルカット。A面「Lover's concerto」(邦題「恋のコンチェルト」)今日は平和で穏やかな曲ばかり聴きたくて、いろんなアーティストの楽曲を聴いてた。その中でまだブログに書いてない曲で一番心に残ったのがこの曲。サラ・ヴォーンの曲は何年か前から急にまたよく聴くようになって前に書いたと思うけど「I've Got to Talk to My Heart」「And The Feeling's Good」「Take A Love Song」「I Cried for You」「Love Don't Live Here Anymore」なんかを今日も聴いてた。オリジナルのThe Toys の「A Lover's Concerto」は完璧すぎるヴァージョンです。何も考えずイヤな事も忘れさせてくれるような平和で新鮮な曲です。原曲はバッハのメヌエットです。それにリズムと優しく温かい歌詞をつけ完成させたもの。虹、草木、鳥、花、優しい雨、綴られてる言葉に何一つ、怒りや問題定義などはない。平和で優しい曲。サラ・ヴォーンのヴァージョンはさらに力強く平和を感じられる。他の人も多く歌っていますが、あまり良いと思えるものに出会えない。オリジナルとサラ・ヴォーンのヴァージョンだけあればじゅうぶんです。B面「Yesterday」これはもちろんビートルズのカヴァーです。いつの間にかビートルズのオリジナルよりサラ・ヴォーンのヴァージョンばかり聴くようになってる。アルバムの1曲目が「Yesterday」なのもあるけど。「Pop Artistry of Sarah Vaughan」は、たまに通して聴くと心がリフレッシュできる。ビリー・ホリデイよりもサラ・ヴォーンの方が聴く事が多くなった。30代の頃まではビリー・ホリデイよく聴いてたけど、いつの間にかサラ・ヴォーンの歌声に魅了されてしまった。
2023年12月12日
1971年7月10日発売の美空ひばりさん253枚目のシングル。美空ひばりさんは演歌調の曲がシングルのほとんどを占めていますが、1割〜2割ほどはいろんなジャンルの楽曲をシングルとして発売しています。一番よく知られているのはグループサウンズ(GS)を取り入れた「真赤な太陽」です。1967年に発売されたのですが、その頃は空前のGSブーム。ジャッキー吉川とブルー・コメッツの演奏でレコーディングした事で本格的なGSのサウンドに仕上がって往年のひばりさんファン以外の若者にも受け入れられた。翌年に「真っ赤な太陽」よりもカッコ良く洗練された「むらさきの夜明け」をリリースしましたが「真赤な太陽」ほどのヒットにはならなかった。自分は「むらさきの夜明け」の方が断然好きなのですが。A面「ふるさとはいつも」(芸能生活25周年記念曲)作詞 吉岡オサムさん 作曲 かとう哲也さん 編曲 佐々永治さん1971年4月5日の加藤和彦さんと北山修さんが作り歌った「あの素晴しい愛をもう一度」の大ヒットがあって、それまで批判や不満を暴力的に歌ってるイメージだったフォークソングのイメージが変わって来て、フォークソング自体も爽やかな曲に変わってきた。そこに目をつけたひばりさんのブレーンは、この曲を作り上げた。この曲をレコーディングされたのは5月15日でした。作曲のかとう哲也さんは美空ひばりさんの弟ですが、良い曲を多く残しています。その前に小野透さんという芸名で歌手、役者としてデビューしていて、ひばりさんの楽曲も「小野透」の名前で多く作曲しています。演歌調の楽曲以外にもポップスやロック調の曲も多く作っています。「唇に花シャッポに雨」や「恋のパープル・レイン」「好きになってしまったわ」などは、ひばりさんにそれまでになかったような、新しい世界を提供しています、1960年代半ば〜1970年代半ばまでが、美空ひばりさんは様々なジャンルに挑戦していた印象。「太陽と私」なんて凄く好きな曲です(「唇に花シャッポに雨」はこの曲のB面です)「ふるさとはいつも」は爽やかなフォークナンバーです。ジローズ、はしだのりひことシューベルツ、はしだのりひことクライマックス、ベッツィ&クリス、シモンズ…などのカレッジフォークが主流になった頃にリリースしたシングル。70年代フォークそのもののアレンジと演奏もいい感じです。ひばりさんも演歌っぽい歌唱を完全に封印して、爽やかに自然に歌っています。印象的なコーラスは、シンガーズスリーです!B面「恋のわらべ唄」作詞 横井弘さん 作曲 青江深史さん 編曲 小谷充さんこの曲の歌詞とメロディーは完全に「和」ですが、アレンジ、演奏は違います。「和」と「洋」の融合的な曲。宝塚歌劇の和モノのショーの音楽的なアレンジ。ベースがかなり前に出ていてカッコいい音です。
2023年12月10日
ブルース・スプリングスティーンが動いてる映像を初めて観たのが、この「Rosalita」のMVこの曲は1973年9月発売の2ndアルバム「青春の叫び」に収録されていた曲。(オリジナルタイトルは「The Wild, the Innocent & the E Street Shuffle」)MVはライブ映像で収録されています。収録されたライブは、1978年の「Darkness Tour」から1978年7月8日「Arizona Veterans Memorial Coliseum」のライブを収録。アルバム発売から5年後なのでアルバムのPVって役割はまったくなく、特に日本では幻のライブ映像だったBruce Springsteen。パワフルにパフォーマンスする姿をファンに紹介するには十分すぎるカッコいいライブでした。テレビではベストヒットUSAで1度流れました。MTVが放送を始めた頃にもテレビでよく流れてた。でもそれは1983〜85年頃の事。ビデオデッキが普通の家庭に普及し始めてからは録画で観られるようになったのでそこまで貴重でもなくなりましたが、1980年前後はかなり貴重な映像としてフィルムコンサート的なイベントなどでも流してた。そして動いているブルースを観るのには、ロック喫茶という手があった。何度も書いてるけど梅田の「キューピット」や難波の「ビートルズ」などに通って自分が観たいアーティストのライブ映像を涙しながら観てた。自分はBLACK SABBATH ,OZZY、QUEEN、JUDAS、SAXON、そしてBruce Springsteenをいく度にリクエストしてた。その時に選べたのが、この「ロザリータ」と1979年9月21日のノー・ニュークスで収録された「The River」の2曲から選べた。そりゃ10分近くある「ロザリータ」を選ぶ。好きな曲度合いでいうと「The River」の方が好きですが長く観られるから。この「ロザリータ」のMVを観る度に「キューピット」の店内の様子や、量は少ないけど意外と美味しいコーヒーの事など思い出す。ちょっと愛想の悪いバイトのロックねーちゃんのぶっきら棒な接客も思い出す。でも、のちにそのロックねーちゃんとは友人になるのですが。1978年の「Darkness Tour」の一部分が観られるのは本当に毎回感動してた。この曲の訳詞を読みながら、アメリカの10代〜20代の青春を想像しながら聞いてた。自分が高校2年〜3年の頃にロック喫茶によく通った。6時間目が終わると制服から私服に着替えて電車に乗って週に1度か2度、梅田に行くのが毎週の楽しみ。輸入盤屋と中古レコード屋、ブートレック専門店、そしてロック喫茶。あの頃、やりたい事や好きな事を我慢せずに自由に生きてて本当に良かったと今、特に思う。クラレンス・クレモンズのテナーサックスがあってこそのブルースだった。
2023年12月09日
雪組公演『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY』を観劇。本日12月7日の11時公演が中止になったとネットのニュースで知り、15時30分公演は実施されるのだろうかと、歌劇団のインフォメーションに電話してみた。「今の所は3時半公演は実施する予定です」と言われたので不安はあったけど宝塚に向かった。中止になった11時公演のまだ劇場に残っていた観客と3時半公演の観客でごった返してる中、公演実施の発表を知った。数日前にトップスターの彩風咲奈さんが公演中に過呼吸になり幕を下ろして一時中断したなんてニュースを聞いてたので、今日の公演大丈夫かな?と客席で開演を待った。彩風さんの開演アナウンスは明らかにいつも以上に凄い拍手だった。宝塚歌劇の事、下級生の事を一番に考えて行動した彩風咲奈さんに対しての観客からの熱い気持ちだったのだと思う。芝居、ショーともに作品も良かったしキャストのみんなも物凄く良かった。でも、いつものようには楽しめていない自分があった。「亡くなった方はこの劇場の中にきっといるんだろうな…」とか考えながら観てた。凄く仲の良かったと言われてる同期の娘役トップの夢白あやさんを応援してるだろうな…とか雪組所属で休演してる自分の妹の事も心配してるだろうし。「カラマーゾフの兄弟」を観劇した時に存在を確実に認識してた彩風咲奈さん。「ミロワール」のピエロも彩風さんだと後にわかった。水夏希さんトップ時代の雪組は1つの公演を何度も観劇してたので、下級生を知る機会が多かった。水夏希さんトップ時代の雪組の作品は全て気に入ってて今でもDVDで何度も観てる。その水夏希さんの役を新人公演で「ソルフェリーノの夜明け」「ロジェ」と2作品も彩風さんが演じた。2作品とも劇場で新人公演を観劇。あの時点で彩風咲奈さんの大ファンになってた。今日も舞台の上での彩風咲奈さんは輝いて見えた。トップスターというのが強烈に似合うトップスターだと思う。真ん中に立っているのが、ここまで似合うトップスターは久しぶりだと思う。そんな彩風さんが「心身ともに限界・・・」とか言われ過呼吸になって公演を中断したと聞いて心配だったし、今日の公演も無理してなければいいけど…と思いながら観始めた。もし体調が悪いのだとしても、それは微塵も感じさせない完璧なパフォーマンスでした。やっぱり彩風咲奈さんは最高だった。夢白あやさんもきっと辛いのを乗り越えようと必死に舞台に立ってるのだろうと思う。娘役トップって興味が湧く事がかなり少ないのですが、夢白さんの芝居は凄く好きで引き込まれてしまう。彩風咲奈さんの横にいるのが凄く似合ってる良いトップコンビだと思う。フィナーレのパレード前の銀橋にいる彩風さんへの拍手の大きさは尋常ではなかった。トップスターの退団公演の千秋楽に送られる拍手の大きさに負けないほどの拍手だった。自分もいつも以上に必死に拍手を送った。緞帳が下りても拍手はすぐにはなくならなかった。いつもなら緞帳が完全に下りる前に帰り支度を始める人が多いのに・・・。阪神淡路大震災のあと、初めて大劇場に行ったのも雪組公演だった。宝塚市内でも多くの人が亡くなったし、自分の友人も何人も亡くした震災。宝塚歌劇の公演再開は星組からでした。この時は自分の家も全壊だったのもあって行かなかったけど、次の公演が一路真輝さん主演の雪組「JFK」でした。一路さんだけは観たいと思ってたので、まだ神戸から西宮北口まで阪急電車が復旧していない中、代替えバスを乗り継いで初日、宝塚大劇場まで行った。あの時も心の底から楽しめてなかった事を、今日思い出しながら観劇してた。それでも「JFK」は3回観に行ったけど・・・。子供の頃から50年間ほど宝塚歌劇を観続けて来てて、いろんな事があったけど、今回ほどショッキングな事はなかった。いつになれば、元の平常心で観劇できるようになるのだろうか。次の1月の星組は行くのはやめようかと思ってる。(芝居、ショーともにオーケストラの演奏も最高だった)
2023年12月08日
黒猫チェルシーのプロデビュー1枚目の作品。インディーズ時代に2枚のアルバムを出して、2010年5月に「猫Pack」でプロデビュー。いきなりCDとDVDの2枚組で初回限定盤は黒猫デザインの布製のポーチに入っていました。(ポーチ付きの初回盤)インディーズ時代の2枚もよく聴いてましたが、この「猫Pack」のCDも気に入って良く聴いてた。現在、黒猫チェルシーは休止中。休止してもう5年です。バンド構成ボーカル 渡辺大知さんギター 澤竜次さんベース 宮田岳さんドラム 岡本啓佑さんCD1曲目「ベリーゲリーギャング」2曲目「オーガニック大陸」3曲目「ファンキーガール」4曲目「嘘とドイツ兵 [Live]」5曲目「廃人のロックンロール [Live]」6曲目「嫌んなった」4曲目と5曲目はインディーズ時代の人気曲。「嘘とドイツ兵」は1stアルバムに収録。「廃人のロックンロール」は2nd「All de Fashion」に収録されています。6曲目「嫌んなった」は憂歌団のカヴァー。このCDのために作られたプロデビュー曲の1〜3曲目はどれもめちゃくちゃカッコいい曲です。DVDは観るつもりなく、CDだけ聴くつもりだったのに曲目を観たらDVD見たくなった。DVDは「黒猫チャンネル」と題されてライブとバラエティ番組パロディで構成されています。ボーカル 渡辺大知さんギター 澤竜次さんベース 宮田岳さんドラム 岡本啓佑さんライブ曲目1曲目「ベリーゲリーギャング」(「猫 Pack」1曲目)2曲目「廃人のロックンロール」(「All de Fashion」3曲目)3曲目「オンボロな紙のはさみ」(「All de Fashion」2曲目)4曲目「毛にからまって」(「All de Fashion」4曲目)5曲目「スピーカー」(「All de Fashion」1曲目)6曲目「ファンキーガール」(「猫 Pack」3曲目)7曲目「黒い奴ら」(1st「黒猫チェルシー」1曲目)8曲目「ユメミルクソブクロ」(1st「黒猫チェルシー」4曲目)9曲目「のらりのらねこ」(「All de Fashion」5曲目)10曲目「オーガニック大陸」(「猫 Pack」2曲目)11曲目「嘘とドイツ兵」(1st「黒猫チェルシー」2曲目)フルコーラス聴ける曲は半分弱。なぜかと言うと・・・いきなりいろんな物に唐突に切り替わる。例えば「イタリア語講座」聴きたい曲を遮って何回も出てくるので笑ってまう「宮田岳さんの人生相談」何一つ解決できない人生相談宮田さんは「将棋崩し」の中継にも出演「渡辺大知の山と生きる」もかなり意味不明。もうすでに山と結婚していて子供らしきものもいるとか。火起こしキットで火をおこすのも笑う。魚を突いたり、枝で歯を磨いたり…澤竜次さんは「世界とんかつ紀行」と謎の謝罪会見岡本啓佑さんは「料理番組」で鯛の塩釜焼きを作る。神田川道場みたいな料理。岡本さんは女子高生になってCMも。他にもサスペンスドラマもあります。最後に「ベリーゲリーギャング」のMVが収録されてて、そこには黒猫チャンネルに登場するキャラが全て登場してリップシンク。猫パック2も明日、聴こうと思う。最近、あまり聴いてなかったけど、やっぱり良い曲が多い。
2023年12月06日
2023年11月4日発売の「ゴジラ-1.0」のオリジナルサウンドトラックCDこのサントラ盤、生産がまだ間に合っていないようで、至る所で品切れ状態。自分も11/3の映画初日に観て、家に帰ってきてからAmazonで買おうとしたら品切れ!映画初日なのに、レコード会社やる気ないのか?って思ってしまった。すぐに予約注文したら5日後に送られてきた。でも、Amazonを観てみるとすでに品切れ。そのあと、普通に販売していたのに現在、また品切れのようです。やはり伊福部昭さんのあのテーマが-1仕様に編集されてるのを爆音で聴きたい!と思う人が多いんだと思う。映画館でスピーカーの音が割れる寸前までデカイ音で聴いてしまうと、絶対に家でも聴きたいと思ってしまう。あのゴジラのテーマが流れると幼い頃から細胞に組み込まれてしまってる何かが反応して胸が熱くなり、時には涙が流れてしまう事もある。1曲目「Godzilla-1.0 Fear」2曲目「Godzilla-1.0 Portent」3曲目「Godzilla-1.0 Confusion」4曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite I」5曲目「Godzilla-1.0 Divine」6曲目「Godzilla-1.0 Elegy」7曲目「Godzilla-1.0 Mission」8曲目「Godzilla-1.0 Hope」9曲目「Godzilla-1.0 Honor」10曲目「Godzilla-1.0 Pride」11曲目「Godzilla-1.0 Pain」12曲目「Godzilla-1.0 Resolution」13曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite II」14曲目「Godzilla-1.0 Unscathed」15曲目「Godzilla-1.0 Last」16曲目「Godzilla-1.0 Pray」17曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite III」伊福部さんの音楽以外に今回新たに作られた楽曲ももちろん素晴らしい。予告編で流れてインパクトが凄かった5曲目「Godzilla-1.0 Divine」も改めてCDで聴いて感動した。不安感と静かな圧迫感に息を呑むような12曲目「Godzilla-1.0 Resolution」も凄く好きです。神々しさを感じるような14曲目「Godzilla-1.0 Unscathed」も鳥肌です。暗雲の中から天使の階段が降りてきて光を放っているような16曲目「Godzilla-1.0 Pray」も凄く好き。伊福部昭さんの楽曲は4曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite I」と13曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite II」と17曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite III」の3トラックです。3トラックとも完璧に編集されていて最高の一言です!1961年と1964年の「モスラ」「モスラ対ゴジラ」の音楽や1962年「キングコング対ゴジラ」の音楽も織り交ぜての編集が素晴らしい。12月1日から北米やニュージーランドなどで公開が始まった。もの凄い反響のようで嬉しい限り。これまでアメリカで一番動員が多かった「ゴジラ2000」を初日3日で抜いてしまったようです。これまでもアメリカの映画の評判を知るためにいつも観てた「Rotten Tomatoes」のサイト。ここ観たら、今、全米で上映されてる映画の評判が一番よくわかる。映画評論家の支持が96%! 映画を観た観客の支持が98%!映画評論家のほとんどが大絶賛しています。こんな高評価ってアメリカの映画でもなかなかないと思う。それもオーディエンスは1000人を超えてるにも関わらず、まったく98%から落ちない。これは12月5日時点で調べたもの。驚異的な数字です。これまでの日本のゴジラ映画で一番評価が高かった「ゴジラ2000」でも70%〜80%だったように思う。(1980年代後半までのゴジラ映画は全米公開されていないものが多いしネットもなかったので入らない)こちらの評価も6300人超えても10点中8.5点と凄い高評価。このサイトでも評判を確かめる事はよくあったけど、こんなに高いのは珍しい。オーストラリアやニュージーランドでも観客動員は凄いようで、これから各国の情報も入ってくると思います。アメリカで字幕の映画がここまでヒットして高評価なのは驚異的。今からでも吹き替えヴァージョンを作ればまだまだ興行成績は伸びる。早くまた映画館に観に行きたい。「シン・ゴジラ」の時は初日に観た時は感動と興奮だったんだけど、2回目、3回目と観ていくうちになぜか急激に冷めた。Blu-rayももちろん買ってるけど映画公開から2度ほどしか観ていない。モンスターヴァースシリーズがアメリカで始まったのもあるけど。来年の「ゴジラ×コング」の予告編が昨夜から公開された。あれはあれで許容範囲。 ゴジラとコングが並んで走ってる。ミレニアムゴジラのように背びれが赤いのは最高!放射熱線もミレニアムゴジラのようで良い感じ。キングコングは昔からあまり好きじゃないんだけどね。ゴジラ「おい!アンギラス」アンギラス「なんだい?」ゴジラ「すぐ、ていさつにいけ! いそげよ!」って会話してるのも許容範囲^^;ゴジラが「シェー!」ってやるのも意外とアメリカでは「ビクトリーダンス」とか呼ばれて受け入れてる人も多い。アメリカ人は「シェー!」なんて知らないから。尻尾抱えてバックに飛ぶのも、木枯らし紋次郎みたいに木を引き抜いて爪楊枝にしてるのもOKガメラがバイラス星人に黄色い光のバリアに閉じ込められて、手の甲でバリアをめくるのもOK怪獣映画は何でもありで。怪獣自体がありえない物だから。シリアスにリアルに作るのも良いけど、結局は怪獣がいる限り100%リアルにならないのをリアルに見せようとしてるのも楽しいから嫌いじゃない。初代ゴジラや今回の「ゴジラ-1」のようなシリアスに作り上げる作品はこれはこれで最高。単体ものなら「ラドン」が自分は異常に好きです。1961年「モスラ」より1956年「ラドン」に惹かれる。派手さでは「モスラ」には敵わないけど。「ギララ」は新たに作られて映画館上映されたけど、「ガッパ」の続編を誰か作ってほしい。あの親子、どうなったんだろ?「ガッパ怒る!」って叫んでた子供は60歳超えてる健在だろうか。「ギララ」はかなりお笑いよりに作られてて、あれはあれでおもしろかった。
2023年12月05日
1992年5月21日発売の名盤「メンフィスまで」のラストに収録されてる曲。最近、山崎ハコさんの90年代の5枚のアルバムをよく聴いています。「SA・SU・GA」「日本詩集 〜遠い町 遠い空〜」「メンフィスまで」「私が生まれた日」「唯心」の5枚です。その中なら「SA・SU・GA」と「私が生まれた日」が特別好きなアルバムですが、「メンフィスまで」も名曲がたっぷり入っています。『LONELY ROAD』作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 森一美さんこの前、木村充揮さんとのジョイントライブで久しぶりにハコさんの生歌を聴いて鳥肌が止まらなかったのですが。一番ラストの曲を歌う時にハコさんがリクエストありますか?って聞いたら、何人かの人が「飛びます」って叫びました。「飛びます」が聴きたいのは凄くわかる。でも、いつもデビューアルバムと2ndアルバムや初期の曲からリクエストする事がこれまでも多かったように思う。例えば自分が「霧の朝」や「ANOU」「硝子の夕暮れ」「小さな質問」「BEETLE」「SODASUI」「螢」「城」「Don't cry my love」って叫んでもハコさんは困るだろうし、やっぱりみんなが知ってる曲を聴きたい人が多いのはわかる。初期の曲なら「サヨナラの鐘」「向かい風」「にぎりこぶし」「二つに一つ」などあまりセットリストに入らない曲が聴きたい。「飛びます」も毎回聴ける曲ではないのですが、あまりライブで歌っていない曲をやはり聴きたい。ギター1本で出来ない曲も多いと思うけど、例えば「ANOU」なんてギター1本でやってみたら最高にカッコ良くなりそうなんだけどなぁ。それは置いといて「LONELY ROAD」の事を。こんなカッコいい曲があまり知られていないのが残念。アルバム「メンフィスまで」はブルースやブギー調の曲を集めたハコさんにとって異色なアルバムかも知れないけど、ややHeavyなブルースを歌うハコさんのカッコ良さを多くの人に知ってほしいと思ってしまう。2014年にハコさんが自ら楽曲をチョイスした二枚組のベスト盤が発売されました。「山崎ハコ ハ・コ・で・す 1975-2014」です。ここに、この「LONELY ROAD」をハコさんは選んでいます。そして選んだ1曲ごとにハコさん自ら説明文を掲載しています。『「メンフィスまで」のアルバムの最後に収録されている。 こういう曲を作り、こういう風に歌うのが 大好きだということを やはり知ってもらいたくて選んだ』と、ハコさんは書いています。本当にめちゃくちゃカッコイイから!島村英二さんのドラムと高水健司さんのベースの重厚なリズム隊とJimmy IizukaさんとSam Hayakawaさんのギター、トランペット、オルガン、最高の演奏。ハコさんのボーカルは気持ち良さそうに歌い上げてるので、聴いてる方も最高に気持ち良くなれる歌唱。最近、90年代のハコさんを集中して聴いてるので「LONELY ROAD」の素晴らしさに改めて気づきブログに書きたくなった。(ハコさん自ら選曲した究極のベスト盤です!「山崎ハコ ハ・コ・で・す 1975-2014」)自分が一番感動しそうなライブのセットリスト(妄想です)第一部1曲目「ANOU」2曲目「BEETLE」3曲目「流れ酔い唄」4曲目「黒いバス」5曲目「たとえばジャニスのように」6曲目「都会の小鳥」7曲目「光る夢」第二部8曲目「ブリキのマーチ」9曲目「Don't cry my love」10曲目「鍵とコイン」11曲目「小さな質問」12曲目「新月」13曲目「三日月」14曲目「硝子の夕暮れ」15曲目「暗闇」16曲目「LONELY ROAD」17曲目「私が生まれた日」アンコール18曲目「未来の花」19曲目「城」20曲目「夢」あえて、よくセットリストに入る曲は全て外した。この中で比較的ライブで歌ってくれるのは「未来の花」ぐらいです。もっとマニアックな選曲でも良かったのですが、こんな曲たちならハコさんファンはみんな知ってる曲なので。それと!特報!山崎ハコさんの「気分を変えて」を挿入歌にしてクライマックス場面で爆音で流れる秋山純監督の映画「TOKYO RED 鉛丹」がフランスで2つの映画祭で入選!Mediterranean Film Festival Cannes Milan Athens 入選 Paris Lift-Off Film Festival 入選この映画は今年6月に東京、代官山「シアターギルド 」での先行上映で鑑賞してきました。主演の蘭乃はなさんは元宝塚トップ娘役で、かなり下級生の頃から自分は蘭乃さんの芝居とダンスに惹かれてずっと応援していました。宝塚退団後にはファンクラブにまで入るほどです。その蘭乃さん主演の映画で山崎ハコさんの「気分を変えて」のライブヴァージョンがメイン挿入歌に!それも、ハコさんの曲で蘭乃さんが狂ったように踊りまくり!鳥肌がとんでもなかった。予告編も出来ていました。日本公開は来年1月5日から東京を皮切りに順次、上映されるそうです。90分カメラを回しっぱなしで撮影された驚異の長回しの作品。蘭乃さんの狂気の芝居とダンスが最高です。
2023年12月04日
1986年5月29日発売の美空ひばりさんのヒット曲。美空ひばりさんの代表曲のひとつになっている「愛燦燦」ですが、発売当初はヒットしていなかった。後にロングランヒットになり全シングルの12番目に売れた曲となった。この曲を発売した頃はもうすでにひばりさんは腰の痛みに悩まされていました。A面「愛燦燦」作詞・作曲 小椋佳さん 編曲 若草恵さんこの曲を初めて聴いた時は1971年発売の「ふるさとはいつも」を思い出し、軽いタッチのフォークソングっぽい曲だと思ったのを思い出す。「ふるさとはいつも」は大好きな曲だったので「愛燦燦」もすぐに好きな曲になった。でも「ふるさとはいつも」の方が今でも好きですが・・・。(「ふるさとはいつも」は芸能生活25周年記念曲です)「愛燦燦」のイントロのブルースハープが入る前のアコギのアルペジオの2小節がたまらなく好きでそこでいつもゾクゾクしてしまう。ひばりさんの歌唱も優しく柔らかく、それまで聴いた事のなかったような声を使っているように思う。力を入れると簡単に朗々と歌い上げられるのを抑えて引いた歌唱がいい。島倉千代子さんの高音部分のような細い声でちりめんビブラートを使っている箇所があってあまりひばりさんが使わないような唱法なので鳥肌でした。特に「不思議〜なものですね」のふしぎの「ぎ」を伸ばすちりめんビブラートの声が凄く好きです。この曲は味の素のCMのために作られた曲で、最初にテレビで流してた頃は歌唱が誰かも画面に出ていませんでした。たまにテレビCMでやる手法ですが、サントリーの缶ビールで松田聖子さんの「SWEET MEMORIES」も最初は歌手名を画面に出さなかったので、誰が歌っているのか?と話題になった。石川さゆりさんの「ウイスキーが、お好きでしょ」も画面に「SAYURI」とだけ出てたために誰なのか話題になった。ひばりさんの場合は声に個性がありすぎるので、すぐにバレたらしいですが・・・。B面「太鼓」作詞・作曲 小椋佳さん 編曲 若草恵さんこの曲ももっと話題になればいいのにと思ってた。シングルを買った人は、初めて聴いた時は驚いたと思う。激しい打ち込みの上で軽快に歌い上げるひばりさんの歌唱がカッコいい!能登半島の輪島のご当地ソングです。今なら、テレビ番組でこのB面を歌ったりすれば話題になって両A面としてジャケット変えて発売とか。若草恵さんのかなり攻めてる編曲は素晴らしい。1986年でこれはなかなか先に行ってると思う。QUEENの「A Kind of Magic」辺りの打ち込みっぽさを感じる。この曲、カッコイイのにまったく話題にならなかったのは残念。
2023年12月03日
「ゴジラ-1.0」2回目観てきた。今回は、やっとIMAXで鑑賞。「109シネマズ大阪エキスポシティ」でとにかく観たいのでIMAX 上映が終了するまでには行かなければ…と。IMAXの破壊力と迫力は凄かった。ゴジラ映画は必ず「109シネマズ大阪エキスポシティ」のIMAXで一度は観る事にしてる。(初日には売り切れてたドリンクカップホルダーを買った)(12月1日からのはずなのに、万博記念公園の「太陽の塔」やその周辺がライトアップされてました)初日観てから少し時間が経ったのもあって、初見のように新鮮に観る事ができた。やっぱり今回のゴジラは素晴らしい。全てのゴジラ映画のベスト5には確実に入る。最近、Blu-rayでゴジラ映画を立て続けに何本か観なおしたりしてて(特典映像の確認も兼ねて)、やっぱゴジラ好きやわ〜っと再確認してる所でした。伊福部昭さんの楽曲を惜しげも無くハイライト場面に何度も使うのが本当に感動する。あの音楽が流れるだけで涙腺が緩む。それも今回はかなりの爆音で流してくれる。今日のIMAXではさらにデカくクリアな音で聴けて感動しまくり。自分の好きなゴジラ映画は基本的に敵怪獣が出てきて、リアルさを求めすぎずにほぼファンタジーな世界で成り立ってる作品を望んでるのですが、今回の「ゴジラ-1.0」は小難しい設定や様々な理論よりもゴジラそのものを楽しませてくれる。ゴジラがカッコ良くて恐ければ、たとえ江戸時代であろうと金星で敵怪獣と戦おうと、宇宙からブラックホールを撃ち込まれようと怪獣同士で会話しようと…何でもOKありえない事で固めてくれててもゴジラに関しては許せてしまう。いくらリアルに作っても、そこにゴジラがいるだけでリアルからかけ離れてるのだから何でもありで作ってくれる方が楽しめる。5年前ほど前にブログで好きなゴジラ映画の順位を書いてたけど、それほど変動していない気がする。もっと前は好きな作品が凄くコロコロ変わってたように思う。子供の頃に観た思い入れの強さで、かなり左右される。初期の映画のほとんどが「東宝チャンピオンまつり」でのリバイバル上映での再編集版で観た。「モスラ対ゴジラ」などはゴジラ復活委員会での上映で初めてオリジナルノーカット編集版を映画館で観た時は感動した。ゴジラ映画は必ずサントラ盤も買っています。買って一度聴いただけでほとんど聴かないサントラ盤もありますが、今回の「ゴジラ-1.0」のサントラは毎日のように聴いてる。伊福部昭さんの曲は出てこないけど「ゴジラ×メカゴジラ」のサントラはよく聴く。「モスクワ・インターナショナル・シンフォニック・オーケストラ」の演奏でモスクワでのレコーディング!凄い迫力の演奏です。大島ミチルさんの作った「Gのテーマ」は伊福部サウンドに負けないほどの名曲。「Mgのテーマ」も華やかなファンファーレのような楽曲でこれも名曲。メカゴジラが暴走を始める時の音楽も素晴らしい。「ゴジラ×メカゴジラ」のサントラはクラシックアルバムを一枚聴いたほどの満足感があります。「ゴジラ×メガギラス」の時点で「Gのテーマ」はありましたが、モスクワ録音の迫力は凄い。大谷幸さんの「ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃」の音楽も結構好きでよく聴いてる。この時の「モスラのテーマ」と「キングギドラのテーマ」が特に好きです。伊福部昭さんの楽曲ももちろん使われています。そして服部隆之さんの「ゴジラ2000」のサントラも名曲揃いです。この映画も伊福部昭さんの楽曲は新たにオーケストラでレコーディングされて使用しています。キングコングは子供の頃からあまり好きじゃなかったので下の方になってしまう。ここに「ガッパ」や「ギララ」、「ガメラシリーズ」を入れるとかなり変動するけど、上位10位までは変わらない。11位が「ガメラ対ギャオス」かな。「ゴジラ-1.0」、3回目はXスクリーンで観ようかとも思うけど、もう一度IMAXの方がいいかな。1位「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」2位「ゴジラ-1.0」3位「モスラ対ゴジラ」4位「ゴジラ2000 ミレニアム」5位「ゴジラ対ヘドラ」6位「三大怪獣 地球最大の決戦」7位「ゴジラvsビオランテ」8位「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」9位「ゴジラ」195410位「ゴジラvsデストロイア」11位「GODZILLA ゴジラ」201412位「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」13位「ゴジラvsキングギドラ」14位「ゴジラ×メカゴジラ」「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」15位「ゴジラの逆襲」16位「シン・ゴジラ」17位「ゴジラ対メカゴジラ」18位「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」19位「ゴジラvsコング」202120位「ゴジラvsモスラ」199221位「怪獣総進撃」22位「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」23位「怪獣大戦争」24位「キングコング対ゴジラ」25位「ゴジラ 1984」26位「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」27位「ゴジラ対メガロ」28位「ゴジラvsスペースゴジラ」29位「ゴジラvsメカゴジラ」30位「メカゴジラの逆襲」31位「ゴジラ FINAL WARS」32位「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」33位「GODZILLA」1998
2023年12月01日
1969年1月5日発売の美空ひばりさんの240枚目のシングル。美空ひばりさんのEP盤は全367枚のうち3割ほどしか持っていませんが、コンプリートするのは難しいので諦めています^^;この367枚のシングルの中にはカヴァー曲シングルは含まれていないので、全て合わせたら400種類ほどありそうです。A面「魂」作詞 関沢新一さん 作曲 山本文晴さん 編曲 佐伯亮さん1月5日発売とレコード会社も力入れてたとは思いますが、あまりヒットしなかったようです。昔からこの曲を聴くとベースの動きにばかり耳が追いかけてしまう。個性的なベースラインな上にかなり前に出てる。曲自体はかなりオーソドックスな演歌曲です。B面「嗚呼、舟がくし」作詞・作曲 森繁久弥さん 編曲 佐々永治さんこの曲は森繁久弥さんのカヴァー扱いなので、オリジナル曲の中に入っていない事が多い。発売された1969年には大阪フェスティバルホールで森繁久弥さんと二人でジョイントコンサートを開催しています。源平の古戦場の屋島での物語をテーマにした曲。戦いに敗れた平家が船を隠し、源氏の襲来を待ち受けた高松市庵治町の入り江「船かくし」悲しい物語を浪曲風に歌い上げるひばりさんの歌唱も最高です。
2023年11月30日
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