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森進一さんの最新シングル「厚化粧の女」が2023年7月19日発売になりました。まだ書いてなかったのにもう書いたと思い込んでた。128枚目の前作のシングル「さわりは名調子」からちょうど1年、70年代の森さんの歌唱を彷彿させる新曲が発売になりました。1曲目「厚化粧の女」作詞・作曲 森進一さん 編曲 周防泰臣さん予約注文してたこのCDが届いて、初めて聴いた時、まず思ったのが「声が若返ってる」と驚いた。森さんにしか出来ない個性的な歌唱法も多く使っています。「♪ダメよと拒んで 泣ぁぁ〜きぃぃぃいい〜ながら」の「きぃぃぃいい〜〜」の音程を一気にずり上げて高音ファルセットにまで釣り上げる歌唱には鳥肌もんの感動でした。この歌唱は60年代〜80年代の森さんの楽曲ではいくつもありますが、真っ先に思いつくのは1981年9月発売の52枚目のシングル「命あたえて」の最後の歌い上げ部分の「♪誰か…誰か…誰か お願い〜 い の ち あたぁぁぁぁ〜〜えぇ〜てぇ〜」の「あたぁぁぁぁ〜〜えぇぇてぇ〜」の歌い上げる部分。誰も完璧に真似できない唯一無二の歌唱で、凄い高音まで音を上げて行きます。森進一さんの曲をオリジナルキーでカラオケで歌ってみたらわかると思うけど、ハイトーンのロックシンガーの曲より高音部分がかなり多い事に驚くはず。「命あたえて」をまったく同じキーで同じ歌い方が出来る人はかなり限られると思う。(例えば森さんが軽く歌ってる「故郷」を歌ってみたらキーの高さと歌の難しさがわかる)「命あたえて」はカラオケで歌が上手いと自信ある男の人でもきっと森さんのように歌えないと思う。「命あたえて」って曲は楽曲以前に森さんの歌唱があって初めて良い曲になれる楽曲。他の歌手が普通に歌うと、それほど良い歌詞でも曲もないのですが、森さんが歌う事で初めて名曲になるというのがよくわかる曲。「おふくろさん」なども森さんの歌唱で初めて名曲と呼べるようになれる曲。あの曲も他の人が歌っているのを聴いてもまったく良い曲だとは思えない曲です。森さんの声で歌ってもらえた事で初めてあの曲は名曲と呼ばれるようになったと言っても過言じゃない。でも「冬の旅」や「別れの接吻」「あゝ人恋し」「北の螢」「ひとすじの白い道」「悲しみの器」「はな」「ゆうすげの恋」「さざんか」「さらば友よ」「命かれても」「母恋い人生」「旅路のはてに」「きみよ荒野へ」「ルーム・キー」「古傷」「故郷」・・・・まだまだあるけど、楽曲だけでも超名曲と呼べる曲は森さんのオリジナル曲にはかなり多い。今回も森進一さん本人が作詞、作曲です。(前作は書き溜めていた阿久悠さんの歌詞に森さんが曲をつけました)2曲目「昭和エレジー」作詞・作曲 森進一さん 編曲 佐野博美さん、斎藤功さんイントロのSAXのグロウル奏法で一気に昭和のタバコ臭さと熱燗温めてる匂いの飲屋街の風景が一気に頭に浮かび上がってくる。この曲も「厚化粧の女」に負けてない「良い演歌」になっています。森さんが歌詞に「故郷の老いたかあちゃん」と入れているのも胸にグッとくる。今回の2曲は、最近の森進一さんが作詞作曲した楽曲の中で「あるがままに生きる」に匹敵する名曲だと思います。最近、また森進一さんのいろんなライブ盤を聴いてたりするので、関西でコンサートがあればまた是非行きたいと思う。
2023年08月28日
今日は彩風咲奈さん主演の「愛するには短すぎる/ジュエル・ド・パリ」を観劇してきました。前回、この作品を観たのは11年前・・・月組全国ツアー公演で龍真咲さんのフレッドと美弥るりかさんのアンソニーのコンビ。そして月組だけ今回、凛城きらさん演じたブランドン・オサリバン役はなく、その代わりに元家庭教師の設定でアンマリー・オサリバンを憧花ゆりのさんが演じた。女性に変えた月組公演もかなりおもしろく設定変えて大成功しました。でもやはり、凛城きらさんのブランドン・オサリバンは想像通りの最高におもしろい役になってました。正塚先生の作品の中では自分の中でそんなに上位に入る作品ではないけど、何度観ても楽しめるのは作品力の強さ。「二人だけの戦場」「マリポーサの花」「ロジェ」「BOXMAN」の4本が段違いに好きな作品。「バロンの末裔」「ホテルステラマリス」「ダンサセレナータ」「銀の狼」「メランコリックジゴロ」がその次に好きな作品。彩風咲奈さんのフレッドは、予想以上に似合ってて天然でピュアな部分もあるカッコ良さが最高でした。立ち姿の美しさや、夕焼けにシルエットで浮かぶ姿は絵画のような美しさだった。彩風さんの芝居自体が昔から好きで、感情をリアルに伝える正塚先生の作品に凄く合うように思ってる。まだかなり下級生なのにロジェの時の大きな役を見事に作り上げたのを観て、ずっと応援しようと、あの時に思った。ショーでもスターの存在感が半端なく、輝いて見える。背も高くスタイルが良く見映えがいいのも魅力のひとつ。素直に感情を伝えてくる歌唱も毎回、感動させられる。夢白あやさんは、初演の白羽ゆりさんが降りて来たのかと思うほどに台詞回しや声が似てるように思った。そう思い出すと顔立ちまで似ているように思えてくる。最近の娘役トップの中で一番惹かれる。ショーでも個性を感じられて惹きつけられる。バーバラの役も初演に負けないぐらいに凄く良いと思った。美穂圭子さんがショー「ジュエル・ド・パリ」に出演している事が自分にとって一番の楽しみでした。ソロ歌もあまり多くないのですが、美穂圭子さんのカゲソロで「愛の宝石」が聴けて、その歌でトップ二人がデュエットダンスする場面が最高すぎる。できれば「愛の宝石」をフルコーラス聴けたら最高だけど…。今の雪組はチームワークも最高で、組としても以前のように凄く好きになった。宝塚歌劇を観るのはかなり久しぶりなような気がする。来月は月組を観るので、また宝塚歌劇を観劇するのがしばらく続く。今日は終演後ゆっくりと飲みに行かずに、煮穴子重のセットを食べに行った。煮穴子が大好物なので、本当に美味しかった。ワイン酵母で作った日本酒ってのを軽く飲みながら煮穴子は最高だった。
2023年08月28日
アメリカのシンガー・ソング・ライター「Don McLean」の代表曲の1つ「アメリカン・パイ」は日本ではラジオで流れる事も多くなかったようですが、50年経っても色褪せない人気のある曲。この曲を知ったのは、このレコードがリリースされてしばらくしてからで、中学生の頃に6歳年上の友人に教えてもらって知った、中古屋でレコードを買って聴いてた。歌詞カードに訳詞がなく、その年上の友人に歌詞の内容を簡単に教えてもらった。A面「American Pie part 1」B面「American Pie part 2」作詞・作曲 Don McLean曲の中で何度も「The day the music died(音楽が死んだ日)」と歌われているのは、1959年に飛行機事故があって、その飛行機にロックンロールの初期のレジェンドが3人搭乗してて亡くなった事を言っています。そして曲の中には1959年以降に登場した多くのロックスターらしき人物が歌詞に出てきます。エルヴィス、ボブディラン、バーズ、ビートルズ、ローリングストーンズ、ジャニスジョプリン、と、この曲がリリースされた1971年までにスターになったアーティストが次々と出てくる。(名前は出ていないのですが、多くのヒントでそれが誰であるのか匂わせています)この曲は2ndアルバム「American Pie」の1曲目で8分36秒の長尺曲をAB面に分けてEP盤に収録。「♪私たちは歌いはじめた バイバイ、ミス・アメリカンパイ シボレーで堤防まで行った でも堤防は乾いてた そしてあの古き良き男達はウイスキーとライ酒を呑んでいた 「これが俺の死ぬ日だ」と歌っていた 「今日が俺が死ぬ日だ」と」静かにピアノと歌のみで始まり、テンポアップするとアコギストロークとドラム、ベースも入って軽快な8ビートパートになる。エレキギターも絡んできてロックなパートに。そしてピアノとボーカルのみのフリーテンポパート。最後はアコギのストロークのみでサビをユニゾンで数人の男性コーラスとで歌う。構成もドラマチックで聴き始めると8分以上あるなんて思えない。2ndアルバムはこの曲以外にも好きな曲が多いので、また感想を書きたいと思う。
2023年08月27日
ウクレレ漫談で一世風靡した牧伸二さんの2001年発売のミニアルバム。自分が生まれた時にはもうすでに大スターで物心ついた時からよく知ってたコメディアン。自分はお笑いでも音楽系のお笑いが好きで、音曲漫才が一番好きです。何度も書いてるけどお笑いで一番好きなのは、今も昔も「フラワー・ショウ」です。「ちゃっきり娘」「宮川左近ショー」がその次に好きな漫才師。関東では「あした 順子・ひろし」がダントツに好きな漫才師。子供の頃から、しゃべくりよりも音楽を絡めて笑いを取る漫才が好きでした。そんな中で「牧伸二さん」は特別な存在でもあった。ウクレレ演奏も凄いし、歌声も好きだった。ネタの内容は結構どうでもよくてメロディーの乗せ方みたいのに子供の頃から惹かれてた。牧伸二さんの事はかなりまえに一度書いたような気もするけどCDやEP盤はまだ書いていなかったと思う。泉ピン子さんの師匠でもあり、芸人として泉ピン子を育てた大師匠です。1曲目「ダンジィの応援歌」2曲目「ああ、かんちがい」3曲目「女の朝帰り」4曲目「アロハ・フラ」5曲目「月下美人」全曲 作詞・作曲 牧伸二さん 編曲は多分、ヘッドアレンジかな。記載がないので。牧伸二さんはボーカルはもちろん、ウクレレでオブリやソロも弾いています。さらに、SAX、ハモニカも演奏しています。ウクレレ、SAX、ハモニカでのクレジットは本名の藤井康一さんの名前で掲載されています。3曲目「女の朝帰り」が一番気に入っててよく聴いてた。ブルージーな渋い曲です。お笑い要素はなく、惨めな朝帰りの女性をブルースに乗せて歌い上げています。関ヒトシさんのギターと牧伸二さんのウクレレとハモニカのみの演奏だけど、めちゃくちゃカッコいい。特に牧伸二さんの吹くハモニカが凄くいい!完全に本格的にハモニカ演奏が出来る事に驚いたを思い出す。4曲目「アロハ・フラ」もお笑い要素はまったくない本格的なハワイアンです。牧伸二さんのウクレレに重なってくる関ヒトシさんのボトルネック奏法のギターも雰囲気がよく最高です。2曲目「ああ、かんちがい」は少し社会風刺も入れたジャズナンバー!イントロから牧伸二さんの吹くSAXはいい感じです。この曲はお笑い要素ありですが、歌詞もお笑い抜いてジャズに合うような歌詞にすればもっといいのに。バンドの演奏もカッコいい。5曲目「月下美人」この曲も本格的なハワイアンソングです。この曲もウクレレとギター、ベースのみで凄いいい雰囲気になっています。1曲目「ダンジィの応援歌」はメイン曲ですが、完全お笑い曲として作られています。でも、初老から老人への応援歌になっています。曲調はクレイジーキャッツ風です。牧伸二さんのCDはまだ数枚持ってるので、また感想を書こうと思う。シングル盤もあるし…。
2023年08月26日
2000年2月19日発売の島倉千代子さんのシングル。1999年は1月1日に「人生はショータイム」をリリースして9月に中山大三郎先生とのデュエット曲をリリース。ソロシングルとしては1年以上ぶり。1曲目「三日月慕情」作詞 星野哲郎さん 作曲 弦哲也さん 編曲 前田俊明さん正統派演歌です。星野哲郎さんにしか書けないような不幸で哀しい女の歌。耐え忍ぶ女の歌も島倉さんの美しく品のあるボーカルで惨めすぎるようにならないのが良い。この曲は当時カラオケで人気だったんじゃないかと思う。2曲目「感謝の旅路」作詞 星野哲郎さん 作曲 永井龍雲さん 編曲 前田哲郎さん「マイ・ウェイ」的な、歌手人生を続けられる感謝を歌ったスタンダード曲。作曲の永井龍雲さんは1970年代後半に登場した人気フォークシンガーです。90年代以降は多くの演歌歌手や歌謡歌手に楽曲提供をしています。星野哲郎さんが書いた歌詞も完全に島倉さんの歌手生活を歌った内容になっています。2013年11月に亡くなるまで、この歌のように感謝の旅路を続けるように、人々を励ますような人生の応援歌を多くリリースしています。
2023年08月25日
「真理ちゃんシリーズ」の第4弾「アタック!真理ちゃん」の♯12が放映されました。(♯5は放送されず) (「アタック!真理ちゃん」は1974年4月4日〜9月25日まで放映)現在、CS「ホームドラマチャンネル」で放映中です。真理ちゃんのこの青いパッチワークのシャツは凄い印象に残ってた。このシャツで歌番組のテレビ出演をよくしてたような気がする。『アタック!真理ちゃん』 ♯12 (1974年6月20日放映分)出演者天地真理さん桂三枝さんザ・パンダ(林家小染さん、桂文珍さん、月亭八方さん、桂きん枝さん)欧陽菲菲さんNACこの回は歌が7曲もあって30分に収めるには進行も大変そう。前半のコントも短く、中国人に扮した桂三枝さんとパンダの4人が天地真理さんにプロポーズするという前にもやった企画。「ヌー坊の歌」を歌うのは2回目ですがレコード化してたのだろうか。8枚目のシングル「火の鳥」に続く9枚目のシングル「海鴎」はこれまでの橋本淳さん、筒美京平さんコンビの最後の曲。この曲もカッコいい曲でした。セットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「ヌー坊の歌」 ヌー坊作詞・作曲 不明3曲目「海鴎」 欧陽菲菲さん作詞 橋本淳さん 作曲・編曲 筒美京平さん4曲目「京都の青い空」 NAC作詞 林春生さん 作曲・編曲 すぎやまこういちさん5曲目「この広い野原いっぱい」 天地真理さん(ギター弾き語り)作詞 小薗江圭子さん 作曲 森山良子さん6曲目「恋と海とTシャツと」 天地真理さん作詞 安井かずみさん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん7曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん京都で結成されたフォークバンド「NAC」はデビューシングルのB面を歌った。B面の方が評判が良くこっちがA面になったとか。天地真理さんはギター弾き語りで「この広い野原いっぱい」を歌った。この曲は1972年9月発売のアルバム「虹をわたって」のB面1曲目に収録されていました。「恋と海とTシャツと」は完全フルコーラス!バンドの演奏も凄く良かった!テンポ速めでコンサートの時に聴いたテンポに近い印象。1976年梅田コマ公演の時のアロージャズオーケストラ演奏の「恋と海とTシャツと」が一番好きなアレンジと演奏でした。
2023年08月24日
イギリスのポップ/ニュー・ウェイヴ「Culture Club」の1984年発売のシングル。3rdアルバム「Waking Up with the House on Fire」からの第二弾シングルカット曲。第一弾は「The War Song」で大ヒットしました。A面「The Medal Song」メダル・ソング3枚目のアルバム「Waking Up with the House on Fire」から少しずつ人気に翳りが見えて来たけど、自分は3枚目から好きになった。一番好きなアルバムは4th「From Luxury To Heartache」です。それまでの超絶人気時代の曲も好きですが、3枚目からボーイ・ジョージの歌がよりソウルフルに、深い歌声になってきたように感じて引き込まれた。特に「Waking Up with the House on Fire」のA面ラスト曲「Mistake No. 3」は特に秀逸!上質なソウルを聴いてる感覚に酔いしれる。国によっては「The Medal Song」じゃなく「Mistake No. 3」をシングルカットしたようです。この「The Medal Song」はラテンのノリのダンスナンバー。そして7インチシングルでしか聴けないイントロ。このコーラスから始まるイントロがまた凄くイイ!ベスト盤などはアルバムヴァージョンで収録されてるものも多く買ってみないとどのヴァージョンで収録されているのかわからない。このアルバムから特にカルチャー・クラブのノリが気持ちよくなったように感じてた。アルバムで聴く方がこの曲が映えるとは思うけど、シングル単体で聴くとまた違う感じで聴ける。アルバムだとB面1曲目の少しヘヴィな「The Dive」に続いて「The Medal Song」が始まる。ここの繋がりは最高にカッコいい。もっと言えばA面ラストのソウルフルな「Mistake No. 3」が終わり、盤をひっくり返すとラテンな世界に一気に引きずり込まれる感覚が最高。そして次に始まるがこのシングルB面「Don´t talk about it」です!この曲は1930年代にハリウッドで活躍した女優フランシス・ファーマーの悲劇を歌っています。MVを見るとわかりやすい。悲劇の女優の一生を綴った映画「女優フランシス」(1982年)としても人生が描かれています。この時の主演女優は1976年版キングコングのヒロイン、ジェシカ・ラングがフランシスを演じた。B面「Don´t talk about it」日本では化粧品のCMソングに選ばれよく流れていました。ディスコでもよく流れてた曲でノリが気持ち良すぎる。歌詞の内容は明るい歌ではないのですが…。間奏の凄い機械的なエフェクトのGソロも最高です。
2023年08月24日
「真理ちゃんシリーズ」の第4弾「アタック!真理ちゃん」の♯11が放映されました。(♯5は放送されず) (「アタック!真理ちゃん」は1974年4月4日〜9月25日まで放映)現在、CS「ホームドラマチャンネル」で放映中です。『アタック!真理ちゃん』 ♯10 (1974年6月6日放映分)出演者天地真理さん桂三枝さんあのねのね浅田美代子さん前半のコントは、テレビ局がヌー坊と小やじを取材に来るという設定。ディレクター役に桂三枝さん、カメラマンにあのねのねコントの前に番組に届いたヌー坊と小やじへの質問ハガキを天地真理さんが読み、二人が答える。セットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「ヌー坊・小やじのうれしじゃないか」 ヌー坊・小やじ3曲目「虹の架け橋」 浅田美代子さん作詞 安井かずみさん 作曲 都倉俊一さん 編曲 高田弘さん4曲目「赤い風船」 天地真理さん・浅田美代子さん作詞 安井かずみさん 作曲・編曲 筒美京平さん5曲目「恋と海とTシャツと」 天地真理さん作詞 安井かずみさん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん6曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん「虹の架け橋」は6枚目のシングル。「赤い風船」は天地真理さんと浅田美代子さん、2人で歌った。今回も「恋と海とTシャツと」は2番までで、サビの繰り返しをカット。振り付けは、完成まであと一歩。親衛隊コールは完全版になってた。
2023年08月23日
若手演歌歌手「青山新さん」の4枚目のシングル。少し前、BSフジの歌番組に山本リンダさんが出演すると知って観ていました。山本リンダさんは53枚目のシングル「明日への翼」を歌いました。この曲のライブヴァージョンが聴けるのが目当て番組を観ていました。その番組には歌の巧さに惹かれてずっと聴いてる「二見颯一さん」も出演していて「一里塚」を歌唱。その番組を流して観てたら「青山新さん」が登場。タイトルは「女のはじまり」凄い1960年代のようなタイトルに惹かれ飛ばさずに聴いてみたら、まるで1968〜1970年頃の森進一さんの歌のようで気に入ってすぐにCDを買った。森進一さんの少しマニアでもあるので、森さんっぽい歌唱や楽曲があると聞き入ってしまう。Amazonで買ったこのシングルCDはDVDと2枚組でCDには1曲しか入ってなかった。あまり何も見ずに適当にポチッとしたので仕方ない。1曲目「女のはじまり」作詞 田久保真見さん 作曲 水森英夫さん 編曲 竹内弘一さん作詞の田久保真見さんは堀内孝雄さんの名曲「空蝉の家」を書いた作詞家。「空蝉の家」は日本作詞大賞も受賞した名曲です。他にはべーやんと組んだ「みんな少年だった」も名曲です。 作曲の水森英夫さんは二見颯一さんの師匠でもある作曲家。青山新さんは二見さんと同じ門下生って感じなのかも知れません。二見さんは正統派で民謡からの強烈な歌唱力が魅力の歌手ですが、青山さんも1960年〜70年代の古き良き演歌を思い出させる歌唱です。そのBSフジの番組で聴いてて、森進一さんを感じられたのでCDが欲しくなった。森進一さんの「望郷」を思い出させるような女性スキャットから始まるイントロも昭和演歌のようで惹きつけられた。そして歌い始めはまるで「命かれても」を彷彿させるメロディーとアレンジ。「命かれても」は1960年代の森進一さんの楽曲の中ではダントツに一番好きな曲。60年代の森さんの曲なら次は「ひとり酒場で」が好きな曲です。「ひとり酒場で」のB面「神戸の夜」も凄い名曲です!(1968年頃の森進一さん)70年代になると森さんは演歌にこだわらずに流行歌を歌っていきたいと話していてブルース、歌謡曲、ロック、フォークと一気に幅広い楽曲を歌うようになった。「旅路のはてに」と「望郷」「夏子ひとり」は特別好きな曲。そして!1973年10月に森進一さんの最強の超名曲「冬の旅」をリリース!やっぱりこの曲を超える森さんの曲はないかも。カッコ良すぎる曲です。「さらば友よ」「別れの接吻」「あゝ人恋し」「故郷」「さざんか」「雨の桟橋」と好きな曲だらけのこの頃の森さんの楽曲。「襟裳岬」「おふくろさん」は有名だけど自分はあまり好きではない曲です。「おふくろさん」なら「母恋い人生」の方がダントツに好きです。「母恋い人生」は「命かれても」のB面曲です。「おふくろさん」の4年も前の曲。コンサートで一度でいいから「おふくろさん」の代わりに「母恋い人生」を歌ってほしい。毎回、「おふくろさん」を歌うし。1977年「東京物語」をリリースしてから、また森さんは歌謡ロック路線も多くリリースするようになる。次の「甘ったれ」はアダモが作曲した歌謡ロックで、この曲も最高です!続いての「林檎抄」はフォークロックなカッコいい曲。そして正統派演歌「雪よおまえは」を次にリリースする事で森さんの世界が完成したように思える。ド演歌系でも「北の蛍」「命あたえて」「それは恋」「冬桜」と名曲を確実にリリースしています。コンサートでのアンコールでも盛り上がる「恋月夜」もその頃にリリースしたロックナンバー。「東京物語」〜「恋月夜」とアンコールで続けたセットリストの時は最高だった!!この頃の森さんの楽曲はシングル曲だけじゃなくアルバム曲でも名曲が多く生まれています。「東京ハートブレイク・ホテル」「古傷」「今思えば」「ルーム・キー」は特別カッコいい曲。ライブ盤「'87 森進一ライブ 中野サンプラザ」ではそんなアルバム収録のロックナンバーのライブヴァージョンが聴けます!!でもこれはカセットテープのみの発売だったので手に入りにくいかも。1990年代に入っても「移り香」「風のエレジー」「悲しい歌が流行ります」など名曲が止まらない。そして究極の名曲「悲しみの器」をリリース!その後、リリースしたブルース・スプリングスティーンのような「ライラ ライ」も凄く好きな曲。 2000年代になるとジャジーな名曲「ウイスキー色の街で」からスタート。きっちりと名曲「哀の河」のようなド演歌も残しています。スタンダードナンバーのような「はな」も森進一さんの歌手生活の中で重要な名曲。「人生ひたすら」「波止場」のような演歌の名曲、そしてロックナンバー「ゆらぎ」も2000年代の名曲。2010年代はやはり最高作品は「あるがままに生きる」です。これは文句なしの完璧な名曲です。他にも2013年発売の「情念」とそのカップリング曲「月のエレジー」も忘れてはいけない名曲です。「月のエレジー」は何年か前のコンサートでセットリストにも入りました!森進一さんの事ばかり書いてしまいましたが、青山新さんの「女のはじまり」は久しぶりに森進一さんを感じられる艶のある女歌を聴かせてくれる若い歌手が出て来たのはうれしい限りです。もっと癖強く歌ってもいいと思うけど、今の時代はこれぐらいが丁度いいのかも知れない。歌いこなしていくと感情むき出しで森さんのように歌うようになるのかも。まだ、この1曲しか知らないのですが、他にも60年代の演歌を感じられる曲があれば聞きたい。DVDのMV
2023年08月23日
「真理ちゃんシリーズ」の第四弾「アタック!真理ちゃん」の♯10が放映されました。 (「アタック!真理ちゃん」は1974年4月4日〜9月25日まで放映)現在、CS「ホームドラマチャンネル」で放映中です。『アタック!真理ちゃん』 ♯10 (1974年6月6日放映分)出演者天地真理さん桂三枝さんザ・パンダ(林家小染さん、桂文珍さん、月亭八方さん、桂きん枝さん)布施明さん布施明さんとハモリで天地真理さんのデビュー曲「水色の恋」を歌った。この番組が始まった頃よりも歌の曲数も増えて番組として充実してきた。「水色の恋」の前に布施明さんが登場時に「慕情」を少しだけ熱唱した。前半のコントは特にテーマはなく、大阪から来た桂三枝さんの友達「ザ・パンダ」のメンバーがそれぞれ、天地真理さんにプロポーズするという内容。そして新曲「ヌー坊の歌」を初披露。コント中に真理ちゃんと布施明さんのデュエットで天地真理さんのデビュー曲「水色の恋」を歌った。セットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「水色の恋」 天地真理さん・布施明さん作詞 田上えりさん 作曲 田上みどりさん 編曲 森岡賢一郎さん3曲目「ヌー坊の歌」作詞・作曲 不明4曲目「積木の部屋」 布施明さん作詞 有馬三恵子さん 作曲・編曲 川口真さん5曲目「恋と海とTシャツと」 天地真理さん作詞 安井かずみさん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん6曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん今回の「恋と海とTシャツと」は2コーラス。サビの繰り返し部分がカットされてた。振り付けも完成しつつある。親衛隊のコールは今回ので完成形。「♪あの人が来ないうちに(ヘイヘイヘイヘイ)私のこの気持ちを今(ヘイ!)」この日の親衛隊は少しおとなしいめで聞こえにくかった。エンディング「あなたと共に」
2023年08月22日
「真理ちゃんシリーズ」の第四弾「アタック!真理ちゃん」の♯9が放映されました。 (「アタック!真理ちゃん」は1974年4月4日〜9月25日まで放映)現在、CS「ホームドラマチャンネル」で放映中です。『アタック!真理ちゃん』 ♯9 (1974年5月30日放映分)出演者天地真理さん桂三枝さんあのねのね西城秀樹さん前半のコントは学校コント。コントの最初にヌー坊とこやじと真理ちゃんで「ひとりじゃないの」を歌った!真理ちゃんはヌー坊を連れて学校へ。不良学生役の二人組、あのねのねとのドタバタコント。教師は桂三枝さん。西城秀樹さんはコントの最後に登場して加藤茶さんのモノマネで「ちょっとだけよ」西城秀樹さんは前回に引き続き、2回目のゲスト出演でした。セットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「ひとりじゃないの」 天地真理さん・ヌー坊・小やじ作詞 小谷夏さん 作曲 森田公一さん 編曲 馬飼野俊一さん3曲目「激しい恋」 西城秀樹さん作詞 安井かずみさん 作曲・編曲 馬飼野康二さん4曲目「恋と海とTシャツと」 天地真理さん作詞 安井かずみさん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん5曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さんゲームコーナーは先週から勝ち抜き制になった。4週連続で優勝すると8月の梅田コマ劇場での「天地真理ショー」に家族でご招待。1974年8月 天地真理ショーのセットリスト(1部はお芝居で2部がショー)※はカヴァー曲1曲目「恋する夏の日」2曲目「ひとりじゃないの」3曲目「もの想う季節」4曲目「夏を忘れた海」5曲目「ダニー・ボーイ」※6曲目「メロンの気持ち」※7曲目「レモンのキッス」※8曲目「ロコモーション」※9曲目「水色の恋」10曲目「ちいさな恋」11曲目「涙から明日へ」12曲目「空いっぱいの幸せ」13曲目「思い出のグリーン・グラス」※14曲目「花物語〜なみだの操〜くちなしの花〜うそ〜冬の旅〜私は泣いています〜禁じられた遊び」※15曲目「ふたりの日曜日」16曲目「若葉のささやき」17曲目「恋人たちの港」18曲目「恋と海とTシャツと」19曲目「虹をわたって」20曲目「想い出のセレナーデ」この回は「恋と海とTシャツと」の2回目の歌唱。まだ振り付けも完全体でない。親衛隊のコールもまだ決まっていない。エンディング「あなたとともに」
2023年08月21日
松任谷由実さんがアニメ映画「虹色ほたる―永遠の夏休み」の主題歌として書き下ろした名曲。今日は名古屋で松任谷由実さんのライブがあったのですが、チケット取れずに行けなかった。第3次予約でも自分も友人もまったく当たらなかった。でもまだあと5回は行けるので今回は諦めた。8月19日20日が第1期ツアーの最終日だからかも知れない。9月9日から第2期がスタート。セットリストは変わらないと思いますが(今で完全満足なので変えなくてもいいけど…)、演出か衣装が少し変わったりするのかも知れない。このサントラ盤、もの凄く良いから聴いてほしい一枚。曲の美しさとアレンジの美しさ。「愛と遠い日の未来へ」「愛と遠い日の未来へ」は37枚目のアルバム「POP CLASSICO」の中に収録されている曲。「POP CLASSICO」の中では11曲目「シャンソン」がダントツに好きな曲なのですが、最近、この曲は「シャンソン」に並ぶほどヤバイほど感動する曲になってきてる。元からこの曲は好きな曲だったけど今頃、何かわからない力に惹きつけられるようにこの曲ばかり何度も聴いてしまう時がある。もう会えない大切な人に語りかけられてるような感覚になって胸が苦しくなる瞬間がある曲。メロディーの凄さはユーミンだから当然の事なのですが、メロディー以上に遠くにある誰かの魂を寄せ付けてくれるような歌詞の深さと強さは他には絶対にないのかも知れない。日常に使う言葉で作られているのも凄い事。辞書で調べないとわからない言葉なんて一つもない。日常のあたりまえの言葉でここまで凄い歌詞が書けるのには超人的な物を感じる。「♪泣かせたならごめんね 突然の絵葉書みたいに それぞれの哀しみを 超えていく途中で」ここの歌詞とユーミンの歌い方で毎回心がギュッとなる。そして最後のサビ部分だけに英語でコーラスが入る。「♪I'm sorry that i make you cry」(泣かせてしまってごめん)って繰り返される。そして「虹色ほたる―永遠の夏休み」ユーミンが主題歌を作ったと聞いて単行本を買ってまず読んでみた。内容が怖いぐらいに子供の頃の自分が経験してきたような事がつまってた。主人公のユウタが幼い頃、父親にカブトムシ取りに連れて行ってもらったダムのほとり。1年前に父親を事故で亡くし、小学6年になって一人でそのダムのある山奥へと来てみた。そのダムは昔、村があり今ではダムの底に沈んでしまっていると父親が話してくれた事を思い出す。そこの村でユウタの父親は虹色に光るほたるを見たと話し、そこはほたるの谷だったと…。父親との思い出を辿るようにカブトムシを探しに山奥に入っていくユウタ。森の奥で不思議な老人と出会う。水を飲ませてほしいとその老人に頼まれユウタは持っていたスポーツドリンクをあげる。かんかん照りの日なのに、その老人は今から恵みの雨が降って嵐が来るから早く帰れとユウタに話す。雲ひとつない痛いくらいの日差しの中そんな言葉を信じずに草むらに寝転んでいると突然、雲が湧き上がり雨が降り出す。山肌に土石流のように濁った土混じりの水が流れ、ユウタは足を滑らせて気を失ってしまう。・・・そこからファンタジーの世界に入っていく。ダムの底に沈んだはずの村にいる事にユウタは気づく。テレビからはキャンディーズの「暑中お見舞い申し上げます」が流れている。1977年だ。そこで友情を築き、初恋も経験する。森の奥で会った不思議な老人に再び会い、元の世界に戻してあげるが1ヶ月かかるのでこの時代のこの村を1ヶ月楽しみなさいと言われる。そこで1977年の田舎の村の夏休みを経験して父親が子供の頃に見たほたるの谷にも行く事になる…そこからドラマチックにそこでの友情や村民のダムに沈む故郷への思いなど知り、感動的に展開していく。このアニメ映画は音楽を全て松任谷正隆さんが作っていると知り、アニメのDVDは買って持ってたけど封も切らずに何年もそのままだった。サントラ盤も出たので音楽はCDでよく聴いてた。そこに「愛と遠い日の未来へ」の映画ヴァージョンが収録されています。もう正隆さんの音楽もユーミンの映画ヴァージョンも聴けたからDVDはいいやって感じで一度も観る事もなく買って持ってるだけで満足してる状態でした。少し前に「愛と遠い日の未来へ」が好きになりすぎて、アニメ映画だけど観てみようとDVDの封を切って観た。小説で読んで頭に描いてた風景や人物像とは違ったけど、すぐに素直に映画の中に入り込めた。松任谷正隆さんの音楽の付け方の素晴らしさに感動しっぱなし。打ち込みをいっさい使わずに全てオーケストラで作ったらしく壮大な景色に完璧にハマってた。アニメ映画で泣いた事って一度もなかったけど、いろいろと重なる部分も多くて泣けた。音楽の効果もかなり大きかったようにも思う。自分と重なっている部分というのは、幼稚園から小学5年ぐらいまで、夏休みになると父親に週に何度も虫取りに連れて行ってもらってた。行く場所は数カ所あってそのうちの一つに、烏原水源地があった。そこは自分の家から一番近い虫取りの場所で歩いて30分〜40分ほどで行ける所でした。朝の4時前には家を出て父親と二人で急いで山に登ってた。神戸ではクワガタの事を「ゲンジ」って読んでて小さい頃は「ゲンジ取り」と言ってた。この烏原水源地はノコギリクワガタとヒラタクワガタがよく取れた。民家からも近い場所でそんなに山奥でもないので「ミヤマクワガタ」はいなかった。「ミヤマクワガタ」を取るのはまた違う場所だった。「ノコギリクワガタ」の事は「水牛」、顎が(ツノ)が曲がらずに真っ直ぐな物は「カジワラ」、オオクワガタの事を「サクラゲンジ」と神戸では呼んでる人が多かった。(シロスジカミキリの事は「チーチー」って呼んでた。今思い出した)ここの烏原水源地はダムになるまえは、この映画同様に村がひとつあったそうです。一度、雨がなかなか降らない年があって、ダムの底にレンガの橋のような物や家の屋根らしきものが水面に出て来てた事があった。その時、父親が「このダムの底に烏原村という村があったんやで」と話してくれた。父親も生まれていない時で父親も自分の父親に聞かされたと。祖父はその村に流れてた清流でアマゴなどの魚釣りをしていたと聞いた。水が少なくなったダムの底に見えた村の残骸を見た時はなぜか凄く怖かった。烏原貯水池に流れ込んでくる小さな河があってその河にはホタルがたくさんいた。夕方にホタルを見るために水源地まで家族で何度か行った事もあった。家から歩いて40分ほどのところに、ホタルがこんなにいるんだと感動した。ホタルは捕まえてもすぐに死ぬので取る事はなかった。25年前に父が亡くなったあとに、一度だけ幼い頃に連れて行ってもらった場所を巡った事がある。今では道も舗装されハイキングコースのように整備されています。自分が父親に連れていってもらってた頃は軽自動車がやっと1台通れるかどうかの狭い土の道で貯水池の周りを一周できた。金網の柵はなく人の腰の高さほどの石で出来た柵があっただけ。すぐに中に入る事ができた。その代わりにマムシも多くいたので、かなり慎重に歩いてたのを思い出す。その場所で父親と撮った写真が一枚だけある。虫かごの中はノコギリクワガタが3匹ほど入ってて誇らしそうに虫あみを持って笑ってる自分がいる、それを見ると全てが鮮明に思い出される。その時の会話や父親の声なども…。写真ってどんな場所ででも撮っておくべきだと思った。この「虹色ほたる―永遠の夏休み」のシチュエーションが、自分の経験に凄く似てたのもあって感動が大きかった。映画を観てからより一層「愛と遠い日の未来へ」の凄さがわかった。映画のラストにこの曲が流れ出すと心が震える。「♪思い出してごらんよ 幼い日 胸を震わせた 言葉にできないまま 残して来たものを 青空にそこだけ 影おとし 山にかかる雲 儚い夏のような 虹を降らせていた」そして「♪握り返す 手のぬくもり」は記憶から消そうとしてた事をリアルに思い出させる。記憶から消してはいけない事だと気付かされた。最近、ユーミンにはいろいろと泣かされっぱなしです。
2023年08月20日
アメリカのシンガーソングライター「ジョーン・バエズ」の13枚目のアルバム。この前、あるレコードをレコード棚や段ボールの中から探してる時に目についたレコード。このアルバム、聴くのは約20年ぶりだと思う。最後に聴いたのは輸入盤屋でこのCDを購入した時に一度聴いたのが最後だったと思う。今日はアナログ盤でじっくり聴いた。「ジョーン・バエズ」を聴くようになったきっかけは天地真理さん。「ジョーン・バエズ」という名前は何度も天地真理さんのインタビューなどで語られていたので小学生の頃から名前だけは知ってた。天地真理さんはジョーン・バエズに憧れてギターを弾くようになってフォークシンガーとして1969年には早稲田フォークソングクラブに入りギター1本でコンサートにも出演したりしています「水色の恋」でプロデビューする2年前です。フォークシンガーとして歌って行きたかったのが、いつの間にか超アイドルになってしまってた。本人はそうなる事が本望だったのかどうかは謎ですが、アイドル活動しながらもフォークコンサートを開いたり、コンサートの選曲はフォークナンバーがかなり多く占めていました。天地真理さんがそんなに憧れる歌手「ジョーン・バエズ」ってどんなのかと、中学生になって何か一枚買ってみようと思いレコード屋で買ったのがこのレコード。このレコードのジャケットだけ他の物とは明らかに雰囲気が違ってて、それと緑色の帯に惹かれて買ったように思う。帯って言うのは自分の中でかなり重要。帯のデザインが良かったりすると買いたくなる。(天地真理さんはヨーロッパ旅行の際にジョーンバエズ本人と会う事ができました。それは 現在の天地真理さんが語る番組の中でも語られています)A面1曲目「Prison Trilogy (Billy Rose)」2曲目「Rainbow Road」3曲目「Love Song To A Stranger」(邦題「なつかしき貴方の黒い瞳」)4曲目「Myths」(邦題「神話」)5曲目「In The Quiet Morning (For Janis Joplin)」 (邦題「静かな朝に」ジャニス・ジョプリンに捧げし歌)6曲目「Weary Mothers (People Union 1)」(邦題「世界に平和の時が」)B面1曲目「To Bobby」(邦題「ボビーに花束を」)2曲目「Song Of Bangladesh」(邦題「バングラデシュの歌」)3曲目「A Stranger In My Place」4曲目「Tumbleweed」5曲目「The Partisan」(邦題「パルティザンの歌」)6曲目「Imagine」Joan Baez – Guitar, VocalsStuart Basore – Steel guitarDavid Briggs – KeyboardsKenneth Buttrey – DrumsGrady Martin – GuitarCharlie McCoy – Harp, GuitarFarrell Morris – PercussionWeldon Myrick – Steel guitarNorbert Putnam – Bass Glen Spreen – KeyboardsPete Wade – GuitarJohn "Bucky" Wilkin – Guitarジョーンバエズの反戦歌は押し付けがましい感じがしないし、暴力的じゃないので素直に聞けたりします。基本的にプロテストソングは好きじゃないですが。10代の頃はウンウンと頷いて聴けたりもしたけど、わざわざ音楽でそんなメッセージはあまり聞きたくないと20代になると少しずつ思い始めた。歳を重ねると更にもっとそういう曲から耳を背けるようになった。音楽としては聞きたくないと。でも、ジョーンバエズの場合はメロディの美しさ、歌声の美しさもあってか歌詞を読みながら聞き入ってしまう。1曲目の「Prison Trilogy (Billy Rose)」が中学生の頃から好きでよく聴いてた。刑務所三部作…3人の犯罪者の末路をドラマチックに歌っている曲です。「Me And Bobby McGee」を思い出すようなメロディーと曲の雰囲気。シングル「Song Of Bangladesh」のB面に収録されました。2曲目「Rainbow Road」もめちゃ好きな曲。この曲は人を殺してしまった男の歌です。ロッカバラードでノリもカッコよくて久々に聴いても凄くイイ!3曲目「Love Song To A Stranger」(邦題「なつかしき貴方の黒い瞳」)がこのアルバムで一番好きな曲。曲調は柔らかいラブソングで気持ちも和らぐ。ハッピーエンドな曲ではないですが。かなり控え目だけどストリングスアレンジも気持ち良くて、ストリングスの音の流れを耳で追いかけてしまう。5曲目「In The Quiet Morning (For Janis Joplin)」(邦題「静かな朝に」ジャニス・ジョプリンに捧げし歌)は軽快な8ビートのナンバー。亡くなったジャニスへの思いを歌っている。歌詞はそんなに共感できないけど曲とアレンジは凄く好きな曲。B面1曲目「To Bobby」(邦題「ボビーに花束を」)はボブディランに宛てた曲になっています。2曲目「Song Of Bangladesh」(邦題「バングラデシュの歌」)「Love Song To A Stranger」と同じぐらい好きな曲。シングルカットもされた曲です。サビで入って来るコンガのムースコールの音がたまらなくイイ!ヘッドフォンで聴いてると鳥肌が立つカッコ良さです!バングラデシュと言えば昨年末に初めての都市高速電車が走りました。これは日本の技術者が結集して山手線とほぼ同じ鉄道を走らせル事に成功した。日本よりも遥かに多い人口でこれまで都市を走る鉄道がなかったため、自動車とバイクなどの渋滞は日本のそれどころじゃなかったようです。今では2時間かけて通ってた会社に15分で行けるようになったと語ってる人もいました。自分は鉄道好きなので、鉄道で検索してたらネット番組でたまたま見つけました。まだまだ路線を伸ばしていくそうです。日本の鉄道技術は確実に世界一です。時刻通りに秒単位できっちりと走る事ができるのは日本だけです。車両も緑、白、赤でバングラデシュの国旗と日本の国旗の色を合わせた感じになっています。バングラデシュの国旗は日本とデザインがそっくりで緑の中に赤の丸です。これは初代大統領が日本のようになりたいとこのデザインにしたと初代大統領の娘さんが語っていました。3曲目「A Stranger In My Place」も凄く好きな曲。悲しいラブソングです。アコギの音が気持ちいい。ケニー・ロジャースとキン・ヴァシーのカヴァー曲です。5曲目「The Partisan」(邦題「パルティザンの歌」)はアンナマリーのカヴァー曲。歌詞はかなり怖いのですが、曲は美しく、アコギのオブリとか最高です。(このシェパードが可愛すぎる。もふもふの首の所に抱きつきたくなる^^;)
2023年08月19日
鈴木茂さんの1975年発表の楽曲。8月になるとこの曲を思い出して聴くことがある。いつもは「BAND WAGON」のCDで聴いてたけど、久しぶりにアナログ盤で聴こうとレコードの棚を探したけど、見つからない。誰かに貸したままなのか、何度かの引越しの時にどこかのダンボールに紛れ込んでしまってるのか…。今日は5時まで友人の店で飲んでて、いろいろ懐かしい話をしてた。昔の夏の光景とか思い出しながら好きな音楽流して飲み続けてた。夕方の5時にその店が開店して、すぐに飲み始めずっとだらだらと朝の5時まで・・・12時間か・・・店自体は11時半で閉店だけど、友人である店主と俺と友人と3人で飲み明かしてしまった。帰ってきて「BAND WAGON」を聴いてるってのもいい感じ。「八月の匂い」作詞 松本隆さん 作曲 鈴木茂さんアナログ盤で聴くのを諦めて、今日は2005年リマスター盤で聴いた。「BAND WAGON」の事はかなり前に書いたように思うけど…。この2005年リマスター盤の音は音圧が上がっただけではなくライブ感が凄く増したようにも思えるし、ベースの音がイキイキと聞こえるのも好きなところ。アナログ盤で聴いて香って来る八月の匂いとは少し違う都会の雑踏の中で匂って来る八月のイメージ。ま、とにかくカッコいい曲です。アルバムの中で一番好きな曲ってわけではないけど、このボトルネックの音と、ファルセットのコーラスを聴くと微かにガソリンの匂いと埃っぽい風の匂いが頭の中に浮かび出て来る。「スノー・エキスプレス」シングルではB面はこの曲でした。やっぱりめちゃくちゃカッコいいわ、この曲も。「BAND WAGON」は敢えてティン・パン・アレーのメンバーを誰一人使わずにアメリカでアメリカのミュージシャンだけで作り上げたアルバム。コンガとドラムのノリがかっこ良すぎて鳥肌です。あの頃のディスコサウンドテイストの音にも痺れる。アルバムで一番好きなのは少し泥臭さもある「夕焼け波止場」です。鈴木さんのボーカルも心地良くピアノのソロやオブリも凄く好き。
2023年08月18日
香田晋さんの30枚目のシングル。いつの間にか歌手を引退していました。現在は福井県のお寺で僧侶になっています。歌の仕事以外のバラエティなどの仕事が多くなり、ストレスが溜まり精神的に疲れて芸能界をやめる事にしたようです。1曲目「源さん音頭」作詞 上田紅葉さん 作曲 花岡修平さん 編曲 桜庭伸幸さん自分がまだパチンコをやってた頃、当時パチンコの勝ち玉をCDによく交換してた。よく言ってたパチンコ屋にはCDコーナーが充実してて演歌から洋楽Rockまでかなりあった。中途半端に勝った時などは現金に換えるよりCD10枚とかに交換する事が多かった。トマトジュース一箱とかもよく交換して持って帰ってた。パチンコ屋に行ってた頃が凄い昔のように感じる。パチンコやめたきっかけは、2009年の秋に急に思い立ってタバコを止め、止めてしばらくしてタバコの臭いが急にダメになってパチンコ屋に入るのが苦痛になったのがきっかけでパチンコも辞めた。1日に3箱も吸ってたりしたのに、止める時は1日で簡単に止められた。まったくしんどい思いもせずに意外に簡単に止めることができた。そのおかげでパチンコも辞められたので一石二鳥でした。タバコは止めてから一度も吸いたいと思った事がなく逆にアレルギーのようになってきてる。そのパチンコ屋のCDコーナーで見つけて交換したのがこのCD。ジャケ写を見て、てっきり大工の源さん関係の物だと思って交換したのも覚えてる。昔、大工の源さんが好きな台だった。もちろん香田晋さんの歌唱は昔から知ってた。歌い回しも正統派演歌で嫌みのない歌唱の印象が強かった。この曲は昔ながらのアレンジの音頭です。香田さんの真っ直ぐな歌唱が陽気な音頭に凄く合ってる。2曲目「空飛ぶおたまじゃくし」作詞 上田紅葉さん 作曲 花岡修平さん 編曲 桜庭伸幸さんなぜか「2001年宇宙の旅」のオープニングのパロディからイントロが始まる・ちゃんちゃこの「空飛ぶ鯨」をどうしても思い出すタイトルです。軽快なコミカルな楽曲です。香田晋さんのCDは数枚持っていますが「手酌酒」と「ヤン衆丸」の2曲が特に好きです。特に「ヤン衆丸」は、星野哲郎さんと船村徹さんのコンビ作品なので名曲になって当然です。
2023年08月17日
「真理ちゃんシリーズ」の第四弾「アタック!真理ちゃん」の♯8が放映されました。 (「アタック!真理ちゃん」は1974年4月4日〜9月25日まで放映)現在、CS「ホームドラマチャンネル」で放映中です。次回の放映は♯9〜♯11 8月20日PM6時30分〜 3本連続放映今回から1974年6月1日発売の「恋と海とTシャツと」を歌った。『アタック!真理ちゃん』 ♯7 (1974年5月16日放映分)出演者天地真理さん桂三枝さんあのねのね西城秀樹さんマギー・ミネンコさん前半のコントは竜宮城でスイカ割り乙姫様に天地真理さん、浦島太郎に西城秀樹さん、その他、あのねのね、桂三枝さんコントの冒頭で真理ちゃんがハワイアン踊りながら「小さな橋の下」を歌い、コントの最後に真理ちゃんと西城秀樹さんで「虹をわたって」を歌った。「虹をわたって」が聴けるとは思ってなかったので、かなりうれしい。これから先の回でも「恋と海とTシャツと」と「想い出のセレナーデ」以外のオリジナル曲を歌う事があるのだろうか。セットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「小さな橋の下で」 天地真理さん作詞 アーチー・フレッチャー 作曲 アル・シャーマン3曲目「虹をわたって」 天地真理さん&西城秀樹さん作詞 山上路夫さん 作曲 森田公一さん 編曲 馬飼野俊一さん 4曲目「燃えるブンブン」 マギー・ミネンコさん作詞 橋本淳さん 作曲 鈴木邦彦さん5曲目「激しい恋」 西城秀樹さん作詞 安井かずみさん 作曲・編曲 馬飼野康二さん6曲目「恋と海とTシャツと」 天地真理さん作詞 安井かずみさん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん7曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さんゲームコーナーは前回同様の線路を走る先頭に針が付いた汽車のオモチャと風船。今回からチャンピオンが勝ち抜き制になり、4回勝ち抜くと8月の天地真理さんの梅田コマのショーに家族でご招待。今回から歌い始めた「恋と海とTシャツと」はこの放送日の2週間後の発売。振り付けもまだ完成していないのも貴重。親衛隊のコールももちろんまだ出来ていない。多分、テレビで初めて歌ったのだと思う。歌い終わった瞬間のホッとした表情が可愛い。歌詞は間違っていました2番のサビあと「♪白い雲に乗せて 青空に見せたい」を「♪白い雲に乗せて きいてよ光る波」と1番の歌詞とごちゃ混ぜになってた。完全フルコーラスで歌ってくれた。「♪麦わら帽子みて あの人〜」「♪あの人が来ないうちに」「♪シャララ 素敵だから」
2023年08月16日
「真理ちゃんシリーズ」の第四弾「アタック!真理ちゃん」の♯7が放映されました。 (「アタック!真理ちゃん」は1974年4月4日〜9月25日まで放映)現在、CS「ホームドラマチャンネル」で放映中です。次回の放映は♯9〜♯11 8月20日PM6時30分〜 3本連続放映♯5の岡崎友紀さんゲスト回は放映されませんでした。 『アタック!真理ちゃん』 ♯7 (1974年5月16日放映分)出演者天地真理さん桂三枝さんあのねのね内山田洋とクール・ファイブ今回のコントはバスガイド役に天地真理さん、修学旅行の生徒に内山田洋とクール・ファイブ観光地の写真屋にあのねのね。記念写真を撮るコント。ゲームコーナーはプラレールの上に風船を置いて先端に針をつけた汽車を走らせ風船を割らずに積み木で家を作るという、後によくあったゲーム。この時が最初だったのかも知れない。コントの最後に「長崎は今日も雨だった」を天地真理さんと内山田洋とクール・ファイブで歌った。セットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「長崎は今日も雨だった」 内山田洋とクール・ファイブ&天地真理さん作詞 永田貴子さん 作曲 彩木雅夫さん 編曲 森岡賢一郎さん3曲目「夢を捨てた女」 内山田洋とクール・ファイブ作詞 有馬三恵子さん 作曲 内山田洋さん 編曲 森岡賢一郎さん 4曲目「恋人たちの港」 天地真理さん作詞 山上路夫さん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん5曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 1974年5月16日放映の番組だったのですが、内山田洋とクール・ファイブは「夢を捨てた女」を歌いました。この曲は1971年4月発売の「女のくやしさ」のB面曲。この放送日の前日に新曲「雨のしのび逢い」が発売されているのに新曲を歌わずになぜ3年前のシングルのB面曲を歌ったのだろうか・・・。天地真理さんは「恋人たちの港」を歌いました。今日のバンドのギターはやたらと派手なオブリ入れまくりで、なかなか良かった。歌いにくいんじゃないかと思ったけど。
2023年08月15日
「真理ちゃんシリーズ」の第四弾「アタック!真理ちゃん」の♯6が放映されました。 (「アタック!真理ちゃん」は1974年4月4日〜9月25日まで放映)現在、CS「ホームドラマチャンネル」で放映中です。次回の放映は♯9〜♯11 8月20日PM6時30分〜 3本連続放映♯5の岡崎友紀さんゲスト回は放映されませんでした。タイトルが「ヌー坊よ銃をとれ!」でしたが、何か問題があったのかなぜ飛ばされたのかは不明。ミュージカル作品をもじったタイトルなので、ミュージカル絡みの版権問題なのかも。『アタック!真理ちゃん』 ♯6 (1974年5月9日放映分)出演者天地真理さん桂三枝さんあのねのね沢田研二さん今回のコントは誘拐犯の桂三枝さんとあのねのねに誘拐された真理ちゃん。兄の沢田研二さんが助けに来るという話し。そして沢田研二さんと「危険なふたり」をデュエット。沢田研二さんは9枚目のシングル「恋は邪魔もの」を歌った。セットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「危険なふたり」 沢田研二さん&天地真理さん作詞 安井かずみさん 作曲 加瀬邦彦さん 編曲 東海林修さん3曲目「恋は邪魔もの」 沢田研二さん作詞 安井かずみさん 作曲 加瀬邦彦さん 編曲 大野克夫さん 4曲目「恋人たちの港」 天地真理さん作詞 山上路夫さん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん5曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん
2023年08月14日
イギリスのプログレッシブ・ロック『The Moody Blues』の5枚目のアルバム。ムーディ・ブルースは昔から好きなバンドでこれまでに何度か書いていると思う。2nd「Days Of Future Passed」〜10th「Long Distance Voyager」までのアルバムは10代後半の頃から好きでよく聴いてました。このアルバムはその中ではあまり通して聴かなかったアルバムかも知れない。中でも最近では10th「ボイジャー~天海冥 -Long Distance Voyager」が一番のお気に入りアルバムです。A面1曲目「Higher And Higher」2曲目「Eyes Of A Child I」(邦題「子どもの眼 1」)3曲目「Floating」4曲目「Eyes Of A Child II」(邦題「子どもの眼 2」)5曲目「I Never Thought I'd Live To Be A Hundred」(邦題「100年のいのち」)6曲目「Beyond」B面1曲目「Out And In」2曲目「Gypsy」3曲目「Eternity Road」(邦題「限りなき道」)4曲目「Candle Of Life」5曲目「Sun Is Still Shining」(邦題「太陽は輝きつづける」)6曲目「I Never Thought I'd Live To Be A Million」(邦題「10000000年のいのち」)7曲目「Watching And Waiting」このアルバムからのシングルカット(リードトラック)はB面ラスト「Watching And Waiting」でした。売れなかった曲ですが、この曲の柔らかさや繊細さが凄く好きです。このアルバム自体、他のアルバムと比べたらゆったり落ち着いたアルバムって印象です。単体では好きな曲が多いアルバム。地味な存在だけどB面5曲目「Sun Is Still Shining」なんて一度久しぶりに聴くとしばらく耳から離れなくなるほど脳と心に刻み込まれる曲。この曲はZepにも影響を与えてるんじゃないかと思う曲です。「♪まだ現世で戯れているがいい この地球にずっと残っているがいい…」B面2曲目「Gypsy」も凄く好きな曲。サバスにもユーライアヒープにも「Gypsy」という超名曲があります!それにも負けていないカッコいい曲です。The Moody Bluesはコーラスワークに関してもQUEENやユーライアヒープに多大な影響を与えていると思う。A面3曲目「Floating」は爽やかで懐かしい自分に出会えるような曲で、聴くたびに惹きつけられてる。「♪足に翼をつけた気持ちが どんなものかやっとわかった」A面5曲目「I Never Thought I'd Live To Be A Hundred」はQUEENの「Love of my life」のライブバージョンのアレンジに影響を与えた曲だと思ってる。この曲も小作品で1分ほどの曲ですが、次の曲「Beyond」に繋げる最高のブリッジのような曲。インストの「Beyond」も不思議な曲です。でもハマってしまう曲。B面4曲目「Candle Of Life」も単体でよく聴いてた曲。メロディーの美しさとアレンジの渋さに惹かれる。何よりこの曲の歌詞。 10代後半の自分にはいろいろと刺さるものがあった。この曲は次のアルバム「A Question Of Balance」のリードトラック「Question」のシングルのB麺に再び収録されました。1曲目「Higher And Higher」の冒頭のロケットが発射する音はバンドで作り上げた音。実際のアポロ11号の音を使おうとしてたのですが、自分たちで作った方がアルバムのイメージ通りの音が作れられるからだとか。久しぶりにアナログ盤で聴いたら、このLP盤の盤質の状態も最高でめちゃくちゃ良い音で聴けた。そろそろレコード針を買い換える時期になってきた。ジャケット見開き中。歌詞、訳詞カードはブックサイズになっています。
2023年08月14日
1999年1月1日発売の島倉千代子さんのシングル。このシングルは「人生はショータイム」と同時発売でした。1999年幕開けに2枚のシングルが同時に発売された。 1曲目「柿の実ひとつ」作詞 石本美由起さん 作曲 市川昭介さん 編曲 南郷達也さん1995年12月発売の「火の酒」以来の久しぶりの演歌曲。同時発売の「人生はショータイム」は演歌ではなく民族音楽色もあるような楽曲。一つ前のシングル「花なら花らしく」は爽やかなフォーク色のある歌謡曲。「柿の実ひとつ」の作家陣を見るだけで、これは名曲に決まってるって感じです。島倉千代子さんはあまりド演歌は歌わないけど、この曲のような演歌を歌う島倉さんも情緒があって好きです。「火の酒」ほどのド演歌ではないのですが、メロディーもアレンジも良いし歌詞も島倉さんの上品な歌唱でより活きています。1950年代〜1960年代前半の島倉さんの楽曲によくあったシチュです。村で街に出て行った好きな人を一人待つ少女が大人になった印象です。2曲目「あじさい坂の雨」作詞 石本美由起さん 作曲 市川昭介さん 編曲 南郷達也さんこのカップリング曲も作家陣は同じです。これも名曲で、レコード会社もどちらをリードトラックにするのか悩んだのじゃないかと想像できる。1月発売なので「柿の実」の方が選ばれたのかも。寒空の下で枝に一つだけ残った熟しきった柿の実ひとつを見上げて、一人残された自分と重ねている。12月〜1月にぴったりな光景です。発売が5月〜6月だったなら、こっちの曲がリードトラックになってたと思う。2曲とも名曲です!
2023年08月12日
1977年3月18日発売の山崎ハコさんの3枚目のアルバム「藍色の詩」を久しぶりにアナログ盤で聴いた。山崎ハコさんのアルバムは全て書いてると思ってたら、このアルバムの事は多分、書いていないと思う。2014年4月に発売されたリマスターCDでばかり聴いていたのでアナログ盤で聴くと昔の出来事や風景が浮かんでくる。CDじゃそんなに感じなかった事がアナログ盤の音では不思議といろいろ甦ってくる。今日はどうしても「花枕」と「二つに一つ」が聴きたくてリマスターCDで聴こうとしたけど、アナログ盤を引っ張り出して聴いて良かった。「藍色の詩」のLPは2枚持っていて、「花枕」の途中で針飛びするような傷をつけてしまって、新品で買い直してので2枚あります。2枚目に買ったものは5回も針を落としてなかったと思う。まったくノイズなしで聴けた。A面1曲目「あの海に」2曲目「にぎりこぶし」3曲目「幻列車」4曲目「持って行きます」5曲目「桜の日」B面1曲目「藍色の詩」2曲目「二つに一つ」3曲目「花枕」4曲目「ジプシーローズ」5曲目「水割り」今日、昼間からずっと聴きたいと思ってた「花枕」と「二つに一つ」B面3曲目「花枕」この曲はライブで聴いた事がないのですが、ライブで歌ってた時期があるのだろうか。このレコードはミュージシャンやアレンジャーなどのクレジットが詳しく掲載されてなくていろいろ謎もある。この曲は笛吹利明さんのアコギに誰かが吹くフルートにハコさんの歌。凄くシンプルなアレンジと演奏で作られている曲です。メロディーはハコさんの王道とも言えるものです。この曲を聴くと、母方の実家近くの土手一面の彼岸花の光景を思い出す。「♪あんたの行く道 通せんぼ 手には花束 彼岸花 赤く腫れた手のひらを あんたの頬に こすりつけよう」夕方にもなると土手一面が燃えてるように綺麗で、独特な田舎の匂いと相まって視覚と嗅覚があの光景を完璧に頭の中に焼き付けてくれてる。彼岸花は毒の花です。触っただけでも、手が爛れる人もいます。何も知らずに何本か摘んで親に見せて叱られた事もあった。その時、手は腫れなかったのですが・・・。この毒の花を不憫に感じて、いつも捨てられてしまう彼岸花にいっしょに寝てあげようと歌う。この曲の真意はわからないけど、何に例えているのかいろいろその時々で変わっていく。いつも忘れてしまってる詩ですが、急に光景と共にこの曲が頭に浮かぶ。あの時の匂いや光景を忘れさせないために、何かが急に思い出させてくれているようにも感じる。彼岸花を枕にしている少女・・・想像すると悲しすぎて寒くなる。B面2曲目「二つに一つ」昔、この曲はハコさんのギター弾りのように思ってたけど、ストロークもオブリもギターは全て笛吹利明さんです。「♪考えていても 始まりはしない それを口に出し 言うがらじゃない」10代後半から20代の頃、そんな事ばかり考えている時があった。どちらかと言うと目立つ場所にいる事の方が多かったけど、無理してたのかなって今更思う。ハコさんの歌の中に自分をよく探してた。A面5曲目「桜の日」7年前の大阪でのライブで1曲目にいきなり歌ってくれた。ライブで聴くのは初めてだったかも知れない。かなり驚いたのを思い出す。ハコさん一人での弾き語りでした。あの時のライブは「綱渡り」から4曲連続でハコさん一人での弾き語りがあって、その印象が強く残りすぎた。「ヘルプミー」と「ひまわり」のインパクトが大きすぎて、せっかくの「桜の日」が少し霞んでしまったこの曲、歌詞もメロディーもやっぱりいいなぁ・・。A面1曲目「あの海に」この曲は松原正樹さんのギターソロの印象が強い。初めて聴いた中学生の頃はこの曲がわからなかった。今も明確にわかるわけじゃないけど、船を出せ!と叫ぶ意味は歳を重ねてきて分かってきたように思う。「ジプシーローズ」と「水割り」の事は何度か書いたと思う。リマスターされたCDの音も好きですが、この頃のハコさんのアルバムはやはりレコードで聴く方が当時、考えてた事や見ていた景色なんかが鮮明に浮かんでくる。(1977年9月のライブレコーディング)
2023年08月11日
「真理ちゃんシリーズ」の第四弾「アタック!真理ちゃん」の♯4が放映されました。 (「アタック!真理ちゃん」は1974年4月4日〜9月25日まで放映)現在、CS「ホームドラマチャンネル」で放映中です。次回の放映は♯6〜♯8 (♯5は飛ばされるようです)8月13日(日) 18時30分〜今回はバレエ教室のコント。バレエの教師役に岸部シローさん、生徒は橋達也さんとスクールメイツこのコントの中で天地真理さんのドラム演奏で小柳ルミ子さんがタップダンスをする場面がありました。天地真理さんはこの年の「芸能人かくし芸大会」でダウンタウンブギウギバンドのカヴァーバンドでドラムを叩いています。「スモーキン・ブギ」だったかと思う。リズム感はかなり良いので今回の演奏でもそこそこ様になっていました。(太田裕美さんがキーボード)『アタック!真理ちゃん』 ♯4 (1974年4月25日放映分)出演者天地真理さん桂三枝さん岸部シローさん小柳ルミ子さん橋達也さんセットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「花のようにひそやかに」 小柳ルミ子さん作詞 阿久悠さん 作曲 平尾昌晃さん 編曲 森岡賢一郎さん3曲目「恋人たちの港」作詞 山上路夫さん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん4曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 今回から舞台装置も一新され、エプロンステージが作られた。そして!!バンドも一新!「ダニーすがのとアタックス」に変わりました。「恋人たちの港」は2コーラス目まで。前回のようなアヴァンギャルドな演奏ではなく通常のアレンジと演奏でした。前回までの他では聴く事が出来ない「恋人たちの港」 のアレンジの演奏は、あれはあれで貴重です!白のつなぎでドラムを叩く天地真理さん
2023年08月10日
1994年9月1日発売の島倉千代子さんと目黒祐樹さんのデュエットシングル。1曲目「ちょっとだけ…」作詞 あかぎてるやさん 作曲 弦哲也さん 編曲 南郷達也さん60年の歌手生活でデュエット曲が意外と少ない。もっと多いように思ってたけど、数えてみたら10曲ほどしかなかった。目黒祐樹さんとのデュエットも意外な組み合わせ。細くて気品のある歌唱の島倉さんと、甘く丸みのある太い声の目黒さんのデュエットはバランスが良くてかなりいい感じです。あまり売れなかったように思うけど、カラオケでは歌われていたのだろうか。かなり交互に歌うのでデュエット好きな人には楽しめそうです。2曲目「下田しぐれ」作詞 あかぎてるやさん 作曲 弦哲也さん 編曲 南郷達也さん下田の唐人お吉物語を歌にした歌謡曲は数え切れないほどあります。お吉役と鶴さん役としてのデュエット曲は珍しい。昔は全て実話なのかと思ってたけど、前に調べてみたら実話ではないとの事でした。よく掲載されてる写真もまったくの別人だとか・・。物語としては哀しく不条理な人生です。この曲も歌とセリフで成り立っているのですが、後半の酒に溺れてしまったお吉が亡くなってしまった鶴さんと泥酔の中、妄想で会話している島倉さんの演技は素晴らしい。セリフも多くてカラオケ向きではないデュエットソングです。
2023年08月09日
「真理ちゃんシリーズ」の第四弾「アタック!真理ちゃん」の♯2が放映されました。 (「アタック!真理ちゃん」は1974年4月4日〜9月25日まで放映)現在、CS「ホームドラマチャンネル」で放映中です。次回の放映は♯5〜♯8 8月13日(日) 18時30分〜今回は 蕎麦屋のコント。蕎麦屋店主に橋達也さん 刑事で蕎麦屋の客に玉川良一さん天地真理さんと桂三枝さんも出演ゲームコーナーは子供に赤と白の風船を割ってもらうゲーム。子供の頃、必ず観てたはずなんだけど、まったく記憶にない。第一回からかなりグダグダです。回を重ねるとまとまってくるのだろうか。まあ、天地真理さんが出演して歌が聴けるだけで満足ですが。『アタック!真理ちゃん』 ♯3 (1974年4月18日放映)出演者天地真理さん桂三枝さん玉川良一さんガロ橋達也さん今回ゲストの「ガロ」は8枚目のシングル「姫鏡台」を歌唱。この曲を歌ってる映像は珍しいような気がする。堀内護さんがシタールを弾き、日高富明さんが大正琴を弾いてます。レコードでの分厚いストリングスが印象的な曲ですが、テレビ番組ではストリングスも少ない人数なのでかなりイメージが違って聞こえた。ガロの楽曲は天地真理さんも「学生街の喫茶店」と「ロマンス」の2曲をカヴァーしてアルバムに収録。セットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「姫鏡台」 ガロ作詞 山上路夫さん 作曲・編曲 すぎやまこういちさん 3曲目「恋人たちの港」作詞 山上路夫さん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん4曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん スタジオ収録の「とび出せ!真理ちゃん」でも「恋人たちの港」は歌っていましたが、もっとレコードに近いように歌ってたのですが、観客も入っての公開番組なのでやたら元気な感じに歌ってる印象。コンサートの時でもこんな感じで歌ってた印象はなく、貴重な歌唱映像。バンドもかなり派手にEギターがオブリ入れまくりです。トランペットのオブリの代わりにギターが弾きまくってるのかも。(1974年梅コマ、1975年梅コマでのアロージャズオーケストラ の演奏の「恋人たちの港」が しっとりしていて良かった。1975年春のツアーのバンドもかなりレコードに忠実なアレンジだった)せっかく生バンドが入ってるのだから、歌番組バラエティのようだったらもっといいのに。子供のゲームコーナーはこの後もずっと最終回まで続くのだろうか・・・
2023年08月08日
「真理ちゃんシリーズ」の第四弾「アタック!真理ちゃん」の♯2が放映されました。 (「アタック!真理ちゃん」は1974年4月4日〜9月25日まで放映)現在、CS「ホームドラマチャンネル」で放映中です。『アタック!真理ちゃん』 ♯2 (1974年4月11日放映)出演者天地真理さん桂三枝さん玉川良一さんアグネス・チャンさん鳥塚しげきさん橋達也さんセットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「星に願いを」 アグネス・チャンさん作詞 安井かずみさん 作曲 平尾昌晃さん 編曲 馬飼野俊一さん3曲目「恋人たちの港」作詞 山上路夫さん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん4曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 「アタック!真理ちゃん」の主題歌「あなたとともに」は「天地真理 Golden Best」にライブ録音音源で収録されています。やはり生演奏での「恋人たちの港」は最高です!♯9までは「恋人たちの港」で♯10から「恋と海とTシャツと」に変わるのかな。一度くらい「恋人たちの港」のB面「爽やかなあなた」を一度でも歌う時はあるのか・・・。
2023年08月07日
天地真理さんの冠番組、真理ちゃんシリーズ第4弾「アタック真理ちゃん!」の再放送がとうとう!今日から始まりました!「真理ちゃんとデイト」「となりの真理ちゃん」「とび出せ!真理ちゃん」「はばたけ!真理ちゃん」は衛星劇場で放映されていましたが、この「アタック!真理ちゃん」はホームドラマチャンネルで今日から放映です!今日は♯1〜♯4まで4回分が放映されました。公会堂での公開録画番組だったので、ビデオを残していないのかと思っていたら、予想以上に良い状態でビデオが残っていてうれしい限り。これで天地真理さんの番組は1972年10月〜1975年3月まで全てビデオが残されていた!普通、この時代のバラエティ番組などは全てビデオ消去されて上書きで違う番組を録画していた。天地真理さんの番組だけは消去されずに残しておいたのは素晴らしい。『アタック!真理ちゃん』 ♯1 (1974年4月4日放映)出演者天地真理さん桂三枝さん井上順さんあのねのね橋達也さんヌー坊小やじ井上順さんセットリスト1曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 2曲目「愛情物語」 井上順さん作詞 なかにし礼さん 作曲 都倉俊一さん3曲目「恋人たちの港」作詞 山上路夫さん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さん4曲目「あなたとともに」 天地真理さん他、出演者 作詞 阿久悠さん 作曲 森田公一さん 公開番組なので毎回、生バンド演奏での歌唱が聴けるのが一番の楽しみ。「恋人たちの港」の次は「恋と海とTシャツと」で、この2曲がほとんどだと思いますが、最終回間際は「想い出のセレナーデ」も2〜3回聴けそう。他のオリジナル曲の歌唱もあるかどうかも楽しみ。1974年夏のファンクラブ会報と子供の頃に買った「ヌー坊」のソフビ。「アタック!真理ちゃん」特集のファンクラブ会報
2023年08月06日
1986年6月9日発売のクイーンのシングル「Friends Will Be Friends」の12インチ1986年6月2日に12枚目のアルバム「A Kind Of Magic」が発売されてその7日後にシングルカットこのアルバムからは既に先行シングルで「One Vision」「A Kind Of Magic」「Princes of the Universe」の3枚のシングルが発売されていて、このシングルはアルバム「A Kind Of Magic」から4枚目のシングル曲でした。(シュリンクと値札残したまま保存しています)A面「Friends Will Be Friends (Extended Version)」(邦題「心の絆」)作詞・作曲 Freddie Mercury / John Deaconこの曲はフレディとジョンの共作です。珍しい組み合わせのようにように思えるけど、この二人が一番音楽性が近かったようにも思えます。自分はこの二人が好きだったのでこの共作はうれしい限りでした。アルバム「A Kind Of Magic」にはもう1曲「喜びへの道 Pain Is So Close To Pleasure」もフレディとジョンの共作でした。自分はアルバムの中で一番好きな曲が「Pain Is So Close To Pleasure」です。アルバム「A Kind Of Magic」のA面3曲目「愛ある日々 - One Year of Love」、そして4曲目「Pain Is So Close To Pleasure」、5曲目「Friends Will Be Friends」の3曲が一番好きな3曲なので、ここの3曲の流れは最高です。ここの3曲ばかり聴いてた時もあった。「Friends Will Be Friends」のExtended Versionは実はあまり好きじゃない。始まり方もイヤだし、いきなりカラオケのような演奏が1コーラス分あって、唐突に歌が始まる。なので、この12インチシングルはあまり聴いてなかった。オリジナルヴァージョンが好きだったので、レコード屋で見つけてかなり期待して家に帰ったのを思い出す。針を落として…何これ?って感じだったのも鮮明に覚えてる。2011年リマスターのボーナスディスクのラストにも収録されています。B面1曲目「Friends Will Be Friends (7" Version)」作詞・作曲 Freddie Mercury / John Deacon7インチヴァージョンと書かれてるけど、発売当時オリジナルとどう違うのか何度も聴き比べたりしてた。 Lengthも同じだし、やはりオリジナルと同じという事のようです。この曲のMVも感動的でフレディと観客が信頼しあえているのがよく伝わってくる映像でした、この曲の歌詞は、意外と凄くシビアで現実的な事柄が綴られています。そんなシビアな状況の中でも助けてくれる友達がいると歌っています。残念ながらこの曲を生で聴く事はなかった。Kind Of Magicツアーの来日公演がもしあったのなら歴代の来日公演で最高の盛り上がりになったに違いないと思ってる。1985年5月15日のあの大阪城ホールでのライブがQUEENの来日の最後になってしまった。2曲目「Seven Seas Of Rhye」(邦題「輝ける7つの海」)作詞・作曲 Freddie Mercuryなぜ、この曲がカップリングされてるのか謎。この頃のQUEENのシングルは古い曲をカップリングする事が多く、自分はあまり好きじゃなかった。「Seven Seas Of Rhye」って曲自体はもちろん大好きです。ただ、シングルカットされてなかった曲なら45回転の良い音で聴けるというお得感がはあったけど「Seven Seas Of Rhye」は7インチシングル持ってたからうれしくはなかった。この曲は1976年のワールドツアーでの歌い方がめちゃくちゃ好きで、この曲を聴くなら1976年のブートで聴く事が多い。フレディのメロディの崩し方のカッコ良さと、間奏でのフレディのピアノがアグレッシブで鳥肌です。その時によってほとんど崩さずにオリジナルに近い形で歌ってる日もあります。音質の良さとパフォーマンスの良さなら1976年1月30日ボストンでのライブが特に気に入っています。
2023年08月05日
1976年3月5日発売の荒井由実さんの7枚目のシングル。かなり前にも書いたことあったかも知れないけど、今日はアナログ盤でこの曲をじっくり聴いてた。最近は2009年発売の35枚目のアルバム「そしてもう一度夢見るだろう」以降のアルバムばかりずっと聴いてて荒井由実時代の曲を聴く事がかなり少なくなってた。「そしてもう一度夢見るだろう」から「深海の街」までの5枚のオリジナルアルバムが好きすぎて何回聴いても飽きて来ない。最近、徐々に今のツアーの影響もあって少し前のアルバムも聴くようになってきた。「Frozen Roses」「Wings of Winter, Shades of Summer」「acacia (アケイシャ)」の3枚も改めて名盤だと感動して聴いてる。「悲しいほどお天気」から「PEARL PIERCE」の6枚のアルバムなかり聴く時期があったり荒井由実時代の曲を多く聴く時期があったりもする。自分がその時に何を求めてるのかで聴くジャンルもかなり変わるし、ユーミンのアルバムもどの時代のユーミンのアルバムかかなり変わる。結局、どのアルバムもめちゃくちゃ好きなのですが。(Black Metal、Grindcore、doomばかり聴いてる時期もあったし、フォークばかり聴いてる時期、60年代〜70年代歌謡曲、演歌ばかり聴いてる時期もあった。どんなジャンルの音楽も拒絶することはほとんどないので、いろいろ聴けて楽しい人生です^^;)A面「翳りゆく部屋」作詞・作曲 荒井由実さん 編曲 松任谷正隆さんこの曲といえば、2021〜2022年の全国ツアー「深海の街」の1曲目で歌われた。60公演以上を10ヶ月かけて日本の隅々まで回ってくれたこのツアーも最高でした。スモークの中にせり上がりで登場するユーミンのカッコ良さに毎回感動して泣けた。ライティングも最高だったし舞台装置も最高でした。そして、この曲がより一層好きになった。コンサートツアーで聴いたのは「PEARL PIERCE ツアー」以来だったように思う。凄い久しぶりに聴いたのと、今のユーミンが歌ってる事の感動でオープニングからずっとウルウルするコンサートだった。またこの曲を鳥肌立つような演出で聴きたいと思う。この曲は14歳のユーミンが「マホガニーの部屋」というタイトルで作ったの物が原型でメロディーをそのままに21歳のユーミンが歌詞だけ作り変え「翳りゆく部屋」とタイトルをつけた。「翳りゆく部屋」に書き換える時の最初の歌詞。「♪二人の言葉はあてもなく 過ぎた日々をさまよう」の所が最初に書き上げた時は「♪あなたの落とした吸殻は 過ぎ去った日々のよう」と書かれていた。これはこれで情景がまた浮かび上がってくる。「♪ランプを灯せば街は沈み 窓には部屋が映る 冷たい壁に耳をあてて 靴音を追いかけた」の所が「♪明かりを灯せば街は沈み 窓には部屋が映る あなたの乾いた靴音も 消えてゆく雑踏の中へ」「明かり」を「ランプ」に変えただけで部屋の装飾や窓の形なども全て違って頭に浮かぶ。B面「ベルベット・イースター」作詞・作曲 荒井由実さん 編曲 松任谷正隆さんベルベットとイースターを合わせるセンスの凄さと、プログレのような楽曲は18歳でこの曲を作ったユーミンの天才ぶりがよくわかる例だと思う。昔はシルクで作られてた高級生地のベルベットとキリスト復活祭であるイースター・・・いろいろ想像できてタイトルだけでも楽しめてしまう。曲もヨーロピアンプログレでメロディの秀逸さと歌詞の乗せ方のカッコ良さにいつもゾクゾクする。この曲は2018年アリーナ40公演「TIME MACHINE ツアー」の1曲目で歌われた。このツアーの次の「深海の街」ではA面「翳りゆく部屋」が1曲目で歌われた。このシングルから2曲連続でツアーのオープニング曲に選ばれたのは偶然なのか。「翳りゆく部屋」の翌年の松任谷正隆さん、松任谷由実さん1975年6月号
2023年08月04日
アメリカのロックバンド「Grateful Dead」のデビューアルバム。1stアルバムを聴くのはかなり久しぶり。Grateful Deadの事は一度も書いてなかったと思う。でもまだ、好きだけど一度も書いてないバンドがいっぱいある。25年ほど前に5th「American Beauty」までCDをまとめて買ってよく聴いてたのを思い出す。それまでは2枚組ベスト盤とライブ盤のLPしか持ってなかった。Bob Weir – Guitar, VocalsRon "Pigpen" McKernan – Organ, Harmonica, VocalsBill The Drummer (Bill Kreutzmann) – Drums, PercussionJerry "Captain Trips" Garcia – Guitar, VocalsPhil Lesh – Bass, Vocals1曲目「The Golden Road (To Unlimited Devotion)」2曲目「Beat It On Down The Line」3曲目「Good Morning, Little School Girl」4曲目「Cold Rain And Snow」5曲目「Sitting On Top Of The World」6曲目「Cream Puff War」7曲目「Morning Dew」8曲目「New, New Minglewood Blues」9曲目「Viola Lee Blues」1曲目「The Golden Road (To Unlimited Devotion)」のイントロは初めて聴いた時から鳥肌モノのカッコ良さ。2曲目「Beat It On Down The Line」は軽快なテンポのカントリーブルースロック。ジェシー・フラーのカヴァー。3曲目「Good Morning, Little School Girl」はブルースのスタンダードとも言える曲。数え切れないほどのアーティストによってカヴァーされています。4曲目「Cold Rain And Snow」はアメリカ民謡のカヴァー。オリジナルは夫が妻を殺すという怖い歌詞なのですが、Grateful Deadのヴァージョンは寒い雪の中でも妻に働かされて嘆いている歌詞になっています。5曲目「Sitting On Top Of The World」はアップテンポのブルースロック。この曲も凄く好きな曲です。6曲目「Cream Puff War」はサイケでプログレなナンバー。7曲目「Morning Dew」からLPではB面です。B面は長尺曲があるので3曲のみです。8曲目「New, New Minglewood Blues」も軽快なブルースロック。9曲目「Viola Lee Blues」は10分を超える長尺なサイケなブルースロック。これもめちゃくちゃカッコいい曲です。Grateful Dead自体かなり久しぶりに聴いたけど、やっぱり凄くいい!
2023年08月02日
アース・ウィンド・アンド・ファイアーの1987年10月発売の12インチシングル。バンド構成Maurice White Lead Vocals, Backing Vocals, VocoderPhilip Bailey Lead Vocals, Backing VocalsPreston Glass Electric Guitar, Synthesizer, Drum ProgrammingGary Grant HornsMarc Russo HornsWayne Wallace Horns A面「System of Survival Dub 1 MIX (Everybody Get Up/House Party Mix)」14枚目のアルバム「Touch The World」のリードトラックでU.S. Billboardのダンスチャート、ソウルチャートで1位になったヒット曲。「Fantasy」「Boogie Wonderland」「Serpentine Fire」「Shining Star」「Jupiter」「Let's Groove」「Magnetic」のようなキャッチーな有名曲とは少し違うマニアックなソウルの世界です。この12インチMixはよりマニアックな世界でGroove感が強烈!アルバムヴァージョンとはまったく音の構成も違うので、当時買ってきて初めて聴いた時はガッカリしたのですが… 聴けば聴くほどにこのDub 1 MIXにハマった。B面1曲目「System of Survival 7inch Mix」オリジナルヴァージョンより50秒ほど短く編集されていますが、アルバムヴァージョンと聴き比べても、そこまで違和感なくファンクを聴いてる!って実感できる曲。この曲が収録されてるアルバム「Touch The World」自体が、それまでとは少し違うファンキーなアルバムで自分もう凄くお気に入りのアルバムです。2曲目「Writing On The Wall」アルバム未収録のキャッチーなナンバー。この曲はシングル買った人しか聴けていないのが勿体無い。リマスター盤などのボーナストラックで収録されてるのだろうか。めちゃくちゃカッコいい曲なので超オススメ曲。
2023年08月01日
島倉千代子さんの1996年11月21日発売のシングル。この曲はNHKドラマ 池内淳子さん主演「素敵に女ざかり」の主題歌でした。発売したばかりで歌い慣れてない上に緊張する紅白歌合戦でこの歌を歌う事になった。カンペも用意していたのですが、歌詞を間違えてしまったと言う可愛いエピソードもあります。 1曲目「ときめきをさがしに」作詞 島倉千代子さん・津城ひかるさん 作曲 三木たかしさん 編曲 若草恵さんこの曲を初めて聴いた時イントロの出だしのリズムの打ち込みが音質は違うけどQUEENの「These Are The Days Of Our Lives」が真っ先に浮かんだ。これは若草恵さんは意識してるんじゃないかと思った。軽快で明るい曲調で、島倉さんの可愛い声も、よりいきいきと聞こえます。作詞も本人が関わってるのもあるのかも知れない。2曲目「一人ぼっちにならないで」作詞 津城ひかるさん 作曲 三木たかしさん 編曲 若草恵さんこの曲は最初に聴いた時は、中島みゆきさんの世界を意識してるようにも聞こえた。アレンジもアジアテイストなドラマチックなメロディも歌詞の世界も…。人生の応援歌の第一人者の島倉千代子さんが歌うと説得力のある楽曲になっています。「作詞作曲、中島みゆき」と言っても信じる人はいるだろうなと思う。1995年にアルバム「10WINGS」が発売されその中に収録された「泣かないでアマテラス」からインスパイアされた物のように思った。「泣かないでアマテラス」自体は1992年の夜会の中で発表された曲ですが。
2023年07月31日
1966年7月発売の那智わたるさんのコンパクト盤レコード。昨夜に引き続き那智わたるさんの事を。この4曲入りコンパクト盤は、大好評だった「エスカイヤ・ガールス」から3曲をスタジオレコーディング。もう1曲は今でいう「タカラヅカスペシャル」の中で那智わたるさんが歌って大好評だった曲をレコーディング。A面1曲目「私はマル」作詞 鴨川清作さん 作曲 ミッシェル 編曲 入江薫さんこの曲は「エスカイヤ・ガールス」8場で銀橋を渡りながら歌われた曲。「マル」とは那智わたるさんの愛称です。苗字が丸山なので「マル」と呼ばれるようになりました。このショーでは女役として場面に出る事が多いのですが、当時の男役スターはショーや芝居でも女役する事が多く、今なら考えられない。当時のファンは細かいことはあまり気にしてなかったのかも知れない。宝塚グラフの那智わたるさんのサヨナラ号のポートレートも半分は女性の格好で、男役としての写真は半分だけです。 銀橋を渡りながら1列目の観客に歌いかけファンサービスしてるのが浮かんでくる。(観たわけじゃないけど)2曲目「リコルダ」作詞 海野洋司さん 作曲 ドニダ 編曲 吉崎憲治さん第14場ゴールデン・サンレモの場面で那智わたるさんが歌った。カンツォーネを那智わたるさんが歌い上げ、2コーラス目はイタリア語で歌っています。この曲を歌ってる時にホリゾント前に黄金の吊り物が降りてきたようです。(カラー写真じゃないので分からないけど、これが黄金の吊り物だろうか)B面1曲目「僕の夢の中に君がいる」作詞 鴨川清作さん 作曲 アダモ 編曲 吉崎憲治さんアダモが歌った名曲のカヴァーです。越路吹雪さんがカヴァーした「夢の中に君がいる」とは訳詞がまったく違います。アダモは1965年にこの曲をリリースして大ヒット。「エスカイヤ・ガールス」の初演が1965年3月なので、最速でカヴァーしたようです。この曲は有名だし、アダモのオリジナルヴァージョンは良く聴いています。アダモの事を書いた時にこの曲の事も書いたような気がする。2曲目「いとしのパオラ」作詞 那智わたるさん 作曲 アダモ 編曲 寺田瀧雄さんアダモのフランス語のオリジナルを那智わたるさんが訳して日本語歌詞を作っています。この曲も有名な曲です。日本でのカヴァーはきっと那智わたるさんが最速だったのだろう。那智わたるさんのさよなら特集号「エスカイヤ・ガールス」の東京公演は3月星組、4月花組と連続上演那智わたるさんは3月4月とも主演(エスカイヤ・ガールス)「レビュー・オブ・レビューズ」の2カ月連続上演。両公演とも専科も混じえ上演。1963年版の「宝塚おとめ」の那智わたるさん
2023年07月30日
那智わたるさんが亡くなった事を今朝、ニュースで知った。宝塚歌劇団トップスターとして一時代を築き上げた大型トップスターでした。1953年初舞台で何度かの組替えを経てトップスターになり、その後、演劇専科として活躍。1968年6月30日東京宝塚劇場「ピラールの花祭り/マイ・アイドル」で宝塚歌劇団を退団。(退団公演、東京公演のパンフ)退団公演のサヨナラショーは5日間に渡って開催。「エスカイヤ・ガールス」からの選曲が多いのは本人にとって一番思い出深い作品なのだろうか。これは名曲ばかりで構成されています。サヨナラショーはレコーディングされていないのかな。那智わたるさんの生の舞台は観た事がないのですが、後追いで主題歌レコードや実況録音盤を聴いて観た事もないのにファンになってた。その後、写真集、プログラムなどを神戸や大阪の古本屋で探し回ったり、親戚の叔母が熱狂的な宝塚ファンだったので貴重な物を譲り受けたりして那智わたるさん関係の物はかなり揃えた。それをきっかけに1940年代〜60年代の宝塚歌劇に興味が深まって、その時の今、上演してる作品よりも昔の物ばかり聴いたり観たりするようになっていった。40年代〜70年代初頭の作品はとにかくカッコいい!キャストもバンドも曲も音楽レベルの高さを凄く感じる物が多かった。ずっと応援してた一路真輝さんが退団した事をきっかけに昔の物に興味が出てきたように思う。一路さんが退団して各組いろいろ観てもあまり感動できなくなってたから丁度、昔を知るのに良い時期だったのかも。そのおかげで戦前の物から資料集めたりして古き良きを知り、宝塚歌劇がより好きになった。そんな中で最初に気になったのが那智わたるさん。次に真帆志ぶきさん、上月晃さん、内重のぼるさん、古城都さんと50〜60年代のスターにハマっていった。それ以前のレジェンドのようなスターはプログラムと写真集でしかほとんど知る事が出来なくてハマる所にまではいかなかった。実況録音盤やスタジオレコーディング盤がほとんどないのが大きい。明石照子さんぐらいからレコード盤はありますが、それ以前のSP盤は聴けないのでどんな歌声や台詞回しだったのかわからない。那智わたるさんが亡くなった事を知り、生の舞台を一度でも観たかったと思った。今日は那智わたるさんの偉業のひとつでもある「風と共に去りぬ」の主題歌の事を。初演のスカーレットを演じ、3年に渡って大人気公演の主演を務めた。A面「スカーレット・オハラ」作詞 菊田一夫さん 作曲 古関裕而さん初演の「風と共に去りぬ」は帝国劇場で上演された。1966年に全編、1967年に後編と分けて上演されるほど原作に近く深く描かれていたようです。スカーレットもレットバトラーもWキャストでした。スカーレットは有馬稲子さんとまだ宝塚現役生の那智わたるさん。レット・バトラーは宝田明さんと高橋幸治さんメラニーは淀かおるさんアシュレーは仲谷昇さんベルは浜木綿子さんマミーは京塚昌子さんミドー博士は益田喜頓さん1968年公演のスカーレットは那智わたるさんのシングルキャストで公演された。当時から宝塚歌劇団からのキャストが多かった。1970年の再演は内重のぼるさんがスカーレットを演じた。なぜか「神宮寺さくら」の芸名で出演。1974年のスカーレット役は上月晃さんが演じた。1987年からは大地真央さんがしばらくスカーレットを演じました。1966年は初演、それも世界で初めての舞台化でした。大ヒットロングラン公演になったそうです。何でも初演がやっぱり凄い。この曲は劇中で歌われる事はなかったのだろうか…(ストレートプレイだったので)アシュレーへの想いからレットバトラーとの出会い、そして惹かれて行く様をセリフも加えてドラマチックな構成と編曲の楽曲になっています。セリフを聞いていると那智わたるさんがどんな風にスカーレットを演じたのか少しわかるのがうれしい。B面「タラの歌」作詞 菊田一夫さん 作曲 古関裕而さん 編曲 河辺公一さんタラの大地が頭に浮かんできそうなのんびりとしたパートから始まる。この曲も構成が複雑でドラマチックなミュージカルナンバーのようです。1960年8月公演「華麗なる千拍子」左の青いスーツが那智わたるさん、次から、黒木ひかるさん、天城月江さん、春日野八千代さん、寿美花代さん、毱るい子さん、内重のぼるさん「ビバ・ピノキオ」では那智わたるさんはコオロギの役でした。ピノキオは寿美花代さん「エスカイヤ・ガールス」の東京公演パンフこの作品はレコードで聴いて好きになった作品。何回聴いたかわからないほど聴いた。絶対にこの名作は再演してほしい!50周年の年は宝塚歌劇熱が尋常じゃないほどに盛り上がって、中でも那智わたるさんの人気は目立っていたとか。この東京公演のパンフには異例とも言える菊田一夫さんからの注意の紙が入っています。応援が過激になりすぎて芝居中でも愛称を叫びまくる人が増えてきたようです。ここまで菊田一夫さんが書くって事はよほどの事。通常のプログラム30円と解説と場面の配役が掲載されてる冊子も10円で販売していました。この頃、東京公演のチラシは見開きで長細いものでした。「エスカイヤ・ガールス」のチラシ那智わたるさん関係のものは、まだ1割も載せてないので少しずつ載せていきます。
2023年07月29日
岡田奈々さんの4枚目のシングル。1976年3月10日発売。この年の10月3日神戸国際会館でのコンサートの招待券をもらって初めてライブを観た。大きい会場での昼、夜2回公演。自分が観た4時半公演はかなり空席があったけど熱心なファンが多く付いている印象でした。A面「青春の坂道」作詞(原案) 中司愛子さん 作詞 松本隆さん 作曲 森田公一さん 編曲 瀬尾一三さんこの曲は月間「明星」の歌詞募集で生まれた曲。岡田奈々さんの楽曲の中で一番、世に知られている曲だと思う。印象ではもっと大ヒットしてたように思ってたけど、オリコン最高位は23位でした。ロングランで売れ続けてたから、みんなが知ってる曲になったのだと思う。自分が観たコンサートでは本編のラストにこの曲が歌われた。この曲は何といっても森田公一さんが書き上げたメロディーの良さに尽きる。そして岡田奈々さんの嫌味のない素直で素朴な歌唱がこの曲を何倍も魅力のある曲にしている。フォーク歌謡なアレンジはこの頃の瀬尾一三さんが多くの名曲を作っています。バックでは絶えずアコギのスリーフィンガーをやや前に出してるのがイイ!かなり久しぶりに聴いたけど、やはり名曲です。B面「恋はかくれんぼ」作詞(原案) 村上伊津子さん 作詞 松本隆さん 作曲 森田公一さん 編曲 竜崎孝路さんイントロ、間奏のフレーズが天地真理さんの「恋の予感」に出てくるフレーズに似てると思ったら、両曲とも竜崎孝路さんの編曲でした。天地真理さんマニアはちょっとしたフレーズも頭に入り込んでて、すぐに編曲者や作曲者を調べてしまう。「恋の予感」はアルバム収録の楽曲であまり知られていない曲ですが、4曲入りのコンパクト盤の1曲に選ばれたりしてる名曲です。竜崎孝路さん編曲の天地真理さんの大ヒット曲は「ふたりの日曜日」「若葉のささやき」「空いっぱいの幸せ」「恋人たちの港」「恋と海とTシャツと」「想い出のセレナーデ」と渋めのアレンジの楽曲が多いことに気づく。「若葉のささやき」「恋人たちの港」「想い出のセレナーデ」の編曲は秀逸すぎる!岡田奈々さんはデビュー曲「ひとりごと」や、自分が観たコンサートでその時の新曲だったのでアンコールでもう一度歌った「手編みのプレゼント」も好きな曲。「♪まっ! すぐに まっ! すぐに 生きてきたのに〜・・・青春は〜分かれ道〜」 かなりインパクトのある歌い出しです。「まっすぐに まっすぐに 生きてきたのに」ですが。チケット申し込み書動員が厳しいコンサートは、割引クーポン券がよく送られてきてた。もっと大幅な割引きの物もあった。3000円→800円とかもあった。当時はまだライブに行くっていう習慣は10代20代前半にはあまりなくてアイドル系のコンサートが苦戦してた印象。テレビでは凄い人気でもコンサートは1階席の半分ぐらいしか入っていないとか何度か経験した。ただ天地真理さんの場合はアイドルと言うよりフォークシンガー的に応援してたファンが多いからか客席が極端にガラガラな事はなかったように思う。天地真理さんはギター、ピアノの弾き語りできっちりと曲を聴かせてくれてたから。これは1978年春の割引券
2023年07月28日
アメリカのFunk / Soulコーラスグループ「The Stylistics」の1976年リリースのシングル盤。この曲もイントロ聴くだけで懐かしさがこみ上げてくるナンバーです。A面「Sixteen Bars」(邦題「16小節の恋」)作詞・作曲 George David Weiss, Hugo & Luigiこの曲は、少し前に書いた「愛がすべて」(Can't Give You Anything (But My Love))の二匹目のドジョウ的な印象が大きい所はあるものの、やはりこの曲も聴き込むと凄さが良くわかる。とにかくキャッチーでPOPなファンクです。この曲もディスコではよく流れてた曲。この曲や「Can't Give You Anything」を聴くと梅田のボトムラインのエスカレーターと入り口の光景などが頭に浮かんでくる。その頃、流行りだしてたトロピカルカクテルに飾られてた花火とか傘。マイタイ、チチ、バイオレットフィズ、ピーチフィズとかまだ甘い酒をよく飲んでた頃。そこからだんだんと、ソルティドッグやシンガポールスリングなどを飲むようになって次はバーボンの美味しさを覚えていった。今は完全に日本酒党ですが・・・。昔の曲にはそれぞれに全く違う場所や違う光景などの思い出が詰まってる。この曲のイントロのトランペットが流れただけで鼻がツンとしてしまう。リアルタイムでこの曲が流行ってた時ではもちろんないけど、70年代半ば頃の曲もよく流れてた。この曲が収録されてるLP「Fabulous」はいくら探しても見つけられないのでLPかCDで書い直そうかと思ってる。この「Sixteen Bars」はB面の1曲目に収録されています。B面「Jenny」作詞・作曲 Hugo & Luigiこの曲はLP「Fabulous」収録曲ではなく2つ前の大ヒットアルバム「You Are Beautiful」のA面2曲目に収録されてるスローバラードです。優しく美しいメロディとファルセットボイスと低音の美しい声での歌唱に引き込まれる。ボトムラインと言えばやはりEarth Wind & Fire の「Serpentine Fire」「Boogie Wonderland」「Fantasy」「September」「Let's Groove」などの印象の方が強いけど「The Stylistics」の曲もコンスタントに流れてたように思う。そんなに通ってたわけじゃないけど、あの頃のディスコの印象は強い。ドレスコードなども厳しかったし、女性と一緒じゃないと入れないし。一番最初に行ったのは、アリスのコンサートを大阪フェスティバルホールで観た後にみんなで東通り商店街をうろついてる時に急に誰かが入ろうって言い出したと思う。コンサート後なのでみんなそれなりの格好でTシャツ姿やサンダルや半パンの人はいなかった。女性3人男2人で黒服のチェックを通過して入ったように覚えてる。(デニムはNGだったかな。デニムでも入れたような気がするけどオーバーオールでは 誰かが入れなかったとか言ってた。Tシャツ、ポロシャツもダメで前ボタンのシャツならOKだっ たと思う)この前も友人とディスコの話になったけど、記憶が二人ともかなり曖昧になってる。ミナミのサウスリーってディスコにもよく行ってたと思う。
2023年07月27日
ジューダス・プリーストからボーカルの「Rob Halford」が抜けてた期間にジューダスのボーカルとして歌ってた「Tim "Ripper" Owens」時代のジューダスが聴きたくなって、アルバム2枚とこのライブ映像を観てた。後から思えば意外と長い間、Tim "Ripper" Owensがジューダ・スプリーストを支えていました。1996年5月〜2003年6月までの7年間も在籍していました。自分はバンドのボーカルが違う人に代わってしまうと、そのバンドを聴かなくなる事が多いのですがジューダス・プリーストに関してはRipper時代もそれまでと変わらず聴いていました。ACCEPTやQUEENやブラックサバスはオリジナルボーカルが代わると、全くと言っていいほどそのバンドを聴かなくなった。急にそのバンドへの熱が冷める感じでした。Judas Priestだけは今でもRipper時代のジューダス・プリーストも好きで、こうやってたまに聴いてます。このLIVEーDVDは2001年12月19日にロンドン「Brixton Academy」でライブ収録されて2002年7月にDVDとして発売されました。ノーカットのライブアルバムは2003年4月に突然リリースされた。1998年発売の2枚組ライブアルバム「Live Meltdown」も名盤だと思ってるけど2001年のロンドンでのライブの方が更に気に入ってるライブです。1曲目「Metal Gods」2曲目「A Touch of Evil」3曲目「Blood Stained」4曲目「Victim of Changes」5曲目「One on One」6曲目「Running Wild」7曲目「The Ripper」8曲目「Diamonds & Rust」9曲目「Feed on Me」10曲目「Burn in Hell」11曲目「Hell Is Home」12曲目「Breaking the Law」13曲目「Desert Plains」14曲目「Turbo Lover」15曲目「Painkiller」16曲目「Electric Eye」17曲目「United」18曲目「Living After Midnight」19曲目「Hell Bent for Leather」この時の「Painkiller」は本当に絶品だと思ってる。「Turbo Lover」も素晴らしい歌唱と演奏です。そして大好きな曲、2曲目「A Touch of Evil」も文句なしの演奏と歌唱!「Jugulator」からの3曲目「Blood Stained」も普段は忘れかけてるような曲だけど、こうやって久々にライブ映像観ながら聴くとカッコ良さを思い出す。鳥肌もんです!「Demolition」からの「One on One」も久々に聴いたけど、やはりめちゃ良い!そして「Demolition」の中で一番好きな曲!「Feed on Me」!!この曲、ほとんど話題になる事もないような曲だけど聴けば聴くほどに好きになって行った曲。「Jugulator」からの名曲「Burn in Hell」もライブで聴くとさらにカッコ良さが際立つ!「Jugulator」のアルバム自体かなり気に入ってて当時はよく聴いた。「Demolition」からの「Hell Is Home」も好きな曲。ドラマチックな構成のHeavyな曲です。「Turbo Lover」「Painkiller」の2曲は通して観終わってから、リピートして再び観るほど最高の演奏と歌唱です。Tim "Ripper" Owens時代のジューダスは忘れられがちだけど、名曲も多く残しています。そりゃロブがいる時のジューダス・プリーストの方が断然、聴く回数も多いけど、「Jugulator」や「Demolition」は急に聴きたくなるアルバム。ボーナス映像でサウンドチェックと題された映像があるのですが、これがまた最高です。1曲目「Desert Plains」2曲目「Running Wild」3曲目「Turbo Lover」4曲目「The Sentine」5曲目「Machine Man」6曲目「Lost and Found」この6曲がフル演奏で収録されています。映像はモノクロですが、雰囲気あって凄くイイ!
2023年07月26日
フランスのシンガー「エルヴェ・ヴィラール(Hervé Vilard)」の1969年発売のシングル。サルヴァトール・アダモ、クロード・フランソワのように1960年代に活躍してたシンガー。エルヴェ・ヴィラールは1972年に初来日を果たし日本でも人気を安定させました。初来日は真帆志ぶきさんとのジョイントコンサートでした。このシングルは特別企画盤でB面にポール・モーリア オーケストラ演奏のインストを収録。A面『さよなら」作詞・作曲・編曲 Frank Thomas Jacques Revaux Jean-Michel Rivatこの曲とエルヴェ・ヴィラールのデビュー曲「カプリの恋の物語」は宝塚歌劇でもショーの中でよく歌われて有名です。この2曲をフランスで聴いて宝塚に持ち込んだの真帆志ぶきさんだそうです。トップスターが退団する時などに歌われる「さよならタカラヅカ」とは違う曲なのですが、サビのメロディーがそっくりで、この曲のオマージュなのかと思ってる。1970年7月花組公演、麻鳥千穂さんの退団公演「ドリーム・ア・ドリーム」のために書かれた曲です。麻鳥千穂さんと言えば自分は「燦めく星の下に」の最後に歌われた「悲しみ」の熱唱が一番最初に思い出す。ショー「ヒット・キット」からシングルカットされた「青い空の下で」も有名です。「青い空の下で」の編曲はめちゃくちゃカッコいいので大好きな曲。「アリア・イン・ジャズ」の中の「ノー・ノー・ノー」と「ムーン・ライト・セレナード」の麻鳥さんの歌唱とバンドの演奏も最高です。この頃の宝塚歌劇の音楽レベルの高さは聴くたびにに驚かされる。完全にビッグバンドの編成で演奏もめちゃカッコいい曲が多い。この「さよなら」はメロディーの美しさと伸びやかな甘いボーカルで心地よい曲です。エルヴェ・ヴィラールのアルバムは日本盤のCDがほぼ廃盤になってるようです。何かのきっかけでもないと、この頃の名曲は時間に流されていってしまう。曲に力があれば生き残っていくのだとは思うけど。真帆志ぶきさんとのジョイントリサイタルのセットリスト1972年7月2日新宿厚生年金会館 7月10日大阪フェスティバルホール 7月11日愛知文化講堂 7月13日神戸国際会館 セットリストが急遽変更された。「さよなら」をラストに歌う予定だったのが違う曲に変更されてます。B面「さよなら」演奏 ポール・モーリア・グランド・オーケストラB面はポール・モーリア・グランド・オーケストラの演奏のインストです。この曲はポール・モーリアの名演の代表作としても残っています。ストリングスの美しいサビのメロディーの演奏が印象的。Aメロはハープシコードのメロディ演奏です。Hervé Vilardはフランス編集のCDなら数枚持ってるけど、日本語のタイトルと原題がどの曲なのかよくわからない。
2023年07月25日
昨日に引き続き島倉千代子さんの10インチLPの事を。A面1曲目「恋しているんだもん」作詞 西沢爽さん 作曲・編曲 市川昭介 さん2曲目「明日もきっといいことが」作詞 西沢爽さん 作曲 船村徹さん3曲目「十国峠の白い花」作詞 石本美由起さん 作曲 宮田東峰さん 編曲 宮脇春夫さん4曲目「からゆきさん」作詞 宮崎秋平さん 作曲・編曲 古関裕而さんB面1曲目「サフランの旅愁」作詞 西沢爽さん 作曲・編曲 市川昭介 さん2曲目「星の夕焼け」作詞 石本美由起さん 作曲・編曲 船村徹さん3曲目「ふるい指輪」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 古賀政男さん4曲目「峠の馬子唄」作詞 青木山路さん 作曲 宮田東峰さん 編曲 宮脇春夫さん1曲目「恋しているんだもん」は1961年11月発売の大ヒット曲。80万枚以上を売り上げた島倉千代子さんの代表曲のひとつ。23歳の島倉さんが可愛く歌い上げてる曲です。50歳過ぎてもライブなどでこの曲を歌うと、一気に可愛い島倉千代子さんになっていました。2曲目「明日もきっといいことが」は1962年7月1日発売のシングルこの曲も可愛い系の楽曲です。3曲目「十国峠の白い花」は1961年10月発売のシングル曲。青春歌謡です。4曲目「からゆきさん」は悲しく重い楽曲です。B面1曲目「サフランの旅愁」はシングル「恋しているんだもん」のB面曲。2曲目「星の夕焼け」はシングル「十国峠の白い花」のB面曲。美しい情景が浮かぶ歌詞と悲しげなメロディが印象的な大好きな曲です。3曲目「ふるい指輪」は1961年9月発売のシングル「はるかなる道」のB面曲。この10インチには「はるかなる道」は収録されずにB面曲のみ選曲された。かなり前にも書いたと思うけど、この曲を聴いてると南海の孤島で繰り広げられる怪獣映画の「南海の大決闘」の風景が浮かんで来たりする^^;4曲目「峠の馬子唄」はいつ発売とかのデータがなくて詳しいことがわからない曲です。島倉千代子さんの物はまだまだいろいろあるので、ゆっくり書いていきます。
2023年07月24日
1959年2月に発売された島倉千代子さんの10インチアルバム。ただのベスト盤ではなく特別編集で新たに島倉さん本人のナレーションを曲間に加えてドラマチックなアルバムになっています。A面1曲目「からたち日記」作詞 西沢爽さん 作曲 遠藤実さん 編曲 松尾健司さん2曲目「お別れ雪ン子」作詞 水木かおるさん 作曲・編曲・ギター 古賀政男さん 3曲目「さよなら地蔵さん」作詞 後藤孝吉さん 補作詞 西沢爽さん 作曲 米田信一さん 編曲 牧野昭一さん4曲目「花嫁人形」作詞 西沢爽さん 作曲 米田信一さん 編曲 牧野昭一さんB面1曲目「島のわかれ船」作詞 文珠しのぶさん 作曲 野原耕さん 編曲 山田絃さん2曲目「待ち呆けさん」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 浜口庫之助さん3曲目「なに見て泣いたェ」作詞 西沢爽さん 作曲・編曲 古賀政男さん4曲目「あんこ郵便」作詞 石本美由起さん 作曲・編曲 上原げんとさん島倉千代子さんのWikipediaのシングル盤リストには掲載されていない曲が多く、この10インチに収録されてる曲でも4曲が掲載されていません。このレコードに入ってる曲は全てシングル発売されたもの。1曲目「からたち日記」たまにこの曲を聴くとギスギスしかけてる心が浄化されるような気持ちになれる。小鳥が囀るような喉をコロコロ回すようなビブラートは島倉さんしか出来ない。昔、若手の演歌歌手が島倉さんの歌まねとかしてたけど、似てると思った人は誰一人いなかった。品がある人じゃないと、こんな美しく素直な歌唱ができない。この曲は最後セリフで終わります。「いつか秋になり からたちには金色の実がたくさん実りました。 今日もまた私は一人 この道を歩くのです。 きっとあの人が帰ってきそうな そんな気がして…」これで曲は終わるのですが、この10インチにはその続きにあたるセリフが流れ出します。「一年二年、いつもいつも からたちの小道にあの人を待ってた私 だけどあの人は とうとう帰って来なかったの 千代子って可哀想な娘 いいえ、そう思ってはいけないのね 世の中には私よりもっともっと 切ない恋に泣いている人だっているもの そうよホラ、私の好きな「雪ン子」ちゃんだって その一人だわ」このセリフは新たに西沢爽さんがこのアルバムのために書き下ろした物のようです。このアルバムの構成は西沢爽さんが担当しています。2曲目「お別れ雪ン子」曲間のセリフの最後にこの曲へ繋がるセリフがありました。この曲は古賀メロディそのものの楽曲です。古賀政男さん本人が弾くギターのバッキングを中心に島倉さんが哀しげに歌います。 3曲目「さよなら地蔵さん」「お別れ雪ン子」の後にもこの曲へ繋がるセリフが入ります。「・・・・・(略)・・昨日までの千代子を忘れたいわ お地蔵さん、何もかもみんな忘れるには……千代子はどうしたらいいの?」そしてこの曲が始まります。この曲は遠くへ嫁に行くことを小さい頃からいつも話しかけてたお地蔵さんに報告する悲しい曲です。本人の望んだ結婚じゃなく、育った村を出るのを悲しんでいる曲。4曲目「花嫁人形」も悲しい曲です。この曲が始まる前のセリフは辛すぎます。「親なしっ子なんか遊ばないよ」って子供の頃、みんなにいじめられる度に 『お母さん、なぜ死んじゃったの?』そう言っては土蔵の影で泣いたっけ… お母さん、千代子はもうそんな事いいません。 好きだったあの人の事もあきらめて 遠くへお嫁に行きます これが…これが 千代子の運命ですもの」この「花嫁人形」はかなり悲しい曲です。自分しか御参りする人のいないお母さんのお墓を残し、遠くへ嫁に行かされる事を嘆いている。B面1曲目「島のわかれ船」B面ではまた違う物語に変わります。佐渡に住む娘が東京から旅行に来た学生と恋に落ちてしまい、帰りの船を見送る辛さを歌ってる。2曲目「待ち呆けさん」この曲は「からたち日記」のB面曲。3曲目「なに見て泣いたェ」この曲は「お別れ雪ン子」のB面曲。この曲の歌詞は謎の「ヨン」って言葉が入ります。「♪ 河原よもぎの咲いてる道で ヨン」「♪隣村から花嫁御寮 ヨン」「♪誰のとこへもお嫁にゃ行かぬ ヨン」何なんだろう?「ヨン」島倉千代子さんの10インチレコードは16枚集めた。かなり中古レコード屋などで見つけるの苦労した。正確なデータがないので10インチを何枚リリースしてるのかもわからない。もう、探しても自分が持ってる物ばかりなので、10インチはコンプリートしたのかもと思ってる。
2023年07月23日
都はるみさんの11枚目のシングル。1965年10月5日発売。コロムビア・レコード55周年の年にリリースした曲です。都はるみさんのシングルは10枚ほどしか持ってないのですが、名曲は数え切れないほど出しています。コロムビア・レコード創立55周年のプレゼント企画。特賞が額入りのこのレコードの原盤? これは凄い貴重。当たった人は大切に持っているのだろうか。A面「涙の連絡船」作詞 関沢新一さん 作曲・編曲 市川昭介さん初期の名曲の中ではこの曲が一番好きです。「アンコ椿は恋の花」「アラ見てたのね」「好きになった人」「惚れちゃったんだヨ」などが初期の楽曲の中では有名。この「涙の連絡船」はメロディーが素晴らしいと思う。間奏のアレンジとかも凄く気に入っています。この曲は「うなり節」は封印しています。B面「いじわる3番線」作詞 関沢新一さん 作曲・編曲 市川昭介さん少しコミカルな楽曲。歌が入る寸前のお化けが出てくる時の音は何を表してるのかわからないけど、懐かしいサウンドです。この曲では「うなり節」はしっかり使っています。「♪いじ〜わ〜る いじ〜わぁるぅ」の部分を唸ります。
2023年07月22日
カナダのDisco, FUNKのシンガー「Claudja Barry」の1978年発売のシングル。この曲もラジオでよく流れてて頭に残っててレコードを買った。A面「(Boogie Woogie) Dancing Shoes」(ブギ・ウギ・ダンスン・シューズ)効果音的にシンセの音を使いまくりの時期なので今では気になるけど。とにかく軽くてPOPな曲です。この曲、もっと世界的にヒットした曲だと思ってたらビルボードでも56位にまでしか上がっていなかった。3rdアルバム「I Wanna Be Loved By You」の1曲目に収録。この頃、ラジオを聴きまくってた人にはきっとかなり懐かしいと思う。頭の片隅にも残ってないかも知れないけど、聞いてみると一瞬で記憶が蘇ると思う。確か、この曲、Disco Mix的なものがあったように思う。ロングヴァージョンで。12インチは出てなさそうだし、どこに入ってるのだろ。当時はよく作られてた、DJコピーって奴なのか。ベストヒットUSAでクラウディア・バリーがスモークの中、怪しげな手の動きで踊ってるMVを何度か観たように思う。B面「Love Of The Hurtin' Kind」3rdアルバム「I Wanna Be Loved By You」のB面ラストに収録されてる名曲です。「Dancing Shoes」よりもこっちの方が好きです。この曲もアップテンポのPOPなナンバーです。日本以外ではB面は「Boogie Tonight」をカップリングしてる国が多いようです。本国カナダでは「Love Of The Hurtin' Kind」がカップリングされています。
2023年07月22日
映画館で映画を観るのはかなり久しぶり。Blu-ray発売されるのを待って、買ってから観るのがほとんどになってきた。映画館でわざわざ観る必要性をあまり感じなくなった。よほど観たい時だけ映画館で観てる。スプラッターホラー、サイコホラー、ミステリーホラーも観るけど、悪魔物、オカルト物がやはり一番好き。中でも「悪魔祓い物」は当たり外れがかなり激しいけど、新作が発表されれば必ずBlu-ray、DVDを買ってる。比較的、最近の物で悪魔オカルト物で名作だと思うのは、2011年『ザ・ライト -エクソシストの真実-』です。悪魔祓い師のルーカス神父をアンソニー・ホプキンスが演じた名作。「エクソシスト」「エクソシスト2」「エクソシスト3」「エクソシスト ビギニング」の4作品は文句なしに好きな作品。「オーメン」「オーメン2」も大好きな作品。他にも比較的最近のオカルトホラー物なら2000年「エクソシスト トゥルー・ストーリー」、2007年「リーピング」、2009年「アンチクライスト」、2012年「ポゼッション」、2018年「ヘレディタリー」、2018年「エンドレス・エクソシズム」あたりが、良かった印象。邦題「ヴァチカンのエクソシスト」(原題「The Pope’s Exorcist」)ラッセル・クロウ演じるアモルト神父が魅力的な神父で一気に引き込まれた。かなり良く出来てたと思う。アモルト神父は実在の人物で悪魔祓いを何度も行い、その体験を本に残している。ラッセル・クロウが演じると、より説得力のあるものになってた。教皇役がなんと、フランコ・ネロが演じた!フランコ・ネロで最初に思い出すのは、ブログにも書いた「哀しみのトリスターナ」です。フランコ・ネロは画家の役でした。予想以上に楽しめたので大満足です。ストーリーは書かないでおこう。オカルト映画好きにはオススメです。レイトショーなのに思ってたより席は埋まってた。「エクソシスト」のリブート3部作の1作目が10月13日全米上映開始。これも映画館で必ず観ようと思う。エレン・バースティンがそのままリーガンの母親役で出演するのが楽しみ。リーガンは生きているのか、死んでしまったのか、映画観ないとわからない^^;
2023年07月21日
かなり久しぶりの宝塚大劇場。この前の星組公演はコロナでかなり長い間休演になってたので、チケット持ってる日も休演になってて行けなかった。前にも何度も観た海外ミュージカルだから、まあいいか。この「鴛鴦歌合戦」は絶対に観たかった作品!映画ももちろん好きだから凄く楽しみだったのに平日でも2階の端しか取れなかった。この映画ファンも多いから仕方ないけど。1回しか取れなかった。「うたかたの恋」は2回簡単に取れたのに・・・。今日は、花組公演を観てから梅田に出て、これもずっと楽しみだった「ヴァチカンのエクソシスト」を観てきた!梅田に着いて、うなぎ食べてから映画館へ。久しぶりに自分が観たかった「悪魔祓い物」作品だった。今年の10月13日には本家の「エクソシスト」の新作が全米上映。日本も同時だといいんだけど。これは「エクソシスト」のリブート3部作の1弾目!PAZUZUに取り憑かれたリーガンの母親役の「エレン・バースティン」がそのままの役で登場する映画。マックス・フォン・シドーがまだ生きていたなら…と思ってしまうけど、リブート1作目はかなり期待してる。今日、観た「ヴァチカンのエクソシスト」もかなり満足でした。原題は「THE POPE'S EXORCIST」で「教皇のエクソシスト」です。この映画に登場する悪魔はPAZUZUやバールではなくアスモデウスだった!で、宝塚花組公演。想像通りのおもしろさ!いや、予想以上の作品だった!歌はどの曲も非常に難しい曲ばかりなのにみんな良く歌えてた。花組のまとまりが急に良くなったようにも感じた。この難しい作品にトライして組全体の実力を一気にあげたようにも感じた。それに「二人だけの戦場」という演技力がなければ成り立たない作品も成功させたのも組が良くなった要因なのかも。「鴛鴦歌合戦」・・・こんな和物の作品が観たかった。これぞ宝塚歌劇!って感じもする日本物作品だった。やっぱり日本物はイイ!できればオリジナルの日本物が観たい。ショー「GRAND MIRAGE!」はかなりゆるーい感じのショーで「Amour それは…」の緩さを思い出した。岡田先生は「パッション・ダムール 」があまりにも最高だったので、期待しすぎたかも。全国ツアー「パッション・ダムール・アゲイン!」も本当に最高なショーだったのだけど。悪いわけじゃなくて、期待が大きすぎた感じ。
2023年07月21日
アメリカのR&B/soul ボーカルグループ「The Stylistics」の大ヒットシングル。A面「Can't Give You Anything (But My Love)』(邦題「愛がすべて」)この曲は世界的に大ヒットしてるものだと思ってたら、意外とアメリカではヒットしてない。イギリスやフランスでは超大ヒット、そして日本でもかなりヒットしました。オリコン洋楽チャートでは何週も1位だった。深夜のAMラジオ番組でも何度も流れてるのを覚えてる。日本では他にもCMやドラマ、バラエティー番組内などで流れまくってたので知ってる人が多い曲。ディスコでは80年代に入ってもかなり流れてた印象。印象的なトランペットソロから始まるイントロ、そしてストリングスの美しい演奏。素晴らしいファルセットボーカルで美しいメロディーを歌い上げる。凄く心地良い曲です。この曲と「Van McCoy & The Soul City Symphony」の「Love Is the Answer」が構成があまりにも似てて10代の頃、よく間違えてた。「Love Is the Answer」はインストなんだけど^^;「Van McCoy & The Soul City Symphony」の「The Soul City Symphony」はスタイリスティックスの事です。「Love Is the Answer」の日本盤のクレジットは、「ヴァン・マッコイとスタイリスティックス・オーケストラ」となっています。ヴァン・マッコイとスタイリスティックスは共同で楽曲を多く制作しています。あの超大ヒット曲「The Hustle」もVan McCoy & The Soul City Symphony名義でリリースしています。「Can't Give You Anything (But My Love)」よりも「Love Is the Answer」の方が先にレコーディング、リリースされています。スタイリスティックスは「Love Is the Answer」をモチーフにして改めてVan McCoy にアレンジしてもらったのだろうか。まあ、2曲とも名曲な事は間違いない。B面「I’d Rather Be Hurt by You (Than Be Loved by Somebody Else)」(放題「甘い傷」)このB面曲も凄く好きな曲。ゆったりした8分の6のスローバラード。歌ももちろん最高ですが、アレンジと演奏が、めちゃくちゃカッコ良くて鳥肌です。
2023年07月20日
アリス全曲をランダムに流れるようにして聴きつつ仕事してた。オリジナル、リマスター、ライブヴァージョン、ラジオなどのライブ演奏、ベスト盤など全ての中からのランダムチョイス。1500曲ほどあるアリスの音源の中から2時間半の間に「レンガ通り」がなぜか3回も流れた。「レンガ通り」はライブヴァージョンがないため初CD化のものと次のリマスターと最新リマスターの3種類しか入っていない。(「レンガ通り」は「ALICE IV」のA面4曲目に収録されています)(7月5日に「阿雅左」で、野外コンサートチラシにサインしてもらった。 このコンサートは物凄く交通の便が悪い場所にも関わらず3万人近く動員した伝説の 野外コンサートです)それに加えて7月5日の日に六本木「阿雅左」できんちゃんと話した中に「レンガ通り」の話が出てきてた。現在、きんちゃんは2枚目のソロアルバムを制作するべく準備をしてるらしい。良い曲も出来上がってきているとの事。そんな中で、アリスの楽曲できんちゃんが作ったけどレコーディングではべーやんやちんぺいさんが歌った名曲が多いので、自分の歌声でセルフカバーすればいいのにって話になった。例えば「ある日の午後」「緑をかすめて」「想春賦」「黄色いカモメ」「雨降りは大好き」、そして「レンガ通り」「黄色いカモメ」以外は全てきんちゃん自身がライブで歌った曲です。「ある日の午後」なんてべーやんと二人だけのツアーの時に歌ったのですが、本当にきんちゃんらしくて素晴らしい歌唱でした。(詳しいことは「1978年5月28日 京都会館」でこのブログ内でキーワード検索すれば出ます)「ある日の午後」もセルフカバーしてほしいし、もちろん歌うと泣いてしまうとまで言ってる「緑をかすめて」もセルフカバーしてほしい。「レンガ通り」がセットリストに入った期間は非常に短かったように思う。自分は1度しかライブで聴いた事がない。その時の事をきんちゃんに話すと、どんな構成で演奏したのかも覚えてないとの事。自分も完璧に覚えてるわけではないけど(小学4年生だったので)、きんちゃんは「雨降りは大好き」の時に使用してたトイピアノを弾いて、べーやんとちんぺいさんのギターできんちゃんが歌ったと思う。ほとんど語られる事がないこの「レンガ通り」自分は子供の頃から凄く好きな曲でよく聴いてた。長めのイントロ部分とアウトロ部分を省くと歌ってる部分は多分2分もないかも知れない。きんちゃんの編曲もカッコ良くて、このまま陽の目を浴びずに埋もれて行くのは勿体なさすぎる曲そして「レンガ通り」の話になった。きんちゃんはアリス流のビートルズサウンドみたいでしょ?って。「Martha My Dear」とか「Your mother should know meaning」とか「Good Day Sunshine」とかそんな感じかな。全く違うけど雰囲気が近いかも。「レンガ通り」をライブで聴いた時の事を、かなり前に書いてたので・・・------------------------------------------------------------------------------------------この頃、アリスの大阪や神戸のコンサートを主催してたのは神戸新聞会館興行部がほとんどだったと思いますが、この1975年のアリス・ショーはいつもと主催が違ってて総合企画というイベンターでした。神戸新聞会館興行部なら前もって一般発売前の先行ハガキが来てたので、いつも比較的良い席でいつも観てました。この時まだ小学生だったので情報をいろんな所から得る事も出来ずに、気がついたときは一般発売後・・・。この頃のチケットの買い方はプレイガイドをいろいろ回って良い席を持ってる所を選んで買えました。アリスのチケットは全部、畠山さんの所で買えると思ってたからショックだった。泣く泣く一番マシだった2階DD列73番74番を買った。この頃は座席番号のつけ方も違ってました。1985年辺りからR1、L1と真ん中から左右に番号を付けて 1階席のBOX後ろからDD列、EE列となりました。それまでは1階の一番後ろはたしかZ1,Z2,Z3だった思う。そして2階席がAA列,BB列・・・自分があの時に買った2階DD列は端っこの桟敷席みたいな所だったと思う。この時のセットリストをメモってた紙とか無くしてしまい・・・どんな選曲だったのかまったくわからなくなりました。2部の最初に歌謡ショーみたいな事をしてたのは覚えてる。西城秀樹さんや郷ひろみさん達の歌をチンペイさんがそれらしい衣装を着て歌ってた。舞台セットは円形のような舞台を作りエプロンステージっぽい雰囲気だったと思う。「今はもうだれも」で始まったのは覚えてるけど、一番好きなALICE IVからは「やさしさに包まれて」とあと何を歌ったのか思い出せない。「レンガ通り」をきんちゃんが歌ったのはこの時だったと思うんだけど・・・。---------------------------------------------------------------------------------------------って書いてるけど、1975年4月20日の神戸文化ホール公演だったような気がしてきてる。1974年12月29日神戸国際会館できんちゃんは確実に「雨降りは大好き」を歌って、次の神戸公演である4月20日のきんちゃんのコーナーでは「雨降りは大好き」はもう歌ってなかったはず。「白い夏」を歌った可能性もあるけど、この時が「レンガ通り」を歌った時だったように思える。「レンガ通り」改めて聴いてみると、きっと楽曲の凄さとおもしろさに気づくと思う。ちんぺいさんが書いた可愛い歌詞も最高です。幻想的で眠りの中を彷徨ってるかのようなイントロからゆったりとべーやんの歌が始まり、きんちゃんのカッコいいフィルインが入りバンド演奏になる。この曲を聴くと何か辛い事があった小学生の頃や中学生の頃に元気もらってた気がする。「♪黄色い陽ざしが扉を開けて この手の中に飛び込んできた 悩んだことも 昨日までのこと 今日からゆっくり眠れるな」小学生、中学生の頃は特に自分の心の中はアリスの歌や言葉で形成されてると言っても過言じゃないほど全てアリスの歌や言葉で季節を過ごしてた。神戸に住んでると言う事もあり、アリスの音楽に触れる要素はいっぱいあった。神戸文化ホールに歩いていける場所に住んでたので、コンサートも近くの図書館に行くような感じで姉と行ってた。まだ「今はもうだれも」も発売される前からアリスサウンドの虜になってた。「ALICE IV」のカセットは発売当初は「紫陽花」とタイトルが付けられて レコードでは収録されていない「紫陽花」が収録されています。曲順もレコードとはまったく違う。後のカセットにも「紫陽花」は1曲目に収録されてました。何度も載せたと思うけど、予約第一弾の用紙。曲順も曲のタイトルも違っていました。訂正されてレコード店に置かれた予約用紙
2023年07月19日
アメリカのフォーク系シンガー・ソングライター「Judy Collins」の名曲をカップリングして発売された日本盤シングル。かなり前にJudy Collinsの事は書いたと思うけど、あれからまったく聴いてなかったので、今日はこのシングルと1971年発売のライブ盤を聴いていた。このシングル盤は日本編集で1973年6月に発売されたものです。A面「Both Sides, Now」(邦題「青春の光と影」) 作詞・作曲 ジョニ・ミッチェルこの曲はジョニ・ミッチェルが書き上げた曲でジュディ・コリンズが最初にレコーディングした。1968年10月に発売されました。10代、20代の頃は、本当の愛を知らずに青春期に傷ついた…的な意味で聴いてたのですが、訳詞を読んで見ると全く違うように受け取れた。タイトルの両側とはいろんな物や事柄の裏と表で、過ぎた青春と今の両側から見て人生って知らない事ばかりと嘆いている歌のように感じた。メロディの美しさとアレンジ、演奏の気持ち良さ、そして歌声の心地良さで聴いてた。難しく考える事はないとは思うけど、20年以上ぶりに聴くと見えてくる景色があまりにも違って感じられた。空に浮かんでアイスクリームのお城のように見えてた雲が今では太陽を遮り…雲の事を何も知らなかった。そして愛の事を何も知らなかった。そして人生の事を何も知らなかった、と歌ってる。人によってどんな風に受け取るのか十人十色なんだろうな。B面「Someday Soon」この曲は1963年にカナダの「イアン&シルヴィア」が歌った曲のカバー。1969年1月にジュディ・コリンズのシングルが発売された。この曲も好きな曲でした。カントリー調のアレンジで聴いてて気持ち良い曲。「Both Sides, Now」の次のシングルがこの曲でした。
2023年07月18日
松任谷由実さんの神戸公演に行ってきました!5月28日大阪、7月2日大阪で観て、今日7月16日が3回目でした。コンサート当日の昼の12時に電子チケットの座席が発表されます。今回はCD購入者の先行予約で当選した席。スタンド席希望で当選。今回は全てスタンド席で申し込んでる。10月のファンクラブ当選分だけアリーナかスタンド席かわからない。昼12時になりスマホのアプリを開けて見るとスタンドN17列。一番後ろから2列目。でも、不思議なほどに今回のツアー、どんな後ろの席だとしても観られるだけで幸せに思えるほど何度でも観たくなるツアー。客席につくとスタンド席は一番前が9列から始まってるので実質9列目でした。なんの障害物もない全て見渡せる最高な席だった。その上、スピーカーの位置の関係かも知れないけど、これまでの2回の大阪城ホールよりもさらに音がクリアで完璧だった。低音も満足できるだけ出てるしユーミンの歌声も歌詞が完璧に聞き取れるいい音!「TIME MACHINE TOUR」の時よりも音は確実によく感じた。(いつもユーミンのライブは出音に不満を感じた事はないけど)大阪城ホールよりもひと回り小さいのでしっかりと演出も観ることができた。今日はユーミンが特別いつも以上に楽しそうにはしゃいでるようで可愛かった。【セトリ、ネタバレ】2023年7月16日(日) 神戸ワールド記念ホール1曲目「心のまま」 「REINCARNATION」B面2曲目2曲目「WANDERERS」 「LOVE WARS」2曲目3曲目「リフレインが叫んでる」 「Delight Slight Light KISS」1曲目4曲目「ただわけもなく」 「Wings of Winter, Shades of Summer」4曲目5曲目「満月のフォーチュン」 「天国のドア」4曲目6曲目「TYPHOON」 「VOYAGER」B面2曲目7曲目「青いエアメール」 「OLIVE」2曲目8曲目「紅雀」 「紅雀」5曲目9曲目「あの日にかえりたい」 シングル曲10曲目「さまよいの果て波は寄せる」「悲しいほどお天気」ラスト曲11曲目「セイレーン」 「スユアの波」1曲目12曲目「Blue Planet」 「A GIRL IN SUMMER」1曲目13曲目「Delphine」 「KATHMANDU」5曲目14曲目「LOVE WARS」 「LOVE WARS」3曲目15曲目「Now Is On」 「FROZEN ROSES」1曲目16曲目「星空の誘惑」 「REINCARNATION」A面4曲目17曲目「埠頭を渡る風」 「流線形'80」2曲目18曲目「真夏の夜の夢」 「U-miz」3曲目19曲目「航海日誌」 「COBALT HOUR」5曲目 アンコール20曲目「守ってあげたい」 「昨晩お会いしましょう」A面ラスト21曲目「やさしさに包まれたなら」 「MISSLIM」3曲目22曲目「春よ、 来い」 「THE DANCING SUN」ラスト曲Wアンコール23曲目「瞳を閉じて」 「MISSLIM」2曲目トリプルアンコール24曲目「タワー・サイド・メモリー」 「昨晩お会いしましょう」1曲目真下にPA席があって双眼鏡でのぞくと小さなモニターにユーミンの上半身がずっと映し出されてた。見えない方へユーミンが歩いて行くと、そのモニターを見ると表情までバッチリ見える。ずっとユーミンの上半身を撮影してるカメラマンが何人かいるんだ。ユーミンが歌う向きを変えると、また違うカメラでユーミンの上半身を捉えて撮影してる。映像を見てライティングやエフェクトかけるタイミングを見てるのだろうか。今日はトリプルアンコールまであった!神戸のライブは、あの曲が最後にあるだろう…と勝手に思ってるので、観客のねばりもあって戻ってきて歌ってくれた。今回のセトリ、観れば観るほどに気に入っていく。どの曲の時でもライティング、演出は素晴らしくずっと引き込まれて楽しませてくれる。何よりユーミンの歌が心を震わせてくれて満足度を高めてくれる。トリプルコールにユーミンも心底うれしそうだった。まだまだ次のツアーもその次のツアーも楽しませてくれそうで、ユーミンから安心と余裕が感じられうれしかった。大満足の神戸公演でした!次の神戸公演の一般発売前の先行受付のチラシが入ってた。この2日間はもうすでに確保してる。「本日来場の方」だけの特別受付なので、受付方法の部分は載せるのをやめときます。
2023年07月17日
1400万アクセス超えてた。めでたさも込めて三波春夫さんのソノシート(フォノ・グラフ)の事を。三波春夫さんの1965年春発売のフォノグラフです。好きなアーティストのソノシート、フォノグラフ、コロシートなどを高校生の頃から集め出した。1970年代後半頃までは、テレビ漫画などのソノシート(朝日ソノラマが多かった)が唯一新規で発売されるものだった。1960年代の物は中古レコード屋や古本屋でソノシート系をよく探して回った。洋楽の輸入盤7インチを探すのがメインだったけど、演歌系、浪曲系の貴重なものはいつも探してた。三波春夫さんはテイチクレコードなので「フォノグラフ」と名付けられてた。(コロムビアは「コロシート」など各レコード会社でディスクの呼び名が違ってました)ソノシート系はレコード店ではなく書店で販売してました。本扱いになっていました。三波春夫さんは1960年代にはすでに大御所扱いで、かなり豪華な造りになっているものが多かった。三波春夫集1,2,4,5,6と5種類集めた。3はかなり劣化してて盤質も悪いものは見つけたけど、状態悪いのに高値だったので買わなかった。たまにオークションなどでも出てるので探そうとは思ってるけど、ネットを見る時間があまりなくて忘れてしまってる。そういえば、三波春夫さんの事ってあまり書いて来なかったような気がする。Disc 11曲目「俵星玄蕃」Disc 21曲目「水戸黄門旅日記」2曲目「水戸の黄門さま」Disc 31曲目「大利根無情」2曲目「文左たから船」Disc 41曲目「花と柔道」2曲目「魚河岸の石松」Disc 1のみ長尺曲なので1曲のみ。「俵星玄蕃」は浪曲入り歌謡曲として超有名な名曲です。「たわらぼしげんば」と読みます。実在の人物ではなく忠臣蔵の美談のひとつとして語られた物語。この曲で歌謡舞踊を舞う人も多かった印象です。多くのライブでの名演がYouTubeにアップされてるので必見!歌謡曲→浪曲→台詞→浪曲→歌謡曲の構成。素晴らしすぎて聞き入ってしまう。台詞部分の迫力も凄い!Disc 21曲目「水戸黄門旅日記」2曲目「水戸の黄門さま」Disc 2は1964年11月2日〜1965年12月27日までTBS系で放映された「水戸黄門」の主題歌と挿入歌。月形龍之介さんが水戸黄門役。月形さんはすでに映画でも水戸黄門のイメージを出来上がらせていた水戸黄門のイメージを強く持たれてた方のようです。「水戸黄門旅日記」は ブラザー劇場・水戸黄門の主題歌。挿入歌はコミカルな楽曲です。「助さん、角さん、着いてきな〜」とコミカルに歌われます。Disc 3「大利根無情」は昭和に生きてた人で知らない人はいないんじゃないかと思う超名曲!「止めてくださるな 妙心殿! 落ちぶれ果てても平手は武士じゃ 男の散り際だけは 知っております! 行かねばならぬ! そこをどいて下され!行かねばならぬのだぁあああ〜〜」このセリフは子供の時でも普通に言える人が多かった。あまりにもインパクトがあり有名なセリフ。「文左たから船」は紀伊国屋文左衛門を歌謡曲にした楽曲です。長編歌謡浪曲でもタイトルを「紀伊国屋文左衛門」として詳しく人生を歌い上げています。Disc 41曲目「花と柔道」は大映映画「外人墓地の決斗」の主題歌。柔道名勝負物語のシリーズのひとつのようです。2曲目「魚河岸の石松」はコミカルな歌謡曲。日本テレビドラマ「魚河岸の石松」の主題歌です。三波春夫さんの長編浪曲歌謡を聴き始めたのは、祖母に教えてもらった「神戸を拓く清盛」を知ってから。神戸の港を開拓する平清盛を歌った楽曲です。この三波春夫さんの長編浪曲で歴史の勉強もできた。完璧すぎる歌唱力は何歳になって聴いても鳥肌が止まらない。三波春夫さんのファンクラブの入会方法が掲載されています。入会金100円 1ヶ月100円(半年分をまとめて納めると550円)会員特典の一つに「三波春夫さんに関してはすべて会員は優先的です」これが一番大切!有料会員が何よりも優先されるのが当然!テイチクもポータブルレコードプレイヤーを売ってたのか・・・6300円なのか・・・ファンクラブの年会費が1200円(1100円)。現在のファンクラブの年会費の平均が5000円なので、今なら約30000円って感じかな。そう思うとそんなに高くはないかな。
2023年07月16日
アメリカのソウルコーラスグループ「The Stylistics」の1975年発売のシングル。メンバー構成Russell Thompkins, Jr.Airrion LoveHerb MurrellJames DunnJames SmithA面『Funky Weekend』7枚目のアルバム「You Are Beautiful」の1曲目に収録されてる曲のシングルカット。アレンジ、コンダクターはヴァン・マッコイです。ファンキーなディスコナンバーです。この頃は完全にディスコサウンドにシフトチェンジしています。一度聴くと頭に残ってしまうキャッチーな曲なので、聴いたら思い出す人が多いかも。大ヒットはしてないと思うけど、よく流れてた曲。B面「If You Are There」(放題「君がいれば」)アルバム「You Are Beautiful」のB面4曲目に収録されてる曲。The Stylisticsが得意とするソウルバラード。「Funky Weekend」は聴いてたけど「If You Are There」を聴いたのは何十年かぶり。イントロがめちゃくちゃ良い!って事を思い出した。鳥肌。身を委ねてしまう美しい曲です。そして美しい歌詞と美しい歌声。
2023年07月15日
ウルトラマンシリーズはこの「帰ってきたウルトラマン」まで観てた。小学4年ぐらいになると、子供向けテレビはあまり観なくなって映画や音楽番組と寄席番組ばかり観るようになってた。(フラワーショウ 、宮川左近ショー、ちゃっきり娘などの音曲漫才が特に好きだった)1973年頃になるとアリスや天地真理さんのコンサートや宝塚歌劇、神戸松竹座、角座など松竹系のお笑いの劇場に行き始めてたからテレビよりも生の舞台や映画館で観る映画に興味が移っていった。子供の頃からテレビはあまり興味ない方だったのでラジオ聞くとかレコード聴く事に時間を使ってたように思う。この次のウルトラマンAからはもうほとんど観ることはなかった。「ゴジラ」「ガメラ」「ガッパ」「ギララ」「大魔神」などの映画館で観る怪獣映画は子供の頃から今でもずっと観続けてる。映画とテレビの差をはっきり感じてた。全話収録されてるBlu-rayをかなり前に買ったまま一度も観てなかったので、今日はやや問題作だった数本のうちからこの作品を選んだ。第33話『怪獣使いと少年』大雨の中、少年が怪獣に追われ逃げているシーンから始まります。少年は倒れこんでしまい意識を失う。そこに不気味な宇宙人が現れ、暴れている怪獣を地底に封じ込める。その宇宙人は地球の「風土、気候」を調べるために宇宙船で着陸。その時に地底に一人乗り用のような宇宙船を埋めて隠した。(かなり怖い造形の宇宙人)(この宇宙船をどこに埋めたのかわからなくなってしまう)倒れてほとんど死にかけている地球人の少年を見つけた宇宙人は抱きかかえて運び、手当てをして工場廃墟のような場所で一緒に住むようになる。しかし、公害問題ピークの頃の日本。その宇宙人は汚れた空気のせいで病気になり弱っていった。地底に埋めた宇宙船がどこに埋めたのか分からなくなり、元気になった少年は毎日毎日、シャベルで穴を掘り続けて宇宙船がどこに埋まってるのか探し続けていた。帰ってきたウルトラマンに変身する郷隊員は、その少年の調査をしていた。少年の生い立ちを知り廃墟に来ると、弱り切ってる宇宙人から事情を聞かされる。次の日から郷隊員もシャベルを持ち、穴を掘っていく^^;(宇宙人はこのような人に近い姿になっていた)そんな時に街の人々の噂で、その少年は超能力が使える宇宙人だと噂が広がりその少年を避けるように暮らしている。郷隊員と少年とで穴を掘ってる所へ、バットや木材を振りかざした街の人たちがその少年を捕まえようと警察官3人も引き連れて少年と宇宙人が住んでる廃墟にやってくる。街の大人たちは少年に襲いかかる。警察官が少年を警棒で押さえ込むように捕まえる。郷秀樹は大勢の街の人々に捕まり身動きできない・・・^^;そこへ隠れてた宇宙人が弱り切った姿で出て来て「宇宙人は私だ。私を守っていてくれただけだ、その子は宇宙人ではない」と話すが、人々は石を投げつけ始める。郷隊員も必死に警察官と人々を静止しようとする。いきなり警察官が宇宙人に発砲。宇宙人が死んでしまうと、その宇宙人の力で地底に封じ込めてた怪獣が蘇り地上に現れる。怪獣が現れるとその警察官や大人たちは郷隊員に「早く怪獣退治してくれよ!」と叫ぶ。あまりの身勝手さに郷秀樹は暴れる怪獣を呆然と見ているだけ。「勝手な事を言うな、怪獣をおびき出したのはあんたたちだ」そこへなぜか托鉢している僧侶がやってくる。「街が大変な事になっているんだぞ」と郷秀樹に話しかける。その言葉で我に返った郷は怪獣に向かって走り出す。その僧侶が傘をあげると根上淳さん(マットの隊長)でした。意味不明だけど根上淳さんの出番が少ない作品なので、そんな役を作ったのだろう。ウルトラマンが現れて怪獣を退治。ラストシーンは荷車に宇宙人の遺体を乗せて運んでいる少年。そして雨の中、穴を掘り続けている少年の引きの映像で終わる。公害問題や差別問題や貧困問題を盛り込んでる問題作。この中に出て来る警察官の攻撃して来ていないのに発砲してしまうあり得ない質の悪さ。あんな警官はいないでしょう。
2023年07月14日
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