おしゃれ手紙

2009.05.03
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カテゴリ: 読書

「11人いる!」と同時に小学館漫画賞を受賞。
ラジオドラマ化もされた。

ポーの一族は人間の血を吸って生きる不老のバンパネラ(吸血鬼)だ。
主人公エドガーはその一員となり、少年のまま何百年も生き続ける。
妹、メリーベルと、彼女の死後加わった同級生アランを中心に物語が展開する。
全15話の連載は時系列ではなく、メリーベルの消滅、アランとの出会い、バンパネラになったいきさつなど。
読み進めるにつれ過去が明らかになる。
ポーの村に迷い込んだ男、2人の少年に育てられた少女リデルといった、一族と触れ合った人の話が時代を超えてつながっていく。
複雑な構成は推理小説のようだ。

作者、萩尾望都の確かな画力とストーリーテエリングは当時、衝撃的だった。
詩的なモノノーグや言葉遣いが読者の想像力をかきたて、そういった少女マンガ的な画方が繊細な心理描写に効果的であることを証明した。
少女マンガが文学と対等なジャンルであることを示し、■ 米沢嘉博 ■、村上知彦らが論じ、マンガ批評の一つの出発点ともなった。

「きみもおいでよ。
ひとりではさびしすぎる」。

エドガーが、同じ運命にアランを引きこんだ時の言葉。
生きていくうえで、自分の人生に誰かを巻き込むことはたくさんある。
このセリフひとつとっても、意味は深い。
マンガ史を塗り替えた作品の一つだ。

京都国際マンガミュージアム 研究員 倉持佳代子
朝日新聞「熱血マンガ学」20093.24

先日、見た映画■ 「トワイライト」 ■は、「ポーの一族」を思い出させるものだった。

「ポーの一族」については、上にも書かれてあるのでカットするが、私の一番好きな作品。
(といっても、マンガはそんなに読まないのだが。)
そう思って、タグを■ 「ポーの一族」 ■にして、見ると、そのファンの多さ、広さに改めて驚く。

そして、今日、5月3日、NHK教育テレビの「日曜フォーラム:宝塚の手塚治虫」を見てビックリ。
司会が、漫画評論家・ 村上知彦
萩尾望都 が!!
上記の文中のふたりが出ているではないか!!
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◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★5月3日 *江戸っ子の心意気・初かつお/トリビアの井戸:鯉幟は、なぜ屋根より高いのか。 *
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Last updated  2013.11.04 20:34:53
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