おしゃれ手紙

2013.08.28
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カテゴリ: 映画
少年H:あらすじ

すべてを失ったあの夏、我が家の未来が始まった。

昭和初期の神戸。
Hこと妹尾肇(吉岡竜輝)は、好奇心に満ちた少年だった。
洋服の仕立屋を営む父・盛夫(水谷豊)、優しい母・敏子(伊藤蘭)に温かく見守られながら、妹の好子(花田優里音)とともにのびのびと育った。
幸せいっぱいに過ごす妹尾一家だったが、近所のうどん屋の兄ちゃん(小栗旬)が政治犯として逮捕されたり、召集されたおとこ姉ちゃん(早乙女太一)が脱走したりと、一家の周囲にも次第に戦争の足音が忍び寄ってきた。

べストセラーとなった 妹尾河童・原作「少年H」を読んだのは、もう10数年前。
まだ元気だった父に会いに、老人ホームに行った時、
「『少年H』を読んだか?」と聞かれた。
私がまだだと答えると、
「そりゃあ、いけん。
読まれぇ(読んで)」と渡されたのが今持っている2冊の文庫本。

さっそく読んだら面白くて、あっという間に読んでしまった。
妹尾河童の少年時代の戦争体験だけれど、辛さの中にユーモアがある。

あたたかい家庭が描かれている。

のびのびを育ったH少年。
仲間との野球や裸で海で泳ぐこと。

今の子どもたちが失った、子ども本来の姿が小説には書かれていた。
だから、悲惨なはずの戦争体験がどこか楽しい。

もちろん、
「うどん屋のにいちゃん」が「アカ」というだけで警察にとらわれたり、

「おとこ姉ちゃん」が脱走兵としていなくなり、クビつり自殺するなど悲惨な事がおこる。

H少年の家はクリスチャンで、父がテーラーなので外人からの注文も多かったので、目をつけられ、嫌がらせを受ける。

戦争を賛美していた大人たちも戦後は手のひらを返したようにアメリカを賛美する。
何事もなかったかのように振る舞う戦争に加担した大人たちに腹がたつ。

原発大賛成だった人が、3.11以来、何のためらいもなく、原発は怖いというのに似ている。



原作者の妹尾河童氏が先日「徹子の部屋」に出て「少年H」について語っていた。

それによると、「少年H」の映画化の話は小説が発表以来沢山あったそうだ。
しかし、これまでは断ってきたという。
しかし、監督が降旗康男というので、今回は受けたのだそうだ。

少年の目を通して描かれた戦争の問題を提起した「少年H」は、

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昔 ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★2013年8月26日 *父の麦わら帽子:目次
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Last updated  2013.08.29 15:22:55
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天地はるな@ Re[1]:9月のおしゃれ手紙:連歌と茶道(09/30) ミリオンさんへ 京都は観光客が多すぎて最…
ミリオン@ Re:ごちそうさん歌・サラダ記念日(07/06) こんばんは。 サラダは美味しいですね。食…
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