おしゃれ手紙

2020.08.07
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カテゴリ: 詩歌・名文

秋来(き)ぬと目にさや豆のふとりかな
大伴大江丸       
江戸時代後期の俳人。本名安井正胤(まさたね)。
大坂で飛脚問屋を業とした。職業柄旅をよくし交友も広かった。
古典詩歌のパロディに長じ、この句もそれである。
「古今集」秋の歌、
秋来(き)ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる  藤原敏行」を踏む。
「さやか」にかけて「さや豆」とよび出し、
「ふとりかな」で、「風だけではないよ。畑を見ればさや豆が、ほら、ふっくらとふくらんで、ここにも秋が・・・」と俳諧に一転した。「折々のうた」より。
●月見の枝豆
大坂では、枝から外して鞘だけにして売るので「鞘豆」と言うが、
江戸では枝ごと売るので「枝豆」と呼ぶ。
あきない世伝金と銀
 8月7日は、立秋。
「秋来(き)ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
は、立秋の歌。

 模倣から滑稽を産む文化は、江戸期に花開いた。
狂歌百人一首 ■◎は元歌。

●いかほどの洗濯なればかぐ山で衣ほすてふ持統天皇
◎春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香久山

●山里は冬ぞさびしさまさりける矢張(やはり)市中がにぎやかでよい
◎山里は冬ぞさびしさまさりける人めも草もかれぬと思へば

●春のよの夢ばかりなるうたた寝にねちがひしたるくびぞいたけれ
◎春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなくたたむ名こそ惜しけれ

続パロディ「おんな城主直虎」
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Last updated  2020.08.07 00:12:16
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