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2015.12.14
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パーツクリーナーから引き上げたパーツは水洗いして乾燥させる。この作業だけで細い通路の詰まりも解消されれば良いのだが、そう容易くはないであろう。キャブの穴1つ1つにパーツクリーナーのノズルを突っ込んで貫通状態を確認して行くとスタータージェットが詰まっているのが確認できた。この部分はチョークを外した底の穴とキャブ内の穴の3箇所で繋がっているのであるが、パーツクリーナーを噴射しても何処からも出て来ない。ブレーキワイヤーをほぐして1本取り出したワイヤーで突いてみると、先に汚れがベットリ。今度はキャブクリーナーを注入しながら、堆積した汚れを取って行くとやっと貫通した。後はパーツクリーナーと圧縮エアーで仕上げを行う。

他の穴は両方のキャブとも全て貫通しているようである。ニードルジェットとスロージェットはボンスターでピカピカに磨いて、ワイヤーで縦穴を通し小さな横穴は更に細いワイヤーで全て貫通させて、パーツクリーナーとエアーでクリーニングを行う。
フロート、フロートバルブ、フロートピン、エアスクリュー、ドレンスクリューなどの再使用する小物も全て洗浄して、汚れを落とした。フロートバルブは新品にするべきであろうが、バネで動く上側の突起も問題無く動くので、高価な事もあり今回は、再使用とした。オーバーフローなどの問題が起これば注文してみる事にする。
フロートバルブシートはデリケートな部分なのでパーツクリナーとエアーのみで汚れを落とし、ウエスで軽く拭くだけにした。ネットの動画では初期型のキャブのバルブシートが磨り減ってオーバーフローを起こす車体が紹介されていた。普通はバルブ側の段付き摩耗がその要因となるのだが、初期型だけシートが弱いのだろうか。ここの摩耗によるオーバーフローは致命的である。部品交換はできないので、キャブの丸ごと交換しか方法はない。
IMG_1552.JPG
パーツクリナー液から引き上げたキャブの内部
IMG_1553.jpg
詰まっていたスタータージェット
IMG_1558.jpg
不可解なエアークリナー側の小穴
IMG_1564.JPG
磨き穴開けが終わったジェット類の小物





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Last updated  2015.12.14 06:30:20
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