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タクトに付いていたバックミラーは右側のみで、しかも鏡部分が内側から一部剥げていた。流石にこれは修理できないので、ヤフオクで純正ミラーを探してみたのだが、錆一杯のボロボロミラーが良いお値段となっている。純正のこだわりはないので、AliExpressで探してみたら、取り付けネジ8ミリの丸型フルメッキが左右セットで354円、送料1,187で売られていたので注文しておいたら1週間程で中華から届いた。品物を確認してみると、鏡もメッキも美しい。取り付けネジも問題なかった。最近の中華品は品質がかなり向上しているようである。早速、ハンドルブラケットに左右取り付けたので、公道を危なげなく走れる。中華品の汎用ミラー右側前から見たミラー
2022.07.15
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ハンドル回りのカバーを取り付ける前に、表示器関係の点検をしてみるべく、エンジンを掛けてみた。左ブレーキはOKだが、右ブレーキが点灯しない。続いて左後のウインカーが点灯しない事が分かった。ブレーキレバーを握るとスイッチの凸が飛び出し、点灯する仕組みのスイッチは分解しないとテスターで導通を調べる事が出来ないが、プラで覆われているので、分解は出来ない。ギボシはしっかりと接続されていたので、スイッチの不良が最も濃厚である。こういった修理はスイッチ配線のアッセン交換が普通なのだろう。先日、ヤフオクで買ったレバー付きハンドルスイッチには配線も付いていたのを思い出し、確認してみるとブレーキスイッチ配線もしっかりと付属していた。早速、取り外して交換。エンジンを掛けてブレーキレバーを握ってみると見事点灯。やはりスイッチの故障であった。次は左後のウインカーである。左右両方のレンズを外して、左右のバルブを入れ替えてエンジンを掛ける。スイッチを入れるとやはり左だけ点かないので、バルブ切れではないようだ。テールを分解してギボシの結線を確認するも異常は見当たらない。テスターで導通を確認すると、プラスは正常だがアースに導通がないようだ。念のためにエンジンを掛けて、電圧を測ったら左右共4.2Vほど出ていたので電気は来ている事が確認できた。やはりアースの不良が濃厚である。アース線を外して導通を確認すると導通があったので、断線ではない。ソケットは変形や錆も無く綺麗なので問題無い。となると、アース線とウインカー本体を共用する取り付けボルトが怪しい。外したボルトは首の部分が真っ赤に錆びていたので、ワイヤブラシで磨いて装着。テストしてみたが点灯しないので再び外して、今度はドリルに真鍮ブラシを取り付けて磨いたが、今度も点灯しない。諦めてホームセンターに走り、M4/20ミリのビス1本を7円で買って来て、取り付けたら見事点灯。やはり点灯不良はアースボルトのサビが原因だったようだ。これで表示器関係は全て正常になったので、ハンドル回りのカバーの取り付けに掛かる事が出来る。取り外したブレーキスイッチ配線ハンドルブラケット嵌まるスイッチ部分スイッチ配線交換により点灯したストップランプアース兼用の取り付けボルトを交換して点灯した左後のウインカー
2022.07.03
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ビニールテープでグルグル巻きにされていた左のリアブレーキレバーを取り外してビニールテープを剥いでみたら、折れたレバーを塩ビ管で繋ぎ、木片のクサビが打ってあった。アルミの接着は難しいので、苦肉の策の修繕だろう。スマートではないが、これでも立派に機能している事については敬意を表する。しかし、これは何とかしたいが、HONDAの純正品番が分からないので、注文出来ない。YAMAHAやKAWASAKIではHPでパーツリストを公開しているが、HONDAは頑なに公開を拒んでいたのだが、最近になってようやくHPでの公開を始めた。まだ、新しい車種が殆どであるが、オーナーズマニュアルは旧車まで公開されている。当然、昭和55年式のタクトはオーナーズマニュアルのみの公開となっている。レバーを1本買うだけでパーツリストを買うのも勿体ないので、ヤフオクを探してみたら、ハンドルスイッチと配線、レバー付きの中古が1,100円で出品されていたので、即入札。送料が1,000円と少し高いが仕方が無い。届いたレバーはアルミサビはあるものの、曲がりも傷もなかった。早速、取り外して取り付けた。ついでに、レバーホルダーも外して、サンドブラストでサビ取りを行いシルバー塗装の上、交換しておいた。レバーは目立つ箇所なので、交換するとスッキリする。塩ビパイプの中で折損していたレバー中古で購入したレバー付き左ハンドルスイッチと配線レバーを取り替えたハンドル回り
2022.07.01
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いよいよタクトの組み立てに掛かるのだが、錆びたボルトを磨きながら行うため、ゆっくり、のんびり進めて行く。フロントフォークのブーツは純正は廃番だし、特殊な形状をしているので他車の流用も出来ないし、自作も不可能なので破れた箇所を切り取ってロッド丸見えで装着する事にした。普通のインナーチューブのようにオイルシールが有る訳ではなく、ただのロッドなのであまり神経質になる事も無い。フォークを車体に取り付ける時には先にフロントフェンダーを通してからでないと付けられないと言う事は分解時には分かっていたのだが、キッチリ忘れて2度手間ををしてしまった。ブレーキパネルを嵌め込んだフロントホイールを取り付けるとバイクらしくなった。黒のホイールも引き締まって狙い通りだ。次はリアホイールを取り付けてマフラーを装着。赤く塗ったリアサス、キックペダル、センタースタンド、サイドスタンドなどを取り付けてカウル類を装着して行くと益々スクーターらしくなって行く。サビサビだったフロアの受け部材とレジスターを取り付けた車体ロッドが丸見えの状態で組んだフロントフォークホイールとフェンダーを装着したフロント回りリアホイールを取る付ける前のブレーキとシャフトアクセントの赤が目立つリアサスを取り付けた車体リア回りを取り付けた車体カウルを順番に組んで行くとスクーターらしくなって行く車体
2022.06.29
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タクトのシートは白色の純正色だったが、汚れやシミがあり、決して綺麗とは言えない状態であった。それよりも、外装をオリーブグリーンに塗り替えたので、白色は浮いてしまって似合わなくなってしまっていたので塗り替える事にした。アクリルの黒色スプレーは手持ちがあるのだが、シート表皮への密着性が気になる。シートは頻繁に座る事になるので、擦れてしまうし、ズボンのお尻に塗料が付いても困るのだ。従って密着性の良い塗料を吹きたい。このような用途で使う塗料の中では、染めQが評判が良いようである。ホームセンターに行ってみると沢山の種類の染めQが売られていた。中には金色や銀色まであるが、色によって値段が違う。他の塗料と比べて価格設定が高いが、ブラックを試しに買ってみた。シートの表面をボンスターで軽く磨いて、パーツクリーナーで大まかに汚れを落とす。後部に黒いHONDAのロゴが入っているがブラックを吹くと隠れてしまうが仕方がない。どの程度食い付くか最初は軽めにサッと吹いてみたのだが、思ったより料が薄いと言う感じであったので、厚塗りは避け数度に分けて少しずつ吹いて行くと、垂れる事無く真っ黒なシートに生まれ変わった。高価な塗料なので色剥げはしないだろう。染めQ(ブラック)と純正シートシート後ろのHONDAロゴ染めQのブラックを吹いたシートHONDAのロゴが消えたシート
2022.06.24
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最近はスクーターでもチューブレスタイヤが常識となっているが、昭和55年当時は当然チューブタイプだ。タイヤはダンロップのD307(2.75-10/38J)の新品を奢ったが、原付用なので1本1,784円と格安だ。 外したチューブは前後輪とも口金にサビが少しあるものの、パンク修理をしている形跡は見当たらなかったので、再使用する事にして前輪タイヤから嵌めて行く。この時チューブに少し空気を入れるとタイヤレバーに咬みにくくなるとの事なので、その通りにした。タイヤレバーは先がスプーン型でチューブに優しいタイプを使用して、口金に近い方から遠い方へ交互に嵌めて行き最後のひとコジリを行うべくホイールの縁にレバーを掛けて力を入れるとタイヤが嵌まったと同時にプシューと嫌な音がした。空気を入れてみると見事に漏れている。やってしまった。チューブに穴が開いているようである。タイヤを外して中のチューブを引っ張り出してみると、タイヤレバーで傷ついた裂け目が見える。仕方がないので、後輪チューブを入れて再挑戦。今度は慎重にレバーにチューブが咬んでいないか確かめながら、タイヤを嵌めて行き、最後のひとコジリは特に慎重に行ったが、空気を入れてみると漏れている音がする。なんで?古いチューブなので口金付近がダメになったのかと思いチューブを引っ張り出してみると、タイヤレバーで傷ついた裂け目が見えた。やっぱりレバーが咬んでいたのだ。10インチの小さなホイールなのでタイヤを嵌める事なんぞ簡単だと思っていたのだが、これは意外と難しい。屈辱の2連敗だ。不本意ながら、穴の開いたチューブ2本にパッチを貼ってパンク修理を行い、再度挑戦するも最後の所でどうしても穴を開けてしまう。結局2本ともダメにしてしまった。タイヤレバーが合わないのか?やり方が間違っているのか?4連敗には流石に心が折れた。それでも何とかせねば、タイヤが出来なければ次に進めないので、amazonでIRCのチューブ/バルブTR-4 2.50/2.75-10(980円)を2本購入。ホイールの穴にチューブの口金を通し、チューブをタイヤの中に丁寧に入れて置く。今度は同じ失敗を繰り返さないように、チューブに空気は入れず、指でチューブとレバーの位置を確認しながらタイヤを慎重に嵌めて行く。最後のコジリで毎回失敗するので、ここで休憩。タイヤレバーの向きを反対にしてスプーンの形をした背中の方をホイールの縁に当てて余り突っ込まず、ゆっくりとこじってタイヤを入れた。今回は感触が良かったので期待が持てる。恐る恐る空気を入れてみたら、プシューと音がした。またダメだったか…。と貧血が起こりそうになったが、音を良く聞いてみたらエアチャックガンからの空気漏れの音だった。チューブは無事だった。2キロ程空気を入れて経過をみたが大丈夫だった。やれやれである。前輪がやっとの思いで出来たので、後輪も同じように慎重に作業を行い無事チューブを痛める事無くタイヤを嵌める事ができた。これでやっと次に進める。新品タイヤ2本ダンロップD307チューブ用タイヤ失敗を重ねた上やっと装着できた前後タイヤ
2022.06.21
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タクトのタイヤは前後共「つんつるてん」にすり減っているので、交換は必須である。どうせタイヤを外すのなら、ホイールの塗装も行う事にした。このホイールはグレーの筈だが、たぶんサビが出て来たのでシルバー塗料で上塗りしたのだろうが、これがまた雑な素人塗装なので表面が凸凹で、錆止めも塗っていないので、またサビているという代物だ。タイヤは硬化していたが簡単に外す事が出来たので、塗装剥離から行う。刷毛塗りなので塗装が厚く剥離剤を塗ってもなかなか全剝離出来ないので、古いドライバーで削っては剥離剤塗布を繰り返すとが、ホイールが2本それも表裏があるので2日程掛かったが、何とか剥離出来たので、赤サビ転換剤を塗ってプラサフを吹く。乾いた所で色をどうしようかと暫し考える。シルバーでも良いが、外装をオリーブグリーンにしたので、良く合いそうなブラックにする事にした。黒のウレタン塗料は持っていないので、アクリルの缶スプレーを使用したが、仕上げのクリアーはPG80のウレタンをしっかりと吹いた。タイヤは硬化していたがタイヤレバーであっさり外れたホイールから外したタイヤとチューブ刷毛塗りシルバーを大方落としたホイール赤サビ転換剤塗布後プラサフを吹いたホイールブラック塗装後ウレタンクリアーを吹いたホイール
2022.06.19
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タクトのエキパイが真っ赤に錆びている。しかもマフラーとの接続部分に掛けてはオイルで酷く汚れているので、取り外して塗装することにした。エキパイを外すにはエンジンに取り付ける2ヶのフランジナットを外し、マフラーの取り付けボルトを1本外すだけで簡単に外す事ができると思いきや。エキパイ下側のフランジナットが外せない。隙間が狭くスパナを左右どちらからも挿し込む事が出来ないのである。これはどういう事だ。エキパイを1つを外すのにエンジンを降ろせと言う事か。天下のHONDAがそんな設計をするのか少々疑問であったが、どう考えてもエンジンを降ろすしか方法がないので、エンジンのスタッドボルトからナットを外し鉄棒で叩き出そうとしたが途中で止まって動かないので反対側を見てみたら、何とボルトの頭がエキパイに当たって止まっているではないか。マフラーの取り付けボルトを外しただけでは、どうやってもエキパイをスタッドボルトから回避させる事はできないのだ。エキパイを外さなければエンジンは降りない構造になっているのだ。そのエキパイを外す方法はエンジンを降ろすしかない。卵が先か鶏が先かの疑問と同じだ。だけどタクトは人間が造った物なので必ず解決方法はある筈である。記憶の薄れて行く頭で過去の事例を思い出していたら、ふと頭に浮かんだ。どのバイクかは忘れたがフレームに開いた穴から調整だか部品取り外しだかを行った記憶がうっすらと甦ってきたのだ。タクトのフレームを調べてみると丸い穴をを発見。見つけた。これだ。この穴からエクステンションバーで延長した10ミリソケットを挿し込むと下側のエキパイフランジナットに嵌まるようになっている。流石HONDA。エキパイを外すのにエンジンを降ろすなどと無粋な設計をする筈が無い。やっとの事で外したエキパイをパーツクリーナーで脱脂を行い、ワイヤカップでサビ落としを行う。後で気が付いたのだが、パーツクリーナーを使うよりは、バーナーで炙って油分を燃やした方が完全に脱脂できたと思われる。次に赤サビ転換剤を塗布して、耐熱塗料を吹いて完成であるが、マフラーカバーが欠品となっているので、何とかしなければ。外す方法が分からなかったエキパイフランジナットフレームに開けられた下側のエキパイフランジナットに工具を挿し込むための穴取り外したマフラーサビ取りを終えたマフラー赤サビ転換剤を塗布して耐熱塗料を吹いたマフラー
2022.04.25
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タクトのレッグガードと一体型のステップ外装を外したら、ステップを支える金具が酷く錆びていた。この部分は車体の一番下の部分にあたるため錆びるのは仕方の無いところである。外装を付けてしまえば見えなくなる箇所なので放っておこうと思ったが、余りにも錆が酷いので見るに見かねて塗装する事にした。右側の金具にはレジスターが取り付けてあるのでギボシを抜いてレジスターを付けたまま取り外す。凸凹はしているものの、グラインダーに取り付けたカップワイヤーで大体の錆を落とすことができた。細かく入り組んだ箇所はサンドブラストを使用した。見た目ほど錆は深くなかったので、アバタも小さな物が少しで済んだ。錆が落ちたところで、赤サビ転換剤を塗って乾燥。黒のアクリルスプレーを吹いて完了である。見えない箇所なので、クリヤーは省略した。外装を外したら見えたステップの支え金具(右側にはレジスターが付く)取り外した両側の支え金具カップワイヤーとサンドブラストでサビを落とした金具赤錆転換剤を塗った後塗装を施した金具
2022.04.18
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タクトのリアサスは左側に1本のモノサスである。外してみると、スプリングは激しく錆びていたが、ロッドは露出部分に少しの錆があるだけで、磨けば何とかなるのが救いだったので分解してサビ取り、塗装を行う事にした。このサスは通常のサスなので、ターンバックルとビニール紐を使用してスプリングを縮め分解する事ができる。サスが短いのでターンバックルとスプリング上部を一緒に括り付ける恰好になったが、何とか異型ナットをスパナで咥える事ができ、取り付け金具を外す事が出来た。分解したアルミの取付具はナイロンディスクで研磨し、スプリングはサンドブラストで錆落としを行う。こういった部品はサンドブラストが威力を発揮する。サンドペーパーで磨いていては、1日掛かってしまうし、内側の錆が取りきれないだろう。ブラスト後はプラサフを吹かずに、赤サビ転換剤を塗って防錆処理を行い、そのまま塗装を行うのだが何色にするか迷った。オーソドックスな黒やシルバーでも良いが、スクーターなので少しポップな感じで、10年以上前に買った赤色スプレーの残りを吹いてみた。乾燥後、クリヤーを吹いたら艶々の真っ赤になった。外装が渋めの色なので良いアクセントになるだろう。組み立ては分解同様ターンバックルとビニール紐を使った。ビニール紐だと、綺麗に塗装したスプリングに傷を付ける心配がないので、簡単で便利である。サビサビのリアサス分解はターンバックルとビニール紐を使用分解したリアサスサンドブラストで錆落としを行ったスプリング赤サビ転換剤を塗ったスプリング塗装を終えたスプリングとサス部品スプリングを縮めて取り付け金具を締め込む組み立てが完了したリアサス
2022.04.15
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外装部品にデカールを貼って、コーションラベルのマスキングを剥がしてウレタンクリヤーを吹いたのだが、作る量が多すぎたのでたっぷりと吹き過ぎて艶消しオリーブグリーンがテカテカになってしまった。艶消しの場合はクリヤーは吹かないものだろうか?それとも軽く吹いてテカリを押さえるのだろうか?良く分からない。しかし、テカテカになったものは仕方が無い。もう元には戻らない。不本意ながら、外装塗装は終了とする。クリヤーを吹き終わった外装部品反対側から
2022.04.13
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タクトの外装部品を外してペーパー掛けやシール剥がしを行って、ミッチャクロンを吹いた上に、ウレタン塗料PG80のマットオリーブグリーンを吹いたのだが、塗料が足らずしかも厚く吹き過ぎたためか、フェンダーの一部にヒビが入ってしまったので、追加で購入してそのままになっていた。気温も上がってきたので、再塗装を行うべく、ヒビの部分やタレの部分をペーパー掛けして、今度は慎重に吹いた。マット系の塗料は初めて使用したのだが、通常の光沢系よりはタレやムラが少なく塗装し易い。ウレタン塗装の上にウレタンクリヤーを吹く予定なので、先にデカールを貼っておく。デカールはリアカウルから剥がす前に、写真を撮ってPCに取り込みIllustratorでトレースしておいた。色はオリーブグリーンに合わすために明るめの黄色に変換してHONDAのデカールと共にエーワンの透明光沢フィルム(レーザープリンタ用)で出力した。カッターナイフで切り取るのだが、透明フィルムなので少し大きめに切り取っても縁に色が残らないので面倒な事はない。リアカウルにHONDA tact のデカールを貼ってみたら、何と!黄色の部分が塗装のオリーブグリーンに負けてしまい、薄茶のようになってしまい、目立たない。が、よく見てみたらこれもオリーブグリーンに同化して良いような。全体的なバランスからここがガツンと目立った方が違和感があるので、結果オーライと言う事にした。新車時には貼られていなかったのだが、アクセントとしてレッグガードとキャブカバーにもHONDAのデカールを控えめに貼った。物干し竿に吊して塗装した外装部品塗装を終えたレッグガード裏面まで丁寧に塗装を終えた外装部品複合機で出力したデカールリアカウルに貼ったデカールレッグガードに貼ったHONDAのデカールキャブカバーに貼ったHONDAのデカール
2022.04.11
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タクトのフロントフェンダーを外すには、ステムを分解して、左右一体となったフロントフォークを抜き取らなければならない。この時、フロントフォークに繋がるステムシャフトが長いので慎重にやらないと、上下のボールベアリングが落ちてしまう事になるのだが、案の定2ヶ程落とした。数を数えてみると上下とも26ヶだったので、無くしたベアリングはないと思われる。レースにグリスが残っていれば、ベアリングはグリスにくっついて落ちないのだが、レースにもベアリングにもグリスは殆ど残っていなかった。この辺りは新車時から一度も分解されていないのだろう。フロントフォークからホイールを外して、ボトムリンク式のサスペンションも分解する。ダンパーのブーツは両方千切れているが、純正パーツは廃番になっている事は確認済みである。このブーツは上側と下側の径が極端に異なる専用設計なので、他車の流用も効かず、自作も出来ないので、お手上げ状態である。破れた部分を切り取ってしまうしか方策はないだろう。 グリスが無くなってしまったレース上下のボールベアリングとステムナットここまで分解しないとフロントフェンダーが外せないステムから外したフロントフォーク両方とも破損しているダンパーのジャバラ分解したボトムリンク式サス
2021.09.24
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タクトの燃料タンク取り外しのために、外装の後半分を取り外したので、残りの全部を外してしまう事にした。この外装の色は黄色なので、ムラになって色抜けしているのだ。今まで色々な部品を塗装して来たが、黄色だけは何回も重ね塗りしないと下地の色が透けて出て来るので一番厄介な色であった。しかし、塗り直しはやっておきたい。が、黄色は止めて他の色を考えてみた。素材がスクーターという、都会的なバイクなので、ポップな感じでキャンディーレッドにしてやろうと、ウレタン塗料を買ってみたものの、余りの派手さに恐れおののき、尻込みをしてしまったので、急遽取りやめにして最近流行のミリタリー色のマットオリーブグリーンに変更した。外装はPP系の柔らかい素材なので、このままプラサフをを吹いて塗装しても直ぐに剥がれてしまう。そこで、ミッチャクロンの登場である。ミッチャクロンはPPのような「つるつる」している表面でもそのまま薄く吹き掛ける事により、塗料との強い密着性が生まれると豪語するプライマーである。取り外した外装は全て水洗いを行い、油汚れはパーツクリーナーで落とし、最初のオーナーが貼ったであろうマンガのステッカーはドライヤーで温めながら剥がした。リアカウルの左右のHONDA tactのデカールはどうしようかと迷ったが、ヒビが入っていたので、剥がす事にした。その前に写真を撮って、イラストレーターでロゴを復元しておく。ドライヤーを使って剥がすも流石HONDA純正、強力に張りついて一気には剥がれない。精密ドライバーの先で少しずつ時間を掛けてやっと剥がす事ができた。全ての外装は念のために800番のペーパーで大まかに下地処理をしていよいよ塗装の準備が整った。車体から取り外した全ての外装マットオリーブグリーンのウレタン塗料とミッチャクロンの500g小分け缶
2021.09.22
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タクトのエンジンが掛からないので順を追って点検する。プラグのスパークはあったので電気系は問題無いだろう。次は燃料だ。キャブのドレンボルトを少し緩めてみるも燃料が漏れてこない。ボルトを抜き取ってみても1滴たりとも出て来ない。キャブに燃料が来ていないのだ。これでは掛かる筈が無い。キャブに燃料が来ないと言う事はフロートが動いていないか、燃料パイプの詰まりだろう事が予想できる。しかし、フロートやバルブは入念に洗浄を施し取り付け後も動きを確認しているので、原因はキャブでは無いように思われる。そうするとタンクからキャブへの燃料ラインか?タクトには燃料コックが付いていないので、普通のバイクのようにコックに繋がるホースを外して確認する事も出来ないのだ。仕方がないのでタンクを外して確認する事にしたのだが、タンクを外そうとすれば外装パネルの後半分を外す事になり大変面倒な事になる。この時代のスクーターは外装パネルがボルト留めされているので、まだ外しやすいが、最近の物はプラスティリベットなどで留められている物が多いので経年劣化で外す時に折れてしまう事もある。だから整備性の悪いスクーターはバイクの中で一番嫌いなのだ。許せるのはラビットとベスパまでだ。外装パネルを外して燃料タンクを取り外し、それに繋がる燃料パイプを外してみるとタンク側におかしな部品が付いている。燃料コックでも無く、円盤を膨らませたような形で燃料を送るパイプと少し細いキャブの辺りに繋がる2本のパイプが取り付けられている。分解は出来ないようになっているので、パイプを外して息を吹いてみると、中に弁があるようである。初めて見る機構で、この時点では何の為にあるのか理解出来なかった。弁もパイプも詰まりが無い事を確認して再びタンクとキャブに取り付けてみるも、キャブには燃料が降りてこない。あの弁が何か悪さをしているのだろうと思い考えてみた。弁は息を吹いた時には動かないが吸った時に動くようになっているように感じた。と言う事は弁に繋がる細いパイプは負圧パイプ?それなら、負圧が働くまでキックを続ければ燃料が降りて来るかもと思い、キックを続けると突然エンジンが掛かった。ハッキリとは分からないがあの弁は、たぶん負圧弁だったのだろう。キックをする事により、負圧で弁が開いて燃料がキャブに送られ、エンジンが掛かっている間は負圧が掛かり、弁は開きっ放し、エンジンを止めると負圧が無くなり、弁が閉じられ燃料もストップする。こんな仕組みではないかと勝手に想像したのであるが、正解は分からない。こんな手の込んだ仕組みを作らなくても単純に燃料コックを付ければ良いと思うのだが…。回転数が高いので、アイドリング調整をして、ON、OFFを繰り返してみるが、その後は1発でエンジンが掛かるようになったので、一先ず復活は成功と言えよう。燃料タンクから繋がる負圧弁?それに繋がる燃料パイプと負圧パイプ?謎の負圧弁?
2021.09.20
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タクトのキャブを分解するには、クランクケースの上にあるプラのカバーを外し、更にエアークリーナーを外すとアクセスできる。後はキャブに接続されているパイプ類を外し、本体を留めている2本のボルトを外すだけであるが奥側(車体側)の長いボルトはソケットが掛からないので、スパナでちまちま外すしか無いのが面倒くさいし、整備性が悪い。取り出したキャブを分解してみるとスロットルピストンも小さいが、フロートチャンバーも2本のビスのみで取り付けられている。内部はガソリンの残留物も無く、カラカラに乾いており、至って綺麗なのでジェット類の詰まり等は無いかも知れない。内部で取り外しが出来るパーツはフロート、フロートピン、フロートバルブだけである。取り敢えず外せる物は全て外してYAMAHAのキャブクリーナーと圧縮エアーで通路と小さなパーツを全て洗浄したが、詰まっている箇所は無いように思えた。念入りなクリーニングを終え、再び組み立てて、タンクにガソリンを1L程入れた。バッテリーは当然ご臨終だが、タクトはフラマグ点火(フライホイールマグネトー点火)なので取り外してもエンジンは掛かる。プラグを外してキックでスパークの確認を行う。電気は大丈夫だ。キーをONにしてキックで始動。とはならない。幾らキックをしても始動しない。初爆すらないので何処かに異常があるようだ。原因を1つずつ探って行く事にしよう。蛸入道のように接続されるパイプ取り外したキャブ上部には強制開閉式の小さなスロットルピストンが入るフロートチャンバーを開けたキャブ/中は至って綺麗だ外せる部品は全て外して洗浄中のキャブ内部にゴミが溜まったエアークリーナー
2021.09.18
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6年前の平成27年に近所の散髪屋の親爺から貰ったHONDAタクトの初期型/昭和55年(1980)発売のAB07、ドンキーベースに格納するまで軒下などをたらい回しにされていたが、親爺も亡くなったのでその弔いにと思いエンジンを掛けてみる事にした。6年前にはエンジンが掛かっていたので、キャブの掃除程度で掛かるだろうと思い、始動準備に掛かる。タンクの中はサビも無く綺麗だが、ガソリンは1滴も残っていなかった。サイレンサーの排気口にはキッチリと泥蜂が巣を作って塞がれていたので、針金で穴を通して置く。車体左側のプラ製カバーを開けると、エアークリーナーとキャブが顔を出す。小さなキャブには沢山のゴムパイプが取り付けられ、何が何だか分からない。取り敢えず外したのでブログ記事を書こうとしたら、愛用のMacBookProがどうも変である。キーボードの中央辺りが膨らんで筐体が盛り上がり、液晶パネルが閉じられなくなってしまっている。バッテリーの膨張だ。これは一大事と言う事で直ぐに、Apple正規代理店のキタムラカメラに持ち込むも、部品到達に15日必要との事。仕方なくMacBookを置いて帰ったが、事務所に残るディスクトップはG4/MacOS9.2.2搭載(ネット環境はInternet Explorer5)とMacPro/MacOS10.5.8レパード搭載(ネット環境はSafari5.0.6)MacOS10.7.5ライオン搭載(ネット環境はSafari6.1.6)MacOS10.11.3エルキャピタン搭載(ネット環境はSafari9.0.3)エルキャピタンのSafari9.0.3は辛うじて動くが、表示が正常ではなくブログの書き込みはアウト。ネット環境の無い状態で悶々と過ごした15日間は実に長かった。部品は、やはり本国のアメリカに発注していたようだ。新品バッテリーと筐体交換で27,280円は微妙な値段だが、最新のMacOS11.5.2ビッグサー搭載(ネット環境はSafari14.1.2)OSとブラウザで快適な環境が戻って来たので、仕方のない事であろう。引き渡し時にバッテリー膨張防止のアドバイスを頂いた。充電100%のままでACケーブルに繋いで使用しない。(充電30%程度になるまで、ACケーブルには繋がない)スリープ状態のままで長時間放置しない。(使用しない時は電源を切る)だそうである。電源も切らず常にACケーブルに繋いで使用していたので、バッテリーが過充電になって膨張したようである。リチュウムイオンバッテリーはデリケートなのね。長い間放置されていたタクトAB07よく見たらサイレンサーカバーが欠品この汚いカゴはいらないだろうなぁこれではエンジンは掛かりませんオートショップFUZIMOTO(福山市手城町)の四つ葉のクローバー ステッカーが貼られたカバー
2021.09.16
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フロントフォークブーツ最初に気になったのがこの部分の破れであった。ストロークも短いためブーツも短いのだが、鉛筆のように細いインナー(8ミリ)とアウター(33ミリ)を繋ぐブーツは特異過ぎて純正以外には手に入らない事は容易に判断できる。そのブーツは左右共破れて千切れている。HONDAに問い合わせて貰ったら、既に廃番との事。これは困った。リアブレーキレバーハンドル左のこのレバーは灰色のビニールテープでミイラのようにグルグル巻きにされている。どうやら曲がりがあるだけではないようである、ビニールテープを剥がしてしまって確認するのが怖いような....。リアキャリア赤サビがメッキにかなり浸食している。磨いただけでは無理であろう。逆にメッキを剥がして塗装した方が良いだろう。メッキを剥がすのが大変だ。ハンドルスイッチ幸いスイッチ類の破損は無いようだ。作動も大丈夫である。昭和生まれのこのバイクで感心したのは、スイッチホルダーが左右共アルミを使用している事である。アルミは質感があって錆びないのがよろしい。タイヤ前後共2.75-10規格のタイヤが入っているが、摩耗してヒビ割れている。これは前後共要交換である。幸い、この規格のタイヤはまだ発売されているので入手可能である。メーター50ccのオドメーターは殆ど4桁メーターとなっていて、1万キロで1回転して0に戻ってしまう。従って表示されている4105kmはそのまま信じることはできないであろう。外装樹脂の外装は見た限り黄色が抜けて白っぽくなっている以外は割れや欠けはないのが救いだ。外してみないと分からないが、PPとABSの混合だろうか。再塗装しかないであろう。30年を過ぎているとは言え、ビンテージとはならず、ヤフオクで1万円前後で取引されているスクーターなので、金はかけたくない。なるべく現状のままで化粧直しをしたいところであるが、さてどうするかなぁ。越年して考える事にしよう。
2015.11.07
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車にはスポーツカーや四輪駆動があるようにバイクにもスパースポーツからトライアルまで色々なジャンルがあるが、アメリカンとスクーターはどうにも好きになれない。唯一乗ったのが、兄の友人から貰ったSUZUKIマメタン50がアメリカンぽかったような気がする。しかしあれはファミリーバイクの位置付けになるのだろう。それから何十年とスクーターには縁も興味もなかったのだが、先日近所の散髪屋に行ってみると、入るといきなり、チョットチョットと手を引かれ中庭に通された。そこにはシートを被ったかなりボロい黄色のスクーターが置いてあった。何年か前の暑い夏にエンジンの調子が悪いと言うので持って帰ってキャブを調製したHONDAタクトだ。このタクトは散髪屋の主人が趣味の海釣りに行くときに軽のワンボックスに格納して、現地の足として平成21年に中古で買って来たものである。散髪屋の主人はこの度大病を患い、復帰したのであるが、もう釣りは止める事にしたので、このタクトも廃車にしたい。保険と、廃車手続きを教えて貰いたいと言うので、つい、何時もの癖で、「いらないのなら貰おうか」と言ってしまった。3,500円の散髪代を払って家に帰ると、間もなく主人がニコニコしながらオマケのタクトに乗ってきた。エンジンは掛かるが塗装も色褪せかなりくたびれている。ネットで調べてみると、このタクトは初期型/昭和55年(1980)発売のAB07で豪華仕様のセル付きであることが分かった。この初期型という響きが何ともよろしい。当時のスクーターはパワーを稼ぐためとか、機構が簡単とか、排ガスが緩かったとかの理由で殆ど2サイクルであった。今のようにメットインの大容量収納庫は付いていなかった。またコレクションが1台増える事になるのだろうか。
2015.10.29
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