笏取り虫

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turu164 @ Re:フロントブレーキ修理(05/09) こんな新車のようなバイクは初めてです。…
906tom@ Re:フロントブレーキ修理(05/09) 太田ガレージに入庫する中古物件にしては…
turu164@ Re[1]:TY50/12年振りのエンジン始動(05/02) グリフイスさんへ 今年は不動車になってし…
グリフイス@ Re:TY50/12年振りのエンジン始動(05/02) バイクも車も同じですが、ほおって置くと…
グリフイス@ Re:フレンディーでキャンプに行ったものの(04/18) 良いですね。最高じゃないですか。ひとり…
2018.10.26
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カテゴリ: Touring



今回のツーリングはそもそもプライベートでBMW/R90経由で、CB750/K0が蒜山に蕎麦を食べに行きたいと言うのでそれに乗っかる計画であったが、CBがドタキャンとなったために、笏取り虫ツーリングに変更して、9月に雨で流れた余部鉄橋へのリベンジツーリングとなったのだ。
今回は午前8時20分山陽自動車道瀬戸PAに集合。参加車は側車付きゴールドウイング、ディアベル、CBX1000、ゼファー750、ハーレー、BMW/R50、V7ドンキーの7台だ。
かっ飛びディアベルから旧車のBMWまで参加車の幅が広いので、何時ものように高速はフリー走行。播但道の市川SAで集合となった。ディアベルが引っ張り先頭集団が山陽道、播但道と進み市川PAに到着。何故かここだけ風が凄い、寒い中V7のファイナルギアからの少量のオイル漏れを眺めつつ対策談義をしながら後続を待つが、なかなかやって来ない。どうやらBMWがトイレ休憩していたらしい。気温は17°とあまり上がっていないのでこれだけは致し方ない。BMWの速度が80キロを越えると、エンジンが回らなくなってガス欠状態になる症状が出ると言って来た。前回のツーリング時も同じ症状になったが、ガソリンを満タンにすると直るそうである。燃料パイプの詰まりだろうか。直ぐには判断できない。
全員揃ったところで、更に北上。終点の和田山ICまで走り、和田山八鹿道路に乗って養父ICで降りたのだが、信号で止まって橋梁を見上げるとBMWとゴールドウイングが2台仲良く通り過ぎるのが見えた。養父で降りる事が上手く伝わっていなかったらしい。仕方がないが、次の八鹿氷ノ山ICで降りれば、出石への距離は殆ど同じだ。しかも、ゴールドウイングはナビもあるし、何よりも百戦錬磨の藤さんが乗っているのだ。全く問題無い。
それよりも、問題だったのは、ハーレーが「先に行ってくれと」言い残してついてこなくなった事だ。携帯ナビはあるが、何かトラブルでもあったのだろうか。少し心配になる。ハーレーは1年ほど不動状態が続いて、車検も切れ、各所にサビも出始めた状態だったが、今夏有志でバッテリー交換とオイル交換を行い、エンジンが掛かるまでに快復させ、ユーザー車検を通し、更にハンドル、マフラー、ヘッド&リアランプをLEDに換装、ステップのドレスアップ、スクリーンの設置、クラッチケーブルの交換などに合わせ車体もピカピカに磨いて貰ったので新車のような輝きを誇っているのだが、長距離は走っていないようだ。
多人数のツーリングで何かと時間が延びる傾向にあるが、それでも11時過ぎには先頭集団が出石の「手打ち皿そば甚兵衛」に到着。5分遅れでBMWとゴールドウイングも到着。ハーレーから「30分遅れるので食事をしていてくれ」とLINEが入るが、どうも要領を得ない。
待っていてもしょうが無いので蕎麦を食する事にする。人気店だけあって平日の昼前なのに結構客が入っている。囲炉裏風の個室に通され、いよいよ蕎麦を注文だ。出石そばは5皿で1人前となっているのだが、それでは物足りないので、1人10皿。6人で60皿だ。流石に皿数が多いので一度では運べないので2度に分けて運んで来た。「つゆ」が少し塩辛かったが蕎麦は美味い。17皿食べたら、記念品が貰えるという事なので、麺喰い2名が挑戦した。
蕎麦を食いながらもう一つのBMWの懸案について談義を巡らす。旧車メカ通の藤さんが、燃料キャップのエア抜きの穴が詰まっているかもと、ヒントを出す。なるほどそうかも知れないと思いつつ蕎麦を平らげる。記念品はどんなものだったのかは聞き忘れたが、たぶんティッシュだろう。
蕎麦が終盤に差し掛かる頃、どでかい排気音が聞こえて来た。ハーレーの到着である。30分遅れの理由を問いただすと、スマホのバッテリー切れに加え、クラッチを握った状態でエンジンが掛からなくなったようだ。どうやら軽いクラッチに交換したワイヤが緩衝してクラッチ切れの信号が検知できないようである。ニュートラルなら掛かるので大事ではなくて助かった。30分はスマホに充電していた時間だそうだ。バイクには充電ケーブルも備わっているのに接続していなかったとは、何たる失態。顔を洗って出直してこい。
蕎麦屋を出る前にBMWの燃料キャップを確認。穴は開いていない。藤さんがゴムパッキンをめくると、キャップの縁にギャザが切ってある。ここからエアーが入るのだろう。パッキンが逆かもと言う事で表裏を反対にして取り付けて様子を見ることにした。
気を取り直して、余部鉄橋に向かう。海に向けて幾つものトンネルを抜け、どんどん進むと突然コンクリートの橋脚の背後に真っ青な日本海が見えた。余部だ。古い橋梁の前にバイクを並べて記念撮影。
余部鉄橋は41.5mの高さで鉄の橋脚であったが、昭和61の年末に強風による列車転落事故があり、6人の尊い命が奪われた事が記憶に新しい。初めて見る鉄橋は一部を残し解体され隣にコンクリート製の橋が併設されているが、迫力があり、かなり高いという印象を受けた。
現在は道の駅と公園が併設され、旧鉄橋跡には無料のエレベーターで上る事ができる。観光客も多く観光地化されている。BMWの燃料キャップは依然と不調らしい。やはり燃料パイプだろうか?
余部からは、V7が先頭を走る事になった。スマホナビがどこまで使えるか試される時が来たのだ。ヘルメットに仕込んだスピーカーからもブルートゥースのお蔭で音声も良く聞こえる。初めて走る鳥取市内の道路もスマホの画面と音声でカーナビと同じように走れる。R53に入り鳥取自動車道に乗ろうとするが、ナビは国道を走れと指示を出す。鳥取自動車道は工事の為に、通行止めの模様。「道の駅清流茶屋かわはら」で事務所の職員に尋ねると、河原ICからは通行可能との事。やっとの思いで鳥取自動車道に乗って走り出すとスマホナビに次の用瀬ICで降りよとの指示が出る。また通行止めかと思いナビの地図を凝視するがそんな表示は出ていない。帰りのルートは頭の中にないので、思わず待避所で止まってディアベルの指示を待つ。頼りないナビに仲間を地獄の道連れにする訳には行かないので、ディアベルに先頭を交代して貰う。
自動車道を降りてから分かったのだが、設定が一般道優先にになっていた。私のミスであった。播磨新宮ICからは初めて走る播磨自動車道、山陽自動車道を乗り継いで瀬戸PAで最後の休憩。もうすっかり暗くなってしまったが、まだ6時だ。BMWの燃料キャップは緩めると正常回転になったとの報告。これでトラブルの原因が分かった。流石、藤さんの読み通り、この人は伊達で旧車を乗り継いでいないのだ。ホッとした所で皆さん冷えた体を温めるためにゆっくりとコーヒータイムだが、そんな物を飲んでいると晩酌の味が落ちるので、ぐっと我慢して家路を急ぐのだ。今日は近所から黒枝豆を大量にいただいたとの妻からのLINEが入っているのだ。こんな所でグズグズはしていられないのだ。ギンギンに冷えたキリンラガービールの500mlにアツアツの黒枝豆の初物が待っていると思うと、ついつい顔がほころぶ。後から追いついたCBXとディアベルに一瞬で抜かれながら、楽しかった1日を振り返りながらの帰宅となった。

播但道市川PAにてCBXとゼファーの勇姿
手打ち皿そば甚兵衛の風情ある佇まい

出石そば/最後は生卵で食すのが通との事

余部鉄橋と海岸へと続く道路

遠くから鉄橋を眺める参加者

橋梁の前にて全車集合

旧橋脚とエレベーター

新旧の鉄橋

鉄橋上からの余部の景色

瀬戸PAでの最後の休憩






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Last updated  2018.10.26 17:03:12
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