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エキパイを外さなければエンジンは降りない構造になっているのだ。そのエキパイを外す方法はエンジンを降ろすしかない。卵が先か鶏が先かの疑問と同じだ。だけどタクトは人間が造った物なので必ず解決方法はある筈である。記憶の薄れて行く頭で過去の事例を思い出していたら、ふと頭に浮かんだ。どのバイクかは忘れたがフレームに開いた穴から調整だか部品取り外しだかを行った記憶がうっすらと甦ってきたのだ。
タクトのフレームを調べてみると丸い穴をを発見。見つけた。これだ。この穴からエクステンションバーで延長した10ミリソケットを挿し込むと下側のエキパイフランジナットに嵌まるようになっている。流石HONDA。エキパイを外すのにエンジンを降ろすなどと無粋な設計をする筈が無い。
やっとの事で外したエキパイをパーツクリーナーで脱脂を行い、ワイヤカップでサビ落としを行う。後で気が付いたのだが、パーツクリーナーを使うよりは、バーナーで炙って油分を燃やした方が完全に脱脂できたと思われる。次に赤サビ転換剤を塗布して、耐熱塗料を吹いて完成であるが、マフラーカバーが欠品となっているので、何とかしなければ。
外す方法が分からなかったエキパイフランジナット
フレームに開けられた下側のエキパイフランジナットに工具を挿し込むための穴
取り外したマフラー
サビ取りを終えたマフラー
赤サビ転換剤を塗布して耐熱塗料を吹いたマフラー
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