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てなわけで31日間完泊。多笛泊志の東京ジプシー。色んな方にお世話になって参りましたあ。(遠い目) 途中、ファンもついてなあ。サイン回りしたある病院では、入院してる男の子が己にこう言ったんだ。「ボク、多笛泊志の大ファンです。ボクなんかもう3ヶ月もずっと同じ天井ばっかりで。 もうボクの病気なんか治らないんだ!」己はこう言ってやったね。「ヤケになるんじゃねぇぜボク。男の子だろ?男の子は強くなくっちゃあ。 約束しよう。 己は次も新しい家に泊まり歩くぜ。次の天井は君にプレゼントするぜ。」「本当!?本当!?泊志!」「ああ、本当だ。だからボクもあきらめちゃいけない。絶対病気を治すって約束してくれ。男の約束だ。」「うん!ボク頑張るよ!ありがとうベーブ・ルース!」アレはいい思い出だなぁ。フッ。 途中に出た新企画、ジプシーわらしべ長者は井組邸のホイッスルで泊まったっキリだ。己のリュックにまだ入ってるぜ。この見事な頓挫っぷり。ハハッ。己らしいなぁ。(中距離の目) ホントに全部ひとんちなの?ってな質問もよく寄せられた。ホントに全部ひとんちですよぉ。服取りに自宅へ帰ることはあったがね。 でも、睡眠は厳禁。昼寝もダメ。最後の方になるとうちにも来てくれって依頼が結構来るようになってね。あと2週間はいけたんじゃないかな。フフフ。ジプシーを続けることよりもこの日記を書くことの方がつらかったりしたよ。うん。 さて、今日の己は池袋にいるんだ。友人のむっちょりむーちょの弟、武藤正幸氏のライヴがあってね。奴は漢だったよ。熱い魂にビリリとさせてもらったぜ。いや、しかしライヴハウスが池袋とは。しかも今日とは。 前からやるなら池袋かなと思ってたんだけどドンピシャだぜ。己のヒキの強さには相変わらずの定評があるな。今は女の子と4人で中華を食べてる。ライヴの感想を語りながらな。女の子3人もはべらすなんざ己も結構やるだろ?3人にはまだ今夜の計画は話していない。え?このまま、4人でホテルかって?ジプシー修了祝いにってかい。景気イイねぇ。ヒジョーにこれを読んだ3人に怒られそうだがそんな魂胆じゃあない。今日はなんでこんなキャラなんだろうな。まぁ通すぜ。 女の子にはちょっときつい魂胆だ。女の子3人を駅まで送り、己は一人外れる。「己はちょっと寄るとこあるから。」もう終電だよ?どこ行くの?と怪訝な顔をしながらも実際には尋いてくれなかった3人。尋いてくれよ。って書いてあるじゃないか己の背中に!んもう。 ネオンに彩られる池袋。 これを終電を逃すかどうかの瀬戸際で見るのと今の己の気持ちで見るのとではエライ違いがあることを発見した。大きな大きなゆったりとした余裕で今の己はこの街を眺めている。フーゾク街のポン引きにも愛を持てる。『おお、今日もゴクローサンだね、ポン引きクン。まぁじゃんじゃんやってくれ給えよ。己の街で。』芸術劇場にたむろうイキのイイ、性欲に盛ったような若ぇ衆(わけぇし)にも愛を。『今夜も華咲かせるかい。でも、ま、なるべくならバットでオジさんを殴ったりはしないでくれよ。ちょっとサミシーからな。己の街だし。』ホームレスってのはこんなゆったりとした気分でいるんだろうな。 応よ。東京ジプシー多笛泊志の卒業式は野宿でなくっちゃあ!ホームレスの先輩方もいらっしゃらない夜の街のデッドスペースをちょっとお借りして。なになに。ほんの三畳ほどありゃあ充分でやす。東京ジプシー、今夜はここに寝かせていただきやす。このネオンに照らされた夜空が今宵の己の天井だぜ。すっかりホームレスのような顔で寝る己。思えばこの1ヶ月様々な天井を見てきたぜ。永福庵(@永福町) 馬場亭(@上井草) 森村邸(@駒沢大学) 川島邸(@代官山) 郭邸(@目黒) 自由邸(@自由が丘) 中上邸(@白金) 山田邸(@国立) ヨシダ邸(@つつじヶ丘) いくみ邸(@西新宿) たけし邸(@新中野) 仁藤邸(@中野) 鶴丸邸(@早稲田) 谷口邸(@目黒) ドリームハウス(@中目黒) 塩崎邸(@中目黒) それぞれにそれぞれの夜があった。 こうして己が池袋の夜空を雨が降ったら嫌だなと見つめている頃、烈はまだ仕事をしてるだろうか。ヒデは明日の仕事に備えて早くも寝ただろうか。森村夫妻はまた笑い合ってるだろうか。ケンは明日も早いけれどついついメールチェックをしているだろうか。サンエはあんな大きな間取りで一人で寝るにはちょっと不安ではないか。晶はまだ起きてるだろうな。シュンくんは寝ているだろう。少しでも物音を立てると反応して間接照明が点くんだ。陽明はジャンプでも読みながら寝るのだろうか。ヨシダ家では、のどかちゃんはとっくに寝ているだろう。おもちゃのジャングルジムが明日も遊んでねと眠ってる。いくみんは弥生亭でラーメンを食べてるかな。たけしさんは美顔している頃かな。仁藤はまた羅冴クンのことをチエミーに任せてるんだ。でも、寝たら寝たで羅冴クンにチューをする。鶴ちゃんは本を読んで歴史に思いを馳せているのか。谷ちゃんはDVDでも観てるかな。ドリームハウスの面々は平日の夜は疲れてサッサと寝てるだろう。哲也も帰ってきたら寝るだけか。 当たり前ながらみんなにみんなの夜がある。寝る前にみんなのことを意識。みんな東京の夜空のひとつ天井の下。みんな東京ジプシー多笛泊志をうけいれてくれてありがとう。また明日。みんなおやすみ。 (己はちょっと肌寒い。ヤンキー車の重低音がうるさい。) 多笛泊志の東京ジプシー 了)
2004年05月28日
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あいよいよいよ最終日だ。さぁ!ラストは誰んちだ。哲也!郭邸(目黒)では、熱いトランプ対決を繰り広げた奴が今度はホストファミリーとして再登場だぜ。こいつは今年になって、まさしく郭翔愛からご紹介いただいたエロ。周りのみんなも言ってるようだがこいつはエロい。エロがスーツ着て歩いてるみたいなもんだからな。歩く、との異名もあるぞ。 奴は末っ子なんだって。末っ子感覚が一人っ子感覚の己と似ている。 己はキャラがかぶるとうまく距離をとらないとぶつかってしまうのだけど感覚が似ている分には仲良くなれる。キャラと感覚の違いは?わからん…。要研究。哲也はカッコイイ系なのにやられキャラだから好きだ。やられキャラって好きなのよね。トランプで見事にやられたこいつのやられ姿をみたときこいつはイケると思った。勝つだけが美しいのではない。やられ方が美しい、笑えるってステキね。 ジプシーお宅行ってもいいか?あ、いいよ。ってなふたつ返事をいただきまして東京ジプシー多笛泊志がお宅に征くぜ!! 彼は中目黒に暮らしている。あれ?中目黒?そう、昨日も中目黒だったネ。長尾邸ドリームハウス。「さようなら、手紙書くよ。己が引っ越したからって己達の友情は変わらないぜ。」あそこから歩いて伍分。中目黒で気になってる店があると哲也が言う。そこでサシ呑みしてから家に行くぞよ。待ち合わせに伍分遅れて奴が自転車に乗ってくる。家から会社が近いのでスーツで自転車。既にエロい。なんかエロい。なんだったっけか豚鍋研究所とか言う店に入る。看板がないお店なの。そっけないシンプルな店だがこだわりがある店だ。軽く熱い話しを噛まし合っているとそこへ吉田シンタクッス@酔っぱらいから電話。「ヒサシさん、日曜日空いてますか?合コンしましょ合コン。」だから、己は合コン嫌だって言ってんじゃん。己ぁイケメン勝負じゃないんだから。ま、話しの流れでシンタも合流。いやいや、またあのフライデーナイトの気分になってきたじゃないの。 エクソシストみたいにぶれてるのがシンタ三人で下らなくも熱いトークになる。いやぁ、楽しい呑みだ。そのままシンタはへべれけでタクシーに乗って帰る。明日覚えてないんだろうなぁ。軽く酔っ払ったら寿司を挟むのが多苗流。しかも、一貫だけね。 そんな洗礼を哲也に喰らわし哲也も涼しい顔で受けいざ哲也邸。二世帯住宅の彼の部屋に入ると普通に汚い。高校の友人の部屋みたいな感じだ。エロさと汚さは関係ない。うん。リアルな教訓だ。ぐだぐだと部屋にツッコミをいれて、男同士ひとつのベッドで寝る。キャッ。哲也は自転車に乗って会社。己は歩いて帰る。あばよ!これにて東京ジプシー修了ォォォォォォォォォォォォォォ!
2004年05月27日
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ダイニングで目を覚ます。客人気分。こうしてほとんど毎日、目を覚ます場所が変わるというのも面白い。小学生の頃、半日掛けて新幹線で山口の田舎に帰り、その日は疲れて寝てしまうと、朝起きた時の天井がいつもと違って、目覚めと同時に不安とワクワクが流れこむ。あの感覚が結構好きだ。ジプシー中は何度かそれを味わうことができた。 住人の皆様はバリバリのビジネスマン様なのでパリッとスーツを着ると「鍵ここに置いときますねー」と颯爽と出勤。 己はのそっと起きる。対照的だ。 みんな出ていっちゃった他人様のおうちのお風呂に入る。うちより綺麗。かっこいい。…。 昼は中目黒を堪能し、夜。 ナギャオくんが帰ってくる。彼は仕事で疲れているのに、己が来てるからといって酒につきあってくれる。(しかもすぐ赤くなる)「たーえさん、のみやしょ。のみやしょ。…。今日はもう寝やす。」イイ奴だ。ドリームハウスは長尾君の呼び掛けでゆうくん、けんじくん、ヒデが集まり4人の男たちで住んでいる。その時から仲がよかったのだろうが、生活を共にし、その絆はさらに強くなっているように己にはみえる。青春である。いいなぁ。
2004年05月26日
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くたっと力尽きて寝てザッと目覚めた三人の男たち。こまっちゃんを羽田まで送りにいくよとかっこよく谷口邸を後にした己だったが一時間後、結局コンタクトを取りに谷口邸へ舞い戻ってくる。うん。己らしい。絶好調だ。 谷ちゃんに朝飯をご馳走してもらうことになった。食材は切れていたため、ミートソースご飯となったが…。 うまい! こいつぁやる気だぜ。谷ちゃん。 今日は長尾邸、ドリームハウスにジプらせてもらう。東京ジプシー多笛泊志がお宅に征クゼ!!ナギャオくんとは二年前からのつきあい。北海道出身の能力が高く、魂が武骨なイイ奴で己は大好きだ。味のあるイイ漢よ。今回だってふたつ返事。「はいはい。いいですよ。」実際にお邪魔したら「東京ジプシーって企画だったんスね。あれ面白いですね。」趣旨分からずにOKしとったんかい。…。だから好き。 シュン邸に続いてこちらもルームシェア物件である。ルームシェアは構成するメンバーでその物件の性格が大きく異なる。こちらドリームハウスにはガチガチの熱い男どもが4人棲む。物件としても新しく綺麗な物件でステキ。三階建てのメゾネットタイプで己は二階のダイニングで寝かしてもらう。いいもんだ。 4人の男たちが仕事から帰ってきて、ダイニングで呑みが繰り広げられる。 そして互いの部屋に消えていく。それぞれの夜。ステキだ。
2004年05月25日
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んー、なんつぅかやはり、己は日記とか向いてない気がする。なんて気づき、また奮起しての連続だからこんな気づきは意味がないな。書きたい時に書けばよい! 今日は友人ゴルゴの会社設立パーティーだった。奴とはなんとなくキャラがかぶっているのでうまいこと距離をとらないといかん。 明治記念館の部屋をひとつ貸切でのパーティー。奴は自分が正しいと思うことに向かってよくやってるなぁと思う。 なんかプロジェクターで100年後までの奴の未来図がアメリカに進出するだの、アジアに学校をつくるだのタイム誌の表紙を飾るだのとプレゼンされ、会場は本笑いとも失笑とも愛想笑いともとれぬ笑いで渦巻いていた。しかし、そんな中にあって己と谷口正俊という男だけはピクリとも笑えなかった。奴ならやるだろうなと思うのだ。ゴルゴは望んで本当にそれをやりたいと思ったらやり遂げる男だ。多少の壁があってもそれを楽しんで乗り越える男だ。やるまでやる男だ。あっさりあきらめることもあるかもしれない。でも、望んでいる限りはやり遂げる男。それを分かっているので己は笑えなかった。 その後に軽く呑んでからこまっちゃんと谷口邸にジプシー。このこまっちゃんという漢こそは博多から友人ゴルゴのためにはるばる出向いてきた漢で谷口谷ちゃんの深い友人にして、己は己で二年前に出会っていた。己の友人の森田英一結婚パーティーにおいてである。己はある件でこまっちゃんに深い恩を受けていたのだが返しに博多まで出向きたいと言ったきり二年が過ぎ、ここで再会。なんともお恥ずかしい。「気にしてないよ。再会出来てうれしい。」と明るく応えてくれた。谷ちゃんは谷ちゃんで己の大好きな友人だ。ある強い雨の夜原宿にあるバーで己が呑んでいたところに現れた。なんか骨のありそうな男がふらっと来たものだと思ったが己は友人と3人で楽しく呑んでいたので絡む必要はあるまいと思っていた。己がトイレに行くまでは。己がトイレに行こうとすると彼が彼の連れと話しているのが聞こえる。「来週ね、森田英一さんって人が結婚するんだけど…」ちょっと待てーい。嗚呼、思えばふたりとも森田英一を鍵につながっていた。今日は三人で熱く語ろうぞ。朝まで熱く語り、眠くなったら力尽きて布団を川の字に敷いて三人でくたっと寝る。最高だねぇ。
2004年05月24日
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朝は奥さんのチエミーのつくってくれた朝ご飯をチエミーと仁藤、己とそして羅冴くんの4人で食べる。 窓が開いて大量の日光と風が部屋を通っている。部屋も天気も数年前とまるで同じだが登場人物が違う。 仁藤と駅まで一緒に歩いた。登下校な感じがした。 今日は-ZONE-だった。己が月イチで主宰している宴だ。相変わらずほとばしってる宴だ。 今日のジプシー先は谷口邸と決まっていたのだが、浅葉先輩の誘いとあって断れず二次会の六本木に赴いてしまった。人のせいにしておこう。 こんなことがあった。-ZONE-は(人の)面白さに注目している宴なのだがそこで鶴ちゃんに出会った。己は彼とタイミングが合わなかった。-ZONE-中ではよくお話しができなかった。二次会ではマジトークをしていたので鶴ちゃんが「お話し、入れてもらってもいいですか」って来ても邪険に断ってしまっていた。 朝まで呑んで六本木は鉛色に曇った朝を迎えた。晴々していなくてよかった。徹夜明けの晴は嫌いだ。朝、六時なワケでこっから谷口邸に行って玄関ドンドンやって東京ジプシー多笛泊志がお宅に征クゼ!!ってなわけにはいくまい。 なので二次会参加者の皆さんのいずれかのおうちにジプらせてもらうことになるじゃないか。結局「非常にハタ迷惑ですよね」とおっしゃった鶴ちゃんのお宅にジプることになった。鶴ちゃんのお宅は早稲田にあるそうだ。もうふたりとも帰りの電車の方向を間違えるくらいのフラフラっぷりだったがそれでも40分くらい喋り通しだった。40分鶴ちゃんと話して分かったことはこいつメチャクチャおもしれー。ヤンキーから早稲田大学に合格。それでも学歴コンプレックス、読書コンプレックス、語学コンプレックスなどが抜けず本を読みまくり海外に旅しまくる。中学の頃からお金は自分で稼げという家庭だったようで土建アルバイトで稼ぐ。アルバイトだがもう一応、家一軒建てるだけの技術はもっている。それで学生だが、自分の生活費はまかなえている。ロシア語やアラビア語に明るい。読書の課程で歴史に興味をもち、今の夢は歴史学の大学教授。夢は夢だけれどもなれなかったら、土建の方で喰っていくでしょうねと語る彼は夢追い人にも夢捨て人にもないリアルさが渦巻いている。こいつは面白い。 人には静と動の面白さがあることをまざまざとみせつけられた。確かに、人当たりがよく派手であればパッと人の心を掴み、印象に残るだろう。だが、一方で落ち着いて静かに佇む面白さがあることも確かだ。なんて発見ではない。当たり前のことだが、まざまざと…。 おうちは既に研究室のようで己はまたうひょうひょ昂奮してしまうのでした。 意志が強く紳士な彼は土曜、昼にちゃんと起きてまた友達と呑みに行くんですと。己なら絶対遅刻するね。
2004年05月23日
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たなおじちゃんというキャラが登場したのは七年前だ。たなえおじちゃんというのは語呂が悪いのでたなおじちゃんだ。 呑み会の後、そのままなだれ込み、午後まで寝て、「あーすっかり昼だよー」って言いながら窓を開け、換気し、午後の風が流れこんでくる部屋でまた寝っ転がるといういかにも怠惰な大学生するのはいつも仁藤邸においてだった。寝っ転がって夢を語るのだ。夢だなんてそんな甘酸っぱかったり、熱いもんでもなくて。そんな怠惰に寝っ転がってる時に出る話だから。夢というか、将来悪くねぇなって話というか。「仁藤が結婚して子供が出来たら、たなおじちゃんが登場するから」「笑。なんだよそれ。」「たなおじちゃんだよ。『ケンシロウくーん。たなおじちゃんだよー。ミニ四駆もってきたよ』ってやるんだよ。」仁藤とは大学のサークルで一緒になった。それから新しく一緒にサークルもつくった。だが、同い年でタイプが、タイプというか嫌な部分がすごく似ているのでよく衝突した。二年くらい口を利かない時もあった。こいつとはもうやってらんねぇよ。己は結構しつこいタチで、やらないと言ったものはやらない。高校の同窓会は未だにやってない。同窓会は嫌いだ。それに君らあの時、実際に開催しなくていいから、多苗に全体同窓会幹事を任せようと言ったじゃねぇか。後で丸くなると思ったかい?やらねぇもんはやらねぇよ。話がズレた。仁藤とはもう関係をもたないと決めた。でも、二年くらいして共通の友達のアー坊とマツダが心を尽くしてくれたので、しょーがなく仲直りした。そうして時を経て再会した仁藤はハッキリ感じ取れるほどに成長していた。なんと言うかリアリティを携えていた。人や世間に合わせて自分の生き方を考えるのではなく、とことん自分の声を聞いて自分をつきつめた末の仁藤がそこにいた。自分のやりたいことをやる。そんなありきたりな言葉では追いつかない、もっとナマのもっとリアルな。やりたいことと一口に言っても、そのやりたいことの中でも嫌な作業や、なかなかできないことはもちろん含まれる。新生仁藤はやりたいことと言うよりも(もちろん、それは彼のやりたいことなのだが)自分で納得したことに真っ正面から取り組んでいるリアリティ・覚悟を魅せてくれた。自分のやりたいことをやって生きてる人は輝いていていいですね。仁藤は輝いてなんかいなかった。仁藤に限っては、まるで輝きに身を置くことを潔くとせずとでも言わんばかりに輝きなど身にまとわずただただ仁藤和良としてそこに居た。己はリアルなナマの仁藤和良に再会したのだった。 それでも、仁藤とはあまり会わない。家の距離は4キロくらいで近いのだが。タイミングがなんとなく合わない。仁藤にジプシーの申し出をしたら奴は喜んで受け容れてくれた。久々にイイ酒が呑めそうだ。駅で待ち合わせをする。雨が降っていた。「たなっちくんを連れて行きたいラーメン屋があるんですケド」はいはい。いきましょう。味噌一でした。爆発ラーメンとかいうのがあってメチャクチャ辛いの。ラーメンとしては今までで一番辛い。 「ここのスゴイのが20円以上募金するとメンマと薫製卵が食べ放題なんですよ」ホントですか、仁藤さん。こりゃあスゴイ。喰いまくる。卵なんか五個くらい喰う。帰りがけにみてみると「メンマと卵を食べる人は20円以上この箱に入れてください。」どこにも食べ放題とは書いてないんじゃあ…怒られなかったし、いいか。そのまま仁藤家に行く前にバーに寄る。帰ると奥さんがいるから、男同士の話はしづらい。まずガッチリ語る。雨。バー。男ふたり酒。いいもんだ。家に着くと息子のケンシロウ改め羅冴クンは寝ていた。奥さんのチエミーと3人で映画「キューブ」を観る。ドッグヴィルという似たテーマの秀作を観ているので全然つまんない。映画を観ていると「ニャー」と羅冴クンが起きてくる。「あ、お邪魔してます。」仁藤よりも奥さんよりも羅冴クンに恐縮してしまう己。さぁ、子供受けの悪い己。シュン邸では勝利。ヨシダ邸では敗北。今回はどうだ! 己は羅冴クンと彼が生まれた時に病院で出会っているが、覚えているだろうか。(覚えてないだろ)こうしてちゃんと対面するのは初めてだ。七年前の夢がついに叶う。「た、たなおじちゃんでしゅよー」…。抱えて膝に乗せても特に目を合わさない。まぁ、許してもらえたのでしょう。あとはチエミーに任せて男どもは読書にふける。仁藤は本を読む姿がカッコイイ。この写真はそうでもないがこんなに本を読む姿が絵になる奴はいない。 ニノキンばりに銅像を立ててあげたい。仁藤はちゃんとおしめ替えもやる。荒っぽいが愛にあふれ、頼もしいお父さんでありましたとさ。
2004年05月22日
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スゲェよスゲェよ17万円。ひどかった肩凝りがすっーと消えてる。 昨日は3時頃までたけしさんと語りながら寝ていて起きたのは八時。ちょっと眠いかなくらいの睡眠時間なのだが朝からもう超スッキリ。会社に行くたけしさんがお宅を出る前に己は出ていき、4キロくらい朝から突っ走っちゃった。タフマン系よのう。んでまた夜にジプさせていただく。昼間は外に出ているから巣箱に戻る感覚がある。今日はたけしさんが録画されていた「ガイアの夜明け」をみる。仕事やビジネスを通して人と関わるのって面白そうに思える最近。「金が動く遊びをしていこうよ」とたけしさんに言われる。うん、そうだ。その後、たけしさんが持っている美顔器でふたり遊ぶ。己の肌をみて「うん。まぁ一般的な男の顔だね。なんも手入れしてない。」と言われる。笑。クリーム塗ったりだの色々作業していると暑くなってきたのでふたりともパンツ一丁になる。今、誰かが入ってきたらかなり異様な空間だ。でも、男ふたりでいるとパンツ一丁になるというシチュは結構よくある。ないか?己はよくある。男に髪を斬ってもらう時はふたりとも全裸だったりする。ないか?当人たちは髪がついたり、暑くなったりしてめんどくさくなってあー、もう脱ごうってなるわけ。当人たちの視界は狭くそれこそ自分の腕くらいしかみえてなかったりする。それは風呂に入ってるときにマジマジと自分の男性器をみないのと同じように。だが、ハッとここに誰か入ってきたらと考えることはよくある。何の話だっけ。
2004年05月21日
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東京ジプシーをしていると、人生の転機に訪れることが多い。転職だとかプロポーズだとか新しい目標に向かうだとか。「今日決めたんだ」という話を聞くことが多い。不遜にも己はこれを東京ジプシー効果だと考えている。福の神、座敷わらしみたいな感じ。たけしさんもそうだった。お宅に伺う前に中華料理屋で食事をしてそこで小一時間ゆっくりと語る。たけしさんは数ヶ月前に異業種交流会で出会った方で自分の生きる道をリアルに模索しているステキな方だ。会うのは今日で3回目だ。 たけしさんはコンサルティング会社に勤めていて帰宅されるのは十一時とかで早い方。そんな方と平日、呑みましょうよってそりゃ無理な話やろ君ィィィィィィィィィィィィィって感じなのだが東京ジプシーならそれが可能だ。 普段は会えないハズの人の生活がみえる。これはとても不思議な感覚だ。 己はひとりっ子だったから尚のことそうしたところに興味がいくのだろうか。関係ないのだろうか。 一度みるだけで完了するのだ。 例えば、己がルームシェアしている物件からもう幾人かが卒業していった。彼らの新しい部屋はみたことがないのもあるけれど一日の終わりをどう過ごしているのか想像に難くない。彼らの夜を己は知っているからだ。 たけしさんは17万円もするベッドで寝ているのだそうだ。磁力の関係でぐっすり眠れて肩凝り知らず。「うちにいる間は特別にこのベッドで寝かせてあげよう」やたっ。さて、その効能やいかに。
2004年05月20日
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だー。今の己は読者のみんなに強烈な甘えと天の邪鬼イズムを感じているよ。甘えの反義語は自制や我慢ではない。天の邪鬼だ。 ガンガン征くぜにじゅゅゅゅうさんにちッッッ 今日は講演会があった。いや~スゲェ人だったよ。今まで己が会った人間、聞いた人間の中でこの人ほど人生が充実してる人はいなかったね。 今日は井組邸だ。久しぶりにやるか。こほん。…。え~。東京ジプシー多笛泊志がお宅に征クゼ!!YEAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!!!!!!!!!!ウェンブリースタジアムに沸き返る六万の観衆幾千万のタナエコール。センキュー! 井組邸は西新宿5丁目にある。どこだって?大江戸線の西新宿5丁目だ。パッと思い浮かぶ諸君はいるかね?渋い。都庁が目の前という超都心でありながら緑も多く下町的な軒並みも多く要するにわけわからんとこだ。 でも、好きだなぁ。この猥雑さというかギャップの噛み合いというかそういうの。好きだな己。 いくみんの家は前に一回来たことあるんだけどいくみんが出迎えに来てくれた。相変わらずイイ奴。「多笛さんもう飯喰いましたよね?」「喰ったよ。なんで?」「メチャメチャおすすめのラーメン屋があるんですよ。」「マヂかよ!なんだよ先に言えよ。」「ねぇ。すんません。」「己はダイエッターだからな。夜十時過ぎてのラーメンとかは忌み嫌うものだ」「はぁ」 やっぱり2人で銭湯に行くのです。男は銭湯。な。いくみん初めて来たんだって。また「初めて」宣教師してしまった。いくみんは熱がりでした。うふふ。 明日も仕事あるったってさー寝る前の短い時間を有効利用すれば酒呑んで語れるじゃない。テーブル囲んで酒呑んで後ろに倒れて肘ついて呑んで最後は寝てまうみたいな。いいねー。 いくみんが寝た後、己はやっぱりラーメンが気になって食べにいくのだった。だって次はいつ食べれる機会があるかわからないじゃない? ラーメンはいくみんの言う通り、昔ながらの支那そばでおいしかった。こりゃうまいね。でも太るね。 翌朝、いくみんと駅まで仲良く通勤。朝が気持ちいいじゃないか。 ジプシー長者として呼ぶ笛をゲット
2004年05月19日
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日記といいながら日付はもはやなんの意味もなくタイトルもズレてきているあたり大好きだ。愛してる。でも、ま、この辺でタイトルはあわせておこう。靴をとんとんって感じ。 今日はヨシダミノルのお宅なのだ。 ヨシダミノルとのつきあいは97年から。実に7年。奥さんのミキ様(己はプリ新と喚ぶ)ともやはり7年。去年までずっと大阪にいた彼と出会ったのは彼が先輩と運営していたあるメーリングリストの宣伝ならびに東京オフ会のために東京に来ていたからであった。初めて会った時のことは今でも鮮明に覚えている。ヨシダミノルと多笛の歴史が始まった瞬間であった。ひとつ上の、優秀で努力家で真っ正面で自分に厳しく熱く篤い友達ができた瞬間だった。出会ってから彼はずっとヨシダミノル。彼を呼ぶ時はなんかフルネームなんざんす。しかもカタカナが正しい。以来、大阪に遊びに行くことがあれば色々と連れて行ってもらったし、己が東京でライヴをすれば応援に駆けつけてくれる。彼の結婚前のおうちにも行ったし、結婚式にも行った。娘さん(のどかちゃん)が生まれ年賀状で成長が伝えられた。そんな彼が今年から東京で働くことになった。長年の地元を離れる葛藤は色々とあったかもしれないが、東京にいる己としては脳天気にうれしい。 彼が東京に移ってきてから初めて出会ったのは新橋駅だった。彼が改札から出てきた。ふたり「ようこそ」と握手を固めた。 今日はその彼を訪ねる。実は彼を訪ねるというのは初めてである。結婚してからおうちに伺ったことはなかったし、のどかちゃんに会ったこともなかった。しかし、そういう初めてもあったが、もう一つの意味で初めてであった。己がヨシダミノルに会う時はいつも複数であり、つまりサシ呑みをしたことはなかったのだった。それはプリ新についても同じ。ヨシダミノル・プリ新と己ともう複数誰かしらがいたものだった。 お宅は…つつじヶ丘?えっと?どこだっけ? 京王線でつつじヶ丘に降り立つと車で彼に迎えにきてもらう。ファミリーっぽい!車はトヨタ。ファミリーっぽい!!伍分くらいでついたそのお宅は元は社宅の物件。ファミリーじゃん!!!車窓から見えるはみどり寿司じゃんッ!!(どうりで覚えがあったワケだ) 己の周りの友達は何人か結婚しているのですが、まだ子供が生まれてなかったりしてファミリーイメージはまだまだ新鮮だ。 「ただいまー」とミノルパパがドアを開けると奥から奥方である奥様のプリ新の声。「お帰り。いらっしゃ~い」おおお。彼女とは二年ぶりだ。ちょうど、のどかちゃんのご飯のタイミングでプリ新は玄関まで出てこれなかった。まず、ここに己はシアワセというか好感を覚えた。プリ新は折り目正しい人なので、あいさつや見送りは徹底してる人なの。そのプリ新あのプリ新が己を迎えに玄関まで出てこない。娘がいるから。まったくもってイイね!滅茶苦茶イイ! キッチンに行くとママがのどかちゃんにご飯を食べさせていた。のどかちゃん2歳。 どうかなと思っていたがやはり構えられてしまった。己は子供受けがあまりよろしくないのだ。残念。 そのままキッチンのテーブルについているとプリ新のハンバーグが。ハンバーグってメニューがまた最高じゃない。「はい、のどか、これパパにもっていって。」とってってってって。のどかちゃんがテーブルまで運んでくる。 「はい。これお兄ちゃんに。」ぶんぶんぶんぶんと首を振る。嫌らしい。うん。オヂさんわかるぞ。 ハンバーグを食べてヨシダミノルと酒を交わす。あんな弱かった人がよくも強くなったものだ。のどかちゃんはもう寝ている。「明日、普通に仕事だもんね。よりによって日曜日の晩なんかに泊めてもらって迷惑かけるね。」「いやいやいやいや。全然いいよ。」「明日、仕事何時起きなの?」「五時かな。」「笑。なんでやねん。坊主かよ」「笑。九時かな。」「あー、じゃ一緒に出ようよ。通勤しよ。」「明日なんにもないんやろ?ゆっくり寝てたらええがな。」「いや、行くよ。」仕事の話子供の話最近の話家族の話昔の話広々としたダイニングはすっかりくつろぎ落ち着かせてくれる。ふと、自分がヨシダミノル・ミキのおうちに来ているのだと実感する。初めて己とプリ新とヨシダミノルとだけで呑んでいるのだと実感した。つもりつもった話があった。そこには清潔でゆったりと広々とした家があって、夫がいて奥さんがいて、外から買ってきたような食事ではなく手料理があり、娘がいて、玩具が転がっていた。思い出があって歴史があって本音があってヨシダミノルとプリ新と己がいた。それはそよ風にゆれる黄金の稲穂のように豊かな時間だった。ほんとうにあたたかくて、ちいさくて、満ちるような、「きもち」をいただいた。もてなされてなにからなにまでしてもらって尚もまたこうしたおみやげをいただいてしまって。 三時くらいまで三人で語っていた。途中少し早めにヨシダミノルは寝たけれども。とてもうまい酒だった。 朝早く起きようと思っていたのに、お客様用のふっかふかの布団に苦戦し、結構寝てしまった。それでもまぁ九時だからいいのか。起きてのろっとよろめき歩くとミキ様がリビングで洗濯物を畳んでいる。「よく寝た?」よく寝てしまったよ。「ヨシダミノルは?」「もう会社行ったよ。」「え?もう?」「五時に起きていったよ。ミノルさん自分で五時起きって決めてるからな。自分で決めたことは守るねん。」冗談じゃなかったんだ。己は支度をして帰ると(プリ新に車で送ってもらっている)一日を始めた。
2004年05月18日
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山田陽(陽明)のお宅は国立にある。清水宣晶の自由邸同様、東京ジプシーツアーの前にもお邪魔したことがあった。 「またいつでも気軽にきてくださいよ」多笛泊志にはあまり言わない方がイイあいさつだ。ホントに来ちゃうから。己にとってはファーストフードやファミレス、カフェなどでいわれる「ごゆっくりどうぞ」というのは言質(げんち・言葉の人質)となる。「よし、言ったな」ってことでコーヒー一杯でオープンから閉めまでいる。ぐっすんとほほな客だ。 でも、陽明はイイ奴なのでホントに来てイイと言ってくれているのだろう。陽明はオシャレで広いおうちに独り暮らししている。国立となるとこうした暮らしが可能なのか。己が学生の時にしていた独り暮らしとはエライ違いじゃわい。 大事な物を忘れていた。それはテレビゲームのソフト。陽明の家に泊まるなら徹夜で対戦しなければいけないのに。がっかりして寝る。 布団に入って寝につくまでの話題というのは女性の話題になることが多い。これはもう国勢ジプシー調査で分かってることだ。どんなタイプが好きなのかとかどんな恋愛をしてきたのかとかシモの話まで。ある程度話して寝る。な。陽明くん。 朝起きてジプシーわらしべ長者をしようとすると「出さなくていいです。僕が先に出しますから。分からないようにどっかに置いておいてください」と言われた。その遊び心よーくわかる。匠の技で応えておいたよ。奴はいつ置かれたか気づいていまい。あとでゆっくり視力回復につとめたまえ。 そんな陽明くんからのアイテムはこちら! セブンイレブンのお皿がもらえてしまう。シールはもう全部集まっている。お店まで取り替えにいく楽しみもあってこれはなかなかステキなアイテムだ。 山田邸を出ると、前回泊まりに来たのと同じところで飯を食べる。 陽明オススメのここのチャーハンは確かにうまい。カレーやラーメンがうまいところはいくらでもあるがチャーハンがうまい店を知っているというのはなかなかシアワセである。 奴は演劇を観たことがないと云っていたので連れて行ってやる。中野であった。人に初体験させてあげるのは己の結構な楽しみである。でも、初体験を初体験させてあげたことはなく、それをしたら己は初体験だから、被験者を初体験させると同時に初体験させられることになり、ギブアンドテークで哲学的命題だったりして美しかったりする。初体験を初体験させてくれる初体験な方募集。こんなに初体験な文章は初体験だよぉっ! 昂奮して脱線してしまった。演劇はメチャクチャよかった。感動した。友達の演劇で泣いたのは初体験である。(以下自粛)ホントよかった。読者の皆様にもまた強烈プッシュする日がくると思うのでオタノシミに。 雨がぽつぽつ降っていた。雨宿りをとも思ったが、駅までちゃっちゃと走って帰ろうと思ったそのとき日本に初上陸したハンバーガーの味を再現しているというハンバーガー屋に出会った。日本のハンバーガーの歴史は佐世保から始まったらしい。1951年。また賢くなったね。そんなん貧乏でも喰うしかないやん!陽明と己はがっついた。店員の女が可愛めでありながら「Oh!No 一体どんな環境で生きてきたんだい?」ってなくらいに無愛想だったのでカウンター越しにヘッドバットを噛まそうとしたらあいつの頭をつかんだところで陽明に止められた。女は「ひー。てんちょー」って逃げてった。ひとつ600円とちょっと高めだが初体験の(自粛)佐世保バーガーは果たしてうまかった。うみゃい!本郷三丁目のFireHouseとイイ勝負だぜ。これはうまい。オススメよ。丸井の近くにあるわよ。 そして今晩はヨシダミノルのお宅に行くなり。 山田陽明の日記16日にジプシー来襲。来襲って台風みたいだ。
2004年05月17日
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誰か東京ジプシーの軌跡を追う地図画像をつくってください。5月15日は佐藤孝治の誕生日と昔からキマっているんです。己の人生に大きな影響を与えてくれたステキな先輩の誕生日。去年、結婚されまして今年の誕生日は夫婦水入らずがいいでしょう。否!割り入りますよぉ。愛をもって割り入ります。愛の押し売りとも言う。更に今年は、山本透子が覚悟決めて会社辞めてタイへ征くなんて言っておるのでわっしゃーと集まって祝うべや。己が大学時代に共に過ごした仲間たち。大学時代「を」共に過ごしたんじゃないよ?微妙な違いなんだ。己は大学の友達って9人しかいないわけ。大学じゃ友達つくらずに学外に飛び回ってたから。他大の友達?ってそういうんでもない。めんどくさいので割愛。 己は最近では出会って二回目とかって人と呑むことの方が多くなっているのでこうして歴史と理解を積み重ねた仲間たちと呑むのはまた新鮮な久しぶりな甘酸っぱい楽しみ。六時集合として、まとまっと人数が集まるのは六時半。でも、誰も文句言わない。わかってるから。 下町の匂いのする佐藤孝治と海外に行ってしまう山本透子のためにベタな和風をと思ったらそりゃ浅草が思い浮かぶ。雷門前集合。そりゃいいんだけどどーして?ってくらい折悪く(折いいのか?)日本三大祭りの三社祭が重なる。 デフォルト時間ルーズな人間たちと三社祭で雷門前で集合ってのがとってもシュールでイカしてる。「カレってほんとイカしてるの」ってな感じだネ。イェー!今回は佐藤孝治と山本透子のふたりに人力車をプレゼントしてやったわよ。そんで料亭で喰って。己なんか貧乏毛だらけだけど、仲間たちは社会ステータス的に上位ランキンですからバリバリ料亭まかしとき。分かってるよユウスケ。後で返すから。んでまぁ、呑むわけだよ。なんかシアワセだね。みんなお互いのこと大体分かり合ってるからさ。この大体って結構好き。全部分かってるなんて言わないの。普段は一緒にいないの。ここぞって時には集まるんだけど。今、なにやってるか、どんな状況なのか大体は知ってるけど詳細には知らない。誰も己に今なにやってるのかとか聞かないもん。仲間の誰かがなにかをやり遂げたからといって焦って、己のやりたいことってなんだろう。己の己らしさってなんだろう。己の夢ってなんだろうなんて事は考えない。個人の自助努力、成長欲求を信じて任されている。そんな仲間たちだ。もちろん詳細に聞くこと刺激を受け合って切磋琢磨することが悪いなんて言ってるワケじゃない。こういう仲間もアリで、己はこれも好きだというだけ。「信じてる」ってのが特筆すべき特徴か。己がなにしようが、成功しようが、失敗しようが多笛は多笛とみてくれる仲間たち。もっと言うとそれは「信じてる」というより「お前が好きだ」ってことなのかも。シアワセね。 つまんねぇ呑みはするな。シアワセな呑みをしよう。 で、今日のジプシー先は決まってなくてさ。10人以上集まってんだから誰かん家に泊めてもらえばいいやって思ってたの。店出てまた人力車で雷門まで帰ってきてさ。ただ人力車に乗ってるだけじゃなく大声ではやし立てるからそりゃもうイキのいい浅草の人だって振り返るのさ。どんちゃんどんちゃんと雷門まで帰ってきて。浅草寺にお参りして。まだ出店が出てたから焼き鳥とか買って。んじゃみんなまたなって別れる。誰の家にジプシーに征こうかなと思ったらいちいち理由は書かないけど、みんなそれぞれなんとなく理由があって四散して己ひとり雷門残されちゃって「己、どこで寝ればいいんだよ!」「自分ちで寝ろよ」そりゃそーか。…。さすが「信じてる」。 急遽、山田陽の家に征くスタコラサー
2004年05月16日
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己もルームシェアをしているのだがもちろん、それぞれの物件により事情というか雰囲気は違うわけで。それがなんとも興白い。 シュン邸のシェア構成は男性2人、女性2人、そしてご家族(旦那さん奥さんお子さん)の七人だ。「多笛さんのところは外国人の方もいたりして面白いですね。」とおっしゃるシュン帝だがお宅も十分面白い。 今日は軽ぅく宴が催されたので己も混ぜてもらうことに。「俺は(帰宅まで)もうちょっと時間かかりますけど気にせずみんなと呑んでいてください。」んー。ちょっと気にしたかな。 ご家族の奥さんは、その昔行われた「闇鍋」イベントでお会いしていたことが判明したことよ。つながるわね。うふふ。 お子さんはとってもかわいくて珍しく己をみても怖がったりしない子だったことよ。 キッチンで呑んでいるとそのお宅の雰囲気が伝わる。うちのような首狩り族の歌が聞こえてくるようなノリではなく落ち着いていてゆったりとしたご雰囲気。皆様、アーティストな方が多く、誰々の展覧会行った?誰々の~って本読んだ?誰々の映画観た?誰々がフツーに出てくるが、さっぱり誰だか判らぬ己。広く浅くどんな話題でも一応は舐められるようになっていたつもりの己だったがまだまだ世界は広い。こんな感覚は久しぶりでちょっとしたプレゼントのようにすら感じられて嬉しかった。 シュンくんも帰ってきて夜おそうまで呑んで寝る。シュンくんと尚もロックについて語ったりするのだがまたまた話は深く。「全部聴きこんでたら3ヶ月くらい泊まっていただかないといけないので、メチャメチャかいつまんでいきます。」かっちょいいミキサーで所蔵のCDを聴かせてくれるシュンくん。なんか小説や漫画で伝えられるような光景を体験した。70年代、ロックに憧れた青年たちが畳の間で熱心にレコードを聞き入る。「わかりますか? このイントロがこのアルバムの肝なんです。 ヤバイんです。」「こりゃすげぇぇぇぇ。 スゲェよシュンくん。他には他には?」ステキなショックと共に寝る。 みな寝静まると、それぞれ部屋でなにをしてるのか、いつ寝たのか当然わからない。それはうちのシェアもそう。でも、シュン邸だけにあるシュン邸の夜。みながどう夜を過ごしているか知るというのがジプシーの楽しみだったりします。 翌朝、ジプシー長者の話をしようとした瞬間!「ゴルフはしないですよ!(郭邸を参照)」く、先手を打たれた。シュンくんは己からはなにももらわずにこんなステキなものをくれたのでした。 無から有は生まれます。ステキな白金物件。シュンくんに感謝でありますた。
2004年05月15日
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今日は、麻布十番にある知り合いの店「縁縁」 でパーティーがあった。 また様々な出会いがあってステキだった。初めましての出会いもあれば、懐かしい人にも出会い、そして今日で2回目の出会いもあった。中上 俊介くん。シュンくん。(名古屋産)インターネットでルームシェア者という共通項を通して彼と知り合い、そのオフ会で実際に出会ってあいさつをした。そして今日、ふと再会し「じゃー、今夜ジプシーさせてもらおうかな。」と言うと「あ。いっすよ。全然いっすよ。」ええ人や。なんで己の周りってええ人ばっかりなんだろう。昔、「多笛泊志とつきあおうと思ったらいい人しか残らないと思います。」というけだし名文句を言った漢もいた。そんでは…東京ジプシー多笛泊志がお宅に征クゼ!!とは言ってもおうちは白金(!)で麻布十番から近く「終電逃しても全然余裕です」と言われた。すると終電を想定していたある程度の緊張はぷちんと緩む。このへんのリアルタイムな心理変化というのは面白いものである。立ってガツガツ名刺交換していた己がゆるりと椅子に腰掛けてしまう。パーティーは終わり気味だ。皆そろりするりと帰っていく。己は椅子に腰掛けてその様を見上げている。誰かに尋いて欲しいものだ。「多笛くんは帰らないの?」「ああ。己はご主人様が出来たから。」うひゃひゃひゃひゃなわけで、パーティーが終わっても店に残り、てんちょーの男爵じゅんじ様ら複数6名と軽ぅく二次会に行く有様。奇せずして二次会は盛り上がってしまった。ロックな話題で熱く燃えてしまった。つまらねぇ呑みはするな。熱い呑みをするべきだ。 それでは…と、シュン邸に向かう。二次会でシュンくんはその柔らかな印象からどうしてロケンローラーで共有してる部分も多くいやさ、己よりも情熱を傾注してるじゃないかということが発見されてしまった。その勢いのままお部屋に伺える楽しみ。ワカルカネ。こうして己は知り合ってから同じ刻を24時間すら過ごしていない人の宅へ泊まる。と、一般化してこうした一文を書いてみるが己は微塵もそんなことを考えていない。感じていない。当然、人との相性は時間よりも共感にて編まれるものだからだ。 ルームメイトの方々はとっくに寝ておられて忍び足で部屋に辿り着いた我々2人は再び軽くロックの話をして眠りにつく。明日も泊めていただける。
2004年05月14日
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これはある人からの影響なのだが「これオススメの漫画だよ」とか「この映画オススメ」とか友達に勧められる。 へー。いいんだー。今度観てみよう。 今度っていつだよ。今、観たらその人は喜ぶんじゃないですか?とその人は言うのだ。うむうむ。その通りだ。自己満足の結果で相手が喜んでくれるのでも十分じゃないか。今度って今だぜ。ナイトパックオラオラで、勧められた漫画満腹ボクサー徳川を四巻までギラギラは無くってドラゴン桜既刊三巻全部。BECKを既刊十八巻全部読んだところで朝になる。 代紋と天上天下が読めなかったがこれでまぁメール返信資格及第点だろう。気合はこんな風にも使える。 だがお陰でやることが溜まったので会社で寝る。
2004年05月13日
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今日ものそっと12時頃に起きだした晶と多笛は昨日2人で約束したことを思い出していた。「『イノセンス』観に行こうよ。」「いいねぇ。」 「あ!もうやってねぇんじゃねぇかな。」「調べろ」「やってるよ。品川で十一時だ。」十一時だ十一時だ12時やんけ!まったくダメダメま、でも予定がづれて夕方の部でも観れることになった。 お昼は晶が自由が丘で唯一オススメできるラーメン屋「だいだい」へ。おいちい。サイドメニューでにぼしカレーというのがあって、滅茶苦茶新しい味で2人ともびっくりした。己は好きだったが、晶はこんな試作品みたいなものをメニューにしおってと怒っていた。はいはい。 品川に行く。この写真はヨーロッパみたいで好きだ。晴れた日の列車のホームって夏休みなにおいだ。『イノセンス』はアイマックスシアターで観た。アイマックスってご存知だろうか。メチャクチャでけぇのよ。そんなんで観ちゃったモンで大満足でしたよあたしら。『イノセンス』よかったよ。SFは哲学のテキスト。精巧なアンドロイドができて、脳手術もできて、自分のオリジナルは脳味噌四割程度で後は全部機械だとしたらなにをもって「自分」だということができる?考えてみてください。じゃボーリングね。1ゲームしかしないの。スカッと終わるのが己ら流。日常と非日常と分けてる間はまだ甘い。垣根をにじませて楽しむのがワンランクアップ。晶は仕事があるので先に帰った。己も銀座で呑み。泊まるところが決まってなかったので漫画喫茶にした。ちょうどススメられていた漫画があるので積極的理由となって吉。郭翔愛愛用の漫画喫茶で夜を過ごす。
2004年05月12日
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四国のお遍路参りをご存知だろうか。四国の人はお遍路参りする人(お遍路参er)をご好意から自分の家に泊める。仏事だから、ありがたいということもあって、泊める方が積極的にどうぞいらっしゃいなってな話だ。ありがたいのだ。なにが言いたいかというと多笛泊志をお宅に泊めろたまには傲慢噛ましてみた。 晶の家から逃げてきた己は会社で掃除などしていた。書き置きを目の前で読まれるなんて恥ずかしい。そんな己に舞い込むメール。「子猫ちゃん、今日も泊まってもいいよ。」キャー行く!なんだかんだと終電で行くことに。昨日と同じようにペラペラ話してスト21行で書くとつまんなそうだが超楽しい。豊か。
2004年05月11日
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郭邸にかなり気合いれてちょっとご無沙汰になっちまってました。今日は自由邸。清水宣晶(晶)が家でございます。ここのうちは、よく来るんです。以前にも2週間ほどジプシーしたことがあって、2週間ともなるとそりゃもうジプシーどころか「留学」だったじゃんす。初めの頃は「お帰りなさいあなた。お風呂にする?そ・れ・と・も」とおどけてくれていた晶も今では「うぃーす」といけば「おお。」だけ。おお。ですか。はい。 日常会話に「家どこ?」ってありんしょう。世田谷とか、渋谷とか答えるでしょう。最寄り駅は?ときて、駅から何分くらい?とくる。晶のお宅自由邸はですね!自由が丘にあるわけだけど、駅から四十秒なんだよチキショーめ。自由が丘は渋谷から15分くらいかかるけどさしかし、この安心感はスゴイよ?なんつうかな、改札出たらもう部屋についた感覚っていうかな。駅から近いっていいよねぇって言うけどさ、言葉以上の実感があるよ。ホントすごい。晶も己もパソナーでして、カチカチカチカチ、パソコンに向かってるわけです。まるで小学校のとき、友達の家に遊びにいって漫画読んでるみたいな。1人でやってらいいじゃねぇかってな。いやいやいやいや。晶はそれが仕事ですから。己はというとファミコンしてました。「あーあ。ファミコンの『水滸伝』が懐かしくてなぁ。あれよくやったよ。 もう一回やりたいよ」と言ってると「あるよ」と言って詳しくは言えないがパソコンでほにゃららで己は一夜にして2500タイトルを手にしてしまった!スゴイ!すごいよこれはマチコ先生!いいですか?ファミコン華やかなりし80年代。ハドソンが全国キャラバンとか展開してたあの頃!ファミコンは1タイトル4500円はしてたわけです。後の方になると5500円やら8000円やらもあった。大まけにまけて4500円としてやりましょう。1125万ですよ1125万!!それが今や一枚のほにゃららでぴちょっ。物の値段について哲学する時間が訪れました。 実際、己は晶と話していると楽しい。それは晶と己は似てるところがあって、2人とも考え出すと理屈でこねこね考えるタイプだからだ。あーまーいいじゃねぇかってことがないわけ。そういうモン同士話していると感覚じゃなく論理でカチッカチッと話せるから楽しい。格闘技の稽古のような楽しさです。(やったことないけど) そうこうしてると夜も更け朝になってくるわけですよ。あの人、超夜型だから。朝五時くらいになる。そしたら、君、ホラ、スト2やらないと寝れないだろ。でも、ダメだ。己眠いとよわよわ。リュウはバルログに引き裂かれて倒れましたとさ。六時くらいに寝て十時くらいに起きる。「出掛けます。 段ボールに捨てた子猫みたいにしないで今夜も泊めてやってよ」と書き置く。さぁ出掛けるのだがこっからが難易度が高い。奴は武士ばりの寝起きを魅せるからだ。自由邸に泊まると己はいつも、キッチンに布団を敷いて寝る。キッチンってみんなが想像するようなもんじゃなくて広いから快適だ。そうだダイニングだ。で、晶は玄関側の寝室で寝てるんだよ。でっかいベッドで。で部屋のドアは開けている。閉めろよ!足音を立てるな。昔、両親を出し抜いた伝説の暗脚で玄関までゆけ。ガバッ「おはよう。ひーくん。」チィィッ!キッチンにふらふらと行く晶。書き置きをみつける晶「ん?なんだこりゃ」間がわりぃぃぃ恥じかしいい尻尾巻いて逃げました。
2004年05月10日
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つづき。これから日記の日付が一日ズレます。 24:08:04 最初は遠慮がちに、次第に正統に、 一分とかまるで関係なく哲也のケータイのメールを全て読破。 すごい内容だネ。 24:11:07 ショータ、松本人志のビデオを借りて還ってくる。 「もっと面白いのあんすけどねぇ。」 ぐだらーと観る。 24:26:13 哲也が還ってくる。4人が揃う。 ケータイも返還。 トランプやろうぜ。 24:51:04 種目は大富豪とドボンのみ。 滅茶苦茶盛り上がる。 爆笑の渦止まず。 結果 ●大富豪 八戦目の結果が全てとして 大富豪 にしむらしょうた 富豪 たぶえとまし 貧民 しおざきてつや 大貧民 かくさんえ ●ドボン しおざきてつやの大敗け 06:41:23 怒濤の勝負を終えて、4人で布団を敷いて床につく。 トランプで徹夜って…。 06:47:34 また、最初に寝た奴が屁タレ大会。 06:56:04 寝ないように4人で色々話をしていると、昨日の中華がうまかったこと。 24時間やってる店なんだよと言う話が出る。 07:03:38 07:03:42 今から行こうかという話になる。 (スタートから24時間経過) 07:03:46 07:03:58 ・・・・。 07:03:59 07:04:00 己たちはマフィアであるべきだ。 やると言った時には完了してなければならない。 07:43:43 行くぞ六本木。 タクシーでいく。 07:49:04 誰かもうひとり来ないかな。 シンタも来るんじゃないかという話になりシンタに電話する。 シンタ 07:49:14 電話?なんじゃ? 07:49:16 「シンタ?今どこ?」 07:49:19 「え?寝てた。」 07:49:21 「今から六本木いかねぇ?」 07:49:24 「え?」 07:49:28 「昨日、呑んだ中華料理屋24時間営業だったジャン。 だから、朝から呑もうかなと思って。」 07:49:32 「いや、今はいいス。」 07:49:34 「あ、そう。じゃまたね。朝からごめんね。」 電話切る。 08:08:02 4人で呑み始める。 メチャ眠い。 ビールの一口が滅茶苦茶効く。 背筋がぞぞっとする。 でも、楽しく呑む。 08:49:13 あ! 08:49:16 ジプシー物物交換忘れてた! 「翔愛、この心理学入門より価値が1.2倍あるものなんかくれ。」 「なんもねぇよ。言ってくれたら家にいっぱいあったのに。」 「ががーん」 「あ。ある!」 08:49:18 三木ゴルフポイントカード3632円分をゲット。 これはゴルフをする人には喜ばれそうだ。 次の受け入れ先がゴルフ好きであることを望む。 09:15:07 解散。 さすがに眠い。 ねむそーな目。 撮影、西村ショータ
2004年05月09日
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楽天日記だと表示に限界があるな。正規版はこちら。ご感想は楽天日記に欲しいです。本文はずっと下にあります。「郭邸をめぐるドラマ24」時:分:秒 07:03:42 翔愛、哲也、多笛が川の字になって就寝。 09:04:12 塩崎哲也は、 主宰するBBQがあるということで九時に起きて二子玉川へ向かっていった。 哲也 二子玉 途中で郭邸に、自分のもうひとつのケータイを置いてきたことに気づき、慌てて電話するが誰も出ない。 4回くらい電話する。 11:14:06 目覚めた己は二度寝せずに、郭邸に転がっている漫画worstを読む。 最近、短眠で平気。 14:00:00 ご主人様、郭翔愛が二時に起きると言っていたのを思い出し漫画を放り出して、 寝ているご主人様に容赦ないフライングボディアタック。 あと、2分眠るとのこと。 15:01:51 もちろん、2分で起きるはずもなく、己も漫画が読みたかったので 特に気にせずウダウダやって風呂入ったりしている。 15:01:58 15:02:00 「んん?」 哲也の電話がテーブルの上に忘れられているのに気づく。 15:02:10 哲也に電話する。 電話が掛かってくる。 15:02:16 「あ、哲也?」 15:02:16 「やっちまったぁぁぁぁぁ!」 15:02:18 「笑。バカでぇぇ。」後ろ、翔愛が笑う 15:02:20 「そっち戻んなくちゃいけいないってわけだ」 15:02:22 「バカ。そんなん元からだよ。合宿なんだから。 門限十二時で帰ってきなさいよ。そうしないと、このケータイ廃品回収だからね♪」 15:02:23 「十二時きちいなぁぁぁぁ。 分かった。頑張る。」 電話を切る。 15:06:09 翔愛、後輩のショータに電話。 ショータ 電話が掛かってくる 15:06:12 「今日、多苗の兄ィがうちに来てんだけど、夜来ない?」 15:06:14 「あー、今日、親迎えに成田行かなきゃいけないんスよね。」 15:06:16 「そうなんだ。まぁ、じゃあ来れるようなら来なよ。」 15:06:18 「はい」 15:06:21 電話を切る。 電話が切れる 15:24:22 結局、三時を過ぎてから目黒の街にくりだすことに。 小春日和でとても気持ちよい。 自分たちがウダウダしてたのが悪いのに、 「ランチタイムやってねーじゃねぇか 」と2人でキレる。 15:33:10 「己は丼物が喰いたいなぁ。」とか、目黒の秋刀魚の話とか、ウマイとんかつ屋とかチャーハンとかの話をした挙げ句、 結局、中堅の中華料理。 昨日も中華だったじゃねぇか。 タマネギときくらげ炒め定食を食す。なかなかおいしい。でも、今思えばインドカレー屋がよかったかも。 16:01:02 「兄ィは、甘い物は好きですかい?」 「んー。あれば喰うよ。」 駅前の売店でチーズケーキを買ってくれる翔愛。 女の子全般にはモテないかもしれないが、好きな女の子とはうまくいきそうな奴だ。 1時間ポッキリを約束して漫画喫茶に入る。 翔愛は部長島耕作。 己はシガテラとストーンオーシャン。 結局、二時間滞在。 「兄ィのあのシアワセそうに漫画読む姿みたら止められなかったよ。」 18:11:44 渋谷にでもくりだすか、とホームに立つが己はニューヨーカーズカフェでインターネット作業したくなった。 そう告げると翔愛は「じゃあ、俺は会社でやることがありますから、会社いきますわ。」 九時に目黒駅改札集合として別れる。 18:31:34 多笛(渋谷) ニューヨーカーズでPC作業。 翔愛(大手町) 会社で資料作成 ショータ(成田) 両親を成田に迎えに行き、 一緒に我孫子の実家へ帰る。 哲也 友人の結婚式の二次会 20:11:08 もう1時間延長と翔愛に電話。 相変わらず隣に座った人に話し掛ける。 1時間延長承知。 資料作成は 終了している。 ショータから電話。 翔愛に電話。 22:01:13 目黒駅改札にてオンタイムで再会。 目黒へ向かう。 22:11:25 目黒の名店でホルモン焼きを喰う。豪勢。 「ショータ来るって?」 「あいつウケるんすよ。 さっき会社にいる時にショータから電話があったんすけど、 俺が普通に『忙しいんだったら無理しなくていいよ』って言ったら、なぜか神妙に『いや!行きます!』って。」 「笑。」 「『行かせてください。』みたいな。」 「笑。 部活の顧問に『もういいよ、お前ら。 もう帰れよ』って言われた中学生みたいな感じだな。」 くしゃみする。 23:02:27 映画が観たくなり、「甲殻機動隊」をレンタルしにいく。 23:09:31 郭邸で観る。 アニメ映画は画面がちっちゃいと迫力が無ひ。 23:21:39 ショータ登場。 お笑いの話になり、 お笑いが観たくなったのでうまくショータにお笑いのビデオを借りにいかせる。 →ショータビデオ屋へ。 23:48:46 門限が近づいたので哲也に電話。 「今どこよ」 23:48:48 「まだ二次会」 23:48:50 「もう門限よッ! 何時だと思ってるの!」 23:48:52 「…。すいません。」 23:48:54 「門限を一分過ぎるたびに一通メール読んでいくから。」 !!! 23:48:54 「あいたー!それ痛いなー!」 23:48:56 「早く帰ってきなさーい。」 23:48:58 「帰ります。だから…。」 23:49:00 電話切る。 ツーツー。 「おいおいー!!」 24:00:00 5月8日が終わる。9日が始まる。(スタートから17時間が経過。) そして郭邸の門限を迎える
2004年05月08日
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今日は閣僚会議だった。閣僚会議とは!!総理大臣を目指している佐野哲史と「日本どないしてくねん!」ということを語る呑み会です。でも、まずは佐野氏を支持する人間たちと気持ちを交えるべく、「まぁまずは呑め」というありがちな現状です。しかも今回は佐野首相病欠。それもありがちだね。 今回の閣僚会議は、六本木はグランドハイアットの目の前にある中華料理屋にて行われた。こちら結構オススメ。安くてうまくていっぱい食べれる。北京ダックだ、小籠包30個だ、チャーハンだ、サラダだ、麻婆だ、ビールだ、紹興酒だ、とガコンガコンにやっても4000円くらい。そしてなにより24時間やってるというのが熱い。中華料理屋で酒も呑めて24時間OPENってあんまないザマスよね。 本日、閣僚会議に集まった大臣は6名。郭翔愛(かくさんえ)、すけじ、塩崎哲也、シンタ、原田和英。後からイバ子も合流。こいつらは己が月イチで主宰しているイベント「絶対面白呑宴」の戦士でもあり、あれに来るくらいだから、多少はやるだろうなと思っていたがホントやる。やり過ぎだ。 細かに語ったところで凄さ、熱さ、楽しさは伝わるもんではないのでザーッと追う。・まず、基本みんなうるさい。ぎゃーぎゃー、場のまとまりは二の次だ。・飯はあんま喰わず酒もあんま呑まない。(あれ?)己ばっか喰ってた。・話題は格闘技、女性、スノーボード、300年後の国家について。・基本的に皆、上品に自意識をコーティングしているがどいつもこいつも「我こそは」野郎。・基本的に皆、挑戦好き、勝負好き。・とにかく飯ウマい。・嫌悪感を示す読者もいると思うので伏せておくがシンタがビールに○○を入れる。 みんな呑んでみて気がつくが 「も~。しょーがねーな」という程度の反応に収まるのがスゴイ。・イバ子が合流。・300年後の国家についてもっと熱く語りたいので、場所を麻布十番のカフェバーに移す。 その移動途中突然 「ジャンケン罰ゲーム大会~♪」 ジャンケンに敗けた奴が自分で罰ゲームを設定して実行する。 敗けたのはすけじ。「マジかよ、敗けたぁ~」ともなんとも言わず 敗けた瞬間、無言で全裸になり、通行人の男性に握手を求めていた。 「握手してください。握手してください。」通行人は目を合わさずスルー。・静かなカフェバーに軽く迷惑を掛けて帰る頃には四時。 こっから立花雄樹のリラクゼーションバーに向かう。 めっちゃくちゃ気持ちいいクッションとソファ。ボードゲームがやり放題。・五時に解散。 己は翔愛と一緒に今日のお宿である彼のお宅へタクシーでゆく。お宅に東京ジプシー多笛泊志が征クゼ!! 場の流れではなく事前に相談していますた。 塩崎哲也も勢いで「合宿しよう!」と拉致する。まんざらでもない哲也がすごい。・己とこいつらは、初めに会ってからまだ四回しか会ってないところがすごい。・目黒の郭邸に着くと、シャワー浴びて寝に入る。・3人布団を並べて寝る。・もちろん、先に寝た奴が屁タレということで張り合う。家主、郭翔愛の敗け。七時寝。・哲也は今日、彼が主宰するBBQがあるということで九時に起きて二子玉川へ向かっていった。タフな奴だ。・己は十一時に起きて、郭邸に転がっている漫画worstをご主人様が起きるまでに読破しなければならない。 と勝手に自分で決める。・翔愛は予告通り、二時に起きる。己が容赦ないフライングボディアタックで起こしてあげたことはみんな分かっていることだね。 郭邸2日目が始まる。
2004年05月07日
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恵比寿のタイ料理屋で呑む。誰と?なんと説明すればいいかな。 自分の属するコミュニティって誰しもあるでしょう。バイトとか大学のサークルとか。己もいくつかコミュニティをもっている。コミュニティにおいて先達・先輩は輝いてみえるものだ。「俺もあの人たちみたいに輝きたい」なんて憧れは自然の感情だろう。己はそんな純真無垢な憧れ方ではなかったがまぁ、憧れていたのだろう。昔はその人たちを遠くからみているだけだったが、時を経て一緒に呑めるようになった。それはそれでうれしいことだ。 今日のジプシー先は代官山。かつてのルームメイト川島賢一を訪ねるのだ。お宅に東京ジプシー多笛泊志が征クゼ!!終電近くの時間に奴に電話をし、酔っぱらい加減で「ウイース。あれだ!きょー、君んち行くからッ」なんて電話しても奴はただ「いいよ。」相変わらずイイ奴の塊だ。さすがマジヤバスポーツマンさすがグレイトイタリアンシェフさすが悪寒ギャグ製造器さすが四年のルームシェア生活で唯一度しか怒らなかった寛容青年。(その唯一度の相手は己。むふふ。) 引っ越しを手伝った(手伝わされた)(否、手伝わせていただきました)こともあって、ケンの生活は予想通りだった。キチンとしていて、英語のneatという語がピッタリだ。 既に布団が敷かれていたところにケンの良さがある。無言でぶっきらぼうに敷くのがケン流の温かさだ。 己は自分で分かっている以上に酔っ払っていて、ドテッと寝っ転がるとコンタクトもつけっぱなしで寝てしまった。 朝、六時にケンは起きて会社(イタリアンレストラン)へ向かった。もちろん、己はそんな時間には起きられずまだ寝ている。奴は鍵を置いて出社なされた。(ポストに入れておいて下さい、との手紙つき) 八時半に目を覚ます。ちゃんと布団はたたむ。改めてぐるーっとゆーっくり部屋を見回して己はひとりごつ。「あいかわらずきちんとした部屋だなぁ。」右から左へ指を差してぐるーっとみる。指がピタッと本棚のとこで止まる。 「己の本だけどね!」奴ったら己の本を引っ越しのドサクサでもっていっとる。全然いいけど。 !!!ヒラめいた。にゅーるーる東京ジプシーも12日目。このままグルグル回っているだけじゃあつまらない。放浪者たるジプシーは財産を家にもてないが故に、財産を指輪など装飾品に変えて身につけて持ち歩いていたという。己もジプシーの端くれならば、一宿一飯の礼に身につけている物でお礼をすべきであろう!己はすぐさまブチッとボタンをひきちぎった。 これを今日の礼とします。そして!心理学入門はいただいて帰ります。これでわらしべ長者よろしく、皆様の家を渡り歩き、物物交換してゆかむ!ありがとうケン(?) 代官山はコ洒落ていて、人も多いしで好きじゃない街のひとつだったのだが、平日の朝は、人の往来も少なくさわやかであることを発見。逆に住むにはイイ街かもしれないと思った。 ケンの楽天日記多笛の来訪は微妙に嫌がられていたようです。しゅん。 今日の笑い その後、今日は家具を組み立てていました。マニュアルが超不親切。 この「!!!」は己になにをしろというのだ。ねじ込むのか叩き込むのか、とりあえず穴に合わせてビックリしてみろというのか。わけわからん。
2004年05月06日
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ヒデのうちから牙の城へ帰り、王子に黒澤世莉の演劇を観にいった後の夜十時。己は駒沢公園にいた。森村夫妻と池本多賀正氏とランニングするのだ。東京縦横無尽なんです。 お三方は、今年暮れのホノルルフルマラソンに出場するのだ。己は一回でも達成しちゃうと興味が失せるのだが、一緒に走っていると気持ちよく、これは己も行っちゃおうかなぁと思った。行くんなら三百人くらいで飛行機一台貸切で行きたいね。 4人それぞれシャワーで気持ちよく汗を流した後酒宴が始まる。森村さんがつくったサラダ。ホタテのバター焼き。買ってきてくれていたお刺身。うめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。 十二時を回る。てめぇ最初から狙ってただろバリに「ぶっちゃけ泊まってよかですか?」と尋いてみると「おうおう、最初から泊まるつもりだと思ってたよ。」なんてステキなんだ。 森村さんとは去年の11月に知り合ったばかりだが既に何度かお宅も訪問しているし、奥さんのゆきちゃんとも弟のやすあきとも仲良くなった。優秀で、行動力があって、努力も厭わず、人間味があって、求道者であるのにちょっと抜けてる感じがほとばしってステキ!森村さんに出会えたことに感謝です。ふかふかのお客さん布団で寝る。 今日の笑い半袖薄手のTシャツ、短パンでご近所を徘徊していた熊さん体型の森村さん。 「今日、外、さみーな。」
2004年05月05日
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今日も、どこに行くかあてはない。会社に連泊ではつまらんので、色々電話差し上げて攻めてみた。軽く嫌がられた。しょーがないので大学の後輩の馬場英行の家に行くことにキメタ。本人の意志はもはや関係ない。お宅に東京ジプシー多笛泊志が征クゼ!! ヒデは、大学のサークルの後輩だ。サークルは仁藤と松田と一緒に創った。だからヒデの先輩は3人だけということになる。サークルにはそれぞれ派閥があって、ヒデはどっちかっつーと、多苗派だ。 奴も今はベンチャーキャピタルに勤め、充実して生活しているようだ。ステキ。 駅まで迎えにこさせ、街をぶらっとしてみると、ゲーセンを発見。やるじゃないか上井草。ゲーセン好きな己はゲーセン嗅覚がある。ヒデ「こんなとこにあったんだ。四年住んでて一度も入ったこと無いですよ。」 ジプシーしてるとやはり風呂が遠のく。 家につくなり、いきなりシャワーに入るのも魅力的だったが、2人に銭湯にいくことにした。ヒデ「四年住んでて銭湯なんか行ったこと無いですよ。」お前は街の楽しみ方を知らんな。 漢の仲なら、風呂に入らなければならない。己は、一緒に風呂に入ったことのない奴、少なくとも水着着用で共に裸になったことがない奴は信用せん。 フツーに昔話に話を咲かせて寝る。ヒデは今が楽しそうでなによりだ。ヒデの部屋はシンプルだった。「会社から帰ってきたら寝るだけですからね。」ホントにその言葉通りとみた。君の夜を知った。 今日の笑い多苗「ヒデ。簿記の問題集があるじゃねぇか。お前法学部なのに、なんでだ。」ヒデ「仕事柄、財務諸表とか読めないと話にならないですからね。もう二級とりましたよ。」多苗「おお、やるなぁ。己なんか三級もないのに。お前、己の商学部の四年間をあっさり抜きやがって。」ヒデ「はい。」ヒデ「…。四年じゃないですよね?5年半ですよね。」
2004年05月04日
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永福庵を出ることにした。烈はまだ泊めてくれそうだったが、もう一週間経ったし、千秋とも烈ともよくよく語ったから。最近、自分が批評家になってきている気がする。てめぇじゃなにもしてねぇくせに他人や物事についてペラペラと論じる。言葉と行動の比率がうまくとれていなければダメだ。 烈と千秋は、少し名残惜しそうに、しかし笑顔で送ってくれた。 なんてベストな送り方なんだ。あっさり送られたら、寂しがり屋な己は腹を立てるだろう。ギトギトに引き留められたら、人の言葉に左右されやすい己は居残ってしまうだろう。笑顔。すばらしい。ありがとう、烈、千秋。 己は今、趣味としてインプロという即興演劇をやっている。これの技術というか、根底思想は色々と興味深い。なんの話かというと、次のジプシー先の話だ。誰の家に行くという話で予約をとりつけていたわけではない。でも、そろそろ出る時期だろうと思ったから永福庵を出た。 出てからどうするか考える。 これがインプロの思想なのだ。即興劇であるから台本がまるでない。舞台にポンと出なければいけないときがあるが、うまくやれるか自信がない。でも、「まず出ろ」なのだ。出て、その場の空気を身体で感じてから動くようにする。 永福庵の次はない。でも、まず出てみろ。(今回は、出てみたら実際誰も泊めてくれる人がおらず、無難に会社で泊まってしまったのだが。なんだそりゃ。失敗。) 己は7人でルームシェアをしている。通称、「牙の城」と呼ばれている物件で、もう四年になる。色々な出会いがあった。色々な別れがあった。色々な歴史を経てきた。別にルームメイトとの折り合いが悪くて東京ジプシーをしているわけではないよ。そこんとこよろしく。またルームメイトが牙城を卒業し、新しいルームメイトが入ってくる。今夜はそれらを記念した呑み会だった。牙城に関係するキャストが15人ほど集まった。とても楽しかった。つまらない呑み会はするな。つまらない呑み会は退出せよ。楽しい呑み会をしよう。四年間一緒のさつこと。 サラ。(カツラ着用)英国人。もう帰国。初めて牙城にきたときは“カンサスの田舎娘”みたいな感じだったがようようあか抜けた。今じゃツイギーみたいにカワイくなった。足長おじさんに感謝しなさい。
2004年05月03日
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烈「多苗くんが一番充実してるときはどういうときなの?」己は自信をもって応える。 多苗「充実してる…か。なんだろ。『シアワセな時はどんな時か』という方がしっくり来るんだけど、 それを充実してると言えなくもないから、それで応えるけど、己はやっぱり仲間に囲まれている時だね。 だから、人生でもう既にシアワセとか充実は達しているんだよ。 すると、今度はいかに感動できるかということになって、それは例えば仲間と一緒に仕事をしたりすることで得られると思っているよ。」己はこの応えに自信を持っていた。百人とは云わないが何十人にこの話をしたことがある。そして反論を受けたことは一度もなく、なるほどと言われたり、ハーッと感心されたり、一定以上の納得を得てきた。烈「その例えば、というところがまだ漠然だね。そこをもっと落とし込んでいくともっと見えてくるかもしれない。あるいはもっと見えてきた時に それが落とし込まれるかもしれない。」ビールを何杯も呑みつつも、まるで酔っていなかった己は、烈から視線を動かさず微動だにせずしみじみと感心した。千秋と今日のゲストの阿久根武氏の視線が己に注がれていることに気づいている。多苗「この答えに、つっこまれたのは今日が初めてだよ。」ゆっくりと息を吐き、クレッシェンドのように喋るスピードを上げていく。多苗「…すげぇな。何十人にこの話をしてきたけどつっこまれたのは初めてだ。さすが烈だな。いや、その通りだと思うよ。 つっこまれてその通りだと思う。」己は幾多の矛を受け止めてきた盾(緑色のブロンズのイメージ)が崩れたことをまたは幾多の盾を貫いてきた矛が崩れたことを頭の中にイメージした。烈は、己の一歩先をいっていることが多い。己は自分の武器を崩されて気持ちよかった。昔なら、一歩先をゆく藤沢烈という漢に嫉妬をしただろう。しかし、今はその気持ちはまるでない。藤沢烈という一個人よりも自分が出逢ったタイミングに感謝していた。気づかせてくれたのは烈であり、烈に感謝するが、これに気づかせてくれる人・物・タイミングは誰でも・なんでもよかった気がする。自分が新たなステージを迎えるときがきていたように思う。 今日は、昼に千秋とエイジと烈と4人で三鷹まで行ってそばを喰ってきた。寝ていると皆、時間差があって、全員で起きることはない。最後に起きたのは千秋だったか。全員起きたところで烈「おいしいそばを食べにいこう」電車で往復一時間かかる。バカじゃなかろうか。そばなんかどこで喰ったって変わんねぇよ。己は自分が茹でたそばよりうまいと思ったそばなんかないね。 果たして激ウマだった。千秋と烈に言わせればお茶の水の何某の店の方がうまいらしいが。カルチャーショックだった。調子に乗って日本酒をたのみ、昼から呑んでいた。帰り途中のたい焼き屋がなんともふざけていて たい焼き停留所 この微妙な感覚がステキ4人でケタケタ笑い合っていた。4人は無敵だった。千秋が桜をみにいきたいと言った。冗談で言ってるのではない。青森にいけばまだ見れる。今から新幹線でみにいって帰ってこよう。冗談ならば即座に打ち消さなければならない。我々はマフィアであるべきだ。マフィアは人を「殺してやる」と口に出すことはない。殺すと思ったら口にすることなく既に殺している。あいにくエイジが夜に予定が入っているので行けなかったが、己は青森まで桜を見に行く無敵の気分だった。 夜に大阪から阿久根氏が遊びに来た。氏とは二年ぶりくらいか。電話が掛かり、「GWどうしてるの?会おうよ」と言ってくる。なんてタイミングがいい人なんだ。永福庵にきていただく。ご飯を炊いておいてオリジンで惣菜を買ってくる。酒を三千円分も買えば4人でガッツリ呑める酒量になる。さすがだ家呑み。畳間にどっしりと腰を落とし、酒を交わす。まったりなんかくたばれ。語り出したら止まらない。「ちょっと待って。それは意味が分からない。」「え、全然わかんない。もっと具体的に語って。」ズカズカと。そして、冒頭の語りに辿り着く。カルチャーショックが2回あった日だった。 今夜は烈ととことんまで語り合った。昔とは大違いで遂に恋愛まで語れるようになっていた。烈とは、七年来のつきあいだが、親友という感じでもなければライバルというのも違う。だが、一年に一回は必ず語るし、ゆっくりと時間をかけて理解してきたように思う。こうしたつきあいもまたうれし。 今日の笑い烈が二時間睡眠から目覚めて、 スッゲー眠そうに、スッゲーつらそうに一言 「おーし・・・いいテンションだ。」
2004年05月02日
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遂に日記が千秋にバレた。「おいおいおいおい」と苦笑していた。烈は知っていたらしい。やはり。ひと騒動ありましたが続行です。 今夜は渡辺エイジがやってくるとのこと。下北沢で呑むことになり、軽く呼びかけたら黒澤世莉、塩野真弓も集まり6人で呑む。昔は外に呑みに行くということはまず無く、じゃんけんで使いを決めて、袋ラーメンの辛ラーメンを人数分買ってきてつくって食べてじゃんけんで片づけを決めるというのがお決まりだった。 今じゃ生中かっくらって遠慮無く刺身頼んで、あんきもつついてる。どっちもいいもんだ。 その後、タクシーで帰ってきてやっぱり雑魚寝。ぷかーっと。 なんか毎夜ゲストが来るってフィーバーな感じです。今日の名言「ダメだよ。部屋はいったら出てってもらうからな。」(烈)そうだったんだ…。
2004年05月01日
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