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どうでもよいと言えば、どうでもよい話。「証紙」について考えてみた。大島紬が売られている現場で、よくよく見られる光景。「ご覧なって。正真正銘の大島紬でしょ。」「これ旗印だから鹿児島。地球だから奄美ね。」ってトーク。チェーン店に至っては、まず「証紙」について話すのが会話のツカミみたいな雰囲気さえ・・・・。証紙だけならまだしも、証紙の上には「織りの巨匠○○作」「究極の○○」「あなたをオシャレに演出」なんて、もはや、それ自体が「オシャレじゃないでしょ!」ってツッコミたくなるような文言がぺたぺた。正直以前はうちも近いものがあった。以前、取引先の社長さんからこんな提案があった。「余計なシールは取りませんか?」「ひいては、証紙って取れませんか?」これには戸惑った。シールはともかく証紙は・・・。ところが、その真意には共感できた。「余計な修飾は一切省いて、その作品自体がどうか?」って事が大切。それにはぺたぺたシール、ひいては証紙さえ余計な修飾。何はともあれ、先日織り上がった格子。逆に巻いてみた。要は証紙が巻きの中心に隠してみた。先日の鳥取さーびすさんでそれをディスプレイしてみるとなるほどスッキリである。販売に全く差し支え無かった。理由を言ってみたら、意外と共感していただいた。「余計な修飾を取っ払ってみる。」シンプルを謳う私達の大島紬。これからちょっとづつそういう見せ方をしていきたい。なんて事考えながら、明日から兵庫県だるま屋呉服店さんである。
2011年10月27日
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今日まで鳥取市に行っておりました。絹の舘さーびすさん。女将さんをはじめ、スタッフの皆さんも元気で明るく良い感じ!お客様も若いのには驚きました。看板にもあるように「きもの大好き!」が伝わるお店でした。私自身も居心地がよかったジーンズのように着こなすシンプル大島。また新色、新柄を創作し、来年9月にお邪魔いたします。で、鳥取といえば・・・。砂丘でしょ。鳥取砂丘。お店の方からチャリンコを拝借。早朝5時半。まだ暗い中出発です。漕ぎまくる事約30分。途中緩やかではあるけど長々と上り坂。いきなり足腰パンパンです。でもそのお蔭でこんな綺麗な朝焼けを拝められました。すると、いきなりこんな風景が広がります。まさに、「火曜サスペンス劇場」!船越栄一郎が出てきそうな風景です。こんな砂浜を見ると・・・。ダッシュでしょ。普通。高校サッカー部以来、30年ぶりの砂浜ダッシュ。真ッさらな砂の上に足跡を残すという、何とも言えない快感にテンションな46歳。砂の丘を越えるとそこは日本海の荒波でした。まだ太ももパンパンです。何はともあれ、さーびすの皆様、大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします!
2011年10月24日
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目黒雅叙園での展示会初日。「大島紬って、洋服に置き換えるとジーンズでしょう」って、いつものトークも噛みそうな、お金がかかっているっぽい天井に、壁。(実際かかっているでしょう)会場はやはり「カジュアル」ではございません。で、成績は・・・。明日がんばります!
2011年10月16日
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check it out !ちぇけらっちょ !新着です。よりカジュアルに。よりキレイ目やちょっと秋色も。これから小じわを取って、整理しておめかしをして、皆さまのもとへ
2011年10月11日
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ランドセルじゃありません。この方を前にすると、思わず背筋がピンとなってしまう。昨日、久しぶりにそうなった。以前にも書いたことがある。仕事をしていて、この人の前に立つと、どうしようもなく「ど緊張してしまう」って方が最近どうもいなくなった。故人である、某取引先の元常務。会わなきゃいけない用事ができると、その時点で緊張する。しかも、大体が怒鳴られていたっけ。その方の部下が怒鳴られる、その勢いのままなぜか私も怒鳴られる。理不尽な怒られ方もした。でも。今振り返るとどういう訳か「目を掛けていただいた」って記憶に変わっていたりする。私らの業界(一般でもそうかな)、そんな「かなりコワイおっさん」がいなくなった。いや。ひょっとすると、まだそんな方いるのかもしれない。私がそんな方を避けてしまう、変な「処世術」を身に着けてしまったのかもしれない。で、昨日のこと。あと何年かで90歳になろうかという「大女将」にお会いしたく、自由が丘へ行った。約10年ちかくぶりなのだ。お元気でこちらも安心し、昔の話、亡父の話に花が咲いた。ところが、である。最近はどういう商売をしているかと聞かれ、どのような商品が反響が良いかという話になった。で、当然「その商品を見せて」となる。その大女将は、「これは」という商品は必ずその場で仕入をされるのだ。決済もその場でされる。こちらが重いダンボールを抱えてお邪魔すると必ずといって良いほど、「何も無し」では帰さない。どうしても、お気に入りの商品が無い時は「あんたのお勧めはどれや?」となり、仕入れていただくのだった。最近この着物業界から消えてしまった、「厳しいけど、愛情のあるソロバン。」をされる大女将なのだ。それは緊張したものだった。そんな大先輩に「商品?」と言われ、不覚にも「手ぶら」だったのである。10年ぶりに「こんな商品いかがです?」はないかと思い、「今日はお顔を拝見しに参ったものですから」と言い訳をしてしまった。・・・怒られました。「もう、死んでるとでも思ったんやろ!」・・・(いえ、そんなことはありません)「小売屋訪問に商品もって来んとは、失格!」・・・(仰るとおり)当時の緊張感を思い出した。現役の大先輩を前に「お顔を拝見」なんて、甘っちょろいことを言ってしまった事に大反省である。早々に抱えてお邪魔します。少々「ぬるく」なりかける自分にとって、こういう大先輩がいてくださるというのはとてもありがたい話なのである。
2011年10月07日
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もうちょっと気の利いた写真が無かったのかっ!って言いたくなるくらい、普通の駅前の風景。ただここは、福島県はいわき駅前の風景。来年の展示会の提案のためにお邪魔した。駅周辺は何事もなかったように、去年と変わらない風景。ただ、お店の社長とお話しすると「やっと、ここまできた」と、いうことなんである。ところが・・・。お店の隣が何も無い「更地」になっていた。確か以前は建物があったはず・・・。その後の大きな余震で3棟ほど倒壊してしまったらしい。去年社長とお邪魔した、いわき北部の地域は入ってはいけない地域となっている。放射能である。まだまだなんだ。社長、女将さん、スタッフの方達。皆さん去年と変わらない笑顔で迎えていただいた。でも、そこに至るまでのいろいろな事と考えてみるのだが、経験していない私には、なかなか想像できないのであった。自分達の商品で、一体何をどうできるのか・・・。改めて考えてみる。あちこちで見られたけど、なにはともあれ「がんばっぺ! いわき がんばっぺ! 東北!」
2011年10月04日
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