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この春体調不良で静養されていたイエルク・デムスさんが来日されて、光が丘美術館での演奏会が実現しました。 ふだんは美術館として使われている空間がその会場。 四曲の大きな花を描いた金屏風二双の前にベーゼンドルファーが置かれていました。今年84歳の巨匠、お年相応にゆっくりとした足取りで登場。 木管の響きを含んだウィーンのピアノの音を奏でてくださいました。ソナタばかりのプログラムでしたが、アンコールのシューベルト“楽興の時”などの小品は、素晴らしかった。 デムスさんのピアノは、やはり小品に音の美しさや優しさが光ると思いました。ここのベーゼンドルファーは、オーストリア建国一千年を記念して世界で12台のみ製作したモデルのピアノ。 日本ではこの一台のみとか。 デムスさんとバトゥラ・スコダさんのサインがありました。モーツァルトの幻想曲はまさしく“まぼろし”に終わったけど、白髪のデムスさんの演奏は今の私に心地よい余韻を残してくれました。 これからもお元気で!!
2011年12月04日
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