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またまたクロスオーバーですが、今回は捜査の過程をじっくり見ることができ、なかなか良かったです。ニューオーリンズの豊かな自然の味わいも興味深いですね。本当に、特色があります。バイユーはフレンチクォーターから車で45分ほどのところにあるらしい。ニューオーリンズは本当に水辺の街なのですね。ニューオーリンズの歴史の一片というのか、豪邸に住む資産家の人々の暮らしも垣間見られて、本当に独自色が出ていますね。バイユーの観光コースで、海兵の遺体が見つかる。死亡していたのはウィリアム・リード准尉で、額に大きな傷を負い水に浸かっていた。リード准尉は、諜報対策の任務に就き、前任地はグァンタナモ基地で被収容者の尋問を行っていたという。死因は溺死だが、ウェイドは肺の中の水が発見場所の水とは違うと言う。別の場所で殺され、遺棄されたのか。鼻や口に黒い繊維が付着しており、足が上に上がって口に水を注がれたような、水責めを受けたような死に方だった。プライドは、リード准尉がかつて接触した収容者の報復を受けた可能性もあるとして、DCのヴァンス局長に報告する。ヴァンスはNSAと国家安全保障省にも情報を共有するという。しかし、リード准尉の死に関する噂は聞こえて来ず、准尉の妻マリリンの行方が分からなくなっている事がわかる。NCISがリード家に向かうと、不法侵入の痕跡があり家の中が荒らされていた。そこに、隣人のヘレイン・モーガンがいたため話を聞く。ヘレインは近所の事情通で、マリリンとは昨日会ったが、今日見知らぬ車が止まっていたので様子を見に来たという。家の周りを調べると、水槽の縁に血が見つかった。これが准尉の額の傷だとすると、犯人は隠れていて帰宅した准尉を襲い、顔面を縁に打ち付けてそのまま水の中に付けたと思われる。一見水責めに見える殺し方だ。黒の手袋の破片も見つかった。マリリンは街の資産家で有名人、オリヴァー・ハンティントンの妹だった。オリヴァーは子供の頃から体の弱いマリリンがヨガの合宿に行っているのではないかという。リード准尉と妻は、身分の違いを超えて結婚したという。しばらく会っていないということだが、隣人の防犯カメラにはオリヴァーが車で訪れているところが写っていた。彼が嘘をついていたとわかったため再度屋敷を訪れるが、オリヴァーは逃走しようとする。捕らえて話を聞くと、マリリンは何者かに誘拐され、24時間以内に300万ドルを支払わなければ殺されると言われたという。身代金要求のメールには、マリリンの動画が添付されており、兄に助けを求めていた。プライドはオリヴァーの携帯を監視し、地元警察、FBIなどにも捜索を依頼する。オリヴァーは、金銭の管理に関しては、弁護士のバーナード・ラニアーに任せているという。NCISがラニアーを訪れると、まるでオリヴァーが金欲しさに狂言を企てたのではないかとほのめかす。オリヴァーは5年に一度しか金を受け取れない事になっており、ラニアーに金をせびることもあったという。隣人のヘレインに再度聞き込みすると、マリリンにはストーカーのようなトレーナーがいたという。ライフコーチの身柄を拘束して話を聞くが、事件とは無関係と思われる。未だ、マリリンの手がかりが得られないなか、FBIからフォーネルがやってきて、身代金要求のメールの文面を分析することになった。ウェイドは、准尉の指先に付いていた水生菌から、遺体を投げ込んだ元の場所がわかるという。その現場近くには、家が一軒あり出てき来た男はラサールとブロディに立ち入るなと銃を向ける。男はその場所で密造酒を造っており、1年半前にオリヴァーがその土地を購入して最近密造酒業者に貸し出したらしい。今度はオリヴァーを重要参考人として取り調べるが、誘拐犯ではないという。オリヴァーの携帯には、取引の締め切りを1時間早めるというメールが届く。フォーネルはメールの文面を分析して、犯人が南部育ちの高学歴、高収入、慎重な人物だという。密造酒のために土地を購入し貸し出した事はオリヴァーは知っておらず、弁護士のラニアーが書類を偽造していた可能性が強まった。NCISがラニアーの法律事務所に向かうと、締め切った部屋の中から銃声が響いた。中に入ると、ラニアーは自ら命を絶っており、パソコンからたった今、身代金の300万ドルを送金したばかりだった。マリリンの死を知っている犯人の死で、NCISは手がかりを失う。セバスチャンは、最初のマリリンの動画を分析し、特殊なスプリンクラーの音を見つけ出す。それは温室に使われるもので、マリリンの顔の赤みはアレルギーによるじんましんだという事も突き止める。それらの情報から、オリヴァーの所有する不動産の中で条件にあった場所が見つかった。マリリンはトレーラーの中に監禁されていた。ひとまず人質は救出され、兄と再会する。しかしラニアーが自分の命を絶ってもまでも金を送りたかった相手は誰なのか。プライドはヘレインが高飛びしようとしているところを捕らえる。ラニアーはカジノに勤務するヘレインに恋心を抱き、ギャンブル好きのため金が必要だった。ヘレインは全てラニアーが計画し、誰も殺す予定ではなかったという。ただ、リード准尉が妻を守ろうと抵抗したため、殺されてしまった。サラールは、ブロディの友人ローガンと出会ったと言い、ブロディとの関係を詮索する。ブロディはローガンが何の話をしたか気にして、若気の至りの話をしてラサールを喜ばせるが、それらは全て作り話だった。ブロディはすでにローガンと再会していたのだった。うん、やはりブロディは優秀ですね。ガードが堅いなあ。それほど、自分のことはオープンにしたくないのか。でも、気になる対象から聞き出したいとするラサールも子供っぽくて楽しい。この緊張感は、初期のシーズンならではの楽しみですね。プライベートはウェイドまで描かれるのでしょうか、彼と別れたとか、大人の雰囲気が漂っています。プライドとは長いので、ちょっとした変化もわかるのでしょう。さて、フォーネルですが、そういえば、パイロットエピソードにも出ていたのですね。準レギュラーなので時間が取りやすかったのか、プライドと一緒のシーンが多くて、楽しめました。ギブスの盟友なら、プライドだって親しいでしょう。でも、彼が言語学の分析に長けているとは知らなかったなあ。文章の1パーセントにプロファイリングすべき要素があるなんて、そんな知的な面を本家で見た覚えはないなあ。ちなみに今回は、気になるほどやせてはいませんでしたね。
November 29, 2015
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途中まで盛り上がりにも欠けましたし、正直、あまり面白くないエピソードでしたが、軍人の心得みたいな、国に尽くそうとする戦士にシンパシーがあって、LAらしいといえばそうだったかな。ネルの仕事に対する責任感、向上心も彼女らしかったですね。ベニスビーチで、アフガン軍の兵士、ファハド・アフマディが殺されているのが見つかる。ファハドら3人は、国で麻薬取引が行われているのを阻止するため、DEAの元で訓練中だった。国防総省は、アメリカの管理下でこのような事件が起こるとテロと邪推されると焦り、各捜査機関が連携して早く事件を解決するよう求める。海軍長官は憎悪犯罪でないことを確認しろとヘティに命じる。3人の兵士の担当官はDEAのリチャーズ捜査官で、事件現場に姿を見せない。DEAのコーネル捜査官は、口が重く情報提供には協力的ではない。ただ、強く求めると、3人の兵士たちはアフガン軍の極秘情報を扱う立場にあったという。いったいどういう情報なのか。エリックの情報で見つけたリチャーズは、バーで酒におぼれていた。ファハド以外の2人は、今朝の訓練には現れなかったと言い、今回の訓練対象者を選んだのはリチャーズだった。もし、残り2人がファハドを殺したとすると、厳密なはずの審査をかいくぐって、不適切な人材を選んだことになる。アフガン軍は、ファハドの死を知って海軍長官は国際問題になると、ヘティを責める。アフガン兵士の訓練の責任者、ブレナー捜査官は、1ヶ月間3人と一緒にいたが、彼らは誇り高い兵士であり、国の再建を目指していたという。むしろ、行方が分からない残りの2人の安否が心配だという。NCISはブレナーの発言に疑問を持つが、とにかくカマル・パジマンとアブドゥル・ファルマンを至急探さなければならない。ネルはSNSの情報から、カマルがカフェで何者かに拉致されそうになり、逃走したという。また、アブドゥルはモスクに向かう途中、白いバンに乗った男たちに誘拐されたところがカメラに写っていた。誘拐犯はアルカイダの前身と言われる、マクダブ・アリ・キダマト(MAK)だという。彼らの目的は、ファハドらが持っているアヘンの取引に関する情報だと思われ、アヘンはタリバンの資金源になっている。もし、取引を阻止されれば彼らには大打撃となるだろう。そのため誘拐しようとしたが、ファハドは間違って殺されてしまったのだろう。カマルについては、逃走した後連絡が取れないが、NCISはその後の行動について分析する。総領事館に助けを求めるか、あるいは潜伏を続けるか。サムとカレンは総領事館の前でカマルを待ち続ける。ただし、MAKもカマルを狙っているはずだ。ケンジーとディークスはカマルの住んでいる近隣で聞き込みを続け、変装用の服を買ってバスに乗ったという情報を得る。そのころ、カマルが総領事館に姿を現すが、同時に白いバンが現れ銃撃戦となる。カマルはまた逃走し、NCISはかろうじて運転手ダルビアを引きずり下ろす。ダルビアは短大で過激な思想に触れ、MAKに加わったようだが、なかなか話そうとしない。カレンは巧みな尋問術で、男から話を聞き出す。ダルビアのガールフレンドがモスリムではないので、MAKで認められるために何かしたようだ。エリックはカマルの居場所を捕らえ、ケンジーとサムが向かう。いったんは逃亡しようとしたカマルだったが、サムの説得でNCISを信じ、保護に同意する。ダルビアのガールフレンドの家は靴の修理業を営んでおり、周囲は監視されている事がわかる。アブドゥルを拷問して情報を聞き出すにはふさわしい場所だ。NCISとカマルが靴屋に突入し、MAKのメンバーを制圧する。アブドゥルは傷つけられていたが、何もしゃべらなかったという。DEAはカマルのビザを延長すると申し出たが、カマルはそれを断り帰国するという。サムは国に戻ってやるべきことをするというカマルに、はなむけの言葉を贈る。ネルはカマルの情報分析でミスをしたと、ヘティに話す。ヘティは人間なので全てを見通すことはできないと言いつつ、私たちのハードワークに終わりはないのだという。サムの復帰が早すぎ~まあ、これまでもSEALsだからと、肉体的にも精神的にもダメージは後に残らないという事はありましたけど。でも、先週のサパに続いて、今週もカマルとサムのシーンで締めるというのはちょっとマンネリ感はありますね。サムは正規の軍人として、模範になったり、父親像を演じたり、良い役が多いですね。途中でコンビ交代してサムとケンジーがカマルを追うことになったのは、サムの立場がカマルに通じるからだし、ダルビアの尋問もカレンが最適だったという事ですよね。チームの主導権はサムとカレンにあり、ケンジーとディークスは今週は、サポートに回ってあまり活躍もなかった。それでも「今夜お互いに学んだことを報告しあおう」とか、ナイスでしたけど。ところで、グレンジャーとサムが株の売買で同じ趣味、というのも変な感じでしたね。まあ、公務員で給料が安いから投資して儲けようという事かな。カレンは風来坊ですから、そんなことはするはずがない。カレンはパートナーのことは何でも知っているはずだというが、知らないこともあるのでショック。ヘティはヘティで、2人ともモネが好きだわと何の足しにもならない事を言う。(笑)ネルについては、やはり人の裏を読むというか、疑ってかかるというのが分析官の本性でしょうね。サムのように、信念で動く人とはタイプが違います。
November 27, 2015
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毎度おなじみのギャングネタですが、内容が濃くて見応えがありました。ゲストも豪華でしたね。クリスマス時期なので、ラスティが「LAPDのオリバー・ツイスト」と言われて、「メリー・クリスマス、ミスター・スクルージ」と言い返すところ、特に良かったです。(笑)バス停で待っていた時に、車内から銃で撃たれ死亡したカーティス・ワイアットを殺したとして、ルイス・ナヴァロの裁判が行われた。重大犯罪課はルイスの車に同乗していたクローディア・ゴメスの証言が決め手になると考えていたが、クローディアは報復を恐れ、裁判ではルイスに睨まれて口ごもってしまう。評決ではルイスは無罪となり、裁判所では、納得できないアフリカ系のギャング関係者とルイスの組織の関係者の間で殴り合いが起こる。クローディアは取引で証言しなければ共犯として刑務所に行くと聞いていたにもかかわらず、ルイスが殺すと脅していたため、幼い子供を残して刑を受ける事になった。ラスティは裁判の結果に納得できないという。ところが、ルイスの車が何者かによって放火され、ルイスもトランクの中で焼け死んでいるのが見つかった。裁判の結果に不満を持つ者の犯行に見えるが、カーティスの父親ジョーは、家族旅行でディズニーランドに行っているという。犯行現場にフリッツが現れ、このことが表沙汰になるとギャング同士の抗争事件が激化し、市内をパトロールする整復巡査たちが危険に巻き込まれるという。シャロンは不満ながらも、被害者などを伏せて捜査を続ける。放火の手口などから、過去3回逮捕されては無罪になっているモーリス「ジッポ」ワシントンが拘束された。今回もやはりアリバイがあるというが、ジッポが呼んだ弁護士というのが、シャロンの元夫ジャック・レイダーだった。ジャックは不当逮捕でLAPDと検察を告訴するという。シャロンは命を狙われるのでジッポを釈放することはできないと言い、捜査を続ける。焼死体は歯形からルイスと確定したが、ジッポは何も認めない。911には、匿名でルイスを殴る3人の黒人グループがいて、車に押し込み火を付けたという通報があった。目撃者ということになるが、プリペイド携帯が使われ身元を突き止めることができない。そして、伏せていた情報がすでにマスコミに流れ、ギャング同士の抗争が現実のものとなってしまった。LAを離れていたと思われていたジョーが、飲酒運転で逮捕され、車内から未登録の銃が見つかったという。ジョーは銃は自分のもではなく、ただバーで酒を飲んで泥酔し、地域のギャングが来たがそれ以外は何も覚えていないという。ジッポは地元ギャングとの繋がりがあるという。シャロンはとりあえず2人を拘束して、その間に謎の通報者を突き止めることにする。ディズニーランドに行くと言ったのはアリバイ工作だったのかと問われ、ジョーは家族は旅行に行ったが、自分はそんな気になれなかったという。また、教会を通じてチケットを寄付されたという。自分の分のチケットをまだ持っていたため、購入者を調べると、ルイスの公判を傍聴していた元教員のウィンズローと分かる。ウィンズローは裁判を傍聴して法廷ドラマを書こうと思っているといい、チケットはジョーの家族の慰めのためだったというが、シャロンはウィンズローの口癖が通報者のものと同じだという事に気づく。取り調べでウィンズローはジッポは共犯だと供述したため、ジャックに不当逮捕での告訴は辞めるように言うと、ジャックはその通報者はウィンズローだと言い当てる。ウィンズローはギャングの多い地域の学校で30年間教員をしていたが、クラスで生徒を殴る様子を撮影され、それがきっかけで学校を首になったという。ウィンズローはジッポの裁判にも来ていたので、彼の手口についてもよく知っていたはずだ。やはり偽証でジッポをはめようとしたということで、市警を告訴するという。シャロンらは改めてウィンズローを取り調べ、偽の通報や新聞社への情報提供などをしたのではないかと追及する。ウィンズローは独特の意見を持ち、法制度の不備でギャングが野放しになるのを許せなかったという。しかし、あの動画で殴られていたのはルイス本人であり、それが職を失う結果になったことでルイスに報復したかったのではないかと追及すると、取引には応じず陪審員の判断に期待すると、あくまで裁判を選ぶという。ラスティはバイトがまもなく終わるので、仕事仲間のジェフを重大犯罪課に連れてきて、取材をさせたいという。その日、仕事が遅くなったためラスティはシャロンの家にジェフを泊まらせる。ラスティは気になるジェフに自分の思いを伝えるべきかどうか、シャロンに話す。シャロンはラスティに告白してみてはと背中を押す。残念ながらジェフはラスティの事は眼中になかったようだが、ラスティは前に進むことができたという。やっとラスティが「ママ」と呼んでくれた。ちょっと恥ずかしいような、でもうれしいですよね。気になるジェフは8才上、と聞くとやはり交際するには大丈夫かなという感じですが、とにかくそういった事を何でも打ち明けてくれるなんて、本当に良い親子関係だなと思いました。どこの親子もそういう仲良しという訳じゃないですよね。告白しようかどうしようか、迷っている時にさりげなく背中を押してあげるシャロンも良いですね。まあ、多分そういう結果になるのだろうと思っていただろうけど、傷つく気持ちを最小限にして乗り越えるサポートもしてあげる。本当に大学にアプリケーションを提出しておいて良かったですよね。ちょっとした事を大人が支えてあげると、子供は強い反発をすることなく、人生の山を乗り越えて成長していく事ができる。見習いたいものです。元夫に関しては、弁護士としてはそれなりにやり手なのですね。でも家族のことは何でもシャロンに任せっぱなしで、子供とまともに向き合うことはなかった。すぐにシャロンに「なー頼むよー」と甘えるけれど、ごあいにくさま、です。別に深い意味はないのでしょうが、フリンとジャックが向き合うのも萌えどころ。辞職届がフリンのものではないかと気を回すプロベンザが、そうでないと分かって喜んでいるのが印象的でした。でも、私もあれってフリンかなと思ってしまいました。シャロンと顔をつきあわせるのが辛いのかなと。(笑)
November 25, 2015
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ブロディとラサールのやりとりを見ていると、本家のケイトとトニーを思い出しますね。2人は新しい同僚として、まだ知らない部分をからかったり、突っ込んだりして知ろうとしている。決して甘くなく、でも認め合って、お互いプロであることを見せつける。良いですね。新しいキャラも少しずつ出てきましたが、まずはプライドと娘のシーンは、プライドのソフトな面が見られて楽しいです。大学の寮でパーティが行われ、女子学生の部屋で水兵が殺されているのが見つかる。死亡したのはT.J.ブレイク兵曹で、大学警官のマイク・バントンが発見した。被害者は至近距離から胸を撃たれており、その部屋の住人ナタリーは、目が覚めると隣でブレイクが死んでいたという。2人はパーティで知り合い、自分の部屋に入ったという。ドアには鍵がかかっていたというが、誰でも簡単にあけられるという。プライドは女子学生の部屋に高価なラグが敷かれていることに疑問を持つ。パーティの参加者は200人以上あったというが、玄関以外から入った者もいると思われる。寮内を探したところ、地下道に通じる秘密のドアが見つかった。トンネルの出口は町中で、犯人を絞り込むのは難しく考えられる。ナタリーの言葉を信じると犯人はサイレンサーを使った可能性があるが、即席のものを使ったかも知れない。取り出された銃弾は先が広がる特殊なものだった。ウェイドは死亡時間は午後9時ごろというが、その前につかみ合いのけんかをしたような腕のあざが残っていた。ブレイクはネイビーシールズの隊員で、極秘任務に就いている。過去、ソマリアでブレイクの隊が問題を起こしたというので、ブレイクの上官に話を聞くが、任務については何も話せないという。ブレイクについても、大学の寮のパーティで羽目を外すような男ではないという。上官がマックス・ウルフという名前をほのめかしたため、身元を洗うと、ソマリアでシールズを手伝っていた傭兵と分かる。ウルフはテロリストの指輪を奪うのに指を切り落とそうとしてブレイクに止められ、その後首になった。今は別の仕事をしながら、銃や防弾装備を闇に流すという副業で稼いでいるらしく、ウルフが出入りするバーに聞き込みに向かう。ウルフはNCISを見て逃亡しようとしたため逮捕するが、ブレイクに関して、彼は言われているような英雄ではなく娼婦とつきあっていたという。ウルフには犯行時のアリバイがあった。その娼婦とはナタリーの事だといい、NCISはナタリーが嘘をついていた事に気づく。ナタリーには子供の頃に義父を銃で殺そうとした過去があり、今朝から姿が見えないという。ナタリーの同室のティルダに話を聞くが、プライドは彼女たちの持ち物が高価なブランド品なことに気づく。ナタリーとティルダのネットでの活動を捜査したところ、女子大生のコールガールのサイトが見つかった。2人は学費稼ぎのために危険なバイトをしていたようで、サイバー担当のパットンはサイトを通じてナタリーに予約を入れたという。約束どおり、ナタリーが待ち合わせのホテルに姿を現すが、そこに黒のSUVが飛び込んでくる。プライドが身を挺してナタリーを救うが、車を特定するのは難しい。ナタリーはブレイクとは客として会っていたのではなく、偶然知り合って親しくなり、仕事について辞めろと言われていたという。ナタリーの父親は軍人で、ブレイクの誠実さに惹かれていた。しかし、売春の組織は抜けようとする女性を脅してくる。あの日も仕事が入っていたが、ブレイクはナタリーを助けようとして殺されたという。ナタリーが組織の元締めを知らないというので、NCISはティルダを監視する事にする。ブレイクから取り出された弾丸は、2006年にロシア・マフィア関係の殺人事件で使われた銃と一致した。ラサールは情報的強者に頼み、ロシア・マフィアと繋がりのあるヴラドを呼び出させる。ナタリーは大金持ちのビジネスマンに気に入られて指名されたが、ナタリーはブレイクと恋に落ち仕事を嫌がった。組織はブレイクを殺してさらにナタリーも殺そうとした。ウェイドとセバスチャンは、手製のサイレンサーがジュースのペットボトルだった事を突き止めると、ブロディは、大学警官のバントンがそれを飲んでいたのを思い出す。NCISがバントンを捕らえに行くと、バントンは地下トンネルへと逃げた。しかし、出口でプライドが待ち構えており逮捕する。バントンは証拠を突きつけられても認めようとせず、ナタリーを殺そうとしたのは別人だとほのめかす。NCISはナタリーに協力を求め、隠しマイクを付けてティルダに元締めは誰かと詰め寄らせる。ティルダこそが組織の元締めだった。ナタリーには亡き父が残した遺児のための奨学金が手渡された。与えられたセカンドチャンスにかけてみるという。プライドの娘ローレルが父を訪ねてきた。寮に置いているピアノを引き払わないといけないという。プライドは自宅が遠のくので、祖母のピアノをNCISのオフィスには置けないというが、妻はそのつもりだ。しかし、ローレルを両親の板挟みにはできないと言い、NCISに置くという。プライドの娘、ローレル登場。父譲りの音楽の才能で大学では何を専攻しているのでしょうか、あの感じだとピアノじゃなさそうだけど。とにかく、ピアノの上手なパパと連弾できるって、良いですね~しかも料理は上手いときた。「Major Crimes」は母と息子ですが、こちらは父と娘。「アリーmyラブ」でも、ファーザーコンプレックスの話が出てきて、同じようなシーンがありました。そりゃ、あんなパパならローレルも結婚相手のハードルが高くなりそうです。(笑)そのプライドは娘と同じ大学生が被疑者だったために、複雑な気持ちになった。「大きくならないような薬があったらいいのに」、というのもまた父親らしい台詞ですね。来週からはそのピアノを弾くシーンが増えるのかな。オープニングはいかにも視聴者をミスリードさせる展開でした。新しいキャラクターとして、車いすのハッカー、パットンが登場。コンピューター捜査スペシャリスト、てことで良いのじゃないかな。ギャンブル癖があったようで、彼にもバックストーリーがありそう。個性的なので興味がわきますね。気になったのは、ウェイド医師が手を検視中に怪我したというのですが、危険なウィルスに感染することもあるだろうし、大丈夫でしょうか。絆創膏ですむ話じゃないと思いますが。
November 24, 2015
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メインのストーリーも良かったし、ケンジー&ディークスのほどよい恋愛事情も許容範囲で上手く作っていると思いました。パーミンダー・ナーグラは「ブラックリスト」の後に、こちらに出たのでしょうね。どうしても、同じキャラクターのイメージが付いて、幅が広がらないなあと感じてしまいます。本当は本国(イギリス)で、ドラマに出た方がいろんな役ができるんじゃないかなあと思ったりして。サムとカレンは、CIAの依頼でインドの科学者エラを護衛する任務に就く。エラはインドの核開発計画について、半年前に自らCIA捜査官と接触し、情報を提供している。アメリカはインドの核開発について監視中で、エラの行動は関係者から報復されるリスクを含んでいた。CIAはエラがもたらす情報と引き替えに市民権を与えるという取引を用意していて、そのためにLAに滞在していた。サムとカレンが待ち合わせ場所の倉庫に向かうと、そこにかつて共に仕事をしたグルカ族戦士、サパがいた。サパはエラを連れ去ろうとしているのか。カレンとサパが向かったとき、何者かが狙撃し、かばおうとしてサムが胸を撃たれてしまう。狙撃者は取り逃がしたが、サパはサムを助け、自分はインド政府の命令でエラを無事連れ帰る任務だと明かす。サムは重傷で緊急手術が行われ、カレンはエラの素性について二重スパイではないかと疑問を持つ。ディークスとケンジーは、ちょっとした言い合いから気まずくなり、ディークスはかつて恋愛のアドバイスを受けたサパに意見を求める。狙撃犯の現場を見たサパは、犯人が同じグルカの戦士だという。カレンは、エラが二重スパイかどうか揺さぶりをかける。サパは、エラを出国するための協力者に引き渡す予定だったが、連絡が付かなくなったという。実はエラを殺せという命令を拒否していて、LAにはグルカの暗殺者が野放しになっているので説得するという。3人が襲撃現場の倉庫に向かうと、刑事2人が喉をナイフで切られて殺されていた。中に入ると、突然複数の男たちから銃撃を受ける。3人は応戦し、ケンジーのナイフ投げでピンチを抜け出す。襲ったのはサパの元仲間で、グルカを不名誉除隊になった後、民間軍事会社で働いていたという。サパは狙撃のターゲットは自分ではなく、エラだという。しかし、なぜインドはサパを殺そうとするのか。エラは相変わらず自分は二重スパイではないと言い続け、インド国内の核弾頭の数についても、古い情報しか明かさなかった。カレンは自分が潜入捜査をしていて、エラが嘘をついていると追及する。しかし、CIAの担当官エメリックが訪れ、エラを引き取るという。いくら、二重スパイだと言っても、NCISには手を出させないという。サパはディークスに、ボスから見限られて、戦士としての有効期限が過ぎたと肩を落とす。戻るべき「家」は場所ではなく、感情なのだという。カレンはどうしてもエラが二重スパイだという疑いを捨てがたく、ヘティに思いを打ち明ける。エラをCIAに送り込むには、代償が大きい方が彼女の価値が上がる。そのため、サパを送り込みあえて狙わせるなど、策を講じたのではないか。ヘティはエラの価値を下げることはできるという。サムの手術が成功し、意識を取り戻す。サムはカレンに、撃たれたときにエラがサパにGPS追跡装置を取り付けたのを見たという。さらに、サムが入院している病院の看護しが誘拐され遺体で見つかった。グルカの傭兵たちは、今この瞬間にもサパの命を狙いにやってくる。NCISは病院内に散り、向かってくる元グルカ戦士たちと戦う。一人残ったサムの部屋にも看護師を装った殺し屋が現れるが、サパが助けに入り、自ら犠牲となる。この件でサパはインドの最高栄誉の勲章を授けられ、CIAはエラから手を引くことになった。インドはアメリカに潜入したスパイを捜索中だという。エラの身柄はNCISに戻されて、カレンは潜入しているスパイの情報を教えろと取引を迫る。ディークスは、サパの言葉に従って、ケンジーとは少しスピードを落としてお互いの気持ちを見つめ合うことにする。前回サパが登場した時も、K/Dの「聖典エピ」でしたが、今回は初めてビジュアルでベッドシーン(といっても、服を着ていましたけど)があって、聖典度は高し。まあ、大体急いでくっついたところは、唐突に別れさせられるのですが、少なくともこのカップルについては、少し頭を冷やすと言っても、根底のところでしっかり結びついているので、後退したとは言えないでしょうね。以外にガーリーなケンジーに、ちょっとついて行けないと言っただけなのに、ディークスは責められてしまう。(笑)そりゃ、朝から晩まで一緒なら新鮮みもなくなるし、関心がなくなる部分もあるでしょう。全部一緒じゃ気持ち悪いし。けんかとっても、犬も食わないレベルの言い合いなのですが、デリケートなケンジーと向き合うディークスの懐の深さ、愛の深さのようなものを感じることができました。こちらの方がきゅんと来ますね。あのタンクトップは趣味悪いですが。サパは恋愛の師匠にしては、ずいぶんイメージが違いますが、その生き方はディークスにとってかなり参考になったようです。サムの負傷に、ミシェルが少しも顔を出さないのは変ですが(大人の事情にしても)、LLクールJももう少し演技しようよ。瀕死の重傷なんだし。ククリナイフもちゃちだったなあ。ケンジーのナイフ一発で、勇猛な戦士がころりと倒れるのは、ちょっとファンタジーがかっていました。(笑)
November 21, 2015
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LAはハリウッドがあるので、映画や業界の内輪ネタが多いですね。被害者を演じた人も、子役から活躍していた人でした。タオの警察監修の仕事も上手くストーリーに繋がっていますね。ゲストのカルロス・バーナードはさすがに存在感があります。とても単なる運転手には見えません。(笑)シャロンとフリンのむずむずするような「大人の関係」がなかなかすてきです。元子役でアイドルとして人気があった俳優「ジェイ・ミー」が、街角のゴミ捨て場で遺体で見つかる。ジェイミーはドラッグにおぼれてリハビリ施設を出たり入ったりして仕事を失っていたが、現在はその時の経験を生かした役柄で、映画にカムバックしようとしていた。発見場所はドラッグの売買が行われる場所だった。重大犯罪課は、マスコミにかぎつけられて騒ぎになるのを恐れ、救急車で病院に運び検視を急ぐ。しかし、死因は頭を何度も殴られたためで、ドラッグの注射痕も「319」というタトゥもメイクだったことが分かる。撮影現場の制作アシスタント、ダニーによると、昨夜は撮影中にジェイミーと監督の間にトラブルが生じて、ジェイミーは仕事を放棄して車で去っていったという。マスコミでジェイミーに関する憶測が飛び交う中、何者かが、ジェイミーがホームレスに襲われている動画を芸能番組に提供した。その場所は遺体が発見された場所とは違い、ジェイミーが使っていた松葉杖は遺体発見場所では見つかっていなかった。ホームレスは名の知れたディエゴ・モーラと分かる。フリンの娘、ニコルがシャロンにアドバイスが欲しいと言って重大犯罪課を訪れる。ニコルは父とシャロンが交際していると信じて、職場恋愛について質問するが、シャロンは思いがけない指摘に驚く。ニコルは息子のバレエの発表会に「家族として」シャロンとラスティを誘うというので、2人は微妙な雰囲気になる。撮影所に向かったフリンとプロベンザは、ジェイミーのトレーラーでダニーを見つける。ダニーは入院中のジェイミーに頼まれて、私物を預かるよう言われていると言うが、顔にあざがあり、腕にギプスをはめていた。例の動画の後半部分には、撮影に気づいたディエゴが撮影者の腕を殴るシーンが録画されていて、ダニーは動画を撮影したことを認める。監督のアナ・ルイスに頼まれて、ジェイミーがドラッグに手を出すところを見張れと言われていたという。もし、ジェイミーがドラッグを購入したりすると、契約違反の証拠となり首にできるという。番組に動画を提供したのは、金目当てだった。ジェイミーは昨夜、仲間内で5ドル札を集めてくじを引く遊びで当たりを引き、1000ドルほどを手に入れていた。5ドル札にはくじに参加した人物の名前が書かれていた。ジェイミーのドライバー、ピート・シムズは元依存症患者で路上生活の経験があり、監督のアナから役作りの相談者として紹介されていた。シャロンらは、ジェイミーとアナの間に、監督と役者以上の個人的な関係があったのではないかと考える。ピートは、役作りのためにダウンタウンに行きたいと言ったという。探していたディエゴが死んでいるのが見つかった。急性の薬物中毒で死んだと思われる。しかし、遺体のそばに注射器などの道具が見つからず、重大犯罪課は、ディエゴはジェイミーを殺すために雇われ、口封じで殺されたのではないかと考える。警察はやっとジェイミーが死亡したと発表する。ディエゴが持っていた、ホームレスの施設で貸し出すコンテナの鍵で所持品を確認すると、大量の5ドル札と松葉杖が見つかった。アナを呼び、ジェイミーをどうやって主役に選んだのかを尋ねると、自分も依存症で捕まり、その経験を台本にまとめて社会復帰するに当たり、ジェイミーを採用したという。ジェイミーとの関係は複雑で簡単に説明はできなというが、それでも最後は別れたという。ただし、ジェイミーが薬物中毒から完全に更正している保証がなく、ただ脚光を浴びたいだけだと分かったので、辞めさせる口実をピートに探させたという。ホームレスのディエゴについては、知らないと答えるが、本当のことを言っていないようだ。ジェイミーが監督と対立したという昨夜の録画を見せて欲しいと言うと、アナは拒否し弁護士を求める。そこでダニーを使って、録画されたシーンを確認したところ、ジェイミーは脚本にない台詞を勝手にしゃべっていた。アドリブかと思われたが、フリンはその内容が15年前の「マテオ・ペレス殺し」に似ているという。カルテルのメンバー、マテオが殺され、川に流された事件で、首に駆けていた十字架がなくなっていたというのは、公表されていない事実だった。ジェイミーはどうやってそれを知ったのか。マテオの家族は、殺人犯が見つかっておらず、もしジェイミーの話が広まると犯人捜しにやっきになるだろう。フリンは、ニコルが誤解しているようだとシャロンに説明しようとするが、シャロンはバレエに行く前に自宅で食事をするので、その時に彼女の誤解をしっかりと解くと答える。ジェイミーの台詞に出てきたホテルの319号室を調べたところ、本当に通風口の中から銃と十字架が見つかった。重大犯罪課は、アナにその事実を告げ、銃から指紋が出れば犯人と証明されると告げる。一方、アナの取り調べの様子をピートに見せ、説明を求める。売春婦として路上にいた時の話をジェイミーにしたかどうかと聞かれて、アナは私の話よりもピートの話の方に興味があったと答える。ピートの話はアナと食い違うが、銃から指紋が検出されたという報告を受け、シャロンはピートに帰宅して良いと告げる。サイクスが駐車場代として5ドルを請求すると、ピートは名前が記入された5ドル札を出す。ディエゴにジェイミーを殺させた容疑でピートを逮捕するが、ピートは、あれは不可抗力だったという。ジェイミーはピートの話を聞きたがり、マテオ殺しの話を映画で使えばカルテルが殺しに来るというピートの意見を聞き入れようとしなかったという。それでディエゴを使って脅すつもりだったが、ディエゴはやり過ぎてしまった。ディエゴが死んだのは自業自得だというが、その証拠はない。マテオ殺しを含め、ピートには3件の殺人事件の容疑がかけられているが、裁判をするよりは取引で罪を認めた方が安全だろう。ピートは逮捕され、アナは証人保護プログラムの適応となった。ジェイミーのマネージャー、シャーマンは、ジェイミーの過去の作品などが急に人気が出て、思いがけず大もうけできたと喜ぶ。彼のピークは今だ。シャロンは、ニコルにフリンとは単なる友達だと説明するが、ラスティが2人はよく食事に行き、スポーツや映画などお出かけも多い、でも、2人の間ではそれは少ない回数で、友達なのだと説明する。フリンは娘に好かれようとして、ついつい娘があこがれるシャロンとつきあっていると言ってしまう。というか、やっぱり彼女が好きなんでしょ。男は下心があって当然で、プロベンザの言うように、娘の前では「シャロン」ではなく「警部」と言っておけば良かった。シャロンにはその気は全くないという様子ですが、でもラスティの言うように、それだけ2人で出かけていれば傍目からつきあっていると思われてもしかたないでしょう。職場で部下と個人的に親しくするのはいろいろ問題が出てくるはずで、シャロンともあろう人が気づかないのもちょっと変。わざと「私たちは友人」と思い込もうとしているのか。その辺は、今後もラスティやプロベンザたちに突っ込まれながら進むのかな。友達以上恋人未満の関係も、良い年をした大人ならば居心地良いじゃないですか。最後まで見守りたいです。事件はジェイミーのキャラクターが現実の誰か、俳優をイメージしているのかなと思って見ていましたが、役者として本気で復帰しようとしていたのをディエゴに殺されたのなら残念。でも、結局何がしたかったのかよく分かりませんでした。精神的に破綻して、フィクションと現実の世界が混沌としていたのかも知れない。復帰して世間の注目を集めるだけなら、リアルさにこだわる必要もなかったのにね。
November 18, 2015
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囚人の脱走というと、CSIマイアミが十八番ですね。(笑)まあ、まだ3話目ですからこれからでしょう。スコット・バクラほどの大物に対して、ギブスの顔出しもプロデューサーとしての努めでしょうね。ババコフ役の人、「スターゲイトSG-1」のバールですね。懐かしいなあ。彼は本家NCISにもLAにも出ているのですね。囚人を乗せた護送バスが事故を起こして横転し、中から出てきた囚人たちが対向車の女性の車を奪って逃げた。死亡したのは護衛2名と囚人1人。逃亡した3人のうち、「国家の敵」と言われる国際的な犯罪者、ドミトリー・ババコフが含まれていた。ギブスはCIAや国家安全保障省などと共に1年ほどババコフを追っていて、やっと捕らえたところだった。ババコフは3週間前にアフリカ西海岸で捕らえられ、軍艦バーミンガムでニューオーリーンズ入りし、チャールストンで判決を受ける事になっていた。同時に脱走したのは、ダルトン二等水兵と造船所の設計技師であるナッシュ大尉だった。プライドらは、元々素行の悪かったダルトンだけでなく、これまで問題を起こさなかったナッシュがなぜ逃げたのか、疑問に思う。バーミンガムの独房を調べたところ、ババコフとダルトンは隣同士の場所にいて、ベッド下の通気口から会話ができることが分かった。ここでババコフはダルトンと共謀して脱走を企てたのか。検視では、護衛2人は所持している銃で撃たれていたが、大柄な囚人は後ろから首を絞められた事が分かる。おそらく、ダルトンが囚人を襲って護衛の注意を引き、ババコフがその銃を盗んで撃ったのだろう。ナッシュの元婚約者によると、先月婚約を解消したばかりだという。ババコフらが奪って逃げた車が見つかり、様子を見に行った警官が撃たれたという。NCISが車が止まっている家を調べたところ、クローゼットの中から少年が現れた。少年は、空き家で遊んでいて、怒鳴り声と銃声を聞いたので隠れたという。その時、犯人たちは「墓」について話していたという。警官が反撃した時に、犯人たちがけがをした可能性もあり、プライドは捜査の範囲を絞って緊急手配を行う。ウェイド医師は死亡した3名を調べて、既往症にはない腸の損傷が見られるという。アラバマ出身のダルトンが姉に連絡を取ったことが分かり、NCISは末期ガンの母親が入院している病院へ向かう。ダルトンは逮捕されるが、ババコフについては何も知らないという。共謀を企てた覚えもないし、気がつけばバスが横転していたので逃げ、死期の迫る母親に会いに来たのだという。ラサルはババコフらが言っていた「墓」に該当する言葉があるかどうか、過去のデータを探る。非常線を張っている鉄道のカメラに、ババコフとナッシュの姿がキャッチされた。ナッシュは腕に書いたマークをわざとカメラの方に向けていた。これは、昔の商船の信号で危険や遭難を意味する。ババコフはナッシュを盾にしているのか。プライドはババコフが当局と取引したとみて資料を調べるが、ほとんどが黒塗りで真実が隠されていた。プライドはギブスを大西洋上の船艦に呼び出し、極秘資料を受け取る。セバスチャンは、死亡した護衛たちが、中国の武術でツボを突かれたのではないかという。ババコフにそういった心得があったとは思えないが、ナッシュは子供の頃長く香港にいて、達人だった可能性がある。渡された資料によると、ババコフはアメリカの情報を漏らしている者の名前を切り札にしていたことが分かる。ババコフはそれをブラックマーケットに売って金にしていた。技師のナッシュは盾にされているふりをして、実は機密を扱える立場を利用してババコフに近づき、情報を売っていたのではないか。しかし、ババコフが逮捕され、自分の名前が出るのを恐れて逃亡したのではないか。ババコフが殺されているのが見つかる。その近くには、船の解体場があり、ラサルはここが「墓」だったと気づく。ヴァンス局長はナッシュを生け捕りにしろと命じるが、追い詰められたナッシュはブロディを人質に取り、やむなくプライドはナッシュを撃ち殺す。ヴァンスは漏れた機密が何だったのかを聞き出すつもりだったが、プライドの独断で他機関も調査を開始することになったと怒る。ブロディとラサルは取引で、ダルトンを母と面会させる。プライドは、妻のリンダとカップルセラピーを受けることにする。ヴァンスは命令にもかかわらず、プライドが公然と部下の命を取った事が気に入らないというLAでいうと、グレンジャーの役割ですね。でも国家の敵を手玉に取るほどの大尉を、撃ち殺したのだから、本来なら表彰ものでしょう。ババコフも「友達だ」って、甘過ぎやしないか。「ブラックリスト」に載るのは、大尉の方ですね。ギブスとプライドの大物2ショットは、多分この先ないだろうなあ。両雄並び立たず、という感じがしました。プライドのプライベートが少し分かってきましたね。いろいろあって、夫婦の関係を修復しようとしているという、ありがちな展開ですが、天涯孤独なギブスに比べれば、人間くささが感じられます。悲壮感がない。脱走したダルトンも、どうしようもない駄目水兵だったけれど、親子の情には同感できるところがあって、取引をちゃんと実現してやるというのも、NCISらしい。連絡係のアディーはなかなか美人で魅力的でしたが、すぐに仲間に入るということではなくて、まずは5人のメンバー間のケミストリーを探ろうというところですね。
November 15, 2015
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先の読める展開ですが、まとまっていて安心して見られました。こういう時は、キャラクター間のおふざけやいじりネタも機能するように思います。ただ、テーマそのものは現在進行形のテロ事件に通じるところがあり、複雑な思いがしますね。サムとカレンは、失踪したNSA分析官に関する情報があるとして、情報提供者に会うためサンタクラリタへと出向く。そこで待ち受けていたのは、2人の誘拐だった。その日、NCISでは、ISISの下部組織に関して証言するという人物と接触することになっていて、サムとカレンも現場に行く予定だった。その証人はシリア系アメリカ人二世ジョセフ・アバクで、下部組織リーダー、フバラクと接触している証拠があった。グレンジャーはケンジーとディークスに連絡が取れないサムとカレンを探すように命じる。意識を取り戻したサムとカレンは、小屋に閉じ込められている事に気づく。床下にトンネルがあるのを発見し、2人は脱走を試みる。簡単に脱出できると思ったが、フェンスの前で中東系の男から呼び止められる。フェンスの前にトラップがあり、フェンスにも高圧電流が流れていて、2人は命拾いをする。男は、失踪しているはずのNSA分析官サミールだという。サミールもまた、今朝オフィスを出たところを何者かに拉致され、脱出を試みたという。サミールは自分もアバクを数ヶ月間追っていて、フバラクの仲間からアメリカ側に寝返ったという噂があるという。サムとカレンは、アバクとNCISが接触する情報を話し、まずはこの場所から脱出するために協力することにする。ケンジーとディークスは、サムとカレンが拉致された場所を調べ、閃光弾と麻酔銃が使われた証拠を見つける。調べたところ、それらの弾は先月輸送中のトラックから奪われた物と一致するという。ATFが特定した武器商人のオスカー・ウィリッツを捕らえ尋問したところ、手に入れた武器をグループに売ったという。名前は分からないが、客が乗っていた車が判明し、グレンジャーはSWATチームを送り込む。グレンジャーはアバクとの面会については予定通り行うとして、サムとカレンを救出すべきだというケンジーとディークスをレストランで配置に就かせる。サムとカレンは、敷地内の電源を管理する建物に侵入し、フェンスの電流を落とす。サムが奥の部屋に入ると、そこには暴行を受けた本物のサミールが捕らわれていた。カレンは、建物内で拳銃を見つけ偽物に気づき、後を追う。サムは、再びフェンスに電流を流し男を倒す。サミールの偽物は、元アルカイダの戦士、ジャーマル・ネジと分かる。アバクの裏切りに気づき、行方を追っていたが、NCISの捜査官を捕らえれば、密会場所が分かると考えたらしい。サムは、偽物がNSAの正面玄関が工事中で仕えない事に知らなかったことから、偽物と気づいたという。そして、アバクが現れるレストランの名前をごまかしたのだった。SWATはそうとは知らずに突入したフバラクの手下6人を逮捕する。アバクは無事、グレンジャーに情報を提供する。誰が見ても、経験豊富な捜査官をやすやすと逃がすような事があれば罠だと思いますよね。見知らぬ人物に機密情報を言うのもあり得ないし、仮に本物だとしても、肝心なところは嘘を言うのが彼らの常識でしょう。なるべく、真実に近い嘘が良いのですよね。(笑)あまりにベタな展開に、大昔の警察ドラマみたいだと思いましたが、それはそれで「大脱走」ネタなどおもしろかったです。サムは閉所恐怖症だった?それなら潜水艦は辛かっただろうに。ディークスの作るまずい料理がネタになって、グレンジャーがその味が分からないとかは、ナイスですね。仲間に入れてもらいたくて、グレンジャーも「まずい」とは言えなかったのかなあ。それとも、厳しい生活を続けてきて、まともな食事を食べたことがないのか。あけすけに攻撃しあうケンジーとの言い合いも、なんだかんだと言って、「後で償わせる」とかおいしい会話になっていて、上手いです。現実世界では、このような系統だったテロ組織よりも、個人単位で本部から指令を受けるようなテロリストが多いのかも知れませんね。捜査官たちが命をかけて情報を入手し、テロを未然に防ぐ事が容易ではないというのが残念です。
November 15, 2015
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一番疑わしくない人が犯人だったというのは以前にもあった展開かなと思いましたが、プロベンザの活躍で見応えはありましたね。ゲストが良かったですね。本当、最近はフリンとのコンビが見られないなあ。ちょっと寂しいです。チップ・オルソンの自宅で、仲間を呼んで誕生日パーティを開いていたところ、参加者のトビー・カミングスとキーシャ・ペリーが何者かに刺される事件が発生する。トビーは滅多刺しの上、首を切られて死亡し、腹にハサミが刺さったままのキーシャは病院に運ばれる。犯行現場はガレージで、パーティに参加していた21才以下の者は逃げ出してしまい、目撃者がいない。血液が流れた床には多数の足跡があった。トビーはキーシャのボーイフレンドで、USバークレーに進学し、キーシャは友人のチップのパーティにトビーを伴って現れたという。チップは麻薬所持などで大学を退学しており、当日の家宅捜索でマリファナが見つかった。チップの両親はパームスプリングへ旅行中で、事件は麻薬がらみではなさそうに見えた。事情聴取に対して、チップは犯人はキーシャに横恋慕し、ストーキングしているウェスリー・グラントだという。ウェスリーは高校時代からキーシャにつきまとい、トビーがバークレーに行ってからは、つきまといが顕著になったという。昨夜はキーシャとトビーが2階に上がっていったのをウェスリーがついて行こうとしたのを止め、ウェスリーを家から追い出したという。チップの証言は、携帯電話に残された写真などから確認された。病院に向かったプロベンザは手術中のキーシャに付きそう祖母パトリスに話を聞く。パトリスもウェスリーの事を知っており、心配してウェスリーの両親にメールもしていたという。キーシャの意識が戻ったので、パトリス立ち会いの下話を聞こうとするが、パトリスがトビーが死んだと明かしたため、キーシャの証言は難しくなってしまう。ウェスリーは行方不明になっていた。キーシャとのメールのやりとりなどから、キーシャが遠回しにウェスリーを断ろうとしていたことが分かる。チップの両親が帰宅し、警察本部に現れる。夫妻は問題児のチップに手を焼き、誕生日のチップを一人置き、夫婦の休暇を取っていたという。凶器のハサミを見た母親は、自分が使うハサミで、ガレージのクリスマスラッピングの箱にあったものだという。息子には冷淡な父親はガレージの映像を見て、高級なゴルフクラブがなくなっていると騒ぐ。幸いバッグにGPSが装着されていて、今現在、バッグはキーシャの入院している病院にあることが分かる。連絡を受けたプロベンザはパトリスと一芝居し、見舞いに駆けつけたウェスリーの身柄を押さえる。ウェスリーはしきりにキーシャが自分のことを呼んでいなかったかと気にする。チップの父親のゴルフクラブについては何も知らないと答え、昨夜はチップが配ったマリファナでもうろうとしていたという。チップも本当はキーシャの事が好きで、キーシャと良い感じになった自分を暴力をふるったのだという。ウェスリーはトビーはキーシャの事を愛していないと言い、ゴルフクラブはチップと父親の仲を悪くするために盗んだと認める。そして、トビーとキーシャが襲われたことは、パトリスからメールで知らされて、急いで病院に向かったという。ウェスリーの衣服などからは、血液が検出されず、ゴルフクラブや車からも血痕は見つからなかった。シャロンは、このままキーシャは危篤状態で容疑者の身柄を確保したという情報を流しておくという。プロベンザはウェスリーが容疑者だと言うことをパトリスに漏らしており、キーシャとトビーのメールを分析すると、大学に入ってからトビーが次第に距離を置いていったのが分かるという。足跡の解析では、トビーの血を最初に踏んだのがキーシャだという。重大犯罪課は、心が離れたトビーを感情的になったキーシャが刺し、自分も死のうとして腹を刺したのではないかと考える。パトリスは元看護師で、病院でキーシャのレントゲン写真などを目にして、それが自殺未遂であったことに気づいたのではないか。ホッブス検事はキーシャに自白させなければならないというが、そのためにはパトリスの協力が必要だ。まさか、祖母が孫娘に終身刑を望むはずはない。シャロンはこの24時間、個人的にパトリスと信頼関係を築いたプロベンザに任せる事にする。キーシャが心神耗弱状態だったことを証明できれば、第2級殺人罪で精神病院に入院させることができる。プロベンザはこのままではウェスリーに殺人罪を着せることになると言い、パトリスに協力を求める。パトリスは孫娘は怒りを抑えられないたちで、刑務所での生活は耐えられないだというという。公判になれば、キーシャに適切な治療を受けさせることはできないだろう。パトリスは了解し、手術が成功したキーシャにあなたはもう助からないだろうと嘘を言って、自白を促す。キーシャはトビーとは将来を誓い合った仲なのに、バークリーに行ってから関係が冷えてきたという。トビーにパーティでお互い前に進もうと言われ、ショックを受け、ガレージでもう一度チャンスが欲しいと懇願した。しかしトビーは拒絶し、君の運命の相手はウェスリーかもと言った。そこで目に入ったハサミでトビーを刺し、自分も死んで最後まで一緒にいようと思ったのだという。検察はそれで取引が成立するという。プロベンザは悲しむパトリスを食事に誘う。ラスティはバイト先で知り合ったADのジェフとすっかり仲良くなり、大学に行くのを延期して今撮影しているドキュメンタリードラマの仕事を続けたいという。シャロンは、監修のタオに根回しし、ジェフの口から大学に行っても友達関係は続けられると言ってもらう。ラスティは今の仕事に満足しつつ、シャロンの薦めで大学の申込書を書く。初めはウェスリーがストーカーで怪しく見えましたが、キーシャもまたかなり思い込みが強いタイプだったのですね。ウェスリーが「俺はロミオ(のように心変わりする男)じゃない」というように、キーシャも「私たちは一緒になるのが運命なの」と、トビーを自分のものにしようとした。このオチは予想しなかったです。キーシャがジュリエットだった訳だ。せっかくバークレーまで行ったトビーが、キーシャに将来を奪われて残念です。パトリスは夫が殺人課の刑事というので、肝は据わっていたでしょうね。でも冷静を装っていましたが、プロベンザの前で気が気でなかったでしょう。キーシャには両親がいないのかな、孫を守るために必死だったと思います。チップがキーシャの事を好きだったかどうかは分かりませんが、金持ちのどら息子のチップは、友人関係については割とまともな青年に見えました。あの父親が酷いですね。息子のことよりもゴルフバッグの事が心配だという。チップの両親と対比した感じで、養母になったばかりのシャロンが、ラスティの行動に気をもんで軌道修正するところが彼女らしかったですね。ラスティも新しい人間関係で楽しくてしょうがないのでしょうね。大学に行く意味もあまり分からないし、ジェフに恋心?、あるいは兄貴のようなあこがれ?を感じてついそっちについて行きそうになる。まだまだ子供だし、その気持ちも理解できます。シャロンは正面から「そんなのだめ!」と言わないで、背後から手を回す。さすがベテラン母。(笑)ジェフもタオから言われたら断れないのでしょうね。ラスティはシャロンの術中にはまっている事は分かっているのかな。まあ、それでもシャロンが喜ぶことを選ぶでしょね。大学に行ってから、チップみたいに人生を棒に振る事もあるし、しっかり将来を見つめてがんばって欲しいです。
November 11, 2015
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第2話にして、本家NCISからゲストのサービスがたっぷり。この時のNCISは「Kill The Messenger」か。撮影の合間を縫ってクロスオーバーするのは大変だと思うので、トニーの登場はうれしいですが、無理矢理感は否めない。たったあれだけはもったいないですね。トニーらしさもなかったし。クロスオーバーの意味合いが強かったのは、むしろCDCのキャロルだったかも。検疫部門を仕切るプライドは、完全にアーチャー艦長でしたね。(笑)フレンチクォーターで、海軍コリア大尉がタクシーに轢かれ死亡した。コリアはUSSジェロニモに乗艦中で、現在は休暇で上陸していた。店では体調が悪いのか、ふらついたという証言があった。ウェイドは遺体を見て、様々な兆候に矛盾を感じるという。コリアのフィアンセによると、コリアはまじめで大酒を飲んだり、ドラッグをやるような事をしないという。経歴も問題がなかった。検視をしたウェイドは、コリアからアルコールも幻覚剤も検出されなかったと言い、上気道感染が見られ、風邪薬を飲んでいたようだという。コリアの上官ベイツ中佐は、偶然乗艦中の医療顧問ハフカットに乗組員の心のケアを依頼しているという。セバスチャンはコリアの胃の内容物を分析し、バクテリアを検出したという。その時、肺から細菌を発見したウェイドが検視室を封鎖した。大尉の症状から、細菌は腺ペストだという。緊急体制が敷かれ、ヴァンス局長はニューオーリーンズで腺ペストのアウトブレイクを食い止めろと命令する。NCISはコリアのこれまでの行動と足跡をたどり、医療機関も非常態勢を敷いた。ジェロニモの乗員については、全員呼び戻して隔離し、ワクチンの投与や検査を行うという。しかし、上陸中の乗組員が34名いることがわかり、保安官事務所や警察などを総動員して所在の確認を行う。民間人には今のところ発病している者は見つかっていない。なかなか連絡がつかなかったディグス少尉はすでに発病しはじめていたが、抗生物質で何とか助かるという。腺ペストの潜伏期間は2~6日で、NCISは感染源がジェロニモだと断定し、艦内を捜索することにする。そのためには、10年前に腺ペストに感染して助かったトニー・ディノッゾ特別捜査官が手を貸してくれるという。ベイツ中佐によると、ジェロニモは数ヶ月演習で洋上にあり、上陸したのは数週間ぶりだという。コリア大尉の部屋を中心に調べていると、別の部屋で寝込んだまま死亡した乗組員がいたことがわかる。その部屋にネズミがいたため検査するが、菌には感染していなかった。DCからは、強力な助っ人のCDCのキャロル・ウィルソンがやってくる。キャロルは、死亡した2人から採取した皮膚サンプルに同じ菌を見つける。これは自然発生したものではなく、研究室で作り上げられたものだという。つまり、最初からジェロニモの乗員を感染させ、上陸したときにアメリカ国内で大量感染を引き起こすテロではないか。プライドの心は重い。DCのアビーも加わり、感染源の特定を急ぐ。すると、死亡した2人はマフィンを食べていた事が分かり、その包み紙には針穴があった。犯人はマフィンに腺ペストの菌を埋め込んだと思われる。実はペルー・リマにある海軍医療研究所で、病原菌ユニットに侵入者があった事が分かる。この研究所では、生物兵器になる病原菌を扱っていた。マフィンは調理場で配られており、担当のライナス・ウォーレン兵曹がリマで補給したことが分かっていた。経済状況が破産寸前で、未だに連絡が取れていない。ウォーレンの行き先を絞り込んで身柄を確保するが、携帯が壊れていて呼び出しが分からなかっただけで、大尉を殺す事などありえないという。プライドはベイツ中佐に、乗組員以外に誰か乗艦したものがいたのではないかと問う。すると、ハフカット医師がヘリを使って民間人を運ぶことを認めていた事が分かる。ハフカットは製薬会社を創業し、ここ数年は野戦病院などに軍事医療品を供給していた。しかし、投資に失敗して金に困っているという。そこで、各医療機関に出入りできる立場を使って腺ペストの菌を盗み、病気を流行らせて抗生物質やワクチンなどで儲けるつもりだったのだろう。姿を消したハフカットは、ジャクソンビルで開かれる国際会議に向かったと思われ、そこで世界中から集まる医療関係者に感染させる恐れがある。ハフカットの携帯の電波が検知され、NCISはハフカットを追う。プライドが怒りをあらわにハフカットに迫ると、気圧されたハフカットは菌の在処を吐く。ニューオーリンズを守る「キング」には本当に寝る間がないですね。2005年もそうだった、というのはハリケーン・カトリーナの事ですね。NYであれば911の同時多発テロが人々の心に重く残っているだろうし、ここ、ニューオーリーンズを舞台とする限り、必ずテーマとして扱うことになるのでしょう。この土地に住む人々に心を寄せるプライドがオフィスから離れられないのも、分かるような気がします。今回、大尉の上官である副長だけで、艦長が出てこなかったのが気になりました。大人の事情?自分の船から重い感染症が発生したら、大きな責任問題ですよね。しかも、それを引き起こしたのが民間人だし。ブロディは相変わらず歴史マニアであったり、うんちくを語るちょっと変わった奴という扱いですね。新入りというスタンスで、少し離れた感じでプライドとラサルに対している。今のところ、なぜニューオーリンズを選んだのかは謎。ラサルはかつて保安官だった。どうしてNCIS捜査官になったのか。私たちはブロディと共に知っていくのですね。このシリーズは常に水辺の風景があり、CSIマイアミを思い起こしてくれます。プライドとラサルの関係も、「エンタープライズ」を思い出すなあ。
November 8, 2015
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今週もNCISがアメリカを救った、いや世界を救ったというエピソードでしたね。(でもニューオーリンズとテーマが被っていたのがアレですけど)ケンジーとディークスの関係はビジュアルでは見せませんが、初々しい表情で確かなものを見せてくれます。最後は酒を酌み交わすという、やたらアルコールの登場場面が多いシリーズですね。メキシコとの国境線の検問を無視したトラックがペンドルトン基地のゲートにぶつかって止まった。運転手は逃亡したが、同乗者の男は残ったままで黒い液体を流していた。検査の結果、炭疽菌に感染していることが分かる。これは、生物兵器による新たなテロなのか。患者は昏睡状態にあり、かなり厳しい状態だ。その腕には何かの暗号のような数字と文字が書かれていた。グレンジャーはカレンとサムに、家具輸入業者としてメキシコ・ティファナに潜入し、情報を集めるよう命じる。メキシコに入ったカレンとサムを、現地のフエンテス捜査官が出迎える。フエンテスの情報提供者、マウリシオはカルテルに所属し運転手をしているが、先週、カルテルの幹部が中東系の男から金を受け取っている場面をキャッチしていた。空港近くのセンサーには、炭疽菌が検出されたという。しかも自然界に存在しない、研究室で開発されたものだった。カレンとサムは、予定にはないフードトラックの業者に扮して、国境近くの倉庫周辺の情報を探ることになった。乗り捨てられたトラックは盗まれた物で、持ち主の住所が男の腕に書かれた「4914CC」に近いことから、住所をしめすのではないかという。その4914C.C.に住むのは、アレハンドロ・グズマンという配管工で、以前、強制送還された事があった。ケンジーとディークスがアレハンドロを見つけ逮捕するが、なかなかしゃべろうとしない。しかし、同乗者が死にそうだというと、ついに息子のリヴィオだと明かす。ティファナで中東系の微生物学者、ファド・ナジリ博士がティファナの殺虫剤の製造工場に勤めている事が分かった。サムとカレンがナジリに接触するが、炭疽菌と聞いてそそくさと席を立つ。アレハンドロは、メキシコの倉庫で清掃係をしていた息子が1週間前に病気にかかり、症状が重いのでアメリカで治療しようとしたという。国境を越えるのに使ったのは「麻薬トンネル」と言われる、カルテルが利用する危険なルートで、上手く国境を越えたら合流して病院に行くはずだった。メキシコに残した息子の妻と孫とは、連絡ができない状況となっていて、アレハンドロは感染を心配していた。ケンジーとディークスはサンディエゴのトンネルの出口を案内するように求めるが、アレハンドロは家族と再会させるのが条件だという。トンネルを封鎖するには、各部門と連携を取る必要があり時間がかかる。グレンジャーは今にも炭疽菌がアメリカ国内に持ち込まれる恐れがある言い、ケンジーとディークスの主張で、NCIS単独で炭疽菌を作っている工場を捜索することにする。フエンテスは、炭疽菌が検出された場所の情報が間違っていたと言い、サムとカレンは新たな場所にフードトラックを走らせる。しかしトラックの制御ができず暴走し、2人は間一髪で車を止める。ケンジーとディークスはサンディエゴ側からトンネルに入るが、トンネル内でメキシコ側から銃撃を受ける。その巻き添えを食ってアレハンドロは負傷し、グレンジャーはこのまま待機するようにいう。アレハンドロはどうしても孫に会うと主張し、ケンジーとディークスは命令に反してメキシコ側に渡る。出口は倉庫の中で、そこにはナジリを尾行していたマウリシオの遺体があった。組織を裏切った事がばれたらしい。サム、カレンと合流したNCISは、工場の敷地内で炭疽菌ラボを探す。フエンテスには、孫と息子の妻の身柄を確保してアメリカ領事館に保護するように言う。サムとカレンは工場でナジリが殺されているのを見つけるが、LAのNCISでは、ナジリが15分前に国境を越えたという情報を得ていた。何者かがナジリを装っていたのか。偽物は、メキシコでフードトラックの店に現れた保健所のディエゴ・ゴンザレスだった。ゴンザレスの父親はイラクの化学技術者で、1999年にティファナのアメリカ企業で労災で死亡していた。アメリカに対して恨みを晴らそうというのか。「麻薬トンネル」が封鎖されたのを知って、ゴンザレスはナジリに扮して炭疽菌を持ち込んだらしい。ナジリは炭疽菌の製造に手を貸したのではなく、炭疽菌の情報を探っていたのではないか。一方、アメリカのナジリの会社では、ヘリコプターが今にも飛び立とうとしているという。ゴンザレスは空から危険な炭疽菌をばらまくつもりだったが、現場に急行したサムとカレンの活躍で、何とか離陸を阻止する。ゴンザレスの自宅からは、テロのターゲットを海軍水陸両用基地に定めていたことが分かる。アレハンドロ一家はやっと病院で再会するが、そこに移民局の職員が現れ、アレハンドロを逮捕する。強制送還されたのに再入港したためだが、一緒にアメリカに渡った息子の妻と孫も、このままでは送り返される事になるという。ディークスは少年を守ると約束をしていたが、法律上はどうすることもできない。彼らはメキシコで殺されるだろう。ショックを受けるNCISの面々だったが、グレンジャーがDCと掛け合い、テロ阻止に貢献したとして強制送還を免れることができた。一同は、ヘティの振る舞う酒で喜びを祝う。国境を越えるトンネルは、先日「メンタリスト」でも見ました。メキシコからアメリカへ、人も物も入ってくるのを止めることはできないのですね。地続きの国境を持つ事の意味が理解できます。しかし、違法に入国するときはカルテルに金を渡したり、あるいは途中で命を落とす事も多いでしょう。それでもアメリカを目指すのは豊かな生活を求めるから。実際、不法移民を隠して働いている人も多いでしょうね。難しい問題ですね。少年とディークスの組み合わせは鉄板の萌えシーン。おしりに刺さったサボテンのとげも、サボテンにまつわるヘティのおとぎ話もケンジーのリアクションが楽しめました。グレンジャーは今回は法を超えて人助けをしたわけですが、こういうオチはどちらかというと本家NCISぽい終わり方ですよね。ところで、メキシコの捜査官がセクシーな若い女性捜査官という設定は何か意味があるのかな。フードトラックのブレーキが効かないのは、単純に壊れたということなのか。警察が業者に圧力をかけて、なにかと金をせびるのは日常茶飯事という事が言いたかったのでしょうね。
November 8, 2015
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次々と新たな事実が出てきてドラマらしい、興味深い展開でしたね。赤ちゃんの登場で場が和みますが、またまたフリンが点数を稼いでしまい、最近はコンビが組めないプロベンザがちょっと焼きもちを焼いているような感じですね。(笑)LAの下水排水溝で若い女性の遺体が見つかる。大雨の後に大量の下水が流れ、それに流されたのか、頭に目立った傷があるほかにも、全身に擦り傷があった。被害者は靴を片方しか履いておらず、重大犯罪課はどこから下水に入ったのか、捜査を始める。検視では、頭の傷は致命傷ではなく、顎の下を強く殴られて気道が塞がれて死亡したという。殺人かどうかはまだ確定できないが、さらに、出産してまだ5~8日だという。LA市内の病院でその時期に出産した妊婦は大勢いて、赤ん坊の失踪届もまだ出ていない。遺体発見現場にあったベビー毛布には血液が付着しており、母子の二重殺人の可能性も出てきた。シャロンは、全警察を挙げて手がかりを探すよう命じる。やがて、被害者は6日前に男児を出産したヘザー・ローソンと分かる。子供の父親は不明で、住んでいたアパートの大家によると、男性が1年分家賃を前払いしていた。家賃を払っていたのはロナルド・グラバーで、妻のサラと共に、ヘザーに代理母となってもらうよう、契約を結んでいたという。しかし、初めてサラにあったのは2年前で、その時は契約は成り立たなかったが、今年の1月に斡旋業者を通さずに改めて代理母になってもよいと言ってきたという。夫妻はその後、出産を依頼して65,000ドルを払い、住居も提供して月に何回も連絡を取っていた。最後にヘザーと連絡したのは10日前で、連絡が取れなくなってからアパートに行ったが無人だったという。グラバーによると、最近ヘザーの様子が変わり、子供が欲しいのなら追加で金を払えと言ってきたので支払ってきたという。実はヘザーはグラバー夫妻以外にも、2組の依頼者と代理母の契約をしていたことが分かる。それぞれに、同じ動画で妊娠の状況報告をしており、金をだまし取っていた。ヒューストンから訪れてきていたハント夫妻は、赤ん坊を連れてホテルから自宅に戻るところを身柄確保される。マグワイア家は同姓結婚で、いずれにしても、DNA検査で父親が判明するまでは赤ん坊を手渡すことができない。シャロンもできるだけ、児童保護施設には任せたくないという。ヘザーのなくなった片方の靴がハント夫妻が宿泊していたホテルの近くで見つかった。ヘザーの乗っていた車もホテルの駐車場にあり、赤ん坊がくるまれている毛布は遺体発見現場で見つかったベビー毛布と同じだった。ハント夫妻によると、やはり65,000ドルを支払った後、ヘザーが気持ちを変えて2万ドルをさらに要求してきたという。金を払いホテルで赤ん坊を引き取るときに、担当医から電話があったときヘザーは挙動不審だったという。マグワイア家は、金に加え、ヘザーに車を提供したが、最近駐車違反で知らない男が車を運転していることを知ったという。その男はヘザーの元彼トムで、父親の候補がさらに増えた。4日前、マグワイア家に担当医から電話があり、赤ん坊が元気かどうか尋ねたので、まだ来ていないというと電話を切ったという。「担当医」というのは通話歴から、ヘザーの元彼、トーマス・バーンズと分かる。バーンズはヘザーが死んだ日に14回も電話をしており、ハント夫妻のところに電話をかけてきたのも彼だと思われる。ヘザー自身は3組から受け取った20万ドル以上の金を所持しておらず、重大犯罪課はバーンズが共犯者と狙いを付ける。バーンズはフレズノでカジノをしているところを身柄確保される。銀行には20万ドル以上あり、カジノで大金をすっていた。トレーラーにはヘザーの荷物とベビー用品があった。それでもバーンズの殺人を証明する証拠はないので、シャロンは自白に追い込む事にする。数々の状況証拠があると嘘で攻めると、バーンズは赤ん坊は自分の子で、自分は家族を持ちたかったと話す。そのことを話し合った翌朝ヘザーは赤ん坊を連れて戻らなかったという。ホテルに電話してヘザーと会う事にしたが、ヘザーは赤ん坊をハント夫妻に渡して現れた。ヘザーは自分のような頼りない男の子供はいらないと言い、受け取ったばかりの金を投げつけた。そしてホテルに戻ろうとするところでもみ合いになり、ヘザーは滑って転び頭を打った。正当防衛だったというが、とにかくヘザーをマンホールに突き落とした事から、重大犯罪課は何とか第2級殺人で起訴できないかという。問題は、生まれてきた赤ん坊で、取引でバーンズに親権を放棄させ、子供を欲しがる3組のカップルに話し合いをさせる。その結果、グラバー夫妻が生まれてきた子供を引き取ることになった。ラスティはシャロンとの養子縁組の話を母親にしていなかったことから、ついに決意を打ち明ける。母親は予想通り自分はラスティの母親を辞めることはないとラスティをなじる。ラスティはそれでもシャロンの養子になる意志を固め、重大犯罪課のメンバーに見守られながら書類に署名する。ヘザーは最初から代理母詐欺をもくろんでいたのでしょうか。「元彼」と言っても、バーンズは別れたつもりはなかったのでしょうね。実の子供が生まれて、他人に渡すくらいなら自分の子供として育てたかったが、ヘザーは「あんたの子供ならいらない」とさっさと金に換えてしまった。出産は体も心も何らかの影響を受けるはずですが、それでも金の方が良かったのかな。酷い親だ。ラスティから養子の話を切り出された「シャロン」も逆の立場で酷い親ですね。ラスティの口が重くなるのも当然だと思います。精神的にも支配されていたために、自分を守ってくれていつもそばにいてくれる家族が必要だという、当たり前の事さえ言い出せなかったし、今でも「息子になってくれるだけでラッキー」というシャロンの気持ちがピンとこない。今回は真剣に家族を持ちたくて代理母を頼むカップルとラスティ親子の話が並行してなかなか上手くまとまっていたと思います。最後はジーンと来ましたね。結婚もそうですが、それまで他人だった2人がお互いの堅い決断で、法的な手続きに臨むというのは、やはり感動的ですね。もちろん、出産で命が誕生するのも奇跡なのですが、人生には様々な喜びがあるなと思いました。フリンがシャロンにハグしてキスしていましたけど、いくら親しくても普通はしませんよね。職場では。(笑)
November 4, 2015
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