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『ダッキーの帰郷』やっと作り込まれたエピソードが出てきましたね。過去シーンのダッキーがまるであの「ナポレオン・ソロの」イリヤ・クリヤキンそっくりだったり、蝶ネクタイで「ドクター・フー」ネタがあったりとか、とても楽しかった。欲を言えば、若いダッキー役の役者さん、せめて青いコンタクトレンズをしてくれたらなというのと、クラーク夫人役のアリス・クリーグではちょっと年齢が釣り合わないんじゃないのと思いますが、まあ良いでしょう。対戦車用兵器AT-4を車に撃ち込まれた事件があり、運転していた男が焼死した。トランクの中に軍の配備命令が見つかったため、NCISが調べる事になったが、車の借り主がアンガス・クラークだと聞いて、ダッキーは驚く。アンガスはダッキーの古い親友で、長い間会っていなかったという。しかし、検視したダッキーは被害者の歯を診てこれはアンガスではないという。なぜならば、ダッキーは医大を出て軍に志願したとき、送別会の場でアンガスとマギーという女性をめぐって喧嘩になり、アンガスの歯を折ったからだ。被害者の車のカーナビを調べたアビーは、NCISに行くつもりだったという。さらに、見つかったUSBメモリーからは3名の水兵、将校に関する資料が見つかった。彼らはいずれも病死や交通事故死しているが、なぜ彼らの資料をNCISに届けようとしていたのか。死亡したのはイギリス人ビジネスマンのコルペッパーと判明する。コルペッパーはアンガスと共に、アメリカで行われたビジネスの会合に参加し、アンガスは3日前にイギリスに戻っていた。アンガスとは連絡が取れないため、ギブスはダッキーとビショップにイギリス行きを命じる。アンガスが経営するホテルに到着したダッキーは、アンガスの妻マギーと再会し、微妙な雰囲気になる。マギーは夫との離婚を臨んでいるという。ダッキーはかつてマギーを愛していて、送別会の時に一緒に鉄道で旅をしようと誘っていたのだった。スイートルームをオフィスにしていたアンガスのPCを調べたビショップは、削除されたメールの中に、先の3人以外にも水兵たちの資料が送られていたのを見つける。ギブスはビジネス会議に参加したヴェロというイギリス人に接触し、話を聞く。ヴェロは数年前にアンガスのホテルの経営危機を救い、今回アメリカでのホテル経営を持ちかけたという。コルペッパーが死んだと聞いて、ヴェロはアンガスがコルペッパーに腹を立てていたようだと話す。ビショップから送られた資料を分析したアビーは、表向き交通事故や病死とされているが、血液中に薬物が検出されていたことを見つける。その中で一人だけ死ななかったバケット中佐に話を聞くが、バケットは持っていた水を飲んで倒れてしまう。水筒に貝の成分が入っていて、アレルギーショックを起こしていた。ダッキーたちに行方不明になっていたアンガスが川底で見つかったという連絡が入る。マギーは自分たちの結婚は間違っていたという。アンガスとはただの友達だった。NCISでは、死亡した水兵や将校たちの後任に、アルバニア系アメリカ人ばかり着任していることに気付く。しかも彼らの緊急連絡先は皆、アルバニア・マフィアの一員、ギャレス・アフメティとなっていた。ギャレスは暗殺が得意で武器の密輸や売春を行い、偽名でイギリスに住んでいるという。死亡した水兵たちの後任は、武器や医薬品などを密輸するために送り込まれたと思われる。さらに、何とギャレスはアンガスの秘書ギャレス・ゴッドフリーだった。ギャレスはダッキーとマギーを座らせ話をしていたが、パーマーの情報でギブスがダッキーに警告の電話をかけると、急に態度を変え、2人を殺すと脅す。ダッキーはかつてアンガスが選別に渡そうとしたメスが今もテーブルの上に飾ってあるのを手に取り、ギャレスの腕を切る。このまま放置すると動脈から失血死するが真実を話せば助けてやると、ダッキーが申し出て形勢逆転し、ギャレスは話し出す。アンガスのホテルで売春が行われていたが、妻を殺すと言われそれを目をつぶっていた。しかし、武器の密輸に気付いたアンガスがNCISのダッキーに連絡しようとしたため殺したという。ダッキーはギャレスはアンガスのお目付役で黒幕は他にいると疑う。ギブスとトニーはまだアメリカにいるヴェロを逮捕する。扱っている化学薬品の中に、薬物が含まれていた。ダッキーはマギーにただ今は君のそばに立っていたいと、気持ちを話す。蝶ネクタイはマギーがプレゼントしたものだった。結婚については最初の妻の面影を追い求めるギブスを見て思いきらなかった。ダッキーはもう一度一緒に旅に出てみないか、という。音楽やファッションなど、60年代らしい演出は良かったと思いました。明るすぎる駅はちょっとイギリスには見えませんでしたが。ダッキーとアンガスは本当の親友だったけれど、マギーを巡って三角関係となりその後連絡を取り合うことはなかった。でも心は通じていた。マギーも本当はダッキーを愛していたけれど、軍に入るダッキーに着いていく事はできなかったし、若い頃のほろ苦い思い出としてありそうでしたね。ギブスのせいにしていましたが、ダッキーが結婚しなかったのはマギーへの思いが消えなかったからでしょうね。そこはいかにもロマンチックで、ビッグベンをバックにロケーションも最高(画面合成でしょうけど)、久々に胸がキュンとなるラストでした。人生に残された時間を幸せに過ごすのは誰にだって当然の権利ですから、できればダッキーも恋を成就して幸せになって欲しいです。本当に、大人のシーンでした。一方、アビーのデート相手をみんなで詮索しているところに、マクギーが過保護なアニキとして口を出すのが何だかこじつけっぽい感じがしました。制作側は2人の関係は兄妹みたいなもの、と言いたいのかな。それよりも、どう見てもあのパークレンジャーはアビーのお相手らしくないですよね。ま、あえてそうしているのかも知れませんが。パーマーくんの上から目線のはしゃぎぶりもちょっと変でしたが、一応役に立ったみたい?だじゃれは多分こうだったかな。"They get towed(toad)."
February 27, 2015
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シーズン1よりも、いろいろストーリーを盛り込もうとしていますね。消化しきれない事も多々あり。何せ情報量が多いので、メモする事も普通のドラマの倍以上ありますが、とにかくリズの夫婦問題とか感情面の描写が少なくなったのは良かったなと思いますね。それと、リズ役のメーガン・ブーンがきれいになりましたね。(笑)ワルシャワのモナーク・ダグラス銀行に強盗が入り、貸金庫が襲われた。表向きは無事と発表されたが、その銀行は世界中の犯罪者や独裁者、テロリストなどを相手に資金洗浄などをするという。本部はNYにあり、実際の悪事はポーランドの小さな支店に任されているというので、リズとレスラーがポーランドに飛んだ。クーパーは顧客名簿から犯罪者のリストを手に入れるようにいう。レッドは元妻のナオミがベルリンに捕らわれていて、未だに手がかりがない。レッドの娘ジェニファーも証人保護プログラムに入って以降、7年前から行方不明なっている。FBIのワルシャワ支局で、現地のサレルノ捜査官と合流し、リズとレスラーは犯行現場を調べる。副社長のストリックランドも駆けつけていて、FBIの捜査には協力するという。アラムは銀行の正面を撮すカメラの映像を手に入れ、ハズメットスーツを着た犯人たちが、入った時は5人で出ていった時は6人だったと掴む。増えた一人は銀行員のカジャ・トムザックで、犯人グループに誘拐されていた。逃走車両が見つかり、車内からワルシャワで有名なドーナツ店が関わっていると知ったレッドは、自らワルシャワに向かい、馴染みのドーナツ店主と会う。実はその店は犯罪者に武器を提供する裏稼業をしており、レッドは犯人グループの名前を聞き出す。レッドからの情報でFBIと現地警察が踏み込み、カジャの身柄を確保する。しかしカジャは自らギャングを雇った自演自作の強盗事件だったという。ポーランドの警察はストリックランド副社長と通じていて、モナーク・ダグラスの犯罪を世間に知らしめるために実行したという。顧客の資産に関するデータは、記憶力の良いカジャが頭の中に保管していて、彼女は「フォーミュラ」と呼ばれていた。自分の仕事が闇世界の手助けだったと知ったカジャは自分も犯罪者と同じだと考えるようになったという。ベルリンもレッドもこの銀行に資産を預けており、ベルリンは強盗事件のニュースを聞いてストリックランドに早く金を取り戻せと迫る。カジャから聴取を続けていたリズが、カジャを本国に連れ帰ると伝えると、突如サレルノに襲われる。サレルノはカジャを地元警察に渡すつもりで、武装警官も建物に詰め寄った。やっと異変に気付いたレスラーは3人で脱走しようとするが、銃撃でカジャが負傷してしまう。その時、モサドのナヴァービが現れ、3人を救い出すという。半信半疑ながら、リズらはナヴァービの手配で警察の捜査線から脱出する。クーパーに連絡を取ったところ、逆にレッドから指示が入り、合流地点に現地の知り合いを送るという。貨物列車に飛び乗って移動していたリズらにレッド一行が追いつき、レッドはカジャを自分のチャーター機で運ぶという。リズとレスラーは銃を向けられ、レッドの言うままに手ぶらでFBIに戻る。ナオミは隙を見てベルリンの手から逃れようとして、また捕まってしまう。そこにレッドから連絡が入り、2人はコニーアイランドで会うことになった。レッドはカジャを使ってベルリンの資産を動かした事を伝え、妻を引き渡すよう、取引を申し入れる。お互い闘う相手は、レッドがベルリンの娘を殺したと嘘を言った人物ではないかというと、ベルリンはレッドに復讐するのに情熱を燃やしているという。それでもベルリンは取引を受け入れることにした。リズはカジャを奪われた事で、最初からレッドがベルリンを追い詰めるためにモナーク・ダグラス銀行の事をFBIに伝えたのではないかという。レッドのお抱えネイリストのローサを突き止めたFBIは、カジャの身柄を確保する。リズは移し替えたベルリンの金を凍結したとレッドに伝えると、レッドは妻を死なせることになると答える。それでもリズはサイコパスのベルリンに資金を戻す事はできないという。レッドはベルリンとの取引で、奪った金を戻す。実はリズが凍結を解いていたのだが、ナオミは解放されてレッドの顔を見ることもなく、デンベがどこかへと連れて行かれる。裏切ったサレルノ捜査官の資金洗浄が判明した。しかし、上層部は組織を守るために、サレルノ捜査官の記録そのものを消し責任を逃れるつもりだ。ナヴァービはクーパーの前に現れ、自力で情報を集めたと資料を手渡す。彼女は何が目的なのか。レッドはリズに、なぜワルシャワ支店にベルリンの口座があると判ったのかという。カジャはコードを知っているだけで、具体的には判らなかったはずで、リズには秘密の情報源があるに違いないという。ナヴァービはレッドに「潜入した」と報告する。判らない事がいろいろありますが、それは次週以降に明らかになるのかな。ワルシャワ支店にベルリンの口座があるということは、想像すればすぐに判ると思いますが(レッドも盗まれたわけだし)、レッドは何を言いたかったのかな。本当にリズにはシークレット・サンタがいたのかどうか。姿を見せないトムの事が気にかかりますが、とにかくテロリストに金を戻す判断をしたのはリズなのか、あるいはクーパーが認めたのかは重大ですよね。司法副長官がこれももみ消したのだろうか。モサドの女はやはりレッドの手先でしたか。というか、先週の話でレッドが共同作戦のようなものをオファーしたのかもしれません。ナヴァービはFBIの情報を手に入れたい、レッドもリズ以外の人間をFBIに持ち有利に振る舞いたい、ということか。立ち位置としては、先シーズンのマリクのようなものでしょうか。レッドに元妻への愛情がまだ残っていそうですね。後ろめたいところがあるのであえて覆面を取らず、全てデンベに任せた感じですが、ベルリンがのさばっている間はFBIにもナオミを任せられないという事ですね。きっと。それと、行方不明の娘のジェニファーですが、これってリズの事ではないのか。もちろん、そういう風に思わせて実は別人だったという展開もありですけど、まだまだ引っ張りそう。レスラーのペインキラー依存症は、ちょっと残念ですね。誰も気付かないのかな。彼が立ち直るために、リズの存在が大きいという事になればよいと思います。
February 25, 2015
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『途絶えた伝言』2話目にして、まだ本調子じゃないのかなという印象でした。もしかして、特別出演ぽいフランシス役のTony Gonzalezが目玉だったのかな。この人はNFLのプレーヤーですね。もう一人、女子が騒ぐイケメンの巡査役の人を紹介するエピソードだったのか。アビーのお相手というのには、かなり無理がありますよね。ちなみにこの役者さん、CSIマイアミに出ていましたね。パパラッチされる美形俳優の役でした。ホワイトハウス近くのエリプスで、海軍少佐ネッド・ウォラスが死亡しているのが見つかる。脇腹を刺されており、犯人は左利きの可能性がある。少佐は犯人と争ったようだ。遺留品の携帯電話に何と大統領から電話がかかり、少佐が大統領の補佐として昨夜、話があると言っていたという。少佐は海軍一家の出身で、国防総省で戦略企画の任務に就いており、財布と腕時計がなくなっていた。現場では観光客狙いの強盗事件が頻発しており、他の観光客が撮影した犯人の後ろ姿の写真をアビーが分析することになった。事件を担当しているムーア巡査部長によると、犯人は白人の若い男性でナイフで脅していたという。ウォラス少佐の妻トリッシュは、夫とは現在別居中で、夫は所有しているヨットで寝起きしているという。トリッシュは夫婦関係をやり直すつもりだったというが、裕福なウォラス少佐が死亡するのと離婚するのとでは財産の分与が大きく変わる。ウォラス少佐の携帯電話に、アカデミーで同期で、今は民間の軍事関連会社に務めるコートニー・リードとの通話記録があり、NCISは少佐がコートニーと浮気をしていたのではないかと睨む。ネームプレートにぼんやりと映る犯人の顔をアビーが加工して、強盗犯人の身元を突き止める。犯人は大学生のニコラス・ダンと判るが、強盗は認めたものの、殺人は否定する。もっていたナイフもゴム製の偽物だった。ヴァンス局長は定期検診で肺に影が映り、CT検査をすることになった。ダッキーの見立てでも、進行したリンパ腫の可能性があるという。ヴァンスはギブスに、子供たちの事が心配だと話す。コートニーの行方が判らず、トニーとビショップは少佐のヨットを捜索し、マクギーは少佐の職場に向かう。ヨットからはやはり女性の存在が浮かび上がり、コートニーの指紋が見つかった。少佐のPCからは、離婚を準備していた形跡が見つかり、夫婦の意見が異なっている事がわかる。行方を捜していたコートニーの車がハーフォード郡の川から見つかった。土手から転落したようで、コートニー本人が見つからない。川に流されたのだろう。コートニーが務めていたコルフォード・ウェブ社は政府に技術やセキュリティを提供しており、コートニーは国防総省や国土安全保障局と取引があった。真面目な社員だったが、昨日は病欠し今朝は連絡が取れないという。CEOのコルフォードは、ウォラスについては知らないがNCISへの協力を惜しまないという。検査の結果、ヴァンスのリンパ腫の可能性が高まり、胸を開いて生検することになった。子供たちには出張で家を空けると説明するつもりだ。トリッシュは、夫が離婚を考えていた事は知らなかったという。コートニーの存在は知っていたが、それ以上の事については弁護士の同席を求める。ウォラスのクレジットカードを調べていたビショップは、レジーナ・ランバートという名前でモーテルを予約していることを掴む。トニーとマクギーがモーテルに向かうと、コートニーがおり、逃げようとしたため身柄を確保する。コートニーは「奴ら」に命を狙われており、ネッドからは何も言うなと言われていたという。実は会社の扱うシステムに「穴」があり、政府の文書が外部に漏れる恐れがあるのを見つけたが、上司のトルソンは欠陥を隠蔽しようとした。しかたなくコルフォードに直訴したが、何もしてくれなかったという。もし、システムの欠陥が表沙汰となると、会社は莫大な損害を被ることになるからだろう。するとトルソンが自分を仕事から外し尾行するようになったという。恋人のウォラスに連絡したところ、両親の別荘に行けと言われたので向かっていたところ、車に細工され川に落ちてしまった。何とか逃げ出して、ウォラスが手配したモーテルに潜んでいたところだったという。ウォラスは事態を大統領に話すつもりだったが、トルソンはウォラスの存在を知ってしまった。ギブスはトルソンを逮捕する。生検の結果、ヴァンスの肺の影はサルコイドーシスで、命の危険はないと判った。父の異変を心配した娘のケイラは、亡き母に代わって父の面倒を見るという。ヴァンスの病状が軽くて良かったですが、もうちょっと引き延ばすのかなと思っていました。確かに、検査したらすぐに判るのかも知れませんが。(爆)もし、自分が死んでしまったらと思うと、さすがのヴァンスも弱気になってギブスに頼りたくなるのは判りますね。でも、娘もすっかり成長していた。これからは、父の頼もしい相談相手になるのでしょう。これはこれで良いお話でしたけど、事件はおおざっぱな感じで、コートニーを見つけたらそれですぐに犯人逮捕、とはあっけなかったですね。後はまあアビーのデートがどうなるのかとか、ビショップの夫への期待が高まる事くらいかな。船、ヨットに憧れるというのは、いかにも彼のイメージかも。(笑)それにしても、トニーの「覗き見」はいただけません。マクギーも携帯にパスワードを設定するとか、情報を守らなきゃ。この先、遠距離恋愛ネタが続くのかも知れませんけど、ちょっと無理やりな話題ですね。
February 20, 2015
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新シーズンプレミア。のっけからアクションも派手で見事だし、全体的にテンションが高いですね。私はシーズン1のおさらいを見なかったので、着いていくのにやや手間取りましたが、十分に楽しめました。今シーズンも盛り上がりそうです。レッドは自分を殺すために「ベルリン」が雇った殺し屋を探っていた。負傷したクーパーの代わりにマーティンが特別作戦チームの指揮を執っているが、大金を使ってやっとリスト者「ボルティモア卿」の名前を掴む。リズはトムと婚姻無効の手続きを取りつつ、まだトムがまだ生きていて自分を見張っているのではないかと疑う。レスラーはプロトコルのカウンセリングを受けることを拒み続けている。レッドによると「ボルティモア卿」は、サイバー空間に溢れるビッグデータを利用して人捜しをするプロで、これを特定すればベルリンに至るのではないかという。アラムはビッグデータを扱う会社の中で、ローアン・ミルズというアナリストの口座の動きに不審な点があるという。巨額の入出金があり、ローアン本人に金については覚えがないが、聴取すると以前に会社のシステムに侵入されたという。自宅に戻ったローアンに何者かから、FBIに会うなという脅しの電話がかかってきた。さらにハッキングされ大量のデータが会社から盗まれたという。ローアンは自らそれをリズたちに報告するが、アラムはアナログを信じ、デジタルの痕跡を残したがらないレッドを探すのになぜボルティモア卿が雇われたのか、疑念をもつ。ローアンに電話をかけた人物の場所を突き止め家宅捜索に入ると、そこには大量のローアンの写真や、会社から盗まれたデータがあった。しかもローアン自身がボルティモア卿というハンドルネームを使ってネットにアクセスしていた事が判る。しかし、ローアンは何も知らないと否定し、可能性として7年前にイラクで死んだ双子の妹ノーラが実は生きているのではないかという。その頃、レッドは滞在しているホテルで何者かに強引に拉致される。レッドを捕らえたのはモサドのナヴァービだった。ナヴァービはレッドをずっと追っていたという。ローアンはノーラについて、子供の頃叔父から性的虐待を受けていたという。大人になって、ノーラは民間の軍事会社に勤め、ローアンにライバル会社に関わる情報を盗むように要求したが、やがてイラクへ渡った。ノーラは現地で拉致されたが、死亡は確認されていないことが判る。アラムはボルティモア卿のアルゴリズムを使って盗まれたデータを分析し、追っていたのはレッドではなかった事を掴む。ナヴァービのところにマーティンが現れ、レッドを引き取る。レッドはナヴァービの弟が爆撃で死んだ事件について説明する。女は弟を殺したテロリストを追っていた。レッドはアラムが絞った女性の対象者のリストを見て、ターゲットは「ナオミ・ハイランド」だという。ナオミはレッドの元妻で、今は証人保護プログラムの対象だった。別の男性と結婚しているナオミの身柄を保護し話を聞くと、ナオミはある日突然レッドに疑いがかけられ、自分も疑われた後、娘と2人それまでの人生を捨てなければならなくなったという。ローアンの実家を調べていたレスラーは、保管されたままの遺体を発見する。ローアンの母親は遺体のことをFBIに隠していたのだった。それはローアン本人の遺体で、ノーラは解離性同一症で自分がローアンだと思い込んでいた。ローアンの前にマーカスという男が現れ、音楽を聴かせるとローアンはノーラの人格になり、仲間を引き連れナオミの家を襲撃する。ナオミはノーラの一味に連れ去られたが、リズはノーラを捕らえる。実はノーラはイラクで死亡したのではなく、ノーラが妬みからローアンを殺してしまい、その罪悪感から人格が分裂してローアンに入れ替わったのだという。襲撃時に共に捕らえられたマーカスが白状し、リズとレスラーはノーラたちのアジトへと向かう。そこで殺戮がありすでにナオミは姿を消していたが、仲間の一人が生き残っていて、レッドは片腕の男が残したメッセージを聞きだす。レッドはナオミを捕らえたベルリンを追い、指定されたホテルに向かうが、そこにはナオミはいなかった。クーパーはレッドの提案を受け入れ、職場に復帰する。入院中、病気がみつかったという。リズの婚姻無効が認められた。キーン姓はそのまま名乗るという。レッドはベルリンからの小包を受け取る。中には携帯電話があり、ベルリンは自分の娘がされたように、レッドの妻にも同じようにしてやるという。小包には切り取られていた指が入っていた。多重人格のリスト者、ボルティモア卿というのは意外性があって、なかなか興味深いキャラクターでした。そう、見たことがあるなと思ったら「ブレイキング・バッド」に出ていましたね。ついにレッドの元妻登場ですが、ということはリズの母親かな?でも、全くそういった雰囲気ではなかったですね。で、ベルリンはレッドの元妻を切り刻むという。レッドはこれを恐れてリズを預けたという事だったのかな。でもこれは濡れ衣なのですよね。ベルリンの誤解が解ければ、レッドは父親だと名乗るつもりなのでしょうか。母親の事も。さて、新たに出てきたモサドの女も今後レッドの絡んできそうですね。レッドはイスラエルからもお尋ね者ということでしょうね。あの派手な拉致方法、いくらなんでもアメリカ側が黙っているとは思えないのですが。司法副長官はまた女性ですね。憎まれ役。(笑)リズ以外に若い女性がいないのは、制作側の好みなのか。あの演出から見ると、トムは生きていますよね。リズを見張っているのは本当に愛しているから、という事にしておこう。(笑)いずれ、リズのピンチを救ったりFBIに協力するとかあるのかな。マリクを殺され、いろいろ辛い事があったレスラーがやさぐれかけていますが、この先何か個人のストーリーがあると良いですね。とにかくディエゴを見るのが楽しみです。彼「フォーリング・スカイズ」にも出てましたよね。さすが売り出し中だ。復帰したクーパーも、何やら問題がありそうで、心配させてくれるのでしょうか。
February 18, 2015
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『深い森』シーズンプレミア。前回がクリフハンガーでなかったので、「今シーズンはこれで行くぞ」という意気込みのようなものが感じられる力強いエピソードでした。もちろん、そのストーリー自身はかなり無理のあるものですが、シリーズが続く以上、こうして話を繋げないと行けないのでしょうね。ショービズのならいとして。ちなみに、このままスタートレックの1エピソードでもできそうな、シャトルミッションで墜落して云々という展開でしたね。そういう意味では私はついて行きやすかったですが。ロシアで大学教授をしている叔父を見舞いに行ったNCISのIT技術者、ケヴィン・フセインが死亡した叔父を連れ帰ろうとしていたところ、何者かに尾行されていることに気付き、大使館に逃げ込んでNCISに助けを求めてきた。ケヴィンはNCISのシステムに詳しいので、海軍長官はギブスにケヴィンを護衛するように命じる。ギブスはマクギーを伴い、ロシアからヘリコプターでケヴィンとフィンランド上空を通過し帰国する予定だ。そのヘリコプターが突如地対空ミサイルに狙われ墜落した。操縦士1名と下士官1名が墜落で死亡し、もう一人のパイロット、ハンナ・バンクス少佐も瀕死の重傷だ。ヘリコプターからの信号が途絶え、NCISではギブスらの安否を気遣う。墜落したのは広大なコラ半島のどこかと考えられるが、特定できず、ヴァンス局長はロシア側に救出を依頼する。ギブスらはパイロットから国境には近いと聞かされる。アビーは墜落前の通信を分析し、使われたミサイルの種類を特定する。傭兵組織を資金援助するロシアの財閥が関わっていると思われる。墜落現場に世界的な傭兵のセルゲイ・ミシノフが部下を連れて現れ、見張りを一人残して付近を捜索する。ギブスは部下を一人殺して、自分たちが追われていることを知る。すぐにフィンランド国境を越えなければならないが、ギブスはケヴィンに対して疑いを持ち始める。ダッキーはケヴィンの叔父の死がケヴィンの妹に知らされておらず、遺体も一足先にアメリカに届いていることを知る。すぐに検視を始めるが、叔父の胸には銃創があり、ガンで死亡したのではなかった。傷口からは、押し込められたSDカードが見つかる。ケヴィンは叔父を殺してカードをアメリカに持ち込みたかったのか。ギブスに問いつめられ、ケヴィンはやっとセルゲイに頼まれてシステムを破壊するコンピューターウィルスを作った事を認める。しかし、プログラムを引き渡す直前に考え直し取引を辞めようとしたが、叔父が殺されてしまった。それで安全にアメリカに持ち込んだつもりだったという。このプログラムが起動されれば、無効化できるのは自分しかいないという。すでにその頃、アビーが万全の注意を払ってSDカードの分析を始めようとしていた。しかし、ウィルスはガードをすり抜けNCISのシステムをダウンさせてしまう。ギブスらは無線電話の電波が通じる場所に至り、やっとNCISに連絡を入れる。ウィルスについては、ここからケヴィンができることをするつもりだというが、セルゲイらが追いつき、ケヴィンは足を撃たれ、電話も使えなくなってしまった。ギブスは怪我をしたケヴィンを連れて国境を目指す。ビショップはNSAに勤務する夫を通じ、衛星画像でギブスたちの居場所を突き止めることに成功する。トニーはフィンランド側からギブスらを救出するために出発する。ギブスはケヴィンとマクギーを先に行かせ、セルゲイ側を足止めするために一人闘う。ついにギブスとセルゲイが一対一で向き合った時、トニーが現れギブスを救い出す。ギブスはセルゲイを仕留めたつもりだったが、その後遺体を回収に行ったロシア側によると、遺体は無かったという。ヴァンス局長は、セルゲイがあのアリ・ハスワリ(ジヴァの兄)と友人で、その復讐を狙っているようだとギブスに告げる。ギブスはそれならば、こちらから先にセルゲイを倒すという。全く無責任なケヴィンの言動にイライラさせられたものの、昔取った杵柄、ギブスの無敵ぶりが格好良かったし、マクギーとのボーイスカウト談義「常に備えよ」など、いつもの楽しみはありました。でも、やっぱり無理があるよな~今更アリを持ち出すというのは、ジヴァがカムバックしやすくするためでしょうか。コート・デ・パブロが出演するミニシリーズ「The Dovekeepers」も制作されていますけどね。とにかく、仮想敵国を作ってそのシーズンを闘うために、上手くビショップの夫を使いましたね。ビショップについては、キャラクターの名前さえ思い出せなかった私でしたが(笑)、ジェイクの登場は待っています!早く来て~あの衛星画像「Homeland」でもおなじみで、ロシアとアメリカが多少の因縁もありながらも諜報部門で協力しているなど、今の時代だなと思わせました。ヘリの墜落は助かる割合が高いというのは、ちょうどこのタイミングでは残念に響きましたね。今回は後方支援に回ったトニーでしたが、次週からはいつものペースで活躍するかな。アビーがコンセントを繋いだままプログラムを起動させたのはちょっと彼女らしくなかったですね。こちらも、今シーズンの活躍を期待。
February 13, 2015
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