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シーズンフィナーレ。予定通りの終わり方だったのかも知れませんね。うーむ。前話の続き。回収された遺体はキャットのものと判る。犯人はタイマーで現場に火を付けている事から、警察官を殺すつもりはなかったようだ。テイラーは情報を公開し、金色のカトラスに関する通報をテレビの会見で求める。シャロンは犯人にこちらの手口を晒すことになるというが、被害者を救うことが優先だ。しかし、手配するにも郡全域となるととても人手が足りない。警備課が引き続き協力し、シャロンはラスティの警備を続けるようにいう。ストローが外部の犯行をどうやって知り得たのか、手がかりは彼が読んでいた本になるかもしれない。もっとも指紋が付いていたのは、占星術の本だった。マスキュラマークは、軍神火星のシンボルでもある。なぜストローが占星術に興味を持っていたのかを解き明かすため、タオの知り合いでプロの占星術師クラリッサの助言を得ることにした。クラリッサは過去に火星と海王星が出会った時期を指摘し、それが放火事件の被害者遺体が発見された日と完全に一致することが判る。さらに、次に火星と海王星が出会うのは今日で、犯人は協力者の助けを得ると考えているのではないか。ストローとの取引が認められて、ついにストローが犯人の名を挙げて署名するばかりになった。シャロンはそのまま取引を続けて欲しいという。カトラスの情報が警察にもたらされたが、残念ながら犯人は警察をバカにしたメッセージを残していただけだった。ストローはシェーファー判事と手続きを進めていたが、隙を見て判事を殺し、判事に変装して裁判所から逃げ出る。異変に気づいたシャロンたちが部屋に入ったところ、壁には「ナザレのイエスを捜せ」と書かれていた。ストローは犯人の手がかりを残すことで、自分の追跡にさく人手を減らそうと考えたのだろう。ストローの追跡は郡保安官事務所が担当することになり、シャロンはストローの過去の依頼人の中から「ナザレのイエス」を名乗った人物を捜すことにする。クラリッサは過去15人の被害者が遺棄された地点を見て、射手座の星座に似ているという。完成するには残り3カ所が必要で、その地点から犯人が被害者を遺棄する場所がかなり絞り込めるという。そのおかげで、次に放火される家は特定できたが、犯人がやってくるときには被害者は死亡している。リオス検事はストローが18年前に未成年の性犯罪者を弁護していたのを見つける。当時「ナザレのイエス」と名乗っていたマルコス・クリスタキスで誕生日は射手座だった。被害者の背中に火星のシンボルを彫っていた事もわかる。現在の住所は不明だが、射手座の矢が向かう蠍座のアンタレスの座標にある地域に、マルコスが子供の頃住んでいた家があった。重大犯罪課はマルコスを追って家に向かう。一方、モールでシェーファー判事のクレジットカードを使ってライフルを買った男がいるという通報があり、SWATが現場の封鎖に向かう。人混みの中、シェーファー判事のジョギング姿の男を取り押さえるが、金で服を交換してくれと頼まれた別人だった。マルコスは踏み込まれた刑事たちに発砲し、逃げようとしてサンチェスの倒される。被害者はベッドにくくりつけられていたが、無事だった。この男からストローの居場所を聞き出せるかと思ったが、マルコスはストローとは長年直接会っておらず、電話で助言を受けていたという。ストローはその助言通り、常に逃亡するときの準備を怠らず、証人は全て消し、現金や偽ID、武器を用意しているはずだという。ラスティは、ストローを取り逃がしてまた警護を受ける事は嫌だという。それこそ、彼に運命を変えられることになる。明日からは普通の生活に戻るという。どれだけ警察が無能かを見せつける形になりましたが、確かにクリフハンガーにしてシーズン4で決着を見た方が視聴率は稼げそうですね。ストローとの取引云々は時間稼ぎと脱出のチャンスを狙うためで、全て計算を尽くしたストローにお手上げでした。ペンを落とすたびに、そうだろうなとは思っていましたが。失態の責任を誰が取るのか判りませんが、警察と郡保安官事務所がメンツにかけてストローを探し出して欲しい。そうでなければ、ラスティはずっとストローの影に怯えなければならない。というか、ラスティよりもシャロンの方が苦悩が大きいかも知れませんね。今はカナダ人トム・ウィリアムというIDで潜伏したストローが、いつどういう形で戻ってくるのか待ちたいと思います。頼もしい警備課の面々もまた会いたいですよね。もちろん、本部長補佐となったフリッツも。すっきり解決せずに不満が残ったのは確かですが、「Major Crimes」はまだまだ続きます。(笑)
December 30, 2015
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感謝祭エピソード。ついに、ディーン・ストックウェル登場。もちろん、スコット・バクラとは「タイムマシーンにお願い(Quantum Leap)」以来の盟友であり、このエピソードも展開がとてもそれっぽかった。ちなみに、2人の競演は「スタートレック・エンタープライズ」でも実現しているのですが、ディーン・ストックウェル自身が、JAGでは海軍長官役でしたね。死亡した窃盗犯がもっていた拳銃が、海軍の仕様の物だったため、NCISが捜査を行う事になった。拳銃の登録ナンバーは消されているため、セバスチャンが再現することにする。すると、銃は40年前に自殺したとされた、ジェイコブ・ターロウ兵曹長が所有していた事がわかる。ターロウ兵曹長は、当時、新兵募集でアフリカ系兵士を入隊させたユダヤ系士官として、地元の差別団体などから嫌がらせを受けており、事務所で騒ぎが起こりけんかになった後、首を吊って死亡したのを自殺とされた。ロレッタ・ウェイドはインターン時代、ろくに検視もされずにターロウが埋葬されたことを覚えていて、この事件に対してこだわりがあった。ロレッタはジェイコブの妻ハンナと連絡を取り続けてきたが、ハンナは末期ガンとなり残された時間は少ない。何としても、ハンナのために真犯人を突き止めたいという。やはり軍人だったジェイコブの友人ポールに40年前の事件について聞くと、新兵募集事務所に南軍旅団の一味が乱入してきてけんかとなったが、警察はその場では手を出さず、後から死亡したと連絡してきたという。プライドは公式に事件の再捜査を行う事にするが、当時の資料はカトリーナ台風で失われていた。かろうじて残っていた死亡時のロープからセバスチャンがDNAを採取することにする。ロレッタはジェイコブの墓を掘り起こし、死因を探ろうとするが、裁判所命令で掘り起こしの中止の命令が下る。判事の名前は伏せられているという。セバスチャンが窃盗犯のズボンから鉛の成分を検出し、工場や処分場などから規制を破って家に持ち込んだ人物として、南軍旅団のブリック・マイヤーズの名前が挙がる。マイヤーズの自宅に向かうと、武器などを違法に所持、売買しており、窃盗犯はここからジェイコブの銃を盗んだようだった。その場にいたマイヤーズとその仲間を逮捕して尋問すると、当時ジェイコブと殴り合いになったことは認めるが、銃がジェイコブのものだとは知らなかったという。銃はジェイコブが自殺した後、「Tボーン」という警官から買い取ったという。南部旅団は人種差別が根強い地方で公民権法以降も存在し、警察とも通じ合っていた。ロープからDNAを採取することはできなかったが、セバスチャンはロープをつるし上げた角度から、大体の身長が推測できるという。FBIは当時一般人も監視していたことから、警官たちの写真を取り寄せ分析すると、Tボーンの姿が浮かび上がってきた。ソフトで今の年齢に加工すると、プライドはその男を知っているという。男はハミルトン議員の父親、トム・ハミルトンで、さっそく親子で釣りに出かけようとしているところをマリーナで聴取する。トム・ハミルトンはジェイコブを半年で8回も不当逮捕した記録が残っていた。判事に中止命令を出させたのはハミルトン議員に違いない。プライドは強引に命令を撤回させ、ロレッタはやっと遺体を調べる。すると、死因は首を絞められたのではなく、頭部を鈍器で殴られた事による損傷ではないかという。セバスチャンは、ジェイコブの持っていた銃で殴られ、その銃には血液が残っていたという。もしそれがトム・ハミルトンのものならば決定的だ。プライドはハミルトンにDNA採取を要求するが、令状を取ってこいと断る。プライドは息子を説得して比較サンプルを手にするが、銃のDNAとは一致しなかった。ロレッタはジェイコブが残した日記の最後のページを書いたのは、別人だという。しかも、ごく親しい人間だ。NCISは、友人のポールがハンナの薬を買うときなどに処方箋に書き込んだ文字を鑑定し、嘘の内容を書き込んだと追及する。ポールは、ハンナに横恋慕し、ジェイコブと婚約する前に一夜を共にして、自分とどちらを選ぶのか迫ったという。ハンナはそれは過ちだったと言い、ジェイコブにはこのことを言わないでくれと頼んだ。南軍旅団に襲われた夜、ポールはジェイコブにそのことを打ち明けてしまった。すると収拾が付かなくなり、向かってきたので殺し、自殺に見せかけたという。ジェイコブの遺体は墓に戻され、ハンナはもうすぐ夫に会えるという。海軍長官の命令で、引退したポールを軍に戻し、殺人罪で軍法会議にかけることになった。感謝祭で娘のローレルがボーイフレンドを伴い、戻ってきた。ローレルは父親にボーイフレンドを紹介すると、いつも彼らはプライドに魅惑され、すっかり父親の話題ばかりになってしまうというので、距離を取って欲しいという。今回もオライオンを連れてきたが、さっそくその兆候が見えたので追い返してしまった。いつもそうやって、失敗しているというローレルに、プライドは真剣なのに、そう思いたくない事もあるという。今年の感謝祭ディナーは実家に戻らないブロディと呼び戻されたオライオンを含め、大人数でテーブルを囲んだ。ローレルの表情がかわいかったですね。確かに、プライドのようなお父さんには、男だって惚れてしまうかも知れない。君のパパってすごいんだな、などという会話でローレルは「私のことは?」と思うのかな。とても、かわいいなと思います。でも、問題はそこではないのですね。パパのせいにして、自分は現実に向き合うのを避けてきたのかな。オライオン君は、一見セバスチャンに似ているなと思いましたが、さわやかな青年でした。後、このチームの構成から言って、セバスチャンの立ち位置は、BONESのホジンスに似ていますね。もちろん、本家でいうとアビーなのですが、証拠を分析する方法を考案するのに熱中して「キング・オブ・ラボ!」と叫ぶ感じがそっくりです。ロレッタが毎夜未解決事件のファイルを眺めて、犯人を突き止めたいと思っているところも印象的でした。ところで、トム・ハミルトンとプライドの父親カシアスとの間には因縁がありそうですね。もう少し強ければ監獄に行かなくても、というのは何があったのかな。老い先短いハミルトンには、いつか真実を明かして欲しいです。「ミシシッピー・バーニング」は見ました。「奇妙な果実」も、決して昔の話ではないという。ニューオーリーンズなら、なおさらなのでしょうね。「タイムマシーンにお願い」でも何度も黒人差別を扱うエピソードがあり、そこに家族の隠された秘密があり、久しぶりに重いテーマを見た気がしました。これからも楽しいだけでなく、心に響くエピソードがあると良いですね。もちろん、最後は家族や親しい友人との心温まるシーンがあるのもありがたいです。
December 28, 2015
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何だか、話の展開にものすごく勿体を付けますね。一話分を無理矢理引き延ばした感じですが、これから最終話までのストーリーアークの始まりのつもりなのかも。でも、今度こそカレンの本名が明かされるのかなとちょっと期待です。カレンと因縁のあるアルカディが駐車場で爆死したとの報告が入り、NCISは捜査を始める。ヘティはカレンの父親の事を知っている最後の手がかりであるアルカディを失うことは、カレンに影響を与えるのではないかと心配する。グレンジャーは未だにLAPDの内部調査が続いているディークスをケンジーと組ませる事を憂慮する。現場を見たところ、遺体は損傷が激しく本人確認ができない。カレンは側に落ちていた懐中時計を拾い上げ、アルカディのものだという。ディークスとケンジーはアルカディの自宅を捜索するが、何者かが侵入し家の中を探った痕跡があった。カレンは家の中にある「木の絵」を見つけろと言う。ディークスは、落ちていた写真立てに犯人の指紋があるかも知れないという。「木の絵」の裏側には、アルカディの名前の入ったクルーザーの証明書が隠されていた。アルカディがそういう高額な物を所有しているのは理解しがたい。麻薬など密輸品を運ぶためなのか。エリックは、駐車場の監視カメラで犯人が捕らえられていない事から、車などに反射した人物の顔を探す。しかし、昼食中のサムとカレンの前に、何とアルカディ本人が現れた。今朝、何かを感じて家を出て、男が追ってくるのを駐車場までおびき寄せたのだという。車には爆弾が仕掛けてあり、アルカディは男を殺して自分の死を偽装した。わざと懐中時計を残し、犯人を捜す時間稼ぎをしたのだという。クルーザーについては、何も知らないというので、ケンジーとディークスは沿岸警備隊に出向き、船の居場所を探してもらう。アルカディはボートハウスに保護されたものの、NCISの尋問に素直に答えようとしない。写真立ての指紋から、犯人は元警官のブレット・スミスとわかるが、アルカディは答えをはぐらかす。アルカディの船はベネズエラのカラカスを出航したばかりとわかるが、トランスポンダーが装備されており、実際はクルーザーではなく貨物船だったことが判る。上手くすれば、気象衛星から海上の写真が撮れるという。アルカディはやっと、ロシア人とアメリカ人の仲介役として、経済制裁下でロシアの貨物をアメリカの船に乗せたと認める。しかし、積み荷については口をつぐむ。船の所属は、兄妹で経営しているP&Eバークレイ運輸会社のものとわかる。この会社は経営難から、経済制裁破りで、イラン、キューバ、ロシア、北朝鮮などと取引をしており、ブレット・スミスはこの会社の警備員だったことが判る。もう一人、トム・キーファーという男がブレット・スミスと同じくLAPDで職権乱用で制裁を受けており、現在の居場所が掴めた。焼死体はやはりブレット・スミスと判明し、ケンジーとディークスがキーファーの自宅前で張り込む事になった。ディークスは、自分が内部調査の対象になっている事について、ケンジーに答えられないという。アルカディがなかなか口を割らないため、ヘティ本人が尋問にやってくる。その結果、貨物船が出航した直後、バークレイ運輸に司法省の捜査が入ることになり、兄妹は取引を中止させたがったという。積み荷は1億ドル相当の石油で、それなのにアルカディは船の行き先を知らないという。NCISはアルカディからバークレイ兄妹を呼び出させることにする。キーファーの方に動きがあり、ケンジーとディークスが車を追うが、その車はアルカディがバークレイ兄妹を待ち受けるホテルへと向かっていた。キーファーの降りた車を調べたディークスは、トランクの中にキーファー本人が殺されているのを発見する。運転していた男はホテルに入り、ミーティング場所へ向かっていった。異変を感じたカレンとサムが、銃を出した男を止めようとするが、男はバークレイ妹を撃った。カレンとサムの反撃で、何とか男を倒すが、殺しのターゲットはアルカディではなかった事がわかる。アルカディは知らない男だという。結局、バークレイ兄妹からはめぼしい情報が得られず、男はロシアの雇われ殺し屋だと判る。NCISは、バークレイ兄妹が石油取引を中止させるためにスミスにアルカディを襲わせ、ロシア側は中止させたくないから、兄妹を暗殺しようとしたのかと考えるが、アルカディはわからないという。アルカディにそれ以上拘束する理由はなく、やむなく釈放する。カレンはアルカディの携帯にあった、アナという女性の写真を気にする。結局、そのタンカーの行方はいまだに見つかっておらず、トランスポンダーも切られている。ヘティはまたアルカディを呼び戻さなければならないという。しかし、見つけ出すのは難しいだろう。アルカディはかなり最初から出ていて、ロシア語に堪能なカレンと過去にいろいろあったとは思いますが、やはり最後は父親ネタで使うのでしょうね。(Reznikov, N.)今シーズン始め、自分も命を狙われていると言っていたので(The 3rd Choir)もしかすると、アルカディのキャラクターにも終わりが近づいているのかも知れませんね。先週心配していたカレンとジョエルの関係が取り上げられていて、カレンを中心にしているところも、いよいよかという気がします。ジョエルはまだ、カレンの仕事を受けいているとは思えないし、カレンも無理してトーフサラダを食べているところなど、この関係については続く気はしませんが。(笑)ディークスの内部調査ですが、本人の責任ではなさそうな感じですね。当時の組織内の闇と軋轢があったとか、仲間をかばっているとか、そんな感じがします。ケンジーとのやりとりは、だんだん洗練されてきたのではないでしょうか。任務中にべたべたすることもないし、でもカップル感がしっかりして良い感じです。
December 25, 2015
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シーズン4で終わりかという予測もありましたが、「Major Crimes」のシーズン5決定です。ただし13話なので、もしかすると「クローザー」から12年にわたる長いドラマをまとめるストーリーをするのかなあ。スピンオフについてはまだ何も聞いていません。さて、次回も含めて最終話は力が入っていますね。何と言っても、やっとストローが戻ってきた。Billy Burkeは「クローザー」の時は、ちょっと嫌みな弁護士程度にしか印象が無かったのですが、「Revolution」でアンチヒーローの主役を演じたのをがっつり見た後は、さすがに存在感を感じます。フィリップ・ストローはサイコパスの殺人者ですが、この人はまともなのではないかという雰囲気がちらちらするところに私はすごいなと感じました。どちらかというと悪役が似合うけれど、やはり良い役者さんですね。裁判中のストローは、リオス検事補に取引を申し入れ、すでに16回スペシャルマスターのシェイファー判事のオフィスを訪れ、事件や裁判に関する資料を閲覧している。リオス検事補はまだストローからレイプ殺人犯について情報をもらっておらず、ストローが単なる時間稼ぎをしている可能性もあるという。ストローとシェイファー検事は大学時代からの友人で、ストローはまずは取引の条件として、警備の軽い刑務所を自分で選び、過去の犯罪の罪を免責することを要求した。その際に、まもなく起こる殺人事件3件に関する情報を提供するという。リオスはまともに取り合わないが、ストローが予告したように、廃屋で燃やされた女性の遺体が見つかった。本人確認が難しい状況で、マスキュラシンボル(雄のマーク)のアクセサリーが残されていた。重大犯罪課は初めてリオスから、ストローに関わる事件だと聞き、さらにストローが3つめの条件として、ラスティと2人だけで面会させろと要求しているという。シャロンはすぐにラスティの身柄を保護し、SWATの2人にボディガードを依頼する。テイラーは、ストローが予告したようにあと2人が死ぬのなら、要求をのまざるを得ないという。しかし、なぜストローは事件を予測できたのか。シャロンは、今回の被害者を特定し事件を解明するのと同時に、ストローが過去に関わった事件の分析を進めることにする。時間の猶予はない。被害者は若い売春婦と思われるが、いまだ手がかりがない。検事局はストローの要求を受け入れる準備を始め、ラスティは自分が面会すれば済むことだと主張する。ストローはリオスが事態を遅らせ、被害者が増えるという。言葉のあやで、事件は今を逃すと「しばらくない」と言ったため、シャロンは過去に同じような事件のパターンがあったと気づく。すると、1週間おきに3人の売春婦が殺され、火を付けられた事件が見つかった。遺体の発見場所から、被害者たちが車で拾われた場所が判るかも知れない。クーパーとサイクスは、ストリートに潜入し、売春婦たちから最近姿を消した女性を聞き出すことにする。その時に、ぽん引きのフレッシュがシャイラという女性が客の車に乗って戻ってこないという。そのため、他の女たちにも注意したが、キャットが2~3時間前に車に乗っていったという。キャットが乗った車の特徴は金色のカトラスで、マスキュラシンボルのブレスレットについては、シャイラのものではないという。ということは、犯人が何かの理由で現場に残したのか。リオスは殺人犯の名前を聞き出せるのならと、取引を進めるつもりだという。重大犯罪課は、電気がかろうじて通じる空き家を何とか特定して、キャットを救いだそうとする。要求通り、重大犯罪課にストローが現れ、ラスティが面会することになった。ストローは自分たちはお互いに関わることによって、人生を変えられたという。パターンが見えてきている、それは運命だ、再びお互いの人生を変えようと謎めいた事を言って、面会を終える。重大犯罪課は、ストローの所持品の中に宗教関係の本が多かったことから、「運命」は何かのヒントか?と考える。警備課も応援に入り、キャットが監禁されていると思われる空き家を探し出し突入する。キャットはすでに死亡しており、現場にはガソリンがまかれていた。犯人は後から戻ってきて火を付けるのかと思われたが、外灯の電球が割れて炎が走った。一同はキャットの遺体を担いで間一髪で現場を出るが、バズは壁にマスキュラシンボルの形で炎が燃え上がるのを目撃する…ラスティが堂々としていたのには、感動しました。周りには大人が見守っているとはいえ、外部の人間を使って自分を殺そうとしたストローに少しも引くことなく、言い返すとは。狡猾なストローが何を考えているのかは判りませんが、あんな悪党に人生を左右させてはならない。何が何でも終身刑に追い込むのだ。重大犯罪課、がんばれ!と言いたくなりました。リオスは相変わらず自分勝手に動きますね。ラスティの存在など、取引の駒にしかすぎない。一方、シャロンはラスティの大学の授業まで把握していて、恐れ入りました。確かに、重要証人である限り、どこで何をしているのかは気になるでしょうけどね。プラス、シャロンのブーツ姿にも引きつけられてしまいました。メアリー・マクドネルは本当に脚がきれいなんですよね。結末は後半を待つとして、フリッツが脈を取っているのが心配です。
December 24, 2015
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まだシーズン序盤ですが、キャラクターのエピソードが出てきますね。元気で明るいだけではないラサールにも、昔からの悩みがありそうです。セバスチャンのプライベートは別に気になりませんけど。(笑)マルディグラの山車などが保管されている倉庫で、ベル兵曹の遺体が発見される。ベル兵曹は、南東部の基地を統括するヒューム将軍のオフィスで書記をしており、背中から2発、正面から1発撃たれていた。ウェイドは凶器の銃は2つあったとして、腹側の銃弾が致命傷だという。現場には45口径の薬莢が2つ落ちていた。ベル兵曹はバラの花束と婚約指輪を持っており、どうやらプロボーズするつもりだったようだ。ベル兵曹の前任者はラサールの友人マルティーノ兵曹長で、突然の悲劇にマルティーノが後片付けをすることになったという。ラサールとマルティーノは、マルティーノの病気の息子ロビーを通じて友人関係だった。ベル兵曹の上官、ヒューム将軍によると、ベルの勤務には問題はなく、マリア・ガルシアという女性と交際していたという。マリアはLAに住んでいて、ニューオーリンズに移住するという話だったが、今のところ身元が判明しない。パットンがベルのSNSなどをチェックしたところ、マリアと交際を始めてからロドニー・アボットが自分もマリアと交際しているとして、ベルを脅していた事がわかる。ロドニーに自宅を訪問すると、家の中にマリアの写真が大量に貼られ、まるでストーカーの様な行動を取っていた事がわかる。45口径の銃も見つかったため逮捕するが、精神状態を確認する必要があるという。ウェイドは、45口径の2発についてはロドニーの物と一致したというが、致命傷を与えたもう一つの弾丸は30口径のライフルで、さらに、ロドニーはベルの死後撃ったという。ロドニーは、マリアにベルからプロポーズされそうだと言われ、うっとうしく思っているので断って欲しいと頼まれ現場に行ったが、すでにベルは死んでいたという。NCISはマリアが第一容疑者または目撃者である可能性もあるとして、特定を急ぐ。しかし、未だに彼女を見た人物もいないおいう。パットンは、電源がオフになっていたマリアの携帯を追跡することに成功し、NCISがマリアの身柄確保に向かう。マリアの携帯を持っていたのはドレイナーという男だった。逃亡しようとしたので拘束するが、ドレイナーはマリアはオンライン上の架空の人物で、オンライン詐欺目的でベルをつり上げたと認める。ロドニーについては、妄想癖があって勝手に2ショット写真などをねつ造していたという。ドレイナーは犯行時のアリバイがあるとして釈放される。パットンは、ドレイナーはフリーのセキュリティ専門家で能力が高いという。彼は軍に反対意見を示すハッカー集団「ステルス」のメンバーで、今回初めて「キャットフィッシャー詐欺」を行ったという。しかし、その目的ははっきりしない。マルティーノはドレイナーについては知らないが、「ステルス」を始め数々のハッキング行為により軍のセキュリティが脅かされているという。NCISは、ステルスの創立者、ウォーカーが収監中なため、仮釈放をちらつかせてドレイナーの起こした事件の情報を引き出す。NCISは街を出ようとしているドレイナーを逮捕使用とするが、その瞬間に駐車場の屋上から何者かがドレイナーを狙撃した。プライドが追うが、スナイパーは姿を消す。ベルを撃ったのと同じ銃が使われ、ドレイナーは殺される直前に「これは契約になかった」とつぶやいた。犯人はドレイナーを雇ってベルをつり上げたが、ベルはヒューム将軍の予定を知る立場にあった事から、それが本来の目的だったのではないか。パットンは暗号で守られていたドレイナーのPCを破ることに成功し、ドレイナーがマリアを装ってベルとチャットする間に、パスワードのヒントを集め、将軍の予定を見られるようにしていたことが判る。ドレイナーが死亡する前夜、高級レストラン「アーノーズ」で女性と食事しているところが録画されていた。女性はコロンビアで手配中のクロディーヌ・ブシャールとわかり、彼女がドレイナーを雇った黒幕であると考えられる。録画に映っていた財布に、宿泊中のホテルのカードが映っており、すぐさまホテルに向かうが、すでにもぬけの殻だった。室内には、アルミの粉や起爆装置になりそうな電子機器のパッケージが残され、NCISは爆弾を使った暗殺計画があるのではないかと考える。ヒューム将軍は今日、マルティーノの上官、フリートウッド将軍と共に、南米各国の代表とカルテルを潰すための作戦について会食をすることになっていた。場所はアーノーズで、フリートウッド将軍は薬物対策の任務部隊の責任者だ。ブシャールは下見を兼ねて食事をしたらしい。NCISは現場に急行するが携帯電話が通じず、マルティーノとも連絡が取れない。店に到着したNCISは、将軍や関係者を避難させ、交通を封鎖する。ブロディが爆弾を発見し、ラサールは姿の見えないマルティーノを探して店内に戻る。犯人の女が店を出て行ったという情報で、ブロディが女を追い格闘する。撃たれた犯人が手にしていた起爆装置の上に倒れ込み、店で大爆発が起こるが、ラサールとマルティーノは一瞬早く店から出て助かる。ラサールはマルティーノに、兄のケイドの事を話す。マルティーノはやるだけのことはやったのだから、という。久しぶりにケイドの事が気になり、働いているダイナーを捜して会いに行くが、ケイドは3ヶ月前に店を出て行ったという。セバスチャンがオタク?の彼女を初めて紹介したら、すごく美人で感じの良い人だったというのは、かなり偏見に満ちた展開ですね。まあ、セバスチャンの言動は変だけれど、根はまじめなキャラクターだということかな。プライドに言われて、すぐに紹介するというのもなかなか勇気の要る事ですし。パットンがサブキャラとして常に登場するのは、捜査にとっても助かることでしょう。2人とも同じタイプでは面白くないし、この先セバスチャンのキャラが発展することを期待しましょう。マルティーノとラサールの友情はどういう病気か知りませんが、ロビーを介して揺るがないと思いましたが、レストランのシーンでは、実は子供の治療費で困っているマルティーノが本当の黒幕かと思ってしまいました。でも、それならわざわざネットを使わなくても、将軍のスケジュールを知っているのでドレイナーを雇う意味ないですよね。かわいいロビーは、この先出てくるのかしら。そして、問題を抱えているらしい兄ケイドが今後どういう形で登場するのかが気になります。ネットで女性に妄想を抱くロドニーのようなタイプがいるのは判りますが、一度も会わないでチャットだけでプロポーズしてしまう被害者は疑問だなあ。仕事上何か問題はなかったのだろうか。将軍ももう少し気にかけてあげて欲しかったです。
December 21, 2015
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なるほど、長期にわたって潜入捜査をしながら、他の捜査も並行して行うにはそういう手があったか。それでも、本当の仕事を知ってしまったジョエルにはいちいち言うのだろうか。交際は順調ということらしいですが、危険な長期の仕事は知らされる方も辛いでしょうね。ヘティの過去シーンは、若作りソフトを使ったのか?ちょっと微妙でしたね。まあ、本人は以前の自分がどうだったか、判っているわけなので、その通りにするメイクもCGも可能だと思うのですが。FBIのランド特別捜査官は、前回出演したのがシーズン2だったのですね。覚えているかと言われても、今回初出演でも問題なかったような感じがします。(笑)昨年、閉鎖されたサンディエゴの海軍病院から、残されていた医療用放射性物質が盗まれた。それを手に入れたのは白人至上者同盟(ASA)のダラス・アルダーだという情報があり、ダラスが刑務所に入っていたため、カレンも刑務所に潜入して接触を試みた。しかしその後、NCISは他の任務でカレンの潜入捜査を中断せざるを得なかった。ダラスが先週釈放され、ASAが爆破計画が行われようとしている事がわかり、それが汚染爆弾の可能性もあることから、計画を阻止するためにカレンは再び刑務所に戻ることになった。カレンはワリンスキーと名乗り、半年間独房に入っていたという事になった。ASAは銀行強盗で資金を調達していることから、ワリンスキーもまた銀行強盗犯として、刑務所内のASAメンバーの元に戻る。カレンはメンバーの中で若いチャーリーを気にかける。NCISはASAメンバーを移送中のバスから脱走させる芝居をうち、カレンは仲間と共にASAのアジトへ向かう。ASAが大規模な銀行強盗を計画していると知ったカレンは、「彼女役」にケンジーを呼び寄せる。ダラスが戻ってきて合流し、カレンを仲間に誘う。ASAのような考え方に共感する人はたくさんいて、銀行には内通者がいて情報が得られるという。ダラスは予行演習だといって狙った銀行の下見をするが、突如今から計画を実行すると言いだし、銀行に突入する。カレンはとっさに危険をそばにいた人に伝える。ダラスらは、銀行内にいた人々を人質に取り、すぐに現場に到着したサムに、金庫を開けるため、帰宅した支店長を呼び戻せと要求する。要求を断ると人質の命が危険だ。ケンジーはASAのアジトに住み込んでいるジニーに、ダラスの情報を聞き出そうとする。支店長が銀行内に入ると、ダラスは逃走用のバスと航空機を要求してきた。カレンはダラスに隠れて、チャーリーにこれ以上の罪を重ねないようにいう。SWATチームが到着し、ダラス側から連絡が途絶えて2時間経った。サムはしびれを切らして突入するが、銀行内にダラスらの姿はなかった。彼らは人質を残してかねてから準備していたトンネルから逃亡したらしい。盗まれた金額は250万ドルで、メンバーのうち、ジミー・レイがなぜか残されていた。ジミーはカレンが倒してNCISに引き渡すつもりだったのだが、ダラスには窓際にいたのでスナイパーに撃ち殺されたと説明する。ケンジーはアジトのジニーに正体を明かし、身柄を拘束する。ジニーは精神的に支配され、ダラスに逆らえない状況にあった。サムはジミー・レイを尋問し、ダラスの居場所を聞き出そうとするが知らないという。一向に口を割ろうとしないので、アジトを家宅捜索したところ、放射性物質は回収することができた。ジニーは絵が上手く、ダラスから紙をもらっていたと話す。ダラスの隠れ場所が閉鎖された工場らしいという事から、紙を扱う工場を特定しNCISはカレン救出に向かう。報道でジミー・レイが射殺されたニュースが出てこないことから、ダラスは警官ではないかとカレンを疑いだし、殴り倒す。ダラスがカレンにガソリンを浴びせ、火を付けようとしていたところに、NCISとランド特別捜査官が突入する。チャーリーがサムに銃を向けたため、カレンはチャーリーに銃を置いて正しいことをしろと声をかけるが、チャーリーは、ダラスとカレンの板挟みとなる。チャーリーが銃をおろさなかったため、ランドに撃ち殺されてしまう。カレンはかつての自分とチャーリーを重ね合わし、その死にショックを受ける。カレンは若い頃、里親の家から逃げ出して倉庫に押し入った事があり、少年院に入れられた。そこで地獄の体験をしたため逃げ出すが、車を盗んで事故を起こしてしまった。警察官に捕まり、これで人生が終わったと思ったときに、どこからともなく、カレンの身柄を引き受ける人物が現れた。それがヘティで、ヘティはずっと前からカレンの事を見守っていたという。ヘティとカレンが初めてであった時の話なのですね。まあ、ヘティは子供のことからずっとカレンのことを見守ってきたわけで、カレンに姉がいた話だとか、両親がスパイだったとか、過去のエピソードにありましたね。最近しばらくカレンのストーリーがなかったですが、ヘティがどういう風にカレンをスパイに育て上げたのか、「計画」についてこの先描かれるのなら、あまり間を開けずに見せて欲しいです。カレンのチャーリーへの思い入れもかなり強くて珍しいなと思いました。これまでにもあったと思いますが、ケンジーがカレンと組んで、カップルを装うというのは、やはり微妙ですね。任務だと割り切ったとしても、ディークスが逆の立場で潜入したら、ケンジーも内心複雑じゃないかと思います。ところで、人種差別主義者たちについてディークスが「for all of OUR kids」と言って、ケンジーが微妙な顔をしたところをすかさずチェック!ディークスに深い意味はなかったのかも知れませんが、ケンジーはサムから釘を刺されていましたからね。
December 18, 2015
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久々のサンチェスエピソードですね。彼のストーリーはいつも人間味があふれていて好きです。タイトルは「家庭内問題」という意味もありますよね。フリオ・サンチェス刑事が実家を尋ねると、腰の手術で療養中の母親が倒れており、何者かが家に入り出ていったという。介護士のティノは、薬局に行って薬をもらってくる事になっているが、8時に出かけたティノは10時になってやっと戻ってきた。サンチェスは、ティノが母の金を勝手に使って酒を飲んでいたと責める。そして、母の寝室の宝石箱がなくなっている事に気づき、ティノをなじって殴る。ティノも殴り返したため、もみ合った末、ティノは車で逃亡してしまう。その後、サンチェスが母親を病院に送り、宝石箱を返すよう、プロベンザとタオにティノの自宅を訪ねるよう頼む。2人は、ティノが自宅で死亡しているのを発見したため捜査を始める。シャロンは、ティノの頭に鈍器損傷があることから、これ以上の捜査は科学捜査班に任せ、重罪犯罪課は今後関わってくるであろう、内部調査部に証拠を渡すという。サンチェスがティノを殺したとは思っていないが、後日裁判や市の調査があった場合にサンチェスが不利にならないようにするためだという。検視では、ティノは相当酒を飲んでいて、角のある鈍器で側頭部を殴られたことが死因だという。しかし、サンチェスが殴ったのが死因だというのを完全に否定することもできないという。シャロンは、ティノが死亡した事を伏せ、一般の容疑者に対するのと同じ手順でサンチェスから聴取することにする。それは、内部調査部が捜査を検証する時にサンチェスにとっても、有利となるからだ。プロベンザは理由を話さずに弁護士を要求するようにいうが、サンチェスは必要ないという。内部調査部のステープルス巡査部長がモニター室でサンチェスの聴取を見守る中、サンチェスは母親の宝石箱を早く取り戻したいと訴える。ティノについても話す中で、死亡したと知らされ、サンチェスは自分が犯罪者として扱われたことに立腹する。容疑が固まらないので帰宅を許されたサンチェスは、留守中に届け物があったと聞く。誰かわからないが、玄関口に母の宝石箱を置いていて、すぐに警察に提出する。ラスティが帰宅すると、シャロンの元夫ジャックが酒を飲んで寝ていた。離婚して返すべきだった鍵をまだ持っていて、どうしても帰ろうとしないのでラスティは車の鍵を取り上げ、シャロンに知らせに行く。戻ってきたシャロンは、夫がまた酒を飲みギャンブルをしていた事を知り激怒する。ジャックは大もうけをしたので、その半分をシャロンに渡したかったという。ラスティは酒が抜けるまで自分が一晩世話をするので、シャロンには仕事に戻って欲しいと懇願する。シャロンは、酔っぱらいの扱いには慣れているというラスティにジャックを任せる事にする。宝石箱に付いていた指紋から、地元ギャングのリーダー、ハビエル・メンドーザの名前が挙がった。サンチェスの家の近所に住み、サンチェスの兄もメンドーザにギャングに引き込まれた過去があった。サンチェス夫人は、元通り宝石箱が戻り、金も何も無くなっていない事から、もうこれで良いという。しかし、盗んだ犯人について聞かれると、床に倒れていて何も見ていないと言い、私を老人ホームに入れたいのかとサンチェスとけんかを始める。警察に呼ばれたメンドーザは、年寄りの宝石箱など盗むわけがないと言い、ティノについても知らないという。メンドーザはサンチェス夫人の言う犯行時間のアリバイがあり、宝石箱については、どこの誰かは知らないが盗んだと聞いて返したと答える。メンドーザが誰かをかばっていると考えたシャロンは、令状を取ってメンドーザの靴にマイクを忍ばせる事にする。その際に、金時計が一つなくなっているのをお前の部下が隠しているだろうと言うと、メンドーザは警察から彼の甥のパブロの家に直行する。戻ってきたパブロとメンドーザが言い争い、殴り合いになったため、見張っていたフリンらが取り押さえる。パブロは他の犯罪で釈放され保護観察中で、犯行時間のアリバイがあるという。事件のタイムラインを見直した重大犯罪課は、サンチェス夫人が8時にすぎに倒れて、すぐに泥棒が入りそのままサンチェスが訪れるまでそのままだったことを認める。嘘を言ったのは、そんな状態ならホームに入れると言われたくなかったからだった。ステープルスはサンチェスの容疑は晴れたが、パブロが自白しなければならないという。靴のマイクの令状がやっと出たので、シャロンはメンドーザにアリバイが不十分だと言って、パブロと一緒に返す。帰りの車の中で、聞かれている事を知らず、メンドーザはパブロに何があったのかと問い詰める。パブロは盗みの手引き役だったティノが、サンチェスが警官だと知って怯え、自首すると言い出したので殺したという。凶器の場所もパブロが明かしたため、2人はその場で逮捕される。ステープルスはサンチェスの過去の取り調べの映像をチェックし、かっとなって容疑者に不当な接触をしていることは見逃せないという。シャロンはサンチェスを現場に残したまま、週2回のアンガー・マネジメントのレッスンを受ける事でステープルスと折り合った。目覚めたジャックはラスティから、あなたは腕の良い弁護士で良き妻と子供2人に恵まれているのに、それが勝ち組だとどうして判らなかったのかと諭す。ジャックは警察でシャロンに謝罪し、断酒会にも行くし、仕事で得た、ギャンブルとは関係のない金をせめてもの罪滅ぼしに受け取ってくれという。シャロンは元気でねと、ジャックに背を向ける。サンチェスは実家に戻り、母の世話をすることにする。身内が関わるデリケートな事件も、さすがシャロンです。遠回りでも、後で蒸し返されないようにするには手順を守ることが一番だ。お見事でした。すぐに熱くなるサンチェスも、年老いた頑固なお母さんには気長に接するしかしかたない。それこそ、怒りをコントロールするには良い訓練になるかも知れませんね。お母さんの方は、頼りになる息子が戻ってきてくれてうれしいし、あれもこれもやってもらいたい。ごくごく普通のどこにでもあるようなシーンですが、最後は良かったなと思いました。一方、未練たらたらのジャックに対するラスティもまた、頼もしかったですね。ママのボーイフレンドも酔っぱらって、これより酷かった、だから世話をするのも慣れているというのは、自慢にはなりませんが、家族なんだから、これくらいのことは協力させてよ、というラスティには感動しました。功成り名をなした弁護士に、あなたは間違っていると説教したところ、本当にラスティの爪の垢を煎じて飲ませたいくらいですね。苦労しているからこそ言えることで、甘えるなという事でしょう。実に情けない。シャロンにいくら謝罪したところで、夫婦としてはもう終わったこと。子供たちとは縁が切れる訳ではないので、そのために努力してもらいましょう。次週は、本国で2時間枠で放送されたシーズンフィナーレですね。いよいよ、ストローとの決着なるか?終われば年の瀬です。
December 16, 2015
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何か、切ないタイトルですね。被害者夫妻とプライド夫妻の事を重ねて、前に進むのか留まるのか気になるところです。それにしても、ニューオーリンズはのどかだな。最先端の設備があっても、人の出入りはゆるゆるですね。キャサリン役の人は、「The 4400」で注目しました。儚げなイメージのある人です。海軍研究事務所所属で、民間開発会社の技術連絡将校をしているダービー・ウィルソン中佐が交通事故を起こし死亡した。中佐の車は黒いセダンにぶつけられ、工事現場に飛び込んで中佐は現場にあった鉄筋が胸に刺さって死亡していた。制服は着ていたが、なぜか裸足のままだった。NCISは車内からプレゼントと思われる銀のロケットを見つける。車のGPSの記録から自宅に戻ると、玄関先に血痕があり、玄関のドアが開いていた。中に入ると、2階のバスルームで女性が額を打ち抜かれ死亡していた。中佐の妻ではなさそうだ。2人目の被害者は、中佐と同じ所属で助手をしているレベッカ・オルテガと判る。死亡時刻は中佐が事故死した15分ほど前で、隣人の話によると、ウィルソン夫妻はけんかが絶えず、レベッカが時々止まることがあったという。中佐の妻が不倫関係にある夫と部下を殺したのか。玄関先で見つかった足跡は男性のサイズで、殺し屋を雇った可能性もある。キャサリン・ウィルソンの口座を調べると、48時間前に2万ドルが引き出されていた。プライドはキャサリンに話を聞くが、昨日も自宅で離婚について話し合ったが殺してはいないという。銀のロケットについては「私へのプレゼントではない」という。中佐とレベッカの上司によると、2人はドローンやミサイル防衛に関する機密を扱っており、アクセルロッド産業で働いていたという。ブロディは同じ職場の女性大尉の様子が変な事に気づき、話を聞く。大尉はレベッカと自分が交際していて、中佐との不倫ではないという。中佐の右手首には、タバコの脂が付着していた。しかし、中佐はタバコを吸わない。セバスチャンは、中佐の体内から電子機器のデータをハッキングする信号が出ていることを突き止める。それは胃の中にあるマイクロチップだった。セバスチャンによると、開発中のバイオトラッカーで、身体に埋め込んで携帯電話の通話やメールなどを録音することもできるという。ということは、中佐は何者かにスパイされていたのか。NCISは中佐のパソコンをコンピューター技術の専門家パットンに分析してもらう事にする。アクセルロッド産業を訪れたプライドに、責任者のシュワルツはバイオトラッカーは扱っていないと答える。機密を扱う仕事だけに、中佐だけでなく、従業員はアルカイダから中国のハッカーまで、ありとあらゆる脅威から狙われているという。タバコの脂は珍しい水タバコのものとわかり、中佐が立ち寄った市内のタバコバーを突き止める。確かに中佐は死亡した前夜に店を訪れ、何者かと話をしていることがわかった。ただ、ビデオの解像度が悪く相手が判らない。プライドは再びキャサリンを訪ねるが、家の前に傷ついた黒いセダンが止められており、キャサリンの悲鳴が聞こえた。覆面をした男がキャサリンを誘拐しようとしており、プライドがキャサリンを救う。なぜ犯人は中佐の妻まで狙うのか。プライドはキャサリンをセーフハウスで保護する事にする。キャサリンは最後に夫と会ったときに、シャンという仕事仲間と会う予定だと言っていたという。それは、アクセルロッド産業の元技術責任者シャン・リーの事で、シャンはライバル社に機密情報を売ろうとして首になっていた。中佐にバイオトラッカーを仕込んで、情報を手に入れようとしたのはシャンだったのか。セーフハウスでキャサリンはプライドに寂しい気持ちを示す。パットンは何重にも暗号がかけられた中佐のパソコンを解読しようと、手こずる。セバスチャンの手を借りて分析を進めたところ、中佐が死亡する1時間前にファイルをダウンロードし、SDカードに保存していたことが判った。シャンの消息が意外な場所から判明する。競馬場の厩舎でシャンの遺体が見つかる。胸を2発撃たれており、やはり同じ犯人に殺されたようだ。死亡時刻は中佐らより、さらに数時間前だという。セーフハウスのキャサリンが再び狙われた。犯人はライフルを撃ち込んだ後、ボートに乗って逃走した。オフィスに戻ったプライドは、キャサリンが身につけている銀のアクセサリーを見て、ロケットはキャサリンへの贈り物だったと気づく。裸足でもそれをもって逃げたということは、ロケットに秘密があるらしい。ブロディはロケットの中から小さなSDカードを見つける。SDカードには、ミサイルの標的捕捉システムの実験で、失敗した映像が入っていた。中佐はそのことを上官に報告しようとしていたようだ。技術専門家の意見を聞くつもりだというメモがあり、それでシャンと会ったらしい。中佐はたまたまメールの誤送信でこの映像を手に入れたらしく、送り主はアクセルロッド産業のシュワルツと判る。シュワルツの身柄を確保し、警備主任のランドルフを取り調べている様子を見せて、取引を申し出ると、シュワルツは殺せとは言っていないと口走る。システムが納入されるかどうかで、大金が手に入るため、中佐の口を封じたかっただけだったという。プライドはキャサリンにロケットを渡し、ダービーがやり直そうとしていたと話す。リンダとの思い出の詰まる車を久しぶりに点検したプライドは、自分一人で調整すると言って聞かない。ラサールは早く直さない事で、リンダとの繋がりを保つのだろうというが、プライドは、この車を売るという。リンダはついに家を出て、姉妹で住むらしい。うーん、リンダは前に進んでしまったのですね。冷却期間を置くという段階はもう過ぎたのか。殺されたウィルソン中佐はまじめで仕事熱心で、それが妻には結婚生活の障害に変わっていった。それでも、中佐は妻への気持ちを失ったわけではなく、プレゼントに想いを込めていた。プライドも似たようなものでしょうね。しかし、最後の糸が切られてしまい、リンダのために買ってしまい込んでいた粋な車を手入れし、手放す事にした。同じような事をしていても、ギブスが何隻もボートを造るのとはまた違うな。(笑)被害者の奥さん、料理も上手くて自分を助け出してくれたプライドにはついつい甘えたくなってしまう。この気持ちもわかります。でも、こういうタイプの女性はまた同じ失敗を繰り返しそう。プライドも女性を助けるたびに怪しい雰囲気になっても、本当の愛は見つからないでしょうね。またまたパットンが出てきて、セバスチャンとやり合うのは楽しいですね。まるで天敵みたいに、張り合うと面白いと思います。さらに、ラサールも入れてボーイズで子供っぽいところを見せてくれるとドラマのアクセントになるでしょうね。それにしても、他部署にオフィスを貸してやるとか、外から丸見えの共有のセーフハウスとか、ニューオーリンズはのどかだなあ。
December 14, 2015
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大学に潜入するには、あなたたちでは年を取りすぎています、という事で臨時に加わったのは「Glee」のキティでした。とはいえ、彼女も20代半ばで高校生を演じていたのですよね。ボブ・ベイカーマリオネット劇場は、歴史も古くLAの名物のようですね。TVドラマなどにもよく登場しているそうで、アメリカ人ならみんな知っているという場所なのかも知れません。NCISでも取り上げられた、とあるのですが、はて、どのエピソードだったかな。海軍が民間の軍事会社に開発させたミサイル誘導システムの実験中、ミサイルはターゲットをそれて海上に停泊中のクルーザーに命中した。誘導システムを何者かに乗っ取られたらしく、沿岸警備隊と連携して、クルーザーの乗員の安否と船の破片の回収を急ぐ。回収されたアタッシュケースには、フェンタニルの小瓶が48本入っていた。これらは闇で売られると大金となる。被害者はドラッグディーラーなのか。誘導システムのプログラムには、悪質なコードが埋め込まれており、会社に送られた軍からの招待メールの添付ファイルを開いた事で、パスワードを盗まれたようだ。ということは、ミサイル以外の兵器もハッキングされる恐れがある。クルーザーの登録番号から、持ち主は口腔外科医のスタンリー・マズローと判る。NCISが自宅に向かうと、マズロー本人がいてクルーザーはマリナ・デル・レイにあるはずだという。ただ、息子のワイアットがクルーザーに寝泊まりすることもあるので安否を確認したところ、昨夜は友人のところに止まって無事だった。NCISは建築学を学ぶ大学生ワイアットが狙われたのではないかと考える。マズローはフェンタニルは抜歯に使い、厳重に管理していたというが、今ひとつ信用できない。ケンジーとディークスは大学でワイアットと会う。ワイアットは昨日の朝に船を出てからは船がどうなったのか、知らないと答え、怪しむのなら元ルームメイトのジョシュ・ペティフォードだという。ジョシュとは、ライフスタイルの違いで何かともめ、それで部屋を出ることになったという。ジョシュはコンピューターに詳しいらしい。マズローの自宅を監視していたサムとカレンは、届け物をしに来た若い女性に注目する。すぐに尾行しようとするが、途中で強盗と間違われ、地元警察に止められてしまう。ケンジーとディークスは大学寮のジョシュの部屋を調べる。ノートPCにフラッシュドライブを差し込んで立ち上げようとすると、フラッシュドライブが火を噴きジョシュのメッセージが現れる。ハッカーが誘導システムに仕込んだソフトは、ハッカー集団「デイサバウ」のものと判る。恐らくジョシュはデイサバウのメンバーだと思われ、NCISはデイサバウに潜入することにする。しかし、グレンジャーはチームの誰もが大学生になるのは年を取っていると言い、現役大学生でコンピューターに詳しい、ブレイズ・タルコットを潜入捜査に抜擢したという。ブレイズは大学卒業後はFBI本部のサイバー部門に就職することになっていて、今回はNCISのインターン生として受け入れるという。マズローの家を訪れた女性の車が、ボブ・ベイカーマリオネット劇場の近くで見つかった。劇場内では人形劇の授業が行われており、配達をしていた女性がいた。女性はマリー・ヴィパダと言い、ワイアットはボーイフレンドだという。マリーはマズローの家に届け物をしていただろうと問われて、忘れ物を届けたと答える。ジョシュについては、彼がコンピューターサイエンスの授業で助手を務めていたときに、授業を受けたが、ジョシュは変人で、マリーの携帯から写真を盗んだりしていたという。NCISはジョシュがマリーに横恋慕し、ワイアットに嫉妬心から狙ったのではないかと考える。ブレイズは「デイサバウ」の入会希望者として、ビデオチャットでジョシュに接触する。ジョシュはブレイズの書いたコードを気に入り、実際に会って質問を受ける事になった。デイサバウの創設者は「アイザック」という人物だが、誰も会ったことはないという。ディークスとケンジーが一般人を装って、ジョシュの鞄に追跡装置を付けるが、ブレイズのバッグがひったくられ、ブレイズも姿を消した。身分がばれれば危険だ。しかし、ジョシュは念を入れてブレイズの持ち物を調べ、隠れ家に連れて行ったのだった。居場所を突き止めたディークスとケンジーが外で騒ぎを起こした隙に、ブレイズはジョシュのPCを調べ、ハッキングの証拠となるメールを見つけNCISに転送した。ジョシュがブレイズの本性を見抜いたところで、ケンジーとディークスはジョシュを逮捕する。しかし、ジョシュは誘導システムに埋め込んだコードは知らないと言い、マリーについても、つきまとわれて辟易していたという。ブレイズはジョシュとワイアットが裏サイトを作ってアイザックを欺いていた事を突き止める。アイザックはジョシュを犯人に仕立てるようにコードを書いたのか。身元不明のアイザックを追跡したエリックは、それがワイアットだという。ワイアットは、マリーに頼まれてコードを書いたという。マリーはジョシュにレイプされそうになったと嘘をつき、刑務所に確実に送り込むような犯罪に巻き込むよう頼んだのだという。マリーの身元を調べたところ、偽造パスポートで、両親はジャカルタの過激派に所属していた。始めはジョシュに取り入ろうとしたが、生身の女性に関心のないジョシュを諦め、ワイアットを籠絡した。ワイアットのPCには、他の武器をハッキングするプログラムが入っていて、自宅の金庫に隠してあるという。NCISがマズローの家に向かうと、マズローは残忍に殺され、PCが盗まれていた。その頃、ブレイズと連絡が付かない状態になっていた。マリーの住所に向かったところ、もぬけの殻で、そこにはブレイズのスクーターが残されていた。監視カメラの映像には、マリーとテロ組織の男2人がブレイズをらちするところが映っていた。彼らの車はマリオネット劇場に向かい、NCISが劇場内でマリーらを追う。敵はブレイズを人質にして抗戦するが、マリーは一人で逃亡してしまう。カレンとサムが広い公園でマリーを追いつめ、ついに倒す。マリーは持っていた人形の中に、ハードドライブを隠していた。エリックはブレイズに関心を寄せ、先輩として彼女の仲間の話を聞くことにする。戻ってきたエリックは、成り行きを心配していたネルに、ブレイズはクァンティコに行くことになったと話す。マリーは相当なタマでしたね。ワイアットは彼女に関わったために、父親を失ってしまいとても気の毒でした。ケンジーとディークスは少し距離を置いて、お互いの家から出勤することにしたのですね。まあ、関係は実質同じだということですよね。そちらの方が新鮮かも知れない。夫婦漫才は相変わらず切れがあって面白かったです。エリックがブレイズに興味を示したのは、何だか唐突な感じでしたし、ネルもそこまで心配しなくても良いのではないかと思いました。せっかく、聖パトリックデーの話題で始めたのだから、終わりもそのネタを使えばよいのにと思って見ていました。あれでは、エリックはただのお子様じゃないですか。技術面でも度胸の点でも、ブレイズはエリックのアドバイスを受けるレベルを超えていたようですね。印象的なキャラクターだったので、ブレイズがまた登場すれば良いなと思いました。ヘティが5才の時に、ジュディ・ガーランドの自宅でボブ・ベイカーに会ったというのは興味深い。ライザ・ミネリが69才なので、ヘティもそれくらいの年齢だということかな。そもそも、リンダ・ハント自身がマリオネットと仕事をしたとか、そういうことはないのかな。
December 13, 2015
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今週も難しいテーマで見応えがありました。いったん性犯罪者に登録されてしまうと、その後の生活は制約があって、大変苦しいものとなる。でも、近隣住民にはそのことを知る権利がある。また難しい病気を持つ子供を育てる苦労。重く心に残りました。監督はフリッツ役のJohn Tenneyですね。フリンは通勤途上、橋の上から飛び降りようとしている男を説得し命を救う。しかし、男のトラックに荷台には若い女性の遺体があり、男は性犯罪登録がされているビル・ジョージと判る。ビルは未成年の女性と交渉を持った事で、2年2か月服役していた。荷台の女性については、自分のせいではないと言い、誰か知らないという。フリンが力になりたいと水を向けると、夜中の新聞配達の仕事を終えて今朝帰宅するとベッドの上で死亡していたという。動転してしまい、警察に何を言っても信じてもらえないので通報はしなかったという。しかし、それならなぜ自殺しようとしたのか。ビルの自宅に向かうと、失踪課のパトカーが集まり玄関先で一組の夫婦が何かを訴えていた。近所にするオハラ夫妻が、16才になる娘のアニーが昨夜失踪したという。アニーには自閉症の病歴があり、徘徊することがあるのでGPS追跡機能のある腕輪を身につけているが、その信号がビルの自宅から出ているという。アニーは確かにビルのトラックにいた娘で、オハラ夫妻はビルの事を知っており、もし娘の身に何かあれば殺すと興奮する。重大犯罪課は詳しいことは夫妻に言わず、まずビルの家宅捜索を行う。腕輪は確かに壊れてベッドの下に投げ込まれていた。冷蔵庫の中からは、ハート型に切り抜いた赤い紙にクレヨンで「大好き」と書かれたものが出てきた。心理カウンセラーのジョー先生は、アニーが書いたのではないだろうという。また、ベッドは整っていて、家の中に争った跡はない。ドアも窓も全部施錠されていた。オハラ夫妻によると、昨夜10時頃にはアニーは眠っていたというが、部屋には鍵をかけていないという。夫妻は再婚で、アニーの実の父親は別の場所にいる。ハートのメッセージを見せると、夫妻は激しくビルを批判する。検視で、死因は息ができない姿勢で圧迫されたための窒息死だという。ただ、レイプはされていなかった。口の中からは虹色の繊維が見つかり、これを押しつけられたらしいという。シャロンはビルが持っていた駐車許可証の出所を探るよう命じる。ラスティは、ストロー事件の裁判で、ストローが刑を軽くするために弁護士として知り得た情報を取引材料として検察に申し入れている事から、検事から陳述書を書くように言われたという。シャロンはそのことを検察から聞かされていなかったため、すっかり陳述書を書く気でいるラスティに、懸念を伝える。ビルが持っていた駐車許可書は、とある住宅地の客用のもので、防犯ビデオからビルが2日前に訪れた家も判明した。その家には13才のケイラと母親が住んでおり、ジョー先生が慎重にケイラに話を聞く。ハートのメッセージカードはケイラがビルに宛てて書いた物で、2人はとても仲買良いという。母親はたまたま知り合ったビルが、シングルマザーの自分を受け入れてくれたと喜んでいる。そこでビルが性犯罪者登録されていると伝えると、ショックを受ける。ケイラから話を聞いたジョー先生は、ビルとケイラが性的な関係を持っていないという。ビルは母親にプロポーズするつもりだったようだ。そのことをビルに伝えると、ビルはなぜ暴露したのかと怒りだし、2人のことを考えて今朝自殺しようとしたという。重大犯罪課が真相を話すように求めると、ビルは手にしたペンを自分の首に突き刺してしまう。プロベンザはパトリスとの関係を続けるべきか悩み、ジョー先生に相談を持ちかける。これまでつきあった女性とは全く違う女性だというと、ジョー先生はそれなら別れれば良いのではと答える。アニーの自宅を捜索したところ、壊れた腕輪の部品と、虹色の毛布が見つかった。アニーは自分のベッドで殺されたと思われる。さらに、自宅のパソコンにはミーガン法や性犯罪者リストでビルを検索した履歴があった。ビルはこれまで何度も近所から窓を割られるなど、嫌がらせを受けており、窓を直すのに業者が合い鍵を使って家に入っていた。シャロンはオハラ夫妻に捜査の状況を話し、鍵のかかっていたビルの家に夫のクリスに似た人物が入っていくのを目撃した人がいると話す。クリスに面通しを頼めるかと言うと、クリスは自分が関わったことを認める。アニーが発作を起こしたので、通常通りうつぶせで対応しようとしたが、アニーが暴れて押さえつけている間に死んでしまったという。しかし、それをビルの家に運び込んだのはどうしてかと追及されて、クリスは手のかかるアニーを育てている自分たちの方が、人生を犠牲にしている。自分は自由を奪われていると答える。ホッブス検事は、ラスティになぜ陳述書が必要なのか説明する。エマの説明不足で、ラスティは取引するかのように思いこんでいたが、それは勘違いだった。シャロンは、ストローが死刑になるかどうかについて、意見を述べるのだから熟考して対応しなければならないと話す。冒頭はどうやって撮影したのか判りませんが、はらはらしましたね。フリンが自分に任せろと、言葉をかけて飛び降りを諦めさせるところは、さすがベテラン刑事らしくお見事でした。自分の経験から相手の心に響く言葉を知っているのでしょう。プロベンザに「俺たちはデートしていないけど」をさんざん言い訳しているのも、余裕を感じさせてかっこよかった。また失敗するかもと心配することはない、ということは、別につきあうことを恐れているわけでもないのですよね。プロベンザが同じ年頃の女性とはつきあわなかったのに、パトリスはこれまでの女性とは全然違うというのは、ふと人種の事が頭によぎりましたが、やはり人生の終盤を共に過ごしたいという事でしょうね。おっさんの恋バナは置いておいて、ビルは本当に性犯罪者だったのかというのはちょっと難しいなと思いました。確かに相手が16才だったとしても、その時はまだ自分も若くて法定レイプという事ですよね。周囲の目に苦しみながら、仕事を2つ掛け持ちし、やっと幸せをつかんだように思ったのに、自分に罪を押しつけられて、再びどん底に落とされた。一応、死体遺棄の容疑がありますから、恋人を失うだけでなく、刑務所に逆戻りという可能性もありますよね。アニーの義理の父親は始めから殺すつもりはなかったのかも知れない。でも、心の底で思っている事が行動に表れてしまったのかも。母親は娘を殺されて、いたたまれないでしょうね。クリスの事は信じていたでしょうし。さて、あれで片付いたのかと思ったら、またフィリップ・ストローの名前が出てきて心配しました。ラスティはなかなか裁判から解放されないですね。シーズン3も残り3話ですが、ストロー裁判の山場をフィナーレとするのかな。ストローもしぶとい。「補助裁判官」つまりSpecial Masterが重要になってきそうです。
December 9, 2015
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ニューオーリンズでハロウィーンと言えば、ブードゥーですね。墓場の景色もエキゾチックな感じがしますし、死者のパレードは迫力があります。アン・ライスもニューオーリンズですね。そして、そういえばプライドの妻はPaige Turcoでしたね。彼女は若く見えますが、スコット・バクラとは10才くらいしか違わない。なるほどプライドとはお似合いのカップルになるわけだ。ハロウィーンイブの深夜、墓地で主任法務官のメラニー・ハーマン判事の遺体が見つかる。判事は発見者に死ぬ直前「デビルがやった」とつぶやいた。プライドは判事とは仕事を通じた知り合いで、その「仮装」に注目する。髪の毛は赤く染められ、ヴィクトリア調のドレスを着て首には2つの穴が空いていた。NCISは判事に恨みを持つ者がいないか、裁判記録を調べることにする。判事の職場では、部下のジェイク・ダーン兵曹が昨夜判事は議員の引退パーティに参加する予定だったという。セバスチャンは、判事の仮装を見て、小説「ドラキュラ」に出てくる最初の被害者ルーシー・ウェステンラにそっくりだという。ただ、首の傷は死因ではなく出血死で、出血は脇腹の大きな傷によることが判る。犯人はクロロホルムで意識を失った被害者から腎臓を取り出し、ドレスからほどいた糸で傷口を縫っていた。判事が参加したパーティの出席者を調べるために、プライドは因縁のあるハミルトン議員に直談判する。ハミルトンからは、ゲストリストと当日の監視カメラの映像が提供され、チェックしたところ、仮装する前の判事が会場から出てくるところが映っていた。さらに、その後をダーン兵曹が着けている事がわかる。ダーン兵曹はNCISに、判事に好意を持っていて彼女の後を着けたことを認めたが、途中で見失ったという。判事の姿が消えた場所を探していると、ルーシー・ウェステンラの人形が飾られたドアがあり、中に入ると血痕があった。さらに、冷凍庫の中には男性の遺体が見つかる。遺体は海軍飛行士のジョエル・エイブラム少佐で、彼もまた脇腹に切り傷があった。しかし、そこには腎臓が一つ付け加えられていた。それはハーマン判事のものだった。実はハーマン判事とエイブラム少佐はレイプ事件の軍法会議で議長と陪審員の関係だった。原告はジョン・ネビル兵曹長でネビルは公判中も一貫して無罪を主張していた。挙げられた証拠や目撃証言もねつ造されたものだという。しかし、有罪となって7年間服役し、3ヶ月前に釈放されていた。ハーマン判事が言ったのは「ネビルがやった」という意味だったようだ。ということは、被害者のデニース・マードックが危ない。案の定、デニースが2日前から連絡が取れなくなっているという。ネビルが現在住んでいる場所を訪れると、ネビルはNCISに反抗的な態度を見せ、あくまで自分は無罪だと主張する。デニースの車が乗り捨ててあるのが見つかり、窓ガラスが割られて車内に血痕があった。シートには白い粉が降りかかっていた。エイブラム少尉の検視をしたウェイドは、こちらもクロロホルムが検出され、首のやけどのような痕は、スタンガンで電気ショックを与えたものだった。セバスチャンは、犯人がフランケンシュタインの真似をしようとしたのではないかという。ネビルが収監された刑務所の心理カウンセラー、ウィルキンス医師によると、ネビルはホラーなどの小説を好んでいたという。デニースの車内から見つかった白い粉は石膏で、エドガー・アラン・ポーの「アモンティリヤアドの酒樽」の中に、復讐相手を壁の中に閉じ込めるという場面があったという。NCISはネビルの自宅に突入し、ネビルを逮捕して家を捜索するが、デニースは見つからない。屋根裏を探したところ、そこには遺体を傷つけたナイフとスタンガンが見つかった。デニースの車にあった血痕はネビルの物と確認され、問い詰められてネビルはデニースの死をほのめかす。しかし、プライドはネビルを信じられないという。というのも、ネビルの腕には傷がなく、血痕が付いた説明が付かない。ウェイドは、ネビルが血色症で定期的に血液を抜かなければ臓器に鉄分が沈着する病気だという。ネビルの家には、空の血液パックが残されており、疑いは同居している息子のジェシーに向けられた。刑務所にも息子が本を差し入れていた。ジェシーは父親を陥れるために、証拠をでっち上げたのではないか。しかし、取り調べにジェシーは自分は殺していないと言い、ポリグラフを行っても嘘をついていないことがわかった。ウィルキンス医師は、ジェシーを診て解離性同一性障害だという。幼児期の虐待によって、本来の人格がもう一つの人格で守られるようになった。尋問でプライドが厳しく追及すると、隠れていた人格が現れ、デニースを最初に襲ったのも自分だと認めた。家族を苦しめる父に対して、判事が重い罪を与えるかと思ったが、死刑にならなかったために殺して父に罪を着せようとした。デニースは貸倉庫の床下に閉じ込められていて、無事救出された。プライドの妻リンダは、今年はハロウィーンは夫婦では過ごさないと言いに来る。仕事中心のプライドと、家族が事件に巻き込まれることを恐れるリンダの関係は微妙だが、リンダはいつも被害者に寄り添ってきた。今回もデニースの母親のケアを進んで看てきた。プライドはハロウィーンの伝統行事は来年に持ち越そうと話す。プライド夫妻の絆は強そうですね。いろいろ問題はあるけれど、前に進もうとするリンダをプライドは引き留めようとしている。リンダもプライドの良さを判っている。この先、どうなるかは判らないけれど、愛情はまだ深いと感じました。ハミルトン議員はリンダと何か因縁があるのかな?彼女の頼みなら聞いてやるとか、2人の過去が気になります。メインの事件は、猟奇的でいかにもな事件でした。二重人格の息子を演じた役者さんも、怖かったですね。ただ、犯人ではないかとすぐに思いましたけど。たまたまネビルの様子を説明に来た心理カウンセラーの先生が、本業で仕事をして、最後はブロディの仮装を褒めて良い雰囲気になりました。やはりブロディには隙がないですね。びっくりするような露出の多いスリップ姿に葉巻、丸眼鏡の仮装は「フロイト的失言」という事らしいですが、判らん。無意識に抑圧されたものがぽろりと言葉に出て言い間違ってしまう事?レベルが高すぎで、ラサールの誰が見ても判る仮装とは違いますね。
December 6, 2015
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うーん、何だかもやもやするなあ。メインの事件も、判るようで、でも本当にそうなのか、と思う面もあり。ただ、現在進行形で乱射事件やテロ事件が起こっているので、それらと重なって見える部分はあります。もう一つ、ケンジーとディークスの関係に暗雲が?という方も思わせぶりで大変気になります。FBIが自国育ちテロリストの潜入捜査を行い、モハベ砂漠で容疑者を引き渡したところで、その車が爆発し乗り込んでいた潜入捜査官を始め、FBI捜査官3人が死亡した。容疑者らはFBIが用意したC4爆弾を取引に使ったが、それらは国防総省から貸し出されたものだった。C4爆弾に何か問題があったかどうか、海軍長官はNCISに調べるように命じる。もし問題があれば、他の潜入捜査に危険が及ぶことになる。ケンジーとディークスは、プライベートで自分たちを隠し撮りする女性に気づく。ヘティは、今回の任務でケンジーとディークスを離れさせ、コンビを組み替えるよう命じる。2人は親密な関係がチームに知られてた事を知り、自分たちが引き離されるのではないかと感じる。海軍武器補給所では、爆弾は検査、試験を経て貸し出されているという。雷管は渡していない。サムは爆破現場で、C4爆弾が今回の爆発の原因ではないことに気づく。何者かが、遠隔操作で車に仕掛けた爆弾を爆破したようだ。爆破スイッチを押した犯人は、隠れていた場所に腕時計を落としていた。サムは、わざと時計を残したのではないかと言い、これは何かのメッセージだという。ディークスは、ヘティにコンビを分けた理由を聞こうとするが、ヘティはネルに今朝の謎の女性を調べさせていた。ヘティは、何が危険かが判るまでは今日はケンジーとは別行動をするように言う。サムはケンジーに、将来のことも考えるべきだという。想定外で子供ができることもある。ケンジーはまだそういう段階ではないと答える。テロリストの兄弟は、兄のドーガンが拘束中でサムとディークスが尋問する。弟が重傷で腎臓移植が必要だと言うと、ドーガンは、車を5日前に修理工場に出したと答える。ケンジーとサムが修理工場に向かったところ、社長のヴァキール・シャーが待っていたという。シャーは自分から遠隔起爆装置を提出し、自分が犯人でまだ攻撃は始まったばかりだという。取り調べで、シャーは6年前に弟夫婦が自動車事故で死亡し、引き取った甥のナヴィードが昨年、FBIのおとり捜査で不当逮捕され、そのことを根に持っていた。FBIの潜入捜査が何ら問題のない、良い青年だったナヴィードをそそのかし、爆弾ベストを着せて逮捕したという。現場に残した腕時計は、ナヴィードがその時に身につけていたものだった。自分からネットの宣伝動画を見て感化されたのでもなく、アメリカ政府が迷える若者にテロ計画を吹き込んでいると、独自の説を繰り返す。カレンとサムは、シャーがほのめかす次の攻撃について聞き出そうとするが、今日の5時37分というばかりでらちが明かない。シャーはあくまでも、個人的な復讐ではなく、おとり捜査による不当逮捕などを知らしめたいという。ディークスはケンジーに別行動することになっても、自分たちは大丈夫だと念を押す。ケンジーは自分を尾行する車に気づき、乗っていた女性と対面する。尾行していたのは、LAPDの内部調査部、リヴェラ刑事だった。リヴェラはディークスに関して何か情報があれば連絡して欲しいという。エリックによると、先月FBIがサイバー攻撃され、何万もの文書がダウンロードされたという。それらの中には攻撃のターゲットになるような場所がたくさん含まれていて、シャーのような者でも流出したおとり捜査の情報について簡単に手に入るという。サムはFBIのコンウェイ捜査官と、次の攻撃目標を絞り込むが時間がない。ターゲットと思われる場所はすでに避難命令が出されているが、サムはこうして人々がパニックになるだけでも、テロの目的は果たされているという。ディークスはシャーの甥、ナヴィードに面会する。ナヴィードはシャーとは何ヶ月も会っていないと言い、こちらから連絡しても電話を切られるという。シャーが爆弾で3人の捜査官を殺したことを伝えると、ナヴィードは叔父が一人で聖戦を続けている事に感銘を受け、自分も協力したいと答える。カレンはナヴィードをテロリストにしたのはアメリカ政府ではなく、正しく導けなかった自分の失敗を責任転嫁しているとシャーを追及する。ヘティはシャーが望んでいるのは、単純で満足がいくような復讐だと言い、NCISはFBIの対策本部がターゲットだと考える。シャーの修理工場を再び調べたケンジーは、車を移送する積載車が見あたらないという。その車がFBIに向かっているところが発見された。積み荷として乗っている車の持ち主には、オマーとジョナサンという兄弟がいて、2人は過激組織のサイトを閲覧したことなどがFBIに知られ、監視対象となっているという。FBI対策本部にはサムが残っている。サムは少年らを撃ちたくないという。ディークスとケンジーはヘティの反対を押し切って、FBIへと向かう。その間もカレンはシャーに計画を中止するように求めるが、実行犯の2人は携帯電話も持たせていないという。ケンジーとサムは積載車を追い、サムが車に乗り込んでオマーとジョナサンの説得に当たる。車がFBIの敷地に侵入すれば、銃撃戦となってしまう。ディークスはコンウェイ捜査官に、侵入者を撃たないよう求める。サムの説得が功を奏し、少年たちは車を止めた。しかし、彼らの人生は終わりだとカレンはシャーに言う。ヘティはケンジーとディークスに、何らかの理由でLAPDがディークスの調査に入ったらしいという。何か調査対象になるような、隠し事はないのかと問われて、ディークスは何もないと答える。ヘティはこれは始まり似すぎないので十分に注意するようにいう。ディークスの内部調査は気になる~一体何があるというの?何か隠しているの?始めはK/Dを別れさせるためにヘティが手を回したのかと思いましたが、でもヘティはそんなことをしませんね。実際、2人を全力で守ると言っているし、間違いないでしょう。2人が親密交際をしているのって、この間スケートリンクで公表したんじゃなかったのか。そうでなくても、ラブ×2なのは誰でも知っているでしょう。それを知らなかったって、あなた。一応、職場恋愛禁止という事だそうですが、サムのアドバイスが親身に感じられましたね。エイデンはできちゃった婚だったんだ。子供を授かる事の幸福ももちろん知っているので、いずれその日が来ればディークスとケンジーは決断しなければならないのでしょうが、ディークスはきっとケンジーを守ると思いますよ。(勝手な妄想)内部捜査だって、視聴者を心配させておいて「なーんだ」という事になると思います。(笑)テロ事件ですが、ナヴィードはやはりホームグローン・テロリストだったのですね。それで逮捕されたのをシャーは受け入れられなかったという事だったのかも知れませんが、確かに、自分の気に入らない事があるとそれを世間のせいにして、勝手な論理で無関係の人々を殺傷するという事件は後を絶ちませんよね。それに宗教の名前を利用する場合もあるし、今の世界は何が何だか判らないのに悲惨な事件が起こります。本当に悩ましいですね。
December 4, 2015
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「クローザー」時代から培われたユーモアと愛情たっぷりのクリスマスエピソード!今年はラスティが加わって、レイダー家には変化がある。それを上手く組み合わせて、本当にクリスマス気分が味わえましたね。良かったわ~サンタがいっぱい、というのはBONESでもありましたけどね。やはり、アメリカ人にとってサンタというのは特別のものなのですね。クリスマスで賑わう町中、銀行の前で行われたサンタのフラッシュモブに人々が気を取られている間に、サンタの扮装をした男が銀行強盗を行った。窓口係のフェイスが店を出て行く犯人のことを警備員のルーに伝えたため、ルーは追いかけ、銃を手にしていたサンタを撃つ。現場は強盗犯の発砲に驚き人々が逃げ惑い、混乱していた。ルーに撃たれて死亡したサンタはノースダコタからやってきたジョージ・オコナーで、銀行が手渡した12万ドルは所持していなかった。バズは金を店内から持ち出した瞬間に染料パックが爆発しなかったのはおかしいという。たまたま近くで家族でショッピングをしていたシャロンが捜査に加わり、フラッシュモブを振り付けたリディア・マニングの話を聞く。今回のフラッシュモブは、ダンススタジオの宣伝のために行い、ダンサーはサイトで呼びかけた人が半数だという。バズが現場から駐車場に向かう血痕を見つけ、犯人が撃たれた傷を負ったまま逃走した事がわかった。犯人が病院に向かったと考え手配していたところ、車の中で死んでいるサンタが見つかったという。死亡していたのは、ジムのトレーナー、ディーン・コーカーだった。撃たれた傷から出血し死亡したようだが、ここにも盗んだ金は見つからなかった。ということは共犯者が持ち去ったのか。ジョージ・オコナーの妻を捜していたところ、ビバリーヒルズで買い物をしていたのが見つかる。夫人は銃を所持していて、1万ドルの現金を持っていたが、それらは問題ないという。夫もまた銃を日頃から持ち歩いていて、ディーンの写真を見てこの男をダンスのリハーサルで見たという。ディーンが振り付け師と親しそうだったというので、リディアの自宅を捜索すると、リディアの姿はなく、メキシコへ逃亡しようとしていた痕跡があった。ゴミ箱の中からは、スターターピストルと使い捨て携帯、電波妨害装置が見つかった。妨害装置をオフにすると、ゴミ箱の中にあった染料パックが爆発した。犯人はこれを使って、何事もなく銀行を脱出したようだ。携帯には銀行内部の協力者の存在がうかがい知れたため、窓口係のフェイスを調べる。フェイスは働き始めてまだ6週間だが、借金があり、バンクーバー行きの航空券を予約していた。フェイスの自宅を捜索したが、やはり金が見つからない。リディアは本来休みのところを、無理矢理今日出勤させられたという。上司で副支店長のメル・ジョーダンは息子のケビンと共に警察を訪れ、あすは教会でケビンがチェロの演奏をするという。サイクスが迎えに行ったところ、メルはタクシーで帰宅し、車のトラブルのある友人をユニオン駅に送って戻ってきたという。その間、ケビンは自宅で練習をしており、シャロンは不審に思う。メルの供述の裏を取るため、ユニオン駅周辺の画像を探っていたところ、リディアの車から降りてきたメルの姿が映っていた。しかし、リディアの姿は見えない。メルは始めはリディアのことを知らないと答えていたが、2重殺人の共犯だと向けると、リディアとボーイフレンドのディーンに脅されて染料パックの周波数を教え、強盗の手引きをしたという。事件の後、リディアが自宅に来てディーンが死んだと動揺していたが、銃で脅して自分をユニオン駅に送っていくよう命令した。リディアは車を降り、その後はどこへ行ったのか知らないという。2人から強盗の計画を持ちかけられたのは2週間前で、ディーンはケビンの事をとても詳しく調べ上げていた。夫とは別居中で、断れなかったという。シャロンは、母親を待っているケビンに話を聞くことにする。ケビンはディーンの事をダイエットするためのトレーナーだと言い、1月に転校することになっていると話す。その学校は学費が年間4万ドルもかかる男子校で、ママは前の学校のロッカーの鍵を持っているというので、すぐに確認すると、ケビンのロッカーの中から12万ドルの札束が見つかった。ちょうど新しい学校の3年間の学費に相当する額で、重大犯罪課は自白すれば、死刑ではなく、仮釈放なしの終身刑にすると取引をもちかける。メルのベッドの下からは、リディアの遺体がチェロケースに押し込まれた状態で見つかった。メルは、息子のチェロの才能にふさわしい学校に転校させたかったが、別居中の夫からは学費が受け取れなかったため、計画したという。死人が出る予定はなかったが、リディアはディーンを殺されておびえ、警察に自供すると言い出したので殺したという。全ては息子のためだった。シャロンはクリスマスをエイミー、リッキー、ラスティの子供たちと過ごすために準備をしていたが、サンタ殺人事件で翌日のパーティの開催が怪しい雲行きとなった。ラスティは、エイミーが父親の家に泊まったときに、断酒しているはずの父がまた酒を飲んでいるらしいと言っている聞き、シャロンにそれをいうべきだと主張する。しかし、リッキーはクリスマスに親を喜ばせるのは子供の努めだと言い、エイミーもしらふの時でなければ子供に会わせないというのが、両親の間の約束だったので、シャロンには黙っていて欲しいという。アルコール依存者は酒を飲むために、何だって言い訳をするし、会う会わないをシャロンの責任にするのはジャックの思うつぼだと言ってみるが、ラスティの忠告にもかかわらず、2人は事実を伝えなかった。プロベンザは、クリスマスをパトリスと一緒にラグナビーチのホテルで過ごす予定だったが、事件の捜査が長引き予定をキャンセルした。フリンは、警察でパーティを開こうと言い、レイダー家が用意したクリスマスの食事と飾り付けを持ってこさせる。エイミーは来年はソリストとしてバレエ団で踊ることになったと言って、シャロンを喜ばせる。サンタさんの切れのあるダンス、楽しかったですね。(笑)ホワイトボードには、殺人事件だというのに楽しげな音符が書いてあるし、バズは恒例のクリスマス柄セーターを2種類お披露目。あの緑色の顔のまま、小学校に行ったのかなあ。そして、やはりプロベンザはパトリスと良い関係だったんですね。一応、紳士なプロベンザでしたが、同僚たちの前でも堂々と交際を披露して、みんなが気を遣うところなど、いつものチームらしさにあふれていました。ラスティと実の子供たちとの考え方の違いというのも興味深かった。長年親の不仲を見続けてきた結果、家庭内に波風立たせたくないというのもわかります。いつまで経っても、親は親、子供は子供。ラスティはシャロンとは友情から始まった信頼の上で、親子になっているので、お互いを信じ認め合っている。だから、本音も言えるし、実の親の事も冷静に話すことができる。実の親に会うか、会わないかはラスティが自分で決める事ができる。今回はラスティがものすごく大人に見えましたね。出会ったときはすでに大人でしたから。その辺の違いでしょうか。依存症の母親に翻弄されてきたラスティの得た結論に、兄妹はまだ至っていないようです。シャロンがリッキーのジオラマを持ってこなかったのは、家族の新しい伝統を作りましょうという事だったのかな。毎年同じ飾りを飾って、決まった事をするのがクリスマスだという事も言えますが、ラスティが加わって、「我が家の風習に慣れなさい」じゃなくて、一緒に作っていこうという思いだったのかも。いろいろ、考えさせられました。レイダー家の立派な飾りや、食器など、目の保養でしたね。
December 2, 2015
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