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社会の一面を見せるこのシリーズにとって、ラスティの存在はものすごく大きいですね。彼がいなければ、日々の犯罪捜査以外に特にキャラクターのストーリーは発展しないような印象で、実際、ラスティを中心にシーズンが続いていると言っても良いでしょうね。今回、舞台となった邸宅は「ブラザーズ&シスターズ」でウォーカー家の実家だったような気がします。閑静な住宅地のゴミ箱から若い女性の遺体が見つかる。外見では特に大きな傷はなく、検死の結果塩水による溺死と判る。持ち物から図書館カードが見つかり、被害者はアリス・ヘレラと判るが、自宅の住所を訪ねると、アリスは住んでいなかった。近くにホームレスが寝起きする公園があり、アリスはそこの住民だった。同じ公園に住むバグという少女がアリスについて、2ヶ月前にここにやってきたと答える。以前住んでいたのはミズーリなど、Mから始まる州で、バグ自身は薬物依存者だった。アリスが登録していた図書館では、不法移民が簡単に身分証代わりにカードを作っており、未だ、アリスの本名がわからない。失踪者リストでも、該当する年齢の女性が200人以上いて身元の確定は進まない。「アリス」の肺から見つかった塩水は海水ではなく、プールの水と判り、さらに実際は15歳であった事が判る。所持品の雑誌が遺体発見場所の近くの家で定期購読されていたことから、重大犯罪課はキャス家に話を聞く事にする。キャス家は、昨夜盗難事件があったと通報していた。シャロンは、重大犯罪課に夫のジャックを呼び、ラスティを養子にしたいと話す。ジャックは、18歳のラスティを養子にすることについて消極的な態度を見せる。シャロンはここぞとばかり、この際正式に養子にするか、疎遠となっている関係に終止符を打ち、離婚するか選択を迫る。ジャックは帰り際にラスティを見かけ、バイトの斡旋をするといって、ラスティを連れ出す。キャス家では、息子のサドがプールで友人とくつろいでいるところで、家政婦のアリスが自分のパソコンと家中のテレビを盗んだと話す。しかし、プールの浄化フィルターからアリスの髪留めがみつかったため、フリンはサドを逮捕する。サドの母親ジョアンナは、よく働くアリスを信じていたと言い、将来美容の仕事をしたいというアリスのために、プロのハサミのセットを買ってやったという。昨日はアリスのバイト代を渡して出かけ、戻ってみると家の中が荒らされて宝石などが奪われ、アリスがいなくなっていたという。サドの携帯に、アリスをからかう様子が撮影されていたと言うと、ジョアンナは弁護士を要求する。遺体発見現場近辺の質屋を調べたところ、バグが訪れていた事が判る。一緒にいた男は顔は見えないが、サドが通っているラスベガス大学のジャケットを着ており、容疑はバグへ向けられることになった。ラスティはシャロンに、ジャックから養子の話を聞いたと報告する。シャロンは離婚の話はラスティの問題とは関係ないと話し、すでに後見人から外れているラスティと家族になりたいのだという。アリスがもっていた姉妹らしい写真から、セントルイスから来たのではないかと考えられた。となると、LAに来る前にラスベガスに立ち寄っていても不思議ではない。ラスベガス郊外の保護施設に問い合わせたところ、アリスが2ヶ月前までいたことが判る。そこではジェシーと名乗り、将来美容学校に通うために真面目に働いていたという。ただ、男が訪ねてきてその翌日にジェシーは姿を消してしまった。その男がサドかどうかは判らないという。質店から、バグが金を受け取りに来ると連絡があり、重大犯罪課のメンバーが店を監視する。バグが店を出た時に身柄を確保する予定だったが、バグは突然車から銃撃を受けて倒れてしまう。すぐに車の手配をするが、ナンバープレートは盗難されたものだった。命に関わらない傷だったため、重大犯罪課はバグを退院させて話を聞く。撃ったのはスライダーという男で、自分は質入れを手伝っただけだという。スライダーはバグのキャス家に送ってくれて、昨夜は家人が留守だったため、3人で家の中に入り、スライダーは盗みを始めた。アリスはそれを止めようとしたが、警察に通報しようとしてアリスは逃げ回り転んでプールに落ちた。自分は見ていないが、スライダーはアリスから金と携帯を奪って遺体を車に積んだという。スライダーの居場所がわかったため、駐車場で逮捕するが、シャロンは撃たれたバグは死んで、二重殺人の容疑があると嘘をついて攻める。殺人の決定的な証拠がないためスライダーは余裕を見せ、アリスに盗めと命令したら、アリスは拒んで通報しようとしたので止めようとしたという。転んだアリスはプールに突き落とされ、水中からスライダーを批判したので頭を沈めて殺したと認める。ホッブス検事はスライダーの自白の仕方が警察の誘導によるものだと突っ込まれるかもしれないので、せいぜい第2級殺人で刑期20年で手を打とうという。シャロンは納得せず、さらに追及すると、スライダーは自分を正当化する身勝手な発言を繰り返す。それを聴いていたホッブス検事はついに第一級殺人に切り替え、仮釈放なしの終身刑か死刑のどちらかを選ばせるという。スライダーは取引を拒否し裁判を選んだ。未だにアリスの本名は不明だが、裁判で時間をかければ本名が見つかるかも知れない。ラスティは、あの時自分もアリスと同じ状況で死んだかも知れないと言い、シャロンのオファーについて考えて見るという。フリンがジャックを敵視し、ジャックがシャロンのデート相手が誰か疑い、プロベンザが離婚届を見て、フリンにお前のせいではないのかと突っ込む。良い展開ですね。(笑)デートはしてないけれど、ディナーには2人してたくさん行っている。いやあ、俺たちは友人だと良いながら、まんざらでもないフリン。どうやら、この先2人は大人の関係になるのかな。警察内のチャペルでも良い雰囲気でしたよね。そうなると、ラスティの父親はフリンということになってしまいますが、プロベンザと2人でお父さん役をしてもらいましょう。捜査の過程で行方不明になった若い女性があまりに多くて、調べてもアリスの身元が判明しないというのが深刻に感じられました。家を出た理由は判りませんが、将来のために真面目に努力していたアリスがかわいそうですね。あのままキャス家で働いていたら、サドに手を出されていたかもしれないし、不法就労者が日常化しているLA独自の問題を示唆していたように思いました。スライダーのような男に引っかかって、命を落とす少女もいるのでしょうね、きっと。
September 30, 2015
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今回も無理矢理グレンジャーに結びつけたようなエピソードで、別にNCISが捜査しなくても良かったのじゃないかという気もしました。まあ、他の部分で適度に挟み込まれたキャラクターのストーリーで楽しめましたが。「今、こんなところで?」というそのゆるさがLAの魅力なんですよね。ホームレスが暴行を受け死亡してるのが見つかり、指紋から殺されたのは元海兵でCIAに所属し、長年にわたり特殊部隊で極秘任務に就いていたハリソン・グッドセルと判る。グッドセルら、特殊部隊のメンバーは別名「グレイマン」と呼ばれ、人目に付くことなく家族もなく社会に存在している。CIAの情報によると、グッドセルは昨年心を病み、頭部には多数の傷を受けていたという。しかし、ホームレスになっても拷問されていることから、NCISは犯人を探る事にする。グッドセルの行き着けのスシ店で話を聞くと、グッドセルはホームレスではなく、普段はスーツを着てビジネスマン風だったという。周辺の監視カメラには、ホームレスとビジネスマンの姿を使い分けているグッドセルが写っていた。彼は今も任務中だったのか。グレンジャーは独自の人脈でCIAのバーンズに接触する。バーンズは極秘任務中のグッドセルの連絡係で、アフガニスタンでホワイトゴーストを捜索する任務を指揮した。その時からバーンズに目を着けていたグレンジャーは、バーンズがLAに現れた理由を探った。グッドセルは昨年11月に行方不明になっていたという。バーンズによると、グッドセルが昨日メールで接触してきて、助けてくれれば元の仕事に戻ると伝えてきた。送られて来たメールには複数の女性、男性の画像があった。女性については誰だか判らないが、男性たちはメキシコのペニャ・カルテルの捜査関係者だという。グッドセルが姿を見せていた公園を張り込んでいたケンジーとディークスは、グッドセルの写真に写っていた女性がDEAの捜査官たちと親しげに話しているのを目撃する。その女性は顔認識で、売春容疑で逮捕歴のあるボニー・フローレスと判る。7ヶ月前、カルテルの大物ペニャをメキシコ政府が逮捕し、DEAと連邦検察局はペニャをアメリカに引き渡すよう、メキシコ政府に要請していた。ボニーはペニャの引き渡しを阻止するために送り込まれた刺客なのか。そして、グッドセルは公園でボニーを監視していたのか。NCISはボニーに接触するため、サムとGがDEAの関係者を装って近づく。ボニーは2人に興味を示し、客のストレスを癒すサービス業だといいボートハウスに着いてくる。なぜDEAの関係者を狙うのかと聞かれてボニーは、ある日常連に呼ばれて行くと男たちからペニャ・カルテル関係の仕事をしている人物に近づき、書類や携帯、タブレットなど何でも盗めと命令されたという。写真に写っていたもう一人のブロンドの女性は、モニカ・リーで、ペニャの担当検察官ケヴィン・ターナーの専属のような関係になっているという。NCISがケヴィンの自宅に向かうと、ケヴィンは男2人に監禁され暴力を受けていた。NCISはケヴィンを救う。男たちはケヴィンからペニャの移送ルートを聞き出そうとしていたが、ケヴィンは自分は知らないと主張する。ケヴィンは元DEAの法務官で、モニカについては、単なる遊びの関係だという。グレンジャーはケヴィンの同僚のサンチェス捜査官を伴ってボートハウスに現れる。サンチェスは今後はDEAの管轄だと、NCISの関与を断るが、グレンジャーはサムとGにケヴィンを裁判所まで送るよう言い、サンチェスとカルテルの関係を疑う。モニカの自宅に向かったケンジーとディークスは、モニカとその7歳の娘が行方不明になっている事を知る。実はケヴィンもグッドセルと同じく、スシ店の常連で、ケヴィンの母親がかつて住んでいた場所の近くで、グッドセルはペンドルトン基地に駐在していた。昨年、ケヴィンの母親が死んだ時に、グッドセル宛の遺言が残されていた事をエリックが掴む。グッドセルは自分の息子がペニャ・カルテルの担当だと知り、CIAを抜けて父としてケヴィンを見守っていたのではないか。モニカは真剣にケヴィンと交際していたようだ。サンチェスは、ペニャがDEAと取引して、メキシコ政府の共犯者を教える事になっていたという。モニカはカルテルの命令でケヴィンを籠絡したが、ということは、カルテルがケヴィンに裏切り者のペニャを殺す事になっていたのでは?裁判所で、ケヴィンが護衛の捜査官の銃を奪っていなくなったことが判る。やがて裁判所で火災報知器が鳴り出した。ペニャは地下のルートから避難することになっている。サムとGがペニャの身柄を確保しようとすると、ケヴィンが現れペニャに銃を突きつける。今すぐ、ペニャを殺さないとモニカと娘が殺されるという。Gはケヴィンに銃を置くよう、説得を続ける。グッドセルはグッドセルの事を知らなかった。ネルはモニカを誘拐した車を見つけ、閉店したレストランにカルテルのアジトがあるのではないかという。ケンジーとディークスが現場に向かい、ガス漏れを利用して見張りを倒しモニカと娘を救い出す。カレンは恋人がいるとはいえ、その両親とは会おうとしていない。カレンはヘティに、なぜグッドセルはケヴィンに父親だと名乗りでなかったのだろうと問う。ヘティは母親がそれを望まなかったからかも知れないし、あるいはグッドセル自身が名乗り出たくても、どうやってよいか判らなかったからではないかという。グレイマンというのは、そういうものなのだ。幼い娘に携帯を与える親バカなサムも楽しいですが、娘は父親の本当の職業を知っているのでしょうか。潜入捜査のために長期、家を空ける事もあるだろうに。カレンだって、ジョエルにはまだ真実を話していないでしょうね。彼女の両親を避けているというのは、この関係が長く続かないという前提なのでしょう。グッドセルとケヴィンの関係を自分に置き換えて、諜報員の家系に生まれた運命を恨んでいたのか。ヘティはNCIS捜査官はグレイマンではない、プライベートを持ちなさいという事を言いたかったのか。その辺はこのドラマならでは、とても無理がある設定ですが、ケンジーとディークスについては、仕事か恋愛か、普通にありがちな話題で楽しめます。ホームレスの衣装一つで、随分楽しめるものだ。(笑)モニカは生活のために身体を売る商売をしていたのでしょうね。でも、ケヴィンと本気で愛し合うようになった。グッドセルはそんなケヴィンのために、何としても彼を守りたかっただろうし、それがケヴィンの母親への愛情だったとすると、それはそれでロマンチックなストーリーだったと思いますね。
September 25, 2015
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シーズン3にもフリッツが出てきましたね。プロベンザからは嫌われていますが、相変わらず良い男です。ブレンダは今、どうしているのでしょうか。ラスティはカウンセリングのジョー先生に、先日重大犯罪課で見かけたインド出身の少女の事が気になってしかたないと打ち明ける。事の始まりは、5つ星ホテルのスイートルームで発見された男性の遺体だった。被害者はインド人からLAを訪れていたメハール・セティで、室内に争った跡があり、バスルームで頭から血を流して倒れていた。犯人は室内の置物で被害者を殴り、その後タオルで首を絞めたようだ。押し入った形跡は見られなかったが、持ち物がなくなっていて強盗の線が疑われる。鍵のかかった金庫の中からは、10万ドルほどの現金とリナ・マドバンの個人ファイルが見つかった。リナはLAの名門高校を5月に卒業しており、父親はインド政府の防衛技術参事官として、DCに駐在しているラビ・マドバンだった。外交使節のため、重大犯罪課はFBIのフリッツ・ハワード特別捜査官に連絡を取る。リナは父親から行方不明の届が出ており、FBIは誘拐を念頭に捜索していた。参事官は地元の警察には知らせないように頼んでいたが、シャロンはマドバンから話を聞く事にする。マドバンは元軍人で長年政府の代表を務めており、協力的ではなかった。メハールについては、何も知らないという。しかし、リナの資料を見せ、ホテルの監視カメラで昨日ホテルを訪れていたところが映っていたと伝えると、マドバンは外交特権を使うと言い、立ち去った。メハールの入国申告書には婚約者の訪問とあり、リナとの見合い婚のために滞在し、金庫の金は持参金と思われる。リナは結婚を嫌って逃げ出したのか。あるいはメハールを殺したのか。フリッツはリナの高校の親しい友人3人に出頭を求める。3人とも優等生で進学先も決まっているという。リナは厳格な父親のために、進学はせず、自由も制限されていたが、父親が決めた結婚を嫌がっていたという。重大犯罪課は、3人が何か隠していると考え、女友達のシドニーを残し、ジョシュともう一人の男子を分けて話を聞く。シャロンはシドニーにメハール殺害の写真を見せ、リナが殺して彼女を匿っているとすると共犯だと決めつける。シドニーはリナは殺人に関与しておらず、今はシドニーの家のビーチハウスにいると明かす。重大犯罪課がビーチハウスに向かうと、すでに到着していたマドバンがリナを連れて出て来るところだった。リナは顔にアザを作っていたが、リナにも外交特権は及ぶため、それ以上話を聞く事ができない。ただ、リナがシドニーのビーチハウスにいることをマドバンはどうやって知ったのか、判らない。メハールが殺されれば結婚はなくなるのだから、リナから父親に連絡したのか。リナはそのことをどうやって知ったのか。マドバンの自宅と、ジョシュらの監視を続けている中、シャロンはシドニーがまだしゃべっていないことがあるのではないかと、尋問を続ける。すると、シドニーはジョシュは自分のボーイフレンドではなく、リナがジョシュとの交際を隠すために自分がカモフラージュ役だったと明かす。ということは、リナとジョシュが共犯なのか。監視をしていたマドバン一家が荷物をまとめ、空港に向かったと連絡が入る。国外に出てしまうと困るので、サイクスが潜入捜査班のクーパー警部補とコンビを組み、車をぶつけて行く手を阻む。そして、リナを救急車に運び入れ、乗り込んでいたシャロンとフリッツがリナを父親の暴力から守ると告げる。ジョシュについては、リナは外交特権のため殺人事件で逮捕されないと説明し、メハールのホテルに行ったかどうか尋ねると、ジョシュはリナとの結婚を諦めるように告げに行ったと答える。メハールはリナをレイプしようとしたという。リナは父に迎えに来て欲しいと電話をしたとき、メハールが殺された事を知り、マドバンは家族に恥を掻かせたとリナを殴ったという。そこに、リナを返せとマドバンが警察に現れる。リナに暴力を振るおうとするマドバンに、フリッツが飛びかかりマドバンを逮捕してしまう。マドバンはメハールを殺していないというが、最後に会った事は確認されている。このまま帰国しても、インド人であるメハールを殺した容疑で、逮捕されるだろう。マドバンは、メハールに持参金10万ドルを手渡しに行ったが、メハールはリナに逃げられた事で苛ついていたという。金庫で見つかった金は10万ドルに若干足りず、その足りなかった金をジョシュが持っていた事が判る。重大犯罪課はジョシュに、リナがインドに戻れば殺人罪に問われるだろうと話す。ジョシュはやっと、メハールに会った事を認め、リナは結婚を望んでいない事を伝えたが、メハールは全く意に介さず、やがて言い合いになって殴ってしまったという。強盗に見せかけて物を奪い、持参金から500ドルを抜いた。リナはジョシュがそこまでするとは思わなかったという。ラスティは、リナがなぜ気になるのか、ジョー先生に話しているうちに、家族を信じられない事など、自分と境遇が似ていると指摘される。リナはその後、ジョシュの裁判で重要証人を引き受け、保護を受けて大学の学費も支給されるという。シャロンはリナが姿を隠していた事がメハールの殺害につながり、結果的な悲劇となって父親に知られたとラスティに話す。ラスティはシャロンに自分がゲイであることを重大犯罪課のメンバーにどう伝えるべきか悩んでいた。カミングアウトすることで、嫌われるかもと心配しながら、思い切って宣言してみると、多少のショックを与えた物の、プロベンザは自分たちはラスティに信頼されているのだと考え、自分たちもラスティを信頼しなければならないと思うと答える。サイクスはみんなに促されて、クーパーと交際していることを告白する。一般市民であるラスティが殺人事件の詳細を知っているというのは、ちょっと変ですが、まあ、ジョー先生に「語る」というスタイルは新鮮な感じがしました。慣習に従うよう厳しく迫る父親に反発するリナが、行き場がなくなり可哀想だと共感するラスティ。あの後、彼女はどうなってしまうのだろう。恋人のジョシュは、リナのために殺人を犯した。軽い罪では済まされないだろう。インドの慣習をベースに起こったとても悲しい事件でした。誰もが不幸です。ラスティが持っていた漠然とした不安もそういう事だったのかな。シャロンは、秘密を打ち明けるということは、相手を信頼していると言うことだから、自分で言わなきゃとアドバイス。サイクスはとばっちりだったかも知れませんが、チームワークというのはそこまで求められるのかも知れませんね。ちなみに、バズはどちらの「知らなかった」というのだから、彼はそういうタイプなのでしょうね。プロベンザはとっくにそのことはお見通しだったでしょうが、打ち明けてくれたという事を重く受け取るでしょう。警察はやはり保守的な体質ですからね。まあ、プロベンザにとってゲイはヴィレッジ・ピープルだというので、かなり時代が古いですよね。
September 24, 2015
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いつもチェックするタイトルの意味がわからなかったので調べると、ギリシャ語で「missing」の意味でした。凝りすぎて判りませんよね。でもアクションはいつも通りで、広い空き地でのロケは日本の刑事ドラマみたいだなと思いました。ホテルに泊まっていた男がどこからともなく飛んで来たドローンに攻撃されて死亡した。同宿者の女がその瞬間を撮影しており、ドローンは高度な技術で被害者を狙い爆発していた。死亡したのは、アントニアス・コッセこと、エリアス・ミナスで、ミナスはギリシャのテロ組織PKの元幹部だった。ミナスは航空機に搭乗禁止リストに載っているはずだが、どうやって入国したのか。ネルが趣味でドローンを飛ばす事から、現場の捜査に参加することになった。国土安全保障省のロリンズ捜査官によると、海外でミナスを追っていたところ、航空機に乗ったという情報が入ったので、着陸を待って逮捕したという。その後、ミナスが組織の情報や過去のテロ事件、今後の計画などについて情報提供したため、証人保護プログラムで身柄を保護していた。しかし3ヶ月後、ミナスは監視の目から姿を消した。国外に出たという情報があったという。自分たちを裏切った事から、PKのメンバーに暗殺された可能性もある。使われたドローンは民生品ではなくネルは操作方法から離陸場所を突き止めるという。ホテルで一緒にいた女性は、ミナスが買い物に出て戻ってきてから様子が変だったという。監視カメラの映像で、ミナスがシルバーのニッサン車を見て驚いた様子が写っていた。車を運転していたのは、ギリシャ国籍のフランク・コウリスと判る。コウリスは5ヶ月前に入国しており、ミナスが売った男だったが、ミナスよりも前にアメリカに入っていたことから、何か他に目的があったのではないか。コウリスの車が見つかり、サムとGがギリシャレストランでコウリスを逮捕する。コウリスはミナスが女好きでLAにいることは愛人から聞いたという。しかし、爆弾を使うのは自分の主義ではないといい、殺してはいないと答える。エリックはミナスの情報を闇サイト、ショーヴネで探り、ミナスが何かの報酬として5万ドルを受け取っている事を突き止める。ネルが突き止めた離陸場所はロングビーチの倉庫で、ドローンをその場で制作していた事が判る。工場のオーナーは殺されていた。ケンジーとディークスは、使われたドローンの100倍のサイズのドローンを作っていた証拠を見つける。ミナスを殺したドローンはコンセプトモデルで、本物は5メートルのサイズだった。それならば2キロの爆薬を積むことができ、航続距離も長い。ミナスは雇われて本物を作り納入したところで、口封じのため殺されたのではないか。サムとGがミナスのアパートに向かうと、不審者がいて逃げ出した。サムが射殺するが、その男はテキサスのカルト教団のメンバーだった。「Live Free First」教団は、ランド・パーマーという教祖に率いられ、資源や富を搾取する企業をターゲットにしていた。ミナスの雇い主はパーマーで、LAで攻撃をしようとしているのではないか。カルト・メンバーの男が身に付けていたハイキング用時計で、この数日の行動範囲が判った。何度も通ったのはリサイクル工場の建設場所で、そこが大型ドローンの離陸場所だと思われる。NCISが現場に急行すると、パーマーは部下とドローンの操縦をしており、攻撃の隙にドローンは離陸してしまった。逃亡するパーマーらとカーチェイスをした結果、パーマーを倒す事はできたが、コントローラーのタブレットが破損してしまった。ドローンはすでに西に向かい、その先には石油精製会社の工場がある。もし爆発すると、大惨事となりグレンジャーは各部門に連絡する。Gはネルにドローンの操作方法を指示され、何とかドローンを離陸した空き地に呼び戻す事ができた。ヘティは潜入捜査官になりたいというネルが、他の捜査官と同じルートではなく、自分のやり方にこだわることについて、理解を見せる。グレンジャーはNCISからの情報リークについて、未だ情報を掴んでいないとヘティに報告する。ネルが呼びつけられて、まさかネルが情報リークの犯人なのかとドキッとしました。実はグレンジャーはヘティから捜査を任されて、自分が漏らしているのをごまかしているのじゃないかなあ。まあヘティの目が節穴のはずはないのですが、この件は後で大きな問題として取り上げられるのかな。エリックも気付かないような、システムへのハッキングがあったり、そういうことでしょうか。カーチェイスや銃撃戦などは、まずますの迫力でしたが、「銃を下ろせ」と警告して逃げようとした容疑者をサムがあっさり射殺してしまうのはやっぱり解せないなあ。生きて捕まえれば情報も得られるのに。それも、ネルの秘めた趣味にフォーカスするためだったのかな。壊れたタブレットでも操縦できるというのも無理っぽい感じでしたが、ネルが今回のヒーローということで許しましょう。(笑)ヘティが言っていたウィスキーのメーカーズというのは、バーボンのMaker's Markの事ですね。サムが「パピーじゃないのか」と言っていたのは、日頃からヘティのキャビネットにどういう酒があるかみんな知っていて、パピー・ヴァン・ウィンクルを飲ませて貰えるのがどれほど栄誉かということですね。
September 19, 2015
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タイトルが人気アニメ映画の大ヒット挿入歌と同じでしたが、まるで違う内容でした。(笑)今回はサイクス刑事の活躍が見られて良かったですね。陸軍出身という設定でしたが、やっとそれが活かされた感じです。ラスティと母親のストーリーは、本当に見ていて辛いですね。ラスティのような立場の子供たちが世の中に少なからずいる事が、事実なのだろうと思うとなおさらくらい気持ちになります。8週間前、女性へのレイプ容疑で起訴され無罪となったルーカス・クロスが自宅で殺されているのが見つかる。喉を切られ、ワインボトルで全身を殴られており、大音量で音楽をかけていたため、隣人から通報があり犯行が見つかった。重大犯罪課はレイプ事件の被害者や家族などから話を聞く事にする。ラスティはリハビリ中の母親から施設を出てハーフウェイハウスに移るつもりだと聞かされる。退所後に飲む薬を手に入れて欲しいと、処方箋を手渡されたため、ラスティはそれをシャロンに手渡す。クロスの裁判を担当したリー地方検事が重大犯罪課を訪れ、なぜ無罪になったのかを説明する。被害者ジャッキー・チャイデスは、クロスにレイプされた後、自ら通報して病院に向かい、証拠を確保した後、クロスに反撃に出たという。完璧な証拠と思われたが、鑑識官の経歴詐称という予想外の展開に、提出した証拠が全て無効になってしまい、クロスは無罪となった。もう一人、シカゴの女性が被害を訴えたが、犯行が海外だったとして、判事に退けられてしまった。その女性は陸軍軍人としてクロスとはカブールで知り合ったが、犯行の証拠が全く残っていなかったのだった。無罪を勝ち得た後、クロスは再びジャッキーに連絡を取り、カフェで遭遇してまた付き合おうと誘ってきたという。リー検事はジャッキーに思い入れがあるのか、彼女が犯人のはずはなく、聴取をすることでまた彼女を傷つける事になると重大犯罪課を牽制する。ジャッキーはレイプ事件について供述し、自宅に招かれて襲われ、ナイフを突きつけられたため動けなかったという。クロスは合意の上の行為でジャッキーは乱暴なのが好きなのだと主張した。ジャッキーは疑いを察して、クロス殺害犯行時間のアリバイを持ち出す。レストランで食事をしており、間違いないようだ。チームは犯行から、犯人は男だと考える。また現場で催涙ガスを使ったことから軍人の可能性もある。ラスティから処方箋を受け取ったシャロンはフリンに相談し、依存症の患者が使うのには不適切な薬だという。フリンは麻薬のような働きをする薬で、依存症患者はハイになるために家族を操ることに長けていると答える。もう一人の被害者ローラ・デイ伍長は、裁判の後もLAに滞在しており、しかもクロスの自宅から2キロ圏内に住んでいる事がわかった。ローラを本部に呼び話を聞くと、酔っているのか、食ってかかるような態度で、シカゴから裁判のために車で来たが金を使い果たしてしまったと答える。散々、被害を訴えたのに、軍も警察も自分の言うことに耳を貸そうとしなかったという。しかしこのまま聴取を続けても、証言としては使えないのでシャロンはサイクスに、ローラの酔いを覚まさせるよう命じる。サイクスは自分もアフガニスタンで憲兵をしていたと話し、改めてローラの話を聞くと、クロスの手口がジャッキーの時と似ていることが判る。ローラは今もその出来事がPTSDとなって苦しんでいた。カブールから一足先に戻ったクロスは、事もあろうか、SNSでローラに連絡を取りまた会おうと言ったという。許せないというローラは、突如、自分がクロスを殺したと言い始める。喉を切って血が噴き出したという供述は、表に出していない情報だった。しかし、権利の読み上げもなく、酒に酔い、録音もしていない状態では、正式に逮捕できない。ラスティは母が渡した処方箋が偽造されたものだったと聞いて、落胆する。シャロンは悩むラスティに手を差しだそうとするが、ラスティは自分の力で解決したいと協力を拒む。ローラが話した内容に、事実と異なる点が多々あることが判った。さらに、凶器のナイフや血痕のついた衣服、催涙スプレーなどがローラの車や滞在先から見つかってはいない。サイクスはそれでも、ローラがレイプされたのは間違いないと信じる。再度、権利を読んでサイクスが尋問を始めると、ローラは殺害の具体的な表現をしない。「殺しただけではダメなの?」というローラは、クロス殺害現場で自分がオーディの音量を最大にしたと答える。サイクスは、ローラの供述に矛盾を見つけ、誰がいつオーディオの音量を上げたかに注目する。ラスティはハーフウェイハウスに移動する母親のために、施設に行き、処方箋については偽造なので入手できなかったと告げる。母親はいろいろ言い訳をし始め、ついにラスティが普通の子供ではないので苦労をした、彼がゲイであることを許したのだから、自分がこうなったことも許したらどうかと、聞くに堪えない言いがかりでラスティをなじり始める。ラスティは人のせいにする母親を見限り、施設を後にする。リー検事は、マスコミの前で犯行状況について必要以上にしゃべっていた。ローラはこれを見て、嘘の自白をしたのではないか。オーディオの音量つまみには、血が付いていて、犯人は犯行後音量を上げていたことが判った。犯行の音を隠すためではなく、周辺の住民に早く通報させるためだったのではないか。改めてタイムラインを見直すと、ジャッキーがレストランでサインした筆跡は別人のものと判った。SNSにアップされたレストランの写真には、ジャッキーに似た人物が座っていたことが判る。それはジャッキーの妹で、妹の車を捜索すると血痕があった。フロアからは、割れたワインの瓶の破片も見つかった。ジャッキーは、このままでは妹が殺人幇助の罪に問われると追及され、妹をアリバイ作りのために利用して、自分がクロスと連絡を取って、殺害した事を認める。ローラとは会った事もないというが、彼女が自白しているため、まずは自白を取り下げさせなければならない。シャロンはサイクスに説得を任せることにする。ローラはレイプ事件後、誰にも被害が認められない事を苦しみ、酒に溺れ自暴自棄になっていた。であれば、クロスを殺せば良かった。自分ができなかったことをジャッキーがやってのけた。それならば、彼女の罪が軽くなるように真実を話して欲しというサイクスに、ローラは大男を女が殺すには、ナイフで喉をかき切る事は想像できたと泣き崩れる。ラスティの元に、母親から電話が入り、昨日のことは謝ると言い、ハーフウェイハウスに行くために迎えに来て欲しいという。約束した人物は現れず、今物騒なところに一人でいる。ラスティは酒を飲んだのかと驚き、もう一度施設に入ってやり直せと電話を切ってしまう。シャロンは、依存症だからそういう物言いになってしまうのであって、本当の母親の姿ではないという。あなただって将来への希望を失いたくないでしょう?というが、ラスティはでも今夜は無理だと答える。レイプ事件で苦しむローラに対して、サイクスの接し方は立派でしたね。日頃はベテラン捜査官たちの下で地味な働きをしていますが、今回はシャロンも彼女に任せていて、成長を実感しました。同じ軍人だったとはいえ、どういう苦難に遭うかどうかで人は変わってしまうかも知れない。ジャッキーの方は、「完璧な被害者」という描写が印象に残りました。やられたらやり返す、冷静に証拠も残していたし、ああいう風にはできないかなと思いました。でも、クロスが死んだからやっと安心して眠れるというのは理解できます。裁判の手続きというのは、やっかいですね。だから、司法取引が重宝される。さて、ついに、ラスティの母シャロンの本性が見えてきました。ドラッグに支配されると、とことん平気で嘘を付く。自分を正当化して、愛していると言いながら、家族を無残なほど傷つける。これはもう、家族はたまらないですよね。立ち直って欲しいし、協力もしたいけれど、裏切られ嘘を付かれてこちらもずたずたにされる。ラスティの恐れていた事が現実となって、堪忍袋の緒が切れた。シャロンはそれでも、まだ希望を捨ててはいけないのではと声をかけていましたね。人生の先輩だからこそ、かも知れないですね。ラスティの気持ちも判るし、依存症からの更生は容易ではない事も知っている。まだ若いので、僕一人で何とかしたいんだ、というラスティをじっと見守る姿勢が感心します。「録音、録音て、昔はそんなものがなくても立件できたんだ」というプロベンザに、バズが恐竜の絶滅を例えにするところなど、数少ないけれど笑える場面でした。シャロンが困ったことがあると、最近はフリンに相談しているところがなかなかよろしい。(笑)
September 16, 2015
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今回はゲストの偽SEALハンターおじさんに尽きますね。コメディなどで有名な方のようですが、役者さんの写真を見ると、やはりカツラ疑惑でみんな笑ってしまうのでしょう。だからか、いつもに増してありえない展開だったかな。今回クリス・オドネルが監督していたのですが、かなり笑いを意識した演出だったと思います。サムが突然FBIに逮捕されてしまった。容疑は殺人だと言う。今のところ、ヘティでも捜査に関与することができない。グレンジャーはカレンに勝手な行動をしないよう、釘を刺す。殺されたのは帳簿係をしているレイラ・ウォルデンで、自宅で首の骨を折られていた。犯行時間帯にサムは別件の潜入捜査中だったが、単独だったためアリバイの証明ができない。カレンはグレンジャーの命令を無視して、FBIのゴードン特別捜査官に会い情報を求める。被害者の遺体の下敷きになった帽子からサムのDNAが検出されたという。近所の監視カメラには、サムに良く似た体型の男が家に出入りしている様子が写っていたが、顔ははっきりしない。レイラの自宅を調べたケンジーとディークスは、彼女が良く利用していたデリ店を訪れ、体格の良い男とレイラが駐車場で話していたという情報を得る。男はネイビーSEALの偽物を暴く事を生き甲斐としているレイ・ターナーで、ネットでその様子を公開していた。サムは潜入捜査のために、あえて経歴をねつ造することがあり、それが疑われたのか。ケンジーとディークスは、マニアックなターナーの家を訪れ逮捕する。ターナーは政府に不信感を抱いており、聴取に協力しようとしない。グレンジャーはカレンが暴走するため、ゴードン特別捜査官とコンビを組むサリヴァン検事補の弱点を使ってサムの保釈を認めさせる。サムは自らターナーに向き合うが、それでも口を割らない。保釈して尾行したところ、ターナーの乗り込んだボートが爆破された。ターナー自身が狙われていたと判り、やっとサムのことを信用する。それによると、偽のSEALの経歴を使って護身術学校を経営するジェレミー・ノースという男を追っていたという。ノースは軍事会社を興そうとしており、レイラは彼の帳簿係をしていたので、話を聞いたという。ノースは自分の正体がばれるのを恐れてレイラを殺したのか。ノースの写真を見たサムは、かつて海兵の教育係をしたリー・スティーブンスだという。スティーブンスはサムにそっくりだった。スティーブンスは不名誉除隊の後、様々な詐欺、身分詐称などで逮捕され、今は同じく怪しい経歴の男たちと組んで仕事をしている。サムとカレンがスティーブンスのオフィスを訪れると、一味の男が書類を処分していた。刃向かったので射殺するが、そのオフィスはありとあらゆる身分証の偽造工場だった。サムのファイルもあり、スティーブンスはかなり前からサムの情報を盗んでいたようだ。一方、護身術学校を訪れたディークスは、インストラクターをしているハイディが刑事時代に関わった女性だったと知る。ハイディは、今朝スティーブンスから5万ドルを持ってこいと指示を受けていたという。ハイディはNCISに協力し、スティーブンスを呼び出すため待ち合わせ場所に行く。張り込んでいるNCISに対して、スティーブンス側も用心深く離れた場所からハイディに銃を向けていた。サムは自分が身代わりとなってハイディを守り、スティーブンスを追う。一対一で素手で決着を付けようというサムだったが、勝負の結果は歴然としていた。スティーブンスとその仲間は逮捕され、ターナーはその手柄を自分のものとした。犯人はまるで情けなかったですね。まあ、誇りあるネイビーSEALの前では海兵の落ちこぼれなど、虫けらだと言いたかったのか、所詮詐欺師ですから、力はありませんね。それにしてもそっくりさん、ボディダブルの人かと思いました。捜査していたFBIの人こそ、偽物じゃないかというほど嘘っぽかった。カレンが付きまとって嫌がらせするのに、面白くさせようということだったのかも知れませんね。グレンジャーがチームに何も相談なく単独行動するのがなじみませんね。どこでどういうコネがあるのか、一応カレンたちの助けにはなっていますが、立ち位置が微妙。行き場のないグレンジャーをヘティが預かっているという事なのかな。ターナーに頭の事でいじられるとは、思いませんでした。全然面白くないけど。ケンジー&ディークスは相変わらず、仲良しなところを見せてくれて楽しかったです。「あなたたちカップル?」と言われて、嬉しそうなディークスと「私たちいとこです!」と訂正するケンジー、こういうのが良いですね。(笑)
September 11, 2015
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肩の力を抜いて「あーおもしろかった」と言えるエピソードですね。こういうのは本当に「クローザー」時代から上手いです。タイトルは資産凍結と冷凍○○をかけたのですね。(笑)重大犯罪課を再度振り回したのは、「クローザー」5シーズン(Tapped Out)に出ていたディック・トレーシーこと、ジョナサン・ベアードでした。もう5年も前なので彼の事はすっかり忘れていましたが、さすがに存在感は抜群でしたね。プロベンザはラスティに付き添って、ラスティの母親と食事をした帰り道、「キャプテン・ベアード」から事件の現場に呼び出される。ベアードとは、かつて刑事になりすまして殺人事件の捜査を邪魔した「ディック・トレーシー」だった。プロベンザは相手にしないつもりだったが、ベアードは資産家の2000万ドルの屋敷を相続した犬ファルコンが殺された言い、飼い主のマーセラ・ブルースターも同じように毒殺されたと主張する。ベアードはマーセラの死後、ファルコンと屋敷を警備する仕事をしており、昨夜エサの鹿肉が見あたらなかったので、冷蔵庫にあったクラブケーキをファルコンに与えたところ、死んでしまったという。実はマーセラもこのクラブケーキを食べた後死んでいた。誰かが毒を盛ったのだという。プロベンザとフリンはベアードを逮捕して本部に連れ帰るが、テイラーが慌てて割ってはいる。マーセラはその遺産をLAPDの記念基金に毎年寄付しており、ベアードの逮捕で寄付が打ち切られるかもしれないと弁護士が言ってきたという。ベアードに対して失礼がないように、というテイラーの方針でシャロンたちが話を聞こうとするが、ベアードは雇い主から秘密保持の契約を交わしていると言い、重大犯罪課の面々を相手にふざけた態度をとり続ける。犬が食べたクラブケーキからはヒ素が検出された。マーセラの遺体を掘り起こして調べようとすると、すでに火葬されているという。海運一族だったマーセラは、5億ドルの遺産を残して死亡したが、若い親族であるカーター・ブイラッドフォードとデビン・ダンカンの2人にわずか1000ドルしか残していなかった。2人は当然不満で裁判を起こしていた。一方、屋敷など不動産を管理しているのはEMホールディングで、ベアードを雇っているのもその企業であると判った。医療記録から、マーセラは白血病の治療で亜ヒ酸の注射を受けていたことが判る。犯人はそのことを知っていて、キッチンに入れる人物か。死亡証明書を書いた主治医のカブレラによると、マーセラが自分の治療内容を他人にしゃべった可能性はあるが、とにかくマーセラは遺言を一日おきに書き換えていたという。さらに、死亡の連絡を受けて死亡証明書にはサインしたが、EMホールディングの連中が遺体を火葬場へ搬送しようと急ぎ、自分はベアードに追い出されたという。EMとは、エターナル・メドウズという、人体を冷凍保存して将来的によみがえらせる事を約束している会社で、実は冷凍するのは頭部のみで、後は火葬するという。保管する間、EMは財産を預かり手数料として年に5%を受け取る。プロベンザとフリンは令状を取り、保存されているマーセラの頭部を持ち帰るが、すぐには毒物検査できないという。テイラーは、EMの契約で、解凍するとマーセラが結んだ財産の永続信託が無効となり、警察の記念基金へ寄付も打ちきりになると怒る。シャロンは、遺言の無効化が犯人の目的だったかと気付く。マーセルが残したビデオ遺言は3通りあり、相続人をころころ変えていたが、変わらないのはファルコンに屋敷を残すことだった。相続人候補だったカーターは冷蔵庫にあったクラブケーキを買っていた事がわかり、シャロンはカーターとデビンを警察に呼んでファルコンの死を伝える。2人とも気になるのは金の事ばかりで、お互いを犯人だと名指しする。カーターがクラブケーキを差し入れようとして、ベアードに追い返されたというので、一同はベアードが犯人かと疑うが、ベアードは警察に協力しているし、動機がないという。シャロンはファルコンが死んで、カーターもデビンも屋敷を売りたがっている事に注目する。実は、マーセラが屋敷を趣味の悪い装飾で飾るため、近隣の地価が下がっているという。近所の住民で屋敷に出入りできた人物について、ラスティが目撃していた。ベアードはクライナー氏にファルコンが死んで、掘り出し物の不動産があると知らせたのではないか。シャロンは、ベアードを使ってクライナーを呼びつけ、自分はマーセラの姪で早くこの家を改装したいと話す。そして、まもなくLAPDがマーセラ毒殺の疑いで家宅捜索が入るらしいというと、慌てたクライナーがキッチンへと向かう。その様子を撮影していたところ、ベアードがお前が犯人かと食らいつく。2人のやりとりで、クレイナーが犯人であることが確認されたため、重大犯罪課はクレイナーを逮捕する。ベアードは犯人逮捕に喜ぶが、証人として使う事はできないので、クレイナーは取引で25年の刑を受け入れた。テイラーはEMの訴えには法的根拠がなく、警察への寄付が続く事がわかったと喜ぶ。再会から2ヶ月が経ち、ラスティは母親の更生を手伝うために働こうと考え、プロベンザに推薦状を書いてもらう。警察でおとり捜査に協力したのも、大いに評価されるだろう。でも、ラスティは警備員のバイトには消極的だった。ベアードはその推薦状を盗んで、自分の次の就職面接に利用してしまった。ホワイトボードに「被害者、それは犬!」と書いてあって笑いました。後で「本当の被害者、マーセラ」と書き直してあった。(笑)シャロンはややベアードに振り回され気味でしたね。過去の事情がわからないので、仕方なかったのかも。口八丁のベアード隊長は本当にやり手でした。でも、趣味の悪い金持ちおばさんに扮してクレイナーに接するところなどはとても楽しかったです。テイラーは前回のポープの役回りでしょうか。金、金とそればっかり。(笑)プロベンザとフリンのおじさんコンビに今回はラスティが加わり、この先が楽しみになりました。彼もコミカルな場面に良く溶け込んでいますね。気になるのは、依存症の母親のために、ついつい優しくなってしまうこと。自分が働いて助けてあげたいという気持ちは、何て親孝行な子なんだろうと思ってしまいますが、ダメ親はその息子の優しさにつけ込むのでしょうね。シャロンはすぐに「ダメ」とは言わず、「週末のバイトでもやってみたら」と相談相手になってあげる。いつもながら、偉いなと思います。採用面接で自分をアピールすることだって、ラスティにとっては大きなハードルでしょう。みんなの支えで、少しずつ成長していけると良いですね。
September 9, 2015
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ハロウィーン時期の放送だったのかな。死者の日にマチェーテと、メキシコからみとなると何となく楽しいですね。ゲストのジョン・ビリングスリーは悪役か裏のある役柄のことが多いので、最初から疑ってしまいます。(笑)カレンの独身ネタはこれからも追及するのかな。国防総省経理部のオフィスで、ハロウィーンマスクを被った6人組に銃撃される事件があった。休日のため、9人しか出勤しておらず、昼食のために外出しなかった3人が殺害された。唯一トイレに隠れていたミルトン・マルルーニーが犯人が退去したあとに、姿を消していた。そのオフィスでは、国防総省が管轄する秘密作戦の活動資金を扱っており、NCISの資金も含まれる。ヘティとグレンジャーはミルトンの身柄を確保して、犯人を捜せと命じる。オフィスの責任者、ダグ・ウーレットはオフィスが狙われる理由は、金の流れを追うことにより秘密作戦の情報を知る手がかりになるからだという。ウーレットは日頃弁当を持ってきていたが、この日に限って弁当を忘れて外に出て難を逃れていた。ミルトンは国境を越えてメキシコ、ティファナへ向かった事が確認された。海軍長官は秘密作戦の情報が暴かれる事を恐れ、メキシコ政府の許可が得られない中、Gとサムにメキシコに向かうよう命じた。つまり、非公式の捜査で地元の協力を得ることはできないし、捕まってもアメリカ政府の助けはない。ティファナの歓楽街に入ったGとサムは、たちまち武装した男たちに囲まれる。実はDEAのバヌエロス捜査官が、自分たちの潜入捜査を邪魔されたくなくてNCISの捜査官と身元がわからないように銃や携帯などを奪ったのだった。海軍長官は他の機関にも今回の潜入捜査を知らせていた。ウーレットによると、襲撃でサーバーが奪われていたという。その中には数百の秘密作戦に関する文書が入っている。エリックがミルトンの居場所を突き止め、Gとサムは売春宿を訪ねる。そこで馴染みのカルメンが相手をしてることが判り話を聞くが、カルメンはミルトンをかばっているのかなかなかしゃべろうとしない。やっと砂漠に隠れていると話すが、店に武装した6人組が入ってきた。オフィスを襲った犯人と思われ、ミルトンを追って来たようだ。Gとサムは、カルメンを連れて店を脱出し、銃撃戦の末タクシーを奪って逃げる。カルメンの実家には、祖母や姉妹などと共にミルトンがいた。カルメンはミルトンのフィアンセだと主張し、ミルトンは自分たち家族をアメリカに連れて行って市民権を与えてくれるのだという。ミルトンはNCISを信用せず、自分を狙っているのは政府だという。そのころ、襲撃班が乗り捨てた車が見つかるが、証拠を消すために車ごと焼かれていた。ケンジーとディークスは、トランクに奪われたサーバーが焼かれているのを見つける。犯人はデータをコピーするために盗んだのではなく、データを丸ごと焼却したかったのではないか。ミルトンは同僚と共に、デルタフォースのダスター隊の作戦に割り当てられた資金を見つけたが、そもそもそんな秘密作戦などなく、デルタフォースが4000万ドルを横領している事実を見つけたのだという。それを昨日ウーレットに報告したというので、犯人たちの狙いは国防総省の上層部に報告しようとしているウーレットだったのではないか。あるいは、ウーレットや上層部が共犯で、知られた横領の証拠を消そうとしたのではないか。ミルトンとGたちの隠れ家に、武装した6人組が姿を現し、トランシーバーをよこす。携帯基地局は破壊したので、どこにも連絡はできないという。リーダーはミルトンを引き渡せば、女性たちの家族を見逃すという。NCISでは、破壊されたサーバーのバックアップを見つけ、ダスター隊の活動資金におかしな点があることを見つける。別々の委員会が監査する同一の予算があり、そもそも存在しない作戦に金が計上されており、グレンジャーはウーレットを取り調べるよう命じる。グレンジャーはダスター隊の責任者キーズ大将と直談判し、隊員に直接話が聞きたいと要求する。大将は部下を信じていると言い、詳しい居場所は言おうとしないが、最後の連絡はティファナだったという。グレンジャーは自らメキシコにヘリで向かうという。ウーレットはNCISの取り調べに関与を否定する。スイスの銀行にウーレット名義の口座があり、300万ドルが武器業者から入金されていたが、さらに調べると口座を開設したのはウーレットとは別人であることが判った。口座はマネーロンダリングに使われていたようだ。ウーレットは横領の疑いを上層部に報告しようとしていたと言い、その日はたまたま弁当を忘れたから助かったという。ケンジーとディークスは、ミルトンがトイレで隠れていたという証拠の吸入器が別の場所で被弾していることを突き止める。多勢に無勢で勝ち目はないが、Gとサムは立て籠もりの策を練る。カルメンはミルトンが大金を持っている事をGに話すが、ミルトンは女性たちに銃を向け、共犯であることを明かす。カルメンのママの機転で銃を取り上げることはできたが、状況には変わりはない。6人組は激しい攻撃をしかける。何とか応戦するが、2人が家の中に入ってきて、ついに弾切れとなった。それでもGはミルトンを人質にして時間稼ぎをするが、そこにグレンジャーに率いられたデルタフォースの一団が到着し、立て籠もっていたメンバーを救う。実は彼らが本物のダスター隊で、横領の疑惑を知って犯人を捜していたという。殺されたのはミルトンが雇った資金洗浄をしていた悪党だったという。ミルトンが国外に持ち出した金のうち8000ドルは回収できたが、Gはカルメンたちに若干残していったようだ。国境を越えた5人の武装した男たちというのは、本物のダスター隊という事だったのですね。そもそも謎の横領事件はミルトンがでっちあげた詐欺だったのでしょうか。怪しい武器業者のマネーロンダリングに手を貸して、4100万ドルを奪おうとしていた?でも、同僚とウーレットにその話をしていたということは、同僚のマーガレットに詐欺を知られウーレット共に殺害しようと思ったか。ティファナへ行ったのは、前から不正に手に入れた金で遊んでいたのでしょうか。とにかく、メキシコの女性たちがおもしろかったですね。特にママ。ナタでざっくりと。(笑)泣く子も黙るプロの暗殺集団デルタフォースとはいえ、国の金を盗むとは考えられず、最後はサムとエールを交わすことが出来て良かったです。ネイビー・シールズは「ライフセーバー」だと揶揄されて、この辺は海軍と陸軍の昔からあるライバル意識なんでしょうね。グレンジャーが初めてというくらいに、良い役回りでしたが(大将に向かって偉そうにするし)、デルタフォースと一緒では、やつれ加減が気になりました。歌丸さんかと思った。(爆)
September 4, 2015
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複雑な事件でしたね。司法取引は今後日本でも取り入れられる方向だそうですが、先日ニュースで見ていたのですが、カリフォルニア州が最も多く司法取引を行っているそうですね。安易に取引に応じて、後で問題となったり、いろいろありそうですね。すぐに熱くなるサンチェスも、最近では少しギャングによる犯罪を少し遠い世界に感じていたのか。原点に戻る事件になったようです。16歳の時に向かいに住むアナを射殺した罪で服役していたダンテ・ゴメスが早期仮釈放を申請し、認められた。刑務所では模範囚として更生し、20年の刑を3年早めることができた。ダンテの逮捕にはサンチェスが関わっており、匿名の目撃者の証言が決め手になったという。そのダンテがサンチェスを訪れ、自分はアナを殺してないと言い、えん罪を晴らすため、証人を知りたいという。自白したではないかと突き放すサンチェスに、ダンテはアリバイがあるとして、同じ時間帯に離れた場所で酒屋の強盗があったことを指摘する。当時の店内での防犯テープでは不鮮明ながらも2人の犯人の姿が映っていた。シャロンは画像を鮮明にするよう依頼する。アナを殺害した銃はダンテの車のトランクから見つかっていた。当時のギャングのメンバーは大半が殺されていて、共犯者を見つけるのは難しく思える。ダンテはあちこちに無実を訴えて、立ち回っており、重大犯罪課は、自分を有罪にした証人を見つけて復讐するのがダンテの目的ではないかと考える。それならば、警護をつけなければならない。証言をしたのは地元に住むセザールで、シャロンは再度証言内容を確かめるが、あいまいな点があることが判った。しかし捜査を始めてまもなく、ダンテが自宅で殺されたという通報が入る。ダンテは祖母の家のガレージで、全身を激しく殴られて殺されていた。発見したのは祖母で、押し入った形跡はなかったが、内部は荒らされ計量器と袋が見つかった。これはダンテが麻薬のビジネスに手を出している証拠なのか。ダンテの祖母は、向かいの家の娘を殺した事で地域で針のむしろの生活だったと言い、ガレージに寝泊まりさせて様子を見ていたという。しかし、出所したダンテはすっかり人が変わり、祖母の身の回りの世話をしながら仕事を探すなど、妙な感じがしたという。お悔やみを述べるシャロンとサンチェスに、祖母は自分の息子でダンテの父親もダンテの弟も殺されたが、警察は一度来るだけで何もしてくれないと訴える。サンチェスはダンテの家の向かいに住むマヌエルとカルロス兄弟に目を着ける。一家はアナを殺されて以来、ダンテに厳しい目を向け続けていた。2人を警察に呼んで話を聞くと、昨夜ダンテが家を訪れ、自分はアナを殺していないし、愛していたと話したという。刑を終えてなおそう言うことを言うダンテに、怒りにまかせ2人は玄関にあったバットでダンテを殴ったが、殺すまでは殴っていないという。検視で致命傷は頭や首への衝撃だとわかるが、それならばダンテは自分の家に歩いて戻る事はできなかったはずだ。実際、バットによる傷と致命傷との間には数時間空いているという。兄弟は、ダンテが有力なギャング、ヘクトル・ザモラに守られていていたと答える。ラスティはプロベンザに強く促され、シャロンに母親が見つかった件を伝える。ラスティとしては、迷惑をかけた母にシャロンに謝って欲しいのだが、休日返上で捜査に当たるシャロンは、警察に母を連れて来れば会うと約束する。捜査の合間を縫ってシャロンはラスティの母、シャロン・ベックと面会する。今は郡のリハビリ施設に入っている「シャロン」は、ラスティの面倒を看てくれた事を感謝する。現在、薬を絶ち更生すべく努力しているが、入所した経緯は自発的ではなく、逮捕された時に裁判を受けるか、施設に入るか選択しろと言われたから入ったという。ラスティは母親が自分から変わろうとしなかったことを知り、ショックを受ける。デジタル処理された酒屋の防犯ビデオを見ると、強盗犯の一人はザモラだと判った。ザモラは罪を重ね、すでに終身刑を受けているが、防犯ビデオの写真を見てもう一人の男がダンテだったと認める。ダンテは強盗で起訴されると終身刑になるザモラを守るために、やってもいないアナ殺しを認めたのだった。ということは、証言をしたセザールは嘘を付いていた事になる。セザールは厳しく問い詰められて、ダンテがアナを殺したと証言しなければ殺すと脅されたと答える。自分はダンテを殺した連中に長年脅されており、その名前を言うことはできないという。マヌエルとカルロスは、セザールの名前を聞いて、あいつは害がなく、脅す意味がわからないという。ただ、セザールはアナの事がかなり好きだったという。アナはダンテの事が好きでセザールを相手にしなかった。そこで、セザールを「うっかり」取調室にいるザモラを見せた上で、殺人の隠微罪で起訴すると告げる。アナが殺された時、家の前で泣いている姿が目撃されており、ダンテが真犯人捜しを始めた事で恐ろしくなり、殺して捜査を攪乱するためにドラッグの袋を現場に置いたのではないか。ダンテをバットで殴ったとして、木製のバットを見せると、セザールは自分のバットは金属製だと答える。家宅捜索で見つかった金属バットには血痕が付着していて、シャロンらはアナを殺した犯人を兄弟が許さないと問い詰める。強引なやり方だが、今2件の殺人を自供すれば、名前を変えて遠い刑務所に入れてあげられると持ちかける。断れば、ダンテ殺害でザモラと同じ刑務所に入るだろう。セザールは今はもう、昔の自分とは違うのだと答える。ラスティは母親と会うことに戸惑いを感じていた。自発的にリハビリ施設に入ったのではなければ、母は変わったとは言えない。助けてやりたい気持ちもあるが、それならば一緒に暮らすのは嫌だ。この週末にも会いに来てと言われているが、どう接すれば良いのかわからない。シャロンは一緒に面会に行きましょうと答える。サンチェスは、個人的な捜査だと言い、ダンテの祖母に息子たちの殺人事件を捜査すると告げる。ダンテはアナ殺しの嫌疑をかけられた時、アリバイとして酒屋の強盗をしていたことを言えば、共犯のザモラが終身刑になってしまうので、取引を受け入れたのですね。真面目に勤めていれば早く出る事も可能だからと、刑務所では一生懸命勉強して別人として戻ってきた。であれば、そのまま静かに暮らせば良かったのに、年を取った祖母に自分は無実だと見せたかった。ダンテは刑務所の中で本当に生まれ変わったのかも知れませんね。一方、セザールは司法取引を利用して最悪よりは少し上を選んだのかな。セザールが仮にアナを殺したと自供しても、ダンテがその犯人として罪を償っているので起訴するのは難しいでしょうね。自分が殺しているのだから、ザモラに脅されなくてもダンテが殺したと言いやすかったかも。私たちの事など何も気にしていないでしょうという祖母の言葉は、サンチェスの胸に深く刺さったようです。「あなたも頑固なのね」と言われて流れた涙は、殺された弟への思いだったか。さて、2人のシャロンの間に入るラスティの同様は本当に気の毒になりますね。こちらのシャロンには世話になってばかり、こんな事で良いのかを気を揉むところがいじらしいし、何度も母親に裏切られてきた辛さも想像できます。もうお互い別の人生だとしても、母親にはちゃんとしてもらいたい、少なくとも自分の人生の邪魔をして欲しくない。何も遠慮することがないのに、シャロンには引け目を感じてしまう。どうしてだろう。そんなラスティにシャロンは後ろから温かく見守り、力になってあげると励ましてやる。それならば、母子のトラブルも何とか乗り切れるかも知れませんね。
September 2, 2015
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