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派手なカーチェイスなどなかったですが、緊迫感があって映画みたいだなと思って見ていました。シチュエーションも興味深かったですね。コロラドのミサイル発射基地2箇所が、3人の管制官によって占拠され、核ミサイルの発射作業が始まった。発射するには、2名の管制官が同時に操作する必要があるが、2箇所の基地が同時に発射の手続きを行うと、外部から阻止することができない。3人はそれぞれ、地下の管制室に入るための入り口を封鎖しており、全部で50発の核ミサイルを発射することができるという。現在、ミサイルの標的を再設定中と見られ、当局は3人との交渉を行っている。そのうち、ミラー大尉はかつてケンジーと交際したことがあることから、空軍の依頼でケンジーがミラーから情報を引き出し、行動を思いとどまらせるために呼び出された。NCISチームには、国家的な危機にあたり詳しい状況を説明することはできないという。そのかわり、モーズリーはミラー、ロス、ジンダワーら士官の背景を探るように命じる。サムは「パットン・プロジェクト」という攻撃的な軍事行動を望む人々がいて、彼らはイスラム教徒を大量虐殺することも容認するという。ケンジーと共に、ミラーの姉ティファニーが現場に連れてこられた。異常な事態に動揺するティファニーに、ケンジーは協力するように語りかける。交渉人の責任者、FBIのモンローに、3人は中東問題を一気に幕引きするため、イスラム教の国々の都市に核ミサイルを撃ち込むという声明をメディアに流すよう、要求していた。ケンジーの呼びかけにミラーは答えるが、ロスに遮られてしまう。FBIは、地下の発射センターにつながる脱出用のトンネルを掘り起こしていた。通風孔も塞がれており、侵入方法はこれしかないという。ミラー、ロス、ジンダワーはそれぞれ別の大学でROTC(予備役将校訓練課程)を受けていた。士官学校を卒業しておらず、共通点としてはテッド・ホームズ教授がそれらの大学で心理学を教えている。ホームズは偽名を使って右翼サイトに投稿をしており、具体的な質問ができないことからNCISはどうやって情報を引き出すか手こずる。ただ、ホームズが毎年ROTCの学生に政治思想を問うアンケートを行っていることがわかり、そこで極右思想を持つ人物を探してパットン・プロジェクトの関係者に渡しているのではないかと揺さぶりをかける。ホームズの反応を見て、3人以外にも「候補者」がいると見たカレンは国防総省に連絡して、各軍に同じような思想を持つ者がいるかどうか、調べるように連絡する。ティファニーはケンジーのアドバイスを受けながら、ミラーに語りかけて作業を遅らせようとする。しかし、途中で爆発音が聞こえ通信が途絶える。トンネルにしかけた爆弾が爆発し、掘っていたトンネルが崩れてしまう。ホームズが指導した学生の中で、アンケートに答えた17人の学生が極右思想を持つとされていたことがわかる。空軍に志願しても、地下の管制官ならは希望通りの勤務となり、背後には彼らを操る黒幕がいると思われる。発射センターでは、新たなトンネルが準備されはじめた。もしもの時に備え、発射口の上にはトラックが置かれ、ハッチが開くとトラックが落ちてミサイルの発射は阻止できる。しかし、漏れ出したプルトニウムは周辺を汚染することになり、ディークスはケンジーの身を案じて電話をかけ続ける。侵入するためのトンネルは狭く、ケンジーの経歴を見込んだモンローは、トンネルから管制室に侵入して2人を制圧する任務を提示する。持ち込める武器は銃と手榴弾しかない。ケンジーは任務を引き受けると、ディークスに覚悟の電話をかける。ディークスが今すぐ逃げろと言っても、ケンジーは愛しているとしか言えない。ミラーは行動に迷いが出てきたのか、チャットでモンローに呼びかけてきた。ケンジーは生きて救い出してほしいというティファニーに、何とか努力すると答える。ロス、ミラー、ジンダワーが頻繁に会っていたNSAのデナードという分析官がいることがわかり、カレンとサムが自宅に向かう。デナードは攻撃を受けて、手元の情報を処分していた。デナードが死亡し、PCにあるパットン・プロジェクトの中心人物6名のコードネームしか残っていなかった。SWATが地下の防爆扉を攻撃するのと同時に、ケンジーがトンネルから地下にもぐると、ロスはミラーに発射操作を行うように銃を向けていた。ケンジーが投げた手榴弾で2人は死に、ミサイル発射は阻止された。もう一箇所もFBIが突入して、ジンダワーを殺した。モーズリーは6人の極右メンバーを特定するようにいう。NCISに戻ったケンジーは、サムのような経験はしたくないというディークスに、私にはあなたしかいないと告げる。ケンジーはジャック・バウアーみたいだなと思いました。(笑)過去の恋愛関係でというのは無理やりですね。でも、トンネルの狭さではサムもカレンもできない任務だし、ましてやディークスは町の一警官だからこういう時には呼ばれないよなあ。ケンジーが10年前に東京に駐在していた、というのは初出でしょうか。短期に交際していたことまで、軍に報告していたのかしら。ミラーは横田基地勤務かな。アフガニスタンに派遣された時は別にケンジーでなくても良かったかもしれませんが、こうしてケンジーの特殊性から抜擢されて、留守を守るディークスは苦しむことになって、結局は2人の愛は深まるということなのかな。「もう無理」と言われても、じゃあ関係を解消したところで、ディークスがケンジーが何をしようと関係ありませんというわけもないし、やっぱりこのカップルは美味しいところを見せてくれます。核ミサイルは冷戦の遺物なのかもしれませんね。それが今も発射可能で、管制官がその気になれば発射できるというのは怖い。「スターゲイト」の基地は確かコロラドの山の中だったと思いますが、ドラマのネタは尽きないなと思いました。ヒドコさんは今回も見事な活躍で、モーズリーは要らないけど、彼女は戦力としてレギュラーになっても良さそう。
August 31, 2018
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何とも切ないというか、事件を解決して終わりではない、オリビアたちは本当に地道に被害者や容疑者に向き合って、一人でも多く救うという使命に身を捧げているんだなあと思いました。自業自得でしょ、と目を背けることもできるのですけどね。社会が悪いとか仕組みを変えるとか言うのは簡単ですが、一人ひとりを救うわなければ結果は変わらないなと思いました。16歳のティアナが複数の男にレイプされたと、兄のマリクが警察に訴えた。マリクは友人のジェロームと、銃を持った6人組の男たちに脅され助けを求めるために、雑貨店に駆け込んだという。SVUは公園で倒れていたティアナを保護し、ティアナは意識が朦朧としていたが、レイプされたと訴える。兄妹の母親は暴行罪で刑務所に入っており、マリクがティアナの法定後見人だった。病院での検査でティアナからはヘロインとアルコールが検出され、マリクによると、勉強がよくできる妹と酒を飲んで祝っていたという。犯人の人相が黒人か、ギャングかという証言はあいまいで、ジェロームの証言と一致せず、SVUは「奴らを殺してやる」というマリクの言葉に注目する。病院でティアナは「マリクは悪くない」と繰り返し、犯人は3人だったという。所持品のバッグがなくなっており、中に配給カードが入っていたことから、カードに注目し、使用しようとした男を追う。男はギャングのレイ・ウォリスで現在仮保釈中、警察には若い奴らからカードを手に入れたと認める。ウォリスにはアリバイもあり、その若い3人組の自宅を訪ねると、祖母に育てられている14~15歳の少年がいた。彼らはレイプはしておらず、合意の上だったと主張する。しかも、ティアナは売春婦でマリクから200ドルでどうかと、公園で持ちかけられたという。その時、ティアナの意識ははっきりしており、少年たちは母親の形見の指輪を売って金を工面していた。マリクは犯罪を隠すために警察に嘘を言ったのか。しかも、ティアナは兄をかばうためにその事を黙っていたのか。SVUが兄妹の自宅に踏み込むと、ティアナはドラッグをやって意識不明だった。マリクは未成年虐待、薬物所持、売春あっせんなどで逮捕される。正気を取り戻したティアナは、兄の犯罪を証言する気はなく、児童保護局に通報され施設に入ることを嫌がっていた。オリビアは、頑なになるティアナにどういう事情で売春をしていたのか、話を聞き出そうとする。マリクは少年たちの話は嘘で、ティアナはレイプされ、悪いとわかって自分でクスリをやっているという。両親が家にいないため、マリクはティアナの世話をするようになり、決して妹を傷つけるようなことはしなかったという。オリビアは、いくらカネを受け取っても同意がなければレイプだと説明し、マリクに後見人の資格がなければ施設にいくしかないと話す。ティアナはそれならば、レイプはなかったことにすればよいと言い、売春も自分の考えでやっていたという。ストーンは立件するのは無理だというが、容疑者の少年たちの弁護士カーターと話をして、もう一度証拠を見直すという。カリシはマリクの経済状況を調べ、何かで荒稼ぎしているに違いないという。フィンはマリクとティアナの運転手をしているというボビー・ジャクソンが大量のヘロイン所持で逮捕されたことから、取引で証言を引き出すことにする。ジャクソンはこまめに商売のメモを付けており、兄妹の仕事の仕組みを説明したため、起訴に踏み切る。マリクの罪状認否が行われているときに、施設を抜け出したティアナが法廷に乱入する。自分を世話してくれる兄を守るため、何とでもするつもりだが、オリビアはそうなると、嘘の内容を供述した罪で少年院に入ることになると話す。自分たちを助けると言っていたではないかと、ティアナはオリビアを責めるが、オリビアはティアナを施設に返す。ジャクソンの証言でティアナはマリクを恨んでいなかったと語り、ティアナは最初警察にレイプされたと言ったのは、兄を守るために嘘を言ったと証言する。父親の暴力と、母親の逮捕など、厳しい生活を強いられた兄妹は、生きるために売春を始め、辛さからクスリを始めた。それでも、ティアナは自分には兄しかいないと訴える。弁護側は刑務所に入っている母親を証人として呼び出し、マリクが妹思いだと証言させる。フィンは、刑務所に入る理由となった、暴行相手を法廷に連れて入り、暴行した理由が売春の金額でマリクともめたからと、証言させる。兄が母親を売春させていたのは、ティアナも知らないことで、ショックを受けたティアナはクスリを過剰摂取して病院に担ぎ込まれる。命をとりとめたティアナに、オリビアはマリクに電話をしたのかと、問う。ティアナは法廷での証言が本当かどうか尋ねたが、マリクは母親は嘘を言っていると答えたという。オリビアは、ティアナが兄をかばうあまり、本当にやりたいことやなりたい自分を犠牲にするべきではないと諭す。勉強もできるティアナは、なりたい自分になって良い。家族は大切な存在だが、必ずしも自分の良い影響を与えるとは限らない。ジェロームは、マリクに頼まれてティアナに大量のクスリを与えたと認める。もし、心変わりをしたティアナが証言すれば、自分たちは終わりだ。自分を殺せというのを聞いたティアナは、真実を話すことを決意する。ストーンは、ティアナのためにマリクと取引をすることにし、マリクは15年の刑期となった。オリビアは子供の頃について話しががらないフィンを気遣う。一応フィンのエピソードということになっているみたいですが、目立って仕事をしているのはオリビアですよね。マリクは妹を愛していると言いつつ、酷いやつだ。ティアナはそれなりに教育を受けていたようだし、外の世界を知って自分の考えを持っていただけに、逆にオリビアの話はすんなり入らなかったのかもしれません。社会、警察は何もしてくれない、自分たちの力で生きていくしかないのに、何の文句がある、と開き直って頑なになってしまう。でも、将来の夢は薬物中毒なの?売春婦なの?と真剣に問いかけられることはこれまでなかったのでしょうね。そこから抜け出そうとする者には救いの手が差し出され、簡単ではないでしょうが、抜け出すことはできる。ティアナにはがんばってほしいですね。もちろん、判断力のない子どもたちの場合は本人の努力も何も、とにかく強制的に救い出さなければならず、その辺の描き方が上手いなあと思います。
August 30, 2018
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今シーズン、やけに荒ぶれたロリンズのエピソードですね。なるほど、このエピソードのためだったのか。モデルとなった実際の事件があったようですが、そちらはドラマのような結末だったのかどうか気になります。ポート・ワシントン線の列車のトイレに少女が立てこもり、極度に恐れて対話もできない様子なのでSVUが対応する。少女は怪我をしており、やせ細って虐待を受けていた様子が見え、ロリンズがお菓子を与えて対話のきっかけを探る。エスターと名乗る少女は「罰を受ける」事を恐れており、聖書の言葉を繰り返していた。病院で検査をしようとするが、抵抗してレイプ検査などはできそうにない。栄養失調状態で、手首や足首には拘束された痕が見られた。とりあえず児童保護局にエスターを引き渡した後、下着から精・液が検出されたため、DNA検査に回す。ロリンズはエスターから少しずつ話を聞き出し、親をかばっているようだという。DNA検査の結果、エスターは父以外の近親者とセックスしたことがわかる。未だに身元が判明しない中、鉄道会社の防犯カメラには列車に乗り込んだエスターを追いかけてきた2人の青年の姿が写っていた。2人ともエスターと同じミリタリーのジャンパーを羽織っている。ミリタリーショップで聞き込みをすると、同じジャンパーを3着買った男がいるという。しかし、SVUにエスターの父と名乗る、ウィリアム・ラボットという男が現れる。テレビでエスターのニュースを見て、引き取りに来たというが、行方不明の届けを出さなかったのは、地元警察に24時間待つようにと言われたからだという。驚くことに、エスターは27歳で、虐待の疑いがあると言っても、法的に親子を引き離す権限はSVUにはなかった。近親者とのセックスについては、ラボットも知っていたようで、断食させたり叩いたりするのはしつけの一環で、虐待ではないという。ラボットはニュージャジー州の住人で、子供を自宅教育で育て、社会とは隔絶した生活をしている。何と、ニュージャージー州では近親相・姦は罪ではないため、ロリンズの反対を押しきり、オリビアは2人を家に返す。ロリンズは諦めきれず、休みを取って、地元でラボットを調べるという。オリビアは管轄外なので、無茶をしないように念を押す。ラボットの自宅は実質空き家で、近隣の人によると2ヶ月前にクィーンズのダグラストンに引っ越したという。引越し先の様子を伺っていると、一家が揃いのTシャツを着て車に乗り込みボーリング場に出かけた。実はエスターには他に8人の兄弟姉妹がいて、父親のラボットを家長として厳しく管理されていた。食事が少ないのも、カネがないためではなさそうだ。ロリンズは家父長制のカルト組織のようだといい、クィーンズでは近親相・姦は罪なので逮捕をするという。クィーンズの自宅の周辺では、一家の様子が変わっていると認識されており、ロリンズは敷地に不法侵入して中の様子を伺う。外から鍵がかけられた部屋には、幼い子どもが鎖で繋がれお腹が減ったと泣いていた。ロリンズは家の中に入り、子供を救い出そうとするがエスターからここに来てはいけないと言われ、銃を持ったラボットと兄たちに銃を向けられて、追い出される。すぐに地元警察に通報し、緊急対策班が出動する騒ぎとなった。オリビアは緊張する現場に入り、まずラボットと話をさせてほしいと呼びかける。子供が食事も与えられず、拘束され、銃を持った大人がいることで、子供の安全を確認したいというと、ロリンズは自分がエスターに声をかけたいという。やがてラボットがエスターを連れて姿を見せ、この通り娘は無事で、自分たちは聖書に記されているこの世の終わりに備えて独自の価値観で生活しているという。ロリンズがエスターに「そこで生活したいのか?」と尋ねると、エスターは首を振った。ラボットがエスターと家の中に入ってしまい、緊急対策班のリーダーはラボットが子どもたちを人質にとって立てこもっていると判断し、救出作戦を敢行する。隊員が屋根に登り、天窓から催涙弾を投げ込むと、ラボットの家族が銃撃で抵抗を始め、双方が撃ち合いとなった。弾が飛び交う中、玄関から妻と子どもたちが出てきて銃声がやんだ。ラボットが呆然として出てきて投降し、警官たちが家の中で死んでいるエスターと兄弟を確認する。ラボットは警察は子どもたちを殺したと非難し、終末論に固執することを辞めない。助け出された子どもたちは、里親制度に任されることになるだろう。母親もラボットの方針に従って、正しいことをしてきたというが、カリシは子供と共に家の中から出てきたのは、夫のやり方が間違っているとわかっていたのではないかと問う。ロリンズは極端な考えを捨てないラボットに感情的になるが、オリビアはロリンズの撃った弾がエスターに当たって致命傷になったと告げる。ロリンズはショックで号泣し、手続きを行って復帰を待つ間、教会に足を踏み入れる。アメリカでは学校に行かさず、自宅で子供を教育する人は結構いると思いますが、その場合、児童福祉局とか様子を見ないのでしょうか。近所から虐待しているらしいというような、通報がないと家の中には入らないのかな。家も大きいし、地下室もあるし、子供や誘拐してきた女性を長年監禁していたというような事件も聞きますし、驚くようなことが実際にあるのでしょうね。エスターは一旦は自分で逃げ出したのだから、助けを求めればこの生活から抜け出すこともできただろうに、本当に気の毒です。まさかのアマンダの衝撃。ピストルであの距離で当たるというのは、不幸中の不幸としか言いようがありません。それが、何だか今シーズンやりたい放題のアマンダにバチが当たったみたいな感じに見えてしまいました。これでアマンダは心を入れ替え、大人しく良い子になるのかな。緊急対策班は、住宅街のど真ん中であの作戦は過激すぎるなと思いました。別に子供に銃を突きつけていたわけではないので、突入以外に段階を踏むことはできなかったのか、悔いが残りましたね。
August 23, 2018
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ヘティの方に進展がありましたいね。これはなかなか興味深いことになりそう。現場でのネルが本格的捜査官になりつつあります。頭脳明晰な上に、白兵戦も戦えるとなるとこれは強そうだな。LAPDのベイツ警部補が同僚の警官を撃って、指名手配された。内部調査部のホワイティングはディークスに、捜査対象だったベイツに接触して自首するよう勧めてほしいという。ホワイティングによると、警官たちが副業で悪事に関わっているという現状があり、ベイツがその黒幕と見られているという。断れば、かつての相棒殺しの事を公にすると言われ、ディークスはやむなく引き受け、ベイツをピックアップするとベイツに脅されて、パトカーの追跡を振り切って逃げる。NCISにもベイツの件が知らされ、エリックは逃げているディークスの車の行方を追う。サムとカレンは、ホワイティングに会い、ベイツを捜索することに協力するので情報を提供してほしいという。ベイツはバイオ技術者のサイモン・アトウォーターを証人として取り調べをしていたのだが、ベイツははめられた可能性もあるという。ケンジーとネルは駐車場で見つかったディークスの車を調べ、ディークスが自ら携帯を壊しているのを見つける。警察に追われている2人が逮捕されると大変なことになるので、なんとしてもNCISが先に身柄を確保しなけばならない。ベイツはディークスを連れて、アトウォーターを拘束している場所に行く。警察のセーフハウスで匿われている証人のアトウォーターを守る警官をベイツが殺したと言われているが、警官たちが取り戻しに乗り込んできたという。ディークスはアトウォーターとベイツをボートハウスにつれていき、詳しく事情を聞く。アトウォーターはデクスモント社で食糧難を打開する、除草剤に耐性のある植物を死なせる遺伝子を開発していたが、何かの間違いで、致死遺伝子を運ぶウィルスが出来上がってしまった。これを農場に蒔くと、あっという間に世界中食糧難となる。その事を上司のライアン・ウォレスに報告したところ、ウォレスはウィルスを没収して持ち出してしまった。アトウォーターが警察に通報すると、ウォレスとコネのある警官が悪徳警官の元締めに知らせたようだ。ウォレスはウィルスを売って金を手に入れるつもりだと思われる。ベイツは自分が疑われていることは知っていて、本当の悪徳警官の黒幕を突き止めるため、ディークスに協力を求める。NCISは世界に危険に及ぼすウィルスをなんとしても押さえたい。デクスモント社の経営は火の車で、別の会社から特許侵害で訴えられており、和解するのに大金が必要で、ウォレスはその金を得るためにウィルスを売るつもりなのだろう。NCISはウォレスを監視し、尾行する。ディークスとベイツはウォレスの自宅を捜索するが、戻ってきたウォレスはベイツとディークスを悪徳警官の仲間だと勘違いし、取引をすれば警官たちに金が渡るという。そこに、何者かが銃撃を行い、ウォレスが逃げようとするが、ケンジーとネルが加勢し身柄を拘束する。ウォレスは始めは誰と取引しようとしているのか、打ち明けようとしなかったが、スティーブン・リーという大学生と連絡を取り合っていたことを認める。これから大学でウィルスの取引を行うというので、ウォレスを開放してNCISが大学で監視する中、ウィルスを受け取ったリーを逮捕する。リーは北朝鮮から資金援助を受ける留学生だった。危険なウィルスは陸軍のラボに引き渡され、ウォレスは警察内の内通者の名前を明かす。ベイツはそれが自分が目をかけている男だったことに驚き、ディークスに市警に戻ってきてほしいという。ディークスはNCISに残ることを選ぶが、ホワイティングは今後もディークスに協力を求めることがあるという。ベトナムにいるヘティは、キーンとの仲介をしたダンに件の男がキーン本人かどうかわからないと答える。キーンはヘリコプターが墜落したとき、100万ドルの金塊を輸送していたと言われており、ダンの本当の狙いは金塊だった。ヘティはダンとの交渉を打ち切る。再びキーンと面会したヘティは、キーンが墜落後に仲間に見捨てられたと恨んでいる事を知る。本来、ヘティを含めキーンはその場に存在してはいけない存在で、金塊は捕らえられた工作員の身代金となるはずだった。本当にキーン本人なのかと尋ねる。ベトコンに捕まったキーンは、移送中の事故で逃げてしまい、本国に連絡することはなかった。復讐心に燃え、キーンはトゥー・サンという名前で東南アジアで殺しを行ったという。しかし、ある日思うところがあり、殺しをやめ家族を持った。今回逮捕されたのは家族から離れたかったからで、パスポートもなくただ、ダンに頼って密入国した。そのダンが、キーンは金にならないと判断し、ヘティを人質に取ってしまう。ベトナムで囚われたヘティを、チェグウィデンを始め、あの愉快なおっさんたち(ブリッジス、ラングストン)らが助けに行くのでしょうか。それなら、ちょっと楽しみかも。ここで、グレンジャーもメンバーだったという言及があったのは良かったですね。キーンはスパイとして、「死して屍拾う者なし」という掟を認めることができなかったのですね。若かったからか。もし、おっさん仲間が助けにくるのなら、キーンとの感動の再会も見てみたいです。今回の事件、よそ者としてディークスをいびっていたモーズリーが、こういうときにいないのはちょっと変ですよね。ホワイティングとの腐れ縁が切れないのは、この先のエピソードでディークスが絡ませるためなのでしょうね。
August 17, 2018
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海外ドラマ「CSI:マイアミ」でホレイショ・ケインの吹き替えを担当された、声優の石橋運昇さんが8月13日に逝去されました。運昇さんは、アニメを始め、海外ドラマで多くのキャラクターの吹き替えを担当され、大変印象に残る声優さんでした。謹んでお悔やみを申し上げます。
August 17, 2018
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フィナーレまで後少しというところですが、今シーズンは懐かしい顔が揃いますね。テーマも「Law & Order」に相応しいもので、とても良かった。男性ゲストの人、見覚えがあるなと思ったら「スコーピオン」に出ていた、ネイビーシールズの人だったか。ニック・ハンターの家族自宅で集まっているときに、妻のジュールスから何者かに襲われているという電話が入る。ジュールスは4歳の娘ルビーを託児所から連れて戻ってくる途中で、背後に男の声が聞こえた。通話はニュージャージーのショッピングモールから発信されており、駐車場にはジュールスの車が残されていた。車内には争った跡と血痕があり、近くのゴミ箱からジュールスの携帯やバッグなどが捨てられていた。SVUは誘拐事件としてニックから詳しく事情を聞く。今日は4時頃にメールをしたが、何事もない様子だったという。しかし、ルビーは託児所に行っておらず、ジュールスも職場に出勤していないことがわかった。何か異常はなかったか、と問われ、ニックは2週間前に不法侵入されたという。侵入したのは、自宅の修繕を依頼したホルヘに違いないという。ホルヘは、一昨日にジュールスと言い合いをしているとこが目撃されており、すぐに話しを聞く。しかし、ホルヘによると言い争っていたのではなく、ニックが浮気をしているという話をしてジュールスが反応したのだという。ホルヘはニックが派手な髪型をした女性といちゃついているのを目撃しており、ニックは支払うべき代金を払わずにホルヘを首にしていた。ニックの相手は、花屋に勤めるペイズリーで、妻が事故死したと聞かされていた。ニックの言動に疑いを持ったSVUは、昨夜のニックの行動をチェックし、深夜にゴルフ場にいたことを掴む。そのゴルフ場の近辺には沼があり、ジュールスを殺して沼に沈め、電話を偽装した可能性も考えられる。SVUにジュールスの姉シェリーが現れ、ニックには二面性があるという。虐待の現場を見たことはないが、ニックは何かとすぐにキレやすく、以前ジョークで「妻が死ねば人生が楽になる」というような事を言っていたという。ニックはSVUにあっさりと、ペイズリーとの関係を認め、単なる体の関係で夫婦関係は問題ないという。まだジュールスの遺体が見つかっていない段階で、ストーンは逮捕して留置場に入れろという。ショッピングモールの駐車場のビデオに、ジュールスの車から男が降りてきて、ゴミ箱にバッグなどを投げ入れるところが写っていた。ジュールスの車のタイヤには、パンクを応急処理した跡があり、近くのガソリンスタンドを当たったところ、ケイレブ・ピアーズという男が修理用の接着剤を購入したことがわかった。ピアーズは、元陸軍で住所不定、警備員や賞金稼ぎなどの仕事をしている。ロリンズは、ピアーズがビーガンのための食材を購入しているのを見つける。ルビーはビーガンで、もしかすると、ジュールスとルビーは生きているのかもしれない。ピアーズの仕事先の銀行を見張り、出てきたところを尾行すると、ピアーズは一軒の家から女性と子供を連れ出しどこかへ連れて行った。合流した車から出てきた人物を見て、オリビアは驚く。何と、かつて共に仕事をしたアレクサンドラ・キャボットだった。キャボットは虐待を受ける女性を助けるため、死を偽装して密かに別の場所で生活する手助けをしているという。オリビアはニックが殺人容疑で逮捕されているのに、キャボットも犯罪に問われかねないと反論する。キャボットはシェルターに匿われているジュールスに会うことを認め、オリビアはニックのDVについて話を聞く。なぜ今逃げることを選んだのかと言われ、ジュールスは先週朝食の準備ができなかったことで、ニックから熱いコーヒーをかけられ、やけどを負ったと答える。病院に言っても、真実は告げられなかった。キャボットは、これまで虐待された女性たちのために公訴しても、却下され、結果的に夫が妻を殺したケースがあったという。シェルターで被害者たちと関わっているうち、法では彼女たちを守れず、行動を起こすようになったという。オリビアはニックを殺人罪で逮捕し周囲にジュールスが死んだと思わせておきながら、ジュールスを逃がすことは見逃せないと答える。ニックは保釈されたが、留置所で暴行を受けたことで、ストーンやオリビア、警察検察、ニューヨーク市に対して誤認逮捕で人権を侵害されたとして、賠償請求をする。ニックとの聴取で、オリビアはジュールスが生きている事を知らせてしまい、キャボットと激しく口論する。キャボットはいくら正義のシステムで裁こうとしても、加害者はいずれ解放されて人生を取り戻す。裁くのは所詮他人の陪審員と、権威のある年老いた判事。オリビアは、ニックにジュールスの居場所を知らせたことを告げ、ジュールスにいくら逃げてもいずれニックはジュールスを探し出すという。裁判で離婚を戦って、ルビーの単独親権を勝ち取れば逃げなくても良い。ジュールスは裁判を起こすことに同意し、証言を行う。しかし、ジュールスを警備のため車に乗せていたカリシが、突然SUV車にぶつけられて事故でジュールスを死なせてしまう。衝突車両は明らかにジュールスを狙って衝突し、逃げたと思われるが、ニックとのつながりは見いだせない。しかも、ジュールスが死亡してルビーはニックが単独親権を得ることになった。高額の賠償金も手に入れることになるだろう。オリビアはストーンに、枠組みから逸脱するのは容易だという。ストーンは向精神薬の副作用で姉の容態が悪くなっているため、薬をやめるべきか、主治医から決断を求められていた。薬をやめると自殺をする可能性もある。ストーンは薬をやめることを選択する。キャボットは、シェリーがルビーの親権を要求してニックと争うことになるという。オリビアは自分たちは同じ目的のために、違う道に進んでいると言って、キャボットと別れる。キャボットは6年ぶりでしたか。少しも変わりませんね。オリビアとバーで差し向かいで飲んでいる姿などは、本当に心根の知れた関係で懐かしい。シリーズの最初のころから出ているベテラン同士、その道のプロとして存在感がありますね。そのキャボットが法では問題解決にならないと、違法なことに手を出し、オリビアは宣誓した以上、法を破ることはしないと自分を貫く。この前のカリシも同じような感じでしたね。結果はキャボットが心配した通りになってしまいましたが、ニックにはいつか正義の鉄槌が下されると思いたい。そして、法は逃げ出す前にジュールスのような被害者を助ける道を探ってほしい。19シーズンともなると、本家からのクレイゲンもいない、マンチもいない、パートナーだったステイプラーもいない、オリビアが紅一点だったのに、いつの間にか女性が中心のドラマになりましたね。ただもう、感慨に浸るエピソードでした。
August 16, 2018
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今シーズン、いろいろ仕込んできますね。経済関係のネタは不勉強なので、一旦停止して字幕を読みながら見ております。(笑)潜入捜査は十分な準備が必要のはずですが、ドラマでは緊急に行かなければならないので、サムは何でも知っているという設定になるわけだ。でも、海千山千の投資銀行の幹部面接にさらっと通ってしまうのは、やっぱり無理っぽい。まあ、エリックがハッキングするだけでは、面白くないのでしょうけどね。ところで、オープニングでエリックがなぜオーボエを手にしていたのか、そんな趣味があったっけ。マルホランドドライブで、海軍予備役のフィリップ・ネルソンが交通事故で死亡する。ネルソンは合同テロ対策特別班が監視しているアブラム・ソコロフと通話中に、別の車に追突された。ソコロフはロシアの新興財閥で、ドラッグや武器を密輸しているという疑いがあった。ネルソンはLAの銀行員で、最後の通話の中に「マウントバンク」という言葉があった。特別班によると、何かの暗号かと思われ、長期の監視の中でネルソンは初めて現れたという。カレンは、潜入捜査用の偽名の一つ「デクスター」が盗まれ、クレジットカードが作られた事を知り、今回の事件との関連を疑う。モーズリー副局長は、ソコロフの取引記録を盗むため、サムにネルソンの銀行に潜入するようにいう。ネルソンの銀行はネルソンの死をきっかけに空売りを始め、サムはテロか何かの内部情報をもとにして、ドルを売っているという。つまり、ソコロフが企む計画が始まったと考えられ、モーズリーはその計画も突き止めるよう命じる。ネルソンの後継者には、リア・ウィンターズがすでに着任しており、サムは株式に詳しいトレバー・ウォードとして厳しい幹部による面接を受けることになった。モーズリーは、カレンの偽名情報が漏洩している事を指摘し、今回の任務には関わってはならないという。カレンはネルが「デクスター」の件をモーズリーに密告したのではないかと疑うが、ネルは否定する。その「デクスター」がサンタモニカでアパートを借りたことがわかったというので、カレンは自分の偽名を語る人物を探ることにする。ディークスとケンジーは、モーズリーにアルカディから情報を得る事を進言する。アルカディはソコロフの名前を聞いて、厄介な人物だという。その姉と知り合いだというので、2人はアルカディと共に、姉が経営するバーに向かう。サムは無事幹部の面接をパスし、CEOのリアに会う。リアたちは、これから大きな山を動かすつもりだと言い、サムにこれからニカラグアで会合があるので着いてきてほしいという。サムはスキを見て、幹部のパソコンからソコロフの金の動きを探る。ネルソンはソコロフの金でロシアの株を買い、同時にドル建てでその株を売っていた。つまり、ミラー取引で銀行を経由して資金洗浄をしていたことになる。マウントバンクというのは、そのことだったと思われる。ソコロフの姉ヴラドレーナは、ポニーを購入し育てるのが好きな弟が、ニカラグアのリゾートにその牧場を持っているという。ただ、ニカラグアはソコロフが対立相手を殺す場所でもあるといい、ネルソンはソコロフに弱みを握られていたと明かす。ネルソンはソコロフの命令を拒んだので殺され、リアも弱みを握られているらしい。カレンはデクスターのカードが使われたバーに向かい、容疑者を捉える。「デクスター」を名乗るのは、若い男だった。NCISはリアをボートハウスに連行し、ソコロフのミラー取引について尋問する。リアはあっさり、取引について認めるが、「デクスター」については知らないという。ミラー取引の顧客がソコロフであることは同僚たちは知らず、1時間後にLAでソコロフに会うことになっているという。ソコロフはウクライナのために武器を買おうとしていた。ウクライナとロシアの対立を煽って、アメリカの武器を使ってアメリカも巻き込むつもりなのだろう。モーズリーはリアを利用してソコロフの計画を阻止する作戦を実行することにする。ソコロフはリアに、日焼け止めの箱に入った大量の金を見せ、これを洗浄するようにいう。まだソコロフに信頼されていないリアだったが、NCISが攻撃をしかけてソコロフの部下を倒し、リアはソコロフを建物の外へ連れ出す。控えていたヒドコはソコロフに追跡スプレーを浴びせ、そのままリアとソコロフは逃走した。NCISは武器を買うための金を確保でき、リアはソコロフの信用を得た。今後は、ソコロフの動きを追跡スプレーで追うことができる。サムはヘティの行方を追うため、ハワイの知人に情報を求める。ヘティの船は何週間もハナレイ湾にあるが、上陸した形跡はなく、密輸をしているアイオナと行動を共にしているという噂があるという。カレンは「デクスター」こと、フィンに向きあう。ソコロフらとの接点はなさそうだが、カレンがかつて滞在したコロラドの施設にいたらしい。カレンはフィンの可能性を認め、このままアパートに滞在していて良いと告げる。最後のハワイの海軍関係者、どうせなら「ハワイFIVE-O」とのコラボができれば良かったのに。スティーブが無理だとしても、犯罪者の情報なら警察関係者誰でも良さそうです。ヘティの出番は相当限られるようですね。健康を気遣ってということかな。フィンはもしかして、カレンの息子か?と思いましたが、赤の他人なのかな。カレンは自分の里子時代をフィンに重ねて、シンパシーを感じているのでしょうね。今後、面白い展開を期待します。アルカディは良い味出して安心の準レギュラーですね。元々カレンと絡んでいましたが、ロシア関係者とディークスが絡むと面白さが倍増します。アクセサリージャラジャラのディークスも良かった。相変わらず、モーズリーとチームの対立が鬱陶しいですが、結局チームは首にならないのだろうか。モーズリーとしてはカレンを目の敵にしているが、徐々に信頼を獲得していっているのかなあ。
August 10, 2018
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最近何だか変、ロリンズに一体何があったのか、態度悪すぎじゃないかと思いながら見ていましたが、途中で「え?」となり、最後はシカゴ・シリーズ並の熱い思いに満たされました。こちらは超長寿シリーズですが、シカゴ・シリーズに負けず劣らず、さすが、なかなかやるね。通報があり路地で若い女性が暴行を受け、ひどく殴られ倒れているのが見つかる。意識があいまいで、診察でレイプされているという。意識を取り戻した女性は売春婦らしく、スカイと名乗り、ただ転んだだけで捜査に協力したがらない。発見された現場に残る足跡に、セメントが付着しており、近くで補修工事中のホテルを調べたところ、怯えた様子のマネージャーがいた。ロリンズはカウンターに女性のバッグがあるのを見つけ、マネージャーを問い詰めたところ、スカイを襲ったのは3人の男性だとわかる。叫び声がして男たちが逃げていったので、部屋を調べたところスカイが倒れていて、死んでいると思ったマネージャーはスカイを路地に遺棄したという。再度病院を訪ねると、スカイは姿を消していた。プロの売春婦に見えなかったというカリシに、ロリンズは危険を承知の上で客を取る彼女たちが理解できないという。カリシはネットでスカイを見つけ、予約を入れて呼び出す。助けてあげたいというSVUに対して、スカイは警察への拒否感をむき出しにする。ロリンズはお金が重要なのかと食って掛かり、オリビアが割って入る。オリビアの問いかけにより、やっとスカイは3人の男について話し始める。一人目は童貞で、本来は彼一人のはずだったのに、後から年上の2人目が入ってきて、ただでやらせろというので断るとレイプされたという。その後、3人目が入ってきたので殴ったら2人目が戻ってきて殴ったという。一人目の男性が残していったのは、陸軍スターリング基地ののバッジで、SVUは当日街に出て頭に怪我をした兵士を探す。ジム・プレストン軍曹が怪我をしていたことがわかったため、話を聞こうとするとプレストンはただ名前と登録ナンバーを繰り返すのみで、捜査に協力しない。その日、プレストンと一緒に基地に戻ってきたウィリアム・ショーネシーに街に出て売春婦を買ったかどうか問いただすと、レイプしたのは自分だと認める。スカイは相変わらずSVUの捜査に協力的ではなかったが、オリビアの説得に応じて心を開き、プレストンを部屋のランプで殴ったことを認める。レイプしたのは、タイラー・ジョーンズ二等軍曹だという。しかし、ストーンはスカイ(サンディ)の証言だけでは起訴できないと言い、逮捕したプレストンらから証言を得るようにいう。プレストンはレイプには関わっていないが、上官を裏切る証言はしない。ただ、ショーネシーだけが罪をかぶろうとしていた。改めて、被害者を救うことは立派な兵士の努めだと説得し、ショーネシーは上官の犯罪を証言すると同意する。ジョーンズは第一級レイプ罪などで起訴された。兵士たちの弁護士は、勇敢な兵士を守ると言い、売春婦ならば、多少の暴力も仕事のうちだろうとサンディに厳しく詰め寄る。ところがショーネシーは大陪審での証言を覆し、上官2人はレイプしていないと証言する。ストーンはショーネシーを偽証罪で起訴するというが、ショーネシーは例え上官に対する根拠のない申したてで軍法会議にかけられても、裏切り者にはならないと答える。思わぬ方向に裁判が進み、サンディがロリンズに「だから放っておいて」と言ったのにというと、ロリンズはなぜか自分たちにとって、あくまで売春婦でしかないと、サンディを批判する。ストーンはプレストンに証言させることにするが、プレストンも頑なな態度を崩さない。しかし、ホテルの部屋で検出されたプレストンの血痕を分析したところ、プレストンが生物学的には女性であることがわかった。トランスジェンダーであり、自分の秘密を裁判で明らかにされるのを恐れて証言するはずがないという。ストーンは、プレストンへの起訴を取り下げる代わりに、証言を求めることにする。オリビアはプレストンと直接話し、軍に入隊した理由などを尋ねる。国に尽くすことが天職だと信じるプレストンは、証言することでこれまでの努力が無駄になり、仕事を失うことを恐れていた。オリビアはそれでも、国民に尽くしてほしいと説得する。プレストンは同意し、犯行当日にジョーンズにサンディとセックスするように強要されたことや、サンディから攻撃されたのを、ジョーンズが反撃して暴行したことを証言する。弁護士はしつこく、プレストンがゲイなのかと問うが、プレストンは自らトランスジェンダーであることを明かし、入隊したときにも診断書に書いており、仲間を偽ったことはなく、性別と任務や行動とや無関係だと答える。評決でジョーンズは有罪となり、傍聴していた部下たちはプレストンに敬礼をした。ロリンズはサンディに謝罪し、交際相手が自分が残業のときに売春婦を買っていたことを知り、気分を害していたことを打ち明ける。サンディは、男は恋人に不満があるから売春婦を買うのではなく、男とはそういうものだと答える。軍隊内のパワハラに負け、ショーネシーはかわいそうに、この先が見通せなくなりました。ただ、童貞を捨てたかっただけなのに。もっとも、ジョーンズが有罪になれば、軍法会議でも考慮されるのではないかと思いますが。最終的には上官の命令には従ったわけですし。テーマは昨今の話題になったLGBTの人たちへの偏見とたまたまタイミングがあった感じですが、最後に部下たちが彼に敬礼したのは、もともとプレストンが軍人として立派な人で尊敬されていたのでしょうね。彼にとっては勇気のあるカミングアウトだったでしょうが、普段から見る人はちゃんと見ている、ということかな。売春婦とただでやろうとして、死ぬほど殴ったジョーンズ軍曹は徹底的に悪者でした。フィンは元レンジャーだったっけ?兵士と売春婦は切っても切れない関係で、買っても罪には問われない。サンディがなぜ売春婦になったのか、続けているのかがよくわかりませんでしたが、SVUが売春婦であっても誰であっても、レイプは許さないという大前提なのに、ロリンズのふてくされた態度は驚きます。その理由を聞いても、えー?と思いましたが、ビッチなキャラクターを演じるケリーが上手いのだと思います。で、結局心臓外科医とは別れたのかな。カリシの前で、行きずりのセックスを認めるのも元彼へのあてつけだったのか。
August 9, 2018
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どうも、新入りの「お嬢様副局長」は好きになれないなあ。粘っこく「私、できるでしょ、ゴージャスでしょ」と見せつけるところ、カレンとサムを引き連れて、「ぶるぞん~With B」ですね。彼女がヘティと張り合うのは50年くらい早いように思います。むしろ、ヒドコさんの方が味が出てきた気がする。(笑)大量のライフル銃を積んだラウンドハウス社のトラックが出庫時に奪われた。積荷は末端価格で100万ドルにもなるというが、警備員やドライバー、犯行メンバーの一人を殺してトラックを盗んだのは、軽犯罪が前科のトニー・ヤングだった。そのトラックを追跡したところ、白いSUVと合流したのが確認された。サムはSUVから降りてきた男が、クリンダ戦術警備に潜入捜査したときのバイロンだと気づく。バイロンは1週間前にクリンダを退職しており、人柄を信用しているサムはきっと理由があるはずだという。トニーの自宅を調べたディークスとケンジーは、ガールフレンドを見張ることにする。エリックはラウンドハウスのトラックを見失うが、SUVをダウンタウンに見つける。カレンはSUVに発信機を取り付け、バイロンがトラヴィス・クーガンと一緒に建物から出てくるのが確認された。クーガンはテロ組織に武器を調達しているといわれ、バイロンが盗んだライフルをクーガンに売るのではないかと考えられる。バイロンとクーガンは、チャリティの射撃イベント会場に向かった。主催しているのは、リヴィングストン=ブラッドフォード社で、海外に武器を輸出しており、それが業績の9割を占めるという。残りの1割は貧困国への慈善活動を行っているというが、噂では西サハラ紛争の両陣営に提供しているらしいという。バイロンとクーガンはイベント会場で銃の買い手と会うのだろうか。DCから戻ってきたモーズリー副局長は、NCISとしてイベントの招待状を手に入れ、護衛にカレンとサムを連れて行くことになった。会社はリヴィングストンとブラッドフォードの共同設立で、ブラッドフォードは今後事業の中核を武器から慈善活動に移行し、西サハラの分ソ地域に水や医療支援などを行っていきたいという。エリックはNCISが持ち込んだカメラで、招待客の中にバイロンの取引相手を探す。サムはバイロンに声をかけるが、バイロンは子供の教育費のために仕事を代えたと答える。トニーのガールフレンをを追跡したディークスとケンジーは、トニーを見つけ逮捕する。トニーはバイロンから支持を受け、銃を盗んだがただのドライバーにすぎないという。1時間後にその銃を取引するという情報を得て、ディークスとケンジーが張り込む。イベントの招待客を調べていたエリックは、リヴィングストン=ブラッドフォードの企業活動の情報が不自然だという。やたらと休眠会社や精算会社の記録が多く、何か秘密がありそうだ。トニーの客、フェリックスが倉庫に現れNCISによって逮捕されるが、バイロンとクーガンとの接点が見いだせない。盗まれた銃も全てその場所にあった。カレンはイベント会場に銃を提供しているスポンサーを調べ、ラウンドハウスの名前を見つける。しかし、ラウンドハウスの銃は倉庫にあり、トラックが行方不明になっていることに気づく。トニーはトラックをバイロンに渡したと言い、カレンはバイロンが狙っていたのは銃ではなく、トラックだと考える。イベント会場は重要人物がたくさん参加しており、暗殺をする場所としても向いている。であれば、ターゲットは誰か。サムはバイロンを追っていき、逆に襲われてしまう。バイロンは「仕方がない」と言って、サムを倒して出ていった。カレンは屋敷の中にラウンドハウスのトラックが隠されているのを見つけ、そこで男性2人が殺されていた。屋敷の従業員と見られ、入ってきた男がカレンに銃を向けたので射殺する。入ってきた男は狙撃手の一人と考えられ、従業員にまぎれて2人の狙撃手が会場内にいるという。サムはバイロンの言葉を思い出し、家族を守るために事件に関わっているのではないかという。ディークスとケンジーがバイロンの自宅に向かうと、男がバイロンの家族に銃を向けていた。2人はバイロンの妻子を救い出し、サムは姿を消したバイロンを探す。エリックはリヴィングストン=ブラッドフォード社の中で、ワイヤーブラシを作っている会社が1年前に西サハラに製品を輸出していることを掴む。ところが、その会社に実態がなかった。つまり、会社の名を借りて武器を送っていたのか。ブラッドフォードは武器事業から撤退すると言っており、彼が狙撃手のターゲットかもしれない。スナイパー銃を構えていたバイロンを見つけたサムは、妻子が救い出されたことを伝え、会場に潜んでいる他の狙撃手について尋ねる。その時、挨拶をしようとしていたブラッドフォードをカレンが身を挺して守り、サムは遠く離れた場所からブラッドフォードを狙った狙撃手を撃ち殺す。もう一人、ウェイターに扮した殺し屋は潜入していたヒドコが倒した。NCISはリヴィングストン夫妻が武器事業から撤退しようとするブラッドフォードを殺そうとしたと逮捕する。しかし、実際には妻のサーシャが企てたことだった。バイロンは西サハラでサーシャに雇われたといい、家族を殺されると脅されしかたなくなったという。サムはバイロンの人柄を信じていたと伝える。サムもバイロンのことを信じているのなら、すぐに家族に何かあったのではないかと考えると思いますけどね。ついでにクーガンは逮捕されたのかな。射撃をするチャリティイベントとは、びっくりしてしまいますが、あのロケーションで撃ち放題というのは納得です。さすが金持ちのすることは違いますね。銃や武器の会社はもうかるのでしょうね。モーズリーのドレス、胸元から下着が見えているのは見せブラか。あれはちょっとないな。モーズリーにいじめられているディークスが彼女のポルシェを勝手に運転して、ケンジーと楽しんでいるところは「良い気味だ」と思いました。(笑)ヘティのボートはハワイで係留中だそう。これって、ベトナムから逃げてきてボートで本土に行くつもりなのかしら。
August 3, 2018
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メインの事件にはあまり関心が湧かなかったですが、キャラクター関連では進展がありました。これから終盤に向かって、ストーリーが描かれるのかな。ゲストの男の子が可愛かったですね。(笑)ペンシルバニア州から教師に引率されてNYを訪れていた16歳のヘイリーが、友人のジェニーとクラブに出かけた途中で行方不明となった。最後に見たときは、ヘイリーはピエロのマスクを付けた男性と踊っていたという。翌朝、ヘイリーがホテルに戻っていない事に気づいた音楽教師のターナーとジェニーがSVUにやってくる。ヘイリーの携帯は深夜0時から電源がオフになっており、NYにヘイリーの知り合いがいる様子はないという。すぐに両親がやってくるが、ヘイリーはピアノの演奏で幼いころから才能を発揮していて、音楽中心の生活をしていたという。ターナーは迷惑メールの中に、昨夜11時20分にヘイリーから動画が届いていたのに気づいたという。それには、車を運転するピエロのマスクを脱いだ男性と、恐れるような表情のヘイリーが写っていた。フィンは、撮影された場所が食肉の解体をする店舗だと気づき、SVUが店に向かう。ピエロの男は従業員のヴィニーで、ヴィニーは昨夜は自宅にヘイリーを連れて行ったことを認める。しかし、朝目を覚ますとヘイリーの姿はなく、2人の間に何もなかったという。ヴィニーのアパートを捜索すると、バスルームから血痕のついたヘイリーの服などが見つかった。近くのゴミ箱からは、ヘイリーのバッグと携帯も発見されたため、SVUは厳しくヘイリーを取り調べる。ヴィニーは元カノへの脅迫などの行為で接近禁止命令が出ており、バスルームで見つかった血痕はヘイリーのもと確認された。ヴィニーは一貫してヘイリーには危害を加えていないと言い、ヴィニーが部屋から遺体を運び出した目撃証言もなかった。ただ、ヴィニーの車のトランクからも血痕とヘイリーのネックレスが見つかっており、両親は娘の生存を信じ、テレビ会見で懸賞金をかけて情報を求める。ヴィニーは昨夜二度使い捨て携帯に連絡をしており、ヴィニーの車が午前1時38分にブルックリンに向かっているところが交通カメラに写っていた。捜索したところ、午前2時にゴミ処理場前で大きなバッグを運び込もうとしているヴィニーの姿が写っており、SVUは厳しく追及する。ヴィニーによると、店主に内緒で販売期限が切れた肉類を仕入れ業者に転売していたという。その仕入れ業者の裏が取れない中、SVUはゴミ処理場で遺体を探す。しかし、すでにゴミは別の場所に動かされた可能性があり、探す場所も広範囲に渡る。焼却された可能性もあるという。ヘイリーの父親はそれでも、娘の生存を信じると訴える。ストーンはヴィニーを第2級殺人で起訴することにする。証言席では、音楽家として才能を見せるヘイリーと違って、父親は音楽とは無関係の清掃業に携わっており、娘を愛していると訴える。両親とターナーは、ストーンに遺体が見つかっていない限り、裁判を延期にすべきではないかという。ストーンはこれまでの証拠で勝算はあるというが、証言をする予定のターナーの姿が消えた。証言するのが怖いと言って、自宅に戻ったというが、SVUが自宅を訪れるとターナーはまだ戻っていなかった。ターナーに妻は、夫がヘイリーの才能を非常に高く買っており、溺愛していたという。自宅にも来たというので、2人が一緒にいた録音スタジをを捜索すると、ヘイリーへの愛を歌った楽譜とヘイリーのセクシーな写真が見つかった。親子ほど年齢の違う2人が恋愛関係だったのか。両親はターナーが過去に仕事で関わったヒューバートという男がNYにいることを思い出す。ヒューバートは、ターナーが生徒をNYにつれてくる前にロングアイランドの別荘を貸してほしいと頼んできたという。すぐに別荘に向かうと、そこには同じベッドの中ターナーとヘイリーがいるのが見つかった。ヘイリーはターナーのことを愛しているという。失踪したのは自分の計画で、ヴィニーを利用して死んだと思わせ、2人でウィーンに行くつもりだったという。音楽家としてのターナーに傾倒するヘイリーは、父親が自分の世界とは無縁だと言い、法廷レイプの意味も理解できないようだった。署に戻った2人に、ヘイリーの両親は怒り心頭で、特に母親は様子がおかしい。実は17年前の過ちでターナーと関係を持ち、ヘイリーの実の親がターナーだと暴露したため、騒動となる。一方、ヘイリーはターナーと絆を感じていたと言い、清掃員が父親であるはずがないと納得していた。ターナーは、第2級レイプ、略取、誘拐、インセストなどで罪を認めた。オリビアは「ジェネリック・セクシャル・アトラクション」だという。ヘイリーが立ち直るには、なかなか難しい状況だ。ストーンはオリビアに、統合失調症の姉のパメラを父に代わって見舞っていると打ち明ける。それがシカゴからNYに来た理由の一つでもある。パメラはストーンが弟であることを理解できず、父親だと認識しているようだった。長く離れていた親子がお互いの身分を知らずに会って、惹かれ合い…という実例があるという。ギリシャ悲劇みたいですね。運命の皮肉なのかも知れませんが、しかし、ヘイリーの母親もそういう関係のターナーを信じて娘を預けていたというのも、どうだかなあ。ターナーへの気持ちが今もあるから、夫との関係がギクシャクしていたのかしら。全員揃ったところで、署でドロドロの人間関係を繰り広げたのは、なかなかの見ものでした。ヘイリーの策略家ぶりは空恐ろしいところがありました。祝フィン、誕生日のサプライズにケンがパートナーと孫を連れて登場。息子の家庭もまたエピソードに関わってくるのでしょうか。そして、新入りのストーンの家族ストーリーが始まるのですね。意思疎通が難しい姉と向き合うストーンの辛さや亡き父への思いなど、描かれるのを期待しております。
August 2, 2018
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