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今回は諜報機関の裏を見たようで、「Homeland」みたいで興味深かったです。「Burn Notice」という言葉も聞けたし、NCISも良かった。(笑)スーツケース問題も緊迫してきましたね。「ミーラのお墓」と聞いて、ハッとしました。そういうこともありましたね。ニックの遺体が発見され、自分と関わったから殺されたと、リズは動揺する。リズはレッドにニックを殺した犯人を探して欲しいという。レッドは、テロリストのイリヤス・サーコフが引き起こしたというイギリスの化学工場爆破事件について触れ、サーコフは15ヶ月前に死んでいると指摘する。自分の知り合いの闇医者が治療していたので、情報は確かだと言うが、もしそうだとサーコフが犯行声明を出した最近の事件3件は、誰かがサーコフの名前を語っていることになる。クーパーは、リズとレスラーをイギリスに送り、MI6から情報を得るように言う。MI6は、化学工場爆破で使われた爆薬に仕込んだ物質から、サーコフが犯人で間違いないという。MI6とCIAは長年サーコフを追っており、サーコフにC4爆弾を横流しした建設会社を突き止めた。その会社で現場監督をしているガファーリという男が横爆薬の流しに関わっており、現在はセルビアのベオグラードにいることが分かっている。ガファーリはサーコフとの連絡方法を持っていて、ナヴァービが取引相手として接触することになった。トムは、ニックを殺したのはDNA鑑定を依頼したピートだと考え、ピートが勤めている新薬の治療病院に潜入することにする。ピートはこの1週間ほど、姿を見せていないという。ナヴァービとの取引は上手く言ったように見えたが、ガファーリに感づかれ、ガファーリは店から逃亡する。ナヴァービも後を追うが、裏口に白いバンが止まって、ガファーリとナヴァービを連れ去ってしまう。控えていたアラムと共にFBIチームがバンを追うと、車は路地の先の行き止まりで止まった。車から降り、お互いに銃を構えた所、バンの男はCIAのトバイアス・ルーサーと名乗る。ここはCIAのセーフハウスで、ルーサー以外にも、女性スパイのカルフーンや国防情報局の局員などがいる。ルーサーは何年もサーコフを追っていて、FBIの捜査は違法でガファーリの取り調べは自分たちが行うと譲らない。しかし、ルーサーらの拷問にも、ガファーリの口は固くサーコフの情報を吐かない。リズとナヴァービがサーコフが死んだことを知っていると耳打ちすると、ガファーリはサーコフとは電話で接触していると認める。サーコフはバージニア州のロッカーに爆弾を仕掛けるとつもりで、厚さ3.5センチのケブラー繊維を破るような、爆弾を用意するように言ったという。そのころ、FBIのクーパーの元に、CIA作戦本部長のコックスが現れる。海外でのFBIの違法捜査について、サーコフ対策チームはロンドンにいて、ベオグラードにセーフハウスなどないという。ルーサーらはCIAではないという内容の電話をレスラーがクーパーから受けると、ルーサーはガファーリを撃ち、攻撃してくる。撃ち合いの末、リズはカルフーン一人を確保するが、カルフーンは自分は正式にCIAの任務を行っていると言い張る。ルーサーの記録はCIAにはなかったが、カルフーンのは記録はあり、経歴も供述通りだった。リズらがルーサーがサーコフの名前を語って、爆弾テロを行っていたとカルフーンを説得し、セーフハウスで採取された指紋から、ついにルーサーの身元が割れた。ルーサーと名乗っていたのは、元CIA局員のブライアン・オスターマンだった。コックスによると任務に疑問を呈したオスターマンは2008年にCIAを離脱し、国を捨て消息が分からなくなっていたという。オスターマンがサーコフの死後、彼の名前を名乗って活動を行っているとしたら、ガファーリに注文した爆弾はどこに仕掛けるのか。カルフーンはやっと、アイヴィーシティにルーサーの拠点があったと話す。すぐにFBIが突入するが、拠点は破壊されており、辛うじて「サイクロン」というファイルと、ケブラー繊維という手がかりしか得られなかった。リズからヒントを求められたレッドは、軍隊や海に関係あるのではないかという。リズとアラムは、サイクロンクラスの巡洋艦パーネルが現在、ヴァージニア州ノーフォークの港に帰国している事を突き止める。すぐに港周辺の避難が指示されるが、爆弾を仕掛けた場所を絞り込むのは難しい。FBIは、NCISのオニールに協力を求め、NCISのデータにアクセスを許されたリストを手に入れる。オスターマンは偽名で人事局のデータにアクセスしており、人払いした人事局のオフィスの窓からライフルを構えているところをリズが立ち向かう。オスターマンは、サーコフの名前を騙らせたのはコックスで、CIAが汚れ仕事をサーコフにせいにしていたのだという。それに反対したオスターマンはCIAから首にされてしまった。オスターマンはコックスの思惑を止めるのだという。スコープの先には、C4爆薬をリュックに背負ったCIAの捜査官が歩いていた。これは偽旗作戦で、オスターマンは上司の命令に従うCIA局員を殺すことは仕方ないという。リズは後ろからオスターマンの太ももを狙って撃って逮捕する。その瞬間、USSパーネルの近くで爆発音がして大騒ぎとなった。コックスは、中国に通信ケーブルを監視されていたので、サーコフがテロを起こしたことにして、基地から同盟国に繋がる通信ケーブルを切断したのだという。先のリュックを背負った男は死んではおらず、化学工場の工場長が死亡したのは、機密情報をロシアに流していたからで、国家間の緊張を抑えるためには犠牲も必要だったと弁解する。結局、ノーフォークでの爆発事件もサーコフの仕業として、発表された。トムは、ピートの仕事先に被験者を装って潜入し、看護師のリーナと親しく話す。隙きを見てピートのオフィスに侵入したトムは、ピートとリーナが親密である事を知る。トムはリーナに、ピートに預けたもののせいでピートの命が危険だと言い、情報を求める。トムとリズはニックの葬式に参列する。レッドが現れ、ニックには感謝していると言い、犯人の手がかりも得たという。レッドは伝手を使って証拠保管庫からニックの私物を手に入れ、携帯電話の登録先にかけてみる。その電話に出たのは、トムだった。アラムはナヴァービが誘拐された場で何もできず、動けなかった事をきっかけに、自分も現場に出る捜査官になりたいとクーパーに話す。諜報員が任務だと信じて活動していたら、実はCIAを装う仮初の任務だったというのは、前にもあったような気がします。トムVS.レッドは今シーズンのテーマですね。そのためのスーツケースの謎の人骨かな。先シーズンまではトムがダークサイドだったのが、スピンオフですっかりトムは良い人になってしまいました。リズは真実を知った時、レッドとトムとどちらを選ぶでしょうか。このままでは、リズが罪を背負って落ち込んでしまうかもしれません。実はスーツケースの謎は「なーんだ」という事になったりすると、ちょっと怒ります。(笑)ピートは人を殺すような人じゃないという恋人の話に対して、変装して何やら怪しい雰囲気のピート。本当にピートがニックを殺したのかどうか、別の敵が出てくるのかどうか、思わせぶりですね。レッドの新しい商売は、ペットショップを使ったマネーロンダリングになり、留守宅リストで稼いだ金で店を持つ事ができた。トントン拍子のレッドは、まるでモノポリーをやっているみたいですね。
February 28, 2018
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「Law & Order:S.V.U.」とのクロスオーバー、第3弾。一挙放送でやっと「Nationwide Manhunt」の続きが見られました。前半を見た時とはまた違う感慨がありますね。ドッズ・ジュニアが出てくると、あ~と切なくなりますし、エリンの事情がよくわからなかった時と違って、非情に感情移入しやすくて見ごたえがありました。ただやっぱり、SVUとのクロスオーバーは番組ごと取り込まれるというのか、普段のP.D.のイメージとは違いますね。もちろんオリビアも出てきましたし、文句はありません。(笑)イェーツを取り逃がしたリンジーはシカゴに戻る。その後、イェーツの目撃情報はいくつかあったが、イリノイ州の州境辺りで消息がなくなった。シカゴの警察本部はイェーツを指名手配し、全力で捜索を始める。ヴォイトはイェーツがリンジーに会いに戻ってくるのではないかと、警戒する。NYからオリビア・ベンソン警部補から連絡が入り、イェーツが刑務所で携帯電話を手に入れて、リンジーのアパートの近辺を検索していたという。その付近で、女性看護師3名が惨殺されたという通報があった。いずれも同じアパートに住み、一人は手首を切り落とされていた。大怪我を負ったもう一人は緊急医療センターに運ばれたという。特捜班は性的暴行がないことから、イェーツの犯行かどうか疑問を持つ。アパートには犯行時留守だったネリー・カーという女性が住んでおり、ヴォイトは行方を探すように命じる。リンジーは明らかに自分を挑発しているイェーツの捜査に関わりたいと、ヴォイトに訴えるが、ヴォイトは絶対に自分の側からリンジーを離さない。入院していた4人目の被害者が死亡してしまい、看護大学のネリー・カー教授が駐車場から誘拐された事がわかった。誘拐したイェーツは、自分はネリーの元カレだと言い、アパートを襲撃したのも、そもそもネリーが目的だったと思われる。しかし、ネリーはイェーツのタイプとは異なる。イェーツが乗り捨てたと思われる車があり、中にはリンジー宛の手紙が残されていた。イェーツはリンジーが署の中にいることが知っているようだ。署長がテレビで記者会見を行っている時に、ホームレスの女性がリンジー宛の小包を届けに来た。イェーツからのもので、ヴォイトはすぐに全員を屋外に避難させて、爆発物処理班を呼ぶ。小包は爆発物ではなかったが、中から切り落とされた手とそれに挟まれたメモが見つかる。メモには「なぜママからの電話に出ないのだ」とあり、イェーツがこちらの状況を全て知っている事がわかった。そして、リンジーにイェーツからテレビ電話がかかってくる。イェーツはネリーを人質に取り、リンジーを挑発する。室内が写った時、リンジーは自分のアパートにイェーツとネリーがいる事に気づく。マウスはリンジーの携帯がウィルスに感染しており、こちらの通話内容やメールなど全てイェーツ側に伝わっていたという。特捜班がリンジーのアパートに到着すると、イェーツの姿はなく、クローゼットの中にネリーが隠れていた。オリビアとフィンがNYから到着し、捜査に加わる。オリビアはリンジーを気遣う。ネリーはイェーツの事を知らなかったと言い、イェーツはなども「故郷」について話していたという。オリビアはネリーの旧姓がウィリアムズだと聞き、NYで検索していたのがペネロピ(ネリー)・ウィリアムズだと言う。リンジーに「故郷で会おう」と言っていたが、イェーツの故郷はノースカロライナで、ネリーには養子に出されたグレゴリーという兄がいた。ネリーの母スーザンによると、幼いころから問題行動のあるイェーツがこれから生まれてくるネリーに何をするか怖くなり、夫マイケルがイェーツを養子に出した。その後、両親は離婚したが、マイケルはネリーと今も会っているという。オリビアはイェーツの生育歴から、母親のスーザンに似たブルーネットで茶色の目の女性を餌食にしていたとプロファイリングする。ラドニックには復讐が目的だと言っていたが、ラドニックの妊娠中の婚約者を殺したことで、妊娠中に自分を捨てた母親に復讐する気持ちになったのだろう。イェーツがスーザンの家を襲うと考え、特捜班はリンジーを署に残して出動する。ヴォイトがどうしてもリンジーを連れて行かない事に、オリビアは私も同じことをすると声をかける。しかし、スーザンの携帯電話にイェーツから電話がかかってきて、リンジーが話をする。イェーツは父親マイケルを捕らえており、リンジーはすぐさまマウスに居場所を突き止めるようにいう。話を引き伸ばしたリンジーは、私はあなたの母親に似ているので執着するのかと話す。一方、ヴォイトたちがスーザンの住居に到着すると、通報がありボーデンらが火事の消火活動を行っていた。マウスが突き止めた住所はかつてイェーツが両親と住んでいた家で、リンジーはヴォイトが止めるのを聞かず、一人駆けつける。イェーツは父の首にロープを掛けて、リンジーを待っており、リンジーに自分の話を聞くように言う。過去の犯行やナディアの事でリンジーを挑発するが、もし撃てば父親を階下に突き落とすことになるという。しかし、イェーツは処刑には立会人が必要だといって、目の前でマイケルを突き落とすと、自分と共通点のあるリンジーがこれからずっとイェーツの話を引き継ぐという。アイスピックを持ってイェーツが近づいたため、リンジーはイェーツを射殺する。リンジーの行為は正当性のある事と判断され、イェーツの事件は幕を閉じたが、だれもがリンジーを心配する。オリビアはリンジーをモリーズに誘い、自分もかつてウィリアム・ルイスという犯罪者に執着され同じ道を辿ったと話す。オリビアはまだ今もその事件を乗り越える最中なので、いつでもリンジーの話を聞くという。最初はアマンダに執着していたイェーツがリンジーに乗り換えるのは当然かな。(笑)途中から、これはオリビアがルイスに翻弄されたストーリーと一緒じゃないかと思っていたら、オリビア自身の口からそれが出て、あーやっぱりという感じ。リンジーにスポットが当てられ、チームで孤立しながら堂々たる活躍でしたが、クロスオーバーとはいえ、どうしてもSVUのスタイルになってしまうのだろうなと思いました。それにしても、オリビアを前にするとヴォイトは柔和、温和ですね。せっかく、犯行現場近くにいてヴォイトがリンジーの正当性を目撃できたのに、役に立たなかったのは残念。オリビアに再々来てくれよ、ということは今後もクロスオーバーがあるのかしら。前半のNYでもドーソンは印象が薄かったですが、こちらでもフィンは何しに来た?という感じでした。シカゴ・シリーズはいつ見ても寒そうなシーンが多いですね。屋外のシーンが多いためでしょうが、撮影期間中はNYより雪も多そうだし、ちょっと気の毒に思ってしまいます。
February 27, 2018
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収まるところに収まったというか、収まりつつあるというか、流れが良かったなと思います。全国を回るレース(その他、興行)と強盗がセットというのは、どこかで見たかも。迫力のあるカーチェイス、クラッシュシーンでしたね。オートレースはドラマの華ですね。CSIマイアミでもあったなあ。カルテルと繋がりがあると見られるハビエル・ガルシアを起訴するため、グレゴリオはDCからハンナ・リー連邦検事補を伴ってニューオーリンズに戻ってきた。プライドはグレゴリオが抜けて、セバスチャンはまだ訓練中のため、人手不足に悩んでいる。しかし、立件できればグレゴリオはDCに戻ることになるという。ラサールはメロディとの関係が仕事に支障をもたらすようになった。メロディは家を出て行くという。オートレース場で、海兵のジャレッド・コナーズ伍長が事故死した。ジャレッドは週末には車を走らせる経験豊かなドライバーで、恋人のデイナ・ウェルズと練習中にコースを外れて衝突した。事故当時現場にいた父親のラスは、整備士の妨害行為で息子は殺されたと口にしたという。現場にブレーキの跡がなく、ジャレッドはほぼ即死の状態だった。病院で手当を受けるラスに確認すると、事故の原因はわからないと曖昧な態度をとる。デイナはレーシングチームのコーディネーターで、ラスを通じてジャレッドと出会い、2人は1年間同じチームにいた。ジャレッドは除隊後はプロのドライバーになるつもりで、乗っていた車は自ら点検していたという。検視でジャレッドから薬物は検出されなかったが、腹に刺し傷を縫った痕があり、ウェイドは3~4日前の傷だという。病院で治療したのではなく、どうやら自分で縫ったようで、警察にも届けられていない。ラスもデイナも、そしてジャレッドも何か隠している疑いが強くなった。ジャレッドの自宅を捜索したところ、ガレージから10万ドル以上の札束が見つかった。その中に、銀行が強盗があった時に渡すインクの着いた札束があり、ジャレッドが銀行強盗に関わった疑いが生じる。パーシーはグレゴリオに助けを求めるという。オフィスにメロディがダレルを伴って現れる。ダレルは自分こそタッカーの父親だと言い、ラサールに息子に関わるなと殴り掛かる。すぐにダレルを確保するが、ラサールは自分でも同じことをするだろうと、ダレルを釈放してしまう。プライドはラサールの態度を問題視し、事情をメロディに聞き出すように言う。グレゴリオから連絡があり、ジャレッドの家で見つかった札束は、6週間前にミシシッピ州ビロクシで強奪されたものであることが判る。強盗は運転手プラス、武装したマスク姿の4人組で、ジャレッドが関わった事をラスもデイナも知っていたのではないかと考える。セバスチャンは車載ネットワークがハッキングされた可能性があると指摘する。ジャレッドの車がカーブに差し掛かった時に、ブレーキが効かなくなるようになったという。改めてデイナを訪ねると、週末のレースに出場する事が大切だという態度を取り、NCISを追い返す。ラサールはメロディを問い詰め、暴力を振るうダレルから逃げていた事が判る。タッカーの事が心配で、接近禁止命令を取りたかったが、実害が出てから出ないとだめだという。どうして良いかわからず、ラサールの元に飛び込んできたという。ラサールはメロディを許し、ダレルの事は自分に任せて欲しいという。ビロクシと同様の銀行強盗事件が他の地域でも起こっており、その都市で同時期にオートレースが行われている事が分かった。ジャレッドがそれらの銀行強盗事件のあった日に、ほぼ海兵隊で勤務していることから、ジャレッドは関わっていない可能性が高い。ジャレッドは自分の父親が強盗に関わっていると疑い、殺されたのか。再度ラスに聞くことにするが、ラス本人も前歴があり、レーシングチームのメンバーにも前歴者がいるという。ラスはデイナが強盗団のドライバー役だったと明かす。しかし、ジャレッドと出会い、足を洗って自首しようとしていた時に、仲間から脅されジャレッドが刺された。ジャレッドの家にあった金はデイナのもので、デイナはラスも殺すと脅されていた。そうなるとデイナの身が危険となる。NCISがデイナを探すと、トレーラーから誘拐されている事がわかった。連れ去ったのはチームのヴァーノン、デーン、セイントクレアで、こちらの動きを知られたのかも知れない。パットンはデイナのメールをチェックし、デイナの役割がレースではなく、強盗のコーディネートだという。ニューオーリンズでも強盗を行うつもりのようだが、標的が判らない。ラサールはダレルに会いに行き、メロディとタッカーに近づかないよう警告する。その際暴力を振るうことになったが、ダレルは逆にラサールを訴えた。プライドはラサールの行動を非難し、一体どうしたいのかと問う。ラサールはダレルからタッカーを守りたいと答える。セバスチャンが車載システムをハッキングしたIPアドレスを突き止め、現金輸送車の監視に使われるアーセナル社の通信システムと関係があるという。プライドは正式にFBIの力を借りることにし、標的を絞る。一味は連邦準備銀行から現金を運ぶ車を狙っていた。NCISが輸送車と一味の車を追い、強奪現場を制する。デイナは仲間に脅され、逃走のために車を走らせるが、後を追うラサールに合図を送り男たちを逮捕させる。デイナはこれまでの事件で共犯関係にあり、罪は免れないが、逮捕に協力したことでいくらか考慮されるだろう。ラスはデイナが安全な場所に行き、一味と手を切ることができるのだから良かったという。それはジャレッドも望んだことだろう。ガルシアの起訴を準備したリー連邦検事補に、グレゴリオはDCに戻らないと話す。ニューオーリンズを飛び出してDCにいた時、自分を見失っていてリーと付き合ったが、今はこの街で充実感がある。プライドのチームに入れなければ、アイズラーに転勤願いを出すかもしれない。ラサールは警官が見守る中、メロディとタッカーを送り出すことにする。ダレルはテキサスでも令状が出ており、連邦捜査官を殴ったことで重罪となるだろう。案の定姿を表したダレルは逮捕され、ラサールはタッカーに別れを告げる。メロディの最初の現れ方が、いかにも押しかけ女房風でこちらも騙された感じですね。最初から本当のことを話していれば、ラサールもそれなりに対処の仕方もあったと思います。ラサールの心には父親としての愛情は湧いたけれど、メロディに対しては特になかったのでしょうか。だから、わざわざDNA検査までしなかったのかな。いつかラサールが実の子供を抱く時が楽しみですね。とにかく、無事解決でめでたし、めでたし。グレゴリオはニューオーリンズに戻ってきていたのですね。前回のはミスリード。プライドのチームからは正式に抜けているが、気持ちはまだチームに残っている。しかし見習い中のセバスチャンがいるので、チームには入れない。でも、プライドもセバスチャンが本命じゃないとロレッタに言っているし、いずれ入るのでしょう。科学捜査官になりたいと、頑張っているセバスチャンがちょっと気の毒ですが。もう一つ、グレゴリオの性的指向がゲイだというのは、本家やLAも含め、このフランチャイズで初めてですよね。まあ、時代がそういうキャラクターを必要とするのかもしれません。ただ仕事をする上では関係ないはずなので、それによって何かストーリーが発展するというのもなさそうですが。パーシーと付き合うのもなさそうだし。
February 26, 2018
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『匿名の彼女』事件の方は容易に推測できる展開でしたね。それとしばらく顔を見なかったクレイトンを絡めて彼のエピソードになりました。それについては、ちょっと意外です。最後のマクギーの「仕返し」は別番組の主役を張るマイケル・ウェザリーへの「ご挨拶」という事でしょうか。リーブスが通う依存症患者の集会で、親しくしているメリッサがリーブスの目の前で誘拐されてしまう。メリッサは同居する恋人のエディから暴力を受けており、ついに別れた直後だったという。リーブスは地元警察を呼び、すぐに誘拐事件として手配する。メリッサについては名前しか分からず、写真や目撃した黒い車の情報などをアビーに送る。マクギーとトーレスは、リーブスの行動に疑問を持つ。メリッサは政府関係の秘書をしており、SNSなどを探った所、エディ・ホルドレンと暮らしているメリサ・グッドマンと判明する。エディは海軍情報局に勤務し、監視対象となっていた。上司のレディング大佐によると、チーフエンジニアのエディが2日間無断欠勤しており、彼のPCには軍の機密が含まれている事を危惧していた。ビショップがクレイトンと2人のアパートを調べるが、家の中は荒れて、慌ただしく出ていったような感じだった。さらに血痕があり、アビーに証拠を回す。リーブスはメリッサを助けられなかった事で自分を責める。ビショップは依存症の集会に参加していることをギブスに報告すればどうかと言うが、リーブスは個人的なことだからと頑なになる。しかし、本部に戻ったリーブスがスローンにプロファイリングを求めると、すでにエディに関して公式の捜査となっており、ギブスも内容を知っていた。ギブスは捜査に私情を挟むなと言う。トーレスとマクギーは、リーブスの秘密をビショップが知っているのではないかと疑われる。リーブスはやっと、アルコール依存症で集会に通っている事をチームに告白し、黙っていたことを弁解する。リーブスはメリッサのスポンサー、ナンシーに会いに行く。ナンシーは、エディとの別れを勧めていたと言い、酷いDVを受け、メリッサはその傷が治るまで山小屋にこもることがあったという。その山小屋に急行すると、パトカーとエディの車があり、室内には血を流したエディが倒れていた。メリッサは、襲われてしかたなく殺してしまったという。NCISでの聴取で、メリッサは2年間エディと付き合ったが、どん底の自分を見捨てず信じてくれたと、エディをかばうような言葉を繰り返す。別れたのは暴力ではなく、エディが仕事で開発した画期的なドローンの情報と設計図をオークションに売ろうとしたことを知り、エディがそのことで通報しないように誘拐したという。エディが開発していたのは、新型ドローン「エアタイム」と呼ばれるもので、ギブスは海軍次官からPCを取り戻せと圧力を受けていた。メリッサの説明では、山小屋でエディは酒を飲んでいたのかフラフラで、銃を向けたのを取り上げようともみ合い、暴発したという。エディのPCについては知らないというので、スローンはエディへの恐怖で記憶が抑圧されているのかも知れないという。パーマーはエディの肝臓から大量のオキシコドンを検出する。常用者でもこれほどの量ならば、正体不明になるだろう。モルグにスローンがメリッサを伴い現れ、もうエディが襲うことはないと納得させるため遺体を見せて欲しいという。メリッサは、エディは怒りを押さえられないようになっていて、自分への束縛も厳しかったという。趣味の自転車クラブにも行かせないために、倉庫のカギを変えてしまった。リーブスとビショップがその倉庫を捜索すると、段ボール箱の中からPCが見つかる。口数の少ないリーブスに、ビショップは秘密を抱えて黙っていては、病気になってしまうとアドバイスする。リーブスは同じ悩みを抱えるメリッサに心を寄せ、自宅に戻ったメリッサを訪ねる。メリッサは女性の夜の集会に持っていくため、チキンポットパイを焼いていた。アビーはエディのPCを分析し、機密データはすでに転送済みだという。「エアタイム」は今後の海軍の主力と考えられており、敵の手に渡ればドローンの飛行が全てできなくなるという。エディは機密データを購入する客らしい人物として、数十人とコンタクトを取っていた。スローンはどうやって絞り込むのか、ヒントを出す。リーブスとギブスは、夜の集会に出ていたメリッサに会う。2週間前にエディの様子が変だった事があり、真夜中に出ていったのを浮気だと思ったという。エディの車のドライブレコーダーを分析すると、土曜の深夜にカフェに出かけており、監視カメラを調べると、浮気相手は何とナンシーだった。ナンシーは、会っていたのがメリッサの恋人エディではなく、オンラインで知り合ったオースティンだったという。パーマーは、オキシコドンが異常な代謝のされかたをしており、それが食事に入っていたカイエンペッパーの影響だと断定する。次第に、メリッサへ疑いが深まるにつれ、リーブスは困った立場になる。メリッサが誘拐された時、リーブスはエディの顔を見たわけではなかった。エディのプロファイリングをしたスローンは、エディがDVを引き起こすようなトラウマの経験が見当たらないという。彼の暴力を証言したのはメリッサだけで、そのメリッサ自身を分析すると反社会性パーソナリティ障害と診断したという。メリッサはエディの浮気を知って、仕返しに軍の機密を盗んで売ることにしたのではないか。すでに闇サイトで「エアタイム」が売り出されている事が確認され、メリッサはルイスという男に1万ドルを払っていることが分かった。ルイスはアパートの管理人で、リーブスたちが現場を調べた時に怪しい動きをしていた。メリッサのお得意料理にはカイエンペッパーが使われていて、リーブスはルイスと待ち合わせしているメリッサに会いに行く。メリッサは酒を飲んでおり、そもそも依存症の集会に参加したのも、エディの浮気相手をスポンサーに選び、リーブスを保険として利用するためだった。リーブスはこれまで一度も集会で発言していなかったが、ついに自分を語ることにする。マクギーは自分をからかう画像がネットに氾濫しているのを突き止め、パリにいるトニーに仕返しをする。スローンのNCISでの仕事が増えそうですね。(笑)とにかく、メリッサ役の女優さんがすごいなと思いました。最初からサイコな演技でしたよね。リーブスは、正義感という弱みに上手く付け込まれてしまった。リーブスが辛い経験(孤児、里子生活)から依存症になっていて、それを一緒にスコットランド旅行したビショップには喋っていた、というのは今になってちょっと唐突な感じです。MI6の連絡将校の役割があまりないからかなあ。制作側としてはメインキャラクターに依存症で悩む者がいても良いという方針になったのか、あるいはリーブスがいなくなる道を作ったのかとも思いました。(笑)リーブスはプライベートが仲間に知られて、この先キャラクターも変化するでしょうか。ギブスは知っていても良いはずですが、あまりオープンにするのもどうなのか。とにかく、私はまずフォーネルの事を思い出しました。今どうしているのかしら。ミームのことは知りませんでした。ネットにばらまくいたずらというのは、やっぱり酷いですよね。しかし、マクギーが口にした「When you mess with the bull」は、もちろん、マイケル・ウェザリーのドラマ「Bull」の事ですよね。クロスオーバーはできないでしょうから、こういったシャレはなかなか気が利いているなと思います。
February 23, 2018
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今回の犯罪者も、前に見たような印象ですね。そこにレッドとリズの親子の情を絡めているのが今シーズンのテーマなのかも知れません。エピソードが進むに従い、レッドの住まいがランクアップしているようで楽しいです。(笑)リズはレッドから「エンドリング」という存在が、欧州の優秀な種牡馬フィッツプレジャーと調教師を殺したと聞かされる。エンドリングは、数少ない価値ある物をさらに数を減らす事でその価値を上げると言い、殺された種牡馬はたった1回の種付けで子孫を残しただけだった。フィッツプレジャーの子孫を所有しているのは、国際的警備会社のCEOケイレブ・ヘスで、ヘスの会社はかなりの負債を抱えている。殺された調教師が最後にアリシア・グレイという女性と会っていたが、その女性がアメリカにやってくるという。FBIの聴取で、ヘスはフィッツプレジャーから生まれた仔馬は自分の息子に譲ったが、それは相続税対策だという。アリシアという女性は知らないが、とくにかく、生まれた仔馬の価値を上げる代わりに会社の警備対象の情報が欲しいと女が近づいてきた事を認める。その警備対象とは、モンテネグロのソーニャ王女で、ヘスの会社が警備計画を作った。偽名やおとりの車を使って、王女の安全を守っている。そこまでするのは、ソーニャ王女が死ねば王家の血筋が途絶えてしまうのを恐れているからで、王女はユネスコ会議のためにDCのホテルに現在滞在中だという。FBIが王女が滞在するホテルに向かうと、すでにエンドリングはホテルに侵入して王女一行が宿泊するフロアに近づいていた。従業員に化けたエンドリングは、サービスワゴンに爆弾を仕掛けて混乱を引き起こすと、王女のアシスタント、アナを誘拐していく。トムはニックに頼んで、スーツケースの人骨のDNA鑑定を依頼する。ニックの知り合いピートは、違法な手法でデータベースにアクセスして該当者1名を見つけるが、そのデータを見るにはFBIのIDが必要だという。トムはリズのIDを盗んで利用することにする。ソーニャ王女は現在妊娠中で、世界で7名しかいないという、特殊な血液型であることから、アナを側に置いているという。アナが王女と同じ血液型なのではなく、アナは「黄金の血」という誰にでも輸血できるタイプだという。「黄金の血」を持つ人物はこの3ヶ月で2人が行方不明となっており、数少ない血液型の持ち主を抹殺することで、一人の価値を高めようとしているのか。アメリカ国内ではイーサン・アイザックスという少年がDCの病院に入院中だという。レッドが滞在する屋敷に侵入者があり、捕らえて締め上げると「メールマン」に雇われたと答える。メールマンは文字通り郵便局の職員で、レッドは強引にメールマンを屋敷に連れ帰る。FBIがイーサンが入院している病院に向かうと、すでにエンドリングに連れ去られた後だった。イーサンは進行性の突発性心筋炎で心臓移植を待っていた。そもそもイーサンは、シリアからアメリカに養子としてやってきて、実母はニーラ・アマードといい、ニーラは自由シリア軍に参加後姿を消した。イーサンが「黄金の血」を持っているなら、ニーラも同じ体質だと思われる。ニーラは息子の命を救うために、黄金の血を持つ人物を誘拐しているのか。病院の近くのカメラには、ニーラと運転手の男の姿が捕らえられており、リズはレッドなら情報があるかもしれないという。レッドは闇医者のメリッサ・ローメインのクリニックにリズを連れていき、ドレズナー医師の居場所を尋ねる。ドレズナーもローメインも「モラルなき医師団」という、犯罪者に手を貸す組織に関わっていた。一方、アラムもニーラのアジトを絞り込み、FBIは研究所の建設予定地に向かう。一足先に到着したレッドとリズは、心臓移植手術を行おうとしているドレズナーとニーラに、このままでは警察に捕まり、イーサンの手術が行われないうちに命を落とすだろうという。私を信じて欲しいというレッドに、ニーラはイーサンとドレズナーを伴い着いていく。レスラーたちは研究所に残されたアナら「黄金の血」の持ち主を保護するが、リズはレスラーにニーラはいなかったと嘘をつく。レッドはまたニックを呼び出し、闇医者たちでイーサンの心臓移植手術を行うという。ドナーはニーラ本人で、究極の母の愛を見せ、自ら命を断つ。立ち会ったリズは、ニーラの犠牲を目の当たりにして、レッドはどういう目的でリズの前に現れたのかと問う。レッドは隠れた意図などなく、ただ危険な犯罪者である自分をリズたちに逮捕してほしかっただけだとい答える。イーサンの手術がうまくいき、ニーラの遺体と共に病院に連れて行くことになった。ニックは、二度と自分を呼び出すなとレッドとリズに告げる。レッドは父親だというリズに、ニックはそんなことは何も意味がないという。FBIに戻ったリズに、クーパーは人の生死を勝手に決めることはできないと言い、リズを叱る。例え、イーサンの命が危なくても病院に連れ帰るべきだった。クーパーはリズがレッドの考え方に影響されていくのが心配だという。トムはピートに結果を聞こうとしたが連絡が取れないと、ニックに告げる。ニックがピートの部屋を訪れると、何者かがニックを襲いスーツケースを奪って去る。レッドはメールマンと組んで、全国の留守宅のリストを手に入れ、隠れ家を求めている人に提供するビジネスを始めると話す。馬を焼き殺すとは胸が痛いが、ああ、ニック。リズに関わって危険な目に遭っただけでなく、トムにも利用されて、最後は残念。ピートも殺されたのかな。スーツケースを奪ったのは、とりあえず、レッドとデンベの手下ではなさそうですね。データベースで検索された事で、秘密を知られたくないという人物がスーツケースを奪ったのか。レッドに殺された、キャプランの関係者も口が硬かったし、まだまだこの謎は引っ張るのでしょうね。トムがリズのIDを盗んで利用した事は、いずれクーパーの耳に入るでしょうから、リズはトムを責めるかもしれない。となると、ますますリズがレッドの側に行ってしまうような気がします。でも、リズがダークサイドを賞賛するはずがないので、善悪双方からリズを引っ張り合いする構図が今シーズンなのかもしれないですね。レッドの口から、「エア・ビー・アンド・ビー」という言葉が出て来るのが、世代の違いを感じさせて面白いですね。悪事もその次代に合った事業でないといけないので、どうすれば金儲けできるのかというレッドの姿を見ていると、何かヒントが得られそうです。(笑)
February 21, 2018
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このシリーズには日常的に音楽というテーマがあって、それがプライドの魅力と一体化していますが(というか、個人的に音楽を奏でる男性に弱い)、そこに子供が加わると、もうテッパンの組み合わせとなりますね。後、動物ものもダメです。(笑)かつて、CSIマイアミでホレイショと子供の組み合わせがテッパンだと言っていたのと同じですね。先日の本家でも関係者が日本に行っているというセリフがありましたが、世界中にある海軍基地が日本にもあって、ごく普通に出張しているということを思い知ります。海軍ジャズ隊のメンバー、ヘザー・コブ兵曹が深夜に自宅に侵入され襲われ死亡した。隣家が叫び声を聞いて通報しており、家の中は何かを探したように荒らされていた。パーシーはラサールの自宅に迎えに行って、初めてメロディと息子がいることを知り、自分だけが知らされていなかったと機嫌を悪くする。ラサールは初めての子育てにまだ慣れず、メロディとの将来もよくわからないという。FBIのアイズラーはナタル・カルテルの協力者を早く炙り出せと、DCの本部から迫られ、結果グレゴリオがその煽りを食うことになっている。グレゴリオはそろそろNCISとの仕事を終える事になりそうだという。プライドはグレゴリオにニューオーリンズに残ってチームに加わらないのかと声をかけ、感謝祭の食事に誘う。犯行現場を調べていたセバスチャンは、家の外に向かう足跡を見つけ、NCISは物置に隠れている少年を見つける。少年はヘザーの甥ダスティンで、ダスティンの母親は現在横須賀基地にいるという。ダスティンは怯えているのか、ヘッドホンで音楽を聞くだけで心を開こうとしない。コブ兵曹は名門音楽大学を出て、海軍ジャズ隊では第1トランペットを吹いている。さらに、地元の音楽学校では子どもたちにも教えていた。職場であるジャズ隊のリーダーによると、第2トランペットを担当していたゴードン兵曹が第1トランペットのポジションを望んでおり、リーダーに暴力を振るったり嫌がらせをするので異動させたが、その後除隊したという。ヘザーの自宅周辺で白い四駆車の目撃情報があり、ゴードンの車と合致する。現場の写真を見直していたセバスチャンは、肝心のコブ兵曹のトランペットがなくなっていると気づく。コブ兵曹が教えていた音楽学校は、ダスティンも通っており、トランペットを吹き非常に優秀だという。ただ、ダスティンは喘息の症状が酷くて吸入器が手放せない。音楽学校では、息子が入学したガルシア氏が音楽ホールを寄付したため、工事でごった返していた。また、生徒たちの間で感染症が流行っているという。ゴードンの車が見つかり、パーシーは公園で演奏していたゴードンを逮捕する。ゴードンはコブ兵曹につきまとっていたことを認め、2日前の夜、音楽学校の工事現場に入っていくコブ兵曹を見たという。土まみれで戻ってきたコブ兵曹は助手席にダスティンを乗せた車に乗り込んだという。取り調べの様子を見たダスティンは、ゴードンの声は犯人の声と違うと答える。アイズラーはグレゴリオに、ナタル・カルテルの金が数ヶ月にわたり、この町に流れ込んでいる情報があるという。おそらく、ニューオーリンズをマネーロンダリングの拠点にしようとしているのだろう。これからDCに行き、FBI長官に捜査状況を報告するのでグレゴリオにその役目を任せたいという。プライドはダスティンの心を開かせるため、バーに連れて行ってピアノを引き始める。ダスティンは音楽学校で古い時代のジャズを吹いていた。2人は即席のセッションを始め、ダスティンはやっと昨夜の出来事について話し始める。コブ兵曹は犯人に抵抗したが、ダスティンは犯人の顔は見なかったという。音楽学校に戻ったパーシーとラサールの前に、工事現場からセバスチャンが現れる。セバスチャンは、犯行現場のキッチンのシンクにあった土を分析し、PCBを検出していた。コブ兵曹は有害物質が工事現場で見つかったのでその証拠を手に入れようとしたのではないか。そして、犯人は口封じのためにコブを殺したのでは。ダスティンが体調を崩し血を吐く。病院で検査したところ、血液からPCBが検出された。今音楽学校で体調を崩している子どもたちも同じ原因だと思われる。しかし、学校は20年前からそこにあって、PCBの話は出たことはない。セバスチャンが採取した土からは、PCBはわずかしか検出できなかった。すでに有害物質は運び出したと思われるが、その際に、子どもたちを遠ざけるなど、法律に従った搬出方法を取らなかったおそれがある。音楽学校の工事を請け負っているエイヴリー社は、最近ハビエル・ガルシアという人物に買収されており、ガルシアはFBIの監視リストに上っていた。パーシーはグレゴリオにガルシアについて尋ねるが、グレゴリオはガルシアがカルテルのマネーロンダリングに関わる協力者としてアイズラーが見ているので、NCISは手を引くべきだという。パーシーは殺人事件の容疑者として見逃せないと答える。プライドは令状を取り、エイヴリー社を捜索する。その場にいたガルシアは、自分の子供も呼吸器を悪くしており、PCBの件は初めて知ったという。責任者のテオの部屋を調べると、奪われたコブ兵曹のトランペットケースがあり、中から土の入った容器が見つかる。経費節減のために汚染された土を音楽学校に持ち込んだのがコブに知られ、コブは環境保護局に通報しようとしていたのが、テオ宛のメールに残されていた。オフィスにテオの姿はなかったが、残っていた携帯の着メロがダスティンの奏でたメロディと同じで、ダスティンは昨夜現場でこれを聞いたのだろう。となると、ダスティンが証人となり命を狙われる。NCISは入院中のダスティンの元に急ぐが、ダスティンは警備を付けていたのに誘拐されてしまった。NCISとグレゴリオは、ダスティンを連れたテオを追い詰める。テオは自分の上司を恐れてダスティンに銃を向けたが、ダスティンの体調が悪化してプライドがテオを説得し逮捕する。ダスティンの母親が戻り、プライドはコブ兵曹のトランペットをダスティンに手渡す。アイズラーはNCISに協力したグレゴリオを叱り、FBIに残るのかNCISを選ぶのかと迫る。グレゴリオはNCISの応募用紙を持ってプライドを訪ねるが、自分も現場に出る特別捜査官になりたいというセバスチャンが先にプライドに推薦状を求めており、グレゴリオはDC行きを選ぶ。結局、ガルシアは協力者じゃないのかな。若い捜査官たちはPCBなど、知らないのでしょうね。セバスチャンが急に「僕も現場に出たい」と言い出したのは、ブロディの空きポジションをグレゴリオと争う状況を作りたかったのですね。アイズラーみたいな上司に日頃ガミガミ言われていたら、DCに早く戻りたいと思っていても、そりゃ、嫌になりますね。手柄は皆アイズラーに奪われそうですし。心優しいプライドのような上司の下で、彩り豊かなニューオーリンズの町と人々のために仕事をする方がよほど良いでしょう。しかも、あの豪華な食事付き。でも、意外とグレゴリオは奥深いというか、謙虚ですね。今回やっとパーシーがラサールのプライベートを知ってプンプンするわけですが、ラサールもそれなりに父親らしい雰囲気ですよね。ただ、息子に対しては愛情を感じても、メロディと結婚するのでもなく、ずるずると押しかけ女房状態で、こちらは問題あり。プライドがうれしそうに、娘を心配するのは父親へのギフトだというのが印象的でした。音楽を重視するシリーズなのに、一番心が痛かったのはゴードンが放り投げたトランペットの事ですね。絶対、凹んでいますよ。楽器に傷が一つ付いてもショックなのに、あー。
February 19, 2018
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『嵐の夜』これはハロウィーンエピソードだったのかな。タイトルが基幹要員という意味なのは、ハロウィーンにかけて上手いなあと思いました。いよいよ、新加入キャラの登場ですね。マリア・ベロは数年前に「Law & Order:S.V.U.」にゲスト出演してすごいなあと思ったというのが、レビューに残っています。(笑)でも、やっぱり「ER」の時の印象が強いです。「ER」以降は映画での活躍が多かったので、私は彼女をあまり見ることがなかったのでしょう。ハリケーンが近づき激しく風雨が叩きつける夜、ギブスの家のドアを叩く者がいた。近くで車が故障したので電話を貸して欲しいというスローンという女性に、ギブスは親切に接し、仕事で呼び出される間、家にいて良いと鍵を託す。仮装イベントでイーサン・ウィン海軍中尉が腹を刺されるという事件が起こり、NCISが現場に向かう。病院の集中治療室で目覚めたイーサンは、イベントで男に襲われ、妻を誘拐されたという。イーサンの妻、ヘレン・ウィン中尉はUSSユーイングで勤務しており、2人を襲ったのは悪魔の仮面とコスチュームを付けた人物だという。ヘレンの母親がNCISを訪れ、資産家の一族のヘレンはイーサンと結婚するまで、財産があることをイーサンに告げていなかったという。資産家の出身なのにヘレンは海軍に入隊し、母親に逆らってイーサンと駆け落ちまでした。誘拐犯から必ず身代金の要求があるはずで、その際にはいくらでもカネを払うという。イベントの様子を撮影した動画の中に、ウィン夫妻とその後を追う、悪魔のコスチューム姿の人物が写っていた。手にしていたナイフは、イーサンの傷と一致しそうだ。ハリケーンがさらに接近し、ヴァンスは緊急の用事がない本部の職員を帰宅させる。ヘレンの携帯履歴から、信用組合の軍属職員ミッチ・グレイソンの名前が挙がる。グレイソンとは数週間に何度も連絡を取り合っていた。NCIS本部にスローンが現れ、ヴァンスと親しく話しているのを見て、ギブスはマクギーにスローンを調べろという。ジャック・スローン捜査官は犯罪心理学者で、ヴァンスがギブスのチームに力を貸して欲しいと頼んだのだった。ビショップとトーレスは、嵐を避けるために海に出ているユーイングへ、ヘリで向かう。現在、船は基幹要員だけで運行しており、イーサンの上司は日本にいるため、副長のバックナー中佐が話を聞くという。バックナーはビショップが高校時代にいじめられた相手で、ビショップは当時のことを思い出して、バックナーに敵対的な言動を取る。バックナーはヘレンについては、18ヶ月前から勤務しているが、特に問題があるとは聞いていないという。誘拐されたことも知らないという。マクギーがグレイソンを訪ねるが、グレイソンはヘレンとはユーイングの口座管理責任者としてやり取りをしており、最後に話したのは昨日の夕方だという。今朝も会う約束をしていたが、嵐のせいで来ないのだと思っていたという。ヘレンの居室を捜索しながら、ビショップはバックナーと昔、お互いをどう思っていたか話す。ヘレンの仕事場である出納室は、2人しか鍵を持っていなくて、そのうちの一人がヘレンだった。バックナーの立場では出納室を開けることはできないという。ヘレンの車が見つかったという連絡が入ったため、ギブスはユーイングの2人を呼び戻そうとする。未だに身代金の要求はなく、ギブスは誘拐した目的が身代金ではないと考える。ヴァンスはスローン捜査官をギブスに紹介するが、ギブスは身分を隠して自分を探ろうとしたとして、スローンを遠ざけようとする。トーレスはバックナー副長がビショップの言うような人物ではなく、良いやつではないかという。ビショップはバックナーの見せかけに騙されてはいけないと答える。嵐が激しくなって2人はヘリで戻ることができなくなってしまう。ヘレンの車のトランクから、前夜のドレス姿のヘレンが死体で見つかる。死因は大きな石で頭を殴られた事で、ヘレンの爪の間から悪魔のコスチュームの繊維が検出された。検視室でスローンは自分を避けるギブスに、専門分野から意見を言う。もし犯人に殺意があれば、夫と同じようにナイフで刺すだろうし、手首の縛られ方に被害者への愛情を感じる。犯人はヘレンの知り合いではないか。夫のイーサンを聴取したところ、半年前から別居していることを認め、お互いに恋人がいたという。しかし、結局2週間前に相手と別れてよりを戻すことになった。イーサンはヘレンの交際相手はバックナーだという。バックナーはビショップの追及に、ヘレンとは同僚であり友人で、男女の一線は越えていないと答える。バックナー自身離婚を経験し、ヘレンにアドバイスしていたが、ヘレンが殺されたと聞いてショックを見せる。それでも追及の手を緩めないビショップに、バックナーは自分はあの時とは違うという。ヘレンの爪の繊維から検出されたDNAは、誰とも一致しなかった。しかし、ヘレンの車のキーから検出された指紋は、ユーイングのジョー・スミディ三等兵曹と一致した。スミディはビショップらのヘリの世話をしており、本部から連絡しようとするが、嵐の影響で衛星電話も通じず、連絡が取れない。マクギーは、アビーが「ゾンビの襲来」に備えて渡したセットの中にあったポケベルなら連絡できるかもしれないという。バックナーはスミディとヘレンとでは、接点が見つからないという。もしスミディが犯人ならば、彼はなぜ船に戻ったのか。バックナーは出納室の金庫には必要経費の30万ドルがあると言い、スミディはヘレンが持っていた出納室の鍵を持って戻ったのではないか。NCISが出納室から出てきたスミディを逮捕するが、スミディは仲間がヘレンを拘束した後解放するはずだったという。スミディはヘレンの交際相手ではなく、グレイソンが相手だったが、ヘレンは結局夫のもとに戻った。グレイソンとスミディが金を奪う計画をヘレンが知り、グレイソンが殺してしまった。繊維のDNAを調べれば、グレイソンと一致するだろう。嵐が去り、ビショップは船を離れるにあたり、バックナーと和解する。ギブスはスローンが家を訪ねてきた時に、身分証の見せ方で正体を察したという。しかし、更に本人を知りたいので怒ったふりをしていたと明かす。ジャック・スローンという男性のような名前は、きっと曰くがあるのでしょうね。ヴァンスが大昔に借りがあるといい、ラストのスローンの背中の傷やボクシングのトレーニングをしているところなど、何やらヴァンスの言うことと関係ありそうな感じ。新キャラクターは、とにかく、これまで出てきた女性キャストとは違う、サバサバした感じが良いなあと思いました。まずはギブスとの対立から初めて、「私の上司はヴァンスよ」というギブスやチームとの距離感など、今後の展開を楽しみになってきました。ダッキーがやっていたプロファイリングも、確かにダッキーの出番が減れば専門家に任せた方が良いですね。パーマーくんはそこまでダッキーの路線を継ぐことはない。でも、話し方がそっくりで楽しかったです。芸達者ですね。今回、ビショップの過去に触れるエピソードだった訳ですが、海軍で軍艦の副長にまでなったバックナーをそこまで罵倒しなくても良いのにと思いました。視聴者をミスリードするためだったとしても、普通、人格や努力がなければ艦長の次の立場まで上り詰めないでしょ。どうみても、立派な副長さんだったし、最後はころっと「帰国したらコーヒーでもどう?」なんて言うし、うーんと思ってしまいました。お髭のマクギーはややぽっちゃりして、トーレスと一緒だと随分ベテラン感がありますね。(笑)
February 16, 2018
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今シーズン、帝国の再建を目指すレッドの周辺はなぜか和みますね。一時期、盛んに顔を出した政府のお偉いさんたちがいないせいかも知れません。まだ引っ張るリズの出生の謎よりも、こちらがメインのストーリーなのかな。レッドは銃取引の相手から、まだ品物が届いていないと追われ、モーテルを出ざるを得なくなった。新たに部屋を探すレッドは、リズにボルティモア警察の汚職警官を探るように言う。模範的な新人警官、マッギニス巡査は薬物依存の仮釈放中の犯人から銃を向けられたのでやむを得ず射殺し、咎められなかった。レッドは報酬をもらって殺人をしていると断定し、警察内部にも他に汚職警官がいるという。内部調査が真実を追及するのではないかというFBIに、レッドは時間がかかる上、さらに被害者が増えるだろうという。リズとレスラーはマッギニス巡査に事情を聞くが、証言内容に疑問を持つ。殺されたスコット・スタンズバリーの両親によると、幼いころ住んでいた公団住宅の塗料の影響でスコットが認知障害を患い、集団訴訟で定期金賠償を勝ち取ったという。スコットは小切手をこの先、何十年も受け取る事になっていたのだが、ウォーターデイ社が賠償金を買い取って、10万ドルの一括払いを提案し、スコットはそれを受け入れてしまった。受け取る総額は5分の一になってしまうのに。そのこと事態は違法ではないが、アラムが調べた所、ウォーターデイは警官たちに住宅ローンを貸し付けており、マッギネス巡査もローンを契約している。マッギネスのようなケースは全国的にあるという。レスラーは聴取中にプレスコットから、警察の押収車を引き上げてこいと命令される。秘密を握られ拒むことはできない。ウォーターデイの責任者は、スコットに支払った10万ドルに対して、死亡時までに回収できたのは62,000ドルしかないので、逆に損をしているという。スタンズバリー家が関わった集団訴訟の原告179人のうち、4人がウォーターデイに賠償金を売ったが、アラムはその4人がいずれも、警官を襲って殺されているという。襲われた警官の方もローンを組み、しかも返済している様子はない。クーパーは令状を取って、ウォーターデイ社を家宅捜索することを決める。レッドは人探しのグレンに頼み込み、2日間だけ100万ドルを貸して欲しいと頼む。さらに、新たに雇ったスモーキーとヘディーに飛行機が気づかれずに着陸できる場所を用意してほしいと頼む。レッドはトムを伴い、武器商人ブハリを訪れる。グレンが用意した金を見せて、銃を注文すると、担保としてトムを預けるという。ウォーターデイから押収した文書を調べていたFBIは、賠償金を買い取った人全員に生命保険をかけていることに気づく。スコットについては、死亡保険金500万ドルがウォーターデイに支払われていた。会社は持病があり先が短そうな者や依存症などの症状で警察ともめても不思議ではないような人物をターゲットに選んでいるようだ。次のターゲットはロバート・アーウィラーではないか。レスラーは引き取った車のトランクに死体があるのを見て驚く。アラムがアーウィラーの現在地を突き止めてリズらが現場に向かうと、女性の巡査がアーウィラーに銃を向けていた。巡査はFBIの聴取に何もしゃべろうとしないが、レスラーが汚職警官の末路を話して心を開く。巡査の妹は重い病気で治療費がかかっていたが、先が短いアーウィラーを苦しみから救うのだと言われ、殺しを引き受けたという。ウォーターデイのCEOが死亡した事が判明し、共犯者がいることが想定できる。巡査が殺人を依頼されたのは、集団訴訟の弁護士レベッカ・スロールだった。巡査から連絡を取り、スロールを呼び出したところでFBIが逮捕する。レッドはスモーキーが即席で用意した滑走路に、ブハリ一味の飛行機を着陸させる。金と引き換えに銃を手に入れたところで、ATFの摘発があり、トムとレッドも逮捕されてしまう。しかし、ATFに化けたスモーキーらがブハリを確保した後に、トムとレッドを解放する。銃は取引相手に引き渡し、さらにブハリの残した飛行機はレッドがいただくことにした。ブハリとスロールの逮捕はFBIの手柄となるだろう。トムはレッドが嘘をついているという。レッドはリズの大切な人物だからトムを抹殺しないと答える。トムはニックの伝手で、トランクの人骨のDNAを鑑定してもらうことにする。レッドは悩みを抱えるレスラーに、助けが必要なら頼めという。レッドが自転車操業だけに、リスト者の犯罪の方も何だか小ぶりな印象です。少しずつお金が増えていく様子を口座の残高で示してくれると楽しいですね。あのレッドが落ちぶれて見ていられないとグレンまでが協力的で、ラストのキャンプなどは、おじさんたちの第2の人生という感じで楽しそうでした。滑走路建設に象まで繰り出して、制作費があるなあ。トムはレッドから嫌がらせを受けていますね。(笑)レッドは人の心を読むのが上手いので、というか、自分と同じニオイを嗅ぎ分けるのでしょう、トムの敵意も承知の上だし、レスラーの窮地も嗅ぎつけている。レスラーもプレスコットの言いなりを続けるはずがないので、そのうちクーパーに告白するのでしょうね。そうなると、クーパーはもみ消そうとするのかなあ。私もニック白髪が増えたなと思いました。レッドに苦労をさせられたせいですね。あのCEOのSMプレイはどういう意味だったのか、スロールがウォーターデイに食い込むための手段だったのでしょうか。
February 14, 2018
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バイカーと退役軍人というのが今ひとつ結びつきませんが、バイカーが町中でレースをする、こういうお祭りがあるのでしょうね。パーシーのATF時代の話が出てきて、ちょっとイメージが変わりました。いつも思いますが、こんな狭い町で潜入捜査の時の知り合いと顔を合わせないのか、不思議です。全国のバイカーが集まるレース会場で、元海軍工兵のロイド・フィリバートがスタート時に殺された。背後から近射で撃たれており、目撃情報が乏しい。フィリバートが所属する「ブラザーズ」というチームは、かつて退役軍人が崇高な理念のもと団結して地域のために活動し、カトリーナ台風の後、町を復興させるようとしていたが、地元ギャング、ナイナーズと縄張りが重なったため、ブラザーズもギャングと同等視され、ナイナーズとのトラブルの中、責任を取らされ、町から追い出された。パーシーがATF時代に薬物や武器を売買するナイナーズの捜査に関わり、ナイナーズがブラザーズに喧嘩を仕掛けたのを知っているという。現場で捜査しているNCISの側をナイナーズの一団が通り過ぎ、パーシーはその中で情報提供者のラモンを見かける。ラモンはギャングのバイクを修理するだけでギャングではないが、一斉逮捕の前にパーシーはラモンの前から姿を消しており、今は素性を知られてはならないという。グレゴリオはパーシーがラモンに関して、何か隠しているのではないかと考える。プライドはブラザーズのリーダー、ホーガンに会いに行く。ホーガンは自分たちを犯罪者扱いした地元警察とプライドを恨んでおり、フィリバートを殺したのはナイナーズに違いないという。今回のレースに参加したのは、10年経って過去をやり直そうと考え、ナイナーズからも参加して欲しいと説得されたからだという。プライドはくれぐれも報復合戦にならないように、と釘を刺す。一方、ナイナーズの集会場に出向いた所、突然建物が爆発し集会に参加していたバイカーが死傷する出来事が起こった。ナイナーズのリーダー、モンローは犯人はブラザーズだと決めつける。爆破現場を調べたセバスチャンは、即席爆弾が仕掛けられ、爆薬は工事現場の解体に使われるダイナマイトだという。ブラザーズは半年前に市の爆破許可を得て、ブロードモアの住宅建設を支援しようとした。実は、その場所は10年前にも建設を試みたが、マッキンリーがカトリーナ台風基金を持ち逃げして、住宅建設は見送られたという。プライドは現在のブロードモアの建設現場から、ダイナマイトのサンプルを手に入れ爆破現場と同じものかどうか、調べるという。ホーガンはプライドに、自分たちを犯人扱いするのかと憤る。検視で、フィリバートの銃創から繊維が見つかる。銃を撃った犯人のものと思われ、服の下から撃ったのだろう。ナイナーズのジャケットの繊維と一致し、NCISは対立する2つのグループを煽る存在がいるのではないかと考える。今度はナイナーズがブラザーズに仕返しをする番で、パーシーはラモンから情報を引き出すため、潜入捜査に戻るという。グレゴリオとパットンが背後を守ることにし、パーシーはマイクを着けてラモンの前に立つ。2人はかなり親密な関係だったが、パーシーがラモンを逮捕させずに逃したと聞いて、グレゴリオはパーシーの危険を感じてラモンを調べ始める。セバスチャンは爆弾から採取された成分が、建設現場の爆薬と一致したという。いよいよ、ブラザーズにに不利な証拠が出てきて、プライドはホーガンを逮捕するしかないというが、ホーガンが誘拐されたのではないかという知らせが入る。ナイナーズの仕業とすると、ラモンに取り入ろうとしているパーシーも危ない。ところが、パーシーはラモンがこれから集まりに出かけるというのに着いていくという。パーシーは通信機を残してラモンと姿を消しまう。セバスチャンは凶器の弾丸に着いていた繊維から、犯人のDNAを検出し、ナイナーズの爆破現場で見つかった爆弾からもDNAを検出する。双方は同一人物のものと一致し、しかもナイナーズのメンバーとは一致しなかった。プライドはブラザーズをブロードモアの開発に近づけたくない人物がいると考える。市は死亡したフィリバートにブロードモア開発の建築許可を与えており、一部のデベロッパーはこの土地を住宅地ではなく、商業地にしようとしていたという。グレゴリオはブロードモアに関して訴訟中のオーフィエロ社がギャング絡みだという。パーシーがかつて潜入したときも、オーフィエロが絡んでいて、関係者が逮捕される中、ラモンは逮捕されなかった。ラモンは様々な名前を使い分け、武器専門の取引を行っており、背後にはオーフィエロがついていることが判る。そのことをパーシーは知らず、無実だからラモンを逃したのだった。その頃、パーシーはラモンと自動車処理場にいた。ナイナーズのメンバーがホーガンを捕らえて、プレス機で殺害しようとしており、パーシーはホーガンを救うためラモンを突き放す。NCISは、パーシーの携帯信号を追い自動車処理場に向かう。ラモンがパーシーの素性に気づき銃を向ける。間一髪でNCISがモンローとホーガンの間に割って入り、現場を制圧する。グレゴリオはパーシーの危機を救い、パーシーとラモンの関係について尋ねる。全てはラモンが裏で糸を引いていたが、パーシーはラモンの本性を見抜けなかった。グレゴリオはマッキンリーは元夫だと打ち明ける。ラサールはメロディから頻繁にかかってくる電話で、グレゴリオに説得され、プライドに状況を相談する。パーシーも心配しており、プライドは本当に自分の子供なら、逃げてはいけないと話す。パーシーとラサールのシッパーがいるのかどうか分かりませんが、今回は双方に訳ありな過去が出てきましたね。ラモンは本当にイケメン!潜入捜査とはいえ、パーシーはかなりラモンに入れ込んでいて、私情を交えたのかな。なので真実を見誤ってしまった。捕らえるべきヤツを野放しにしてしまい、さすがにこの事をラサールに言いにくかったのでしょう。結局、脛に傷を持つグレゴリオとパーシーがガールズトークに花を咲かせることになった。良い展開です。(笑)ラサールは押しかけたメロディ親子を避けるようにしていますが、プライドの「本当にお前の子か?」というのはもっと突っ込んで、きちんと追及するべきでしょう。何となく、子供と顔が似ている、時期も合うしでは不安。罪悪感があるのでしょうが、それでも叱られそうでパーシーには打ち明けにくい。早くパーシーに言って、真実を突き止めてもらったほうが良いのでは?ブラザーズの無実が明らかになって、彼らがニューオーリンズの町を守る存在になれば、プライドも心強いですね。プライドの短パン姿というくだけたスタイルが印象的でした。(笑)
February 13, 2018
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『新たな人生』タイトルからして、いろいろ思いを巡らせるエピソードですね。ダッキーが引用した事件は、実際にエピソードにありましたっけ。思えば、シリーズ初めの頃の事件には奇妙なものや猟奇的なものが多かったような気がします。目玉がゴロンとか。そういうのを懐かしく思うのもまた、感慨深いです。トーレスが張り込みで一緒だった市警のヒギンス刑事が、現場から姿を消した。上司のスポテリ刑事が現れ、部下の行方を合同捜索するという。ヒギンスが持っていた隠しカメラが現場で録画を続けていて、ヒギンスは建物の中から出てきた女性をどこかに行ってしまったのが写っていた。現場に残された指紋から、女性は10年前に潜入捜査中に死亡したミシェル・レインと判る。レインは武器商人ベンジャミン・シタノの組織に潜入し、200万ドルの債権を取引する情報を手に入れた。しかし、取引の直前に乗船していたクルーザーが爆破、炎上して死亡したとされた。犯行はライバルの犯行と言われているが、結局債権とレインの遺体は見つからなかった。スポテリは正式に市警とNCISの合同捜査となり、ヒギンスの失踪事件を捜査するという。トーレスは先にヒギンスの自宅を訪れ、隣人の目撃情報を得ていた。ヒギンスが女性と一緒にSUVに乗って家から出ていったという。ヒギンスのPCを分析していたところ、現在ログイン中と分かり、NCISとスポテリは駐車場へと向かう。駐車しているSUVの中で、首を撃たれたヒギンスの死体が見つかる。ダッキーが母校を訪問しているため、パーマーが検視を行い、死因は離れた所から首を撃たれたという。傷口にガラス片があり、車の窓越しに撃たれたようだ。ダッキーは、エディンバラ大学で学位を受けた上、記念講演を行う。学生たちは熱心にダッキーの講義を聞き、ダッキーの前にNYのケイデンス・ダーウィン博士が現れる。レインの車は、ジェシカ・ポトロフという名前で登録されていた。車内にあったPCには、レインとその家族の写真があり、今は偽名で新しい家庭をもっている事がわかる。レインはヒギンスのIDを使い、ベンジャミン・シタノの資料を見ていた。シタノ本人は2年前に死亡していて、息子のベニーが家業を継いでいる。表向き合法な小切手換金サービスのビジネスを営んでいるが、何かと疑わしい部分があり、各捜査機関が捜査に入っている。ベニーは父の死後、まっとうに商売していると言い、レインについては爆発事故の後、新聞報道で彼女の素性を知って驚いたという。そのレインがベニーを狙っていると聞いて、ベニーは弁護士がいなければ話さないと拒む。しかし、受付で控えていたトーレスがレインの姿を見つけて、NCISはレインの身柄を確保する。レインは、10年間隠れて暮らしてきたが、3日前に正体がバレ、電話で例の債権を渡さなければ家族に手を出すと脅されたため、過去相棒だったヒギンスに連絡を取り、張り込み中に会いに行ったという。ヒギンスの家で潜入捜査時の資料を入手し、家を離れたところでヒギンスが撃たれてしまった。自分は債権を持っていない、そのことをベニーに説明するつもりだったという。それでも、なぜ警察に出頭しなかったのかと問い詰めているところに、レインの携帯が鳴り、息子のランドンを拘束しているという。債権を渡さなければランドンを殺す。レインの逮捕を知らされていなかったスポテリが怒りあらわでNCISに現れるが、ギブスは誘拐されたランドンを探すのが先だという。レインは、潜入中にランドンを身ごもったことを知り、取引の前日に一瞬船を離れた隙きに爆破事件があったという。ランドンの父親とは複雑で頼れない、爆破した犯人も判らないことから、自分の正体がバレたのかとも思ったという。1週間身を隠していたところ、自分の死が報道されたことから、子供の命を守るため警察にも戻らなかったという。債権はおそらく海に沈んだのだろう。誘拐犯はなぜレインの現在を知ったのか。たまたま観戦していた野球の試合でプロポーズを撮影した動画がアップされ、その画面にレインとランドンが写り込んでいたのだった。ベニーが取調べに現れ、実はレインの子供のことを知っていたという。船が爆破された時、父が必ずレインの死体を見つけるようにと命じ、私立探偵を雇ってレインを探した。ベニーはレインを愛していたと認め、18ヶ月後に存在を知った時もあえて見逃したという。その時、レインは新たに知り合った夫と家庭を設けていて、息子も犯罪組織の跡取りになるよりは、無関係の人生を歩むべきだと考えたという。改めてスポテリが現れ、レインを詐欺などの容疑で逮捕する。ビショップはベニーのボディガードのナイトロが過去のレイン捜索について知っていて、怪しいのではないかという。ナイトロをダイナーに呼び出したところ、ナイトロは元警官だった事を明かし、警察内で証拠隠滅を命じられて拒否した結果、追い出されたという。その後ベニーに雇われたが、ランドンを誘拐しておらず、本当の黒幕はスポテリだという。スポテリはレインを護送した後、連絡がつかなくなっている。スポテリは老後のためにバーを買い取って借金をし、金策に困っているという。今は閉店しているバーに向かったNCISは、レインから債権の隠し場所を聞き出そうとしているスポテリを追い詰める。スポテリは自首するのを拒否し、自ら死を選ぶ。ビショップのはからいで、レインとランドンはベニーと面会した。ダッキーはダーウィン博士から、1学期だけNYの大学に招聘したいと言われる。それは、これまでダッキーが経験してきた様々な奇妙な検視の記録を本にして、世界に知らしめ、この分野を目指す若い世代にとって貴重な参考書となり刺激となるだろう。DCに戻ったダッキーは、後を任せるパーマーがダッキーの意思を引き継ぎきちんとやれることを確信し、新たな道に進む決心をする。うーん、まだシーズンが終わっていないのでこれがダッキーの最後になるのか、また戻ってくるのか分かりませんが、期間を限っていると言っても、これがダッキーを送リ出すエピソードになっても全く問題ないですよね。今後、シニアみたいに時たまゲスト出演してくれても良いし。ちなみに、ロバート・ワグナーはまたナタリー・ウッド水死の件を蒸し返されているようで、俳優活動はどうなるのかと思っています。さて、珍しくトーレスのエピソードかと思ったら、第2の人生、引退後の話題がメインで、若手、現役メンバーはちょっと距離を感じたテーマでした。スポテリ刑事はシーズン9に出ていますね。こういう形でカムバックするとは思わなかったでしょうね。部下を殺し、しかも子供に銃を向けるなんて、警官としても最低だ。レインは今の夫と幸せな生活をしているようなので、ベニーとの再会は焼けぼっくいに火がつくことにならないかと、ちょっと微妙ですね。ランドン君はひょっとして、ベニーの会社を継ぐことになるかもしれないし、ビショップも大きなお世話だったのでは。(笑)
February 9, 2018
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久しぶりに「メンタリスト」のリグズビーを見ました。彼はウェールズ出身のイギリス人なのですね。冒頭の「ミッション・インポッシブル」か、ジェームズ・ボンドかというシーンは、リグズビーとイメージが違いますが、彼の魅力を引き立てるなあと思いました。さて2話目ですが、レッドはレッドだと納得して安心しました。(笑)クーパーはなかなかリスト者を紹介しないレッドに業を煮やし、リズと共に会うという。レッドは国際的な泥棒で犯罪者のグレイソン・ブレイズの名前を上げる。ブレイズは、自分のスリルのために著名な品物を盗み、金と政治力を使って今や裏社会では影響力を増しているという。昨日、NYCのオークション会場からナポレオンのネックレスを盗んだのも彼で、36時間後にはザグレブのオークション会場に姿を表すという。レッドはブレイズとビジネスパートナーになって、裏社会にカムバックするつもりだ。クーパーの許可を得たチームは、ザグレブのオークション会場に潜入し、ブレイズと接触を試みる。ブレイズはレッドの最近の状況を知っており、レッドは何事もなかったかのように、ビジネス提携を持ちかける。ブレイズが30年前に盗まれたレンブラントの絵に関心を持っている事をきっかけに、レッドはイタリア コモ湖の屋敷でパーティを開くので絵を見に来るように誘う。レッドはクーパーに、かつて自分がその絵をパリの顧客に売った事があると言い、FBIに絵を盗み返すように言う。ナバービとレスラーがパリに向かうが、顧客がすでに売却したと判る。であれば、レッドは馴染みの贋作作家に至急レンブラントの絵を書くように頼む。コモ湖畔の屋敷を強引に借りたレッドは、ブレイズのガールフレンドがスパイであると疑わせて信頼を得る。トムはスーツケースの遺体をニック・コーパルに鑑定して欲しいと頼む。ニックは前回はレッドに殺されそうになったからと断るが、ミスター・キャプランが残した電話番号を追うようにいう。トムは携帯電話の店で、電話番号を手がかりにデニソンという人物の住所を手にする。贋作の絵がやっと出来上がり、帰ろうとするブレイズに見せることができた。レッドはこれはビジネスパートナーへのプレゼントだと言って、持ち帰らせる。レッドはすぐに地元警察に通報し、ブレイズを盗品の所持で逮捕させる。その足でレッドとリズはコモ湖畔のブレイズの屋敷に向かい、弁護士を装ってブレイズの犯罪の証拠を消去するように命じる。レッドは、犯罪の証拠となるUSBメモリーと、ブレイズの所持していたピカソの絵やオークションで盗んだネックレスや高価なコインを持ち帰ることにする。クーパーはレッドの傍若無人な振る舞いを責めるが、レッドはレンブラントが偽物と判って釈放されるブレイズをこのUSBメモリーを証拠にFBIが逮捕できるという。動かぬ証拠はネックレスだ。新長官もこの手柄には満足するだろう。リズはリンカーンのコインを手渡され、盗みを働くレッドと同じ本性を自分も持っていると感じたという。トムがデニソンの自宅を訪れると、デニソンは何者かに拷問されていた。そこに戻ってきたのはあろうことか、レッドとデンベで、レッドはスーツケースの行方を問い詰めていた。デニソンが拒否すると、レッドはデニソンを撃って去る。デニソンは死に際にトムに、「オリアンダーを探せ」と伝える。自宅に戻ったトムはレッドを夕食に招く。ニックからは、リズが危険だというのなら協力してもよいという連絡があった。描きたてほやほやの絵を贋作と見分けられないなら、大した犯罪者ではないですよね。簡単に騙され、そんな人の良さはリグズビーを思い起こさせました。大掛かりな仕掛けで騙すのは「レバレッジ」みたいだし、アートの詐欺は「ホワイト・カラー」みたいだなと思って見ていました。ハロルドが金を出してくれるからと、張り切るレッドは水を得た魚のようで、自信たっぷり、レッド復活という感じです。リズはそんなレッドを「Cool」だと言って、自分にも盗みを止めないような本性があるのではないかという。またまた、親子問題が浮上します。しかし、レッドの本質はやはり敵とあれば容赦しない冷徹さですよね。キャプランへの制裁は徹底しているが、リズの前では優しさを見せる。果たしてレッドは悪の善なのか、悪の悪なのか、それはトムしか知らず、トムはスピンオフで正義の人になって戻ってきましたので、この先レッドをどこまで追い詰めるのか楽しみです。またまた呼び出されたニックが気の毒です。(笑)今度こそ、レッドの殺されないと良いけど。
February 7, 2018
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OPとタイトルを見て「ア・フュー・グッドメン」をヒントにしているのかと思いました。確かに共通する部分もありましたが、見終わって一体このタイトルの意味は何だったのだろうと考えてしまいました。ラサールにはぶっ飛んだサプライズがあり、今シーズンは大変なことになりそうですね。シールズ候補生コーリー・マーシャンがフェリー乗り場で死亡しているのが見つかる。頭を撃たれており、別の場所で殺され遺体を運んだと見られる。発見現場はステニス宇宙センターの訓練所からかなり離れており、マーシャンは24時間前に無許可離隊した上で、今日付けで異動願を提出していたという。訓練教官の曹長によると、マーシャンは成績優秀でトップクラスだったが、溺死防止訓練で落ちこぼれたという。手首に残っていた擦痕はその訓練で着いたもので、曹長はマーシャンのリタイアを認めず、その日は兵舎に戻したという。プライドらは曹長が何かを隠しているのではないかと疑う。マーシャンと同室だったホリスターは、口外することをためらいながらNCISに、あの訓練の後、曹長がマーシャンをプールに連れ出したのを目撃したと話す。その様子を動画に撮影しており、曹長はできないと拒むマーシャンにロープで手首を縛れと迫っていた。曹長を呼び出し説明を求めた所、こういった追加訓練は珍しくないと言い、自分はマーシャンを殺していないという。溺死防止訓練は恐怖に向き合い克服するための訓練で、マーシャンはロープを見てパニックになった。曹長はパニックの原因と向き合いその上でリタイアしろ、と伝えたという。プライドは曹長の言葉を信じるという。マーシャンは高校生の時にバスケの選手として優秀で、大学の奨学金をもらうことになっていたが、なぜかそれを蹴ってシールズ訓練生になったという。ウェイドは養子のダニーが大学進学を辞めて、海軍に入ると言い出した事で、プライドに進路を元に戻すよう説得して欲しいという。今回の事件を重ね合わせ、暴力や厳しい生活の中で育ったダニーには、楽して欲しいのだという。しかし、プライドは逆にダニーからママを説得して欲しいと言われてしまう。マーシャンのクレジットカードの履歴から、昨日、マーシャンは4時間ほど市庁舎の前でうろうろしていたことが判る。防犯カメラで確認すると、マーシャンは市庁舎から出てきたハミルトン市長に何かを訴えようと近寄り、警備の者に引き離されていた事が判る。プライドはハミルトンに会いに行き、マーシャンとの関係を問い詰める。マーシャンの高校のバスケ部には、市長の支援者がいて、様々な交流があったという。年に一度バスケ部の夕食会があり、そこにも出席している。マーシャンとは昨年会い、入隊すると聞いたので名刺を渡したが、昨日はまた明日の夕食会で会えると思ったので、深く追求しなかったという。ラサールに頻繁に電話がかかってくるので、チームは不審に思う。グレゴリオに問い詰められて、ラサールは2年前に付き合ったきりのメロディという女性から急に電話がかかってくるが、自分にはもう付き合う気はないという。しかし、ラサールの前にメロディが現れ、タッカーという子供を会わせる。父親はラサールだというので、ラサールは驚く。バスケ部の過去の記事には、去年の夕食会で喧嘩沙汰があり警察が駆けつけたというものがあった。何と、マーシャンがエレンズ監督を殴り、顎の骨を折ったという。マーシャンの胃の内容物から、最後にシーフードレストラン「フォックス」で食事をしたことが分かった。このレストランはバスケ部の夕食会が開かれる場所で、店長が例の支援者だった。店長の話を聞いていたパーシーは、怪しい動きをするウェイターを見つけ後を追う。男はマーシャンと同じバスケ部だったメイソン・ホルトで、昨日はマーシャンが食べに来てしゃべっただけだという。監督を殴った件については、何も言えないというので、NCISはバスケ部員と監督の間に秘密があるのではないかと考える。そのころ、エレンズ監督の自宅を訪れたラサールらは、監督が頭を撃たれて死亡しているのを発見する。監督の自宅にはマーシャンの携帯があり、メールには「自分や部員にあったことと向き合いたい」という内容があった。マーシャンは監督に虐待されていたことを公表しようとして殺されたのか。マーシャンの手首の擦痕は、検視でも過去にも繰り返し縛られたことを示していた。曹長から自分の問題と向き合えと言われてたマーシャルが監督を殺す前に、マーシャルが先に殺されていたことが判る。エレンズ監督は3年前にバスケ部に着任しており、パーシーの情報では、5年前に高校生の保護者から性的虐待について匿名の通報があったことがわかる。その時、地区検事まで内容が伝えられたが、地区検事は事件を握りつぶし、その家族を転出させたという。つまり、エレンズ監督の前任者が犯人なのか。しかも、当時はハミルトンが市議会議員で検事局とも関係があった。セバスチャンが凶器の特定を行い、登録者がメイソン・ホルトであることが判る。フォックスでは恒例の夕食会が開かれていたが、メイソンはプライドらの姿を見て、ナイフを構える。メイソンも虐待を受け、それを公表しようとしたのかと問うと、メイソンはナイフを自らの首に当て、そんなことは誰も信じないと言われたという。昨年、エレンズ監督は悩みを抱えているマーシャンに声をかけたが、マーシャンは動揺して思わず殴ってしまった。今回は話す決心がついたので、メイソンと監督に話そうと計画していたが、それを聞いた犯人がまさか2人を殺すとは思わなかったという。犯人は店長のフォックスだった。逃亡しようとするフォックスの車から凶器の銃が出て、逮捕される。目の前で事態を目撃したハミルトンはプライドに、噂は流れていたが信じなかったという。きちんと対応していれば、誰も死ぬことはなかったというプライドに、ハミルトンは市としても対処するという。プライドはダニーに直接ウェイドに考えを話すべきだという。スポーツ界の指導者や関係者による性的虐待は今世間を騒がせている話題ですね。海軍の陰湿なシゴキ、いじめを匂わせて、捜査をコーチによる被害の公表へと持っていったのはなるほどと思いました。もし、シールズ訓練学校で本当にそういうことがあったら、多分明るみに出ないでしょう。それこそJAGの出番で、1話では済まなさそう。「一人の善い人」はホリスター兵曹だったのか、海軍に入りたいと願うダニーだったのか、あるいはメイソンだったかも知れません。誰でもが勇気を持って、真実を明らかにしようということかな。プライドの立場で、海軍に入りたいというのを危ないからやめておけ、とは言えないし、かと言って、よく決心した、誇りに思うぞと言えば、後でウェイドから恨まれそう。ダニーは母思いの優しい青年ですね。どの道であれ、自分で決めたことをしっかり見つめて、歩んでいって欲しいです。一方、ラサールの「あなたの息子よ」騒動は、DNAを調べる、調べないで揉めて早々に決着がつきそうな感じ。メロディがタッカーをラサールに押し付けて姿を消す、というのもありかなと思います。いろいろ、いじれそうですね。(笑)
February 5, 2018
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『掘り起こされた棺』先週からどれくらい時間が経った事になっているのか分かりませんが、元に戻るためのワンクッションのエピソードは必要ですよね。何せ2ヶ月間拘束されていたのだから、半年くらい休養をとっても当然と思います。仮に戻れても、今シーズンPTSDで苦しむことがないと良いなと思いました。事件の方はネタになる話題が実際にあったのでしょうね。職場に復帰するのにあたり、ギブスとマクギーは健康診断を受けた。2人共身体の方は順調に戻ってきているが、ヴァンスはコンファローン医師の精神鑑定を受けて許可をもらうようにいう。ギブスは意外にも自分からコンファローンに鑑定を受けると言う。最終許可をもらうまでは、NCISのチームはビショップがリーダーを務める。墓地の改修で、掘り出された棺から事故で2体の遺体が転がり出た。一人が海軍の制服を着ていたため、NCISが捜査を始める。ギブスは現場に出て、これまでにない明るい言動を見せ、みんなを驚かせる。死亡していたのは、統合基地に赴任中1年半前に失踪したのリチャード・コイン大尉と、2年前に埋葬された高齢の女性だった。棺は密閉されて届き、そのまま埋葬されるので、掘り出して中にもう一人入れるのはあり得ないという。コインはSEALの元候補生で、肩を負傷したため訓練から離脱していた。18ヶ月前、無断欠勤があり、翌日妻が失踪届を提出している。コインは、通っていたジムに強盗が入った事件で裁判で証言する予定だったと判る。覆面をした強盗レオ・ヴァイロは、ジムの経営者ピート・ウィルキンスを撃ち、コインが止めに入って、その後逮捕されたヴァイロをコインが面通しで確認した。コインが失踪した結果、ヴァイロは無罪放免となって今は行方が判らない。コインの妻ドナは、ヴァイロが夫を殺したのかと問う。裁判で証言することに不安を感じ、ドナは夫に証言しないように頼んでいたという。コイン自身も怯えており、かつて痛めたところが悪かったという。葬儀社の話では、2年前の埋葬は実際は雪解けを待って5ヶ月間施設で保管されていた事が判る。ちょうどその頃、コインの失踪時期と重なっている。当時の監視カメラの映像も今はない。ギブスはコンファローンのオフィスを訪ね、今の心境を語る。今回は本当にだめだと思うほどの過酷な日々を経験し、帰還した今は思いもよらない気持ちだという。なぜか生まれ変わったような感じがして、生きていることに感謝しているという。トーレスとビショップは事件があったジムを訪ね、そこでピートとドナが親しくしているのを見て驚く。強盗事件のあと、命を救われたとしてピートとコインは親しくなり、リハビリをともに行う関係だったという。その後、コインが失踪すると、ドナはピートに慰められ、2人は恋に落ちた。ピートはヴァイロの裁判があれば、今度は自分が証言するという。コインを検視したダッキーとパーマーは、死因は頭部の鈍器損傷ではないという。ヴァイロが身柄を確保された事がわかり、NCISに連行し話を聞く。ヴァイロは自分はコインを殺していないと言い、弁護士を要求する。ギブスの精神鑑定は合格だったが、マクギーは予定された時間に来なかったことが判る。マクギーはデライラに呼び出されて家に戻ったと弁解し、今日も早く家に帰りたいとヴァンスに答える。コインの肝臓からサンプルを採取していたパーマーが急に倒れてしまう。肝臓から何らかのガスが出て、パーマーはそれを吸い込んだらしい。アビーは、ガン患者が事故でERで処置を受けた時に、治療薬が混ざって血管で詰まりそれが毒ガスを発生させ、人が倒れたという事例があるという。深夜、ギブスが眠れないでいると、やはり眠れないマクギーが訪ねてくる。自分はギブスのように、ひどい目に遭っても平気ではいられない、精神鑑定を受けて結果を聞くのが怖いのだという。ギブスは明るく振る舞っているから大丈夫だとは言えない、もし通院が必要になれば自分が付き添ってやると話す。パーマーとアビーは、コインの肝臓から通常の3倍量のイブプロフェンやフェンタニルなどの痛み止めの成分を検出する。これらの薬が肝臓の中で混合物となって死に至ったと考えられるが、市販薬以外の薬の入手先が不明だ。ビショップは、ヴァイロが扱った薬物は大麻やコカインなどで、今回の薬とは関連性が少ないと指摘する。トーレスは、自分もコロンビアで腰痛の治療に使った事があるジメチルスルホキシドが検出されていることに注目する。ヴァイロは弁護士と共に聴取に応じる。ピートは大麻やコカインを買う客だったが、ピートはそれを隠していた。奪われそうになった金は200ドルではなく、実際はピートは大金を持っていたという。2年前、ピートが南米から輸入した薬で大儲けしていると聞いたという。それは奇跡の痛み止めだったという。ピートのオフィスでギブスとトーレスは、ピートが高校のアメフトチームで、今回の墓場の従業員フィル・プロダーマンと同級生だった事を知る。フィルは金のために、ピートを棺の置かれた部屋に案内しただけだという。実は奇跡の痛み止め薬で死亡者がいた。良かれと思い、ピートはコインに治療薬を与えたが、コインの苦しみ様は初めて見たという。あの日コインは痛みを訴えて、ピートを責めたが、もみ合いとなってコインが倒れてバーベルで頭を打った。ピートはドナにどう伝えるべきか、という。ダッキーはエディンバラ大学から名誉人文学博士号を受けることになった。マクギーはコンファローンの鑑定を受け、帰国してから不安で仕方ないと打ち明ける。平和な今は次々と不幸が起こるような気がして、不安を抱えて生きるのは嫌なのだという。コンファローンはパラグアイで生き延びることができたのだから、この先も切り抜けられるだろうという。マクギーはオフィスで待っていたギブスに家に戻って寝るという。ギブスはこれまで何度もひどい経験をして、セラピーを受けていますよね。お久しぶりのコンファローン医師は、タフト医師から紹介されて、その時は少年に撃たれて生死の境をさまよったのだから、今までとは違う展開になるとは思いませんでした。ギブスはタフでしょう。あえて違うとしたら、例えば年齢的なものだとか、トニーが去ったりとか、そういう点かな。若いビショップの命令を受けて動くというのは、ちょっとおもしろかったですが。でもいずれ玄関に鍵をかけなくなるのでしょうね。一方、マクギーにとっては短期の休養やセラピーでは元に戻るのは難しいのではないか。というか、時間が必要なのではないか。コンファローンが「不幸は無作為に降りかかるものではない」などと、意見を言うのはちょっと違和感がありました。怖くて当たり前、もう少しこのテーマを引っ張っても良いのにとは思いましたが、早くいつものチームに戻さなきゃいけないのかな。棺桶から2人の死体がゴロン、というのはドラマでよくありますね。死亡した大尉の扱いがあまりにも気の毒で、ちゃんと手厚く葬ってあげてほしいです。そういうシーンもあれば良かったのに。
February 2, 2018
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新シーズン、プレミア。スピンオフから戻ってきたトムはまた悪顔になっている。(笑)レッドは貧乏になってくつろぎすぎたのか、あるいはジェームズ・スペイダーの不摂生なのか、冴えない中年オヤジになっている。それも役作りの成果ならば凄いと思いますけど。レッドとリズの親子関係をことさら取り上げることに、何か意図がアリそうな気がします。FBIの長官が交代したことから、各特別作戦部が見直されることになり、クーパーはリズにレディントンから新たなリスト者の名前を得るようにいう。クーパーはリズとレッドが親子だという結果をチームに公開するだけでなく、上層部にも告げるという。全財産を失ったレッドは現在モーテル住まいで、リズの到来にリスト者の情報をもらいに、保釈保証人のところにいくという。レッドは裁判を前に逃亡したスモーキー・マットナムという男を36時間以内に連れ戻すという契約で、4万ドルを稼ぐつもりだ。パットナムは勤めている移動遊園地から200万ドル以上を横領し、DCで裁判を受けることになっていた。リズは車を貸して欲しいというレッドに着いて、ケンタッキー州へと向かう。遊園地の経営者らは、経理を担当していたホーキンスが金を横領し、捕まった後、パットナムに罪を着せる取引をしたという。パットナムは裁判を受ければ、やっていない罪のために刑が確定するのを恐れ逃亡した。リズとレッドは、パットナムの恋人タミー・リンという女を訪ね、パットナムを引きずり出す。国家安全保障省の補佐官、ローレル・ヒッチンが自宅で死亡しているのが発見され、レスラーとナバービが現場に向かう。レスラーは突き飛ばして死んだヒッチンの後始末をプレスコットに頼んでいたが、そのままになっていることに驚く。現場からは防犯カメラの映像が回収された。クーパーはヒッチンと対立し、最後に会ったのがレスラーであることから、説明を求める。レッドは護送中のパットナムに、ホーキンスから受け取った金がどこにあるのかしゃべらせる。途中、リズの車を連邦保安官の車が追ってきたため停車する。しかし、車から降りたのは保安官ではなく、パットナムを奪い返そうとする男たちだった。リズとレッドが打ち合いの末、かろうじて現場から逃げるが、車が動かなくなってしまう。パットナムはスキンヘッズという巨大カルテルに追われているという。彼らは移動遊園地を使ってマネーロンダリングをしており、パットナムはその片棒を担いでいた。もし裁判でそのことを証言すると、スキンヘッズの手下が刑務所の中まで追ってくるにちがいない。4万ドルがほしければ、自分の持っている金で支払うので見逃して欲しいというパットナムに、リズはDCに直接連行するという。バスでシンシナティまで行き、列車にいくつもりだと保釈保証人に連絡をすると、スキンヘッズがその通話を盗み聞きしていた。列車が遅れている事からレッドが車を調達する間、リズはパットナムから2人は親子だろうと言われる。パットナムがトイレに行く隙きに逃亡しようとするが、駅に潜んでいたスキンヘッズがパットナムを連れ去ってしまう。リズは車のナンバーをアラムに問い合わせ、男たちがネオナチのグループを率いるルマルクと繋がっている事を知る。ルマルクは連邦刑務所のシステムを悪用してドラッグを流通させていた。レッドはパットナムの連れ去られた場所が判るという。レスラーはプレスコットを呼び出し、死体の処理はどうなっているのかと問い詰める。プレスコットはレスラーに繋がる証拠はないので心配ないと答える。リッチモンドで、レッドとリズはパットナムが金を隠した場所に乗り込む。レッドはルマルクに銃を向け、パットナムの隠した金は全部渡すので、パットナム本人を引き渡して欲しいという。パットナムが裁判でスキンヘッズの事を話すこともないだろう。リズが止めるにも関わらず、ルマルクはカネを手に去っていった。パットナムは父親譲りのギャンブラーで、ルマルクの手下に借金したことからマネーロンダリングに手を貸すようになったという。しかし、借金はなくなることはなく、それで金を盗んだという。裁判所に到着してもなお、逃亡しようとするパットナムをリズは正しいことをすると言って、警察官に引き渡す。リズはレッドが小金のために動いた事をクーパーに伝える。レッドが父親であっても、自分は正しいことをしたいという。しかし、レッドは受け取った4万ドルを使って、証人として護送中のホーキンスを誘拐する。唯一の証人ホーキンスが出廷しなければ、裁判は成り立たずパットナムも無罪放免となる。開放されたパットナムとホーキンスに、レッドは2人の才能を見込んで新たな悪の帝国再建に手を貸さないかと持ちかける。ヒッチンの家の防犯カメラには何も怪しい影はなく、転んで家具に頭をぶつけた事故死だと断定された。レスラーはプレスコットに身分を明かされ、今回の事で将来頼み事をしたいと告げられる。現場の証拠は消えたのではなく、今もプレスコットが握っているのだという。ルマルクはFBIに逮捕されることになった。デンベはバスステーションのロッカーに隠したスーツケースがなくなったとレッドに告げる。リズは帰宅したトムに、親子間鑑定でレッドが父親だったと告げる。トムはスーツケースの事をリズには知らせず、もう二度と君から離れないという。パットナム役の人が印象的だったので、再生レディントン帝国に加わるのは納得です。血は争えないという言葉が、リズにとっては「私はそうならない」という言葉をもたらすし、本当に親子でなければ、やっぱりレッドの血は流れていなかったと言えるし、なかなか憎いです。でも、あのスーツケースの中の人物は今後の鍵になりますね。自宅に人骨って、トムもさすがにすぐにどこかに隠すと思いますけど。その人物を特定するために、ハルシオンを使うとか、そういうこともあるのかな?ラストの映像は、レッドとレスラーが男性を殺したという感じですよね。つまり、リズの本当の父親?まだ引っ張るのか?レッドが元の帝国を取り戻す過程は興味深いですね。人脈があるから、きっとすぐに手に入るのかな。今は、久しぶりの現場を楽しんでいるというか、チンピラのような毎日です。(笑)さて、やっぱりレスラーはやばいですね。プレスコットに弱みを握られ、いずれはそのことを自ら告白することになるのかな。罪悪感を抱え続けるのは、レスラーのキャラを変えてしまうかも知れませんね。アラムとナバービの関係が進展して、何が影響するのかなあ。そもそも、ナバービの存在意義が薄くなってきているように見えます。有効活用してあげてほしいです。
February 1, 2018
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