CSI :Miami Files Annex

同じタイトル名から、スター・トレックの平行世界エピソードを想像したのですが、違いました。（笑）
そうでないとすると「白雪姫」ですか？
余計なことは置いておいて、大きなストーリーにけじめをつける、見ごたえのあるエピソードでした。



昨年ハミルトンがクリアウォーター地区に大洪水をもたらそうとした産業運河で、ポンプの点検をしていたアイザック・ニューウェルの水死体が上がる。
水の取入口に落ち８時間以上水中にあったと思われ、ウェイドは腕に防御創のような切り傷があるという。
ニューウェルはハミルトンの陰謀に加担した一味として逮捕されていたが、司法取引をして刑務所から出ていた。
ハミルトンに資金を援助した大物の共犯者を逮捕するため、ニューウェルが証言すると聞き、プライドはショックを受ける。
その件について詳しく調べたくても、パットンでさえ司法省のファイルにアクセスすることはできないという。
ラサールたちは、落ち着きを取り戻していたプライドがまたハミルトンのことでのめり込むではないかと心配する。
プライドは他の事件と同じように、ニューウェルの死を捜査するという。
まずは、クリアウォーター事件を担当した検察捜査官のチャーリー・フルニエから話を聞くことにする。
DCからは連邦検事補のシューマーカーが手伝いに来ていて、大物を挙げると大騒ぎになっている。
実はフルニエによると、ニューウェル以外にも２名司法取引をしているが、２人とも事故に見せかけて殺されたという。
フルニエはクリアウォーター事件で妻を失い、ハミルトンには個人的に恨みを持っていた。
そのハミルトンがもし無罪放免となるなら、自分が殺してやるという。
支局にDCからリタ・デヴロウが悪い知らせを持ってやってくる。
ハミルトン自身が影の協力者の名前を言って、自由を得る司法取引をすることになったという。
司法省はそこまでして共犯者を捕らえたいと知ったプライドは、ハミルトンが法廷で証言する前に独自で共犯者の名前を挙げて、ハミルトンの取引を潰すという。
グレゴリオの問い合わせを受け、アイズラーが支局に現れ、ハミルトンの証言が明日の正午だと伝える。
アイズラーもまた共犯者探しでプライドのチームに協力するという。
セバスチャンは、ニューウェルの切り傷からドローンのプロペラの成分を検出する。
ニューウェルはドローンに襲われて、運河に落ちた可能性がある。
プライドは他の２名にも同じ傷がなかったかどうか、調べるように言う。
犯人は大物の名前を言わせないために殺しを厭わない。
プライドは刑務所のハミルトンに危険を知らせて、証言をさせないようにしようと考える。
しかし、ハミルトンはプライドの言葉に耳を貸す気はなく、刑務所を出るために共犯者の名前をプライドに言うわけがないと答える。
チームは司法取引をした３名を殺したのはフルニエの可能性が高まったと考える。
最近、フルニエの銀行口座にはかなりの額が振り込まれており、共犯者から口封じを命じられたとも、妻を殺されたフルニエの個人的な恨みとも考えられる。
プライドは今フルニエを逮捕してしまうと、共犯者の名前を聞き出すのは難しいと考える。
プライドは本部のプリンス副局長に潜入捜査の許可を求める。
司法取引で自由のみになったハミルトンを殺すと言って、フルニエを信じさせ、共犯者の名前を聞き出す作戦だ。
そのためにはプライドを解雇してほしいという。
プライドはチームをアイズラーに託す。
フルニエの車にいきなり乗り込んだプライドは、ハミルトンを殺して恨みを晴らすという。
すでにプライドがNCISを解雇されたことはすでに大騒ぎになっていた。
フルニエはプライドと共に連邦裁判所に向かい、傍聴席でチャンスを待つという。
裁判が始まり、ミラー主席判事が資料の不備を指摘する。
シューマーカー検事補が必要な書類を取りに法廷を出た瞬間、火災報知器が鳴り人々が避難を始める。
ハミルトンも別室に連れて行かれるが、フルニエは追いかけていって廷吏を殴り銃を奪うとプライドに渡す。
ハミルトンを殺せというフルニエに、プライドは銃をフルニエに向けると、３名の殺害容疑でフルニエを逮捕するという。
もし、共犯者の名前を出せば司法取引で有利に扱うというが、フルニエは後ろからシューマーカー検事補に撃たれてしまう。
シューマーカーと撃ち合いをしたプライドは、ハミルトンの拘束を解き、裁判所から逃げ出す。
シューマーカーは警察にプライドがフルニエを殺したと言って姿を消す。
裁判所での出来事は衝撃的なニュースとして駆け巡る。
アイズラーらも、プライドの行く先を案じる。
共犯者の部下は元々フルニエとハミルトンを殺すつもりで刺客を送ったのだろう。
プライドは盗んだ車で逃亡を続ける中、ハミルトンに共犯者の名前を言えと迫る。
ハミルトンは殺人犯として追われるプライドをかばうはずもなく、絶対に明かさないという。
裁判所内の映像を見たNCISは、シューマーカーが怪しい動きをしていることに気づく。
DCのシューマーカーの自宅を調べたところ、本人は殺されていたことがわかった。
ニューオーリーンズに来たのは本人を語った殺し屋で、リタは裁判所で殺し屋の携帯が残っていたのを見つける。
プライドはニューウェルが殺されたポンプ場にハミルトンを連れていく。
ハミルトンは、プライドの父親カシアスならここで自分を殺すだろうが、プライドは善人なので殺人などできないという。
ハミルトンは共犯者など怖くない、刑務所を出ても逃げおおせるというが、足を滑らせて運河に落ちてしまう。
吸込口に囚われたハミルトンをプライドは助ける。
パットンはプライドらの行き先を掴み、チームは運河から上がってきた２人を出迎える。
殺し屋が残した携帯から、共犯者の名前は掴んだという。
ハミルトンが司法取引する強みもなくなった。
ミラー主席判事がハミルトンの企んだ違法な事業に資金提供したとして、共謀、強請、殺人教唆で逮捕された。
NCIS本部は、これまでのプライドのセラピー結果などを鑑みてプライドは正式に復帰することになった。
プライドは父親の仮釈放に力を貸すことにする。
カシアスはプライドにとって尊敬の対象で、いつか父親のような存在になりたいと思っていた。
カシアスが理想の存在でなくなってから、父親の償いをしようとしてきたが、今日それを辞めたという。
プライドはこれでお互いに自由になったと言って、刑務所を後にする。

うさぎの穴に落ちたプライドが、真実を語る鏡に問いかけて、やっと答えを得たということなのかな。
でも暴走するプライドが落ち着くのは、リタしかいないような感じですよね。
バクラさんの実の奥さん。（笑）
前も書いたけど、それって反則だと思うのですが、今後リタがレギュラーになってくれたら、問題は解決するでしょう。
まあ、JAGのときにも実の夫婦がレギュラー出演していることもありましたから、だめじゃないでしょうけど、ラブ✕ラブなプライドとリタを見ていると、ちょっと複雑です。
とにかく、ハミルトン問題は完全に解決した。
頭を悩ませてきた父親カシアスに対しても、プライドは父親の罪を自分が償う必要はないと納得できた。
お互いに束縛するのはやめて自由になろう、ということは、カシアスさんはさようなら、ということかな。
人々から尊敬され愛されるプライドがやっと戻ってくると思うと嬉しいですが、大きなストーリーが終わり、もしこれでシリーズが終了しても大丈夫ということなのかも。
NCISの本部の副局長がころころ代わっているのが気になります。