CSI :Miami Files Annex

NCIS:ニューオーリンズ4 #84 Ties That Bind

(2)

メインの事件よりもラサールのストーリーの方が重要なのかもしれませんが、個人的にはゲストのティム・ラス（スタートレック・ヴィジャー）がバクラさん（アーチャー船長）と共演していることに大感激です。

テオ・ロリンス一等兵曹が行方不明になった後、湖で遺体となって発見される。
背中に3発銃弾を受け、死亡したのは行方不明になった直後と見られる。
ポケットから数千ドル分の合成麻薬が見つかり、麻薬売買との関係が疑われた。
腕にプライドと馴染みのあるクラブ「デライラ」のリストバンドがあったことから、プライドは話を聞くことにする。
オーナーのフェリックス・ヒルはプライドと共に演奏をした間柄で、現在は娘のジョジーの恋人ニールが共同経営者になっている。
テオについてフェリックスは、テオが不良少年だったころから関わり、目をかけて息子同然の関係だったという。
しかし、麻薬との関係についてはなにかの間違いではないかと否定する。

行方不明になった金曜日に店に来たかと尋ねると、親子は会っていないと答える。
プライドらは何かを隠しているのではないかと感じる。
テオの持っていた麻薬は最近ニューオーリンズのクラブで出回っており、家宅捜索でテオの自宅からも大量の薬が見つかった。
ただ、テオは売人ではなく、基地周辺に現れる売人を独自に追っており、そのための証拠を集めていたのだという。
テオは音声を録音できる監視カメラを借り出していて、パットンがその映像を探すことにする。
今朝、ラサールは父からの電話を無視したが、その後実家から父が死亡したという連絡が入る。
ショックを受けるラサールを、プライドはアラバマの実家に送り出す。
実家に戻ったラサールは、父が心臓の病気を自分に隠していたことに驚く。
家業を継ぐように訪ねてきたときは、そんなことは何も言わなかった。
幼馴染のレイチェル・モディーンが今はラサール家の弁護士として、ラサールが今後遺産を管理することになるという。
会社の後継者としても指定されていて、全く自分の意志を無視されていたことにも、父らしいという。

やはり麻薬を売買して金を稼いでいたのか。
ロレッタは遺体から緑色のペンキのかけらを検出し、セバスチャンはそれがデライラのものだという。
デライラの裏口付近では9ミリの薬莢が見つかり、テオ殺害の凶器と一致することがわかる。
パットンはテオが仕掛けたカメラが、フェリックスのオフィスに今もあることを見つける。
プライドらが訪問したところも録画されており、2人が帰った後にフェリックスとジョジーは、NCISに嘘を言ったことを話していた。

とにかく、これ以上警察には何も話せないという。
プライドはフェリックスを自宅前で訪ね、なぜ嘘をついたのか追及する。
フェリックスは事情を話すとまた誰かが殺されるので、何も言えないという。
その時フェリックスがドアを開けたとたん、家の中で爆発がおきて、２人は吹き飛ばされてしまう。
家の中にガスが充満し、ドアを開けると遠隔操作でスパークが発生する仕組みで、パーシーはディキシーマフィアの手口だという。
ディキシーマフィアは幹部は逮捕されているが、元部下はまだ市中に逃れている。
麻薬を収入源にしていると見られ、プライドはジョジーから話を聞き出すようにいう。
ラサールはいきなり山のような書類を眼の前にして途方に暮れる。
レイチェルは一から教えてあげるというが、パーシーからの電話を受けて、ラサールは慌ただしくニューオーリンズに戻ってしまう。
病院で父の手術が終わるのを待つジョジーにグレゴリオが麻薬の取引を店でしていたかどうか問いただす。
そこにニールが現れ、聴取を遮ってしまう。
ニール本人に犯罪の経歴はないが、前に働いていた2軒のクラブが警察が麻薬関係の捜査をしたとたん、店が消失していた。
実はニールの父親も祖父もディキシーマフィアの関係者で、デライラもそのターゲットにされたのか。
ジョジーが病院を出てニールの自宅に向かったという情報を得て、グレゴリオとパーシーは急行する。
家の中から銃声がして、2人が踏み込むと、ニールが射殺されていた。
ジョジーの姿はなく、争った跡があり連れ去られたとみられる。
プライドはいきなりラサールが戻ってきて驚く。
プライドはラサールの父親が息子を信じてすべてを託したのだと言い、ラサールは家族なので放ってもおけないが、自分の家はあくまでニューオーリンズだという。
プライドは悩むラサールに自分で答えを出すようにいう。
ニールの自宅から、ディキシーマフィアのチェンバースという男の指紋が出た。
実はチェンバースはジャンセンと名を変え、デライラのバーテンダーになっていた。
ジャンセンはジョジーに濡れ衣を着せ、また店を焼くつもりなのか。
その時、フェリックスのオフィスに人の動きがあったことがわかる。
カメラにはジョジーが拘束されて、その周辺で男たちが火を放つ準備をしている。
NCISが現場に急行するが、すでに男たちの手に起爆スイッチがあった。
プライドが銃を向けると、ジャンセンが背後から手下を撃ちオフィスに火が放たれた。
プライドはジョジーを助けに向かうが、爆発で梁が落ち入り口が塞がれている。
ラサールはジャンセンを追うとグレゴリオらに逮捕を任せ、プライドを救いにデライラに戻る。
店員らの協力でプライドとジョジーは救い出された。
フェリックスはプライドに感謝する。
物想うラサールの前にレイチェルが現れ、パーシーは気を使って立ち去る。
ラサールは自分の居場所はここなので、事業を継ぐのなら仕事はここでやるという。
そのためにも、レイチェルにはニューオーリンズに残ってほしいと頼む。

うーん、パーシーはこの件で職場を去ることになるのかな？
ラサールとは友達だと強調するけれど、それだけではなさそうなウェットな感情がありそうです。
ラサールも会社経営と捜査官をどうやって両立するのかわかりませんが、レイチェルと過ごす時間も増えることになるのでしょうね。
アラバマの実家は見るからにお金持ちのようなので、交際する相手も違うし世界が違う。
何とか会社と遺産を相続して、それを自分の望む方向へどういう形に持っていくのでしょうね。
ジョジーは父親の命を狙われ恋人を殺された割には、ケロッとしていて大したタマだと思いました。
結局、麻薬の取引で店は儲かっていたのでしょうか。
こちらも今後は大変だ。
タイトルは「親子の絆」ということかな、ラサールと父、ラサールとプライド。
あるいは、ニューオーリンズの家族との絆。
プライドとフェリックスの友情の絆だとすると、プライドは信頼されていなかったということですね。

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