( 承前 )
漸くに細江公園の展望台に到着しました。
引佐細江が一望です。暫し眺めをお楽しみ下さい。
(展望台からの眺め・細江湖西岸方向、中央手前の建物は細江中学校)
奥に東名高速の浜名湖橋が見え、その向こうに浜名湖本体が広がっている。細江中学の右に延びている道が国道362号。それと並行してその左に見える緑の帯のような一筋の線が天竜浜名湖線である。中央奥に見える川が葭本川。葭本川河口の左に見える建物群は本田技研の細江工場である。
左の川が都田川。河口の橋が細江大橋。赤い橋の名は不明。右下に細江中学の校庭の端っこが写っている。中央下部の沈んだ茶色のビルが細江警察署。左下に赤い瓦屋根が見えるが、それが気賀駅。
展望台から下りて来ると奥から男性一人女性二人の三人連れが来られる。万葉歌碑の在り処を尋ねるがご存じではなかった。三人連れが来られた展望台の右奥へと行ってみたがレクレーション広場という標識が立っていて下り道になっている。山の上にあるというから下る筈がない。反対側の左に行く。少し回り込んだ上り道。ありました。
遠江 引佐 細江 の 澪標 吾 を頼めて あさましものを(万葉集巻14-3429)
遠江 引佐細江の 歌碑見むと 石根の道を 踏みつつぞ来し (偐家持)
色んな歌碑や句碑がある中で目を惹いたのは与謝野晶子の歌碑。
名を聞きて 王朝の貴女 ときめきし
引佐細江も 氣賀の町裏 (与謝野晶子)
<参考>昭和
11
年
7
月この地を旅した晶子はこの地の歌を多く作っている。
井伊谷川 都田川の 落合の 口より引佐 細江はじまる
さわやかに 水はるかなり 遠江 濱名の湖の 夏の夕ぐれ
綱をもて 束ねられたる ここちして 岩の悲しき 舘山寺崎
大空の 銀河も引佐 細江をも 入れんばかりに 長き室かな
内浦を 大草山の 蟲の音の 渡り来るかな 月の上れば
細江公園山上からの帰途は舗装道路を一気に走り下る。
細江神社の裏手から左に入り、国道362号に出る。井伊谷川沿いに上流へ、龍潭寺に向かう。昨年秋の若草読書会の彦根旅行で彦根の龍潭寺に立ち寄ったが、その折にこちらの龍潭寺のことを知ったのでそのうちに訪ねてみようと思っていたのでした。
<参考> 彦根銀輪散歩(その1)
2013.8.15.
国道は清水橋で井伊谷川を渡って東へと行くが、龍潭寺への道は清水橋を渡らず県道320号を北へ、川沿いに上流へと行く。清水橋のたもとに明治時代のものという道標が残されていました。
以下、字数制限の関係でコメントは省略。写真にある説明をお読み下さい。
疣観音を過ぎて1km余で龍潭寺である。
本堂をひと廻りして、自転車を駐輪させて戴いたお堂の前に戻ると見慣れぬ花がありました。何処かで見た花・・で思い出しました。生駒の霊山寺に咲いていたカルミアでした。
<参考> 銀輪花暦
2009.5.26.
本日はここまでとします。( つづく )
飛鳥川銀輪散歩(下) 2024.11.11 コメント(4)
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