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これは、元の光回線と、モデム。ようやく、見えました。これは、昨日から編んでいる物です!
2025.11.25
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「他人」というところは、「ひと」と読みます。今日もファミレスからの投稿です😊
2025.11.24
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先日編み上げた、中細毛糸のチュニックは、結局、職場にも着ていってしまいましたよ。 上着を着ていたので、あまり人には見えなかったと思います。一人で、その着心地の良さを楽しんでおりました。 というわけで(?)またまた、中細の毛糸で、編んでいます。 今度は、本当にオーソドックスな、丸首のベストです。 昨夜、前身頃が完成したので、今度は、後ろ身頃のすそのゴム編部分を編み始めたところですよ。 最近の手芸の本には、なかなか中細毛糸を使ったものがないので、自分で、編図を書いています。 糸は、またまたオパールの中細段染め毛糸です。 今回使っているのは、この5色。(フラッシュを焚いて撮影) 昔は中細毛糸が主流だったのに、いつの頃からか並太くらいが普通になって、使用する棒針も、6号、8号あたりから、ジャンボ針。 あっと言う間に編めるし、段数や目数を確認しやすいですからね。 それに慣れきっていた私ですが、このオパール毛糸に出会ってからは、時間がかかるのが、楽しくて・・・2号や3号の細い棒針を、しこしこ動かし続けていますよ。 なんだか、最近は、園芸ではなくて、手芸ブログのようになってきました。 興味のない方には、申し訳ないです。 だけど、仕事から帰ってきて、編図を考えたり、編みながらドラマを見たりしていると、 本当に心が安らぐのですよ。 なにかを入れる袋を作ったりするのも同じです。 どの布を使うか、どんなデザインにするか、いろいろ考えるのが楽しい。そして、完成したら、すぐに使う。 私の身の回りは、いつの間にか、手作りのものだらけです。 最後におまけ。 今、外装工事中の、我が家です。 総二階建と思っていたら、違ってました。一階の西側に、稽古場の張り出しがあった・・・・・
2015.02.08
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昨日見つけた「キバラモクメキリガ」が死んだふりをしていただけなのか、どうしても確かめたくて、明るくなってからカメラを持って門のところへ。そしたら、いましたよ。昨日私が落としたあたりに、そのまんま。でも、あら、姿勢が変わっています。やっぱり生きているんですね。指をこんなに近づけても、まるで動きません。顔がどうなっているのか確かめたくて、向きを変えてパチリ。こんなに拡大して見ても、肝心の頭、眼などがどうなっているのか、さっぱりわかりませんでした。こんな形でじっとしていたら、誰も蛾だとは気づきませんよね。そうそう、ようやく「キリガ」の意味がわかりました。「キリガ」は「切り蛾」でした。根切り虫というのがいるでしょ? あれはヨトウガ(夜盗蛾)の幼虫全般を指す言葉で、幼虫が野菜や草花の根や茎、葉などを食べてしまい、ある朝みたら苗が倒れていた、というようなこともあるらしい。その根切り虫を「キリムシ」ということもあって、その親の蛾を「切り蛾」と呼んだみたいです。だから、このキリガと呼ばれるグループの蛾の幼虫は、植物をいっぱい食い荒らすみたいですね。冬夜蛾(キリガ)と呼ばれる仲間は、ほかの昆虫がほとんど活動していない晩秋や早春に活動する蛾のことのようです。「キリ」が「切り」だとわかって、すっきりしました。では、エナガの話。庭の見回りをしていると、急に頭の上が騒がしくなりました。私がいるのに、まったく気にせず小鳥がたくさん飛び回って遊んでいます。望遠のカメラでなかったので、ピントがしっかりあっていませんが、こんなの。丸っこくて尾が長い、小さな野鳥です。鳴きながら飛び回るので、数がよくわからなかったけれど、10羽くらいはいた気がします。部屋に戻って調べたら、これはエナガだとわかりました。真っ白でくっつきあって可愛いのは北海道のシマエナガ(島柄長)。これは九州にいるのでキュウシュウエナガ(九州柄長)。画像検索したら、まさしく、これですね。10分間ほど、うちの八重桜と隣の柿の木の間を行ったり来たりしながら遊んで、そのうちどこかへ飛んでいってしまいました。またね。最後はひよこの話。実は、明日、久しぶりに短歌会での集まりがあります。これまではみんな作品をそれぞれお寺に届け、お寺の奥さんが代表で作品を選び、広報誌に掲載してくれていたのですが、ついにみんなで集まることになりました。大正生まれの方や80代後半の人なんかがいるので、本当に気を使います。というわけで、お土産にこれを持っていきます。中には、これが入っていますよ。ひよ子饅頭です。私が小学生の頃は、福岡のお土産といえば「ひよ子饅頭」だったのに、いつのまにか東京にもひよ子の会社ができて、今では「ひよ子」は東京独自の物だと思っている人もあるとか。それにしてもこのお饅頭、昔よりも小さくなったような・・・(私がでっかくなったの?)
2020.11.28
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買い置きしていたアクリル毛糸を消費するために、最近編んでいたエコたわしですが、ネットで見たら表紙の作品が可愛くて、つい注文してしまっていました。(もちろん、中古です。) この表紙についている、5枚花びらのたわしを編んでみたかったのよねー。というわけで、 色を変えて、4枚編んでみました。それで、編んだエコたわしが、23個で、今部屋には21個あります。(2個はもう使っているからね) こうして、斜めから見ると、少し立体的になっているのがわかります。これは、自分で描いた編み図なので、のせておきますね。 四つ葉のたわしは、完成品の写真を見て、真似して編んだもの。編み図なしで編んだので、少しずつ変えています。さっき見たら、買った本の中に、四つ葉の編み図がのっていましたから、今度はそれを見て編んでみようと思います。他に、これは、今年向き。 指を入れて使うのだったら、小さな物や、狭いところを磨いたり洗ったりするのに向いているのかもしれません。 こちらも、同じ物を二枚編み、背中のところを開けておくもの。あと気に入ったのがこれ。 ちょっとしたプレゼントとかお礼のお菓子とかを入れてあげるといいかもね。中身を出したらすぐにたわしとしても使えるから、楽しんでもらえそう。バレンタインの友チョコとかをあげるときにこのミニバッグに入れてあげると、喜ばれそうです。(といっても、チョコをあげる予定はないのですが…) (゚∇^*) テヘ♪これは、編み図はなくても大丈夫でしょう。本には、鎖16目で作り目して、くさりの両側から目をひろい、32目で細編みの輪編みをしていくと書いてありました。入れる物によって、大きさは変えられるし・・・たわしとして使うときには、ミトンのように手にはめると、力が入ってお掃除にも最適だそうです。ということは、手が入るくらいの大きさに編んだ方が良いのかも。編んでみようかな? 今夜はもう、おしまい。
2017.02.08
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昨日の夜から編み始めていたものは、結局ハンドウォーマーにしました。 こんなのです。手にはめていないときは、ちょっと、鯉のぼりみたいな感じですね。 寒い夜に、いつまでもパソコンを扱っている私には、便利な物になると思います。 では、編み図をのせますね。 この段数とか目数は、私の手のサイズに合わせたものですから、もし編まれる方がありましたら、実際に自分の手にはめて、長さを合わせながら段数を決めてくださいね。あ、それから、これは編み物をする時に必ず使う小物入れ。〇とじ針は、特に最後の糸始末に欠かせないもので、これは、もう買ってから40年くらいたつのではいかと思います。〇待ち針は毛糸用で、アイロンかけをする時に、端を止めるときや、袖つけをするときに、見ごろと袖を合わせるのに使います。〇大きな安全ピンは、目をかぶせ止めにせず、そのまま休める時に使うもの。〇緑と白の?マークのような物は、縄編みするときに、2目とか3目ちょっと休めて、また針に戻すときにつかう道具です。〇上の方の、穴のあいた定規のようなものは、号数を調べる道具で、数字が消えてしまった針を調べるとき用。 〇小さな安全ピンは、服とかマフラーとか、長い物を編む時に、段数の目印として使うもの。いろいろ試して、これが一番便利でした。毛糸を切るための、よく切れる手芸鋏は、鉛筆立てにいつも立ててあります。というわけで、今から、もう片方を編みますね。
2016.10.24
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今朝は、二階の掃除をすませた後、いつもの一眼レフカメラを持って庭へ。白のシャクヤクが咲いているのではないか、と張り切って撮影に行ったのでした。そしたら、咲いていました。5割くらい開いているので、午後にはもっと開くかも・・・この花が、28個咲く予定なので、本当に楽しみ。でも、突然母がちょん切って、知り合いの人にあげてしまうので、撮影のチャンスを逃さないようにしなくては!!ふと見ると、ヒメシャラの陰になっている方のシャクヤクの葉っぱに、ガガンボが。肉眼ではよくわからないのだけれど、どうもこの間と同じキイロホソガガンボみたい。それで、いろんな角度から撮って、あとでパソコンのモニターで比べたら、この間の個体とは別なガガンボのようです。だって、この間のは、脚が6本そろっていて、真ん中のが短く切れてる。今回のは、左側の前と後ろの脚がとれていて、残った真ん中の脚は長い。じっくり見ていたら、なんか周りの白い粉が気になり始めました。この写真を見ると、お尻の先の下のほうにたくさん白い粒がついているから、ガガンボの卵かな?と思ったけれど、あまりにも小さすぎるし、散らばり過ぎ。ひょっとして、他の葉っぱにもついているのかな? と、他の写真もチェックしました。すると、いっぱいありましたよ。この、シャクヤクのつぼみの写真でも、左下の葉っぱの上に・・・パソコンのモニターで、見れば見るほど気になってきたので、もう一度庭に出て、葉っぱをとってきました。だけどねー、実物をどんなに目をこらして見ても、この粒が見えません。これを、双眼実体顕微鏡にセットして観察しましたよ。これです。(同じショップでは、もう販売されていないので、アマゾンの画像ね。)(表面の十字手裏剣みたいなのが、気になります)たしかに、ツブツブがついています。これは、卵というより、花粉の可能性がありますね。ちょっと卵型。 いろんな花粉顕微鏡写真で比べてみても、よくわかりません。でも、黄砂やPM2.5は、もっともっと小さいので、違うみたい。この近くにある樹木で、花粉を出していそうなのは、ピンクのツツジと、姫ウツギ。ひょっとしたら、山から飛んできたスギやヒノキの花粉??庭で呼吸するのがいやになりそうです。せっかくだから、シャクヤクの葉も観察。なんか、だんだんと葉っぱそのものの観察になっていきました。もう少し倍率の高い顕微鏡もあるけど、今日はここまで。Nikon 携帯型双眼実体顕微鏡 ネイチャースコープ ファーブル NS (日本製)
2019.05.03
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デジカメの録画機能で、録音して、メモしました。楽譜にしてみましたよ。歌っている調は、違います。オカリナで演奏するための、楽譜です。レース編みは、こうなりました。
2025.11.19
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冬になると、どうしても長そでを着ることになります。となると、家事をする時、そでが鬱陶しい。 というわけで、毎年冬にはアームバンドのお世話になっています。 なんか、去年たくさんソックスを編んだ残りの糸があるので、ちょっと編んでみましたよ。 このまま、シュシュにもなりそうです。(私はいらないけどね) で、せっかくだから編図も書いてみました。 かぎ針編の編図は面倒なのであまり書きたくないのですけど、これくらいなら、大丈夫。 腕にはめると、フリフリした感じになり、可愛いです。 木綿で縫って中にゴムを入れた物もありますが、こんなのもいいですね。 お友達への、ちょっとしたプレゼントにもなるし、何より、サイズをすぐに直せるところも良いです。(結びなおせばいいからね) さて、今朝、ふと気づいたら、手帳にこんなものが・・・ この間の、丹波・京都、紅葉探しの旅の最後に、落ちている中から、色が残っている葉を見つけ出し、手帳にはさんだままになっていたもの。 よかった!! まだ色が残っていました。 で、こちらは、私の部屋から見た、西側の山です。 紅葉は、これからまだ進みそうですね。 元は採石場で、ほとんど木が生えていない岩山だったのに、採石業者が倒産して、放置されてからもう20年以上かな? 少しずつ緑が増えてきて、今ではすっかり普通の山になりました。
2015.12.10
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昨日、新しく買った玄米ご飯用の炊飯器の色について書いていて、赤い色のことが気になった。昨日思いついたのが、丹、弁柄、蘇芳、茜、紅花、そして臙脂。そのあとで、ワインレッドとか、バーガンディーなども思いついたけれど、色の違いがよくわかりませんでした。臙脂色よりもワインレッドの方が、少し青が入っている気がしたのですけどね。それで調べたら、こんな感じ。そっかー、れんが色とかもあった。この中の一番上の、「基本的な赤色」の家電は、あまり使いたくないです。ほかに、日本の伝統の色の赤系のものをあつめたのが、これ。やっぱり、朱色の家電はいやです。フランスの配色で出てきた微妙な色。ワイン系の色と臙脂色を並べてあります。こうして見てみると、やっぱり、臙脂色が好きみたいです。というわけで、昨夜は、カメラを持って台所の片づけに行きましたよ。いつも家族用に使っている炊飯器は、左側、そして右側のは、去年の母の日に娘が贈ってくれたもの。せっかくだから、台所の片づけの写真も撮りました。久しぶりです。そして、台所から戻るときに、パチリ。この間戻ってきた、仮名書道展への出品作品を階段の壁に飾っているのです。これは、明らかに、紫色ですね。さっき、フランスのワイン系の色の説明画像にあったけれど、バーガンディーというのに思い入れがあるの。それは、もう、20年くらい前から、この万年筆が欲しくて欲しくて。でも、我慢しているんですよ。私にしては珍しい。ひとつには、すでに、赤い色の万年筆を四本持っているから、これ以上いらないかも、ということ。二つ目の理由は、万年筆を見た目で選んでも、なかなか良い書き味のものに当たらないと悟ったから。万年筆は、書き味が一番です。結局お気に入りの万年筆は、セーラーやPILOTの黒軸のものがほとんどです。では、お待ちかね、今日のミナちゃんです。ウンチが点々と散らばっているのは、お散歩した証拠ですね。では、アップでいきます。苦手な人は、ご注意なかなか真っ黒なでっかい眼をこちらに向けてくれません。体長を測ってみたら、もう4mmを超しているようです。ちゃんとフタをした中で育てているから、ヤドリバエにはやられないと思うけれど、油断大敵。羽化して飛び立つまでは、見届けたいです。最後に、今日のご飯。今日も2回に分けて玄米ご飯1合を食べたけれど、なんか、ちょっと多いような気がしました。それで、明日からは、3/4合にしようかなと思っています。(3/4合を洗って、水に浸けています)足りなかったら、また増やすけどね。
2019.06.13
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今朝、台所に降りてきて、昨夜のタケノコの始末をしようとしたら、電話がかかってきました。うちの固定電話は、振りこめ詐欺対策モードになっているので、自動音声で対応します。それを聞いていたら、なんか、総務省からの自動音声の連絡で、あと2時間で電話が使えなくなるので、「1」を押してください、とのことでした。そんなの絶対怪しいに決まっているので、しばらく待つと、うちの電話が「ただいま、近くにおりません。また、おかけ直しください。」と返事して、プチッと切っていましたよ。確認したら、これでした。まあ、朝っぱらから詐欺電話なのねー、これも自動なんでしょうね、で、昨夜あく抜きをして、そのまま火を止めて放置していたタケノコを洗って、処理しました。そうなんです、昨日また旦那がタケノコを掘ってきたんですよ。「雨が降ったけん、タケノコが急に伸びたみたいやね。」と、とっても嬉しそうだったので、「ありがとう!!」と、にこやかに返事しましたよ。わが家の場合、たいてい掘って数時間のうちには届いているので、皮ごとではなく、皮を剥いて、半分に割ったものを茹でています。いつもなら、旦那が採ってきた分、全部料理していたけれど、今回は、半分を冷凍保存することにしました。薄いイチョウ型に切って、砂糖をまぶして、ジップロックで冷凍です。これで、1か月くらいは大丈夫。砂糖をまぶしておくと、水気がぬけなくて良いらしい。まあ、お試しです。昨日は、こんな晩ご飯だったのですよ。通販で定期購入している、カゴメの「つぶより野菜」ジュースで、炊き込みご飯を作ったんです。冷凍のカーネルコーンと、コンソメを入れて、2合炊きました。せっかくだから、チキンライスではないけれど、卵を使って、オムライスにしました。コロッケは、いつもの3個100円の「おやつコロッケ」ノンフライヤーで焼くと、出来立ての美味しさです。さて、今日はそろそろ道路に散っていた八重桜の花びらが、乾燥したはずなので、掃除に出ました。散っていただけの花びらは、すでにどこかに飛んでいってしまって、残っているのは、車のタイヤで踏みつぶされた花びらだけ。箒の先で、コシコシして、地面からはがしたら、軽やかに飛んでいきました。私のチリ取りにも入れたけれど、春風があっという間にどこかへ・・・敷地の中の花びらも、だいぶ片づけました。では、庭の様子ね。これは、昨年、激安で買っていた「ベゴニア・コットンキャンディー」軒下にも取り込まず、そのまま放置していましたが、冬の寒さにも雪にも耐えて、また復活しています。日陰に強い、と書いてあったけれど、耐寒性もばっちりでした。葉ボタンの花が終わってしまったので、花の下から切り取って、「踊り葉ボタン」の製作中です。切った枝の先に、小さな葉ボタンがたくさんできるはずなんだけど、どうかなぁ・・・これは、スーパーゼラニウムのチャンピオン。どんどん花が咲いていますが、散る花も多くて、入れ替わりが激しいです。あ、さっき見てきたら、「ももいろハート」が6個咲いていました。明日載せますね。最後に、これは、ギターアンプです。普通のギターアンプは、死ぬほど重くて、とても自力でかかえる気にはならないけれど、これは、大丈夫。同じローランドの普通サイズのおすすめアンプを見たら、なんと28kg。対して、私が持っているこのマイクロキューブアンプは、たったの3.63kg。マイクも使えるし、電源も2通り。ストリートライブでも、十分に使えるアンプです。電池(単3電池6本)が使える、というのが凄いですね。ずっと持っていたけれど、今更、ストリートライブはやらないから、娘にあげることにしました。
2025.04.26
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実は、昨年、「落窪物語」の版本を臨書したんですよね。版本は読みやすいし、変体仮名を読んだり書いたりする練習になるかな、と思って、小学生用の漢字ノートを使って書きました。ただ、とても長いので、第一巻までで、一区切りとしました。では、その第一巻の三回目です。姫の話を聞いて興味を持った右近の少将が、どんどん手紙を送ってきます。<落窪物語 第一巻 その三>八月一日のころ、姫君は一人で横になり、眠られないまま「母君、私をおそばへお迎えください。」「悲しい」と言いながら我に露あはれをかけばたちかへり共にを消えよ 憂きはなれなむ(私を憐れんで下さるなら、この世に戻って私と共に消えてください。そうすれば、辛いこの世と離れることができます)と歌を詠みましたが、心が慰められることはありませんでした。あこぎは、仕えている三の姫の部屋の近くに一部屋いただいていたのですが、それでは落窪の姫に対して申し訳ないと、姫のいる落窪の間の近くに、間口が一つの部屋をもらい、そこで生活していました。夫の帯刀から話を聞いた次の朝、姫の部屋に行くと、話のついでに少将が姫に逢いたがっていることを伝えました。「夫がこのように申しますが、いかがいたしましょう。このような暮らしをされていても、将来の希望がありません。(逢ってみられたらいかがでしょう。)」と申し上げたのですが、お返事もなく、どうしようかと思っているうちに、三の君からの呼び出しで、そのままになってしまいました。姫は(結婚をしてもしなくても、良いことがあるだろうか? 母君がいらっしゃらないので幸せにはなれない身。どうにかして死にたい。尼になってもこの家を離れることはできないので、死んでしまうしかない。)と考えていました。(注1)さて、帯刀が大将のお邸に来ると、少将から「あの話はどうなったのだ?」と聞かれるので「妻に話しますと、このように申しました。本当にほど遠いことでございます。親のある人の方を急いで、姫の父の中納言も北の方にとりこまれているので、その姫のことは決して考えないことでしょう。」「だからこそ、すぐに姫君の部屋に入れてくれというのだ。そのような姫の婿として扱われるのも、体裁が悪い気がする。可愛く思えたらここへ迎えよう。さもなければ、世間がうるさいからと言って、やめてしまおう。」と少将がおっしゃるので、「あなたのお気持ちをよく見定めてから、お引き受けしましょう。」と答えると、「姫にお逢いしてから決めよう。逢いもしないのに、どうして決められようか。まじめに工作しろ。そう簡単には忘れないよ。」(注2)「簡単に、ですか? けしからぬ言葉ですね。」と帯刀が言うと、少将はお笑いになり、「長く、と言おうとしたのを間違えたんだよ。」などと言って笑い、手紙を渡したので、帯刀はしぶしぶ受け取り、あこぎに届けました。あこぎは、「まあ、見苦しい、どうせよとおっしゃるのですか、つまらないことは申せません。」と言ったが、「それでも、お返事をいただいてください、けっして悪いお話ではありません。」と帯刀が言う。あこぎは手紙を受け取り、姫に差し上げたが、姫は見もしません。しょうがないので、あこぎが紙燭を灯してお手紙を見ると、ただ次のように書いてあった。君ありと 聞くに心をつくばねの見ねど恋しき なげきをぞする(あなたがいると聞いただけで、筑波嶺ではありませんが、見ねども(逢ってなくても)恋しくて嘆いてばかりです)あこぎは、「まあ、素晴らしいお手(筆跡)ですこと。」と独り言をもらしましたが、姫君はそのかいもないご様子なので、手紙を巻いて御櫛の箱に入れて立ち去りました。「どうだ、ご覧になられたか?」と帯刀が尋ねましたが、「いいえ、まだおこたえをされませんので、お手紙を置いて、こちらに来ました。」と答えます。「どうしてご返事をなさらないのだろう、このようにしているよりは良いだろうに。私たち夫婦にとっても、理想的なのだが。」と帯刀が言うと、「少将さまのお心が信頼できるようなら、姫君は必ずお返事をされることでしょう。」一度目の少将のお手紙は、姫に見てももらえませんでした。まだ一度も逢ったことのない相手への恋の歌なのですから、こんな感じになるのでしょうか。(注1)当時の貴族たちの結婚は、自分の昇進とか、裕福な暮らしにつながるような相手を親が探してきて世話するのがふつう。そして、お付きの女房とか乳母とかがその親の意向を受けて、駆け引きをし、手引きをして結婚へとつながっていました。当時の結婚は、家門の将来がかかった重大事ですから、親は必死だったのですね。ところが、この姫は、高貴な血筋ではありますが、その母は亡くなり、父親も今の北の方の言うまま、姫のことをないがしろにしています。つまり、この姫には、結婚の話など来ないと思われます。(注2)この部分で、それまでの少将が、いろんな女性と一夜限りの逢瀬を繰り返しながら、理想の女性探しをしていたことがわかります。「そう簡単に」のところは、原文では「ふと」と書いてあります。そんな、ふと忘れられたりするようでは、女性はたまりませんね。帯刀は、少将の家来ではなく、乳兄弟。だからこそ、こういう咎めるような言い方もできるのでしょう。次は、よく朝、父中納言が姫の部屋をのぞくところからです。
2016.10.02
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<落窪物語 第一巻 その6>中納言の一行が、がやがやとして出かけてしまうと、人気がなくなりとても心細い。姫君と話をしていると、帯刀のところから、「お供に行かれないと聞きましたが、本当ですか、それなら参りましょう。」と手紙が来た。「姫君の御加減が悪いので行かれないのに、何をしにおいでになるのですか? もしおいでになるのでしたら、つれづれを慰めるためにおいでください。『ある』とおっしゃっていた絵を必ず持ってきてくださいね。」とあこぎの返事。(注1)というわけで、ついにお話が動き始めました。少将は、白い紙に小指をくわえて口をすぼめた絵をお描きになって、「絵をお召しになりましたのでつれなきを 憂しと思へる人はよに絵見せじとこそ思ひ顔なれ(お返事を下さらないつれないあなたのことを悲しいと思っている私は、笑みせじ(絵みせじ)と、こんな顔をしています。)このようなことをするのは、幼稚ですね。」と手紙を書いて、帯刀に持たせました。(注1)当時は、テレビもパソコンもスマホもありません。物語や絵などが、とても喜ばれる、貴重なものだったようです。少将の妹は帝の女御でしたので、そんな貴重な絵がたくさんあったので、帯刀は、あこぎを通じて姫の気をひくようなことを言っていたのでしょうね。さて、帯刀は、自分の母親(少将の乳母)に「見た目の良いお菓子をひと袋用意してください。」と頼んでから、中納言邸に向かいました。帯刀は、さっそくあこぎを呼び出しお手紙を渡しました。そして、誰が邸内にいるのか、様子をさぐり、お菓子を取り寄せて、二人で共寝しながら姫君の話などをしていました。姫君が、だれもいないので安心して、琴をたいそう魅力的にお弾きなっているのを聴いて、「姫君はこのようなことをなさるのだね。」「そうよ、亡くなられた母君が、六歳の時からお教えになられたのよ。」などと話していると、少将が忍んでこられた。人をたてて「お話したいことがございます。こちらへおいでください。」と言わせると、帯刀は心得て(おいでになったのだ!)と思うと、心がせかされる。「すぐに行きます。」と言って出ていったので、あこぎは姫のところに参上しました。「どうなっている、わざわざこんな雨の中を来たのだから、むだに帰すなよ。」「まずはお手紙をおよこし下さい。突然おいでになっても、姫君のご気性も存じませんのに、難しいことです。」「ひどくまじめだな。」と言って、帯刀の方をお叩きになる。少将は、帯刀と一緒にお入りになり、お車は「まだ暗いうちに迎えにこい」といって、帰された。(もう、やる気まんまんです。)そして、あこぎの部屋の前で手はずを話していたけれど、人が少ないので気が楽だ、まずはのぞき見させろよ、などとおっしゃる。「少しお待ちください、醜いかもしれませんよ。『物忌みの姫君』のようだったらどうなさいますか?」と帯刀が尋ねると、「その時は、笠も忘れて、袖をかぶって逃げ帰るだけだ。」とお笑いになります。さて、ようやく、少将は姫君をすき間がのぞき見できることになりました。それは、次回に。
2016.10.02
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無事、更新できたようで、良かった良かった・・・ というわけで、すぐさま、『東京散策 その2』です。 浅草寺のご本尊は、観音様。だから、扁額にも、両側の立て看板(??)にも、観音様のありがたさについて、書いてありました。 途中にもおみくじがあったけど、せっかくだから、本堂の中のおみくじを引きます。 全部で、100本あるおみくじの中から、96番を引いたので、その番号の引き出しから、おみくじを一枚頂きました。 やったー!! 大吉です。「鶏が、鳳凰を追いながら、同じように飛ぶ」というのがたとえに出してあるところが面白かったです。そして、高い枝にとまり、羽を整えるように、身分の高い人との交流の中で、幸せが得られることでしょう。とのこと。 それから、船にさおをさして対岸に渡るように、自ら行動を始めることで、世の中を心安く渡れ、立身出世して、財宝も多く船に積んで帰るように、幸せが約束されます。 って、思いっきり、現世のご利益ですね。私に続いて、小芋さんも、おみくじを引きました。いっぱい、筒を振って、出た番号を見たら、あら?? どこかで見たような番号・・・・・・というわけで、まさか、年末年始だからといって、筒の中が、96番だらけ・・・というわけでもないでしょうけど、。 なんか、とっても嬉しかったですよ。 その後は、境内にある、たくさんの社殿を見て回ることにしました。 まず、右手の方に行き、二天門へ。 木造がありましたが、増長天と持国天でした。スマホを出して、浅草寺のサイトにアクセスしておいたので、その場、その場で、説明を読めるし、地図も確かめられます。 門を出たところに、あら、満開の桜が・・・・外国人観光客が、次々と、写真を撮っていました。で、私も、小芋さんの後姿を激写!!この二天門の横にあったお店。いろんな柄の手ぬぐいがあったけど、お正月前だから、「よきこときく」のめでたい柄のものに決めました。それから、もう一度境内に戻り、すぐにあるのが、「浅草神社」こちらも、お正月の準備で、竹と松がありました。すると、小芋さんが見つけたもの!!竹に、スズメがとまっています。梅に鶯(どちらかというと、目白のイメージ)、竹に雀。 今度は、影向堂(ようごうどう)へ。ここには、観音さまに協力しているたくさんの仏様たち(影向衆)をまつってありますよ。 私の守り本尊は、『大日如来』です。そして、屋根の上の飾りですが、これも、阿吽の龍。取り付ける時には、雨が降る・・・といわれているらしいですよ。で、実際、 それから、願い事一つに限って祈願すると、その願いが叶う、という『一言不動』にもお参りしました。 五重塔のあたりから、まあ、見事にスカイツリーが見えました。こうして見ると、境内に立っている、仏塔の一つのようにも思えます。 というわけで、まだまだ続く、東京散策です。 今から、お買いものに行ってきまーす。
2013.12.30
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<落窪物語 第一巻 その4>その翌朝、父中納言が樋殿(注1)に行かれるついでに、落窪をのぞいてご覧になると、装束がとてもひどいことになっているけれど、髪はたいへん美しげにかかっているのを見て、姫君が可哀想に思えました。「装束がとても悪いですね。可哀想に思いますが、まずは大事にしないといけない子供たちのお世話をしないといけないので、このような事情を知らなかったのです。何か良いと思うことがおありでしたら、そのようにしなさい。このようにしてらっしゃるのがお気の毒です。」と、中納言がおっしゃったが、姫君は恥ずかしくて、何もおっしゃいません。中納言が戻って、北の方に、「落窪をのぞいてみたら、困っているようだ。白い袷(綿の入っていない着物)を一枚しか着てない。子供の古着でもないか。あったら着せてやりなさい。夜はどんなに寒いだろう」とおっしゃると、北の方は、「いつも着せて差し上げるのですが、捨ててしまわれるのでしょうか、一枚のものをずっと着続けるということがないのですよ。」「なんと、ひどいことだ。母親に早く死なれたので、分別がしっかりしていないのだろう。」と中納言は、北の方の言うことをそのまま信じてしまいました。婿の少将の君の表の袴を縫わせようと、北の方がやってきて、「これは、いつもより上手に縫いなさい。褒美に衣を着せておあげしましょう。」と言われるのを聞いて、姫はとてもうれしく思われた。それで、とても速く、立派に縫い上げてさしあげると、北の方は、自分が着古した綿入れを姫にお着せになった。風が強くなるにつれ、どうしようと姫は思っていたのだけど、少しうれしいとつい思ってしまうのは、心がいじけてしまったのだろうか。この袴をもらった蔵人の少将は、悪い事はうるさく言うが、良いことも大げさに褒める人だったので、「とても素晴らしい。よく縫ってある。」とほめちぎりました。女房たちが北の方に、蔵人の少将がこのようにおっしゃったことを伝えると、北の方は「あぁ、声が高い。そのことを落窪の君に話してはいけないよ。思いあがるからね。あのような者はいじけさせておくのが良い。それが幸福で人の役に立つことです。」とおっしゃる。女房たちの中には、「ひどいことをおっしゃいますね。」「惜しい姫君なのに。」などと、北の方に聞こえないところで話す女房もありました。(注1)樋殿(ひどの)というのは、ようするに、トイレです。当時はまだ厠のようなものはなく、広い屋敷の一角に、すだれや屏風で仕切りをした一畳ほどの場所にに樋箱(ひばこ)というおまるを置き、そこで用を足していました。その箱がいっぱいになると、樋洗(ひすまし)と呼ばれる人が、川まで捨てにいったのだそうです。つまり、落窪の君は、そんなトイレに近い、寝殿(正殿)から離れた場所に住まわされていたということですね。きっと排泄物の匂いもしたことでしょう。一般庶民は、穴を掘って用を足したり、道端で排泄したり。それで、着物のすそをよごさないために、高下駄を履いている人もあったようです。ですから、京の都の路地には、たくさんの排泄物が落ちていたということですね。このことは、のちにまた、落窪物語に出てきます。では続きです。少将は、一通目の手紙の後、また、お手紙をすすきにつけてお贈りになりました。穂に出でて 言ふかひあらば 花すすきそよとも風にうちなびかなむお返事はありません。また時雨の激しく降る日 雲間なき 時雨の秋は人恋ふる心のうちも かきくらしけりまた、お返事はありません。そして、また天の川 雲のかけはし いかにしてふみみるばかり 渡しつづけむというように、毎日ではないけれど、絶えずお手紙を差し上げるのに、いっこうにご返事はない。(注2)少将が、「姫君は、非常に遠慮深く、このような恋文もまだ知らないので、どのように返事を書いたらよいのかも、知らないのだろうね、情を解する方だと聞いていたのに、どうして、ほんのわずかでもご返事をくださらないのだろう。」とおっしゃると、「ぞんじません。北の方は、ひどく性格が悪くて、『私が許さないことを少しでもしたら、ひどい目にあわせてやる』といつも思ってらっしゃるので、それでおびえて遠慮しておいでになるのでしょう。」と帯刀は答えました。 「私をなんとかして、姫に逢わせろ。」と少将が言い続けるので、帯刀もこっそり隙はないかと邸の様子を伺うようになりました。(注2)それまで、いろんな女性とお試しの恋をしていた少将ですが、この落窪の姫にはびっくりしたことでしょう。普通の女性なら、いいかげんお返事をして、少将を部屋に入れるところです。なぜかというと、この少将は、左大将の長男で帝にも気に入られている方。妹は帝の妃となり、これまた寵愛を受けているということで、将来高い役職につかれるのは明らかなのです。少将からのお手紙があれば、とびつくようにお返事を書く娘ばかりだったはずですね。高貴の血をひく姫が、継母からひどいめにあっていることに対する正義感もあったでしょうし、なかなか返事をくれないことで、意地になり、よけいに惹かれていったのではないかと思われます。さて、チャンスは来るでしょうか。つづく。
2016.10.02
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<落窪物語 第一巻 その5>少将は、十日ばかり手紙を書くのを我慢していたのですが、思い出したようにまたお手紙を書かれました。「このところかき絶えて やみやしなまし つらさのみいとどます田の池の水茎(書けば書くほど辛さが増すので、このまま終わってしまおうかと思っています)がまんしていたのですが、がまんしきれずお手紙を差し上げるのは、お恥ずかしいことです。」帯刀は、絶対に返事をもらってくるようにと言い含められて手紙を持たされてしまったので、あこぎに泣きつきました。「今度こそ、お返事を差し上げてください。少将さまはこのようにおっしゃって、『お前に熱心さがないからだろう』と責められるのです。」あこぎは、「姫君は『まだどうお返事してよいかもわからない』と難しそうです。でもなんとかお願いしてみましょう。」と言って、姫のところに行ってみたのですが、折り悪く、中の君の夫の右中弁が急にお出かけになるための、表の衣(うえのきぬ)をお縫いになっている最中で、お返事はありません。(注1)少将は、「ほんとうに返事の仕方を知らないのだろう。」と思い、姫は情け深いと聞いていたので、そんな姫にさらに惹かれました。「帯刀、どうした、遅いではないか。」とお責めになりますが、ご姉妹がお住まいでとても騒々しく、人の出入りも多い邸なので、なかなかよい折りがない。(注1)この邸には、長女と次女が婿取をして、西の対と東の対に、それぞれ華々しく住まわせてあります。そちらの婿たちの出入りには、それぞれの従者たちの出入りも伴いますでしょうし、もてなしのためのいろんな品々の出入りもあったことでしょう。おまけに、三の君、四の君の裳着(成人式)のこともあって、それこそたくさんの人々の出入りがあり、こっそり、目立たずに少将が入るチャンスがないのでしょう。さて、そうこうするうち、乳中納言が願かけしていたことがかなったお礼参りにと、石山詣でをすることとなり、老女房でさえお邸に残るのは恥と思って詣でることになっているのに、落窪は数に入っていません。弁の御方が「落窪の君もお連れなさいませ。一人だけお邸にお残りになるのは、かわいそうです。」と申し上げると、北の方は、「まあ、落窪の君がいままで旅をしたことがありましたか? 旅先には縫い物の用があるわけでもなし、落窪に閉じ込めておくのがよいのです。」といって、お考えにもならない。でも、あこぎは三の君に仕えているので、きれいな服を着せてつれて行こうとすると、あこぎは落窪の姫がただ一人になられるのがとても気の毒に思い「にわかに月の障りになりました。」と言って残ろうとすると、「そんなことはないでしょう。あの落窪の君がひとり残るからそう言っているのに違いない。」と、北の方が腹を立てました。あこぎは、「とても無理なこと、こうしたことはよくあることでございます。どうしてもとおっしゃるなら参りましょう。このような面白いことを見たくないという人がありましょうか。老女房さえ行きたがるような道中ですのに。」(注2)これをきいて北の方もなるほど、と納得し、あこぎを残してお出かけになった。(注2)石山寺は、安産や縁結び、厄除けなどで有名なお寺。また、当時外出することがほとんどなかった貴族の女性たちにとっては、まさに一大イベント。豪華に着飾り、車もきれいに飾り付けていたことでしょう。また、強盗に襲われたりしないように、警護の人たちにも、美しい衣装や立派な武器などを持たせていたようですから、それはそれは見事で、使用人たちにとっても、その一員となることも楽しみだったことと思います。牛車による旅では、石山詣では二、三日がかりの外出ですから、途中の宿泊もまた、楽しみだったことでしょう。さて、いよいよ、少将にチャンスが訪れました。それは、次の回で。
2016.10.02
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このごろ、巷では、ソックスの手編みがじわじわと流行ってきているようですね。 手編みの靴下は、とても暖かいらしいですから、興味があります。 それと、年末からしこたま買い込んだ中細のオパールの毛糸。 手袋やマフラー、ベストなどばかり編んでいたのだけれど、本来は、靴下用の毛糸なんですよ。 だから、思い切って、靴下を編んでみることにしました。 これまでの人生では、高校生の時に、当時付き合っていた彼氏から、「靴下を編んで」と頼まれ、必死で編んでプレゼントした、その時一回だけ。 その時は、かかとを引き返し編みで編みましたが、ネットを見てみたら、最近、かかとをガーターにする方法があるらしい。おまけに、特許の申請がしてあるのだとか。 よく読むと、これは、ソックスを前後二枚に分けて編んで、後からはぎ合わせる・・・というもの。 かかとのところを二倍の段数にすればいいのだから、そのまま、輪編みでも行けそう!!! それで、自分で編みかたを考案して編んでみましたよ。 では、写真入りでご紹介します。(輪編みしたことがある人なら、簡単) 用意するものは、1号5本棒針と、中細毛糸。作り目は、私の場合56目でぴったりでした。 一目ゴム編を10段編んだあとで、メリヤス編みを30段編みます。長いのが好きな人は、段数をもっと増やします。 そして、ここからが、前後二枚に分けて平編み開始です。 写真でわかるでしょうか?甲側のメリヤス編みの段数は、16段にしてみましたが、かかと側は、その二倍で、32段です。あとでつないだ時に、ふくらみができるようになっているんですよ。 甲側16段編んだ物と、かかと側32段編んだ物を合わせて、つないでまた、輪編みします。 しばらく編んで、つぶしてみたら、こんな感じ。なんか、気になったので、途中だけど、この穴を綴じてみましたよ。 かかと側を編むときにつけた糸と、前後合わせて編んだときに余った甲側の糸を使って、ガーターの山を拾いながら綴じていくと、ぴったり!! ちょっとお行儀が悪くて、ごめんなさい。長さをどれくらいにするか、途中だけど、履いてみました。 ふむふむ、23.5cmの私は、40段くらいで良さそうです。そこから、減らし目に行きましょう。 輪編みのままでも、両側になる場所で二目立てながら減らし目できますよね。 なるだけ、後から綴じなくていいように、省略です。 はい。つま先を毛糸針でとじ合わせたら、できあがり。 アイロンをかけたら、綺麗な形になりました。 これは、履いてみたところですよ。まだ、片方しか編んでいないので、両方とも左足です・・・ この編みかたのポイントは、かかとを二倍の段数で編むところ。こうやって平置きすると、もっこり盛り上がっているのがわかりますね。 メリヤス編みと、ガーター編みをつなぐとき、ガーター編みの山になっているところを拾っていくのがポイントです。ね、ぴったりでしょ?? では、最後に編図のご紹介。 これは、23.5cmの私の足に合わせたものですから、男性用だと、もう少し長くしないといけませんね。 この片方の靴下を編むのに、昨日の夕方から、今日の昼まで、ちょうど、7時間くらいかなぁ・・・ では、今から、もう片方を編みます。
2015.02.21
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今年もまた、チリアヤメくんの季節になりました。一日花だというのに、毎日毎日、庭のあちこちで咲いています。これは、庭のはしっこの、コンポストのところ。 この家を買った頃(私が二十歳の春)、庭は、最初のオーナーの趣味で、バラと、芝生と、果樹がいっぱいでした。その芝生の養生をするために、砂を入れた後から、この小さな小さな花が、我が家に侵入してきたのです。 父と私は、けっこうこの花を気に入っていたのですが、芝生の中に生える雑草と闘っていた母にとっては、しぶとい雑草の一つでしか、ありませんでした。その頃、インターネットなどありませんので、植物図鑑などを利用して、この花の名前を知ろうとしたのだけど、手近なものには、まったく載っていません。こんな、三枚花びらの草丈10cmくらいの小さな花、園芸好きの人に訊いても、誰も、知らないようでした。 やっとわかったのが、15年前くらいのこと。今ではけっこう有名になって、わざわざ買って植える人もいるらしい。さかもと園芸でも、売っていたようですよ。「性質はいたって強健でこぼれダネでもよく増えます。関東以西では路地植えOKです。日当たりと水はけのある土壌を好み特別な管理は必要ありませんが極度の乾燥を嫌いますので、夏場などの高温期の管理に注意してください。芝生の中に植え込むと、乾燥が防ぐことができ、見た目もかわいいのでオススメです。」なんて、書いてあります。 そう、いたって強健なのは、間違いない。あの母の、魔の手にかかっても、根絶できないで、残っているのですから。 「実がなっとったら、すぐに取って捨てらなよ。種がこぼれたら、あっと言う間に増えるけん。」 しかし、この花を気に入っている私は、たまに、熟れている実を見つけたら、こっそりと、種まきをしていたのでした・・・(これが、根絶できないわけの一つかも) では、今日のお勧め画像です。チリアヤメを撮っていたら、ハナアブ君が、やってきました。たぶん、ヒラタハナアブの仲間だろうと思います。あとで、パソコンの画面で見たら、羽が虹色に光っていたので、嬉しかったですよ。それで、今、パソコンの壁紙にしています。 で、よくよく見たら、この、ハナアブ君の背中に、写している、私の影が、映っていましたよ。記念すべき写真となりました。
2008.05.24
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では、今日のハンミョウ君です。 例の牙が、わりとはっきり見えます。 今日は、一眼レフで撮っていますので、なかなかはっきりと、写っているでしょ? 本当は、複眼なんかも、きちんとアップで撮りたいんだけど、この距離では、なかなか難しいです。 それでは、いよいよ、行きますよ~~ハンミョウくんの朝ごはん 「おはよう!」「こんなところにいるの?? 」ぴょーん、地面に降りましたよ。ぴょーーーーん。表に出ました。 あっと言う間の、早業。アリさん、暴れる間もなく、くたっとなってしまいました。凄い!! 牙の威力ですね。勝利のポーズ。食べやすい大きさに、ちぎって、むしゃむしゃ・・・・・食べてるのは、おなかの方のようです。「いいでしょ!! あげないからねー。」 「あー、美味しかった・・・・・ ゲプッ・・・」「ごちそうさまでした~」 朝食後の「決めポーズ」 朝日を浴びているから、影が長いねー。 旦那さんのお食事中、なぜか、私をじっと見つめ続けていたメス・・・ 「邪魔すんじゃないわよ。アタシが見張ってるんだからね。」なんて、言ってるのかな・・・
2013.08.02
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私は普段、漢字パズル雑誌で漢字を楽しんでいますが、パソコンでドラマなどを見ながら楽しむには、下を向いて文字を書くよりも、同じモニターに並べておいた方が見やすい、ということで、この頃、ドラマを見ているときなどは、無料ゲームを楽しんでいますよ。 ハガキに答えをかいて応募する楽しみはありませんが、とにかく、お手軽なのが良いです。 昔は、ゲームのCD-ROMを購入して、それをインストールしてからやっていたのに、今は、無料のゲームサイトもいっぱいあるのですね。 だけど、途中でアイテムなどに課金されるようなものはしません。 私は、専ら、パズルです。 昨日見つけてやっていたものは、「三文字熟語」と 「四文字熟語」を作るゲーム。 何も登録せずに、すぐに始められるのがよかったです。 まずは、三文字熟語 これは、「光源氏」かな?と思って並べたところ。でも、このパズルの場合は違っていたらしく、文字列が反転していません。 文字を入れ替えたい場所を続けてクリックすると、自動的に入れ替わって、正解すると、反転します。 パソコンだけど、縦書きになっているのが、気分がいいです。 残りのところ、いかがでしょう? 最初に並べた「光源氏」を残したまま、他の熟語を作りましたが、最後の二つ、もうわかりますね。 同じサイトに、四文字熟語の問題もあります。 これも、縦書きですよ。 入れ替えたい文字を、続けてクリックするだけです。 制限時間も全く関係ありません。全部できたら、次のステージに進みます。 無事クリアして、次のステージに進むと、今度は、10問に増えました。 残りは、どうぞ。 次のステージは、12問になっています。 慣れてきたら、バンバンやります。 最後の一個。四文字を並べ替えたら、できあがりですよ。 最後のステージは、これ。14問です。 途中、いろんな熟語ができますが、すべての文字が四文字熟語にならないとだめなので、反転しない時は、別な熟語を考えます。 もう一息ですね。 最後の一個。 これは、チョー(!)簡単ですね。 これができたら、ひとまずクリアです。 もう一度始めると、また 1ステージから、別の熟語で楽しむことができます。 私は今回、たまたまこのサイトでやってみたわけですが、他にも、いろいろあるようです。 本当に、便利な世の中になりましたねー。 さて、今日はオカリナの日でした。 いつも、自分の畑からお野菜をもってきてくださる方に、お礼にと、ペットボトルカバーを編んで、お茶をセットして、プレゼント。 とても喜んでもらえました。 で、今日もって来られていたのは、ラベンダーの花を乾燥させたものと、すずらんの根っこ付き、と、セージの根っこ付きでした。 みんな主婦ばかりなので、喜んでもらって帰っていましたよ。 オカリナサークルには、野菜作りをされる方のほかに、刺し子で洋服や小物を作ってくる人、籐の籠を作って、皆に分けてくれる人、編み物が趣味の人などいろいろ。 教室が始まる前と、休憩時間は、情報交換がとても楽しいです。 次回は、「テルーの歌」を練習するらしい。どんな曲だったっけ??
2016.06.21
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自宅でスマホで見ようとしたら、20日の夜から、全く開けなくなっていました。てっきり、また楽天の不具合だと思っていましたよ。では、テレビの歌の通りに書き取った「ばけばけ」の楽譜です。久しぶりの投稿です。上手くいくでしょうか?
2025.11.23
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<落窪物語 第一巻 その8>惟成(帯刀)が、なんとかあこぎの怒りをとこうと、懸命に慰めながらあこぎを抱きしめていた頃、少将も姫を懸命に口説いています。「どうして、こんなに私のことを嫌われるのですか? 大した男ではありませんが、嘆かれるほどひどくはありません。たびたび差し上げたお手紙を、「見ました」とも仰っていただけないのは、私を不都合な男だと思われているのでしょうか。もうお手紙は差し上げないでおこうとも思ったのですが、このようにお手紙を差し上げるようになってからは、『このようにあなたに憎まれる運命なのだな』と思われ、苦しいことも苦しく感じられません。」と少将がお話になり横になっていらっしゃいますが、姫君は死ぬほど恥ずかしく思われるばかり。単衣はなくて、袴を一つつけているだけ。着ているただ一枚の着物はところどころ破れて肌が見えている。その装束のことを考えると、つらいという言葉では姫の気持ちを表せないくらい。涙よりも、汗でびっしょりになっているのです。(注1)少将も、そんな姫のご様子を見て、とても気の毒にお思いになる。いろんなお話をされるが、姫君はお返事をされる気持ちにもならず、恥ずかしさにあこぎを恨めしく思われていた。(注1)姫の身にまとっているものは、本当にひどい状態ですね。肌が見えてしまうほどに擦り切れたり破れたりして、あちこち穴があいているのですから。いきなり入ってきて自分を抱いた男が、いつもお手紙をくれた方だとはわかったはずですが、とにかく自分のひどい様子を見られたことで、姫は心から惨めな思いをしていたのだと思います。姫にとって、長い長い夜がようやく明けました。君がかく 泣き明かすだに悲しきにいとうらめしき 鶏の声かな(あなたが一晩中泣き明かした事だけでも悲しいのに、とうとう別れの鶏の声まで聞いてしまうとは、うらめしいことです)「たまにはお返事してください。あなたが声を聴かせてくださらないのは、あんまりです。」少将がそうおっしゃるので、姫はとても辛かったけれど人心 うきには鳥にたぐえつつなくよりほかの声は聞かせじ(このような辛い思いをさせた人のお心を思うと、私は鶏のように泣くよりほかに声をお聞かせすることができません)と、ようやくの思いで、お歌を返しました。その姫のご様子と声は、痛々しいほど健気で可憐なものでした。それまでずっと泣かれて、いい加減な気持ちでありましたが、これを聞いた少将は、姫のことを真剣に思うようになりました。(注2)(注2)少将は、それまで自分が婿に入るならどの姫にしようかと、いろんな姫のうわさ話を聞いては、忍んでいってお試しの恋愛をしていたようですが、この姫の一言で、すっかり心を奪われてしまいました。ほんの一言でも、人柄はにじみ出るのでしょう。見かけに惑わされず、姫のすばらしさを感じとった少将は、やはり並の男ではないと言えると思います。よかったですね。姫が無事歌を返し、お返事できたことで、少将との縁が深まりました。次は、あこぎが大活躍する場面です。
2016.10.02
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トリプルオカリナは、普通のオカリナよりも、大きくて重く、穴もたくさんあります。一個の楽器ですけれど、実は内部は完全に三つに分かれていて、息を吹き込む穴も、別です。これが、第1管を吹く時の指の押さえ方。吹き込む穴は、黄色で囲んでいる左側。口を小さくして、隣の穴にまで息が入らないようにしないと、妙な音が出てしまいます。そして、これには書いていないけれど、右手の中指を伸ばして、先の小さな穴までふさぐと、低いシの音が出ます。そして、そのままの指で左手の中指も伸ばして、先の小さな穴もきちんとふさぐと一番低いラの音が出ます。そして、ここからが難しい。第1管で音を出すので、本当は押さえなくていいのだけれど、ソラシドレの音を出すときには、第2管の穴をおさえて楽器を支え、すぐに第2管の音を出すこともできるように準備します。つまり、息は第1管の穴に吹き込むのに、指は第2管に移動して押さえるの。次です。高いミの音を出すときには、第2管しか使わないのですけれど、手がそのままだと楽器を落としてしまうので、左手は第1管の穴をふさいでおくのです。つまり、ソの形。この図のように、真ん中の穴に小さくした口を当てて息を吹き込むと、高いミファソラシの音を出すことができます。で、裏の親指まで離したら、うんと高いドの音。その時に肝心なのが、右手の位置。楽器を落とさないように、第3管の三つの穴をふさいで持っておきます。いよいよ最高音へ。さっと楽器を横に動かして右側の穴に小さくした口を当てて息を吹き込みます。そして、順番に指を離していくと、高い高い音のレミファソが出ます。音階を演奏するだけなら、これを順番にやっていけばいいのだけれど、曲を演奏するとなると、ややこしい。まず、吹き込む穴が右へ行ったり左へ行ったり。でもこの時首を動かすのではなくて、楽器の方を動かすの。そのためにも、楽器をしっかり支えて持っておかないといけません。メロディーの変化で、指を上げ下げするだけでなく、隣の管を押さえるのを忘れてはいけないので、それがせわしないです。このトリプルオカリナの練習時間は一時間でしたが、唇も頭も疲れました。超音波みたいな高音が鳴るので、なかなか自宅では練習できませんね。音を消して練習する裏技を教えてもらいましたが、よそでは紹介しないように、と釘を刺されましたので、秘密です。今日は、庭のバラも咲いていましたよ。これから、どんどん咲くのかな?あ、それと、今回初めて撮った写真を。豆果ができるのは知っていましたが、こんなに可愛いのは初めてです。ハート型の葉っぱも素敵です。
2018.04.11
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少し間があいてしまいましたが、いよいよあこぎの大活躍する場面に入ります。その夜やってくる、とわかっていたら、少しでも見かけをよくして、姫君が恥ずかしい思いをされずにすむように、心遣いができたはずなのに。少将と帯刀がこっそりやってきたものだから、不意打ちのようになってしまい、姫君はどんなにか不安で、怖くて、恥ずかしくて、大変な思いをされたに違いない。少将が姫君の後ろ盾になってくださることはあこぎにとっても、願ってもないことだったのだけど、不意打ちでは、困るのですね。でも、初めての夜はもう、過ぎてしまいました。次からは、姫君のために、少しでも準備をして、恥をかかせないようお手伝いをしなくては!!そんな思いでがんばったあこぎのお話です。<落窪物語第一巻 その9>ようやく姫君の声を聞き、歌を返してもらった少将は、それまでは「ただ一時の女」としか見ていなかったのに、すっかり心を奪われてしまいました。その時、「お車が参りました」という声を聞いた帯刀は、あこぎに、「行ってお伝えしてください。」と頼みましたが、あこぎは、「昨夜は行かないで朝になってから行くと、まるで私が知っていたと思われるではありませんか。姫に嫌われるようにする気なの?」と、恨み言を言います。そんなあこぎを見て、帯刀は(子供っぽいな)と思いながらも、可愛く思えて「姫がお前を嫌っても、俺が可愛がってあげるよ」と笑いながらあこぎの部屋を出ました。そして、姫の部屋の前まで来て咳払い。それに気づいた少将が、姫の着物をかけてやろうとしましたが、単もなく、とても体が冷え切っていたので、自分の立派な単を脱ぎ姫にかけて部屋を出ました。姫は恥ずかしい思いでいっぱいでした。(注1)(注1)当時、共寝した翌朝は、着物の下に来ていた単(ひとえ)と呼ばれる白い下着の着物をお互い取り換えて別れるのが風流だと思われていました。お布団なんてまだない時代、共寝する男女は二人の着物を重ねてかけて、寝ていました。朝になると、その着物をそれぞれが着て別れるところから、「衣衣(きぬぎぬ)」→「後朝」と言うようになったわけです。この落窪の姫が、そういう習慣を知っていたのかどうか・・・ でも、少将が自分のみじめな様子に同情して着物をくれたことはわかったはずですから、施しを受けて、本当に恥ずかしかったことと思います。あこぎは、とてもお気の毒に思ったけれど、そのままでいるわけにはいかないので、姫のお部屋に行ってみると、まだ横になられたままでした。なんとお声をかけたものか、と思い悩んでいるうちに、帯刀と少将からの「後朝の文」が届きます。(注2) 帯刀からの手紙には、「昨夜は一晩中、自分も知らないことだったのにお前に責められてとてもつらかったよ。あなたのためにならないことなら、もう参りません。どんな目にあわされてもけっこうです。姫君も、どんなにか私のことを憎く思ってらっしゃるか、と思うと、このことも面倒に思えますが、少将様のお手紙があります。お返事をください。男女の仲とはこういうもの、なぜそう不都合に思われるのでしょうか。」と、ありました。(注2)この後朝の文は、早ければ早いほど、心がこもっているものとされていました。それに対して、女性の方が受け入れる気持ちがあるときは、すぐに返事を返します。でも、この時落窪の姫は、とにかく恥ずかしいばかりで、そのような気持ちの余裕はなかったようですね。あこぎは、姫のところに少将のお手紙を持って行き「ここにお手紙がございます。昨夜は思いがけず眠りこんでしまい、いつの間にか夜が明けてしまったようです。」「このご様子を存じておりましたら・・・」などといろいろ言い訳するが、おこたえがなく、起きることもされないので、「やはり、知っていたとお思いになっていらっしゃるのですね、情けない。長年お仕えして、このような後ろめたいことをするでしょうか。お邸にお一人で残られるのをお気の毒に思って、面白いお供にも行きませんでしたのに、私の言うことも聴いてくださらず、冷たくされるのでは、もうどこへでも参りましょう。」と言って泣くと、姫もあこぎが可哀想になって、「あなたが知っていたとは思わないけれど、とても意外で思いもよらなかったことでしたので、つらかったのです。なかでも、こんなにひどい袴や装束の姿で見られたことこそ、言いようもなくつらいことでした。亡き母上がいらっしゃったなら、こんなつらい目をみることはないでしょうに。」といって、ひどくお泣きになられる。あこぎは、「たしかにそう思われるでしょうが、少将さまも、継母北の方の意地の悪さはご存じですから、そうはお思いにならないと思います。ただ、お心だけでも頼りにできれば、どんなにうれしいことでしょう。」「それこそ考えられないことです。こんな普通ではない人(私)を見て、好きになられる人があるでしょうか。このことを北の方がお知りになったら、どんな風におっしゃるでしょうか。『私の命令しない人の縫物などをしたら、この邸にはおかない」といつもおっしゃっているのに。」と、ひどくつらそうなので、あこぎは、「それならは、かえってここを出られるのがよろしゅうございます。このように言われることがどこの世界にあるでしょう。北の方は、姫君をこのように閉じ込めて使ってやろうという考えなのでしょう。」と、大人びた口調で言っている。「はやくお手紙をご覧ください。今はお嘆きになってもしかたがありません。」と言って、お手紙を拡げて差し上げると、姫君は横になったままご覧になる。そこにはただ、次のように書いてあった。いかなれや 昔思ひしほどよりは今の間思ふことのまさるは(なぜでしょう、逢う前にあなたを想っていた気持ちよりも、逢ってしまった今の方が、あなたへの想いが強くなってしまいました)姫はとても具合が悪いと言って、ご返事がないので、あこぎは「いやもう、気に入りません。このお手紙は何ですか。昨夜の少将様のお心も、限りなく不本意で気に入りません。今後のことも頼みになるようには思えません。姫君はたいそう苦しそうで、まだお起きにもなれませんので、お返事もおできになりません。とても心苦しいことです、姫君のご様子を拝見するのは・・・」と書いた。帯刀は、少将にこのことを伝えたが、「私のことを不愉快だと思われてのことではないだろう。ただ、あの装束をひどく恥ずかしいとお思いになられた名残りなのであろう。」と、気の毒に思われた。そして、昼間にまたお手紙を書かれた。「なぜでしょう。今あなたの冷たいご様子を思い出しているのに、とても愛しさが募っております。」恋しくも 思ほゆるかな ささがに(蜘蛛)のいととけずのみ 見ゆるけしきを(あなたが恋しくて仕方がありません。あなたは蜘蛛の糸のように、気持ちを解いてくださらないように見えるのに)道理に合わないことです。」とある。帯刀からは、「今度もお返事がないのは、とても具合が悪いことと思います。少将さまは、ひたすら姫君のことをお思いです。お心は信頼できるように見えます。ご自身もそうおっしゃいます。」と書いてあった。あこぎは、「今度ばかりはお返事をなさいませ」とすすめたが、姫は「少将様は、みすぼらしい私の姿をご覧になって、今頃どのように思い出していらっしゃるのかしら。」と考えてしまって、恥ずかしく、気が引けて、とても返事を書く気になれません。頭から衣をかぶって、臥せってしまいました。その姿を見て、それ以上あこぎは何も言えなくなってしまいました。仕方なく帯刀に、「お手紙は見ていただけたのだけど、あまりに苦しそうなご様子で、お返事はいただけません。あなたは少将様のお心がずっと続くとおっしゃるけれど、どうしてそんなことがわかるの? しばらくしたら、『あれは一時の恋だった」なんて言い出されるかもしれないではないですか。こちらを安心させようと思って、適当にいいことばかり言っているのではないですか」帯刀は、あこぎの返事をそのまま少将に見せました。「お前の妻は、とても気の利いたことをいう女のようだね。姫君がとても恥ずかしがっておられるので、お前の妻は逆上しているのだろう。」と、微笑んでおっしゃられた。すごいですねー、少将さん。これだけつれなくされても、不快に思ったり、あきらめたりしません。かえって、愛情が増していっているようです。あこぎの実際の活躍ぶりを書くつもりだったのに、まだその部分までいきつかないようです。この場面では、あこぎが間に入り、お手紙でご様子を知らせることで、少将の姫への気持ちがつのっていく場面だったようです。では、続きをまたお楽しみに。
2016.11.14
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昨日は写真を撮ることができなかったので、今日は、買い物に行く前にちゃんと一眼レフのカメラを持って、お隣の玄関先に行ってきました。(門扉がないので、道路から撮れるのですよ。)今日は好いお天気だったからか、昨日よりも数が増えています。クマソ君が10頭くらいかな?それに加えて、ヤマトシジミやイチモンジセセリなどもいーーっぱいいました。おかげで、我が家の庭にやってきたチョウの写真も合わせると、なんと一日で228枚も写真を撮ってしまいましたよ。それを全部載せるわけにはいかないので、ぐっと我慢して、そのほんの一部をご紹介します。 大きな株のあちこちを飛び回っているので、なかなか集合写真が撮れませんでした。 なぜか、確認できたのは、オスばかり。 ようやく見つけたメスは、上の方にいました。ひょっとしたら、卵を産んでいるところかなぁ。 綺麗です。 近づいても逃げないので、マクロ撮影もいっぱい さんざん撮ったあとで、うちの庭に戻ると、こちらにもいっぱいいました。 地面にもいました。 ためしに、カメラを右手で持ったまま、左手の人差し指を近づけてみましたよ。 こんなに近づけたのに、逃げないのです。 で、これが、飛び立つ寸前の顔。「何してんの?」という感じですね。 他のシジミチョウもいました。 今日は、パソコンで画像を見るのがとても楽しかった・・・・うれしかったので、パソコンの壁紙も、変えました。 むでは、最後に、これ。後ろ翅の尾が動いているところ。可愛いゆるキャラみたいな感じに見えませんか。 目玉模様のラメが、目玉っぽさを強調しているようです。では、明日また続きの写真をのせますね。
2016.10.01
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今回は、落窪の姫のお世話をする「あこぎ」の恋人「帯刀(たちわき)」が出てくるところからですよ。<落窪物語 第一巻 その2>そうこうしているうちに、三の君の婿となった蔵人の少将に仕えている「帯刀」という気の利いた家来が、「あこぎ」のことを見初めて、うまく手紙を届け、二人は手紙をやりとりするようになり、年を越してついに無事に結ばれました。二人が、いっそう仲睦まじくなり、あこぎの部屋に泊まることも多くなったので、二人は寄り添っていろんな話をするうちに、「落窪の姫」のこと話しました。あこぎは、涙ながらに「なんとかして、立派な人に姫を盗んで(親に無断で結婚すること)もらいたいものです。」「あんなに素晴らしい方なのに、本当に惜しいことです。」と、明け暮れ言い、思いもします。さて、この帯刀の母親は、左大将の息子の右近の少将の乳母だったのですが、この少将はまだ妻がなかったので、身分の高い人の姫君のことなどを聞いているときに、帯刀が落窪の姫の話をしました。(注1)それが耳にとまった少将が、人がいないときに詳しく話をさせて「気の毒に、姫君はどうお思いだろう、皇族の血統の方なのだね、私をひそかに通わせてくれ。」とおっしゃいました。帯刀が、「今はまだ結婚のことなど夢にも考えてらっしゃらないでしょうが、そのうちに、話をしておきましょう。」と答えると、「入れに入れよかし。離れてはた住むなれば(すぐに姫君に合わせてくれ、家族と離れて暮らしているのなら、簡単なことだろう)。」とおっしゃる。帯刀があこぎに少将の気持ちを話すと「今はまだ、そんなこと夢にも考えてらっしゃらないでしょう。そのうえ、少将様は大変な色好みだとお聞きしていますのに。」といって、とりあわない。でも帯刀が残念がっているようなので、「しょうがないわね、そのうちにお話してみましょう。」と答えました。(注2)(注1)当時は、身分のある人の赤ん坊は、母親ではなく、乳母の乳で育てられていました。乳の出る女性ですから、当然、乳母にも赤ん坊がいます。その赤ん坊は、身分ある人と同じ乳で育つので「乳兄弟」と呼ばれ、実の兄弟を守るように、そのお子様を守り従うように育てられました。それで、普通の家臣よりも関係が深く、友情をもった主従関係が生まれます。帯刀にとって、右近の少将は、そんな特別な関係の人だったわけで、だからこそ、愛する妻「あこぎ」に頼まれた姫のことを、少将に聞かせたのでした。(注2)帯刀は、困っています。あこぎが姫の将来を心配していたから、姫のことを少将に話し、それで逢わせる手筈を整えようとあこぎに話したのに、あこぎがとりあってくれない。もし無理に少将を連れてくると、あこぎが自分を嫌ってしまうのではないか。不安になったでしょうね。でも、これはあこぎの機転です。本当は(やった!!)と喜びたいところです。でも、そんな様子を見せると、少将に軽く見られてしまうので、わざとそっけないそぶりをしてみせたのですね。さて、次は、少将からのアプローチですよ。何度も何度も、がんばります。
2016.10.02
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椿「桃太郎」の花が一段落したので、いよいよ植え替えをすることにしました。横の鉢と比べると、とても小さいですね。もう、何年間も、そのままだったので、根の周りの土はトントン落としてから、新しい土に植えましたよ。最後に水をたっぷりあげたら、あらま、中からあぶくが、ポコポコ・・・たぶん、根がいっぱいあったので、植えたときに隙間ができていて、そこにたまっていた空気が出てきたのだと思います。泡が出なくなってから、元の位置へ。来年か再来年には、また、同じような時期に、一回り大きな鉢に植え替えてあげたいです。もうひとつ。11月くらいまで花が咲かないとわかった「オキザリス ラブハピネス」を鉢に移しました。掘り出したところには、庭じゅうに生えているこぼれ種のノースポールをひと株掘ってきて、植えました。夏の間は、にぎやかに咲いてくれることでしょう。また、秋になったら、ここにラブハピネスを戻そうかな・・・それから、嬉しかったこと、一つ目。ツタンカーメンのエンドウ豆(紫えんどう)の実ができていました。今日見つけたのは、四個。咲いている花に、たくさんの虫が寄ってきて受粉させてくれていますので、どの花にも実がなることでしょう。ちょっと花の奥を覗いてみました。結局、えんどう豆の蔓は、サンゴジュまで伸びていくことなく、ヒイラギのあたりで実をつけるようです。キイチゴも、けっこう育ってきたので、大きな鉢に植え替えた方が良いのかもしれません。地植えすると、地下茎からシュートが伸びて、そこらじゅうすごいことになるらしいので、絶対に、鉢植えで育てます。うれしいこと、二つ目は、この花。シラー・ペルビアナの花が、開き始めていました。昨年は、花茎が一本だけだったので、今年は楽しみです。この花が咲いたら必ず写真に撮っているので、昔の写真フォルダで確認してみました。2005年 1本2006年 2本2007年 2本2008年 2本2009年 02010年 02011年 2本2012年 4本2013年 2本2014年 1本それからずーっと咲いてなくて、昨年に実に久しぶりに1本咲いたのでした。今年は6本ですから、今までで最高の花茎数です。こまめに肥料を上げたり、水やりをしたり、がんばったものね。さて、今日は墨彩画教室に行ってきましたよ。今日の私の課題は「藤棚の藤の花」。この花を描くときの合言葉は、「ハハハハハ・・・」ハの字を書くときのように、左右に花を置いていきます。前回の桜並木よりも、描きやすかったです。今日から新年度で、コロナの初め頃にやめていた人が、一人戻ってきました。私と同じ三年生。同じ課題を描いていきます。他の人たちの課題は、・野のスミレ ・ちまき ・タケノコ ・ツツジ ・こいのぼりで遊ぶ子供たち ・桃太郎でした。おみやげは、リバーシブルの巾着にしました。みんな、バラの花の模様がとても気に入ったみたいで、良かった。これからは、ツツジが咲いて八重桜が散る季節。
2022.04.13
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毎日の水やりは、欠かせません。いつも、一番に水やりするのは、西の庭です。西の庭には、ブルーベリーや甘夏が植えてあり、甘夏は、特に、鉢物や紫陽花たちの避難場所の木陰を作ってくれています。だんだん増えてきた「クマゼミの抜け殻」は、この場所だけでも9個。ここが一番の密集地です。西側の水やりのあとは、南側の生垣や、中央花壇に水やりします。夏の暑さに弱いはずの「ライラック」にも、しっかり水やりしています。八重桜は、すっかり年寄りになっていて、幹に裂けめがあったり、枯れている枝があったりするので、水をあげながら、毎日観察しています。それから、濡れ縁前の「花鉢コーナー」の水やり。そのままの勢いでは花が傷みそうなので、ホースをジョウロモードにして、丁寧に水やりします。三色セットだった日日草は、どんどん成長。花に水がかからないように、慎重に水やりしています。ももいろハートは、ここまで復活してくれたのが嬉しいです。以前、触っていたらぽっきり折れてしまった枝を、そのまま植えていたのが、ちゃんと根付いて、こんなに花を咲かせてくれているのが、うれしい。切り詰めるときに、挿し芽用に切って植えていた小さな茎が、こんなに大きくなってきて、これも嬉しい。そして、ニ、三日前に、小さなオンブバッタたちがいっぱいたかっていたサンクエール。花の色が抜けるかも、と思いつつ、殺虫剤をいっぱい噴霧していました。今日は、水やりしていても、バッタが飛び出してこなかったから、効果があったのかもしれませんね。これは、庭中のあちこちで、芽を出しているトレニア。これが、一番大きいかも。あまりに暑いので、朝の庭仕事も、水やりだけ。雑草がすぐに伸びてしまうけど、根絶は無理ですね。除草剤とかは、使いたくないから。では、昨日の晩御飯。昨日は、いつもの電気圧力鍋を使って、ロールキャベツを作りました。味付けは、中華スープの素と、ホールトマト、塩コショー。キュウリとナスを買っていたので、どちらも塩もみしてから、違うおかずになりました。冷凍庫の中に、冷凍したブルーベリーが場所をとっているので、どんどん使っています。そのままより、プレーンヨーグルトに入れて自然解凍させるのが、なんか、一番食べやすい。というわけで、こんな晩御飯になりました。ロールキャベツは、12個作っていたので、全員、3個ずつ頂きましたよ。圧力鍋で調理していたので、キャベツが柔らかく、食べやすくなっていました。冷凍フルーツを入れたプレーンヨーグルトは、砂糖(ラカントS)を入れなかったけど、イチゴとブルーベリーの自然の甘みで、美味しかったです。それにしても、この暑さはいつまで続くのでしょうね。昔は、お盆が過ぎたら、ちょっと暑さが和らいでいた気がするけれど、今は、9月の残暑も凄いから・・・暑さに慣れていない北海道の人たち、熱中症に気をつけてくださいね。先日北海道を旅行してきた旦那が、「北海道では、泊まったところに冷房設備がなくて、 暑くて暑くて大変やった!!」と言っていました。これまでは、クーラーとかを入れなくても、大丈夫だったのでしょうね。今日は、どうなんでしょう。
2025.07.23
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これも、昨日撮った写真なのだけど、本当に、綺麗でした。 区のロックしてもらえば、鱗粉の輝きが、もっとはっきりするかも。 特に、お腹そばの、毛の流れのようなところが、本当に美しいです。 それと、複眼のところが、なんだか模様になっているのも、面白いなぁと思いました。 さて、昨日届いたものを、ちょっとだけ紹介します。 夏に篠笛を吹いてみて、ちょっと楽しくなったので、今度は、龍笛も吹いてみたくなって・・・・ でも、龍笛そのものは、買っていませんよ。まずは、楽譜の読み方を知りたいなと思い、買ってみたの。この本は、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(龍笛)の合奏を前提としてあるので、三種類の楽譜は同じ曲の並びになっているらしい 紅いところには、曲目が。 そして、めくると、こんな楽譜。 カタカナと漢字が交じった、縦書きの楽譜です。 知っている曲がありました。これで見ると、一つの行の右側が歌詞で、左側がその時の指使い、そして、文字の横の点は区切りということのようですね。指の押さえ方は、この表を見るとわかるけど、よくわからないのが、オクターブ表示。高い音も低い音も、同じ指使いなのだけど、どちらを選ぶのか、その目印は何なんだろう???上の「君が代」の楽譜を見ても、一行目の出だし部分の「夕」は低い音だけど、「ヤチヨニ」のヤの部分の「夕」は高い音のはず。また、三行目の「コケノー」のノの「夕」も、高い音。 どうにらんでみても、違いがないように見える。 それから、楽譜の指使いの中に「セ」というのがいっぱいあるけど、指使いの表には、「セ」が見当たらない。むむむ 「越殿楽」は、龍笛の独奏がyoutubeにもあったので、それを聴きながら楽譜と比べました。すると、表示が特にないのに、切ったりすることがありました。「返二」というのが、くり返し記号だというのはわかったけど、なんか、大体のことしかわかりません。 私のブログに来てくださる方の中には、お酒が好きな方が何人もいらっしゃるようなので、こんな全く知らない曲を、楽譜を頼りに吹いてみたいのだけどなぁ・・・ 小さい黒丸と大き目の黒丸の違いは何だろう?? というわけで、こういう古典の曲は、耳から覚えて、楽譜は、その記憶を辿るのに利用する、という方が、良いような気がしてきました。
2015.10.03
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<第一巻 その1>むかし、姫君をたくさん持った中納言がいらっしゃいました。大君(長女)と中の君(次女)には、婿を迎え、屋敷の西の対と東の対に、華やかに住まわせておいでになりました。「三、四の君の裳着(女性の成人式12歳から16歳くらい)をしてあげよう」と、たいへん大切にお世話していらっしゃいます。中納言には、そのほかに、昔時々通っていた皇族の血筋の方(亡くなっている)がお産みになった姫君がいらっしゃいましたが、北の方は、この姫君のことを召使の女房たちほどにも思わず、寝殿から離れた場所の、間口二間で床が一段落ちくぼんでいるところに住まわせていました。姫君とは呼ばず、まして、御方とも呼ばせることもない。名前をつけようとしたときに、さすがに夫の気持ちを考えて「落窪の君」と呼ばせることにしました。この父親である中納言は、姫のことを小さい時から可愛いとも思わなかったのか、北の方の言うまま。しっかりとした世話をする人もなく、乳母もない。ただ一人、母君がまだ生きていらっしゃった頃から召し使っている童女で気が利いている者を「後見」と呼んでそばにおいているだけ。姫君と後見は、同情しあって片時も離れることがない、この姫君の容姿は他の姫君に劣るわけでもないのに、人と交わることもないため、このような姫君がいると知る人もない。(注1)姫君は、物心がついて行くに従い、世の中が悲しくつらいとばかり思って、嘆かれる。 日にそえて うさのみまさる世の中に心づくしの身をいかにせん(日がたつにつれて世の中の悲しみがつのっていくのに、心をすり減らすばかりのこの身をどうしたらよいのでしょう)このお姫様は、何事にも聡明で器用。亡くなった母君に教えてもらった箏の琴をとても上手に弾くことができますし、つれづれに習ったお裁縫も、とても上手。それで、北の方は、「とても良いですね。何もとりえがない人は、何かをまじめに習うのがよいのです。」と言って、上の二人の娘たちの婿の装束を次々に縫わせました。少しでも遅いと「この程度のことさえ、めんどくさそうにされるのは、なにを役目にされるつもりなのかしら。」と、責め苛まれるので、姫君は「やはり、どうかして死んでしまいたい。」と嘆いていました。三の君の裳着を終え、そのまま蔵人の少将と結婚させたので、ますます落窪の姫は忙しく、苦しいことが多くなりました。(蔵人の少将の装束も縫わせることになったから)後見は、髪が長くとても美しいので、三の君のところに召し出されてしまいがち。後見はそれが不本意で残念に思い、「あなたさまにお仕えしようと思えばこそ、親しい人が迎えに来ても行きませんのに、なぜ別の人にお仕えできましょう。」と泣くと、姫君は、「なぜそんなことを言うの? 同じところに住んでいる限りは同じことだと思います。あなたの装束がとてもよくなったので、かえって嬉しく思います。」と、おっしゃる。そんな姫君のそばにいつもいようとするので、また北の方から「落窪の君は、この人を今になつてもお呼び入れになる」と責められるのでした。それで、落ち着いて姫君とお話することもできません。後見(うしろみ)という名は不都合だということで、「阿漕(あこぎ)」と名前をおつけになりました。(注1)・なぜ、姫の存在が知られていないのかというと、裳着の祝いをしていないから。つまり、裳着(成人式)をきちんとしてお披露目することで、「この家には、結婚の対象となる姫がいますよ。」と世間に知らせることになります。それもしてもらえない姫。そして、まわりの女房たちもあまりやりたがらないお針子の仕事をされられるばかりの姫。姫の将来は、絶望的でした。今回は、ここまで。次は、阿漕の恋人帯刀(たちはき)が出てきます。
2016.10.02
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昨日、紅葉したブルーベリーの枝に、ミノムシがくっついているのを見つけました。なんか、久しぶりにミノムシを見た気がします。子供の頃には、よく枝からぶら下がって風にゆれているのを見ていた気がします。最近見ないな・・・と思ったら、知らないうちに絶滅危惧種になっていました。日本にいるミノムシは、たいていオオミノガとチャミノガで、その幼虫がミノムシです。蛾の幼虫が入っているとは知っていたのですが、今回調べていて、本当に驚いた!!なんと、オスは羽化して翅と脚が生えるけれど、口がないから食事しないまま、ミノの中のメスと交尾を終えたら死んでしまう。メスは、羽化することなく翅も足も口も無いままミノの中で卵を産み、卵が孵化するまで待ってミノから落ちて、死んでしまう。衝撃でした。画像検索してみましたよ。せっかく翅がはえたオスは、飛び回って蜜とかエサを食べることなく、フェロモンでメスに引き寄せられて、ミノの中に入ったままのメスと交尾をすませたら、そのまま死んでしまうなんて、翅は場所をメスを探すだけのためのものなんですね。メスは幼虫時代を過ごしたミノの中でそのまま成虫となって、フェロモンを出してオスを呼び、自分が脱皮した皮の中に1000個くらいの卵を産みます。そして自分の体に生えていた毛でふたをして、孵化を待ちます。無事孵化を見届けたら、ミノの下の穴から地上に落下して死んでしまう。孵化した幼虫は、それぞれミノから出て自分の体にあったミノを作りながら成長していき、8令幼虫になったら口のないオスか、卵を産むだけのメスとなって、次の世代に命をつなぐ。幼虫の間は、ミノから顔を出して、どんどん植物の葉を食べているし、移動する楽しみもあるかもしれないけれど、大人になったら、もう何も食べない、次の世代を作るだけ。10月過ぎに越冬の準備をしてから、翌年さなぎになってからも何も食べない。大人になったら口がないから食べられない。うーん、この人生を選択して、生き延びてきたのね。でも、一匹のメスから運がよければ1000匹の子供が生まれて増えるはずなのに、今はほとんどいなくなってしまったのは、オオミノガヤドリバエという寄生ハエのせいのようですよ。ミノムシが食べている葉っぱに卵を産み付けて、卵ごとミノムシの幼虫に食べてもらう。そうすると、幼虫のおなかの中で孵化して幼虫を食べる、ということですね。ひえ~。ブルーベリーにぶら下がっているミノムシは、そのままにしておいてあげよう。では、ちょっと嬉しかったこと。うれしかったので、記念撮影。がんばって剪定した甘夏の木。弱った枝を落として、中心部分の枝も落としました。毎日、何種類もの蝶や蛾がやってきます。あ、トンボもね。この間と同じトンボかな?成虫になってからのトンボは、長くて一か月くらい、途中で食べられたりして10日くらいで死んでしまうトンボも多いらしいから、ゆっくりしていってね。黄緑色のヘレボルスの芽がだんだんとたくましくなってきた。また増えてね。(昔はいっぱいだったのに、母が抜いてしまった!)水仙の芽がどんどん伸びているし、白の秋明菊も咲いた。庭をうろうろしていると、うれしいことをたくさん見つけることができますね。
2020.10.10
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最近、こぎん刺しや菱刺しをやっているものだから、だんだんと欲が出てきて、専用の布を買ってみたりしたんですが・・・45cm×45cmくらいで、1400円くらい。確かに立派な布で、しっかりしていて刺しやすそうだけど、なんかもったいなくて。100均に行ってみると、カフェカーテンとかランチョンマット、エプロンなどに、目の粗い布が使われているのを発見。試しに買ってきて使っていますよ。へろへろなのは、裏に接着芯を貼ればよいわけだから、問題ありません。あとはなかなか、縦横の織目の比率が同じの物がないので、模様が縦長になったり、横広になったり・・・ それも、そこを考えて模様を決めれば問題ない、ということで、どんどん100均の布を使って作っています。これが最新作。昨夜できあがったものですよ。元は柔らかいカフェカーテンだったのですが、仕上げに裏に接着芯を貼りましたから、帆布みたいになりました。茶色とこげ茶の100均刺しゅう糸で刺しました。これも、同じ布です。普通の刺しゅう糸は一束で90円くらいなのですが、100均の刺しゅう糸は10束くらいで100円。色や艶、耐久性などを考えるとメーカー品の方が絶対良いのだと思うけど、今の私みたいに、差し当たって作ってみたい・・というようなときには、100均の物で十分です。これに使った刺しゅう糸は、「パステルカラーセット」の物から、6色を選んでいます。紐の先の丸い玉も、同じ刺しゅう糸で編みました。淡い色だから、模様の違いが見えにくいのだけど、どうしてもカラフルの模様にしてみたくて、作ってみました。これはこれで良い記念になりました。これは、ちゃんとしたこぎん刺し用の布「コングレス」で作った鍋敷き。驚いたことに、母がものすごく喜んで、「あんたが今まで作った中で、一番よか。」と言っていました。そして、鍋を載せるのはもったいないと言って、居間のテーブルの方にもってきていましたよ。母が「こぎん刺し」を気に入った様子だったので、居間で使っているサイドテーブル用の大型コースターを作ってお届け。両方とも、100均の布です。母は昔から毛糸の編み物よりレース編みが好きだったから、こきん刺しのような一目一目すくって作る繊細な模様が気に入ったのかもしれませんね。さて、これをご覧ください。右側が、最初見ていた図案です。縦糸が細い線で表わされているので、ぱっと見、何目なのかがわかりにくくて、何度も何度も数えながら刺していたもの。左側は最近買った本に載っていた図案で、これなら、縦糸に幅があるので私にとってはもの凄くわかりやすい。この本を使うときには、方眼紙に描き直す必要がないので助かります。では、おまけ。「もち」が珍しく左手に乗って居眠りしていました。
2017.09.27
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昔懐かしい、「タケちゃんマンライス」1980年代に関東方面の給食に出ていたメニューで、正式名は「ミルクファイバーライス」です。(牛乳で炊いた麦ごはんで、体が強くなるんだよ、と説明したら、子供たちが、「ならタケちゃんマンみたいになる?」と言ったことから。「オレたちひょうきん族」という番組が人気があった頃のこと(1981~1988)私は、この番組を見たことがないの)それの、yuminバージョンを作りました。 炊き上がる前に、具を用意しておきます。 そして、 でも、私は上手なので (v^ー゚)、こぼさずに、上手に混ぜることができましたよ。 今日は旦那が飲み会でいませんので、手抜きの日。ご飯がこんなのですから、おかずは、一品ね。 というわけで、こんな晩御飯になりました。 入れる具を変えたり、牛乳の量、スープの素やバターの量などを調節すれば、いくらでも自分好みに出来上がります。今日の味は、ばっちりでした。そうそう、この甘夏、この間母の留守中に私が採ったのだけど、あとで母に叱られました。 「これからどんどんおいしゅーなるとに、なんで採ったとね!! 花が咲くくらいまで ならしとってもよかっちゃが。」と言うので、「いやぁ、去年がパスパスやったけん、ちょっと早めにとってみたと。さっき食べてみたら、食べられたよ。皮でお菓子作るし。今から少しずつ取っていったら、どんどん美味しくなっていいっちゃない?」と答えたら、「お菓子作るとね、それならいいけど・・・」と納得してくれました。 例年、甘夏の花が咲く直前くらいまで木にならしたままなんですよね。今年は早めに採ったので、毎日一個ずつくらい食べようかな。テーブルの上に並べておいた分を例年のように、母がむいて砂糖漬けにしてくれていましたよ。私が蜂蜜を好きではないので、砂糖をかけてくれます。蜂蜜って、甘すぎると思いませんか?
2017.03.10
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中学生の時には、プラチナ万年筆、高校生の時にはセーラーの万年筆を入学祝いに買ってもらって、ずっと使っていました。日記も、手紙も、授業中のノートにも使っていました。あ、一時期グリーンのボールペンが流行して、みんなで、誰が一番最初に使い切るかという勝負をしたこともあったっけ・・・就職してからは、正式な書類を郵送するときには、筆ペンで表書きを書くようになったので、楷書の筆文字の練習をしていたのだけど、手書きの書類は万年筆ではなく、水性ボールペンを使っていたので、万年筆からはちょっと遠ざかっていました。結婚して、子育てが一段落した頃から、また万年筆を懐かしく思うようになり、一本、また一本と、ヤフオクを利用したり、高級文具店に行って試し書きをしてから買ったり・・・最初は、万年筆のデザインで選んでいたの。金蒔絵の物とか、螺鈿細工の物とか。 だけど、万年筆というものは、書き味が大切。というわけで、今度は憧れの有名ブランドの物を。 だけど、わかりました。私は英文を書くわけではないし、縦書きに使いたい。 となると、やっぱり日本のメーカーの物が書きやすい、という結論に達しました。 昨年からは、「かな書」の硬筆の作品を日本文字用の万年筆で書いています。 私の「かな書」練習の最終目的は、筆で巻紙にさらさらと書いてお手紙を書くことなのだけど、万年筆でも書いてみようと、昨日、やってみた。 右側は、とてもヌラヌラと書けるセーラーの最高級万年筆のキングプロフィット。どんなに放置したあとでも、いきなり書けて、インクが途切れることがないの。どこまでも続けて書けます。真ん中は、細字過ぎました。そして、左側は、インクが出たりかすれたりする、太字の万年筆で、にじむけど面白い文字が書けました。これはいいかも・・・ この万年筆も、こだわりの一本。プラスチックとは違うエボナイトの質感。おまけに漆仕上げだから色に深みがある。書いてみると、書きやすいけど普通の紙に書くときの書き味はセーラーに負けていたのです。ところが、和紙にこんな風に書くとなると、少しくらいインクの出に濃淡がある方が面白い。何事にも向き不向きがあるのですねー。せっかく暇なので、いろいろやってみていますよ。 さて、話変わって、「ホタルノヒカリ」めでたく、シーズン1、シーズン2通しで、21話見るのが、4回目になりました。これだけ立て続けに見ると、さすがに小ネタが出てくる場所を覚えてる。だから、出てくる前から待ち構えて楽しんでいます。 好きな落語を、何回聴いても楽しめるのと同じですね。シリーズ2は、第一話でいきなり「結婚するぞ。」と宣言されて、結婚に向けて主人公の蛍ちゃんががんばるお話なのですが、展開がわかっていても面白い。結果、ちゃんと丸く収まるとわかっているのに、わかっているからこそ、その前から涙がでる。そんな感じ。 ま、最後まで、いい雰囲気になりかけては、口喧嘩のようになったり、がっくし・・・という話になるのも気を持たせていいな。とにかく、このドラマは、〇 小ネタがいっぱいあって楽しい。〇 意地悪な人や、いやな人、陰謀が出てこないから安心。〇 綾瀬はるかさんが、とにかく可愛い。〇 藤木直人さんが、クールで怖がり、寂しがりの40男を演じているのが面白い。〇 「〇〇だもん。」「わかりやした。」「がっくし」などの言葉が楽しい。〇 コスプレがいっぱい。俳優さんたちも楽しそう。〇 とにかく、元が少女漫画なので、乙女心がくすぐられる展開。いやぁ、何回見たら飽きるかなぁ・・・
2017.03.22
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今日も早起きしてしまったので、外の小鳥たちの鳴き声が聞こえてくるまで待って、ベランダに出ました。今日の野鳥は、これです。最初、よくわからなかったのですが、モニターで確認したら、どうもお腹が赤い。今まで写真に撮っていない鳥さんだ!!何枚も撮りました。器用ですねー。頭は動かさないで、体だけブルブルやっていました。このあと、うちの上の家の屋根に移ってきましたよ。横から朝日を浴びていますが、お腹が赤いのは間違いない。頭や背中の色がよくわかりません。あとで調べたら、これはどうも「イソヒヨドリ」のようでした。よく大分金太郎さんが紹介されている野鳥です。お昼頃の光で見ると、背なかは青っぽいみたいですね。ほかにも、二羽一緒に飛び回っている鳥たちがいたのですが、早いし、木の茂みの中に入ってしまうので、うまく撮れませんでしたよ。(また今度ね)そうそう、確か、9月の終わり頃に庭のキンモクセイが咲いていたのを写真に撮って、ブログに載せていたことがあったのですが、その後、なんか実がなっているようにみえていた・・・ えぇっ? 実はならんはずなのに、なんで?と思っていたら、どうもつぼみだったようです。今度は、9月の終わりよりもたくさん咲いています。うちの西側のお宅でも、キンモクセイがいっぱい花をつけています。二階のベランダまでは香りが漂ってきません。もしかしたら、まだきちんと開いていないから、香りもまだなのかな?では、昨日撮った庭の花。だいぶ草取りで刈ってしまったけれど、私が取り損ねた場所でイモカタバミが咲いています。花が咲いたら、終わるまではそのままにしておきましょう。地上部分を取ってしまっても、球根が残っていたらまた咲くはずです。(駆除の対象になったりしています)それから、ユリオプスデージー。まだまだです。もうひと株の方は枯れたのかな?。まだ全然。では、ここからは今作っているものの途中経過ね。これが何になるのかというと、底に敷くもの。位置やサイズを決めるために、手縫いで作った私の分。だいたい、こんな感じに仕上げる予定です。ミシンで縫っているものの方は、今これくらい。昨日次男坊がこれを見て(次男)「おっ、いいねー。」(私)「よかろ? 一つあげようか?」(次男)「いや、刺しゅうはいいけど、布がね、どう見ても女用やん。」断られてしまいました。なら、男っぽい生地で、次男坊用を作ってあげようかな?
2020.10.14
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一週間くらい前に、ふと気づきました。小指の腹のところがぷっくり。ケガをしたわけではないし、何かに挟んだ記憶もない。で、今日気づいたのですが、いつもシャークトングで落椿を拾ったついでに、トングを使って遠くの場所の草を抜くときに、この小指が活躍していたの。ちょうど違和感のある場所で、トングをぐぐっと握っていました。だから、この腫れは、草の抜きすぎ???ずきずき痛むわけではありませんので、気にしないことにしておきます。なんか気になるけどね。さて、この写真を見てみて。今までなかった花が写っていますよ。すぐに気づいた人は、「通」ですね。はい、これです。昔、本来の「シネラリア Cineraria」という名前で流通していたけれど、日本語では縁起でもない、ということで、「サイネリア」と呼ばれることが多くなったお花です。いろんな色のサイネリアが並んでいた中で、この花がいちばん元気もりもりだったので買いました。母を病院に送っていって、その帰りに買ってきたから、あとで母がなんか言うかもしれん、と思っていたけれど、なんと、母がうれしそうでしたよ。この色の花が大好きだそうです。もうじき、この花のまわりに黄色の水仙がいっぱい咲く予定だから、黄色の中できっと映えることでしょう。それから、もう一種類買ってきて植えたもの。もともと、この場所には芝桜が毎年いっぱい咲いていたのに、なぜか、なくなっているのね。私が草取りしすぎたのかな? というわけで、一つ128円の苗四色、二つずつ買ってきて植えました。花の色によって、葉っぱの色も違うんですね。こちらは、昨年、もりもりのカタバミの中から救出した芝桜を植え直していた場所です。何株か枯れてしまっていたので、買ってきた苗を植えました。では、他の花もね。細い細い葉の水仙から、細身の花が咲きました。この株からは、毎年、五枚花びらとか四枚花びらの花が咲きます。今年はどうかな?緑のうねったうどんみたいだった葉っぱの真ん中から、ハナニラの花が咲きました。庭中にあるので、これからどんどん咲くでしょうね。アネモネの植えてあるプランターの真ん中に、つぼみを発見。まだ何色の花が咲くのかわかりません。毎年楽しみにしている「乙女椿」。これがいちばん大きなつぼみです。北風でぐにょーっと曲がっていたリナリアが、しゃんと伸びて、花数を増やしています。可愛いですね。最初のうち、このリナリアの芽を雑草と思ってどんどん抜いていました。しばらくして、 あ、いかん、これリナリアやった!!と気づいてからは、用心して成長を見守っています。いろんなところに芽を出しているので、咲くのを楽しみにしています。下の二つの椿は、植物園の椿展で買ってきた匂い椿ですが、そんなに強い香りではありません。そうかなぁ・・・と思うくらい。これは、庭の外側の通路に生えてきた芽。片方はたぶん鹿の子ユリで、広い方はたぶんスズランです。以前は、八重桜の下は、スズランの茂みだったのに、母がどんどん引っこ抜いてしまったのですよ。 増えすぎるけん、いらんのだそうです。でも、私の代になったからね、復活させましょう。
2021.02.22
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この間、墨彩画教室の一年生の人と話をしているとき、その人がネットで「はがき掛け」を買ったと言ったので、私も作ってみました。こんなのです。短冊を飾る掛け軸と同じような仕組みですね。四隅に糸を斜めにつけておいて、そこにハガキをはめ込みます。だから、掛けたままでいろいろと取り換えができるのが手軽。展示会が終わったら、自宅の廊下に飾るのに使おうと思います。立ち雛の方は、くっきりと目立つように藍色の布にして、妖怪「あまびえ」の方は少しはっきりした縞模様にしました。今、よく見たら「板目表紙」と書いてありました。近所のホームセンターで買ったもののようです。いくらだったからは、忘れてしまいました。それを二枚、縦横向きを変えて、表裏も逆にして貼り合わせました。サイズは16cm×21cm。ハガキの上下左右に3cmずつ空間ができるサイズですね。これは、昨夜作っていたけれど、今日になって、妖怪の方は、もう少しおどろおどろしい柄の方がいいかな、と思い、端切れの中から選んでこれを作りましたよ。あまりカラフルな布だと絵が目立たないからね。紺地に緑色の模様がはいっている布です。そして、昨日あまびえ用にしていた布を立ち雛用に。どうかなぁ・・・まだ展示するまで日数があるので、いろいろやってみよう。ネットで買っても460円くらいであるけれど、家に材料があるからね、作った方が楽しい。さて、今日は短歌会でした。最近は、90歳の方が自動車の運転をやめたので、娘さんが送ってこられます。その娘さんは、なんと熊本在住。毎週日曜日にきて、一人暮らしのお母さんの様子を見て、いろんな片づけ物や買い物をしているのだそうです。今日、短歌作り用のミニノートと、樹脂粘土のアネモネブローチを持っていったので、娘さんにもあげましたよ。その娘さんは、私と1歳違いでした。短歌会の見学に来た人があったので、その人にもプレゼント。記念にどうぞ、とあげました。(多めに持っていったので、よかった)けっこう年配の方ですが、画家なのだそうです。正式に入られたらいいな。短歌会に行く前に、庭仕事をしたので、その時の写真ね。そうそう、花壇にけっこう大きいノビルが生えているのを見つけたので、春になったら食べようかな、とそのままにしていたのを、母がひっこ抜いているのを今日発見。私が気付いていないのだろうと、増えないように抜いたらしいのです。私は食べてみるつもりだったので、ちょっと残念。母が抜いたのを見たら、らっきょうくらいの大きさでしたよ。まあ、それだけ元気が出たということでしょうね。
2021.02.28
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これが、ライブ中の写真。地域のふれあいまつりに出演したところです。差し障りがあるので、顔はぼかしていますよ。 中央が、バンマス。その右側に座っているのが、職場のボス。二人とも、58歳の男性です。 そのまわりにいるのが、みんな20代のスタッフ。「ブラック・マジック・ウーマン」なんて、まーーーったく知らない世代です。 え、私がいないって?? ほほほ。私は、ワンズの島さんの位置で、演奏しているのです。 では、横からのショット!手前のアフロが、ボス。中央が、バンマス。そして、その奥にいる、ブルーのスカジャンが、私です。 本番直前の、ピッチ合わせの時に、いきなり、ビチッと弦が切れたので、結局、バンマスのベースギターを借りて演奏しました。 重くて、長くて、指がつりそうだったけど、楽しく演奏できましたよ。 昨日の公演後、いろいろ次にやりたい曲の話をしました。 結局、自分たちがやりたい曲と、受ける曲は違うかも・・・という話になりましたよ。 まあ、またまたみんな知らなくても構わず、まずは、「ツイスト・アンド・シャウト」実は、映画の中で、レスリー・チャンさんが、歌っているのよー。とってもキュートなんです。(リンクしたのは、「追」という別の曲だけど、歌っているシーンが出てくる・・・) ほかの人たちは、ビートルズのイメージで歌い、私は、レスリーの「サム」のイメージで歌うのです。 「ありがとう」を、「We Are The World」形式で歌うのも決定。 あと一曲、渋いのにするか、最近のにするか・・・ 「ジョニー・B・グッド」がやりたいのだけどねー。今度は、リードギターにチャレンジするかなぁ・・・
2010.11.22
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今日は世界の歌サークルに行きました。そして、このところずっと練習していたロシア語の「ポーリュシカポーレ」を、全部暗譜で歌えたので、スッキリ!!8月の発表会の時の曲順も今日きちんと決まって、やる気まんまんです。全部で7曲歌うのですが、ロシア語、英語、英語、ドイツ語、イタリア語、英語、イタリア語の順番になります。ドイツ語の歌はシューベルトの「歌曲集 冬の旅」より、「あふるる涙」ですが、これは男性だけで歌うことに正式決定しました。ドイツ語大好きなので、私も歌いたいけど、一応女なので我慢がまん・・・その次のイタリア語の曲がモーツァルトの「オペラ フィガロの結婚」より「恋の悩み知る君は(恋とはどんなものかしら)」で、これを女性だけで歌うことになったの。がんばって暗譜しようかなと思っています。それで、帰ってきてからは、一気にフィガロモードに突入。ずっと歌っていましたよ。(原調で歌うとくたびれるので、音を下げて練習ねo(*^▽^*)o~♪) 原文と意味をのせます。 これを見るとわかるように、男の子が、恋にあこがれて歌う歌ですよ。でも歌っているのはメゾソプラノの歌い手さん。舞台の様子がよくわかる動画を見つけたので、のせます。 フィガロの結婚より「恋とはどんなものかしら」暗譜するにあたって、楽譜に書き込んであるカタカナでは見にくいので、歌詞の読みだけを搔き出しましたよ。 ピンクで太字になっているところは、巻き舌にするところです。もう一つ、発音がよく聞き取れる動画があったので、それものせますね。この時20歳の方ですが、落ち着いた良い声です。「恋とはどんなものかしら(ヴォイケサペーテ)」この方のような歌い方をしようかなぁと思っています。楽しみ~((o(*^^*)o))ワクワク
2017.02.18
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これは、庭に咲いたすずらん。もう何十年も、毎年、八重桜と、姫沙羅の木の下に、芽を出してくれます。というわけで、下を向いている花には、こちらを向いていただきましょう。 はい、今年もまた、逢いましたね。真っ白なすずらんの中には、薄ピンク色のもようがあるのです。よく見ると、おしべの付け根が、ピンク色。めしべの付け根は、ふくれていて、少し黄色ですね。 おしべの葯は、もう穴があいて、中の花粉を、ふりまいた後のようです。
2008.04.29
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今日は、「世界の名曲」と「バロックリコーダー」の日。バス停に向かって歩いていたら、なぜか急に、「おーいらの生まれは たーまねぎばたけ よーうきで 元気で とーもだちいーっぱい!!」という歌が頭に浮かんだ。でも、そこでちょっと止まる。「○○子さん、○○こさん、さんらんぼぼうや、 ぶどーうおやかた にらやまにらきちどん」の、○○の部分がどうしても思い出せなくて、バスが来るまで、ずっと考えていたけれど、だめバスに乗ってから、スマホで検索したら、ありました。 おいらの生まれは たまねぎ畑 陽気で 元気で 友達いっぱい かぶこさん いちごさん さくらんぼ坊や ぶどう親方 にら山にら吉どん たまねぎ匂いの嫌いなやつは レモン大公 トマト騎士 ゆこうよ ゆこうよ くじけずゆこう チポリーノ チポリーノ ぼくも仲間 みんなと一緒に あばれて育ち たまねぎ学校 卒業生よ かぶこさん いちごさん さくらんぼ坊や ぶどう親方 にら山にら吉どん 高い垣根は おいらにゃいらぬ 広い世界へ 旅に出よう ゆこうよ ゆこうよ くじけずゆこう チポリーノ チポリーノ ぼくも仲間この歌は、丸山亜紀さんが作曲されたものなのですが、ずいぶん前に歌ったきり忘れていました。それが急に出てきたのが不思議です。で、元になっている絵本が、岩波少年文庫にもなっている『チポリーノの冒険』作者は、1920年にイタリアで生まれた方で、第二次世界大戦は、病身であったために徴兵を免れたそうです。そして、親友が亡くなったり、兄弟がナチスの捕虜収容所に入れられたことが理由で、1943年からレジスタンス運動を行い、1944年には、イタリア共産党に入ったのだそうです。そして、戦後は左派の新聞のジャーナリストとなり、児童文学を書き始め、1951年に出版したのがこの「チポリーノの冒険 Le avventure di Cipollino」らしいですよ。だから、終身刑(後ろから押されてつい、足を踏んでしまっただけ)になった父親を助けるために、みんなと力を合わせて支配者たちをやっつけるお話なんですね。宮崎駿さんが選んだ児童書50冊の中にも入っているのだとか。知りませんでした。さて、歌詞がわかって安心したところで、バスが到着し、サークルに行きました。今日から新しい教室に移動したので、また気分が違いました。午前中の歌の練習が終わったあと、いつものように事務所でお弁当を食べることにしたのですが、あいにくテーブルがあいていなかったので、ちょっと顔見知りの人(前回、エレベーターで一緒になって、少しだけお話をしていた人)がいらっしゃったので、「相席させていただいていいですか?」と、声をかけて、座らせてもらいました。顔だけは、ずーっと前から見かけていた人。午後からのサークルの関係者だと思われました。「ひょっとして、先生ですか?」と訊くと、「はい。講師をしております。」と言われるので、「すみません、何の先生ですか?」とまた尋ねると、なんと、手芸の先生でした。ジャンルはいろいろなんだそうです。それから、話が盛り上がり、私がちょうと持っていたこぎん刺しのバッグを見せたら、いっぱい褒めてくださって、「そんなのだったら、たぶん5万円くらいしますよ。」と、おっしゃいました。自分で図案を描いたり、デザインしたりしているところをほめてくださったので、うれしかったです。たぶん私よりだいぶ年上の方でしょう。髪は染めずに白いまま、きちんと結っていらっしゃいます。いろんな教室をもっていると、その準備が必要なので、なかなか自分用の作品を作る時間がない、と残念そうでした。次からもきっとお昼は事務所でお会いするはずですから、楽しみが増えましたよ。
2018.02.16
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これまで、ギャオで、毎週楽しみにして見ていたドラマ「美男(イケメン)ですね」が、ついに佳境に入りました。16話まであるうちの11話を見終わり、どうしても、続きを見たくなりました。 でもね、このドラマのDVDは、TSUTAYAが独占レンタルしてるの。だから、近くのレンタルショップには、置いてない。 TSUTAYAまで行けば、借りられる。でも、まだ新作だもん、高いのよ。 というわけで、ふと、思いついた。 楽天ダウンロードのShowTimeでダウンロードできた・・・・ ここです。 私は、すでに、楽天レンタルの会員なので、840円支払えば、すぐに12話から16話までをダウンロードできるのですよ。(2週間、何度でも見られるし、返しに行かなくていいの。) というわけで、さっそく、手続きして、最終話まで、見ました。 若い人ばかり出ているドラマだけど、とっても楽しかった。ジェルミの彼の八重歯が可愛い。シヌの優しいほほ笑みが、すてき。ファン・テギョンの、強さと弱さ、かっこよさと間抜けっぷり、そのギャップが、ものすごく魅力的です。 食物アレルギーがいっぱいで、ものすごい方向音痴で、おまけに、夜盲症。 ぶくすれている表情が、なんか、可愛いのよねー。 というわけで、ちょっと休憩。 そうそう、さっき、真っ赤なロングベストができあがりました。今から、アイロン仕上げです。
2011.03.06
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この間の土曜日に、夏祭り用に出ていたテントが、突然の土砂降りでぬれてしまい、そのまま、干してありました。ところが、乾燥しないうちに、またまた土砂降り。 その後、ずーーーーっと雨ですよ。 そのうち、カビがはえるんじゃないか、と・・・・ さて、NHKオンデマンドですが、「御宿かわせみ」47話を見終わったあとは、「利家とまつ」を見ていました。 利家とまつの長女「幸」が、嫁入りしたところで、ちょっと一息。 今度は、BSハイビジョン特集をいくつか、そして、「大黄河」第10集までを、見ましたよ。そうそう、「歴史秘話ヒストリア」も、面白いですねー。テレビをちっとも見ないので、今年放送されたものも、このオンデマンドで、まとめて見ています。これは、今、12話まで、見ましたよ。 あと、これは結構見ているのだけど、この、「その時歴史が動いた」を、また見たいですね。 「シルクロード」や、「映像の世紀」「驚異の小宇宙人体」「名曲アルバム」「漢詩紀行」「プロジェクトX」「よみがえる第二次世界大戦」「地球大進化」こういうのは、DVDボックスで買って持っているけど、このオンデマンドでは、気軽に見ることができるのが、いいですね。
2011.08.23
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昨日は、この一年間お疲れ様の、慰労飲み会でした。この春で退職される方とのお別れ会もかねていましたよ。 で、私の部署が幹事で、私が司会進行でした。 だから、自宅に車を置いて、雨の中、傘をさして、バス停に向かったのですが、坂を下りる途中で、この雨の中、傘もささず自転車を押して上がってくる女性とすれ違いました。ご近所の人でしょうから、「こんにちは!!」と声をかけて、バス停に急ごうとして、ふと、何か感じ、もう一度その人を見たら、なんとまあ、その人は、我が娘だったんです。 昨日の夜に、旦那が車で迎えに行ったのですよ。晩御飯に、すき焼きを作ったら、「お肉・・・・」とつぶやいて、嬉しそうに食べていました。 「野菜とか、ちゃんと食べよるね?」と尋ねると、「もやしとか・・・」なんて、言ってました。 学校が終わると、毎日、勉強ばかりしているそうです。で、夜更かししないように、12時には寝る、と決めているらしい。 しかしね、いくら急いでいたからと言って、自分の娘と気づかずに、「こんにちは」とあいさつしてしまって、自分で自分にあきれてしまいました。 飲み会の会場に早めについて、そのことを話したら、みんなから、「ボケが始まっとっちゃない?」と、笑われましたよ。 さて、飲み会の方ですが、ホテルの地下にある、豪華中華料理店での食事中心の宴会です。なんだか、披露宴をしそうな場所でやりました。お料理だけで6500円ですが、今年みんなで積み立てていたお金が残っていたので、各自の、手出し費用は、2000円で済みました。 私らは、もう、たくさんは食べなくていいので、美味しいものを・・と、頼んでいたら、本当に美味しかったです。 私は電波腕時計を持っているので、ぴったり、6時半にはじめの言葉を言い、続いてジーンズを着てきたボスが、短い挨拶をし、その後、ナンバー2の人が、すぐに乾杯を言ったので、6:35くらいには、もう飲んだり食べたりが始まりましたよ。 ひとしきり食べたところで、この一年間を振り返った映像をDVDに作ったものを、スクリーンに映し、退職する人に、職場で一番若い男性から、記念品贈呈をし、その後、みんなで、ビンゴゲームをしました。 予算が少し余ったので、景品を買って、袋詰したものを用意していたの。 これは、盛り上がりましたよ。 トランプみたいな番号カードをめくって、私が番号を発表するたび、歓声や悲鳴が沸き起こります。「この番号出して!!」と、お願いに来る人がいたけど、なかなかそう、うまくはいきません。 一番最初に「リーチ」になった人が、なかなか「ビンゴ」にならないので、みんな、もう、大喜び。 最後の人がビンゴになるまで続け、最後は、大拍手。そして、みんなで、もらった景品の見せやっこをして、終了。ハンカチや、靴下、手袋、ネクタイ、アロマキャンドルなんぞもありました。 それからまた、チャーハン、杏仁豆腐のデザートを頂き、私が、終わりの言葉を言いました。みんなが席を立ち始めたのも、予定時刻どおり。ちょうど、8時半でした。 私は、ホテル前のバス停から、少し遅れてきた20:35のバスに乗り、自宅に着いたのが、21:15くらい。 バス停で一緒だった人たちからも、「楽しかったぁ・・・」とか、「ビンゴゲーム初めてやったけど、面白かった・・・」とか、幹事としては、嬉しい言葉をいただき、大満足でしたよ。 そうそう、席を決めるくじや、テーブルに置く番号札なんかも、全部、私が折り紙で作ったのだけど、これも、大好評でした。丸いのが、ビンゴゲーム用の、番号カード。シャツの折り紙を開くと、中に番号が貼ってあります。そして、テーブルには、鶴の箸置きに、番号のついたハートが・・・可愛いでしょ?
2012.03.24
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今日は、オーケストラの演奏で、熊本県まで行ってきました。 これは、ちょうど鍋が焦げ付かないように、おじさんがかかえて、肉をひっくり返したとき。 会場についた時から目をつけていました。 今日は、イベント会場での演奏だったのです。 朝9時にこちらを出発したのに、ついたのは12時過ぎ。 おなかが減っていましたので、チケットをもらったらすぐに、直行。 どんどん紙皿にのせてくれて、最後に大物をドンッ。美味しかったですよー。柔らかかったし。 30分間ほどで演奏が終わり、その後自由時間がありました。 楽しみにしていた、阿蘇中岳の噴煙です。 噴火以来、かえって観光客は増えたらしいです。 ここは、360度、すべてがこんな風景なんです。 阿蘇の外輪山の上にいるのかな? 丘の上には、こんな巨石がいっぱい並んでいました。 阿蘇中岳と同じくらいの距離の反対側に、九重連山が見えましたよ。 これは、方位磁針を皆さん手に持って、岩の周りをまわっているの。 岩のくぼみには、お金が埋めこんでありました。(お賽銭かな) 本当に、暑くもなく、寒くもなく、絶景かな絶景かな・・・・ 3時には出発して帰る予定でしたので、そろそろ降ります。 イベント会場では、お土産に、栗・トウモロコシ・炭火焼の鶏肉、豚バラを買いましたよ。 それから、半分の団員はマイクロバスで帰ります。あとの人たちは、まだ残るみたいでした。 帰りの高速道路では事故があったらしく、渋滞。 結局4時間半かかって、帰ってきましたよ。 くたびれたけど、楽しかったです。
2015.09.22
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(元気に咲いている、庭のバラ) 今年の年末年始は、主人がずーーっといたせいか、ご飯の減りがものすごい。毎日8合炊いているのに、夕方にはなくなる。昨日、ついに主人が、「よし、一升炊きに挑戦!!」と、張り切って炊いていたのに、もう残りは少しになっていました。一体、誰がこんなに食べているのでしょうね。 (寒いけど、咲いています。) おかげで、お雑煮関係は、昨日でなくなったし、おせち料理も、あれだけあったのに、もうおしまい。完食です。使った重箱やオードブル皿、小皿や汁椀なども、みんな洗って、元の場所へ。 こんなに早くなくなったのは、初めてです。 (肥後スミレも、とぎれることなく、ずっと咲いてます) そういえば、主人が義母用に買っていたお酒も、なんと、今日の午前中には、なくなっていたらしい。よろよろしながら、「酒買いに行ってくる。」と、言うので、主人が車で買いに行きました。近くのスーパーは、まだお休みなのです。28日の夜にこちらに来られた時には、日本酒が2本あったのですよ。それを、84才の義母が一人だけで、2本ともすべて飲んでしまったのですから、すごい!! 娘のお休みは、明日まで。義母も、デイケアが好きなので、明日帰るそうです。 そうそう、あの、きれいな色の襟付きベストは、義母に、プレゼントしましたよ。きっと、デイケアサービスのところで、「嫁が編んでくれた・・・」と、自慢話のタネになることでしょう。 襟がふんわり大きいので、マフラーを巻いているように、暖かいとか。よかった、よかった・・・ はて、そういえば、私の母の方は、一体、いつ帰国するんだったっけー。よく聞いてなかったよー。 ま、いっかー。
2010.01.02
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一昨日注文した外付けHDDが、昨日の午後にはもう届いた。速いですねー。 今回購入したのは、3TBのもの。この容量で、12,984円というのは、うれしいですね。安くなったものです。電源回路が内蔵されているとかで、でっかいACアダプターがありません。それに、静かで、パソコンと電源が連動します。つまり、パソコンを切ると、このHDDの電源も切れるということ。これは、なんか、うれしい機能です。夕方からは、一部の写真データとkororinデータを新しいHDDにコピーしましたよ。 横置きも縦置きもできますが、私のHDDは、どれも縦置き。今は、左右に分けて、3台を配置していますよ。パソコン本体にも、もちろんHDDがあるわけですが、パソコンというものは、突然壊れるもの、という今までの苦い経験から、大事なデータは、最初から外付けHDDに入れることにしています。今まで使っていたHDDの中で、最新のものは、たぶん、2009年に購入した2TBのHDD。この中には、今までに撮ったすべてのデジタル写真データ、それから、これまでに購入したすべての画集・イラスト素材などのデータ、お気に入りの音楽CDの録音データ、趣味関係のあらゆるデータを入れています。今回買ったHDDには、昨年退職してからの写真データと、このブログ用に加工した画像などを入れることにしました。退職したので、これから増えるデータは、写真と趣味関係のみ。それで、退職後のデータからは、新しい物に保存することに。動画関係は、ジャンルごとに分けて、3台のHDDに入れていました。私は、気に入ったドラマとか映画のDVDをたくさん購入していますが、それをすぐに観ることができるように、動画データを吸いだして(?)HDDに保存していたの。だけど、それが違法になった時から、すっぱりとやめましたので、それ以上動画データが増えることはなくなりました。 それに、最近は動画配信サイトと契約したおかげでどんどん新しい映画やドラマを見ることができますから、保存していた動画を見ることは、皆無です。それで、一旦、パソコンから外すことにしました。使っていない外付け機器は、起動の際にいちいち読み込むので、時間がもったいないですからね さて、今日パソコンを起動し、Googlechromeを開いた時に、面白い記事を見つけました。「早寝早起き」は本当に体にいいのか? …睡眠の新常識という記事です。読むのが面倒という方のために、私が気に入ったところを簡単にまとめると、〇リタイヤ世代は、健康な人でも眠れる時間は6時間程度だから、 あまり早く寝ると、夜中に何度も目覚めたり、 早すぎる起床時間になってしまう。〇「朝の光で体内時計をリセットしよう」というのは、若い人むけ。 夜中に何度も起きる人や朝早すぎる人は、朝の光を浴びないように。〇高齢の人は、夜しっかりとライトを浴びた方が、 睡眠には良い。〇細切れで寝るより、コンパクトにぎゅっと切れ目なく寝たほうが、 日中の体調も気分もよくなる。〇とにかく、今の寝方で、昼間の体調が良いかどうか、 それが、治療を受けた方がよいかどうかの判断材料になる。ということらしいですよ。この記事は、いちいち納得できるものでした。若い人の場合についても詳しく書いてありましたが、私も、本当に朝が苦手で、独身の頃は母に、そして、結婚してからは旦那に起こしてもらっていました。それがなんとか自力で目が覚めるようになったのは、長男が中学生になって、毎朝お弁当作りをしないといけなくなってから。毎朝、目覚まし時計が鳴るよりも先に目覚めるようになったので、これは、本当に驚異的でした。さすが、母の愛!!(自分で言ってます。) では、今から、かな書の提出作品を先生のお宅に届けてきます。
2016.09.13
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昨日の日記で、ちらっと張國榮さんのことに触れたら、その後止まらなくなりました。アメリカン・パイという曲で準優勝してから芸能界入り。それが、1978年。たくさんの映画やドラマに出ていますけど、今回は、歌に絞った日記ですよ。これは、自作のファイルですが、こんなもの作ったの、世界で私一人ではないかと、自負しているものですよ。 昨日のコメントのお返事を書いていて、このファイルのことを思い出しました。 インデックスを見てもらうとわかりますが、このファイルにのせているだけで、60曲あります。何のために作ったかというと、一緒に歌うため。 私がファンになった当時は、張國榮さんの歌集なんてあまりなくて、楽譜もありませんでしたから、CDを聴いたり、DVDの字幕を見ながら、一つ一つ、書きためていったものです。ただ歌うのでは覚えられないし、楽しくないので、辞書を引き引き、自力で翻訳。 このおかげで、ずいぶんと中国語には慣れましたね。でも、広東語は基本、話し言葉ですから、こういう歌詞には、汚い言葉は出てきません。あくまでも、美しい言葉が並べられています。まずはこれ。「無心睡眠」 歌詞がとても早口なので、覚えるのが大変でした。次は、昨日ものせた「H2O」 これは、家の中でしょっちゅう歌っていましたから、うちの子供たちは、「トーキーオ」でなく、「エーイチツーオー」の歌詞で覚えてしまいましたよ。 次は、「共同渡過」 一人でいる夜なんかに歌うと、最高です。 次は、北京語の曲を。「Love like magic」です。 この歌も、ちゃんと今でも全部歌えますよ。 これ曲に日本語の歌詞がついているのが「マシュマロ」こちらもいい曲ですが、歌った感じは北京語の方が好き。どんどんいきましょう。張國榮さんは、一度引退したのですけれど、その時に、みんなに向けて歌った曲です。「風再起時」フォンゾイヘスィ 引退の時の演唱會(コンサート)のDVDの映像でした。次は、電影「倩女幽魂」の主題歌。映画の最初に流れます。良かったら、この動画を見てみてくださいね。私、はたちそこそこの若い男の人だと思っていて、主役だし、主題歌も歌っているから、すごいなぁ・・と思っていたの。そしたら、この時、31歳だったって。知りませんでした。その衝撃もあって、ファンになったのかも。 映画「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」は、特撮とかはチャチですが、なかなか楽しめます。子供たちと一緒に、ビデオを何回も見ました。次の曲も、映画の挿入歌なのですけど、ドラマーになる夢を持った青年のお話。最後は、クラスメートと舞台で演奏してハッピーエンド。 この歌は、しっとりとした感じですけど、とても力強い意志を感じます。大好きな歌。次は、張國榮さんが演唱會の時に、お母さんへのプレゼントとして歌った歌。 テレサ・テンさんの歌で、どうぞ。「月亮代表我的心」それから、同じ曲でも北京語と広東語とでは、曲名が違うので、別の曲と思ってしまうもの。 國語というのは、中国の人にとっては北京語のこと。そうですね、私たちも、日本語の学習を「国語」と呼びますもの。 では、絶対にはずせない名曲を「追」です。映画のシーンから。これ何回見たことでしょう。軽く100回は見ているはずですよ。 おかげで、長い長い歌詞も、ちゃんと歌えます。こちらが完成形。そして、私が必ず泣いてしまうという名曲。なんでかな、サビのところにくると、涙がこみあげてくる。「有心人」 私の思い入れに付き合っていただき、ありがとうございました。 あきれた方も多いことでしょう。60曲分ですから、まだまだページはあるし、(120ページ)その曲についての思い入れを語り始めたら、それこそ、夜が更けて、さらに夜が明けても終わらない。この歌集の画像はこれくらいでおしまいにしましょう。では、ここからは、思い出をほんの少しだけ。1998年くらいからファンになったので、まずは、歌う俳優さん? というイメージでビデオを見ました。そのうち、最初は歌手だった、それもアイドル歌手で、人気がものすごかった人だと知って、今度はCDなどを探し始めました。でも、当時は、日本で手に入るものがとても少なくて、しょうがないので、香港グッズ屋さんで買ったり、東京の神田にある、怪しいアジア関連の店で買ったり。古いテレビドラマなんかは、誰かが録画したものを何度も何度も繰り返しダビングして映像が溶けているようなもの。香港のがなかったら、ハングル字幕なんかがついているのを買ったり。香港に行った時には、たくさんのVCDを買ってきたけれど、北京語に吹き替えてあったりするので、内容を知るには英語や中国語の字幕が頼り。というわけで、私ががんばって翻訳して、ファン仲間の人や、業者の人に教えてあげていました。元々中国語は好きだったし、漢詩も好きだったけど、広東語は初めてだったし、歌詞を訳すのは新鮮だった。字幕を訳すのは、みんなの役にもたって、とてもやりがいがあったっけ。そういえば、映画一本分、字幕を翻訳したら、広東語の翻訳者の人から、メールをいただいたことも。私のがんばりを褒めてくださって、その後に、自分がつけた字幕のデータも送って下さいました。とても嬉しい出来事でしたね。というわけで、今日は、興味のない人には、とてつもなく鬱陶しい内容の日記だったと思います。ま、私が凝り性だということは、十分に伝わったかな?
2016.09.17
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前回の三線サークルが、洗濯機搬入のために行けなかったので、その分練習しておかなくちゃ!! とまずは歌をがんばって覚えました。今回からは新曲なんです。曲名は「つぃんだら節」。かわいそうな話の歌というような意味です。昔、沖縄の離島では、税として納める農産物の収穫量を増やすために、人口の比較的多い島の村人を強制的に別の島に移住させたことが元になっています。その分け方は、役人が一本の棒を十字路に立てて、それが自然に倒れた方向を見て、右と左に分けたとか。この歌の元になった民話。 黒島に住む娘マーベーとカニムイは、幼馴染で、農作業もいつも一緒。しかし「島分け」でマーベーだけが石垣島の野底に強制移住させられました。しかし、そこにはマラリアが発生し、たくさんの人が亡くなり、マーベーもまたマラリアにかかりました。カニムイのことが忘れられないマーベーは、病を押して野底岳に上りましたが、頂上まで上がってもオモト岳がじゃまをして、カニムイが住む黒島が見えません。村人が心配してマーベーを探しにいくと、山の頂上には、黒島を眺めながら泣いているような岩があったということです。これを歌っていますよ。三線で重要なのは歌、というわけで、いただいた先生の歌のCDを聴いて、細かい節回しまでなるべく正確に採譜しました。それから、何度も何度も練習。歌詞を覚えるために、書き取りも。大体節を覚えたら、今度は歌いながら三線の伴奏の練習。サークルではこの五線譜は全く使いません。工工四を見るだけです。三線の伴奏もメロディーを覚えてしまうと楽だから、五線譜に書いた物の方をまず見て、あらかた覚えて、こちらの工工四を見ながらの練習です。今日は、前回全く習っていなかったのに、ほぼ完ぺきに歌えていたので、先生にほめられました。「いやぁ、すごいです。ちゃんと歌えていますねー。」と言われるので、「CDを頂いていたので、それで練習できました! 」(^▽^)/と言うと、「それでも、すごいですよ。よく練習されていると思います。」とまたまた褒められて嬉しかったです。やったー。というわけで、気分よくかえって来てから、また庭の写真。左側のピンクのツツジがたくさん咲いているのがわかります。 それにしても、変な枝ぶりですが、ちょっとゆるキャラのような、着ぐるみのような可愛いフォルムだから、ま、いっかー。比較のために、これが4月5日これが4月12日。姫沙羅の葉っぱもだんだんと大きくなってきているのがわかりますね。今日の姫沙羅の葉っぱ。こんなに立派になりました。この姫沙羅の根元には、こんな花たち。今日はスパラキシスが開いていました。その横には、シラー・カンパニュラータとイモカタバミ。では、もう一度ピンクのツツジを。今回は、西から光が当たっています。まだつぼみが残っていますけれど、今が一番きれいな時かもしれません。
2018.04.18
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新しいサークルに入って、ものすごーく忙しくなったのと、音楽的なもろもろのことがあって、今まで入っていた「三線」と「オカリナ」のサークルから退会することにしました。本当は、今年度いっぱい(3月まで)は続けようか、とも思っていたのですが、ずるずるひきずるのも何だし、三月の発表会に向けての練習をどうするか、予定も組まないといけないでしょうから、思い切って手続きをしました。上の写真の「花びら編みのミニペットボトルカバー」は、4年近く一緒に楽しんだ人たちへのプレゼントです。今までも、ちょこちょこといろんな物を作ってあげていたのですが、今回は退会なので、がんばりましたよ。左側のマグボトルケースは、自分用に、新しく編んだもの。この編み方は、とても時間がかかるのですが、その分、しっかりした編地になるし、可愛いから喜んでもらえると思います。他の家事をしたり、何かの練習をしたりしていると、残りの時間にがんばって編んだとしても、一日に1個編むのがやっと。明日もっていく分はできたのでよかったです。では、以前この「花びら編み」を紹介した日記から、抜粋してまた紹介しますね。この編み図は、私が描いた物ですから、大きくのせています。これを編むと、こうなります。「うろこ編み」とも言いますが、「花びら編み」の方が可愛いですね。横から持って編みつけるので、花びらとして見えるのは、長編みの裏側です。花びら編みを裏から見ると、こんな感じ。編みつけたところが、横じまになっています。使った糸は、オパール毛糸。靴下用の丈夫で楽しい色の毛糸です。Opal毛糸 Handwerk&Hobby3 Meine Leidenschaft 4-fach(4ply) オパール毛糸 中細タイプソックヤーン 9643 KuenstlerOpal毛糸 Handwerk&Hobby3 Meine Leidenschaft 4-fach(4ply) オパール毛糸 中細タイプソックヤーン 9642 ToepferOpal毛糸 Schafpate X 4-fach(4ply) オパール毛糸 中細タイプソックヤーン 9600 Clara bringt Kuchenopal毛糸 レーゲンヴァルトシリーズ14作目 単純な編み方で可愛い柄が編める毛糸opal毛糸 レリーフ2シリーズ 単純な編み方で可愛い柄が編める毛糸 KFS梅村マルティナさん監修の新作Opal毛糸opal毛糸 シリーズ毛糸 シンフォニー 単純な編み方で可愛い柄が編める毛糸【人気No.3 】Opal 毛糸 Hundertwasser 2102KFS opal毛糸 セレクションシリーズ 単純な編み方で可愛い柄が編める毛糸楽天でも、いろいろ売ってありました。私はいつも直接メーカーから取り寄せています。こちら。 梅村マルティナオパール毛糸1玉が、1300円から1800円くらいで高いのですが、中細ですし、とても長いので、1玉でソックス一足、十分に編めると思います。そして、5000円以上にすると送料無料になるので、いつもまとめ買いしています。今回プレゼント作りでだいぶ消費したので、また注文できます。そうそう、このあいだ東急ハンズに行ったときに、オパール毛糸が少しだけ置いてあったので嬉しかったです。あと、ユザワヤにも少し置いてありましたね。冬が来て、また編み物の季節です。サークルの数を減らしたから、編み物をする時間が確保できるかも・・・
2018.11.20
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