サンセットヒル徒然ブログ

「銀が泣いている」は、将棋名人戦に於いて、関根金次郎と対戦した坂田三吉が残した名言として知られています。

アベノミクスの足踏みの原因は、銀に置き換えての「金が泣いている」で表せられる。

その理由は、バブル前後の官民格差による経済格差にあり、官と民間の現役収入と退職金と老後保障による官民格差が大きな問題点となっていると言える。

私の職業柄と、身内と仲間に公務員が多いと言う理由も有り、公務員気質と懐具合にはそこそこにの知識があります。

公務員定年退職をした私のお客様と、凡ちゃんを除いた、私の同級生と知り合いの公務員の経済行動を考察すると、

まず一番に挙げられる事は、公務員平均的全員が真面目で無趣味、であるから、生活は高収入に照らして大いに質素で在職中にしこたま貯めこんであり、その上に退職金平均２８００万が入り、安定した日本最高額の公務委員恩給が死ぬまで支給される。

これほどの、何の心配もなく安定した老後を送れ、その上に使いきれない資金を貯蓄と投資に回す、この人たちは何を人生の理想として生きているのか？？？

私の知る限りでの公務員の退職後の生活をみていると、真面目に定年退職して夫婦で穏やかに老後生活を楽しむ夫婦。

そして、もともとあった畑を耕し農作業をして時間をつぶす私の同級生、この同級生に至っては、私の市の総務部長を定年退職し、両親も真面目一筋の公務員。

その退職後の生活は、車にも趣味遊びにも矯味はなく、なんと！マニュアルミッションのスタンダード車に乗り、地下足袋をはき、畑の草取りと、営業無視の趣味の農作業の毎日を平然と送っている、これが税金の無駄遣いと宝の持ち腐れの典型パターン、この現状こそが経済貢献なしで、支給された血税が死んだ状態の「金が泣いている」（--）

そして、私のお客様の公務員夫婦、こちらは元々が三町分の広大な農地持ちの大農家で、先祖からの固定資産がそのまま有り、夫婦とも公務員で、定年退職のその後の生活を見ると、夫婦ともに真面目でゴルフ等もせず全くの無趣味、広大な農地には荒れるを防ぐ為に植え木が植えられ、営農実績は無しで、悠々自適の草取りと消毒が殆どの暇つぶしの園芸。

経営努力と、自分の働いた結果として経済が潤うことが自由経済の基本であるはずで、その場合の経済力の差は、羨ましくも、自分の愚かさを顧みて仕方なしと納得できるはず。

日本の貧困格差のほとんどの原因が、只々勤務さえしていればよく、人事院勧告に守られた官民格差にありと、私は自信を持って言えます。

金の使い方を知らない人達に、人事院勧告の元で血税をふんだんにつぎ込んでしまったわけで、これこそが「猫に小判」。

猫に小判の意味は、人事院勧告に守られてきた、これ等の人達には理解できていないのでは。

これでは経済が回るはずは無し、ここに至ってすべき事は、公務員の優遇を改めて、税の公平分配を再認識すべきでは。

追伸、公務員の中でも危険業務関係も有り、また、業務過多職種の公務員は大変であろうと察しています。