サンセットヒル徒然ブログ

またまた若年者の凶悪事件が発生してしまいました。

私等が年少の時代の貧しかった時代にも凶悪犯罪は有りましたが、この時代の凶悪犯罪の多くは貧困と生い立ちから生まれる事が多く、その事が原因の犯罪はある意味では防ぐことは出来なく、被害に巻き込まれない事を防ぐしか防衛手段は無しではと推察出来ます。

私等の時代でも、凶悪者に深入りした場合と、出会いがしらに凶悪と思しき相手と絡んでしまった時等、対応を間違えれば重大事態に発展してしまうことは当然で、その時々に於いてのとっさの判断が、事態の急変を防げるかどうかの判断に決まってしまうのです。

私は職業柄と若い頃の経験から、これに似た事態を数回経験していますが、私の経験上の全てに於いて言えることは、凶悪者とは、少年院と刑務所は覚悟の上で行動しているわけですから、世間一般市民は対応できるすべはなく、自分自身が反抗できる力を持てない限り、逃げられるか言いなりになるしかない。

これ等に対応するには、警察頼りでは無理で有り、いざその時には間に合わない事は当然。

私の事業所に以前勤務していた従業員に、私のところへの勤務以前の男女関係における不良仲間の恐喝事件がありましたが、使い走りのチンピラの言い分を従業員と聞いていると、私の事業所の従業員はビビリッぱなしで、私が、なんでそんなに怖がっているんだ？と尋ねると、ボス格の性格は刑務所など怖がらず、言う事を聞かない相手には尋常ではなく、俺は殺されると恐れおののいていました。

今回の中学生殺害事件と全く同じだと思いました。

私が、使い走りのチンピラに、私の使用人がこの事実を認めた為、数万円の慰謝料を払えば以後お構いなしを確約するのか？、と尋ね、従業員納得の元、一筆を書かせてこの件は収まりました。

その他でも職業柄いろいろあり、私のお客様の長男が不良グループに関わったことで、言いがかりを付けられてのユスリタカリに会っている現場の最中に、お客様のご両親から相談に乗ってくれとのＴＥＬあり、今から私の事業所に不良グループと共に伺ってよいかとの事、

私は、話だけなら聞いてあげますと返事をし、その不良グループと顧客の両親が来社。

なんと！！お客様の両親とともに仲間を引き連れ来社した不良グループのボスは、筋肉隆々の身長180Ｃｍは裕にある筋肉質の若者！、体重50Ｋ身長163ｃｍの私が対等に相手できるはずもなしは明らか。

私は、ここでひるめばチンピラの思うつぼと即座にわかりましたから、理路整然と不良グループとお客様のお互いの言い分を聞き対応していると、不良グループの仲間が男女含む車2台で私の事業所に応援に乗りつけて、車から降りて威嚇してきます。

私は即座に、お前ら何考えているんだ！、住居不法侵入で警察に通報するぞ！、道路から一歩たりとも工場内に入るな！

ボスとお客様の間を取り、お互いに納得できる範囲での交渉が成立して事なきを得、その後はこのグループとの関係は切れたとの事。

格の如きに、舐められたら全てが地獄入りとなり、生きている事さえ苦痛となってしまうのです。

これらは幸いなことに事なきを得て解決しましたが、通り魔事件等のように相手が正気ではなく、理不尽に本気で狙われた場合は対処の仕様はありません。

実は、私の仲間が40年ほど前にこれに遭遇してしまい、刺身包丁で脇腹をザックリと掻っ捌かれたことがありまして、周りにいた人たちによる応急処置が良く出血多量死を免れて、救急車で運ばれ一命を取り留め、大きな後遺症も残らず現在に至っています。

私の事業所に長くいた、私より15歳年上の整備士も、20代の頃の終戦後の荒れた時代に、通りを歩いていて肩が触れ合って言い合いになった瞬間に、ナイフで肺を一刺しされ、九死に一生を得たとの事でした。

私の二つ年上の、私が今あることに対してに以前に大いにお世話になった先輩も、路上で言いがかりを付けられ喧嘩になり、首を匕首ではすられて九死に一生を得ています。

この類の運よく大怪我で済み危機一髪の事態は、例に挙げた以上に私の知り合いの中でも過去に結構起きていて、酒の上での突発的暴力で運悪く亡くなった同級生もいます。

私も危ない場面には遭遇してきましたが、私は冷静に判断して尚且つ、そこそこに機転が利きましたから、何とか大事には至らず凌いでこられましたが、ある意味で運も左右する気はします。

生物の進化の過程に於いての絶対法則は、生物体が生存するためには弱肉強食であり、その過酷な現実が進化を促進してきたことになりますから、弱いものは身をひそめて災難が通り過ぎる事を身に着け、生きる術を身に付ける。

無法者に立ち向かうには、自分もそれ以上にならなければ対抗できないと言う所に行きつくので、誰にでもできる事ではないし、通り魔事件のような場合は、なすすべもなし...。