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いきなりだけど、沢田研二(ジュリー)の「時の過ぎゆくままに」って歌が大好きだ。昭和の犯罪史上でも特に有名な事件のひとつ「三億円事件」をモチーフにしたドラマ、「悪魔のようなあいつ」の主題歌。ドラマの話題性、特異性もさることながら、この曲のインパクトといったら、それはそれは大きなものだった。だいたいさ、この手のタイトルがつく歌っての、受身ではあるけどどこか明るい希望が感じられるもんじゃん。“今は時の流れにまかせよう。そのうち良いことがやってくるさ”的な。しかしこの歌、“退廃的な空気漂う部屋で疲れた男女が、磨り減った愛の破片と昔のまぶしかった季節を偲び、憐憫にかられて涙を流し、それでも「時の過ぎゆくまま」に堕ちてゆくのも幸せだよと言い聞かせ、冷たい体を重ねる…”この刹那的ムード!ひとつ間違えばクサいど演歌にもなりそうなテーマを、アレンジとジュリーのボーカルでフランス映画のような香りすら感じさせる稀有なバラードへと昇華させている。昭和40年代、こんな儚くも危なげな色気を出せる歌手って、ジュリーだけだったもんなぁ。今でも名曲と思う。で、そのせいかどうか。ジュリーというと、私の場合特にバラードで好きな歌が多いんだな。もともと、ザ・タイガースのデビュー曲「僕のマリー」がもう、すべてのジュリー・バラードの原点って感じでしっとり、しっくり。「追憶」の、“雨降る晩洋館の一室でのしめやかなるバラード”(←もちろん私のイメージだけど)は、どこかビートルズの「ミッシェル」的な雰囲気を持つ切ない曲。「ロンリーウルフ」はヘビーなアレンジにジュリーの艶あるボーカルが光る秘かな名曲。「立ち止まるな 振り向くな」も、なにか映画のワンシーンを思い浮かべてしまうところがいい(モチロン、洋画)。そして「サムライ」こそは、ジュリーらしさ爆発の「歌謡曲」。キワモノの一歩手前で踏みとどまった、気高い男の美学がそこにある。おもしろいのは「LOVE-抱きしめたい」。同時期にリリースされた、我らが「ヤマトより愛をこめて」の最後のフレーズが♪今はさらばと言わせないでくれ♪としているのに対し、同じバラードながらこの歌の結びが♪さよなら さよなら…♪(淀川長治さんじゃないよ)と、正反対なんだな。こうした混乱ぶりも、当時の勢いに乗っていたジュリーだからこそ無問題。余談だけど、「ヤマトより~」は、リリース当時あれだけ大ヒットするとはジュリーもスタッフも思っていなかったらしい。そういやこの「LOVE…」も、似た曲調でかぶってるよなぁ(でも好きな歌だ)意外なところで私が好きなのが、ザ・タイガース時代の「銀河のロマンス」。スイーツな香りがいっぱい。はっきりメルヘンな歌なんだけど、すごいのはジュリーのボーカルにエコーならぬ紗がかかってるところ。いや、実際はエコーなんだけどさ、もう単なるエコーを超えてるんだな。♪シルビーマイラブ(シャラララララ)♪の、投げっぱなしジャーマンのようなぞんざい極まるコーラスもポイント高い(しっぽナさん、この歌「アマポーラ」に通じるとこ、ない?)もちろん、「勝手にしやがれ」以降のポップでワイルドなヒットソングもいい。「OH!ギャル」なんて、イヤ味なく歌いこなせるの、ジュリーくらいのもんだもんなぁ。あっ、「勝手にしやがれ」と「憎みきれないろくでなし」の位置関係って、百恵ちゃんの「プレイバック・PART2」と「絶体絶命」のそれに似ていると思うのは私だけ?「おまえにチェックイン」みたいな、軽いかる~い歌も、ジュリー・マジックにかかればあ~ら不思議、格調高さすら醸し出してるんだよな。「TOKIO」での衣装(ミリタリールック)は、GSの頃のオマージュか?「コバルトの季節の中で」は、今聴いても名曲だね…。ただ、そんなはっちゃけたジュリーソングも良いけども、やっぱり私にとってのジュリーは“バラードのジュリー”なんだなぁ。もっともこれ、シングルレコードA面に限った話で、B面やアルバム曲となると、ほとんど未聴のフィールドゆえなんとも言えないところなんだな(だから、逆に今聴いてみたいと思うんだけどね)最近、チャフィーさんのブログで知り、読み出したマンガ「神の雫」(思わずワインを飲んでみたくなる、私が今、ハマりにハマってるマンガだ)。1巻のあるシーンで、ジュリーの「今夜はあなたにワインをふりかけ」(あ、こりゃ「サムライ」のB面だった)を思い出してしまった。ってか、そのまんまじゃん、あのシーン(ワハハ)。というか、この歌に限らず、ジュリーってなんとなく(なんとなく)ワインのイメージがあるなぁと思ってしまった次第。で、彼のルーツといえば先にも書いたGSということで、次回はちょっとそのグループサウンドのことをば…。
2007.02.26
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♪陽気なヤツさ まぶしい男さ いつでも遠くを見上げる瞳さ 苦しみのハードル孤独の壁も 飛び越えて笑うファイターさ 初めて会うのに親友同士 そんな気がする不思議なあいつ ※ジャスピオンにつづけ(つづけ) ジャスピオンに並べ(並べ) ジャスピオンを超えろ(超えろ) 君も僕も※ 優しいヤツさ 照れ屋の男さ ノンビリでっかくできてるハートさ 許せない敵には笑顔を捨てて 立ち向かう愛のファイターさ “おまえも勇気を奮い起こせ”と 肩を叩いて励ますあいつ ジャスピオンが燃える(燃える) ジャスピオンが叫ぶ(叫ぶ) ジャスピオンが倒す(倒す) 敵を悪を! ※~※♪アニメ「ワンピース」の初期主題歌にして近年の名曲「We are!」を作曲した田中公平さん。こんな頃からアニソン・特ソンに携わっていたんだなぁ。ということで、「巨獣特捜ジャスピオン」の挿入歌、私の大好きな「まぶしいあいつ」。その田中公平さんと、宇宙刑事の父たる山川啓介ががっちりと手を組んで生まれた、傑作ソングだ。この歌、ある意味宇宙刑事イズムの継承曲にして、到達点かもしれない。詞の前半は、ジャスピオンのまぶしさが色鮮やかに歌われている。♪“おまえも勇気を奮い起こせ”と 肩を叩いて励ますあいつ♪クゥ~!なんて泣かせる詞じゃないか!ヒーローにこう言われたら、もう背筋を伸ばして拳を振り上げ「おうっ!」と叫ぶしかないではないか!もっとも、ジャスピオンを演じた黒崎輝に言われても、「何エラそうに語ってんだ、ごるぁ!」となってしまうのがオチだけど…。しかし、この歌の真骨頂は、その後の詞にある。ジャスピオンにつづけジャスピオンに並べジャスピオンを超えろ 君も僕も視聴者(特に子供たち)にとって、ヒーローとはなんであるか?他力本願、都合のいいときに助けてくれるだけの存在でもなければ、同じ目線、都合のいい“仲間”というものでもない。守るものと守られるもの。そこには両者の存在がどれだけ近い位置にあろうと、明らかに一線が引かれている。それは単にパワーや戦闘力の違いによるものじゃない。その背中、行動原理、思想、これらが半歩、一歩進んでいるからこそ、だ(大きな力を持つものの、それは義務とも言えよう)。そして、ここが肝心なんだけど、守られるもの(もしくは視聴者)が、目標となるべき存在。引かれた一線を踏み越え、いつか“あなたと肩を並べてやる”“あなたを超えてやる”と思わせる存在であるべきだろう。ジャスピオンに限らずとも、あなたの心のヒ-ローを思い浮かべてみよう。その彼らにあこがれ、手本にし、一歩でも近づく努力をする。ヒーローと視聴者の関係、かくあるべき。決して、変身しても常に同族や同僚の力を借りて敵を、悪を倒すのがヒーローではないはずだ(わかるかね、ミライくん)ある意味、ヒーローの究極の存在理由ってそういうものだと思うし、この「まぶしいあいつ」という歌は(この部分のフレーズは)それを教えてくれているんじゃないだろうか?串田アキラの力強いボーカルが壮大な説得力を持ち、コロムビアゆりかご会の美しいコーラスがそれを後押しする。ヒーローとは何か、その答がここにある!
2007.02.24
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♪誰だ!光あふれる世界に 誰だ!嵐を起こすのは まぶしい太陽かくす黒い雲を 吹き払うのさ愛と勇気で 君も走れ 君も戦え 思い切り明るく 叫べ 笑え 「ブルーフラッシュ!」 シャイダー守ろうぜ シャイダー美しい地球を 宇宙刑事シャイダー 誰だ!やさしく弱いひとみを 誰だ!涙で汚すのは 幸せの花を枯れさせるやつらに 立ち向かうのさ苦しくたって 君も燃えろ 君も飛びたて さあ広い宇宙が呼んでいるぜ 「ブルーフラッシュ!」 シャイダー貸してくれ シャイダー君のその力を 宇宙刑事シャイダー 君も走れ 君も戦え 思い切り明るく 叫べ 笑え 「ブルーフラッシュ!」 シャイダーつくろうぜ シャイダー暖かい明日を 宇宙刑事シャイダー♪前回の列伝から少々間が空いてしまったが、やはりギャバン、シャリバンの歌を取り上げたらシャイダーも…ということで、宇宙刑事三作目の青きヒーローの主題歌を。その宇宙刑事主題歌、第一声っての、みんな呼びかけなんだなぁ。「男なんだろ?」(ギャバン)、「Hey,Boy!」(シャリバン)、そしてシャイダーは「誰だ!」どうだいこの自信に満ち溢れたフレーズ!名ボーカリスト串田アキラのドスの利いた声と相まって、迫力満点もいいところ。ギャバンの「男なんだろ?」も強烈だけど、この「誰だ!」もそれに負けないインパクトがある(ついでに言えば、その後番組の「巨獣特捜ジャスピオン」のオープニング第一声は「Come on Boy!」と、同じ流れを汲んでいる)それにしても、こうして歌詞をみると宇宙刑事ソングも完全に熟成した感があるな。「守ろう美しい明日を!」と括るその目線は、単にひとつの敵から“守る”と言っているんじゃないのは明白で、“光り輝く世界を、弱くて儚いものを、愛と勇気を持って、苦しくても立ち向かい(←ここがポイント)、黒い雲を吹き払うんだ”と、普遍で大きなスケールを持って受け止めるのが正解なんだろう。そして、“思い切り笑い、叫び、飛び立て、広い宇宙へ”と、これも宇宙刑事らしいメッセージだ。ところで、宇宙刑事シャイダーのコンバットスーツ(戦闘用強化服、のようなもの)の色は、青を基調としている。シャイダー=沢村大は新米宇宙刑事ということで、キャラにリンクした色、と取れるが、もうひとつ青といえば連想されるもの。それは地球。シャイダーの戦う相手フーマは、物理的に地球(を含む銀河系)を破壊、侵略するのではなく、心理的な戦略、攻撃が多かった。人々の心をかどわかし、人々の心を支配する、ある意味で邪教集団と言える。で、地球は大きく、光あふれる世界(星)。しかしそこに住む人々の心を攻め立てれば、脆く崩される星でもある。これは今の世の中を見れば明らかで、暖冬冷夏を初めとする異常気象はこの星の生命体系を狂わせ、また諸所の地下核実験などはたやすく震災を引き起こす。地球の子等たる多くの動植物が悲鳴をあげている、そのきっかけを引き起こしたものは何か?幸せの花を枯れさせるのは誰だ?人々の心の黒い雲。私利私欲のみに憑き動かされる、身勝手な邪心。「君も戦え!」シャイダーが説くこの言葉が、何を意味するかはもうおわかりだろう。まぶしい太陽を隠し、環境破壊まで引き起こし、地球を壊す人々の黒い雲に、苦しくても愛と勇気で立ち向かうのだ。“その力を貸してくれ”シャイダーの呼びかけは、そのまま地球からの呼びかけであり、生きとし生けるもの(もちろん、己の聖なる心も含まれる)からの願いなのだ。2040年には温暖化が進み、北極の氷が溶け海の水位が6m上昇、などと恐ろしい予測が報道されている。そうなる前に美しい地球を、シャイダーをはじめ多くのヒーローが守りぬいてきた地球を、心の中のフーマから「守ろうぜ!」
2007.02.22
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ってことで、引き続き「ドリフ大爆笑」。なんて言いながら、これは「8時だヨ 全員集合!」の話だけど、あの番組最初の、20分あまりの舞台コント(「国語・算数・理科・社会」とか「母ちゃんシリーズ」とか)と、終盤の、長さんの「はい、次いってみよう、次どーぞ」も思い出深いショートコント集。一週間に一度の生放送ってこともあり、ネタ会議からリハーサルに及ぶまで、それはもう緻密でしつこい程くり返しの稽古によるものだったとか。わかるわなぁ、一世風靡したヒゲダンスのコーナーで見せたあの技の数々、そりゃ即興でできるもんじゃないもんな。ネタ会議でも、独自の哲学と自負をもっていたドリフ、ってか長さん。製作スタッフが彼を「よし、次回のテーマはそれでいこう」と首を縦にふらせるまでにけっこう難儀したそうだ。アドリブを許さず、徹底的に元のネタを完璧に演じられるまでリハーサルを重ねたというドリフ。前回「大のおとながバカやって…」なんて書いたけど、その舞台裏では大人らしい(芸人らしい)努力があったんだなぁ。でもって、「大爆笑」もまた、そんなドリフの努力が垣間見える気がする。なにより、ミュージシャンのくせにお笑いが好きなんだなぁと思わせるところがいいね。今、見直してみるとネタもオチも大概読めてしまうけど、でもリモコン片手に早送りする気にならないのはやっぱり私の脳にドリフの笑いが染み付いてるから、かもしれないな。そこで、志村けん。いろいろゴタゴタありながら(ホントにいろいろあったのだ)、晴れて荒井注の替わりに正規メンバーとなったのに、「東村山音頭」がヒットするまでまったく不人気だったけんちゃん。あの歌がブレイクし、破竹の勢いで人気者になったその後の活躍はみなさんご存知の通りなんだけど、先の“いろいろゴタゴタ”のせいか、長さんとの仲が今イチ…っての、あったようで。「大爆笑」のコントって、基本的にドリフ全員もしくはメンバーの何人かで…ってのがパターンなんだけど、問題なのはその何人かの組み合わせ。これ、後半になればなるほど如実になってくるけど、「もしものコーナー」(←これ、初回からやってたのな)以外でけんちゃんと長さんがふたりっきりでのコントっての、あんまり無い。ほとんど、無い。カトちゃん、仲本工事、ブーちゃんはけっこう長さんと組んでるのに。5人全員でのコントなら共演もあるんだよな。しかし、長さん対4人って図式(「全員集合」の冒頭コントの様な)のせいか、けんちゃんあ~んまり目立ってない。むしろカトちゃんとふたり、もしくは仲本工事と組んでゲストをイジリ倒すときの生き生きとした動き、表情がとても際立って見える。あくまで勝手な推測だけど、やっぱりけんちゃん、自分がお山の大将になりたかったのかもしれない。ただ、けんちゃんの「だいじょうぶだぁ」(←これも今スカパーでやってる)を見ていて思ったのだけど、田代マーシー(あの事件がなきゃなぁ…)や桑マン、石野陽子、松本典子etcたちと、自分のファミリーを作りながら繰り出すコントって、独自の面白さはある半面、どこかドリフコントの延長線上にも見えるんだな。ドリフというお釈迦様の掌から逃げ出そうとするけんちゃん=孫悟空、といった感がある(その意味で、あの「飛べ!孫悟空」って番組は暗示的だ)。“アイーン”や“だっふんだぁ”も、「全員集合」の“怒っちゃやーよ”“ナンダバカヤロー”(←荒井注じゃないよ)と同じ文脈で括れるしなぁ。ま、それはともかくけんちゃん、かつて大ブレイクし歳とった今でもキャラを崩さない貴重なコメディアン、生涯その道を突き進んでほしいもんだ。もうドリフの新作コントは見られないけど、ドリフターズってやっぱり心の故郷だし…。最後に。「大爆笑」のエンディングは、「全員集合」と同じく「いい湯だな」の替え歌。これもずーっと変わらないね。だけど、映像がもしものコーナーの衣装のまんまメンバー全員が踊ったりおどけたりと、後年のエンディングに比べてイキな演出。終わりまでサービス精神満載の「大爆笑」なのであった。この頃はね…。
2007.02.21
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そういや、私が風邪でダウンしているとき、「ドリフ大爆笑」の総集編とかっての、やったんだよなあ。DVD発売のプロモーションを兼ねてたのかな?この「ドリフ大爆笑」といえば、「8時だヨ 全員集合!」と並んでザ・ドリフターズの代表番組だ。と、ふと思ったが、大爆笑と全員集合、このふたつの番組だけでその名を永遠のものにしてしまったドリフって、スゴイよなぁ(「飛べ!孫悟空」やいくつかの映画、ヒット曲はあるにせよ、だ)ま、そりゃいいけどさ、今スカパーでその「大爆笑」の、初期の頃の作品をやっていて、興味深く観ているところ。「大爆笑」のオープニングって、かつて森口博子がネタにしてた、ドリフの面々のやる気なさそ~な顔&振り付け(♪ド、ド、ドリフの大爆笑~♪)が思い出されるのだが、最初のころの歌って違うのな。♪夜だ8時だドリフの時間 これを見なけりゃ話にゃならぬ 爺ちゃん 婆ちゃん 姉ちゃん 赤ちゃん 笑いのことならお任せください ドリフのドリフの大爆笑!♪なにかの民謡、唱歌をモチーフにしたと思われる(ドリフの得意技だ)歌詞が、昔のバラエティ番組らしいやね。ご丁寧なことにこれ3コーラスまで歌ってて、しっかりワンコーラスごとに衣装も替えたりして、けっこう凝ってる。ただ、やる気のない振り付けはこの頃からで、ひとり長さんだけ妙に張り切ってるのがなんとも言えずに微笑ましい。あ、“笑いのことならお任せください”のところが、かのジャパネットタカタに通じる(フレーズ、メロディ共に)のもインパクト大。番組の構成自体はずっと変わらない。ショートコントの合間にゲストの歌が入るってパターンで。ちなみに、こないだ観た「大爆笑」第2回のゲストは、桜田淳子、児島みゆき、千昌夫、玉川良一、伊東四郎、エバ(ゴールデンハーフ)、テレサ・テン(!)、ビューティ・ペア(!!)、ピンクレディー。ゲストのラインナップがもう、ドリフらしいというか、1977年当時のバラエティ番組らしいというか。伊東四郎(まだ髪の毛もフサフサで、今のような人のいいオヤジじゃなく、いかにもコメディアンらしい胡散臭さ全開。加えて言うなら目がちょっと南海キャンディーズの山ちゃんに似てた頃?)と千昌夫は第1回にも出てたから、レギュラー扱いかもしれない。玉川良一…ドルーピーの声のまんまじゃん!(そりゃそうか。あとワンサくんのナレーションもやってたっけ)顔見てもとっさに名前が出てこなかった。児島みゆきは、やはりコケティッシュな魅力があったな。ちょっとデビュー当時の本田美奈子(プラス、アンヌ隊員)を思わせる。エバはもうねぇ、それ以前からドリフ御用達だったしなぁ。テレサ・テンがドリフと一緒にコントをやってるのにはちょっと驚き。久しぶりに動くビューティ・ペア(今の若い人たち、知ってるかな?女子プロレス最初のタッグアイドルだよ)を見てしまった。もちろん「駆けめぐる青春」(←すごいタイトルだね)もワンコーラス、あのすさまじい振り付けも堪能した。こうしてみると、クラッシュギャルズ(長与&飛鳥)がいかにアカ抜けてたかってのがわかるよなぁ。桜田淳子はメチャクチャかわいかった(♪もうどこへも行かないで お願いです~♪)が、その後の人生を思うと、なにか悲しいものがある。桜田淳子なぁ…名曲もあるのになぁ…。そしてピンクレディ。志村けんとのコントがスッゲーかみ合わない。むしろ長さんと絡んだ方がのびのびとコントをやってる感じ。この辺、「東村山音頭」でブレイクしてまもないころのけんちゃん、ゲストいじりの技はまだまだこれから、ってとこだな。「カルメン77」は、当然ながら凄みを感じたな…。余談だけど、第1回のゲスト、キャンデーズはさすがに「全員集合」で鍛えられた(?)だけあって、違和感なくドリフコントに溶け込んでいた。名曲「哀愁のシンフォニー」を歌ってた頃だ。しかしな~。ドリフのコントって、昔からずっと変わってないんだな。けんちゃんの頭髪と長さんの顔を除けば、初回だろうと第50回だろうと100回だろうと、コントレベルが同じ、っての、ある意味スゴイ。面白いかどうかは別にして。大のおとなが一生懸命にバカやってる、これに少々感動してしまうんだな。で、次回はそんなドリフのコントについて、ちと書いてみたい。今見直すと、けっこういろんな思いが交錯するのだ…。
2007.02.20
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今、スカパーでとりあえず欠かさず観てる特撮ドラマのひとつが超人バロム1。しかしなぁ、数千年ものあいだ悪(ドルゲ)と戦ってきたコプーが、定番の「自分の命も顧みず、なんと勇敢な…」ってな理由からふたりの子供に使命を託して…っての、特撮ドラマならではの“理屈”だよなぁ。無理はあるけど、感覚的にしっくりくるね。で、何話か放映されたエピソードのなかで、このタコゲルゲの話が、んま~笑えるというか、70年代東映ヒーローを象徴するエピソードだったのだ。魔人ドルゲの生み出した新たな悪のエージェント、タコゲルゲの使命は、山北ダムを決壊させ下流にある街を壊滅させること。しかし、そんなの怪人(魔人)に命令せんでもアントマン(戦闘員)にやらせりゃいいのに。まぁとにかく、貯水池から姿を現すタコゲルゲ(こいつ、元は水ダコだな)、タコ爆弾(タイマー付き)をセットする。ねっ?これだけだもん、やっぱりアントマンに…(以下省略)。ダムの警備員が見回りに来る。と、ルロロロロロ…の不気味な声。誰だ!どこにいるんだ!と周囲を見回すと、またも水の中からタコゲルゲが。そして、言ったもんだ。「俺の姿を見たな?悪のエージェントの姿を見た者はひとり残らず殺す!それがドルゲの掟なのだ!」…あの~タコさん、別に爆弾をセットしたら素直に基地へ帰ってれば、いや、警備員が通りかかったとき静かにしていれば、いやいや、呼びかけに対して素直に水中から出てこなければ、見つかることもなかったのですよ?(鬼ごっこじゃないんだから)自分から姿を見せておきながら「見たな?」とは、ひでぇ言いがかり。でまぁ、タコ墨吐いて警備員を焼き殺すことに成功。やれやれと思ったとたん、パシャパシャとシャッターを切る音が。カメラを手に偶然通りかかった少年に、一部始終撮られてやんの。マヌケ。「たとえ子供とは言え、許さぬ!」とその少年を追いかけるタコさん。少年が他の警備員に助けを求めて事務所手前の門のところまで逃げてくる。タコさん追いつくも、少年が押した呼び出しブザーに「ギギー、オレはこの金属音に弱いのだ~」と退散してしまう。情けな~。やっと出てきた警備員に懸命に説明する少年。けれど、なぜか警備員の中に松五郎さん(バロム1と共にドルゲと戦うおじさん)がいるってのに、信じてもらえない。ならばと今度は撮ったフィルムを現像して、今度は交番へGo!再度訴える。だが、写真のタコゲルゲ(なぜかカメラ目線)を見ても、大人をからかっちゃイカン!とここでも少年は信じてもらえない。が、ちょうどそこへ猛と健太郎(俺たちふたりでバロ~ム1!)がやってきて、顛末を聞いてすかさずドルゲ魔人だと看破。さすが主人公。一方、本来の目的、タコ爆弾のセットはこなしたものの、少年に見られたことを理由に、あわや処刑されそうになるタコさん。寛大なドルゲの「もう一度だけおまえにチャンスを与える」のひと言で延命。タコさんよかったねぇ。その後いろいろあって、少年と松五郎、猛の姉ちゃんを人質に、猛を地獄谷(出た!)までおびき寄せるタコさん。磔にされた彼らの前で、触手に首を絞められもがく猛に、タコさん言い切った。「ここがバロム1の片割れの墓場となるのだ」おいおい、完全に正体をばらしてんじゃん。猛と健太郎が正義のエージェント(バロム1)であることを他の人に知られたらまずいことが起きるんじゃなかったのか?(何も起きなかったけど)苦しみながら、猛が言う「最後に教えてくれ、おまえたちは何をたくらんでいるんだ?」また、わざわざタコさん答えるんだな。「よし、教えてやろう。特製のタコ爆弾で、山北ダムを破壊してやるのだ!」「なんだと!?」「しかも、爆発まであと2分(!?)なのだ!ワハハハハ」…タコさん、時計もないのにあと2分なんてよく判るな。いやその前に、タコさん爆弾のタイマー、えらく余裕を持ってセットしたもんだな(最初にセットしてからここまでに、警備員を焼き殺し、少年は写真を現像し、一度はバロム1がタコさんと戦って退散させ、そのタコさんが今度は松五郎以下3名を人質に取り、呼び出された猛が谷までやってきて…でまだ爆発まで2分もあるの?)とにかく、それを聞いた猛くん「健太郎、今の話を聞いたか?」「おう!」見事なふたりのコンビネーションプレイ。一見、単身谷までやってきたかに見えた猛くん、ちゃんと健太郎くんもひそかについて来てたんだね。タコさんを蹴っ飛ばし、難を逃れた猛くん、駆け寄る健太郎くんと、この回二度目の「バロ~ム、クロ~ス!!」群がるアントマンを蹴散らし、マッハロッドでダムへまっしぐら。到着し、ふとたたずむバロム1。「爆弾はどこにあるんだ?」そりゃそうだわな。しかしまぁ長い2分だね。と、不意に地面に耳を当てるバロム1。そこにナレーションがかぶる。「バロム1の耳は、普通の人より遥かに遠くの音まで聞くことができるのだ」やおら立ち上がると、「わかったぞ!」と叫び、バッロ~ム、とジャンプ一線!…タコ爆弾のタイマー、デジタル式だったらよかったのにね。「あった!」なんともアナログチックな爆弾の元へ駆け寄るバロム1の足に、タコゲルゲの触手が絡みつく!(…ってことは、タコさんそこで待ち伏せていた?…ってことは、タコさんの足はマッハロッドより速かった?瞬間移動か!?)なんとか振りほどき、間一髪!爆弾を手にすると、バロム1が空にほおり投げる。爆発!そしてタコさんとのタイマン勝負。これ以降必殺技となるバロム爆弾パンチがこの回、初のお目見え。よもや爆弾を狂言回しにしたエピソードだから“爆弾パンチ”でもあるまいが…。で、それを食らったタコさん、最後に言い残した。「くそう、あの金属音だけがオレの弱点のはずなのに、なぜ負けた~」結局、この弱点って、少年が難を逃れた以外にまったく生かされなかったのね…。やっぱりタコさんの敗因って、余裕を持ちすぎたタイマーのセットだよなぁ。あと、敵の問いかけにまっすぐ正直に答えてしまうところ。しかし、悪のエージェントと正義のエージェントがこんなことを繰り返してるんだから、そりゃ何千年も決着がつかないわけだよ(トホホ…)
2007.02.19
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それまで見落としていて、んっ?と気がつき慌てて録画して観たのが「さすらいの太陽」第3話。タイトルは「盗まれたメロデー」。おっとこれ間違いじゃないよ。ちゃんと画面に“メロディ”じゃなくこう映されたのだ。なんか時代を感じるね。この回、ちょうど名曲「心のうた」が誕生する話だった。ストーリーはこんな感じ。ある日、クラスで合唱コンクールに歌う曲を誰か作らないか?ってなことになり、主人公の「のぞみちゃん」とライバルの香田さん(まったくもってオレンジ色の髪)に白羽の矢が当たる。ちなみにこのふたり、出生の秘密があって、同じ病院で同じときに生まれたんだけど、心無い看護婦の手で親をすりかえられてしまうのだ。本来のぞみちゃんは大金持ちの娘、香田さんは下町で屋台のおでん屋を営む貧しい家の娘だったのが、この事件がきっかけで立場が入れ替わっちゃうんだな。余談終わり。で、ふたりともがんばって曲を作る。が、香田さん自分じゃ作らず貧しい音楽の家庭教師にやらせるのだ。そのくせ、そのカテキョーが作ったメロディに地味だのなんだのとイチャモンつけたりして、んま~ヤなヤツ。「金持ちケンカせず」って言葉があるけど、ことドラマの世界では無効だね。一方のぞみちゃん。実家が質屋のクラスメイトがいて、そいつの店で白いギターを1500円で買う。ちなみにガットギター。これで作詞作曲しようってんだからスゴイ才能、と言いたいところだけど、のぞみちゃんギター弾けるの?ちゃんと弾けるんだなこれが。おでん屋も手伝わず、その脇でボロボロと弦をはじき、曲作りに勤しむ。店をたたんで家に帰る最中、お父さんに諭される。「歌ってのは、もっとこう自然に生まれてくるものじゃないか?うれしいとき、楽しいときに思わず出る鼻歌、これが本当の歌だと思うぞ」そのひと言に目が覚めたのぞみちゃん、家の近所(たぶん)の川辺でさらに励む曲作り。と、小舟に乗った子供たちがみんなで楽しそうに歌ってるのを見かける。♪腕を振って足を上げてワンツーワンツー休まないで歩け~♪(こんなところも時代を感じるね。水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」だ)そうか!おとーちゃんが言ってたのはこのことだったのか!のぞみちゃんがついに「心のうた」のヒントをつかんだ瞬間だ。それからまた、屋台の脇でギターで曲を練習をしていると、先の貧しいカテキョーがフラリと立ち寄る。おでんをつまみながら、のぞみちゃんのギターに耳をかたむけるカテキョー、これだ!私が(コンクールのために)作りたかったのはこんな曲だった!と、何かをたくらむカテキョー。あ~、この回のタイトルがここに関わってくるんだねぇ。そして、場面はふたたび学校。のぞみちゃんと香田さん、ふたりが持ってきた楽譜を手にした担任が「香田から歌ってみろ」とうながす。のぞみちゃん、彼女の歌を聴いて愕然!これは私の作った歌じゃないか。詞は違えど、メロディはまぎれもなく私の歌!!次にのぞみちゃんが歌う番。ショックを隠せないまま、それでも気丈にクラスのみんなの前で「心のうた」を歌うのぞみちゃん。なんだ、同じ歌じゃんかよ!あ~、後攻は辛いよ。職員室に呼ばれるふたり。どっちがマネしたんだ?しかしどちらも譲らず「私はマネなんかしてない!」ま、この時点では香田さんもウソはついてない。カテキョーが自分で作ったと思い込んでるからねぇ。だけど、しっかり家で問い詰める。あの歌はあなたが考えたんじゃないの?カテキョー素直に自白。実はおでん屋へ立ち寄った時に…。この先が金持ちの余裕、というかイヤラシサ。札束を渡し「盗作のことは黙っているのよ!」と口封じ。あ~ヤダヤダ。後日、再び職員室に呼び出される香田さん。「もう一度聞くが、あの歌をつくったのは本当におまえか?」当然のようにうなずく香田さん。だが…。「ウソをつくな!このお金に見覚えがあるだろう!…これはおまえの家庭教師と名乗る男が、おまえに返してくださいと置いていったものだ!」先生が机の中から取り出したのは、まさしくあのときの札束…。はれて「心のうた」はのぞみちゃんのものに。この先彼女の運命を大きく左右することになる名曲は、こうして誕生したのであった…。のぞみちゃんの声がもし松島みのりさんだったら、思いっきり「キャンディ・キャンディ」のエピソードにも取れる、典型的ないじめられっ子立身物語だな。実際に彼女の声をアテていたのは藤山ジュンコさん。この声がま~高校生(のぞみちゃん)とは思えん大人びた(というかスレた)雰囲気で、その容姿とはミスマッチもいいところ。けど、観ているうちにこの声がクセになるのが不思議で、例えるなら声優界の池田鴻といったところか。実際、ちょっとのぞみちゃんにホレそうだしなぁ(笑)それにしても、あの「心のうた」のきっかけが「三百六十五歩のマーチ」だったとはね…。
2007.02.17
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いや~不覚でござった。こないだの日曜日からずっと、風邪で寝込んでしまった。熱も出たし、鼻水も止まらぬ。手を洗うたびに水道からの水から必要以上に異様な冷たさを感じ、夜中に己のくしゃみで何度も目が覚めるのでござるよ。おっと、温暖化の影響か、巷ではすでに目のかゆみや鼻の不具合を訴える御仁が多くいらっしゃるようだが、拙者の場合は間違いなく風邪なのでござる。あの独特の頭痛も、鼻が使い物にならぬ故の、食事の無味無感動さも、薬による強制的爆睡も、すべてはこれ、風邪なるがゆえに。昨日も体調と相談しながら会社へと参ったのでござるが、今だ病は体より去らず、やむなく早退となり候。不甲斐ないところを同僚たちに見せてしまったのでござった。されば、まだ体調完全回復に至らぬゆえ、本日はこれにて失礼仕る。あ、次回の予告でござるが、またしばし、CS鑑賞記をばご報告致したく御座候。では、ゴメン。ニンニン。
2007.02.15
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星空のメッセージ♪星空のどこかに故郷がある 愛する人が俺を呼んでいる 悲しみの重さにうつむく夜は 瞳を上げるのさ銀河の彼方へ 立ち止まるな 弱音を吐くな 夢をあきらめるな 数えきれない光がささやく 暖かい星空のメッセージ あの人もどこかで銀河を見上げ 俺の名をつぶやいているだろうか さびしさは愛を強くしてくれる 笑って逢える日を信じていてくれ ※俺もそうさ負けやしないよ 元気でいてほしい 夜空に浮かぶなつかしい顔に 呼びかける星空のメッセージ※ ※~※♪単身赴任でも長期出張でもその他の事情でも、異国、他県に長期滞在したとする。愛する家族や恋人、仲間と長いお別れ。ホームシックとまではいかなくても、やはり時には故郷をなつかしく想う。さみしい気持ちにふと顔を上げると、空には星々が思い思いにまたたいているのが見えた。しばらくの間、夜空を飾る星たちに愛しい人の姿を重ね合わせ、心をおよがせて見る…。星々がささやく。立ち止まるな、弱音を吐くな、夢をあきらめるな。本来冷たいはずの宇宙空間から暖かな励ましのメッセージ。きっとそれは、あの人から星を伝わって届いた想いでは?心が燃える。力強くうなずく。俺も負けない。だからあなたも、どうか元気で。そして笑って再会できる日を待っていてくれ。夜空に浮かぶなつかしいその顔に、心からのメッセージを返す。あの人に届けと願い、また再び上げていた顔をふっと下ろす。いつしかさみしさが勇気に変わっていた…。串田アキラの声って、どうしてこうもソウルフルなんだろう。宇宙刑事シリーズがそれまでの日本特撮界を一気に覆した名作なら、彼の歌もまた、それまでの特ソン四天王(子門、水木、ささき&堀江さん)が築いてきたその世界に彗星のごとく飛び込み、一気に確固たるポジションを得たものだ。彼とギャバン、そうした意味でよく似てる。宇宙刑事=串田なんだなぁ。あえて注釈を入れれば、それ以前にも彼の名作特ソンはあったし、ギャバンソングにしても、山川啓介、渡辺宙明なくしてこの図式って成り立たないんだけど…。この宇宙刑事ギャバンのエンディングテーマ「星空のメッセージ」。オープニングテーマの“寝た子も起こす”荒々しさと、しかし清々しい光に照らされて、静かに光る名曲となっている。例えてみるならオープニング=太陽に、エンディング=月。晴れ渡った夜、聖なる光で街を銀色に浮かび上がらせる月の光は、そのままギャバンのコンバットスーツの色に通じるもの。だから、和製フォークにも通じる望郷ソングなテイストでありながら、はっきりこれ、ギャバンソングなのだ。凛とした冷たい空気と流れ星のようなきらびやかさを感じるメロディ&アレンジに、串田=ギャバンの内なる熱い魂が思いを語る。叫ぶ。他のどのヒーローでもない、ギャバンだからこそ。父を探しながら、母の故郷地球を拠点に生身の体でマクーと戦うギャバン(一条寺烈)だからこそ、星に、銀河に誓うその姿がジンとくる。視聴者と地続きの体のギャバンであるからこそ、メッセージも生き様もこの上なくストレートに伝わってくるんだな。ギャバンの生き様がさらにこの歌を高みへと押し上げていると、私は聴くたびにしみじみ思う。静かに熱い魂が蘇る、まぎれもなく名曲なのである。
2007.02.09
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♪男なんだろ?グズグズするなよ 胸のエンジン灯をつけろ 俺はここだぜ一足お先 光の速さで明日へダッシュさ 若さ 若さってなんだ? 振り向かないことさ 愛ってなんだ? ためらわないことさ ギャバン あばよ涙 ギャバン よろしく勇気 宇宙刑事ギャバン 悪いやつらは天使の顔して 心で爪を研いでるものさ 俺もおまえも名もない花を踏みつけられない男になるのさ 若さ 若さってなんだ? あきらめないことさ 愛ってなんだ? 悔やまないことさ ギャバン あばよ昨日 ギャバン よろしく未来 宇宙刑事ギャバン 若さ 若さってなんだ? 振り向かないことさ 愛ってなんだ? ためらわないことさ ギャバン あばよ涙 ギャバン よろしく勇気 宇宙刑事ギャバン♪1982年に放映された「宇宙刑事ギャバン」は、ビジュアルイメージからストーリー、アクションなど、あらゆる面でそれまでの特撮ヒーローを“俺はここだぜ一足お先”とばかりにポンと超えた、エポックメイキング的な作品だった。どれだけすごかったかは映像を見れば即お分かりいただけると思うので、ここでは多くを語るまい。とにかく画期的。とにかくスケールアップ。大葉健二の名演とあいまって、特撮界にゆるぎない金字塔を打ち立てたのだ。そしてまた、歌も。前回も取り上げた、そして今後も何度となく取り上げることになるだろう数々のすばらしい宇宙刑事ソングは、この「宇宙刑事ギャバン」からはじまった。「マジンガーZ」「人造人間キカイダー」からアニソン・特ソン界に君臨し続けた作曲の渡辺宙明が馬飼野雄二(編曲)、山川啓介(作詞)とガッチリ手を組み、特ソンというジャンルを超え日本の音楽界に確かな歴史を刻んだのである。うなるブラスはまさに特ソン新時代に向けたファンファーレ。ミディアムテンポゆえ重厚さとハードさが際立つリズム。イントロや歌の合間に入る琵琶(名脇役!)がまた、アレンジに厚みをもたらす。そんな調べに乗せ、歌われるテーマは「人間」。山川啓介、渾身のフレーズたちが、それまでのヒーローソングとはまったく違う視点でギャバンの心情、ひいては人の在り方を熱く語るのだ。悪との戦いに対する決意は、ここではまったく歌われていない。唯一、2番のはじめにその片鱗がうかがえる、と思いきや、単にそれは比喩的表現にしかすぎないことが、先を読む(聴く)とわかる。“悪を倒す!”そんなことは前提。それを踏まえ、“名もない花を踏みつけられないやさしさを持つ男になるのさ”と、あくまでも聴き手側に呼びかけるこの鮮やかさ!そして、ギャバンが煽る。“若さってなんだ?”“愛ってなんだ?”かつてのヒーローソングでこんな直球を突きつけてくるヤツって、いなかった。それでいて、安っぽくポップス化した昨今の歌とはまったく別次元、しっかり足が地に着いた確かな重み(テーマソングの重み、とも言える)がそこにあるのだ。若さってなんだ? 振り向かない(あきらめない)ことさ愛ってなんだ? ためらわない(悔やまない)ことさなぜならこの主張、答えを、劇中ギャバンが身をもって示してくれるから。犯罪組織マクーへの鬼神のごとき怒り、仲間たちに投げかける微笑、インサイドストーリーでもあった、父との再会で流した涙…。他のヒーローと違い、あくまでもコンバットスーツというハイパーウエポンを“蒸着”して戦う、生身の人間ギャバン(一条寺烈)だからこそ、彼の一挙手一投足が、感情のうねりが胸を打つ。そう、この歌は人間・ギャバンから私たちに向けられたメッセージなのである…。男・強さ・やさしさ…後にシャリバン、シャイダーと続く宇宙刑事シリーズの根底に流れるこれらのキーワードは、すでにこの主題歌に込められていた。ソウルなボーカルが曲によくマッチする串田アキラの代表作にして、魂にズバンと訴えかけるパワーを持つ大傑作ソング。未聴の人は今からでも遅くない。ぜひこの歌に触れ、“歌の持つパワー”の強大さとギャバンからの熱いメッセージを受け取ってほしい…。
2007.02.08
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♪強いやつほど笑顔は優しい だって強さは愛だもの おまえと同じさ 握った拳は誰かの幸せ守るため ※倒れたら立ち上がり 前よりも強くなれ 苦しみを 苦しみを 超えようぜ Oh,Yes! おれたち男さ 男さ※ 数えきれない夜空の星でも きっと誰かが夢見てる おまえと同じさ 明日が今日よりいい日になれと祈ってる 悲しみに微笑んで 喜びにうなずいて 思い切り 思い切り 生きようぜ Oh,Yes! おれたち仲間さ 仲間さ ※~※♪日本を代表する特撮ヒーロー四天王といえば、ウルトラとライダー、戦隊シリーズ、そしてもうひとつは宇宙刑事をおいて他にない。ホントに?と、もし疑問に思われたら、ギャバン、シャリバン、シャイダーの、どの作品どのエピソードでも観てみることをお薦めしよう。ウルトラやライダーとは別のアプローチで、あなたに正しいものは?男(人間)とは?強さとは?何かを教えてくれるから。これぞ王道!の風格を持つ宇宙刑事シリーズ。彼らの生き様(彼らには生き様って言葉が良く似合う)が何より説得力を持つ。そして、胸を打つ。どんな敵が現れようと、無闇なパワーアップに頼らず己の意思の力ひとつで乗り越え、倒してゆく。そう、彼らの持つ一番強い武器。それは、敵を一刀両断に葬るレーザーブレードでも、各々が持つ戦闘母艦でもなく、意思、勇気なのだ(と書くと「はじめの一歩」だな)誰かの幸せを守るために振り上げられた拳が意味するものは、腕力以上に振り上げるという勇気。倒れたら立ち上がるのに必要なのは、杖より先に立ち上がろうとする強い精神力。明日が今日より良い日になれ、と祈りを捧げ、形に変えるのは、まごう事なき意志の力。肉体的に強くあるのは大切なこと。しかしそれは、そんな精神力を受けて立つための強さ、なんだな。強さ=戦闘力、ではないのだ。宇宙刑事シャリバンは、劇中幾度となく、敵組織マドーの手に落ち、窮地に立った。霊魔導師レイダーが攻めてきたときなど、精神的にも肉体的にもトコトン追いつめられた。そのとき、彼にピンチを切り抜ける力を与えたものは何か?かつて森林で、彼(シャリバン=伊賀電)を救おうと必死に熊と戦った父の姿。子供の自分を抱くやさしい母の姿。そして、故郷イガ星の復興にかける熱い想いだった。今まさに絶体絶命のとき、シャリバンはそんな幼い日の光景、想いを力に変え、咆哮とともに再び立ち上がったのだ…。そのシャリバンが説く。“倒れたら立ち上がり 前よりも強くなれ”シャリバンは倒れることを否定しない。倒れるなとは言わない。もしおまえが倒れたらまた立ち上がれば良い。いや、立ち上がることこそ大切。そして苦しみを超えてゆこう。そう!俺たちは男だ。シャリバンが呼びかける。“悲しみに微笑んで 喜びにうなずいて”悲しいときに微笑む力が強さ。喜びにうなずける素直さ。みんな、思い切り生きようぜ。そう!おれたちは仲間なんだ…。パワフルな渡辺宙明サウンドにのせ、串田アキラが渾身の“力”で歌う宇宙刑事シャリバンのエンディングテーマ「強さは愛だ」。名曲ぞろいの宇宙刑事ソングの中でも、特に私が愛してやまない珠玉の1曲。みんな、強くなろうぜ!私も目指す!
2007.02.07
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いきなりだけど、「女性は子供を生む機械」って言葉、たしかに言い逃れできない暴言だろう。労務管理のしっかりした企業ならそれ一発でセクハラ問題、哀れ降格、ヘタすりゃクビ、ってなもんだ。ましてや政治家ともなれば、影響力、注目度も増大。問題視されるのも致しかたない。軽率、というより人格の問題だな。しかし、しかし。それを糾弾する女性議員にも呆れるね。「全女性を代表して、謝罪と退任を要求します!!」目の色変えて、顔つき変えて、正義の使徒と化して攻め寄る辻○議員に、なんともインチキくさいパフォーマンスを感じてしまったのは私だけか?小学校のホームルームじゃないんだからさ、どうせ抗議するならもっとウィットに富んだ言い方をしてくれよって。大人らしく、議員らしく、さ。退任を求めるのはともかく、そのやり方、発言が、どうも頭悪く見える(失礼!)んだよって。しかも、その得意げな顔が「どうだ、私は女性の味方だ!」って言ってるみたいでイヤラシイ。重ねて言うけど、あの発言に抗議するのはいい。もっと他にも議員としてやらにゃならんことってのはあるハズだけど、あえてそれは置いておく。ただ、幼稚な反論、糾弾の仕方に辟易なのだ。さらに辻○議員。あなたはかつて、失言暴言など訴える資格もないほどのことをしでかして失脚した筈。ノド元過ぎれば正義の味方か?いずれにしても、あんなひと言(←これが一番の暴言か?)であれだけ大騒ぎしちゃうんだから、平和な国だね…(マスコミの影響によるところも大だな)。ついでにその渦中の人、柳沢大臣も「そして男は生ませる機械」「だから女性には頭が上がらない」くらいのこと言えばいいのに。言い訳にもならんけどさ。もう想像力とボキャブラリーの貧困さが問題なんだろうなぁ。少し考えれば、その言い回しが問題になるかどうかなんて解りそうなもんだろうに。前後の文脈から、必ずしも女性を卑下する意味で使ったわけではない、って言ったって、マスコミ連中そして名を上げたい議員が見逃す訳ないって。一部の言葉(なり、絵なり)を切り取ってあーだこーだ言うの、彼ら得意じゃんよ?で、「あるある大辞典」で情報捏造、記述詐称、編集のマジックを駆使して“瞬間納豆ブーム”を作り上げたテレビ局、これがまた相変わらずのスタンスで、あのひと言ばかりをクローズアップしてんのな。結局、「真実の報道」なんてものは未来永劫ありえないってことだね。加えて言うなら「真実をお伝えするのが報道番組の使命」などと言い切ってしまうテレビ局のあつかましさだけは、読み取らんとイカンよなぁ。テレビのキャスター、アナウンサーは、けっして正義の味方じゃない!(←これ、肝に銘じて置くように!って、誰に命令してんだ?)何か最近、身の回りでもニュースを見ても、鬱陶しくて気が滅入るばかり。ということで、次回の列伝は一発、思わず腹の底から力と勇気の湧く傑作特撮ソングをご紹介しよう!
2007.02.06
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今、妻夫木聡と柴崎コウのコンビといえば、映画の「どろろ」ってことになる。数ある手塚先生のマンガの中で、私が一番思い入れの深い作品なだけに、どろろ役を柴崎コウが演じると知った瞬間「もうあかん!」(いくら元の原作が取って付けたようなラストとはいえ、物語中最大のサプライズをキャスティングの段階でバラしちゃいかんって)とサジを投げた。あぁ、我が「どろろ」も金欲主義による安易な邦画界の餌食にされてしまったか(邦画界=醍醐影光、「どろろ」=百鬼丸、と捉えると…そのまんまじゃん!)と悲しみにくれたもんだ、が…。先日、妻と街へ行ったときに(注:静岡市民は、一番の繁華街である呉服町、七間町界隈へと出向くとき「街へ行く」「街に出る」と言うのである。他県の方たちも同じようなケースで同じような言い方するのかな?)、久しぶりに本屋のあるコーナーでおぉ!と歓声をあげてしまった。サブカルチャー関連の本が並ぶそのコーナーの一角に1冊の本が。最初見たとき我が目を疑ったね。なんで?えっ?これって?まさか?なぜ?ウソ!それは、私が夢にまで再会を望んでいた、朝日ソノラマ刊・ヤングシリーズ「小説どろろ」だった!思わず手に取ったね。表紙も裏表紙も昔のまんま。記憶のまんま。夢に見たまんま!何度も読み返したもんなぁ小学生のころ。あぁ、その2日前にあっちこっち探し歩いてやっと山本弘の「神は沈黙せず」を買ったばかりなのに。読みたい本がまた増えちゃったじゃん!って、これはモチロンうれしい悲鳴。もちろん、迷わずレジへGo!帯を見ると、映画化に合わせての復刻版らしい。うむ、よくぞ復刻してくれた!やるじゃん映画「どろろ」ならびに朝日ソノラマ(といって、映画自体にはなんの感慨も湧かないってのは変わらんけど)。とにかく狂喜乱舞。会いたかったぜ小説「どろろ」。頭の中は♪ホゲホゲタラタラ~♪がエンドレスだ! 「どろろ」という作品、マンガでは全4巻(サンデーコミックス版)。今どきのマンガに比べればほとんど打ち切り?に近い短さだね。で、テレビアニメ化に際して全26話の前半は原作をていねいになぞり、後半は妖怪ぞくぞく(登場)シリーズに。マンガもアニメもそのラストは…あえて言うまい。で、この小説どろろ。基本的に原作に沿いながら、ラストはちょっと違うんだなぁ。あぁ覚えてる覚えてる。ラストの挿絵もちゃんと脳裏に焼きついてるぞ。ちなみに朝日ソノラマの“ヤングシリーズ”っての、ご存知の方いらっしゃるんだろうか?B5版くらいのハードカバーで、少年向けの小説シリーズだ。私は以前、このシリーズを他にも何冊か持っていて、どれも何度も読み返したもんだった。「地底怪生物マントラ」「北北東を警戒せよ」「妖怪博士」「走れ!ハヤテ」…。「地底怪生物マントラ」は、前身毛むくじゃら(ちょっと見がザザーンby帰ってきたウルトラマン)の怪物が大暴れする話。「北北東を警戒せよ」は、大鉄人17のブレインみたいな節足(?)を持つ化け物が登場する話。「妖怪博士」は大人になったドロロンえん魔くん、みたいな妖しい男、通称“折れた角”が妖怪ハンターとして活躍する話。「走れ!はやて」は、「犬笛」(西村寿行さんの傑作)や「名犬ラッシー」もかくや、の、少年と犬の感動ストーリー…。あ~あ~あ~、覚えてる覚えてる!ついでに表紙も覚えてるぜ!(今回いつにも増して支離滅裂な文で申し訳ない、が、それだけ興奮冷めやらぬと受け取ってくれると…ありがたい)家に帰ってもしやと思い、巻末だけそっと見てみたら、しっかりそれらの本の広告まで昔のまんま載ってやんの!おーおーおー!すごいぜ朝日ソノラマ!ただ、ページの下に「この広告ページの商品は現在、発売されておりません」の文字が。お~い、そんなこと言わずに、これを機会に復刻しておくれよ~(兜シロー風に)。読みたい、読みたい、よみたーい!!(ハァッハァッハァッ…)とにかく、1冊の復刻本が、まだ読んでいないのに私を興奮の坩堝に落とし込んだっていう話でした。今度はこの「どろろ」捨てられないようにしっかりとっとかなきゃ…。
2007.02.05
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「ジャングル黒ベエ」♪ウララウララジャングル黒ベエ ウララウララジャジャンジャジャンジャンジャン 黒ベエのクの字はクッチャメチャのクの字 木の葉が沈んで石泳ぐ 魔法の力だ 魔法の力だ 魔法の力だ ベッ ア ベッカンコー まん丸目玉をベッカンコ グルグル回してベッカンコ クッチャメチャだよベッカンコ ベッ ア ベッカンコ♪「ウラウラ・タムタム・ベッカンコ?」♪ウ~ラウラウラウラ…ウラー! ウラウラタムタム ウラウラタムタム ウラッ! タムタムウラウラ ラムタムウラウラ ウラッ! ギャッホギャッホ おれジャングル黒ベエ 槍だ 魔法だ 不思議な力だ タムタムタタムタムタタムタム …ベッカンコ ピキピキ赤ベエベッカンコ 鼻ブラパオパオベッカンコ トコトントコトンベッカンコ ベッカンベッカンコ ウラッ! ウ~ラウラウラウラ…ウラー!♪ワハハハハ、改めて詞を書いてみると見事なまでにケッタイな歌だな。作品を知らない人にとってはなんのこっちゃ、さっぱりわからんでしょう。しかし、これこそ藤子不二雄の傑作にして、今では視聴不可な幻のアニメ、「ジャングル黒ベエ」の主題歌&副主題歌なんである。なぜ幻のアニメかは「封印作品の謎2」という本を読まれたし。昭和40年代のテレビドラマのもつ、今では信じられない(私からすれば今の放送規制の方が信じられんのだが)大らかさってのがわかるぞ。ここで、ちょっと「歌に見る黒ベエ用語解説」・ウラ ウラウラー 主人公、黒ベエの得意な言葉のひとつ。相槌とか感情を表すときよく口にする 例)「行こう!黒ベエ」 「ウラッ!」・ベッカンコ 黒ベエが魔法をかけるときのかけ声。魔女っ子メグちゃんの「シャランラー」魔女っ子チックルの「マハールターマラフーランパ」等と同義。ちなみに呪文を唱えるときのお決まりのポーズってのがあって、右目でアッカンベ(ベッカンコの“ベ”はここから来てる)、「ベッカンコ」と叫びながら、舌で体を持ち上げる!・ピキピキ赤ベエ 黒ベエの弟、赤ベエ。口ぐせはピキピキピキー、ってか、ピキピキしかしゃべらないんだよな。オバQのO次郎の「バケラッタ」みたいなもの。・パオパオ 目が3の字になっている、黒ベエのお供のゾウさん。彼もまたパオパオパオーとしかしゃべらない。あ、ゾウさんはそれでいいのか…。・タムタム… ジャングルリズムの“タムタム”にして、黒ベエの呪文の一部、そして足音でもある。裸足のクセに、歩くとタムタムタムタム(実際にはトンテントンテン…に聞こえるが)…さすが呪術師?てなわけで、黒ベエってヤツ、平和な街に紛れ込んだジャングルの魔法使いと思いねえ。どこかの本に書いてあった言葉で「目にいっぱいの涙を浮かべた黒ベエが愛しい」っての、なんとなくわかる気がするな。で、その歌だけど、まずは主題歌。イントロの祭囃子(♪ドンドンツクツ ドンツクツ♪)に、合いの手のように入る、黒ベエ=肝付兼太の渾身の叫び“ウラッ!”。副主題歌にも言えることだけど、テンション高いんだよなぁ、肝付さんも、歌う大杉久美子さんも。“木の葉が沈んで石泳ぐ”この部分のように、同様の“ありえねー!”っていう詞が2,3番にも出てくるが(太鼓ピーヒャラ笛ドンドン、なんてね)、してみると某ギャグアニメの主題歌♪西から昇ったお日様が東へ沈む♪を「これでいいのだ~」と歌われてしまうのも、ひょっとして黒ベエの魔法の仕業?(ンな訳ない)メリハリの利いたアレンジが気持ちよい半面、以前にも書いたけど2-3番の間奏でいきなり“ダークサイド・ジャングルの秘密”的空気を醸し出してしまうところが、う~む三沢郷作曲作品らしいね。副主題歌は、そのダークサイドな空気を増幅させたような、黒ベエまさにトランス状態!といった感じのすさまじい曲。肝付さんの“ウーラウラウラウラ…ウラー!!”も気合入りまくり!黒ベエが肝付さんに憑依したかのようなその叫びがすばらしい。アレンジ&ボーカルのキレも冴えわたり、妙にカッコイイんである。特に私が好きなのが3番に出てくる詞で“ゆくぞ やろうぞ シシ夫のためなら”の下り。あ、シシ夫って正ちゃん(オバQ)的キャラね。この純な心を研ぎ澄ませ、いや研ぎ済ませすぎて思わず時代がかった言葉遣いになっちゃった、的言い回し(やろうぞ、ってあんた、「サーキットの狼」のライバルキャラか?)にビビッときてしまうんだな。隠れた名曲。黒ベエまさにここにあり。沈んだ気分をぶっ飛ばすにはもってこい、だ。とにかくこの2曲、ひいては作品そのものも、やはり封印させとくにはもったいないよな~。黒ベエの持つ純粋さ、行動力って子供には必要。見たいよなぁもう一度。黒ベエが召喚するあの奇妙な動物たちやガックちゃん(黒ベエのライバルキャラ)。いつか彼らと再会できる日を夢見つつ、今回はこの辺で。シャラバーイ!
2007.02.04
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前々回、「今スカパーはウルトラマン祭」なんて書いたけど、実はそんな風に括れる(しかも密かに私がハマっている)ものがもうひとつあって、テレビ朝日のCSチャンネル=藤子不二雄チャンネルと化しているのであった。今現在放送されている藤子アニメ。「パーマン」「怪物くん」「忍者ハットリくん」「オバケのQ太郎」(←いいのか?放送しても)「ウルトラB」「ビリ犬」「21エモン」「プロゴルファー猿」「ちんぷい」…これに時おり「ドラえもんの」の映画が掛かったりして、藤子アニメの百花繚乱状態。あ、どこかのアニメチャンネルでは「キテレツ大百科」もやってたな。ちなみに、パーマンも怪物くんもハットリくんもオバQもみんなリメイク版ね。そこんとこヨロしく。みんな80年代に放送されていたヤツで、妻の世代が観ていた頃の作品ってことになる。ということで、ウルトラやバロムワンやガッチャマン2の合間に時々一緒に観てるんだけど、主題歌なんかも一部を除いて妻の守備範囲。くそう、それ以前のアニメなら、大半の作品で歌から声優からストーリーから見どころから全部語れるってのに、なんか訳もなく悔しいぜ。「ウルトラB」の主題歌をテレビと一緒に歌っている妻。おぉ、私も修行と探求が足りないぜ。パーマンのエンディングテーマ、今頃ハマっちまった。どこかに藤子アニメベスト盤CD売ってないかな…。いやいや、けっこう観ていて作品自体にもハマってる。特に私が気に入ったのが「21エモン」と「プロゴルファー猿」。「21エモン」って、あのキャラでしっかりSFしてるストーリーが魅力だね。しかもわかりやすい。って、この“わかりやすい”ってのが藤子マンガの大きなポイント。「ウメ星殿下」に登場したゴン助ってロボット(スターウォーズのC3-PO似のロボットにして、それ以上に魅力あふれるキャラ。っていうか、元々ゴン助の方が先に生まれたキャラじゃん)がこの「21エモン」にも出てくるけど、懐かしくもあり、おもしろくもあり。「~猿」は、あの、あの!あのドラゴンと今ちょうど対決の最中。作品中一番のベストバウトで大好きなエピソードだけに燃える!(ついでに-失礼!-水木一郎の主題歌もGood!)ヌンチャクドライバーにトンファーアイアン、そしてドラゴンの名前とくれば、答えはただひとつブルース・リー!(一応断わっておくけど、超電子バイオマンの青いヤツのことではないぞよ)。上半身裸で黒のカンフーパンツ(らしいゴルフパンツ)のみ身にまとい、フランケンのようなキャディを従えてコースを回るドラゴン。カァ~ッコイイ~!やたらとフェアプレイなところも、しっかり猿くんを称えるところも泣かせる。ドラゴン、いいヤツだ(そういや昔、原作マンガでドラゴンが打つときの、インパクトの瞬間の効果音“怒牙ー!”ってのを、私は素直に「どきばー!」と読んでたことを思い出した。あれって「ドガー!」じゃん、と気付いたのは何年も経ってからのこと…恥!)それら2作品はともかく、基本的にアニメ化された藤子マンガって、何気ない日常を送る子供の世界に異形の者が飛び込んできて、ってパターンなんだよな。同居する少年はマジメでちょっと気弱。少年の周囲にはマドンナ的少女と番長、金持ちのキザ、秀才君など、 “(同居する)少年みたいな性格の男の子がそんな同級生たちとつるむか?ふつう…”的な子供たちが配置されるんだけど、これもう判で押したようにどれも同じなんだね。で、そこで起こる事件も、実に、実に些細なものだったりする。学校に遅刻しそうになったり、番長にいじめられたり、たまにお父さんとお母さんがケンカしたり、あぁ明日学校で水泳大会があるんだけどボク泳げないどうしよう、だったり。パーマンにしたって、せっかくパーマン戦隊かファンタスティックフォーかといった、みんなスーパーパワーを持ち合わせながらご近所規模の事件ばかり取り扱ってるんだもんな。といってこれ、けっして不満だとかケナしてるんじゃない。むしろ、殺伐とした今の世の中にほほえましく映るんだな。しかも、悪いことをたくらめば(ったって、ズル休みとかそんなレベルだけど)かならずしっぺ返しはくるし、良いことすれば何かしら報われる(100%完全に、ではないけどね)っていうところもしっかり押さえられてるし。ヘタな教育番組や、刺激ばっかり求められる、しかもゴールデンタイムに放送されているバラエティ番組なんかよりよっぽど子供のためになる気がするな。あと、エピソードに世の時勢が入ってこないのもいい。だからいつ見ても古びない(この辺サザえさんや星新一のショートショートに通じる)。子供だけでなく、世間のしがらみに疲れたお父さんお母さん、たまには藤子マンガのSFワールド(これを本来の“サイエンスフィクション”でなく“少し(S) 不思議(F)”と語った藤子不二雄さんのセンスがいいね)に浸ってみるのも、いいと思うよ。あっ、今CSでやってる藤子アニメで気がつくのは声優陣。パーマンの三輪さんなんて、昔のパーマンでも主人公(ミツオくん)の声をやってたんだから(ついでに主題歌も)恐れ入るよなぁ。二代目怪物くんの野沢雅子さんも、他の藤子アニメとの掛け持ちがすごい。で、さらにスゴイのが肝付兼太で、もうどの作品を見ても何かしらのキャラで顔、いやいや声をアテてるんだもんなぁ。藤子ワールドになくてはならない声優さんだ。そんなわけで、次回の列伝。藤子アニメ+肝付兼太、といえば、代表作はスネ夫、いやそれ以上にあの人だ!の、ヤリ持って大暴れする、今では観られないあのキャラの歌を。
2007.02.02
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