2025年01月の記事
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風の丘通信 No.956
あらぶる 風 あらぶる 雪 あらゆる足あと きえさりて 行く道さえも きえている そは 試練か 恩恵か
2025.01.31
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風の丘通信 No.955
ふんばる力も なくなりて 坂の途中で へたりこむ もはや ここまで ここまでか いいや、 まだまだ この坂 のぼろうぞ いらないものは みな すてて 身がるになって のぼろうぞ 風吹き 雲散る あの空を みあげながら のぼろうぞ
2025.01.30
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風の丘通信 No.954
日だまりで ゆっくり ゆるゆる ひなたぼっこ ふゆの中天 はれわたり つめたき青が われをよぶ われは 両の手 ひろげて その青 力いっぱい だきしめん
2025.01.29
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風の丘通信 No.953
いてついた 大地のなかから なにかが かすかに きこえてくる 春が のびをしているのか はやく きみに あいたくて われの首は ながく のびたまんま
2025.01.28
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風の丘通信 No.952
ねむって ゆめをみたら また あえるかもしれない ねむれないのは げんじつを 生きろ と いうことなのか ゆめをみないで 今を 生きろ と いうことなのか
2025.01.27
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風の丘通信 No.951
足音が きこえてきた それは 神のもの なのか それとも にんげんのもの なのか 知りたくも ない われは 父母への みちを ただ ひたすらに すすむ
2025.01.25
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風の丘通信 No.950
その のら犬の目に たじろいで 一歩さがる 孤高の犬は じっと われをみつめ きびすを かえす のこるは ライムライトのごと 一月の 月光
2025.01.24
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風の丘通信 No.949
さゆる風ふく 丘の上で きみを まっている さゆる星 みながら まっている もうすぐ かえってくるって かんじるんだ
2025.01.23
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風の丘通信 No.948
ダイヤモンドダストのなかを ゆらり ゆらゆら ただよい あるく 栄枯盛衰 と かかれしＴシャツ きて
2025.01.21
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風の丘通信 No.947
めくっても めくっても 白紙が つづく ページは 真っ白だ ふるえる指先 のみこむ唾 抹殺されてしまったのか よおーくみると 未来という名の ページを めくっている
2025.01.20
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風の丘通信 No.946
鉄のみちを たどりてゆく 野をこえ 山こえ 丘こえて 陸のはてまで ついたなら こんどは 海のみちを ゆく どこまでも どこまでも みちを ゆく
2025.01.19
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風の丘通信 No.945
のどかなる くらし ひろがる ここは いったい げんじつ なのか それとも みはてぬ ゆめの なか なのか もしかしたら 仮想現実 かもしれない
2025.01.17
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風の丘通信 No.944
ゆっくりとした テンポのなかで 生きる ゆっくりと 息をすいこんで ゆっくりと あるく こんなにも 快適だったなんて わすれていた 否 わすれていたふり していたのかもしれない
2025.01.16
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風の丘通信 No.943
時間よ とまれ と 呪文をとなえてみても なにも とまる気配はない 慟哭の声は ボリュームがあがり ちきゅうの外まで もれでてゆく このまま 宇宙汚染と よばれてしまうのか
2025.01.15
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風の丘通信 No.942
きみの まなざしは 二月の海 その つめたさ 心の臓に ぐいぐいと せまり われは もう 息すら できやしない
2025.01.14
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風の丘通信 No.941
地の底から かすかなるノイズが きこえてくる かんじる かんじるんだ なにかが うまれようとしている もはや だあれも とめられやしない くれない色の 夜明けに ちがいない
2025.01.13
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風の丘通信 No.940
あまりに とおくまで とびすぎてしまって とびたった ばしょが どこであったのか そこの 位置も そこの においも ふいていた風すら わすれてしまった とうとう わたしは まいごになってしまった
2025.01.10
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風の丘通信 No.939
きみへのおもい まだ熱く お湯 わかすことも できそうだ 湯気も シュポシュポ でてるから おへやのなかは 適温適湿度 至極快適 ごくらくだ 北風なんぞにゃ まけないぞ
2025.01.09
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風の丘通信 No.938
わたしのいるところは ここじゃない と わかっているけど ここは あたたかく いつも 春風がふいていて いごこちが いいんだ ここにいては いけないと わかってはいるけど
2025.01.08
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風の丘通信 No.937
とまっていた時間（とき）が とうとう うごきはじめた おっと、あぶない なんとか かわして 宗谷海峡上空 とぶ ことりの群れに まぎれこみ ことりのふりして にげる つかまるものか
2025.01.07
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風の丘通信 No.936
きみを きみを 手ばなそう いとし きみを 手ばなそう きみが 生きのびてくれるよう 両の手を はなそう
2025.01.05
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風の丘通信 No.935
完全 ブラックアウト これまでの記憶 ふっとんで かおは 真っ青 青光り けれども、どういうわけか 笑いころげて 息 たえだえ 顔を あげれば すがすがしい New Year Windが ふいている いやあ、新年よ こんにちは
2025.01.04
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風の丘通信 No.934
地の底から きこえてくる その声は ちきゅうの声 なのか それとも にんげんの声 なのか 引力のごと わたしをとらえて はなさない
2025.01.03
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風の丘通信 No.933
まだ 四半世紀か やっぱり 22世紀は みられそうにない つぎの世紀の空は いったい どんな色 してるんだろ どんな風 ふいてるんだろ
2025.01.02
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