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きみが いつか 未来へかえる日 わたしは なみだをながすのだろうか きみが 未来からきたと知った日 おどろいたけれど なんだか ほっとした きみは ちょっと アレだったんだ きみは ずっと先の未来を 生きているんだ わたしは そこまで行けないけれど きみが ここにいるあいだは いっしょにいよう ねがわくは わたしの旅路がおわるまえに きみは きみは 未来へかえってくれ わたしが 見おくるから
2025.07.31
素朴のなかに かえる と ゆって きみは かえってしまった われは まだ かえれない セミ時雨が やんだら きっと かえるから まっていては くれないか
2025.07.30
きょうも 8分20秒まえの 太陽に やかれて ことば うしないそう ことば うしなうまえに ゆっておきたいんだ いったい どの口が ゆうてんねん
2025.07.29
さみしくなったら あなたの しゃしんに そっと 手を おく かなしくなったら 1.3秒まえの 月の光を あびる そんなこと くりかえして はや いくとせ
2025.07.28
嗅覚にのこる 航空燃料のにおい 網膜にのこる このほしの 記憶 のこるもの みんな もって きみの ほしを めざす
2025.07.27
きみのこえ ききたくて スイッチ ONにする きみのこえ あふれだし おぼれてしまいそう まあ いいか 真夏の夜 だし
2025.07.25
くうき うごきはじめ 風 うまれるを しる まちこがれし風 ふきはじめ 汗ぬぐい たちあがる このうえなき あつき日々に ひと風の 涼 また一歩 足を だす
2025.07.24
たましいが 呼応してる どこかの だれかに 呼応してる わたしの たましい ゆらすのは いったい だあれ
2025.07.22
ちきゅうを まあるく とんでゆく ゆっくりと プロペラ機で とんでゆく あなたが まっているのにさ ジェットにすれば いいのにさ あちこちの 空港で 給油しながら すこしずつ あなたに ちかづいてゆく
2025.07.21
夏のなかに いる この 空と この 雲のしたに いると 生きていたいと おもう 権力 もってるわけでも ありあまるお金 もってるわけでも ない ただ この あつい 暑気のなかに ずっと いたいと おもうんだ
2025.07.20
真夏の太陽 しっかと うけとめ ずんずん あるいてゆく ひと、みっけ ねえ、きみ すっごく かっこいい よ
2025.07.19
きらわれものの 夏だけど ぼくは とっても すきなんだ おおきな声じゃ いえないけど 要するに ぞっこんだ 夏むしの声 ききながら 夏の香 すいこんで タラタラと 汗ながすこと たまらなく すきなんだ きみも すきだと いいんだけど
2025.07.18
永久に あえないことは わかっているのに うしろ ふりかえる きみが いるよな そんな気 して まぼろしも みえないし においも のこっちゃいない そこにあるのは とうめいなる くうき その くうき 肺腑いっぱい すいこみ それから、 まえを むく
2025.07.16
ふりむけば 青い空 ハンドルにぎるビートルは 黄いろ かなたには 白兎とぶ太平洋 そんなに むかしの 記憶じゃない
2025.07.15
まじわることなき 平行線 さ しかたない か むかう方向は おんなじ だ かすかなる きぼう うれしくて はな唄 うたいながら なつ風と たわむれる ちきゅうが しゃっくりしたら 線の角度 かわって きみに ちかづけるかもしれない だろ
2025.07.14
ふりかえらず 前のみ みて すすむが いい 全方位から 風ふけども 時を 唯一の味方にして すすむが いい きみは だいじょうぶ きっと だいじょうぶ
2025.07.13
いつか あえる いつかは あえる いつの日にか また あわん
2025.07.12
まごころ ひとつ おちていた きづかず つまずき けっとばす まごころ そのまま とんでって お空から ふってきた さんさんと ふってきた
2025.07.11
やわらかな にんげんの こえ ノーミソに とどき ハートに とどまる とっくに わすれていた はずなのに にんげんであること も わすれていた はずなのに きみの こえが とどく
2025.07.10
ふく風に 夏のおわりを かんずるのは 錯覚か それとも 願望か 時は 風のごと すぎゆきて 夜空の ほし 視野に はいりぬ
2025.07.09
きみと おんなじ指に リングを つける きみのように つける それは かがやきはじめ 笑み こぼれる ささやかなる よろこび つみかさね きょうも 生きて あしたも 生きる
2025.07.07
カラスも 口あけ よろよろ あるく こんな日に きみは 飛びたとうと ゆうのか もはや のこる こころも やきつくされているのなら ゆくがいい
2025.07.06
爆音が ちかづいてきた わたしを むかえにきたのか つれていって くれるのか 蒼穹を みあげる
2025.07.05
日照りの 大地に あめ しみこむがごと きみの ことばが しみてくる じわじわ じわじわ しみいって なみだの海と 合体す ああ こんなにも 孤独だったんだ
2025.07.04
そろそろ たち去るときが きたようだ いつかは と おもってきたけれど いまだ いまが そのときだ のこる こころは 天上の川に ながせば いい
2025.07.03
八十億の孤独のなか さすらいながら ただ 一日(いちじつ)の 逢瀬を ゆめみる かなたの きみを まちわびる しち月
2025.07.02
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