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ことば のみこんだまま 1ミリも うごけず 黒南風に ただよい 暴風に ふきとばされ いつしか いやされるとき まつ
2025.05.31
風のうた うたいながら ふるさとに かえろう 記憶は いまだ しまわれたままか いいや かえる道さえ おもいだせれば それで いい
2025.05.30
なすすべなく ただ たちつくしている 時代の目撃者でいることを やめる
2025.05.29
ながれ落つる あせ シャツ はりつき 田んぼの長ぐつ 泥中に しずみぬ 夕やけ空 みあげながら アメンボ 水面わたり カエル うたう みずほの国うた ゲコゲコ うたう
2025.05.27
のぼり坂に くだり坂 ふと道 ほそ道 まがり道 いきつ もどりつ ここまで きたよ きみという 最強なる風防に まもられて こころの ともしび いまだ 消されず
2025.05.26
わすれないで と いわれたけれど わすれちゃっても いいよね メモリー パンクしちゃいそう ぼくの せかいは ほんとに ちっぽけなんだ
2025.05.25
きみを つなぎとめられるものは もはや なにもないのか きみは 太陽にむかって 翔ぼうとしている 太陽に 灼かれてしまう とゆうのに 母なる この ほしは とめられないのか マグマも きみを あたためられないのか
2025.05.23
かなしみ やどる きみの ひとみ みつめていられなくって 目 そらす そらした さきに ツバメ とぶを みる きみも また ツバメ とぶを みているのか
2025.05.22
わかれゆく を くりかえし また たちあがる なんども たちあがる
2025.05.21
ねえ、きみ きみが仕込んだ 38年前の あのお酒 やっと 芳醇な香りを はなちはじめたよ 干支が もうひと回りしたら いっしょに 飲もう また 会おうぞ
2025.05.20
ポンコツ自慢は もうやめだ 未来のことを かたりたい かつて かたっていたように 未来のことを かたりたい かつて ゆめみていたように 未来 もいちど ゆめみたい
2025.05.19
どこかを ただよっていた 気がする そこが どこであったのか おもいだせない 宇宙(そら)のなか だったのか 過ぎさりし日々のなか だったのか 黄の狂気のなか だったのか どうしても おもいだせない そして いま この丘で みどりの風 まっている あなたからの風 まっている
2025.05.17
汽笛が よぶんだ なんども なんども よぶんだ とうとう いってしまうのか 潮の香 すいこみながら 微動だにせず それ きく
2025.05.15
きみ うたう 歌の なかを ずうっと ただよってる 息をしているのか も もう わからない この 宇宙 ぬけでる出口 さがしてる
2025.05.14
きみは まだ こない ゆりかごの木は 若葉 つけて まっているのに もう こないのか こられないのか いのち ひとつ ちってしまったのか われ しらぬ
2025.05.13
そこは なつかしき ばしょ 封印された むかし よみがえり かつての光 おもいださる 薫風にときはなたれた 光 もいちど あびぬ
2025.05.11
かすかに しめり気おびた風 ほおに かんじ きみ ちかづくを しる 雨のごと きみは われを 生きかえらせる
2025.05.10
さつき ブルー さつき グリーン さつき かぜ 全身 五月につつまれて しあわせなる とき ただ あいたい
2025.05.09
田んぼに また 水あふれ さつきの空が うつってる ゆらゆらゆれる その水面 カエルいっぴき かおだした 瑞穂のくにが わがふるさと
2025.05.08
半拍 おそい おくれをとっている あらがえるか まだ 間にあうか ぐずぐずしていたら 陽は しずんでしまう
2025.05.06
きみの まなざしの奥の 宙は かぎりなく あおくて ちかづけやしない けれど、数百万年まえの 氷河のあおにも にた それは われを 魅了してやまないんだ
2025.05.05
きみは ゆく きみの みちを われも ゆく われの みちを まだ みえぬ 出口にむかって きょうも 風のなか すすむ 千億の星 かがやける下を ゆく
2025.05.04
きみは うつくしい きよらかなる こころね もち さわやかなる みどり まとい 五月の風のごと きみは うつくしい
2025.05.01
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