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レアル・マドリーとスペイン代表で輝かしい成績を残したフェルナンド・イエロ。2005年を最後に現役を引退していたが、この度、スペインサッカー協会のスポーツ・ディレクター(SD)に就任することが決まった。“サッカー協会”に“スポーツ”ディレクター。最近になって協会が新設したそうなのだが、この時期になぜ?という疑問や違和感が浮かばないわけがない。現在ユーロ予選真っ最中のスペイン代表はグループFの2位に位置している。一時期の不振は脱し予選通過圏内にはいるものの、9月の2連戦では格下相手に苦戦を強いられ1勝1引き分けの結果に終わっている。イニエスタの活躍がなければ更に悪い結果を残していた可能性もあり、監督であるアラゴネスの解任論を依然根強い。残り3試合の対戦相手もデンマーク(現在4位)、スウェーデン(同1位)、北アイルランド(同3位)と上位陣との直接対決ばかりであり、これらの結果如何では屈辱の予選敗退に陥る恐れもある。そして今回のイエロSDの就任である。新たに新設するぐらいなのだから、おそらくは何らかの形で代表に関わるであろうことが予想されるのだが、就任会見でのイエロはそれに関しては否定と取れる発言をしている。「アラゴネス監督と、どちらの役職が上だ、ということはない。 私はスポーツ部門、彼は技術部門と、それぞれ違う分野を担当している。 だが監督が必要とする全てのことに応えていきたい。 今最も大切なのはユーロ本選に出場することであり、 それにはアラゴネスが監督として最適だと考えている。 今は次のデンマーク戦のことしか考えておらず、 この試合には私も代表に帯同する」例えばクラブの場合、SDというポジションは大概、クラブの強化責任者である。今回においても“スポーツ”とはいうものの、おそらくは代表の強化などが主なイエロSDの仕事であると言えるだろう。だがクラブのように世界中から選手を発掘し、選手と交渉し入団までこぎつけるといったような強化を代表で実践することは到底無理な話である。代表というのはその国の国籍を持っていなければ呼ぶことが出来ず、また選手の絶対数がクラブのそれに比べて著しく少なく限定されているからだ。となるとイエロSDのすべき仕事は自ずと分かってくる。果たしてアラゴネスはスペイン代表監督としてふさわしいのか、そしてアラゴネスの周囲の雑音を極力防ぐこと、この2点になるだろう。相反しているように見える2点だが、実はそうではない。先にも書いたように、スペイン国内でのアラゴネスの評価は非常に低い。常に解任論が囁かれているし、ファンを納得させるような結果や内容も残せていない。本選出場など当たり前のスペインのファンにとっては、予選ごときで苦戦が続くことなど耐えられない屈辱でもある。そこでスペインでも人気・(選手としての)実力が共にありファンも多いイエロがアラゴネスの傍に立つことで、雑音の防波堤の役割を担うとともに批判の鎮静化を狙う意図があるのではないだろうか。そして少なくとも予選は確実に突破しようという意気込みがあるのではないだろうか。しかし予選は所詮、予選である。突破は当たり前であり、本選でどれだけ上位に進出できるかがスペイン代表のポイントである。優秀な選手を数多く揃え、常に優勝候補の一角に挙げられながらさしたる結果を残せていないのだから、いつもそうだが「今度こそ」の思いは強いことだろう。さてそこでだ。このまま本番もアラゴネスに任せていいものだろうか。アラゴネスなら悲願を叶えることが出来るのか。そのような疑問点はメディアなどの周囲から協会内部の耳にも入っていることだろう。表向きには信頼しているような態度を取っているが、実際にはどう考えているかは内部の人間にしか分からない。そして仮に不信感を抱いているのなら、イエロを配することでアラゴネスを査定しようと考えたとしても不思議ではない。必要性はさておきSDというポストの新設は、おそらく代表が好調なら今でなくても、例えば来年7月以降の本選終了後でもいいはずだ。にも関わらずこの時期に新設した理由、全ては危機感からきているのではないだろうか。ほな、また。
2007.09.30
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フランス代表のストライカーと言えば。バルサ所属のアンリ。ユベントスのストライカーと言えば。デルピエロ。多くの人がそう答えるのかもしれない。だが彼を忘れるわけにはいかない。ダビド・トレゼゲである。フランス代表でもあり、ユベントスに所属するトレゼゲが先週行われたローマ戦においてゴールを決め、セリエA通算100ゴールを達成した。過去7人の選手がこの記録を達成しており、トレゼゲが8人目の達成者になる。FWにとっては守備的な戦術が支配するセリエは非常に困難なリーグである。また数シーズンだけで所属クラブが変わる現状では、コンスタントに、そして継続して記録を残し続けることは大変難しいものになっている。2000年にモナコから移籍してきたトレゼゲだが、セリエという舞台で大きな怪我もそれほどなく結果を残し続けてきたことだけでも、優秀なFWと言えることができる。ちなみに過去にこの記録を達成した選手を現在の記録順に並べると、以下のようになる。トッティ(ローマ) 374試合155得点モンテッラ(サンプドリア) 266試合138得点キエーザ(シエナ) 379試合138得点デルピエロ(ユベントス) 335試合135得点ビエリ(フィオレンティーナ) 233試合135得点クレスポ(インテル) 246試合133得点インザーギ(ミラン) 289試合127得点トレゼゲ(ユベントス) 155試合100得点いずれもイタリアを、そして世界を代表する名FWばかりである。だがトレゼゲには、これらの選手達の記録を超える可能性さえ持ち合わせているのだ。例えば試合数と得点の関係。トレゼゲは約1,5試合に1点の割合でゴールを決めている。単純計算だが200ゴールを決めるには300試合必要という計算である。過去の7人はいずれも未だ現役選手だが、トレゼゲと同じ可能性を残しているのはわずか4人に過ぎない。だが4人とも計算上は1試合1点以上のペースで量産しないと、トレゼゲと同じ結果は残せない。もちろん年齢や今後に大きな怪我をする可能性もあるのだが。次にその年齢だが、トレゼゲは今年30歳である。低年齢化が進みトレンドにもなりつつある現在ではベテランと呼ばれてもおかしくない年齢だが、この8人のなかでは一番年下である。今後ペースが上がることこそないだろうが、コンスタントに結果は残せることが出来るだろう。デルピエロやトッティなどとはわずか1,2歳の差しかないが、純粋な点取り屋でもあるトレゼゲならもっと偉大な記録を作る可能性もあるわけだ。もちろん否定的な要素もないわけではない。昨シーズンも15ゴールを挙げたものの、そのときユベントスはセリエBにいた。例のカルチョ・スキャンダルの影響である。よってこの15ゴールは今回の100ゴールには含まれていない。そして試合数も含まれていない。丸1年分の成績が、今回の記録だけに関して言えば無駄な成績なのである。また先に書いたように、最近は1クラブでキャリアを全うする選手は多くない。今シーズンで8年目を迎えるトレゼゲだが、今シーズン開幕前にはチームを離れる類のコメントも出していた。一応は残留で合意したものの、今後もこのような騒動が起こらないとは言いきれず、海外クラブに移籍するようなことになればこの記録もストップしてしまうことになる。決して1人の力では成しえない記録である。周囲のサポートがあるからこその記録でもある。だがそれでも過去の達成者を振り返れば、やはり個人の能力も並外れたものでなければ達成不可能な記録である。目に見える派手さはないかもしれない。周りの選手が目立ちすぎていることもあるだろう。それゆえなのだろうか、あまりにも過小評価されているように感じてしまう。もう少し全うな評価をしてもいいのではないだろうか。記録が物語っているように。ほな、また。
2007.09.29
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アーセナルの調子がすこぶる良い。今シーズンここまでチャンピオンズリーグやカーリングカップも含めて公式戦無敗。10試合を消化して失点4という安定感もさることながら、得点がなんと25。1試合平均2,5得点という爆発力を誇っており、ここ5試合に限定すると16得点で、平均得点は3を超える。アンリ頼みだった昨シーズンまでは、攻撃をアンリ1人に依存するところが大きかった。ファンペルシーやセスクなどの若くて才能豊かな攻撃的選手を揃えてはいたものの、それでも最後の詰めはアンリに委ねていた。なかばそれがチームの絶対事項でもあったかのように。アンリがバルセロナへ去ったことで、アーセナルの攻撃力は低下するだろうと言われていた。チームの、そしてリーグの得点王でもあるストライカーが去ったのだから、評価が低くなるのも当然だろう。だがここまでの結果は周囲を大きく裏切っている。もちろん良い意味で。これまでアンリに頼っていた攻撃を全員でカバーしている。聞こえはいい。そしておそらくその通りだろう。だが実情は異なっている。セスクも言うように昨シーズンまでのアーセナルは、ほとんどの攻撃的選手がアンリに頼りすぎていた。そしてどこか遠慮している部分もあった。だからシュートを打てる場面でもパスを出し、ドリブル突破の場面でもアンリを探していた。アンリがアーセナルを去った理由の1つに、クラブ副会長でもあったデインの退団と、それに関連するヴェンゲルの去就不透明さがあった。自分をフォワードとして開花させてくれた、そして父とも呼べるヴェンゲルの去就は、アンリにとってはクラブを選択する上での大きな要素だったのである。アンリが去った今シーズン、ここまでの成績を残せている大きな要因はアデバイヨールの活躍にある。リーグ4試合で6得点は、開幕1ヶ月強ながらランキングトップに立っている。ヴェンゲルは言う。「彼から出る強烈な力は以前からあったが、 今はゴールを決めるとき、とても落ち着いて見える。 いくつもの試練を乗り越えて、彼は本物のライオンになった」親ライオンは才能を試すために子ライオンを崖の下に突き落とす。アーセナル加入後は満足な結果を残すことが出来ず、何度も期待を裏切り続けてきたアデバイヨール。個人的にはこの結果だけでヴェンゲルのように太鼓判は押せないが、それでも本物ライオンになるべく崖を上り始めたことだけは確かなようだ。ほな、また。
2007.09.28
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あまりにも突然だった、モウリーニョの退団劇。一応後任監督にはスポーツ・ディレクターのグラント氏が就任することになった。退団の理由としては様々な記事や現地の知り合いに伝え聞いたことを総合すると、昨シーズンあたりから確執・軋轢が生じていたが、ローゼンボリ戦での試合内容がアブラモビッチの逆鱗に触れ、モウリーニョを呼びつけた。そしてその中で軋轢は修復不可能な状況にまでなってしまい、クラブのことを優先的に考えた結果の「双方合意の下での契約解除」だったようだ。だが結果論で言わせてもらうと、アブラモビッチは昨シーズンの段階でモウリーニョへの信頼感は下がっていた。だからいつモウリーニョが去ってもいいように、グラントと今シーズンの開幕前に契約したのではないだろうか。いくら2人が友人同士であろうとも、グラントにはポーツマスとの契約があった。にも関わらずチェルシーと契約したのだ。グラントにとっては単純にステップアップのチャンスだったと言えなくも無いが、何らかの裏約束が交わされていたのではないだろうか。とはいえグラントの契約期間は発表されていない。長期に渡る可能性もあれば、次期監督が決定するまでのつなぎ役という可能性もある。いずれにしろ、今後もチェルシーの動きからは目が離せない。さて、チャンピオンズリーグ初戦を終えて監督を辞任したのはモウリーニョだけではない。ゲオルゲ・ハジもその1人である。94年のアメリカ・ワールドカップなどで活躍しルーマニアの英雄とも称されるハジだが、「名選手、名監督にあらず」の通り、監督としての経歴は散々たるものだった。予選途中からの就任ではあったものの、母国の代表監督として目指した2002年ワールドカップは本選に進めず、トルコや母国のクラブチームでもさしたる成績を残すことなく、いずれも辞任に追い込まれている。そしてこの夏、古巣でもあるステアウア・ブカレストと2年1億2千万円の契約を交わしたのだが、これは各クラブが深刻な経営難に苦しむルーマニアでは破格の好条件であった。チャンピオンズリーグでは予備予選2回戦から登場し、見事グループリーグ進出を決めたハジ率いるステアウアだったが、国内リーグでは得点力不足から周囲の批判を浴びており、クラブの会長であるベカリさえもが選手選考や采配も含めてハジ批判の立場をとっていた。ハジは言う。「チームを取り巻く重圧に我慢できなかった。 重圧は筆舌に尽くしがたく、拷問を受けているようだった。 2日前には辞任の意思を固めていたが、 大一番を前に選手を見捨てることは出来なかった」考えれば、モウリーニョとハジは正反対である。現役を早々に諦めたモウリーニョに対し、母国のスーパースターだったハジ。だが監督生活はタイトルを数多く保持する前者と、行く先々で辞任の憂き目に合う後者。今回もファンやクラブを思うがゆえに大一番を前に退団した名将と、プレッシャーに負けて大一番後に辞任した迷将。ただ1つ同じなのは、クラブの支配者が口を出してきたことが原因の1つであるということだ。ほな、また。
2007.09.23
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「チェルシーとジョゼ・モウリーニョは本日、双方合意の下、契約を解消した」驚いた。いや、それ以上だった。そして分からない。その理由が。2010年までの契約を残していた両者の関係が、なぜこの時期に解消されることになったのか。詳細は明らかにされておらず、周囲では様々な憶測が流れている。モウリーニョが辞任した、クラブから解任された、モウリーニョとアブラモビッチとの確執が原因では、ここ数試合の成績不振が理由だ、等々。2004年7月、ポルトをチャンピオンズリーグ優勝に導いた手腕を買い、三顧の礼でチェルシーに迎え入れられたのがモウリーニョだった。潤沢な資金を活かし欲しい選手を獲得し続けたモウリーニョはリーグ2連覇など計5つのタイトルをクラブにもたらした。だがクラブが、そしてアブラモビッチがモウリーニョを招聘した理由はそれらのタイトルを獲得するためではなかった。本当に欲していたのはチャンピオンズリーグのタイトルだった。しかし2度の準決勝進出も、いずれもリバプールの前に屈する形で悲願は叶わなかった。アブラモビッチがチェルシーを買収した理由の1つに、クラブがチャンピオンズリーグの出場権を得ていたことがある。つまり裏を返せば、時間をかけてチームを作り上げて狙うのではなく、最短距離ですぐにでも欲しいタイトルがチャンピオンズリーグだったのである。そのためにモウリーニョを招聘し、選手獲得の要望も全て聞き、大金を投入したのである。だがいくら待ってもタイトルを獲得できないことに業を煮やしたアブラモビッチは、これまでの方針を修正・変更していく。まずはこれまで全ての要望を聞いていたモウリーニョの構想に口を挟むようになった。そしてモウリーニョ1人に任せていた選手選考も、トットナムからアネルセンを引き抜きモウリーニョとの共同作業にさせた。若手の発掘に長けたアネルセンの存在はモウリーニョにとって喜ばしいことでは当然なかった。またアブラモビッチがアネルセンを高く評価していることも輪をかけた。シェフチェンコの獲得もその1つで、モウリーニョはシェフチェンコを選手としては認めながらも、チェルシーというチームには不要と考えていた。だがアブラモビッチが強く獲得を望み、思い通りに獲得できた。フロントは必要だと考え60億円以上の移籍金を投入し、現場は不要だと訴え続けた。これでシェフチェンコが能力どおりの活躍を見せていればそうでもなかったのだろうが、いざピッチに立った彼はチームに全くフィットしていなかったばかりか、怪我も悩まされ試合に出ることすら出来ないことの方が多かった。今年1月、地元ロシアのメディアによるインタビューにアブラモビッチは「今後は若手を育てていく。補強に金はかけない」とコメント。冬の移籍市場では、ディフェンスの獲得を要望したモウリーニョの話を全く聞かなかった。結局その後ディフェンス陣に怪我人が続出した影響もあって、2連覇中だったリーグもマンチェスター・ユナイテッドにさらわれる結果になってしまった。今夏の移籍市場ではタイトル奪還と悲願へ向けて、ベンハイム、シドウェル、ピサロと各ラインに1人ずつ移籍金無しで獲得した。そして切り札としてリヨンからもマルダも(フロントの意向で)獲得することに成功したが、本当に欲しかったDアウベスはひと悶着あったすえ獲得に失敗した。チーム補強における影響力を失いつつあったモウリーニョだが、それをさらに加速させる出来事もこの夏起こっている。ポーツマスからアブラハム・グラントを引き抜き、彼が新しいスポーツ・ディレクターの座に就いたのだ。ポーツマスでも同職だったグラントの仕事ぶりは昨シーズンのポーツマスの成績や新加入選手の一覧を見ればよく分かる。代表やクラブレベルでも監督経験があるグラントの加入で、モウリーニョの自由はほぼ失われてしまった。フロントにおける立場を失ったモウリーニョにとって、信頼できるのは選手達だけになってしまった。彼らの関係は固い絆で結ばれており、監督解任の噂が出るたびに選手は必ず擁護の立場を取り、選手批判の記事が出れば真っ先に反論し選手の盾になったのがモウリーニョだった。迎えた新シーズン、2連勝とまずまずのスタートだったがリバプール戦は疑惑のPKで辛くも引き分け、ポーツマスには勝ったものの続くアストンビラには0対2で敗れ、ブラックバーン戦はスコアレスドロー。アブラモビッチは毎試合欠かさずスタジアムに観戦に訪れているが、カメラに抜かれたときは必ず前を向いていた。だがアストンビラ戦の後半途中、10秒ほどうつむいたまま顔を上げない姿がカメラに撮られていた。そしてロスタイムに2点目を決められると、すぐに立ち上がり試合終了を待たず出口に向かっていた。思えばあのとき、アブラモビッチの中で何らかの決断が出ていたのかもしれない。モウリーニョがチェルシーを率いた最後の試合は、アブラモビッチの悲願でもあるチャンピオンズリーグの初戦、アウェイのローゼンボリ戦だった。先制されながら追いつき何とか勝点1を獲得した、チェルシーにしてみれば勝点2を失った試合後のモウリーニョは珍しくチームへの不満を爆発させた。「我々は20回ものゴールチャンスを得たのに、追加点を決めきれなかった。 それに失点時のセットプレーの守備も最悪だ。 私の描くチェルシー像は攻撃的で、試合をコントロールしているチームだ。 こんな結果、嬉しくともなんともない」もしかしたらこの時、モウリーニョは選手に対しても信頼を失い、味方がいなくなったと思い込んだのではないだろうか。モウリーニョが就任してから退団までを振り返っても、理由は分からない。辞任のきっかけのような出来事もあれば、退団のそれもある。だが時期に関して言えば、ここ3試合程度の内容が大きく影響しているだろう。ドログバやランパード不在の影響こそあれ、3試合で得点1ではモウリーニョが怒るのも無理はない。さてモウリーニョの後継者は誰なのか。噂ではカペッロ、リッピ、ヒディングといった名前が挙がっている。どの名前もありそうでなさそうな気もするが、モウリーニョの後だけにそう簡単に決まるものでもないだろう。退団理由は何なのか、次期監督は誰なのか、分からないことだらけだが、時間は止まってはくれない。すぐに次の試合がやってくる。次の相手はマンチェスター・ユナイテッド。場所は“夢の劇場”オールド・トラフォードである。ほな、また。
2007.09.20
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第1次天王山を2連勝、得点5、さらに無失点で乗り切ったイングランド代表。これを快晴と言わずして、どう表現すればいいのだろうか。曇りのち・・・でも触れたように、試合前のイングランド代表は曇り空に覆われていた。だが自分達で運命を変えられる状況を見事に活かし、グループ2位、つまり予選突破圏内まで順位を引き上げることに成功した。怪我人の多さからベストメンバーを組めないイングランド代表を、そして窮地に立たされていたマクラーレン監督を救ったのは、2試合3得点をたたき出した“ワンダーボーイ”ことマイケル・オーウェン。リバプール時代の相棒でもあるヘスキーとのコンビが良かったのか、イスラエル、ロシア両代表守備陣をことごとくかき回し、相手ゴールを脅かし続けた。直近の国内リーグやカップ戦でもゴールを決めていただけに、コンディションも万全だったのだろう。スピードの衰えはさすがに否めないが、その分経験値が増し、度重なる怪我に耐えうる精神力も磨かれたはず。“ボーイ”と呼ばれるには年を取りすぎたが、それでも“ワンダー”という呼称は未だ健在だったようだ。これでユーロ予選も残り3試合。イングランド代表は今後、来月13日にエストニア戦、17日に今回はホームで勝利したロシアとのアウェー戦、最終は11月21日のクロアチア戦である。エストニアに勝利することを前提として、残るはロシア、クロアチアである。負け無しで首位に立つクロアチアとの最終戦を出場決定戦にするには、あまりにもリスクが高すぎる。ここは10月の連戦で連勝を飾り、下位と大きなギャップを開いておきたい。知将ヒディングが待つモスクワへの旅路はかなりの勇気が必要だが、雨が降る前に乗り越えなければならない壁であることも事実だ。この快晴がいつまでも続くことを望む。ほな、また。
2007.09.15
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事の発端は、ビセンテ自身の怪我に関するコメントからだった。「もうドクターを擁護することは出来ない。信頼も失った」バレンシア所属のビセンテは、2004年9月のチャンピオンズリーグで足首の靱帯を怪我を負って以降、満足なプレーをすることができていない。足首が完治して以降は筋肉系のトラブルに泣かされ続けているので、満足な出場時間すら得られていない。怪我をして復帰しても2試合程度で同箇所の怪我が再発するのだから、ビセンテ本人もやるせないだろうし、早く原因を突き止め完治させたいのが本音であろう。だがチームドクターの見解は毎回「異常なし」なのである。にも関わらず、出場すれば怪我して戻ってくるのだから、ドクターとしてもお手上げ状態になることも仕方ない。だからといってドクターが、しかも満足にチームに貢献できず悩んでいる選手を擁護すべきドクターがこんなことを言ってはいけない。「彼は精神的問題を抱えている。精神科医で検査してもらう予定だ」確かにビセンテ自身も精神科医に診てもらったことを告白している。だがそれはたった1回だけのことであって、しかも理由が、怪我が治らず試合に出られない悔しさから落ち込んだ心理状態を診てもらうためである。にも関わらず、それを助けるべきドクターが自らの力量不足を棚に上げ、怪我の理由をビセンテの精神的問題にすり替えようとしているのだから、ビセンテが信頼を失うのも無理はない。チームドクターへの信頼を失ったビセンテは、マドリーに拠点を構える医師に自身の怪我を診てもらった。すると怪我箇所に、バレンシアのチームドクターがこれまで見つけることが出来なかった12ミリの傷跡が見つかった。これによりビセンテの怪我が回復しない理由が精神的問題ではないと分かったと同時に、チームドクターの力量不足がはっきりと証明された。クラブとしては、チームドクターを批判したとしてビセンテになんらかの処分を下す予定だという。結果的に悪者がどちらだったかは置いといて、チームを批判するようなコメントをマスコミに話したことは処分の対象にならざるを得ない。だが本当に処分すべきは誰なのかは明らかだ。なぜなら特に昨シーズン、バレンシアは異常なほどの怪我人の多さであった。しかもそのほとんどが長期離脱を余儀なくされるものだった。全てドクターのミスではないだろう。だが未然に防ぐことが出来た怪我も少なからずあったのではないだろうか。今回の件を見て改めて思った。ほな、また。
2007.09.12
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日本代表が、アウェイでオーストリアと対戦した。結果はすでに報じられている通り、スコアレスのままPK戦となり日本代表が敗れた。この両国にスイス、チリを加えた4カ国の変則的な対抗戦である今大会。よって90分で勝敗が着かない場合は延長戦に突入せず、直接PKで勝敗を着ける今大会。いずれにせよ、この試合も得点を挙げることができず、「決定力不足」という言葉が騒がれている。「決定力」。ゴールを決める力、と言い換えることが出来るだろう。勝利を得るためには得点が必要なのだから、この「決定力」があるとないとではチームの勝敗に大きく左右することになる。だが例えば、簡単なシュートを外し続ければ「決定力不足」を非難されても仕方ないことだが、シュートを打つチャンスがなかったり、シュートを打つ状況まで持っていくことが出来ていない状況にも関わらず「決定力不足」だと叫ばれることには違和感を覚える。そして今回の状況は、後者だったように感じる。確かに田中がバーに当てたシーンや、何本かあったミドルが1本でも得点に結びついていれば結果も印象も違ったものになっていただろう。だが田中のシーンは別にして、それ以外の場面では相手を崩してシュートチャンスにまで持っていったシーンはほとんどなかった。シュートを打てる状況には至っていない、つまりは「決定力不足」以前の問題であり、点が取れない原因は他にあると考えられる。そこで個人的に思ったことは、俊輔は代表に必要なのだろうかということである。おそらく多くの人はイエスと答えるだろう。そしてぼくも同意見だ。ならば、俊輔を攻撃の中心にすえて言いのだろうか、と問われるとどうだろうか。先の問いに比べるとイエスの割合は下がるのではないだろうか。さらに、2010年のワールドカップを中村と心中できるか、と問われると、割合はさらに下がると思われる。これは俊輔の能力を否定しているわけではない。セットプレーのキッカーとして代表には必要不可欠な存在だと思っているし、正確なサイドチェンジを通せる精度の高いキックは代表の攻撃のバリエーションを増やすことになるので、いてほしい選手の1人である。だがアジアカップから先のカメルーン戦、そして今回のオーストリア戦と見る中で、一番魅力があって得点の可能性を感じたのはカメルーン戦だった。そしてカメルーン戦のみ俊輔は招集されていなかった。俊輔がいる試合では、どうしても俊輔がボールに絡むことが多い。そしてショートパスの割合も多い。俊輔の持つタレントを考えた場合、それはどうしても仕方がないことなのかもしれない。だがこれまでの試合を見ると、テンポ良く回っていたボールのリズムが俊輔が持つことによって、一旦そこでスピードダウンしてしまうのである。ペースを変える意味でのスピードダウンなら悪くないのだが、パスを出したくても出せない悪い意味でのスピードダウンを余儀なくされているのである。そのために攻撃のリズムが止まるだけでなく、止まったわずか数秒の間に相手DFが揃ってしまいスペースを奪われてしまうことに繋がっているのである。結果アジアカップのように横パスやバックパスが目立ち、「攻めの意識が少ない」と見られてしまうのである。比べてカメルーン戦は俊輔がいなかった。代わりに大久保や田中のような独力で突破を仕掛けることが出来る選手がいた。リズムがそれほど止まることなく前線までボールが渡り、仕掛けることで相手DFを混乱させることもできていた。得点こそ奪えなかったが、彼らの存在はカメルーンにとっては大きな脅威だったように思う。また仕掛ける選手がいることで、俊輔の得意なFKの場面も間違いなく増える。パスを回すだけでは相手も守りやすい。ましてやバックパスをすれば、相手ゴールへの距離が遠くなるだけである。仕掛けることでゴールへの距離が近くなり、相手のミスを誘うことが出来るしファウルももらえる。そうなれば得点の可能性は、俊輔がいる限り一気に高まる。ファウルをもらえずともシュートを打てる位置にまで持ってきて、かつ打つことでリフレクションやCKの獲得など、少なくとも得点の予感や2次攻撃のチャンスに繋がる。そして「決定力不足」への批判は、これらが出来てなおかつ得点が奪えない状況が続いてから始めるべきものである。今回、オシムが監督になって初めて、松井が召集された。期待されたのはルマンで見せているようなプレーだったが、らしさを見せるシーンはほとんどなかった。松井に限らず俊輔の場合もそうだが、国内でプレーする選手と海外でプレーする選手の融合は、今後も代表の課題になってくるだろう。俊輔が持つとリズムが止まるのも、まだ周囲の選手との連携が上手くいっていないからと言うことも出来る。本番のワールドカップは2010年に行われる。つまりはあと3年の猶予が残されている。それを短いと感じるか、長いと感じるかは別として、3年あればそれなりに俊輔と周囲の連携も深まりこのような問題点も解消されることだろう。だが3年あるのなら現時点で俊輔を中心にチームを作るのではなく、様々な状況を想定して多くの実験を行ってもいいのではないだろうか。現時点で骨格を決めてしまうのは、あまりにもリスクが高いと感じるのだが。ほな、また。
2007.09.08
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土曜日、そして来週の水曜日に行われるユーロ予選。この2連戦が本選出場権を懸けた天王山と言えなくもなく、注目カードも目白押しである。なかでも最注目なのはイタリア・ミラノで行われる、イタリア対フランスである。グループBに所属する両国には、他にスコットランド、ウクライナ、リトアニア、グルジア、フェロー諸島が同居している。上位2カ国が予選を突破し本選に出場できるのだが、候補は4カ国に絞られたと言っていい。その4カ国の現時点での順位を見ると、1位 フランス 7試合 勝点182位 イタリア 7試合 勝点163位 スコットランド 7試合 勝点154位 ウクライナ 6試合 勝点12となっている。ウクライナは1試合消化が少ないため試合数で並べば、スコットランドと同列に並ぶことができる。仮に並ぶことになれば勝点差はわずか3の差になり、1試合の結果如何で大きく順位が入れ代わる可能性もある。そういう意味でもこれからの1試合1試合が大きく明暗を分けることになり、どの国も気が抜けない戦いが続くことになる。わずか1年2ヶ月前にワールドカップ決勝を戦ったイタリアとフランスだが、その時はイタリアがPK戦の末に勝利を収めた。ジダンの頭突き事件として記憶されることにもなった試合だが、今回の試合にジダンはいない。そしてもう一方の当事者、マテラッティも怪我のため代表には召集されていない。両国とも半数以上のメンバーが入れ替わっているが、お互いのライバル心に何ら変わりはない。勝利を収めた側が首位に立つだけでなく、予選突破へ向けて1歩抜け出すことができる。さらに水曜日にはイタリアはウクライナと、フランスはスコットランドとの直接対決が控えている。中3日での連戦だけに、初戦を落とすと2戦目への精神的ダメージを完全に回復させることは難しいだろう。昨年9月に行われたフランスホームでの試合は、3対1でフランスが勝利した。イタリアがワールドカップ覇者として首位を奪還するか、それともフランスがアウェイでもイタリアを返り討ちにするのか、どちらにしろ激戦になることは間違いない。さて、以前にも触れた(曇天模様の空の下)イングランドが、かなり苦しい状況に立たされている。イングランドが所属するグループEも、予選突破の可能性が上位4カ国に絞られた。順位は1位 クロアチア 7試合 勝点172位 イスラエル 8試合 勝点173位 ロシア 7試合 勝点154位 イングランド 7試合 勝点14となっており、首位クロアチアからイングランドまでの勝点差はわずかに3しかない。こちらも1試合の結果で順位が大きく入れ代わる可能性があり、イングランドにしてみれば残り5試合中4試合を、今回の2連戦ともホームで戦える有利さがある。またロシアと2試合、イスラエル、クロアチアと各1試合残していることから、自力での予選突破の目も消えていない。もちろんそこで敗れれば大きく後退することになるのだが、他力本願よりは自分達で運命を変えられる状況が残されているのは幸運なことである。選手の質は間違いなくグループ1であり、ヨーロッパ全体を見てもトップレベルにあるだけに選手さえ揃えば、予選突破はそれほど難しいことではない。選手さえ揃えば。ベッカム、ルーニー、ランパード、キャンベル、ブリッジ、ハーグリーブス。現在怪我を抱え代表に召集されなかった、あるいは召集されたものの辞退をした選手である。さらにジェラードが足を骨折したままであり、クラウチは1戦目が出場停止である。特に攻撃陣に大きな不安を残すイングランド代表だが、マクラーレン監督はそこでブラックバーンのベントリーやアストンビラのヤングなど新顔を召集する一方で、ヘスキーを代表に呼び戻している。「全ては私達次第だ。 ホームゲームはあと4試合残っているが、全て勝つつもりだ」「この試合に勝つために、出場可能な選手でベストメンバーを組む必要がある。 それが私の仕事だ」マクラーレンは確実に仕事を遂行することができるのだろうか。そして曇りの多いイングランドの空を快晴にすることができるのだろうか。ちなみにフランス代表のドメネク監督は、イタリア戦でベンチ入りを禁じられている。ほな、また。
2007.09.07
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すったもんだの末に、昨シーズン何とか残留を果たしたウェストハム。巻き返しに向けて、今夏の移籍市場でも積極的な動きを見せた。レオコーカーやベナユン、ヘアウッド、テベスの放出は痛かったが、その代わりにパーカー(ニューカッスルから)、リュングベリ(アーセナルから)、ベラミ(リバプールから)と同ポジションにより経験豊富な選手を獲得することに成功し、戦力的に量、つまり層を薄くすることなく質を上げることが出来たといえるのではないだろうか。だが失敗があったわけではない。テベスの放出である。クラブとしては、昨シーズン後半の躍進を支えたテベスの残留を望んでいた。だがユナイテッドというビッグクラブからのオファー、そしてテベス本人の強い意向、さらには絶対的な金という力の前に阻止することは出来なかった。しかも保有権問題から発展した訴訟の結果、テベスと引き換えに得たのがわずか5億円でしかなかったのだから、獲得時に支出がなかったとはいえ、戦力的にも経営的にも痛い放出となってしまった。誤算もあった。新戦力で獲得したフォベールの長期離脱である。詳しくは信じるか、信じないかを参照してもらうとして、唯一の救いだったのは怪我の発生がまだ7月だったということだ。移籍市場は8月末まで開いているため、クラブにはまだ新戦力の調査や獲得の時間が十分に残されていた。そして1ヶ月に及ぶ調査・交渉を経て獲得したのが、ダイヤーである。ニューカッスルに所属しており元イングランド代表でもあったダイヤーの能力に疑う余地はない。ベテランの域に達していることからかつてのようなスピードはなくなりつつあるが、セカンドトップでも十分起用することができ、もちろん本職のサイドでもまだまだ一流である。彼ならばフォベールの代わりを十分任せることが出来るだろう。いや、出来ただろう。先月28日に行われたカーリングカップ、対ブリストル戦で、ダイヤーが足を骨折してしまい長期離脱を余儀なくされた。フォベールに続きダイヤーまでもが長期離脱となり、クラブを頭を抱えたことだろう。1人でも長期離脱されると困るのに、それが2人も、しかも同ポジションの新戦力が立て続けになってしまったのだから。移籍期限締め切りとなる31日、ダイヤーと同じニューカッスルに所属していた、ペルー代表のソラーノを移籍金無しで獲得した。長きに渡ってイングランドでプレーしていることから、プレミアへの順応という点で問題はない。また右サイドなら中盤でもバックでもプレー出来ることから監督にとっては使いやすい選手でもある。同ポジションの新戦力に続く長期離脱の連鎖。「2度あることは3度ある」でフォベールやダイヤーと同じようになるのか。それとも「3度目の正直」で怪我無く活躍することが出来るのか。イングランドにはどちらのことわざがあるのだろうか。ほな、また。
2007.09.04
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怪物の未来はイングランド?今夏の移籍マーケットが8月と共に幕を閉じた。毎シーズン、期限間際での大物選手の移籍が必ず数件成立していたが、今シーズンに関してそれはなかった。去就が注目されていたインテルのアドリアーノも結局残留が決定し、少なくとも1月まではインテルの選手としてプレーすることになった。さて、欧州サッカー界における8月31日(9月1日午前0時)という時間は移籍マーケットが閉じる時間であると同時に、9月中旬から始まるチャンピオンズリーグの登録メンバーの提出期限でもあるのだ。先日は予選グループの組み合わせ抽選会も行われ、いよいよ熱狂のシーズンが幕を開けるわけなのだが、なんとアドリアーノはそのチャンピオンズリーグの登録メンバーから外れてしまった。ファンにとっては、最低予選リーグの間はアドリアーノを最高の舞台で見ることができない寂しさを味わうことになるのだが、果たして登録メンバーから外れた理由は何だったのだろうか。参考までにマンチーニ監督のコメントを紹介すると、「もう決めた。メンバーから外れた選手に関しては非常に心苦しい決断だった」「私はずっと彼を信じてきた。 過去にメンバーから外れた時もその気持ちは変わらなかったし、今も変わらない。 以前のような姿に戻ることができるはずだ」と、メンバー選考においての苦悩と同時に、未だアドリアーノを信用している様子が表れている。だがおそらく、これはマスコミ向けの表面上のコメントに過ぎないであろう。インテルというクラブはモラッティ会長の存在感があまりにも大きいため、現場を無視した独断で補強を行っているように見えるが、実際はその逆で、現場の意向を最大限に認める、悪く言えば盲信してしまうきらいがある。つまりは現場、マンチーニの意向が補強活動に大きな影響力を与えているということなのだ。アーセナルへ逆オファーを提案したのも、ウェストハムやラツィオと交渉の場を持ったのも、現場責任者のマンチーニがアドリアーノを不要と判断したからなのである。まず間違いなく、アドリアーノを必要としていたならば逆オファーはもちろん、交渉の席が開かれることさえなかっただろう。だがいかんせん時期が悪すぎた。移籍期限は残り数日しかなく、完全移籍を望むアドリアーノとローン移籍を望むクラブの思惑の違いも解決する必要があった。また移籍期限と同時にチャンピオンズリーグの登録メンバー提出期限も迫っている。仮に登録メンバーに入れてしまえば、進行中だった2クラブとの交渉は意味のないものになってしまい、移籍が決まれば、インテルは1人メンバーの少ないまま戦わざるを得なくなってしまう。インテルは昨シーズンのチャンピオンズリーグ、バレンシア戦での乱闘事件により守備陣に出場停止選手を多数抱えることになってしまった。そのため選手の割り当てを守備に割かなければならない戦術的要因も1つにはあるだろう。だがそれを差し引いても、マンチーニがアドリアーノを必要としていないのは、日の目を見るまでもなく明らかだ。ほな、また。
2007.09.02
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