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マクラーレンが解任され、後任候補の選定に着手しなければならないイングランド。早くも世間ではメディアを通じ、数人の名前が噂として候補に挙がっている。国民を含めて一番望まれているのは、元チェルシーのモウリーニョ。現在フリーという身は、交渉の上で障害が少ない分アプローチをかけるには問題のないところ。だがモウリーニョ自身が代表監督というポジションにあまり乗り気ではないことが大きな阻害条件になっている。そういう意味ではアーセナルのベンゲルもモウリーニョと同じである。彼らに共通するのは、代表監督はその国の人物が努めるべきという持論があること。そしてクラブのように毎日練習場に姿を現し、選手のコンディションを自分の監視下に置いておきたいタイプであること。別の言い方をすれば、常に芝の上に立っていたい、サッカーを愛してやまないタイプ。代表はクラブと違い、常に選手を管理することは出来ない。ごくわずかな一定期間しか関与することが出来ず、ましてや自分の戦術をチームに浸透させることなど不可能に近い。自身の戦術に自信を持っている彼らに、そのような厳しい条件の下で監督を努める行為が信念に沿うはずもなく、監督就任の可能性はほぼないだろう。では彼らの推す「その国の人物」、イングランド人で噂になっているのは誰か。まずはボルトンのアラダイス。彼はエリクソン退任時には積極的に監督就任をアピールし、中堅以下だったボルトンをUEFAカップ圏内まで引き上げた実績を持っている。だが今回はニューカッスルとの契約を理由に就任を拒否している。前回もボルトンとの契約があったにも関わらずアピールしていたのだから、今回の拒否の理由は契約ではないだろう。そしておそらく以前よりも増した周囲からのプレッシャーが本当の理由ではないだろうか。厳密なイングランド人ではないが、アストンビラのオニールも噂の1人だ。ユナイテッドのファーガソンの後継者とも目されるほどの監督経験や実力を持っている彼もまた、クラブとの契約が残ってはいるものの、クラブは扉を開けて話を聞く準備は出来ているらしい。だが当の本人が途中でクラブを去ることに抵抗を感じているらしく、簡単には事が運びそうも無い。アストンビラには若く、後に代表に名を連ねるような実力のある選手が多数揃っているだけに、それを途中で投げ出すことはクラブの監督を務めるものとしては後ろ髪を引かれる思いなのかもしれない。このように辞退を申し出る監督が続く中、今のところ1人だけ前向きに考えている人物がいる。カッペロである。ミラン、ユベントス、ローマなどで数々のタイトルを獲得し、崩壊したレアルを1年でチャンピオンまで押し上げた実力は申し分ない。そして立場的に現在フリーであることもポジティブな要素ではある。だが彼の場合、イタリア式サッカーというネガティブな要素も併せ持っている。カペッロの実力を認めていないわけじゃなくあくまで個人的見解として、あれだけのタレントを擁しているイングランドにおいて、もうこれ以上守備的な戦術は見たくないのである。これまでの戦いぶりとカペッロの戦術はシンクロする部分がなくはない。だがファンが本当に見たいのは、終始相手を圧倒するような試合展開なのである。それだけの選手が揃っているのだから、もっと攻撃的な戦術を期待できる監督に就任して欲しいというのが本音ではないだろうか。そう考えていたらFAはレアルのシュスターに狙いをつけたというニュースが入ってきた。カペッロの後任としてレアルの監督に就任したシュスターだが、これまでのところファンのハートを掴むまでには至っていない。そもそも就任してわずか半年にも満たないクラブが彼の離脱を許すとは思えないが、ファンが見たいのはカペッロよりもシュスターのように華麗でファンタジーに富んだサッカーを好む監督である。国内か国外か、勝利か戦術か、結果か内容か、淡白か情熱か。上に挙げた6人以外にもシアラーやレドナップなど、多くの候補が噂としてメディアを賑わせている。今回の予選敗退で、周囲からの期待やプレッシャーはすさまじいものになるだろう。今回の敗退が原因で、2010年のワールドカップ予選のシードからも除外されてしまった。誰が監督になろうとも成功への道は高く険しいものになるであろう。FAは今度こそ、適正な監督を招聘することができるのだろうか。ほな、また。
2007.11.24
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イングランドがユーロ本選に進めなかったのは1984年以来、28年ぶりのことである。聖地ウェンブリーでクロアチアと最終戦を行ったイングランドは、引き分け以上で本選出場を決めることが出来る状況だったが、結果はご存知の通り2対3で敗れてしまった。マクラーレン監督は翌朝に解任を言い渡され、メディアの批判を浴びてしまっている。もちろん予感がなかったわけではない。クロアチア、ロシア、イスラエルとの同居が決まった段階で一抹の不安は覚えていた。彼国に共通する個人的イメージは「粘り」「巧み」「難敵」だった。そして最大の敵はロシアとも思った。ヒディングが監督に就任したのだから、それも当然だった。アウェイでのクロアチア戦。相手に合わせてフォーメーションを変更して臨んだイングランドだったが、クロアチアのほうが一枚上で彼らもまた変更を施してきた。成功したのはクロアチアであり、バックパスをロビンソンがミスして失点するという場面もあった。その後は下位国相手に順調に白星を積み重ね、2位を堅持したまま迎えたアウェイでのロシア戦。勝てば本選出場が決まる試合で、慣れない人工芝に戸惑いながらもルーニーのゴールで先制。だが逆転を許し3位に転落。残すはイングランド1試合、ロシア2試合。イングランドに自力での突破の可能性はなかった。だが予選敗退が決まっていたイスラエルがその可能性を再びイングランドにアシストする。ロシアに勝利して。イングランドの最終戦はクロアチア。ロシアはアンドラとの試合。だがイングランドはリオとテリーのCBコンビと、オーウェンとルーニーの2トップが出場できない異常事態。さらにはベッカムを先発で使わず、ミスの経験があるロビンソンもベンチからスタートさせるギャンブルにマクラーレンは出る。ロビンソンに代わって先発のカーソンのキャッチミスから失点を許し、CBの裏のスペースを突かれて追加点を奪われる苦しい展開。後半に入り途中出場のベッカムのアシストなどで一時は同点に追いついたが、最終的に勝ち越され万事休す。思えばエリクソン前監督のアシスタントだったマクラーレン。監督就任と同時に行ったことは、昇格というネガティブなイメージを払拭させるべく独自の色を鮮明に打ち出すことだった。それがベッカム外しだった。しかし最後に頼りになったのも、またベッカムだった。ジェラードとランパードとの共存も当初は批判を浴びながらも意志を曲げることはなかった。怪我の功名と言えば聞こえは悪いが、ランパードの離脱で意志を曲げざるを得なかった。これを境に結果・内容とも上向いてきたのだから。だが最後には同時起用せざるを得ない状況になってしまった。見る限り、マクラーレンは決して策士ではない。だがエリクソンの幻影を振り払おうとするあまりに動きすぎた結果、それがことごとく裏目に出てしまう「策士、策に溺れる」ことになってしまった。さらに否応無しに原点に立ち返ったベッカム外しが、予選敗退という屈辱を招いてしまうことになった。未来は僕等の手の中日本代表と偶然にも同じ経路を辿っていたイングランド代表。だが日本代表が北京へと駒を進めたのとは対照的に、イングランド代表が手の中にあった未来を掴めなかったのは必然だった。ほな、また。
2007.11.23
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崖っぷちよくもまぁ、ここまで似れるものだとつくづく思う。上の記事を書いた時点では単なる偶然として取り扱ったのだが、今回もまた同様の結果になってしまった。北京を目指す日本代表は17日、アウェイでベトナムと対戦し0対4の圧勝で勝点を10とした。そして首位のカタールが終了間際の失点によりサウジアラビアに敗れたことで、日本が首位に浮上。21日のサウジアラビア戦で引き分け以上の結果を得られれば、オリンピック出場権を得ることになる。一方でイングランドは17日の予選はなく、オーストリアとの親善試合をこなし1対0で勝利を飾った。ベッカムからのクロスにクラウチが合わせるという、一時期の黄金パターンでの勝利であった。残り2試合を連勝すれば予選突破が決まるロシアは、アウェイでイスラエルにまさかの敗戦。これによりイングランドが再び2位に浮上し、最終戦のクロアチア戦に引き分け以上で予選突破が決まることになった。おそらくロシア敗戦の理由の1つに油断・慢心があったのではないだろうか。予選突破への直接の相手となるイングランドに勝利を収めたことで、2連勝が条件ながら自力での突破の可能性が生まれた。それが自分達の心を必要以上に大きくしてしまい隙が出来たのではないだろうか。FWケルジャコフはイスラエル戦の試合前に、「イスラエルがピッチに13人並べても、勝つのはロシアだ」とコメントした。俺たちは強いと思うことは決して悪いことではないが、その中にも相手を尊敬し、相手の力を卑下しない心は必要だ。このコメントを聞いたカシュタン・イスラエル監督は、「UEFAに13人も出場させていいのか確認しておいた。 今の段階で言えるのは、絶対に11人の選手で戦うということだ」と、まるでボクシングの亀田選手に対する内藤選手のような大人の対応で返答しており、結果もボクシング同様のものになった。ブルーハーツの歌に「未来は僕等の手の中」というのがある。まさに両国の現状は歌そのままであり、さらに付け加えれば一度は失ったチャンスを相手の敗戦により再度得たものである。「僕らは負けるために生まれてきたわけじゃないよ」共にホームで戦う最終戦。引き分け以上で予選突破は決まるが、勝利で未来を掴み取って欲しいものだ。ほな、また。
2007.11.19
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確か8月ごろだったか、我がユナイテッドが9歳の少年と契約を結んだというニュースがあった。YouTubeで80万回以上のアクセスがあったことと、ビッグクラブが小学生と契約したということでそれなりに大きな扱いを受けていたように覚えている。ただ「契約を結ぶ」と言えば大層に聞こえるが、確か少年の親族がクラブにプレー映像を送ったことから始まったのだから、最初にアプローチをかけたのは少年側であり、ユナイテッドは「良いんじゃない?」的に誘っただけのことである。さらに言えば、1つのクラブであっても世代別にカテゴリーが分かれているわけだから、いきなりトップチームなんてことは当然有り得ない。もちろん1つ上のカテゴリーからスタートすることもあるだろうが、そういうのって海外では常識に近いものではないだろうか。ほとんどの選手がクラブにアプローチをかけるか、クラブ主催の大会に参加するか、あるいはごく普通の大会で運良く関係者の目に留まるかで「契約を結ぶ」のではないだろうか。となると少年の契約はさして大きな扱いを受けるほどのものでもないのではないだろうか。このたびユナイテッドは、2部に所属するバーンリーからジョン・コフィーという選手を獲得した。契約は6年間で、地元紙によると移籍金は約2億3千万円程度である。仮に少年がコフィー選手のように契約を結べば、それこそ一大事として扱わなければならない記事だろう。だがコフィー選手のこれもそれなりにインパクトはある。なぜならコフィー選手の年齢は14歳だからだ。この件に関してユナイテッドから正式な発表はなく、全てはバーンリー側から出た発表である。なので正式な契約ということにはまだなっていないのだが、ここで少し個人的意見を述べてみたい。日本人に限らずなのだが、最近人間は言葉に踊らされすぎていないだろうか。言葉を鵜呑みにしすぎていないだろうか。「9歳の少年が契約を結ぶ」ちょっと考えれば、上に書いたようなからくりだとすぐに分かるものである。だが9歳ということや、YouTubeの反響もあってここまで扱いが大きくなった。そして14歳に2億3千万円を出したことに対してはそれほど反応はない。なぜ?おそらくクラブは裾野を広げるために9歳程度の少年は幅広く確保していることだろうし、大きな心で選手的にも人間的にも1人前の大人に成長させようとしているだろうから莫大な投資はしていることだろう。だがそれはあくまで相手が子供という認識だからだ。だが14歳ともなればそれなりに成長を遂げている。まだまだ伸びしろもあるだろうが、9歳に比べれば厳しさも増しているだろうし接し方も大人に近づいていることだろう。敗者はただ去るだけのプロの世界でふるいに残ったのだから、コフィーにはそれだけの価値があるのである。そしてユナイテッドはその価値を2億3千万円と見たのである。こちらのほうがよっぽどニュースとしての価値はあるだろうし、ファンも知りたがっていることではないだろうか。もちろんこれは現時点での価値なのだから、将来の彼がどのようなポジションにいるかは分かるはずもない。ぼくにもクラブ関係者にも、当然コフィー自身にも。単なるインパクトだけでメディアは扱いを変えたのであろうとは思う。ということは大衆は9歳の契約のほうに興味があるとメディアは読んだと考えられる。つまりは大衆はメディアにバカにされているということになる。果たしてこれでいいのだろうか。ほな、また。
2007.11.13
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決して政治的、あるいは経済的意味合いではない。もちろん、サッカーに関してである。とはいえワールドカップ連続出場を続けており、決勝トーナメントにも何度か進出を決めていることから、国レベルでは後進国と呼ぶにふさわしくない。ならばどこが後進なのかと言えば。先日、ロサンゼルス・ギャラクシーのヤロップ監督が退団することが分かった。プレイオフ進出を果たせず結果を出すことが出来なかったヤロップだが、退団理由はそれではなく、ライバルクラブであるサンノゼ・アースクエイクスの監督への就任が理由であった。だがこれだけのことなら、トットナムの監督に就任した元セビージャ監督のファンデ・ラモスしかり、バレンシアの監督に就任した元PSV監督ロナルド・クーマンなど、ここ1ヶ月の間にヨーロッパでも見られた光景であることから、後進と呼ぶことは出来ない。問題はこの退団ニュースの出所とその時期にあるのだ。「彼は素晴らしい監督で、人間としても強かった。 彼を失うのは本当に残念だ。 彼は逃げたわけじゃなく、自身と家族のために決断を下した。 彼が去るのは辛いが、幸運を願って別れたいと思っている」これはギャラクシーに所属するベッカムが語ったヤロップに対する別れの言葉だが、実を言えばこの言葉が世間に出たときは、まだクラブからヤロップ退団の発表は出ていなかったのである。ということはベッカムはクラブの秘密をメディアに暴露したことになるのだが、周囲ではそれが全く問題になっていない。例えばあるクラブでチームに重大な影響を及ぼす決定がなされたとする。フロントはそれを発表前に選手にまず伝えることは往々にしてあり、それが選手に対するリスペクトだと思う。だが、どこの世界にそれをクラブの発表前に周囲に話す選手がいるだろう。そしてそれを野放しにするクラブがあるだろう。今年の夏にベッカムは大西洋を渡ってアメリカにやってきた。だが怪我の影響もありクラブに貢献することは全く出来なかった。一部には5年300億円という金額に見合っていないと批判するメディアもなくはない。仮に選手としての素質を見越して獲得したのなら、結果が示すように1年目は失敗だったと断言できる。仮に広告塔としてのネームバリューを見越して獲得したのなら、失敗ではないだろうが成功でもない。たまに見るニュースでは観客を呼び込むことには成功しているが、それはベッカムありきのものであり、当の本人がおらず結果も出ていないのだからリピーターを増やすまでには至っていないと思われる。仮にプロとしての精神を見越して獲得したのなら、今回のフライング発言はプロとしてあるまじき発言であり、今回に関して言えば完全に失敗である。もちろんレアル時代を見ても分かるように、メンバーから外れても不満を口にすることなく練習に励み、唯一自分をアピールできるピッチで監督の信頼を勝ち取ったベッカムはプロの鑑と呼ぶに値する選手である。だが矛盾するようだが、アメリカにおいてのベッカムにそれを垣間見ることは出来ない。獲得の理由は当然1つではないから、これらは的外れな意見といえなくもない。だが特別待遇で獲得した世界的選手とはいえ、クラブの秘密事項を易々と暴露するような選手に何のお咎めも無いクラブに、先進国の名を与えることは出来ない。注)ヤロップの後任には元オランダ代表のルート・グーリット氏が就任した。だが、彼は過去にチェルシーやニューカッスルといったクラブで監督経験はあるものの、これといった実績を残せていない。これでは名前ありきの招聘と呼ばれてもおかしくなく、名将達に断られたというのなら、それはやはりアメリカのクラブチームが後進であるという証明にほかならない。ほな、また。
2007.11.11
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成績不振を理由にヨルを解任したトットナム。後任にはセビージャで指揮を執っていたファンデ・ラモスを引き抜いた。選手層で言えばプレミアでも上位に入る陣容を誇るだけに、何かのきっかけで歯車が噛み合えばトントン拍子に事が運ぶ可能性もある。さてラモスはそのきっかけをどのようにして掴むのだろうか、演出するのだろうか。結論から言えば、1月まではそれほど変わりはないように思う。ただ勘違いしてはいけないのは、先にも述べたようにトットナムの選手個々の能力は非情に高い。つまりは個人の力で結果を残せる試合も少なからずある。そして守備の柱であるキングの長期離脱も痛いところだ。キングの離脱によりトットナムの守備は若く、時に不安定である。それが中盤にも影響し、守備に労力を費やすことで攻撃への推進力を減退させている一因にもなっている。これらを考えると、キングが戻れば現有戦力だけで多少は成績も向上する。だがここまでの成績が成績だけに、これだけで「ラモスがトットナムを蘇生させた」とは思えない。監督それぞれの個性がチームに浸透し、脅威の成績を残して初めて、ラモスによる改革が成功したとみなさなければならない。ここ最近、イングランドではトットナムがセビージャのロシア代表FWケルジャコフを狙っているという噂が広まっている。ケルジャコフの代理人も「ケルジャコフはイングランドでプレーしたがっている」と話し、カヌーテの控えに甘んじている現状に満足していない思いを述べている。また同じセビージャのMFポウルセンにもイングランドの2クラブからオファーが届いているらしい。その2クラブの名前は明かされなかったが、噂ではそのうちの1つがトットナムではないかと言われている。クラブが監督を招聘する場合、その仕方は大きく2つに分けられる。中小クラブに多いのは、数年後を見据えたチーム作りを任せられる若手育成に長けた監督を招聘する場合。もう1つはビッグクラブに多い、すぐに結果を求められる即効型の監督を招聘する場合だ。トットナムの場合、ここ10年で10人目の監督という我慢の無さは置いといて、今回で言えば後者の結果をもたらす監督としてラモスを招聘した。だが特にシーズン途中ということもあり、結果を求めるにあたっての対応策は数えるほどしかない。監督が選手の力量を知らなければ、選手も監督の戦術や方針を知らない(肌で感じていない)。ではどのようにチームを立て直すかと言えば、1月に再開される移籍市場で動くしかないのである。モウリーニョがチェルシーの監督に就任したとき、手っ取り早くチームに自分の戦術を伝えるためにしたことが、フェレイラやカルバーリョといった自分をよく知る元教え子を連れてくることだった。そうすることで自分の戦術をピッチ内に誤解なくスムースにチームに反映させたのである。仮にケルジャコフやポウルセンの噂が事実であったとしても、セビージャからすると監督だけでなく選手までも引き抜かれることに嫌悪感を抱くだろうから、かなりの抵抗にあうことが予想されるし、Dアウベスの件を見てもマネーゲームに持ち込む可能性もある。そしてトットナムにそれだけの忍耐力と経済力があったところでFW、MFとも人材は豊富である。2人を獲るためには、放出というある種のリスクも背負わなければならない。そして放出が可能な時期も1月まで待たなければならない。結局のところ、1月まではラモス招聘についての結果を出すのは難しいところなのである。ただ逆に言えば、それまでに結果を残すようなら、ラモスという監督はセビージャに続いて短期間でチームをまとめ上げたとして、名将にふさわしい監督だと言えることができる。ほな、また。
2007.11.06
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腎臓移植という大病を乗り越えて、ようやくクラスニッチがピッチに戻ってきた。30日に行われたドイツ杯2回戦、ブレーメン・リザーブ対ザンクト・パウリの一戦にクラスニッチは出場した。後半22分まで出場したクラスニッチは、「スタジアムに入るときは、不思議な感覚に襲われた。 僕はこの日を目指して多くの時間を費やしてきた。 そして多くの努力もしてきた。 娘との約束(得点を挙げること)は果たせなかったけど、 ピッチの上に立てたことに満足しているよ」と試合後にコメントを残した。今回はブレーメンのトップチームではなく、3部に所属するリザーブチームでの出場ということになってしまったが、それでも彼が67分もの間プレーをした事実に変わりはない。これから徐々にコンディションを上げていき、少しでも早くトップチームの一員としてピッチに立つクラスニッチを見たいものである。そして娘との約束もそこで果たしてほしいものである。Adios7210は、クラスニッチを応援します。ほな、また。
2007.11.04
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先日のリバプール対アーセナル戦を見た。試合の詳細は省くとして、ベニテス監督はこの試合で4-3-3(4-2-3-1)というフォーメーションを採用した。リバプールの全ての試合を見ているわけではないので何とも言えないが、これまで見た試合では初めてのケースだった。おそらくジェラードの攻撃性をより活かすため、そして場合によっては中盤の枚数を厚くすることでアーセナルにポゼッションを与えないために採用したのではないだろうかと思われる。だが結果的には終始相手に主導権を握られ、試合も1対1の引き分けに終わった。個人的にだが、最近のリバプールは少し迷走しているように感じる。いや、リバプールではなくベニテスと言ったほうが良いかもしれない。ここ数戦の試合を見ていて、特にそう思う。まずはローテーション制。メディアでも賛否両論あるようだが、この時点でのローテーションには反対である。特にリバプールの場合は毎年、新入団選手が数多くやってくる。将来を見据えた選手ならまだしも、多くは即戦力の完成された選手であり、それらをチームに馴染ませるまでにはそれ相応の時間がかかる。だがローテーションを採用すればフィットするまでの時間が余計にかかることになってしまい、結果が伴わない事態にも陥ってしまう。実際ここまでリーグ無敗ながら勝ちきれない試合も多く現在は4位である。もちろんシーズンを通して見れば体力面に余裕が出来るだろうから、ローテーション自体を否定するつもりはない。だがこの時期のローテーションはチーム作りを遅らせる意味でする必要はないのではないだろうか。少なくとも1月あたりまではある程度メンバーを固定し、チームを熟成させたほうが後半戦に優勝争いに絡むことが出来ると思うのだが。次に選手の見極め。先にも述べたように、現在のリバプールの陣容は豪華である。中盤から前線に関しては特にポジション争いが熾烈である。そこで当然争いから漏れる選手も出てくる。だがかといって、本来のポジションとは異なる場所でプレーさせるのはどうかと思う。これに関しても全てを否定しているわけではない。現代のサッカーにおいて複数のポジションをこなせることは当たり前であり、逆に出来ないほうが出番が限られることもあるのだが、ベニテスが配置した異なるポジションがほとんどの場合、その選手の魅力を半減、もっと言えば殺してしまっているのだ。例えばジェラードの右サイドしかり、ベナユンのサイドしかりである。アーセナル戦でいえばカイトやヴォローニンのサイドは、位置の高低に関わらず能力を全開に出せるポジションではない。そしておそらく最大の被害者がバベルではないだろうか。本来FWだが、実力も出せぬまま、そして競争のチャンスすら与えられず、与えられれば本来とは異なる中盤での出場がほとんどである。そして精神的にも若いバベルが見せるプレーが、自分をアピールするために個人プレーに走るのは当然のことである。最後にペナントへの信頼である。これに関してはこれまでと違い、もっとペナントを信頼してもいいのではないだろうかと思う。昨シーズン序盤は周囲との連携が全く取れず、なぜ獲得したか疑問に感じていた。少なくともバーミンガム在籍時のような躍動感はほとんど見られなかった。だがそれでも使い続けたことで、シーズン終盤には欠かせない選手の1人になっていた。そして今シーズンも右サイドを駆け上がり攻撃のチャンスメイクをしたり、ドリブルなどでパスの多いリバプールの良いアクセントになっていた。不幸にもペナントは疲労骨折が判明し、少なくとも年内の復帰が難しくなってしまった。さらに言えばアーセナル戦で復帰したばかりのトーレスとシャビアロンソにまたしても故障が発生し、マスチェラーノも負傷してしまった。しかし逆に考えれば、このピンチによってローテーションの維持が難しくなり、ある程度メンバーを固定せざるを得なくなった。それによって選手の見極めが簡素化されることで、全うな配置転換をせざるを得ない状況になった。そして分かるはずだ。リバプールにおけるペナントの重要性が。全てはベニテス次第だが。ほな、また。
2007.11.02
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