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ついに発表されましたね。アカデミー賞。しかし、作品賞が「ディパーテッド」、監督賞がマーティン・スコセッシとは・・・。リメイク、それも三部作を一作にまとめちゃった作品がウィナーになってしまっていいの??ノミネートされたのにも驚いたけど、オリジナルで勝負している他の作品に失礼だと思う。私がノミニーの監督だったら「ふざけんなよ!こちとらオリジナルで勝負しとるんじゃ!リメイクに負けてたまるか!!」って帽子を床にパーンと叩き付けたいよ。だいたいリメイク(それも往年の埋もれた名作系じゃなくて最近の外国映画)なんてものを作っている時点で「おもしろいネタがないんです」「オリジナリティーがないんです」「むしろ、半分出来上がっているから成功は保障されたようなもんなんです」って世間に言っているようなモノだと思うんですよね・・・(ため息)。しかし最近のハリウッド映画は本当にリメイク、リメイクで干上がってるよ。私がハリウッド女優ならインタビューで「リメイクにはオリジナリティーが感じられないから正直言って、興味がないの。私はオファーを受けるときはいつも女優のキャリアの上でチャレンジングな方を選ぶようにしている。リメイク作のヒロイン役よりも低予算の作品で、興味をそそられる役があったら後者を選ぶわね」と言いたいぞ!(個人的には美人なのに汚れ役をいとわないシャーリーズ・セロンあたりが言ってそうなイメージ)オスカーナイトのファッションチェックはこちら♪(ELLEオンライン)
2007.02.27
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あらすじ:フリーターの徹平(加瀬亮)は満員電車の中で女子中学生から痴漢に間違われる。無実を主張する徹平だったが、刑事から取調べを受け、わけがわからぬまま留置所へ拘留されてしまう。当番弁護士から、示談を薦められる徹平だったが、やっていないものはやっていない。母親(もたいまさこ)と親友の達雄(山本耕史)の助けを借りて刑事裁判で戦う為の弁護士を探してもらうことに。元裁判官の弁護士、荒川(役所広司)と女性弁護士の須藤(瀬戸朝香)がようやく徹平の弁護を引き受けてくれることになった。だが、刑事裁判で無罪を獲得できる確立は非常に低いという現実があった・・・。オフィシャルサイト:それでもボクはやってない自動車教習所で、「不注意(飲酒運転など)から、自動車事故を起こすとこんな現実が待っているんですよ。仕事もなくなるし、裁判で有罪確定すれば家族だって苦労します。一瞬の気の緩みが、被害者とその家族だけではなく、自分の家族まで巻き込んでしまうのです。気をつけましょう」というのをわかりやすいドラマ仕立てで見せられるけど、この映画もそんな印象を受けた。周防監督と素晴らしいキャストによって痴漢冤罪と裁判の仕組みをわかりやすく教えてもらった・・・という感じ。もちろん飲酒運転と痴漢冤罪ではまるで犯罪の種類が違うんだけど。そもそも、痴漢という犯罪を立証するのがすごく難しいから、その辺の苦労もあるし、裁判官という第三者によって有罪無罪を決めるというシステムは完全なものではないというテーマも。なるほど、すごい勉強になったし、見た後ちょっと頭が良くなったような気さえするのがすごい。主演の加瀬亮は始終、雨にぬれた捨て犬のような表情。お母さんはもたいまさこで裁判に戸惑いながらも息子を信じる、無償の母の愛みたいなものを感じ、彼女が泣くところではちょっと私も泣きそうになりました。あとは時折入る、とぼけた笑いの演出がよかったです。余談:これから日本でも陪審員制度が適応されるということだけど、私は当たったら是非行きたいです(ちょっと楽しみでさえある)。アリーmyラブのように「ザ・弁論ショー 悪いのはどっち?」みたいな感じで弁護士が丁々発止で挑む姿は圧巻そのものだし。ああ、でも、殺人とかヘビーなのはちょっと嫌だなあ・・・。
2007.02.25
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あらすじ:明(柳楽優弥)は母親けい子(YOU)と新しいアパートへ引っ越してきた。けい子は大家さんに親子二人暮らしで父親は海外赴任中と挨拶をするが、明の家には妹の京子(北浦愛)、弟の茂(木村飛影)、末っ子のゆき(清水萌々子)ら、それぞれ父親の違う子供たちが暮らしていた。学校へは行かず、明以外は部屋の外に出ないようにとけい子から言われていたのだった。ある日、けい子は「クリスマスまでにもどる」という書置きとお金を残して去ってしまう。オフィシャルサイト:誰も知らないこれもよく出来た凹む映画だった・・・。今回の凹みは終盤で起きる悲劇についてのみなんだけど「嫌われ松子」の凹み具合とは違って、なんだか爽やかな凹み(凹みにもいろいろと種類があるのですね!)。というのも途中から完全に子供たちだけの世界になってしまうし、舞台は現在の東京なんだけど、どことなくファンタジックな感じがするので妙な生々しさがないからかも知れない。いつ大家さんにバレて福祉事務所の人や警察がアパートに来るんだろうか・・・とハラハラしながら見ていたけど不思議なくらいバレない。明は12歳だし、途中までけっこうしっかり家の面倒を見ていたからだろう(家賃、光熱費、etc・・・)。見ているほうとしては、早くしかるべき施設にこの子たちをケアしてもらって!!と思っていたけど明は「そうすると4人バラバラになっちゃうから」と言う。前半は「早くちゃんとした大人に助けてもらって!」と思っていたけど、途中からアパートが子供たちだけのユートピアに見えた。カップ麺で植物を育てたりしていたり・・・(茂役の子が、カップ麺を食べた後のスープが残っている容器に白いご飯を入れて食べていたのが、ちょっと美味しそうに見えた。お金がないときには真似をしてみようと思う)。主人公の柳楽くんはしゅっとした切れ長の瞳がいいね!それに子供たちもみんな可愛いよ。こんな子供たちをネグレクトする母親はYOUだ。テレビに出ているときと同じ不思議キャラで浮世離れした母親を自然体(というか素)で演じている。今車のCMでYOUと大きくなった柳楽くんがまた親子役で共演しているけど、この映画を見たあとに見ると「また子供ほったらかしてどっか行くのかよ!その車で!」と思っちゃうのがちょっと残念です(笑)。CMはこちらから
2007.02.24
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】私の頭の中の消しゴム [ チョン・ウソン ]価格:1,739円(税込、送料込) あらすじ:スジン(ソン・イェジン)は忘れ物をしたコンビニでチョルス(チョン・ウソン)と出会い、交際を経て結婚をする。幸せな結婚生活を満喫する二人だったが、スジンは最近自分の物忘れが激しくなってきていることに気が付く。専門家の元を訪れ、精密検査を受けたスジンは「若年性アルツハイマー」との診断を受ける。薬によって進行を抑えることができるが次第に自分が誰なのかもわからなくなっていくという病気に打ちのめされるスジン。チョルスは離婚して欲しいというスジンや彼女の家族に反対し、懸命にスジンの面倒を見ようとするが・・・。オフィシャルサイト:私の頭の中の消しゴム私は、涙もろいです。涙きの臨界点が低く、映画でもドラマでも漫画でも割りとすぐに泣いてしまう方。100本映画を見たら85本は確実に泣いていると思います。・・・しかし、この映画は全然泣けなかった。そして途中から鑑賞するのが苦痛になり「早く終わんねえかな」とさえ思ったのです。韓国映画はけっこう好きな方だけど、この映画はいわゆる韓流好きのオバチャン達を充分にマーケティングした後に、彼女たちの嗜好に合わせて戦略的に作られた「モノ」だという印象(にしてはヒロインが序盤で職場の上司と不倫してたりしてよくわからないけど)。しかし、出会いから結婚して若年アルツハイマーに気が付くまで結構長いわけよ。お姫様抱っこも何回出てきたか・・・。まあね、夫役の俳優は福山をワイルドにした感じのイケメンでよかったけど・・・。福山があっさりした鶏のささ身だとしたら彼はダッカルビの中に入っている辛くて味の濃い鶏ってところかな。とにかくこの映画、立花隆風に言えば「私の血にも肉にもならなかった100本」のうちの一つです。
2007.02.24
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わーい、辛酸なめ子の新刊が出た~♪といって本屋さんに買いに行きました。が、どピンクの表紙に「女修行」と書かれた本(「なめ子がこんなに変わった!」とセレブメイクを施された著者の姿が入った帯が巻かれている)をレジでお会計するのはちょっと恥ずかしい・・・ブックファースト渋谷店にいるメガネ男子(美大生風)の店員さんは「この女もなめ子シンパなのか・・・」と思いつつも「カバーおかけしますか?」と聞いてくれた。 もちろんYES!だってカバーなしで電車の中、なめ子先生の本を読むのはかなり恥ずかしい・・・。でもあえての羞恥プレイを楽しんでこそ真のなめ子ファンなのかな。今回もなめ子さんは自分を実験台として様々な女修行の場へ出かけチャレンジされています。私は音楽雑誌をあまり読まないのでカヒミ・カリィのインタビューが読めたのはすごく嬉しかった。あと、ジェーン・バーキンが実は無造作アップスタイルにしたときの後れ毛を計算しているとか・・・(どうしてもフレンチな方に偏ってしまう・・・)。個人的になめ子さんには今後、乗馬と結婚相談所登録(またはお見合い)に挑戦して欲しいです。
2007.02.20
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あらすじ:戦時中の日本。金(ソル・ギョング)は相撲部屋に入門し、力士を目指していたが、朝鮮人であることから差別を受けていた。相撲協会の会長(藤竜也)は負けん気の強い金に目をかけ、「力道山」という四股名を贈る。関取になった力道山は芸者の彩(中谷美紀)と結婚し、相撲に励むが当時、横綱になれるのは日本人だけという現実を突きつけられ、次第に生活が荒れ始める。そんなとき、西洋の相撲であるプロレスリングと出会い彼はプロレスの本場であるアメリカへ旅立つのだった。戦後日本の国民的ヒーローである力道山の生涯を描いた映画。オフィシャルサイト:力道山ファイターとして、ひたむきに生きた男の一代記です。力道山って名前だけは知っていたけど、日本のプロレスの土台みたいなものを作った人だったんですね。単なる有名人の礼賛的伝記映画に終わることなく、人間力道山の弱い部分やダメな部分、苦悩のほうに重点を置いて描かれていて見ごたえがありました。主演のソル・ギョングも素晴らしいし(日本語、やはり難しかったんだろうな)、妻役の中谷美紀もいいけど、会長役の藤竜也が一番よかった。日本アカデミー賞の助演男優賞はこういう人がもらうべきでは・・・と思う。脇を固める名優ってこんな人のことを言うんだなーと勉強になりました。余談:韓国男が喋るちょっとぎこちない日本語っていうのがツボだ。しかしヨン様の日本語の挨拶はちっとも萌えない・・・。
2007.02.19
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あらすじ:ジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)は悪魔祓いを専門にするエクソシスト。人間界に侵入しようとしている悪魔が増加したことから、天国、現世、地獄のバランスが狂いはじめているのを察知していた。一方、刑事のアンジェラ(レイチェル・ワイズ)は精神病棟に入院していたキリスト教徒の妹イザベル(レイチェル・ワイズ=二役)が自殺で死去したのを疑問に思い、コンスタンティンに接近する。実は姉妹ともに悪魔が見えていたのだが、姉のアンジェラは否定をし続けていたのだった。こんなに面白そうな要素が散りばめられているのにもかかわらず、退屈な映画を作れるって・・・一体どうゆうこと??せっかくキアヌとレイチェル(今やオスカー女優)という素晴らしいスターを揃え、悪魔祓いというエンターテイメント性の高いテーマも持っているのに・・・もったいない。いまいち悪魔と天使っていう壮大すぎるキリスト教的バックグラウンドには付いて行けない感もあるけれども、たぶんコレ、面白く作られていたら絶対「2」や「3」が出来る企画だと思う。キアヌの衣装はいつも白シャツに黒いネクタイ&スーツだったのでなんだか葬儀屋みたい。でも、こんな格好の、特殊能力を持った男が異形の悪と戦っているのを見たら「地獄先生ぬ~べ~」を思い出した。この映画よりも、ぬ~べ~のアニメを一回分見たほうが面白いんじゃないかととさえ思った。
2007.02.19
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あらすじ:90年代初頭のルワンダ。植民地政策によって民族は二つに分けられ、対立が悪化していた。ホテルマンのポール(ドン・チードル)は政治や民族対立に関しては穏健派の立場をとっていた。二つの民族の間で和平条約が交わされた翌日、大統領が反体制派によって暗殺されたのをきっかけに内戦が勃発する。ポールは近所の人たちをホテルにかくまう。ホテルには国連軍の警備があり外国人客もいたことからまだ安全な場所ではあったが、さらに内戦と虐殺がエスカレートし、難民や孤児たちがホテルへと非難をしてきた。ポールは軍や外国にいる要人たちとのコネクションを最大限に利用し、救済を求めるが・・・。オフィシャルサイト:ホテル・ルワンダ恥ずかしいことに、こんなことがアフリカのルワンダで起こっていたなんて、この映画を観るまでは全く知りませんでした。ルワンダはアフリカでは小さな国なのに、どうしてこんなに民族間の対立が激しいの??と疑問に思ってオフィシャルサイトやネットで色々と調べてみたら、これは植民地政策の一環で宗主国であるベルギーによってそうなるように操作されていたというじゃないですか。本当に最悪・・・。うかうかとコロニアル調のインテリア素敵~とか行っている場合じゃないね・・・。(地元経済や産業の発展にも貢献するので植民地政策も悪いところばかりではないとは思いますが、ひとまずここは映画の話に集中)映画ではホテルのキャパについて触れられていなかったので、どんどん人が逃げてくると「満員になっちゃうよ~」と心配することしきり。廊下で身を寄せ合って寝ることになってもホテルの敷地内にいれば(警備もあるし)天国のようだと思えたでしょうね・・・。ドン・チードルの横にいる小太りのホテルマン、最後まで制服を着ていて「こんな事態でもお客様をおもてなしするんだ」って感じが出ていて地味だけどよかったなあ。実はオスカーノミネートされてたんですね(主演男優、助演女優、脚本賞)。主演男優賞はドン・チードルにあげてもよかったんじゃないかなあ。これから「窮地に追い込まれ力を発揮する普通のおじさん」役を当たり役にして頑張って欲しいです。UNオフィサー役のニック・ノルディだけど私、「この人ゼッタイ裏切りそう」と思っていた・・・。なんだか顔がブッシュ系の顔だから有能な責任者にまるで見えないし(笑)軍事オタクのおっさんがコスプレしたみたいでしたね。
2007.02.17
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ついにカテゴリー「シネマちゃん」の映画感想が100本を超えました!一応、この@itan-journ@lは「ファッション」ブログということになってはいるのですが・・・まあ、これは楽天ブログを始めるときに決めたジャンル分けなので気にしない!私は本当に本当に映画が好きなんです!!100本観た記念企画として「映画好きに100の質問」をやってみることにしました。よかったら見てやって下さいまし。(左サイドメニューのFreepage Listからご覧下さい)
2007.02.15
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先日、一人暮らしを始める友達に付いてIKEA@船橋店へいってきました。安くて、北欧デザインで、デカイ(店舗が)と噂には聞いていましたが、やっぱりすごかった・・・。この本によると、「(IKEA船橋店の)ライバルはディズニーランドです」と言うことらしい。ディズニーとタイマンはれるだけのことはあるんじゃないかと思います。家具のコーナーは首を90度にして見上げるくらいのデカイ棚に組み立て仕様の家具が入ったダンボールがギッシリで、これまたデカイ家具用カートを押して欲しいものを積んでゆきます。おうちに帰って自分で作ってねってことでDIY精神あふれるムード。「なんでも自分でするんだよ。でも、なにかわからないことがあったら遠慮なく聞いてね」っていう放任主義が北欧っぽいなあ~。(かつて北欧系の会社で働いていたことをなつかしく思い出します)値段設定も非常にリーズナブルで、あまりの安さに友達と「ちょ、これ190円だって・・・アハハ!」と笑い出しちゃうくらい(確かラグマットの値段)。雑貨コーナーもめくるめくワールド(意味不明)。赤や青のキッチングッズがおままごとっぽくて可愛かったなあ・・・(料理しないけど)。しかし、IKEAの出現で千葉県民の、いや日本人のインテリア感みたいなものが変わってしまうんじゃないだろうか・・・ってくらいインパクトがありました。小さい子供をつれた家族も大勢来ていたけど、小さい頃からIKEAがある生活をこの子たちは体験するわけで・・・うらやましいような。今回は3~4時間くらい買い物に費やしました。何も食べなかったので今度行くときはレストランで名物のミートボールを是非味わってみたいです。この本には、雑貨中心で現在レアものになってしまった製品や各国のIKEA比較、IKEA豆知識など著者のIKEAに対する愛が溢れる一冊になっています。余談:母にIKEAの話をしたら「うちにも昔IKEAの椅子があった」との返答。去年、日本に上陸したばかりなのでそれはありえない!というと「でも組み立て式の家具でしょ?あったあった」と言うのできっと何か別のものと勘違いしているのだろうと思っていましたが、日本のインテリア屋さんで昔、インポート家具として取り扱いがあったようです。(Special thanks to umekoちゃん)IKEAのオフィシャルサイトはこちら
2007.02.14
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「死が二人を別つまで、添い遂げることを誓いマスか?」っていうセリフを絵にすると、まさにこんな感じじゃないかな・・・スケルトンなんだけど、ちょっと感動して涙が出そうになります。ニュースソースはこちら:「永遠の抱擁」、5000年前の男女か=イタリア発掘調査
2007.02.09
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チェコをはじめ、東欧諸国の素朴で可愛らしい雑貨のお店、チャルカさんによる旅行記です。ガラスボタンに惹かれたチャルカさんは、チェコにあるガラスボタンの産地の村を訪ねます。 この村のシンボルはりんごの木。昔々、ここには一本のりんごの木があったそうな。そのりんごの木の木陰はとても居心地がよかったので人々が次々と集まり次第に村になっていったという言い伝えがあるんだそうです。ガラスボタンとこの言い伝え。雑貨好きの人ならこの時点で旅に出る理由はマックスでしょう。今は希少になっている手作りのガラスボタンを作っている村で工場(こうば)を見学したり、デッドストックのガラスボタンを愛でたり、地元のおうちで手作りのお昼ご飯をご馳走になったり・・・「天然生活」の特集が一冊まるごとの本になった、という感じのテイストの本です。ガラスボタンって今まで引っかからなかったけど、ひとつひとつ何とも言えない味があっていつまででも眺めていられそうな小宇宙。その他チェコの田舎のスローライフっぷりもばっちり。キノコ狩りにレース編みにお菓子作りに・・・あー癒される~。写真も古ぼけた感じで素敵です。東欧の暮らしや雑貨って洗練されすぎていないところが和むんだなあ・・・色でいえばこげ茶、みたいな。なんとなく懐かしい感じで。おばあちゃんの家に昔からあるような古い雑貨が良く似合う暮らし。やっぱりいい味出している可愛い雑貨は、自分の足でじっくりと探さないとダメですね。チェコに行ったときはたいてい、大型スーパーとかショッピングセンターとかに行きがちなので今度は地元のバザーとか古道具屋さんをじっくり巡ってみたいなあ、と思いました。
2007.02.07
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もうすぐバレンタインですなー。と言っても愛の告白をしたい男の子がいるわけでもなく、周りの人に義理チョコを配るわけでもなく、今年はスルーの方向なんですが!バレンタインに私はロクな思い出がありません。何年か前、好きだった男の子にコートドール(象さん印のチョコレートブランド。たしかベルギー製?)のチョコをあげたら、ホワイトデーのお返しが激マズのよくわからないお菓子だったり、義理であげた男の子からは、あげたことさえ忘れていたのにマリアージュ・フレールのスミレの花びら入りの紅茶というコジャレたものをお返しにもらいビックリしたり、バレンタインデー当日、大本命の人の机の上にすでにゴディバのチョコの袋が置いてあるのを見つけ、ショックで戦意喪失。そしてその人にあげるはずのチョコを夏まで机の中に放置してしまったり・・・。ああ、切な!だいたいさー、バレンタインにゴディバってどんなセンスの持ち主なんだよ。ベタベタか!直球か!欧米か!そりゃゴディバのチョコはうまいが、ゴディバさえ送っときゃ安心!お値段もそこそこだし、だってゴディバだから・・・ってそんな保守的な考えの女うっとおしいんだよ!!←すみません、昔の思い出のせいで取り乱しております。そんな私が今、熱くおすすめなのはゴディバでもジャン・ポール・エヴァンでもラ・メゾン・デュ・ショコラでもございませぬ。北海道は小樽のお菓子メーカー、ルタオのチョコレートです。普段は北海道近辺でしか売ってないようですが、バレンタインシーズンはデパートなどに出店しています。私が一番好きなのはロイヤルモンターニュという小さいピラミッド型の紅茶の香りがするチョコレート(写真のものです)。初めて食べたとき、ふわっと鼻腔へ抜ける繊細な紅茶の香りと舌の上ではかなく消えるショコラに随分と感激しました・・・。欧州産の濃厚系ショコラには決してない、この奥ゆかしさ。濃厚系ショコラが金髪、豊満ボディーの熟女だとしたらこのチョコは儚げだけど芯の強い大和撫子。きっとお値段の方も・・・と思いきや、1ダース以上入っていて千円かそこらで買えます。安い、安いよ!見つけたら是非食べてみてください・・・。余談:ルタオさんは北海道のメーカーだけあってチーズケーキなんかも美味しいです☆ホームページはこちら
2007.02.06
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あらすじ:80年代後半、ジョジー(シャーリーズ・セロン)はドメスティックバイオレンスを繰り返す夫と離婚し、二人の子供を連れて実家のあるミネソタ州へ帰ってきた。子供たちを養い、自立するために地元の炭鉱で働き始めるジョジーに同じく炭鉱夫である父親は否定的。炭鉱は圧倒的に男性従業員が多く、少数の女性従業員は「男の仕事を取っている」とみなされ冷遇されていたのだった。ジョジーたちに対し日々行われる嫌がらせは次第に虐待へとエスカレートし、経営陣へと直談判するも、状況は変わらないまま。ジョジーは女性の職場環境改善と保安のために訴訟を起こすことにするが・・・。オフィシャルサイト:スタンドアップ まったく、ひどい話ですよ。いくら田舎にある炭鉱で起こったこととはいえ、つい最近のことなんですから。一口にセクハラと言っても、「お酌を強要された」とか「身体をじろじろ見られた」ってレベルではありません。女性用の更衣室にスプレーで卑猥な言葉を落書きされたり、簡易用トイレに入っているときにトイレごと倒されたりするんですから。低レベルな嫌がらせに怒りも心頭というものです。仕事中にレイプされるかもしれないという危険にさらされてまで働く意味ないよ!さっさと辞めちゃいな!!とシャーリーズ・セロンに言ってあげたくなりますが、シングルマザーの彼女は子供たちのために働かなくてはいけない状況。 そして彼女は会社を相手取って訴訟を起こすのです。大企業相手に集団訴訟を起こす女性というとジュリア・ロバーツの「エリン・ブロコビッチ」を思い出しますがそんな甘いサクセスストーリーではありません。蟹工船もびっくりのプロレタリア色の強いものなんです。一足先に仕事を辞めて訴訟を起こすシャーリーズは女性従業員に協力を求めますが、みんな解雇を恐れて「わたしはそんな目にはあってない」と及び腰。(たしかに美人なのはシャーリーズともう一人、若いブルネットの女の子だけで、あとは逞しいマッチョなおばさんだけ。具体的に彼女たちがセクハラや虐待にあっていたという描写はないんだけど)さらには相手側の弁護士に「性に奔放なシングルマザー」というレッテルまで貼られてしまいます。そして明らかになる彼女の過去。こんな泥仕合からど根性で立ち上がる彼女に涙。彼女を担当する弁護士はあのウッディ・ハレルソンなんだけど彼のセリフ「立ち上がってくれ!!」のセリフにゆっくりと、一人一人立ち上がる関係者たち。本当に勇気のある女性を熱演したシャーリーズに乾杯だよ、もう。余談:原題は「North Country」なんだけど邦題「スタンドアップ」の方がハレルソンのセリフともリンクしているしずっと良いですね。
2007.02.05
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あらすじ:18世紀のヨーロッパ。オーストリア女帝、マリア・テレジアの末娘マリー・アントワネット(キルステン・ダンスト)は祖国オーストリアとフランスの同盟のため、フランス国王ルイ15世の孫、ルイ・オーギュスト(ジェイソン・シュワルツマン)に14歳で嫁ぐことになる。祖国を離れ、慣れないベルサイユでの暮らしが彼女を待っていた。彼女が18歳のとき、ルイ15世が天然痘で崩御し、ルイ・オーギュストがルイ16世として即位する。だが、フランス王妃になった彼女はまだ世継ぎを生むことができずにいた。その圧力から逃れるかのように浪費や舞踏会にのめり込んでいくが・・・。オフィシャルサイト:マリー・アントワネットもう、ずーっと見たくて去年からずっと楽しみにしていました。もちろんサントラも聴いて予習は万全☆映画館には老若問わず女の子が多かった・・・(ソロで見に来ているおっさんもいたけど)やっぱり日本人にはこの題材、なじみがありますものね、ホホホ・・・。(扇子で口元を隠しながら)しかし、映画としてはそつなくまとめてあると言うか、そんなに内容のつまったものではありませんでした。雑誌で読んだ情報によると、ガーリーの巨匠、監督のソフィア・コッポラは歴史映画ではなくマリー・アントワネットを一人のティーンエイジャーとして描いたと言っていましたが、にしては若いマリーの孤独だとか寂しさとか、気持ちがあんまり伝わってこない。唯一、感情を爆発させるシーンは弟夫婦に先に子供が生まれたときだけだし、あとはなんとなく欲求不満~という感じでパーティーしたりお菓子食べたりドレス作らせたり。でもやっぱり女の子はなにか満たされないとき、スイーツとお買い物に走るのね・・・ここは、なんとなくマリーと時空を超えてシンパシーを感じる私。贅を尽くしたマカロン色の衣装と本物のベルサイユ宮殿はもう本当に美しいですよ。きっとソフィア・コッポラは得意とする若い女の子の心象風景をゴージャスな舞台で描けるこの作品を撮れて本当に嬉しかったんじゃなかろうか。ベルばらファンにとってはデュ・バリー夫人にアントワネットが話しかけるシーンやルイ15世崩御告知のシーンなど名場面が実写化されててちょっと嬉しかったり・・・。でもセリフは基本的に英語なんだけどたまにフランス語が入るからフランス人にとっては「SAYURI」みたいな感覚なのかな~。とにかく衣装と舞台と靴とお菓子が本当に綺麗なのでそれをスクリーンで見れただけでも、いいんじゃない?という感じでございます。余談:靴が沢山あるシーンでピンクのコンバースが一瞬、映っているらしいんだけど見逃してしまった・・・。見つけられた人、いますか?サントラの「Hong Kong garden」という曲が気に入ってしまいました。
2007.02.03
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あらすじ:ヴェネチアに住むアンナ(シャルロット・ゲンズブール)は自分がパリに住んでいて別の生活を送っている夢を見る。一方、パリに住むアンナは一度も行ったことのないベネチアで暮らしている夢を見る。夢で撮った写真が現実の世界に存在するのを見て気を失うアンナ。そんなアンナの後を怪しげな男が追っていた。 眠かったので適当に見たけど、結局どっちがどっちなのか、何がどうなっているのかわかりませんでした・・・。ヴェネチアの街の風景と、アニエス・ベー風のシンプルなお洋服に身を包んだ若かりしシャルロットを見るだけでもういいやー、と途中で必死に物語を追うのをやめてしまった。この映画でのシャルロットはおかっぱショートボブで赤や緑のVネックをミニスカートと合わせたりしてました。やっぱりこういうシンプルななんでもない服をおしゃれに見えるように着れるのは細っこい身体があってこそで、本当に普段何食べてるんだろう?とお母さんであるジェーン・バーキンからシャルロットへ受け継がれた「決して太らないDNA」の正体がますますミステリアスな存在として私の中で広がってゆくばかりなのでした。
2007.02.01
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あらすじ:東京、荒川の河川敷で醜く太った中年女性の遺体が発見された。遺体は近くのボロアパートに住む川尻松子(中谷美紀)と断定される。同じく東京に住む彼女の甥(瑛太)はアパートの後始末を引き受けさせられる。彼は散らかったゴミだらけの部屋の後始末をしながら、会ったこともない伯母の波乱万丈の人生を垣間見ることになるのだった・・・。オフィシャルサイト:嫌われ松子の一生なんか見たあとけっこうヘコむ映画だった・・・。あまりにも壮絶な人生を歩んだ女性を演じた主演の中谷美紀が「もうなにもかも忘れたい」と言ってインドへ旅立ったというのが本当によくわかるくらい。もし、あのとき○○じゃなかったら・・・偶然の巡りあいで人生が狂ってしまった松子。なんだかすっごく切ないなあ。ニュースで以前、よく出ていたゴミ屋敷に住んでいるおばさんとか、松子みたいな過去があってこんなになっちゃったのかな、なんて思ったりして。映像はすごくファンタスティックでカラフルで楽しいんだけどそれに包まれた内容が途方もなくダークで不運で、ヘコむんだよな・・・同じ監督の「下妻物語」でも見て口直ししようかな。
2007.02.01
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