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東都大学リーグ、2部。駒大苫小牧高時代に全国制覇したメンバーが分かれ、今日の試合を戦った。駒澤大vs國學院大の1回戦。駒澤大は、林裕也(3年)が3番・セカンドでスタメン出場。一方、國學院大は8番・サードで辻寛人(3年)がスタメン、そして中澤竜也(2年)が途中、レフトで途中出場。結果は國學院大がスコア8-7でサヨナラ勝ちした。林が駒大苫小牧高の主将を務めていた2005年夏、甲子園で連覇を達成した。林がセカンド、辻がショート。そしてこの時には背番号こそなかったが、翌年の夏に準優勝した中澤の姿がスタンドにあったはず。≪駒大苫小牧高、主なメンバーたちの今≫(背番号順)(1) 松橋 拓哉 (明治大3年)(2) 小山 佳祐 (苫小牧駒澤大3年)(3) 岡山 翔太 (苫小牧駒澤大3年)(4) 林 裕也 (駒澤大3年)(5) 五十嵐 大 (筑波大3年)(6) 辻 寛人 (國學院大3年)(7) 青地 祐司 (関東学院大3年)(8) 本間 篤史 (亜細亜大2年) (9) 山口 就継 (会社員)(10)吉岡 俊輔 (苫小牧駒澤大3年)(11)田中 将大 (楽天イーグルス)(12)津島 英利 (北海学園大3年)(13)岡田 雅寛 (愛知学院大2年)(14)三木 悠也 (関東学院大2年)(15)鷲谷 修也 (米国留学中)(16)白岩 浩平 (苫小牧駒澤大3年)(17)高野 和真 (苫小牧駒澤大3年)(18)佐藤 拓真 (道都大3年)-------------------------------------------------尚、 当時の監督だった香田誉士史氏、現在は駒澤大と同じ曹洞宗系の鶴見大・コーチに就任している。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.30
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広島市民球場、今季リーグ戦の最終戦が行われた。CSシリーズ・日本シリーズがもし実現しなければ、昨日の試合がこの球場の最後になる。広島市民球場。1957年に「被爆地ヒロシマの戦後復興のシンボル」として、地元財界から資金を集めて建設が始まったが当時の広島球団、その経営は困窮を極めていた。窮状を表すエピソードを書籍『スカウト』(後藤正治著、講談社刊)から拾ってみた。■球場建設工事中、球団の事務局長だった久森忠男は、後に「伝説のスカウトマン」と呼ばれる木庭教を球団スカウトに歓誘したときの言葉。建設中の球場を指差して、「来年、ここにナイター球場ができるんじゃ。そうなりゃお客さんもおおぜい入ってくれる。これで一安心じゃ。安月給じゃが(給料の)遅配はなくなくると思う」■給料の遅配・・・。当時選手だった備前(旧姓・太田垣)喜夫の証言。「給料の遅配はしばしばあった。試合終了後、マネージャーから『遅うなって悪かったのう』と言われながら、封筒に入った給料を受け取ることがあった。しわくちゃになった百円札が入っていた。(ああ、今日の入場料なんだ)とわかった」■それだけではない。選手たちの待遇は、全球団のなかで最低だった。巨人の選手たちが高級旅館の個室を与えられる中、カープの選手は場末の旅館の大部屋。巨人が遠征の移動が一等車なら、カープは三等の普通車。夜行列車の狭い席に4人が向かい合って座る。東京までの15時間、難行苦行の旅だった。■球団事務所も悲惨だった。所在地は中区鉄砲町、広島マツダの中古車販売店の2階にあった。プレハブの倉庫のような建物で、階段を上り下りするたびにギーッギーッと音が鳴った。■入場料や選手の源泉徴収分やらで国税の滞納額が約2千万円、銀行からの借入金が6百万円など、球団の負債は3千万円を超えていた。このため広島国税局は、球団事務所に職員を派遣しては、集められた入場料金を片っ端から差し押さえていた。その窮状に、久森事務局長は国税局の職員に泣いて頼んだ。『これを押さえられたら、選手に給料を払えない。こらえてください!』------------------------------------------------------広島カープ、そして市民球場。創成期のちょっとした記録の紹介でしたっ・・・1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.29
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まさか? なことが起きた。春季リーグの覇者・明治大があっさりと慶應義塾大に連敗、勝ち点を落としてしまった。明治大、昨日の先発・岩田慎司(4年、東邦高)は、「決め球のスライダーを狙い打ちされて」(明治大・善波監督のコメント)途中降板。今日は3番手で登板した江柄子裕樹(4年、つくば秀英高)が決勝本塁打を浴びて撃沈した。明治大の敗因、どうやら両エースの絶不調にあるようだ。明治大 000 100 000 =1 慶應大 000 001 02X =3 一方の慶應義塾大。8回裏に決勝打を放ったのは7番・梶本大輔(3年、西条高)。走者を一人置いて、明治・江柄子のスライダーを叩いた打球は、弾丸ライナーでライトスタンドに突き刺さった。ヒーローは他にもいる。6番・湯本達司(2年、野沢北高)がそれ。 昨日の決勝打に続き、今日も同点の適時打。そして8回、梶本の本塁打を呼ぶ安打を放ち、チャンスメイクにも貢献した。「今日は高校の後輩たちが応援に来るので頑張りたい!」と試合前に語っていた湯本、後輩に自身の活躍を見せることができた-------------------------------------------------------明治大が慶應義塾大に敗れたことで、東京六大学リーグの順位争いは混沌としてきた。今日現在では、法政大と早稲田大は勝ち点2で並び、慶應義塾大と明治大が勝ち点1で追う形となった。先日、立教に勝ったことで法政は「Aクラスを確保した」と、ボクは書いた。慶應には申し訳ないけれど、これは明治が慶應に勝つことが前提だった。来週、法政大vs明治大戦が予定されている。もし法政大が勝ち点を挙げると、優勝争いは早法の一騎打ちとなる。逆に法政が敗れると、優勝争いは早法明慶の間で行われることになる。来週の法政大vs明治大戦は要注目だ。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.28
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勝利を決めた瞬間、完封で勝利投手となった松下建太(3年、明徳義塾高)の表情が引きつって見えた。春季リーグで明治大にサヨナラ本塁打を浴び、「落ちるところまで落ちた。後は這い上がるしかない」(早大・應武監督)と言われた松下。試合終了後にベンチ前でダウンしていると、入れ替わりにグラウンドに現れた、その明治大の選手たちに祝福の声をかけられ、初めて笑顔に変わった。不振にあえぐ立教打線が相手だったとはいえ松下、「あの一球」の呪縛から解かれた瞬間だった。早大 000 010 000 =1 立大 000 000 000 =0 <松下建太の成績>9回、被安打2、奪三振6、与四死球3、自責点0。 いつもの「相手打者に考える時間を与えない」ような、早いピッチの投球は封印して見えたけど、積極的に内角を突く投球が冴えた。 --------------------------------------------------------投の殊勲賞が松下なら、打は小島宏輝(3年、愛工大名電高)。 5回表、走者を三塁において、ライト前に適時打を放った。直前、ベンチの應武篤良監督から「思い切り打て!」との指示。忠実に応えた小島、打った直後に何度も何度もガッツポーズを繰り返した。実は先週の東京大戦、小島は送りバントを失敗してしまった。これが應武監督の逆鱗に触れ、試合終了後に神宮球場から早大の合宿所までの道のり(約20km)走る「罰」が下っていたのだだから貴重な適時打は、よほど嬉しかったに違いない。勝利インタビューで、小島はこう言って笑顔を見せた。「なんとかして、(監督を)見返してやろうと思っていた」 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.28
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昨日(27日)行なわれた早稲田大vs立教大1回戦。2年前の夏、西東京大会準決勝での対決で、斎藤佑樹のいる早稲田実が仁平昌人の日大鶴ケ丘高に勝利した経緯があり、「早稲田・斎藤vs立教・仁平、因縁(?)の対決」と見る向きもあった。結果は斎藤佑樹(2年、早稲田実)が三塁を踏ませぬ完封勝利。一方の仁平昌人(2年、日大鶴ケ丘高)は先発したものの、3回、被安打7、自責点3で早々にKO! 明暗を分けた。----------------------------------------------------今日付けのサンスポは、斎藤を絶賛していた。いわく、投げ切った実感が、斎藤の体に満ち溢れていた。斎藤が先発した早大は、立大に5-0で先勝した。斎藤は4安打10奪三振、無四死球で今季初完封。完封勝利は自身3度目。さらに今春、目標に掲げた無四球も達成した。そして斎藤佑樹のコメント。「久しぶりに自分でゲームが作れました」「三振にこだわわりというほどのものはないが、三振がとれたら気持ちがいい」「まだスライダーで三振を取る、完璧な自信がない」-----------------------------------------------------ボクも、先日行われた対東京大戦を見て、斎藤がとても良い投手になってきていると素人ながら感じた。過去は異常人気のせいで、本人の実力とは別のところで割り増しして語られることが多かったように思う。ところが最近、異常人気が低下したことで、余計な色眼鏡で見られた「脂肪分」がそげ落ちて、斎藤のもつ実力に磨きがかかってきたのだと、ボクは思っている。ただ気になるコメントが、新聞の記事中にあった。コメントの主は、立教大・坂口雅久監督。1.「斎藤くんは調子が良くなかったと思う。 ウチのバッターが全然ダメ。ツーシームの見極めが全然できなかった」 (サンスポ)2.「斎藤くんは、変化球投手になってしまったなぁ」(日刊スポーツ)ボクが気になるのは2番目のほう。相手監督の試合後の発言など、鵜呑みにしちゃいけないが、斎藤って、もともと直球でぐいぐい押す投手ではなかったとボクは思っている。スライダーやツーシームなど変化球を駆使して打者を翻弄するクレバーなタイプの投手じゃなかったかな・・・?1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.28
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「連覇しかない。秋こそ勝って本物の実力だと認められたい」秋季リーグ戦の前、雑誌のインタビューでそう答えていたのは明治大のエース・岩田慎司(4年、東邦高)だった。世界大学選手権では大車輪の活躍を見せた岩田。だが、今季はどうもおかしい。先々週の東大戦もそうだった。東大戦(9月13日)は7回を投げて被安打9。そして今日。対慶應義塾大1回戦に先発するも、6回を投げて被安打8と散々な結果。チームも延長の末に敗退した。----------------------------------------------------------試合の内容。慶應大 001 001 000 1 =3 明治大 001 001 000 0 =2 (延長10回)慶應が先手を取り、すぐさま明治が追いつく展開。スコア1-1の同点で迎えた6回、慶應・山口尚記(2年、慶應高)のソロ本塁打で突き放すが、その裏、明治・佐々木大輔(4年、日大三高)の適時打で再び追いついた。延長10回、慶應は4番・青山寛史(2年、関西学院高)の左中間への三塁打が飛び出し、絶好のチャンスを作る。ここで6番・湯本達司(2年、野沢北高)がセンター前に適時打を放ち、勝負を決めた。※青山寛史、1年生の時から主軸を打つパンチ力のある打者だ。早稲田大で4番の原寛信(2年、桐蔭学園高)とともに、今後もっと成長が期待できる選手だ。勝ち投手は先発・中林伸陽(3年、慶應高)を救援し、8回から3イニングを投げた相澤宏輔(4年、熊本高)。先々週は法政大にKOされ、ベンチでグラブを叩きつけていた。が、今日は勝利の瞬間に雄叫びをあげ、会心の笑顔を見せていた。 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.27
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東京新大学リーグ1部。今日、市営大宮球場で行われた第1試合。常勝軍団・創価大vs古葉竹識監督率いる東京国際大の1回戦。春季リーグ以来、久し振りに指揮を執る古葉さんを見て、「これまでの広島市営球場が、今季で幕を閉じる」という記事を思い出した。古葉さんといえば広島東洋カープを史上初のリーグ優勝に導き、「赤ヘル黄金期」を築いた大功労者である。記念のセレモニーなどに招待もされているだろうが、ちゃんと出席できるのだろうか?野球を見ながら余計なことを考えてしまった。古葉竹識氏。昭和11年生まれの齢(よわい)72歳。隠居でもして、たまに球界のイベントに出席して、「球界の重鎮でござい!」と偉ぶっていてもいい人だ。日曜朝のテレビに出演して、適当に「喝!」と叫んでいても、世間から許してもらう十分な実績も地位もある。なのに、「2強4弱」の勢力図がはっきりしている東京新大学リーグの、「4弱」(失礼!)に含まれる東京国際大というチームで指揮を執っている。そのチャレンジ精神に、ボクなどは思わず尊敬してしまうのだ。だから、ぜひ東京国際大に成果を残してもらいたい。そう思うのだけど、今日のような試合ではきっと胃が痛くなるだろうな、古葉さん-------------------------------------------------------<試合の結果> 国際大 100 010 00 =2 創価大 300 004 02X =9 (8回コールド)国際大は1回表、安田裕樹(2年、鷲宮高)の適時打で先制したものの、直後に創価大は打者一巡の攻撃で一気に逆転。そのままワンサイドゲームになるかと思ったが、国際大・2番手の渡辺大也(1年、熊本工高)が好投し、5回には茂木亮太(1年、正智深谷高)のソロ本塁打が飛び出して、いきなり接戦の好ゲームになった。が・・・。6回、ついに渡辺が創価大打線につかまる。2番・狭間圭太(2年、智弁学園高)から6番・脇山渉(1年、愛工大名電高)まで5本の長短打を連ね、国際大の緩慢なプレーも手伝って一挙4点を加点。創価大が勝利を決めた。緩慢なプレーとは、外野手がバックホームすれば十分に間に合うのに、勝手に走者が走らないと判断して、本塁に送球しなかったプレー。このプレーが創価大に加点のキッカケを作った。思わずボクは古葉さんに同情したくなった!----------------------------------------------------------- 今日の創価大・脇山渉の成績。6番・指名打者で出場していた。(春は1番だったが・・・)4打数3安打1盗塁で、今日も安定した打撃を見せていた。 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.27
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プロ野球パ・リーグは26日、埼玉西武ライオンズが4年ぶり16回目(前身の西鉄時代を含めると21回目)のリーグ優勝を決めた。優勝へのマジックを「1」としていた西武は、この日、札幌ドームでの日本ハム戦に0-2で敗れたが、2位のオリックスも負けたため、優勝が決まった。 (毎日新聞)今日、西武が優勝を決めた。「西武の優勝」と聞くと、ボクは思い出すことが2つある。(その1)1988年10月19日、川崎球場で行われた近鉄vsロッテ・ダブルヘッダー。2連勝すれば近鉄が優勝、連勝できなければ西武が優勝という状況で、近鉄は第1試合に勝利したものの、2試合目を引き分け。結局、その日ゲームのなかった西武が優勝をした。伝説となった「10・19」である。近鉄ファンだったボクは空しさを抱えたまま迎えた翌朝。池袋駅の構内を歩いていたら、日本シリーズのチケット売り場に並ぶ西武ファンたちの長~い行列を見かけた。 1988年、ボクにとって「西武の優勝」とは、あの長い行列であり、とても恨めしく思ったものだった(その2)たしか1998年。西武ドームという球場名なのに、屋根の真ん中が空いたままの状態で1年間ゲームが行われていた年があった。2年がかかりの工事の途上だったためで、屋根が完成していなかった。中途半端な状態の球場ではあったけど、この年、西武は優勝を決めた。相手は近鉄バファローズ。ボクは会社を早々に退社して、夜7時か8時頃には西武ドームの三塁側の内野席に座り、このゲームを観戦していた。生憎、天候は雨。空いた天井から容赦なく雨がグラウンドと客席に降りかかる。スコアをつけながら観戦していたけれど、スコアをつけているそばからノートの紙が少しずつ濡れて行き、試合終了後には書いた文字や記号が歪んでしまったことを憶えている。------------------------------------------------------------いまテレビには西武・渡辺久信監督が出演している。この人の顔を見ると、1989年10月12日の近鉄vs西武・ダブルヘッダーを思い出す。西武の優勝がかかったこの日、ブライアントが2試合で4打数連続本塁打を放ったことがあった。この時、マウンド上にいたのはこの「ナベQ」。その後、近鉄が逆転優勝を決めたこれは嬉しかった思い出。さて、ボクが忘れられない「10・19」。 あと3週間ほどで、また10月19日を迎える。あれから20年。早いものだなぁ・・・ 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.26
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大学野球の結果。東都大学野球2部リーグ。駒澤大vs国士舘大1回戦は、駒澤大がスコア4-1で先勝。勝利投手はエース・海田智行(3年、賀茂高)。昨季、2部降格の責任を一人で背負った格好の海田、夏の走り込みが効いたのか、今季早くも3勝目。すべて完投勝利のオマケつきだ。同じく1部リーグ。亜細亜大vs立正大1回戦。亜細亜大が相手のミスを突いて得点し、2-0で初戦を制した。勝ち投手は、ドラフト候補の岩見優輝(4年、熊本工高)。完投勝利で今季2勝目(1敗)。 1部リーグは早くも二極分化の傾向が表れている。上位グループ・・・中央大、東洋大、亜細亜大下位グループ・・・立正大、青山学院大、日本大 ------------------------------------------------------東京新大学リーグ1部、昨日の結果。 東京学芸大vs創価大1回戦は、延長13回引き分け。東京学芸大、リーグの強豪・創価大に引き分けたのはスゴイ。2強(創価大・流通経済大)4弱時代が長く続く中、学芸大は今季の旋風となるか?雑誌『大学野球 秋季リーグ展望号』(ベースボールマガジン社)に脇山渉(1年、愛工大名電高)が紹介されていて、ボクは嬉しくなった。「俊足で、チャンスメーク能力に長ける」との記事。身長170cmと小柄な選手だけど、とても魅力的な選手だ。 ------------------------------------------------------ 昨日行われた東京六大学リーグ。早稲田大vs東京大2回戦は、早稲田大が大勝し勝ち点を挙げた。早大の2番手で登板したのは松下建太(3年、明徳義塾高)。忘れもしない春季リーグ、明治大戦で逆転サヨナラ本塁打を浴びて優勝を逃したA級戦犯のように言われることが多かった。茫然自失の体で、どこにともなく帽子をとってペコリと頭を下げていた松下。以来オフは、寮の自室にこもりひとり涙を流す日もあったという。そんな月日を経ての今季初登板だった。投球練習を終え、打者に向かって1球目を投げる前。 振り向いて、後しろを守る野手たちに「よろしく!」とでも言うかのように、帽子をとって、あの時と同じようにペコリと頭を下げていた。<松下の結果>2回、打者数7、被安打2、奪三振1、与四死球0、自責点0。松下独特の「跳ねる」ようなピッチングフォームは見られなかったけど、まずまずの滑り出しを見せた。ぜひ復活してほしいものだ、ボクはそう願っている。話は変わるけど、9回表の早大・捕手は市丸大介(1年、佐賀北高)が1イニングだけ務めた。昨夏甲子園優勝校の戦士のひとりだった。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.24
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法政大・金光興二監督は、この大一番で武内との「心中」を決めたかな?例えは悪いが、法政大の武内久士(3年、徳島城東高)が救援でなく先発投手と聞いて、ボクはそう思った。今日の立教大3回戦は、法政大にとって天下分け目の戦い。勝てば勝ち点をGETし、最低でもAクラス入りがほぼ当確となる。逆に負けて勝ち点を失うと、昨季と同様、Bクラスを彷徨い「振り向けば東大」状態になる可能性が高まってしまう。だから法政にとっては、何が何でも今日は勝たねばならない試合。武内の場合、調子は極端に現れる。良いほうにブレれば問題はない。いや、どれどころか、今後の明治大・早稲田大戦を控え、投手のローテーションがグッ!とラクになるし、武内自身に大きな自信を与えることができる。でも逆の場合は目も当てられない。この試合どころか、シーズン自体を棒に振るリスクだってある・・・ま、結論を言えば、金光監督の意思は通じた。武内は与えられた5回を1失点に抑え、見事に勝利投手となった。------------------------------------------------------------立教大 001 000 000 =1 法政大 000 400 000 =4 球はめちゃめちゃ早いがコントロールに難がある武内。この夏、テイクバックの際に手の力を抜くことで、それを克服したという話を聞いたことがある。 それを実証するかのように、初回から見事な投球を披露する。1番・五十嵐大典(3年、新潟明訓高)から5番・田中宗一郎(2年・佐賀西高)まで5者連続三振を奪ったのだ。この時の直球の最速は152km。連続三振を奪う姿は、まさに怪物のよう。この時、ボクは武内が江川(卓)に見えた!ただ4回頃にはボール球が先行し、自滅しかける雰囲気も漂ったが、なんとか持ち直して予定回数の5回を投げ切った。<武内の成績>5回 88球 被安打3、奪三振6、与四死球2、自責点1やったね、武内! そして、金光監督!6回からは二神一人(3年、高知高)が救援。初めはぎこちない様子も見られたが、回を追うごとにエンジン全開。コンスタントに140km台半ばの直球を低めに集め、立教打線を翻弄。武内の勝利をアシストした。 ----------------------------------------------------------- 今日の勝利、MVPが武内とすれば、殊勲賞は8番を打った篠田一輝(4年、津西高)だとボクは思う。4打席3安打、1死球、1打点の大活躍で、そして数字以上に打撃や走塁に「ヤル気」が溢れていた。こういう選手は、見ていて気持ちがいいのだ 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.23
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先週土曜日(20日)、早稲田大vs東京大1回戦を神宮で観戦した。新聞などの報道にもあったけど、ボクは驚いたことがある。それは観客席に空席が目立ったこと。まるで2年前までの神宮に戻ったみたいだ。この日の早稲田、開幕戦。だれがどう見たって、開幕投手は斎藤佑樹(2年、早稲田実)に決まっている。なのに、スタンドはガラガラ。昨年ネット裏の指定席を買い求めるため、朝早くからズラッと行列を作っていたオバサマたちは、いったいどこへ消えたんだ? ボクはそう思わずにはいられなかった。大学野球関係者は、よくこんな言葉をクチにしている。「斎藤佑樹くんがいる内に、大学野球を盛り上げたい。大学野球人気を一過性のもので終わらせてはいけない」その言葉の意図することはよくわかる。でも、何らかの手立てを打つ前に、肝心の斎藤佑樹人気が傾き始めたぞ------------------------------------------------------------さて、試合内容。スコアは16-0で早稲田大の圧勝。早稲田大・斎藤佑樹は、東京大を相手に完璧投球だった。6回を投げ、被安打2、奪三振8、与四死球1。2本の安打はいずれも4番・笠井和(3年、私・武蔵高)から浴びたが、昨シーズンまで以上に斎藤は安定して見えた。 決して東京大が相手だから、ということではなく。7回以降は楠田裕介(3年、岡山理大付高)、そして福井優也(2年、済美高)といった豪華リレーで東大打線を完封に仕留めた。大差で勝っているのに、福井まで登板させるなんてなんと、早稲田の投手陣は豊富なことよ!2日間も雨天中止が続き、今日(23日)は2回戦が予定されている。もしボクが神宮で観戦できるなら、東京大の久方ぶりの1勝を見たい。でも昨季、明治大にサヨナラ本塁打を浴びて、失意のままシーズンを終えた松下建太(3年、明徳義塾高)の復活する姿も、ぜひ見てみたい 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.22
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昨日(21日)行われた東京六大学、法政大vs立教大2回戦。法政大の先発は大方の予想どおり、加賀美希昇(2年、桐蔭学園高)。この加賀美、最速149kmの直球を武器に、立教打線を被安打6に抑えてスコア3-0の完封勝利。対戦成績を5分にして、立教大に記念すべき通算「1000敗目」をプレゼントした日刊スポーツが伝える。185センチの長身から投げ下ろす力投型が、雨でぬかるむマウンドを2四球でまとめた。今春までは、リーグ戦登板6試合すべて中継ぎだった。前週にリーグ戦初先発で初勝利し、勢いに乗った。「神宮に慣れたのはあると思う」。夏場は怪物江川卓氏も走った多摩川沿いを連日10キロ以上走った。併設する陸上競技場でダッシュを繰り返し、終盤でも落ちないスタミナを養った。加賀美、先週の慶應義塾大戦に続く今季2勝目。今季の法政大、この加賀美と二神一人(3年、高知高)の二人を軸に、武内久士(3年、徳島城東高)を絡めながら投手陣を形成していくようだ。ならば、明日(23日)の先発は、対立教大1回戦で敗戦投手となった二神で行くのだろうなぁ、リベンジを賭けて。 ------------------------------------------------------------加賀美希昇。 桐蔭学園高時代の加賀美を知る花菱パチェコさんから、先日こんなコメントをいただいた。「いよいよ加賀美が本格化してきたみたいですね。昔はギッタンバッタンと慌ただしく投手らしさのないフォームだったが、高3でだいぶカドがとれて迫力ある投手として歩み始めた、そんな印象で気になる存在でした。実はもっと時間が掛かるのではないかと思ってましたが戦力になりそうですね。今後の活躍に期待します」ボクは、加賀美に甲子園出場経験がないことは知っていたけど、桐蔭学園高といえば現・早稲田大の不動の4番・原寛信(2年、桐蔭学園高)とチームメイトだったことに気づいた。興味があったので、2人の最後の夏(高校3年)を調べてみた。2006年夏の神奈川県大会、2人のいた桐蔭学園高は順当に勝ち進んだが、準決勝で横浜高と当たりスコア1-8で敗退した。桐蔭学園高の先発投手は加賀美、横浜高は川角謙(現・青山学院大)。原はこの試合で二塁打を放っているし、横浜高には下水流昴(現・青山学院大)がいた。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.22
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先週、慶應義塾大から勝ち点を挙げて波に乗る法政大、第2週の今日は立教大と対戦(1回戦)した。法政大の先発は予想どおり二神一人(3年、高知高)。一方の立教大は、こちらも予想どおり仁平昌人(2年、日大鶴ケ丘高)。 -------------------------------------------------------立教大 004 000 100 =5 法政大 102 000 000 =3 1回表、快調な滑り出しを見せる法政・二神。先週の完投勝利がよほど自信になったのか、かつてないほどに安定感が漂う。そして1回裏。法政にとって「イヤな事件」が起きる。それは、1番・和泉将太(3年、横浜高)が好走塁で得た二塁打で出塁し、2番・主将の伊藤暢啓(4年、中京大中京高)が送りバントを決めた時だった。 伊藤、一塁へ走る途中に突然、右足(?)を引きずり始めたのだ。走者は3塁に進塁し、その後犠打で先制点を挙げるのだけど、あの様子では長期離脱の可能性があるように思う。結果論ではあるけど、このトラブルが敗戦への「引き金」になったかもしれない。3回表、立教大の攻撃。二死一塁から4番・大林賢哉(1年、大垣日大高)の内野安打を皮切りに、四球をはさんで4連打を二神に浴びせ、一挙に4点を奪い逆転した。その後も立教のチャンスが続いたが、急きょ藤田卓(3年、丸亀城西高)が救援し、後続を断った。その裏、法政大の攻撃。登録は投手ながら、本職が投手なのか野手なのか判然としない9番・藤田卓が内野安打で出塁すると、1番・和泉もセイフティバントで続く。そして3番・加治屋祐大(3年、育英高)がライト前にライナーの安打を放ち2者が生還。あと1点差に迫るが、これ以降はチャンスを作ることなく法政大は敗れた。---------------------------------------------------------ま、法政大にとってはあまり痛くない黒星だったように思う。二神の調子が悪かったわけではない。内野陣の守備がちょいと足を引っ張ってしまっただけのこと(記録はすべて安打)。一方の立教大。仁平の今日のピッチングは素晴らしかった。直球こそ130km台後半だが、スライダーと時折投げるカーブが法政打者に効いていて、打者のバットが面白いようにクルクルまわっていた。 不思議だったのは、最終回に戸村健次(3年、立教新座高)がいきなりライトの守備についたこと。明日の先発は戸村じゃないの? 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.20
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今日も東都大学リーグのこと。まずは2部リーグ。新所さんのコメントで、昨日このブログで紹介した東京農大・呉屋利明(3年、春日部共栄高)がさっそく活躍したことを知った。今日行われた対専修大2回戦、1番・レフトで出場し6回裏に先制ソロ本塁打を放って、チームの勝利に貢献したそうだ。 やったね別にこのブログが何かの役に立ったわけじゃないけど、絶妙なタイミングでの活躍、ボクはとても嬉しいのだ----------------------------------------------------調子に乗って、今日も一人の選手を紹介したい。3部リーグ、大正大の先発メンバー(9月8日、対芝浦工大戦)に埼玉・鷲宮高出身の赤荻太啓(2年)の名前を発見した。 6番・捕手で先発出場し、この試合では本塁打も放っていた。この「赤荻」という名前だけではピン!と来ない人も多いと思うけど、鷲宮高時代は増渕竜義(現・ヤクルト)の女房役を務めた捕手だった。エースの増渕竜義、制球が定まらずマウンド上でイライラするシーンをボクは何度か見たことがある。そのたびに増渕を落ち着かせていたのは、この赤荻だったように思う。2006年夏の埼玉県大会、増渕竜-赤荻バッテリー最後の夏。増渕目当てにネット裏に陣取るプロのスカウトが増える中、鷲宮高は決勝に進出するものの、残念ながら浦和学院高にスコア0-4で敗退してしまった。この時、鷲宮高のトップバッターだった安田裕樹(2年)は、東京新大学リーグ1部に所属する東京国際大で活躍している。一方、浦和学院高の実質エースは現・中日の赤坂和幸。ただ背番号「1」をつけていたのは、春季シーズンから東洋大で大活躍する内山拓哉(1年)だった。 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.17
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今日の東都大学リーグの結果。まず1部リーグ。優勝候補の一角・亜細亜大が青山学院大に敗退。注目の打者、亜細亜大の4番・中田亮二(3年、明徳義塾高)は4打数ノーヒット。5番・岩本貴裕(4年、広島商高)は本塁打を1本放った。青山学院大の勝利投手は、帝京高出身の垣ヶ原達也(1年)。「日本一になるまで胴上げは要らない」と語っていた高橋善正監督が率いる中央大は、日本大相手にスコア2-2の引き分け。そして2部リーグ。國學院大は国士舘大にスコア7-3で大勝。でも、村松伸哉(2年、光星学院高)は登板せず。東京農大はスコア5-7で専修大に惜敗した。東京農大のメンバー表には、1番 レフト 呉屋 (春日部共栄高)と書いていた。たぶん、呉屋利明選手(3年、春日部共栄高)のことだと思う。春日部共栄高時代の呉屋選手、彼が活躍したシーンをボクはよく憶えている。それは2005年夏の埼玉県大会5回戦、対滑川総合高戦だった。以下、2005年7月24日に書いたブログから引用。(一部加筆)--------------------------------------------------スコア1-3の2点ビハインドで迎えた9回表、四球で出塁した背番号「7」をつける4番・斎藤彰吾(現西武、当時1年生)に代わって、背番号「17」をつける呉屋選手(当時3年生)が代走で出場した。(呉屋選手、この時点ではただの代走だが、後にキーマンになる)後続打者の内野エラーや適時打などで呉屋が生還。あっという間に同点、スコア3-3になる。9回裏、滑川総合高の攻撃。二死走者なしで打者は藤本。放った打球は左中間を抜けそうな強烈なライナー。普通なら2塁打は確実な当たりだったが、これを先ほど代走で出た後、レフトを守っていた呉屋選手が横っ飛び。思い切り差し出した左手グラブで捕球する大ファインプレーを見せた。一打サヨナラになりそうなピンチを防ぐ好プレーだった。試合は延長戦に突入。10回表、春日部共栄高は一死後に2本のヒットと死球で満塁のチャンスを迎える。打者は呉屋選手で、このゲームで初めて打席に入る。カウント2-1と追い込まれた4球目、思い切り叩いた打球は、右中間をゴロで抜ける走者一掃の三塁打。これで春日部共栄、勝利を決めた。呉屋選手、どんなに嬉しかったろう。1年生の斉藤選手にレフトのポジションを奪われ、きっと悔しい思いをしていたのではないか。でも、めぐってきた小さなチャンスをこれ以上ないくらいに花開かせた。----------------------------------------------------この試合で弾みをつけた春日部共栄高、その後も勝ち進み、甲子園に出場した。埼玉県決勝の対埼玉栄高戦での大逆転劇は今も語り草になっているし、この大会において呉屋選手の貢献度はとても大きかったとボクは思っている。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.16
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昨日の東京六大学・法政大vs慶應義塾大2回戦、詳細を知るためネットで録画中継を見た。法政大 000 000 021 =3 慶應大 100 000 000 =1 結局、スコア3-1で法政大が勝利し勝ち点を収めるこの試合、それまで好投を続けていた先発・相澤宏輔(4年、熊本高)が8回に逆転打を浴び、マウンドを引き摺り下ろされてしまう。ベンチに戻った相澤、思い切りグラブを投げつけ、頭を抱えていた。この試合は勝たなければならなかった慶應、チームの思いを象徴的に表すシーンに見えた。---------------------------------------------------------【勝利の理由(1)】その8回、法政大は松原史典(4年、明徳義塾高)と伊藤暢啓(4年、中京大中京高)の適時打で逆転したのだけど、その逆転劇を呼び込んだのは、その直前(7回裏)の亀谷信吾(3年、中京大中京高)のファインプレーだった。一死一・二塁のピンチに慶應の8番・坂本直寛(4年、岡山城東高)がライト手前にヒット性のライナーを放つ。普通なら安打になるはずの打球を、亀谷はグラブを懸命に差し出して地面スレスレで捕球してみせたのだ。とにかく、このプレーが効いた。適時打を放った伊藤とファインプレーの亀谷は、中京大中京高の先輩・後輩にあたり、当時の美談もある。詳しくは、こちら。---------------------------------------------------------【勝利の理由(2)】 先発した加賀美希昇(2年、桐蔭学園高)が、 1回戦の二神一人(3年、高知高)に続き公式戦初勝利を挙げた。最速148kmと変化球を駆使して慶應打線をキリキリ舞いさせる。全体の6割がたは直球でグイグイ押して、計9三振を奪った。特に6回、慶應の4番・今福哲也(4年、甲府一高)に投げ込んだ低めに決まった146kmの直球は素晴らしかった。あの球は、誰も打てない!(と思うぞ)この試合の殊勲賞は、間違いなく加賀美だ。そして8回から救援した武内久士(3年、徳島城東高)。こちらも加賀美とほぼ同じタイプで、直球で押しまくる投手。この試合でも最速152kmを投げていたが、相変わらず荒削りな印象もある。それがこの投手の魅力でもあるけれど・・・。先ごろ行われた世界大学選手権では、河原井正雄監督(青山学院大監督)に「武内が誤算」と言われたが、ぜひ見返すだけの活躍をしてほしいものだ。---------------------------------------------------------------今日は昨日歩いた40kmをMTBで走る。昨日と打って変って「なんと、ラクなことよ!」1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.15
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来春の東京マラソンに申し込みをした。今年初めに練習と称して少しずつ走っていたのだけど、ヒザを痛めてリタイア(原因=体重が増え過ぎ)。その後はMTBを漕いで凌ぎ、先々週からまた走り始めた。いや「走り始めた」は適当でない、実際は大半を歩いているのが実情だ。8月30日(土) 6kmでヘトヘト8月31日(日) 12km9月7日(日) 20kmでボロボロ9月14日(日) 初めて40km挑戦昨日は、生まれて初めて約40kmという距離を歩いた。30km過ぎから疲れ出し、ほとんど足が動かない状態で帰宅。ま、しばらくはタイムを気にせず、距離感を知ることを当面の目標としたい。---------------------------------------------------昨日の東京六大学リーグ。第1試合は法政大が慶應義塾大に連勝、勝ち点を挙げた。法政大の先発は加賀美希昇(2年、桐蔭学園高)。8回からは、今夏の世界大学選手権に出場した武内久士(3年、徳島城東高)が救援し、慶應打線を1点に抑えた。一昨日、ボクは神宮球場にいたのだけど、試合途中、加賀美と武内の2人がベンチを飛び出し、一緒にブルペンに向かう姿を見ていた。武内がデカイのは知っていた(身長=184cm)が、加賀美は武内よりもさらに大きかった。雑誌には185cmとあったが、もっと差があるように見えたが。投手のコマは豊富な法政大、エース・小松剛(4年、室戸高)、西航平(3年、国府高)、藤田卓(3年、丸亀城西高)、上野悠史(3年、平塚学園高)らが未登板のまま、あっさりと勝ち点を挙げた。そして第2試合。東京大は第一戦に続きエース・鈴木優一(3年、西尾高)を立てたが、9安打を浴び(自責点5)、5回途中でノックアウト。第一戦のような好投を見せることはできなかった。明治大は主軸・佐々木大輔(4年、日大三高)の今季2号が飛び出し試合を有利に進めた。投手陣は昨夏の甲子園準V投手・野村祐輔(1年、広陵高)が先発、江柄子裕樹(4年、つくば秀英高)、そして昨春の準V投手・森田貴之(1年、大垣日大高)につなぎ、東大に順当勝ちした。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.15
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1-1の同点で迎えた9回裏、法政大の攻撃。一死一・二塁のチャンスをつかみ、7番・石川修平(3年、小山西高)が放った打球は左中間深くに飛んで、サヨナラ本塁打となった。バックホームに備えて前進して守っていたレフトとセンターは懸命に背走を続ける。マウンド上の慶應・中林伸陽(3年、慶應高)は、敗戦を確信したかのように、打球にチラッと目をやっただけで、ゆっくりとマウンドを下りた。石川を歓喜の中、本塁に迎え入れる法政ナイン。こんなに喜びに満ちた法政を見るのは、本当に久しぶりだ。特に春季シーズンの結果は「予想外」。東京大に2勝しただけの5位に沈み、まさに「ふりむけば、東大」の最悪の状態だったそんな法政大が迎えた今日の開幕戦。最近3位が定着化した慶應義塾大が相手だったのは、六大学リーグの平均値(失礼!)と戦うことで、法政の今季を占う絶好の機会となった。-------------------------------------------------------------慶應大 000 001 000 =1 法政大 000 001 003X=4 法政大、先発はエース・小松剛(4年、室戸高)ではなく、二神一人(3年、高知高)。慶應打線を被安打5、与四死球3、失点1に抑え、初完投勝利を挙げた。潜在能力は早稲田大にも引けを取らない法政投手陣。加えて、春季とは大きく入れ替えた打線が功を奏した。ただ、良いことだけではない。勝ち慣れしていないチーム固有の、勝手なドタバタ劇を演じてしまう。それは9回表の守備。平凡なショートゴロを捕球した長谷川裕介(1年、常葉菊川高)がなぜかワンバウンド送球。ただ、そんなに難しくなかったワンバウンドだったが、ファースト・佐々木陽(2年、作新学院高)が後逸してしまった。直後に、これも平凡なセンターフライを松本哲郎(2年、桐光学園高)が落球。当然一塁走者はスタートを切っておらず、二塁でホースアウトにすることで事なきを得たが。ま、細かいことはさておき、法政大にとって慶應に勝ったことだけで意義があった。今季の法政、何かが起きそうな予感 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.13
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今日、東京六大学リーグが開幕した。久しぶりに神宮球場に行ってみた。到着したときは、すでに第一試合の明治大vs東京大戦が始まっていた。スコア2-1で明治大がリード、イニングは5回裏まで進んでいた。------------------------------------------------------明治大 000 110 000 =2 東京大 000 010 00X =1今日の東京大、どうしても勝ちたくない理由があったのかもしれない。そう思うほど、明治のエース・岩田慎司(4年・東邦高)を打ちこみ、何度も何度もチャンスを作りながら、肝心なところでことごとくチャンスを潰した。変化球が決まらず、今日は最悪の調子に見えた岩田。でも、世界大学野球でJAPANを銀メダルに導いた大功労者なのだ。その岩田から9安打も奪えたのだから、いっそのこと今日勝つことで、21季連続最下位のチームワースト記録を止める絶好のチャンスだったのに(1)5回裏。1点を返しなおも一死一・三塁のチャンス。 だがスクイズを失敗。小飛球を打ち上げてダブルプレー。(2)6回裏。一死一・三塁のチャンスも後続が凡退。(3)7回裏。二死満塁で後続が凡退。(4)8回裏。二死一・二塁で後続が凡退。------------------------------------------------------敢闘賞は、完投した東京大の鈴木優一(3年・愛知西尾高)。昨季から頭角を現し、変化球を巧みに操りながら、春季優勝の明治大打線を翻弄し続けた。一方の明治大。小道順平(3年、二松学舎大付高)が故障のせいか欠場していた。佐々木大輔(4年、日大三高)が欠場していた春季、代わりに4番を務めたのが巧打者・小道だったが、彼を欠いた明治大打線は何だか味気ないものに見えた。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.13
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新日本石油・田沢がメジャー挑戦の意向表明(毎日新聞)会見には新日本石油ENEOS野球部の大久保秀昭監督も同席。今秋ドラフトで田沢の指名をしないよう求める文書をプロ12球団に同日送付したことを明らかにし、「五つ以上のメジャー球団があいさつに来ている。賛否はあると思うが、彼の純粋な気持ちを優先し応援したい」と話した。日本の球団からドラフト指名された場合は、来年1月末の交渉期限切れまで同野球部に在籍させるとし、実質的に入団拒否の姿勢を見せた。いやはや、すごいことになったもんだ。日本のプロ野球界(NPB)を経験せずに、いきなりメジャー挑戦とは!もし田澤純一(横浜商大高)の希望が叶うなら、マック鈴木(滝川二高)と多田野数人(八千代松陰高-立教大)に次いで3人目になるらしい。もちろんNPB側も黙っちゃいない。米大リーグスカウトや代理人の事前接触に関するルールを見直す委員会の設置や、田澤を特別扱いせず、ドラフト会議のルールに従うこと(=指名も可能)などを決めた。記者会見に同席していた新日本石油・大久保秀昭監督(桐蔭学園高-慶應義塾大)は近鉄バファローズ出身の人。それなりにNPBとのパイプもあるはず。だから、NPBと田澤の「板挟み」状態で苦悩する姿が透けて見えなくもない。 -------------------------------------------------------田澤純一。そもそも昨年のいま頃は、NPBのドラフト候補筆頭の投手だった。なのにドラフト前に突然、プロ入りを拒否して新日本石油に残った。最近、その時の理由を知ったのだけど、それは、「まだ会社(=新日本石油)に十分に恩返しができていなかったから」そして今年。都市対抗でチームを優勝導いた直後に、NPBをすっ飛ばしてのメジャー入り表明は、いささか突飛に見える。いや、この1年でそれだけの自信がついたということかもしれない。NPBの事情より、まずは田澤本人の希望が叶うことを期待したいのだ 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.11
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昨日書いた「ナベツネ発言、一転。」にコメントをいただいた。コメントの主は「おかしくないですか?」さん。以下、全文を掲載。 あなたは渡辺氏に会って直接話を聞いた訳ではないですよね?それなのに馬鹿げていると批判できるのは何故ですか?記者が発言をそのまま伝えてるからですよね?自分で取材するわけでもなくただ記事情報に乗っかってコメンテーター気取りの不平不満を垂れ流しておきながら記者がそのまま記事にしている事を批判するって...その姿勢に疑問を感じます。それ以前に通信社の記者は新聞社の記者と違って見解を入れずに事実だけそのまま伝えるのが仕事ですけど...ボクは今朝、通勤途上の電車内で、携帯からこのコメントを読んだ。ナベツネさんについて記した内容に、批判コメントが書かれているのかな?そう理解し、携帯を見るのを止めた。先ほど帰宅して、あらためて読み直してみると、そうではなかった。コメントの趣旨は、「ただ記事情報に乗っかってコメンテーター気取りの不平不満を垂れ流しておきながら記者がそのまま記事にしていることを批判するって。。。その姿勢に疑問を感じます」にあることに気づいた。特に「コメンテーター気取り」と「不平不満を垂れ流して」という言葉がボクは引っかかった。まず「コメンテーター気取り」という言葉。ボク自身、決してそういった意識はなかったけど、そう受け取る人がいるということは、そういう要素がきっとあるのだろうと理解した。たかだかブログである以上、「記事に乗っかる」のはやむを得ない。ただ、「コメンテーター気取り」という批判は受けないよう心がけようと思う。まずできることは、ネタ元(=情報源)をいじるのを止めること。そして「不平不満を垂れ流して」。そう思われるほどに不平不満が多いか?そう思って、過去の日記30本ほどを読んでみた。自分でも驚いたのだけど確かに「不平不満」というか、暗めの内容が少なくないことに気づいたのだ。北京五輪の星野JAPANやWBCを話題にしたことが多かったので、特に最近、その傾向が特に強くあったのかもしれないが。 今回の「おかしくないですか?」さんのコメントを糧に、少しずつでも、元気で明るめのブログを目指したいと思う。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.11
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またナベツネさんの発言が波紋を呼んでいる。もちろん、読売の球団会長・渡辺恒雄氏のこと。時事通信の報道によると、ナベツネさんはWBCの日本代表監督について、「ワンちゃんに頼むしかない。コミッショナー以下が土下座して頼むしかない」と語り、前回大会で日本を初代王座に導いた王監督の再登板を熱望したらしい。そして、こう付け加えた。「人間の中では星野が一番と言ったが、WBCや五輪には神様が必要。長嶋(茂雄)君は病気だし、いまや神様はワンちゃん一人だ。がんはおれもやった。ワンちゃんのがんなんて大したことない」「今度はメジャーから選手に戻ってきてもらわんといかん。そういうことができるのはワンちゃんしかいない」 人間だとか、神様だとか、言う方も馬鹿げているが、そのまま記事にしてしまう記者っていうのも・・・北京五輪での惨敗後、「星野君以上のさい配を執る人間がいるかね?」と言って、星野仙一氏をWBC監督に推したのは、ナベツネさんだった。-----------------------------------------------------ナベツネさんの発言に対して、ボクがイヤに思うのは、とことんまで他人を利用するように見えること。かつては、療養中の長嶋茂雄氏を東京ドームに引っ張り出して、「客寄せパンダ」のような扱いをしてみせた。そして今度はガンから復帰して本調子でないはずの王貞治氏を、再びWBC監督に利用しようとしている(ように見える)。一般の企業社会では、それを「パワハラ」と呼ぶのではないか 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.10
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東京六大学リーグの放映権(5年契約)を持っている日本テレビが、まだ契約2年しか経っていない現在、その放映権の放棄を検討している。(日刊ゲンダイ)そもそも日本テレビが放映権を買ったのは、早稲田大・斎藤佑樹2年、早稲田実)の存在があったから。でも、もしこの報道が本当なら2年目にして、その商品価値に見切りをつけた格好だ放映権料は年間1千万円超、製作費は1本当たり5百万円程度。テレビ局にとっては、そんなに大きな出費には思えないけれど、全番組の製作費圧縮に血眼になる日本テレビにとって、どうやら斎藤佑樹でさえ、標的のひとつになったらしい。ま、日刊ゲンダイの取材に対し、日本テレビ側は「え、そんな話、どっから聞いたんですか?」と回答。さぁ、どちらが正しいか、答えは近日中に判明する。-------------------------------------------------------------東都大学・2部リーグ。國學院大・村松伸哉(2年、光星学院高)が今シーズン初めて登板した。今日行われた対拓殖大2回戦。 スコア4-1とリードして迎えた9回、3番手としてマウンドに上がり、1イニングを投げて3者凡退(奪三振1)に抑えたこれで対拓殖大は1勝1敗のタイに持ち込み、勝ち点は明日の勝者がGETする。今シーズンを占う意味でも、國學院大にとっては絶対に落とせないカード。村松の復活を祈る---------------------------------------------------------------東都大学・1部リーグ。高橋善正監督率いる中央大、1部昇格早々ながら立正大を破り、勝ち点を挙げた。1・2年生の投手がそれぞれ1勝ずつ挙げた。それは、2年生の澤村拓一(佐野日大高)と1年生の渡邊洋平(日大東北高)。中央大なのに、2人とも日本大付属(系列)の高校出身というのも、なんだか面白い・・・1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.09
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スポーツニッポンが伝えている。 今秋のドラフト1巡目指名候補、ホンダ・長野久義。意中の巨人以外に指名された場合、チームに残留する意思を固めた。決勝進出をかけた都市対抗準決勝は、3点リードの2回に自らの失策で2点を献上するなど新日本石油ENEOSに惜敗。7回には田沢から内野安打を放つ意地を見せたが、及ばなかった。試合後、注目の進路については「2年前と気持ちは変わらない?そうですね...。でも今は何も考えられない」と明言を避けたが、チーム関係者には既に「巨人以外に指名されたら残ります」との意思を伝えている。------------------------------------------------------ホンダ・長野久義(福岡・筑陽学園高-日本大)、あれから2年たっても、まだ読売入団を希望しているらしい。「あれから」とは、06年のドラフトのこと。「読売以外ならホンダに行く」断言していた長野を、日本ハムが強硬指名したことで、ドタバタ劇が始まった。■日本ハムは希望枠で宮本賢(関西高-早稲田大)を指名、3巡目で糸数敬作(中部商高-亜細亜大)を指名後、4巡目に長野を指名した。⇒ この時のブログは、こちら(2006.11.21)■長野の後見人(?)日本大・鈴木博識監督が登場し、「長野は、日本ハムが一番嫌いな球団だと言っている」とマスコミに発言。大きな波紋を巻き起こすが、後日、それは鈴木監督の独り芝居だったことが判明した。⇒ この時のブログは、こちら(2006.11.26)■鈴木監督の独り芝居が判明後、日本ハムの山田正雄SDが日本大合宿所にいる長野を訪ねる。「長野の態度も軟化している」という情報もあったし。ところが実際に訪ねると、さにあらず。長野は「巨人で野球がやりたいです」と何ら意思に変わりがないことを表明。その後は、山田さんが怒鳴ったり鈴木監督が涙を流したり。ついでに長野が会談場所を出て自室に待機するなど、わけの分からない目まぐるしい動きがあった。⇒ この時のブログは、こちら(2006.12.12)------------------------------------------------------ スポーツ報知では、長野への読売・清武英利球団代表の発言を伝えている。「どこどこの球団に行きたいという強い希望を持っているということは、いいんじゃない」別の報道では、読売は1巡目に東洋大・大野奨太(岐阜総合学園高)も狙っているというし。長野、裏切られてもいいように、ホンダ残留以外のリスクヘッジ策も準備しておく必要があるかもしれない。 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.09
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ちょっぴり拍子抜けしたそれは、時事通信が伝えたこんな記事を知ったから。「球団から続投を要請されている楽天の野村克也監督は8日、本人が保留したとされている回答について『もう返事はした』と語り、8月末の打診時に原則として受諾の意向を伝えていたことを明らかにした。ボクは、楽天・野村克也監督はフロントと駆け引きをしていると思っていた。そして、(1)来年も楽天の監督を続けることと、(2)来春行われるWBC監督になることを天秤にかけ、ノムさんは後者の(2)を選択するだろうと思っていたから。星野仙一氏が率いる星野JAPANが北京五輪で惨敗し、来春のWBC監督に就任する人は「火中のクリを拾う」ようなもの。監督就任を受け入れる人は、(1)日本球界ですでに十分な実績のある人で、(2)WBCで敗れても、それまでのキャリアに大きな傷がつくこともなく、(3)万一優勝すれば、ますます「ハクがつく」ような(4)日本球界の大物で(5)かつ、12球団の現役の監督でない人物しかいない(と思う)。ならば、ノムさんは楽天との契約更新を揉めて、来季はいったんフリーになって、WBCの監督になるのではなかろうか。そう思っていたのだけど・・・。もちろん、ノムさんに楽天の監督を辞めてほしいという意味ではないのであらかじめご了承ください。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.08
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都市対抗野球。松下電器vs熊本ゴールデンラークスは、松下電器がスコア4-2で逆転勝利した。1点差を追う8回、松下電器は走者2人を置いたチャンスに、新田玄気(高松商高-中央大)が打席に入る。熊本ベンチは、それまで緩急をつけて丹念にコースを投げ分ける好投を続けていた香月良仁に代え、後藤隆之(三菱重工長崎からの補強選手)をマウンドに立たせた。結果として、この継投が裏目に出る。後藤の初球を叩いた新田の打球は、ライトスタンドに飛び込み、あっという間の逆転劇につながった。-----------------------------------------------------------逆転の本塁打を放った新田玄気。中央大時代は、現・読売の亀井義行と同期生。ひとつ下の学年には、やはり読売に入団した会田有志(佐野日大高)がいた。そしてボクはよく知らなかったけど、熊本ゴールデンラークスとは、熊本を中心に九州で30店舗のスーパーマーケット・チェーンを展開する『鮮ど市場』が母体となったクラブチームらしい。好投を続けた香月良仁は、オリックス・香月良太(柳川高-東芝-近鉄)の実弟。 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.06
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ドラフトの目玉、新日本石油・田澤純一(横浜商大高)が都市対抗の準々決勝に登板、完璧な投球を見せ、チームを準決勝に導いた。スコア0-0で迎えた7回表、一死満塁のピンチに登場。最初の打者をフルカウントから、148kmの直球を高めに放り完全なボール球を振らせ、空振りに仕留めた。次打者も、球威に負けてボテボテの投ゴロ。結局、勝利を決めた9回まで投げ続けた田澤、140km台後半の直球と大きく曲がる変化球を駆使、打者8人、被安打0、与四死球0、奪三振4と完璧な投球を見せた。テイクバックの際、タイミングが独特なため、余計に打者にとって打ちずらいのかもしれない。JFE東日本打線のタイミングがあまりに合わないため、ボクはそう思うしかなかった。---------------------------------------------------この試合を見ていて、懐かしい顔を見かけた。新日本石油監督の大久保秀昭氏(桐蔭学園高-慶應義塾大-日本石油)。試合終盤、ベンチからしかめっ面で戦況を見つめる大久保。その姿を見て、近鉄バファローズ時代の彼の姿を思い出した。96年、ドラフト6位で近鉄に入団。同期入団の磯部公一(現・楽天)と正捕手を争ったが、2人ともその座につくことはなく、早々に「代打屋」に転身した大久保。 当然、活躍の場は試合の終盤だった。常に「やる気まんまん」のオーラを身体中から発散させ、巧みにヒザでリズムをとる姿を、いまでもボクは鮮明に憶えている。-------------------------------------------------------- 今日の試合、唯一の1点を挙げたのは新日本石油の平馬淳(東芝からの補強選手、横浜高-法政大-東芝府中-東芝)だ。田澤が無得点に抑えた直後の7回裏、走者を一・三塁においてキッチリとセンターに飛球を打ち上げ、決勝点となる1点を叩きだした。この平馬、大久保監督と同様、アマチュア野球界の王道を歩んだ。本職はショート。だれもがプロに行くと思っていたが、なぜか指名されず気がつけば年齢は33歳になっていた。とても野球センスも高い選手だったのに・・・。今後は、社会人チームの指導者を目指していくのだろうか?---------------------------------------------------------そういえば、JFE東日本の選手の中に、昨年の法政大主将・大澤裕介(作新学院高)を見つけた。この大澤も昨年のドラフトで指名を待っていたが、声がかかることはなかった。この時のことを、スポーツ法政(2007.11.29号)が伝えている。(今の心境はいかがですか)「こんなもんかなって感じっすね。でもまぁ、行けるとは思ってなかったんで、ここまで注目されて嬉しいです」(進路は)「JFE東日本です。あとは卒業しないと(笑)。卒論書けば大丈夫です」(今後の目標を教えてください)「まずは試合に出ることです。プロは意識しないようにして、チームとして都市対抗で優勝したいですね。レギュラーを目指します」(最後に法大野球部に残したい言葉はありますか)「やっぱり早稲田には勝ってくれってことですね。優勝してもらいたいです。」 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.06
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戦場への出陣直前、選手たちに「最後」の野球(=早慶戦)をやらせてあげたい一心で、奔走する飛田穂州(すいしゅう、本名:忠順)。軍部の意向を受け、早慶戦の開催を断固として拒否する早稲田大・田中穂積総長との対立。映画『ラストゲーム 最後の早慶戦』を見た。映画を見て、ボクは初めて知ったことがあった。それは、慶應義塾大からの誘いに対し埒のあかない早大当局に業を煮やした飛田穂州(早稲田大野球部顧問、当時)が、独断で試合を決行したということ。俳優・柄本明が演じる飛田先生は「朴訥」な「熱血漢」。決して器用ではなさそうだけど、「野球の指導者」として、そして「教育者」としての信念を貫き続ける人に見えた。----------------------------------------------------------------試合終了後の早慶両校のエール交換で、映画のクライマックスを迎える。双方が一緒になって歌う校歌・応援歌に、ボクは大いに感動した1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.06
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続々と大学野球が開幕する。今日は東都大学リーグが開幕、来週は東京六大学。そして3日前に東京新大学リーグが始まり、古葉竹識監督率いる東京国際大が東京学芸大を連破、あっさりと勝ち点をGETした。東京国際大、調べてみると1年生投手が活躍したらしい。初戦は伊藤和雄(坂戸西高)、2戦目は和田有斗(所沢商高)がそれぞれ完投勝利をおさめた。-------------------------------------------------今日の朝日新聞。東都大学リーグ1部に復帰した、中央大・高橋善正監督が紹介されていた。(※これまで高橋良昌氏と記述してきましたが訂正します)中央大を卒業後、東映フライヤーズに入団。新人王獲得、完全試合達成など、プロ球界で数々の勲章を得てきた。年齢は64歳。中央大の監督に就任したのは1年前。選手たちと合宿所で寝食を共にし、わずか1年で2部に甘んじていたチームを1部に昇格させた。「1・2年生の下級生が中心のチーム。来春に(1部に)上がれればと思っていた。東洋大と亜細亜大が強いけど、学生はプロと違って確固たる技術がないから、接戦になれば何が起こるか分かんない」大学創立125周年を迎える再来年、「大学日本一」を目指す。-------------------------------------------------------- 同じ東都、2部に陥落したままの國學院大。気になるのはエース・村松伸哉(2年、光星学院高)。まるでパッとしなかった昨シーズン、今季はどれだけ回復しているかがチーム浮沈のカギを握る。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.06
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評論家・広岡達朗氏が久しぶりに吠えた。「星野がこのままWBC監督の座に就くようなことがあったら、日本は滅びますよ。『けじめをつける』『筋を通す』のが日本の大切な国民性。それをないがしろにしてはならない」(夕刊フジ)なお、言葉を繋いで、「今は星野ばかりが悪いとされているが、彼を推し、任命した人間がいる。そちらの責任もはっきりする形でなければならない」と指摘した。-----------------------------------------------------------ま、前半の言葉は、いかにも広岡さんらしいというか・・・星野仙一氏が監督になっても、決して日本は滅びないとボクは思うただ、後半の「彼を推し、任命した人間の責任」はハッキリした方がいい。星野さんだけに責任を押し付けて、しらばっくれている輩もいるはずなのだ。最近の報道を見ると、各球団のオーナーたちや当時のコミッショナー代行がそうらしいさて、本題。来年3月に行われるWBCの監督は誰だろうか?候補には、野村克也氏、王貞治氏、古田敦也氏、落合博満氏、ボビー・バレンタイン氏など多くの名前が挙がっている。最終的には、加藤良三コミッショナーが決めるらしいけど、候補者だって二つ返事でOKするのは難しいかもしれない。現在、現役の監督をやっている人は、中途半端になるのを恐れて引き受けるわけにはいかないハズ。また、「将来の監督業」に可能性を残している人も、いまWBCの監督を引き受けるのは「火中のクリを拾う」ようなもので、できればキャリアに傷をつけたくないだろう。だとすれば、「日本球界において、すでに十分に実績があって、もう未練はない」「ダメもとで引き受けて、たとえWBCで敗れても日本球界の反応が気にならない」「逆にたまたま優勝しちゃったら、ラッキー!」そういう人が監督を引き受けるのではなかろうか。ならば、ノムさんあたりの可能性が高いか?もしWBC監督の打診があればその時点で、楽天との来季の契約を更新せず、WBC監督で最後の花道を飾ることを考えるかもしれない・・・。なんて、ボクは勝手に想像してみた1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.04
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つい先ほど、福田康夫首相が突然、辞任を表明した。 福田康夫首相は1日午後9時半から、首相官邸で緊急に記者会見し、「新しい布陣の下、政策実現を図るためにきょう辞任を決意した」と述べ、首相を辞任する考えを正式に表明した。昨年9月12日に安倍晋三首相(当時)が突然、辞任表明したのに続き、福田首相も任期途中で政権を投げ出す異常事態になった。(毎日新聞)安倍晋三前首相が政権を放り出してから、ほぼ一年が経過。8月1日には内閣を改造したばかり。新閣僚たちの多くは、たった1か月で総辞職することとなった。 -------------------------------------------------------------国民の支持率が低下する中、「もっと(与党内および野党と)話し合う機会が、もっとほしかった」福田康夫首相、それが辞任の言葉だった。内憂外患。四面楚歌。・・・福田さん、こんな状態だったろうか?いま、同じ立場の人がプロ野球界にもいる。星野仙一氏がその人。北京五輪では銅メダルさえも獲れず、広く世間からはWBCでは「星野NO!」という声が上がっている。一方、身内だったはずの中日・西川順之助社長は、星野氏がWBCの指揮を執ることに異論を唱えた。--------------------------------------------------------------今日、日本プロ野球組織(NPB)の実行委員会が開かれ、来年3月に開かれるWBCの日本代表監督について討議された。王貞治ソフトバンク監督ら経験者、有識者らの意見を聞いて人選することになった。前々年の日本シリーズ優勝監督を当てる案などが出たが、公式戦開幕直前にチームを離れることなどをめぐり賛否両論があった。結局、意見がまとまらず、加藤良三コミッショナーに一任する方向で一致。「有識者、関係者の意見を吸い上げ、可及的速やかに決める必要がある」と語ったという。様々な報道によると、星野氏のWBC監督への熱意は衰えていないようだ。「日本の野球は、レベルは低くはない。北京五輪にピークを持ってこれなかったことが私の責任」と語っている。「だからWBCの監督は、ぜひ自分がやる!」といった宣言に聞こえなくもない。同じ内憂外患、四面楚歌の立場にあっても、自分のポジションをすぐに投げ出してしまう人、逆に、自分のポジションに執着する人。人さまざまである。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.09.01
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