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1月は音楽ネタ1回こっきりの寂しい状況のABでやんす。そして、2月も、もう10日ということで、ますます寂しいサイトになっております。もう、静か~に、更新出来るときだけ、ひっそりとやりたいと思いますです、はい(泣)。で、静か~に紹介するのは、高田みち子のNight Buzzでございます。ちょっと女性ヴォーカルを聴き直すのが、「旬」のkadoでございますが、これ2004年に発表されたアルバムです。先に言っておきますと、すんごく良いアルバムです・笑。まあ、良いと思うから紹介するんで、当たり前なのですが、それにしても、良いんですわ。凄くアダルトなポップスと言う感じっすよ。2年くらい前かなあ?、かなりあちこちのFM曲でプッシュしてましてね、これからご紹介する2曲目の「chocolate」や、ラストの「僕らの樹」で、パコーンと頭引っぱたかれた感じがしまして、ソッコー買いでしたわ。んでは、早速、その「Night Buzz」行ってみよう~。01.51st Street, Lexington Avenue 02.Chocolate 03.雨は優しく 04.カナリア 05.Night buzz 06.Don't Say A Word 07.春を待ってる 08.Your God 09.夕暮れと嘘 10.The Tracks Of My Tears 11.僕らの樹 Vo.高田みち子Gt.松木恒秀 B. 岡沢章Dr.渡嘉敷祐一Key.野力奏一01.51st Street, Lexington Avenue まるで、ボブ・ジェームスや、ラムゼイ・ルイスバンドの演奏の中から、日本語のヴォーカルが飛び出して来る様な、クロスオーバーな一曲。適度に湿った様な、高田さんのヴォーカルが心地良く、また野力奏一のPOPiN'感満載のピアノに耳が釘付けになるオープニングにふさわしい一曲です。02.Chocolate ラジオから流れて来た時に、おいらの耳がぴくぴく反応してしまったフュージョニックなポップスです。御大、松木恒秀のギタープレイが、あまりにもDavid T Walkerばりで、吹き出してしまいそうなんですが、あのキラキラ/ピロピロ/ルリルリ/な音が(分かります?)この爽やかな楽曲に絶妙にマッチしてます。思いっきりAORでっせ。03.雨は優しく これも、アンニュイでJAZZYな、名バラードです。サビに来る、「雨~♪雨~♪雨~のせい」という雨三連発にハートがビリビリします(何のこっちゃ)。和製ノラ・ジョーンズと言った趣のある曲です。この曲で高田みち子の歌唱力にヤラれます。オススメ。04.カナリアこの人って、歌い方の引き出しが多いんだな?と実感させる曲です。ちょっとアップテンポのマイナーコードの楽曲なのですが、いわゆるフェイク?(こぶし)の効かせ方が絶妙で寂し気な曲なのに、アクセントがあるから聴いている方が飽きないってな味がある曲です。05.Night buzzあんまり他の歌手に例えるのもホンマに申し訳ないのですが、吉田美奈子さんのバラードを彷彿とさせるような、JAZZYなバラードです。っつーか、これはJAZZでんな。好みがわかれるかもしれませんが、このウィスパーな歌い方は、またもや高田みち子の引き出しの多さを感じさせるのでありんす。06.Don't Say A Word 前曲から一転して、ブラコンちっくな雰囲気を持つアダルトなバラード。メロディラインは、AORそのものなのですが、バックの4人の演奏はこれまたとってもJAZZYな演奏でして、その対比が見事な楽曲です。07.春を待ってる60年代70年代のブルースサウンドを彷彿とさせる、でも、ちょっと可愛い感じの曲です。なんか、全員がリラックスした感じが出ていて、ほのぼのとしますね。で、こういう時の高田みち子のヴォーカルに、曲に合わせた楽しげな雰囲気がありありと出てくるのが見事です。08.Your God ここも、リズム&ブルース的、或いは、ジャズ&ブルースと言ってもよいのか、ジャンルオーバーな不思議なサウンドです。ここでも、松木さんが、デビ爺の様な流麗なギターサウンドを聴かせてくれます。味わい深いバラードっす。09.夕暮れと嘘これまたホテルのラウンジなんかで流れていても全く違和感の無いような、耳にやさしい可憐なポップスです。岡沢&渡嘉敷のリズム隊が、静かに、しかしガッチリと屋台骨を支えるような芯のある音を聴かせてくれます。10.The Tracks Of My TearsかのSmokey Robinson & The Miracles のカバー曲。古くは、リンダ・ロンシュタットや、リック・ジェームスなんかもカヴァーしてますが、まあ、ありとあらゆるアーティストがカヴァーする名曲ですね。このアルバムでは、かなりゴスペル風なアレンジになっており、野力奏一氏のオルガンがいい味出してます。11.僕らの樹 名曲です。カノン風の静かなピアノの前奏の後、賛美歌を思わせる様な美しいメロディの高田ヴォーカル。後半にかけて、徐々に来る盛り上がりは抑え気味な分、余計に人に生きることの強さや大切さを訴えかけてきます。静かなピアノのエンディングと共に、アルバム全体も静かに幕を降ろします。「バラエティーに富んだ」と言う表現は、このアルバムのためにあるのか?と思う程の素晴らしさです。高田みち子の変幻自在のヴォーカル、そしてそれを支える超一流ミュージシャンの4人(ユニット名は、What is Hip?) の見事な演奏と、どこを切っても文句の付けようが無いアルバムです。洋楽と言っても良い様な楽曲センスに、AOR盤ですと言っても良い様な、美メロの数々は、ホンマに何回聴いても飽きないアルバムでやんす。素晴らしいアルバムには、かなり出会ってきたのでは無いかいな?と思っていても、2000年代の中盤にも、こういう名盤が出て来るというのは、やっぱり音楽って凄いなあって改めて思ってしまいますね。これだから音楽聴くの止められないんだわ・笑それでは、おいらが、このアルバムで最も好きな「僕らの樹」を聴いてみませう~。♪♪♪ 僕らの樹この曲は、こんな感じの歌声です。この曲は、と書くのは、レビューに書いた通りかなり彼女の引き出しが多いので、声色が変わる感じがするんですね。楽しげな曲、寂しげな曲、元気な曲、甘い曲、静かな曲と、もう色々に表現されてますよ。5年前のアルバムですが、なかなか中古店では、見かけません。まだまだ超メジャーでは無いと言うこともあるかもしれませんが、もしかしたら、購入した方が、なかなか手放さないアルバムなのかもしれませんよ?(あくまで想像ですけど・笑)3000円の大枚、無駄にはならないと思いまっせ~。そんな訳で、間空き空きですが、スムース・エース、myu、高田みち子と女性ヴォーカルが続いたので、ここはもうちっと、あと一人、二人は、邦楽女性ヴォーカルを紹介しようかと思ってますので、お付き合いくださいまし。ほな、また。♪♪♪アルバム全曲試聴はコチラかコチラ
2009年02月10日
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