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年末になると、テレビでも新聞でも「なんとか10大ニュース」というようなのをやっている。そこで、きょうは地域新聞で見つけた、「天安 8大ニュース」という、超ローカルな内容を書いてみよう。1) 今年4月に 高速鉄道KTXが開通、天安牙山駅が完成したこと。これは、我が家の鉄道オタク、コーちゃんにとっても、大事件だった。^^2) 女子高生の失踪事件や殺人事件が相次いだこと。この殺人事件の犯人は、12月初に追い詰められて自殺し、いったん解決した。が、失踪した女子高生は、まだ見つかっていない。3) 天安市の人口が50万人を突破したこと。お隣の牙山市も、11月に目標だった人口20万人を突破したそうで、2重にめでたかったようだ。実は、同じはんらマンションの同じ棟に住むご夫婦の赤ちゃんの出生申告が、50万1人目の住民登録だったそうだ。たった1番遅れたということで、残念と言ったらいいのか。でも、やっぱり、おめでたい。赤ちゃんにとっても、いい記念になっただろうと思う。4) 天安のみならず、忠清道の道人全員をガッカリさせた、「新行政首都移転 白紙化」穏やかでのんびりした忠清道の人々をバカにしたような決定であったため、さすがの忠清道人も 怒っている。5) 昨年末から続いた、鳥インフルエンザ。天安の郊外には、養鶏場も多く、通行禁止になったりもしていたのを思い出した。6) 「テレビ競馬場」問題。建設に対して反対運動がたくさん起こり、一時 大騒ぎだった。7) 国立天安工業大学と近くの公州市にある国立公州大学の統合。天安は、大学の多い学園都市であるが、少子化に伴って、大学の統合はこれからも増えていくのかもしれない。8) 「第1回 天安芸術祭 開催」・・・・・・・って何だろう?!?芸術とは縁遠い生活を送ってきた はんらであることが証明されてしまった。天安ニュースにかこつけて、はんらの過去の日記に、たくさんのリンクをつけて、はんらの日記も振り返ってみた。^^来年は、明るいニュースばかりだといいですね。
2004/12/31
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今頃 年賀状を書いている はんら・・・ここは韓国・・・明日、出さなきゃ。一体いつ、日本に着くでしょう?映画を観に行ったり、日記を書く時間はあったのに、年賀状を書く時間はなかったのか?と言われそうだ。でも、韓国ではあまり 年末の雰囲気がないので、なかなか書く気になれなかったのだ。(言い訳~)ところでこの時期には、はんらは毎年 来年の手帳を手に入れて、来年の予定を書き込む。というのも、韓国のいろんな行事は陰暦で行われるものが多いので、陰暦を探して前もって書き込んでおかないと、うっかり忘れてしまう恐れがあるからだ。チェーサという、先祖の命日に毎年行う祭祀の日も、陰暦。姑や夫の誕生日も陰暦だ。はんらの田舎で、祭祀は年7回ある。そのうち、1回はずーっと昔の先祖の祭祀なので、はんらたちは行かないのだが、残りの6回の祭祀の日をチェックしながら、はんらは恐ろしいことに気づいた。なんと、6回のうち、3回までが日曜日、1回は祝日、1回は土曜日ではないか!?!田舎までは遠いので(250キロくらいだろうか???)、平日の祭祀は、会社や学校を理由に、行かないことも多い。しかし!土・日や祝日だと、言い訳がないので、行かなければならないではないか?!おまけに、オボイナル(親の日)も日曜日、姑の誕生日は土曜日・・・ああ、今年は、田舎に行きつめなければならないのね・・・交通費、かかりそう。疲れそう・・・おまけに、秋夕という韓国のお盆が日曜日。ということは、前後1日ずつしか休みでない=行きも帰りも大渋滞、ということ・・・ちょっと忍耐の2005年になるかもしれない。
2004/12/30
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きょうも、はんらはコーちゃんと映画館に行ってきた。まあ、はんらさんったら、毎日映画館に?って??(^^;)明日からいよいよ次男のよしくんも冬休みに入るので、映画館で映画を観れるのもきょうまでである。「ハウルの動く城」も観たかったけど・・・「力道山」も観たかったけど・・・コーちゃんと行くので、一番子供受けしそうな「Mr.インクレディブル」にした。果たして、館内は小学生くらいの子供でいっぱい。途中くらいまでは それなりに観ていたけれど、途中からは ドキドキわくわくしながら、時間の経つのも忘れて観た。家族全員がそれぞれの特技を生かしてそれぞれ活躍し、家族の絆が強まっていく、いい映画だと思った。他の人と違うことで、暗くて反抗的で自分に自信のなかった長女が、最後にすっかり変わったのが感動的だった。ところで、バス代を少しでも節約しようと、割引のきく「交通カード」というのを購入したのだが、充電前のカードの価格が、4千ウォン。小学生用のカードは、6千ウォンって、高過ぎ~。そのカードに、さらに5千ウォンだの1万ウォンだの払って充電しなければ使えない。はんらが韓国に来た頃は、1万ウォンというと、かなりな大金で、市場に行けば持ちきれないほど物が買えたものだが、最近は1万ウォンでは何も買えなくなってしまったような気がする・・・
2004/12/29
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冬休みになった長男コーちゃんと一緒に、映画館に行き「ポーラーエクスプレス」を観た。次男のよしくんはまだ映画向きの年齢じゃないので、よしくんが冬休みに入る前に早く観に行かなくっちゃ!といった感じだ。天安は人口50万もいるのに、封切りの映画を上映するちゃんとした映画館は、たったの1軒(中に8館ある)しかない。これはなぜかというと、天安の若い子たちは み~んな、車で40分くらいのスウォン市や、1時間くらいのソウルに遊びに行ってしまうんだそうだ。天安市内で遊んだり文化生活を楽しもうとするのは、交通費のない貧乏な人と、余暇の限られる人だけなので、天安市内で文化施設が発展しないんだそうだ。今、駅前にもうひとつ「ロッテシネマ」という名前の映画館を建設中なので、ちょっと期待したい。「ポーラーエクスプレス」も、結構空いていた。でも、鉄道好きのコーちゃんには、とても楽しめたようだった。本当は、クリスマスイブの頃に観れたら良かったんだろうけれど!そのあと、例の「ザ・フェイス・ショップ」(ハングル表記は「ド・ペイス・シャッ」^^)にまた行ってみた。と、今度はちゃんとクリスマスのイベントをやっていた。この前は夫ノギさんの化粧品だけ買ったので、今回ははんらの分を買い、手袋をもらった。全羅道のchueiさんと、お揃いの手袋になった。(^^;)ところで、オイルの価格高騰に伴って、バス代が大幅に値上げされてしまった。800ウォンのバス代が950ウォンに。小学生も400ウォンから480ウォンに・・・どこか、乗り換えしなければならないところに行く場合、往復4千ウォン近くもかかることになった。おまけに、コーちゃんのテコンドー教室も、パソコン教室も「月謝値上げのお知らせ」を送ってきた。テコンドーは7万ウォン→8万ウォン、パソコン教室は何と、3万ウォン→4万8千ウォンにもなるそうだ。さらに、きのうは「日本語能力試験」の結果が発表されたのだが、1級を受験したノギさんは、10点不足の不合格だった。どよよよ~んと暗かったノギさんのせいで、きのうの夜からはんら家は暗かった。はんらは、今のノギさんの実力で合格したら奇跡だと思っていたのだが、ノギさんは、かなり期待していたらしい。ノギさん!2005年度の目標が決まって良かったね!^^とはんらは言ってみたが、ノギさんは、暗さから抜け出せなかった。
2004/12/28
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コーちゃんの小学校は、12月24日に終業式があった。これから、長く長~い冬休みである。12月27日から2月7日までの43日間。12月25日、26日がクリスマスと日曜日の連休、2月8日~10日が旧正月の連休なので、休みは計48日間にもなる。日本の冬休みに比べたら、本当に長い。そのためか、いろんなところで小学生対象の商売も盛んである。塾は、どこでも「冬休み特別期間」と称して、冬休みの間だけのクラスを編成して生徒を集める。学習塾も音楽の塾も美術の塾もそうである。YMCAや福祉会館や文化センターのようなところでも、いろんなクラスを開講する。また、あちこちでキャンプも主催される。冬は、スキーキャンプが多い。YMCAやテコンドー教室、ボーイスカウトなどの主催でのスキーキャンプのお知らせが、はんら家にもたくさん舞い込んだ。だいたい、2泊3日で14万~22万ウォンくらいである。高い・・・コーちゃんに「行く?」と聞くと、幸いにも「別に・・・」と言うので、良かった、良かった。教会主催でも、よく「クリスマス会」「クリスマス聖書学校」みたいなのがある。お寺で、「礼儀作法キャンプ」をやっているのも、よくテレビなんかで見る。これは、結構厳しくて、朝4時とか5時とかに起こされて、掃除や皿洗いなんかも全部させられ、礼儀作法も習うようだ。2~3週間、という長期のものもあるようだ。コーちゃんは、24日~26日の、教会主催のキャンプに行ってきた。残りの家族は、何となく ぐだぐだと過ごしていたが、やっぱり、クリスマス、どこかに行かなきゃ、と思い立ち、隣のアサン市にある世界の花植物園というところに行ってきた。入場料、大人6千ウォンって、ちょっと高過ぎ~!満3歳以上は4千ウォンなのだけど、いつもこういう時、小柄なよしくんは「来月満3歳」ということにしている。(ホントはきのう26日で、満4歳になったのだけど)そのあと、同じアサン市にある道高温泉に行って、1日を締めくくった。皆さんも、楽しいクリスマス&日曜日でしたか?^^
2004/12/27
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はんらはきのう、繁華街に出るとともに、いつものところに行って、いつものものを買ってきた。いつものところとは、市場の割引マート、いつものものとは、ダビングされたカセットテープである。1本2千ウォン(200円)、3本で5千ウォン。特に、お目当ては定期的に出る「最新ドラマ・映画音楽」である。今回買ったのは、ドラマ「ミアナダ サランハンダ」「2番目のプロポーズ」や映画「私の頭の中の消しゴム」などなどの挿入歌が入っている。先回買ったのは「パリの恋人」「天国の階段」「オールイン」「僕の彼女を紹介します」などなど、豪華版だった。音は悪いけど、聞ければいいもんね。天安では店舗の中で売っているが、大都市テグにいたときは、繁華街の露天商がズンチャカズンチャカ音楽テープを流しながら売っていた。取り締まり、なんて無いんだろーなー。でも、どう考えても不法のはずだけど・・・ところで、きょうの朝、韓国のテレビで、クォン・サンウが韓国のインターネット上で槍玉にあがっている、ということを言っていた。何でも、日本で韓国のことを「ウリナラ」と言わずに「チョヒナラ」と言ったとか?!「ナラ」は「国」という意味で、「ウリ」とは「我々」という意味で、相手と同等な時に使う。「チョヒ」とは、目上の人に対して、自分たちを低めて言う謙譲語である。はんらは、「別に、謙譲語使ってもいいじゃん?」と思うのだが、韓国人たちには我慢ならないのだろうか?サンウ側がHPに訂正や謝罪のメッセージを載せているとも言っていたが・・・さらに、歌手 兼 俳優のビも、何やら失言をしたらしく、やっぱりインターネット上で槍玉にあがっているらしい。韓国に住んでいながら、若い子の見るようなサイトを知らないはんらには、どんな状態なのか、よくわからないのだが。
2004/12/24
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きょうは、天安に住む友達(日本人)と、忘年会をした。なんと、天安にも「T.G.I.FRIDAY'S」がオープンしたので、そこで集まることにした。お昼に待ち合わせをしたので、はんらは、これまた最近天安にオープンした「ザ・フェイスショップ」に行くことにして、午前中家を出た。ウォン・ビンの「ミーシャ」が天安の一番の繁華街にオープンしたのに比べて、「ザ・フェイスショップ」は駅前の、ちょっとゴミゴミしたところにオープンしていた。でも、店内はきれいで、店員はすごく若い子ばかりで礼儀正しく、親切だった。お客さんも たくさん入っていた。ノギさんへのクリスマスプレゼントに、化粧品のセットを選んで会計に。化粧水・乳液・洗顔石鹸などのサンプルの粗品をもらった。ふと横を見ると、ポスターらしきものが たくさん置いてあるのだが、誰も何も言ってくれない。そこで、はんらは「これは何かしら?」と聞いてみた。店員が「クォン・サンウのポスターです。」と言った。やっぱり!!!そこで すかさず はんらは、「ま~! うちの娘が喜びそうだわ!」と言ってみた。はんらには、娘なんていないんだけどね。^^店員はニッコリ笑って「どうぞ、お持ちください」と言ってくれた。「いくつでもどうぞ。」と言ってくれるので、「じゃあ、娘2人いるから・・・」と言って、2枚もらってきた。(控えめね)全体的に「ミーシャ」より少~し高めなのかな?という気がしたが、店員の印象は花丸(韓国では珍しい!)だったので、これからも利用しようかな。ところで、chueiさんの町にある「ザ・フェイスショップ」では、カレンダーだのマフラー・手袋などの景品だのもらえるそうだが、天安の店舗ではまだそんなのは無かった。というより、まだ 全体的に片付いてなくて、バタバタした感じだった。この次は、もうちょっと良くなっているかな。
2004/12/23
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きのうは、よしくんの保育園での学芸会があった。長男のコーちゃんのときは、学芸会というと、保育園や幼稚園の中にある講堂や体育館のようなところで行われたが、今回は市の文化会館のようなところの小ホールを貸しきって行われた。司会者もちゃんとプロを呼んでいた。貸衣装代、ビデオ代、会場代に司会者の費用まで。ちょっとお金をかけすぎのような気がしたけど・・・個人負担は4万ウォンである。ずっと以前にchueiさんが韓国の運動会でのあやしい光景を日記に書いておられたが、学芸会でも全く同じである。自分の子供が舞台に上がると、その子のお父さんお母さんが、ダダダダダーッと舞台のまん前にデジカメやムービーカメラや携帯を手に手に飛び出していく。あとの人は、その父兄のために、全く舞台が見えない。自分の子供が引っ込むと、その父兄も座席に戻り、次に登場した子供たちの両親がまた舞台のまん前を陣取る、ということが、ず~~~っと発表会が終わるまで続いた。あとでちゃんと収録ビデオをもらえるということなのだが、自分の子供が中心で映っていないと気に入らないのだろう。誰でも、自分の子供が脇役なのは気に入らないのだ。親にとっては、どんな子でも自分の子供が主役にしか見えないのだから。^^コーちゃんの初めての発表会は、舞台の上でワンワン泣いているだけで終わったが、よしくんは 余裕でお遊戯をしていた。でも、年少のクラスなので、最初から最後まで泣いている子もいた。しかし・・・共働きの家庭のため、学芸会は夕方5時から始まり、8時近くまで続いた。いつもはお昼寝をしているよしくんがお昼寝もできず、カメラフラッシュにさらされていたため、だんだん機嫌が悪くなってきたようだった。出番は3回あったのだが、2回目の出番になると、表情が険しくなり、動きも鈍くなっていた。最後の出番の時には、すっかり爆発直前のような形相になり、友達の後ろに半分隠れて、会場を睨み付けていた。ああ、嫌な予感・・・思ったとおり、終わってから迎えに行くと、よしくんの機嫌は最悪だった。もう一歩も歩かなくなり、叫んだりわめいたりしながら、はんらに負ぶわれて帰宅した。ドッと疲れた~よしくんが一番疲れたんだろうけど。
2004/12/22
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調子の悪かった次男、よしくんは回復した。しかし、じいさんパソコンはついに回復しなかった。というか、もう寿命だろ~な~と思って、永眠させてあげることにした。なんせ、中古を買ってきて、はんら家でもう4年目である。いったい何年働いてきたのか。はんら家では、フリーズするたびに、家族全員からバンバン叩かれ、可哀想な晩年だった。それでも、はんら家に初めて来てくれたパソコンであったため、家族全員、特にはんらは、とっても愛着のあるパソコンだった。このじいさんが、日本のニュースを伝えてくれ、日本の妹たちからの便りを届けてくれ、友人たちに便りを届けてくれた。すっかり浦島状態のはんらに、最近の流行語を教えてくれたのもこのじいさんであり、スマップやボアの動画を見せてくれたのもじいさんである。「じいさん、安らかに!」と、しんみりと送り出したのだが、夫のノギさんが言うには、早速警備のおじさんに拾われていったとか。じいさんは、これからも先、警備のおじさん宅でこき使われるのだろうか・・・きっと、まともに動かないとは思うけど。新しいパソコンは、17インチのモニターで、すご~く離れていても、よく見える~!!今までは、じいさんモニターにほとんど ひっついて使っていたのだが、今度からは かなり離れて使えるようになった。目が楽~~~ところで、うちの健康印の長男、コーちゃんが倒れてしまった。きょう、1日中 吐いたり下痢したりして、学校も休んだ。病院に行くと、「腸炎」と診断された。とっても珍しいことである。小児科でも薬局でも「よしくんにお兄ちゃんがいたのね?!」と驚かれた。1年に1回くらいしか病院に行かないので、医療関係者には知られていないのだ。明日には回復してね。
2004/12/20
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はんらの知り合いに、顔のマッサージをしてくれる、ありがたーーーい人がいる。もともとは美容師さんで、その関係から、頭や手のマッサージ、さらには足のマッサージを勉強し、今は経絡マッサージを勉強しているそうだ。経絡マッサージはまだ勉強中だから、ということだが、いつか技術をマスターする日が待ち遠しい。練習台になってもいいんだけど・・・^^顔のマッサージ、専門店に行くと高いと思うが(3万ウォンくらい?)、はんらはその人にナント、5千ウォンでやってもらっている。年々、歳をとっていくはんらの顔は、大ピンチである。5千ウォンのマッサージは、ありがたい。韓国では、数年前まで「マッサージ」というと、ヤラシイ関係のものがほとんどだったようだ。「マッサージ」という言葉自体が、ちょっと女性の口では言いにくいような、エッチな響きのある言葉だったようだ。でも、ここ数年のうちに、急激に「スポーツマッサージ」だの「経絡マッサージ」だのいうような、健康的なマッサージが増えた。もともとそういうマッサージもあるにはあったようだが、目の不自由な人だけができる職業として、取り決めてあったようだ。目の不自由な人が生計を立てられなくなるので、普通の健康な人は、マッサージの仕事ができないようになっていた(美顔は別)。それを廃止したとき、当然、目の不自由な人たちから、ものすごい抗議があった。スポーツマッサージも、最初のころはすごく安かった。でも、見る見るうちに高くなってしまった。今では、ちょっとしたマッサージでも、すべて3万ウォンくらいしてしまう。手も、顔も、足も、というと、莫大な金額である。日本にあるような、10分くらいのマッサージで千円というような、安価なマッサージが登場しないかなぁ。需要より供給が多すぎれば、価格は下がるはず!不況を反映した、安価なマッサージ屋の登場を切望する、凝り性のはんらである。
2004/12/17
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きのうの夜、おなかが痛い、頭が痛いと散々泣いていたよしくん、今朝、ご飯をちょっと食べた後で、ゲロゲロゲロ~きょうは、保育園を休ませることにして、リビングに布団を敷いて、二人でゴロゴロして過ごした。今では熱もなく、よく食べ、よく遊んでいるし機嫌もいいので、もう大丈夫かな。ところで、長男のコーちゃん(今11歳)が赤ちゃんの頃、韓国で小児科(に限らず どこの病院でも)に行くと、必ず必ず必ず、注射をされた。日本では、注射がいろんな医療事故を引き起こした過去もあって、もうずいぶん前から、むやみやたらと注射をしなくなっていたので、小さな赤ちゃんにも毎日毎日注射をされるのが、とても怖くて心配だった。しかし、どんな医者も必ず注射を毎回したし、もし注射をしなかったら、「やぶ医者」と言われて患者が来なかったと聞いた。いつごろからか、小児科に行くと「注射しますか?しませんか?」と聞かれるようになった。そして、最近では 韓国の小児科でも、注射されることはほとんど無くなった。韓国では、大変な医療技術の持ち主であるとか、神の手を持つとか言われて、村人たちの絶大な信頼を得ている不思議な(というか、怪しげな)おじさんが村や町を回って、ある家に口コミで患者を集めて治療する、というのをやっている人がいる。はんらも姑に連れられて行ってみたことがある。集まったのは、老人ばかり。全員、どこの病院に行っても治らなかったのに、この先生の「お力」で治った、と信頼しまくっている。でも、はんらの目には怪しすぎる!その(偽?)先生、注射針を10人くらいに使いまわししていた。これ、もし中にエイズだとか肝炎の人が混じっていたら、あっという間に全員感染するんじゃないの?こわい~!はんらは、姑に、こんな人に治療を受けちゃだめ!と申し上げたが、聞いてもらえなかった。神様のように崇め奉られているんだから、仕方ないよね・・・こんな感じなので、韓国では医療事故とか医療詐欺だとかいうものがすごく多そうだ。なぜか、口コミだとか知人の言うことを信じすぎてしまうのも、韓国人(特にお年寄り?)の特徴のような気もする。
2004/12/16
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月曜日から、第2王子 よしくんの調子が悪い。病院に行くと、のど風邪と診断された。熱も出て、のどが痛い、頭が痛い、おなかが痛いと、超機嫌が悪い。メソメソ泣いてばかり。ところが、薬を飲ませて効いてくると、コロッと元気になって、お外に遊びに行くといってきかない。家の中でも走り回ったりして散々遊んで 散々飲み食いした挙句、薬のきれるころになると、また超機嫌が悪くなる。疲れる~~~久しぶりに、「ニコニコ薬局」(10月16日の日記参照)にも行った。ニコニコ薬局は、すっかりお客を取り戻していた。そのため、10分以上待たされることになった。しかし今では、薬剤師も受付嬢も ほがらかで、ただでカフェオレも飲めるので、待たされても腹は立たない。きょうは、来年のカレンダーまでもらってきた。^^やっと、よしくんが寝て、日記を書いている。きょうは、月1回のコンサモ(10月21日の日記参照)の集まりの日だったが、よしくんのために行けなかった。実は、よしくんだけでなく、月曜日から「じいさんパソコン」の調子も悪い。これは、ノギさんが会社からくすねて、あ、いや、黙ってお借りしてきたノートパソコンで打っている。使い慣れていないので、とっても使いにくい。そのため、リンクのタグも貼れなかった。よしくんの回復とともに、じいさんパソコンの回復も祈るばかりである。
2004/12/15
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韓国はペダル(配達)文化だと聞いた事がある。何でも配達される。新聞、牛乳、出前は勿論、子ども用のドリルの配達もある。1ヶ月2~3万ウォンくらいで、1週間に1回くらいの割合で ドリルがやってくるのを、韓国で子育てしたことのあるお母さんは、1度くらいやってみたことのある人も多いだろう。さらに、小学生くらいになると、先生のペダル(?)もある。ドリルを持った先生が 1週間に1回、やって来る。これも、小学生以上のお子さんをお持ちのご家庭では、1度くらいはやってみたことのある人が 大半ではないだろうか。韓国では「学習誌」と呼ばれ、国語・算数・理科・英語・漢字・小論文などなど、あらゆる科目があり、1科目が 月3万~3万5千ウォンくらいである。先生は各家庭を直接訪問して、1科目当たり 15分くらいずつ 直接ドリルで教えてくれる。ドリルの残りの部分は、次週 先生が来るまでに仕上げておかなければならない。わからなかったところは、次週 先生に質問すればいい。コーちゃんは、今 国語・算数・理科・英語をやっている。これだけやっていると言うと「子どもが大変そう。」とか「はんらさんって、教育ママ。」とか言われることもあるが、実は コーちゃんパパ・ノギさんは、この学習誌の関連企業にいるので、半分 強制的に入会させられているのである。勿論、社員割引してもらってるけどね。^^3歳の次男、よしくんも、今月から「ハングル」を始めることになった。ノギさんに「会員拡張」のノルマが来て、ノギさんがよしくんを入会させてしまった。まだ3歳だから、シールを貼ったり、半分遊んでいるようなものである。この学習誌の市場は、結構 不況に強い。なぜなら、不況になると、塾や家庭教師の月謝が負担になってやめさせ、何もさせないわけにもいかないので、この学習誌を始めるお宅が多いからだ。また、1ヶ月3~4万ウォンくらいなので、約束手形で払うなんて人もいない。すべて現金収入になるので、不況でも 強い。ノギさんの会社も、IMFのときに大儲けして、テレビ局、大学、出版社など、ドンドン買って、今ソウル市庁の ど真ん前にも でっかいビルを持っている。はんらたちが勝手に週末農園している土地も、会社が投機して買ってそのまま置いてある土地だ。でも、そんなところに お金を使いまくって、社員の給料まで回ってこなかった・・・東京にも出張事務所があるんだけど、東京でこのシステムはどうかなあ?中国では 在中韓国人を中心に、少し基盤が出来つつあると聞いているが。ノギさんの夢は、いつか東京支社の支社長におさまることなんだけど・・・^^
2004/12/14
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きのうの日曜日は、家族でソウルに行ってきた。ノギさんが、ソウルの大きい書店に行って 欲しい本を探す、と言い出したので、はんらとコーちゃんは、すかさず 韓国鉄道庁のHPに入って、列車の予約を3人分しておいた(よしくんは膝の上)。それにしても、列車料金がまた上がったような気がする。確か、ムグンファ号でソウルまで5千ウォン弱だったと思うが、5千ウォン超えていた。給料、変わらないのに~。ノさん、頼みますよ~~~ソウルで大きい書店というと、「キョーボ(教保)文庫」と「ヨンプン(永豊)文庫」である(と思う)。ヨンプンのほうにまず行ってみた。おお!日本の本がい~っぱい!はんらは、もし子供たちがいなければ、ひとりで1日中でも過ごせそう。漫画本はビニールをかぶっているけれど、文庫本や単行本はビニールをかぶってないし、日本書籍の売り場はすいているので、敷物でも持って居座りたい気分だった。ノギさんも、実は 本が好きである。特に、日本語学習の本とか、不動産関係(競売とか)の本、人間付き合いやリーダーシップなどに関する本、成功した事業家の本なんかが好きである。はんら家の押し入れには、ノギさんのそういった本が、段ボール箱何箱にもなって、入っている。コーちゃんが直行したのは、勿論「地図コーナー」やっぱり、天安の書店とは、地図の量が違う。コーちゃんはほっといてもいいけれど、まさかよしくんをひとりで「児童書コーナー」に置いておくわけにもいかず、はんらは泣く泣く「日本書籍コーナー」をあとにしたのだった。いつか、ひとりで行かなきゃ。(敷物持って?^^)そのあと行ったキョーボの方は、広いが人がものすごくて、本の陳列も結構 雑に見えた。ノギさんは、何時間でも本屋にいたい雰囲気だったが、残りの3人は早々と飽きてしまったので、ノギさんを引っ張り出して、そのあと、4人でインサドンをブラブラした。それから、イテウォンもブラブラした。久しぶりに、日本人と西洋人をたくさん見た。年末には、都下鉄1号線(というか、電鉄)が、天安まで開通する予定である。ソウルまでがさらに近くなりそうで、嬉しい。
2004/12/13
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asouakemiさんの日記を読んで、フッと思い出したことがある。国会議員の知り合いがいたわけでも、億単位の話でもないんだけど・・・はんらは、長男が保育園に入った頃、自宅や近くで日本語を教えるアルバイトをしていた。その時に、あの現代グループの 現代自動車の次長さんを紹介されて、教えることになった。契約のときに、次長さんは「授業料はいくらでも」というような雰囲気だった。はんらは、少~し高めに言ってみたが、即時OKだった。(1時間当たり、3~4万ウォンくらいだったと記憶)個人授業だったので、もしその次長の都合が悪ければ授業は無くなるのだが、その時の分もお金を出してくれた。どうしてこんなに景気がいいのかしら、やっぱり現代自動車の次長ともなると、給料がいいんだろうなあ、と思っていた。が、本当は、次長さんには、毎月毎月「使って 影も形も無くしてしまわなければならないお金」というものがあるんだということを、はんらは後になって聞いた。どこかとの契約時に、相手側はだいたいどこでも、「契約してくれた時のお礼金」(賄賂、ですね)を準備しているそうだ。そのお金を、そのまま貯金通帳に入れたり、土地を買ったりしては、すぐにそんなお金を受け取ったことがバレてしまう。下手に奥さんに話しても、そこからバレやすい。それで、食べたり、飲んだり、旅行したり、習い事をしたりして、そのお金は奥さんにも秘密で使ってしまわなければならない。そんなお金が、毎月 何百万ウォンもあると言っていた。その話を聞いてからは「しまった。もっとたくさん授業料もらえば良かった」と思った。現代自動車のような大企業だけにある話かと思っていたが、結構どこにでもある話のようだ。夫のノギさんも、今、ある中小企業の建物管理をしている。設備品を購入するとき、やはりそのような「賄賂」をどこでもつけてくるようだ。しかし、それが手に入るのは、やはり次長クラス。ノギさんは、手に入らない。ノギさんの次元で決済できるものだと、賄賂と言っても、せいぜい 盆や正月に「カルビセット」「商品券(10万程度ね)」が入って来る程度である。ノギさんに、「賄賂もらってる次長のことを訴えないの?」と聞いてみると、「どこでも誰でも もらっているもので、企業側も承知している。」と言う。こんなわけで、貧富の差がますます大きくなっていくのよね~。世間知らずのはんらだけど、日本でも同じようなものなんでしょうね。
2004/12/11
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はんらは、きのう体調不調で、1日ゴロゴロして過ごした。それには、深い(深くないか)理由があった。はんらは、一昨日、知人と会ってランチした。近くに船の形のステキなレストランがある。普通に食べると、1人前が2~3万ウォンもするが、ランチメニューでは5千ウォンくらいのサービスメニューがある。その中の「とんかつ定食」を注文して、おいしく食べて帰宅した。さて、夕方になって夕食の準備を始めようとすると、長男のコーちゃんが「きょうは、とんかつが食べたい」と言い出すではないか。はんらは何も言わなかったのだが、はんらの体からとんかつの匂いが漂っていたのかもしれない。「きょうは違う材料を買ってきてあるからダメよ。」と言ったが、コーちゃんは、どうしても食べたいと言う。おつかいに行って来るから とんかつにしてくれと言い張る。はんらは リッチなレストランでとんかつ定食を食べてきて、コーちゃんは学校給食を食べてきたんだと思うと、ちょっと後ろめたくて、とうとう、OKしてしまった。夕食もとんかつが食卓に並んだ。はんらは、キムチだの付け合わせの野菜だのを中心に食べたが、結局 とんかつも一緒に食べた。なぜ?!そんな無謀なことを!?!と思われるかもしれないが、はんらは昔から胃腸が丈夫で、油物が続いても 結構平気だったのである。ところが、きのうの明け方、ムカムカムカムカムカムカムカムカ・・・・・・・して、目覚めてしまった。そして、きのう1日中、ムカムカして気持ち悪かった。やはり、若い頃とは全然違う。とんかつを2食続けたのは、無謀だったなあ・・・きのうは、おかゆをちょっとだけ食べて、過ごした。本当は きのうの日記に書こうかと思っていたのだが、「とんかつ」という文字を見ただけで気持ち悪くなり、タイトルだけ書いて消してしまった。はんらマンションには、毎年12月になると、正門のところにある木に、クリスマスツリーのようなデコレーションをする。高さ7、8メートルくらいの大きなツリーである。夜になると、ライトが点滅して、すごくきれいで、クリスマスの雰囲気が倍増している。しかし、今年のクリスマスはもう、ケーキだチキンだピザだと子供たちと一緒に調子に乗っていてはいけない。気持ちは少女のままだが、はんらの体は確実に中年になっている。第2のとんかつ事件を起こしてはいけない。
2004/12/10
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はんらマンションには、毎週木曜日、移動図書館がやって来る。朝9時半頃来て、40~50分後には、向かいの 現代マンションに移動する。はんらマンションから市立図書館に行こうとすると、市内バスで10分以上行かなければならないので、こうして移動図書館が来るのは、とても便利である。小さ目のバスの内部が改造されて、通路をはさんで片側には児童図書、反対側には一般図書がズラッと並んでいる。借りれるのは、児童図書3冊、一般図書5冊までである。でも、我が家だけでも 家族4人分の図書カードが作れるので、児童図書12冊、一般図書20冊まででも借りられる。期間は2週間。タダだし、本もしょっちゅう入れ替えてくれて、新しい本ばかりなので、ありがたい。はんらたちは、借りて読んでみて、すごく良かった本などは 題名を控えておいて、書店に行って購入することもある。きょう借りてきた本は、よしくん、気に入るかな?
2004/12/09
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きょうの日記が100件め。日記開設126日めで、日記記入率は 78、6%なんだそうである。楽天日記を通して たくさんの人と知り合うことができ、楽天日記を開くことは、すっかりはんらの日常の一部になった。これまで 日記上ではんらと仲良くして下さった皆さん、どうもありがとうございます。これからも、どうぞよろしくお願いします。ところで、きょうはその他にも 嬉しいことがあった。コーちゃんが クラスの副班長に選ばれたというのである。コーちゃんの小学校では、クラスに会長と副会長がいる。これが、普通に言う 学級委員で、学期毎に選出される。勿論、成績が良くて 積極的で 人気のある子が選ばれる。そして、それ以外にも 班長・副班長というのがいるらしい。これは、騒ぐ人を注意したり、先生の手伝いをしたりするんだそうだ。班長・副班長は毎月 新しく選出され、再選は無いそうである。コーちゃんは、これまでそんなものに選ばれたことは無かったので、近所のお母さんたちから、そういうものがあるということや、何月に自分の子どもは選ばれたなんていう話は聞いていた。やはり、勉強ができる、人気がある順にだいたいは選ばれていくそうだ。コーちゃんが選ばれるなんてことは一生無いかと思っていた。(^^)韓国は3月に新学期が始まり、8月は夏休みなので、今月は9回目の班長・副班長選出だった。だから、これまでに 16人が選ばれていたということである。今回は、32人ー16人=16人、で、残り 16人の中からの選出だったそうである。コーちゃんの場合、友達とのコミュニケーションがうまく取れないことも、はんらの心配事のひとつだった。行き来するような、親しい友達もほとんどいない。道を歩いていくときに、友達が声をかけてくれても、ろくに返事もしないで 自分の行く道だけに集中しているようなところのある コーちゃんだったので、学校での友達関係も とても心配だった。それが、クラスのみんなの投票だけで決まる 副班長に選ばれたと聞いて、はんらはびっくりするやら、嬉しいやらである。この前 コーちゃんの誕生日のときに、クラスのみんなが書いてくれたカード(これは、毎回みんなで書くことに決まっている)には、コーちゃんが友達から意地悪されても怒らない、とかチャッカダ(韓国語で、善良だとかおとなしいとかいう、いい意味)とか書いてくれていた。そういう部分をクラスのみんなが見ていて評価して、今回選んでくれたのだとしたら、はんらはとても嬉しい。韓国の小学校は、1月~2月半ばは冬休みで、2月末には春休みなので、これから4年生が終わるまでが、コーちゃんの副会長の任期である。コーちゃん、副班長さん頑張ってね。^^
2004/12/08
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きのう日記を書いて、午後はお客さんが来たりして家の中で過ごした。夜のニュースを見ると、ナント!「天安市、きょう人口 50万人突破」と放送しているではないか!はんらが日記を書いている間に、50万人を突破していたらしい。50万人めに住民登録した人は、花束と50万ウォン分の商品券をもらい、テレビカメラのフラッシュを浴びて、嬉しそうだった。インタビューされて「これからは、天安市民として、頑張って生きていきます!」なんて張り切っていた。それにしても、2003年末には、45万6500人だったというのに、1年足らずで50万を超えるのって、何か早すぎないか?!11月で49万と言っていたのに、1ヶ月も経たないのに、1万人も増えるものなんだろうか・・・?この50万の人口が6ヶ月以上維持されたら、何と年間の予算が400億ウォンも増加するそうだ。そりゃ、50万人突破に向けて、燃えるよなぁ・・・ナカ375さんがきのうのコメント欄で「日本は周辺の市町村と合併して大きな新しい市を作るのが頻繁に行われている」と教えてくださった。きのうの放送では、「お隣の人口20万の牙山市と合わせると、人口70万になり、広域市並みの大きさになった。」などと言っていた。でも、はんらは、きっと合併は成り立たないだろうと予測している。と言うのは、高速鉄道の駅ができるとき、天安市とお隣の牙山市は、一悶着も二悶着もしたからである。高速鉄道の計画段階で、政府ははっきりと「天安に駅を作る」と言っていた。従来の駅を高速鉄道の駅と兼用にした駅も多かったが、天安の場合はなぜか、従来の駅とは違う場所に高速鉄道だけの駅を作った。ところが、実際に駅が建ったのは、ほんのわずかに牙山市内の土地だった。さて、駅名を決めて駅をオープンしようとした時に、大騒動が起きた。天安市側は「駅名は当然 天安駅」と主張し、牙山市側は「駅名は当然 牙山駅」だと主張して、両方、絶対に譲らなかったのである。天安市の言い分は「もともとの計画では、天安に駅を作ると言うことだった」「駅は、牙山の市街地よりも、距離的に天安の市街地の方に近い」「天安と牙山の人口を単純比較して考えてみると、高速鉄道の利用者の7分の5は、天安に用がある人である」「全国的な知名度から言っても、牙山駅では、どこなのかわからないと言う人が多いだろう」などだった。一方、当時 牙山市に行くと、たくさんの垂れ幕が市を覆っていた。垂れ幕にはこう書かれていた。「光明市には光明駅、牙山市には牙山駅」「独島(竹島)は韓国の土地、牙山駅は牙山の土地」「他人の土地になぜ他人の表札をかけようとするのか?」一見、天安市の言い分の方が正当なような気もする。しかし、天安はそれだけのことをしてきていたのだ。10年以上も前、行政区域を整理した時、天安寄りのある小さな部落が、生活基盤はほとんど天安だから 天安に編入させてくれと訴えたそうだ。しかし、天安市は、その何の取り柄も無いようなちっぽけな部落の編入をきっぱりと拒否したんだそうだ。高速鉄道の駅が建ったのは、その部落の土地である。その部落の人々が先頭に立って、「天安駅」という駅名に反対した。田舎もんを無視した天安市に天罰が下ったと言えるかもしれない。(はんらも田舎もんなので、田舎もんの味方なのである)牙山市の議員が高速鉄道や鉄道庁の前で、デモをしたり、頭を丸めたりまでして、騒動は何ヶ月も続いた。結局、駅名は「高速鉄道KTX天安・牙山(温陽温泉)駅」という超長い駅名になってしまった。温陽温泉というのは、牙山市を代表する温泉の名前である。道案内の標識も、天安市内では単に「高速鉄道天安・牙山駅 →」というふうにしていたところ、牙山市からクレームが来て、新しい標識を全部付け替えるという、無駄なこともやっていた。高速鉄道が開通してからも、牙山市が天安市のタクシーやバスを駅構内に立ち入り禁止にしたりして、その闘いは長く長~く長~~く続いていた。牙山市も牙山市だが、天安市も「自分たちは駅構内に入れてくれ。しかし牙山のタクシーが天安市内で商売するのは違法だ。」なんて主張しているのだから、もめるのは当然である。情が深いはずの韓国人だが、こんなにも譲り合わないものなんだということを目の当たりにしたため、はんらは、天安市と牙山市、あるいは他の市町村にしても、合併だの統合だのいうのは、絶対に難しいだろうと思うようになった。すぐお隣の都市なのに、もう少し「お互いのために譲歩する」ということができないものなのかな・・・?
2004/12/07
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はんらの住む都市 天安市は、今「人口50万人突破」を目指して 燃えている。天安市のあちこちには、「住民票を天安市に移しましょう!」という横断幕が掲げられている。天安市は、学園都市で大学が多いため、大学在学中のみ天安市に住んでいる学生も多い。また、単身赴任や、会社の事情で一時的に天安に来ている人もいる。そういう人たちにも、今天安に住民票を移せば いろんな特典をあげましょうと言って、天安の書類上の人口をなんとか50万にしようと、躍起になっている。50万にしたい理由は、やはり「お金」のようである。人口50万になった都市は「特定市」と呼ばれ、都市計画や行政などが、その市(道ではなくて)に任されるようになるらしい。警察署ひとつ、消防署2つも追加建設してもらえるらしい。そのため、市の予算も大幅アップするようなのだ。天安市では、公務員ひとり当たり20人(だったかな?)の住民票を転入させるようにとのノルマを課したらしい。町役場などに行くと「家族全員、天安市に住民登録していますか?」と突然 尋ねられたりする。数日前、天安市の職員が、隣の平澤市の住民票を偽造転入させたとして、逮捕されていた。ノルマが厳しすぎるのかもしれない。11月には、天安市の人口が、49万138人になったそうだ。残り 9862人ということで、どうやらカウントダウンに入ったらしい。天安市は、年末年始に向かって、ますます熱く燃えていくようだ。
2004/12/06
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男の子のいるお宅では、トーマスのおもちゃ、絵本、グッズのあるお宅が多いでしょうね。特に 日本では。このトーマス、もう随分昔からいたようだ。はんらの子どもの時も、確かにいた。幼いはんらは、機関車に顔があるのを見て、たまげてしまった。すっごく不気味で、ホラーのように見えた。本が大好きで、教科書まで読んでいたはんらだったが、機関車トーマスの絵本だけは、絶対に読まなかった。はんらは、3人姉妹だったので、他の兄弟がトーマスグッズを持ち込むということもなく、はんらとトーマスの因縁は、そこまでのようだった。長男コーちゃんが生まれて、はんらは里帰りした。初孫にメロメロになった、コーちゃんのばあちゃんは、「男の子はコレね!」と言って、機関車トーマスの線路セット(プラレール)を買ってくれた。トーマスの絵柄の服まで買ってくれた。それ以来、はんら家には、トーマスがあふれかえっている。コーちゃんが、トーマスにすっかりハマりこんだからだ。日本のばあちゃんから、妹たちから、友人から、「子どもたちへのプレゼント、何がいい?」と聞かれると、「トーマスグッズなら何でもいい。」と答え、日本に行くという在韓の友人にも、いつもトーマスの土産を頼んできた。最近では、韓国のおもちゃ売り場でもプラレールを売っている。日本からの輸入品のように見えるものでも、なぜか 日本の定価より安い。中国製のような、英語の説明書のついた、ちょっと怪しげなものもある。これで、はんら家のトーマスは、ますます増えることになった。よしくんに至っては、生まれたときからトーマスに囲まれて成長してきたので、すっかりトーマスっ子である。「アッパ(パパ)」より早く、「ダック」という言葉が言えるようになった。「ダック」とは、トーマスの機関車仲間の名前である。これには、アッパもちょっとショックだったようだ。トーマスには、たくさんの機関車仲間がいる。パーシーだの、エドワードだの、ヘンリーだの、ゴードンだの、色と顔と番号が違う機関車が山ほどいる。「大きい・小さい」や「長い・短い」もまだよく把握できていないよしくんが、トーマス仲間の機関車だけは、すごくよくわかっている。おそるべし、機関車トーマス!一体何がこんなに男の子たち(噂では、大人のプラレールのコレクターもいるとか?)を引き付けるのか、女のはんらには、今でも理解できないままである。
2004/12/04
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きょう、よしくんの保育園で、11月・12月生まれの誕生会をやった。保育園によって、誕生会のやり方が違うと思うが、うちの保育園では 誕生日を迎える子どもは、その日、ハンボク(韓服)という、韓国固有の服装で登園する。左が男の子用の韓服(パジ・チョゴリ)、右が女の子用の韓服(チマ・チョゴリ)である。 そして、誕生会の食べ物も、その親たちが全部準備しなければならない。前もって、くじ引きで、ケーキ、チキン、キンパプ(のり巻き)、ピザ、チャプチェなどの食べ物の担当を決めておいて、当日の朝、保育園に持っていく。はんらは「チキン2万ウォン分」チャプチェとかでなくて、良かったよ~~~電話1本で、デリバリーして終わり。さて、パジ・チョゴリであるが、新しいのを買うと 結構値が張る。子どもはすぐ大きくなるので、もったいないものだ。その反面、よそのお宅でも、数回しか着せないうちに小さくなっているものなので、ご近所に声をかければ、結構 真新しいのを譲ってもらえる。その方法で、うちにはよちよち歩きの頃から、小学校低学年までは着れるパジ・チョゴリが6着もある。^^今は、2着めである。ところで、ちょっとした問題がある。それは、よしくんの顔立ちが、ちょっと地味めであることだ。地味めな顔立ちでも、服装に気をつければ、結構それなりにカワイイものだ。しかし、パジ・チョゴリを着せると、なんだか「小柄なじいさん」のようになってしまうのだ!はんらの舅は、1905年生まれという、随分 昔の人だったので、普段着がパジ・チョゴリだった。はんらたちは、長男のコーちゃんが生まれた後、2人め不妊に長い間悩んでいた。舅が数年前亡くなった時、お義姉さんたちが、舅があの世からきっと助けてくださるだろうなんてことを言っていたが、本当にそのすぐあとに、はんらは妊娠して、次男のよしくんが生まれた。きょう、パジ・チョゴリを着たよしくんを見ていると、小柄だった舅の面影がやたらと思い出された。おじいちゃんの生まれ変わりなのかしら~、よしくん。先生たちからは、パジ・チョゴリを着たよしくんも、とてもカワイイと言ってもらえたので、親ばかのはんらは すっかりその気になって喜んでいる。
2004/12/03
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はんらの住んでいる天安市は、結構コワイところだという噂がある。はんらはまだ見たことがないが、チンピラのような人もたくさんいるんだそうだ。不景気で、泥棒も多発しているらしい。時々、空き巣が入ったという噂も聞くし、マンション内の放送で、「はんらマンションに空き巣の被害が出たので、住民の皆様、気をつけてください。」というアナウンスも入る。はんらマンションは、廊下にずらっと1号室、2号室、3号室・・・というふうに並んでいる廊下式のマンションではなくて、エレベーターの両側に2世帯だけある、階段式という形態のマンションなので、泥棒が狙いやすいらしい。マンションの入り口では、警備員のおじさんが見張ってはいるが、ひとつの棟に200世帯近くある 巨大なマンションであるため、その全部の家族、親戚、知人まで とても把握されてはいない。最近の泥棒は、いかにも胡散臭くはないそうだ。高価な服を来て、ゴルフバックなんかを担いでいるらしい。そして、さっそうとマンションに入っていくので、警備員も、誰か住民の知人なんだろうと思って、いちいち職務質問などできないようである。で、そのゴルフバックの中には、空き巣の7つ道具なんかが入っているらしい。きのう、はんらは近所の奥さんたちの井戸端会議に加わっていた。すると、デジタルロック式でない、普通の鍵を使っているお宅が狙われやすいことや、空き巣がまだ入ってなくて 次入ろうと思っているお宅には、#マークをつけて行った、というようなことが話されていた。はんらが自宅に帰って、インターホンのあたりを見てみると、ナント!! #マークがあるじゃあ ありませんか!!!はんらマンションは最近メンテナンスが行われて、数週間前に 内壁も全部塗り替えたので、つい最近つけられたマークである!怖すぎ~!はんらの家は、きのうまで、普通の鍵を使っていたのである。早速、きのうの夜 帰宅したノギさんにその話をすると、ノギさんは「そりゃきっと、鍵屋の陰謀だよ。」と言う。「不景気で 鍵の注文が減ったもんだから、鍵屋がそんな噂を流したに違いない。」と、ノギさんは、きっぱり。「それに、うちにゃ、取られるようなもの、何にも無いじゃん!」それでも、サラリーマン家庭のはんら家では、アイロンひとつ持って行かれても困る!第一、コワイではないですか?!結局、ノギさんに電話してもらい、鍵屋に来てもらって、デジタルロック式の鍵に変えてもらった。鍵屋が 9万ウォンから17万ウォンまでのデジタルロックの見本を見せてくれたのだが、何やかんや言いながらノギさんが選んだのは、一番高い17万ウォンの鍵だった。プライドが高くて、一番高価なのを選んだのか?やっぱり空き巣が心配で、一番高価なのを選んだのか??はんらは知らない。17万の鍵には、虫除けの機能までついているという。(別に必要なさそうなんだけど・・・)ところで、ノギさんの田舎に行くと、家族全員が 1日中 家を空ける時でも、家に鍵を閉めない。家のドアに、鍵自体 無いようである。ノギさんに聞くと「田舎には、泥棒なんていない。」と言う。本当にそうなのかなあ?
2004/12/02
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韓国のことをよく知っている人は、韓国人は挨拶するとき、「食事 しましたか?」と言うのをご存知だろう。この季節になると、韓国のアジュンマ(おばさん)たちの挨拶は、また違う。「キムジャン、ヘッソヨ?(キムジャン、しましたか?)」が、晩秋~初冬のアジュンマたちの挨拶である。今年、はんらはこの挨拶に、胸をはって、「ネー!(はい!)」と答えている。あれ?はんらさんって、キムチ漬けないんでしょ?と、11月26日の日記を読んだ人は思ったに違いない。しかーし。今年は、いろんな条件が重なって、はんら家でもキムジャンをやっちゃったのである。まずは、今年ははんらの夫 ノギさんの 自慢の週末農園で、自家製白菜が収穫されたこと。うちのベランダに山盛り。こんなにたくさんの白菜を、いったいどう処理するんだ?!キムチにでもして、かさを減らし、保管するなり 料理に使うなりするしかない。次に、今の はんら家の近くに、韓国料理をマスターした日本人オンニ(お姉さん)がいること。よし。あのオンニを動員しちゃおう。ノギさんとの打ち合わせは、すぐにまとまった。^^ノギさんとも、キムチの味がどうであろうと ちゃんと食べるという約束を取りつけた。そうして、はんら家での「初キムジャン」が行われちゃったのである!勿論、はんらは ほぼ見てるだけだったけど・・・で、今 タッパー2つに入って、冷蔵庫に入っている。ノギさんも、自分の血と汗と涙の結晶である白菜がキムチになって、万感の思いで、ちゃんとキムチを食べている。今のところ。はんらも、キムジャンを終えたことで、何となく 荷が軽くなった気分である。韓国のアジュンマたちも、キムジャン終えると、こんな気分になるのだろう。そして、今年もあと1ヶ月を残すのみとなった。
2004/12/01
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