2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全8件 (8件中 1-8件目)
1

すっかり春めいてまいりまして。なんて言っても、桜がもう散り始めている東京に比べたら、つぼみもまだまだかたくて、これから花見計画しても十分間に合うレベル。が。私個人としては、大きく春に近づきまして、先週、ついに自転車通勤再開です!雨の予報があった月曜日をのぞき、今のところ、火曜日から毎日自転車通勤したわけですが、まずは、初日に太ももがパンパンになったことにショックをうけてしまいました(笑)筋肉って、衰えるの早いのね~…たった3ヶ月強使わなかっただけで、こんなによわっちくなってしまうのだと、若干へこみました。そして、お尻が痛い(笑)雪が降る前は、毎日自転車に乗っていたはずなのに、道路の凹凸に反応して、もうお尻が痛いのですよ。なんてこったい。冬の間に、お尻の脂肪が薄くなったということならうれしいけれど、きっとこれは、衝撃の逃がし方が下手になったということなんだろうな…もしくは、お尻の筋肉も減ってるとか…というわけで。地域での活動が、ちょっと増えてきたことと、若干仕事で擦り切れてるってのがありまして、まだまだチャージが足りず、デニス・テンを語るには、いささかエネルギー不足。今回世界選手権の大サプライズ、デニス・テンを語ろうとすれば、その隣に座っているフランク・キャロルやローリー・二コルについても触れなければと思ってしまうし、となると、なぜローリーがパトリック・チャンとたもとをわけたのかとか、オリンピックプレシーズンにフランク&ローリーがタッグを組む意味とか。いろいろ広げて語らなければという気になってしまうのです。シンプルに、今回のデニスのプログラムについてだけ語った方が、本当に言いたいことは伝わるってのはわかってるんだけど、それにしても、全般的に論点を整理するためのエネルギー不足なのであります。なので、ちょっと無駄話。来シーズンはいよいよソチ五輪。そして、それが終わると、またひとつ大きなルール改正があります。今まで、アイスダンスでしか認められていなかった、歌詞付きの楽曲の使用がシングルとペアでも認められるようになります。今まで禁止されていた理由としては、歌詞の内容にジャッジが影響されてしまうから、つまり、感動的な歌詞の歌に感動して好評価しちゃうとか、そういうことが懸念されていたわけで。あとは、使われている言語を理解できるかどうかによって、ジャッジの評価がわかれる、とかね。例えば、日本語歌詞の内容に合わせたパントマイムが入ってる演技なんかで、日本語がわかるジャッジはそこを評価できるけど、日本語がわかるジャッジがいなければ、全然評価してもらえない、みたいな。でも、それ言ったら、なんでアイスダンスはいいのさ、ってことだし、このところ、言語の壁みたいなものが崩れてきてる傾向もあるし。で。じゃあ、現段階で歌詞の入った曲をつかったら、どんな目にあわされるのか。1点減点されるだけです。しかも、ジャッジの多数決で決まるので、歌詞が入っていても、減点されない可能性もあります。一言「I Love You」とか入ってるだけで減点するかって言ったら、そんなの誰でも理解できる言語だし、その一言だけで評価が変わるほどの内容でもないし、おそらくは、見逃す方向に行くんじゃないかと思います。が、今シーズン、がっつり歌詞が入った曲で勝負に出た強者がいます。ウズベキスタン代表ミーシャ・ジー。彼については、何度か取り上げたことがあると思うのですが、彼はとってもタカハシさんが好き。加えて、チームジャパンが好き。一緒の大会があると、自分の練習そっちのけでタカハシの練習を見学に行って、様子をツイッターでお知らせしてくれます。ありがたや。全試合終了後のバンケットでも、チームジャンパンを中心に、いろんな選手との記念写真をアップしてくれるので、毎回楽しみなのであります。今回の世界選手権では、滑走順の抽選でなぜか日本人選手の中に混じっていて、タカハシ、ミーシャ、ハニュウ、ムラみたいな並びでISUの写真に納まっておりました。もう本気で選手パスを持ったタカハシファン状態。肝心のバンケットでは、「ダイスケ、ミハル、トマシュと一緒に、ずっと真ん中で踊ってたんだよ~♪」と、超幸せそうなツイートをしておりましたが、「なので、踊るのに忙しくて、今回は写真全然撮れなかった(てへぺろ)」とか、なに~~~!!!だったのですが、そのあたり世界中から「いいから写真アップしろよ」のツッコミが激しかったらしく、最終的には「時間のある限り、できる限り、試合とかの写真撮ろうとしてるけど、すべてを僕に求めないでよ!」と若干キレてました(笑)そりゃ、そうなんだけど、期待されるだけの働きを今までしてきたんだからしょうがないさねミーシャのタカハシファンっぷりの説明に字数を割いてしまいましたが、多くのタカハシリスペクトな若い選手にみられる、”とにかくステップだけは本気出す”度が激しい彼のフリーをどうぞ。かなり斬新なチャップリンメドレーです。これだけ思いっきり歌詞を入れてきていても、ジャッジによっては「マイナスしなくてもいいんじゃない?」という採点をしてる人もいます。私は、今シーズンの彼のこの振る舞いについては、どちらかと言えば「否」です。「もうすぐ解禁なんだし、やっちゃえ!」ってことなんだと思うのですが、もうすぐ解禁だからこそ、それまではルールを守りましょうよ、と思うのであります。たかが-1、されど-1。これはミーシャくらいの立ち位置の選手だからできたことで、僅差で表彰台か否か、メダルの色がどうなるか、あるいは来年のオリンピックの枠がかかるというような上位選手には、こんな遊びはできないのですよ。ミーシャたちが憧れる、タカハシダイスケの卓越した表現というのは、ルールを尊重し、その中で自分の能力を最大限発揮して、さらに個性を主張するためには何ができるかってところなわけで、ウノショウマやホンダタイチやササキアキオを見ていても、そのあたり、もどかしい。十分に表現するためには、もっと楽にジャンプを跳べなきゃいけないし、もっとスピンのバリエーションを増やさなきゃいけないし、もっとどんなつなぎからでもジャンプに入れるようにしなくちゃいけないし、そういう技術向上があっての、踊るタカハシダイスケなわけで。もう全員、タカハシ並の3Aが跳べるようになるまで、踊るの禁止(笑)そのあたり、少なくともマチダタツキは理解して、咀嚼して、じゃあ、自分としてできることはなんだろうとアウトプットにつなげるところまでいったからね、今シーズン。と、またタカハシ語りが熱くなってしまいました(^_^;)で、じゃあ、それだけ大きなルール改正があったら何が起きるかと言ったら、正直、それほど大きく何かが変わったりはしない気もするんです。いきなり、全部歌入りのマイケル・ジャクソンメドレーとか、最新映画音楽歌入りとか、そういうのだらけになったりはしないかな、と。ここ数年、男女シングルではタンゴが大流行で、今シーズンの様子を見ていると、あとはマンボとかフラメンコとか、強弱のはっきりしたラテン音楽がかなり使われるようになりました。メリハリがあるのでジャンプのタイミングが取りやすく、加えて、決めの振りなんかも作りやすいんだと思います。まず、この流れは大きく変わらないような気がします。よって、ここに歌詞はそれほど必要ない。ただ、もしちょっと変化があるとすれば、オペラの復権かな~なんて。ミュージカルに関してはさほど思わないのですが、オペラは歌がついてた方が、曲に力があるような気がするんですよね。ドラマティックなプログラムとして、歌詞付きのオペラが流行ったら見ごたえあるんじゃないかと。これは、ちょっと私の希望込で(^^ゞというのも、今年、こんな動画を作ってくださったタカハシファンがいらっしゃいまして。今季のフリー「道化師」、パバロッティの歌入り編集。パバロッティの歌がたっぷりなのと、タカハシの演技が走り気味なので、音を合わせるのに苦労していて、実際の音とのずれが聞こえたりもするのですが、これは力作。後半、サルコウの助走からルッツまでの流れ、最後のコレオシークエンスなんかは、歌詞付きのほうが、断然ゾクゾクしてしまいます。訳を読まないとしても、声の感情の高ぶりが振付の盛り上がりとマッチして胸を打つわけで。んでもって、こうやって歌詞付きで見ると、最後のタカハシの瞳孔が開いた表情が、とたんにすごい意味を持つのです。本人、それを意識して、これやってないですけど。と、歌詞解禁になったら、タカハシダイスケはどんなプログラムを作るのだろうってのは、おそらく世界中のスケート関係者、スケートファンの思うところだろうけど、残念ながら、ルールが変わった時、彼はもう競技の場にはいないのよね。寂しい限り。一度、見てみたいけどね。
2013年03月31日
コメント(4)

症状に合わせて処方してもらったお薬を数日飲んだところ、だいぶ体調が改善。つられて気分も改善。雪が解けて、日差しが暖かくなり、春が近いなって気分も、結構影響してる気もするし。今日は何の問題もなく、自転車での移動が可能でした。めでたし。というわけで。ブライアン・ジュベールの話をしよう。今回の世界選手権、最終順位は9位と振るわなかったけど、彼は始終ニコニコと楽しそうだった。SPもFSも、滑り終わった時にとても満足そうだったし、実際見ていて、内容も素晴らしく、ジュベールらしい演技だった。2007年の世界チャンピオンにして、トータルでは6回の表彰台、加えて、ヨーロッパ選手権では10個のメダルと、まぎれもなく一時代を築いたトップ選手で、2010年世界選手権の銅メダル以来、世界の表彰台からは遠ざかってしまっているけれど、それでも、いまだに彼は世界のトップであり、若い選手たちの憧れだ。実際のところ、9位のジュベール、6位のタカハシと、本来ならばエキシビションに呼ばれる順位ではないふたりが、招待選手としてエキシビションに参加したのは、まぎれもなく、「スター」だからだ。何度か日記でも触れてきたけれど、トリノからバンクーバーをけん引してきた(日本人基準からすると)いわゆるタカハシ世代は、きらきらのスター選手揃い。ステファン・ランビエール、ブライアン・ジュベール、ジェフリー・バトル、エヴァン・ライサチェク、タカハシダイスケ、ジョニー・ウィアー。(世界選手権優勝年順。ただし、ジョニーは優勝なし)グランプリシリーズも、世界選手権も、この6人で表彰台を争い、強く、華やかで、見目麗しく、それぞれにキャラクターが違うのも魅力的で、国の英雄として、世界のアイドルとして、グラビアを飾り、写真集を出版し、セレブリティの集うイベントに招待され、2007年、2008年の世界選手権最終グループは、いまだに「世界王子様選手権」と語り継がれ、日本人の感覚からすれば、その中に「日本代表」がいるのが誇らしく、直前の6分間練習を見ているだけでも、いかにも「眼福」。あのころは、一番年齢も若く小柄で、常に末っ子扱いだったタカハシが、今やベテランとなり深みを増し、世界中のスケーターに仰ぎ見られる存在となり…あ、そうそう。ブライアン・ジュベールの話でした。毎年、復帰すると言いながら、実際ジョニーは1試合SPまでは滑って見せたけど、結局のところ、なかなか本格的復帰といかないエヴァンとジョニーのアメリカ勢。今や、振付師として存在感を増しつつあるステファン・ランビエールとジェフリー・バトル。というわけで、あの6人の中で、現役として試合に出続けてるのは27歳のタカハシと28歳のジュベール。いまだに、本気のトップ選手として成長し戦い続けているタカハシと比べれば、ジュベールは、ちょっとひいたところで「全盛期ほどではないが、それでも並みの選手よりは上」という扱いになっているのは否めないけれど、でも、私は今のジュベールが好きだ。逆に言えば、2006年2007年あたり、まさに無敵だったジュベールはイマイチ愛想がなく、強いゆえに憎らしく、2008年2009年、勝てない試合が出てくると、ジャッジ批判のようなことを口にするようになり、少々傲慢で、だけど、勝てなくなってくるほどに、彼は滑る喜びを表現してくれるようになった。何やらオリンピックとの相性が悪いということもあって、メダル候補が一転16位と惨敗どころの騒ぎではなかったバンクーバー五輪後、世界選手権では、生き生きとジュベールらしい演技で銅メダル。私にとって、最高のジュベールは、あのトリノの世界選手権のジュベールだ。バックステージでも楽しそうににこにこしていて、演技中も、ジャンプが決まるたびに、客席やコーチに向かってガッツポーズをし、不器用だけど楽しそうに踊って見せて、その姿は、まるで、スケートを習いたての子供が、うまくいって喜んでいるかのような。4位と復活の兆しを見せた去年の世界選手権や、それに続く国別対抗戦も、十分に楽しそうに滑っていたけれど、今回はそれ以上に楽しそう。自分の感触よりも低い点が出たとしても、以前のようにイライラと不満げな顔をすることもなく、「仕方がないね」と苦笑して肩をすくめてみせる。自分で自分を笑えるようになれば、世界はぐっと楽になる。今のジュベールにはそれができていて、だから、こんなに楽しそうなんだと思う。若くそこそこの選手が、大きな試合に出られるというだけで満足で、さらに、そこで自分にとってはいい演技ができて、自己最高得点なんかが出れば超ハッピーってのは、なかなかにうやらましい立ち位置と思ってみていたけれど、ジュベールが今いる「往年の大スターがそこそこがんばっている」という立場も、吹っ切れてしまえば、なかなかに楽しそう。タカハシは、そうはいかないからしんどいね。というわけで、本人もお客さんも、とっても楽しそうな今回のフリー。点数が出て「あちゃちゃ」なのは、ジャンプの計算を間違ったからなのです。いわゆるノブナリの得意技。今季、本人がやらかさないからと言って、GPFではパトリックが、世界選手権ではジュベールが、代わりにやらかしてくれなくたっていいのよ、という話。このジャンプの計算ルール違反が、「オダる」もしくは「ノブナリっちゃう」として世界に認識されてしまってるのがせつないね。GPFのパトリックは本当に判断ミスで、「間違えないようにプログラム組んであるのに、なんで余計なことした!」って感じだったけど、今回のジュベールに関しては、プログラムを作る時点で回避策を盛り込んでおかないと、ちょっと難しいかなという感じ。4T、4Sがぬけての3S、3A、4T+1T、3F+2T、3Lz、3S+2T、3Fという、見ている最中にじわじわと不安になる構成というか、なんで3S抜いて3Loを入れておかないんだよ、という…とにもかくにも、楽しそうなジュベールはこんな感じ。毎度のことだけど、衣装もうちょいどうにかならんのか…今大会、1位2位を争う変な衣装。顔はいいのに。いや、むしろ顔がいいからハンデで衣装が変なのか…そんな感じで、ジャンプ構成や変衣装で話題を提供してくれたジュベールですが、もう一つ大トピックは、ヤグディンに対するリスペクト具合が異常(笑)以前から、選曲や衣装デザインでヤグディンリスペクトを隠さなかった彼ですが、今回の「グラディエーター」もほぼ同じ編曲で、同じ振り付けを取り入れていて、そのあたり、わかってる人が見ると面白いらしい。そのことによって、ジュベールのモチベーションが保たれるなら、それもよし。振付師は違うんですけどね。こちらが元ネタ、ヤグディンの「グラディエーター」。確かに旧採点時代のジャンプ構成だったりなんだけど、今見てもそんなに古臭く感じないのは、ニコライ・モロゾフの振り付けだからかな~と思います。あとは、ヤグディンもあんまり「ジャンプ跳ぶぞ」感がないからかな。ヤグディンのは衣装は普通にかっこいいと思うんだが…どうしてジュベールはああなってしまうのか…
2013年03月23日
コメント(4)
先月半ばから続いた体調不良から、ちょっと盛り返して、体力が戻りつつあったところで、この週末、たまった分のエネルギーを全部放出しちゃったみたいな疲れ方をしてしまったもので、ただ今、再びチャージ中。風邪自体はよくなったはずなのに、ずっと咳が残っていて、それもちょっと気になったので、本日、再度病院で見てもらってきました。基本的には特に大きな問題があるわけではないようで、咳止めのお薬を処方してもらい、しばらく服用してみることに。ということで、書きたいことあれこれ、もうちょいエネルギーをチャージいたしましてから。トピックとしては、・ジュベールが楽しそうだと私もうれしい。・デニス・テンのプログラムのおしゃれっぷりったら。・ステファン・ランビエールとジェフリー・バトルの振付師としての力量。などなど。いただいてるコメントへのレスも、その時に。それでは、本日はお休みなさいませ。
2013年03月18日
コメント(10)
いやはや、今日は疲れました。なので、忘れずWordで下書き。直接書くと、何かやらかして消しちゃいそうな予感(^_^;)さて、まずは日本勢の話。ハニュウユヅル。結果として、がんばったというか意地を見せたというか、もう「新旧エース」という表現をするマスコミがあっても、私は怒らないよ、というかなんというか。ただ、そもそもこんな事態を招いたのは、彼自身の責任。試合後のインタビューで本人も触れていて、自覚があるのは救いだけれど、どうも、大きな大会になると体調不良だったり、ケガをしてみたり。昨年の世界選手権も、今季のGPFも、そして今回も。体調不良の中、あるいは、ケガをしているにも関わらず、いい演技をして見せて結果を残すというのは、確かにそのこと自体は立派だ。しかし、それが毎回ということになるとどうだろう?やはりそれは、代表として信頼がおけないし、自覚が足りないように思える。あんまりヒヤヒヤさせんなよって話。毎度毎度、これやられると周囲がもたないっすよ。そして、いつか手ひどい失敗につながりかねない。それと、そのことについてはジャッジも気が付いていて、というか、以前、ちらっとふれたように「若いがゆえに許されていることが、いつか許されない時が来る」わけで、昨年の世界選手権のときには、ふらふらになりながら演じきった姿がジャッジの胸を打ち、高得点につながっていたけれど、今回は「毎度へろってんじゃねーよ」みたいな点の出方になってしまっていた。あとは、これも前にも書いたことではあるけれど、こういう「気合で乗り切る」みたいな演技ばかりだと、表現の幅が広がらない。というか、昨年のロミオとジュリエットや、今年のノートルダム・ド・パリのように、悲壮感あふれるドラマティックな曲と振り付けに助けられなければ、必死に滑ってる姿を、さも表現のように思わせることはできないわけで。タカハシの「道化師」だったら、マチダの「火の鳥」だったら、パトリック・チャンの「ラ・ボエーム」だったら、デニス・テンの「アーティスト」だったら、ハビエル・フェルナンデスの「チャップリンメドレー」だったら。ふらふらになりながら何とか滑りきったところで、それは単に「何とか滑りきった」という評価しか受けないだろう。ちょっと、今回のことで、私のユヅルくんに対する見方、厳しくなりました。確かに、大きな大会に限ってジャンプの計算ができなくなるのは大問題だけど、大きな大会に限って怪我したりするのも大問題ですよ。タカハシダイスケ。彼は、オリンピックの代表枠とりに思い入れが強すぎるってのも、まずはある。トリノ前年、ホンダとふたりでのぞんだはずの世界選手権。ホンダが予選でケガをしてひとりになり、15位に沈み、結果、枠を「1」に減らした。バンクーバー前年、ケガでシーズン全休。(←あの時は、ホントにコヅカががんばった(/_;))あとは、すでに彼が勢いで乗り切るような年齢じゃないってこともあり、シーズン通しての集中力を、全日本までのハニュウとの激戦で使い果たした感もあり。競技人生におけるというかなんというか、そういう総量での集中力だったり、闘志だったり、精神的に要求される部分にも、きっと限界ってのはあって、タカハシは、そこを思いがけないほどのハニュウの急成長によって一気に使って、ちょいとチャージが足りなくなった気もするんだな。ホント、繰り返しになっちゃうけど、一時期の日本女子の状況と一緒で、国内の代表争いが過酷なために、そこでエネルギーを使い果たしちゃったよね、みんな。ゆえに、ムラカミダイスケ、コヅカ、ハニュウと、ケガも多くなってしまったし。残念だったのは、後半3Aの転倒以降ことごとく振り付けと音がずれてしまっていたこと。並みの選手なら気にならないレベルだろうし、それよりもジャンプの成否なのだろう。だがしかし、彼はタカハシダイスケなのだ。ジャンプのミスはあれど、でも、それでもなお素晴らしいと言わせるには、今回も、音楽表現が今一つ。前半のステップシークエンスからレイバックスピンのあたりなんかはゴージャスだっただけに残念。なんか音のずれが気持ち悪くて、ちょっと今回の演技も、もう一度見ようという気にはなれないです。確かに、今回はリンクが狭かったために、少しずつ振り付けを省略したりタイミングを早めたりしないと壁にぶつかりかねなかったってのもあるけれど、タカハシの滑りがどんどん良くなっていったり、振り付けがこなれていったりで、全日本のころから、どうしても振りのタイミングが早くなりがちだってのはわかっていたわけで、そこは、少し振り付けに手を入れて、タカハシが踊りやすいようにしてほしかったな~と思ったのでありました。神が「まだ手に入れてないものはあげるから、それ以上欲しがるな」と言っているように思える、というのは以前にも書いた通り。タカハシの成績は、どうも一年おきにアップダウンするってのも書いた通り。他には、女性の振り付けだと成績が残せないとか、魂の全日本をやってしまうと世界選手権がダメ、とかいくつか、ぼんやりとタカハシの法則と思っていたことが実証されてしまった感じですな。ってことは、来年は大丈夫ってことですよ。ムラタカヒト。実は今回、一番落ち着いていて、結構頼もしかったのがムラくん。パーソナルベストを更新しての8位。変な計算の仕方だけど、タカハシの成績抜きでハニュウ+ムラでもソチの3枠とれてるんです。来年以降、タカハシはもういないわけで、日本男子がソチ以降も活躍し続けていくためには、いかにタカハシ頼みでない戦い方ができるかってのは、ポイントだと思うのです。まあ、今回もSPのユヅルくんがアレで、怪我してるだとか練習できてないだとか、遠まわしにタカハシさんの負担になってたと思うし、タカハシのSPでの踏みとどまり具合が、ほかの二人の奮起につながったとも思うし。なのですが。コヅカでもオダでもない、ムラくんの健闘は、思いがけないタカハシ、ハニュウの失速がありつつも、日本男子の総合力の高さの証明だったと思うのです。ムラくん、かっこよかったわ~♡今回わかったのでありますが、時々くいっと顎をあげるしぐさが、彼の色気につながってるのね、きっと。ムラくんの色気って、何やら淫靡で素敵。散々「私は心配してない」とか言いながら、心のどこかで「コヅカを呼び寄せる召喚魔法はないものか」と思ってしまったのも事実。そして、なんだかなんだ、ソチはタカハシ、ハニュウ、コヅカなんだろうなという、ムラくんには本当に申し訳ないことを思っている。そう。今回しんどかったのは、どうもタカハシとハニュウは、好不調の波がそろっている。昨季の世界選手権、今季のGPF、いい時はそろって素晴らしい。ただ、いい時はそれでいいが、前回の四大陸と今回と、悪い波が一緒に来てしまった。コヅカとタカハシは、どうも好不調の波が逆に出る傾向があって、タカハシが優勝した2010は、コヅカ10位、タカハシが5位だった2011は、コヅカが2位で表彰台をキープ。昨年はタカハシ2位、コヅカ10位。ふたりの好調がそろったら、どれだけ素晴らしいことになるだろうと、まるでタカハシの保険のようになってしまっているコヅカをもどかしく思っていたのだけれど、タカハシがダメならコヅカが何とかしてくれる、逆もしかり、ってのは、実はとても頼もしい組み合わせなのだと、今回しみじみ思ってしまいました。なので。諸々の法則により、来季は大きな大会での好調の波がタカハシとハニュウにそろってくることにはなるだろうけど、保険として、逆の波を持っているコヅカを投入しておきたいところ。タカハシ後の日本男子の精神的支柱はコヅカになるわけだし。精神的に、枠とりに貢献してくれたムラくんには申し訳ないが、彼には、五輪後の世界選手権で活躍してもらうって手もあるからね。だって、酷な言い方だけど、今回のムラくんの8位は彼の精一杯。SP回転抜けがあるから、そこを考慮するとムラくんの9割で8位というところ。コヅカの9割なら余裕で表彰台だろうし、タカハシやハニュウが9割出せたら、きっと見たことのない点数が出る。なんだかんだ言って、そこの差はある。と、まとめにどうつなげたらいいかわからないまま、疲れたと言いながら、久々の夜更かしをしてしまったので、これにて。まあ、あれだけ美しい「月光」を見ることができたので、今回はそれでよしとしよう。あ、そう言えば、私とダイスケ、誕生日おめでとう。
2013年03月16日
コメント(6)
そう言えば。しばらく体調不良で休んだ結果、なんだかまたエディターに直接書くようになっちゃった。消さないように注意せねば。そう言えば。ジャンプの動画とか、スピンの動画とか、作る作ると言いながら、完成をみないまま、世界選手権になっちゃいました(-_-;)申し訳ない。ルッツとフリップのエッジの差とか、動画でご覧いただいて、その後の語りにつなげたいと思っていたのに、全然できてない。いや、そのうち、きっと。さて。女子SPが終わりまして。まあ、見出しについてはある程度仕方がないと思うんだけど、順位だけを取り上げすぎなんだよなー。以前から。アサダ6位、スズキ7位って言うけれど、トップとの差は9点弱、メダルまで5点強。たいした差じゃないんですよ。最終順位は大きいけれど、SP時点では点数の方が重要。10点差の2位より、5点差の10位の方がいいわけで。で。さらっと、細かいことにふれるならば。朝起きて、女子のプロトコルを見て、ちょっと混乱いたしました。だってさ、ジャッジによって何かと評価が割れすぎ。そんなプロトコルはこちら。例えば、アサダマオの3A。+2をつけてる人がいるかと思えば、-2をつけてる人もいて、いったいどんなジャンプだったのか、気になっちゃう。ヨナの3Fしかり。で、実際にテレビ放送を見てみたら、これはおそらく、細かなミスをひろって、加点ポイントと相殺することなくガンガンマイナス評価をつける厳しいジャッジがいたということと思われ。何度か日記でもとりあげてきたように、本来なら各技の出来栄え評価と言うのは、プラスポイントとマイナスポイントを総合的に判断して、加点するか減点するか決めるもの。とは言え、見るのは人間ですから、好みと言うかくせと言うか、どこを重視するかはジャッジによって違って、ジャンプひとつをとっても、「あ、このジャッジは着氷後の流れを重視するんだな」とか「回転軸は重視しないな」とか、そういうのって、どんな試合にもある。私だったら、空中姿勢の美しさが一番で、あとは助走の短さ、踏切前の流れのユニークさあたりに加点したくなるし、逆に、着氷後のながれはそんなに重視しない。今回のアサダの3Aは、踏切までの流れや高さは十分だけど、着氷時に、フリーレッグのつま先がちょっとひっかかる感じになっている。-2をつけたジャッジは、これを重視して、それ以外のプラスポイントで相殺することはせずに、大きく減点をしたのだろうし、一方+2をつけたジャッジは、それ以外の部分の質の良さによって、一瞬トウをつく程度のミスは補って余りあるととったんだと思う。採点マニア的には、非常におもしろかったです。さて。なんだかんだ、昨日語り残したことを語らないままですが、男子。同じことの繰り返しになってしまうかもしれないんだけど、タカハシとムラは、ジャンプミスはあれど、プログラム全体をすごく気持ちよさそうに滑っていた。これ重要。タカハシは、変更前のプログラムの方が点数をとってはいたけれど、客席の反応や本人の手ごたえとして、しっくりこないってのがずっとスッキリしなくて、今回は「プログラムを魅せる」ということにおいては、自分の思っていたようにできたということが、とてもよかった。これは、練習におけるモチベーションにも影響してくることだし、きっとフリーにつながってくれる手ごたえ。ハニュウに関しては、すごく重症のような書き方をしている記事もあれば、「思いがけない失敗」と言った書き方のものもあって、正直、本当はどういう状態なのかよくわらかん。が、試合を解説する立場になっているホンダタケシやタムラヤマトという、かつてのエースたちが、ハニュウの状態を悲観していない。練習の様子なども見て、さらに自分の経験を踏まえ、先輩方が、「フリーでは巻き返してくれると思います」と言ってるんだから、それを信じてみようじゃないの。実際、チラッと流れた練習風景も笑顔だったし、昨日演技前の蒼白具合からしたら、演技後のインタビューなんかでも、ふっきれて力が戻ってきてるような顔してたし、実は、本当に心配してないんだ。
2013年03月15日
コメント(6)

前ふたつの日記に対するコメントにレスも返さず申し訳ない限り。だいぶ体調も戻ってきたし、仕事の方も落ち着いてきたので、ぼちぼち日記にしろレスにしろ、コンスタントに書けるようになってくるのではないかと。で。世界選手権が始まりました。時差の関係で日本時間では今日の午前中が男子SPだったので、なんかもう、途中から仕事してるふりもできなくなってISUのページにかじりついてましたwさてさて、なんだかんだしてたらこんな時間なので、ひとまず、もっとも言いたいことだけ言って寝ます。タカハシのSP、ジャンプの回転不足があろうが点数がどうだろうが、本当に素晴らしかった。中でも、圧巻のステップ!そう、私はこれが見たかった。4CCのお披露目から「これはくるだろう」という予感がしていたので、点数が出たとたんさっそくチェックしたわけですが、期待通り、満点をいただきました。レベルがつくステップでは、おそらくはISU認定の国際大会で史上初の満点。まあ、各国の国内大会をチェックしても、レベルステップで満点が出せる選手と言うのはタカハシ以外いなかったわけですが。満点が納得の本当にすばらしい出来で、ひとり加点「2」のジャッジがいたのが残念。(←もっとも高い点ともっとも低い点をカットして平均を出すので、この「2」が消えて、 全部+3のポイントが採用されたために満点)次に目指すは、加点もオール3ですね。さあ、これが世界で歴史上、最も素晴らしいステップ!四大陸ではちょこちょことりこぼしてたスピンも、今回はすべてレベル4をそろえることができて、出来としても美しく素晴らしかった。特に、ステップの前のコンビネーションスピンは、音の変わり目でポジションの変化があって、それぞれのポジションにおける回転のコントロールがきっちりできていて、これほどまでに曲想にあったスピンというのは、なかなかできるものではないです。ジャンプについても、散々「調子が悪い」とは言っておりますが、シーズン当初からみたら幅が出てきているし、流れが止まってないし、ふわっと浮いてからのディレイ回転ができているし、そこまで不調とは思わないので、実はそんなに心配してない。ムラくんも、すっぽ抜け以外は実は全然悪くないし、本人も落ち着いてて調子も良さそうで、四大陸の時よりもいい演技ができそうな気がするのです。あと、ユヅルもまあ、言いたいことはいろいろありますが、インタビューの様子を見ると、意外とひとふんばりできるんじゃないかと。ただ、あのルッツはいかん。空中で軸が歪んでるどころか、おなかから落ちてきそうなくらいに傾いちゃってるので、修正するというよりも、フリーではルッツをはずすとかそういう作戦がとれるならとった方がいいかもしれない。今季は、ずっとルッツが鬼門だったからね。外国勢では、パトリックとデニスの素晴らしさとか、そのふたりのSPを作り上げたジェフリー・バトルとステファン・ランビエールというふたりの元チャンピオンの振付師としての今季の成長具合とか、語りたいことは多々あれど、いいお時間となってしまったので、このあたりについては、明日に持ち越しと言うことで。
2013年03月14日
コメント(4)
ここ数日暖かい日が続いて、おとといの夜なんか大雨が降ってみたりして、(←雪じゃなくて雨!しかも大雨!!ってのが、この時期こちらにしては超レア)道路の雪もずいぶんなくなってきたので、今日は3か月以上ぶりくらいに自転車で近所のスーパーまで。スーパーの駐輪所付近がまだ雪が残っていて、屋根のあるスペースにしか止められないってことと、道路の両側には、まだ雪が残っているところがときどきあるので、車や歩行者とすれ違う時は、いったん降りて雪の上を歩かなきゃいけないこともありましたが、スーパーに行くくらいなら、おおむねもう自転車でOKな雰囲気。春近し。風は冷たくて、帽子も耳あてもしてなかったから、途中で耳落としちゃうんじゃないかと思ったけど。手袋はしてたから、指は大丈夫でした。というわけで、一個前の日記で長引いた体調不良と復活しつつある話を書いたのですが、まだちょっと不安定なので、気合の入った日記はもうしばらくお休み。この週末、ちょっと問題のある結婚をしている友人と会って、(こちらの日記にちらっと出てくるランチに夫がついてきた彼女)いろいろと思うところがあったのだけど、かなり心身の体力のいる話になると思うので、できれば後日。簡単に言うと、先月お会いした楽天ブログ仲間の千代丸さんちのお子さんと、彼女が連れてきた子供は、ほぼ同じ月齢のどちらも女の子なのだけど、身体的には、今回会った彼女の子のほうがちょっと大きいくらいなのだけど、能力的な発育具合が千代丸さんちのお子さんと雲泥の差で、そのほか、姪っ子sをはじめ、私が今まで接してきた同じ年齢の子供たちと比べても、「ちょっとこれは…」という感じだったというお話。姑と夫が問題ありすぎなご家庭なもので、夫婦や嫁姑の問題だけではなく、子供の発育にまでこれほどの影響を与えるってのは、部外者がどうこう言える問題ではないけれど、でも、目の当たりにしてみなかったことにできるかっていうと、それも、ちょっと…ねえ…あっ!それと、今週はもう世界選手権なんですよ!!ロシアのオリンピックの代表枠取りがかかった唯一の男子代表が、ファイナルまではジュニアで出ていたコフトゥンに決まっちゃったよ。とか。ハン・ヤンが、ジュニア選手権の代表から外れたからシニアで出るのかと思ったら、シニアの代表にもならなくて、本人荒れ気味。何考えてんだよ、中国!とか。いろいろ事前に語るべき話題もあるはずなのだけど、きっと触れずじまいで本番突入の予感…というか、まだ語るほどの体力が戻ってきてないのだが、日本時間で火曜日の夜には男子SP滑走順の抽選が行われて、木曜日の早朝にはSPです。ああ、心の準備ができていない…(/_;)というわけで、本日もこれにて。マスクして、湯たんぽ入れた布団にくるまることにします。まあ、布団に入ってからも、本読んだりスマホいじったりなんですが、起きてパソコンに向かってるよりは、ちゃんと保温がきくというかなんというか…それでは、おやすみなさいませ。
2013年03月10日
コメント(4)
前回の日記で、「体調よくなった♪」的なことを書いたとたんに、別方面でえらく体調を崩してしまって、ほぼ半月もぐっておりました。事務所の雇用主夫妻は、事務所がほぼ自宅みたいな感覚でいるから、まあ、そもそもが私を入れて3人しかいないってのもあるし、体調が悪くても「事務所に来ない」という選択肢をあまりとってくれなくて、「インフルエンザだった」とかいいながら、ふたりで咳してたり、「今日は具合が悪くて」と言いながら、事務所のすみで横になってたり。なので、扁桃腺の弱い私は、しょっちゅう風邪をいただくんですな。今回も、東京から戻ってきてすぐ、ふたりともひどい風邪をひいていたのが見事に私にうつって、二日ほど、まったく声がでないような状態になったしだい。でもって、2月末はえらく忙しくて、どうにもこうにも起き上がれなくて1日休んだ分を、土曜日に出勤して補ったり、それでも足りなくて、毎日9:00から20:00すぎみたいな感じで、ゆっくり休めないから、ちょっとよくなったと思ってもぶり返したり、結局のところ、長引いちゃったのでありました。今日からようやく、体調がプラス方向にふれてるかな?というところ。なので、あんまり調子に乗ってまたぶり返してもいけないので、本日は、ひとまずこれにて。
2013年03月07日
コメント(5)
全8件 (8件中 1-8件目)
1