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1個前の日記に「その1」を書いたときは、翌日すぐに「その2」を書く気満々だったのだけど、このところ気力が続きませんな(笑)タカハシのファイナル欠場がショックのあまり、旅に出てしまったわけではないのです。そりゃ、第一報を聞いたときは動揺しましたけど、ケガの内容からしても、あくまで「大事をとって」なのだと思うし、何しろ周囲のスタッフが優秀ですから、そのあたりを私は信用しております。というわけで、本日予約しておいたカレンダーと「VOGUE」が届いたよ。ひぃ~、かっこいい!!カレンダーの写真のチョイスは毎年「うむ、わかっておるな」という感じだし、「VOGUE」の写真の仕上がりっぷりは、何の予備知識もなしにこの写真だけをみせられたなら、この人がオリンピックアスリートだとは誰も思うまい。何というか、年々濃さが洗練されてきておりますな(笑)それよりもさぁ、それこそまったく関係のない話なんだけど、この号の「Women of the year 2013」で載ってる大久保(佳代子)さんの写真がすごすぎて、あれだけ感動したタカハシの記事が一瞬頭から吹っ飛びました(笑)いや~、プロがメイクしてスタイリングして写真撮るとこうなるんだね…すげー。そして、この誌面紹介動画にて、タカハシの記事は「CELEBRITY」のカテゴリーなのだと知った次第。びっくり。
2013年11月30日
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すっかり寒くなってきたので、電気あんかを「強」のまま使っていたら、うっかり右くるぶしのあたりを低温やけどしてしまった今日この頃、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?やっぱり湯たんぽにすべきだね。先週末でグランプリシリーズも終わり、今週末はいったんお休みなのでちょっと脱力中です。いやいや、この隙にと仕事がんばってるよ!(笑)とは言え、先週末の話は何とか今週中に終わらせておきたい。ということで、ふたつの「火の鳥」について。ロステレコムカップで優勝したマチダタツキ。やはり優勝したスケートアメリカのフリー直前に実は靴のホックが壊れていて、試合後に靴を新しくしたり、試合続きなので西日本選手権ではちょっと力を抜いてみたり、おそらくはそういうあれこれの要素が重なって想定していた以上に調子を落とし、本来ならもう一度小さなピークを作らなくてはいけなかったロシア大会に、調子の悪いまま臨まなくてはいけなかったようなのだけど。だけど。蓋を開けてみれば、スケートアメリカの高得点には及ばないものの、グランプリ優勝者としては十分な点数での優勝で、落ち着いて堂々とした試合運びを見せてくれた。本人も、「調子が悪い中でこれだけやれたというのが収穫」と言っていたけれど、まさにまさに。今季のマチダは、一定水準より下に落ちる気がしない。ショーやエキシビションでも安定してジャンプを跳んでいるし、グランプリ前に彼の演技を見て感じた頼もしさは本物だったのだと、今、私は自信を持って言える。なので。「日本男子のオリンピック代表争いは世界一過酷」と言いながら、世界中の多くのスケート関係者やファンの皆さんが、「とは言え、タカハシ、ハニュウを出さないって選択はないだろうから、 あとひとりが誰になるかって話でしょ?」と思ってるってのは否定できなくて、その”3人目”がシーズン前には予想もしてなかったマチダになるんじゃないかって、ここに来て多分多くの人が思っているはず。グランプリファイナル出るのと出ないとでは、他の要素も含めて圧倒的に有利になるというのもありまして。という話は、明日以降まとめて。というわけで、本題「火の鳥」。これは昨年から持越しのプログラムで、私の好みから言えば「2年も同じことやってんじゃねーよ」と思うところなのですが、昨季3位になったスケートアメリカとか優勝した中国杯とかですらこのプログラムは完璧ではなかたし、そこからずるずると調子を落としてしまって、全日本の「火の鳥」なんて、残念としか言いようがなくて。こんなに素晴らしいプログラムを、完成させずに終わってしまうなんて確かにもったいない。というわけで、もう一度やるっていうのも結構いいアイディア。が、今季の「火の鳥」は昨季とはいろいろ違う。マチダ自身、そういう方向に表現を変えたと言っているのだけれど、昨季は「臆病だった火の鳥が、だんだん自信をつけて飛び立っていく」というストーリーで、今季は「初めから力強く燃えている火の鳥」という感じ。なので、その力強さを表現する手段として、冒頭に四回転2本が必要なんです、とのこと。ふむふむ、それは納得。一方では、昨季のプログラムの方が小技が効いてる感じで好きだったわけですが、私のまっち―がここまで強くなったというのもうれしくて、「強い火の鳥」ありだとは思います。で、今回のロステレコムカップ、本人も言ってるとおり「あー、調子悪いんだろうな」という出来です。ジャンプはまとめてきてるし、他に大きなミスもないけれど、絶対的にスケートが滑ってないし、体が動ききれてない。本調子であれば、力を入れずともスケートは滑って行くので、その上に上半身の表現を載せてあげればいいのだけれど、スケーティング自体が調子が悪そうな今回は、一生懸命漕いで進もうとしないと滑ってくれないので、そういう部分で力を使ってしまって、表現としても十分にできてない感じ。繰り返しになるけど、そういう状況で及第点(どころか、他選手にしたら相当高得点)まで演技をまとめたというところが、今季のマチダのすごいところ。まずは、ロステレコムカップの「火の鳥」をどうぞ。ちょいと音が小さいのですが、この実況解説のおっちゃんが結構好きなもので…で、これだけ見ちゃう、結構スケート滑ってるような気もしちゃうし、他の選手と比較すれば圧倒的にうまいわけだし。なので、比較としてスケートアメリカの演技。力を入れなくても滑っているってのがわかりやすいのではないかと思います。ジャンプの着氷も柔らかいですよね。これは相当に本人の疲れ具合が違うと思われ。上の動画よりも音が大きいので注意です。で、おまけで昨季の「火の鳥」やっぱり小技がきいてて面白い。つなぎの振付なんかはこのままで、今季のジャンプ構成にしてくれたら文句なしなんだけど、と、贅沢なことを言ってみたくなります。もう一羽の火の鳥については明日にでも。
2013年11月27日
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みなさま、ご心配いただきありがとうございました結局、一個前の日記をあげた翌日、というかその夜中に、あまりに気持ちが悪くて目が覚めて、それ以降眠れず、明るくなってから病院に行って注射&点滴してもらってからこんこん眠り、昨日は薬飲みながら仕事に行って、早く寝て、本日は割と好調。やはり胃腸がやられてるみたいで、まだ普通通りには食べられないのですが、一応、通常運転の体力と気力が戻ってきたようで、めでたし。先週後半から、なんだか仕事中も集中力を欠いていて、「なんで全然頭に入ってこないんだろう?」とか「どうして、こんな簡単なことミスするんだろう?」とか、だいぶ自分にいらだつようなことがあったのですが、あれもこれも、単純に体調不良から来てたんだな~と思った次第。いやはや、何と言っても体が資本ですな。無理はしちゃいかんね。というわけで、人間やめちゃったパトリックの話とか、ちゃんとまとめてお伝えしたいのですが、あれやこれやで、まだフリーの演技自体をちゃんと見てなかったり、あの眼力に耐えられるほどの体力はまだ戻ってないなと思ったり(笑)なもので、そのあたりは、ちょっと隣に置いておきまして。ハニュウが、フリーで前半のジャンプでミスを重ねたにもかかわらず、後半で持ち直し、ちゃんと加点のつく技を最後までやり通すことが出来たというのはひとつの収穫。なのだけど。やはり、私は何となく今年の彼は物足りない。去年、おととしの熱さから比べれば、腕の使い方、顔つき、目の表情、「こなしてる」感じに見えてしまって、イマイチ感情移入できないのだ。フリーに関しては、パソコン画面の動画でしか見てないので、強くは言えないけど。加点はついてるんだけど、ジャンプもスパーンと決まってる感じがしないんだよなぁ…なもので。フランス大会で私が最も盛り上がったのは、私のジェイソン・ブラウンの表彰台!シニア1年目のシーズンにして、早くもグランプリの表彰台!!やったわ、ジェイソン!!私はとても彼のスケートが好きだ。テレビの解説なんかでは、簡単に「表現力」と言ってしまうけれど、今の男子シングルにおいて、表現せずに上位に登れる選手などいない。例えば、技のパトリック、表現のダイスケと単純に言い切れるものではなく、ダイスケの表現は確かな技があるから実現しているものであるし、パトリックの技からは、彼独自の素敵な表現が生まれている。敢えて言うならば、「表現力のあるなし」ではなく、「強弱のつけ方」「緩急の使い方」あとは、選手キャリア全体を通しての「表現の幅」なんだろうな、と思うのです。パトリックのすべてトップスピード、すべて出力大、ってのだって、とてもシャープで、すべてがカチッとはまれば心を揺さぶるだけの力を持つし、「僕は器用に表現できるタイプじゃない」と、同じプログラムを繰り返しながら、自分の得意な表現を磨いていくってのだって、決してダメというものではなくて、ただ「好き」「嫌い」の問題だと思う。私は、パトリックのプログラムとしても、昨季の「ラ・ボエーム」のように、音楽と振付に緩急と物語があるタイプが好きだったのだけど、「いいプログラムだけど、自分は苦手だし、これでは勝てない」と彼が思ったのなら、それはそれで仕方がないよね。残念だけど。と、ちょいと人間じゃないパトリックに話がそれてしまったけれど、日本のテレビ的に言うのであれば、ジャンプがちょっと弱いジェイソンは、それこそ「表現力で勝負する」選手ということになるのだろう。では、彼の表現力ってなんだろう?って思った時に、それは「情緒的であること」だと、私は思うのだ。例えば、タカハシダイスケはプログラムごとにキャラクターを変える。まるで音楽やプログラムに憑りつかれたかのように、タカハシはプログラムごとに違う顔を見せる。「eye」のセクシーな紳士、「道」の悲しく純粋な道化、「マンボ」の手慣れた女たらし、「ブエノスアイレスの四季」のストイックな悲恋、「garden of soul」の黒い翼の堕天使、「ブルース」の粋な大人の男、「ロックンロール」のいきがったナンパ師、「道化師」の嫉妬に狂う道化師、「ソナチネ」の苦しみもがく聖者、「ビートルズメドレー」のイノセントそのもの。プログラムに憑依される。それこそが彼の表現であり、いろいろな音楽いろいろな振付師を受け入れることで、自然と彼の選手人生を通じての表現の幅の広さへとつながっている。対するジェイソン・ブラウンは、今のところ、何を見ても「ジェイソン・ブラウン」そのもの。だけど、その表現は決して単調なものではなく、見飽きることはない。おそらくは、彼はとても情緒的なダンサーなのだと思う。どんな音楽を与えられても、それを自分のものとして受け入れて消化して、感情豊かに踊ることができるタイプの選手なのだと思う。今回のSP。単調にもなりかねない音楽なのに、本当にうまい。そして、ジュニア時代(と言っても去年だけどさ)の演技。日本の皆さんにもおなじみの「愛の夢」。とてもロマンチックで好きなプログラムです。ちょいと長いな~と思った場合は、2:50過ぎあたりからのたたみかける感じだけでも見ていただきたい。さらに、その1年前のジュニアグランプリファイナル。この時は優勝しています。こちらも長いな~と思ったら冒頭30秒でもご覧いただくと、ダンサーっぷりが伝わるかと。もちろん、今のジャンプ構成では彼はソチオリンピックには行けないでしょう。だけど、彼自身、「ジャンプをがんばらなくても完成度あげて、みんなのミスを待つ」なんてこと思ってるはずもないでしょうから、これだけ助走を短く流れのいいジャンプが跳べているのですから、近いうちでのジャンプ覚醒、心待ちにしているのであります。
2013年11月21日
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理由がよくわからないのだけど、なんだか体がずっと緊張しているようで、時々意識して力を抜いてあげないと、肩も首もくっと縮こまったまんまだし、それもうまくいったりいかなかったりなので、通常の肩こり状態とはちょっと違う固まり方をしております。空腹は感じるのに食欲がないのも困りもの。なので、ゆっくり体をほぐしながら、本日は早々に休むことにします。先週後半から徐々に感じてきた不調なので、私の予想に反してユヅルもパトリックも持ち越しプログラムでパーソナルベスト出しやがった、とか、パトリックがとうとう人間やめたのかもしれない、とか、そのあたりは多分関係ないです(笑)ファイナルに向けて緊張するのはまだ早いしなぁ…
2013年11月18日
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昨日の日記に書きました通り、昨晩はあのまま早くに寝まして、今日は早起きをしまして。放送開始時刻よりもちょいと早めに起きて部屋をあたためて、コーヒー入れたりひざ掛け用意したり、よし、準備万端!とテレビをつけたならば、なぜか温泉の紹介してました(-_-;)「一部の地域を除く」の「一部の地域」に入っていたのだと、その時に知った絶望感といったら…なぜ情報まとめサイトだけでチェックして、番組表をちゃんとみなかったんだ、私。というわけで、今週末のフランス大会は明日のBSの放送でまとめてみるしかなく、細かい話については、明日以降。先週のタカハシに刺激されたか、それともふたりの相互作用なのか、パトリックとハニュウも目を覚ましたようで、こうなってくると他の選手からしたら「ああ、やっぱりあの3人なのか…」みたいな雰囲気漂っちゃうよね。案の定、ハン・ヤンの集中力が続かなかったようだし、あとは、どのくらいマチダがついていけるか、フェルナンデスも目を覚ましてくれるか、かな?というわけで、引き続き無駄話。さすがのオリンピックシーズン、メダリストとしての実績もあり、JOCのシンボルアスリートでもあるタカハシ先輩は、こういうのとか、こういうのとか、紙媒体だと毎年恒例の家庭画報 2013年 12月号 [雑誌]価格:1,100円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見るとか、(より詳しい情報はこちら)目次としては小さいけど、メンズノンノのインタビューも受けてるし、ちょっと珍しいところではVOGUE JAPANとか。最近は、「自分はアスリートなので」ということで、家庭画報のようにショーや試合の写真+練習の合間にインタビューみたいなものはともかく、きっちりスタジオで撮影するようなグラビアはお断りするような傾向があったので、本当にVOGUEはびっくりいたしました。しかも、この書き方見てると10月に入ってから撮影したみたいだし。やっぱりVOGUEって特別なのかしらね。もともとが、どういう形であれ自分が積極的に出ていくことで、もっと男子シングルに注目してもらえるようにしたいという思いで取材を受けたりしてきたわけで、だからこそ、今、日本男子が強くなってきて注目をあびていることを「大変だけど、うれしい」と言っているわけで。で、ふと考える。タカハシが退いた後、こういう役割を一気にハニュウが引き受けられるかどうか。それはしんどいだろうな、と思うわけで。去年の今くらいであれば、コヅカとハニュウである程度分担して何とかやって行けるだろうと思っていたのだけれど、どうにも今年のタカちゃんを見ていると、何もかもが一気にトーンダウンしてしまって、彼自身も今季で辞めるとか言い出すんじゃないかと疑っちゃうもので。私のまっちーとかは、またちょっと立ち位置が違うし。単純に仕事量の問題だけではなくて、タカハシの場合、女子シングルがどんどん盛り上がっていく中で、何とか「女子だけじゃなくて男子もあるんだよ」と世間にわかってほしくて、自分で選んで、いろんな媒体に露出を増やしてきたという側面があるけれど、ハニュウにしてみたら、タカハシがすでに作り上げてきた注目度の中でデビューをして、特に気負って「僕が男子シングルの知名度をあげる!」なんて必要はなかったわけで、それを「今まではタカハシさんがやってたことを、今度からはあなたがお願いね」と言われて、はい、いいですよと引き受けられるものではないだろう。タカハシがつくってきた道って、財産であるとともに重荷になったりもするよね、という話。そのほか、高橋大輔価格:2,415円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見るとか、それでも前を向くために著者:高橋大輔価格:1,890円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見るとか。この本において、実は今、結構手術した右ひざが痛いということが明らかになりまして、ファン一同動揺中なのであります。今年の世界選手権の時は、相当にひどかったみたいで、それを最後まで一言も言わなかったこととか、その後の国別対抗も、できれば休むべきとの診断を受けてたけど、その直後にある震災復興アイスショーに出演するためには、ISUの規定上、試合をキャンセルするわけにはいかなかったし、いったん「出る」と言った以上、棄権はしたくなかったとか、かなり衝撃的な告白がございまして、そりゃもちろん、コーチ陣の考え方とかいろいろあるのはわかっているけど、ハニュウが「足を傷めてる」とか「体調不良」とか試合前に簡単に言ってしまって、エキシビションを欠席するってのを繰り返してるのを見ると、「日本のエースを引き継ぐってことはだね」と姉さんも言いたくなるってものでして(笑)実際、コヅカはそのあたりのタカハシの考え方を引き継いでたってのもあるし。というような話を聞くと、「なんとかソチ五輪まで膝がもってくれ!」というような状況だと思ってしまうのだけれど、一方で本人が、「ピョンチャンのことも考えてる自分がいる」とか言っちゃってるんで、マスコミ的には「引退表明」ってされちゃってますが、ちょっとこれはわからんぞ、というのもあったりします。そうなると、ホントいるだけで「伝説」になっちゃう気がするけど。あと日テレ系の特集の組み方を見てると、絶対またDVD作ってると思います(笑)
2013年11月16日
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そう言えば、我が家のテレビが不調だった件のその後の報告をいたしておりませんでしたが、見てもらったところ、外のアンテナには問題がなく、テレビ内部のチューニング関係の部品の接触が悪くなっていたそうで、無事、直りましたとさ。めでたし。つまりは、「天気が悪いとテレビ画面が乱れるな~」と思ってたのは思い込みだったみたい(笑)というわけで、今晩遅くからグランプリはフランス大会が始まってしまうわけですが、先週の分として、語り残した無駄話など。一個前の日記で、「ダイスケ史上最高のSPは2011年のNHK杯」というようなことを書いたので、ひとまずそちらをご紹介。四回転の有無によって今回のSPの方が点数が高いですが、トータルの作品としての出来は2011年の方だと思います。この時はとにかく音のとり方が完璧だと思います。ステップやつなぎの振付はもちろんのこと、スピンのポジション変化や回転のひとつひとつまで、すべてが音にはまっていて、見ていてまったくストレスのない演技でした。いや、実際は勝手に緊張して吐きそうになってたけどさ(笑)2012年の国別対抗戦において、同じプログラムに四回転を入れて94点を出しているのですが、その時は一つ目のジャンプで四回転が単発になってしまったために、最後の3Lzをコンビネーションにしなくてはいけなくて、このNHK杯の演技で見事に決まっている、ジャンプおりてすぐ踊るってのができなかったので、せっかくの見どころがひとつなくなっちゃってる感じだったもので、トータルの出来は、やっぱりこっちなのです。四回転を入れずに90点て、相当にすごいこと。あ、あともうひとつ、全日本では四回転のコンビネーションを入れたうえで全部を決めてたけど、4T-3Tが決まったということでもう興奮してしまって、他がちょいと粗かったんですな。髪型は秀逸だったけど。ただし、やっぱり今見るとこの2011時点ってのは、ちょいとジャンプが小さい。なので、今年のプログラムでスピンが曲想にあってくれば、そこでタカハシ史上最高が完成するんじゃないかと思っております。で、そのパーソナルベストを更新したSP。滑り終えたタカハシを号泣しながら迎えたモロゾフを見て思い出したのは、2007世界選手権フリー。この時は逆で、演技が終わった瞬間にタカハシが泣いてて、「戻ってきたら泣いてたからびっくりした」というコーチ陣だったわけですが、あれから5年、立場が入れ替わって、それはそのまま、タカハシとモロゾフが積み上げてきた歴史であり、今、彼らがとてもいい関係性を築けているのだなと実に感慨深かったのでありました。2007年東京開催だった世界選手権でのフリーの演技、安心と信頼の西岡アナ実況、ホンダタケシ解説。最後のステップ前の「駆け抜けるがいい!」が大好きです(笑)やっぱりこのころはジャンプが大きくてきれいですよね。このころのこの感じが、今、戻ってきてうれしいのであります。んでもって、スピンは当然今の方がずいぶんうまいし、スケートも滑るようになってるし、ステップでもさらに速度が落ちないようになってるし。体型が変わったことや「自分がどうしたいか」の主張が入ってくるようになったおかげで、プログラムが全体的に洗練されてきたというのも大きな変化。ただ、ひとつ前の日記で紹介した2008年の演技と比べると、こちらの方がスケートがうまいように思えます。自分でも2008シーズンはスケートが荒れてたと言っていて、それはたしかになるほどな~と今見て思うのでありました。あとは、本人がプログラムを好きか嫌いかってのは、結構大きいのかも。で、急ぎ足であれこれ無駄話なのですが、今年これまでのタカハシ、エキシビションのプログラムを固定していません。前回スケートアメリカではおととしのエキシビションプログラム「海の上のピアニスト」、今回のNHK杯ではおととしのSP「マンボメドレー」。実は今シーズン用のエキシビションプログラムも用意しているようなのですが、それは「Time to Say Good-bye」。なので、少々出すタイミングをうかがってるのかな、と思う節もあり、ファンサービスとして「あのプログラムをもう一度」シリーズをやってくれてるのかな~なんて。あるいは、結局シーズン通してやらずじまいで、「やっぱり辞めないんで」とかもありだよ、と思ってしまうけど(笑)というわけで、今回も盛り上がったマンボメドレー。競技プログラムとしてはしんどかったけど、演じること自体は楽しいみたいね。と、このタカハシの王者の風格あふれるエキシビションの陰で、気の毒だった選手がひとり。アメリカ代表マックス・アーロン。実はSPで同じ曲を使っていた。っていうかSPを見た時点で、勇気あるなというか何でやったしというか。とりあえず見る?見ちゃう?ああ、アーロンたら、ホントなんでやろうと思ったのか…これ、しかも振付がパスクァーレ・カメレンゴでして、カメレンゴさんと言えば、バンクーバーシーズンから3年にわたってタカハシのフリーを振付けてきた方、このマンボがSPだった年も一緒にやっていたわけだし、この曲を使ったらバリバリに比較されるってわかってるだろうに…「ウッ!」のポーズ一緒だし(笑)そもそもアーロンはホッケーから転向したという珍しい経歴の持ち主で、なので、体形がまずホッケー選手だし、スピードや体力で押していくプログラムならともかく、こういうねっとりした表現とか細かいステップとか、そういうのができるタイプじゃない。ジャンプ力はあるけど、スケートそのものはうまくないからね。で、動画のコメントにも書かれちゃってるけど、単体でこの演技を見ただけで「この曲、タカハシのあれ…」と思って脳内再生で比較しちゃう人が多いのに、ダメ押しで本人にエキシビションでやられちゃったというね…タカハシはたぶん何にも考えないで「今回はこれやろうっと♪」な感じで選んだんだろうけど。さらにおまけ。そんなタカハシのエキシビションのバックヤードで踊る他の選手たち。シブタニ兄妹の動画、選手たちの素顔が見られて毎回楽しみです。あ、もう寝ないと明日のテレビ放送は早朝なんだった!結弦は2位以上じゃないとファイナル厳しいので、結構ハードなんです、実は。
2013年11月15日
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急に寒くなりました。皆さま、体調を崩されたりはしておりませんでしょうか?我が家では、本日、タイヤをスタッドレスに付け替えました。これで、いつ雪が降っても大丈夫。いや、降らないでほしいけど(笑)さて、昨日の続き。タカハシのFS。スケートアメリカの時には、ジャンプが決まらなくても素晴らしいプログラムだと思ったのだけれど、今回は、ジャンプが決まってこそのこのプログラムの醍醐味に気が付き、プログラムの後半は、夢をみているかのようにうっとりと画面を見つめた。後半に入ってからジャッジ席の前で跳ぶ3アクセルをミスした直後、3ルッツからのコンビネーションに向かう助走の前にタカハシの表情がふっと柔らかくなり、そこからの4本のジャンプをすべて、少しも力むことなく流れにのってまるで踊るように軽やかに跳んで行った。そうか、このプログラムは、これを見せるためのものなんだ。少しも準備動作を感じさせることなくジャンプを跳ぶことができ、最終盤でもスピードが落ちることなく、すべての音を表現することのできるタカハシだからこそのプログラム。初見では「ザ・ローリー・二コル」のプログラムだな~という印象だったけど、これは「ザ・ローリー・二コル」でありながら、「ザ・タカハシダイスケ」なプログラム。そして、最終的には、新しいタカハシダイスケを見せるためのすごいプログラムになるだろう。というわけで、技名が同時に表示されるNHK公式にてご覧ください。技術的なことを言えば、その3ルッツからの3連続のコンビネーション。こんなに流れのいい3連続は久しぶり。というか、タカハシ史上最高の3連続かもしれない。もともと、タカハシのジャンプは準備動作がなく空中姿勢が美しいかわりに着氷が流れにくく、そのために実はコンビネーションは苦手。ケガ以降は特に3連続を苦手としていて、めったに成功させることもできずにいた。が、これだけ流れのいい3連続が跳べるというのは、本当に彼のジャンプが戻ってきたのだな~、というか、ひとつ上の段階に差し掛かってきたのだな~と思うのです。そもそもがこの3ルッツ自体が、高くて幅もあり本当に美しい。SPでもそうだったけれど、高くふわっと浮き上がった頂点で一瞬止まったかのようにみえ、細い軸で素早く回転しきった後、踏切りから遠い位置にすとんと降りてくる。これがタカハシダイスケのジャンプだ。昨シーズンから調子の悪かった3アクセルにしても、今回は本来の大きさが戻ってきていて、安定するまであと少し。そして、四回転までもが、見事な高さと幅と軸の細さで、これは「四回転が戻ってきた」という話ではなくて、新たに四回転を手に入れたのだと思うのです。そうなの。ケガ後、つまりバンクーバーシーズンからのタカハシを紹介するVTRって、必ずと言っていいほど「ケガで失った四回転」っていうんだけど、ケガの前だって、「屈指の四回転ジャンパー」だったわけじゃなく、そんなに成功率が高かったわけでもない。四回転をものしようとしていた途中でけがをして、今、ようやく長年欲していたものを手に入れたんだと思うのです。だいたい、ケガ前の四回転と今回の四回転じゃ、質が全然違う。おそらくはタカハシ本人にしても、「あの時の四回転をもう一度跳びたい」ではなく、「質のいい四回転を習得したい」と思ってやってると思うし。というわけで、以前も紹介したことがある気はするのですが、2008四大陸選手権FS。ケガ前、唯一四回転2本を成功させている国際大会での演技です。当時の世界最高点で、これは2011世界選手権でパトリック・チャンが更新するまでとてつもない記録であり続けたので、素晴らしい演技であることは間違いないのだけれど、今のタカハシと比べると、スケーティングは重いし、スピンもアレだし、すべてを力で持ってってるので、スピードがないわけじゃないけど滑ってない。四回転もガツッと降りてるしね。そして何より、本人がこのプログラム嫌いでイヤイヤやってる(笑)こうやって並べてみると、これはタカハシ成長の記録であるだけでなくて、フィギュアスケートの進化の歴史だよな~という感じ。今じゃ当時驚異的だったこのジャンプ構成なんて当たり前だし、こんなスピンしてたらへたくそって言われちゃうし、こんなスケーティングじゃ演技構成点のびないし。タカハシ自身のことに話を戻すと、筋肉のつき方も質も変わったよね。このころって太く重い筋肉って感じで、衣装の雰囲気もあるんだろうけどガッチリドッシリの体型に見える。今は、無駄のないしなやかな筋肉のつき方になって、このころよりも背が高くなったかのように見えます。ケガによるお休み期間にいったん落ちてしまった筋肉を、きちんとデザインしなおしながら戻してきた結果であり、これもまた努力のたまもの。今回のNHK杯フリーの衣装、スケートアメリカまでとマイナーチェンジを加えてきて、緩やかに体を包むドレープに鍛え上げられた筋肉がうっすらと浮かび上がり、まるで古代彫刻のような美しさだと私は結構好きなんだけど、うちの母を含め半数の人は「下着!?」と思うらしい(^_^;)ただ、今回は左腕の付け根、腋のところがほつれて穴あいてるのが気になりまして、これがなかったら、もうちょっと演技構成点上積みできたんじゃないかとおもうのでありました(笑)そうそう。昨日の日記を公開してから、「まてよ、タカハシ史上最高のSPって2011NHK杯だよ!」と気が付きまして、うっかりしておりました。ただ、ジャンプの評価についてはやはり2009GPFだな~、とか、そこはなるほど靴を変えたことが影響してるんだな、とか、いろいろ書きたいことが広がってしまいそうだったので、今回あからさまにダダ漏れていたモロゾフの愛の重さについてと合わせて、無駄話まとめとして、明日以降にでも。
2013年11月12日
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ここ数年の私が人ごとで緊張するときには、大抵お腹が痛くなったり、吐き気がしたり、そんなこんなが主な症状なのですが、金曜日の午後は、緊張のあまり頭が痛くなりました。というか、一日中緊張しながら仕事をしていたのが、帰る間際に男子SPの結果をみたために、それまで緊張で硬直していた血管が一気に緩んで神経に触ったんだと思う。自分のことではまれに起こる症状だったんだけど、人ごとなのに、ついにそこまで来たか!という感じ(笑)暗くなった道を運転して帰らなきゃいけなかったのに、あれは困った。さて。というわけで、タカハシダイスケSPの話から。スケートアメリカの時の日記でもチラッと書いたのですが、今シーズンここまでの彼はとてもとても穏やかな顔をして、「オリンピックに行きたいし、代表争いが厳しいことはわかっている」と言う一方で、「特別なことをしようとせず平常心で」「流れに任せて」と、あたかも悟りきったようなことを静かに微笑みながら言ってみせたりして、そんな姿はどこか歯がゆいながらも、プログラムと彼のスケート自体が素晴らしいのだから、それを見ることができるだけでいいではないかと、こちらもどこか悟った気でおりました。タカハシが「ファイナルに行けなければ、ゆっくり全日本の準備ができていいのかも」と言えば、「そういう考え方もあるな」と納得し、例えばオリンピックに行けなかったとしても、「タカハシのスタジオ解説でオリンピック見るとか楽しいかも」とか、「お腹が痛くならずにオリンピック見られるってのは朗報」とか、そんなことまで、チラッと思ってしまったり。私のバカ!(笑)いや、もちろんね、「行けないはずがない」っていう思いの方が強かったけど、本人があまり激しく「どうしても」と言ってないのに、こちらが強く「どうしても」と言うのもな、って感じかな?が。ひとつだけ。どうしてもタカハシダイスケはソチオリンピックに行かなければならないのだと、強く強く私が思う理由がある。だから、「まあ、たとえ行けなくても…」と思うそばから、「いや、それは絶対にダメだ」と、打ち消す思いがあった。今季のSPはミヤモトケンジ振付によるサムラゴウチマモル作曲「バイオリンのためのソナチネ」。バンクーバーシーズン同様、現代の日本人作曲家の曲を日本人が振付けるという、まさしくオリンピックのために準備されたプログラム。そしてさらに、この「バイオリンのためのソナチネ」は、全聾の作曲家であるサムラゴウチ氏が右腕のないバイオリニストの少女のために書いた曲。作曲者、演奏者ともに壮絶な思いを込めた曲であり、アイスショーに招待されてタカハシの演技を見たサムラゴウチ氏は、「命を削って書いた曲です。命を削って滑ってくれることに感謝します」そのようなことを言って、タカハシの手を握った。彼曰く、これは「闘いの曲」なのだと言う。そう。それだけの思いをいったん引き受けてしまったからには、タカハシダイスケには、このプログラムをオリンピックという特別な場所で演じる責任が、ある。私はそのためだけにも、タカハシはオリンピックに行かなければいけないと思うのだ。有名な方なのでご存じの皆さんも多いかと思いますが、私はぼんやりとしか知識がなくて、今回初めてじっくりとサムラゴウチさんの経歴を知ったもので、参考までにサムラゴウチマモルWiki。アイスショーの演技で初めてこのプログラムを見たときは、タカハシ好みの暗い曲で、最後まで陰鬱で凄惨なイメージだなとしか思えなかったのだけど、タカハシ自身は「暗闇から光を見つけて希望に向かっていく曲」ととらえていて、今回、その意味がようやく分かった次第。技術的に整ったことで、最後のステップの希望に向かう解放感が見えてきたし、突き上げた右手は、確かに光を指していた。と、ここまでは表現面での話というか、私の解釈の話というか。で、ここから少しばかり技術的なこと。今まで見てきたタカハシのSPの中で、他の要素はともかくジャンプが最高だったのは2009グランプリファイナルだったな、と勝手に思っていて、今回はそれ以来、ジャンプに文句がないSPでありました。2009GPFは四回転入れてないしね。実は今まで思っていても言わなかったのですが、このところ、タカハシのジャンプの高さ幅が小さくなっているのが気になっておりまして、そのあたりがいくらタカハシと言えども「衰え」であり「限界」なのかと思っていたのです。ごめんなさい。が、今大会、ジャンプの大きさが戻ってきておりまして、聞けば靴を以前の重いタイプのものに戻したとのこと。なるほどね~…ジャパンオープン、スケートアメリカでのジャンプの不調も、9月に靴を変えた影響も大きかったようで、今回、そのあたりがなじんできたことによって、以前の高さ、幅が戻ってきたのはまったくもって喜ばしいことであり、復調、どころか新たなステージが見えてきたというか、これは本当にすごいものを目撃することになるぞと、ひたすらワクワクしております。というわけで、今回95.55という高得点をたたき出したSPの演技。おまけのインタビュー付。これだけの出来なのに、終わってもニコリともしやしないし、インタビューでも顔が厳しいままで、口調もキリッとしてて、「こんなの私の知ってる大ちゃんじゃない!」なわけですが、そういう部分を見ると、「王の帰還」というよりも「ニューバージョン誕生」なんじゃないかと思っております。とはいうものの、主役は号泣するモロゾフに持って行かれております(笑)しかし、ジャンプは素晴らしいけどスピンが下手ですな(笑)今回、大会直前に前半1本後半2本だったジャンプ構成を前半2本後半1本に変更してプログラムを作り直し、まずはジャンプを成功させることに重点を置いたために、スピンのレベルは敢えて抑えたということもあるようなのですが、ということは、これでスピンを整えることができれば、もっと点数は伸びるよという話。すごいね。というわけで、チラッと話題に出したので、懐かしい2009GPFのSP。このプログラムを喜んでくださったcobaさん、「ソチ用にオリジナル書きますよ!」とかやる気満々だったようですが、同じようなことはやりたくないタイプなものですみませんこの3本目のルッツに向かう助走の色っぽいことといったら…んでもって、その直後のスピンで足換えの時に頭を振るのが超絶に好きでして、でも、これはこの時しかやってくれなくて、ちょっと残念でありました。演技全体とすれば、オリンピックの時のものが体が軽くてシーズンベストだったとは思うんですけどね。今の演技と見比べると、スケーティングが今の方がはるかにうまくなってるのがわかって感慨深いです。この時でも、他の選手と比べれば相当うまいわけですが。んでもって、実はこの時のルックスが相当好き(笑)
2013年11月11日
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あれこれ動画や点数を見直したり、なんだかんだやってたらこんな時間なもので、本日はさらっと一言。今回も!!ノブナリが!ジャンプの計算を!間違えなかったっっ!!では、みなさんおやすみなさい…で、終わってしまってはなんなので(笑)今回の収穫は、何と言ってもミヤハラサトコだったと思います。シニアグランプリ初参戦にもかかわらずとても落ち着いていて、ジャンプの回転不足はちょいちょいあるものの、今彼女が持っている力は十分に発揮されていて、何よりも、表現が大人になっていることに驚いた。この若さにして、すでに”タメ”を持っているし、上半身の動きだけでなく、滑り自体にも緩急がある。特にフリーでは、プログラムの終盤に向けてぐいぐいとスピードがあがっていって、正直、ゾクゾクと肌が粟立つ感じがしたし、危うく泣きそうになった。体格が向上すれば、もう少しジャンプに高さも出てくるだろうし、なによりもこの度胸。今後の日本女子シングルを、きっと背負って立つ選手になってくれる。というわけで、単独の動画をはるよりもNHK公式ページの動画の方がきれいだとおもうので、こちらのページをご紹介。モロゾフ号泣するの巻。タカハシ、ニューバージョンのお知らせ。グランプリファイナル出場選手予想等々は、明日以降にて。
2013年11月09日
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去年おととしあたりなら、ただ今シーズン真っ最中で、連日長文の一人語りブログをアップしていたけれど、今年は異例の少なさで、それというのも、まあ、先々週あたりはちょっと体調不良だったりっていうのもありつつも、一番の理由として思うのは、「あー、今まで私、暇だったんだなぁ…」ってこと(笑)いや、時間的にすごく忙しくなったわけじゃないです。でも、久しぶりに仕事で能動的に頭を使うようになり出して、そのことにまだちょいと慣れてなくて、なんか一日に使う思考力とか集中力とか、そういうものを昼間のうちにほぼ使っちゃってる感じ。なので、家に帰ってきてからは、プロトコル読み込んだり、動画を細かくチェックしたり、そこから感じたことを文章にしたりという余力がなくて、「ちょっとだけ動画見て…ダメだ、もう寝よう」みたいな毎日なのでありました。というわけで、明日からNHK杯だけど、戦力分析とか順位予想とかさっぱり(笑)そもそもが、シーズン前の情報収集もあんまりしてなかったから、始まってから「え?そうなの!」ってことが多くて困っちゃう。全然触れないのも何なので、一応、ちょこっとだけ先週の中国杯。ジュニア時代は、まさにジュニア離れした怪物で、本格シニア参戦を恐ろしくも楽しみにしていた中国代表ハン・ヤン。シニアグランプリ初戦にして、地元中国での初優勝。「やはり」という結果ではあったけれど、内容的には「あれ?」でありました。彼の優勝のスコア245.62は、確かにスケートアメリカのマチダ265.83や、スケートカナダのパトリック262.03に比べれば低いものの、グランプリシリーズの優勝には十分な点数で、彼のパーソナルベストでもあるのだけれど、ジュニア時代あるいは今年2月の四大陸選手権での演技のように、その素晴らしい才能にワクワクし、同時に恐れを抱いてしまうような凄みが今回はなかった。平たく言ってしまうと、ジュニア時代の彼は、パトリックとダイスケのいいとこどりって感じで、つまりはそれって「最強」ってことで、とんだモンスターが現れたなって思っていたのだけれど、今回のハン・ヤンは、パトリックにもダイスケにもなれなかった人みたい。と、いうことで散々先入観与えておいてなんですが、90点越えのパーフェクトな演技だったSP。そう、このSPは技術的なミスはないし、90点を越えた素晴らしい演技。だけど、なぜだろう。私にはぐっとこない。去年のハニュウや、今年のマチダのように、「こりゃあ、大変なことになったぞ」みたいな怖さはちっとも感じない。多分。これはまったくもって想像でしかないのだけれど、彼にとってスケートというのは、人生の中でさほどの重要事項じゃないんじゃないかと。「中国男子初のオリンピックメダルは僕が!」とか「絶対に世界チャンピオンになってやる!」とか、そういう野心は今の彼にはないのかな、と。なので、技術的に確かだし、表現だってしてないわけじゃないけれど、どこか「こなしてる」感があるというか、入り込んでないというか。私はてっきり中国のスポーツ選手と言えば広い国土から選び抜かれた精鋭部隊で、「成績を残せば一生困らないが、逆の場合はリベンジ不可能」みたいな苛酷な立場に置かれていて、わかりやすく言えば、各地から集められて切磋琢磨する雑技団の子供たち、みたいなイメージでおりまして。が、スケート選手ってそうでもないらしく。今回、女子で最初はエントリーしていたものの棄権して枠を他に譲った中国選手がいたのだけれど、てっきり怪我でもしたのかと思いきや、「他にやりたいことがあるから、今回はでない」だそうで…。そんな理由の辞退もまかり通ってしまったり、大会前のイベントなんかでも出場選手一同をかりだしてみたり、何というか「緩いな」というか「慣れてないんだな」というか。ハン・ヤン自身も、すぐに不平不満を口にしたり、スケート一筋というわけでもなさそうだったり。なんかちょっと、もったいないな~と思うのです。ああ、あと今大会の演技はスピンのレベルはとれているものの、出来があまりよくないので、全体として「美しい」と見えないってのは、ある。で。「あれ?思ってたほど怖くないぞ」だったハン・ヤンの一方、今回の成績はイマイチにもかかわらず、「やっぱり、これは油断しちゃダメ」という印象を持ったのがカザフスタン代表デニス・テン。ジャンプのミスがあることにより77.05と点数は出ていませんが、集中したいい演技だと思います。昨季世界選手権において衝撃の銀メダル獲得。今シーズンはスケートアメリカが初戦の予定だったのですが、連盟の発表によれば「体調不良」により棄権。が、実際のところは足首と背中を傷めたようで、今回もまだ痛みがありながらの参戦。ジャンプがイマイチなのは、そのあたりの影響が大きく、彼の演技全体が「あとはジャンプだけ」の出来であることを思うと、ケガが癒えてジャンプが跳べるようになったのなら、それはこれほど怖い選手はいないわけで。というわけで、もちろんデニスのケガの回復具合によるのだけれど、シーズンの最終的な成績をうらなうならば、ハン・ヤンよりもデニス・テンのほうが上にくるだろうな~と思った次第。ハン・ヤンのスイッチ、どうやったら入るんだろうな~…
2013年11月07日
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