ビジネス書はこれを読もう

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2008/01/26
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カテゴリ: 成毛眞





序章 いまだから、あえて希望を語ろう
 「なぜマイクロソフト日本の社長を辞めたのか」とたずねられると「 飽きたから 」と答えている。

第一章 戦略なき日本の憂鬱

転換能力を失った日本の企業
 アメリカの3Mという企業は、どんどん転換していって、いまや鉱山会社からポストイット作りまで首 
 尾一貫して変化し続けています。

企画部・人事部をなくせ!
 何よりも大切なのは、新しいビジネス・モデルの創出です。
 マイクロソフト時代の僕は、基本的に、管理職の感性に任せていました。

社会移動の前程を問う
 ソーシャル・モビリティをメンタルな部分で支える柱が必要
 本当は思い切って転職した方が遥かに立派だし、その人にとって幸せだ。


第二章 日本企業・再建の条件

二つの再建例
その人が会社を大きくしたいと思っているか、強くしたいと思っているか、良くしたいと思っているか

第三章 日本のビジネス・チャンス

ビジネスチャンス
 なぜ多くに人はビジネス・チャンスを見つけられずにいるのであろうか。バカみたいな話だが、第一に
本気になって探そうとしていない

第四章 変転する社会の行き方
 いま都市郊外の若者が荒れているのは、塾にいくだけの経済的な余裕のない人がそこに多く住んでいるからでしょう。
 日本に足りないのは、国民全体で熱狂できる、生産性の乏しいもの。
 何のために経済成長を目指すのか本来の目的を忘れてしまい、単なる「手段」が「目的」になってしまった。

第五章 希望のビジネス戦略へ

 業績が伸びない理由を、他部門のせいにしていることも少なくない。そうした関係を断ち切ってもらうわけです。
 それぞれの縦割り組織に対して、ベストソリューションを導入していく。

 中堅企業であれ、大企業であれ、 社員はそれほど賢くありません

よき経営者の条件とは
ちまちました価値観しかもてないような人は、経営者に向いていない

 OBの口出しをはねのけているか。

自立した生き方で
 仕事をわざわざ作り出すことによって彼らは、何の反省もなく生きていくことになるかもしれないわけです。

あとがき

 産官学全ての領域で、老人支配の既得権が巨大な壁となって若い日本人の絶望を誘っているのだ。
 僕は会社の構造を変えない限りIT化はするべきではないと主張している。
高校野球などは老人のおもちゃ としかいいようがない。
 希望の戦略とは個別企業にだけ存在するのではないと思う。国家としても希望の戦略を持たせなければならない。

[購入日:2008/01/20 読了日:2008/01/27]





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Last updated  2025/05/01 11:03:24 AM
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やすじ2021 @ Re:人生の目的/本田健(02/13) 昨日は大雨でしたが今日はポカポカ陽気で…
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