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下 痢 型 I B S の 治 療 法食 事 療 法香辛料や冷たい飲食物、脂っこいものなどを避けます。乳製品やアルコールも下痢の原因になる可能性があるので控えた方がいいでしょう。運 動 療 法適度な運動は腸の働きを整える効果が期待できるほか、気分転換・ストレス解消にもなります。体操や散歩などの軽い運動を生活に取り入れましょう。※ 食事療法や運動療法をはじめとする生活習慣の 改善でも十分な効果がみられない場合は、薬物 療法が用いられます。
2022年02月28日
最後まで生き抜くことも尊い意気だろうが、若干余力を地上に留めて死んでゆくのもまた崇高な最後だろう。夕には後者に出でんとし、朝には前者を選ばんとする。人間の終末期を想うて秋深し。
2022年02月28日
私は今、極度の厭世( えんせい )思想から逆転的に生きているのだ。「 憂きことのなおこの上に積れかし憂き世を厭( いと )う便りにこそ 」とは平凡なれども慥(たし)かに我が生活の基を作っている。されば常に逆境に住して強い刺激を受けねば一日が送られないのだ。語を換えて言えば年が年中死線を踏み続けて初めて放心快闊( かいかつ )に生きていられるのだ。ヒョイと賞められたり、持上げられたり、又は思い寄らぬ幸福に浴したりすると、すぐ現世に執着心を強くして死ぬのがいやになる。死ぬのはいつでもイヤなのだが、それでも「 死んで構わぬ 」となり、「 死んだ方がマシだ 」となった時に生の一切が解決されて行く。そしてそこに図太い処世道が開けて来る。真紅に滲む血路が光って見える。債鬼に苦められて初めて富の力を自得する。病魔に悩まされて初めて生の力を体験する。生きんがための生ではなく、むしろ死せんがための生である。この処に我が捨鉢主義の生活があるのだ。
2022年02月28日
風鈴文楽短歌集この国の防衛いかに我おもう九条ありて滅ぶ民かと
2022年02月28日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 失態を演じる 」( しったいをえんじる )人前で、物笑いの種になるようなみっともないことをする。「酔っぱらって、とんだ失態を演じてしまった」
2022年02月28日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 十把一からげ 」( じ っ ぱ ひ と か ら げ )いい悪いなどの区別せずに、全部を一まとめにして扱うこと。特に、価値のないものとして粗雑に扱うこと。「国産の品は駄目だと、当社の製品まで十把一からげにされては迷惑だ」
2022年02月28日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 尻尾を出す 」( し っ ぽ を だ す )隠し事やごまかし・悪事などが何かの拍子に見破られる。「巧みな誘導尋問に引っ掛かって、ついに尻尾を出した」
2022年02月28日
地上に「 せねばならぬ事 」が果して幾個ある。せねばならぬ事も畢竟して無用、観点を異にすればことごとく「 しないでもいい事 」ばかりだ。「 生きねばならぬ 」と無用人でも囀(さえず)る。厖大な長物、実は生きてくれるが世の迷惑なんだ。社会的に観、国家的に観て、その存在は果していかの価値あるか。汝まず汝自身に問え。汝の「 一口 」を減ずることは、それだけ「 食うもの 」を他に分興する。汝の死は汝としての最大の慈善事業だ。
2022年02月27日
一 銭 五 厘 で つ ぶ さ れ た 半 生兵 士 の 傷 跡 う つ し 出 す庶 民 今 も ふ み つ け憤 る 花 森 さ ん「 暮しの手帖 」編集長、花森安治さんの詩に「 見よ ぼくら一銭五輪の旗 」という詩がある。一銭五厘は召集令状を印刷したはがき代だった。花森さんは書いている。兵隊は一銭五厘の葉書でいくらでも召集できるという意味だった・・・貴様らの代りは一銭五厘で来るぞとどなられながら一銭五厘は戦場をくたくたになって歩いた。へとへとになって眠ったーと。28年間、孤絶のジャングルにひそんでいた横井庄一軍曹も、「 一銭五厘 」で召集された兵士であった。おそらく、人間としての限界を生きたであろうその四半世紀余の営みは「 一銭r五厘 」で表される戦争のきびしさとむごさを、あらためて私たちにつきつけた。花森安治さんは、敗戦のとき、34歳の上等兵だった。花森氏によれば< 一銭五厘 >は< 草莽( そうもう )の臣 >であり、< 陛下の赤子 >であり、< 醜( しこ )の御楯( みたて ) >であり、< 庶民 >だった。花森さんの胸に迫るのは、横井軍曹が、兵士として、30歳で召集された、という事実である。「 兵隊であることと、将校であったことは、軍隊では決定的に違った。そして30歳のオトッチャン兵士と20歳の現役兵でもまったく違った。生活に責任を持たなければならなかった、いわば老兵が、戦後もずっと戦争を生き続けなければならなかったこと。その重さがジーンとくる。<一銭五厘>の時代のことさえ、まだ処理されていないじゃないか、とギョッとする 」「 感情的にならざるをえない 」と花森さんは、涙声だった。戦死した多くの兵士たち。かたわになった兵士たち。生きて帰っても、戦争のツメ跡で、人間らしく生きられなかった兵士たち。その人たちの「 象徴 」として、横井軍曹の姿が、こころが迫ってくるーーというのである。「 だから」と花森さんはいう。「 横井さんの登場に、わたしは、まだ、生きている戦争の姿を突きつけられた思いです。横井さんが生きた孤絶のグアム島のドラマは< 草莽の臣 >ひとりひとりの傷跡を、あざやかに写し出しているように思えるのです 」同時に、「 憤り 」もこみ上げくる、という。「 横井さん以前に発見された伊藤さんたちに、厚生省の役人は帰ってこられただけでしあわせだ。君たちだけじゃないといったそうですが、これはいったいなんですか。なぜ。ご苦労さんでしたーーと頭を下げることができないのです。これはやはり< 一銭五厘 >へのセリフです。横井さんの出迎えには、佐藤首相が羽田まで出向くべきです。そのことを歴史の記憶にとどめるべきです 。< 一銭五厘 >の庶民はいつまで踏みつけにされていいのかーというのである。「 なかには、無縁仏の墓守としてひっそり生きてるような旧軍隊の偉い人もいる。しかし、偉い軍人のほとんどは、また踏みつけにする側に回っている 」長田玉枝さん(71)。ニューギニア・サラワティ島で野戦気象隊員として戦った長男堅憲さんが、死んだとは思えず、厚生省の戦死という認定を拒んで戦友の家を歩き続けてきた。母親の一心で、34年インドネシアのジャワまで、去年は遺骨収集団について、念願の島まで行った。しかし、泣く思いで叫ぶ声にはヤシの葉のそよぎしか返らなかった。長田さんは横井さん発見の前日も上京して厚生省を訪れ、わが子の行方を確認するよう頼み込んでいたという。上記、記述は、1972年( 昭和47 )1月、新聞に掲載されたものです。
2022年02月27日
ある夜伽( よとぎ )の晩、一先輩は「 生き過ぎた、生れて来なかったらよかった 」とシンミリ述懐される。全くその通りだ。 誰も皆、生き過ぎている。だから苦しむのだ。我等は今「 ある設備の完成 」を待って我自らを解消せしむべく行進中にある。生き過ぎたことを自覚するものはただ「 自葬 」の日をのみ憧れる。生命短縮より来る焦燥、雑多の未解決問題に喘( あえ )ぐ苦悩、けだし汝自己の外に1人の知るものなし。風ふかば吹け、雨ふらば降れ。「 堂々たる最後 」、それは男児の本懐だろう。
2022年02月27日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 尻尾を掴む 」( しっぽをつかむ )動かぬ証拠を押さえて、他人の秘密やごまかしを見破る。「 尻尾を摑まえる 」とも。「尾行を続けて、犯人の尻尾を掴む」
2022年02月27日
風鈴文楽短歌集今日明日はどうなることか侵攻はロシアの暴挙世界が怒れ
2022年02月27日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 尻尾を振る 」( し っ ぽ を ふ る )( 犬が餌をくれた人に尾を振るところから )権力者などに取り入ろうとしてこびへつらう。「上役に尻尾を振って、実力もないのに課長に昇進する」
2022年02月27日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 尻尾を巻く 」( し っ ぽ を ま く )( 喧嘩に負けた犬は尻尾を巻いておとなしくなることから )「これ以上争っても勝ち目がないと見て、相手の言いなりになったり逃げ出そうとしたりする。「散々に言い負かされて、とうとう尻尾を巻いて逃げて行った」
2022年02月27日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 実 を 挙 げ る 」( じ つ を あ げ る )計画を立てて行ったことが、実質的な成果を得る。「政府のとった物価抑制策が次第に実を挙げてきた」
2022年02月27日
病の苦痛を耐え忍びて最後まで容姿を崩さず逝(ゆ)ける人を偉い宗教の体験者とすれば、苦しければ苦しきままに七転八倒、醜い狂乱の態に死に行く人はさらに尊い宗教の体験者である。もし「 死状 」によって宗教を語り得るとせば、我等は直ちに第二者に走る。
2022年02月26日
生 き 抜 い た !!決 め 手 は 精 神 力猛 獣 、熱 病 の な い 自 然 だ が一体、人間はジャングルの中で28年間も生き続けられるのだろうか。グアム島での横井庄一さん(56)の超奇跡の生還は、生命力の強さを改めて感じさせた。それにしても、グアム島のジャングルが熱帯の孤島とはいえ、人間が自然に生きる条件を備えていたことは注目される。それに孤独と戦った強じんな精神が生存の条件をささえたともいえよう。グアム島の北部は軽井沢を思わせる高台の平地だが、南部は標高3、400メートルの山岳ジャングル地帯。観光地として親しまれるアガナを中心とする北部は、米軍飛行場やアプラ港などの海軍基地がある。北部山岳地帯の中には ” 水爆貯蔵基地 ” がと地元ではささやかれる程度で、いまなお未開発の地。グアムのジャングルは背の低いネムの樹林だ。猛毒の野獣はいない。1メートル余りもある大トカゲとまっ黒の野豚、野牛、ヘビも青大将ぐらいのもので、カタツムリだけがやたらと木の根っこにへばりついて多く見られる。ジャングルには蚊の大群ががいるものの、マラリア蚊ではなく刺されても高熱を出すテング熱程度。それに四季を通じて樹林に実るヤシの実、タロイモ、小さなバナナ、パパイアといった木の実も豊富。海辺に出れば魚も貝も・・・。海水だってバケツにくんで35度の太陽に干せばたちまち塩に代わる。こうした自然の条件に加えて、ジャングルのあちこちには米軍のゴミ捨場がある。金属類から衣類、かん詰の食べ残り・・・・日常生活に必要な ” 物資 ” もそろっている。8年前の旧日本兵調査当時、グアム島の米海軍病院で風土病の研究をしてた和歌山大医学部の教授は、ジャングルでの人間の生存条件について語った。「 私の推定では20年間は自然のまま生存できる。この島のジャングルには猛獣もいないし、これといった熱病もない。木の実はあるし、スコールで水には不自由しない。ただ、人間の孤独との戦い、精神力だけが残された問題です 」35年5月、奇跡の生還をした皆川、伊藤両氏の場合も、このジャングルの恵まれた条件を存分にいかしていた。昼はジャングルで寝て夜間、食べ物を求めて動く。ジャングル内で拾った針金で、小さな枯木の枝を黙々とこすり、綿状にほぐした繊維の着物に点火すれば、野牛のビフテキもできたーーと当時、皆川さんは話したことがある。大トカゲだって夜間1人寝のジャングルの友。顔や足をなめにくるだけで危害は加えないし、逆に殺して食糧にもできる。タンパク質とデンプンと塩とーー原始生活の栄養は最低限そろっているのがグアム島のジャングル、という現地人さえいる。しかし、こうした天与の条件にもまして横井さんを支えたのは何か。「 日本兵最後の1人 」という強じんな精神力だったに違いない。39年の日本兵調査( 広石調査団長 )当時、グアム警察も捜索に協力したが、島内の消息不明者は90人といわれ、そのほとんどは現地人だった。テニヤン、サイパンからの流れ者もいたようだが、現地人は「 日本兵 」とそれらの浮浪者を本能的にかぎわけていた。39年の秋の調査のときも、ジャングルの洞くつに木の枝などを敷いた真新しい ” 寝床 ” を発見したし、ジャングルのあちこちに足跡らしいものも残されていた。「 日本兵は用心深い。現地人が近づくと頭髪につけたポマードのにおいでかぎわけた 」( 皆川さんの話 )というほど自衛本能は強い。だから日本の調査団がいくら呼びかけても、旧日本兵は姿を見せなかったのだ。それに39年当時の調査は北部に集中され、南部のタロフォフォ川付近まで足をのばしたが、けわしい山岳にはばまれて十分な調査はしていなかった。そればかりか「 日本兵はいないのでないか 」という否定的な見方で終始したいきさつさえあった。40年12月、米ガードマンが日本兵らしい男を発見、威嚇発射した事件もあったが、日本政府は一笑にふしている。その日本兵がやはり生きていたのだ。原始の中で強い心をもってーー。上記、記述は、1972年( 昭和47 )1月、新聞に掲載されたものです。
2022年02月26日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 地 で 行 く 」( じ で い く )物語や小説の世界でしか起こり得ないようなことを実際にやる。「小説を地で行ったような事件が発生した」
2022年02月26日
風鈴文楽短歌集平和とは国が守るとしみじみとわが国のこと大丈夫かな
2022年02月26日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)「 自 転 車 操 業 」( じてんしゃそうぎょう )( 自転車はペダルを踏むのをやめれば倒れてしまうことから )無理にでも仕事を続けて、次から次へと資金のやりくりをしていかなければ倒産してしまうような、不安定な経営状態。「彼の会社も自転車操業とみえ、次々とつまらぬ新製品を売り出している」
2022年02月26日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「嬌 態を作る」( しなをつくる )女性が男性に対して媚びるような表情や態度を見せる。「男の気を引くような嬌態を作る」
2022年02月26日
モーターボートに乗った一行、もし之が覆(くつが)えればいかに、皆と一緒なればいつ死ぬるも憾(うら)みなしという。人間は死にさえが友を求める。ことほど左様に孤独を忌(い)むのだろうか。死に直面したる時、死後を思う心は千々に砕ける。そこには妻の顔、子の顔、そして父母兄妹の顔、そしてその顔を掴んで生きたいと悶え苦しむ。それは皆、ある意味に於ける自己擁護だ。「裏を見せ表を見せて散る紅葉」良寛のような純真は望めなくとも、一個自己の表裏明暗あるがままに見せぬいて装わず、偽らず臨終したいと願う。
2022年02月25日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「死に花を咲かせる」( しにばなをさかせる )死ぬまぎはになって、死後に名を残すような立派なことをする。また、将来に期待がかけられているうちに死んで、人々に惜しまれる。「命のあるうちに研究を完成し、死に花を咲かせたいものだ」
2022年02月25日
行きつけの散髪屋でスポーツカットにした。0.8ミリカットで4400円だった。
2022年02月25日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 死に水を取る 」( し に み ず を と る )臨終に際し、唇を湿してやる意で、だれかの身近に居て死ぬまで世話をしてやること。「あの人は妻子に先立たれ、死に水を取ってくれる人もない寂しい最期だった。
2022年02月25日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 死人に口無し 」( しにんにくちなし )死んだ人を証人にすることはできないの意で、事件の真相が糾明( きゅうめい )できなくなった時や、死者に無実の罪を着せてしまおうとする時に用いる。「死人に口無しで、事故の原因はすべて彼の過失だということにされてしまった」
2022年02月25日
今人の将(まさ)に自殺せんとするや、その言必ずしも善ならず。あるいは巧みに虚爲を語りて死後を装わんと勉(つと)む。石碑の大を遺言するものと同一心理なり。
2022年02月24日
壮大な墓あり記念碑ある人の言行は必ずしも後世を誨( おし )えない。野外一片の名もなき枯死者の遺芳は永く時人を薫育( くんいく )する。
2022年02月24日
人 間 に と っ て 病 い と は 何 か健康を願わない人はいないだろう。しかし、病気知らずの長寿が必ずしもいいとは限らない。なぜなら、人間は治らない病いを抱えることで自分の限界を知って謙虚になり、命をかけて成熟に向かうことができるからだ。「 健康なだけの肉体なんて始末が悪い 」「 心と体は予想を裏切るからこそおもしろい 」「 神経症的な異変は誰にでも起きる 」「 弱点のない人間はいない 」「 最期まで人間を失わないでいられるか 」等々、病気に振り回されず、満ち足りた一生を送るためのヒントが満載。まえがきーー正常と病気の間をさまよい歩くのが人生人間は不思議なものである。哲学的、科学的な頭脳の持ち主は、多分私のように直感的な閃( ひらめ )きに頼っている人間を許せないだろう。私は音楽が好きで、オーケストラの定期演奏会の年間会員になっているが、オーケストラは、一人の人間の体の部分的働きを取り出した姿に似ている。一つの楽器では、交響曲は創れないのだ。弦楽器なら多少メロディはわかるだろうが、打楽器になったら、曲の全貌を見せてくれない。「 驕( おご )ってはいけない 」と、私は学生時代に教えられた。1人の人間は、社会からみると、人体の部分のようである。眼は大切なものだが、眼が感知したものを、神経を使って大脳に伝えなければ何の意味も持たない。脳からみると足の裏などという部分は、何ら重要な働きをしていないようでもある。顔でもないし、手のように薪(まき)割り、水汲みなどという作業に直接携わってもいない。しかし足の裏がなかったら、考えたことを喋ったり、1人の人間がどこかに移動することもできないから食事も作れない。だから、「 眼が足の裏に向かって、お前は要らない・・・・ 」ということはできないわけだ。人体のすべてが要るのである。同様に、一家や一族の中で、「 アイツはできそこないだ 」と思われているような人でも、要らない存在はない。事柄はすべて入り組んでいて、その結合によって新しい価値を生み出すのである。 以 下 省 略著者:曽野 綾子( その あやこ )1931年 東京都生まれ。作家。聖心女子大学卒。1979年ローマ法王よりヴァチカン有功十字勲章を受章、2003年に文化功労者、1995年から2005年まで日本財団会長を務めた。1972年にNGO活動「 海外邦人宣教者活動援助後援会 」を始め、2012年代表を退任。「 人間にとって成熟とは何か 」「 人間の分際 」「 老いの僥倖 」( すべて幻冬舎新書 )など著書多数。発行年月日:2018年5月30日 第1刷発行 2018年6月 1 0日 第 2刷発行発行所: 株式会社 幻冬舎
2022年02月24日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 鎬 を 削 る 」( しのぎをけずる )(「鎬」は刀の刃の背に沿って小高くなっている部分。刀で激しく斬り合う意から )相手に負けまいと激しく争う。「横綱同士が鎬を削って優勝を争う」
2022年02月24日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 四の五の言う 」( し の ご の い う )相手のやり方に不満があって、あれこれとうるさいことを言う。「四の五の言わずについてくれば来ればいいんだ」
2022年02月24日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 死 の 商 人 」( しのしょうにん )兵器などの軍需産業によって利益を上げている資本家を非難の気持ちを込めていう言葉。「彼等のような死の商人は、どこかで戦争が始まるのを待ち望んでいるのだ」
2022年02月24日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 篠 を 突 く 」( し の を つ く )( 篠を束ねて突き立てる意 )大粒の雨が激しい勢いで降る様子を表す言葉。「 篠突く 」とも。「篠を突く雨の中を、びしょぬれになって帰って来た」
2022年02月24日
生死事大などとコダワッている間は魂に夜が明けない。生死は元と尋常事のみ。魂の問題は自ら生死以外たるべきだ。「 生死 」に即して道を求むるは深林中に日の暮るるを恐るる人の瞬間苦だ。夜あけてその処には深林恐怖なく、魂囁(ささや)いてその処には生死問題なしじゃないか。
2022年02月23日
人生の難問題は死を覚悟した瞬間に電光石火の如く解決するものだという。20年30年と研究し尽くした学問の力は「 死 」の前には訳なく一蹴し去られる。解決の鍵は最後の最後に於てピストルだ。その銃口が外に向かうか内に向かうかは別問題とする。
2022年02月23日
明 日 な き 時 代 を 生 き 抜 く た め に「 放 射 能 時 代 」 が は じ ま っ た。とんでもない時代になってきました。こんな時代によくもめぐりあわせたものだなあ、と最近くり返しため息をつかずにはいられません。明日( あす )どうなるか。それがまったく見えないのです。たよるべきものは、どこにもありません。実感としてそうなのです。自分自身も、家族も、自分で守る以外に方法はないのではないか。国や政府やマスコミも当てにならない。最近、あらためてそのことを感じられたかたは少なくないでしょう。たとえば、私たちは今後、何十年か、何百年か、ひょっとすると、永久に放射能と共存して暮らすことになるかもしれない。放射能と共に生きる。放射能のなかで生きる。自然の放射能ではなく、人間のつくりだした厄介な放射能です。みんながガイガー・カウンターを、携帯電話か腕時計のように持ちあるく。そんな日常生活を、だれが想定したでしょうか。すでに小、中学生に放射能計量器をもたせる準備をすすめている自治体もあるようです。国内の原発のすべてが停止したのちも、放射能の問題は解決しません。危険な使用済み核廃棄燃料はどこに、どう閉じこめておくのか。プルトニウムの半減期は2万数千年といわれます。といって、国外に運びだして、外国に保存してもらうわけにもいかないでしょう。今後、私たちは、地下に収納するしかない放射能物質と共棲( きょうせい )する暮らしを覚悟しなければなりません。この世界有数の地震多発列島においてです。天気予報で知らされる気圧や温度と同じように「 きょうの放射能 」というニュース番組を毎日ふつうに見ることになるかもしれない。「 お天気おねえさん 」と同じように、「 放射能おねえさん 」が人気者になるかも知れない時代です。放射能をおびた夏の海で子供と泳ぎ、放射能のしみた草原に家族でキャンプする。好むと好まざるとにかかわらず。それが私たちの明日なのです。嘆いても、怒っても、幕はあがってしまった。原子力に反対の人も、推進派も、ひとしく放射能とともに生きることになる。1970年代、「 戦争を知らない子供たち 」というフォークソングが一世を風靡( ふうび )したことがありました。いつか「 放射能を浴びた子供たち 」という歌がうたわれるかもしれません。とんでもない時代、と最初に書いたのは、そいう意味でした。著者:五木 寛之 ( いつき ひろゆき )1932( 昭和7年 )福岡県生まれ。生後まもなく朝鮮にわたり戦後引き揚げ。66年「 さらばモスクワ愚連隊 」で第6回小説現代新人賞、67年「 蒼ざめた馬を見よ 」で第56回直木賞、76年「 青春の門 」筑豊編ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。代表作に「 戒厳令の夜 」「 朱鷺の墓 」「 風に吹かれて 」「 大河の一滴 」など多数。発行年月日 2011年6月30日 第1刷発行発行所 株式会社 徳間書店
2022年02月23日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「芝居気を出す」( しばいぎをだす )大げさなことをやって、世間の注目を集めてやろうという気を起こす。話し言葉では「しばいっけを出す」とも。「芝居気を出して、冒険旅行を計画する」
2022年02月23日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 芝居を打つ 」( し ば い を う つ )人をだまそうとして、計画的に作り事を言ったりしたりする。「もっともらしい芝居を打って窮地を逃れる」「類句」一芝居打つ
2022年02月23日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 自腹を切る 」( じ ば ら を き る )何かの経費を時分で出す。特に、自分があえて出す必要のない費用を負担する場合に用いる。「先生が自腹を切って、学生用の図書を買う」
2022年02月23日
社会的に影の薄くなる人は自己存在権の確保された人だ。去勢抜骨されたことがすなわち地位声望の高い人なのだ。人間界で一番偉くなる法は早く死ぬることだ。
2022年02月22日
年々「 猫いらず 」の自殺者が順次増加してゆくので、やがては「 人いらず 」になりはせぬかと例の取締を叫んでいる。人間界の何事によらず、すべてのその筋の取締以前にモット緊急な一条件があるのだ。
2022年02月22日
志の弱いものは死の道伴れに異性を撰(えら)ばんとする。死は道伴れのために禍(わざわい)されて平安であり得ない場合が多い。死は他語を以て言えば一切から離れる意義だ。独死にあらざるものは死ではない。
2022年02月22日
わ か る ぞ お や じ の 顔 だ義 弟 ら と 抱 合 う横 井 さ ん「 嫁 さ ん 、あ る か な 」横井庄一さんが保護されて1週間。30日午前9時すぎ、横井さんの子供のころからの遊び友だちで、またいとこの坂井錠太郎さん(66)=名古屋市中川区富田町大字千音寺3885=と、庄一さんのいない横井家を継ぎ、戸籍上は弟になっている横井修さん(42)=同町3887の2人が庄一さんを見舞った。メモリアル病院の2階の病室に2人がはいっていくと、庄一さんは、ベッドに起上がって横を向いていた。人の気配に入口に向き直った庄一さんは、錠太郎さんの顔をまじまじと見つめた。「 わかるか 」と錠太郎さんがかけ寄ると「 錠太郎さ、錠太郎さ 」と両手を広げてだきついてきた。錠太郎さんが修さんをさして「 だれかわかるか 」とたずねると「 おやじによう似とるが 」( 修さんの父親は、庄一さんの母親といとこ )といった。2人は持ってきた故郷の写真集を庄一さんに見せようとした。庄一さんは「 そんなものはあとでよい 」と見向きもしない。3人の間で会話が続いた。「 よくもまあ、あんな所で生きとったなあ。ものすごい精神力 」( 錠太郎さん )「 精神力じゃない。信仰の力だ。わしのおふくろが言うとったじゃろう。わしは御嶽山のさずかり子だよ 」( 庄一さん )「 なんの心配もいらん。帰ってきたら、いっしょに住もうな 」( 修さん )「 わしも年寄りだから、これからはみんなの世話にならにゃならん 」( 庄一さん )「 嫁さんも捜さなあ、いかんな 」( 錠太郎 )「 こんな年寄りにあるかいのう 」( 横井さん )錠太郎さんが1枚の写真をとり出した。陸軍将校の礼服を着た庄一さんが写っている。この服は23歳のとき、洋服職人として一本立ちした横井さんが初めての注文で仕上げたもの。「 これがワシじゃほんもののワシじゃ 」と庄一さんは大喜び。ふるさとの村のこと、家族のことなど、話が続く。「 テレビを知っているか 」( 錠太郎さん )「浜松の無線学校で研究しているというのは聞いていたが、こんなに小さいものとは知らなんだ 」( 庄一さんはマイクを、テレビと間違えたようだ )。上記、記述は、1972年( 昭和47 )1月31日新聞に掲載されたものです。
2022年02月22日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「痺れを切らす」( しびれをきらす )待ちくたびれて、がまんできなくなる。「約束の客がいつになっても来ないので、痺れを切らして出掛けてしまった」
2022年02月22日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 渋皮が剝ける 」( しぶかわがむける )容貌などがあか抜けして美しくなる。「彼女も都会生活を続けているうちに、だいぶ渋皮が剝けてきた」
2022年02月22日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 私腹を肥やす 」( し ふ く を こ や す )公的な地位や職権を利用して、不当に利益を得る。「会社の製品を横流しして私腹を肥やす」「類句」懐(ふところ)を肥やす
2022年02月22日
慣用句を知る豊かな会話や文章表現に強くなる心ワクワク・日々を豊かに・・・毎日ルンルンスキップしよう\(^o^)/「 始末に負えない 」( し ま つ に お え な い )どうやってもうまく処理ができず、うんざりさせられる様子。「あの男はのらりくらりと言い逃ればかり言っていて、始末に負えない」
2022年02月22日
決して死んだものが弱いんじゃない。死者は地上第一の強者だ。無声の声の示唆を浴びて魂の躍動を感じないものがあるか。常に死者と手を握って岸頭絶壁を行くものを尊重する。
2022年02月21日
人は死んだ後でないと決して真価の知られるものではない。生ある間に死後を見るの明あらしめば法外な自惚れも尊大も持たないで済むものを。食前に食後を知るが難く、死前に死後を知ることは更に難い。
2022年02月21日
あ る 兵 士 を 支 え た も の 戦 陣 訓 と 生 へ の 執 着 横 井 庄 一 さ ん の 兵 歴 ( 愛 知 県 援 護 調 べ ) 昭和10年12月31日 第一補充兵役ニ編入 昭和13年5月5日 臨時召集ニヨリ輜重兵第3聠隊補充隊ニ応召 同9月14日 野戦重砲兵第一旅団輺重隊転属 同9月28日 宇品港出港 同10月3日 ( 中国 )太沽上陸 同10月6日 着隊 同10月8日 第2中隊編入 昭和14年1月18日 復員下命 同3月1日 復員完結、輺重隊第3聠隊補充隊ニ転属 同3月25日 召集解除 昭和15年5月15日 一等兵( に昇進 ) 昭和16年8月5日 臨時召集ノタメ輺重兵第3聠隊補充隊ニ応召 同8月28日 名古屋出発 同8月30日 大阪港出港 同9月3日 大連港上陸 同9月5日 奉天省遼陽到着 同地警備 昭和17年9月1日 上等兵( に昇進 ) 昭和18年3月1日 兵長( に昇進 ) 昭和19年2月10日 第29師団編成改正下命 同2月19日 歩兵第38聠隊ニ転属 同2月20日 中部太平洋方面派遣ノタメ遼陽出発 同2月24日 釜山港出発 同3月4日 大宮島( グアム島 )上陸 同9月1日 伍長( に昇進 ) 同9月30日 軍曹( に昇進 ) 大宮島ニ於テ戦死 そ の 2 に つ づ く
2022年02月21日
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