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2010.08.15

お祭りと先週の読書メモ

テーマ：最近、読んだ本を教えて！(24670)

カテゴリ：読書

町内のお祭りに行ってきました。
毎年のように行ってるんですが、今年は例年になく大盛況～！

祭り.jpg

最近は新興住宅地の宿命というか、年寄り世代ばかりが増えてきて、若い世代が
少なくなってた我が地域ですが、今年のお祭りでは若いファミリー&子供達の姿が
たくさんで、実に賑わってました

第一期の住民の子供達が育ってきて、家族も代替わりしてきた、ってことかな？
お年寄りの姿が減ってきたのは、ある意味寂しいことですが、幼児達の
元気にはしゃぐ姿が多いということは地域の発展上は喜ばしいことかも？

先週の読書本は４冊でした

読んだ本の数：4冊
読んだページ数：1221ページ

最後の命 (講談社文庫)
読了日：08月15日著者：中村文則

つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)
読了日：08月12日著者：吉田篤弘

三日月が円くなるまで小十郎始末記 (角川文庫)
読了日：08月10日著者：宇江佐真理

石に刻まれた時間 (創元推理文庫)
読了日：08月09日著者：ロバートゴダード

読書メーター

２冊は先月の隣町のお祭りに行った時にゲットした古本です。

三日月が円くなるまで三日月が円くなるまで

【内容】
仙石藩士・刑部小十郎は、藩の御長屋を出て、江戸市中の借家に居を移した。

潰される事件「桧騒動」が勃発、小十郎の朋輩・正木庄左衛門は義憤に駆られ、
藩主の汚名をそそごうとしていた。小十郎は、その助太刀を命じられたのだ。
大家である古道具屋・紅塵堂の娘・ゆたとの淡い恋をはじめ、人情篤き人々に
囲まれた、ほろ苦く切ない江戸の青春時代小説（「BOOK」データベースより）

読書メーターの感想では「主人公に魅力がない」だの「感情移入できない」

そうかな～？
宇江佐さんらしい人情の機微あふれる風景と、優柔不断で頼りない主人公VS
しっかりものの「ゆた」とのやりとりは、とても楽しく読めました

満足度……☆☆☆☆

石に刻まれた時間

【内容】
静かな湖を横切るようにのびた岬に、その家はたたずんでいる。円柱形の外観で、
茶色のスレート屋根は円錐。屋内でも円を基調とした設計は続き、遠近感を狂わせずに
おかない。第一次世界大戦直前に建てられたこの異形の家は、奇妙な来歴に彩られていた。
そして今、疑惑と不思議が交錯する新たな悲劇の幕があがる。亡き妻への切ない語りかけが
恐ろしい物語を紡ぐ、鬼才の離れ業（「BOOK」データベースより）

いやぁ～、彼の独特の作風は、実に懐かしいぃ～

ロバート・ゴダードの作品は『千尋の闇』以来、ハマって続けて読んだ時期がありました
過去と現在を錯綜させて読ませる彼の作品は、かなり楽しめた記憶があるので、
今作も期待したんですが・・・・残念ながら、期待はずれでガッカリ

でも、これを機会に、以前読んだゴダード作品も、もう一度読んでみたくなりました(^m^)

満足度……☆☆　

つむじ風食堂の夜

【内容】
懐かしい町「月舟町」の十字路の角にある、ちょっと風変わりなつむじ風食堂。
無口な店主、月舟アパートメントに住んでいる「雨降り先生」、古本屋の「デニーロの親方」、
イルクーツクに行きたい果物屋主人、不思議な帽子屋・桜田さん、背の高い舞台女優・
奈々津さん。食堂に集う人々が織りなす、懐かしくも清々しい物語。
クラフト・エヴィング商會の物語作家による長編小説（「BOOK」データベースより）

クラフト・エヴィング商會の名前で書かれた「ないものあります」も大好きな本だった
けど、今作も心憎いユーモア溢れてて、心がささくれた時にそっと開いてニマリと
笑ってってみたくなる本でした

満足度……☆☆☆☆

最後の命

【内容】
ある日、帰宅するとベッドの上で女が死んでいた。警察で取り調べを受ける私は、
そこで意外な名前を聞く。その名は、私を強制的に記憶の奥底へと引き戻す―。
少年時代に起こったひとつの殺人事件。その日を境に心の奥底に宿った欲望の種子は、
ふたりの男の運命を切断していく。暴力、欲望の生みだす罪。その残酷さの中にある
人の希望とは!深遠なテーマと向きあい、たどり着いた著者の新境地!渾身の傑作長篇小説。
暴力と人間をテーマに描く芥川賞作家が全精力を傾け、ミステリアスな物語と
スピード感あふれる文章で描き出した傑作長篇小説（「BOOK」データベースより）

芥川賞受賞以来、話題に上る作家さんなので、はじめて読んでみたんですが……
あまりにも真摯に人間の闇部分を描いてて、心塞ぐ内容

途中から、はしょって読了してしまいました

満足度……☆☆

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