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2018年を最後に引退したショーヴネ=ショパン Chauvenet-Chopin のニュイ・サン・ジョルジュ一級オー・トレ Nuits St.-Georges 1er Cru Aux Thorey 2015。昔、1999年のこのワインが若いうちに飲んだが、あまり好みではなく、その後2005年ものの Bourgogne と Côtes de Nuits Villages を試してみたところ結構美味しかったのだが、何故かしばらくこの生産者からは遠ざかっていた。転機となったのは、2018年のこと。2016年のこの生産者のワインがリアルワインガイド誌で高評価を受けていたのを見かけ、なんとなく Côtes de Nuits Villages を買って試してみた。以前に飲んだショーヴネ=ショパンのワインは結構硬い印象の味わいだったのだが、久しぶりに飲んでみた2016年のCôtes de Nuits Villages はすごく柔らかい味わいで、私の好みにドンピシャリだったのである。その後、バックヴィンテージのオファーがあれば買い込むようになり、このワインも2022年に6,000円弱で購入したもの。飲んでみた印象は飲み頃初期といったところだろうか。昨日飲んだ2017年のポマール・リュジアンよりずっと若々しく感じる。色調はまだ若々しい感じの中程度の濃さのルビー色。赤系果実、マッシュルームの香り。アルコール度数表示は13.5%と結構高め。引き締まった印象の果実味と酸のバランスが良い上、タンニンは滑らかで単独で飲んでも楽しめる。コルク長は50mmで品質はそれなり。状態は良好。
2025年02月24日

フォンテーヌ=ガニャール Fontaine-Gagnard のポマール一級リュジアン Pommard 1er Cru Les Rugiens 2017。フォンテーヌ=ガニャールは白のほうを得意としており、最近は疎遠になっているが、10年ぐらい前には結構一級ものを飲んでいた。モンラッシェは縁がなくて飲んだことがないが、2002年のバタール・モンラッシェはなかなか良いワインだった。赤ワインの方は2007年のブルゴーニュ・ルージュが安くて旨いとネットで話題となり、私も何本か買い込んで飲んでみて万座オク下記憶がある。さて、今日開けたポマール一級リュジアンは2010年ものを飲んで以来となる。2010年ものは3本購入して2018、2019、2020年に飲んだのだが、当時のメモを見ると、一番美味しく感じたのは2018年に飲んだときで、2020年に飲んだときにはピークを過ぎつつあるのではないかと書いてあった。今回の2017年ものだが、結構熟成が進んだ感じで、色調はエッジに少し褪色が見られる薄いルビー色で、20年以上経過したワインのような色調だった。香りと味わいの方は飲み頃初期という感じであり、タンニンも結構旺盛だったので、もうしばらくは飲み頃を保ってくれるのではないかと思うが、あまり長く熟成させないほうが良い感じだった。コルクは50mmの長さで品質はまあまあ。状態は良好だった。
2025年02月23日

ドメーヌ・ウィリアム・フェーヴル Domaine William Fèvre のシャブリ特級レ・クロ Chablis Grand Cru Les Clos 2014。ウィリアム・フェーヴルにはドメーヌものとネゴシアンものがあるが、このワインはドメーヌもの。見分け方は簡単で、ラベル中央やや上に Domaine と書いてあればドメーヌもので、書いてなければネゴシアンもの。フェーヴルのワインは2000年ものから2007年ものあたりまではよく買って飲んでいた。その頃のフェーヴルのワインは若い(収穫後5年ぐらい)うちに飲むと美味しいが、10年以上経つと酸化が目立ってきて、うまく熟成してくれないという印象があり(特に2002年まで)、購入するのをやめてしまった。このワインを買ったのは、当時愛読していたBurghound.comで97点という高得点がついていたので、久しぶりに試してみようかという気になったためである。2018年に1万円を少し超える価格で2本購入した。このワインは素晴らしかった。少し緑がかった薄めの金色。洋梨、シトラス、パイナップル、ハチミツの香り。アルコール度数表示は12.5%と控えめで、ミネラルたっぷりのまだまだ若々しい感じの果実味と綺麗な酸のバランスが素晴らしい。飲み頃初期という感じで、まだ10年は持ちそう。もう1本をいつ開けるか、悩ましいところである。コルクは55mm長の10年保証のディアムコルク。状態は極上。
2025年02月22日

2005年を最後に引退した名手ジャッキー・トルショ Jacky Truchot のシャンボール・ミュジニ一級 センティエ Chambolle-Musigny 1er Cru Les Sentiers 2005。リリースされた2007年に購入し、今まで寝かせていたワイン。8,000円ぐらいで購入したのだけど、今ではとんでもない価格になっているようだ。昨年飲んだモレ・サン・ドニ一級ルショット Morey St.-Denis 1er Cru Ruchots 2005はこちら。ちょうどよい感じで熟成しており、抜栓直後から香り・味わいとも開いており、単独で飲んでもスルスルと飲めてしまう。至福の時間を味わうことのできた逸品であった。コルクは全周に亘って最上部もしくはその近くまでワインの染み込みがあり、若干の液漏れも見られた。
2025年02月15日

シャトー・マレスコ・サン・テクジュペリ Château Malescot-St-Exupery 2005。ボルドーのマルゴー村のワインで、メドックの3級格付けに位置づけられている。使われているブドウは、カベルネ・ソーヴィニヨン 50%、メルロ 35%、カベルネ・フラン 10%、プティ・ヴェルド 5%だそうだ。あまりボルドーは買わないのだが、このワインは何となく気になって2008年に3本買った。買ったときは知らなかったのだが、Wine Spectator誌の年間Top100の第18位に選ばれていたらしい。2018年に1本目、2023年に2本目を飲んでおり、今回開けたのが最後の1本。2018年に飲んだときはまだ固い味わいで、2023年に飲んだときには単独で飲んでもそれなりに楽しめるくらいには熟成が進んでいた。今回開けてみたら、2023年の印象より固い印象で、単独で飲むと旺盛なタンニンが辛く、ちょっと辛かったのだが、ビーフシチューと合わせて味わうと様相が一変。ワインも料理も素晴らしい味わいとなった。普段の食事の時にボルドーの赤はあまり飲む気にならないが、ビーフシチューとか相性の良い料理と合わせて飲むボルドー赤は悪くないなあと思った体験であった。
2025年02月11日

ギュイ・アミオ Guy Amiot のシャサーニュ・モンラッシェ一級カイユレ Chassagne-Montrachet 1er Cru Les Caillerets 1995。このワインは2019年に購入したもの。この頃はまだブルゴーニュワインの高騰は一部の生産者に限られており、このワインも1万円しなかった。1995年以降のブルゴーニュ白は、あまり長く保たない傾向があり、このワインも購入時点で既に酸化しているかも、という心配はあったのだが、ものは試しとばかりに買ってみた。今回開けてみた印象は、緩やかにピークを過ぎていった古酒、という感じで、白の古酒好きの人には受けそうだが、個人的にはもっと若いうち、今から15~20年前に飲みたかったなと思った。多分、購入後すぐに飲んだとしてもあまり印象は変わらなかったのではないだろうか。色調は熟成を感じさせる琥珀色。ブランデー、はちみつのような香り。ミディアム~フル・ボディ(アルコール度数表示は13.5%)で、果実味は枯れてドライフルーツのような感じ。いかにも古酒という趣の味わい。当時としては珍しい重量級の瓶。コルクは54mm長の長く良質なもの。全周に亘って真ん中ぐらいの高さまでワインの染み込みが観られ、若干脆くなっていた。
2025年02月09日

フランソワ・コタ François Cotat のサンセール・グラン・コート Sancerre la Grande Côte 2005コタにはフランソワとパスカル Pascal の2ドメーヌがあるが今回はフランソワの方。両ドメーヌのワインの味わいは良く似ていて、私には区別がつかない。パスカルの方は普通のキャップシールを使用しているが、フランソワの方は蝋キャップを使用している。蝋キャップは力のかかり具合によっては簡単に破損してしまうのだが、今日開けたワインも蝋封の上部がごっそりと欠けてしまっていた。このワインはリリース直後の2007年に購入し、寝かせておいたもの。購入価格は5,000円を切っていたのだが、今ではこのワインもずいぶん高くなってしまった。コタのサンセールは若いうちに飲んでも美味しいが、熟成させると格別だ。色調は少し緑がかった薄いレモン色で、まだまだ若々しい感じ。メロン、パイナップル、シトラスの香り。アルコール度数表示は13.5%で、凝縮感のある果実味と酸・ミネラルのバランスが素晴らしい。今が飲み頃だが後10年くらいは余裕で楽しめそうだ。蝋キャップの上部がごっそりと欠けてしまい、コルクが剥き出しになっていた。コルクは45mmと短めだが良質。状態は良好。
2025年02月01日
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