日本の厚生労働省は「ワクチンの3回目接種で重症化や発症を予防する効果が高まると報告されている」と宣伝しているようだが、「ワクチン」の「フル接種」、つまり1回か2回でCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)の流行は治るとされていたはず。少なからぬ人は「話が違う」と思っているはずで、そうした不満を回避するための屁理屈にしか思えない。詐欺師やカルトが使いそうな言い訳だ。
FDA(食品医薬品局)の「ワクチン研究評価室」で室長を務めていたマリオン・グルーバーや生物学的製剤評価研究センターの副センター長だったフィリップ・クラウスは ジョー・バイデン政権が「ワクチン」を強制接種しようとしていることに反発、辞表を提出 した。
このふたりも執筆者に名を連ねている報告がイギリスの医学誌 「ランセット」の9月13日号 に掲載されたが、その中で、「COVID-19ワクチン」の追加接種(ブースター)を慌てて頻繁に実施することは危険だと指摘されている。
「mRNAワクチン」を利用したBioNTech/ファイザーの製品とモデルナの製品は「心筋炎」を、またアデノウイルスをベクター(遺伝子の運び屋)に利用したジョンソン・アンド・ジョンソンやオックスフォード/アストラゼネカの製品はギラン・バレー症候群(根神経炎の一種)を引き起こす恐れがあるとしている。ちなみに、日本の厚労省が接種を勧めているのは年少者に心筋炎や心膜炎を引き起こすファイザーやモデルナの製品だ。
昨年10月、アメリカの国土安全保障省はアメリカへ国境を超えて入ってくるカナダのトラック運転手に対し、「COVID-19ワクチン」を「フル接種」することを義務付けた。その猶予期間は1月22日まで。その規則変更に合わせ、カナダの公衆衛生局は11月、トラックの運転手らに対し、1月15日以降は「COVID-19ワクチン」を「フル接種」していなければならないと発表する。
こうした方針に納得できないトラックの運転手はトラックでカナダの首都オタワに集結、「フリーダム・コンボイ(自由の車列)」と呼ばれるようになる。短期間に深刻な副作用が顕在化、死亡者数は20万人強から200万人強とも推測されている。中長期的にはどのような影響が出てくるか誰にもわからない。そうした危険な薬物を体内に注入したくないと思うのは当然だ。
ところが、こうしたトラック運転手はカナダの政府や自治体から激しい攻撃を受けることになる。オタワ市長は非常事態を宣言、警察や情報機関は電子的な監視を強化しているという。ジャスティン・トルードー首相は軍隊を投入する意向だとされたが、反発が強かったようで、「現段階では」投入しないとしている。話し合いも拒否している。議論になったらトルードーは勝てない。